JP2003105907A - 構造材 - Google Patents

構造材

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JP2003105907A JP2001298579A JP2001298579A JP2003105907A JP 2003105907 A JP2003105907 A JP 2003105907A JP 2001298579 A JP2001298579 A JP 2001298579A JP 2001298579 A JP2001298579 A JP 2001298579A JP 2003105907 A JP2003105907 A JP 2003105907A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フック孔を介した光の漏れを防止することが可
能なものであって加工、製造の簡単な構造材を提供す
る。 【解決手段】両面板30、31の対向する位置にフック
孔5をそれぞれ設けるとともに、外側端板32における
一方の面板30または31寄りに偏移した部位に、両面
板30、31のフック孔5同士の対面を遮断する突条6
を板金素材の曲げ加工により一体に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばオフィスで
使用する可動間仕切壁のパネル等に好適に用いられる板
金素材に曲げ加工を施して作られた構造材に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、オフィスで使用する可動
間仕切壁のパネルの縦枠材は、板金素材に曲げ加工を施
して、対をなす面板と、これら両面板の両側縁間に位置
する端板を備えた角パイプ形状のものが一般的であり、
この構造材を構成する縦枠材の対をなす面板の対向する
位置にオプション部材を取り付けるためのフック孔を設
けたものが多く見られる。
【0003】そして、これらのフック孔を介して光が漏
れるのを防止するために、縦枠材の中に綿やスポンジな
どを詰めたり、別体に設けた遮光用の部材を後から取り
付けるなどして、両面板のフック孔同士の対面を遮断し
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
ものであると、一旦、製造した縦枠材に綿やスポンジを
挿入したり、別体に設けた遮光用の部材を挿入して固定
しなければならず、製造工程が多くなる上、長尺な構造
材の内部に対する挿入作業や固定作業は、著しく煩雑な
ものとなってしまう。また、コストもかかることにな
る。
【0005】そこで、このような不具合を解消するため
に、フック孔を介した光の漏れを防止することが可能な
ものであって加工、製造の簡単な構造材を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の構造
材は、板金素材に曲げ加工を施して作られた構造材であ
って、対向する位置にフック孔をそれぞれ有する対をな
す面板と、これら両面板の一側縁間に位置する端板と
を、端板における中央位置から少なくとも一方の面板よ
りに偏移した部位に、両面板のフック孔同士の対面を遮
断する突条を板金素材の曲げ加工により一体に形成した
ことを特徴とする。
【0007】このようなものであれば、縦枠材の曲げ加
工の際に同時に形成した突条によってフック孔間の光の
通過を禁止して光の漏れを防止できるようになる。すな
わち、一旦製造した縦枠材に対して遮光のための付加加
工をする必要がなく、製造を簡単にすることができるよ
うになる。また、突条を端板の中央位置近傍に設けたも
のと比較して、端板の連続した面一な領域を広く確保で
き、この領域に例えば他の構造体と結合するための部材
を挿入するための開口部を設けるなど有効に利用するこ
とができるようになる。さらに、構造材に囲まれた空間
を有効に利用することができるようになる。
【0008】なお、このような構造材としては、両面板
の一側縁間に位置する端板を備えたものであれば、チャ
ネル状の部材であっても角パイプ状の枠材であってもよ
い。
【0009】また、上述のような突条に強度を持たせる
ためには、該突条を、基端を端板に連続させて相互に密
着する2枚の突出片部と、これら両突出片部の先端間を
一体に連続させる屈曲部とからなるもの構成することが
望ましい。
