JP2003104089A - ディスプレイの設置方法、ディスプレイ、インストルメントパネルの設置方法 - Google Patents

ディスプレイの設置方法、ディスプレイ、インストルメントパネルの設置方法

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JP2003104089A
JP2003104089A JP2001305499A JP2001305499A JP2003104089A JP 2003104089 A JP2003104089 A JP 2003104089A JP 2001305499 A JP2001305499 A JP 2001305499A JP 2001305499 A JP2001305499 A JP 2001305499A JP 2003104089 A JP2003104089 A JP 2003104089A
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display
driver
instrument panel
angle
vehicle
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JP2001305499A
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Yoshiaki Nagai
善朗 長井
Naoki Harasawa
直希 原澤
Akiji Kitamura
明司 北村
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Pioneer Design Corp
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Pioneer Design Corp
Pioneer Electronic Corp
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    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K35/00Instruments specially adapted for vehicles; Arrangement of instruments in or on vehicles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
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    • B60K35/00Instruments specially adapted for vehicles; Arrangement of instruments in or on vehicles
    • B60K35/65Instruments specially adapted for specific vehicle types or users, e.g. for left- or right-hand drive
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  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスプレイの表示面積を、より大きくとる
ことができるとともに運転者の視認範囲を広げ、より多
くの情報の提供を可能とし、さらに、運転者に対し利便
性を向上させることが可能なディスプレイの設置方法、
ディスプレイ、インストルメントパネルの設置方法を提
供する。 【解決手段】 車両の運転者の視野角の範囲内に設置さ
れ、所定の画像を表示するディスプレイの設置方法であ
って、前記ディスプレイを、当該ディスプレイの画面と
前記運転者の視線とのなす角度が90度より所定角度大
きい角度となるように設置するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のインストル
メントパネルなどに配置されるディスプレイの設置方法
の技術分野に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、車両の運転席前方には、スピ
ードメータ、タコメータ等が配置されたインストルメン
トパネルが設置されている。最近では、このインストル
メントパネル上に液晶ディスプレイを組み込み、かかる
液晶ディスプレイ上にスピードメータやタコメータ、さ
らには、地図、道路および経路案内情報などのナビゲー
ション情報を表示させる試みがなされている。
【0003】ところで、車両の運転者には、周知の如
く、視野角が存在するので、上記液晶ディスプレイの画
面は、その視野角内に収まるように設置される必要があ
る。図7は、車両の運転者の視野角を示すための図であ
る。図7に示すように、かかる視野角は、一般に、イン
ストルメントパネル50の上端Bと、ステアリング52
に形成された貫通孔の下端Aとの間の角度を意味するも
のである。
【0004】また、上記液晶ディスプレイの画面は、上
記視野角の範囲内において運転者の視線Dと液晶ディス
プレイの画面とのなす角がほぼ直角(90度)となるよ
うに設置されるのが一般的とされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、液晶デ
ィスプレイの画面と運転者の視線Dとのなす角度がほぼ
直角になるように液晶ディスプレイを設置すると、必然
的に液晶ディスプレイの画面の表示面積も制限され、表
示可能な情報量が少ないという問題があった。
【0006】また、上記ナビゲーション情報を表示する
液晶ディスプレイには、一般に、現在車両が走行してい
る道路と車両の進行方向を示す矢印が表示されるが、液
晶ディスプレイの画面と運転者の視線Dとのなす角度が
ほぼ直角である場合、実際には、車両が前方に進行して
いるにも拘わらず、液晶ディスプレイに表示される矢印
は上向きであるという点で食い違いがある。即ち、矢印
を上向きに表示することで、車両の進行方向が前方であ
ることを擬似的に表現しているのに留まるものであり、
運転者に対し車両の実際の進行方向が前方であることを
より現実に近い形で表現させることができず、利便性に
乏しいものとなっていた。
【0007】本発明は、以上の問題に鑑みてなされたも
のであり、ディスプレイの表示面積を、より大きくとる
ことができるとともに運転者の視認範囲を広げ、より多
くの情報の提供を可能とし、さらに、運転者に対し利便
性を向上させることが可能なディスプレイの設置方法、
ディスプレイ、インストルメントパネルの設置方法を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、車両の運転者の視野角の
