JP2003115702A - 非可逆回路素子及び通信装置 - Google Patents

非可逆回路素子及び通信装置

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JP2003115702A
JP2003115702A JP2001309113A JP2001309113A JP2003115702A JP 2003115702 A JP2003115702 A JP 2003115702A JP 2001309113 A JP2001309113 A JP 2001309113A JP 2001309113 A JP2001309113 A JP 2001309113A JP 2003115702 A JP2003115702 A JP 2003115702A
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ferrite
main surface
center
electrode
capacitor element
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Takashi Kawanami
崇 川浪
Takashi Hasegawa
長谷川  隆
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/32Non-reciprocal transmission devices
    • H01P1/38Circulators
    • H01P1/383Junction circulators, e.g. Y-circulators
    • H01P1/387Strip line circulators

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  • Non-Reversible Transmitting Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型かつ信頼性の高い非可逆回路素子及び通
信装置を提供する。 【解決手段】 非可逆回路素子は、概略、金属製下側ケ
ースと樹脂製端子ケース3とフェライト30と中心導体
20と金属製上側ケースと永久磁石と整合用コンデンサ
素子C1等からなる。中心導体20は、アース電極24
から延在する二本のラインからなる中心電極22等から
なる。整合用コンデンサ素子C1の上面の高さがフェラ
イト30の上面30aの高さより低く、かつ、フェライ
ト30の側面30cに配設されている中心電極22にお
いて、中心電極22のエッジ22aがエッジ22cより
も整合用コンデンサ素子C1のコンデンサ電極27に接
近しており、かつ、フェライト30の高さ方向に対して
垂直な方向において、中心電極22のエッジ22aは下
面30b側の方が、上面30a側よりも整合用コンデン
サ素子C1のコンデンサ電極27から離れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ波帯で採
用される、例えばアイソレータ、サーキュレータ等の非
可逆回路素子及び通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、携帯電話等の移動用の通信装
置に採用される集中定数型アイソレータとして、特開平
11−97908号公報に記載のものが知られている。
図17に示すように、このアイソレータ200は、概
略、樹脂製端子ケース203と金属製下側ケース208
と金属製上側ケース204とを備え、これらの内部には
永久磁石209や中心電極組立体213や整合用コンデ
ンサ素子Cや抵抗素子Rが収容されている。中心電極組
立体213は、中心電極221〜223及びアース電極
224からなる中心導体220と、フェライト230で
構成されている。
【0003】樹脂製端子ケース203内に形成された整
合用コンデンサ素子Cを収容するための窓部203bと
中心電極組立体213を収容するための挿通穴203a
は、接近した位置に形成されている。挿通穴203aの
側面と窓部203bの側面は、溝部203cで連通され
ている。
【0004】また、図18に示すように、中心導体22
0は、中心電極221〜223とアース電極224が一
体となっている。中心電極221〜223はそれぞれ二
つの平行なラインからなる。このラインは略直線状のま
まアース電極224と接続している。
【0005】図17に示すように、中心電極組立体21
3は、フェライト230に中心導体220を巻いて得ら
れる。つまり、フェライト230をアース電極224上
に配置し、中心電極221〜223を、図19に示すよ
うに、フェライト230の底面に対して略垂直に折り曲
げる。さらに、中心電極221〜223をフェライト2
30の表面に沿って順に折り曲げ、フェライト230の
