JP2003105902A - 部材連結構造 - Google Patents

部材連結構造

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JP2003105902A
JP2003105902A JP2001299113A JP2001299113A JP2003105902A JP 2003105902 A JP2003105902 A JP 2003105902A JP 2001299113 A JP2001299113 A JP 2001299113A JP 2001299113 A JP2001299113 A JP 2001299113A JP 2003105902 A JP2003105902 A JP 2003105902A
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JP2001299113A
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Koji Morita
耕司 森田
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Kokuyo Co Ltd
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Kokuyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】特に、長尺状の部材を長手方向に連結させる場
合に、簡単な構成でそれぞれの部材を確実に密着させら
れるようにすることを課題とするものである。 【解決手段】上下のパネル1A、1Bの縦枠材3A、3
Bを連結する場合、一方の縦枠材3Aにベース70から
突出した突出部74を設けるとともに、これに対向する
縦枠材3Bに、このベース74によって連結方向へ密着
させるための開口端部36Bと、突出部74を嵌め込み
うる形状に構成した中空部Sとを設ける。そして、この
突出部74を中空部Sに嵌め込んだ状態でベース70を
開口端部36Bに密着させる方向と、突出部74の内壁
接触部74aを内側端板33の内壁面33aに密着させ
る方向とに同時に引き寄せる引寄機構Hを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長尺材の外周部に
突出する部材を付加せずに、強度を保持する部材連結構
造で、オフィスの可動間仕切を構成するパネルなどに適
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、内部に中空部を有する長尺状の
フレームを長手方向に連結させる場合、一方のフレーム
の開口端部にブロック体を突出させるように設け、この
ブロック体の突出部分を他方のフレームの中空部に挿入
してそれぞれを嵌め合わせて固定するのが一般的であ
る。そして、このように挿入されたブロック体を他方の
フレームに固定する場合、そのフレームの側方からボル
トを挿入して固定する方法と、そのフレームの接合面と
対向する端部からボルトを挿入して固定する方法とが考
えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
固定方法のうち、フレームの側方からボルトを挿入して
固定する場合は、他方のフレームを連結方向に密着させ
る力が働かず、それぞれのフレームの接合面を確実に密
着させることができない。一方、フレームの接合面と対
向する開口端部から中空部を介してボルトで固定する場
合は、フレームが長尺状であるためにボルトの挿入およ
び固定が困難であるばかりでなく、そのブロック体をフ
レームの内壁に密着させることができず、フレームの側
方向にがたつきを生じさせてしまうことになる。
【0004】そこで、本発明は、上記課題に着目してな
されたもので、複数の部材を連結させる場合に、簡単な
構成でそれぞれの部材を確実に密着させられるようにす
ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、上
記課題を解決するために、2つの部材を連結する場合、
一方にベースから突出した突出部を設けるとともに、他
