JP2003103917A - インクジェット記録材料および製造方法 - Google Patents

インクジェット記録材料および製造方法

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JP2003103917A
JP2003103917A JP2001304381A JP2001304381A JP2003103917A JP 2003103917 A JP2003103917 A JP 2003103917A JP 2001304381 A JP2001304381 A JP 2001304381A JP 2001304381 A JP2001304381 A JP 2001304381A JP 2003103917 A JP2003103917 A JP 2003103917A
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polyethylene glycol
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Yasuro Yokota
泰朗 横田
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】最上層に無機超微粒子を含有する、印字濃度が
高く、よりインク吸収性の良いインクジェット記録材料
を得ること、およびこの様なインクジェット記録材料を
生産性良く製造する方法を提供することを目的とする。 【解決手段】最上層のインク受理層中に、無機超微粒
子、シリル変性ポリビニルアルコールおよびカチオン性
高分子を含有し、さらにポリエチレングリコール、ポリ
エチレングリコールエステル、ポリエチレングリコール
エーテルのいずれか1種以上を含有するインクジェット
記録材料、および最上層の塗液中に、無機超微粒子、シ
リル変性ポリビニルアルコールおよびカチオン性高分子
を含有し、さらにポリエチレングリコール、ポリエチレ
ングリコールエステル、ポリエチレングリコールエーテ
ルのいずれか1種以上を含有する複数層から成る塗料膜
を支持体上にカーテン塗布してインク受理層を形成する
インクジェット記録材料の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録方式を利用したプリンターやプロッターに使用される
インクジェット記録材料、およびその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式は、インクの微
小液滴を種々の作動原理により飛翔させて紙等の記録シ
ートに付着させ、画像・文字等の記録を行なうものであ
るが、高速、低騒音、多色化が容易、記録パターンの融
通性が大きい、現像及び定着が不要等の特徴があり、漢
字を含め各種図形及びカラー画像等の記録装置として、
種々の用途において急速に普及している。更に、多色イ
ンクジェット方式により形成される画像は、製版方式に
よる多色印刷やカラー写真方式による印画に比較して遜
色のない記録を得ることが可能であり、作成部数が少な
くて済む用途では、写真技術によるよりも安価であるこ
とからフルカラー画像記録分野にまで広く応用されつつ
ある。
【0003】最近では、銀塩写真の画像に匹敵する高精
細な画像を出力できるインクジェットプリンター等が安
価で市販されている。インクジェット記録シートは、銀
塩写真方式と比べ同品質の画像が得られながら非常に安
価であることから、大面積の画像が必要な広告や商品見
本等で表示画像を頻繁に取り替える利用者にとって経済
的に大きなメリットがある。また、最近一般的になって
きたパーソナルコンピューター上で画像を作成し、これ
をプリントアウトを見ながら配色やレイアウトを訂正す
ることは従来の銀塩写真方式では全く無理であったが、
インクジェット記録ではこのような操作が気軽にできる
という長所もある。こういった背景から、インクジェッ
ト記録材料への要望が高まっている。
【0004】これらインクジェット記録材料は、良好な
インクジェット記録性能を得る等の目的で、無機超微粒
子を含有するインクジェット記録材料が提案されてい
る。例えば特開平10−203006号公報、同8−1
74992号公報には、一次粒子径が3nm〜30nm
