JP2016084759A - 作業車両 - Google Patents

作業車両 Download PDF

Info

Publication number
JP2016084759A
JP2016084759A JP2014218760A JP2014218760A JP2016084759A JP 2016084759 A JP2016084759 A JP 2016084759A JP 2014218760 A JP2014218760 A JP 2014218760A JP 2014218760 A JP2014218760 A JP 2014218760A JP 2016084759 A JP2016084759 A JP 2016084759A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
regeneration
regeneration operation
indicator
control device
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014218760A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6409191B2 (ja
Inventor
大 上原
Masaru Uehara
大 上原
敏之 三輪
Toshiyuki Miwa
敏之 三輪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Co Ltd filed Critical Yanmar Co Ltd
Priority to JP2014218760A priority Critical patent/JP6409191B2/ja
Priority to PCT/JP2015/080135 priority patent/WO2016068089A1/ja
Priority to KR1020177013126A priority patent/KR20170068577A/ko
Priority to US15/521,755 priority patent/US10378414B2/en
Priority to CN201580058727.8A priority patent/CN107074111B/zh
Priority to EP15855829.6A priority patent/EP3213950B1/en
Publication of JP2016084759A publication Critical patent/JP2016084759A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6409191B2 publication Critical patent/JP6409191B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Instrument Panels (AREA)
  • Processes For Solid Components From Exhaust (AREA)

Abstract

【課題】操縦者に再生運転の必要性やその態様を的確に伝達しつつ再生運転に関する具体的な情報を提供することができる作業車両であるトラクタ1の提供を目的とする。
【解決手段】排気浄化装置4で捕集された粒子状物質を酸化除去する再生運転が実施されるトラクタ1においてメーターパネル30に、再生運転要求または実施されている状態を示す再生運転インジケータ34Aと、警告インジケータ35と、表示装置42と、が設けられ、再生運転が必要な場合、再生運転インジケータ34A、または再生運転インジケータ34Aと警告インジケータ35とが点滅され、表示装置42に再生運転を実施するために必要な操作に関する情報が表示され、再生運転が実施されている場合、再生運転インジケータ34A、または再生運転インジケータ34Aと警告インジケータ35とが点灯され、表示装置42に再生運転の実施状態に関する情報が表示される。
【選択図】図12