範囲内に設置され、所定の画像を表示するディスプレイ
の設置方法であって、前記ディスプレイを、当該ディス
プレイの画面と前記運転者の視線とのなす角度が90度
より所定角度大きい角度となるように設置するように構
成する。
【0009】ここで、90度より所定角度大きい角度と
は、当該ディスプレイの画面と運転者の視線とのなす角
度がほぼ90度の位置から寝かす(傾ける)という技術
的思想により、ディスプレイの表示面積を、より大きく
とることができるとともに運転者の視認範囲を広げ、よ
り多くの情報を提供し、さらに、運転者に対し利便性を
向上させることが可能な角度を意味する。
【0010】請求項2に記載の発明は、記載のディスプ
レイの設置方法において、前記ディスプレイを、当該デ
ィスプレイの画面と前記運転者の視線とのなす角度が1
30度以上であって道路面と水平の角度以内となるよう
に設置するように構成する。
【0011】請求項1または2に記載の発明によれば、
当該ディスプレイの画面と運転者の視線とのなす角度が
ほぼ90度の位置から寝かす(傾ける)ことにより、デ
ィスプレイの表示面積を、より大きくとることができる
とともに、運転者の視認範囲を広げ、より多くの情報を
提供することができる。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載のディスプレイの設置方法において、前記ディ
スプレイの画面と前記運転者の視線とのなす角度が調整
可能であるように構成する。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、運転者毎
に、上記請求項1または2に記載の発明の効果を最も得
ることが可能な角度に調整できるので、ディスプレイの
利便性を向上させることができる。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
の何れか1項に記載のディスプレイの設置方法におい
て、前記ディスプレイが有機ELディスプレイであるよ
うに構成する。
【0015】ディスプレイは、角度依存性があることが
知られている。例えば、運転者の視線Dと液晶ディスプ
レイの画面とのなす角度が直角(90度)のときに最も
鮮明となり、運転者の視線に対して液晶ディスプレイの
画面が傾くのに伴って次第に鮮明度が低下する。
【0016】請求項4に記載の発明によれば、有機EL
素子の極めて高い輝度と角度依存性が小さいという特性
より、当該ディスプレイの画面と前記運転者の視線との
なす角度が90度より所定角度大きい角度であっても、
運転者にとって十分に見やすくすることができる。
【0017】請求項5に記載の発明は、車両の運転者の
視野角の範囲内に設置され、所定の画像を表示するディ
スプレイであって、当該ディスプレイの画面と前記運転
者の視線とのなす角度が90度より所定角度大きい角度
となるように設置されるように構成する。
【0018】請求項6に記載の発明は、前記ディスプレ
イの画面と前記運転者の視線とのなす角度が130度以
上であって道路面と水平の角度以内となるように設置さ
れるように構成する。
【0019】請求項5または6に記載の発明によれば、
当該ディスプレイの画面と運転者の視線とのなす角度が
ほぼ90度の位置から寝かす(傾ける)ことにより、デ
ィスプレイの表示面積を、より大きくとることができる
とともに、運転者の視認範囲を広げ、より多くの情報を
提供することができる。
【0020】請求項7に記載の発明は、請求項5または
6に記載のディスプレイにおいて、前記ディスプレイが
有機ELディスプレイであるように構成する。
【0021】請求項7に記載の発明によれば、有機EL
素子の極めて高い輝度と角度依存性が小さいという特性
より、当該ディスプレイの画面と前記運転者の視線との
なす角度が90度より所定角度大きい角度であっても、
運転者にとって十分に見やすくすることができる。
【0022】請求項8に記載の発明は、車両の運転席前
方に設置されるインストルメントパネルの設置方法であ
って、前記インストルメントパネルを、当該インストル
メントパネルの前面と前記運転者の視線とのなす角度が
90度より所定角度大きい角度となるように設置するよ
うに構成する。
【0023】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
のインストルメントパネルの設置方法において、前記イ
ンストルメントパネルを、当該インストルメントパネル
の前面と前記運転者の視線とのなす角度が130度以上
であって道路面と水平の角度以内となるように設置する
ように構成する。
【0024】請求項8または9に記載の発明によれば、
当該インストルメントパネルの前面と運転者の視線との
なす角度がほぼ90度の位置から寝かす(傾ける)こと
により、ディスプレイの表示面積を、より大きくとるこ
とができるとともに、運転者の視認範囲を広げ、より多
くの情報を提供することができる。
【0025】請求項10に記載の発明は、請求項8また
は9に記載のインストルメントパネルの設置方法におい
て、前記インストルメントパネルの前面と前記運転者の
視線とのなす角度が調整可能であるように構成する。
【0026】請求項10に記載の発明によれば、運転者
毎に、上記請求項8または9に記載の発明の効果を最も
得ることが可能な角度に調整できるので、インストルメ
ントパネルの利便性を向上させることができる。
【0027】請求項11に記載の発明は、請求項8乃至
10の何れか1項に記載のインストルメントパネルの設
置方法において、前記インストルメントパネルの前面
に、所定の画像を表示するディスプレイが組み込まれて
いるように構成する。
【0028】請求項11に記載の発明によれば、インス
トルメントパネルの前面の面積を従来より大きくとるこ
とができる。従って、インストルメントパネルに組み込
むディスプレイの表示面積もより大きくとることができ
るとともに、運転者の視認範囲を広げ、より多くの情報
を表示することができる。
【0029】請求項12に記載の発明は、請求項8乃至
10の何れか1項に記載のインストルメントパネルの設
置方法において、前記インストルメントパネルの前面
に、車両の右側後方および左側後方の映像を映し出すデ
ィスプレイが組み込まれているように構成する。
【0030】請求項12に記載の発明によれば、車両の
両側に従来の設置されていたサイドミラーを設ける必要
がなく、運転者にとって、従来のサイドミラーよりも車
両の左側後方および右側後方を確認しやすくすることが
できる。また、上述のように、ディスプレイの表示面積
をより大きくとることができるので、運転者にとって、
従来のサイドミラーよりも車両の左側後方および右側後
