JP4584892B2 - 配線ボックス - Google Patents

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本発明は、建築物を構成する造営材に取り付けられる配線ボックスに関する。
一般に、軽量間仕切壁は、間隔をおいて立設された複数の軽量形鋼材を挟むように壁材が立設されて構築されるものである。この軽量間仕切壁内には、該軽量間仕切壁に設置される配線器具を収容する配線ボックスが配設される。前記配線ボックスは、一面(前面)に開口を有する四角箱状をなす。そして、配線ボックスは、その前面が前記軽量形鋼材において、壁表側となる面(前面)と略同一平面上に位置し、配線ボックスが軽量形鋼材の前面から壁表側へ突出しないように軽量形鋼材に取り付けられる。これは、軽量形鋼材に取り付けられた配線ボックスが、壁材の立設の障害となることを防止するためである。そして、特許文献1には、配線ボックスの前面を軽量形鋼材の前面と略同一平面上に位置させた状態を維持しながら、配線ボックスの軽量形鋼材への取付を可能にする技術が開示されている。
図10に示すように、特許文献1に記載の配線ボックス90は、前面に開口を有する有底四角箱状に形成されたボックス本体91を備えている。ボックス本体91を形成する一対の側壁91aのうち一方の側壁91aには、長孔状をなすビス貫通孔92が3箇所形成されている。また、前記一対の側壁91aにおいて、ボックス本体91の開口面(前面)側の端面には、軽量形鋼材95に配線ボックス90が取り付けられたとき、軽量形鋼材95(造営材)の角部(丸み部)95aに係合可能な一対の係合突片93が外方へ向けて突設されている。一対の係合突片93は、軽量形鋼材95に配線ボックス90が取り付けられたとき、軽量形鋼材95の立設方向における上下2箇所で角部95aに係合する。
そして、特許文献1に記載の配線ボックス90を軽量形鋼材95に取り付ける際に、軽量形鋼材95の壁表側の角部95aに一対の係合突片93を係合させることで、ボックス本体91の前面と軽量形鋼材95の前面とを略同一平面上に位置させた状態を維持することができる。その後、3つのビス貫通孔92のうち中央を除く2つのビス貫通孔92から軽量形鋼材にビス94を螺入して配線ボックス90が軽量形鋼材95に取り付けられる。配線ボックス90が軽量形鋼材95に取り付けられた状態では、配線ボックス90が軽量形鋼材95の前面から前側へ突出しておらず、配線ボックス90が壁材(図示せず)設置の障害となることが防止される。
また、2本のビス94によって配線ボックス90が軽量形鋼材95に取り付けられ、さらに、一対の係合突片93が角部95aに係合しているため、ボックス本体91が後退したり、回動したりすることが防止される。その結果、ボックス本体91の前面と軽量形鋼材95の前面とが面一となった状態で配線ボックス90が軽量形鋼材95に取り付けられる。
また、配線ボックス90は、軽量形鋼材95への取付作業を簡素化するために、1本のビス94によって軽量形鋼材95に取り付けられる場合がある。この場合は、図10の2点鎖線に示すように、3つのビス貫通孔92のうち中央のビス貫通孔92から軽量形鋼材95に1本のビス94を螺入して配線ボックス90が軽量形鋼材95に取り付けられる。1本のビス94によって配線ボックス90が軽量形鋼材95に取り付けられた状態では、その1本のビス94を立設方向に挟む位置で一対の係合突片93が角部95aに係合しているため、ボックス本体91が後退したり、回動したりすることが防止される。その結果、ボックス本体90の前面と軽量形鋼材95の前面とが面一となった状態で配線ボックス90が軽量形鋼材95に取り付けられる。
特開平11−275732号公報
ところで、1本のビス94によって配線ボックス90を軽量形鋼材95に取り付ける際、ビス94を軽量形鋼材95に螺入すると、ビス貫通孔92が形成された側壁91aはビス94によって軽量形鋼材95に向けて強固に押し付けられる。このとき、ビス貫通孔92が形成された側壁91aは、ビス94の押し付けによる荷重を受けるため、該荷重によってビス貫通孔92の周囲が軽量形鋼材95に向けて変形し、該部位を挟む側壁91aの両側部は軽量形鋼材95から離れる方向に撓み変形してしまう。すると、1本のビス94が挿通されたビス貫通孔92を挟む位置に設けられた係合突片93は、側壁91aの変形に伴いそれぞれ軽量形鋼材95から離れてしまい、一対の係合突片93の角部95aに対する係合が解除されてしまう。その結果、1本のビス94で取り付けられた配線ボックス90が、ビス94を回動中心として回動してしまうことがあった。