である主として気相法による合成シリカを使用するイン
クジェット記録媒体が開示されている。
【0005】また、特に良好なインクの定着性、インク
の吸収性、表面光沢を得るため等の目的で、無機超微粒
子としてカチオン性無機超微粒子を含有するインクジェ
ット記録材料が提案されている。例えば、特開平5−5
0739号公報、特開平6−55829号公報、特開平
8−324100号公報、特開平8−207431号公
報などが挙げられる。
【0006】無機超微粒子を含有するインク受理層は、
塗布後の乾燥時に非常に収縮する特性を有している。こ
のため該インク受理層は乾燥後、細かくひび割れる。こ
のひび割れは、該インク受理層のインク受理性能に大き
な影響を与え、良好なインク受理性能を得るには、非常
に細かいひび割れをより多く形成させることが必要とな
る。
【0007】これらインクジェット記録材料のうち、2
層以上のインク受理層を設けたインクジェット記録材料
は、複数層の塗液膜から成る塗料膜を形成してカーテン
塗布による多層同時塗布をすることにより、1度の塗布
で2層以上のインク受理層を形成することが可能であ
り、多層塗布の生産性を大幅に向上することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情のもとで、最上層に無機超微粒子を含有するインク
ジェット記録材料において、印字濃度が高く、よりイン
ク吸収性の良いインクジェット記録材料を得ることを第
一の目的とする。また、この様なインクジェット記録材
料を製造するに際し、より塗布品質が良好で、高性能な
インクジェット記録材料を生産性良く製造する方法を提
供することを第二の目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に鋭意研究を重ねた結果、少なくとも2層以上のインク
受理層を支持体上に設け、且つ最上層のインク受理層中
に無機超微粒子を含有するインクジェット記録材料おい
て、最上層のインク受理層中に、シリル変性ポリビニル
アルコールおよびカチオン性高分子を含有し、さらにポ
リエチレングリコール、ポリエチレングリコールエステ
ル、ポリエチレングリコールエーテルのいずれか1種以
上を含有することを特徴とするインクジェット記録材
料、および少なくとも2層のインク受理層を、複数層か
ら成る塗料膜を支持体上にカーテン塗布して形成するイ
ンクジェット記録材料の製造方法において、該カーテン
塗布する複数層から成る塗料膜を構成する最上層の塗液
中に、無機超微粒子、シリル変性ポリビニルアルコール
およびカチオン性高分子を含有し、さらにポリエチレン
グリコール、ポリエチレングリコールエステル、ポリエ
チレングリコールエーテルのいずれか1種以上を含有す
ることを特徴とするインクジェット記録材料の製造方法
により解決した。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の第一の発明であ
るインクジェット記録材料について説明する。
【0011】本発明のインクジェット記録材料は、最上
層に無機超微粒子を含有するインク受理層を有し、支持
体と最上層のインク受理層の間に1層以上のインク受理
層を有し、各インク受理層の塗液を支持体上に塗布して
製造される。この様なインクジェット記録材料のインク
吸収性は、特に最上層のインク受理層のひび割れの状態
等の影響を受け、最上層のインク受理層をより細かく、
より多くひび割れさせることにより良好なインク吸収性
を得ることができる。また、最上層のインク受理層のひ
び割れが大きいと、インクの吸収が不均一になり印字濃
度の低下などの問題も発生する。本発明のインクジェッ
ト記録材料は、最上層の塗液中に無機超微粒子以外にシ
リル変性ポリビニルアルコールおよびカチオン性高分子
を含有し、これらの相互作用により、塗布時により細か
くひび割れをより多く発現させるものある。
【0012】本発明のインクジェット記録材料に用いら
れる無機超微粒子は、一次粒子径が100nm以下で、
かつ二次粒子径が400nm以下の無機微粒子を言う、
例えば、特開平1−97678号公報、同2−2755
10号公報、同3−281383号公報、同3−285
814号公報、同3−285815号公報、同4−92
183号公報、同4−267180号公報、同4−27