方を、より一層確認しやすくすることができる。
【0031】請求項13に記載の発明は、請求項8乃至
10の何れか1項に記載のインストルメントパネルの設
置方法において、前記インストルメントパネルの前面
に、車両が走行している道路の画像とともに車両の進行
方向を示す矢印を表示するディスプレイが組み込まれて
いるように構成する。
【0032】請求項13に記載の発明によれば、運転者
に対し車両の実際の進行方向が前方であることを、より
現実に近い形で表現させることができ、利便性を向上さ
せることができる。
【0033】請求項14に記載の発明は、請求項11乃
至13の何れか1項に記載のインストルメントパネルの
設置方法において、前記ディスプレイが有機ELディス
プレイであるように構成する。
【0034】請求項14に記載の発明によれば、有機E
L素子の極めて高い輝度と角度依存性が小さいという特
性より、当該ディスプレイの画面と前記運転者の視線と
のなす角度が90度より所定角度大きい角度であって
も、運転者にとって十分に見やすくすることができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて説明する。 [1.インストルメントパネルおよびディスプレイの設
置方法]先ず、本発明の実施形態におけるインストルメ
ントパネルおよびディスプレイの設置方法について、図
1および図2を用いて説明する。
【0036】図1(A)は、車両の運転席前方に設置さ
れた本発明にかかるインストルメントパネルを横から見
た場合の概念図であり、図1(B)は、図1(A)に示
すステアリング2を上から見た場合の概念図である。図
1(A)に示すように、インストルメントパネル1は、
運転者の視野角の範囲内、即ち、当該インストルメント
パネル1の上端Bとステアリング2に形成された貫通孔
Cの下端Aとの間の角の範囲内に設置されている。ま
た、このインストルメントパネル1は、当該インストル
メントパネル1の前面と運転者の視線Dとのなす角度
が、例えば、130度以上であって道路面と水平の角度
以内となるように設置されることになる(図1(A)の
例では、かかる角度が約135度となっている)。つま
り、かかるインストルメントパネル1を、従来のインス
トルメントパネルの位置E(当該パネルの前面と運転者
の視線Dとのなす角度が90度の位置)から、約40度
以上寝かす(傾ける)状態としている。
【0037】また、インストルメントパネル1の近傍に
は、図示しない操作スイッチが設けられており、かかる
スイッチの操作により、運転者が、当該インストルメン
トパネル2の前面と運転者の視線Dとのなす角度を、上
記約130度以上であって道路面と水平の角度以内で調
整することができる。運転者毎に、所望の角度に調整で
きるので、インストルメントパネルの利便性を向上させ
ることができる。
【0038】図2は、インストルメントパネル1の前面
図(上面図)である。図2に示すように、インストルメ
ントパネル1の前面には、所定の画像を表示する4つの
ディスプレイが配置されている。本実施形態において、
これらのディスプレイは、有機EL(エレクトルミネッ
センス)ディスプレイ3乃至6であり、マトリクス状に
配置された複数の有機EL素子と、これらの有機EL素
子に流れる電流値を制御する駆動素子(例えば、TFT
(Tin Film Transistor)または、サイリスタ)と、を
含んで構成される。
【0039】ここで、有機EL素子は、周知の如く、デ
ータ電極(透明電極)、発光層、走査電極(金属電極)
が積層されてなる。また、この発光層は、有機EL材料
であり、例えば、α−NPDやトリフェニルジアミン誘
導体(TPD)等のホール輸送材料を設け、その上に発
光材料であるアルミキノリール錯体(Alq3)等の電
子輸送材料、さらに各種発光材料を積層したものや、こ
れらの混合層からなる。そして、データ電極と走査電極
間に電位差を与えると、発光層に電界が発生し、この電
界により加速された電子により電子・ホール対が発生
し、または発光中心の電子が励起され、その電子・ホー
ル対の消失や、励起状態から定常状態に復するときに発
光する。この時の輝度は、10V前後の電位差で、数1
00から数10000cd/m2と極めて高い輝度が得られ
る。
【0040】また、有機EL素子は、その性質上、液晶
素子に比べ角度依存性が少ない。さらに、有機EL素子
において、発光層の走査電極に接する側の面または、走
査電極の発光層に接する側の面を粗面化し、発光層内の
発光点からの光の光路差を異ならせることにより、干渉
効果を平均化し、角度依存性を小さく(視角による輝度
の低下を阻止)することができる。
【0041】有機ELディスプレイ3乃至6は、当該有
機ELディスプレイ面とインストルメントパネル面とが
平行になるように、インストルメントパネル1の前面に
組み込まれている。従って、有機ELディスプレイ3乃
至6についても、当該有機ELディスプレイの画面(前
面)と運転者の視線Eとのなす角度が、約130度以上
であって道路面と水平の角度以内になるように設置され
ることになる。
【0042】このように、有機ELディスプレイ3乃至
6を、従来のインストルメントパネルの位置E(当該パ
ネルの前面と運転者の視線Dとのなす角度が90度の位
置)から約40度以上寝かすようにしても、有機EL素
子の極めて高い輝度と角度依存性が小さいという特性よ
り、運転者にとって十分に見やすくすることができる。
なお、運転者にとって最も見やすくなるのは、有機EL
ディスプレイの前面と運転者の視線Dとのなす角度が約
135度から150度の範囲内にあるときである。
【0043】そして、従来のインストルメントパネルの
位置E(当該パネルの前面と運転者の視線Dとのなす角
度が90度の位置)から約40度以上寝かすようにする
ことにより、当該ディスプレイの画面と運転者の視線と
のなす角度がほぼ90度の位置から寝かす(傾ける)こ
とにより、ディスプレイの表示面積を、より大きくとる
ことができる(例えば、従来の表示面積の1.5倍以
上)とともに、運転者の視認範囲を広げ、より多くの情
報を提供することができる。 [2.ディスプレイの使用形態]次に、上記のようにイ
ンストルメントパネル1を従来のインストルメントパネ
ルの位置E(当該パネルの前面と運転者の視線Dとのな
す角度が90度の位置)から約40度以上寝かすように
することにより、有機ELディスプレイ3乃至6の表示
面積もより大きくとることができるが、このような有機
ELディスプレイ3乃至6をより効果的に使用する形態
について、図2乃至図4を用いて、以下に説明する。
【0044】図3は、有機ELディスプレイ3乃至6に
所定の画像を表示させるための本実施形態にかかる車載
用画像表示システム100の概要構成を示すブロック図
である。