本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、1本のビスで造営材に取り付けられたボックス本体が、ビスを回動中心として回動することを防止することができる配線ボックスを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、建築物を構成する造営材に取り付けられる配線ボックスであって、少なくとも前面に開口面を有するボックス本体の側壁に、前記造営材として角柱状をなす軽量形鋼材に当接させる当接部と、該当接部を軽量形鋼材に当接させた状態のボックス本体を固定ビスで軽量形鋼材に固定するために該固定ビスが挿通される挿通孔とが形成されるとともに、前記固定ビスによるボックス本体の軽量形鋼材への取付状態で前記軽量形鋼材の角部に係合する係合突起部が、前記ボックス本体の深さ方向において、前記挿通孔よりもボックス本体の開口面側に位置するように前記当接部に形成され、前記挿通孔は、前記係合突起部を前記軽量形鋼材の角部に係合させた状態で該軽量形鋼材の立設方向へ延びる開口部を形成する一対のリップ部のうち前記係合突起部が係合した角部に隣接するリップ部と対向する位置に形成され、前記挿通孔及び係合突起部は、ボックス本体の軽量形鋼材への取付状態で前記軽量形鋼材の立設方向に沿って延びる側壁の長さ方向の中央部に設けられていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の配線ボックスにおいて、前記当接部は、該当接部が形成された側壁から膨出するように形成された当接台座によって形成され、該当接台座を厚み方向に貫通して前記挿通孔が形成されているとともに、当接台座に前記係合突起部が形成されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の配線ボックスにおいて、前記係合突起部と前記挿通孔は、前記ボックス本体の深さ方向に沿って重なる位置に配置されていることを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の配線ボックスにおいて、前記ボックス本体の側壁の長さ方向の中央部に設けられている係合突起部は、側壁の長さ方向において2つ又は複数に分割して形成されていることを要旨とする。
請求項に記載の発明は、建築物を構成する造営材に取り付けられる配線ボックスであって、少なくとも前面に開口面を有するボックス本体の側壁に、前記造営材として角柱状をなす木柱に当接させる当接部と、該当接部を木柱に当接させた状態のボックス本体を固定ビスで木柱に固定するために該固定ビスが挿通される挿通孔とが形成されるとともに、前記固定ビスによるボックス本体の木柱への取付状態で前記木柱の壁面に突き刺さることで係合する係合突起部が形成され、前記挿通孔及び係合突起部は、ボックス本体の木柱への取付状態で前記木柱の立設方向に沿って延びる側壁の長さ方向の中央部に設けられていることを要旨とする。
本発明によれば、1本のビスで造営材に取り付けられたボックス本体が、ビスを回動中心として回動することを防止することができる。
以下、本発明を具体化した配線ボックスの一実施形態を図1〜図8にしたがって説明する。なお、以下の説明において配線ボックス及び軽量形鋼材の「上」「下」は、図1に示す矢印Y1の方向を上下方向とし、「左」「右」は、図1に示す矢印Y2の方向を左右方向とし、「前」「後」は、図1に示す矢印Y3の方向を前後方向とする。
まず、建築物としての軽量間仕切壁Wについて説明する。図1に示すように、軽量間仕切壁Wは、天井(図示せず)と床(図示せず)に固定される上下一対のランナーRと、該ランナーR間に立設された複数の軽量形鋼材Pと、該軽量形鋼材P及び前記ランナーRに固定されることで立設される壁材Waとから構築されている。前記壁材Waは、一般的に使用される石膏ボードが用いられる。前記ランナーRは長尺状をなすとともに、ランナーRの長さ方向に対して直交する断面視がコ字状をなし、長さ方向へ延びる開口を有する。そして、ランナーRが天井と床それぞれに固定された状態では、両ランナーRの開口が互いに対向している。
図1及び図5(a)に示すように、軽量間仕切壁W(建築物)を構成する造営材としての前記軽量形鋼材Pは、薄鋼板からなり、軽量形鋼材Pの立設方向に対して直交する方向への平断面視が略C字状をなすC型鋼であるとともに、四角柱状(角柱状)をなす。軽量形鋼材Pは、立設方向に延びる開口部Paと、該開口部Paに相対向する背面板部Pbと、該背面板部Pbを挟む一対の側板部Pcとからなる。また、前記開口部Paは、前記一対の側板部Pcから延設された相対向する一対のリップ部Pdの間に形成されているとともに、各リップ部Pdは前記背面板部Pbと相対向している。
そして、軽量間仕切壁Wを構築するには、まず、図1に示すように、天井と床に固定された上下各ランナーRの内側へ軽量形鋼材Pの上端部及び下端部をそれぞれ挿入し、ランナーRを用いて軽量形鋼材Pを立設する。このとき、軽量形鋼材PはランナーRに対して固定されず、該ランナーRの長さ方向へ移動可能になっている。また、このとき、軽量形鋼材Pの開口部Paが同じ方向に向けられるとともに、前記壁材Waが設置される側の一対の側板部Pcは、それぞれ同一平面上に配置される。次に、壁材Waの立設方向へ延びる両側縁部及び該両側縁部間の中央部に軽量形鋼材Pが位置するように軽量形鋼材PをランナーRに沿って移動させた後、壁材WaをランナーRに固定するとともに、壁材Waと軽量形鋼材Pとを固定すると、軽量間仕切壁Wが構築される。