【0010】そして、本発明の効果を特に有効に発揮さ
せるようなものとしては、構造材が、両面板の外面に前
記フック孔をさけるようにしてパネル要素が装着される
パネルの構造材であって、前記端板の中央領域にパネル
同士を連結するための孔を備えているものが挙げられ
る。すなわち、このような構造材の、中央領域に設けた
孔を干渉しない位置に突条を設けることによって、パネ
ル同士を連結する機能を損なうことなく、フック孔を介
した光を遮断することができるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。
【0012】図1は、オフィス等において使用される可
動間仕切壁Wの一部を示している。この可動間仕切壁W
は、第1のパネル1Aと、この第1のパネル1Aよりも
背の低い第2のパネル1Bとを備えたもので、これら両
パネル1A、1B同士を部材結合装置Cを用いて結合さ
せている。
【0013】第1のパネル1Aは、構造枠2の前後両面
にパネル要素Pを装着してなるもので、この構造枠2
は、左右対をなす構造材たる縦枠材3Aを複数本の横枠
材4により結合してなる。第2のパネル1Bは、前記構
造枠2よりも背の低い構造枠2の前後両面にパネル要素
2を装着してなるもので、左右対をなす縦枠材3Bを複
数本の横枠材4により結合してなる。
【0014】各構造枠2の縦枠材3A、3Bは、図2か
ら図4に示すように、それぞれ剛性を有する板金素材に
曲げ加工を施すことにより作られたもので、対をなす前
後の面板30、31と、これら両面板30、31の外方
側縁間に位置する外側端板32と、前記両面板の内側縁
間に位置する内側端板33とを一体的に備えた略角パイ
プ状をなしている。この縦枠材3A、3Bを構成する板
金素材の切断端縁は、前記内側端板33の中央部におい
て溶接等により接合されている。
【0015】さらに、本実施の形態では、両面板30、
31の対向する位置にフック孔5をそれぞれ設けるとと
もに、外側端板32における一方の面板30または31
(図4では面板31)寄りに偏移した部位に、両面板3
0、31のフック孔5同士の対面を遮断する突条6を板
金素材の曲げ加工により一体に形成している。さらに、
外側端板32の中央領域にパネル1A、1B同士を連結
するための開口要素7を設けている。この開口要素7
は、縦枠材3Aおよび3Bの空間S内上端部分に装着す
る第2の結合具Vに関わる開口要素7aと、空間S内中
途位置に挿入する裏当構造体たる第1の結合具Nに関わ
る開口要素7bとを具備してなる。開口要素7aは、第
2の結合具位置決め孔70、ボルト連通孔71、位置決
め孔72とからなる。また、開口要素7bは、ボルト連
通孔73と、開口部74とからなる。この開口要素7b
は、縦枠材3A、3Bの長さに対応させて設たもので、
図2および図3においては縦枠材3A、3Bとに共通す
る部分を図示しているため開口要素7bを一カ所の図示
しているが、縦枠材3Aには、図1および図13に示す
ようにを、上下2カ所設けられている。
【0016】フック孔5は、棚などのオプション部材を
掛かり止めるために、縦枠材3A、3Bの前後の面板3
0、31の側縁近傍に所定のピッチで上下方向に設けた
のものである。
【0017】突条6は、図4に示すように基端を縦枠材
3A、3Bの外側端板32に連続させて相互に密着する
2枚の突出片部60と、これら突出片部60の先端間を
一体に連続させる屈曲部61とからなる構成した平面視
略U字状で縦枠材3A、3Bの上下端に渡って設けたも
のである。そして、図4に示すように基端から屈曲部6
1の先端部分までの幅Dをフック孔5のパネル要素2の
面方向の幅dより長く設定して、フック孔5間を直接に
通過する光を遮断可能にしている。また、本実施の形態
では、前記幅Dと幅dとの差をできる限り小さくなるよ
うに設定して、縦枠材3A、3Bの空間Sに、部材結合
装置Cを構成する後述する第1の結合具Nおよび第2の
結合具Vを挿入できるスペースを確保している。
【0018】パネル要素Pは、板金製の板状部材の内面
に芯材を充填してなる長方形状のもので、裏面側に図示
しない爪部を備えており、その爪部を利用して前記縦枠
材3A、3Bや、横枠材4に着脱可能に装着されてい
る。なおパネル要素2の左右方向寸法は、構造枠2の左
右幅寸法よりも小さく設定してある。そのため、各パネ
ル要素2は、各構造枠2に設けたフック孔5を避けるよ
