JP2003114452A - 表示素子及びその製造方法 - Google Patents
表示素子及びその製造方法Info
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Abstract
簡便に形成することができる表示素子を提供する。 【解決手段】 一対の基板1a,1bと、該基板間に介
在する電気泳動粒子1eおよび分散媒1fからなる表示
媒体と、該表示媒体を基板面に対して垂直に分離する隔
壁1gを有する表示素子であって、該隔壁1gは自己形
成化材料の自己形成化からなり、該隔壁1gと該基板1
aで構成された空孔1k内に表示媒体が設けられている
表示素子。自己形成化材料が、ブロック共重合体、ホモ
ポリマー、ポリイオンコンプレックス、有機及び/又は
無機ハイブリッド材料からなる。
Description
製造方法に関するものであり、更に詳しくは、一対の基
板間に介在する表示媒体を、表示画素ごとに基板面に対
して垂直に分離する隔壁を自己形成化材料の自己形成化
によって形成した表示素子、及びその製造方法に関する
ものである。
力且つ薄型の表示素子のニーズが増しており、これらの
ニーズに合わせた表示素子の研究、開発が盛んに行われ
ている。中でも液晶表示素子は、液晶分子の配列を電気
的に制御し液晶の光学的特性を変化させる事ができ、上
記のニーズに対応できる表示素子として活発な開発が行
われ商品化されている。
は、画面を見る時の角度や反射光によって画面上の文字
が見え難いという問題、あるいは、光源のちらつきや低
輝度などから生じる視覚への負担が十分に解決されてい
ない。この為、視覚への負担の少ない表示素子の研究が
盛んに検討されている。
old D.Lees等によって発明された電気泳動表
示素子(米国特許第3612758号)が知られてい
る。図16は、その電気泳動表示素子の構造及びその動
作原理を示す概略図である。図16において、該電気泳
動表示素子は、所定間隙を開けた状態に配置された一対
の基板5a、5bを備えており、各基板には電極5c、
5dがそれぞれ形成されている。また基板間隙には、正
に帯電されると共に着色された多数の電気泳動粒子5
e、及び電気泳動粒子とは別の色で着色された分散媒5
fが充填されている。更に、隔壁5gが該間隙を基板の
面方向に沿って多数の画素に分割するように配置され、
電気泳動粒子の偏在を防止すると共に基板間隙を規定す
るように構成されている。
(a)に示すように、図示下側の電極5cに負極性の電
圧を印加すると共に図示上側の電極5dに正極性の電圧
を印加すると、正に帯電されている電気泳動粒子5eは
下側の電極5cを覆うように集まり、図示A方向から表
示素子を眺めると、分散媒5fと同じ色の表示が行われ
る。反対に図16(b)に示すように、図示下側の電極
5cに正極性の電圧を印加すると共に図示上側の電極5
dに負極性の電圧を印加すると、電気泳動粒子5eは上
側の電極5dを覆うように集まり、図示A方向から表示
素子を眺めると、電気泳動粒子5eと同じ色の表示が行
われる。このような駆動を画素単位で行うことにより、
多数の画素によって任意の画像が表示される。
W.Tang等によって提案された有機EL(エレクト
ロルミネッセンス)素子(“Appl.Phys.Le
tt.”Vol.51,p.913(1987).)が
知られている。
図17において、所定間隙を開けた状態に配置された一
対の基板6a、6bを備えており、基板6aは透明なガ
ラス等である。基板6a上には、ITO等の透明電極か
らなる第1電極6cが設けられている。第1電極6cを
含む基板6a上には、電気絶縁性を有する隔壁6eが、
所定間隔で配列、形成されている。隔壁6eが形成され
ていない第1電極6c上に、少なくとも1層の有機EL
媒体6fの薄膜が形成されている。更に、各有機EL媒
体6f上には第2電極6dが形成されている。隔壁6e
及び有機EL媒体6fが形成されている面側を、基板6
bと接着剤6gを用いて封止されている。有機EL素子
は、第1電極6cと第2電極6d間に電界を印加して、
有機EL媒体6fが発光し、基板6aを通じて表示され
る。
は次のような問題点を抱えていた。より高精細な表示を
行っていくには、電極パターンを高精細にしていく必要
があり、それに合わせて、隔壁も微細にしなければなら
ない。しかしながら、従来のリソグラフィー法で基板上
に微細な隔壁を形成するには、数多くの複雑な工程が必
要となり、簡便に隔壁を形成することができないといっ
た課題があった。
問題点を抱えていた。より高精細な表示を行っていくに
は画素を小さくする必要があり、それに伴って、画素間
の発光色の異なる発光材料が混合しないように、隔壁も
微細に設けなければならない。しかしながら、従来のリ
ソグラフィー法で基板上に微細な隔壁を形成するには、
数多くの複雑な工程が必要となり、簡便に隔壁を形成す
ることができないといった課題があった。
されたものであり、従来のリソグラフィー技術に頼らず
に隔壁を簡便に形成できる表示素子を提供することを目
的とする。また、本発明の目的は、一対の基板間に介在
する表示媒体を基板面に対して垂直に分離する隔壁を自
己形成化材料の自己形成化によって簡便に形成し、高精
細な表示素子を提供することを目的とする。
と、該基板間に介在する表示媒体と、該表示媒体を基板
面に対して垂直に分離する隔壁を有し、該隔壁と該基板
で構成された空孔内に表示媒体が設けられている表示素
子であって、該隔壁は自己形成化材料により形成された
隔壁であることを特徴とする表示素子である。
emble material)とは、これらの分子が
溶液中に分散されているとき、自発的に会合することに
よって固形物質を形成することが可能な材料であり、詳
細は後で述べる。
で構成された空孔がハニカム(honey−comb)
状に配列した構造であって、該空孔の孔径が10〜20
0μm、その高さが0.1〜100μmの範囲であり、
アスペクト比が0.1〜100の範囲であり、空孔間の
間隔が10〜210μmであることを特徴とする表示素
子である。
共重合体、ホモポリマー、ポリイオンコンプレックス、
有機及び/又は無機ハイブリッド材料などからなること
である。また、前記隔壁が導電性を有しており、あるい
は導電性ポリマーによって自己形成された構造体である
ことを特徴としている。
に介在する表示媒体と、該表示媒体を基板面に対して垂
直に分離する隔壁を有する表示素子の製造方法であっ
て、(1)基板上に自己形成化材料により隔壁を形成す
る工程、(2)該隔壁と該基板で構成された空孔内に表
示媒体を充填する工程、(3)該隔壁上を対向する基板
で覆い、基板間を封止する工程、の各工程を有すること
を特徴とする表示素子の製造方法である。
態様を示す断面図であり、表示素子が電気泳動表示素子
を示す。図1(a)において、本発明の電気泳動表示素
子は、第1基板1a上の所望の位置に、自己形成化材料
により形成された隔壁1gが形成されている。空孔1k
は第1基板1aと隔壁1gで構成され、平面的にはハニ
カム状に配列している。その空孔1k内に電気泳動粒子
1eおよび分散媒1fからなる分散液が充填され、第2
基板1bで覆われている。第1基板1aと第2基板1b
は、接着剤1jで封止されている。第1基板1a、及び
第2基板1bには、それぞれ第1電極1c、及び第2電
極1dが形成されており、各電極上にはそれぞれ絶縁層
1h、1iが形成されている。この電気泳動表示素子
は、第2基板1bのある側が表示面である。
電気泳動表示素子を示す。隔壁1gの空孔1k内に、電
気泳動粒子1eと分散媒1fからなる分散液を内包した
マイクロカプセル1lが充填され、第2基板1bで覆わ
れている。第1基板1a、及び第2基板1bには、それ
ぞれ第1電極1c、及び第2電極1dが形成されてお
り、各電極上にはそれぞれ絶縁層1h、1iが形成され
ている。マイクロカプセルを用いる場合、絶縁層1iは
特に無くても良い。
1k内の分散液に対して、各々独立して所望の電界を印
加できる画素電極であり、この画素電極にはスイッチ素
子が設けられており、不図示のマトリクス駆動回路から
行電極ごとに選択信号が印加され、更に各列電極に制御
信号と駆動トランジスタからの出力が印加されて、個々
の空孔1k内の分散液に対して所望の電界を印加するこ
とができる。個々の空孔1k内の分散液は、第1電極1
cにより印加される電界によって制御され、各画素は粒
子の色と分散媒の色を表示する。第2電極1dは、分散
液を全面同一電位で覆うように形成された透明電極であ
る。
乃至図4を用いて説明する。図2において、第1基板1
a上に分散液を制御する為の第1電極1cを、所望の直
径を有する円形状に、かつ平面的にハニカム状にパター
ン形成する。次に、絶縁層1hを形成した後、第1電極
1cの真上の位置に同等の形状でもって親水性部分1m
をパターン形成し、絶縁層1h上に表面エネルギーの異
なるパターンを設ける。(図2(a)参照)基板1a
は、電気泳動表示素子を支持する任意の絶縁部材であ
り、ガラスやプラスチックなどを用いることができる。
ソグラフィー法を用い、第1電極1cの材料には、Al
やITO(Indium Tin Oxide)等を使
用することができる。第1電極1cの形状は円形であ
り、その直径は10〜200μm、好ましくは40〜1
20μmである。
を使用する。例えば、エポキシ樹脂、フッ素樹脂、シリ
コーン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ
アルケン樹脂、ポリアクリルエステル類等を使用するこ
とができる。
1cの真上の位置に同等の形状でもって親水性部分1m
をパターン形成し、絶縁層1h上に表面エネルギーの異
なるパターンを設ける。この場合、親水性部分1mのパ
ターン形成を施さなかった部位が疎水性部分となる。絶
縁層1h上の親水性部分1mは、親水性ポリマーをパタ
ーン形成して得ることができ、親水性ポリマーとして、