上面に絶縁シートを介在させながら中心電極221〜2
23を載置して得る。
【0006】中心電極組立体213や整合用コンデンサ
素子C等は、樹脂製端子ケース203内に収容される。
このとき、樹脂製端子ケース203の挿通穴203aと
窓部203bは溝部203cで連通されているので、フ
ェライト230の側面に配置された中心電極222は、
整合用コンデンサ素子Cの上面全体に形成されたホット
側のコンデンサ電極に接近した位置になる。図示はしな
いが、中心電極221と整合用コンデンサ素子Cも同様
に、接近した位置関係になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、移動用の通
信装置は、小型化が求められており、通信装置に採用さ
れるアイソレータ200も小型化が求められている。こ
れに伴い、中心電極組立体213と整合用コンデンサ素
子Cのコンデンサ電極の間の距離は近くなってきてい
る。しかし、中心電極組立体213と整合用コンデンサ
素子Cの距離が接近すると、中心電極組立体213や整
合用コンデンサ素子Cの位置ずれにより、整合用コンデ
ンサ素子Cのコンデンサ電極と中心電極222のエッジ
222aが接触したり、整合用コンデンサ素子Cのコン
デンサ電極に付着したはんだボールが中心電極222の
エッジ222aに接触したりしてショート不良が生じて
しまうことがあった。
【0008】そこで、本発明の目的は、小型かつ信頼性
の高い非可逆回路素子及び通信装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】前記目的を達成
するため、本発明に係る非可逆回路素子は、(a)永久
磁石と、(b)前記永久磁石により直流磁界が印加され
る、第1主面と前記第1主面に対向する第2主面と前記
第1主面及び前記第2主面に略直交する側面とを有する
フェライトと、(c)前記フェライトの第2主面に配置
されたアース電極と、前記アース電極から延在し前記フ
ェライトの側面を介して前記フェライトの第1主面に互
いに所定の交差角度で配置されている複数の中心電極と
を有した中心導体と、(d)前記フェライトと前記中心
導体とからなる中心電極組立体に隣接して配置され、前
記中心電極に電気的に接続されている整合用コンデンサ
素子と、(e)前記永久磁石と前記中心電極組立体を収
容する金属ケースとを備え、(f)前記整合用コンデン
サ素子の上面の高さが前記フェライトの第1主面の高さ
より低く、かつ、少なくとも一つの前記中心電極の一方
のエッジが、前記フェライトの側面において、他方のエ
ッジよりも前記整合用コンデンサ素子の電極に接近して
おり、該中心電極の一方のエッジの前記第2主面側の部
分が、前記フェライトの高さ方向に対して垂直な方向に
おいて、前記第1主面側の部分よりも前記整合用コンデ
ンサ素子の電極から離れていること、を特徴とする。
【0010】また、本発明に係る非可逆回路素子は、
(g)永久磁石と、(h)前記永久磁石により直流磁界
が印加される、第1主面と前記第1主面に対向する第2
主面と前記第1主面及び前記第2主面に略直交する側面
とを有するフェライトと、(i)前記フェライトの第2
主面に配置されたアース電極と、前記アース電極から延
在し前記フェライトの側面を介して前記フェライトの第
1主面に互いに所定の交差角度で配置されている複数の
中心電極とを有した中心導体と、(j)前記フェライト
と前記中心導体とからなる中心電極組立体に隣接して配
置され、前記中心電極に電気的に接続されている整合用
コンデンサ素子と、(k)前記永久磁石と前記中心電極
組立体を収容する金属ケースとを備え、(l)前記整合
用コンデンサ素子の上面の高さが前記フェライトの第1
主面の高さより低く、かつ、少なくとも一つの前記中心
電極の一方のエッジが、前記フェライトの側面におい
て、他方のエッジよりも前記整合用コンデンサ素子の電
極に接近しており、該中心電極の一方のエッジの前記第
1主面側と第2主面側の間の中央部分が、前記フェライ
トの高さ方向に対して垂直な方向において、前記第1主
面側の部分及び前記第2主面側の部分のいずれの部分よ
りも前記整合用コンデンサ素子のホット側コンデンサ電
極から離れていること、を特徴とする。中心電極がそれ
ぞれ、フェライトの側面において複数のラインに分岐
し、該分岐したラインがフェライトの第1主面に配置さ
れていてもよい。
【0011】以上の構成により、フェライトの第1主面
に配設された複数の中心電極は相互の交差角度を変えな
くてすむため、非可逆回路素子の電気特性は殆ど劣化し
ない。一方、フェライトの側面に配置されている中心電
極は、整合用コンデンサ素子が配置されている側、つま
り、フェライトの第2主面側の部分の電極幅を狭くして
テーパ形状にしたり、フェライトの第1主面側と第2主
面側の間の中央部分をV字形状にしたりなどして、従来
より、整合用コンデンサ素子の電極から遠ざかることに