方に、このベースによって連結方向へ密着させるための
接合部と、前記突出部を嵌めうる形状に構成した嵌合部
とを設け、この突出部を嵌合部に嵌め合わせた状態で、
ベースを接合部に密着させる方向と、前記突出部および
嵌合部の側面を密着させる方向とに同時に引き寄せる引
寄機構を設けたことを特徴とするものである。
【0006】このように構成すれば、引寄機構によっ
て、それぞれの部材を連結方向に密着させることができ
るとともに、突出部においては側方向への密着も同時に
行うことができ、部材のがたつきなどを防止できるよう
になる。
【0007】また、それぞれの部材を引き寄せる方法と
しては、種々の方法が考えられるが、好ましくは、それ
ぞれの部材の密着強度を強くするためにボルトを用いて
突出部を斜め方向に引き寄せるようにする。このように
構成すれば、特に長いボルトなどを使用することなく、
簡単な構成でそれぞれの部材を密着させることができる
ようになる。
【0008】更に、このように部材を連結する場合、一
方の部材に突出部を有するブロック体を取り付け、この
ブロック体を他方の部材の嵌合部に嵌め合わせて連結す
るようにする。このようにすれば、部材連結のために突
出部を一体的に設ける必要がなくなり、既存の部材を用
いてそれぞれの部材を連結することができるようにな
る。
【0009】また、所定距離隔てた位置に突出部を有す
る枠体と、この突出部を連結方向へ嵌め合わせるための
勘合部を有する枠体とを連結する場合、前記突出部を勘
合部に位置させた状態で、ベースを接合部に密着させる
方向と、前記突出部および勘合部の側面を密着させる方
向とに同時に引き寄せる引寄機構を設けるとともに、前
記引寄機構を対称に配置して構成する。このようにすれ
ば、それぞれの枠体の連結方向と側方への密着を同時に
行うことができ、更に、一方の引寄機構における引き寄
せ強度を調整することにより、連結された枠体のずれを
防止することができるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、図
面を参照して説明する。
【0011】図1は、本発明の部材連結構造Fが適用さ
れる可動間仕切壁Wの一部を構成するパネルを示したも
のである。この可動間仕切壁Wを構成するパネルは、第
一のパネル1Aと、この第一のパネル1Aの上端部分に
連結する第二のパネル1Bとを備えたもので、これら両
パネル1A、1B同士を部材連結構造Fを用いて連結さ
せて構成している。
【0012】第一のパネル1Aは、構造枠2の前後両面
にパネル要素Pを装着してなるもので、この構造枠2
は、左右対をなす構造材たる縦枠材3Aを複数本の横枠
材4により結合してなる。第二のパネル1Bは、前記構
造枠2よりも縦長寸法の短い構造枠2の前後両面にパネ
ル要素Pを装着してなるもので、左右対をなす縦枠材3
Bを上下の横枠材4により結合してなる。
【0013】各構造枠2の縦枠材3A、3Bは、図3に
示すように、それぞれ板金素材に曲げ加工を施すことに
より作られたもので、対をなす前後の面板30、31
と、これら両面板30、31の外方側縁間に位置する外
側端板32と、前記両面板30、31の内側縁間に位置
する内側端板33とを一体的に備えた略角パイプ状をな
している。この縦枠材3A、3Bを構成する板金素材の
切断端縁は、前記内側端板33の中央部において溶接な
どにより結合されている。
【0014】さらに、本実施の形態では、両面板30、
31の対向する位置にフック孔5をそれぞれ設けるとと
もに、外側端板32における一方の面板30、31寄り
に偏移した部位に、両面板30、31のフック孔5同士
の対面を遮断する突条6を板金素材の曲げ加工により一
体に形成している。
【0015】フック孔5は、棚などのオプション部材を
掛かり止めるために、縦部材3A、3Bの前後の面板3
0、31の側縁近傍に所定のピッチで上下方向に設けた
ものである。
【0016】突条6は、図3に示すように基端を縦部材
3A、3Bの外側端板32に連続させて相互に密着する
2枚の突出片部と、これらの突出片部の先端間を一体に
連続させる屈曲部とから構成した平面視略U字状で縦枠
材3A、3Bの上下端に亘って設けたものである。そし