Description

本発明は作業車両に関する。詳しくは排気浄化装置を備えた作業車両に関する。
従来、トラクタ等の作業機において、ディーゼルエンジン等からの排気に含まれる粒子状物質(以下、単に「PM」と表す)を捕集する排気浄化装置を備えたものが知られている。このような作業車両において、排気浄化装置に残留したPMの堆積量が増加した場合、排気背圧が上昇してエンジンの燃費の悪化・出力低下などが発生する。従って、作業車両は、排気浄化装置に残留したPMの堆積量の推定値が規定量を超えると、排気温度を酸化触媒の活性温度以上に上昇させてスートフィルタに捕集されているPMを強制的に酸化除去(再生)する機能を有する。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1に記載の作業車両は、排気浄化装置の再生が必要な状態になった場合、運転操作部に配置されている表示手段によって再生運転が必要である旨を表示する。再生運転には、作用効果に応じて様々な再生方法が存在する。従って、作業車両の運転時間や排気浄化装置の状態によって最適な再生方法による再生運転を行うことが望ましい。しかし、作業車両は、再生運転が必要な旨を表示するのみで再生運転に関する具体的な情報を操縦者に提供するものではなかった。
特開2011−106286号公報
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、操縦者に再生運転の必要性やその態様を的確に伝達しつつ再生運転に関する具体的な情報を提供することができる作業車両の提供を目的とする。
即ち、本発明においては、エンジンの排気浄化装置で捕集された排気中の粒子状物質を酸化除去する再生運転が実施される作業車両において、メーターパネルに、再生運転が必要な状態または再生運転が実施されている状態を示す再生運転インジケータと、作業車両の異常を示す警告インジケータと、再生運転に関する情報が表示される表示装置と、が設けられ、再生運転が必要な場合、再生運転インジケータ、または再生運転インジケータと警告インジケータとが点滅され、表示装置に再生運転を実施するために必要な操作に関する情報が表示され、再生運転が実施されている場合、再生運転インジケータ、または再生運転インジケータと警告インジケータとが点灯され、表示装置に再生運転の実施状態に関する情報が表示されるものである。
本発明においては、前記作業車両の停止中にのみ実施が可能な再生運転の場合、前記再生運転インジケータと前記警告インジケータとが点滅または点灯され、作業車両の作業中に実施が可能な再生運転の場合、再生運転インジケータのみが点滅または点灯されるものである。
本発明においては、ステアリングコラムの運転座席に対向する面に少なくとも一部が点灯または点滅可能な再生運転スイッチが設けられ、再生運転が必要な場合かつ再生運転の実施が可能な場合、再生運転スイッチが点滅され、再生運転が実施されている場合、再生運転スイッチが点灯されるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、本発明においては、再生インジケータと警告インジケータとの点灯の態様によって再生運転の必要性の有無が表示され、表示装置によって具体的な情報が表示される。これにより、操縦者に再生運転の必要性やその態様を的確に伝達しつつ再生運転に関する具体的な情報を提供することができる。
また、本発明においては、点灯させる再生インジケータと警告インジケータとの組合せよって再生運転を実施する条件が表示される。これにより、操縦者に再生運転の必要性やその態様を的確に伝達しつつ再生運転に関する具体的な情報を提供することができる。
また、本発明においては、再生運転スイッチの点灯により再生の可否が表示される。これにより、操縦者に再生運転の必要性やその態様を的確に伝達しつつ再生運転に関する具体的な情報を提供することができる。
本発明に係るトラクタの一実施形態の構成を示す図。 本発明に係るトラクタの排気浄化装置の全体構成を示す概略図。 本発明に係るトラクタの運転座席とその周囲を示す図。 (a)本発明に係るトラクタのインストルメントパネルを示す図(b)同じく再生運転スイッチを示す図。 本発明に係るトラクタのメーターパネルの形状を示す斜視図。 本発明に係るトラクタのメーターパネルの表示構成を示す図。 本発明に係るトラクタの制御構成を示す概略図。 本発明に係るトラクタの排気浄化装置におけるアシスト再生の制御態様を表すフローチャート示す図。 本発明に係るトラクタの排気浄化装置における排気浄化装置のリセット再生、非作業再生およびリカバリ再生の制御態様を表すフローチャート示す図。 本発明に係るトラクタにおいて状態表示画面を表示する場合のメーターパネルの表示態様を示した図。 本発明に係るトラクタのメーターパネルに表示されるアワーメータ画面を示す図(b)同じく設定値表示画面を示す図(c)同じく平均燃費・運転可能時間画面を示す図(d)同じくメンテナンス設定画面を示す図。 本発明に係るトラクタのアシスト再生運転時にメーターパネルに表示されるインジケータと再生運転スイッチの点灯の態様を表すグラフを示す図。 (a)本発明に係るトラクタのアシスト再生運転要求時におけるメーターパネルの表示態様を示す図(b)同じくアシスト再生運転時におけるメーターパネルの表示態様を示す図。 本発明に係るトラクタのステーショナリ再生運転時にメーターパネルに表示されるインジケータと再生運転スイッチの点灯の態様を表すグラフを示す図。 (a)本発明に係るトラクタのステーショナリ再生運転要求時におけるメーターパネルの表示態様を示す図(b)同じくステーショナリ再生運転時におけるメーターパネルの表示態様を示す図。
本発明の技術的思想は、あらゆる作業車両に適用することが可能である。本願では、代表的な作業車両であるトラクタを用いて説明する。
まず、図1を用いてトラクタ1について簡単に説明する。
図1に示すように、トラクタ1は、主に、フレーム2と、エンジン3と、トランスミッション5と、フロントアクスル6と、リヤアクスル7と、で構成されている。また、トラクタ1は、キャビン8を備えている。キャビン8は、その内側が操縦室になっており、運転座席19のほか、アクセルペダル22やシフトレバー23等の操作具、ディスプレイ28やメーターパネル30等が配置されている。
フレーム2は、トラクタ1の前部における骨格をなす。フレーム2は、トランスミッション5やリヤアクスル7とともにトラクタ1のシャシを構成する。以下に説明するエンジン3は、フレーム2によって支持される。
エンジン3は、燃料を燃焼させて得た熱エネルギーを運動エネルギーに変換する。つまり、エンジン3は、燃料を燃やすことによって回転動力を生み出す。エンジン3は、操縦者がアクセルペダル22(図3参照)を操作すると、その操作に応じて運転状態が変更される。また、エンジン3には、排気浄化装置4が備えられている。排気浄化装置4は、排気に含まれる微粒子や一酸化炭素、炭化水素などを酸化させる。
トランスミッション5は、エンジン3の回転動力をフロントアクスル6やリヤアクスル7に伝達する。トランスミッション5には、連結機構を介してエンジン3の回転動力が入力される。なお、トランスミッション5には、図示しない無段変速装置が備えられている。無段変速装置は、操縦者がシフトレバー23(図3参照)を操作すると、その操作に応じてトランスミッション5の作動状態を変更する。
フロントアクスル6は、エンジン3の回転動力をフロントタイヤ9に伝達する。フロントアクスル6には、トランスミッション5を介してエンジン3の回転動力が入力される。なお、フロントアクスル6には、操舵装置が並設されている(図示せず)。操舵装置は、操縦者がハンドル20(図3参照)を操作すると、その操作に応じてフロントタイヤ9の舵角を変更する。リヤアクスル7は、エンジン3の回転動力をリヤタイヤ10に伝達する。リヤアクスル7には、トランスミッション5を介してエンジン3の回転動力が入力される。
トラクタ1には、エンジン3、排気浄化装置4、トランスミッション5および各種装置等を制御する制御装置45が具備される。制御装置45は、CPU、ROM、RAM、HDD等がバスで接続される構成であってもよく、あるいはワンチップのLSI等からなる構成であってもよい。制御装置45は、エンジン3、排気浄化装置4、トランスミッション5および各種装置等を制御するための種々のプログラムやデータが格納される。また、トラクタ1には、最大限の性能を発揮できるように制御装置45を中心としてトラクタ1を構成する各種装置が有機的に接続された情報ネットワークであるコントローラ・エリア・ネットワーク(CAN)が構成されている。トラクタ1は、CANによって制御装置45がエンジン3、排気浄化装置4、トランスミッション5および各種装置等の状態を詳細に把握してメーターパネル30等に表示し、図示しないコントロールパネルやディスプレイ28からの入力に基づいてエンジン3、排気浄化装置4、トランスミッション5および各種装置等を統合的に制御する。