ポリビニルアルコール類、ポリアクリルアミド類、多糖
類、ポリアクリル酸類、又はこれらの混合物を使用する
ことができる。親水性部分1mは通常の印刷工程により
パターン形成したり、あるいは、光架橋性や光溶解性等
を導入した前記親水性ポリマーを用いて、フォトリソグ
ラフィー法によってパターン形成しても良い。
た第1基板1a上に、溶液に分散してある自己形成化材
料が自発的に会合し、固形化することにより隔壁1gを
形成する。このように形成された隔壁1gによって形作
られた、空孔1kを平面的にハニカム状に含有する構造
体が得られる。(図2(b)参照)上記隔壁1gを形成
する自己形成化材料としては、ブロック共重合体、ホモ
ポリマー、ポリイオンコンプレックス、有機・無機ハイ
ブリッド材料等が挙げられる。これらの自己形成化材料
とは、溶液中に分散された状態から、基板上に形成され
た特定の部位に自発的に会合して固体状になり、所定の
構造体を形成できる材料を意味する。
イソプレンとポリスチレンからなるブロック共重合体、
ポリイソプレンとポリ(エチレンオキシド)からなるブ
ロック共重合体などが挙げられる。
高分子鎖が硬いロッドユニットと柔らかいコイルユニッ
トから構成されるロッド−コイルブロック共重合体を挙
げることができる。具体的には、ロッド−コイルブロッ
ク共重合体のロッドユニットとして、ポリキノリン、ポ
リキノキサリン、ポリフェニルキノリン、ポリフェニル
キノキサリン、ポリ(p−フェニレン)、ポリ(p−フ
ェニレンビニレン)、ポリピリジン、ポリ(ピリジンビ
ニレン)、ポリ(ナフタレンビニレン)、ポリチオフェ
ン、ポリ(チオフェンビニレン)、ポリピロール、ポリ
アニリン、ポリベンゾイミダゾール、ポリベンゾチアゾ
ール、ポリベンゾオキサゾール、芳香族ポリアミド、芳
香族ポリヒドラジド、芳香族ポリアゾメチン、芳香族ポ
リイミド、芳香族ポリエステル、及びその誘導体などが
挙げられる。
コイルユニットとして、ポリスチレン、ポリ(α−メチ
ルスチレン)、ポリ(エチレンオキシド)、ポリ(プロ
ピレンオキシド)、ポリアクリル酸、ポリメタクリル
酸、ポリ(2−ビニルピリジン)、ポリ(4−ビニルピ
リジン)、ポリウレタン、ポリ(ビニルピロリドン)、
ポリ(メチルメタクリレート)、ポリ(n−ブチルメタ
クリレート)、ポリイソプレン、ポリブタジエン、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリエチレングリコ−ル、
ポリ(ジメチルシロキサン)、ポリスチレンスルホン
酸、ポリスチレンスルホン酸塩、及びその誘導体などが
挙げられる。
ルキノリン、ポリフェニルキノキサリン、ポリ(p−フ
ェニレン)などであり、コイルユニットがポリスチレ
ン、ポリブタジエン、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリエチレングリコ−ル、ポリ(2−ビニルピリジ
ン)、ポリ(4−ビニルピリジン)であるロッド−コイ
ルブロック共重合体が挙げられる。より好ましくは、ポ
リフェニルキノリンとポリスチレンからなるブロック共
重合体(化学式(I)のXが1)、ポリ(p−フェニレ
ン)とポリスチレンからなるブロック共重合体(化学式
(I)のXが0)などが挙げられる。
加して、隔壁1gを形成しても良い。
乳酸、ポリフェニル乳酸、ポリヒドロキシ酪酸、ポリエ
チレンアジペート、ポリブチレンアジペート、ポリカプ
ロラクトン、ポリメチルメタクリレート、ポリブチレン
カーボネート、ポリエチレンカーボネート等が挙げられ
る。ホモポリマーの自己形成化によって隔壁1gを形成
する場合、界面活性剤を添加することが好ましい。添加
する界面活性剤としては、ポリエチレングリコールとポ
リプロピレングリコールとの共重合体、アクリルアミド
ポリマーを主鎖骨格とし、疎水性側鎖にドデシル基、親
水性基にカルボキシル基、又はラクト−ス基を有する両
親媒性ポリマー等を挙げることができる。
9:1〜50:50(重量比)が好ましい。界面活性剤
の割合が1未満の場合、均一なハニカム状の空孔1kが
得られない。一方、界面活性剤の割合が50を超える場
合、隔壁1gの力学的強度が不十分となり、好ましくな
い。
(スチレンスルホン酸)とジメチルジヘキサデシルアン
モニウム塩からなるポリイオンコンプレックス、ポリ
(スチレンスルホン酸)とジメチルジオクタデシルアン
モニウム塩からなるポリイオンコンプレックスなどが挙
げられる。
(ヘキサデシルホスフェート)とテトラ(イソプロピ
ル)オルトチタネートからなるハイブリッド材料、ビス
(テトラデシルホスフェート)とテトラ(イソプロピ
ル)オルトチタネートからなるハイブリッド材料などが
挙げられる。
使って説明する。前述したように表面エネルギーの異な
るパターンを形成した基板上に、自己形成化材料を有機
溶媒に溶解した溶液を高湿度雰囲気下でキャストし、有
機溶媒を徐々に蒸発させることによって隔壁1gが得ら
れる。
発するときにキャスト液の潜熱を奪うので、キャスト液
表面の温度が低下し、微小水滴がキャスト液表面で凝結
する。この水滴は基板上に形成された親水性部分の作用
によって、水と有機溶媒間の表面張力が減少し、キャス
ト液中での微小水滴を安定化する。さらに有機溶媒が蒸
発するに伴って、水滴は親水性部分に最密充填した形で
配列し、最終的に水滴が蒸発した結果、図4に示すよう
に、空孔1kが基板上の親水性部分にハニカム状(ヘキ
サゴナル)に配列した構造体を得ることができる。
面上に表面エネルギーの異なるパターン、即ち、親水性
部分と疎水性部分のパターンを設けることによって、空
孔1kが親水性部分の位置に誘導され、隔壁1gが疎水
性部分の位置で隔壁を形成する。このように、隔壁1g
を基板上に高精度でパターン形成することができる。こ
れによって、従来のフォトリソグラフィーによっては不
可能であった5μm以下の微細な厚みを持った隔壁が精
度良く形成できる。
壁1gは、自己形成化材料の分子量、溶液の濃度、及び
湿度によって制御する。自己形成化材料がポリマーであ
る場合、自己形成化材料の分子量は1000〜2000
000、好ましくは5000〜500000である。自
己形成化材料の分子量が1000未満の場合、隔壁1g
の力学的強度が不十分で好ましくない。一方、自己形成
化材料の分子量が2000000を超えると有機溶媒に
溶解しなくなるので好ましくない。
0.01〜10重量%であり、好ましくは0.05〜5
重量%である。前記溶液濃度が0.01重量%未満であ
ると、隔壁1gの力学的強度が不十分で好ましくない。
一方、溶液濃度が10重量%を超えると、ハニカム状の
空孔1kが得られない。
95%が好ましい。湿度50%未満では、キャスト液表
面への水滴の凝結が不十分となり、均一なハニカム状の
空孔1kを形成することができない。一方、湿度95%
を超える場合は、その雰囲気を維持することが非常に難
しく好ましくない。
る場合、空孔1kは親水性部分1mの大きさに対応する
ものであり、空孔1kの孔径Rが10〜50200μ
m、好ましくは40〜120μmであり、隔壁1gの高
さLが10〜100μm、好ましくは20〜60μmで
あり、アスペクト比が10〜100、好ましくは10〜
60であり、空孔間の間隔R1が10〜210μm、好
ましくは40〜125μmである。
溶解する揮発性の有機溶媒であり、且つ、水との相溶性
の低いものが好ましい。例えば、塩化メチレン、クロロ
ホルム、ベンゼン、トルエン、キシレン、酢酸エチル、
酢酸ブチル、メチルイソブチルケトン、二硫化炭素等が
挙げられ、これらの有機溶媒を単独で使用しても良い
し、あるいは2種類以上を組合せて使用しても良い。
性部分1mをパターン形成した第1基板1aに、自己形
成化材料の自己形成化によって隔壁1gを形成する手法
を記載したが、これに限定されるものではない。即ち、
高精細な表示素子を求めない場合、親水性部分1mをパ
ターン形成していない第1基板1aに対して、空孔1k
がハニカム状に配列した隔壁1gを形成しても良い。こ
のような場合、例えば、直径120μmの円形状の第1
電極1cをパターン形成した第1基板1aに対して、孔
径Rが20〜40μm程度である空孔1kを有する隔壁
1gを形成して、表示素子に用いても良い。
する。第1基板1a上の所望の位置に形成された隔壁1
gの空孔1k内に、電気泳動粒子1eおよび分散媒1f
からなる分散液を充填する。このための方法は特に制限
されないが、インクジェット方式のノズルを使用するこ
とができる。
子の場合、隔壁1gの空孔1k内に、電気泳動粒子1e
と分散媒1fからなる分散液を内包したマイクロカプセ
ル1lを充填する。(図2(C’)参照) 前記分散媒を内包するマイクロカプセル1lは、界面重
合法、in situ重合法、コアセルベーション法等
の既知の方法で得ることができ、カプセルサイズは空孔
1kとほぼ同等のサイズが好ましい。
光を十分に透過させる材料が好ましく、具体的には、尿
素−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン−ホルムアルデヒ
ド樹脂、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアミド、ポ
リエチレン、ポリスチレン、ポリビニルアルコール、ゼ
ラチン、又はこれらの共重合体等を挙げることができ
る。また、マイクロカプセル1lを空孔1kに充填する
方法は特に制限されないが、インクジェット方式のノズ
ルを使用することができる。
により移動可能な有機顔料粒子や無機顔料粒子等を使用
することができる。具体的には、白色粒子であれば、酸
化チタン、酸化アルミニウム、酸化亜鉛、酸化鉛、酸化
スズ等などを用いることができ、黒色粒子としてはカー
ボンブラック、ダイアモンドブラック、アニリンブラッ
ク、マンガンフェライトブラック、コバルトフェライト
ブラック、チタンブラック等を用いることができる。着
色粒子としては、R、G、B、C、M、Y等の色を有す