5917号公報などに開示されているアルミナ水和物で
ある擬ベーマイトゾル、特開昭60−219083号公
報、同61−19389号公報、同61−188183
号公報、同63−178074号公報、特開平5−51
470号公報などに記載されているようなコロイダルシ
リカ、特公平4−19037号公報、特開昭62−28
6787号公報に記載されているようなシリカ/アルミ
ナハイブリッドゾル、特開平10−119423号公
報、特開平10−217601号公報に記載されている
ような、気相法シリカを高速ホモジナイザーで分散した
ようなシリカゾル、その他にもヘクタイト、モンモリロ
ナイトなどのスメクタイト粘土(特開平7−81210
号公報)、ジルコニアゾル、クロミアゾル、イットリア
ゾル、セリアゾル、酸化鉄ゾル、ジルコンゾル、酸化ア
ンチモンゾルなどを代表的なものとして挙げることがで
きる。
【0013】無機超微粒子のうちカチオン性無機超微粒
子は、特に良好なインクの定着性、インクの吸収性が得
られて好ましい。カチオン性無機超微粒子としては公知
のものを用いることができるが、特にアルミナ、アルミ
ナ水和物、カチオン変性コロイダルシリカをいずれか単
独または2種類以上組み合わせて用いるのが好ましい。
【0014】本発明のインクジェット記録材料に用いら
れるシリル変性ポリビニルアルコールは、ポリビニルア
ルコールの水酸基の一部が、アルコキシシリル基で置換
されたもので、アルコキシシリル基含有のビニルモノマ
ーを、酢酸ビニルと共重合、けん化するなどの方法で得
られる。アルコキシシリル基の具体例としては、トリエ
トキシシリル基、トリブトキシシリル基、トリプロポキ
シシリル基、トリメトキシシリル基、メチルジメトキシ
シリル基、メチルジエトキシシリル基、ジメチルメトキ
シシリル基、ジメチルエトキシシリル基等が挙げられ
る。
【0015】本発明のインクジェット記録材料に用いら
れるカチオン性高分子は、分子内に1〜3級アミン、4
級アンモニウム塩を有する高分子で、具体的には、ポリ
エチレンポリアミンやポリプロピレンポリアミンなどの
ポリアルキレンポリアミン類またはその誘導体、2級ア
ミン、3級アミン、4級アンモニウム塩を有するアクリ
ル樹脂、ポリビニルアミン、ポリビニルアミジン類、ジ
シアンジアミド−ホルマリン重縮合物に代表されるジシ
アン系カチオン樹脂、ジシアンジアミド−ジエチレント
リアミン重縮合物に代表されるポリアミン系カチオン樹
脂、エピクロロヒドリン−ジメチルアミン付加重合物、
ジメチルジアリルアンモニウムクロライド重合物、ジア
リルアミン塩重合物、ジメチルジアリルアンモニウムク
ロライド重合物、アリルアミン塩の重合物、ジアルキル
アミノエチル(メタ)アクリレート4級塩重合物、アク
リルアミド−ジアリルアミン塩共重合物、ポリビニルア
ルコール−カチオンモノマーグラフト重合物等が挙げら
れる。
【0016】次に本発明のインクジェット記録材料に用
いられるポリエチレングリコール、ポリエチレングリコ
ールエステルおよびポリエチレングリコールエーテルに
ついて説明する。最上層の無機超微粒子、シリル変性ポ
リビニルアルコールおよびカチオン性高分子を含有する
インク受理層の塗液は、これらの相互作用により、塗布
時により細かいひび割れをより多く発現させる。しか
し、塗液中に無機超微粒子、シリル変性ポリビニルアル
コールおよびカチオン性高分子を含有させると塗液の粘
度が非常に高くなり、塗布が困難になったり、塗布でき
ても塗布の均一性が損なわれ均一な印字画像が得られな
いなどの問題がある。本発明のインクジェット記録材料
は、最上層にポリエチレングリコール、ポリエチレング
リコールエステル、ポリエチレングリコールエーテルの
いずれか1種以上を含有させることにより、最上層のイ
ンク吸収性を損なわずに、容易に塗布品質の良好な最上
層のインク受理層を形成することを可能にするものであ
る。
【0017】本発明のインクジェット記録材料に用いら
れるポリエチレングリコールは、酸化エチレンを重合し
て得られる。重合度は特に限定されず、一般的にポリエ
チレンオキサイドと呼ばれる高重合度の物も含まれる。
【0018】本発明のインクジェット記録材料に用いら
れるポリエチレングリコールエステルは、ポリエチレン
グリコールの一端あるいは両端が有機酸とエステル結合