次に、図2を用いてトラクタ1の排気浄化装置の一実施形態である排気浄化装置4ついて説明する。なお、本実施形態における「上流側」とは排気の流れ方向における上流側を示し、「下流側」とは排気の流れ方向における下流側を示す。
図2に示すように、排気浄化装置4は、エンジン3から排出される排気を浄化するものである。排気浄化装置4は、エンジン3に具備され、スートフィルタ14、酸化触媒15、DPF上流側温度センサ16、DPF下流側温度センサ17、回転速度センサ18等を具備する。排気浄化装置4は、制御装置45によって制御されている。
エンジン3は、ディーゼルエンジンから構成される。エンジン3は、吸気経路11を介して供給される外気と各燃料噴射弁12から供給される燃料とを各気筒内において混合燃焼させる。燃料の燃焼により発生する排気は、排気経路13を介して排出される。吸気経路11には、開度調整を行うことで吸気量を制御することができる吸気スロットル11aが設けられる。なお、本実施形態に係るエンジン3は直列四気筒としたが、これに限定されない。
スートフィルタ14は、エンジン3の排気経路13に配設され、排気中の粒子状物質(PM)を捕集するものである。スートフィルタ14は、具体的にはセラミック等の多孔質壁からなるハニカム構造であり、排気は必ず前記多孔質壁を透過した後に排出されよう構成される。スートフィルタ14は、排気が前記多孔質壁を通過する際に排気中のPMを捕集する。その結果、排気からPMが除去される。
酸化触媒15は、排気の成分であるNOx中のNO成分に対する酸化反応によってNOを生成するものである。酸化触媒15は、スートフィルタ14の上流側に設けられる。酸化触媒15は、生成したNOの酸化力によってスートフィルタ14に捕集されたPMの酸化除去を行う。
DPF上流側温度センサ16とDPF下流側温度センサ17とは、排気温度t1を検出するものである。DPF上流側温度センサ16は、酸化触媒15の上流側に設けられ、酸化触媒15の上流側温度、すなわち酸化触媒15の入口温度(排気温度t1)を検出する。DPF下流側温度センサ17は、酸化触媒15の下流側に設けられ、酸化触媒15の下流側温度、すなわち酸化触媒15の出口温度t2を検出する。
回転速度センサ18は、エンジン3の回転速度Rを検出するものである。回転速度センサ18は、図示しないクランク軸またはフライホイール等に設けられ、前記クランク軸の角度からエンジン3の回転速度Rを検出する。
制御装置45は、エンジン3を制御してスートフィルタ14のPMを酸化除去するための再生運転を実施する。制御装置45は、再生運転を行うための種々のプログラムやデータが格納される。制御装置45は、具体的には、演算により得られる排気流量データ、酸化触媒15のDPF上流側温度センサ16とDPF下流側温度センサ17より演算される内部温度データ、PM酸化除去量の演算結果データ、PM排出量マップM1、酸化除去効率マップM2等のデータが格納される。
制御装置45は、燃料噴射弁12に接続され、燃料噴射弁12の燃料噴射量を制御することで、エンジン3の起動および停止、出力制御等をすることが可能である。
制御装置45は、回転速度センサ18に接続され、回転速度センサ18が検出するエンジン3の回転速度Rを取得するとともに燃料噴射弁12が噴射する燃料噴射量Fiを取得することが可能である。
制御装置45は、DPF上流側温度センサ16とDPF下流側温度センサ17とに接続され、DPF上流側温度センサ16とDPF下流側温度センサ17とが検出する算出する酸化触媒15の入口温度t1と酸化触媒15の出口温度t2とを取得することが可能である。
制御装置45は、エンジン3の回転速度R、吸入空気流量および燃料噴射量Fiとから単位時間毎に排気流量Exを算出することが可能である。
制御装置45は、排気流量Exの算出毎に、酸化触媒15の入口温度t1と酸化触媒15の出口温度t2と排気流量Exから酸化触媒15の内部温度の平均値である酸化触媒15の内部温度t3を算出することが可能である。
制御装置45は、排気流量Exの算出毎に、エンジン3の回転速度Rと燃料噴射量FiとからPM排出量マップM1に基づいてPMの単位時間毎の排出量である排出量PMoutを算出することが可能である。
制御装置45は、排気流量Exの算出毎に、酸化触媒15の内部温度t3、算出した生成量Ndo、からPM酸化除去効率マップM2に基づいてPMの単位時間毎の酸化除去量である除去量PMregを算出することが可能である。
制御装置45は、排気流量Exの算出毎に、排出量PMoutと除去量PMregとの差からPMの単位時間毎の堆積量である堆積量PMdepを算出し、これまでに算出した堆積量PMdepを累積加算することが可能である。つまり、制御装置45は、排気流量Exの算出毎に算出した堆積量PMdepを累積加算した累積堆積量ΣPMdepを算出することが可能である。
スートフィルタ14に堆積したPMを酸化除去する再生運転の方法として、エンジン3の通常運転時にスートフィルタ14において自発的に再生する自己再生と、排気の温度を意図的に上昇させてスートフィルタ14のPMを酸化除去する強制再生であるアシスト再生、リセット再生、非作業時再生であるステーショナリ再生およびリカバリ再生がある。
自己再生は、酸化触媒15によってエンジン3の排気に含まれるNOxが酸化されて生成されたNOの酸化作用によってスートフィルタ14に捕集されたPMが酸化除去されるものである。
アシスト再生は、意図的に酸化触媒15を活性化させてスートフィルタ14に捕集されたPMを酸化除去するものである。制御装置45は、吸気スロットル11aの開度制御と燃料噴射弁12の噴射制御とによって排気温度t1を酸化触媒15の活性温度まで上昇させる。これにより、排気浄化装置4は、酸化触媒15によって生成されたNOがスートフィルタ14に捕集されたPMを酸化除去する。具体的には、制御装置45は、吸気スロットル11aを所定開度まで閉弁してエンジン3の吸気量を低減させる。あわせて、制御装置45は、燃料噴射弁12のメイン噴射の遅角およびメイン噴射よりも遅角させて燃料を噴射するアフタ噴射を行うことで後燃え燃焼を行い排気温度を上昇させる。これらにより、制御装置45は、排気温度t1を上昇させて酸化触媒15を活性化させることでスートフィルタ14に捕集されたPMを酸化除去する。
リセット再生は、アシスト再生の制御態様に加えてポスト噴射を行うものである。制御装置45は、排気浄化装置4の累積運転時間が設定時間T0以上になった場合やアシスト再生を実施しても所定条件X(図8参照)を満たさない場合にリセット再生を実施する。制御装置45は、吸気スロットル11aの開度調整、燃料噴射弁12によるメイン噴射の遅角およびアフタ噴射に加え、さらに遅角させたポスト噴射によって未燃燃料をスートフィルタ14に供給する。これらにより、制御装置45は、酸化触媒15を活性化させることで排気温度t1をさらに上昇させてスートフィルタ14に捕集されたPMを酸化除去する。
ステーショナリ再生は、リセット再生の制御態様に加えてエンジン3の回転速度Rを所定の回転数に維持するものである。制御装置45は、エンジン3の運転状況などによってリセット再生を実施しても所定条件Y(図9参照)を満たさない場合にステーショナリ再生を実施する。制御装置45は、吸気スロットル11aの開度調整および燃料噴射弁12によるアフタ噴射およびポスト噴射に加え、エンジン3の回転速度Rを所定の高速回転数(例えば2200rpm、最高回転速度若しくはハイアイドル回転速度)に上昇させる。これらにより、制御装置45は、排気温度t1をさらに上昇させて酸化触媒15を活性化さすることでスートフィルタ14に捕集されたPMを酸化除去する。
リカバリ再生は、何らかの条件によりDPFにPMが過堆積した場合に実施される。リカバリ再生の再生方法はステーショナリ再生の制御態様と略同一の制御態様で行われるが排気温度t1が非作業再生よりも低くなるように制御される。これは、DPFに過堆積したPMが再生開始時に急激に再生(燃焼)され、DPFが過昇温することを防止するためである。制御装置45は、燃料噴射弁12によるアフタ噴射量およびポスト噴射量をコントロールすることで排気温度t1をステーショナリ再生よりも低くなるように制御する。これらにより、制御装置45は、スートフィルタ14に捕集されたPMを長時間(例えば3〜3.5時間)にわたって酸化除去する。
次に、図3と図4とを用いてトラクタ1の操縦室について説明する。
