JP2003099108A - 基板処理装置のスケジュール作成方法及びそのプログラム - Google Patents
基板処理装置のスケジュール作成方法及びそのプログラムInfo
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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Abstract
変することで、作成したスケジュールによる処理に素早
く移行できて稼働率を向上することができる。 【解決手段】 スケジュール作成時間TC2と基準時間T
Rとを比較し、基準時間TRを越えている場合には基準時
間TRに所定の時間TSを加算し、スケジュールの作成が
新たな基準時間TR´内でできるまでスケジューリング
を繰り返す。したがって、基準時間TR内におけるスケ
ジュールに失敗する場合には基準時間TRが徐々に延長
される一方、短時間でスケジュールが完了した場合には
短い基準時間TR後に処理が開始される。その結果、作
成したスケジュールによる処理に迅速に移行することが
でき、基板処理装置の稼働率を高めることができる。
Description
液晶表示装置用のガラス基板(以下、単に基板と称す
る)に所定の処理を施す基板処理装置のスケジュール作
成方法及びそのプログラムに係り、特にリソースの使用
タイミングを決定してタイムテーブルを予め作成するス
ケジューリング技術に関する。
をカセットが載置台に載置され、スタートボタンがオペ
レータによって押下された時点でスケジューリングが開
始され、リソースの使用タイミングを規定したタイムテ
ーブルが作成された後に、そのタイムテーブルのスケジ
ュールに従って処理が行なわれる。当然のことながら、
スケジューリングを行なっている間にも時間が経過して
ゆくので、複雑なレシピであったりリソースの競合など
があったりするとスケジュール作成に時間がかかること
になる。
した時点で既にスケジュールされた時刻を過ぎていると
いった事態が生じ得るので、スケジュールに要した時間
と基準時間とを比較して、基準時間内であるか否かによ
って作成したスケジュールの実行可否を決めている。な
お、この基準時間には、スケジュール作成に要する時間
に対して余裕のある基準時間(例えば30秒程度の長い
時間)が固定的に設定されている。
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。すなわち、従来の方法は基準時間が固定されてい
るので、スケジュールが短時間で完了したとしても、基
準時間が経過するまではスケジュールが実行されない。
そのためスケジュールが完了しているにも関わらず装置
が処理を開始せず、基板処理装置の稼働率が低下すると
いう問題がある。
れたものであって、スケジュール作成時間に応じて基準
時間を可変することによって、作成したスケジュールに
よる処理に素早く移行できて稼働率を向上することがで
きる基板処理装置のスケジュール作成方法及びそのプロ
グラムを提供することを目的とする。
目的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明は、複数個のリソースを備え
た基板処理装置により、各リソースを使用しながら基板
に対する処理を施すにあたり、各々のリソースを使用す
るタイミングを実際に基板に対する処理を行なう前に作
成する基板処理装置のスケジュール作成方法において、
(a)スケジュールを作成する過程と、(b)スケジュ
ール作成に要したスケジュール作成時間と基準時間とを
比較し、スケジュール作成時間が基準時間を越えている
か否かを判断する過程と、(c)前記(b)過程におい
てスケジュール作成時間が基準時間を越えている場合に
は、基準時間に所定の時間を加算して新たな基準時間と
する過程と、(d)前記(b)過程でスケジュール作成
時間が基準時間内となるまで前記(a)過程から再び実
行する過程と、を含むことを特徴とするものである。
の基板処理装置のスケジュール作成方法において、前記
(b)過程でスケジュール作成時間が基準時間内となっ
た場合には、基準時間の経過時点で前記(a)過程で作
成されたスケジュールに基づき基板の処理を開始するこ
とを特徴とするものである。
2に記載の基板処理装置のスケジュール作成方法におい
て、前記(c)過程における所定の時間を最初の基準時
間とすることを特徴とするものである。
スを備えた基板処理装置により、各リソースを使用しな
がら基板に対する処理を施すにあたり、各々のリソース
を使用するタイミングを実際に基板に対する処理を行な
う前に作成する基板処理装置のスケジュール作成プログ
ラムにおいて、(a)スケジュールを作成する処理と、
(b)スケジュール作成に要したスケジュール作成時間
と基準時間とを比較し、スケジュール作成時間が基準時