を形成している化合物である。また、ポリエチレングリ
コールエーテルは、ポリエチレングリコールの一端ある
いは両端がアルコールとエーテル結合を形成している化
合物である。これらの化合物の具体例としては、ポリオ
キシエチレンモノステアリン酸エステル、ポリオキシエ
チレンジステアリン酸エステル等のポリオキシエチレン
脂肪酸エステル類、モノステアリン酸ポリオキシエチレ
ングリセリル、モノオレイン酸ポリオキシエチレングリ
セリル等のポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステ
ル類、モノパルミチン酸ポリオキシエチレンソルビタ
ン、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン等の
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、テト
ラステアリン酸ポリオキシエチレンソルビット、テトラ
オレイン酸ポリオキシエチレンソルビット等のポリオキ
シエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レンソルビトール脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレ
ンアリルグリシジルノニルフェニルエーテル、ポリオキ
シエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステア
リルエーテル、ポリオキシエチレン2級アルキルエーテ
ル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオ
キシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチ
レンオクチルフェニルエーテル等のポリオキシエチレン
アルキルフェニルエーテル類、ポリオキシエチレンフィ
トステロール等のポリオキシエチレンステロールエーテ
ル類、ポリオキシエチレンノニルプロペニルフェニルエ
ーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロ
ックコポリマー、ポリオキシエチレンひまし油、ポリオ
キシエチレン硬化ひまし油、ポリオキシエチレンラノリ
ン、ポリオキシエチレンラノリンアルコール等のポリオ
キシエチレンラノリン誘導体等が挙げられる。
【0019】本発明のインクジェット記録材料の最上層
以外の層は、任意の組成のものを用いることができ特に
限定されない。
【0020】本発明のインクジェット記録材料を構成す
るインク受理層にはバインダーを含有させることができ
る。バインダーとしては、酸化澱粉、エーテル化澱粉、
リン酸エステル化澱粉等の澱粉誘導体、カルボキシメチ
ルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロ
ース誘導体、カゼイン、ゼラチン、大豆蛋白、ポリビニ
ルアルコールまたはその誘導体、ポリビニルピロリド
ン、無水マレイン酸樹脂、スチレン−ブタジエン共重合
体、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体等の共
役ジエン系共重合体ラテックス、アクリル酸エステル及
びメタクリル酸エステルの重合体または共重合体等のア
クリル系重合体等のアクリル系重合体ラテックス、エチ
レン酢酸ビニル共重合体等のビニル系重合体ラテック
ス、或はこれら各種重合体のカルボキシ基等の官能基含
有単量体による官能基変性重合体ラテックス、メラミン
樹脂、尿素樹脂等の熱硬化合成樹脂等の水性接着剤、ポ
リメチルメタクリレート等のアクリル酸エステル、メタ
クリル酸エステルの重合体または共重合体樹脂、ポリウ
レタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢
酸ビニルコポリマー、ポリビニルブチラール、アルキッ
ド樹脂等の合成樹脂系接着剤等が挙げられ、1種類また
は2種類以上を組み合わせて用いることができる。
【0021】本発明のインクジェット記録材料を構成す
るインク受理層には、インクジェットプリンターに用い
られる水性インクの染料分である水溶性直接染料や水溶
性酸性染料中のスルホン酸基、カルボキシル基、アミノ