図3示すように、キャビン8は、その内部が操縦室になっている。キャビン8には、略中央に運転座席19が配置されている。運転座席19の周囲には、ハンドル20、インストルメントパネル21、アクセルペダル22、シフトレバー23、ブレーキペダル24、クラッチペダル25、リバーサレバー26、キースイッチ27(図4参照)およびディスプレイ28が配置されている。キャビン8(操縦室)は、操縦者が運転座席19に座った状態でハンドル20、アクセルペダル22、シフトレバー23、ハンドル20、ブレーキペダル24、クラッチペダル25、リバーサレバー26などを操作し、トラクタ1を操縦可能に構成されている。運転座席19の前側には、インストルメントパネル21が配置されている。インストルメントパネル21の運転座席19側には、ステアリングコラム29が配置され、ハンドル20を支持している。また、運転座席19の右前側には、その表示画面が運転座席19に対向するようにしてディスプレイ28が配置されている。
図3と図4とに示すように、インストルメントパネル21には、メーターパネル30が配置されている。メーターパネル30は、運転座席19に対向して配置され操縦者が運転座席19に座った状態で視認可能に配置されている。ステアリングコラム29の上面29aには、運転座席に対向するようにして再生運転スイッチ31が配置されている。再生運転スイッチ31は、操縦者が運転座席19に座った状態で視認可能かつ操作可能な位置に配置されている。つまり、再生運転スイッチ31は、運転座席19に座っている操縦者がメーターパネル30の表示と合わせて視認可能な位置に配置されている。
再生運転スイッチ31は、後述の再生運転を実施のための信号を送信するものである。再生運転スイッチ31は、本実施形態において押ボタンから構成される。再生運転スイッチ31は、制御装置45に接続されている。再生運転スイッチ31は、押圧面が点滅または点灯可能に構成されている。再生運転スイッチ31は、押圧面の点滅または点灯により、押圧面に再生運転についてのシンボルが表示されるように構成されている。
次に、図5から図7を用いてメーターパネル30について説明する。メーターパネル30は、トラクタ1の動作情報と、トラクタ1の各部の異常情報とのうち一部の情報を表示するものである。
図5に示すように、メーターパネル30は、第1表示部32、第2表示部39および第3表示部41とから構成されている。第1表示部32の中央には、半円状に形成された第2表示部39が重なるようにして配置されている。第2表示部39の中央には、半円状に形成された第3表示部41が重なるようにして配置されている。すなわち、メーターパネル30は、第1表示部32、第2表示部39および第3表示部41の順に積層されて構成されている。
図5に示すように、メーターパネル30は、燃料計33、水温計36、トラクタ用インジケータ34、作業機用インジケータ37、エンジン3の回転速度計40および表示装置42等が設けられている。メーターパネル30の第1表示部32には、針式の燃料計33、針式の水温計36およびトラクタ用インジケータ34、作業機用インジケータ37が設けられている。
メーターパネル30の第1表示部32の左側には、燃料計33が配置されている。燃料計33は、第1表示部32の中央部近傍で回転可能に支持されている。燃料計33の左側には、トラクタ1に関する情報を表示するトラクタ用インジケータ34と警告インジケータ35とが配置されている。また、第1表示部32の右側には、水温計36が配置されている。水温計36は、第1表示部32の中央部近傍で回転可能に支持されている。水温計36の右側には、作業機に関する情報を表示する作業機用インジケータ37と注意インジケータ38とが配置されている。燃料計33と水温計36との回転支持部分は、第2表示部39によって覆われている。つまり、第1表示部32は、燃料計33の針と水温計36の針とが第2表示部39の外縁に沿って動くように構成されている。
トラクタ用インジケータ34には、再生運転インジケータ34Aが含まれる。再生運転インジケータ34Aは、再生運転の必要性が生じた場合または再生運転が実施されている場合に表示される。再生運転インジケータ34Aは、にスートフィルタ14を模したシンボルマークが点灯するように構成されている。
警告インジケータ35は、トラクタ1の状態に関して異常状態の発生による早急な対応が必要な場合に表示される。警告インジケータ35は、「!」を三角形の枠で囲んだシンボルマークが赤色に点灯するように構成されている。注意インジケータ38は、トラクタ1の状態に関して操縦者に注意を喚起する必要がある場合に表示される。注意インジケータ38は、「!」をひし形の枠で囲んだシンボルマークが黄色に点灯するように構成されている。
メーターパネル30の第2表示部39には、針式の回転速度計40が設けられている。回転速度計40は、第2表示部39の中央部で回転可能に支持されている。また、回転速度計40は、第2表示部39の円弧部分の目盛りを指すように構成されている。回転速度計40の回転支持部分は、第3表示部41によって覆われている。つまり、第2表示部39は、回転速度計40の針が第3表示部41の外縁に沿って動きながら第2表示部39の円弧部分の目盛りを指すように構成されている。
メーターパネル30の第3表示部41には、表示装置42が設けられている。表示装置42は、エンジン3の回転速度計40に囲まれるように配置されている。表示装置42は、液晶画面等から構成されている表示画面43が運転座席に対向するように配置されている。表示画面43は、トラクタ1の車速とエンジン3の回転速度、各種設定値、各種詳細情報や異常情報を表示する。表示装置42は、表示画面43に表示される内容が画面上段、画面中段および画面下段に分かれて表示されるように構成されている。
図7に示すように、メーターパネル30には、燃料計33、トラクタ用インジケータ34、警告インジケータ35、水温計36、作業機用インジケータ37、注意インジケータ38、回転速度計40および表示装置42等を制御するメーターパネル制御装置44が設けられている。メーターパネル制御装置44は、外部から視認できない位置に設けられている。メーターパネル制御装置44は、燃料計33、トラクタ用インジケータ34、警告インジケータ35、水温計36、作業機用インジケータ37、注意インジケータ38、回転速度計40および表示装置42に接続され、燃料計33、トラクタ用インジケータ34、警告インジケータ35、水温計36、作業機用インジケータ37、注意インジケータ38、回転速度計40、および表示装置42を制御することができる。
制御装置45には、前述の燃料噴射弁12、DPF上流側温度センサ16、DPF下流側温度センサ17および回転速度センサ18に加えてハンドル20、アクセルペダル22、シフトレバー23、ブレーキペダル24、クラッチペダル25、リバーサレバー26、キースイッチ27、再生運転スイッチ31などの操作具に電気的に接続され、各操作具からの信号を取得することができる。また、制御装置45は、メーターパネル制御装置44に接続され、エンジン3の回転速度、燃料残量、水温および再生運転等の作業車両の動作情報と作業車両の各部の異常情報とのうち一部の情報についての信号をメーターパネル制御装置44に送信することが可能である。
以下では、図8と図9とを用いて、トラクタ1における再生運転の制御態様について具体的に説明する。強制再生処理とは、再生運転の態様がアシスト再生、リセット再生、ステーショナリ再生およびリカバリ再生である再生運転をいい、再生運転の態様が自己再生である再生運転は含まれない。なお、本実施形態において、制御装置45は、再生運転スイッチ31の操作による再生運転の信号を取得したものとして説明する。
図8に示すように、制御装置45は、再生運転スイッチ31の操作による再生運転の信号を取得すると強制再生処理Aを開始し、ステップをステップS110へ移行する。
ステップS110において、制御装置45は、最後の強制再生実施からのエンジン3の累積運転時間ΣTが設定時間T0(例えば100h)以下か否か判定する。
その結果、最後の強制再生実施からのエンジン3の累積運転時間ΣTが設定時間T0以下であると判定した場合、制御装置45は、はステップをステップS120に移行させる。
一方、最後の強制再生実施からのエンジン3の累積運転時間ΣTが設定時間T0以下でないと判定した場合、制御装置45はステップをステップS200に移行させる。
ステップS120において、制御装置45は、累積堆積量ΣPMdepが基準量PM1以上か否か判定する。
その結果、累積堆積量ΣPMdepが基準量PM1(例えば8g/l)以上であると判定した場合。制御装置45は、はステップをステップS130に移行させる。
一方、累積堆積量ΣPMdepが基準量PM1以上でないと判定した場合、制御装置45は強制再生処理Aを終了し、ステップをステップS110に移行させる。
ステップS130において、制御装置45は、再生運転の態様がアシスト再生である再生運転を開始し、ステップをステップS140に移行させる。
ステップS140において、制御装置45は、所定条件Xを満たしたか否か判定する。