る顔料粒子を用いることができる。具体的には、カドミ
ウムレッド、キナクリドンレッド、レーキレッド、ブリ
リアントカーミン、マダーレーキ等の赤色顔料、ダイア
モンドグリーンレーキ、フタロシアニングリーン、ピグ
メントグリーンB等の緑色顔料、コバルトブルー、ビク
トリアブルーレーキ、フタロシアニンブルー、ファスト
スカイブルー等の青色顔料、ハンザイエロー、カドミウ
ムイエロー、ファストイエロー、ジスアゾイエロー、チ
タンイエロー、黄色酸化鉄、黄鉛、ハンザイエロー、ジ
スアゾイエロー等の黄色顔料を用いることができる。
(CCR)で被覆することによって、電気泳動粒子1e
として用いても良い。なお、電気泳動粒子1eの大きさ
としては、粒径が0.1〜10μmのものが好ましく用
いられ、更に好ましくは、0.2〜6μmである。ま
た、電気泳動粒子1eの濃度は、1〜30重量%が好ま
しい。
色透明な液体が挙げられるが、例えば、トルエン、キシ
レン、エチルベンゼン、ドデシルベンゼン等の芳香族炭
化水素、ヘキサン、シクロヘキサン、ケロシン、ノルマ
ルパラフィン、イソパラフィンなどの脂肪族炭化水素、
クロロホルム、ジクロロメタン、ペンタクロロエタン、
1、2−ジブロモエタン、1、1、2、2−テトラブロ
モエタン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレ
ン、トリフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン等
のハロゲン化炭化水素、天然又は合成の各種の油等を使
用でき、これらを2種以上で混合して用いても良い。
C、M、Y等の色を有する油溶染料を用いることができ
る。これらの油溶染料として、アゾ染料、アントラキノ
ン染料、キノリン染料、ニトロ染料、ニトロソ染料、ペ
ノリン染料、フタロシアニン染料、金属錯塩染料、ナフ
ール染料、ベンゾキノン染料、シアニン染料、インジゴ
染料、キノイミン染料等の油溶染料が好ましく、これら
を組み合せて使用しても良い。
きる。バリファーストイエロー(1101、1105、
3108、4120)、オイルイエロー(105、10
7、129、3G、GGS)、バリファーストレッド
(1306、1355、2303、3304、330
6、3320)、オイルピンク312、オイルスカーレ
ット308、オイルバイオレット730、バリファース
トブルー(1501、1603、1605、1607、
2606、2610、3405、)、オイルブルー(2
N、BOS、613)、マクロレックスブルーRR、ス
ミプラストグリーンG、オイルグリーン(502、B
G)等であり、油溶染料の濃度は0.1〜3.5重量%
が好ましい。
荷調整剤、分散剤、潤滑剤、安定化剤などを添加するこ
とができる。
eおよび分散媒1fからなる分散液を充填した後、第2
電極1dと絶縁層1iを備えた第2基板1bで覆い、第
1基板1aと第2基板1bを、接着剤1jを用いて封止
する。(図2(d)参照)
子の場合、隔壁1gの空孔1k内に、電気泳動粒子1e
と分散媒1fからなる分散液を内包したマイクロカプセ
ル1lを充填した後、第2電極1dと絶縁層1iを備え
た第2基板1bで覆い、第1基板1aと第2基板1b
を、接着剤1jを用いて封止する。(図3(d’)参
照)
様の材料を使用することができる。第2電極1dの材料
としては、通常ITOや有機導電性膜等の透明電極を使
用する。
色透明な絶縁性樹脂を使用することができる。例えば、
アクリル樹脂、エポキシ樹脂、フッ素樹脂、シリコーン
樹脂、ポリイミド樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリアルケ
ン樹脂等を使用することができる。
られるものであれば、特に限定されるものではないが、
例えば、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系
樹脂、酢酸ビニル系樹脂、フェノール系樹脂、ポリエス
テル系樹脂、ポリブタジエン系樹脂、シリコーン系樹脂
等を一種単独または二種以上の組合せで使用することが
できる。
行う。例えば、負に帯電した白色の電気泳動粒子と青色
に着色した分散媒を用いた場合、白色の電気泳動粒子を
第1電極上に集めた場合は青表示を、第2電極上に集め
た場合は白表示を行うことができる。(図3(e)、図
3(e’)参照)
白色の電気泳動粒子、負に帯電した黒色の電気泳動粒
子、及び無色透明の分散媒を用いた場合、白色の電気泳
動粒子を第2電極上に集めた場合は白表示を、黒色の電
気泳動粒子を第2電極上に集めた場合は黒表示を行うこ
とができる。(図3(f)、図3(f’)参照) 印加電圧は、電気泳動粒子の帯電量、電極間距離などに
よって異なるが、通常は、十から数十V程度が必要であ
る。
己形成化によって、隔壁を基板上に簡便に形成すること
ができるため、高精細な表示素子を簡便に製造すること
ができる。
施態様を示す断面図である。図5(a)において、本発
明の電気泳動表示素子は、第1基板2a上に一対の電極
2c、2dが形成された構成となっており、電極間及び
第2電極2d上には絶縁層2i、2jがそれぞれ形成さ
れている。絶縁層2iは、着色されていても無色透明で
あってもよいが、絶縁層2jは無色透明である。電極と
絶縁層を備えた第1基板2a上の所望の位置に、自己形
成化材料の自己形成化によって隔壁2gが形成されてい
る。空孔2kは第1基板2aと隔壁2gで構成され、ハ
ニカム状に配列している。その空孔2k内には電気泳動
粒子2eおよび分散媒2fからなる分散液が充填され、
第2基板2bで覆われている。第1基板2aと第2基板
2bは、接着剤2hで封止されている。この電気泳動表
示素子は、第2基板2bのある側が表示面である。
電気泳動表示素子を示す。隔壁2gの空孔2k内に、電
気泳動粒子2eと分散媒2fからなる分散液を内包した
マイクロカプセル2lが充填され、第2基板2bで覆わ
れている。第1基板2aと第2基板2bは、接着剤2h
で封止されている。
2k内の分散液に対して、各々独立して所望の電界を印
加できる画素電極であり、この画素電極にはスイッチ素
子が設けられており、不図示のマトリクス駆動回路から
行ごとに走査選択信号が印加され、更に各列に制御信号
と駆動トランジスタからの出力が印加されて、個々の空
孔2k内の分散液に対して所望の電界を印加することが
できる。個々の空孔2k内の分散液は、第2電極2dに
より印加される電界によって制御され、各画素は粒子の
色(黒色)と絶縁層2iの色(白色)を表示する。第1
電極2cは、分散液を全面同一電位で印加する共通電極
である。
図7を用いて説明する。図6および図7は、本発明の電
気泳動表示素子の製造方法の他の例を示す工程図であ
る。図6において、まず、反射型の表示素子の場合につ
いて説明する。
2cを形成し、更に絶縁層2iを形成する。続いて、分
散液を制御する為の第2電極2dを、所望の直径を有す
る円形でもってハニカム状にパターン形成した後、絶縁
層2jを形成する。次に絶縁層2j上において、第2電
極2dの同心円上に所望の直径を有する円形でもって親
水性部分2mをパターン形成し、絶縁層2j上に表面エ
ネルギーの異なるパターンを設ける。(図6(a)参
照) 第1基板2aは、電気泳動表示素子を支持する任意の絶
縁部材であり、ガラスやプラスチックなどを用いる事が
できる。第1電極2cの材料には、Alなどの光反射性
の金属電極を使用する。
は、光を散乱させるための微粒子、例えば酸化アルミニ
ウム、酸化チタン等を無色透明の絶縁性樹脂に混ぜ合わ
せたものを使用できる。無色透明の絶縁性樹脂には、図
2(d)の説明で記述した材料を挙げることができる。
あるいは、微粒子を用いずに金属電極表面の凹凸を利用
して光を散乱させる方法を用いてもよい。
みて暗黒色に見える導電性材料、例えば、炭化チタンや
黒色化処理したCr、黒色層を表面に形成したAl、T
iなどを用いる。第2電極2dのパターン形成にはフォ
トリソグラフィー法を用いる。続いて第2電極2d上に
絶縁層2jを形成する。絶縁層2jには、前記した無色
透明な絶縁性樹脂を使用することができる。
の同心円上に所望の直径を有する円形でもって親水性部
分2mをパターン形成し、絶縁層2j上に表面エネルギ
ーの異なるパターンを設ける。この場合、親水性部分2
mのパターン形成を施さなかった部位が疎水性部分とな
る。絶縁層2j上の親水性部分2mは、親水性ポリマー
をパターン形成して得ることができ、前述した親水性ポ
リマーを単独又は混合して使用することができる。親水
性部分2mのパターン形成には、前述したように印刷法
やフォトリソグラフィー法を用いることができる。
2dと親水性部分2mの面積比に大きく依存する為、コ
ントラストを高めるためには第2電極の露出面積を親水
性部分2mのそれに対して小さくする必要があり、通常
は1:2〜1:5程度が好ましい。親水性部分2mの直
径は10〜200μm、好ましくは40〜120μmで
ある。
た第1基板2a上に、自己形成化材料により形成された
空孔2kがハニカム状に配列した隔壁2gを形成する。
(図6(b)参照) 空孔2kがハニカム状に配列した隔壁2gを形成する自
己形成化材料として、前記したブロック共重合体、ホモ
ポリマー、ポリイオンコンプレックス、有機・無機ハイ
ブリッド材料等が挙げられ、前述した同様の方法によっ
て、図8に示す隔壁2gを得ることができる。
る場合、空孔2kは親水性部分2mの大きさに対応する
ものであり、空孔2kの孔径Rが10〜50200μ
m、好ましくは40〜120μmであり、隔壁2gの高
さLが10〜100μm、好ましくは20〜60μmで
あり、アスペクト比が10〜100、好ましくは10〜
60であり、空孔間の間隔R1が10〜210μm、好
ましくは40〜125μmである。
隔壁2gの空孔2k内に、電気泳動粒子2eおよび分散
媒2fからなる分散液を充填する。(図6(c)参照) 前記分散液を空孔2kに充填する方法は特に制限されな