基等と不溶な塩を形成する2級アミン、3級アミン、4
級アンモニウム塩からなるカチオン性染料定着剤を配合
すると、インク受理層にて染料が捕獲されるために、色
彩性の向上や不溶な塩の形成により水の滴下や吸湿によ
るインクの流れ出しや滲み出しを抑制するので好まし
い。
【0022】本発明のインクジェット記録材料において
は、支持体の両面にインク受理層を設けても良い。イン
クジェット記録材料中の任意の層に、電気的、磁気的、
または光学的に情報が記録可能な材料を含有させても良
い。また、インク受理層が設けられている面と反対側の
面にカール防止や帯電防止などを目的としてバックコー
ト層を設けても良く、さらに粘着加工などを行ってもよ
い。
【0023】本発明のインクジェット記録材料は、イン
ク受理層の塗液を支持体上に塗布して製造される。該イ
ンク受理層の塗液には、添加剤として、顔料分散剤、増
粘剤、流動性改良剤、消泡剤、抑泡剤、離型剤、発泡
剤、浸透剤、着色染料、着色顔料、蛍光増白剤、紫外線
吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、防バイ剤、耐水化剤、湿
潤紙力増強剤、乾燥紙力増強剤等を適宜配合することが
できる。
【0024】インク受理層の塗液を支持体上に塗布する
方法としては特に限定されない。塗布方法の具体例とし
ては、各種ブレードコーター、ロールコーター、エアナ
イフコーター、バーコーター、ロッドブレードコータ
ー、カーテンコーター、ショートドウェルコーター、サ
イズプレス等の各種装置をオンマシン或いはオフマシン
で用いる方法を挙げることができる。
【0025】これらの塗布方法のうち、複数層の塗液膜
から成る塗料膜を形成してカーテン塗布による多層同時
塗布をすることにより、1度の塗布で2層以上のインク
受理層形成することが可能であり、多層塗布の生産性を
大幅に向上することができ特に好ましい。次に、本発明
の第二の発明であるインクジェット記録材料の製造方法
について説明する。
【0026】本発明のインクジェット記録材料の製造方
法では、インクジェット記録材料の最上層のインク受理
層の塗液を含む2層以上のインク受理層を、複数層から
成る塗料膜を支持体上にカーテン塗布して形成する。し
たがって、該カーテン塗布する複数層から成る塗料膜を
構成する最上層の塗液は、インクジェット記録材料の最
上層のインク受理層の塗液であり、無機超微粒子、シリ
ル変性ポリビニルアルコールおよびカチオン性高分子を
含有し、さらにポリエチレングリコール、ポリエチレン
グリコールエステル、ポリエチレングリコールエーテル
のいずれか1種以上を含有する。
【0027】無機超微粒子を含有するインク受理層の塗
液を、単独で支持体あるいは既に塗布・乾燥されたイン
ク受理層の上に塗布・乾燥する場合においては、該塗液
が塗布された面は流動性がなく、該塗液が比較的細かく
ひび割れるため、目視では認識し難く、塗布面は均一な
面として認識される場合が多い。
【0028】一方、複数層から成る塗料膜の最上層を、
無機超微粒子を含有するインク受理層の塗液とし、カー
テン塗布装置を用いて多層同時塗布を行った場合、最上
層と支持体の間には未乾燥で流動性ある塗布層が存在す
る。このため、乾燥時に最上層は比較的自由に収縮でき
るため、無機超微粒子を含有するインク受理層の塗液を
単独で塗布した場合に比べ、より大きなひび割れが生じ
る。無機超微粒子を含有するインク受理層の塗液が大き
くひび割れやすい場合においては、単独で塗布した場合
には比較的細かくひび割れて、実用に耐えうるインク受
理層が形成できるにもかかわらず、カーテン塗布装置を
用いて多層同時塗布を行った場合には、非常に大きくひ
び割れて印字品位が極端に悪化し実用できない場合があ
る。
【0029】本発明のインクジェット記録材料の製造方
法においては、複数層から成る塗料膜を構成する最上層
の塗液中に、無機超微粒子、シリル変性ポリビニルアル
コールおよびカチオン性高分子を含有し、さらにポリエ
チレングリコール、ポリエチレングリコールエステル、
ポリエチレングリコールエーテルのいずれか1種以上を
含有しており、乾燥時に非常に細かくひび割れるため、
カーテン塗布装置を用いて多層同時塗布を行っても、非
常に均一で滑らかな塗布面が得られると共に、インクの
吸収性、印字品も良好である。また、本発明のインクジ