【0045】図3に示すように、車載用画像表示システ
ム100は、表示ユニット11乃至14と、撮像ユニッ
ト15と、車速センサ16と、ナビゲーションユニット
17と、車速変換ユニット18と、制御ユニット19
と、設定器20と、を含んで構成されている。撮像ユニ
ット15、ナビゲーションユニット17、車速変換ユニ
ット18および設定器20は、それぞれ、ケーブルを介
して制御ユニット19に接続されている。また、表示ユ
ニット11乃至14のそれぞれと制御ユニット19と
は、例えば、RS485インターフェースおよびケーブ
ルにより接続される。
【0046】表示ユニット11乃至14は、それぞれ、
独立したユニットであり、上記有機ELディスプレイ、
メモリ、スイッチ部、ディスプレイ制御部を含んで構成
されている。
【0047】また、図2に示すように、表示ユニット1
1に備える有機ELディスプレイ3は、車両の左側後方
の被写体(通常、左側サイドミラーに写る像)を表示
し、表示ユニット14に備える有機ELディスプレイ6
は、車両の右側後方の被写体(通常、右側サイドミラー
に写る像)を表示する役割を担う。
【0048】通常、車両の両側には、サイドミラーが取
り付けられ、運転者はかかるサイドミラーを見ること
で、車両の左側後方および右側後方を確認することがで
きるが、かかるサイドミラーは、車両外部にあるため、
運転者にとって見にくい(特に、雨の日)という問題が
ある。
【0049】かといって、従来のインストルメントパネ
ル内の液晶ディスプレイに車両の左側後方および右側後
方の被写体を表示することは、かかる液晶ディスプレイ
に表示可能な情報量が少ないという問題や、液晶ディス
プレイの反応速度が遅いという問題があるために実現が
困難であった。特に、人間の目の反応速度が極めて速い
ことは、周知の事実であり、これに対応させるために
は、液晶ディスプレイでは困難である。
【0050】そこで、本実施形態では、本発明にかかる
特徴を利用して、有機ELディスプレイ3および6上に
車両の左側後方および右側後方の被写体を映し出す構成
としている。
【0051】また、表示ユニット12に備える有機EL
ディスプレイ4は、スピードメータを表示する役割を担
う。また、表示ユニット13に備える有機ELディスプ
レイ5は、地図、道路および経路案内情報などのナビゲ
ーション情報を表示する役割を担う。
【0052】メモリ11a、12a、13a、14a
は、それぞれ、着脱自在のカード型記録媒体であり、こ
れには、例えば、コンパクトフラッシュ(登録商標)カ
ードが適用可能である。このメモリ11a、12a、1
3a、14aを、表示ユニット11乃至14に設けられ
た図示しないスロットに差し込むことで、プログラムお
よびデータの読み書きを行うことができる。
【0053】図4は、メモリ11a、12a、13a、
14a内のファイル構成を示す図である。図4に示すよ
うに、メモリ11a、12a、13a、14aには、そ
れぞれ、シナリオフォルダとコンテンツフォルダが存在
する。シナリオフォルダには、“Playlist.txt”ファイ
ルが格納され、コンテンツフォルダには、“Movie.gs
m”ファイルが格納されている。
【0054】“Playlist.txt”ファイルは、ディスプレ
イ制御部11c、12c、13c、14cに対し、有機
ELディスプレイへの画像表示処理を実行させるための
プログラムが含まれたファイルである。また、かかるプ
ログラムは、画像データの表示タイミング、表示回数、
表示順序などを指定する命令群からなり(例えば、“Mo
vie.gsm”を繰り返し表示する命令など)、表示ユニッ
ト11乃至14のそれぞれの上記役割に応じたプログラ
ムとなる。
【0055】また、“Movie.gsm”ファイルは、有機E
Lディスプレイに表示すべき画像データが含まれたファ
イルであり、1または複数の“Movie.gsm”ファイルが
コンテンツフォルダに格納されている(複数の場合、
“Movie1.gsm”、 “Movie2.gsm”・・というように
区別される)。また、“Movie.gsm”ファイルは、予め
コンテンツフォルダに格納しておく場合と、所定のタイ
ミングで制御ユニット19から転送されコンテンツフォ
ルダに格納される場合とがある。
【0056】具体的には、メモリ11a、メモリ13a
およびメモリ14aのそれぞれのコンテンツフォルダに
格納される“Movie.gsm”ファイルは、制御ユニット1
9から所定周期毎に転送され書き換えられる。メモリ1
1aに転送される“Movie.gsm”ファイルにおける画像
データは、後述する撮像ユニット15にて撮像された車
両の左側後方の被写体のデータであり、メモリ14aに
転送される“Movie.gsm”ファイルにおける画像データ
は、後述する撮像ユニット15にて撮像された車両の右
側後方の被写体のデータである。また、メモリ14aに
転送される“Movie.gsm”ファイルにおける画像データ
は、後述するナビゲーションユニット17において生成
された地図、道路および経路案内情報などのナビゲーシ
ョン情報に係るデータである。
【0057】一方、メモリ12aのコンテンツフォルダ
に格納される“Movie.gsm”ファイルは、制御ユニット
19から所定周期毎に転送され書き換えられるものと、
予め格納されているものとがある。メモリ12aには、
例えば、図3に示すスピードメータの「はり121」を
除く画像データを含んだ“Movie.gsm”ファイルが予め
コンテンツフォルダに格納されている他、スピードメー
タの「はり121」の画像データを含んだ“Movie.gs
m”ファイルが制御ユニット19から所定周期毎に転送
され書き換えられる。スピードメータの「はり121」
の画像データは、後述する車速変換ユニット18におい
て生成されたデータである。
【0058】スイッチ部11b、12b、13b、14b
は、それぞれ、走査電極の電位を制御するための走査ス
イッチ群と、データ電極の電位を制御するためのデータ
スイッチ群とを含んで構成される。走査スイッチ群や、
データスイッチ群における各スイッチは、ディスプレイ
制御部11c、12c、13c、14cからの駆動信号
により駆動する。
【0059】ディスプレイ制御部11c、12c、13
c、14cは、それぞれ、演算機能を有するCPUや複
合論理回路、各種動作制御のためのプログラムおよびデ
ータを記憶するROM、作業領域としてのRAM等を備
えている。各CPUは、メモリのシナリオフォルダに格
納された“Playlist.txt”ファイルにおけるプログラム
に従い、有機ELディスプレイへの画像表示処理を実行
させる。このとき、各CPUは、メモリのコンテンツフ
ォルダに格納された“Movie.gsm”ファイルにおける画
像データを有機ELディスプレイ上の所定の位置に表示
