JP2003098439A - 観察切り替え可能な顕微鏡 - Google Patents

観察切り替え可能な顕微鏡

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JP2003098439A
JP2003098439A JP2001290943A JP2001290943A JP2003098439A JP 2003098439 A JP2003098439 A JP 2003098439A JP 2001290943 A JP2001290943 A JP 2001290943A JP 2001290943 A JP2001290943 A JP 2001290943A JP 2003098439 A JP2003098439 A JP 2003098439A
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Yoshihiro Kono
芳弘 河野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同じ対物レンズを用いて全反射顕微鏡観察、
蛍光顕微鏡観察、反射干渉顕微鏡観察間の切り替えが可
能な高性能な顕微鏡。 【解決手段】 対物光学系1と、対物光学系1を経た標
本Sからの光を撮像素子10上に結像する結像光学系9
とを備え、対物光学系1から結像光学系9に至る観察光
路中に、照明光学系からの照明光を反射して対物光学系
1に入射させ、対物光学系1を経た標本Sからの光を結
像光学系9に透過させる光学部材7を備えた顕微鏡にお
いて、照明光学系中には、対物光学系1の瞳面上の照明
光集光位置を光軸に垂直な方向で調整する機構15〜1
8が設けられ、観察光路中には、対物光学系1の瞳面上
での照明光集光位置に応じて観察波長を選択する波長選
択手段12が設けられている観察切り替え可能な顕微
鏡。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、観察切り替え可能
な顕微鏡に関し、特に、同じ対物レンズを用いて全反射
顕微鏡観察、蛍光顕微鏡観察、反射干渉顕微鏡観察の切
り替えが可能な高性能な顕微鏡に関するものである。
【従来の技術】これまでに数々の顕微鏡観察法が開発さ
れてきたが、それらを1台の顕微鏡で簡単に切り替えて
分子の検出や生物、細胞、卵等を観察するのは容易では
なかった。例えば、蛍光顕微鏡(Fluorescence Microsc
opy )から全反射顕微鏡(Total Internal Reflection
Fluorescence Microscopy 。例えば、特開平9−159
922号公報)に切り替えて観察するとか、又は、全反
射顕微鏡から反射干渉顕微鏡(Interference Reflectio
n Microscopy又はReflection Contrast Microscopy。例
えば、ドイツ特許公開明細書第2,626,540号)
に切り替えるとか、蛍光顕微鏡から全反射顕微鏡に切り
替えるとかの切り替えを行うのは容易ではなかった。ま
た、多波長でこれらの観察を切り替えるのも非常に困難
を伴う作業であった。しかし、同じ標本を観察し続けた
い場合、例えば、ある分子に他の分子を加えた場合の変
化や、細胞に刺激を加えた場合の刺激の前後での変化の
観察や、長時間タイムラプス観察を行う場合には、簡単
に各種観察方法が切り替えられて、ベストな光学性能が
得られることが求められる。また、多波長で観察が簡単
に切り替えられことが求められている。
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような現
状に鑑みてなされたものであり、その目的は、同じ対物
レンズを用いて全反射顕微鏡観察、蛍光顕微鏡観察、反
射干渉顕微鏡観察間の切り替えが可能な高性能な顕微鏡
を提供することである。
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の観察切り替え可能な顕微鏡は、対物光学系と、前記
対物光学系を経た標本からの光を撮像素子上に結像する
結像光学系とを備え、前記対物光学系から前記結像光学
系に至る観察光路中に、照明光学系からの照明光を反射
して前記対物光学系に入射させ、前記対物光学系を経た
標本からの光を前記結像光学系に透過させる光学部材を
備えた顕微鏡において、照明光学系中には、前記対物光
学系の瞳面上の照明光集光位置を光軸に垂直な方向で調
整する機構が設けられ、かつ、前記観察光路中には、前
記対物光学系の瞳面上での照明光集光位置に応じて観察
波長を選択する波長選択手段が設けられていることを特
徴とするものである。この場合に、対物光学系の瞳面近
傍に全反射顕微鏡観察の際の全反射戻り光を遮断する全
反射戻り光遮断手段が配置されていることが望ましい。
【発明の実施の形態】まず、本発明の観察切り替え可能
な顕微鏡の基本的な考え方を説明する。最高の光学性能
を蛍光顕微鏡と全反射顕微鏡と反射干渉顕微鏡で得るた
めには、これまでは、異なるNAの対物レンズを用いな
ければならなかった。まず、最高の蛍光顕微鏡像を得る
には、NA(開口数)1.33以上1.38未満の対物
レンズが必要である。なぜなら、落射蛍光照明を行う場
合、標本とカバーガラスの間で励起光が全反射してしま
うと、この反射光が像方向への戻り光となるので、像の
コントラストを落とすという問題が発生してしまう。通
常、蛍光顕微鏡には、励起光のみを透過するバンドパス
フィルター(励起フィルター)が入っている。しかしな
がら、全反射した明るい励起光は、励起フィルターでは