ェット記録材料の製造方法に用いられる最上層のインク
受理層の塗液は、流動性が良好でカーテン塗布に適して
いる。したがって、本発明のインクジェット記録材料の
製造方法により、より塗布品質が良好で、高性能なイン
クジェット記録材料を生産性良く製造することができ
る。
【0030】本発明のインクジェット記録材料の製造方
法により塗布される塗料膜を構成する複数層の塗液は、
カーテン塗布時の層間混合を少なくするため、粘度、表
面張力が調節されて使用される。各層の塗液の粘度差は
少ないほうが層間の混合が少なく、各層の塗液の粘度差
は100mPa・s以下が好しい。また、各層の塗液の
表面張力は、下層となる塗液の表面張力が上層より小さ
いと、上層の塗液膜が下層の塗液膜上ではじく現象が発
生し、均一な塗料膜ができず塗布品質が悪化する場合が
あり好ましくない。各層の塗液の表面張力が同一である
とはじく現象が発生しにくく好ましく、下層となる層よ
り上層となる層のほうが小さくなる様に設定するとより
良好な塗布品質が得られて特に好ましい。3層以上の層
を同時に塗布する場合には、最下層すなわち最も支持体
に近い層から順に支持体から最も遠い最上層にかけて表
面張力が順々に小さくなる様に調節するのが好ましい。
【0031】塗液の粘度を調整するために、ポリビニル
アルコール、デンプン、カルボキシメチルセルロースな
どの水溶性高分子やアクリル系エマルジョンなどの各種
増粘剤を塗液に混合し粘度を上昇させる手段や、塗布液
の固形分濃度を高くして粘度を上昇させたり、逆に塗布
液を希釈して粘度を下げる手段を講じることができる。
【0032】塗液の表面張力を調整するために、カルボ
ン酸塩、スルホン酸塩、硫酸エステル塩、リン酸エステ
ル塩などのアニオン系界面活性剤、エーテル型、エーテ
ルエステル型、エステル型、含窒素型などのノニオン系
界面活性剤、ベタイン、アミノカルボン酸塩、イミダゾ
リン誘導体などの両性系界面活性剤を塗布液に任意の量
混合することができる。
【0033】本発明のインクジェット記録材料の製造方
法に用いる、複数層から成る塗料膜を支持体にカーテン
塗布するのに用いるカーテン塗布装置としては、エクス
トルージョンホッパー型カーテン塗布装置、スライドホ
ッパー型カーテン塗布装置などが挙げられ、特に限定さ
れないが、写真感光材料などに使用されている特公昭4
9−24133号公報に開示されたスライドホッパー型
カーテン塗布装置を特に好ましく用いることができる。
このスライドホッパー型カーテン塗布装置を用いると複
数層から成る塗料膜を容易に塗布することができる。
【0034】
【実施例】以下に本発明を実施例を挙げて説明するが、
本発明はこれらの例に限定されるものではない。また、
実施例に於いて示す「部」及び「%」は特に明示しない
限り質量部及び質量%を示す。
【0035】実施例1 (A)下層インク受理層塗液の作製 下記の組成の混合液をホモミキサーで撹拌し、下層イン
ク受理層塗液を作製した。
【0036】 下層インク受理層塗液: 合成非晶質シリカ(平均粒径 5μm) 100部 10%ポリビニルアルコール水溶液 300部 アセチレングリコール系界面活性剤 0.4部 水 600部
【0037】(B)上層インク受理層塗液の作製 下記の組成の混合液をホモミキサーで撹拌し、上層イン
ク受理層塗液を作製した。
【0038】 上層インク受理層塗液: 一次粒子径7nmの気相法超微粒子シリカ分散液(固形分20%) 500部 10%シリル変性ポリビニルアルコール水溶液 50部 30%アクリルアミド−ジアリルアミン塩酸塩共重合物水溶液 10部 アセチレングリコール系界面活性剤 0.6部 ポリエチレングリコール(平均分子量4000) 2部 水 438部
【0039】(C)インクジェット記録材料の作製 100g/m2の上質紙に、(A)で作製した下層イン
ク受理層塗液をエアナイフ塗布装置により、固形分塗布
量10g/m2になるように塗布、乾燥させた。さらに
この上に(B)で作製した上層インク受理層塗液をエア
ナイフ塗布装置により、固形分塗布量5g/m2になる
ように塗布、乾燥させてインクジェット記録材料を作製
した。
【0040】実施例2 実施例1(B)で30%アクリルアミド−ジアリルアミ
ン塩酸塩共重合物水溶液を用いる代わりに、30%N−
