JP2003105928A - 建築用防水シート体及び成形型 - Google Patents

建築用防水シート体及び成形型

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JP2003105928A JP2001299467A JP2001299467A JP2003105928A JP 2003105928 A JP2003105928 A JP 2003105928A JP 2001299467 A JP2001299467 A JP 2001299467A JP 2001299467 A JP2001299467 A JP 2001299467A JP 2003105928 A JP2003105928 A JP 2003105928A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保形性のよい建築用防水シートと、これを複
数枚組み合わせてなる防水シート体、及びこれらを効率
的に成形できる成形型を安価に提供する。 【解決手段】 平面視略L形に形成した基板a1の凹角
部を挟む両縁部に沿って各々側板a2を立設し、上記凹
角部上において接合する両側板a2,a3の垂直縁部a
2’,a3’同士を接合して一体的な単一成形型aを構
成し、この単一成形型aを複数個、形状一致した状態に
て重ね合わせ、これら単一成形型aの間にて、裁断した
ゴム引布b’を挟持して防水シートを成形し、この防水
シートを組み合わせて防水シート体を構成したものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、雪溜まりを設け
た屋根や、陸屋根、ベランダ等の所要箇所に防水用とし
て被装する建築用の防水シート体に関し、さらに詳しく
は、ゴム布、ゴムシート等を所要箇所に皮装して防水を
施す際に用いる建築用防水シート、及び同シートを複数
枚組み合わせて成る防水シート体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、降雪の多い地方によく見られる雪
溜まりを設けた屋根や、マンションの陸屋根、ベラン
ダ、窓用の開口部等の防水処理として、雪溜まりの内部
や陸屋根の表面に防水用のシートを全面的に被設する場
合がある。これらの建築用防水シートは、雪溜まりや陸
屋根に生じるひび割れや間隙等、特に、建築構造の四隅
部や平面視直角に形成される凸状の角部及び凹状の角部
に生じる隙間やひび割れを塞ぎ、雨水や雪どけの水が建
築躯体の内部に浸入するのを防止する。
【0003】上記したように、屋根の雪溜まりや陸屋
根、ベランダ等、窓用の開口部など3辺が集合する凹状
の四隅角部や、これとは反対に、3辺が集合して突出す
る角部が形成され部位が必然的に形成される。上記した
ような構造では、角部の周囲、特に角部に集合する縁部
部に小さな隙間や亀裂が生じる場合が多い。よって、防
水シートを敷設する段階にてこれらの隙間や亀裂にコー
キング材を充填する等の処置を施しているのが現状であ
る。しかし、これらの充填剤は、経年変化により隙間や
亀裂との接着面が剥離して水密性が破られ、結果的に
は、上記したように建築躯体の内部にまで水が浸入して
雨漏りの発生や、木製構造物の劣化等の起因となってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、上記した雪溜ま
りや陸屋根の構造に形成される凹状の角部や凸状の角部
には、そこに生じる隙間や亀裂を防水シートにより部分
的に塞ぐ試みが成されている(実公平6−31002
号,実行平6−31003号)。上記した防水シート
は、ゴムシートや合成樹脂シートを用いて複数の部材を
所定形状に裁断し、これらの部材に設けた接着片を貼り
合わせることで水密を維持し得る立体的な防水シートと
を構成し、この防水シートを目的とする角部に被覆する
形で接着することで、上記素材の角部周囲の水密を確保
している。尚、上記した公報の中では、防水シートと同
様なものを型成形により製造することもできるが、成形
型の製作費がかかるので、コスト高となることを指摘し