次に、軽量間仕切壁Wに配線器具(例えば、スイッチ)を設置するため、前記軽量形鋼材Pに取り付けられる配線ボックス10について説明する。図2及び図3に示すように、配線ボックス10は合成樹脂材料よりなり、有底四角箱状に形成されたボックス本体11を備えている。前記ボックス本体11は、四角板状をなす底壁12と、該底壁12の側縁に立設された側壁13〜16とから形成されているとともに、前記側壁13〜16によって囲み形成されたボックス開口部Saを一面(前面)に有している。図2の2点鎖線に示すように、ボックス本体11において、底壁12と相対向し前記ボックス開口部Saが開口する前記前面を、ボックス本体11の開口面Sとし、全ての側壁13〜16において、ボックス開口部Sa側の端面は全て開口面S上に位置している。なお、側壁13〜16のうち、ボックス本体11の短辺側の一対の側壁を上側壁13と下側壁14とし、長辺側の一対の側壁を左側壁15と右側壁16とする。
前記左側壁15の開口面S側には、該左側壁15に隣接する上側壁13と下側壁14とを連結する方向(以下、左側壁15の長さ方向とする)に延びる延設部15aが設けられている。この延設部15aは、左側壁15の壁面に対して直交するように外方へ延設されているとともに、延設部15aは開口面S上に位置している。すなわち、延設部15aは、左側壁15におけるボックス開口部Sa側の端面の一部を構成している。
図2及び図4に示すように、左側壁15には、複数(本実施形態では3つ)の当接台座21が等間隔おきに一体形成されているとともに、3つの当接台座21は延設部15aに連設されている。すなわち、3つの当接台座21は、延設部15aに一体化されている。なお、上側壁13側に位置する当接台座21を第1当接台座21aとし、左側壁15の長さ方向の中央部に位置する当接台座を第2当接台座21bとし、下側壁14側に位置する当接台座を第3当接台座21cとする。そして、第1〜第3当接台座21a〜21cは、それぞれ左側壁15から外方へ膨出され、ボックス本体11の深さ方向(矢印Y3に示す前後方向)に細長に延びる正面視四角形状に形成されている。また、第1〜第3当接台座21a〜21cにおいて、ボックス本体11の外方へ臨み、左側壁15の壁面に対して平行をなす面は、ボックス本体11の軽量形鋼材Pへの取り付けの際、軽量形鋼材P(リップ部Pd)に当接される当接面21Aを構成している。この当接面21Aは前記延設部15aにおいて左側壁15の壁面に対して平行をなす面と同一平面上に位置している。
また、第1〜第3当接台座21a〜21cには略円孔状をなす挿通孔27が、ボックス本体11の深さ方向に複数(本実施形態では2つ)並んで形成され、各挿通孔27はボックス本体11を軽量形鋼材Pに固定する固定ビスNを挿通可能に形成されている(図6参照)。図6に示すように、各挿通孔27は、第1〜第3当接台座21a〜21cの貫通方向への長さが当接台座21の厚みと同じになっており、挿通孔27の貫通方向に沿った長さは、挿通孔27の内面に当接した固定ビスNの傾倒を防止可能とする長さになっている。
図4に示すように、第1〜第3当接台座21a〜21cの2つの挿通孔27のうち1つはボックス本体11の開口面S側に位置し、もう1つはボックス本体11の深さ方向の中央部に位置している。そして、第2当接台座21bに形成された2つの挿通孔27は、それぞれ中心点が、左側壁15の長さ方向における中心となる位置に位置するように形成され、該挿通孔27は左側壁15の長さ方向における中央に位置している。なお、本実施形態では、配線ボックス10を軽量形鋼材Pへ取り付ける際、第1〜第3当接台座21a〜21c(当接面21A)の一部は、壁表側の一方のリップ部Pdに当接するようになっている。また、この当接状態において、2つの挿通孔27のうち、ボックス本体11の開口面S側の挿通孔27は前記一方のリップ部Pdと対向する位置に形成されている。そして、挿通孔27に固定ビスNが挿通され、該固定ビスNは軽量形鋼材Pのリップ部Pdへ螺入されるようになっている。
図2〜図5に示すように、延設部15aにおいて、左側壁15の長さ方向における中央部には突出部23が突設されている。すなわち、突出部23は、左側壁15に一体形成されている。突出部23は、全体が平板状に形成されているとともに、正面視コ字状に形成されている。そして、突出部23は、延設部15aに対して2箇所で連結されているとともに、突出部23における延設部15aへの2つの連結部が、その先端側で繋がっている。すなわち、突出部23における延設部15aへの2つの連結部の間には透孔23aが形成されている。