ビニルアクリルアミジン塩酸塩重合物水溶液を用いて上
層インク受理層塗液の作製した以外は実施例1と同一条
件でインクジェット記録材料を作製した。
【0041】実施例3 実施例1(B)で30%アクリルアミド−ジアリルアミ
ン塩酸塩共重合物水溶液を用いる代わりに、30%ポリ
ビニルアミン水溶液を用いて上層インク受理層塗液の作
製した以外は実施例1と同一条件でインクジェット記録
材料を作製した。
【0042】実施例4 実施例1(B)でポリエチレングリコール(平均分子量
4000)を用いる代わりに、ポリオキシエチレン硬化
ひまし油を用いて上層インク受理層塗液の作製した以外
は実施例1と同一条件でインクジェット記録材料を作製
した。
【0043】実施例5 実施例1(B)でポリエチレングリコール(平均分子量
4000)を用いる代わりに、テトラステアリン酸ポリ
オキシエチレンソルビットを用いて上層インク受理層塗
液の作製した以外は実施例1と同一条件でインクジェッ
ト記録材料を作製した。
【0044】実施例6 実施例1(B)でポリエチレングリコール(平均分子量
4000)を用いる代わりに、ポリオキシエチレンラウ
リルエーテルを用いて上層インク受理層塗液の作製した
以外は実施例1と同一条件でインクジェット記録材料を
作製した。
【0045】実施例7 (D)下層インク受理層塗液の作製 実施例1(A)と同一条件で下層インク受理層塗液を作
製した。
【0046】(E)上層インク受理層塗液の作製 実施例1(B)と同一条件で上層インク受理層塗液を作
製した。
【0047】(F)インクジェット記録材料の作製 (D),(E)で作製した下層インク受理層塗液、上層
インク受理層塗液をスライドホッパー型カーテン塗布装
置を用いて、下層側から下層インク受理層塗液、上層イ
ンク受理層塗液の順で、カーテン幅1mあたりの流量が
下層インク受理層塗液7690ml/min、上層イン
ク受理層塗液4550ml/minの塗料膜を形成し、
塗布速度100m/minで100g/m2の上質紙の
上に塗布、乾燥させてインクジェット記録材料を作製し
た。
【0048】実施例8 実施例7(E)で30%アクリルアミド−ジアリルアミ
ン塩酸塩共重合物水溶液を用いる代わりに、30%N−
ビニルアクリルアミジン塩酸塩重合物水溶液を用いて上
層インク受理層塗液の作製した以外は実施例7と同一条
件でインクジェット記録材料を作製した。
【0049】実施例9 実施例7(E)で30%アクリルアミド−ジアリルアミ
ン塩酸塩共重合物水溶液を用いる代わりに、30%ポリ
ビニルアミン水溶液を用いて上層インク受理層塗液の作
製した以外は実施例7と同一条件でインクジェット記録
材料を作製した。
【0050】実施例10 実施例7(E)でポリエチレングリコール(平均分子量
4000)を用いる代わりに、ポリオキシエチレン硬化
ひまし油を用いて上層インク受理層塗液の作製した以外
は実施例7と同一条件でインクジェット記録材料を作製
した。
【0051】実施例11 実施例7(E)でポリエチレングリコール(平均分子量
4000)を用いる代わりに、テトラステアリン酸ポリ
オキシエチレンソルビットを用いて上層インク受理層塗
液の作製した以外は実施例7と同一条件でインクジェッ
ト記録材料を作製した。
【0052】実施例12 実施例7(E)でポリエチレングリコール(平均分子量
4000)を用いる代わりに、ポリオキシエチレンラウ
リルエーテルを用いて上層インク受理層塗液の作製した
以外は実施例7と同一条件でインクジェット記録材料を
作製した。
【0053】比較例1 実施例1(B)で30%アクリルアミド−ジアリルアミ
ン塩酸塩共重合物水溶液を10部用いる代わりに、水を
10部用いて上層インク受理層塗液の作製した以外は実
施例1と同一条件でインクジェット記録材料を作製し
た。
【0054】比較例2 実施例1(B)でポリエチレングリコール(平均分子量
4000)を2部用いる代わりに、水を2部用いて上層
インク受理層塗液の作製した以外は実施例1と同一条件
でインクジェット記録材料を作製した。
【0055】比較例3 実施例1(B)で10%シリル変性ポリビニルアルコー
ル水溶液を用いる代わりに、10%ポリビニルアルコー
ル水溶液を用いて上層インク受理層塗液の作製した以外
は実施例1と同一条件でインクジェット記録材料を作製
した。
