JP4721594B2 - 構造材 - Google Patents

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JP4721594B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばオフィスで使用する可動間仕切壁のパネル等に好適に用いられる板金素材に曲げ加工を施して作られた構造材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、オフィスで使用する可動間仕切壁のパネルの縦枠材は、板金素材に曲げ加工を施して、対をなす面板と、これら両面板の両側縁間に位置する端板を備えた角パイプ形状のものが一般的であり、この構造材を構成する縦枠材の対をなす面板の対向する位置にオプション部材を取り付けるためのフック孔を設けたものが多く見られる。
【0003】
そして、これらのフック孔を介して光が漏れるのを防止するために、縦枠材の中に綿やスポンジなどを詰めたり、別体に設けた遮光用の部材を後から取り付けるなどして、両面板のフック孔同士の対面を遮断していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このようなものであると、一旦、製造した縦枠材に綿やスポンジを挿入したり、別体に設けた遮光用の部材を挿入して固定しなければならず、製造工程が多くなる上、長尺な構造材の内部に対する挿入作業や固定作業は、著しく煩雑なものとなってしまう。また、コストもかかることになる。
【0005】
そこで、このような不具合を解消するために、フック孔を介した光の漏れを防止することが可能なものであって加工、製造の簡単な構造材を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の構造材は、板金素材に曲げ加工を施して作られた構造材であって、対向する位置にフック孔をそれぞれ有する対をなす面板と、これら両面板の一側縁間に位置する端板とを、端板における中央位置から少なくとも一方の面板よりに偏移した部位に、両面板のフック孔同士の対面を遮断する突条を板金素材の曲げ加工により一体に形成しているとともに、前記端板の前記突条と該突条から遠い側の面板寄りの端縁との間の領域に、同一構造を有する他の構造材と連結するための開口要素を設けていることを特徴とする。
【0007】
このようなものであれば、縦枠材の曲げ加工の際に同時に形成した突条によってフック孔間の光の通過を禁止して光の漏れを防止できるようになる。すなわち、一旦製造した縦枠材に対して遮光のための付加加工をする必要がなく、製造を簡単にすることができるようになる。また、突条を端板の中央位置近傍に設けたものと比較して、端板の連続した面一な領域を広く確保でき、この領域に例えば他の構造体と結合するための部材を挿入するための開口部を設けるなど有効に利用することができるようになる。さらに、構造材に囲まれた空間を有効に利用することができるようになる。
【0008】
なお、このような構造材としては、両面板の一側縁間に位置する端板を備えたものであれば、チャネル状の部材であっても角パイプ状の枠材であってもよい。
【0009】
また、上述のような突条に強度を持たせるためには、該突条を、基端を端板に連続させて相互に密着する2枚の突出片部と、これら両突出片部の先端間を一体に連続させる屈曲部とからなるもの構成することが望ましい。
【0010】
そして、本発明の効果を特に有効に発揮させるようなものとしては、構造材が、両面板の外面に前記フック孔をさけるようにしてパネル要素が装着されるパネルの構造材であって、前記端板の中央領域にパネル同士を連結するための孔を備えているものが挙げられる。すなわち、このような構造材の、中央領域に設けた孔を干渉しない位置に突条を設けることによって、パネル同士を連結する機能を損なうことなく、フック孔を介した光を遮断することができるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
【0012】