ている。
【0005】しかしながら、上記した従来の防水シート
は、一枚状のシートから複数枚の部材を裁断し、これら
の部材に形成した貼着片を相手の部材の所定位置に接着
することにより、立体的な防水シートを構成するもので
あるから、完成した防水シートに癖が残り易く、保形性
に劣っていた。すなわち、施工の際には、防水シートの
保形性の悪さから、装着位置の素地から浮きやすく、現
場における施工性に問題があった。また、現場において
目的とする角部に密着した状態で接着することが難しい
ため、接着面、特に角部に剥離が生じないように作業を
行なう必要から施工時に余計な手間がかかっていた。
【0006】本発明の課題は、保形性のよい建築用防水
シートと、この防水シートを複数枚組み合わせてなる防
水シート体、及びこれらを効率的に成形できる成形型を
安価に提供すると共に、最小限の成形型により、建築躯
体の多くの部位に使用できる汎用性の高い建築用防水シ
ート体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】建築用の防水シートを成
形する際に用いる成形型は、複数個の単一成形型を重ね
合わせて構成したものである。単一の成形型は、平面視
において略L形に形成した凹状の角部を有する基板を有
する。この基板の凹状角部を挟む両縁部に沿っては、各
々側板を垂直に立設してある。また、凹角部上において
接合する両側板の垂直縁部同士は接合し、これにより、
一体的な単一成形型を構成する。上記した単一成形型は
複数個、形状一致した状態にて重ね合わせることがで
き、これら単一成形型の成形面同士の間にて、所定の形
状に裁断したゴム引布若しくはゴムシートを挟持しつ
つ、加圧,加硫することにより、上記成形型の成形面と
同形の製品が成形される。
【0008】防水シートを成形する際には、製品となる
未加硫のゴム布若しくはゴムシートを、成形型の全て成
形面に被着する形状に裁断する。このように裁断した未
加硫のゴム布若しくはゴムシートは、同成形型の各成形
面に被着する、接合する縁部同士は接合代を介して重ね
合わせ、単一成形型同士の間に挟み込み、これを両単一
成形型の成形面により表裏両面から挟持し、加硫可能な
状態とする。
【0009】請求項2記載の建築用防水シートは、未加
硫のゴム引布、若しくはゴムシートを、上記単一成形型
の各成形面を展開した形状に裁断する。このように裁断
した未加硫のゴム引布、若しくはゴムシートは、成形型
の各成形面に被着する、接合の必要な縁部は、裁断の際
に形成した接合代を介して重ね合わせる。そして、未加
硫のゴム引布,ゴムシートを単一成形型同士の間に挟み
込み、同成形型の成形面により挟持する。上記したゴム
引布若しくはゴムシートは、単一シートの凸側の片面と
凹側の片面との間に挟まれつつ、表裏両面から加熱,加
圧されて成形面と同形に加硫成形される。尚、本発明の
成形型は、単一成形型を2枚以上重ね合わせて使用する
ものであり、例えば重ね合わせた5枚の単一成形型の各
々の間に所定形状に裁断した未加硫ゴムシートを順次挟
み込むことにより、4枚の防水シートを5枚の単一形成
型を用いて一度に加硫成形できる。尚、請求項3乃至5
記載の建築用ゴムシート体は実施例の中で合わせて説明
する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。本発明の防水シートcは、屋根に設
置された雪溜まりや、マンション等の陸屋根、また、窓
と成る建築躯体の開口部の下辺部部とその両端の角部、
陸屋根に立設する支柱の基端部周囲等に、防水用のシー
トを敷設して防水を施す際に、特に水漏れの生じやすい
凹状の角部、若しくは凸状の角部部に被設して同部分に
おける水密性を保持するものであり、複数枚組み合わせ
て防水シート体として使用するか(図5,図6,図
7)、もしくは図4にて示すように単体にて使用する。
【0011】図2は、本発明を実施した建築用の防水シ
ートcを成形する成形型Aを示している。この成形型A
は鋼板を用いて同形に形成した複数個の単一成形型aか
ら構成し、これら単一成形型aを必要個数重ね合わせる
ことにより使用する。単一成形型aは、適度な板厚、例
