JPH0746208Y2 - 什器におけるパネルの取付け装置 - Google Patents

什器におけるパネルの取付け装置

Info

Publication number
JPH0746208Y2
JPH0746208Y2 JP10542891U JP10542891U JPH0746208Y2 JP H0746208 Y2 JPH0746208 Y2 JP H0746208Y2 JP 10542891 U JP10542891 U JP 10542891U JP 10542891 U JP10542891 U JP 10542891U JP H0746208 Y2 JPH0746208 Y2 JP H0746208Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
frame member
furniture
frame members
rod
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10542891U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0551161U (ja
Inventor
治雄 塩飽
真雄 堀部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Itoki Corp
Original Assignee
Itoki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Itoki Corp filed Critical Itoki Corp
Priority to JP10542891U priority Critical patent/JPH0746208Y2/ja
Publication of JPH0551161U publication Critical patent/JPH0551161U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0746208Y2 publication Critical patent/JPH0746208Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Display Racks (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、間仕切り用の衝立とか
衝立式の陳列装置のように、相対向して延びる一対の枠
部材の間にパネルを配設するようにした什器において、
前記パネルを枠部材に取付ける装置の改良に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】これら衝立や陳列装置等の自立式の什器
は、一般に、上下一対の水平状枠部材と左右一対の鉛直
状枠部材とで矩形の枠体を形成し、この枠体を適宜の支
持手段で鉛直状に立設し、この枠体で囲われた部位にパ
ネルを装着した構成になっている。
【0003】そして、パネルを枠体に取付けるための手
段として、先行技術としての実開昭52−14756号
公報には、パネルの厚さを枠部材の厚さよりも薄く形成
する一方、枠体における各枠部材のうち少なくとも平行
に延びる2本の枠部材における相対向した面に、パネル
の縁部が嵌まる溝条を形成することにより、ねじを使用
することなくパネルを取付けできるようにした構成が記
載されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、この先行技術
は、パネルの取付けをワンタッチ的に行えるので、什器
の組立能率を向上できると言う利点を有するが、その反
面、パネルの厚さが枠部材の厚さよりも小さい場合にし
か適用することができないため、パネルの厚さを自由に
設定できないという問題があり、また、枠部材としては
角パイプ等の市販品を使用することができず、特別に溝
条を形成した専用品を製作しなければならないため、什
器の製造コストが嵩むと言う問題があった。
【0005】ところで、この種の什器においては、軽量
化のためパネルをハニカム状に形成することが行われて
いる。本考案は、このハニカム状のパネルを利用して、
前記先行技術の問題点を解消することを目的とするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本考案は、相対向して延びる一対の枠部材の間にパネル
を配設して成る家具において、前記パネルを、前記両枠
部材に向けて開口する空所を備えたハニカム状に形成
し、該パネルの空所に、棒状体を、その一端と他端とが
パネルの端面から突出するように挿入する一方、前記両
枠部材には、前記棒状体の一端と他端が嵌まる係止孔を
各々穿設する構成にした。
【0007】
【考案の作用・効果】このように構成すると、パネルの
空所に棒状体を挿入して、その一端と他端とをそれぞれ
枠部材の係合孔に嵌め込むワンタッチ的な操作で、パネ
ルを枠部材に対して簡単に取り付けることができるか
ら、什器の組立を迅速に行うことができる。
【0008】そして、棒状体の一端と他端とを枠部材の
係合孔に挿入しさえすれば、パネルを枠部材に対して取
付けることができ、パネルの厚さには関係なく、パネル
を枠部材に対して取付けることができるから、枠部材の
厚さを変更することなくパネルの厚さを自由に設定する
ことができる。また、枠部材としては角パイプ等の市販
品を使用して、これに係合孔を穿設すれば足りるから、
枠部材の製造コストを低減することができる。
【0009】従って本考案によると、パネルをハニカム
状に形成して軽量化を図った什器において、什器の組立
の容易性を損なうことなく、パネルの厚さの変更を容易
に行うことができると共に、什器の製造コストを低減で
きる効果を有する。
【0010】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図4に示すのは第1の実施例であり、これ
らの図において符号1は什器の一例としての陳列装置を
示し、該陳列装置1は、上下一対の水平状枠部材2,3
と左右一対の鉛直状枠部材4とで形成した矩形の枠体5
を備えており、該枠体5を、キャスター6付きの水平脚
7にて支持し、枠体5で囲われた部位にパネル8を配置
している。
【0011】前記各枠部材2,3,4はそれぞれ角パイ
プにて形成されており、左右両鉛直状枠部材4,4の前
後両面に、棚板(図示せず)を係止するための係止溝孔
9を上下適宜間隔で多数穿設する一方、前記パネル8
は、平断面波形に形成した合成樹脂製等の芯材8aに合
成樹脂製等の表面板8bを張設することにより、上下方
向に延びる空所10を多数形成したハニカム状に形成さ
れており、パネル8の全体としての厚さ寸法は、各枠部
材2,3,4の前後幅寸法よりも可成り小さい寸法に形
成されている。
【0012】前記パネル8のうち左右方向に適宜隔てた
2ヵ所の部位の空所10に、金属とか合成樹脂等の適宜
素材にて形成し棒状体11を、その上端と下端とがパネ
ル8の上下端面から各々突出するように挿通し、これら