させるためのマトリクスデータに変換する機能を有す
る。
【0060】そして、ディスプレイ制御部11c、12
c、13c、14cは、それぞれ、マトリクスの交点で
与えられる有機EL素子を、画素単位のドットデータと
した場合、そのドット座標を与えるための駆動信号を、
走査スイッチ群およびデータスイッチ群における各スイ
ッチに出力する。
【0061】これにより、有機ELディスプレイ3乃至
6には、それぞれの役割に応じた画像が表示される。具
体的には、ディスプレイ制御部11c、13cおよび1
4cは、それぞれ、メモリのシナリオフォルダに格納さ
れた“Playlist.txt”ファイルにおけるプログラムに従
い、制御ユニット19から転送され、コンテンツフォル
ダに格納された“Movie.gsm”ファイルにおける画像デ
ータを所定周期毎(例えば、1秒間に12から16フレ
ーム)に有機ELディスプレイ3に表示させる。
【0062】こうして、図2に示すように、有機ELデ
ィスプレイ3には車両の左側後方の被写体の映像が、有
機ELディスプレイ6には車両の右側後方の被写体の映
像が、それぞれ、動画像として表示されることになる。
これにより、本実施形態では、液晶ディスプレイよりも
反応速度が速い有機ELディスプレイを使用することに
より、刻一刻と変化する車両の右側および左側後方の被
写体を人間の目の反応速度に見合った高速度で表示させ
ることができる。従って、上述のように、有機ELディ
スプレイ1および4の表示面積をより大きくとることが
できるので、運転者にとって、従来のサイドミラーより
も車両の左側後方および右側後方を確認しやすくするこ
とができる。
【0063】また、有機ELディスプレイ5には、図2
に示すように、時間経過とともに変化する地図、道路お
よび経路案内情報などのナビゲーション情報が動画像と
して表示されることになる。この動画像にて、車両が走
行している道路の画像とともに車両の進行方向を示す矢
印が表示されることになる。そして、上述したように、
有機ELディスプレイ5が設置されたインストルメント
パネル1は、当該インストルメントパネル1の前面と運
転者の視線Dとのなす角度が、130度以上であって道
路面と水平の角度以内になるように設置されることにな
るので、運転者から見れば、図2に示す有機ELディス
プレイ5上に表示された道路上の「矢印131」の方向
を、より現実に近い形で表現させることができ、利便性
を向上させることができる。
【0064】一方、ディスプレイ制御部12cは、シナ
リオフォルダに格納された“Playlist.txt”ファイルに
おけるプログラムに従い、コンテンツフォルダに予め格
納されている“Movie.gsm”ファイルを所定周期毎に繰
り返し読み出し、画像データを有機ELディスプレイ4
に表示させるとともに、制御ユニット19から転送さ
れ、コンテンツフォルダに格納された別の“Movie.gs
m”ファイルにおける画像データを所定周期毎に有機E
Lディスプレイ4に表示させる。なお、実際には、異な
る“Movie.gsm”ファイルは、例えば、“Movie1.gsm”
と、“Movie2.gsm”というように区別されている。こ
うして、有機ELディスプレイ4には、図2に示すよう
に、車両の速度に応じて変化する「はり121」を含ん
だスピードメータが一部動画像として表示されることに
なる。
【0065】撮像ユニット15は、第1のレンズ、第1
の撮像素子(例えば、公知のCCD(Charge Coupled D
evice))、第1のA/D変換器、第2のレンズ、第2
の撮像素子(例えば、公知のCCD(Charge Coupled D
evice))、第2のA/D変換器などを含んで構成され
る。第1のレンズおよび第1の撮像素子は、例えば、車
両の左側ドア外側の所定位置(例えば、通常、左側サイ
ドミラーが取り付けられる位置)に取り付けられる。ま
た、第2のレンズおよび第2の撮像素子は、例えば、車
両の右側ドアの所定位置(例えば、通常、右側サイドミ
ラーが取り付けられる位置)に取り付けられる。
【0066】第1の撮像素子は、第1のレンズを介して
入射された車両の左側後方の被写体からの映像光から画
像信号を取り出し、第1のA/D変換器に供給する。第
1のA/D変換器は、第1の撮像素子から供給された画
像信号を所定のサンプリング周期でサンプリングしてデ
ジタル信号として制御ユニット19に送出する。
【0067】第2の撮像素子は、第2のレンズを介して
入射された車両の右側後方の被写体からの映像光から画
像信号を取り出し、第2のA/D変換器に供給する。第
2のA/D変換器は、第2の撮像素子から供給された画
像信号を所定のサンプリング周期でサンプリングして画
像データとして制御ユニット19に送出する。
【0068】車速センサ16は、いわゆる車速パルスに
基づいて車両の走行距離および速度を検出し、これらの
データをナビゲーションユニット17および制御ユニッ
ト19に送出する。
【0069】ナビゲーションユニット17は、GPS
(Global Positioning System)衛星から放送された電
波を受信しこれに含まれている車両の現在の位置情報
(緯度、経度)を検出するGPS受信機、上下方向の車
両の移動状態に関する情報を検出する加速度センサ、車
両が進行している進行方向に関する情報を検出するジャ
イロセンサ、道路情報を含む地図情報などが記録された
記憶装置、道路に沿って設置された情報通信施設から渋
滞情報を含む交通情報を受信するVICS(Vehicle In
formation Communication System)受信機、公知のナビ
ゲーション処理を行う制御装置、運転者が目的地などの
設定や各種操作指示を行うための操作器、などを含んで
構成される。
【0070】また、制御装置は、演算機能を有するCP
U、各種動作制御のためのプログラムおよびデータを記
憶するROM、作業領域としてのRAM等を備え、GP
S受信機、加速度センサ、ジャイロセンサおよび車速セ
ンサ16にて検出された情報に基づいて車両の正確な位
置を算出し、記憶装置から所要の地図情報を、VICS
受信機から所要の交通情報を、それぞれ取得して、ナビ
ゲーション情報を運転者に提供するための画像データを
生成して、これを制御ユニット19に送出する。また、
制御装置は、操作器にて設定された目的地までの経路探
索を実行し、探索結果を運転者に提供するための画像デ
ータを生成して、これを制御ユニット19に送出する。
【0071】車速変換ユニット18は、演算機能を有す
るCPU、各種動作制御のためのプログラムおよびデー
タ(本実施形態では、車両の速度に応じた複数の「はり
121」の画像データ)を記憶するROM、作業領域と
してのRAM等を備え、車速センサ16からの速度デー
タに応じたスピードメータの「はり121」の画像デー
