JP7097661B2 - 入隅部用防水部材および該防水部材を用いた防水構造、防水工法 - Google Patents

入隅部用防水部材および該防水部材を用いた防水構造、防水工法 Download PDF

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本発明は、屋上や屋根、ベランダ等の防水構造の立ち上がり壁を有する入隅部に使用する防水部材および該防水部材を用いる防水構造、防水工法に関する。
従来、ベランダ、バルコニー、陸屋根等における躯体を防水シートにより防水施工を行う場合、躯体のパラペット部分や室内への出入り口となるサッシ下など立ち上がり壁を有する入隅部においては、防水シートを水平床から立ち上がり壁に沿って立ち上げ躯体に接着して防水シート端部をシーリングで固定する方法や、立ち上がり壁に合成樹脂被覆鋼板を取り付けてそれに防水シートを溶融着するという方法を用いている。
特許文献1には、ベランダの窓枠サッシ下の施工法としてベランダ床に敷設された防水シートを窓枠サッシの下方のモルタル壁に沿って立ち上げ、モルタル壁の外側面に形成された防水シート取付溝に防水シートの上端縁を挿入し、そのシート取付溝内にパテを充填して固定するサッシ下の外装施工法が開示されている。
特開平6-248779号公報
一方で、ベランダやバルコニーと屋内との出入り口付近の段差を小さくし、出入り時の段差による転倒などの危険を低減した建物がある。
このような建物では躯体の立ち上がり壁の水平床からの高さが非常に低いものであり、このような躯体に防水シートを施工する場合、前述したような方法では立ち上がり壁の高さが十分でないため作業しにくいといった問題がある。特に防水シートの改修作業においては、すでに設置されているサッシや水切りといった部材が障害となって作業が困難であった。そのため、防水施工を施しても立ち上がり壁の部分の防水性が不十分となる恐れがあった。通常、防水シートが十分に接合しているかどうか判断するため防水シート端部の小口に細い棒などをあてがい接合状態を確認するが、そのような確認作業も不可能である。
そこで、本発明は上記課題を解決するものであって、防水シートの施工作業が困難な立ち上がり壁を有する下地においても十分な防水性能を有する防水構造および防水工法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明が講じた手段の概要は、弾性を有し断面がやや鈍角のL字形状である防水部材としたことである。
具体的には、立ち上がり壁とそれに続く水平床からなる入隅部に用いる防水部材であって、弾性を有し弾性変形可能な熱可塑性樹脂、熱可塑性エラストマー、ゴムから選ばれる組成物のみからなるシートまたは前記シートと基布とを積層したシートからなり、一の防水片とそれに隣接し延設される他の防水片とこれらが交差して形成される角部とからなる断面略L字形状であり、一の防水片と他の防水片の成す角が鈍角である入隅部用防水部材である。本発明の防水部材によれば、入隅部に防水部材を配置する際に防水部材を弾性変形させつつ入隅部に合わせて配置することで一方の防水片を立ち上がり壁に圧着させることができ、施工作業が困難な立ち上がり壁を有する下地においてもこの圧着力を利用して防水片を立ち上がり壁に固定することができる。
また、立ち上がり壁とそれに続く水平床からなる入隅部の防水構造であって、立ち上がり壁と水平床との交差部分である入隅と、前述の入隅部用防水部材の一の防水片と他の防水片との交差部分である角部とが合わされ入隅部用防水材が弾性変形し一の防水片が立ち上がり壁に密着された状態で配置され、一の防水片が立ち上がり壁に、他の防水片が水平床にそれぞれ固定されている防水構造である。
またさらに、立ち上がり壁とそれに続く水平床からなる入隅部の防水工法であって、前述の入隅部用防水部材の他の防水片を水平床側に配置し、入隅部用防水材を弾性変形させながら一の防水片と他の防水片との交差部分である角部を、立ち上がり壁と水平床との交差部分である入隅に合わせて一の防水片を立ち上がり壁に密着させた状態で他の防水片を水平床に固定する工程と、一の防水片を立ち上がり壁に固定する工程とを有する防水工法である。
本発明によれば、立ち上がり壁の高さが十分でない、また立ち上がり壁の上部に障害物等があり防水シートの施工作業が困難な立ち上がり壁を有する下地においても防水施工が可能であり、十分な防水性能を有する防水構造とすることができる。