えば5mm程度のステンレス鋼板等を用いて成形してあ
る。また、単一成形型aは、平面視略L形に切断した基
板a1を有し、同基板aのL形の角部を同単一成形型a
の凹状の角部a4としてある。そして、基板a1の角部
a4を挟む両縁部a5には各々側板a2,a3の下縁を
溶接により接合し、それぞれ基板a1から垂直に立ち上
がるように立設してある。
【0012】また、基板a1の両縁部a5から垂直に立
ち上がる両側板a2,a3の垂直縁a2',a3'は、相
互に付き合わせた状態で溶接し、一体的に接合してあ
る。これにより、単一成形型aには、平面視L形の基板
a1表面と、同基板a1の角部a4にて直角に接合し、
且つ基板a1に対して垂直に立ち上がる両側板a2,a
3とからなる3面のa10,a20,a30の各成形面
が構成される(図2)。
【0013】単一成形型aは、凹側面と凸側面の双方が
成形面となるので、表面及び溶接にて接合した縁部分
は、研削して精密に仕上げる。また、成形型Aは、上記
した如く構成した単一成形型aを適宜個数、例えば5個
一組として構成する。そして、各単一成形型a同士を順
次重ね合わせた状態において、凹側面と凸側面とが形状
一致した状態でぴったりと密着するように構成してあ
る。尚、成形型を構成する単一成形型の数は2個以上任
意に変更しても良い。
【0014】一方、防水シートcとなるシート材は、高
張力性の繊維からなる基布の両面に、未加硫のゴム層を
全面的に被着したゴム布から成る。また、ゴム布は、基
布の片面に未加硫ゴムを被着したゴム布を二枚重ね合わ
せて、加硫の際に基布の隙間から染み出したゴムによ
り、両ゴム布を一枚状に成形する構成したものであって
もよい。
【0015】上記したゴム布に用いるゴムとしては、天
然ゴム、クロロプレンゴム、スチレンブタジエンゴム、
ブタジエンゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、
ブチルゴム、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム、
クロロスルホン化ポリエチレン、アクリルゴム、ウレタ
ンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、ポリスルフィド
ゴム、等があげられるが、特に防水性と耐久性がよいブ
チルゴム、クロロプレンゴム、クロロスルホン化ポリエ
チレン等が好ましい。
【0016】また、ゴム布の基布としては、材質はポリ
エステル、ポリアミド、レーヨン、ポリ塩化ビニル等が
上られるが、ゴムとの接着性のよいポリアミドポリ塩化
ビニルが好ましい。本実施例ではポリアミドの平織りを
使用しているが、基布の折り方としては、平織り、綾織
り、朱子織りが寸法安定性が優れているので好ましい。
特に、平折りはゴム層に食い込むのでよい。また、ゴム
布は、カレンダー加工の後に加硫を行なうが、本願に用
いるゴム布は、カレンダー加工の後に加硫を行なわな
い。
【0017】防水シートcを成形するためのシート材
b’は、未加硫のゴム引布を裁断して成る。シート材
b’は、単一成形型aの基板a1と略同一、若しくは一
回り大きく裁断する。即ち、シート材b’は、平面視略
L形の面b’1を構成するシート材b10と、平面視L
形の両縁b’5に沿って垂直に立ち上がる両面b’2,
b’3を構成するシート材b20とを組み合わせて成
る。上記した如く、シート材b20を平面視L形に曲げ
て両面b’2,b’3を構成するシート材b20は、シ
ート材b10の縁b’5に対応する部位に沿って貼着片
b’6を形成し、上記シート材b10の縁b’5にて断
面L形に折り曲げ、同貼着片b’6をシート材b10の
下面側に挿入できるように構成してある(図3−a〜図
3−c)。
【0018】そして、上記したように形成したシート材
b’は、シート材b20の両面b’2,b’3を中央部
から折り曲げで単一成形型aの両側板a2,a3に各々
全面的に貼着する。また、シート材b20の下縁に沿っ
て形成した両接着片b’6は、単一成形型aの両縁a5
に沿わせた状態にて直角に折り曲げて、基板a1の上面