なる。従って、フェライトの側面に配置された中心電極
と整合用コンデンサ素子の電極が電気的に接続しにくく
なる。
【0012】また、フェライトの側面に配置されている
中心電極の部分の形状が左右対称であることが好まし
い。これにより、中心電極に加えた曲げ応力は、中心電
極の幅方向において、均等に加わるので、中心電極は、
フェライトの側面を介して第1主面に正確に配置され
る。
【0013】また、中心電極組立体と整合用コンデンサ
素子を収容するための凹部を有する樹脂製端子ケースを
さらに備え、フェライトの側面に配置された中心電極
は、第2主面側の部分が第1主面側の部分よりも幅が狭
いテーパ形状であり、かつ、樹脂製端子ケースの凹部の
側壁に中心電極のテーパ形状に合わせた溝部を設けてい
ることが好ましい。これにより、フェライトと中心導体
を樹脂製端子ケースの凹部に挿入するときの作業性が向
上する。
【0014】また、本発明に係る通信装置は、上述の非
可逆回路素子を備えることにより、小型かつ信頼性の高
い通信装置が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る非可逆回路
素子及び通信装置の実施の形態について添付の図面を参
照して説明する。なお、各実施形態において、同一部品
及び同一部分には同じ符号を付し、重複した説明は省略
する。
【0016】[第1実施形態、図1〜図6]本発明に係
る非可逆回路素子の一実施形態の分解斜視図を図1に示
す。図1に示すように、集中定数型アイソレータ1は、
概略、金属製下側ケース8と、樹脂製端子ケース3と、
中心電極組立体13と、金属製上側ケース4と、永久磁
石9と、抵抗素子Rと、整合用コンデンサ素子C1〜C
3等を備えている。
【0017】金属製上側ケース4は、平面視矩形状であ
り、上壁4aと四つの側壁4bを有している。また、金
属製下側ケース8は、底壁8aと左右の側壁8bを有し
ている。金属製上側ケース4及び金属製下側ケース8
は、鉄を主成分とする材料からなる薄板を打ち抜き、曲
げ加工をした後、銅めっきや銀めっきを施して得る。
【0018】中心電極組立体13は、円形状のマイクロ
波フェライト30と中心導体20等からなる。図2に示
すように、中心導体20は、円形状のアース電極24と
アース電極24から放射線状に延在している中心電極2
1〜23からなり、それぞれの中心電極21〜23の終
端はポート部P1〜P3とされる。中心電極21〜23
は、二つのラインで構成されている。中心電極21,2
2の中心電極23側のエッジはそれぞれエッジ21a,
22aとされる。中心電極21,22のアース電極24
側は、一方のラインが他方のラインに近寄るようにコー
ナ部21b,22bを有している。この中心電極21,
22のエッジ21a,22aは、後述するように、整合
用コンデンサ素子C1,C2のホット側のコンデンサ電
極27に接近する。中心導体20は、金属薄板を打ち抜
き加工又はエッチング加工することによって一体的に形
成されたものである。
【0019】中心電極組立体13は、例えば、以下の手
順で組み立てられる。アース電極24の上にフェライト
30を載置する。そして、中心電極21をフェライト3
0の上面30aに巻き、その上から絶縁シート(図示せ
ず)を載置する。さらに、中心電極22、絶縁シート、
中心電極23、絶縁シートを順に重ね合わせてフェライ
ト30に巻く。絶縁シートは、中心電極21〜23同士
の短絡を防止するために、中心電極21〜23の間に積
層する。
【0020】こうして、図1に示す中心電極組立体13
が得られる。中心電極組立体13は、フェライト30の
上面30aに中心電極21〜23が略120度毎に交差
するように配置されている。これらの中心電極21〜2
3は各々の一端側のポート部P1〜P3を水平に導出し
ている。また、中心電極21,22のそれぞれの一方の
ラインが有しているコーナ部21b,22bはフェライ
ト30の側面30cに位置している。
【0021】樹脂製端子ケース3は、底壁3aと、四つ
の側壁3bを有している。この底壁3aの中央部には略
円形状の挿通穴3cが形成され、その挿通穴3cの周囲
には整合用コンデンサ素子C1〜C3を収容するための
矩形状の窓部3dと抵抗素子Rを収容するための矩形状
の窓部3eが形成されている。アイソレータ1の小型化
のため、窓部3dは挿通穴3cに接近した位置に形成さ
れ、挿通穴3cの側面と窓部3dの側面は、溝部3fで
連通されている。また、樹脂製端子ケース3の底壁3a
の下側には、金属製下側ケース8の底壁8aと填め合う
切り欠き部3gが形成されている。
【0022】樹脂製端子ケース3には、表面実装用入力
端子14、表面実装用出力端子15及び表面実装用アー
ス端子16が形成されている。表面実装用入力端子14
は一端が側壁3bの外側面に露出し、他端が底壁3aの
内側面に露出して入力引出電極14aを形成している