いが、前述したインクジェット方式のノズルを使用する
ことができる。
子の場合、隔壁2gの空孔2k内に、電気泳動粒子2e
と分散媒2fからなる分散液を内包したマイクロカプセ
ル2lを充填する。(図6(C’)参照) 前記分散液を内包するマイクロカプセル2lは、前述し
たように、界面重合法、in situ重合法、コアセ
ルベーション法等の既知の方法で得ることができ、カプ
セルサイズは空孔2kとほぼ同等のサイズが好ましい。
マイクロカプセル2lの形成材料には、前記した同様の
ポリマー材料を使用することができる。
充填する方法は特に制限されないが、前述したインクジ
ェット方式のノズルを使用することができる。電気泳動
粒子2eと分散媒2fに関しては、前述した同様の粒子
や分散媒を使用することができる。
eおよび分散媒2fからなる分散液を充填した後、第2
基板2bで覆い、第1基板2aと第2基板2bを、接着
剤2hを用いて封止する。(図6(d)参照)
子の場合、隔壁2gの空孔2k内に、電気泳動粒子2e
および分散媒2fからなる分散液を内包したマイクロカ
プセル2lを充填した後、第2基板2bで覆い、第1基
板2aと第2基板2bを、接着剤2hを用いて封止す
る。(図6(d’)参照) 第2基板2bとしては、第1基板2aと同様の材料を使
用することができる。接着剤2hとしては、前述した接
着剤を使用することができる。
て、第1電極の材料にはITOあるいは有機導電膜等の
透明電極を使用し、第1電極2c上には透明な絶縁層2
iを形成する。
行う。例えば、負に帯電した黒色の電気泳動粒子と無色
透明な分散媒からなる分散液を用い、絶縁層2i上が白
色であり第2電極上が黒色である場合、電気泳動粒子が
第2電極上に集まれば白表示を行うことができ、第1電
極上に集まれば黒表示を行うことができる。(図7
(e)、図7(e’)参照) 印加電圧は、電気泳動粒子の帯電量、電極間ピッチなど
によって異なるが、通常は、十から数十V程度が必要で
ある。
り形成された隔壁を、微細な厚みでかつ基板上の特定の
位置に簡便に形成することができるため、高精細な表示
素子を簡便に製造することができる。
を示す。図9は本発明の電気泳動表示素子の他の実施態
様を示す断面図である。図9(a)において、本発明の
電気泳動表示素子は、第1基板3a上に第1電極3cが
形成され、更に第1電極3c上には絶縁層3gが形成さ
れている。電極と絶縁層を備えた第1基板3a上の所望
の位置に、自己形成化材料により形成された導電性隔壁
3fが形成されている。空孔3iは第1基板3aと導電
性隔壁3fで構成され、ハニカム状に配列している。そ
の空孔3i内には電気泳動粒子3dおよび分散媒3eか
らなる分散液が充填され、第2基板3bで覆われてい
る。第1基板3aと第2基板3bは、接着剤3hで封止
されている。この電気泳動表示素子は、第2基板3bの
ある側が表示面である。
電気泳動表示素子を示す。導電性隔壁3fの空孔3i内
に、電気泳動粒子3dと分散媒3eからなる分散液を内
包したマイクロカプセル3jが充填され、第2基板3b
で覆われている。第1基板3aと第2基板3bは、接着
剤3hで封止されている。
3i内の分散液に対して、各々独立して所望の電界を印
加できる画素電極であり、この画素電極にはスイッチ素
子が設けられており、不図示のマトリクス駆動回路から
行ごとに選択信号が印加され、更に各列に制御信号と駆
動トランジスタからの出力が印加されて、個々の空孔3
i内の分散液に対して所望の電界を印加することができ
る。個々の空孔3i内の分散液は、第1電極3cにより
印加される電界によって制御され、各画素は粒子の色
(白色)と第1電極3cの色(黒色)を表示する。導電
性隔壁3fは、分散液を全面同一電位で印加する共通電
極である。
表示素子の製造方法の他の例を示す工程図である。図1
0(a)において、第1基板3a上に分散液を制御する
為の第1電極3cを、所望の直径を有する円形でもって
ハニカム状にパターン形成する。次に、絶縁層3gを形
成した後、第1電極3cの真上の位置に同等の形状でも
って親水性部分3kをパターン形成し、絶縁層3g上に
表面エネルギーの異なるパターンを設ける。(図10
(a)参照)
する任意の絶縁部材であり、ガラスやプラスチックなど
を用いることができる。第1電極3cには表示素子の観
察者側からみて暗黒色に見える導電性材料を用い、前述
したように、炭化チタンや黒色化処理したCr、黒色層
を表面に形成したAl、Tiなどを用いることができ
る。第1電極3cのパターン形成にはフォトリソグラフ
ィー法を用いる。
径は10〜200μm、好ましくは40〜120μmで
ある。
を使用し、前述したように、アクリル樹脂、エポキシ樹
脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、ポリイミド樹脂、ポ
リスチレン樹脂、ポリアルケン樹脂等を使用することが
できる。
3cの真上の位置に同等の形状でもって親水性部分3k
をパターン形成し、絶縁層3g上に表面エネルギーの異
なるパターンを設ける。この場合、親水性部分3kのパ
ターン形成を施さなかった部位が疎水性部分となる。絶
縁層3g上の親水性部分3kは親水性ポリマーをパター
ン形成して得ることができ、前述した親水性ポリマーを
単独又は混合して使用することができる。親水性部分3
kのパターン形成には、前述したように印刷法やフォト
リソグラフィー法を用いることができる。
た第1基板3a上に、自己形成化材料により形成された
空孔3iが、平面的にハニカム状に配列した導電性隔壁
3fを形成する。(図10(b)参照)
壁3fを形成する自己形成化材料として、導電性ポリマ
ーを挙げることができ、例えば、ポリチオフェン、ポリ
ピロール等の複素環系導電性ポリマー、ポリパラフェニ
レン、ポリフェニレンビニレン、ポリフェニレンスルフ
ィド等のポリフェニレン系導電性ポリマー、ポリアセチ
レン系導電性ポリマー、ポリアニリン系導電性ポリマ
ー、ポリ(塩化−2−アクリロキシエチルジメチルスル
ホニウム)、ポリ(塩化グリシジルジメチルスルホニウ
ム)等のスルホン酸基を有する導電性ポリマー、ポリ
(塩化グリシジルトリブチルホスホニウム)等のホスホ
ン酸基を有する導電性ポリマー、ポリ(塩化ビニルトリ
メチルアンモニウム)、ポリ(塩化−N−メチルビニル
ピリジウム)等の4級アンモニウム塩基を有する導電性
ポリマー等を使用することができる。導電性ポリマーに
は、必要に応じて電子供与体または電子受容体を添加
(ドープ)しても良い。
性隔壁3fを形成する場合、必要に応じて界面活性剤を
適宜添加する。添加する界面活性剤としては、前述した
ように、ポリエチレングリコールとポリプロピレングリ
コールとの共重合体、アクリルアミドポリマーを主鎖骨
格とし、疎水性側鎖にドデシル基、親水性基にカルボキ
シル基、又はラクト−ス基を有する両親媒性ポリマー等
を挙げることができる。導電性ポリマーと界面活性剤の
配合割合は99:1〜50:50(重量比)が好まし
い。界面活性剤の割合が1未満の場合、均一なハニカム
状の空孔3iが得られない。一方、界面活性剤の割合が
50を超える場合、導電性隔壁3fの力学的強度が不十
分となり、好ましくない。
12に示した導電性隔壁3fを形成することができる。
このような電気泳動表示素子として使用する場合、空孔
3iは親水性部分3kの大きさに対応するものであり、
空孔3iの孔径Rが10〜50200μm、好ましくは
40〜120μmであり、導電性隔壁3fの高さLが1
0〜100μm、好ましくは20〜60μmであり、ア
スペクト比が10〜100、好ましくは10〜60であ
り、空孔間の間隔R1が10〜210μm、好ましくは
40〜125μmである。
導電性隔壁3fの空孔3i内に、電気泳動粒子3dおよ
び分散媒3eからなる分散液を充填する。(図10
(c)参照) 前記分散液を空孔3iに充填する方法は特に制限されな
いが、前述したインクジェット方式のノズルを使用する
ことができる。
子の場合、導電性隔壁3fの空孔3i内に、電気泳動粒
子3dと分散媒3eからなる分散液を内包したマイクロ
カプセル3jを充填する。(図10(c’)参照)
jは、前述したように、界面重合法、in situ重
合法、コアセルベーション法等の既知の方法で得ること
ができ、カプセルサイズは空孔3iとほぼ同等のサイズ
が好ましい。マイクロカプセル3jの形成材料には、前
記した同様のポリマー材料を使用することができる。
充填する方法は特に制限されないが、前述したインクジ
ェット方式のノズルを使用することができる。電気泳動
粒子3dと分散媒3eに関しては、前述した同様の粒子
や分散媒を使用することができる。
粒子3dおよび分散媒3eからなる分散液を充填した
後、第2基板3bで覆い、第1基板3aと第2基板3b
を、接着剤3hを用いて封止する。(図10(d)参
照)
子の場合、導電性隔壁3fの空孔3i内に、電気泳動粒
子3dと分散媒3eからなる分散液を内包したマイクロ
カプセル3jを充填した後、第2基板3bで覆い、第1
基板3aと第2基板3bを、接着剤3hを用いて封止す
る。(図11(d’)参照) 第2基板3bとしては、第1基板3aと同様の材料を使
用することができる。接着剤3hとしては、前述した接
着剤を使用することができる。
圧を印加することにより行う。この場合、導電性隔壁3
fは共通電極として用いる。例えば、負に帯電した白色
の電気泳動粒子と無色透明の分散媒を用い、第1電極3
cを黒色とした場合、電気泳動粒子が第1電極3c上に
集まれば白表示を行うことができ、導電性隔壁3f上に
集まれば黒表示を行うことができる。(図11(e)、
図11(e’)参照) 別の表示例として、例えば、正に帯電した白色の電気泳
動粒子、負に帯電した黒色の電気泳動粒子、及び無色透
明の分散媒を用いた場合、白色の電気泳動粒子を第1電
極上に集めた場合は白表示を、黒色の電気泳動粒子を第
1電極上に集めた場合は黒表示を行うことができる。こ