て、基端から屈曲部61の先端部分まで幅をフック孔5
のパネル要素Pの面方向の幅より長く設定して、フック
孔5間を直接に通過する光を遮断可能にしている。
【0017】パネル要素Pは、板金製の板状部材の内面
に芯材を充填してなる長方形状のもので、裏面側に図示
しない爪部を備えており、その爪部を利用して前記縦枠
材3A、3Bや、横枠材4に着脱可能に装着されてい
る。なお、パネル要素Pの左右方向寸法は、構造枠2の
左右幅寸法より小さく設定してある。そのため、各パネ
ル要素Pは、各構造枠2に設けたフック孔5を避けるよ
うに装着される。この図示例では、装着状態においてパ
ネル要素Pの裏面が縦枠材3A、3Bの面板30、31
に密着するようにしているが、例えば、パネル要素Pの
爪部に図示しない適宜なかさ上げ用のスペーサ要素を設
けて、装着されたパネル要素Pの裏面と縦枠材3A、3
Bとの間に隙間が形成されるようにしてもよい。
【0018】この上下の構造枠2を連結させるための部
材連結構造Fは、図4から図6に示すように、第一のパ
ネル1Aの縦枠材3Aの上端にブロック体7を固定する
ための固定機構Gと、この固定機構Gによって縦枠材3
Aに固定されたブロック体7と縦枠材3Bとを密着させ
るための引寄機構Hとを備えてなり、左右対にして設け
た縦枠材3A、3Bに対称に配置して設けられるもので
ある。
【0019】固定機構Gは、図5や図6に示すように、
第一のパネル1Aの開口端部36Aにアルミダイキャス
ト製のブロック体7を固定するためのものである。具体
的には、縦枠材3Aの前後面板30、31に設けた固定
用開口部34と、この固定用開口部34に装着されて上
下方向へ固定される固定部材34aとを具備し、さら
に、この縦枠材3Aの上端に設けた開口端部36Aにブ
ロック体7のベース70を載せ置いた状態でベース70
の上方からボルト34dを挿入し、ブロック体7を縦枠
材3Aに一体的に固定するようにしたものである。
【0020】縦枠材3Aの面板30、31に設けた固定
用開口部34は、縦枠材3Aの上下方向に沿う凹状の溝
部35に開口させたもので、固定部材34aに設けた一
対の規制片34bをこの固定用開口部34に取り付けて
上下方向への変位を規制すると共に、縦枠材3Aの内側
端板33方向もしくは外側端板32方向への変位を許容
して、ボルト34dの先端部を固定部材34のネジ孔3
4cに挿入可能に位置合わせできるようにしている。
【0021】ベース70は、縦枠材3Aの開口端部36
Aに密着する接合体71と、この接合体71の下方に突
出して設けられた下側突出部72とを具備してなり、こ
の下側突出部72を縦枠材3Aの中空部S内に嵌め込
み、ボルト34dを介して固定部材34aに固定するこ
とによって縦枠材3Aとブロック体7とを一体的に構成
して開口端部36Aから突出部74を突出させるように
したものである。
【0022】この下側突出部72は、縦枠材3Aの溝部
35や突条6に緩衝しないように縦枠材3Aの両面板3
0、31や内側端板33、外側端板32の内壁面30a
〜33aに嵌め込みうる形状に構成したもので、この下
側突出部72を構成する壁面の少なくとも一部にテーパ
面72aを構成することによってブロック体7の挿入時
に縦枠材3Aの内壁面30a〜33aに密着させられる
ようにしている。そして、接合体71の下面71dを縦
枠材3Aの開口端部36A上に接触させた状態で、この
ベース70の上下方向に貫通するボルト挿入孔73から
ボルト34dを挿入して固定部材34aに締め付けて、
接合体71と開口端部36Aとを密着させるようにして
いる。
【0023】一方、引寄機構Hは、ベース70上に突出
して設けた突出部74と、縦枠材3Bの開口部81aに
取り付けた台座81とを少なくとも具備し、その台座8
1に傾斜ボルト82を挿入することにより突出部74を
斜め上方に引き寄せるようにしたもので、それぞれの縦
枠材3A、3Bの連結方向へ位置決めするための連結方
向位置決め要素と、この連結方向に対して直交する方向
へ位置決めするための側方位置決め要素とを具備する。
【0024】この連結方向位置決め要素は、ベース70
の上面に形成した接合面71uと、第二のパネル1Bに
おける縦枠材3Bの開口端部36Bとを具備しており、