突出部23において、配線ボックス10が軽量形鋼材Pに取り付けられたとき、軽量間仕切壁Wの壁表側に臨む面を突出部23の表面23Aとし、該表面23Aと相対向する面を突出部23の裏面23Bとする。突出部23は、前記表面23Aを軽量形鋼材P(側板部Pc)に向けて押圧したとき、該突出部23そのものが自身を回転軸として軽量形鋼材P上で回転しないように全体が平板状に形成されている。また、突出部23は、表面23Aを軽量形鋼材Pに向けて押圧したとき、突出部23を回動中心としたボックス本体11の軽量形鋼材Pに向かう方向への回動、及び突出部23が当接した側板部Pcとは別の側板部Pcに向かう側(後側)への移動を防止する大きさに形成されている。
また、この突出部23は、所要の厚みを有するとともに、成人男性の手、具体的には指によって押圧可能な平板状に形成されている。また、突出部23は、その表面23A及び裏面23Bが左側壁15の壁面に対して直交するようにボックス本体11の外方へ延設されている。突出部23の裏面23Bは、ボックス本体11の開口面Sと同一平面上に位置している。そして、図3に示すように、突出部23の表面23Aには、複数の凹部23dが形成されているが、表面23Aからは何も突設されていない。このため、突出部23の表面23Aは、指で押圧することに不都合が発生せず、また、指で押さえるのに適したサイズに形成されている。すなわち、突出部23は、指より小さすぎず、また大きすぎないサイズに形成されている。
突出部23の延設部15a側(基端側)には、突出部23を厚み方向へ貫通する透孔23aが形成されている。該透孔23aには把持工具としてのペンチ(図示せず)の一方の把持片の先端が挿入可能になっている。そして、透孔23aにペンチの一方の把持片を挿入し、該一方の把持片とペンチの他方の把持片とで、突出部23の一部を突出部23の短辺方向から把持することが可能となっている。
また、図6に示すように、突出部23の裏面23Bには、挿入凹所23cが凹設されている。この挿入凹所23cは、突出部23の裏面23Bが軽量形鋼材Pの側板部Pcに当接した状態において、突出部23の裏面23Bと側板部Pcの外壁面との間に隙間が形成されるように外方に向けて開放しており、該隙間、すなわち、挿入凹所23cにドライバ(マイナス)の先端を挿入することが可能となっている。また、図3に示すように、延設部15aにおいて、突出部23と延設部15aとの連結箇所の近傍には、それぞれ細溝状をなす挿入溝24が凹設されている。この挿入溝24には、前記ドライバの先端を挿入することが可能となっている。
次に、ボックス本体11の左側壁15に形成された係合突部22a〜22cについて詳細に説明する。
図4及び図5(a)に示すように、前記延設部15a(左側壁15)には、係合突起部として、3つの係合突部22a〜22cが外方へ突設されている。左側壁15において、上側壁13側に位置する係合突部を第1係合突部22aとし、左側壁15の長さ方向の中央部に位置する係合突部を第2係合突部22bとし、下側壁14側に位置する係合突部を第3係合突部22cとする。
そして、図4に示すように、前記第1係合突部22aは、前記第1当接台座21aに一体形成されているとともに、第1当接台座21aに形成された2つの挿通孔27よりもボックス本体11の開口面S側に位置している。また、第2係合突部22bは、第2当接台座21bに一体形成されているとともに、第2当接台座21bに形成された2つの挿通孔27よりもボックス本体11の開口面S側に位置する。さらに、第3係合突部22cは、第3当接台座21cに一体形成されているとともに、第3当接台座21cに形成された2つの挿通孔27よりもボックス本体11の開口面S側に位置している。
そして、第1〜第3係合突部22a〜22cの外側面22Aは、それぞれ対応する第1〜第3当接台座21a〜21cの当接面21Aに連続している。また、第1〜第3係合突部22a〜22cの外側面22Aは、軽量形鋼材Pの角部Cに沿った円弧状をなしている。さらに、第1〜第3係合突部22a〜22cは、ボックス本体11の開口面S側に形成された挿通孔27の直近に形成されている。具体的には、第1〜第3係合突部22a〜22cは、ボックス本体11の開口面S側に形成された挿通孔27に隣接し、該挿通孔27に連続している。
また、第1係合突部22aは、第1当接台座21aから上側壁13に向けて細長に延びるように形成され、第3係合突部22cは、第3当接台座21cから下側壁14に向けて細長に延びるように形成されている。第2係合突部22bにおいて、左側壁15の長さ方向(上下方向)に対し直交する方向(前後方向)へ延び、かつ、第2係合突部22bの長さの中心を通過する直線を、第2係合突部22bの中心線L1とする。また、第2当接台座21bにおいて、左側壁15の長さ方向に沿った幅方向(上下方向)に対し直交する方向(前後方向)へ延び、かつ、第2当接台座21bの幅の中心及び挿通孔27の中心を通過する直線を、第2当接台座21bの中心線L2とする。