タをROMから読み出し、制御ユニット19に送出す
る。
【0072】制御ユニット19は、演算および判別機能
を有するCPU19a、各種動作制御のためのプログラ
ムおよびデータを記憶するROM19b、作業領域とし
てのRAM19cを備え、車載用画像表示システム10
0全体における動作制御を担う。また、制御ユニット1
9には、撮像ユニット15、ナビゲーションユニット1
7および車速変換ユニット18からの画像データを取り
込み、CPU19aからの指示に従いつつ、かかる画像
データを“Movie.gsm”ファイルに変換(変換ソフトを
具備)して表示ユニット11乃至14における各メモリ
に転送する画像データ処理回路19dを備えている。
【0073】また、制御ユニット19は、着脱自在のカ
ード型記録媒体であるメモリ(例えば、コンパクトフラ
ッシュ(登録商標)カード)19eを挿入するためのス
ロットを備えており、メモリ19eをスロットに差し込
むことで、プログラムおよびデータの読み書きを行うこ
とができる。
【0074】また、制御ユニット19におけるCPU1
9aは、ROM19bに記憶されたプログラムおよび、
設定器20からの指示に従い、表示ユニット11乃至1
4に対し、画像表示処理開始指令および画像表示処理停
止指令を与える。また、CPU19aは、ROM19b
に記憶されたプログラムおよび設定器20からの指示に
従い、画像データ処理回路19dに対し、“Movie.gs
m”ファイルの転送指令を与える。
【0075】設定器20には、運用モードと試験モード
との何れか一方を設定するための運用/試験切換スイッ
チや、各表示ユニットに対応した動作スイッチが設けら
れている。運用/試験切換スイッチにて運用モードが設
定されると、制御ユニット19は、これを検知し、表示
ユニット11乃至14(ディスプレイ制御部11c、1
2c、13c、14c)のそれぞれに対し、画像表示処
理開始指令を与えることになる。
【0076】一方、運用/試験切換スイッチにて試験モ
ードが設定されると、制御ユニット19は、これを検知
し、表示ユニット11乃至14(ディスプレイ制御部1
1c、12c、13c、14c)のそれぞれに対し、画
像表示処理停止指令を与えることになる。
【0077】また、試験モード時に各表示ユニットに対
応した動作スイッチ、例えば、表示ユニット11に対応
した動作スイッチが押下されると、制御ユニット19
は、これを検知し、表示ユニット11(ディスプレイ制
御部11c)に対し、画像表示処理開始指令を与えるこ
とになる。
【0078】次に、図5を用いて車載用画像表示システ
ム100の動作について説明する。図5は、制御ユニッ
ト19のCPU19aにおける処理を示すフローチャー
トである。
【0079】図5に示す処理は、例えば、車両のキー挿
入により開始される。先ず、CPU19aは、表示ユニ
ット11乃至14のそれぞれに画像表示処理開始指令を
出力する(ステップS1)。また、この際、CPU19
aは、画像データ処理回路19dに対し、表示ユニット
11乃至14のそれぞれに“Movie.gsm”ファイルを転
送する指令を出力する。
【0080】これにより、画像データ処理回路19d
は、撮像ユニット15の第1のA/D変換器からの画像
データを“Movie.gsm”ファイルに変換して表示ユニッ
ト11のメモリ11aの所定のアドレスに、撮像ユニッ
ト15の第2のA/D変換器からの画像データを“Movi
e.gsm”ファイルに変換して表示ユニット14のメモリ
14aの所定のアドレスに、ナビゲーションユニット1
7からの画像データを“Movie.gsm”ファイルに変換し
て表示ユニット13のメモリ13aの所定のアドレス
に、車速変換ユニット18からの画像データを“Movie.
gsm”ファイルに変換して表示ユニット12のメモリ1
2aの所定のアドレスに、それぞれ、所定周期毎に転送
することになる。
【0081】また、制御ユニット19からの画像表示処
理開始指令を受けた表示ユニット11においては、ディ
スプレイ制御部11cが、制御ユニット19から転送さ
れメモリ11aのコンテンツフォルダに格納された “M
ovie.gsm”ファイルにおける画像データを所定周期毎に
有機ELディスプレイ3に表示させる。
【0082】また、制御ユニット19からの画像表示処
理開始指令を受けた表示ユニット12においては、ディ
スプレイ制御部12cが、制御ユニット19から転送さ
れメモリ12aのコンテンツフォルダに格納された “M
ovie.gsm”ファイルにおける画像データを所定周期毎に
有機ELディスプレイ4に表示させる。
【0083】また、制御ユニット19からの画像表示処
理開始指令を受けた表示ユニット13においては、ディ
スプレイ制御部13cが、制御ユニット19から転送さ
れメモリ13aのコンテンツフォルダに格納された “M
ovie.gsm”ファイルにおける画像データを所定周期毎に
有機ELディスプレイ5に表示させる。
【0084】また、制御ユニット19からの画像表示処
理開始指令を受けた表示ユニット14においては、ディ
スプレイ制御部14cが、制御ユニット19から転送さ
れメモリ14aのコンテンツフォルダに格納された “M
ovie.gsm”ファイルにおける画像データを所定周期毎に
有機ELディスプレイ6に表示させる。
【0085】次に、CPU19aは、運用/試験切換ス
イッチの設定状態を判別し(ステップS2)、試験モー
ドに設定されたと判別した場合には、表示ユニット11
乃至14のそれぞれに画像表示処理停止指令を出力する
(ステップS3)。また、この際、CPU19aは、画
像データ処理回路19dに対し、表示ユニット11乃至
14のそれぞれに“Movie.gsm”ファイルの転送を停止
する指令を出力する。
【0086】これにより、表示ユニット11乃至14
は、それぞれ、画像表示処理を停止する。また、画像デ
ータ処理回路19dは、“Movie.gsm”ファイルの転送
を停止する。
【0087】次に、CPU19aは、設定器20からの
各表示ユニットに対応した動作スイッチが押下されたか
否かを検出しており(ステップS4、S6、S8、S1
0)、かかる動作スイッチが押下された場合には、当該
動作スイッチに対応する表示ユニット(11乃至14の
何れか)に画像表示処理開始指令(試験モード用)を出
力する(ステップS5、S7、S9、S11)。また、
この際、CPU19aは、画像データ処理回路19dに
対し、当該動作スイッチに対応する表示ユニット(11
乃至14の何れか)に“Movie.gsm”ファイルを転送す
る指令(試験モード用)を出力する。
【0088】これにより、画像データ処理回路19d
は、押下された動作スイッチに対応する“Movie.gsm”
ファイルを、押下された動作スイッチに対応する表示ユ