本発明の入隅部用防水部材の例を示す斜視図である。 本発明の入隅部用防水部材の例を示す断面図である。 本発明の入隅部用防水部材を使用した入隅部の防水構造の部分断面図である。 本発明の入隅部用防水部材を使用した入隅部の防水工法の説明図である。 本発明の入隅部用防水部材を使用した入隅部の防水構造の部分断面図である。 本発明の入隅部用防水部材を使用した入隅部の防水工法の説明図である。 本発明の入隅部用防水部材を使用した入隅部の防水構造の部分断面図である。 本発明の入隅部用防水部材を使用した入隅部の防水構造の部分断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
図3は本発明の入隅部用防水部材を使用した防水構造の一例であり、建物のベランダの床部からサッシ下までの部分構造の断面を示している。水平床22と、水平床22からほぼ垂直に立ち上がるサッシ下の立ち上がり壁21と、水平床22と立ち上がり壁21の交差部分である入隅23からなる入隅部2が本発明の入隅部用防水部材1で覆われており、入隅部用防水部材1の一の防水片11と入隅部2の立ち上がり壁21、入隅部用防水部材1の他の防水片12と入隅部2の水平床22とがそれぞれ固定されている。
図1は図3の防水構造に使用されている入隅部用防水部材1の斜視図である。入隅部用防水部材1は断面が略L字形状の長尺板状の部材であり、平板状の一の防水片11と同じく平板状の他の防水片12とが成す角が直角ではなくやや鈍角に形成されている。入隅部用防水部材1は弾性を有する材質からなり、例えばポリ塩化ビニル系樹脂、ポリエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂などのオレフィン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂などの熱可塑性樹脂や、熱可塑性エラストマー、ゴムなどの組成物からなるものが好ましい。また寸法安定性や強度を補強するために基材を積層しても良く、ガラスクロスやポリエステルクロスなどの基布を積層することができる。
図2に本発明の入隅部用防水部材1の断面図を示す。入隅部用防水部材1は一の防水片11と他の防水片12との交差部分である角部13を有している。角部13は(2-1)のような角を成していてもよく、(2-2)のように弧を成していてもよい。一の防水片11と他の防水片12の成す角θの角度は、鈍角(90°<θ<180°)であり、好ましくは100°<θ<140°である。(2-2)のように角部13が弧を成している場合は、一の防水片11の端縁部の接線P1と他の防水片12の接線P2とが交わり形成する角をθとする。
このように入隅用防水部材1の一の防水片11と他の防水片12とのなす角を鈍角とすることで、入隅用防水部材1を入隅部に密着させた際に立ち上がり壁21に接する一の防水片11が入隅用防水部材1の弾性力により立ち上がり壁21に密着し、一の防水片11を立ち上がり壁21に接合する際に接合作業が容易になる。さらに、接合後も一の防水片11が立ち上がり壁21に密着した状態で固定され、美観の点および防水性能の面においても優れる。
入隅部用防水部材1の厚さは1mm~3mmで好ましくは1.5mm~2mmである。寸法は施工場所により適宜設計することができる。一例として挙げると、図3におけるサッシ下の立ち上がり壁21の高さが20mmの場合は、一の防水片11の長さa1は15mm程度に設計すればよい。また施工場所によっては不陸や水勾配があり立ち上がり壁21の高さが一定でないことがあるため、適宜現場に合わせてカットして一の防水片11の長さa1を調整することもできる。他の防水片12の長さa2も同様であるが、水平床22において別の防水部材とラップすることを考慮すると他の防水片12の長さa2は40mm以上あることが好ましい。入隅部用防水部材1の幅についても適宜設計できるが、本発明において施工性を考慮すると50mm~100mm程度が扱いやすく好ましい。
入隅部用防水部材1の製造方法としては、押出成形、ロール成形、カレンダー成形などの各種シート成形方法によりシートを成形したあと、曲げ加工や熱プレスなどの後加工により略L字形状に形成する方法や、またはあらかじめ略L字型のダイを用意して押出成形によりワンステップで製造する方法がある。
続いて本発明の入隅部用防水部材を使用した防水構造について図3を用いて説明する。
