JP2509845Y2 - 壁用パネル - Google Patents

壁用パネル

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JP2509845Y2
JP2509845Y2 JP1989108951U JP10895189U JP2509845Y2 JP 2509845 Y2 JP2509845 Y2 JP 2509845Y2 JP 1989108951 U JP1989108951 U JP 1989108951U JP 10895189 U JP10895189 U JP 10895189U JP 2509845 Y2 JP2509845 Y2 JP 2509845Y2
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JP
Japan
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panel
stud member
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back outer
plates
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JP1989108951U
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JPH0348013U (ja
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一樹 親木
恒雄 榊原
Original Assignee
株式会社イトーキクレビオ
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、断熱性や遮音性等を有するパネル基材の表
裏両面に外面板を張設して成る壁用パネルに関するもの
である。
〔従来の技術〕
この種の壁用パネルは、一般には、実開昭59−85812
号公報や実開昭61−137709号公報に記載され且つ第5図
に示すように、断熱性や遮音性を有する素材をハニカム
構造にする等して軽量化したパネル基材2の表裏両面
に、薄金属板製の外面板3,4を接着剤等にて張設し、該
表裏両外面板3,4の左右両側縁を各々内向きに折り曲
げ、該表裏両外面板3,4の屈曲部3a,4a内面には、上下長
手の金属板製で断面コ字状の補強部材5の長手一側縁と
長手他側縁とを各々嵌合し、該補強部材5と表裏両外面
板3,4とを、スポット熔接又は接着剤による接着等にて
固着し、更に、前記補強部材5には、棚板支持ブラケッ
ト等に対する係止孔7を上下適宜間隔で多数穿設したス
タッド部材6を、ねじ8にて固着した構造になってい
た。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、この従来の構成では、補強部材5を表裏両外
面板3,4に固着してから、さらに、スタッド部材6を補
強部材5にねじ8にて固着しなければならず、パネル1
の組立に際して作業工数が多いため、製造コストが嵩む
問題があった。
また、スタッド部材6に棚板支持ブラケット等の着脱
を繰り返しているうちに、ねじ8が緩んでしまうことが
あるが、一旦パネル1を間仕切等に組み込んでしまう
と、ねじ8を締め直すにはパネル1を取外さなければな
らないため、間仕切等に組み込んだ後におけるパネル1
の保守に手間がかかる点にも問題があった。
本考案は、これら従来技術が有する問題を解消するこ
とを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため本考案の壁用パネルは、パネ
ル基材の表裏両面に各々外面板を張設し、該表裏両外面
板の側縁を相対向するように各々内向きに折り曲げて屈
曲部を形成し、該屈曲部の内面に、当該表裏両外面板の
側縁に沿って延びる長尺状スタッド部材の長手一側縁と
長手他側縁とを各々スポット熔接又は接着剤により固着
する一方、前記スタッド部材には、前記表裏両外面板に
おける前記折り曲げ片の間から外向き突出して支柱等の
相手部材の凹溝に嵌まるようにした中空凸条部を略全長
にわたって設け、該中空凸条部には、棚板支持ブラケッ
ト等に対する複数の係止孔を前記表裏両外面板の表面に
対する垂直方向とほぼ平行状に穿設し、前記中空凸条部
の内部には、前記係止孔の位置よりもパネル基材方向に
延びる仕切り板を一体的に突出形成したものである。
〔考案の作用・効果〕
このように構成すると、棚板支持ブラケット等を係止
するためのスタッド部材が、表裏両外面板を補強するた
めの補強部材に兼用されるから、パネルを組み立てるに
際して作業工数を減少することができ、しかも、スタッ
ド部材が表裏両外面板にスポット熔接又は接着剤により
直接に固着されており、ねじを使用して固着するもので
はないから、棚板支持ブラケット等の着脱を繰り返すう
ちにスタッド部材の固着が緩むと云う問題もない。
従って、本考案によれば、パネルの組立工数を低減し
て製造コストを低減することができ、しかも、間仕切等
に装着した後においてスタッド部材の固着が緩むことを
防止して、保守に要する手間を格段に軽減できる効果を
有する。
また、スタッド部材における中空凸条部は支柱等の相
手部材の凹溝に嵌まるので、壁用パネルの組立作業時
に、当該壁パネルの厚さ方向などの位置決めが至極容易
となると共に、パネルの厚さ方向のいずれの側にも倒れ
不能となるので、パネルの組立て作業が至極簡単になる
という効果も奏する。
さらに、スタッド部材における中空凸条部の内部に
は、前記係止孔の位置よりもパネル基材方向に延びる仕
切り板を一体的に突出形成したものであるから、該仕切
り板により、中空凸条部の前後板に穿設した係止孔が連
通せず、前後の係止孔を通じて光や音が反対側に届くの