その結果、所定条件Xを満たしたと判定した場合、例えば、アシスト再生を開始してから所定時間Ta(例えば10分)が経過した後に累積堆積量ΣPMdepが基準量PM2(例えば7g/l)未満に減少し、かつ所定時間Tb(例えば30分)が経過した場合、または累積堆積量ΣPMdepが所定量MP3(例えば6g/l)未満に減少した場合、制御装置45は強制再生処理Aを終了し、ステップをステップS110に移行させる。
一方、所定条件Xを満たしたていないと判定した場合、例えば、アシスト再生を開始してから所定時間Taが経過した後に累積堆積量ΣPMdepが基準量PM2以上である場合、制御装置45はステップをステップS200に移行させる。
ステップS200において、制御装置45は、強制再生処理Bを開始し、ステップをステップS210(図9参照)へ移行する。
図9に示すように、ステップS210において、制御装置45は、再生運転の態様がリセット再生である再生運転を開始し、ステップをステップS220に移行させる。
ステップS220において、制御装置45は、所定条件Yを満たしたか否か判定する。
その結果、所定条件Yを満たしたと判定した場合、例えば、リセット再生を開始してから所定時間Ta(例えば10分)が経過した後に累積堆積量ΣPMdepが基準量PM2(例えば7g/l)未満に減少し、かつ所定時間Tb(例えば30分)が経過した場合、または累積堆積量ΣPMdepが所定量MP3(例えば6g/l)未満に減少した場合、制御装置45は強制再生処理Bを終了し、ステップをステップS110(図8参照)に移行させる。
一方、所定条件Yを満たしたていないと判定した場合、例えば、リセット再生を開始してから所定時間Taが経過した後に累積堆積量ΣPMdepが基準量PM2以上である場合、制御装置45はステップをステップS330に移行させる。
ステップS330において、制御装置45は、エンジン3が搭載されている作業機等が非作業状態か否かを判定する。
その結果、エンジン3が搭載されている作業機等が非作業状態であると判定した場合、制御装置45は、はステップをステップS340に移行させる。
一方、エンジン3が搭載されている作業機等が非作業状態でないと判定した場合、制御装置45は強制再生処理Bを終了し、ステップをステップS110(図8参照)に移行させる。
ステップS340において、制御装置45は、再生運転の態様がステーショナリ再生である再生運転を開始し、ステップをステップS350に移行させる。
ステップS350において、制御装置45は、所定条件Zを満たしたか否か判定する。
その結果、所定条件Zを満たしたと判定した場合、例えば、アシスト再生を開始してから所定時間Ta(例えば10分)が経過した後に累積堆積量ΣPMdepが基準量PM2(例えば7g/l)未満に減少し、かつ所定時間Tb(例えば30分)が経過した場合、または累積堆積量ΣPMdepが所定量MP3(例えば6g/l)未満に減少した場合、制御装置45は強制再生処理Bを終了し、ステップをステップS110(図8参照)に移行させる。
一方、所定条件Yを満たしたていないと判定した場合、例えば、ステーショナリ再生を開始してから所定時間Taが経過した後に累積堆積量ΣPMdepが基準量PM2以上である場合、制御装置45はステップをステップS460に移行させる。
ステップS460において、制御装置45は、再生運転の態様がリカバリ再生である再生運転を開始し、強制再生処理Bを終了し、ステップをステップS110(図8参照)に移行させる。
次に、図10から図14を用いて、本発明の一実施形態に係るトラクタ1のメーターパネル30の動作態様について説明する。初めに、メーターパネル30が常態的に表示する基本画面である状態表示画面について説明する。
図10に示すように、メーターパネル制御装置44は、キースイッチ27(図7参照)がONにされると、直近にキースイッチ27がOFFにされた時に表示していた状態表示画面の種類(以下、単に「前回表示画面」と記す)に基づいて表示すべき状態表示画面を決定する。
図11に示すように、状態表示画面は、アワーメータ画面43A、設定値表示画面43B、平均燃費・運転可能時間画面43Cおよびメンテナンス設定画面43Dをいう。状態表示画面には、共通の表示として画面上段にリバーサレバー位置表示43αとしてリバーサレバー26がN位置である場合に「N」が表示され、画面中段にトラクタ1の速度表示43βとしてトラクタ1の車速とエンジン3の回転速度とが表示されている。状態表示画面の画面下段には、アワーメータ表示43γ、設定値表示43δ、平均燃費・運転可能時間表示43εおよびメンテナンス設定表示43ζのうちいずれか一つが選択的に表示されている。
図11(a)に示すように、アワーメータ画面43Aは、トラクタ1の動作時間を表示する画面である。アワーメータ画面43Aは、表示装置42の画面下段にアワーメータ表示43γとしてエンジン3の負荷率、トラクタ1の累積動作時間であるアワーメータおよび任意に設定された時期からの累積動作時間であるトリップメータが表示される。
図11(b)に示すように、設定値表示画面43Bは、トラクタ1の最大エンジン回転速度を制限する画面である。設定値表示画面43Bは、表示装置42の画面下段に設定値表示43δとして主に作業機を使用する場合に適用するAモードと作業機を使用しない場合に適用するBモードとにおけるエンジン3の最大回転速度と最大車速がそれぞれ同時に表示される。設定値表示画面では、図示しない操作具からの信号により各モードの最大回転速度を変更することができる。同様にして設定値表示画面は、図示しないPTOシャフトの最大回転速度をAモードとBモードとで制限する画面に切り替えることが可能である。PTOシャフトの最大回転速度を制限する画面では、各モードのPTOシャフトの最大回転速度を変更することで、一速から四速におけるPTOシャフトの回転速度が表示される。
図11(c)に示すように、平均燃費・運転可能時間画面43Cは、トラクタ1の最大エンジン回転速度を制限する画面である。平均燃費・運転可能時間画面43Cは、表示装置42の画面下段に平均燃費・運転可能時間表示43εとしてエンジン3の負荷率、トラクタ1の平均燃費、および平均燃費において運転可能な時間または設定時間よりも運転可能であることを示す上向き矢印が表示される。
図11(d)に示すように、メンテナンス設定画面43Dは、トラクタ1の各種メンテナンスの時期を設定する画面である。メンテナンス設定画面は、表示装置42の画面下段にメンテナンス設定表示43ζとしてメンテナンス設定モードである旨が表示される。メンテナンス設定画面は、エンジンオイル、ミッションオイル、フロントアクスルオイルやエンジンオイルエレメント等の定期的な交換が必要な消耗品の交換時期を表示および設定する画面である。メンテナンス設定画面43Dでは、消耗品を交換した際にその旨を図示しない操作具からの信号により入力することで交換時期をリセットすることができる。メーターパネル制御装置44は、消耗品(例えばエンジンオイル)の交換時期になるとキースイッチ27がONにされた際に表示装置42の画面下段にメンテナンスメッセージとして文字情報「エンジンオイル交換」とメンテナンスについてのシンボルマークとを表示する。
メーターパネル制御装置44は、前回表示画面が特定できない(記憶されていない)場合、アワーメータ画面43Aを表示し、前回表示画面がメンテナンス設定画面43Dでない場合、前回表示画面と同一の画面を表示する。また、メーターパネル制御装置44は、メンテナンス設定画面43Dであってエンジン3の回転速度が基準値以上の場合にアワーメータ画面43Aを表示し、前回表示画面がメンテナンス設定画面43Dであって回転速度が基準値未満の場合にメンテナンス設定画面43Dを表示する。メーターパネル制御装置44は、図示しない切り替えスイッチからの切り替え信号を受信すると状態表示画面を任意の状態表示画面に切り替え可能に構成されている。同様に、メーターパネル制御装置44は、制御装置45から再生運転が終了した旨の信号を取得すると、表示装置42に状態表示画面43A・43B・43C・43Dのうちいずれか一つを表示させる。
以下では、図12と図13とを用いて、再生運転に関するメーターパネル30の表示態様および再生運転スイッチ31の操作態様について説明する。
制御装置45は、再生運転スイッチ31の点灯の態様を制御するとともに、メーターパネル制御装置44に再生運転についての信号を送信する。メーターパネル制御装置44は、再生運転インジケータ34Aの表示、警告インジケータ35の表示および表示装置42の表示を制御する。
制御装置45は、再生の態様がリセット再生、ステーショナリ再生およびリカバリ再生である再生運転が必要であり、かつその実施が可能な場合、再生運転スイッチ31を点滅させる。また、制御装置45は、再生の態様がリセット再生、ステーショナリ再生およびリカバリ再生である再生運転が実施されている場合、再生運転スイッチ31を点灯させる。