図1は、オフィス等において使用される可動間仕切壁Wの一部を示している。この可動間仕切壁Wは、第1のパネル1Aと、この第1のパネル1Aよりも背の低い第2のパネル1Bとを備えたもので、これら両パネル1A、1B同士を部材結合装置Cを用いて結合させている。
【0013】
第1のパネル1Aは、構造枠2の前後両面にパネル要素Pを装着してなるもので、この構造枠2は、左右対をなす構造材たる縦枠材3Aを複数本の横枠材4により結合してなる。第2のパネル1Bは、前記構造枠2よりも背の低い構造枠2の前後両面にパネル要素2を装着してなるもので、左右対をなす縦枠材3Bを複数本の横枠材4により結合してなる。
【0014】
各構造枠2の縦枠材3A、3Bは、図2から図4に示すように、それぞれ剛性を有する板金素材に曲げ加工を施すことにより作られたもので、対をなす前後の面板30、31と、これら両面板30、31の外方側縁間に位置する外側端板32と、前記両面板の内側縁間に位置する内側端板33とを一体的に備えた略角パイプ状をなしている。この縦枠材3A、3Bを構成する板金素材の切断端縁は、前記内側端板33の中央部において溶接等により接合されている。
【0015】
さらに、本実施の形態では、両面板30、31の対向する位置にフック孔5をそれぞれ設けるとともに、外側端板32における一方の面板30または31(図4では面板31)寄りに偏移した部位に、両面板30、31のフック孔5同士の対面を遮断する突条6を板金素材の曲げ加工により一体に形成している。さらに、外側端板32の中央領域にパネル1A、1B同士を連結するための開口要素7を設けている。この開口要素7は、縦枠材3Aおよび3Bの空間S内上端部分に装着する第2の結合具Vに関わる開口要素7aと、空間S内中途位置に挿入する裏当構造体たる第1の結合具Nに関わる開口要素7bとを具備してなる。開口要素7aは、第2の結合具位置決め孔70、ボルト連通孔71、位置決め孔72とからなる。また、開口要素7bは、ボルト連通孔73と、開口部74とからなる。この開口要素7bは、縦枠材3A、3Bの長さに対応させて設たもので、図2および図3においては縦枠材3A、3Bとに共通する部分を図示しているため開口要素7bを一カ所の図示しているが、縦枠材3Aには、図1および図13に示すようにを、上下2カ所設けられている。
【0016】
フック孔5は、棚などのオプション部材を掛かり止めるために、縦枠材3A、3Bの前後の面板30、31の側縁近傍に所定のピッチで上下方向に設けたのものである。
【0017】
突条6は、図4に示すように基端を縦枠材3A、3Bの外側端板32に連続させて相互に密着する2枚の突出片部60と、これら突出片部60の先端間を一体に連続させる屈曲部61とからなる構成した平面視略U字状で縦枠材3A、3Bの上下端に渡って設けたものである。そして、図4に示すように基端から屈曲部61の先端部分までの幅Dをフック孔5のパネル要素2の面方向の幅dより長く設定して、フック孔5間を直接に通過する光を遮断可能にしている。また、本実施の形態では、前記幅Dと幅dとの差をできる限り小さくなるように設定して、縦枠材3A、3Bの空間Sに、部材結合装置Cを構成する後述する第1の結合具Nおよび第2の結合具Vを挿入できるスペースを確保している。
【0018】
パネル要素Pは、板金製の板状部材の内面に芯材を充填してなる長方形状のもので、裏面側に図示しない爪部を備えており、その爪部を利用して前記縦枠材3A、3Bや、横枠材4に着脱可能に装着されている。なおパネル要素2の左右方向寸法は、構造枠2の左右幅寸法よりも小さく設定してある。そのため、各パネル要素2は、各構造枠2に設けたフック孔5を避けるように装着される。この図示例では、装着状態においてパネル要素2の裏面が縦枠材3A、3Bの面板30、31に密接するようにしているが、例えば、パネル要素2の爪部に図示しない適宜なかさ上げ用のスペーサ要素を設けて、装着されたパネル要素Pの裏面と縦枠材3A、3Bとの間に隙間が形成されるようにしてもよい。
【0019】