傾斜ボルト82を内側端板33から斜め略45度に挿入
することによって連結方向へのベクトル成分によって接
合面71uを縦枠材3Bの開口端部36Bに密着させて
位置決めするようにしている。
【0025】また、側方位置決め要素は、突出部74の
内側端板33側に設けた内壁接触部74aと、内側端板
33の内壁面33aとを具備しており、傾斜ボルト82
を連結方向に対して斜め略45度に締め付けることによ
って左右方向へのベクトル成分によって突出部74の内
壁接触部74aを内側端板33の内壁面33aに密着さ
せて側方への位置決めするようにしている。
【0026】具体的に説明すれば、第二のパネル1Bの
内側端板33に、傾斜ボルト82を挿入するためのボル
ト挿入部83を設けてあり、このボルト挿入部83の奥
方の溝部35に開口部81aを設けて台座81を取り付
けている。この台座81は、傾斜ボルト82を斜め略4
5度に挿入するためのボルト挿通孔81cと、この傾斜
ボルト82のヘッドを縦枠材3Bの内部で面接触させる
ための座受面81bとを設けたもので、この台座81を
縦枠材3Bの開口部81aに対応して正面視矩形形状に
構成している。この開口部81aは、縦枠材3Bの上下
方向に沿う凹状の溝部35に開口を設け、上下方向や引
寄方向(斜め方向)への変位も規制している。そして、
この台座81のボルト挿通孔81cに対応して設けられ
た突出部74のネジ孔74bに、内側端板33のボルト
挿入部83および台座81のボルト挿通孔81cを介し
て傾斜ボルト82を取り付け、その傾斜ボルト82の軸
芯方向にブロック体7および第一のパネル1Aの縦枠材
3Aを引き寄せる。これによって、連結方向へのベクト
ル成分だけベース70と第二のパネル1Bの開口端部3
6Bを引き寄せ、また、この連結方向と直交するベクト
ル成分だけブロック体7の内壁接触部74aと内側端板
33の内壁面33aとを引き寄せるようにしている。
【0027】次に、以上詳述した部材連結構造Fによっ
て、第一のパネル1Aの上端に第二のパネル1Bを載せ
て左右の縦枠材3A、3Bを連結する場合について述べ
る。
【0028】まず、第一のパネル1Aの高さ寸法を変え
るべく第一のパネル1Aの上端に第二のパネル1Bを連
結する場合、第一のパネル1Aにおける縦枠材3Aの開
口端部36Aに固定部材34aを挿入し、その規制片3
4bを縦枠材3Aの固定用開口部34に位置させる。そ
して、その状態でブロック体7の突出部74に設けたネ
ジ孔74bの軸孔方向を内側端板33側に向けてブロッ
ク体7の下側突出部72を縦枠材3Aの中空部Sに嵌め
込み、ベース70のボルト挿通孔73からボルト34d
を挿入する。そして、固定部材34aのネジ孔34cを
移動させて位置決めした後、ドライバなどの工具を用い
てそれぞれの部材を縦枠材3Aに固定する。また、この
ブロック体7を取り付けた側の縦枠材3Aに対して所定
距離隔てて平行に設けられたもう片方の縦枠材3Aにつ
いても、これと対称に固定部材34aを縦枠材3Aの固
定用開口部34に位置させるとともに先のブロック体7
と対称にネジ孔74bの軸孔方向を内側端板33側に向
け、ベース70のボルト挿通孔73からボルト34dを
挿入してブロック体7を縦枠材3Bに一体的に固定す
る。
【0029】そして、この第一のパネル1Aの縦枠材3
Aから突出した左右の突出部74に第二のパネル1Bの
縦枠材3Bを挿入し、その突出部74を第二のパネル1
Bの縦枠材3Bの中空部S内に嵌め込むとともに、第二
のパネル1Bの開口端部34Bを接合体71の接合面7
1u上に位置させる。そして、第二のパネル1Bにおけ
る一方の内側端板33からボルト挿入部83および台座
81のボルト挿通孔81cを介して傾斜ボルト82を挿
入し、ドライバなどの工具を用いて突出部74と第二の
パネル1Bの縦枠材3Bとを相互に引き寄せ、この傾斜
ボルト82のそれぞれのベクトル方向、すなわち、縦枠
材3Bの連結方向および側方に突出部74を引き寄せ
る。これにより、ベース70上の接合面71uと縦枠材
3Bの開口端部36Bとを密着させるとともに、突出部
74の内壁接触部74aと縦枠材3Bの内壁面33aと
を同時に密着させる。
【0030】また、この縦枠材3Bに対して所定距離隔