両棒状体11の下端を、下水平状枠部材3の上面板3a
に穿設した下係合孔12に挿入し、棒状体11の上端
を、上水平状枠部材2の下面板2aに穿設した上係合孔
13に挿入する。
【0013】なお、前記上下両水平状枠部材2,3の係
合孔12,13を、当該水平状枠部材2,3の長手方向
に沿って延びる長孔に形成して、パネル8における空所
10の位置に誤差があっても棒状体11を係合孔12,
13に挿入できるようにしている。また、上水平状枠部
材2の左右両端には、それぞれ鉛直状枠部材4の上端に
嵌脱する突起14を設けている。
【0014】以上の構成において、陳列装置1を組立る
には、枠部材5を上向き開口のコ字状に組立てから、左
右両鉛直状枠部材4,4の間にパネル8を配置し、その
状態で、パネル8の空所10のうち上下両水平状枠部材
2,3の係合孔12,13に連通した空所10に棒状体
11をそれぞれ上方から挿入することにより、各棒状体
11の下端を下水平状枠部材3の係合孔12を挿入し、
次いで、上水平状枠部材2の左右両突起14を左右両鉛
直状枠部材4に嵌挿することにより、上水平状枠部材2
の組立を行うと同時に、両棒状体11の上端を、上水平
状枠部材2の係合孔13に挿入すれば良い。
【0015】このように、パネル8をハニカム状に形成
したことを利用して、パネル8の空所10に挿入した棒
状体11の上端と下端とを水平状枠部材2,3の係合孔
12,13に挿入することにより、パネル8を枠体5に
取付けるようにしたものであるから、枠体5を角パイプ
のような市販品で製造することができて、その製造コス
トを低減することができるのである。
【0016】なお、パネル8を側面視で湾曲状に撓み変
形させることができる場合には、枠体5を矩形に組み立
てた状態のまま、パネル8を撓み変形させた状態を保持
しつつ、両棒状体11の上端と下端とをそれぞれ上下水
平状枠部材2,3の係合孔12,13に挿入し、弾性復
元力にてパネル8と両棒状体11とを戻り変形させるこ
とにより、棒状体11の上下両端を上下水平状枠部材2
の係合孔12,13に嵌め込むようにしても良い。
【0017】図5に示すのは、第1の実施例の変形例で
あり、上水平状枠部材2を断面上向きコ字状に形成し
て、これに保護用又は外観向上用等の笠木2′を被嵌す
るようにしたもので、この場合には、上水平状枠部材2
を取り外さなくても、笠木2′を取り外して棒状体11
を上下方向に抜き差しすることにより、パネル8を取付
け・取り外しできる。
【0018】図6〜図8に示す第2の実施例は、パネル
8全体の厚さ寸法を各枠部材2,3,4の前後幅寸法と
同じ寸法に形成した場合において、パネル8の上下両端
面及び左右両端面に端面板8c,8d,8eを固着し、
上下端面板8c,8dに、パネル8の空所10に連通し
た通孔15を穿設し、この通孔15を介して棒状体11
の下端と上端とを水平状枠部材2,3の係合孔13,1
2に挿入するようにしたもので、このように構成する
と、パネル8における空所10の断面積が大きい場合で
も、細い棒状体11にてパネル8をガタ付きのない状態
で枠体5に取付けることができる。
【0019】なお、この実施例では上水平状枠部材2を
木製にしている。図9〜図10に示す第3の実施例は、
パネル8の空所10を上下方向に開放し、且つ、空所1
0の断面積が大きい場合において、係合孔12,13を
それぞれ上下水平状枠部材2,3の前面寄り部位と後面
寄り部位とに穿設し、前後両棒状体11,11を、パネ
ル8における前内面と後内面とに接当させることによ
り、細い棒状体11にてパネル8をずれ移動不能の状態
に取付けできるようにしたものである。
【0020】図10に示す第4の実施例は、パネル8の
横幅を左右鉛直状枠部材4間の間隔寸法よりも小さく形
成したものであり、パネル8を、当該パネル8に挿通し
た棒状体11にて上下両水平状枠部材2,3に取付ける
ものであるから、このような形態でもパネル8を取付け
ることができるのである。図12に示すのは、什器の一
例として、案内等に用いる表示板装置1′に適用した第
5の実施例で、この実施例では、パネル8を、その空所
10が水平方向に延びるように形成して、水平状に配設
した棒状体11の左右両端を、左右両鉛直状枠部材4,
4に穿設の係合孔16に挿入するようにしたものであ
る。
【0021】上記の各実施例では、パネルを段ボール状
のハニカム構造に形成した場合であったが、パネルは、
棒状体を挿通し得る断面形状であれば良いことは言うま
でもない。更に、本考案は、間仕切用の衝立など、他の
什器にも適用できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例を示す斜視図である。
【図2】図1のII−II視平断面図である。
【図3】図1のIII − III視断面図である。
【図4】図1のIV−IV視断面図である。
【図5】第1の実施例の変形例を示す図である。
【図6】第2の実施例を示す平断面図である。
【図7】図5の縦断側面図である。
【図8】図6における上水平枠部材の取付け状態を示す
図である。
【図9】第3の実施例を示す平断面図である。
【図10】図8のX−X視断面図である。
【図11】第4の実施例を示す斜視図である。
【図12】第5の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 什器の一例としての陳列装置 2 上水平状枠部材 3 下水平状枠部材 4 鉛直状枠部材 5 枠体 7 水平脚 8 パネル 10 空所 11 棒状体 12,13,16 係合孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】相対向して延びる一対の枠部材の間にパネ
    ルを配設して成る什器において、前記パネルを、前記両
    枠部材に向けて開口する空所を備えたハニカム状に形成
    し、該パネルの空所に、棒状体を、その一端と他端とが
    パネルの端面から突出するように挿入する一方、前記両
    枠部材には、前記棒状体の一端と他端が嵌まる係止孔を
    各々穿設したことを特徴とする什器におけるパネルの取
    付け装置。
JP10542891U 1991-12-20 1991-12-20 什器におけるパネルの取付け装置 Expired - Lifetime JPH0746208Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10542891U JPH0746208Y2 (ja) 1991-12-20 1991-12-20 什器におけるパネルの取付け装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10542891U JPH0746208Y2 (ja) 1991-12-20 1991-12-20 什器におけるパネルの取付け装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0551161U JPH0551161U (ja) 1993-07-09
JPH0746208Y2 true JPH0746208Y2 (ja) 1995-10-25