の場合、第1電極は黒色である必要はない。(図11
(f)、図11(f’)参照) 印加電圧は、電気泳動粒子の帯電量、電極間距離などに
よって異なるが、通常は、十から数十V程度が必要であ
る。
り形成された導電性隔壁を基板上に簡便に形成すること
ができるため、高精細な表示素子を簡便に製造すること
ができる。
を示す。図13は本発明の有機EL表示素子の実施態様
を示す断面図である。図13において、本発明の有機E
L表示素子は、絶縁層4cと親水性部分4dを備えた第
1基板4a上の所望の位置に、自己形成化材料の自己形
成化によって隔壁4eが形成されている。空孔4fは第
1基板4aと隔壁4eで構成され、ハニカム状に配列し
ている。その空孔4f内に第1電極4g、有機EL媒体
4h、第2電極4i、被覆電極4jが順に形成され、第
2基板4bで覆われている。第1基板4aと第2基板4
bは、接着剤4kで封止されている。
孔4f内の有機EL媒体4hに対して、各々独立して所
望の電界を印加できる画素電極であり、第2電極4iは
対向電極である。この画素電極にはスイッチ素子が設け
られており、不図示のマトリクス駆動回路から行ごとに
選択信号が印加され、更に各列に制御信号と駆動トラン
ジスタからの出力が印加されて、個々の空孔4f内の有
機EL媒体4hに対して所望の電界を印加することがで
きる。個々の空孔4f内の有機EL媒体4hは、第1電
極4gにより印加される電界によって制御され、各画素
は有機EL媒体4hの発光色を表示する。
いて説明する。図14は、本発明の有機EL表示素子の
製造方法の一例を示す工程図である。図14において、
第1基板4a上に絶縁層4cを形成する。次に絶縁層4
c上において、空孔4fを設けたい位置に所望の直径を
有する円形でもって、親水性部分4dをハニカム状にパ
ターン形成し、絶縁層4c上に表面エネルギーの異なる
パターンを設ける。(図14(a)参照)
する任意の絶縁部材であり、ガラスやプラスチックなど
を用いることができる。絶縁層4cには、無色透明な絶
縁性樹脂を使用する。例えば、前述したように、アクリ
ル樹脂、エポキシ樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、
ポリイミド樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリアルケン樹脂
等を使用することができる。
けたい位置に所望の直径を有する円形でもって、親水性
部分4dをハニカム状にパターン形成し、絶縁層4c上
に表面エネルギーの異なるパターンを設ける。この場
合、親水性部分4dのパターン形成を施さなかった部位
が疎水性部分となる。絶縁層4c上の親水性部分4dは
親水性ポリマーをパターン形成して得ることができ、前
述した親水性ポリマーを単独又は混合して使用すること
ができる。親水性部分4dのパターン形成には、前述し
たように印刷法やフォトリソグラフィー法を用いること
ができる。
た第1基板4a上に、自己形成化材料の自己形成化によ
って空孔4fがハニカム状に配列した隔壁4eを形成す
る。(図14(b)参照) 空孔4fがハニカム状に配列した隔壁4eを形成する自
己形成化材料として、前記したブロック共重合体、ホモ
ポリマー、ポリイオンコンプレックス、有機・無機ハイ
ブリッド材料等が挙げられ、前述した同様の方法によっ
て、図15に示す隔壁4eを得ることができる。
る場合、空孔4fは親水性部分4dの大きさに対応する
ものであり、空孔4fの孔径Rが10〜150μmであ
り、好ましくは30〜100μmであり、その高さLが
0.1〜5μmであり、アスペクト比が0.1〜10で
あり、空孔間の間隔R1が10〜155μmであり、好
ましくは30〜105μmである。
有機EL媒体4h、第2電極4i、被覆電極4jを順次
形成する。(図14(c)参照) 第1電極4gの材料には、通常ITOなどの透明電極を
使用する。第2電極4iの材料には、Mg又はMg合金
等の低仕事関数の導電性材料を使用する。被覆電極4j
は、第2電極4iを覆うように形成されており、その材
料としてはAl等が使用でき、第2電極4iの酸化を防
ぐことができる。これらの電極材料を基板に形成する方
法として、真空蒸着法を用いることができる。
する既知の材料を用いることができ、薄膜形成には真空
蒸着法、あるいはインクジェット法を用いることができ
る。インクジェット法では、有機EL材料又はその前駆
体を液体に溶解あるいは分散させて吐出液とし、インク
ジェット法で空孔4f内に吐出液を吐出し、加熱又は光
照射により成膜する。
成されている面側を、第2基板4bと接着剤4kを用い
て封止すると共に、第1基板4a、接着剤4k、第2基
板4bによって形成される中空の内部空間に不活性ガス
を充填して外部からの湿気や酸素を遮断することによ
り、表示素子を作製する。(図14(d)参照)第2基
板4bの材料としては、第1基板4aと同様の材料を使
用することができる。
られるものであれば、特に限定されるものではないが、
例えば、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系
樹脂、酢酸ビニル系樹脂、フェノール系樹脂、ポリエス
テル系樹脂、ポリブタジエン系樹脂、シリコーン系樹脂
などの一種単独または二種以上の組合せを使用すること
ができる。
2電極4i間に電界を印加して、有機EL媒体4hが発
光し、第1基板4aを通じて表示することができる。本
構成の表示素子は、自己形成化材料の自己形成化によっ
て、隔壁を基板上に簡便に形成することができるため、
高精細な表示素子を簡便に製造することができる。
製造工程に従って作製した。まず、ガラス(1mm厚)
からなる第1基板1a上に、分散液を制御する為の第1
電極1cとして、アルミニウム(0.2μm厚)を成膜
し、フォトリソグラフィー法によって直径80μmの円
形でもってハニカム状にパターン形成した。この時、電
極間距離(隣り合う電極の中心間距離)を82μmで形
成した。その上にアクリル系樹脂を用いて絶縁層1h
(1μm厚)を形成した。
ニウムを含む水溶液を感光剤として用い、フォトリソグ
ラフィー法によって第1電極1cの真上の位置に直径8
0μmの円形でもって親水性部分1m(0.2μm厚)
をパターン形成し、絶縁層1h上に表面エネルギーの異
なるパターンを設けた。
共重合体(m=590、n=385、Mw/Mn<1.
05)の自己形成化によって、図4に示すように第1基
板1a上の所望の位置に空孔1kがハニカム状に配列し
た隔壁1gを形成した。隔壁1gの形成条件は、化学式
(II)で表されるブロック共重合体の二硫化炭素溶液
(濃度3重量%)を、湿度90%の条件下で第1基板1
a上にキャストし、有機溶媒を徐々に蒸発させることに
よって形成した。空孔の孔径と隔壁の高さはそれぞれ8
0μmと50μmであり、アスペクト比は25、空孔間
の間隔R1は82μmであった。
学)を使用し、青色染料(オイルブルーN、アルドリッ
チ)を0.5重量%添加して分散媒1fを青色に着色し
た。電気泳動粒子1eとして白色粒子(酸化チタン、平
均粒径0.2μm)9重量%、及び帯電剤としてオクテ
ン酸ジルコニウム(日本化学産業)0.25重量%を前
記分散媒1fに加えて分散液を調整した。
て、前記分散液を空孔1k内に充填した後、隔壁1gの
上面を第2基板1bで覆い、第1基板1aと第2基板1
bを接着剤1jで封止した。第2基板1bにはガラス基
板(1mm厚)を用い、第2電極1dとしてITO
(0.1μm厚)、絶縁層1iとして無色透明なアクリ
ル樹脂(1μm厚)が順次形成されている。また、接着
剤1jには、エポキシ系樹脂を用いた。第1電極1c、
第2電極1dに電圧印加回路を接続して表示素子を得
た。
て行った。印加電圧±15Vで駆動したところ、図3
(e)に示すように各画素内の電気泳動粒子1eの上下
駆動によって、青白の高精細な表示を行うことができ
た。
製造工程に従って作製した。実施例1と同様にして、第
1基板1a上に第1電極1c、絶縁層1h、及び親水性
部分1mを形成した。本実施例では、第1電極1c及び
親水性部分1mは直径40μmの円形で形成し、電極間
距離を41μmで形成した。
−コイルブロック共重合体(m=200、n=600
0、Mw/Mn<1.05)の自己形成化によって、図
4に示すように第1基板1a上の所望の位置に空孔1k
がハニカム状に配列した隔壁1gを形成した。隔壁1g
の形成条件は、化学式(III)で表されるブロック共
重合体の二硫化炭素溶液(濃度1.5重量%)を、湿度
80%の条件下で第1基板1a上にキャストし、有機溶
媒を徐々に蒸発させることによって形成した。空孔の孔
径と隔壁の高さはそれぞれ40μmと30μmであり、
アスペクト比は30、空孔間の間隔R1は41μmであ
った。
電気泳動粒子1eには色と帯電特性の異なる2種類の粒
子を用いた。白色粒子(酸化チタン、平均粒径0.2μ
m)9重量%、黒色粒子(カーボンをスチレン−ジビニ
ルベンゼン樹脂で被覆した粒子、平均粒径1.0μm)
8重量%、及び帯電剤としてオクテン酸ジルコニウム
0.5重量%を分散媒1fに加えて分散液を調整した。
て、前記分散液を空孔1k内に充填した後、隔壁1gの
上面を第2基板1bで覆い、第1基板1aと第2基板1
bを接着剤1jで封止した。第2電極1dと絶縁層1i
を有する第2基板1b、及び接着剤1jは実施例1と同
様のものを用いた。第1電極1c、第2電極1dに電圧
印加回路を接続して表示素子を得た。
て行った。印加電圧±15Vで駆動したところ、図3
(f)に示すように各画素内の2種類の電気泳動粒子の
上下駆動によって、白黒の高精細な表示を行うことがで
きた。
製造工程に従って作製した。PETフィルム(300μ
m厚)からなる第1基板1a上に、実施例1と同様にし
て第1電極1c、絶縁層1h、及び親水性部分1mを形
成した。本実施例では、第1電極1c及び親水性部分1
mは直径70μmの円形で形成し、電極間距離を71.