ニット(11乃至14の何れか)のメモリの所定のアド
レスに所定周期毎に転送することになる。なお、かかる
試験モードの際における転送は、画像データ処理回路1
9dにて予め決められた回数行われることになる。
【0089】また、画像表示処理開始指令を受けた表示
ユニット(11乃至14の何れか)においては、ディス
プレイ制御部が、制御ユニット19からの画像表示処理
開始指令を受け、制御ユニット19から転送されメモリ
のコンテンツフォルダに格納された “Movie.gsm”ファ
イルにおける画像データを所定周期毎に有機ELディス
プレイ(3乃至6の何れか)に表示させる。なお、かか
る試験モードの際における画像データの表示は、ディス
プレイ制御部にて予め決められた回数行われることにな
る。
【0090】このように、試験モードの設定により、各
表示ユニットにおける有機ELディスプレイのそれぞれ
に表示する画像を設定器20の動作スイッチで、個別に
表示することができる。
【0091】次に、CPU19aは、運用/試験切換ス
イッチの設定状態を判別し(ステップS12)、試験モ
ードに設定されたと判別した場合には、上記ステップS
4の処理に戻り以降の処理を繰り返す。一方、運用モー
ドに設定されたと判別された場合には、ステップS1の
処理に戻る。
【0092】以上説明したように本実施形態によれば、
従来のインストルメントパネルの位置E(当該パネルの
前面と運転者の視線Dとのなす角度が90度の位置)か
ら約40度以上寝かすようにすることにより、インスト
ルメントパネル1に組み込む有機ELディスプレイの表
示面積もより大きくとることができるとともに、運転者
の視認範囲を広げ、より多くの情報を提供することがで
きる。
【0093】また、かかるインストルメントパネル1上
の有機ELディスプレイ3にナビゲーション情報を表示
するように構成したので、運転者に対し車両の実際の進
行方向が前方であることを、より現実に近い形で表現さ
せることができ、利便性を向上させることができる。
【0094】さらに、インストルメントパネル1上の有
機ELディスプレイ1および4に車両の左側後方および
右側後方の被写体の映像を映し出すように構成したの
で、車両の両側に従来の設置されていたサイドミラーを
設ける必要がなく、運転者にとって、従来のサイドミラ
ーよりも車両の左側後方および右側後方を確認しやすく
することができる。また、上述のように、有機ELディ
スプレイ1および4の表示面積をより大きくとることが
できるので、運転者にとって、従来のサイドミラーより
も車両の左側後方および右側後方を、より一層確認しや
すくすることができる。
【0095】なお、上記実施形態において、有機ELデ
ィスプレイ1乃至4には、車両の左側後方および右側後
方の被写体、スピードメータ、ナビゲーション情報を表
示するように構成したが、これに限定されるものではな
く、例えば、制御ユニット19にVTR再生装置や、D
VD再生装置を接続し、VTR再生装置、DVD再生装
置からの画像データを制御ユニット19から表示ユニッ
ト(11乃至14の何れか)のメモリに転送して、これ
をディスプレイ制御部が有機ELディスプレイ上に表示
するように構成してもよい。このように構成すれば、イ
ンストルメントパネルにおける有機ELディスプレイを
エンターテインメント的に楽しめることができる。
【0096】また、上記実施形態において、上記表示ユ
ニット11乃至14に着脱自在のメモリに、運転者等が
好みの画像データ、例えば、ビデオカメラで個人的に撮
影した動画像を記録し、かかるメモリを運転者等が表示
ユニットのスロットに挿入し、かかる動画像を有機EL
ディスプレイ上に表示するように構成してもよい。この
ように構成すれば、このように構成すれば、インストル
メントパネルにおける有機ELディスプレイをエンター
テインメント的に楽しめることができる。
【0097】また、この場合において、運転者等が好み
の画像データを記録したメモリを制御ユニット19のス
ロットに挿入し、そこから表示ユニットのメモリに転送
するように構成してもよい。このように構成すれば、複
数の有機ELディスプレイに表示する画像を制御ユニッ
ト側で一括管理することができる。
【0098】また、上記実施形態においては、インスト
ルメントパネル1上に4つの有機ELディスプレイを組
み込むように構成したが、これに限定されるものではな
く、5つ以上の有機ELディスプレイを組み込むように
構成してもよい。例えば、図6は、インストルメントパ
ネル上に6つの有機ELディスプレイを組み込んだ場合
の例を示す図である。図6に示す例においても、インス
トルメントパネル30および有機ELディスプレイ31
乃至36は、当該有機ELディスプレイの前面と運転者
の視線とのなす角度が、例えば、約130度以上であっ
て道路面と水平の角度以内になるように設置されること
になる。
【0099】また、上記実施形態において、車載用画像
表示システム100では、試験モードの設定により、各
表示ユニットにおける有機ELディスプレイのそれぞれ
に表示する画像を設定器20の動作スイッチで、個別に
表示可能となるという利点を有するが、かかる利点を展
示会において利用することも可能である。例えば、車載
用画像表示システム100を展示会用に適用(この場
合、インストルメントパネルは不要)し、設定器の動作
スイッチの押下で、対応する表示ユニットにおける有機
ELディスプレイにデモを表示させる。これにより、展
示会に来た人は、設定器の動作スイッチを押下すること
で、好きなデモを何回でも見ることができる。
【0100】また、上記実施形態においては、有機EL
ディスプレイをインストルメントパネルに組み込んだ場
合について説明したが、これに限定されるものではな
く、インストルメントパネルの外部に、有機ELディス
プレイを、当該有機ELディスプレイの前面と運転者の
視線とのなす角度が、約130度以上であって道路面と
水平の角度以内になるように設置するように構成しても
よい。
【0101】また、上記実施形態においては、ディスプ
レイとして有機ELディスプレイを例にとって説明した
が、これに限定されるものではなく、例えば、プラズマ
ディスプレイ、フィールドエミッションデイスプレイな
どを適用してもよい。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インストルメントパネル若しくは、ディスプレイを、当
該インストルメントパネル若しくは、ディスプレイの画
面と運転者の視線とのなす角度が90度より所定角度大
きい角度となるように設置するように設置するように構
成したので、ディスプレイの表示面積を、より大きくと
ることができるとともに、運転者の視認範囲を広げ、よ
り多くの情報を提供することができる。