部材結合装置Cは、図1および図11に示すように第1のパネル1Aの縦枠材3Aにおける中途位置に装着した裏当構造体たる第1の結合具Nと、第2のパネル1Bの縦枠材3Bの上端部に装着した第2の結合具Vと、この第2の結合具V側から挿入され前記両縦枠材3A、3Bの接合面320に対して略45度傾斜した方向に配される傾斜ボルト10とを備えてなる。
【0020】
第1の結合具Nは、図5および図11に示すように内部に空間Sを有しその空間Sを外部に連通させる開口部74を備えた部材、すなわち、前記縦枠材3Aに装着されるものである。具体的には、第1の結合具Nは、前記開口部74を通過させ前記空間S内に挿入されるナット機能付き裏当メンバ8と、このナット機能付き裏当メンバ8を前記空間S内の内面に沿って、図6および図11に示す使用位置まで移動させた段階で前記開口部74の上端部74aに当ててこのナット機能付き裏当メンバ8のそれ以上の移動を禁止する移動禁止用段部8aと、使用位置にあるナット機能付き裏当メンバ8と前記開口部74の下端部74bとの間に割り込んでこのナット機能付き裏当メンバ8を固定する突っ張りメンバ9とを具備してなる。
【0021】
ナット機能付き裏当メンバ8は、図5〜図7および図11、図12に示すように前記縦枠材3Aの開口部74を通してその縦枠材3Aの空間S内に挿入可能なケーシング80を主体に構成されており、不要時にはケーシング80の内部に退避可能なずれ止め要素Yと、このずれ止め要素Yを挿入後のケーシング80の外へ突出させて他方の縦枠材3Bを位置決めし両縦枠材3A、3Bの相対的なずれを防止するずれ防止手段Zとを具備してなる。
【0022】
具体的に説明すれば、ケーシング80は、アルミダイキャスト製のもので、図5および図7に示すように前記開口部74の内方寸法よりも若干小さな外形寸法を有したブロック状をなしており、前記接合面320と直交する方向から前記空間S内に挿入し得るようになっている。ケーシング80の上半部における挿入方向寸法Eは、ケーシング80の下半部の挿入方向寸法eよりも小さく設定してあり、この上半部と下半部との境界に前記移動禁止用段部8aが形成されている。すなわち、このケーシング80は、前記開口部74に挿入した後、前記移動禁止用段部8aが、該開口部74の上端部74aに当たる位置まで、縦枠材3Aの内面に沿ってスライド移動させることができるようになっている。そして、このケーシング80内にスライダ81を傾斜ボルト10の軸心方向に進退し得るように収容し、このスライダ81を所要の範囲内において進退動作可能に案内するための案内穴82を形成するとともに、ケーシング80の裏当面に前記案内穴82を外方へ開放するボルト挿通孔83と、爪部突出口84とを開口させており、前記ボルト挿通孔83を通してケーシング80内に挿入した傾斜ボルト10を前記スライダ81のねじ孔81aにねじ込むことができるようにしてある。また、前記スライダ81の先端部には、前記ずれ止め要素Yを構成する爪部81bが一体に設けてある。この爪部81bは、前記移動禁止用段部8aと平行な当て面81b1を有しており、剛性を有する金属により作られている。そして、この爪部81bは、前記スライダ81が傾斜ボルト10のねじ作用によりケーシング80の裏当面側に移動した際に、前記爪部突出口84を通して外方へ突出するようになっており、限界まで移動した位置で前記当て面81b1が第2のパネル1Bの縦枠材3Bに設けた位置決め孔72の上端部72aに当たるようになっている。
【0023】
従ってこの図示例においては、ずれ防止手段Zは、爪部81bを備えたスライダ81と、案内穴82とを具備し、傾斜ボルトの締め付けによるスライダの移動に基づいてずれ止め要素Yを構成する前記爪部81bを突出させ、この爪部81bの当て面81b1を縦枠材3Bに設けた位置決め孔72の上端部72aに当てて縦枠材3A、3Bの相対的なずれを防止するように構成されている。
【0024】
具体的には、スライダ81を直方体の一部を切り欠いた角部を有する形状に形成するとともに案内穴82の断面をこのスライダ81の形状に対応させて、傾斜ボルト10のねじ孔81aに対する締め付けに伴う回転を禁止するともに、スライダ81の案内穴82に接触する部分を磨くなどして摩擦力を低減させ、案内穴82内に接合面320側へ移動するように形成している。