に接着せしめる。次いで、平面視略L形に裁断したシー
ト材b10を上記単一成形型aの基板a1の上に載せて
全面的に接着せしめる。この際、シート材b10の内側
の縁部を上記接着片b’6の上に載せて密着せしめて形
を整える。尚、上記したように単一成形型aに貼着した
シート材b’の凹角部b’4は、成形時に薄肉状になり
やすいので、未加硫ゴムシートを適宜な大きさに裁断し
てなる当て布b’7を凹角部b’4の裏側に貼着すると
よい(図3−c)。尚、上記したように貼着片b’6を
接着する際には接着面同士を溶剤で拭いておくと確実に
接着できる。
【0019】単一成形型aにシート材b’を貼り付けた
ならば、この型の上に他の単一成形型aを重ね合わせ、
両単一成形型aの間にて上記シート材b’を挟持する
(図2)。尚、2枚以上の防水シートcを一度に成形す
る際には、上記した如く重ね合わせた2枚目の単一成形
型aの表面に、未加硫のシート材b’同様に貼り付けて
た後、3枚目の単一成形型aを重ね合わせる。本実施例
の成形型Aの場合、5枚の単一成形型aの間に4枚のシ
ート材b’を挟んだ状態にて各面をクランプする。そし
て、各単一成形型aの間にシート材b’を挟持した状態
にて、所定時間加熱,加圧してシート材b’を加硫成形
する。
【0020】ちなみに、本実施例の成形型Aの場合、5
枚の単一成形型aの間に4枚のシート材b’を挟んだ状
態にて各面をクランプし、単一成形型aの間にシート材
b’を挟持した状態にて、所定時間加熱,加圧してシー
ト材b’を加硫成形する。一度に加硫できる数は、2枚
から30枚程度まで可能であるが、大きさからいって加
硫釜には何セットでも入るので、無理に重ねることは不
要である。加硫条件は、本実施例の場合、100C゜に
て20分、150C゜にて90分程度の範囲で行なって
いる。尚、本実施例にあっては、カレンダー加工の後に
ゴム布を加硫せずに、未加硫の状態のまま裁断して成形
型aに貼り着して加硫成形したが、本発明の防水シート
にあっては、カレンダー加工の後に予備加硫し、このゴ
ム布を裁断して成形型aに貼り着した後に後加硫して完
全な製品としてもよい。
【0021】加硫後に重ね合わせた各単一成形型aを分
解すると成形面に密着して正確に成形された防水シート
cが脱型される。そして製品の周囲にはみ出たバリを切
断すると防水シートcが完成する。ちなみに、加硫後の
防水シートcの厚みは、0.6〜0.8mm程度であ
り、接着片と重なり合う部分等は1mm前後の肉厚とな
る。上記した如く製造した防水シートcは、例えば、屋
根の雪溜まり陸屋根等に形成される凹状の四隅部分等に
接着剤を塗布して接着し、同部分の水密を維持する。防
水シートcは、型成形により正確に成形される上、ゴム
布の基布による強度の向上と伸縮性の低減により、良好
な保形性を維持できるので、施工作業も簡単且つ確実に
行なうことができる。
【0022】次に、上記した如く成形した防水シートc
を複数枚組み合わせて構成することにより、建築躯体の
所要箇所に形状一致した状態で被装する防水シート体の
説明をする。図5は、コンクリートにて構成した建築躯
体の垂直な壁面B1と、この壁面E1から突出する形で
構成したバルコニーE2との接合部位に被装するシート
体C1を示している。この防水シート体C1は、2枚の
防水シートcを組み合わせて構成してある。防水シート
体C1は、2枚の防水シートcを並べ、略L形に形成さ
れる両側板面b2,b3の端縁部b4,b4’同士と、
基板面b1の端縁部b4同士を各々水密保持した状態に
て接合してなるものである。両防水シートcは、その端
縁部b4,4’同士を適宜な幅、例えば2cm程度の幅
をもって重ね合わせて接合する。この接合は、ブチルゴ
ム等の接着剤用いて接着することにより、水密を保持す
る。
【0023】上記した如く構成した防水シート体C1
は、基板面b1からなる壁面接着部位b10と、断面略
コ形に形成される嵌合部b20とからなる。この防水シ
ートcは、コンクリートからなる建築躯体のバルコニー
の壁当り部位等に使用する(図5)。記防水シート体C
1を設置する際には、同防水シート体C1の内面と建築
躯体の設置面との両方に接着剤を塗布した後、防水シー