(図3参照)。表面実装用出力端子15は一端が側壁3
bの外側面に露出し、他端が底壁3aの内側面に露出し
て出力引出電極15aを形成している。表面実装用アー
ス端子16は、樹脂製端子ケース3の底壁3aに一体的
に形成されているアース電極板17(図4参照)から延
在したものであり、側壁3bからそれぞれ外方向へ二つ
づつ導出している。そして、アース電極板17は、円形
状の挿通穴3c及び矩形状の窓部3dから露出し、アー
ス引出電極16aとされる。アース電極板17は表面実
装用アース端子16と一体的に形成されているため、ア
ース電極板17のアース電位を低くできる。従って、ア
イソレータ1の動作に寄与しない浮遊インダクタンスを
抑えることができ、アイソレータ1の高周波特性を広帯
域にできる。
【0023】樹脂製端子ケース3の端子14〜16やア
ース電極板17や電極14a,15a,16aは同じ材
料及びめっきで形成されている。端子14〜16やアー
ス電極板17や電極14a,15a,16aを同じ材料
等にすることにより、長尺状のリードフレームを利用し
てインサートモールド法による製造の自動化及び製造時
の取り扱いを容易にすることができる。つまり、リード
フレームに一体部品となった端子14〜16やアース電
極板17や電極14a,15a,16aにインサートモ
ールド法にて樹脂製端子ケース3を形成し、リードフレ
ームのフープ部から切り離すことで個々の樹脂製端子ケ
ース3を得ることができるので、樹脂製端子ケース3を
安価に量産することができ、かつ、端子14〜16やア
ース電極板17や電極14a,15a,16aを樹脂製
端子ケース3に堅固に固定することができる。また、端
子14〜16やアース電極板17や電極14a,15
a,16aが一つの部品で得ることができるので、アイ
ソレータ1を安価にすることができる。
【0024】樹脂製端子ケース3の材料としては、例え
ば、液晶ポリマー、ポリフェニレンサルファイド、ある
いは、ポリエーテル・エーテル・ケトンが使用される。
これらの材料は、耐熱性があり、かつ、アイソレータ1
が使用されるマイクロ波帯(UHF帯〜SHF帯)にお
いて低損失材料だからである。
【0025】また、端子14〜16やアース電極板17
や電極14a,15a,16aの材料としては、加工が
し易く、安価である鉄や黄銅やりん青銅が採用される。
また、鉄等の磁性体材料を採用したときは、磁気回路の
磁気抵抗を小さくすることができるので、金属製上側ケ
ース4や金属製下側ケース8の厚みや永久磁石9の厚み
を薄くすることができ、アイソレータ1を小型化するこ
とができる。
【0026】端子14〜16やアース電極板17や電極
14a,15a,16aには、銅下地めっき(代表めっ
き厚み:0.1〜1μm)を施し、その表面に銀めっき
(代表めっき厚み:1〜10μm)を施している。銀め
っきは、導電率が高く、アイソレータ1の挿入損失を小
さくする作用効果を有するとともに、防錆の作用効果や
はんだ濡れ性が向上する作用効果も有する。また、銅め
っきは、銀めっきと母材との固着強度を強くする作用効
果を有する。アイソレータ1の作動する高周波電流は、
表皮効果により端子14〜16やアース電極板17等の
表面部を集中して流れるので、銀めっきの膜厚は通過帯
域(マクロ波帯)の中心周波数での表皮深さを考慮して
設定される。第1実施形態では、銅下地めっきの膜厚を
約1μm、銀めっきの膜厚を約3μmに設定した。な
お、銅下地めっきの代わりにニッケルめっき等でもよ
い。
【0027】整合用コンデンサ素子C1〜C3は、上面
全体にホット側のコンデンサ電極27を、下面全体にコ
ールド側のコンデンサ電極28を配設している(図4参
照)。整合用コンデンサ素子C1〜C3の厚みは、フェ
ライト30の厚み(上面30aから下面30bまで)よ
り薄く設定される。
【0028】抵抗素子Rは、絶縁性基板の両端部に厚膜
印刷等でアース側端子電極及びホット側端子電極を形成
し、その間に抵抗体を配設している。
【0029】以上の構成部品は、以下のようにして組み
立てられる。金属製下側ケース8の底壁8aと樹脂製端
子ケース3の切り欠き部3gを填め合わせて、金属製下
側ケース8は、アース電極板17を介して表面実装用ア
ース端子16と電気的に接続する。
【0030】そして、図3に示すように、整合用コンデ
ンサ素子C1〜C3や抵抗素子Rを樹脂製端子ケース3
の窓部3d,3eに収容し、中心電極組立体13を樹脂
製端子ケース3の挿通穴3cに収容する。フェライト3
0の下面30bに配置されたアース電極24は、樹脂製
端子ケース3の底壁3aに形成された挿通穴3cを通し
て、アース引出電極16aに接続され、接地される。
【0031】このとき、抵抗素子Rのホット側端子電極
は、中心電極23の端部であるポート部P3を介して、
整合用コンデンサ素子C3のホット側のコンデンサ電極
27に接続され、抵抗素子Rのアース側端子電極は、樹