【0025】
また、この案内穴82は、孔部820と、別体のストッパ85と、スライダ81の接合面320側への移動を規制する規制壁821とを具備し、爪部81bを最も突出させる突出位置Lと、爪部81bをケーシング80内へ退避させる退避位置Mとの間でスライダ81を進退可能に案内させるように構成したものである。孔部820は傾斜ボルト10の軸方向に略一致した角度に傾斜させたものである。ストッパ85は、その先端部850をケーシング80の接合面320側に設けた第1のストッパ取付部86aに係り合わせるとともに、内側端板33側に位置する係り合わせ突部851をケーシング80を開口させて設けた第2のストッパ取付部86bに係り合わせて取り付けて、孔部820の下端部を開口させたスライダ81の挿入口822(図11参照)において該スライダ81の落下を防止するものである。規制壁821は、ボルト挿通孔83との間に爪部81bを最も突出させた位置でスライダ81の接合面320側への移動を禁止するように設けたものである(図8参照)。
【0026】
さらに、本実施の形態では、前記爪部81bの当て面81b1を縦枠材3Bの位置決め孔72の上端部72aと、縦枠材3Aに設けた開口部74の上端部74aとに同時に当てる当て機構Tを設けている。この当て機構Tは、前記移動禁止用段部8aを爪部突出口84の上端84aよりも低く設けるとともに、前記規制壁821を当て面81b1が爪部突出口84の上端部分にほぼ当たるような位置に設けて、突出位置Lにおいて当て面81b1を移動禁止用段部8aより若干高くなるようにして、縦枠材3Aに設けた開口部74の上端部74aに対して移動禁止用段部8aに優先して当たるようにしたものである。
【0027】
突っ張り部材9は、回動軸90を備え、この回動軸90をケーシング80の裏当面側下端部に設けた軸受部8bに回動可能に支持させた合成樹脂製のものである。さらにストッパ85の先端に設けた落下防止部85aによって下方に落下しないようにしている。そして、前記回動軸90によって、図7に示すようにナット機能付き裏当メンバ8の縦枠部材3Aへの挿入動作を阻害しない退避姿勢Pと、ナット機能付き裏当メンバ8を使用位置に移動させた段階で開口部74の残余部分にはまり込む突っ張り姿勢Qとの間を回動するようにしている。また、回動端側には、一体に形成した弾性爪91を設けている。
【0028】
傾斜ボルト10は、縦枠材3Bに設けた座受要素たる座受部12によって頭部100を支持させて接合面320に対して軸心方向を略45度傾斜した方向に配したものである。座受部12は、図9から図12に示す第2の結合具Vのケーシング110に一体に設けたものである。具体的には、座受部12は、ケーシング110の上半部側に、傾斜ボルト10の軸心方向に直交するように傾斜させて設けた座受面12aと、この傾斜ボルト10の軸心方向に沿って設けたボルト挿入孔12bとから構成している。また、第2の結合具Vは、ケーシング110を主体に構成されたものである。このケーシング110は、アルミダイキャスト製のもので、縦枠材3B内に挿入可能な正面視L字形のブロック状をなし、このケーシング110の裏当面に第2の接合具位置決め孔70に係り合わせる係り合い突部13と、前記突条6に対応する切り欠き部14とを設けて縦枠材3Bの上端部分に取り付けられるようにしている(図12参照)。また、このボルト挿入孔12bを外側へ開放したボルト突出口115を設けて、傾斜ボルト10を外側へ突出できるようにしている。
【0029】
次に、上述の部材結合装置Cによって、縦枠材3Aと縦枠材3Bとを結合し、第1のパネル1Aと第2のパネル1Bとを連結する場合について説明する。
【0030】