この場合、第2係合突部22bの中心線L1と、第2当接台座21bの中心線L2とは同一直線上に位置しているとともに、左側壁15の長さ方向における中心に位置している。したがって、第2係合突部22bは、左側壁15の長さ方向における中央部、詳細には左側壁15の中央に位置しているとともに、第2当接台座21bの中心線L2に対し線対称となるように形成されている。そして、第2係合突部22bは、第2当接台座21bに対し、該第2当接台座21bから上側壁13及び下側壁14の両側に向けて細長に延びるように形成されている。したがって、第2係合突部22bの上下両側部は、第2当接台座21bに形成された挿通孔27を挟む位置に配置されている。
また、第2係合突部22bと第2当接台座21bの挿通孔27とは、ボックス本体11の深さ方向に沿って並んだ位置に形成されている。すなわち、第2係合突部22bは、ボックス本体11に深さ方向において、第2当接台座21bの挿通孔27に重なる位置に形成されているとともに、左側壁15の長さ方向に沿った第2係合突部22bの長さは挿通孔27の直径より長くなっている。このため、第2係合突部22bは、第2当接台座21bに形成された挿通孔27を、左側壁15の長さ方向において挟むように細長に形成されている。そして、第1〜第3係合突部22a〜22cは、第1〜第3当接台座21a〜21c(当接面21A)をリップ部Pdに当接させた状態で、リップ部Pdと、該リップ部Pdに隣接する側板部Pcとの間の角部Cに係合可能に形成されている。
次に、上記配線ボックス10の軽量形鋼材Pへの取付方法について説明する。
まず、図1に示すように、ランナーRに複数の軽量形鋼材Pが立設された状態において、配線ボックス10を取り付ける軽量形鋼材Pに対し、ボックス本体11の第1〜第3当接台座21a〜21cの当接面21Aを、軽量形鋼材Pの壁部としてのリップ部Pdに当接させる。さらに、図5(a)に示すように、突出部23の裏面23Bを、軽量形鋼材Pにおいて、前記リップ部Pdに隣接し、かつ直交する別の壁部である側板部Pcの外壁面に当接させる。すると、図5(b)に示すように、第1〜第3係合突部22a〜22cが、リップ部Pdと側板部Pcとの間の角部Cに係合する(図5(b)では第2係合突部22bと角部Cとの係合のみ図示)。
このとき、図6に示すように、突出部23の裏面23Bは、ボックス本体11の開口面Sと同一平面上に位置するため、突出部23の裏面23Bが当接した側板部Pcの外壁面とボックス本体11の開口面Sとは略同一平面上に位置している。なお、この略同一平面とは、ボックス本体11の開口面Sと側板部Pcとが同一平面上に位置する場合は当然のこと、ボックス本体11の開口面Sが側板部Pcより僅かに後退した位置にある場合も含むものとする。そして、突出部23の裏面23Bが側板部Pcの外壁面に当接した状態では、突出部23は、軽量形鋼材Pにおいて、側板部Pcの幅方向の中心線よりリップ部Pd側に位置している。
このため、図5(a)に示すように、軽量形鋼材Pを背面板部Pb側から手で掴んだとき、指(親指)が位置する場所に突出部23が配設されており、軽量形鋼材Pと共に突出部23を手により掴むことが可能になっているとともに、突出部23の表面23Aを側板部Pcに向けて親指で押圧することができる。そして、該親指によって突出部23の表面23Aを押圧すると突出部23の裏面23Bが側板部Pcに押し当てられるとともに、親指と側板部Pcとの間に突出部23が挟持される。すると、配線ボックス10は、ボックス本体11の開口面Sが側板部Pcの外壁面と略同一平面上に位置するように軽量形鋼材Pに保持される。この保持状態では、ボックス本体11の開口面S側の挿通孔27は、第1〜第3係合突部22a〜22cが係合した角部Cに隣接するリップ部Pdに対向する位置にある。
なお、突出部23は、全体として平板状をなすとともに正面視コ字状に形成されている。すなわち、突出部23は、表面23Aを側板部Pc(別の壁部)に向けて押圧したとき、該突出部23そのものが自身を回転軸として側板部Pc上で回転しないように全体が平板状に形成されている。また、突出部23は延設部15aに対して2箇所で連結されているため、突出部23は側板部Pcに対して、軽量形鋼材Pの立設方向に離れた位置で当接している。加えて、突出部23は、表面23Aを側板部Pc(別の壁部)に向けて押圧したとき、ボックス本体11が軽量形鋼材Pに向かう方向への突出部23を回動中心とした回動及び軽量形鋼材P後側への移動を防止する大きさに形成されている。よって、親指(手)によって突出部23を側板部Pcとの間に挟持することにより、配線ボックス10をその開口面Sが側板部Pcの外壁面と略同一平面上に位置するように軽量形鋼材Pに保持することができる。