図3において、立ち上がり壁21、水平床22および入隅23から構成される入隅部2はコンクリート下地(RC)A1からなる。入隅部2には表面を塩化ビニル系樹脂で被覆されたL字型のポリ塩化ビニル系の樹脂被覆鋼板4がビス6で止め付けられており、その上からポリ塩化ビニル系樹脂組成物からなる入隅部用防水部材1aにより覆われている。入隅部用防水部材1aとL字型のポリ塩化ビニル系の樹脂被覆鋼板4とは溶着されており、立ち上がり壁21に入隅部用防水部材1aの一の防水片11aが、水平床22に入隅部用防水部材1の他の防水片12aがそれぞれ固定されている。水平床22の平場部分はポリ塩化ビニル系樹脂組成物からなる防水シート3aで覆われており、防水シート3aの端縁部31aが入隅部用防水部材1の他の防水片12aの上部に重ねられ溶着されている。防水シート3aの端部はシーリング材5で処理されている。
図7は同じく本発明の入隅部用防水部材を使用した防水構造を示すものであるが、図3と異なる点は防水シート3が水平床22全体に敷設固定され、その上からL字型の樹脂被覆鋼板4が入隅部2にビス6で止め付けられており、入隅部用防水部材1は樹脂被覆鋼板4を覆いさらに防水シート3の上部にわたって溶着固定されていることである。また入隅部用防水部材1の他の防水片12の端部はシーリング材5で処理されている。
入隅部用防水部材1と樹脂被覆鋼板4または防水シート3との固定は、溶着固定に限らず接着剤や両面テープなどによる接着固定でも可能である。また入隅部2を構成する下地Aも特に限定されず、鉄筋コンクリート(RC)、プレキャストコンクリート(PC)、軽量気泡コンクリート(ALC)等、さまざまな下地に対応できる。
次に本発明の入隅部用防水部材の施工方法について図4を用いて説明する。
施工手順としてはまず図4の(4-1)に示すように、入隅部2にL字型のポリ塩化ビニル系の樹脂被覆鋼板4をビス6で止め付ける。続いて(4-2)~(4-3)に示すようにポリ塩化ビニル系樹脂組成物からなる入隅部用防水部材1aを、他の防水片12aを水平床22側に配置し、入隅部用防水部材1aを弾性変形させながら入隅部2の入隅23に入隅部用防水部材1aの角部13aを合わせ、一の防水片11aを立ち上がり壁21に圧着させた状態で配置する。そしてまず水平床22に止め付けられたポリ塩化ビニル系の樹脂被覆鋼板4と入隅部用防水部材1の他の防水片12aとを加熱溶着または溶剤溶着により溶着する。ポリ塩化ビニル系の樹脂被覆鋼板4に他の防水片12aが溶着固定された後、立ち上がり壁21に重なるポリ塩化ビニル系の樹脂被覆鋼板4と入隅部用防水部材1の一の防水片11aとを加熱溶着または溶剤溶着により溶着する。
水平床22の平場部分はポリ塩化ビニル系樹脂組成物からなる防水シート3aを敷設施工し、図3のように防水シート3aの端縁部31aを入隅部用防水部材1の他の防水片12aの上部に重ね、加熱溶着または溶剤溶着により溶着する。防水シート3aの端部をシーリング材5で処理する。
このように入隅用防水部材1の一の防水片11と他の防水片12とのなす角を鈍角とに構成されているので、入隅用防水部材1を入隅部に密着させた際に立ち上がり壁21に接する一の防水片11が入隅用防水部材1の弾性力により立ち上がり壁21に密着し、一の防水片11を立ち上がり壁21に接合する際に接合作業が容易になる。さらに、接合後も一の防水片11が立ち上がり壁21に密着した状態で固定され、美観の点および防水性能の面においても優れる。
図7の場合は、はじめに水平床22に防水シート3を敷設固定したあと、図4の(4-1)~(4-3)の手順で施工する。最後に入隅部用防水部材1の他の防水片12の端縁部と防水シート3との重なり部分を溶着等で固定し、入隅部用防水部材1の他の防水片12の端部をシーリング材5で処理する。
続いて本発明の入隅部用防水部材を使用した改修防水構造について図5を用いて説明する。
図5において、立ち上がり壁21、水平床22および入隅23から構成される入隅部2はコンクリート下地(RC)A1からなリ、入隅部2にはポリ塩化ビニル系樹脂組成物からなる既存の防水シート7aが敷設施工されており、その上からポリ塩化ビニル系樹脂組成物からなる入隅部用防水部材1aにより覆われている。入隅部用防水部材1aと既存の防水シート7aとは溶着されており、既存の防水シート7aを介して立ち上がり壁21に入隅部用防水部材1aの一の防水片11aが、水平床22に入隅部用防水部材1aの他の防水片12aがそれぞれ固定されている。水平床22の平場部分はポリ塩化ビニル系樹脂組成物からなる防水シート3aで覆われており、防水シート3aの端縁部31aが入隅部用防水部材1の他の防水片12aの上部に重ねられ溶着されている。防水シート3aの端部はシーリング材5で処理されている。
図8は同じく本発明の入隅部用防水部材を使用した改修防水構造を示すものであるが、図5と異なる点は防水シート3が既存の防水シート7の上に敷設固定され、既存の防水シート7および防水シート3を介して入隅部用防水部材1の他の防水片12が水平床22に固定されていることである。また入隅部用防水部材1の他の防水片12の端部はシーリング材5で処理されている。