まず、第1のパネル1Aの縦枠材3A側の空間S内には、上側の開口要素7bに対応させて第1の接合具Nを取り付けるようにする。まず、図7に示すようにナット機能付き裏当メンバ8のスライダ81を退避位置Mにするとともに突っ張りメンバ9を退避姿勢Pにして、開口部74に対して直交する方向に通過させて挿入し、該ナット機能付き裏当メンバ8を上方へ移動させつつ突っ張りメンバ9を突っ張り姿勢Q側へ回転させながら上方へ向かって挿入していく。そして、第1の接合具Nを縦枠材3Aの空間Sの内面に沿って上方の使用位置まで移動させ、使用位置まで移動させた段階で突っ張りメンバ9を、ナット機能付き裏当メンバ8と開口部74の下端部74bとの間に割り込ませ、移動禁止用段部8aを開口部74の上端部74aに当てるとともに、突っ張り部材9に設けた弾性爪91を開口部74の下端部74bに当てて一時的に弾性変形させつつ突っ張り姿勢Qにまで到達させて固定する。一方、第2のパネル1Bの縦枠材3B上端部近傍の空間S内に、第2の結合具Vを挿入し、切り欠き部14に前記突条6をはめ合わせるとともに、係り合い突部13を第2の結合具位置決め孔70に係り合わせることによって位置決めし、ねじ止めなど適宜の手段で固定して取り付ける。なお上述した第1の結合具Nおよび第2の結合具Vの装着時に、上下方向に渡って設けた突条6を、これら第1の結合具Nおよび第2の結合具Vをそれぞれ縦枠材3A、3Bの空間S内において上下移動させるための案内部として機能させることができる。
【0031】
そして、第2の結合具Vの座受部12のボルト挿入孔12bに傾斜ボルト10を挿入し、第2の結合具Vに設けたボルト突出口115,縦枠材3Bのボルト連通孔71、縦枠材3Aのボルト連通孔73、第1の結合具N側のボルト挿通孔83を順次通し、スライダ81に設けたねじ孔81aまで到達させて締め付けていく。この締め付けに伴い、スライダ81が案内穴82内を接合面320側に引き寄せられるとともに、爪部81bがナット機能付き裏当メンバ8に設けた爪部突出口84および縦枠材3Aに設けた開口部74を通過して接合面320から突出する。さらなる締め付けに伴って、この爪部81bの当て面81b1が、縦枠材3Bに設けた位置決め孔72の上端部72aと縦枠材3Aに設けた開口部74の上端部74aとに同時に当たり、これらの縦枠材3A、3Bはこの爪部81bの当て面81b1によって直接的に位置決めされる。一方、縦枠材3A、3Bの下端部側においては、爪を利用した図示しない係り合わせ機構を用いて結合する。しかして、縦枠材3Aと縦枠材3Bとが結合される。この際、本実施の形態においては、傾斜ボルト10を上方から接合面に対して斜めに挿入するようにしたので、パネル要素2を構造枠3に装着した状態でのまま、第1のパネル1Aと、第2のパネル1Bとを連結することができる。
【0032】
以上詳述したように、本実施の形態における縦枠材3A、3Bは、板金素材に曲げ加工を施して作られ、両面板のフック孔5同士の対面を遮断する突条6を板金素材の曲げ加工により一体に形成したので、縦枠材3A、3Bの曲げ加工の際に同時に加工した突条6によってフック孔5間の光の通過を禁止して光の漏れを防止できる。
【0033】
さらに、この突条6を外側端板32における一方の面板30もしくは31寄りに偏移した部位に設けたので、外側端板32中央付近に連続した面一な領域を広くとることができ該外側端板32の面を有効に利用できる。また、縦枠材3A、3Bの空間Sを広く取ることができ、本実施の形態における部材結合装置Cを構成する第1の結合具Nおよび第2の結合具Vを、挿入することができる。さらに空間Sを、例えば配線を設けるなどその他の目的に使用する場合にも極めて有効なものとなる。
【0034】
また、突条6を、基端を外側端板32に連続させて相互に密着する2枚の突出片部60と、これら両突出片部の先端間を一体に連続させる屈曲部61とからなるものに構成したので強度が得られ、例えば縦枠材3A、3Bの空洞S内に配線などを配置するような場合に、配線が引っ張られてこの突条6に力が働いたような場合などに有効なものとなる。
【0035】
また、縦枠材3A、3Bを、両面板30、31の外面にフック孔5をさけるようにしてパネル要素2が装着されるパネル1A、1Bの構造材であって、外側端板32の中央領域にパネル同士を連結するための第2の結合具位置決め孔70、ボルト連通孔71、位置決め孔72、ボルト連通孔73、開口部74などの開口要素7を備えたものに構成したので、面板30又は31寄りに設けた突条6によって、これらの開口要素7を干渉することなく、第1のパネル1Aおよび第2の1Bを連結させた後に表出するフック孔5に対する有効な遮光効果を得ることができる。