脂製端子ケース3の窓部3dに露出しているアース電極
板17のアース引出電極16aに接続される。整合用コ
ンデンサ素子C1〜C3のホット側のコンデンサ電極2
7はポート部P1〜P3にそれぞれ接続される。コール
ド側のコンデンサ電極28はアース電極板17のアース
引出電極16aにそれぞれ接続される。つまり、アース
引出電極16aは表面実装用アース端子16と電気的に
接続しているので、整合用コンデンサ素子C3と抵抗素
子Rとは、中心電極23のポート部P3と表面実装用ア
ース端子16との間に電気的に並列に接続される(図6
参照)。なお、ホット側のコンデンサ電極27やアース
引出電極16aや底壁8aの接続等は、はんだリフロー
等の方法で行われる。
【0032】また、図4に示すように、中心電極22
は、整合用コンデンサ素子C1のコンデンサ電極27を
避けるように配置されている。言い換えると、整合用コ
ンデンサ素子C1の上面の高さがフェライト30の上面
30aの高さより低く、かつ、フェライト30の側面3
0cに配設されている中心電極22において、中心電極
22の一方のエッジ22aが他方のエッジ22cよりも
整合用コンデンサ素子C1のコンデンサ電極27に接近
している。さらに、フェライト30の高さ方向に対して
垂直な方向において、中心電極22のエッジ22aは、
下面30b側が、上面30a側よりも整合用コンデンサ
素子C1のコンデンサ電極27から離れている。
【0033】従って、中心電極22と整合用コンデンサ
素子C1のホット側のコンデンサ電極27との距離は、
図19に示す従来のアイソレータ200の中心電極22
2と整合用コンデンサ素子Cのコンデンサ電極との距離
に比べて大きくなり、中心電極組立体13や整合用コン
デンサ素子C1の位置ずれがあったり、ホット側のコン
デンサ電極27にはんだボールが付着したりしても、従
来のアイソレータ200に比べて、中心電極22と整合
用コンデンサ素子C1のコンデンサ電極27は短絡しに
くい。従って、電気的安定性を向上させることができ
る。中心電極21と整合用コンデンサ素子C2も同様で
ある。
【0034】さらに、その上から金属製上側ケース4を
装着する。金属製上側ケース4の上壁4aの下側には永
久磁石9が配置されている。永久磁石9は中心電極組立
体13のフェライト30に直流磁界を印加する。金属製
下側ケース8の側壁8bと金属製上側ケース4の側壁4
bは、はんだリフロー等の方法で電気的に接続して金属
ケースをなし、磁気回路を構成しており、ヨークとして
も機能している。また、金属製下側ケース8はアース引
出電極16aと広面積にはんだ接合されているので、ケ
ース4,8のアース電位を低くすることができ、他の電
子部品(例えば、アイソレータ1を搭載した通信装置の
他の電子部品)に悪影響を与える高周波電磁場の漏洩を
防ぐことができる。
【0035】こうして、図5に示すアイソレータ1が得
られる。図6は図5に示すアイソレータ1の電気等価回
路図である。
【0036】なお、上述のアイソレータ1のアース電極
板17は、樹脂製端子ケース3に形成された円形状の挿
通穴3cから露出し、アース引出電極16aとされると
して説明したが、これに限定されるものではなく、アー
ス電極板17に挿通穴3cと同じ孔を形成したものであ
ってもよい。この場合、樹脂製端子ケース3の挿通穴3
cからは金属製下側ケース8の底壁8aが見える。そし
て、中心電極組立体13のアース電極24を直接に底壁
8aに接合する。これにより、アース電極板17の分だ
けアイソレータ1の厚み寸法を低背化(小型化)するこ
とができる。
【0037】[第2実施形態、図7及び図8]第2実施
形態では、前記第1実施形態の中心導体20の変形例を
示す。図7に示すように、中心導体20aの中心電極2
1,22は、中心電極23側のラインがアース電極24
付近で略直角のコーナ部21b,22bを有し、他方の
ラインにそれぞれ統合し、一つのラインとなってアース
電極24と接続している。
【0038】図8に示すように、中心電極組立体13a
は、中心導体20aの中心電極21〜23を折り曲げて
得る。このとき、中心電極21,22のコーナ部21
b,22bとアース電極24の距離は整合用コンデンサ
素子C1,C2の厚み寸法より大きく設定することが好
ましい。
【0039】以上の中心電極組立体13aを備えたアイ
ソレータ1は、前記第1実施形態のアイソレータ1と同
様の作用効果を奏する。
【0040】[第3実施形態、図9及び図10]第3実
施形態では、前記第1実施形態の中心導体20の別の変
形例を示す。図9に示すように、中心導体20bの中心
電極21,22は、中心電極23側のラインと他方のラ
インがアース電極24付近でコーナ部21b,22bを
有してアース電極24と接続している。中心電極23の
ラインは略平行の状態でアース電極24と接続してい
る。言い換えると、フェライト30の側面30cに配置