なお、図5および図8において、既存の防水シート7と防水シート3との間に可塑剤の移行を防止するための緩衝シートが介在されていてもよい。
また、改修防水構造において、改修前の入隅部の防水構造は図5、図8に示した水平床22から立ち上がり壁21に既存の防水シート7を設ける防水構造だけでなく、これ以外の防水構造に対しても本発明の改修防水構造を適用することができる。
次に改修施工における本発明の入隅部用防水部材の施工方法について図6を用いて説明する。
図6の(6-1)は入隅部2の水平床22から立ち上がり壁21にかけてポリ塩化ビニル系樹脂組成物からなる既存の防水シート7aが施工されている図を示したものである。施工手順は(6-2)~(6-3)に示すようにポリ塩化ビニル系樹脂組成物からなる入隅部用防水部材1aを、他の防水片12aを水平床22側に配置して入隅部2の入隅23に入隅部用防水部材1aの角部13aを合わせ、一の防水片11aを立ち上がり壁21に圧着させた状態で配置する。そしてまず水平床22に敷設施工されたポリ塩化ビニル系樹脂組成物からなる既存の防水シート7aと入隅部用防水部材1の他の防水片12aとを加熱溶着または溶剤溶着により溶着する。既存の防水シート7aに他の防水片12aが溶着固定された後、立ち上がり壁21に施工されているポリ塩化ビニル系樹脂組成物からなる既存の防水シート7aと入隅部用防水部材1の一の防水片11aとを加熱溶着または溶剤溶着により溶着する。
水平床22の平場部分は既存の防水シート7aの上からポリ塩化ビニル系樹脂組成物からなる防水シート3aを敷設施工し、図3のように防水シート3aの端縁部31aを入隅部用防水部材1の他の防水片12aの上部に重ね、加熱溶着または溶剤溶着により溶着する。防水シート3aの端部をシーリング材5で処理する。
図8の場合は、はじめに水平床22上の既存の防水シート7の上に防水シート3を敷設固定したあと、図6の(6-1)~(6-3)の手順で施工する。最後に入隅部用防水部材1の他の防水片12の端部をシーリング材5で処理する。
本発明によれば、立ち上がり壁の高さが十分でなく、立ち上がり壁の上部に障害物等があり防水シートの施工作業が困難な立ち上がり壁を有する入隅部においても容易に防水施工をすることができ、十分な防水性能を有する防水構造を得ることができる。
したがって本発明は、新規防水施工はもちろん改修防水施工にも好適であり、ベランダやバルコニーの掃き出し窓下部や集合住宅の開放廊下の玄関出入り口下など、その他立ち上がり壁の低い入隅部に好適に利用できる。
1 入隅部用防水部材
11 一の防水片
12 他の防水片
13 角部
2 入隅部
21 立ち上がり壁
22 水平床
23 入隅
3 防水シート
31 端縁部
4 樹脂被覆鋼板
5 シーリング材
6 ビス
7 既存の防水シート
A 下地

Claims (3)

  1. 立ち上がり壁とそれに続く水平床からなる入隅部に用いる防水部材であって、
    弾性を有し弾性変形可能な熱可塑性樹脂、熱可塑性エラストマー、ゴムから選ばれる組成物のみからなるシートまたは前記シートと基布とを積層したシートからなり、一の防水片とそれに隣接し延設される他の防水片とこれらが交差して形成される角部とからなる断面略L字形状であり、前記一の防水片と前記他の防水片の成す角が鈍角であることを特徴とする入隅部用防水部材。
  2. 立ち上がり壁とそれに続く水平床からなる入隅部の防水構造であって、
    前記立ち上がり壁と前記水平床との交差部分である入隅と、請求項1に記載の入隅部用防水部材の前記一の防水片と前記他の防水片との交差部分である角部とが合わされ前記入隅部用防水材が弾性変形し前記一の防水片が前記立ち上がり壁に密着された状態で配置され、
    前記一の防水片が前記立ち上がり壁に、前記他の防水片が前記水平床にそれぞれ固定されていることを特徴とする防水構造。
  3. 立ち上がり壁とそれに続く水平床からなる入隅部の防水工法であって、
    請求項1に記載の入隅部用防水部材の前記他の防水片を前記水平床側に配置し、前記入隅部用防水材を弾性変形させながら前記一の防水片と前記他の防水片との交差部分である角部を、前記立ち上がり壁と前記水平床との交差部分である入隅に合わせて前記一の防水片を前記立ち上がり壁に密着させた状態で前記他の防水片を前記水平床に固定する工程と、
    前記一の防水片を前記立ち上がり壁に固定する工程とを有することを特徴とする防水工法。
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