メーターパネル制御装置44は、再生の態様がリセット再生、ステーショナリ再生およびリカバリ再生である再生運転が必要な場合、再生運転インジケータ34A、または再生運転インジケータ34Aと警告インジケータ35とを点滅させ、表示装置42に再生運転を実施するために必要な操作に関する情報を表示させる。また、メーターパネル制御装置44は、再生の態様がリセット再生、ステーショナリ再生およびリカバリ再生である再生運転が実施されている場合、再生インジケータ、または再生運転インジケータ34Aと警告インジケータ35とを点灯させ、表示装置42に再生運転の実施状態に関する情報を表示させる。
加えて、メーターパネル制御装置44は、再生の態様がトラクタ1の停止中にのみ実施が可能なステーショナリ再生およびリカバリ再生である再生運転の場合、再生運転インジケータ34Aと警告インジケータ35とを点滅または点灯させる。また、メーターパネル制御装置44は、再生の態様がトラクタの作業中に実施が可能なリセット再生である再生運転の場合、再生運転インジケータ34Aのみを点滅または点灯させる。
具体的には、再生運転の態様が自己再生とアシスト再生との場合、制御装置45は、再生運転スイッチ31を点滅および点灯させない。同様に、メーターパネル制御装置44は、再生運転インジケータ34Aと警告インジケータ35とを点滅および点灯させない。すなわち、再生の態様が自己再生またはアシスト再生である再生運転は、再生運転スイッチ31、再生運転インジケータ34Aおよび警告インジケータ35が消灯している状態で実施される。
図12に示すように、再生運転の態様がリセット再生である場合、制御装置45は、リセット再生の態様で再生運転を実施すべき所定の条件を満たしていると判断すると(図8参照)、メーターパネル制御装置44にリセット再生の態様で再生運転が必要である旨の信号を送信する。さらに、制御装置45は、再生運転スイッチ31を点滅させる(図12における時間T1)。図13(a)に示すように、メーターパネル制御装置44は、制御装置45からの信号を取得すると、再生運転インジケータ34Aを点滅させる(図12における時間T1)。さらに、メーターパネル制御装置44は、表示装置42に、再生運転を実施するために必要な操作に関するメッセージ(例えば「再生スイッチ3秒押す」)とシンボルマークとを表示させる。
制御装置45は、再生運転スイッチ31が所定時間(例えば3秒)よりも長く押圧操作されるとリセット再生の態様で再生運転を開始させる。合わせて、制御装置45は、再生運転スイッチ31を点灯させる(図12における時間T2)。さらに、制御装置45は、メーターパネル制御装置44に再生運転開始の信号を送信する。図13(b)に示すように、メーターパネル制御装置44は、制御装置45からの信号を取得すると、再生運転インジケータ34Aを点灯させる(図における時間T2)。さらに、メーターパネル制御装置44は、表示装置42に再生運転が実施されている旨のメッセージ(例えば「排気フィルタ再生中」)とシンボルマークとを表示させる。
図14に示すように、再生運転の態様がステーショナリ再生である場合、制御装置45は、ステーショナリ再生の態様で再生運転を実施すべき所定の条件を満たしていると判断すると(図9参照)、メーターパネル制御装置44にステーショナリ再生の態様で再生運転が必要である旨の信号を送信する。図15(a)に示すように、メーターパネル制御装置44は、制御装置45からの信号を取得すると、再生運転インジケータ34Aと警告インジケータ35とを点滅させる(図14における時間T3)。さらに、メーターパネル制御装置44は、表示装置42に、再生運転を実施するために必要な操作に関するメッセージ(例えば「作業を停止」と「安全な場所に駐車」との操作メッセージを交互に表示)とシンボルマークとを表示させる。
制御装置45は、ステーショナリ再生の態様で再生運転の実施が可能な状態であるか判断する。具体的には、制御装置45は、リバーサレバー26がN位置であるか、図示しないPTOスイッチがOFFであるか、図示しない駐車ブレーキが作動されているか、エンジン3がアイドル状態であるか判断する。制御装置45は、リバーサレバー26の状態、PTOスイッチの状態、駐車ブレーキの状態またはエンジン3の状態のうち少なくとも一つの条件が満たされていない場合に再生運転スイッチ31が押圧操作されると、ステーショナリ再生の態様で再生運転を実施させない。さらに、制御装置45は、その旨をメーターパネル制御装置44に送信する。メーターパネル制御装置44は、制御装置45からの信号を取得すると、表示装置42に、再生運転を実施するために必要な操作に関するメッセージ(例えば「リバーサを中立に」、「PTOスイッチを切りに」、「駐車ブレーキをかける」および「アイドリングにする」の操作メッセージを優先順位に従って表示)とシンボルマークとを表示させる。
制御装置45は、上述の条件を満たしステーショナリ再生の態様で再生運転の実施が可能な状態であると判断すると(図9参照)、メーターパネル制御装置44にステーショナリ再生の態様で再生運転の実施が可能である旨の信号を送信する。さらに、制御装置45は、再生運転スイッチ31を点滅させる(図14における時間T4)。メーターパネル制御装置44は、制御装置45からの信号を取得すると、表示装置42に、再生運転を実施するために必要な操作に関するメッセージ(例えば「再生スイッチ3秒押す」)とシンボルマークとを表示させる。
制御装置45は、再生運転スイッチ31が所定時間(例えば3秒)よりも長く押圧操作されるとステーショナリ再生の態様で再生運転を開始させる。合わせて、制御装置45は、再生運転スイッチ31を点灯させる(図14における時間T5)。さらに、制御装置45は、メーターパネル制御装置44に再生運転開始の信号を送信する。図15(b)に示すように、メーターパネル制御装置44は、制御装置45からの信号を取得すると、警告インジケータ35と再生運転インジケータ34Aとを点灯させる(図14における時間T5)。さらに、メーターパネル制御装置44は、表示装置42に再生運転が実施されている旨のメッセージ(例えば「排気フィルタ再生中」と「再生終了まで待機」との操作メッセージを交互に表示)とシンボルマークとを表示させる。
再生運転の態様がリカバリ再生である場合、制御装置45は、リカバリ再生の態様で再生運転を実施すべき所定の条件、すなわち、ステーショナリ再生の態様で再生運転を実施しても再生運転を終了すべき所定の条件を満たさないと判断すると(図9参照)、リカバリ再生の態様で再生運転を開始させる。合わせて、制御装置45は、再生運転スイッチ31を継続して点灯させる(図14における時間T6)。さらに、制御装置45は、メーターパネル制御装置44にリカバリ再生の態様で再生運転開始の信号を送信する。メーターパネル制御装置44は、制御装置45からの信号を取得すると、警告インジケータ35と再生運転インジケータ34Aとを継続して点灯させる(図14における時間T6)。さらに、メーターパネル制御装置44は、表示装置42に継続して再生運転が実施されている旨のメッセージ(例えば「排気フィルタ再生中」と「再生終了まで待機」との操作メッセージを交互に表示)とシンボルマークとを表示させる。
再生運転の態様がリセット再生、ステーショナリ再生およびリカバリ再生である場合、再生運転を終了すべき所定の条件を満たすと(図8、図9参照)、制御装置45は、再生運転を終了させる。合わせて、制御装置45は、再生運転スイッチ31を消灯させる(図における時間T7)。さらに、制御装置45は、メーターパネル制御装置44再生運転終了の信号を送信する。メーターパネル制御装置44は、制御装置45からの信号を取得すると、警告インジケータ35と再生運転インジケータ34Aとを消灯させる(図12と図14における時間T7)。さらに、メーターパネル制御装置44は、表示装置42に表示していた直近の状態表示画面を表示させる(図11参照)。
この様に構成することで、警告が再生運転インジケータ34Aと警告インジケータ35とのうち少なくとも一つが点滅表示するとともに表示装置42にメッセージが表示される。従って、メーターパネル30は、視認性の高いインジケータにより再生運転の必要性の有無が表示されるとともにメーターパネル30の略中央に配置されている表示装置42により再生運転に関する情報が具体的に表示される。また、再生インジケータと警告インジケータ35との点灯態様および点灯の組合せよって再生運転を実施する条件が表示される。これにより、操縦者に再生運転の必要性やその態様を的確に伝達しつつ再生運転に関する具体的な情報を提供することができる。
1 トラクタ
3 エンジン
4 排気浄化装置
30 メーターパネル
34A 再生運転インジケータ
35 警告インジケータ
42 表示装置