そして、前記保持状態において、軽量形鋼材Pの立設方向に沿って延びる左側壁15の長さ方向中央部に設けられた挿通孔27のうち、ボックス本体11の開口面S側の挿通孔27に固定ビスNを挿通し、さらに固定ビスNをリップ部Pdに強制的に螺入する。なお、1本の固定ビスNを用いてボックス本体11を軽量形鋼材Pに取り付けるのは、2本の固定ビスNを用いてボックス本体11を軽量形鋼材Pに取り付ける場合に比して、固定ビスNの螺入作業の回数が少なくて済み、取付作業の簡素化を図るためである。そして、1本の固定ビスNは、ボックス本体11の軽量形鋼材Pに対する取付状態を安定させるために左側壁15の長さ方向中央部に設けられた挿通孔27からリップ部Pdに螺入される。
ここで、挿通孔27は略円孔状をなす。このため、例えば、挿通孔27がボックス本体11の深さ方向へ延びる長孔状に形成されている場合のように、固定ビスNをリップ部Pdに螺入するとき、固定ビスNが挿通孔27に沿って移動してしまうことを防止することができる。したがって、挿通孔27によってリップ部Pdに対向する位置にガイドされた固定ビスNをリップ部Pdへ螺入する作業性をより一層向上させることができる。
そして、リップ部Pdへの1本の固定ビスNの螺入により、軽量形鋼材PにはランナーRの長さ方向へ移動させる大きな力が作用するが、軽量形鋼材Pは手によって掴まれているため、軽量形鋼材Pが移動することが防止される。したがって、固定ビスNの螺入作業が行われる際、配線ボックス10は突出部23によって所定位置に保持され、さらに、軽量形鋼材Pの移動も無いため、配線ボックス10の取付作業が容易に行われる。
そして、配線ボックス10が軽量形鋼材Pに取付られた後は、突出部23がボックス本体11から除去される。配線ボックス10が軽量形鋼材Pに取り付けられた状態において、側板部Pcの外壁面と突出部23の裏面23Bとの間には、挿入凹所23cが側方へ開放されている。そして、ドライバの先端を挿入凹所23c内に挿入し、該ドライバの先端を突出部23の裏面(挿入凹所23cの内面)に係合させた状態でドライバを傾動させる。すると、突出部23が基端側から折り曲げられる。このドライバの傾動を繰り返すことにより、突出部23が基端側から折り取られ、ボックス本体11から除去される。
又は、ペンチの把持片を透孔23aに挿入し、両把持片によって被把持部23bを把持する。その後、被把持部23bを把持したペンチによって突出部23をボックス本体11から切り離して除去してもよい。すると、図7及び図8に示すように、配線ボックス10が軽量形鋼材Pに取り付けられる。すなわち、1本の固定ビスNによって配線ボックス10が軽量形鋼材Pに取り付けられる。
図7及び図8に示すように、固定ビスNがリップ部Pdに螺入された状態では、固定ビスNは左側壁15をリップ部Pdに向けて押し付け、該左側壁15において挿通孔27の周囲は荷重を受ける。このとき、挿通孔27は、左側壁15から膨出形成された第2当接台座21bを貫通して形成されているため、前記荷重を受けることによる左側壁15の変形が抑えられる。
さらに、第2係合突部22bは、固定ビスNが挿通された挿通孔27に隣接し、かつ挿通孔27よりボックス本体11の開口面S側に形成されている。このため、固定ビスNのリップ部Pdへの螺入により挿通孔27の周囲が荷重を受けても、該周囲は挿通孔27の直近にあるため、荷重が及ばず、第2係合突部22bが変形することが防止され、該第2係合突部22bが角部Cに係合した状態が維持される。
さらに、第2係合突部22bは、挿通孔27に対しボックス本体11の深さ方向に沿って重なる位置に配置されるとともに、軽量形鋼材Pの立設方向において、固定ビスNが挿通された挿通孔27を挟む位置まで延びるように形成され、該挿通孔27の上側及び下側となる位置で角部Cに係合している。
そして、配線ボックス10が軽量形鋼材Pに取り付けられた後、ランナーRに壁材Waが固定され、さらに、軽量形鋼材Pと壁材Waとが固定されて軽量間仕切壁Wが構築され、該軽量間仕切壁Wに配線ボックス10が配設される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)配線ボックス10は、左側壁15を貫通する挿通孔27に挿通された1本の固定ビスNを軽量形鋼材P(リップ部Pd)に螺入することで軽量形鋼材Pに取り付けられ、この取付状態では第1〜第3係合突部22a〜22cが軽量形鋼材Pの角部Cに係合する。そして、固定ビスNが挿通された挿通孔27と、該挿通孔27に隣接する第2係合突部22bは、それぞれ軽量形鋼材Pの立設方向に沿った左側壁15の長さ方向の中央部に形成され、互いに隣接している。このため、1本の固定ビスNのリップ部Pdへの螺入によって、挿通孔27の周囲が荷重を受けても第2係合突部22bが変形することが防止され、第2係合突部22bは角部Cに係合した状態が維持される。したがって、1本の固定ビスNのリップ部Pdへの螺入によって、軽量形鋼材Pの角部Cに対する全ての係合突部22a〜22cの係合が解除されることを防止することができる。その結果として、1本の固定ビスNによって配線ボックス10を軽量形鋼材Pに取り付けてもボックス本体11が固定ビスNを回動中心として回動することを防止することができる。