【0056】比較例4 実施例7(E)で30%アクリルアミド−ジアリルアミ
ン塩酸塩共重合物水溶液を10部用いる代わりに、水を
10部用いて上層インク受理層塗液の作製した以外は実
施例7と同一条件でインクジェット記録材料を作製し
た。
【0057】比較例5 実施例7(E)でポリエチレングリコール(平均分子量
4000)を2部用いる代わりに、水を2部用いて上層
インク受理層塗液の作製した以外は実施例7と同一条件
でインクジェット記録材料を作製した。
【0058】比較例6 実施例7(E)で10%シリル変性ポリビニルアルコー
ル水溶液を用いる代わりに、10%ポリビニルアルコー
ル水溶液を用いて上層インク受理層塗液の作製した以外
は実施例7と同一条件でインクジェット記録材料を作製
した。
【0059】試験1 インクジェット記録材料の表面観
察 実施例1〜12,比較例1〜6で作製したインクジェッ
ト記録材料の表面を目視により観察し、インク受理層の
ひび割れの状態および塗布品質を調べた。結果を表1に
示した。
【0060】試験2 インクジェット記録材料へのイン
クジェットプリンターによる印字 実施例1〜12,比較例1〜6で作製したインクジェッ
ト記録材料に、セイコーエプソン製カラーインクジェッ
トプリンター(PM750C)を用いてブラックインク
で幅5cm、長さ5cmの印字を行い、印字部の濃度を
濃度計(マクベスRD918)を用いて測定した。ま
た、印字部のインクの吸収状態を目視により観察した。
結果を表2に示した。
【0061】
【表1】
【0062】
【表2】
【0063】表1〜2より明らかな様に、無機超微粒子
を含有する最上層のインク受理層中に、シリル変性ポリ
ビニルアルコールおよびカチオン性高分子含有し、さら
にポリエチレングリコール、ポリエチレングリコールエ
ステル、ポリエチレングリコールエーテルのいずれか1
種以上を含有することを特徴とするインクジェット記録
材料により、印字濃度が高く、よりインク吸収性の良い
インクジェット記録材料を得ることができた。また、最
上層の塗液中に、無機超微粒子、シリル変性ポリビニル
アルコールおよびカチオン性高分子を含有し、さらにポ
リエチレングリコール、ポリエチレングリコールエステ
ル、ポリエチレングリコールエーテルのいずれか1種以
上を含有する複数層から成る塗料膜を支持体上にカーテ
ン塗布してインク受理層を形成するインクジェット記録
材料の製造方法により、少ない塗布回数でより生産性良
く製造することができ、また、より高性能なインクジェ
ット記録材料を製造することができた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2層以上のインク受理層を支
    持体上に設け、且つ最上層のインク受理層中に無機超微
    粒子を含有するインクジェット記録材料おいて、最上層
    のインク受理層中に、シリル変性ポリビニルアルコール
    およびカチオン性高分子を含有し、さらにポリエチレン
    グリコール、ポリエチレングリコールエステル、ポリエ
    チレングリコールエーテルのいずれか1種以上を含有す
    ることを特徴とするインクジェット記録材料。
  2. 【請求項2】 少なくとも2層のインク受理層を、複数
    層から成る塗料膜を支持体上にカーテン塗布して形成す
    るインクジェット記録材料の製造方法において、該カー
    テン塗布する複数層から成る塗料膜を構成する最上層の
    塗液中に、無機超微粒子、シリル変性ポリビニルアルコ
    ールおよびカチオン性高分子を含有し、さらにポリエチ
    レングリコール、ポリエチレングリコールエステル、ポ
    リエチレングリコールエーテルのいずれか1種以上を含
    有することを特徴とするインクジェット記録材料の製造
    方法。
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Cited By (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPWO2005047399A1 (ja) * 2003-11-13 2007-11-29 サンノプコ株式会社 蛍光増白増強剤
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