うに装着される。この図示例では、装着状態においてパ
ネル要素2の裏面が縦枠材3A、3Bの面板30、31
に密接するようにしているが、例えば、パネル要素2の
爪部に図示しない適宜なかさ上げ用のスペーサ要素を設
けて、装着されたパネル要素Pの裏面と縦枠材3A、3
Bとの間に隙間が形成されるようにしてもよい。
【0019】部材結合装置Cは、図1および図11に示
すように第1のパネル1Aの縦枠材3Aにおける中途位
置に装着した裏当構造体たる第1の結合具Nと、第2の
パネル1Bの縦枠材3Bの上端部に装着した第2の結合
具Vと、この第2の結合具V側から挿入され前記両縦枠
材3A、3Bの接合面320に対して略45度傾斜した
方向に配される傾斜ボルト10とを備えてなる。
【0020】第1の結合具Nは、図5および図11に示
すように内部に空間Sを有しその空間Sを外部に連通さ
せる開口部74を備えた部材、すなわち、前記縦枠材3
Aに装着されるものである。具体的には、第1の結合具
Nは、前記開口部74を通過させ前記空間S内に挿入さ
れるナット機能付き裏当メンバ8と、このナット機能付
き裏当メンバ8を前記空間S内の内面に沿って、図6お
よび図11に示す使用位置まで移動させた段階で前記開
口部74の上端部74aに当ててこのナット機能付き裏
当メンバ8のそれ以上の移動を禁止する移動禁止用段部
8aと、使用位置にあるナット機能付き裏当メンバ8と
前記開口部74の下端部74bとの間に割り込んでこの
ナット機能付き裏当メンバ8を固定する突っ張りメンバ
9とを具備してなる。
【0021】ナット機能付き裏当メンバ8は、図5〜図
7および図11、図12に示すように前記縦枠材3Aの
開口部74を通してその縦枠材3Aの空間S内に挿入可
能なケーシング80を主体に構成されており、不要時に
はケーシング80の内部に退避可能なずれ止め要素Y
と、このずれ止め要素Yを挿入後のケーシング80の外
へ突出させて他方の縦枠材3Bを位置決めし両縦枠材3
A、3Bの相対的なずれを防止するずれ防止手段Zとを
具備してなる。
【0022】具体的に説明すれば、ケーシング80は、
アルミダイキャスト製のもので、図5および図7に示す
ように前記開口部74の内方寸法よりも若干小さな外形
寸法を有したブロック状をなしており、前記接合面32
0と直交する方向から前記空間S内に挿入し得るように
なっている。ケーシング80の上半部における挿入方向
寸法Eは、ケーシング80の下半部の挿入方向寸法eよ
りも小さく設定してあり、この上半部と下半部との境界
に前記移動禁止用段部8aが形成されている。すなわ
ち、このケーシング80は、前記開口部74に挿入した
後、前記移動禁止用段部8aが、該開口部74の上端部
74aに当たる位置まで、縦枠材3Aの内面に沿ってス
ライド移動させることができるようになっている。そし
て、このケーシング80内にスライダ81を傾斜ボルト
10の軸心方向に進退し得るように収容し、このスライ
ダ81を所要の範囲内において進退動作可能に案内する
ための案内穴82を形成するとともに、ケーシング80
の裏当面に前記案内穴82を外方へ開放するボルト挿通
孔83と、爪部突出口84とを開口させており、前記ボ
ルト挿通孔83を通してケーシング80内に挿入した傾
斜ボルト10を前記スライダ81のねじ孔81aにねじ
込むことができるようにしてある。また、前記スライダ
81の先端部には、前記ずれ止め要素Yを構成する爪部
81bが一体に設けてある。この爪部81bは、前記移
動禁止用段部8aと平行な当て面81b1を有してお
り、剛性を有する金属により作られている。そして、こ
の爪部81bは、前記スライダ81が傾斜ボルト10の
ねじ作用によりケーシング80の裏当面側に移動した際
に、前記爪部突出口84を通して外方へ突出するように
なっており、限界まで移動した位置で前記当て面81b
1が第2のパネル1Bの縦枠材3Bに設けた位置決め孔
72の上端部72aに当たるようになっている。
【0023】従ってこの図示例においては、ずれ防止手
段Zは、爪部81bを備えたスライダ81と、案内穴8
2とを具備し、傾斜ボルトの締め付けによるスライダの
移動に基づいてずれ止め要素Yを構成する前記爪部81
bを突出させ、この爪部81bの当て面81b1を縦枠
材3Bに設けた位置決め孔72の上端部72aに当てて
縦枠材3A、3Bの相対的なずれを防止するように構成
されている。
【0024】具体的には、スライダ81を直方体の一部