(2)挿通孔27は第2当接台座21bを貫通して形成され、第2当接台座21bは左側壁15から膨出するように厚みを持って形成され、さらに、該第2当接台座21bに第2係合突部22bが形成されている。このため、例えば、挿通孔27が第2当接台座21bより薄板状の部位を貫通して形成されている場合と異なり、固定ビスNがリップ部Pdに螺入されたときの挿通孔27周囲の変形を防止することができる。したがって、固定ビスNをリップ部Pdに螺入しても第2係合突部22bは変形することなく角部Cに係合させることができる。よって、1本の固定ビスNによって配線ボックス10を軽量形鋼材Pに取り付けてもボックス本体11が固定ビスNを回動中心として回動することを確実に防止することができる。
(3)第2係合突部22bと挿通孔27は、ボックス本体11の深さ方向に沿って並んだ(重なった)位置に配置されている。このため、固定ビスNを回動中心として配線ボックス10を回動させる力が配線ボックス10に作用したとき、その力の作用する方向に対し交差する位置に第2係合突部22bが位置している。したがって、例えば、第2係合突部22bが、固定ビスNを回動中心としてボックス本体11を回動させる力の作用する方向に沿って延びるように形成されている場合に比して、配線ボックス10の回動を効果的に防止することができる。
(4)ボックス本体11は、底壁12を有する四角箱状をなし、ボックス本体11の開口面S側が底壁12側に比して剛性が低く変形しやすい構造となっている。また、左側壁15において、ボックス本体11の長さ方向に比して深さ方向の長さが短く、該深さ方向に変形しにくい構造となっている。このようなボックス本体11において、第2係合突部22bがボックス本体11の深さ方向に沿って挿通孔27と並ぶ位置に配置され、かつ挿通孔27より開口面S側に配置されている。このため、固定ビスNのリップ部Pdへの螺入によって挿通孔27の周囲が荷重を受け、左側壁15が変形しやすい状況になっても第2係合突部22bが変形することが防止される。したがって、第2係合突部22bが角部Cに係合した状態を維持することができ、ボックス本体11の回動を防止することができる。
(5)第1〜第3係合突部22a〜22cは、左側壁15においてボックス本体11の開口面S側に形成され、軽量形鋼材Pの角部Cに係合可能に形成されている。このため、配線ボックス10を軽量形鋼材Pに取り付ける際、第1〜第3係合突部22a〜22cを軽量形鋼材Pの角部Cに係合させることで、ボックス本体11の開口面Sと軽量形鋼材Pの側板部Pcの外壁面とを略同一平面上に位置させた状態を維持することができる。そして、第1〜第3係合突部22a〜22cを角部Cに係合させたまま固定ビスNによってボックス本体11を軽量形鋼材Pに取り付けることで、ボックス本体11の開口面Sと軽量形鋼材Pの側板部Pcの外壁面とを略同一平面上に位置させた状態で配線ボックス10を軽量形鋼材Pに取り付けることができる。したがって、軽量形鋼材Pに取り付けられた配線ボックス10が壁材Wa設置の障害となることを防止することができる。
(6)第2係合突部22bは、軽量形鋼材Pの立設方向おいて挿通孔27を挟む上下両側にまで延びるように形成されている。このため、固定ビスNを回動中心として配線ボックス10の上側壁13側を前方へ回動させる力、又は配線ボックス10の下側壁14側を前方へ回動させる力が作用しても第2係合突部22bが角部Cに係合して何れの方向への回動も防止することができる。その結果として、1本の固定ビスNにより配線ボックス10が軽量形鋼材Pに取り付けられても、該固定ビスNを回動中心としてボックス本体11が回動することを防止することができる。
(7)第1〜第3係合突部22a〜22cを軽量形鋼材Pの角部Cに係合させた状態では、ボックス本体11の開口面S側に形成された挿通孔27は当接面21Aが当接したリップ部Pdと対向する位置、言い換えると第1〜第3係合突部22a〜22cが係合した角部Cに隣接するリップ部Pdと対向する位置に形成されている。したがって、固定ビスNを挿通孔27に挿通するだけで固定ビスNをリップ部Pdに向かうようにガイドすることができ、固定ビスNを用いた配線ボックス10の取付作業を容易に行うことができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 造営材として四角柱状の木柱に配線ボックス10を取り付けてもよい。この場合、第1〜第3係合突部22a〜22cは、木柱の角部に係合する。
○ 第2係合突部22bの中心線L1と、第2当接台座21b(挿通孔27)の中心線L2とが同一直線上に位置した状態で、第2係合突部22bの長さ(軽量形鋼材Pの立設方向に沿った長さ)を、挿通孔27の直径と同じになるように第2係合突部22bの長さを実施形態より短くしてもよい。
○ 第2係合突部22bの中心線L1と、第2当接台座21b(挿通孔27)の中心線L2とが同一直線上に位置した状態で、第2係合突部22bを、第2当接台座21bの挿通孔27に対し上側壁13側又は下側壁14側のみに延びるように形成してもよい。