される中心電極21〜23の部分の形状が左右対称であ
る。図10に示すように、中心電極組立体13bは、中
心導体20bの中心電極21〜23を曲げて、フェライ
ト30の上面30aに中心電極21〜23を配置して得
る。
【0041】以上の中心電極組立体13bを備えたアイ
ソレータ1は、前記第1実施形態と同様の作用効果を奏
する。さらに、中心電極21〜23をフェライト30の
上面30aに配置するために加えた曲げ応力は、中心電
極21〜23の幅方向において、均等に加わるので、中
心電極21〜23は、フェライト30の下面30bから
側面30cを介して上面30aに正確に配置することが
できる。
【0042】[第4実施形態、図11〜図14]第4実
施形態では、前記第3実施形態で示した中心導体20b
及び前記第1実施形態で示した樹脂製端子ケース3の溝
部3fの変形例を示す。
【0043】図11に示すように、中心導体20cの中
心電極21〜23は、対向する二つのラインのエッジ2
1a,21c、エッジ22a,22c及びエッジ23
a,23cがアース電極24付近でコーナ部を有して統
合して、逆三角形状aとなってアース電極24と接合し
ている。特に、フェライト30の側面30cに配置され
た中心電極21,22において、フェライト30の上面
30a側より下面30b側の中心電極21,22の幅が
狭いテーパ形状である。また、フェライト30の上面3
0a及び側面30cに配置される中心電極21〜23の
部分は、左右対称の形状を有している。図12は、中心
導体20cをフェライト30に巻いて得た中心電極組立
体13cである。
【0044】また、図13及び図14に示すように、樹
脂製端子ケース3の溝部3fの形状が、中心電極21〜
23の三角形状a(テーパ形状)に合わせた溝形状を有
している。図示はしないが中心電極21側も同様であ
る。
【0045】以上の中心電極組立体13c及び樹脂製端
子ケース3を備えたアイソレータ1は、前記第1実施形
態〜前記第3実施形態と同様の作用効果を奏する。さら
に、中心電極組立体13cを樹脂製端子ケース3に設置
するとき、フェライト30の側面30cに配置された中
心電極21〜23は溝部3fにスムーズに収まるので、
中心電極組立体13を樹脂製端子ケース3に載置する作
業性が向上する。
【0046】また、図14に示すように、フェライト3
0の側面30cに配置された中心電極22と整合用コン
デンサ素子C1のコンデンサ電極27との間にテーパ形
状の溝部3fを形成するためのストッパー部3hを形成
することができる。これにより、整合用コンデンサ素子
C1の位置ずれがあっても、ストッパー部3hによっ
て、中心電極22と整合用コンデンサ素子C1の所定の
隙間を確保することができ、ショート防止がより確実に
することができる。また、中心電極組立体13cの位置
ずれを防止することができる。
【0047】[第5実施形態、図15]第5実施形態で
は、前記第1実施形態の中心導体20の別の変形例を示
す。図15に示すように、中心導体20dの中心電極2
2は、整合用コンデンサ素子C1のホット側のコンデン
サ電極27を避けるように配置されている。言い換える
と、フェライト30の側面30cに配置された中心電極
22のエッジ22aは、上面30a側と下面30b側の
間の中央部分にV字形状のコーナ部22bを有してい
る。そして、フェライト30の高さ方向に対して垂直な
方向において、フェライト30の側面30cに配置され
た中心電極22のエッジ22aは、V字形状のコーナ部
22bが、上面30a側及び下面30b側よりも整合用
コンデンサ素子C1のホット側のコンデンサ電極27か
ら離れている。なお、フェライト30の側面30cに配
置される中心電極22の部分の形状を左右対称にした
り、フェライト30の側面30cにおいて複数のライン
に分岐したり、フェライト30の側面30cにおいて中
心電極22を下面30b側の部分が上面30a側の部分
よりも幅が狭いテーパ形状にしてもよい。中心電極21
も同様であることは言うまでもない。
【0048】以上の中心電極組立体13dを備えたアイ
ソレータ1は、前記第1実施形態と同様の作用効果を奏
する。
【0049】[第6実施形態、図16]第6実施形態
は、本発明に係る通信装置として、携帯電話を例にして
説明する。
【0050】図16は携帯電話120のRF部分の電気
回路ブロック図である。図16において、122はアン
テナ素子、123はデュプレクサ、131は送信側アイ
ソレータ、132は送信側増幅器、133は送信側段間
用帯域通過フィルタ、134は送信側ミキサ、135は
受信側増幅器、136は受信側段間用帯域通過フィル
タ、137は受信側ミキサ、138は電圧制御発振器
(VCO)、139はローカル用帯域通過フィルタであ
る。
【0051】ここに、送信側アイソレータ131とし
て、前記第1実施形態〜第5実施形態の集中定数型アイ
ソレータ1を使用することができる。このアイソレータ