てて平行に設けられたもう片方の縦枠材3Bについて
も、これと対称にその縦枠材3の内側端板33のボルト
挿入部83および台座81のボルト挿入孔81cを介し
て傾斜ボルト82を挿入し、ドライバなどの工具を用い
て突出部74と第二のパネル1Bの縦枠材3Bとを相互
に引き寄せ、縦枠材3Bの連結方向および側方に引き寄
せる。これにより、残る片方側のベース70上の接合面
71uと縦枠材3Bの開口端部36Bとを密着させると
ともに、突出部74の内壁接触部74aと縦枠材3Bの
内壁面33aとを同時に密着させる。そして、この左右
の傾斜ボルト82の締め付け強度をそれぞれ調整するこ
とにより、上下のパネル1A、1Bの縦枠材3A、3B
をそれぞれ中央側に引き寄せて左右の縦枠材3A、3B
の外側端板33もしくは内側端板32の位置合わせを行
う。
【0031】そして、このように上下に連結された構造
枠2に対して表裏の面板30、31側からパネル要素P
を取り付けて1枚のパネルを構成し、このパネルを左右
方向に適宜連結させて可動間仕切壁Wを構成するように
する。
【0032】以上詳述したように、本実施の形態におい
ては、上下のパネル1A、1Bの縦枠材3A、3Bを連
結する場合、一方の縦枠材3Aにベース70から突出し
た突出部74を設けるとともに、この延長方向に存在す
る縦枠材3Bに、このベース70によって連結方向へ密
着させるための開口端部36Bと、前記突出部74を嵌
め込みうる形状に構成した中空部Sとを設け、この突出
部74を中空部Sに嵌め込んだ状態でベース70を開口
端部36Bに密着させる方向と、突出部74の内壁接触
部74aを内側端板33の内壁面33aに密着させる方
向とに同時に引き寄せる引寄機構Hを設けるようにした
ので、簡単な構成でそれぞれの縦枠材3A、3Bを連結
方向に確実に密着させられるようになるとともに、連結
方向と直交する方向への位置合わせも同時に行うことが
できるようになる。
【0033】また、この引寄機構Hとして、傾斜ボルト
82を用いて突出部74を中空部Sの斜め奥方に引寄せ
るようにしたので、比較的短いボルトでそれぞれの部材
を密着させることができるようになる。
【0034】更に、それぞれの縦枠材3A、3Bを連結
する場合、一方の縦枠材3Aに突出部74を有する独立
のブロック体7を取り付け、このブロック体7を他方の
縦枠材3Bの中空部Sに嵌め合わせて連結するようにし
たので、縦枠材3A側に突出部を一体的に形成するため
の加工が不要になり、既存の縦枠材を用いてそれぞれの
縦枠材3A、3Bを連結することができる。
【0035】また、所定距離隔てた縦枠材3Aの開口端
部36Aに突出部74を有する第一のパネル1Aと、こ
の突出部74を連結方向へ嵌め合わせ可能に設けた中空
部Sを有する第二のパネル1Bとを具備してなり、突出
部74を中空部Sに嵌め込んでそれぞれのパネル1A、
1Bを連結するようにした部材連結構造Fにおいて、突
出部74を中空部Sに位置させた状態で、ベース70を
開口端部36Bに密着させる方向と、突出部74を中空
部Sとの接触面側に密着させる方向とに同時に引き寄せ
る引寄機構Hを設けるとともに、この引寄機構Hを左右
対称に配置するようにしたので、それぞれの引き寄せ強
度を調整することにより、それぞれの縦枠材3A、3B
の端板32、33の位置を調整して、上下のパネル1
A、1Bのずれを防止することができるようになる。
【0036】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ない。
【0037】例えば、上記実施の形態では、下方側に位
置する第一のパネル1Aにブロック体7を取り付けるよ
うにしたが、これとは逆に、上方側に位置する第二のパ
ネル1Bにブロック体7を取り付けて、斜め下方から傾
斜ボルト82を挿入するようにしても良い。
【0038】また、この実施形態では、斜め略45度に
傾斜ボルト82を挿入するようにしたが、連結方向への
密着強度を強くするためには、更に取り付け角度を大き
くして取り付けるようにしても良い。
【0039】更に、この実施形態では、パネルを上下に
連結する構造について説明したが、これに限らず、種々
の部材の連結に適用することができ、長尺状の部材を連