ト体C1を設置部位に装着し、上から満遍なく押圧する
ことにより密着させ、水密性を維持する。上記した如く
防水シート体C1を設置することにより、比較的ひびや
間隙の易いバルコニーE2の上辺部と壁面E1との接合
部を全面的に被覆し、同部位における水密性を維持す
る。また、防水シート体C1は型成形により所定形状に
保形されるため、上記したような設置作業を円滑に行う
ことができ、且つ良好な密着性により高い水密性を確保
できる。
【0024】図6にて示す防水シート体C2は、建築躯
体の窓となる開口部E3の下辺部E4および同下辺部E
4の両端の角部E5に設置するものである。この防水シ
ート体C2は、2枚の防水シートcとこれらを連絡する
L形シートc’とを組み合わせて構成してある。2枚の
防水シートcは、窓の開口部E3の幅と同じ間隔を置い
てL形シートc’により接合する。防水シート体C2
は、2枚の防水シートcをL形シートc’により一体的
に接合した状態から上記開口部Eの下辺部に設置する
か、もしくは両防水シートcを開口部Eの両角部E5に
各々接着した後、開口部Eの下辺部E4にL形シート
c’を被装し、その両端部を上記両防水シートcの端縁
部 b4,b4'に重ね合わせる形で接着する。尚、この
防水シート体C2の場合、両側板面b2,b3の端縁部
b4,b4’の接合部となる角部の内側の面が接着面と
なるように設置する。
【0025】防水シート体C2接着作業は上記した防水
シート体C1と同様に行い、ひびや隙間の生じ易い窓開
口部E3の下辺部E4、及びその両端の角部E5を被覆
する。これにより開口部E3からの雨水の浸入を効果的
に防止できる。また、上記したL形シートc’は、防水
シートcと同様に成形型を用いて成形しても、もしくは
帯状に裁断したのゴム布シートを開口部E3の下辺部E
4の角部に沿って折り曲げながら接着してもよい。
【0026】次に、図7に示す防水シート体C3につい
て説明する。この防水シート体C3は、4枚の防水シー
トcを組み合わせて構成したものであり、たとえば、陸
屋根式の屋根面E6に支柱E7を立設してある箇所等に
設置する。この防水シート体C3の場合、支柱E7の下
端部と床面とが接する角部の周囲に4枚の防水シートc
を配置する(図7−b)。各防水シートcは両側板面b
2,b3の端縁部b4,b4’の接合部となるL形角部
の内側の面を接着面とする。そして、各防水シートc
は、支柱E7の下部における各角部の表面に平面視略L
形に接合される両側板面b2,b3を被嵌して接着する
と共に、基板面b1の下面を屋根面E6に接着する。す
なわち、各防水シートcは、支柱下端角部の周囲に形状
一致した状態で被装される。
【0027】また、上記した如く設置した各防水シート
cの端縁部b4,b4’は2cm程度の幅をもって重ね
合わせ、隙間のないように接着して支柱E7下端部の周
囲四面と、それに接する屋根面E6とに密着した状態で
設置する。上記した防水シート体C3は、支柱E7の下
端部周囲に沿って4枚の防水シートcを接着することで
設置したが、同防水シート体は4枚の防水シートcを前
もって接着し、一体的に組み合わせた状態とし、支柱の
上から嵌合する形で設置してもよい(図7−a)。これ
には、支柱の上端が突出している場合に限られる(この
ような構造も稀にある)。尚、上記した支柱E7周囲の
部位以外の屋根面E6に通常の防水シートを貼る場合に
は、上記防水シートcの基板面b1の表面を被う形で貼
着する。これは他の実施例にも共通する。
【0028】上述したように、成形型の単一成形型に貼
着するシート材は、未加硫のゴム引布を所定の形状に裁
断して形成するが、その形状は上記単一成形型の成形面
を必要に被覆し得る形状であれば、どのような形状に設
定してもよい。また、上記シート材の大きさは、余裕を
みて品物の各面よりも若干大きく設定するが、単一成形
型の型面よりも幾分小さくても、若しくは型面から若干
はみ出る状態でもよい。上記した実施例では、保形性を
優先し、ゴム引布を用いて防水シートを構成したが、本
願の防水シートは、通常のゴムシートをゴム引布の場合
と同様に成形型を使用して成形してもよい。さらに、上