Family

ID=14407334

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10542891U Expired - Lifetime JPH0746208Y2 (ja) 1991-12-20 1991-12-20 什器におけるパネルの取付け装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0746208Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5919892B2 (ja) * 2012-03-05 2016-05-18 大日本印刷株式会社 商品展示台及び商品展示システム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0551161U (ja) 1993-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0746208Y2 (ja) 什器におけるパネルの取付け装置
JP4119168B2 (ja) 簡易組み立て式キャビネット
JPH0740004Y2 (ja) 支柱への壁パネル等の係止装置
JP2509845Y2 (ja) 壁用パネル
JPH0748951Y2 (ja) 面格子
JPH07103Y2 (ja) パネル等への棚板の支持用側板
JP4298848B2 (ja) 商品陳列用ワゴンテーブル
JPS6314668Y2 (ja)
JP2000282604A (ja) パネル装置の構造
JPH0311764B2 (ja)
JPS608757Y2 (ja) 物品収納ラツクの棚構造
JP3690510B2 (ja)
JPH0322961Y2 (ja)
JPH0445819U (ja)
JPH0237372Y2 (ja)
JPS5844729Y2 (ja) パネル連結部構造
JPS6230993Y2 (ja)
JPS6116722Y2 (ja)
JPH0225865Y2 (ja)
JP3992861B2 (ja) 机等の幕板の取付構造
JP3567376B2 (ja) 間仕切パネルのフレーム構造
JP2000125954A (ja) 陳列棚
JPS6345945Y2 (ja)
JPH0527054Y2 (ja)
JPH0464236U (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960514