結するようなものであれば特に有効になる。そして、こ
のように2つの部材を連結する場合、一方の部材に突出
部を一体成形し、他方の部材にこれと対応する部位を設
けてそれぞれの部材を斜めに引き寄せるようにしても良
い。
【0040】その他、各部の具体的構成についても上記
実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱
しない範囲で種々変形が可能である。
【0041】
【発明の効果】本発明では、2つの部材を連結する場
合、一方の部材にベースから突出した突出部を設けると
ともに、他方の部材に、このベースによって連結方向へ
密着させるための接合部と、前記突出部を嵌め込みうる
形状に構成した嵌合部とを設け、これら突出部を嵌合部
に嵌め合わせた状態で、ベースを接合部に密着させる方
向と、前記突出部を嵌合部との接触面側に密着させる方
向とに同時に引き寄せる機構を設けるようにしたので、
簡単な構成で連結方向への密着と側方への密着を行うこ
とができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すパネルの斜視図。
【図2】同形態の縦枠材を示す斜視図。
【図3】同形態の縦枠材に固定部材を取り付けた状態を
示す平面図。
【図4】同形態のブロック体を示す図。
【図5】同形態の縦枠材を連結させる状態を示す分解
図。
【図6】同形態の第一のパネルと第二のパネルとを連結
させた状態を示す中央断面図。
【符号の説明】
2・・・構造枠 3A、3B・・・縦枠材 34a・・・固定部材 36B・・・接合部(開口端部) 70・・・ベース 74・・・突出部 82・・・傾斜ボルト S・・・嵌合部(中空部) H・・・引寄機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E125 AA29 AB16 AC17 AD01 AG03 AG14 AG31 AG34 AG59 BB09 BB11 BB16 BB17 BB34 BB35 BB36 BC09 BD01 BF05 BF08 CA03 CA14 EA01 EA33

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースから突出した突出部を有する部材
    と、このベースによって連結方向へ密着させるための接
    合部および前記突出部を連結方向へ嵌め合わせするため
    の嵌合部を有する部材とを具備してなり、前記突出部を
    嵌合部に位置させてそれぞれの部材を連結するようにし
    た部材連結構造であって、 前記突出部を嵌合部に位置させた状態で、ベースを接合
    部に密着させる方向と、前記突出部および嵌合部の側面
    を密着させる方向とに同時に引き寄せる引寄機構を設け
    たことを特徴とする部材連結構造。
  2. 【請求項2】前記引寄機構が、ボルトと固定部材を用い
    てそれぞれの部材の連結方向に対して斜め方向に引き寄
    せる機構であることを特徴とする請求項1記載の部材連
    結構造。
  3. 【請求項3】連結される一方の部材にベースから突出し
    た突出部を備えたブロック体を取り付け、このブロック
    体の突出部を前記嵌合部に位置させた状態で、ベースを
    接合部に密着させる方向と、前記突出部および嵌合部の
    側面を密着させる方向とに同時に引き寄せる引寄機構を
    設けたものである請求項1又は2記載の部材連結構造。
  4. 【請求項4】所定距離隔てた位置に突出部を有する枠体
    と、この突出部を連結方向へ嵌め合わせするための勘合
    部を有する枠体とを具備してなり、前記突出部を勘合部
    に位置させてそれぞれの枠体を連結するようにした部材
    連結構造において、前記引寄機構を対称に配置してなる
    ことを特徴とする請求項1、2、3記載の部材連結構
    造。
JP2001299113A 2001-09-28 2001-09-28 部材連結構造 Pending JP2003105902A (ja)

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