Claims (3)

  1. エンジンの排気浄化装置で捕集された排気中の粒子状物質を酸化除去する再生運転が実施される作業車両において、
    メーターパネルに、再生運転が必要な状態または再生運転が実施されている状態を示す再生運転インジケータと、作業車両の異常を示す警告インジケータと、再生運転に関する情報が表示される表示装置と、が設けられ、
    再生運転が必要な場合、再生運転インジケータ、または再生運転インジケータと警告インジケータとが点滅され、表示装置に再生運転を実施するために必要な操作に関する情報が表示され、
    再生運転が実施されている場合、再生運転インジケータ、または再生運転インジケータと警告インジケータとが点灯され、表示装置に再生運転の実施状態に関する情報が表示される作業車両。
  2. 前記作業車両の停止中にのみ実施が可能な再生運転の場合、前記再生運転インジケータと前記警告インジケータとが点滅または点灯され、
    作業車両の作業中に実施が可能な再生運転の場合、再生運転インジケータのみが点滅または点灯される請求項1に記載の作業車両。
  3. ステアリングコラムの運転座席に対向する面に少なくとも一部が点灯または点滅可能な再生運転スイッチが設けられ、
    再生運転が必要な場合かつ再生運転の実施が可能な場合、再生運転スイッチが点滅され、
    再生運転が実施されている場合、再生運転スイッチが点灯される請求項1または請求項2のいずれか一項に記載の作業車両。
JP2014218760A 2014-10-27 2014-10-27 トラクタ Active JP6409191B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014218760A JP6409191B2 (ja) 2014-10-27 2014-10-27 トラクタ
PCT/JP2015/080135 WO2016068089A1 (ja) 2014-10-27 2015-10-26 作業車両
KR1020177013126A KR20170068577A (ko) 2014-10-27 2015-10-26 작업 차량
US15/521,755 US10378414B2 (en) 2014-10-27 2015-10-26 Work vehicle
CN201580058727.8A CN107074111B (zh) 2014-10-27 2015-10-26 作业车辆
EP15855829.6A EP3213950B1 (en) 2014-10-27 2015-10-26 Tractor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014218760A JP6409191B2 (ja) 2014-10-27 2014-10-27 トラクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016084759A true JP2016084759A (ja) 2016-05-19
JP6409191B2 JP6409191B2 (ja) 2018-10-24