1を実装することにより、小型で高信頼性を有する携帯
電話を実現することができる。
【0052】[他の実施形態]本発明は、前記実施形態
に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種
々の構成に変更することができる。例えば、前記第1実
施形態〜第5実施形態で示したアイソレータ1は3ポー
トタイプのものとして説明したが、これに限定されるも
のではなく、2ポートタイプのアイソレータであっても
よい。アイソレータ1の構成部品である金属製上側ケー
ス4、金属製下側ケース8、樹脂製端子ケース3等の細
部の構造は任意である。前記第1実施形態〜第5実施形
態で示したアイソレータ1のそれぞれの中心電極21〜
23の交差角は略120度として説明したが、これに限
定されるものではない。3ポートタイプのアイソレータ
の場合には、例えば、90〜150度の範囲で設定され
る。2ポートタイプのアイソレータの場合には、例え
ば、60〜120度(代表交差角度は略90度)の範囲
で設定される。さらに、金属ケースは金属製上側ケース
4及び金属製下側ケース8の二つからなるとして説明し
たが、これに限定されるものではなく、三つ以上に分割
されていてもよい。また、フェライト30は円板形状に
限定されるものではなく、直方体や六角形等の他の形状
でもよい。また、永久磁石9の形状は、円形状の他に、
例えば、矩形状や、角が丸い三角形状等であってもよ
い。
【0053】また、前記第1実施形態〜第5実施形態で
示したアイソレータ1において、図6に示した端子1
4、端子15及び端子16の他に、新たにポート部P3
と電気的に接続した端子(図示せず)を設け、かつ、抵
抗素子Rを省略することにより、サーキュレータとして
もよい。また、アイソレータやサーキュレータの他に、
各種非可逆回路素子にも本発明を適用することができ
る。
【0054】また、前記第1実施形態〜第5実施形態で
は、中心電極21〜23のラインが二つとして説明した
が、これに限定されるものではなく、中心電極21〜2
3のラインの数が一つや三つ以上であってもよい。中心
電極21,22,23のラインの数は同数である必要は
なく、それぞれ異なっていてもよい。
【0055】また、前記第6実施形態では、通信装置と
して携帯電話を例にして説明したが、これに限定される
ものではなく、他の通信装置にも適用することができ
る。
【0056】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、フェライトの側面に配置されている中心電極
は、整合用コンデンサ素子が配置されている側、つま
り、フェライトの第2主面側の部分の電極幅を狭くして
テーパ形状にしたり、フェライトの第1主面側と第2主
面側の間の中央部分をV字形状にしたりなどして、従来
より、整合用コンデンサ素子の電極から遠ざかることに
なる。従って、フェライトの側面に配置された中心電極
と整合用コンデンサ素子の電極を電気的に接触しにくく
することができ、信頼性の高い非可逆回路素子及び通信
装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る非可逆回路素子の第1実施形態を
示す分解斜視図。
【図2】図1に示した中心導体の展開図。
【図3】図1に示した非可逆回路素子の内部平面図。
【図4】図3に示した非可逆回路素子の垂直断面図。
【図5】図1に示した非可逆回路素子の組み立て完成後
の外観斜視図。
【図6】図5に示した非可逆回路素子の電気等価回路
図。
【図7】本発明に係る非可逆回路素子の第2実施形態を
示す中心導体の展開図。
【図8】図7に示した中心導体を用いた中心電極組立体
の外観斜視図。
【図9】本発明に係る非可逆回路素子の第3実施形態を
示す中心導体の展開図。
【図10】図9に示した中心導体を用いた中心電極組立
体の外観斜視図。
【図11】本発明に係る非可逆回路素子の第4実施形態
を示す中心導体の展開図。
【図12】図11に示した中心導体を用いた中心電極組
立体の外観斜視図。
【図13】図12に示した中心電極組立体を組み込んだ
非可逆回路素子の垂直断面図。
【図14】図13に示した非可逆回路素子の別の垂直断
面図。
【図15】本発明に係る非可逆回路素子の第5実施形態
を示す垂直断面図。
【図16】本発明に係る通信装置の電気回路ブロック
図。
【図17】従来の非可逆回路素子の分解斜視図。
【図18】図17に示した中心導体の展開図。
【図19】図17に示した非可逆回路素子の垂直断面
図。
【符号の説明】
1…集中定数型アイソレータ(非可逆回路素子) 3…樹脂製端子ケース 3c…挿通穴(中心電極組立体を収容するための凹部) 3d…窓部(整合用コンデンサ素子を収容するための凹
部) 3f…溝部 4…金属製上側ケース(金属ケース) 8…金属製下側ケース(金属ケース) 9…永久磁石 13,13a,13b,13c,13d…中心電極組立