を切り欠いた角部を有する形状に形成するとともに案内
穴82の断面をこのスライダ81の形状に対応させて、
傾斜ボルト10のねじ孔81aに対する締め付けに伴う
回転を禁止するともに、スライダ81の案内穴82に接
触する部分を磨くなどして摩擦力を低減させ、案内穴8
2内に接合面320側へ移動するように形成している。
【0025】また、この案内穴82は、孔部820と、
別体のストッパ85と、スライダ81の接合面320側
への移動を規制する規制壁821とを具備し、爪部81
bを最も突出させる突出位置Lと、爪部81bをケーシ
ング80内へ退避させる退避位置Mとの間でスライダ8
1を進退可能に案内させるように構成したものである。
孔部820は傾斜ボルト10の軸方向に略一致した角度
に傾斜させたものである。ストッパ85は、その先端部
850をケーシング80の接合面320側に設けた第1
のストッパ取付部86aに係り合わせるとともに、内側
端板33側に位置する係り合わせ突部851をケーシン
グ80を開口させて設けた第2のストッパ取付部86b
に係り合わせて取り付けて、孔部820の下端部を開口
させたスライダ81の挿入口822(図11参照)にお
いて該スライダ81の落下を防止するものである。規制
壁821は、ボルト挿通孔83との間に爪部81bを最
も突出させた位置でスライダ81の接合面320側への
移動を禁止するように設けたものである(図8参照)。
【0026】さらに、本実施の形態では、前記爪部81
bの当て面81b1を縦枠材3Bの位置決め孔72の上
端部72aと、縦枠材3Aに設けた開口部74の上端部
74aとに同時に当てる当て機構Tを設けている。この
当て機構Tは、前記移動禁止用段部8aを爪部突出口8
4の上端84aよりも低く設けるとともに、前記規制壁
821を当て面81b1が爪部突出口84の上端部分に
ほぼ当たるような位置に設けて、突出位置Lにおいて当
て面81b1を移動禁止用段部8aより若干高くなるよ
うにして、縦枠材3Aに設けた開口部74の上端部74
aに対して移動禁止用段部8aに優先して当たるように
したものである。
【0027】突っ張り部材9は、回動軸90を備え、こ
の回動軸90をケーシング80の裏当面側下端部に設け
た軸受部8bに回動可能に支持させた合成樹脂製のもの
である。さらにストッパ85の先端に設けた落下防止部
85aによって下方に落下しないようにしている。そし
て、前記回動軸90によって、図7に示すようにナット
機能付き裏当メンバ8の縦枠部材3Aへの挿入動作を阻
害しない退避姿勢Pと、ナット機能付き裏当メンバ8を
使用位置に移動させた段階で開口部74の残余部分には
まり込む突っ張り姿勢Qとの間を回動するようにしてい
る。また、回動端側には、一体に形成した弾性爪91を
設けている。
【0028】傾斜ボルト10は、縦枠材3Bに設けた座
受要素たる座受部12によって頭部100を支持させて
接合面320に対して軸心方向を略45度傾斜した方向
に配したものである。座受部12は、図9から図12に
示す第2の結合具Vのケーシング110に一体に設けた
ものである。具体的には、座受部12は、ケーシング1
10の上半部側に、傾斜ボルト10の軸心方向に直交す
るように傾斜させて設けた座受面12aと、この傾斜ボ
ルト10の軸心方向に沿って設けたボルト挿入孔12b
とから構成している。また、第2の結合具Vは、ケーシ
ング110を主体に構成されたものである。このケーシ
ング110は、アルミダイキャスト製のもので、縦枠材
3B内に挿入可能な正面視L字形のブロック状をなし、
このケーシング110の裏当面に第2の接合具位置決め
孔70に係り合わせる係り合い突部13と、前記突条6
に対応する切り欠き部14とを設けて縦枠材3Bの上端
部分に取り付けられるようにしている(図12参照)。
また、このボルト挿入孔12bを外側へ開放したボルト
突出口115を設けて、傾斜ボルト10を外側へ突出で
きるようにしている。
【0029】次に、上述の部材結合装置Cによって、縦
枠材3Aと縦枠材3Bとを結合し、第1のパネル1Aと
第2のパネル1Bとを連結する場合について説明する。
【0030】まず、第1のパネル1Aの縦枠材3A側の
空間S内には、上側の開口要素7bに対応させて第1の
接合具Nを取り付けるようにする。まず、図7に示すよ
うにナット機能付き裏当メンバ8のスライダ81を退避
位置Mにするとともに突っ張りメンバ9を退避姿勢Pに