Family

ID=55973453

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014218760A Active JP6409191B2 (ja) 2014-10-27 2014-10-27 トラクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6409191B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003104089A (ja) * 2001-10-01 2003-04-09 Pioneer Electronic Corp ディスプレイの設置方法、ディスプレイ、インストルメントパネルの設置方法
WO2008062689A1 (fr) * 2006-11-24 2008-05-29 Isuzu Motors Limited Dispositif d'affichage pour véhicule
JP2009257323A (ja) * 2008-03-17 2009-11-05 Komatsu Ltd ディーゼルエンジン微粒子除去フィルターの再生装置および方法
JP2011106286A (ja) * 2009-11-12 2011-06-02 Yanmar Co Ltd 作業車両搭載用の排気ガス浄化システム
JP2012225202A (ja) * 2011-04-15 2012-11-15 Hitachi Constr Mach Co Ltd 作業機の排気浄化システム
JP2013030002A (ja) * 2011-07-28 2013-02-07 Kubota Corp 作業車の情報表示装置
JP2013113215A (ja) * 2011-11-29 2013-06-10 Kubota Corp 作業機

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003104089A (ja) * 2001-10-01 2003-04-09 Pioneer Electronic Corp ディスプレイの設置方法、ディスプレイ、インストルメントパネルの設置方法
WO2008062689A1 (fr) * 2006-11-24 2008-05-29 Isuzu Motors Limited Dispositif d'affichage pour véhicule
JP2009257323A (ja) * 2008-03-17 2009-11-05 Komatsu Ltd ディーゼルエンジン微粒子除去フィルターの再生装置および方法
JP2011106286A (ja) * 2009-11-12 2011-06-02 Yanmar Co Ltd 作業車両搭載用の排気ガス浄化システム
JP2012225202A (ja) * 2011-04-15 2012-11-15 Hitachi Constr Mach Co Ltd 作業機の排気浄化システム
JP2013030002A (ja) * 2011-07-28 2013-02-07 Kubota Corp 作業車の情報表示装置
JP2013113215A (ja) * 2011-11-29 2013-06-10 Kubota Corp 作業機

Also Published As

Publication number Publication date
JP6409191B2 (ja) 2018-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2016068089A1 (ja) 作業車両
JP5037570B2 (ja) 作業機械
JP5491561B2 (ja) 建設機械、及び建設機械の運転動作の良否報知方法
JP2013113215A (ja) 作業機
KR102332863B1 (ko) 작업 차량
WO2015037700A1 (ja) 作業車両
JP5517240B2 (ja) 作業車両搭載用の排気ガス浄化システム
JP2008126968A (ja) 車両用表示装置
WO2011138929A1 (ja) 作業機の排気ガス浄化システム
JP2016084761A (ja) 作業車両
JP2004183506A (ja) 車両の排気浄化装置
JP2006037925A (ja) エンジンの排気浄化装置
JP6409191B2 (ja) トラクタ
KR101870994B1 (ko) 무인 강제 재생 시스템
JP5667781B2 (ja) 作業機の排気ガス浄化システム
JP2005155444A (ja) 排気浄化装置
JP2016084760A (ja) 作業車両
WO2015147230A1 (ja) 作業車両
JP5613477B2 (ja) パティキュレートフィルタの再生装置
JP6109022B2 (ja) 作業車両
JP2015083840A (ja) 作業機
JP6143618B2 (ja) 作業車両
JP5795951B2 (ja) 作業機
JP5536141B2 (ja) 建設機械、及び建設機械の運転動作の良否報知方法
JP6109021B2 (ja) トラクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171031

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180828

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180831

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6409191

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350