間を越えているか否かを判断する処理と、(c)前記
(b)過程においてスケジュール作成時間が基準時間を
越えている場合には、基準時間に所定の時間を加算して
新たな基準時間とする処理と、(d)前記(b)処理で
スケジュール作成時間が基準時間内となるまで前記
(a)処理から再び実行する処理と、を含ませるように
コンピュータを制御することを特徴とするものである。
る。すなわち、スケジュール作成時間と基準時間とを比
較し、基準時間を越えている場合には基準時間に所定の
時間を加算して新たな基準時間とし、スケジュールの作
成が基準時間内でできるまでスケジューリングを繰り返
す。したがって、基準時間内におけるスケジュールに失
敗する場合には、基準時間が徐々に延長される。一方、
短時間でスケジュールが完了した場合には、スケジュー
ル作成開始から短い基準時間後に処理が開始される。
する搬送機構、基板を洗浄する純水洗浄処理部、薬液を
含んだ処理液で基板を洗浄する薬液処理部、基板を加熱
する加熱処理部などを含むものである。
内でスケジュール作成が完了した場合には、基準時間が
経過した時点でスケジュールに基づく基板に対する実際
の処理を開始する。
に加算する所定の時間を最初の基準時間とする。これに
よりスケジュールに失敗すると、新たな基準時間が最初
の基準時間の整数倍にされて延長されてゆく。
ムとして上記の請求項1と同様の作用を生じる。
一実施例を説明する。図1及び図2はこの発明の一実施
例に係り、図1は実施例に係る基板処理装置の概略構成
を示した平面図であり、図2はそのブロック図である。
して薬液処理及び純水洗浄処理及び乾燥処理を施すため
の装置である。基板Wは複数枚(例えば25枚)がカセ
ット1に対して起立姿勢で収納されている。未処理の基
板Wを収納したカセット1は、投入部3に載置される。
投入部3は、カセット1を載置される載置台5を二つ備
えている。基板処理装置の中央部を挟んだ投入部3の反
対側には、払出部7が配備されている。この払出部7
は、処理済みの基板Wをカセット1に収納してカセット
1ごと払い出す。このように機能する払出部7は、投入
部3と同様に、カセット1を載置するための二つの載置
台9を備えている。
らの間を移動可能に構成された第1搬送機構11が配置
されている。第1搬送機構11は、投入部3に載置され
たカセット1ごと複数枚の基板Wを第2搬送機構13に
対して搬送する。
の基板Wをカセット1から取り出した後、第3搬送機構
15に対して全ての基板Wを搬送する。また、第3搬送
機構15から処理済みの基板Wを受け取った後に、基板
Wをカセット1に収容して第1搬送機構11に搬送す
る。
方向に向けて移動可能に構成されており、上述した第2
搬送機構13との間で基板Wの受け渡しを行なう。上記
第3搬送機構15の移動方向における最も手前側には、
乾燥処理部17が配備されている。この乾燥処理装置1
7は、例えば、低圧のチャンバ内に基板Wを収納して乾
燥させる。
乾燥処理部17に隣接する位置には、第1処理部19が
配備されている。この第1処理部19は、複数枚の基板
Wに対して純水洗浄処理を施すための純水洗浄処理部2
1を備えているとともに、複数枚の基板Wに対して薬液
処理を施すための薬液処理部23を備えている。
での基板搬送の他に、第3搬送機構15との間で基板W
を受け渡しする。純水洗浄処理部21の上方に位置する
非処理位置では、第3搬送機構15との間で基板Wを受
け渡す動作が行なわれる一方、薬液処理部23の上方に
位置する非処理位置では、基板Wの受け渡しは行なわれ
ない。また、基板Wを処理する際には、純水洗浄処理部
21や薬液処理部23の槽内に位置する処理位置にまで
下降する。第2副搬送機構53は、上記の第1副搬送機
構25と同様の機能を有し、純水洗浄処理部49と薬液
処理部51を備えた第2処理部47内での基板搬送等を
行なう。
接する位置には、バッファ装置71が配備されている。
このバッファ装置71は、第2搬送機構13と基板Wを
受け渡しする機能を備え、スケジュールの対象外となっ
た複数枚の基板W(以下、ロットと称する)を一時的に
収容する。そして、そのロットがスケジュールの対象と
なった時点で第2搬送機構13によって受け取られて搬
送される。
は、図2のブロック図に示すように制御部73によって
統括的に制御される。
おり、以下に説明するスケジュール作成プログラムに相
当する手順に基づき、レシピに応じて上述した薬液処理
部23,51などの各リソースの使用タイミングを、ロ
ットに対する処理を実際に開始する前に予め決定する。
その後、実際にロットを処理するにあたり、作成された
スケジュールに基づき各リソースを使用してレシピに応
じた処理をロットに対して施す。
ザによって予め作成され、ロットをどのようにして処理
するかを規定した複数種類のレシピと、スケジュール作