述した防水シート体は、上記したように建築躯体の設置
部位と防水シートの接着面に接着剤を塗布して接着した
が、防水シート体の接着面にあらかじめプチルゴム等の
接着剤を塗布して接着剤層を作り、その表面に剥離シー
トを被着した状態とし、現場において剥離シートを剥が
して防水シートを設置部位に接着するように構成しても
よい。
【0029】
【発明の効果】本発明の建築用防水シートの成形型は、
平面視略L形に形成した凹状角部を有する基板と、その
凹状角部の縁に立設して接合した両側板とにより単一成
形型を構成し、この単一成形型を複数個重ね合わせて構
成する。この成形型は、単一成形型の間で未加硫のゴム
引布若しくはゴムシートを挟持した状態で加硫成形する
ように構成したものであるから、型の構造が平面(平
板)の組み合わせからなる単純な形態となり、高価であ
る型の製造コストを大幅に低減できる。また、成形型に
より防水シート加硫成形する際には、重ね合わせる単一
成形型の数を増やすことにより、一度に成形し得る防水
シートを簡単に増減することができるので、防水シート
の加硫成形も無駄なく能率的に行なえ、防水シートの製
造コストの低減を図れる。
【0030】請求項2記載の建築用防水シートは、上記
請求項1記載の成形型のように構成した単一成形型の各
面を展開した形状に、未加硫のゴム引布若しくはゴムシ
ートを裁断し、これを単一成形型の凸側若しくは凹側の
面を被うように貼着する。そして、上記成形型に他の単
一成形型を重ね合わせて上記ゴム引布若しくはゴムシー
トを両成形型の成形面同士の間に挟持し、圧着した状態
で加硫せしめて一体に加硫成形したものであるから、防
水シートの仕上がり形態が成形型の成形面と同様、非常
に正確であると共に、成形した製品は、今までにない良
好な保形性を有する。特に基布を内在するゴム引布にお
いては強度があり、良好な保形性を有する。
【0031】また、複数枚の防水シートを組み合わせて
使用することにより、色々な建築部位、例えば、バルコ
ニーと壁との当り部位、窓開口の下辺部分、支柱と床面
との接合部位等に幅広く使用することができ、汎用性に
優れる。さらに、施工時には、建築躯体の角部に被装し
て接着するだけで、所定の形状を正確に維持できるの
で、接着時に浮きや剥がれ等を生じることがなく、上記
角部に生じる隙間や亀裂を確実に被覆することができ
る。その結果、現場での施工性が格段と向上し、仕上が
りは良好で、且つ、防水性、耐久性に優れる。
【0032】請求項3の建築用防水シート体は、上記し
た請求項2記載の建築用防水シートを2枚並置し、略L
形に形成した両側板面及び基板面の端縁部同士を各々水
密保持した状態にて接合して成るものであるから、建築
躯体の壁面と、その壁面に接合されるバルコニーの側壁
との当接部位等に被装することにより、その接合部に生
じる間隙やひび割れを全面的に被覆し、雨水や雪解け水
の浸入を確実に防止し得る。
【0033】請求項4記載の建築用防水シート体は、上
記した請求項2記載の建築用防水シートを所定の間隔を
置いて2枚並置し、両側板面及び基板面の各々の端縁部
同士の間を断面略L形に形成した所定長さのL形シート
により水密を保持した状態にて接合して成るものであ
る。よって、建築躯体に設けられる窓用の開口の下辺部
と、その両端部位の角部との範囲等に接着して被装する
ことにより、特に風雨にさらされる窓開口の下辺部位に
生じる隙間やひび割れを全面的に被覆し、雨水等が建築
躯体内に浸入するのを確実に防止することができる。
【0034】請求項5記載の建築用防水シート体は、請
求項2記載の建築用防水シートを4枚組み合わせて成
り、それぞれのシートの垂直縁部に形成される直角部を
四方へ向けて配置する。そして、付き合った側板面及び
基板面の縁部同士をそれぞれ水密保持した状態にて接合
し、平面視略四角形の筒状部と、該筒状部の基端口に沿
って鍔状に周設される接地面とを形成して成る。よっ
て、建築躯体の床面と、該床面に立設する支柱の下端部
周囲の角部とを上記防水シート体の筒状部と接地面とに
より被覆することで、上記角部に隙間やひび割れが生じ
ても所要部位を全面的に被装した防水シート体により水