【0036】
本発明は以上のような実施の形態に限られない。
【0037】
例えば、縦枠材3A、3Bを種々の長さに設定してもよいことはもちろんである。本発明のような遮光用の突条6を設けた縦枠材を種々の長さに設けることでオフィスのレイアウト変更にも適応できる。
【0038】
また、突条6を、本実施の形態では、2重壁構造をなす2枚の突出片部60と、これら両突出片部の先端間を一体に連続させる屈曲部61とから構成したが、図12に示すように曲げ加工の接合部分を外側端板32側に設けて、その一方を内側に曲げて突出辺部60aからなる突状6aのようなものでもよい。さらに接合部分を両方とも内側に曲げて接合したものであってもよい。また、図13に示すように所定距離を離間して設けた2枚の突出辺部60bと、その先端間を一体に連続させる屈曲部61bとから構成した突条6bのようなものでもよい。
【0039】
また、本実施の形態では、構造材として縦枠材3A、3Bを採用したが、デスクトップパネルの側端部に取り付けるチャネル状のポスト金具のようなものであってもよい。
【0040】
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0041】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0042】
すなわち、構造材の曲げ加工の際に同時に形成される突条によってフック孔間の光の通過を禁止して光の漏れを防止できる。さらに、端板における一方の面板寄りに偏移した部位にこの突条を形成したので、端板の連続した面一な領域が広くなり、この領域に例えば他の構造体と結合するための部材を挿入するための開口部を設けるなど有効利用できる。また、構造材に囲まれた空間を有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の使用例を示す全体図。
【図2】本実施形態を示す一部破断した斜視図。
【図3】同一部破断した側面図。
【図4】同横断面図。
【図5】本実施形態における第1の結合具を示す斜視図。
【図6】同使用位置を示す要部側面図。
【図7】同第1の結合具の取り付け状態を示す一部破断した正面図。
【図8】図6におけるX−X断面図。
【図9】本実施形態における第2の結合具を示す斜視図。
【図10】同取り付け状態を示す要部側面図。
【図11】本実施形態における部材結合装置を示す断面図。
【図12】同部材結合装置の取付状態を示す断面図。
【図13】本発明の別の実施形態を示す横断面図。
【図14】本発明の別の実施形態を示す横断面図。
【符号の説明】
1A・・・第1のパネル
1B・・・第2のパネル
3A・・・構造材(縦枠材)
3B・・・構造材(縦枠材)
2・・・パネル要素
5・・・フック孔
6、6a、6b・・・突条
60、60a、60b・・・突出辺部
61、61b・・・屈曲部
7・・・開口要素
30、31・・・面板
32・・・端板(外側端板)

Claims (3)

  1. 板金素材に曲げ加工を施して作られた構造材であって、対向する位置にフック孔をそれぞれ有する対をなす面板と、これら両面板の一側縁間に位置する端板とを備え、前記端板における少なくとも一方の面板寄りに偏移した部位に、前記両面板のフック孔同士の対面を遮断する突条を板金素材の曲げ加工により一体に形成しているとともに、前記端板の前記突条と該突条から遠い側の面板寄りの端縁との間の領域に、同一構造を有する他の構造材と連結するための開口要素を設けていることを特徴とする構造材。
  2. 突条を、基端を端板に連続させて相互に密着する2枚の突出片部と、これら両突出片部の先端間を一体に連続させる屈曲部とからなるものにした請求項1記載の構造材。
  3. 前記両面板の外面に前記フック孔をさけるようにしてパネル要素が装着されるパネルの構造材であって、前記端板の中央領域にパネル同士を連結するための開口要素を備えている1又は2記載の構造材。
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