体 20,20a,20b,20c,20d…中心導体 21〜23…中心電極 21a,22a…中心電極の一方のエッジ 21c,22c…中心電極の他方のエッジ 24…アース電極 27…ホット側のコンデンサ電極(整合用コンデンサ素
子の電極) 30…マイクロ波フェライト 30a…フェライトの上面(第1主面) 30b…フェライトの下面(第2主面) 30c…フェライトの側面 120…携帯電話(通信装置) C1〜C3…整合用コンデンサ素子

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石と、 前記永久磁石により直流磁界が印加される、第1主面と
    前記第1主面に対向する第2主面と前記第1主面及び前
    記第2主面に略直交する側面とを有するフェライトと、 前記フェライトの第2主面に配置されたアース電極と、
    前記アース電極から延在し前記フェライトの側面を介し
    て前記フェライトの第1主面に互いに所定の交差角度で
    配置されている複数の中心電極とを有した中心導体と、 前記フェライトと前記中心導体とからなる中心電極組立
    体に隣接して配置され、前記中心電極に電気的に接続さ
    れている整合用コンデンサ素子と、 前記永久磁石と前記中心電極組立体を収容する金属ケー
    スとを備え、 前記整合用コンデンサ素子の上面の高さが前記フェライ
    トの第1主面の高さより低く、かつ、少なくとも一つの
    前記中心電極の一方のエッジが、前記フェライトの側面
    において、他方のエッジよりも前記整合用コンデンサ素
    子の電極に接近しており、該中心電極の一方のエッジの
    前記第2主面側の部分が、前記フェライトの高さ方向に
    対して垂直な方向において、前記第1主面側の部分より
    も前記整合用コンデンサ素子の電極から離れているこ
    と、 を特徴とする非可逆回路素子。
  2. 【請求項2】 永久磁石と、 前記永久磁石により直流磁界が印加される、第1主面と
    前記第1主面に対向する第2主面と前記第1主面及び前
    記第2主面に略直交する側面とを有するフェライトと、 前記フェライトの第2主面に配置されたアース電極と、
    前記アース電極から延在し前記フェライトの側面を介し
    て前記フェライトの第1主面に互いに所定の交差角度で
    配置されている複数の中心電極とを有した中心導体と、 前記フェライトと前記中心導体とからなる中心電極組立
    体に隣接して配置され、前記中心電極に電気的に接続さ
    れている整合用コンデンサ素子と、 前記永久磁石と前記中心電極組立体を収容する金属ケー
    スとを備え、 前記整合用コンデンサ素子の上面の高さが前記フェライ
    トの第1主面の高さより低く、かつ、少なくとも一つの
    前記中心電極の一方のエッジが、前記フェライトの側面
    において、他方のエッジよりも前記整合用コンデンサ素
    子の電極に接近しており、該中心電極の一方のエッジの
    前記第1主面側と第2主面側の間の中央部分が、前記フ
    ェライトの高さ方向に対して垂直な方向において、前記
    第1主面側の部分及び前記第2主面側の部分のいずれの
    部分よりも前記整合用コンデンサ素子のホット側コンデ
    ンサ電極から離れていること、 を特徴とする非可逆回路素子。
  3. 【請求項3】 前記中心電極がそれぞれ、前記フェライ
    トの側面において複数のラインに分岐し、該分岐したラ
    インが前記フェライトの第1主面に配置されていること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の非可逆回路
    素子。
  4. 【請求項4】 前記フェライトの側面に配置されている
    前記中心電極の部分の形状が左右対称であることを特徴
    とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の非可逆回
    路素子。
  5. 【請求項5】 前記中心電極組立体と前記整合用コンデ
    ンサ素子を収容するための凹部を有する樹脂製端子ケー
    スをさらに備え、前記フェライトの側面に配置された前
    記中心電極は、前記第2主面側の部分が前記第1主面側
    の部分よりも幅が狭いテーパ形状であり、かつ、前記樹
    脂製端子ケースの凹部の側壁に前記中心電極のテーパ形
    状に合わせた溝部を設けていることを特徴とする請求項
    1〜請求項4のいずれかに記載の非可逆回路素子。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の
    非可逆回路素子を備えたことを特徴とする通信装置。
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