成プログラムと、作成されたスケジュールと、スケジュ
ールを実行する処理プログラム等が予め格納されてい
る。
に示すタイムチャートを参照しながらスケジュール作成
プログラムに相当する手順について説明する。なお、理
解を容易にするために一部を省略して簡略化したレシピ
を例に採って説明する。
でロットを純水洗浄処理部21に搬送し、ここで洗浄処
理を施した後、薬液処理部23に基板を搬送して薬液処
理を施す。その後、純水洗浄処理部21に再度基板を搬
送して、純水洗浄を行なった後、乾燥処理部17で乾燥
処理を施してから第2搬送機構13で搬送するというも
のである。
要する時間の目安である基準時間をTRとし、この基準
時間TRが図4に示すように、t0時間からta時間ま
での時間間隔に設定されているものとする。
載置し、さらにレシピを選択指示するとともに図示しな
いスタートボタンを押下する。すると、制御部73は、
そのロットについてスケジュールの作成を開始する。な
お、スケジュール作成の開始時点は、図4のt0時点で
あるとする。
の状況やリソースの競合などを考慮しながら、ステップ
S10の処理工程を第2搬送機構13に配置し、ステッ
プS11の処理工程を純水洗浄処理部21に配置するな
どして、ステップS15の処理工程まで順に各リソース
の使用タイミングを決定する。
ト中に示すta時間以降のステップS10〜S15のよ
うに使用タイミングが決定されたとする(ステップS
3)。また、スケジュールの作成は、例えば、t0時点
からTC1時間経過したt1時点で完了したものとする。
つまり、時間TC1がスケジュール作成時間である。
て、スケジュール作成時間TC1が基準時間TR以内であ
ればステップS6に移行し、作成した上記のスケジュー
ルを確定し、このスケジュールを記憶部75に対して書
き込む。そして、現在の時間t1から時間taまでの短
い待ち時間TW1が経過した後に、制御部73によりスケ
ジュールに基づいた実際の処理が行なわれる。
までのように十分に長い基準時間T R0(例えば、30秒
程度)に設定されているので、基準時間TR0とスケジュ
ール作成時間TC1との差分である、時間t1から時間t
bまでの時間TW2が待ち時間となる。したがって、上述
した待ち時間TW1よりも待機する時間が長くなることが
分かる。
結果、スケジュール作成時間TC1が基準時間TRを超え
る場合について、図5のタイムチャートを参照しながら
説明する。
C2とし、ステップS20からS25までの処理工程を配
置し終えた時点を、t0時点からスケジュール作成時間
TC2が経過したt1時点とする。するとスケジュール作
成時間TC2が基準時間TRを越えていることになり、図
3のステップS4からステップS5に分岐する。
かったので、基準時間TRを延長する。ここでは新たな
基準時間TR´を、元の基準時間TRに対して所定の時間
TS、例えば、最初の基準時間TRを加算したものとす
る。そして、ステップS2に戻って再びスケジューリン
グ作成を行ない、ステップS4でスケジュール作成時間
TC2が新たな基準時間TR´以内となるまで繰り返す。
って適宜に設定されるものであるが、例えば、7秒ある
いは10秒程度であり、所定の時間TSはそれとほぼ同
じ値が例示される。
ける(a)過程に相当し、ステップS4が(b)過程に
相当し、ステップS5が(c)過程に相当し、ステップ
S2ないしS4が(d)に相当する。
した後、再びスケジューリングを行なった場合に、スケ
ジュール作成時間が先のものと同じTC2であったとす
る。すると、スケジュールはt3時間に完了し、時間t
3からの待ち時間TW3が経過するt5時点でスケジュー
ルに基づく処理が開始される。
準時間TRとを比較し、基準時間TRを越えている場合に
は基準時間TRに基準時間TR(所定の時間TS)を加算
し、スケジュールの作成が基準時間TR内でできるまで
スケジューリングを繰り返す。したがって、基準時間T
R内におけるスケジュールに失敗する場合には基準時間
TRが徐々に延長される一方、短時間でスケジュールが
完了した場合には短い基準時間TR後に処理が開始され
る。その結果、作成したスケジュールによる処理に迅速
に移行することができ、基板処理装置の稼働率を高める
ことができるようになっている。
算する所定の時間を最初の基準時間TRとすることで、
スケジュールに失敗するたびに基準時間TRが最初の基
準時間TRの整数倍にされて延長されるようにしてい
る。このような延長の仕方に代えて、例えば、基準時間
TRの半分を加算するようにしたり、基準時間TRとは何
ら関連のない定数を加算したり、スケジューリングに失
敗した際のリソースの競合状態に応じて加算する時間を
可変したりするようにしてもよい。
するものとして説明しているが、複数のロットを並行し
て処理する場合であって本発明においてスケジュールす