【0103】また、インストルメントパネル上のディス
プレイに車両の左側後方および右側後方の被写体の映像
を映し出すように構成したので、車両の両側に従来の設
置されていたサイドミラーを設ける必要がなく、運転者
にとって、従来のサイドミラーよりも車両の左側後方お
よび右側後方を確認しやすくすることができる。また、
上述のように、ディスプレイの表示面積をより大きくと
ることができるので、運転者にとって、従来のサイドミ
ラーよりも車両の左側後方および右側後方を、より一層
確認しやすくすることができる。
【0104】かかるインストルメントパネル上のディス
プレイにナビゲーション情報を表示するように構成した
ので、運転者に対し車両の実際の進行方向が前方である
ことを、より現実に近い形で表現させることができ、利
便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、車両の運転席前方に設置された本発
明にかかるインストルメントパネルを横から見た場合の
概念図であり、(B)は、図1(A)に示すステアリン
グ2を上から見た場合の概念図である。
【図2】インストルメントパネル1の前面図(上面図)
である。
【図3】有機ELディスプレイ3乃至6に所定の画像を
表示させるための本実施形態にかかる車載用画像表示シ
ステム100の概要構成を示すブロック図である。
【図4】メモリ11a、12a、13a、14a内のフ
ァイル構成を示す図である。
【図5】制御ユニット19のCPU19aにおける処理
を示すフローチャートである。
【図6】インストルメントパネル上に6つの有機ELデ
ィスプレイを組み込んだ場合の例を示す図である。
【図7】車両の運転者の視野角を示すための図である。
【符号の説明】
1 インストルメントパネル 2 ステアリング 3〜6 有機ELディスプレイ 11〜14 表示ユニット 15 撮像ユニット 16 車速センサ 17 ナビゲーションユニット 18 車速変換ユニット 19 制御ユニット 20 設定器 100 車載用画像表示システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 9/00 351 G09F 9/00 351 (72)発明者 原澤 直希 東京都目黒区目黒1丁目4番1号 パイオ ニアデザイン株式会社内 (72)発明者 北村 明司 東京都目黒区目黒1丁目4番1号 パイオ ニアデザイン株式会社内 Fターム(参考) 3D020 BA04 BC03 BD02 BD03 BD09 3D044 BA14 BA21 BA26 BB01 BC13 BD02 5G435 AA01 BB05 EE13 EE17 EE49 LL17

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の運転者の視野角の範囲内に設置さ
    れ、所定の画像を表示するディスプレイの設置方法であ
    って、 前記ディスプレイを、当該ディスプレイの画面と前記運
    転者の視線とのなす角度が90度より所定角度大きい角
    度となるように設置することを特徴とするディスプレイ
    の設置方法。
  2. 【請求項2】 前記ディスプレイを、当該ディスプレイ
    の画面と前記運転者の視線とのなす角度が130度以上
    であって道路面と水平の角度以内となるように設置する
    ことを特徴とする請求項1に記載のディスプレイの設置
    方法。
  3. 【請求項3】 前記ディスプレイの画面と前記運転者の
    視線とのなす角度が調整可能であることを特徴とする請
    求項1または2に記載のディスプレイの設置方法。
  4. 【請求項4】 前記ディスプレイが有機ELディスプレ
    イであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項
    に記載のディスプレイの設置方法。
  5. 【請求項5】 車両の運転者の視野角の範囲内に設置さ
    れ、所定の画像を表示するディスプレイであって、 当該ディスプレイの画面と前記運転者の視線とのなす角
    度が90度より所定角度大きい角度となるように設置さ
    れることを特徴とするディスプレイ。
  6. 【請求項6】 前記ディスプレイの画面と前記運転者の
    視線とのなす角度が130度以上であって道路面と水平
    の角度以内となるように設置されることを特徴とする請
    求項5に記載のディスプレイ。
  7. 【請求項7】 前記ディスプレイが有機ELディスプレ
    イであることを特徴とする請求項5または6に記載のデ
    ィスプレイ。
  8. 【請求項8】 車両の運転席前方に設置されるインスト
    ルメントパネルの設置方法であって、 前記インストルメントパネルを、当該インストルメント
    パネルの前面と前記運転者の視線とのなす角度が90度
    より所定角度大きい角度となるように設置することを特
    徴とするインストルメントパネルの設置方法。
  9. 【請求項9】 前記インストルメントパネルを、当該イ
    ンストルメントパネルの前面と前記運転者の視線とのな
    す角度が130度以上であって道路面と水平の角度以内
    となるように設置することを特徴とする請求項8に記載
    のインストルメントパネルの設置方法。
  10. 【請求項10】 前記インストルメントパネルの前面と
    前記運転者の視線とのなす角度が調整可能であることを
    特徴とする請求項8または9に記載のインストルメント
    パネルの設置方法。
  11. 【請求項11】 前記インストルメントパネルの前面
    に、所定の画像を表示するディスプレイが組み込まれて
    いることを特徴とする請求項8乃至10の何れか1項に
    記載のインストルメントパネルの設置方法。
  12. 【請求項12】 前記インストルメントパネルの前面
    に、車両の右側後方および左側後方の映像を映し出すデ
    ィスプレイが組み込まれていることを特徴とする請求項
    8乃至10の何れか1項に記載のインストルメントパネ
    ルの設置方法。
  13. 【請求項13】 前記インストルメントパネルの前面
    に、車両が走行している道路の画像とともに車両の進行
    方向を示す矢印を表示するディスプレイが組み込まれて
    いることを特徴とする請求項8乃至10の何れか1項に
    記載のインストルメントパネルの設置方法。
  14. 【請求項14】 前記ディスプレイが有機ELディスプ
    レイであることを特徴とする請求項11乃至13の何れ
    か1項に記載のインストルメントパネルの設置方法。
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