して、開口部74に対して直交する方向に通過させて挿
入し、該ナット機能付き裏当メンバ8を上方へ移動させ
つつ突っ張りメンバ9を突っ張り姿勢Q側へ回転させな
がら上方へ向かって挿入していく。そして、第1の接合
具Nを縦枠材3Aの空間Sの内面に沿って上方の使用位
置まで移動させ、使用位置まで移動させた段階で突っ張
りメンバ9を、ナット機能付き裏当メンバ8と開口部7
4の下端部74bとの間に割り込ませ、移動禁止用段部
8aを開口部74の上端部74aに当てるとともに、突
っ張り部材9に設けた弾性爪91を開口部74の下端部
74bに当てて一時的に弾性変形させつつ突っ張り姿勢
Qにまで到達させて固定する。一方、第2のパネル1B
の縦枠材3B上端部近傍の空間S内に、第2の結合具V
を挿入し、切り欠き部14に前記突条6をはめ合わせる
とともに、係り合い突部13を第2の結合具位置決め孔
70に係り合わせることによって位置決めし、ねじ止め
など適宜の手段で固定して取り付ける。なお上述した第
1の結合具Nおよび第2の結合具Vの装着時に、上下方
向に渡って設けた突条6を、これら第1の結合具Nおよ
び第2の結合具Vをそれぞれ縦枠材3A、3Bの空間S
内において上下移動させるための案内部として機能させ
ることができる。
【0031】そして、第2の結合具Vの座受部12のボ
ルト挿入孔12bに傾斜ボルト10を挿入し、第2の結
合具Vに設けたボルト突出口115,縦枠材3Bのボル
ト連通孔71、縦枠材3Aのボルト連通孔73、第1の
結合具N側のボルト挿通孔83を順次通し、スライダ8
1に設けたねじ孔81aまで到達させて締め付けてい
く。この締め付けに伴い、スライダ81が案内穴82内
を接合面320側に引き寄せられるとともに、爪部81
bがナット機能付き裏当メンバ8に設けた爪部突出口8
4および縦枠材3Aに設けた開口部74を通過して接合
面320から突出する。さらなる締め付けに伴って、こ
の爪部81bの当て面81b1が、縦枠材3Bに設けた
位置決め孔72の上端部72aと縦枠材3Aに設けた開
口部74の上端部74aとに同時に当たり、これらの縦
枠材3A、3Bはこの爪部81bの当て面81b1によ
って直接的に位置決めされる。一方、縦枠材3A、3B
の下端部側においては、爪を利用した図示しない係り合
わせ機構を用いて結合する。しかして、縦枠材3Aと縦
枠材3Bとが結合される。この際、本実施の形態におい
ては、傾斜ボルト10を上方から接合面に対して斜めに
挿入するようにしたので、パネル要素2を構造枠3に装
着した状態でのまま、第1のパネル1Aと、第2のパネ
ル1Bとを連結することができる。
【0032】以上詳述したように、本実施の形態におけ
る縦枠材3A、3Bは、板金素材に曲げ加工を施して作
られ、両面板のフック孔5同士の対面を遮断する突条6
を板金素材の曲げ加工により一体に形成したので、縦枠
材3A、3Bの曲げ加工の際に同時に加工した突条6に
よってフック孔5間の光の通過を禁止して光の漏れを防
止できる。
【0033】さらに、この突条6を外側端板32におけ
る一方の面板30もしくは31寄りに偏移した部位に設
けたので、外側端板32中央付近に連続した面一な領域
を広くとることができ該外側端板32の面を有効に利用
できる。また、縦枠材3A、3Bの空間Sを広く取るこ
とができ、本実施の形態における部材結合装置Cを構成
する第1の結合具Nおよび第2の結合具Vを、挿入する
ことができる。さらに空間Sを、例えば配線を設けるな
どその他の目的に使用する場合にも極めて有効なものと
なる。
【0034】また、突条6を、基端を外側端板32に連
続させて相互に密着する2枚の突出片部60と、これら
両突出片部の先端間を一体に連続させる屈曲部61とか
らなるものに構成したので強度が得られ、例えば縦枠材
3A、3Bの空洞S内に配線などを配置するような場合
に、配線が引っ張られてこの突条6に力が働いたような
場合などに有効なものとなる。
【0035】また、縦枠材3A、3Bを、両面板30、
31の外面にフック孔5をさけるようにしてパネル要素
2が装着されるパネル1A、1Bの構造材であって、外
側端板32の中央領域にパネル同士を連結するための第
2の結合具位置決め孔70、ボルト連通孔71、位置決
め孔72、ボルト連通孔73、開口部74などの開口要
素7を備えたものに構成したので、面板30又は31寄
りに設けた突条6によって、これらの開口要素7を干渉