密を維持できるので、雨水や雪解け水が建築躯体の内部
に浸入するのを効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施した防水シート材を一部切欠し
て示す斜視図。
【図2】 本発明を実施した成形型を示す斜視図。
【図3】 (a)は未加硫のシート材を示す斜視図、
(b)は基板面と両側板面の未加硫シートを接合した状
態を示す斜視図、(c)は当て布を角部に貼着して成る
未加硫シート材を示す斜視図。
【図4】 本発明の防水シートを建築躯体の突角部に被
装した状態を示す斜視図。
【図5】 本発明を実施した防水シート体を建築躯体の
壁面とバルコニーの壁との当接部に設置した状態を示す
斜視図。
【図6】 (a)は窓の開口部に設置する防水シート体
を示す斜視図、(b)は、窓開口部の下辺部に設置した
防水シート体を示す斜視図。
【図7】 (a)は支柱と床との当接部に用いる防水シ
ート体を示す斜視図、(b)は同防水シート体を支柱の
下端部周囲と床面との当接部に設置した状態を示す斜視
図。
【符号の説明】
A・・・成形型 a・・・単一成形型 a1〜a3・・・面(成形型) b’・・・シート材 b1’,b2’,b3’・・・面(シート材) b4,b4’・・・端縁部 C1,C2,C3・・・防水シート体 c・・・防水シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉成 勝美 福島県いわき市平赤井字日渡71 オカモト 株式会社福島工場内 (72)発明者 小林 卓司 東京都文京区本郷3丁目27番12号 オカモ ト株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面視略L形に形成した凹角部を有する
    基板を有し、該基板の凹角部を挟む両縁部に沿って各々
    側板を垂直に立設し、且つ、上記凹角部上において接合
    する両側板の垂直縁部同士を接合して一体的な単一成形
    型を構成し、この単一成形型を複数個、形状一致した状
    態にて重ね合わせ、これら単一成形型の成形面同士の間
    にて、所定の形状に裁断したゴム引布若しくはゴムシー
    トを挟持するように構成した建築用防水シートの成形
    型。
  2. 【請求項2】 未加硫のゴム引布若しくはゴムシートを
    上記単一成形型の凹側若しくは凸側の各面を展開した形
    状に裁断し、このゴム引布若しくはゴムシートを同単一
    成形型の凸側若しくは凹側の各面を被うように貼着する
    と共に、その単一成形型に他の単一成形型を重ね合わ
    せ、これら単一成形型の成形面同士の間にゴム引布若し
    くはゴムシートを挟持した状態で加硫して成る建築用防
    水シート。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の建築用防水シートを2枚
    並置し、略L形に形成した両側板面及び基板面のそれぞ
    れの端縁部同士を各々水密保持しつつ接合してなる建築
    用防水シート体。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の建築用防水シートを所定
    の間隔を置いて2枚並置し、略L形に形成した両側板面
    及び基板面の端縁部同士の間を断面略L形に形成した所
    定長さのL形シートにより水密を保持しつつ接合してな
    る建築用防水シート体。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の建築用防水シートを4枚
    具備し、それぞれのシートの垂直縁部に形成される平面
    視直角部の凸側を四方へ向けて配置し、且つ、付き合っ
    た側板面及び基板面のそれぞれの端縁部同士を水密保持
    しつつ接合し、平面視略四角形の筒状部と、該筒状部の
    基端口に沿って鍔状に周設される接地面とを形成して成
    る建築用防水シート体。
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