5μmで形成した。
ンコンプレックス(n=330、Mw/Mn<1.0
5)の自己形成化によって、図4に示すように第1基板
1a上の所望の位置に空孔1kがハニカム状に配列した
隔壁1gを形成した。隔壁1gの形成条件は、化学式
(IV)で表されるポリイオンコンプレックスのクロロ
ホルム溶液(濃度3重量%)を、湿度85%の条件下で
第1基板1a上にキャストし、有機溶媒を徐々に蒸発さ
せることによって形成した。空孔の孔径と隔壁の高さは
それぞれ70μmと45μmであり、アスペクト比は3
0、空孔間の間隔R1は71.5μmであった。
着色したものを使用した。電気泳動粒子1eとして白色
粒子(酸化チタン、平均粒径0.2μm)9重量%、及
び帯電剤としてオロア(OLOA Chevron化学
社製)0.25重量%を前記分散媒1fに加えて分散液
を調整した。
lをin situ重合法により作製し、分級操作を行
って粒径65〜70μmのマイクロカプセル1lを得
た。膜材質は尿素−ホルムアルデヒド樹脂である。
て、前記マイクロカプセル1lを空孔1k内に充填した
後、隔壁1gの上面を第2基板で覆い、第1基板1aと
第2基板1bを接着剤1jで封止した。第2基板1bに
はPETフィルム(120μm厚)を用い、第2電極1
dとしてITO(0.1μm厚)、絶縁層1iとして無
色透明なアクリル樹脂(1μm厚)が順次形成されてい
る。また、接着剤1jには、ポリエステル系樹脂を用い
た。第1電極1c、第2電極1dに電圧印加回路を接続
して表示素子を得た。
て行った。印加電圧±15Vで駆動したところ、図3
(e’)に示すように各画素内の電気泳動粒子1eの上
下駆動によって、青白の高精細な表示を行うことができ
た。
製造工程に従って作製した。実施例3と同様にして、第
1基板1a上に第1電極1c、絶縁層1h、及び親水性
部分1mを形成した。本実施例では、第1電極1c及び
親水性部分1mは直径45μmの円形で形成し、電極間
距離を46.2μmで形成した。
ハイブリッド材料(モル比3:1)の自己形成化によっ
て、図4に示すように第1基板1a上の所望の位置に空
孔1kがハニカム状に配列した隔壁1gを形成した。隔
壁1gの形成条件は、化学式(V)で表される有機・無
機ハイブリッド材料の二硫化炭素溶液(濃度1重量%)
を、湿度80%の条件下で第1基板1a上にキャスト
し、有機溶媒を徐々に蒸発させることによって形成し
た。空孔の孔径と隔壁の高さはそれぞれ45μmと30
μmであり、アスペクト比は25、空孔間の間隔R1は
46.2μmであった。
電気泳動粒子1eには色と帯電特性の異なる2種類の粒
子を用いた。白色粒子(酸化チタン、平均粒径0.2μ
m)9重量%、黒色粒子(カーボンをスチレン−ジビニ
ルベンゼン樹脂で被覆した粒子、平均粒径1.0μm)
8重量%、及び帯電剤としてオロア0.5重量%を分散
媒1fに加えて分散液を調整した。
lを界面重合法により作製し、分級操作を行って粒径4
0〜45μmのマイクロカプセル1lを得た。膜材質は
ウレタン樹脂である。
て、前記マイクロカプセル1lを空孔1k内に充填した
後、隔壁1gの上面を第2基板1bで覆い、第1基板1
aと第2基板1bを接着剤1jで封止した。第2電極1
dと絶縁層1iを有する第2基板1b、及び接着剤1j
は実施例3と同様のものを用いた。第1電極1c、第2
電極1dに電圧印加回路を接続して表示素子を得た。
て行った。印加電圧±15Vで駆動したところ、図3
(f’)に示すように各画素内の2種類の電気泳動粒子
の上下駆動によって、白黒の高精細な表示を行うことが
できた。
製造工程に従って作製した。ガラス(1mm厚)からな
る第1基板2a上に第1電極2cとして、アルミニウム
(0.2μm厚)を形成した。次に、アルミナ微粒子を
混合したアクリル系樹脂からなる絶縁層2i(3μm
厚)を第1電極2c上に形成した。この絶縁層2i上に
第2電極2dとして黒色の炭化チタン(0.1μm厚)
を成膜し、フォトリソグラフィー法によって直径36μ
mの円形でもってハニカム状にパターン形成した。更に
第2電極2d上に、アクリル系樹脂を用いて無色透明な
絶縁層2j(1μm厚)を形成した。
によって、第2電極2dの同心円上に直径75μmの円
形でもって親水性部分2mをパターン形成し、絶縁層2
j上に表面エネルギーの異なるパターンを設けた。親水
性部分2mは、厚さ0.2μm、親水性部分間距離(隣
り合う親水性部分の中心間距離)を77μmで形成し
た。
コイルブロック共重合体(m=400、n=900、M
w/Mn<1.05)の自己形成化によって、図8に示
すように第1基板2a上の所望の位置に空孔2kがハニ
カム状に配列した隔壁2gを形成した。隔壁2gの形成
条件は、化学式(VI)で表されるロッド−コイルブロ
ック共重合体の二硫化炭素溶液(濃度3重量%)を、湿
度80%の条件下で第1基板2a上にキャストし、有機
溶媒を徐々に蒸発させることによって形成した。空孔の
孔径と隔壁の高さはそれぞれ75μmと45μmであ
り、アスペクト比は22.5、空孔間の間隔R1は77
μmであった。
電気泳動粒子2eとして黒色粒子(カーボンをスチレン
−ジビニルベンゼン樹脂で被覆した粒子、平均粒径1.
0μm)3重量%、及び帯電剤としてオクテン酸ジルコ
ニウム0.09重量%を分散媒2fに加えて分散液を調
整した。
て、前記分散液を空孔2k内に充填した後、隔壁2gの
上面を第2基板2bで覆い、第1基板2aと第2基板2
bを接着剤2hで封止した。第2基板2bには第1基板
2aと同様のものを用い、接着剤2hにはウレタン系樹
脂を用いた。第1電極2c、第2電極2dに電圧印加回
路を接続して表示素子を得た。
て行った。印加電圧±20Vで駆動したところ、図7
(e)に示すように各画素内の電気泳動粒子の水平駆動
によって、白黒の高精細な表示を行うことができた。
製造工程に従って作製した。実施例5と同様にして、第
1基板2a上に第1電極2c、絶縁層2i、第2電極2
d、絶縁層2j、親水性部分2mを順次形成した。本実
施例では、第2電極2dは直径22μmの円形で形成
し、親水性部分2mは第2電極2dの同心円上に直径4
5μmの円形で、且つ、厚さ0.2μm、親水性部分間
距離を46μmでパターン形成した。
共重合体(m=590、n=385、Mw/Mn<1.
05)の自己形成化によって、図8に示すように第1基
板2a上の所望の位置に空孔2kがハニカム状に配列し
た隔壁2gを形成した。隔壁2gの形成条件は、化学式
(II)で表されるブロック共重合体の二硫化炭素溶液
(濃度1重量%)を、湿度80%の条件下で第1基板2
a上にキャストし、有機溶媒を徐々に蒸発させることに
よって形成した。空孔の孔径と隔壁の高さはそれぞれ4
5μmと35μmであり、アスペクト比は35、空孔間
の間隔R1は46μmであった。
散液は実施例5と同様のものを用い、インクジェット方
式のノズルを用いて、前記分散液を空孔2k内に充填し
た後、隔壁2gの上面を第2基板2bで覆い、第1基板
2aと第2基板2bを接着剤2hで封止した。第2基板
2bと接着剤2hは実施例5と同様のものを用いた。第
1電極2c、第2電極2dに電圧印加回路を接続して表
示素子を得た。
て行った。印加電圧±20Vで駆動したところ、図7
(e)に示すように各画素内の電気泳動粒子の水平駆動
によって、白黒の高精細な表示を行うことができた。
製造工程に従って作製した。PETフィルム(300μ
m厚)からなる第1基板2a上に、実施例5と同様にし
て第1電極2c、絶縁層2i、第2電極2d、絶縁層2
j、親水性部分2mを順次形成した。本実施例では、第
2電極2dは直径30μmの円形で形成し、親水性部分
2mは第2電極2dの同心円上に直径60μmの円形
で、且つ、厚さ0.2μm、親水性部分間距離を61.