を確実に防止できるという効果も奏するのである。
〔実施例〕
次に、本考案を間仕切パネルに適用した場合の第1実
施例を図面(第1〜3図)に基づいて説明すると、図に
おいて符号10は、巾木11を介して左右に適宜間隔で立設
した中空状の支柱を、符号12は、前記左右隣接した支柱
10の間に着脱自在に装架した間仕切パネルを各々示す。
前記間仕切パネル12は、前記第5図の場合と同様に、
断熱性及び遮音性を有する素材をハニカム構造にする等
して軽量化した基材13の表裏両面に、薄金属板製の外面
板14,15を接着剤にて張設した構造であり、前記表裏両
外面板14,15の左右両側縁を相対向するように各々L字
状にして内向きに折り曲げて、屈曲部14b,15bを形成す
る。
符号16は、棚板支持ブラケット17等を係止するための
上下長手のスタッド部材を示し、該スタッド部材16は、
前記表裏両外面板14,15の折り曲げ片14a,15aの外側に突
出する断面コ字状の中空凸条部16aと、前記表裏両外面
板14,15における屈曲部14b,15bの内面に嵌合する前後一
対の係止部16b,16bとを一体的に連接して成り、前記中
空凸条部16aの前後両側板に、棚板支持ブラケット17等
に対する係止孔18を上下適宜間隔で多数穿設する一方、
前記両係止部16bと表裏両外面板14,15内面とを、接着剤
による接着やスポット熔接等の適宜手段にて固着する。
そして、前記スタッド部材16における中空凸条16aの
内部には、当該中空凸条部16aの前後側板間の空間を仕
切るための仕切板16cを一体的に突出形成して、前後の
係止孔18,18を通じて光や音が隣室に伝わるのを防止す
るようにしている。
そして、前記スタッド部材16における中空凸条部16a
を、支柱10の左右両側面に形成した縦溝(凹溝)10a内
に嵌挿することにより、パネル12を表裏何れの方向にも
倒れ不能とし、その状態で間仕切パネル12を巾木11にて
直接に支持する。
前記支柱10の前後両面には縦溝10bを形成して、該縦
溝10bには、合成樹脂製等のカバー体19を着脱自在に装
着している。
なお、前記スタッド部材16及び支柱10はアルミ等の押
し出し成形にて形成される。
以上のように、本願考案における間仕切パネル12は、
棚板支持ブラケット17等を係止するためのスタッド部材
16を、表裏両外面板14,15に対する補強部材に兼用した
ものであるから、従来のように補強部材とスタッド部材
とを別々に取付けた場合に比べて、組立工程を減少して
製造コストを低減することができるのであり、また、ス
タッド部材16を表裏両外面板14,15にスポット溶接や接
着剤にて直接的に取付けたことにより、従来のねじ止め
した場合のように、棚板支持ブラケット17の着脱を繰り
返すうちにねじが緩むと云った不具合は全くないから、
間仕切に装着した後における保守の手間も省くことがで
きるのである。
さらに、スタッド部材16における中空凸条部16aの内
部には、前記係止孔の位置よりもパネル基材13方向に延
びる仕切り板16cを一体的に突出形成したものであるか
ら、該仕切り板16cにより、中空凸条部16aの前後板に穿
設した係止孔18が連通せず、前後の係止孔18,18を通じ
て光や音が反対側に届くのを確実に防止できるという効
果も奏するのである。
なお、間仕切パネル12の装着手段としては、前記スタ
ッド部材16における中空凸条部16aの頂面板に、第1図
に一点鎖線で示すように係止溝孔20を穿設して、該係止
溝孔20を、支柱10の側面に係止又は固着した係止金具
(図示せず)に落とし込み係止する等しても良い。
上記の実施例はスタッド部材16をアルミ等の押し出し
成形にて一体成形した場合であったが、本考案における
スタッド部材16は、第4図に示すように、2枚の金属板
を板金加工にて前後対称状に形成し、その仕切板16c同
士を熔接することによって形成しても良い。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本考案の実施例を示し、第1図はパネルの
取付け状態を示す斜視図、第2図は間仕切の分離斜視
図、第3図は取付け状態での平断面図、第4図はスタッ
ド部材の別例図、第5図は従来技術を示す図である。 10……支柱、12……壁用パネルの一例としての間仕切パ
ネル、13……パネル基材、14,15……外面板、14a,15a…
…外面板の屈曲部、16……スタッド部材、16a……中空
凸条部、16b……係止部、16c……仕切片、17……棚板支
持ブラケット、18……係止孔。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パネル基材の表裏両面に各々外面板を張設
    し、該表裏両外面板の側縁を相対向するように各々内向
    きに折り曲げて屈曲部を形成し、該屈曲部の内面に、当
    該表裏両外面板の側縁に沿って延びる長尺状スタッド部
    材の長手一側縁と長手他側縁とを各々スポット熔接又は
    接着剤により固着する一方、前記スタッド部材には、前
    記表裏両外面板における前記折り曲げ片の間から外向き
    突出して支柱等の相手部材の凹溝に嵌まるようにした中
    空凸条部を略全長にわたって設け、該中空凸条部には、
    棚板支持ブラケット等に対する複数の係止孔を前記表裏
    両外面板の表面に対する垂直方向とほぼ平行状に穿設
    し、前記中空凸条部の内部には、前記係止孔の位置より
    もパネル基材方向に延びる仕切り板を一体的に突出形成
    したことを特徴とする壁用パネル。
JP1989108951U 1989-09-18 1989-09-18 壁用パネル Expired - Lifetime JP2509845Y2 (ja)

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