○ 造営材としての木柱に取り付けられる配線ボックス10において、第2当接台座21bの2つの挿通孔27の間となる位置、ボックス本体11の深さ方向中央部に位置する挿通孔27よりも底壁12側となる位置、又は挿通孔27を取り囲む位置に係合突起部を設けてもよい。この場合、係合突起部は木柱の壁面に突き刺さることで木柱に係合する。
○ 左側壁15において、第1〜第3当接台座21a〜21cを削除し、左側壁15に挿通孔27が形成されていてもよい。
○ 軽量形鋼材Pの立設方向に沿った左側壁15の長さ方向の中央部に第2係合突部22b及び第2当接台座21b(挿通孔27)のみを設けてもよい。又は、軽量形鋼材Pの立設方向に沿った左側壁15の長さ方向の中央部に第2係合突部22b及び第2当接台座21b(挿通孔27)を設けるとともに、左側壁15に第1係合突部22aと第1当接台座21a、又は第3係合突部22cと第3当接台座21cを設けてもよい。
○ 図9に示すように、左側壁15の長さ方向(軽量形鋼材Pの立設方向)の中央部に形成される係合突起部22は、左側壁15の長さ方向において2つ又は複数に分割された係合突起221によって形成されていてもよい。
○ 配線ボックス10は、当接面21Aを軽量形鋼材Pの背面板部Pbに当接させた状態で軽量形鋼材Pに取り付けられてもよい。
○ 配線ボックス10は上側壁13、下側壁14、左側壁15、及び右側壁16よりなる四角枠状のボックス本体を備え、前後両面に開口面Sを有する構成であってもよい。
実施形態の軽量間仕切壁を示す斜視図。 配線ボックスを示す斜視図。 配線ボックスを示す正面図。 配線ボックスを示す側面図。 (a)は配線ボックスを軽量形鋼材に保持した状態を示す斜視図、(b)は係合突部と角部との係合状態を示す拡大断面図。 配線ボックスの取付状態を示す断面図。 配線ボックスの取付状態を示す斜視図。 配線ボックスの取付状態を示す側断面図。 別例の係合突起部を備えた配線ボックスを示す斜視図。 背景技術を示す斜視図。
符号の説明
C…角部、N…固定ビス、P…造営材としての軽量形鋼材、Pa…開口部、Pd…リップ部、S…開口面、W…建築物としての軽量間仕切壁、10…配線ボックス、11…ボックス本体、15…側壁としての左側壁、21a〜21c…当接部としての第1〜第3当接台座、22a〜22c…係合突起部としての第1〜第3係合突部、27…挿通孔。

Claims (5)

  1. 建築物を構成する造営材に取り付けられる配線ボックスであって、
    少なくとも前面に開口面を有するボックス本体の側壁に、前記造営材として角柱状をなす軽量形鋼材に当接させる当接部と、該当接部を軽量形鋼材に当接させた状態のボックス本体を固定ビスで軽量形鋼材に固定するために該固定ビスが挿通される挿通孔とが形成されるとともに、前記固定ビスによるボックス本体の軽量形鋼材への取付状態で前記軽量形鋼材の角部に係合する係合突起部が、前記ボックス本体の深さ方向において、前記挿通孔よりもボックス本体の開口面側に位置するように前記当接部に形成され、
    前記挿通孔は、前記係合突起部を前記軽量形鋼材の角部に係合させた状態で該軽量形鋼材の立設方向へ延びる開口部を形成する一対のリップ部のうち前記係合突起部が係合した角部に隣接するリップ部と対向する位置に形成され、
    前記挿通孔及び係合突起部は、ボックス本体の軽量形鋼材への取付状態で前記軽量形鋼材の立設方向に沿って延びる側壁の長さ方向の中央部に設けられていることを特徴とする配線ボックス。
  2. 前記当接部は、該当接部が形成された側壁から膨出するように形成された当接台座によって形成され、該当接台座を厚み方向に貫通して前記挿通孔が形成されているとともに、当接台座に前記係合突起部が形成されている請求項1に記載の配線ボックス。
  3. 前記係合突起部と前記挿通孔は、前記ボックス本体の深さ方向に沿って重なる位置に配置されている請求項1又は請求項2に記載の配線ボックス。
  4. 前記ボックス本体の側壁の長さ方向の中央部に設けられている係合突起部は、側壁の長さ方向において2つ又は複数に分割して形成されている請求項に記載の配線ボックス。
  5. 建築物を構成する造営材に取り付けられる配線ボックスであって、
    少なくとも前面に開口面を有するボックス本体の側壁に、前記造営材として角柱状をなす木柱に当接させる当接部と、該当接部を木柱に当接させた状態のボックス本体を固定ビスで木柱に固定するために該固定ビスが挿通される挿通孔とが形成されるとともに、前記固定ビスによるボックス本体の木柱への取付状態で前記木柱の壁面に突き刺さることで係合する係合突起部が形成され、
    前記挿通孔及び係合突起部は、ボックス本体の木柱への取付状態で前記木柱の立設方向に沿って延びる側壁の長さ方向の中央部に設けられていることを特徴とする配線ボックス。
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