6μmでパターン形成した。
Mw/Mn<1.05)の自己形成化によって、図8に
示すように第1基板2a上の所望の位置に空孔2kがハ
ニカム状に配列した隔壁2gを形成した。隔壁2gの形
成条件は、ポリスチレンの塩化メチレン溶液(濃度2重
量%)と化学式(VII)で示される界面活性剤のベン
ゼン溶液(濃度0.2重量%)を9対1の重量比で混合
し、湿度85%の条件下で第1基板2a上にキャスト
し、有機溶媒を徐々に蒸発させることによって形成し
た。空孔の孔径と隔壁の高さはそれぞれ60μmと40
μmであり、アスペクト比は25、空孔間の間隔R1は
61.6μmであった。
散液は実施例5と同様のものを用いた。前記分散液を内
包するマイクロカプセル2lをコアセルベーション法に
より作製し、分級操作を行って粒径55〜60μmのマ
イクロカプセル2lを得た。膜材質はゼラチンである。
記マイクロカプセル2lを空孔2k内に充填した後、隔
壁2gの上面を第2基板2bで覆い、第1基板2aと第
2基板2bを接着剤で封止した。第2基板2bにはPE
Tフィルム(120μm厚)を用い、接着剤2hにはポ
リエステル系樹脂を用いた。第1電極2c、第2電極2
dに電圧印加回路を接続して表示素子を得た。
て行った。印加電圧±20Vで駆動したところ、図7
(e’)に示すように各画素内の電気泳動粒子の水平駆
動によって、白黒の高精細な表示を行うことができた。
製造工程に従って作製した。実施例7と同様にして、第
1電極2c、絶縁層2i、第2電極2d、絶縁層2j、
親水性部分2mを有する第1基板2aを作製した。本実
施例では、第2電極2dは直径20μmの円形で形成
し、親水性部分2mは第2電極2dの同心円上に直径4
0μmの円形で、且つ、厚さ0.2μm、親水性部分間
距離を41μmでパターン形成した。
−コイルブロック共重合体(m=100、n=400
0、Mw/Mn<1.05)の自己形成化によって、図
8に示すように第1基板2a上の所望の位置に空孔2k
がハニカム状に配列した隔壁2gを形成した。隔壁2g
の形成条件は、前記ロッド−コイルブロック共重合体の
二硫化炭素溶液(濃度1.5重量%)を、湿度75%の
条件下で第1基板2a上にキャストし、有機溶媒を徐々
に蒸発させることによって形成した。空孔の孔径と隔壁
の高さはそれぞれ40μmと30μmであり、アスペク
ト比は30、空孔間の間隔R1は41μmであった。
散液は実施例5と同様のものを用いた。前記分散液を内
包するマイクロカプセル2lを界面重合法により作製
し、分級操作を行って粒径35〜40μmのマイクロカ
プセル2lを得た。膜材質はポリアミドである。
記マイクロカプセル2lを空孔2k内に充填した後、隔
壁2gの上面を第2基板2bで覆い、第1基板2aと第
2基板2bを接着剤2hで封止した。第2基板2bと接
着剤2hは実施例7と同様のものを用いた。第1電極2
c、第2電極2dに電圧印加回路を接続して表示素子を
得た。
て行った。印加電圧±20Vで駆動したところ、図7
(e’)に示すように各画素内の電気泳動粒子の水平駆
動によって、白黒の高精細な表示を行うことができた。
1の製造工程に従って作製した。まず、ガラス(1mm
厚)からなる第1基板3a上に第1電極3cとして、黒
色の炭化チタン(0.1μm厚)を成膜し、フォトリソ
グラフィー法によって直径40μmの円形でもってハニ
カム状にパターン形成した。この時、電極間距離を41
μmで形成した。第1電極3c上に、アクリル系樹脂を
用いて無色透明な絶縁層3g(1μm厚)を形成した。
ィー法によって、第1電極3cの真上の位置に直径40
μmの円形でもって親水性部分3k(0.2μm厚)を
パターン形成し、絶縁層3g上に表面エネルギーの異な
るパターンを設けた。
ピロール(分子量Mn=6×104、Mw/Mn<1.
05)の自己形成化によって、図12に示すように第1
基板3a上の所望の位置に空孔3iがハニカム状に配列
した導電性隔壁3fを形成した。導電性隔壁3fの形成
条件は、ポリピロールのクロロホルム溶液(濃度1.5
重量%)と化学式(VII)で示される界面活性剤のベ
ンゼン溶液(濃度0.2重量%)を10対1の重量比で
混合し、湿度75%の条件下で第1基板3a上にキャス
トし、有機溶媒を徐々に蒸発させることによって形成し
た。次いで、ドーパントガスに曝露して、導電性隔壁3
fの導電性を向上させる処理を施した。
mと30μmであり、アスペクト比は30、空孔間の間
隔R1は41μmであった。
電気泳動粒子3dとして白色粒子(酸化チタン、平均粒
径0.2μm)5重量%、及び帯電剤としてオロア0.
15重量%を分散媒3eに加えて分散液を調整した。
て、前記分散液を空孔3i内に充填した後、導電性隔壁
3fの上面を第2基板3bで覆い、第1基板3aと第2
基板3bを接着剤3hで封止した。第2基板3bには第
1基板3aと同様のものを用い、接着剤3hにはポリエ
ステル系樹脂を用いた。第1電極3c、導電性隔壁3f
に電圧印加回路を接続して表示素子を得た。
電圧を印加することによって行った。印加電圧±20V
で駆動したところ、図11(e)に示すように各画素内
の電気泳動粒子の電気泳動によって、白黒の高精細な表
示を行うことができた。
1の製造工程に従って作製した。実施例9と同様にし
て、第1基板3a上に第1電極3c、絶縁層3g、親水
性部分3k、及び導電性隔壁3fを形成した。
電気泳動粒子3dには色と帯電特性の異なる2種類の粒
子を用いた。白色粒子(酸化チタン、平均粒径0.2μ
m)7重量%、黒色粒子(カーボンをスチレン−ジビニ
ルベンゼン樹脂で被覆した粒子、平均粒径1.0μm)
6重量%、及び帯電剤としてオクテン酸ジルコニウム
0.4重量%を分散媒3eに加えて分散液を調整した。
を空孔3i内に充填し、第1基板3aと第2基板3bを
接着剤3hで封止した。第1電極3c、導電性隔壁3f
に電圧印加回路を接続して表示素子を得た。
電圧を印加することによって行った。印加電圧±20V
で駆動したところ、図11(f)に示すように各画素内
の2種類の電気泳動粒子の電気泳動によって、白黒の高
精細な表示を行うことができた。
1の製造工程に従って作製した。PETフィルム(30
0μm厚)からなる第1基板3a上に、実施例9と同様
にして第1電極3c、絶縁層3g、親水性部分3kを形
成した。本実施例では、第1電極1c及び親水性部分3
kは直径60μmの円形で形成し、電極間距離を61μ
mで形成した。
フェン(分子量Mn=5×104 、Mw/Mn<1.0
5)の自己形成化によって、図12に示すように第1基
板3a上の所望の位置に空孔3iがハニカム状に配列し
た導電性隔壁3fを形成した。導電性隔壁3fの形成条
件は、ポリチオフェンのクロロホルム溶液(濃度12重
量%)と化学式(VII)で示される界面活性剤のベン
ゼン溶液(濃度0.2重量%)を重量比8:1で混合
し、湿度80%の条件下で第1基板3a上にキャスト
し、有機溶媒を徐々に蒸発させることによって形成し
た。次いで、ドーパントガスに曝露して、導電性隔壁3
fの導電性を向上させる処理を施した。
mと45μmであり、アスペクト比は45、空孔間の間
隔R1は61μmであった。
散液には実施例9と同様のものを使用した。前記分散液
を内包するマイクロカプセル3jを界面重合法により作
製し、分級操作を行って粒径55〜60μmのマイクロ
カプセル3jを得た。膜材質はポリエステルである。
て、マイクロカプセル3jを空孔3i内に充填した後、
導電性隔壁3fの上面を第2基板3bで覆い、第1基板
3aと第2基板3bを接着剤3hで封止した。第2基板
3bにはPET(120μm厚)を用い、接着剤3hに
はポリエステル系樹脂を用いた。第1電極3c、導電性
隔壁3fに電圧印加回路を接続して表示素子を得た。
電圧を印加することによって行った。印加電圧±20V
で駆動したところ、図11(e’)に示すように各画素
内の電気泳動粒子の電気泳動によって、白黒の高精細な
表示を行うことができた。
1の製造工程に従って作製した。実施例11と同様にし
て、第1基板3a上に第1電極3c、絶縁層3g、親水
性部分3k、及び導電性隔壁3fを形成した。
散液には実施例10と同様のものを使用した。前記分散
液を内包するマイクロカプセル3jをin situ重
合法により作製し、分級操作を行って粒径55〜60μ
mのマイクロカプセル3jを得た。膜材質はメラミン−
ホルムアルデヒド樹脂である。
カプセル3jを空孔3i内に充填し、第1基板3aと第
2基板3bを接着剤3hで封止した。第1電極3c、導
電性隔壁3fに電圧印加回路を接続して表示素子を得
た。
電圧を印加することによって行った。印加電圧±20V
で駆動したところ、図11(f’)に示すように各画素
内の2種類の電気泳動粒子の電気泳動によって、白黒の
高精細な表示を行うことができた。
って作製した。ガラス(1mm厚)からなる第1基板4
a上にアクリル系樹脂を用いて無色透明な絶縁層4c
(1μm厚)を形成した。
ィー法によって、親水性部分4dを直径65μmの円形
でもってハニカム状にパターン形成し、絶縁層4c上に
表面エネルギーの異なるパターンを設けた。親水性部分
4dは厚さ0.2μm、親水性部分間距離を66μmで
形成した。
共重合体(m=250、n=190、Mw/Mn<1.