することなく、第1のパネル1Aおよび第2の1Bを連
結させた後に表出するフック孔5に対する有効な遮光効
果を得ることができる。
【0036】本発明は以上のような実施の形態に限られ
ない。
【0037】例えば、縦枠材3A、3Bを種々の長さに
設定してもよいことはもちろんである。本発明のような
遮光用の突条6を設けた縦枠材を種々の長さに設けるこ
とでオフィスのレイアウト変更にも適応できる。
【0038】また、突条6を、本実施の形態では、2重
壁構造をなす2枚の突出片部60と、これら両突出片部
の先端間を一体に連続させる屈曲部61とから構成した
が、図12に示すように曲げ加工の接合部分を外側端板
32側に設けて、その一方を内側に曲げて突出辺部60
aからなる突状6aのようなものでもよい。さらに接合
部分を両方とも内側に曲げて接合したものであってもよ
い。また、図13に示すように所定距離を離間して設け
た2枚の突出辺部60bと、その先端間を一体に連続さ
せる屈曲部61bとから構成した突条6bのようなもの
でもよい。
【0039】また、本実施の形態では、構造材として縦
枠材3A、3Bを採用したが、デスクトップパネルの側
端部に取り付けるチャネル状のポスト金具のようなもの
であってもよい。
【0040】その他、各部の具体的構成についても上記
実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱
しない範囲で種々変形が可能である。
【0041】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0042】すなわち、構造材の曲げ加工の際に同時に
形成される突条によってフック孔間の光の通過を禁止し
て光の漏れを防止できる。さらに、端板における一方の
面板寄りに偏移した部位にこの突条を形成したので、端
板の連続した面一な領域が広くなり、この領域に例えば
他の構造体と結合するための部材を挿入するための開口
部を設けるなど有効利用できる。また、構造材に囲まれ
た空間を有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の使用例を示す全体図。
【図2】本実施形態を示す一部破断した斜視図。
【図3】同一部破断した側面図。
【図4】同横断面図。
【図5】本実施形態における第1の結合具を示す斜視
図。
【図6】同使用位置を示す要部側面図。
【図7】同第1の結合具の取り付け状態を示す一部破断
した正面図。
【図8】図6におけるX−X断面図。
【図9】本実施形態における第2の結合具を示す斜視
図。
【図10】同取り付け状態を示す要部側面図。
【図11】本実施形態における部材結合装置を示す断面
図。
【図12】同部材結合装置の取付状態を示す断面図。
【図13】本発明の別の実施形態を示す横断面図。
【図14】本発明の別の実施形態を示す横断面図。
【符号の説明】
1A・・・第1のパネル 1B・・・第2のパネル 3A・・・構造材(縦枠材) 3B・・・構造材(縦枠材) 2・・・パネル要素 5・・・フック孔 6、6a、6b・・・突条 60、60a、60b・・・突出辺部 61、61b・・・屈曲部 7・・・開口要素 30、31・・・面板 32・・・端板(外側端板)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板金素材に曲げ加工を施して作られた構造
    材であって、対向する位置にフック孔をそれぞれ有する
    対をなす面板と、これら両面板の一側縁間に位置する端
    板とを備え、前記端板における少なくとも一方の面板寄
    りに偏移した部位に、前記両面板のフック孔同士の対面
    を遮断する突条を板金素材の曲げ加工により一体に形成
    したことを特徴とする構造材。
  2. 【請求項2】突条を、基端を端板に連続させて相互に密
    着する2枚の突出片部と、これら両突出片部の先端間を
    一体に連続させる屈曲部とからなるものにした請求項1
    記載の構造材。
  3. 【請求項3】前記両面板の外面に前記フック孔をさける
    ようにしてパネル要素が装着されるパネルの構造材であ
    って、前記端板の中央領域にパネル同士を連結するため
    の開口要素を備えている1又は2記載の構造材。
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