る方法としては、次のようなものが好適である。
上述した純水洗浄処理部21における洗浄処理や薬液処
理部51における薬液処理であり、またそれらを一連の
処理として扱うブロックとした場合も含む。
を複数個備えた基板処理装置によって複数のロットを処
理するにあたり、複数の処理工程を含むレシピに基づい
て各々のロットを各処理部で順次に処理するために各ロ
ットの処理順序を決定する基板処理装置のスケジュール
作成方法において、いずれかのロットについて最初の処
理工程を配置した後、各ロットの次なる処理工程のう
ち、各々の前の処理工程における終了予定時刻が最も早
いロットに対する処理工程を次の処理工程として配置す
るのである。
ことで前の処理工程の後作業と、その後の処理工程の前
作業とを重複させて配置することができるとともに、配
置可能な処理工程のうち前の処理工程が早く終わるロッ
トの処理工程を次の処理工程として選択して配置するこ
とで、次の処理工程が終了するまでの時間を短縮するこ
とができる。したがって、基板処理装置の処理部を有効
利用することができるので、待機時間を抑制して稼働率
を向上することができる。
1に記載の発明によれば、スケジュール作成時間と基準
時間とを比較し、基準時間を越えている場合には基準時
間に所定の時間を加算して新たな基準時間とし、スケジ
ュールの作成が基準時間内でできるまでスケジューリン
グを繰り返す。したがって、基準時間内におけるスケジ
ュールに失敗する場合には基準時間が徐々に延長される
一方、短時間でスケジュールが完了した場合には短い基
準時間後に処理が開始される。その結果、作成したスケ
ジュールによる処理に迅速に移行することができ、基板
処理装置の稼働率を高めることができる。
内でスケジュール作成が完了した場合には、基準時間が
経過した時点でスケジュールを開始して、基板に対して
実際の処理を施す。
準時間として基準時間に加算する所定の時間を最初の基
準時間とすることで、スケジュールに失敗するたびに新
たな基準時間が最初の基準時間の整数倍にされて延長さ
れるようにできる。
ムとして上記の請求項1と同様の効果を奏する。
平面図である。
ブロック図である。
である。
ある。
ある。
Claims (4)
- 【請求項1】 複数個のリソースを備えた基板処理装置
により、各リソースを使用しながら基板に対する処理を
施すにあたり、各々のリソースを使用するタイミングを
実際に基板に対する処理を行なう前に作成する基板処理
装置のスケジュール作成方法において、 (a)スケジュールを作成する過程と、 (b)スケジュール作成に要したスケジュール作成時間
と基準時間とを比較し、スケジュール作成時間が基準時
間を越えているか否かを判断する過程と、 (c)前記(b)過程においてスケジュール作成時間が
基準時間を越えている場合には、基準時間に所定の時間
を加算して新たな基準時間とする過程と、 (d)前記(b)過程でスケジュール作成時間が基準時
間内となるまで前記(a)過程から再び実行する過程
と、 を含むことを特徴とする基板処理装置のスケジュール作
成方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の基板処理装置のスケジ
ュール作成方法において、 前記(b)過程でスケジュール作成時間が基準時間内と
なった場合には、基準時間の経過時点で前記(a)過程
で作成されたスケジュールに基づき基板の処理を開始す
ることを特徴とする基板処理装置のスケジュール作成方
法。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の基板処理装置
のスケジュール作成方法において、 前記(c)過程における所定の時間を最初の基準時間と
することを特徴とする基板処理装置のスケジュール作成
方法。 - 【請求項4】 複数個のリソースを備えた基板処理装置
により、各リソースを使用しながら基板に対する処理を
施すにあたり、各々のリソースを使用するタイミングを
実際に基板に対する処理を行なう前に作成する基板処理
装置のスケジュール作成プログラムにおいて、 (a)スケジュールを作成する処理と、 (b)スケジュール作成に要したスケジュール作成時間
と基準時間とを比較し、スケジュール作成時間が基準時
間を越えているか否かを判断する処理と、 (c)前記(b)過程においてスケジュール作成時間が
基準時間を越えている場合には、基準時間に所定の時間
を加算して新たな基準時間とする処理と、 (d)前記(b)処理でスケジュール作成時間が基準時
間内となるまで前記(a)処理から再び実行する処理
と、 を含ませるようにコンピュータを制御することを特徴と
する基板処理装置のスケジュール作成プログラム。
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