05)の自己形成化によって、図15に示すように第1
基板上の所望の位置に空孔4fがハニカム状に配列した
隔壁4eを形成した。隔壁4eの形成条件は、化学式
(II)で表されるブロック共重合体の二硫化炭素溶液
(濃度1.5重量%)を、湿度85%の条件下で第1基
板4a上にキャストし、有機溶媒を徐々に蒸発させるこ
とによって形成した。空孔の孔径と隔壁の高さはそれぞ
れ65μmと2μmであり、アスペクト比は2、空孔間
の間隔R1は66μmであった。
1電極4g、有機EL媒体4h、第2電極4iを真空蒸
着法で形成した。第1電極にはITOを用い、0.25
μm厚で形成した。
光層からなり、正孔輸送層、次いで有機発光層の順に、
共に0.5μm厚で形成した。正孔輸送材料として、
N,N’−ビフェニル−N,N’−ビス(α−ナフチ
ル)−1,1’−ビフェニル−4,4’−ジアミンを用
いた。有機発光層には赤色発光材料、緑色発光材料、青
色発光材料の3種を用い、空孔4fに赤色発光層、緑色
発光層、青色発光層を交互に配列させた。赤色発光材
料、青色発光材料、緑色発光材料には、それぞれ、メロ
シアニン色素、8−キノリノール、トリス(8−キノリ
ノラト)アルミニウムを用いた。
用い、膜厚を0.3μmで形成した。次に、図14
(c)に示すように、第2電極4i上に被覆電極4jと
してアルミニウムを真空蒸着し、膜厚を1μmで形成し
た。
形成されている面側を、第2基板4bと接着剤4kを用
いて封止すると共に、第1基板4a、接着剤4k、第2
基板4bによって形成される中空の内部空間に窒素を充
填して外部からの湿気や酸素を遮断することにより、表
示素子を作製した。第2基板4bとして第1基板4aと
同様のガラスを用い、接着剤4kにはエポキシ系樹脂を
用いた。そして、第1電極4a、被覆電極4jに電圧印
加回路を接続して表示素子を得た。
て行った。印加電圧は10Vとした。基板上に自己形成
化材料の自己形成化によって隔壁を設けたことから、画
素間の発光色の異なる発光材料が混合することなく、高
精細にフルカラー表示することができた。
って作製した。PETフィルム(300μm厚)からな
る第1基板4a上に、実施例13と同様にして絶縁層4
cと親水性部分4dを形成した。本実施例では、親水性
部分4dを直径35μmの円形で、且つ、厚さ0.2μ
m、親水性部分間距離を35.5μmで形成した。
Mw/Mn<1.05)の自己形成化によって、図15
に示すように第1基板上の所望の位置に空孔4fがハニ
カム状に配列した隔壁4eを形成した。隔壁4eの形成
条件は、ポリスチレンの塩化メチレン溶液(濃度1重量
%)と化学式(VII)で示される界面活性剤のベンゼ
ン溶液(濃度0.1重量%)を9対1の重量比で混合
し、湿度75%の条件下で第1基板4a上にキャスト
し、有機溶媒を徐々に蒸発させることによって形成し
た。空孔の孔径と隔壁の高さはそれぞれ35μmと2μ
mであり、アスペクト比は4、空孔間の間隔R1は3
5.5μmであった。
の空孔4f内に第1電極4g、有機EL媒体4h、第2
電極4iを形成した後、被覆電極4jとしてアルミニウ
ムを形成した。
接着剤4kを用いて封止し、表示素子を作製した。第2
基板4bには、第1基板4aと同様にPETフィルムを
用い、接着剤4kにはアクリル系樹脂を用いた。更に、
第1電極4g、被覆電極4jに電圧印加回路を接続して
表示素子を得た。
て行った。印加電圧は10Vとした。基板上に自己形成
化材料の自己形成化によって隔壁を設けたことから、画
素間の発光色の異なる発光材料が混合することなく、高
精細にフルカラー表示することができた。
って作製した。実施例14と同様にして、PETフィル
ム(300μm厚)からなる第1基板4a上に、絶縁層
4c、親水性部分4d、隔壁4e、及び第1電極4gを
形成した。
ている。赤と緑の画素には、赤色と緑色のそれぞれの正
孔注入型高分子有機発光層が形成され、青の画素には発
光しない正孔注入層が形成されており、次いで全画素内
に電荷輸送型青色発光層が形成されている。
色発光材料、緑色発光材料をパターニング塗布し、0.
1μm厚の有機発光層を形成した。赤色発光材料にはシ
アノポリフェニレンビニレン前駆体を用い、緑色発光材
料にはシアノポリフェニレンビニレン前駆体を使用し、
これらのポリマー前駆体溶液はインクジェットで吐出
後、加熱処理によって高分子化され、有機発光層とな
る。発光しない正孔注入層には、ポリビニルカルバゾー
ルを用い、インクジェット法にて青の画素に相当する空
孔4fに吐出し、正孔注入層を形成した。
ミニウムキノリノール錯体を真空蒸着法により0.1μ
m厚で電荷輸送型青色発光層を形成した。空孔4f内の
有機EL媒体4h上に、第2電極4iとして0.3μm
厚の銀マグネシウム合金を真空蒸着法により形成し、更
に、被覆電極4jとして1μm厚のアルミニウムを形成
した。(図14(c)参照)
接着剤4kを用いて封止し、表示素子を作製した。更
に、第1電極4g、被覆電極4jに電圧印加回路を接続
して表示素子を得た。
て行った。印加電圧は10Vとした。基板上に自己形成
化材料の自己形成化によって隔壁を設けたことから、画
素間の発光色の異なる発光材料が混合することなく、高
精細にフルカラー表示することができた。
示素子を用いると、次のような効果を得ることができ
る。表示素子の隔壁において、従来のリソグラフィー技
術に頼らずに、基板上に自己形成化材料により形成され
た隔壁を簡便に形成することができるため、微細な厚み
の隔壁を精度良く形成できるために、高精細な表示素子
を簡便に提供することができる。
断面図である。
示す工程図である。
示す工程図である。
の概略図である。
す断面図である。
を示す工程図である。
を示す工程図である。
の概略図である。
す断面図である。
例を示す工程図である。
例を示す工程図である。
電性隔壁の概略図である。
す断面図である。
を示す工程図である。
壁の概略図である。
る。
る。
Claims (15)
- 【請求項1】 一対の基板と、該基板間に介在する表示
媒体と、該表示媒体を基板面に対して垂直に分離する隔
壁を有し、該隔壁と該基板で構成された空孔内に表示媒
体が設けられている表示素子であって、該隔壁は自己形
成化材料により形成された隔壁であることを特徴とする
表示素子。 - 【請求項2】 前記隔壁と前記基板で構成された空孔が
ハニカム状に配列した構造であって、該空孔の孔径が1
0〜200μm、その高さが0.1〜100μmの範囲
であり、アスペクト比が0.1〜100の範囲であり、
空孔間の間隔が10〜210μmであることを特徴とす
る請求項1に記載の表示素子。 - 【請求項3】 前記自己形成化材料が、ブロック共重合
体であることを特徴とする請求項1に記載の表示素子。 - 【請求項4】 前記自己形成化材料が、ホモポリマーで
あることを特徴とする請求項1に記載の表示素子。 - 【請求項5】 前記自己形成化材料が、ポリイオンコン
プレックスであることを特徴とする請求項1に記載の表
示素子。 - 【請求項6】 前記自己形成化材料が、有機及び/又は
無機ハイブリッド材料であることを特徴とする請求項1
に記載の表示素子。 - 【請求項7】 前記隔壁が、導電性を有していることを
特徴とする請求項1に記載の表示素子。 - 【請求項8】 前記隔壁が、導電性ポリマーによって自
己形成された構造体であることを特徴とする請求項7に
記載の表示素子。 - 【請求項9】 一対の基板と、該基板間に介在する電気
泳動粒子および分散媒からなる表示媒体と、該表示媒体
を基板面に対して垂直に分離する隔壁を有し、該隔壁は
自己形成化材料により形成された隔壁であり、該隔壁と
該基板で構成された空孔内に前記表示媒体が充填されて
いることを特徴とする請求項1に記載の表示素子。 - 【請求項10】 前記表示媒体が電気泳動粒子および分
散媒であることを特徴とする請求項9に記載の表示素
子。 - 【請求項11】 前記表示媒体が電気泳動粒子および分
散媒を内包したマクロカプセルであることを特徴とする
請求項9に記載の表示素子。 - 【請求項12】 一対の基板と、該基板間に介在する有
機EL媒体からなる表示媒体と、該表示媒体を基板面に
対して垂直に分離する隔壁を有し、該隔壁は自己形成化
材料により形成された隔壁であり、該隔壁と該基板で構
成された空孔内に前記表示媒体が設けられていることを
特徴とする請求項1に記載の表示素子。 - 【請求項13】 一対の基板と、該基板間に介在する表
示媒体と、該表示媒体を基板面に対して垂直に分離する
隔壁を有する表示素子の製造方法であって、(1)基板
上に自己形成化材料により隔壁を形成する工程、(2)
該隔壁と該基板で構成された空孔内に表示媒体を充填す
る工程、(3)該隔壁上を対向する基板で覆い、基板間
を封止する工程、の各工程を有することを特徴とする表
示素子の製造方法。 - 【請求項14】 基板上に前記自己形成化材料により隔
壁を形成する位置が、表面状態の異なる所望のパターン
を設けた位置上であることを特徴とする請求項13に記
載の表示素子の製造方法。 - 【請求項15】 前記所望のパターンが、基板上に設け
られた疎水性部分により形成されていることを特徴とす
る請求項14に記載の表示素子の製造方法。
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