完全にカットされず、わずかに漏れて像面まで到達し、
像のコントラストを低下させる。また、全反射顕微鏡の
場合は、標本とカバーガラスの間で全反射を起こさせて
エバネッセント波(Evanescent Wave)
を発生させるので、対物レンズのNAは1.38以上の
ものが必要になる。標本が培養液中の細胞の場合、NA
が1.38未満の対物レンズを用いると、対物レンズ側
から全反射照明を行うことは非常に困難である。逆に、
反射干渉顕微鏡像をコントラスト良く観察しようとする
と、照明光の全反射成分をカットしなければならない。
その場合は、NA1.38未満で照明しなければ、コン
トラストの良い反射干渉顕微鏡像は観察できない。以上
のような点を鑑みると、少なくとも蛍光照明で標本観察
し、かつ、切り替えてエバネッセント波で照明して標本
観察を行うには、対物レンズのNAは1.4以上が必要
である。そこで、本発明では、NAが1.4以上の対物
レンズを用いる。なお、NA1.41以上の対物レンズ
を用いると、照明光学系のNAを切り換えることによ
り、全反射顕微鏡、蛍光顕微鏡や反射干渉顕微鏡の各観
察が良好に行える。なお、顕微鏡の対物レンズは、開口
数(NA)を最大で設計しようとすると、最大でNA
2.0程度まで上げることができる。この開口数を超え
ると、設計に使える硝子や、また、イマージョンオイル
として使える物質が非常に限定されてしまう。その結
果、対物レンズの透過率を広い範囲で高くすることが困
難であったり、イマージョンオイルの透過率を高くする
ことができなくなる。以下、そのために実施例を図面を
参照にして説明する。図1に本発明の実施例1の顕微鏡
システムの構成を示す。また、図2にそのための光源部
の構成を示す。この実施例は、照明光としてレーザ光を
用いる場合の例である。照明光としてレーザ光は、シン
グルモード光ファイバー2の射出端3から射出される。
そして、コレクターレンズ4、視野絞り5、照明レンズ
6を経て、倒立顕微鏡の観察光路中に斜めに配置された
ダイクロイックミラー7に入射する。ダイクロイックミ
ラー7で反射されたレーザ光は、対物レンズ1に入射
し、対物レンズ1の上方に配置されたペトリディッシュ
(シャーレ)50中に配置された標本Sを下方から照明
する。標本Sで発生した蛍光は対物レンズ1に入射し、
ダイクロイックミラー7を透過して、ダイクロイックミ
ラー8を経て結像レンズ9に入射する。そして、撮像素
子10上に標本Sの蛍光像を形成する。ダイクロイック
ミラー8で分けられた別の光は別の結像レンズ9’に入
射し、別の撮像素子10’上に標本Sの蛍光像を形成す
る。なお、撮像素子10としては、CCD、SIT管、
イメージインテンシファイアー付きCCD等が用いられ
る。また、ダイクロイックミラー7、8の代わりにハー
フミラー7’を用いれば、標本Sの表面で散乱された光
による観察ができる。また、干渉像を得ることもでき
る。ダイクロイックミラー7は、照明光波長(励起光)
を反射し、標本Sで発生した蛍光波長を透過する。上記
の構成において、光ファイバー2の射出端3はコレクタ
ーレンズ4の略前側焦点面上に配置されている。射出端
3から射出された光は、照明レンズ6によって対物レン
ズ1の瞳面に集光(結像)する。また、視野絞り5が標
本Sの面に結像するように、コレクターレンズ4と照明
レンズ6の焦点距離、コレクターレンズ4、照明レンズ
6、視野絞り5、対物レンズ1の位置が決められてい
る。そして、光ファイバー2の射出端3は移動片16に
取り付けられている。この移動片16は、断面がコの字
の固定枠15内で配置されている。また、移動片16は
固定枠15内で拡張性のバネ17の一端と調節ネジ18
の先端の間に挟持されている。したがって、調節ネジ1
8を回転させると、調節ネジ18自体が照明系光軸に垂
直な方向に移動する。そして、その移動に伴って移動片
16が移動する。この結果、照明系光軸に垂直な方向に
おける光ファイバー2の射出端3の位置が調節可能にな
る。また、光ファイバー2の射出端3とは反対側の端部
は、図2に示すような光源部に接続されている。この光
源部は、波長488nmの光を発振するArレーザ21
と、波長548nmの光を発振するHe−Neレーザ2
2と、波長532nmの光を発振するYAG−Ndレー
ザ23の3本のレーザ21〜23を備え、これらの3つ
の波長のレーザ光は、波長532nmの光を反射するミ
ラー26、波長532nmの光を透過し波長548nm
の光を反射するダイクロイックミラー25、波長488
nmの光を透過し波長532〜548nmの光を反射す
るダイクロイックミラー24により1つの光束として合
成され、AOTF(Acousto−Optic Tu
nable Filter:音響光学型波長可変フィル
ター)27に入射する。なお、このAOTF27を制御
することにより、光ファイバー2に結合される波長が選
択されるようになっている。また、AOTF27はシャ
ッターとしての機能も担い得るものである。また、対物
レンズ1は、図3(a)に示すように、例えばNA1.
43の顕微鏡対物レンズ40が対物胴(鏡筒)41内に
保持されている。また、顕微鏡対物レンズ40の後側焦
点面近傍に図3(b)に示すようなガラス板42が光軸
の周りで回転調節可能に取り付けられている。ガラス板
42には、顕微鏡対物レンズ40のNAが1.38とな
る位置44より外側の半周以上の領域に遮光膜43が設
けられいる。この遮光膜43の位置を変えるには、鏡筒
41の外周に設けられた回転リング45を回転すればよ
いようになっている。なお、遮光膜43としては、光吸
収膜、光反射膜等がある。光吸収膜の方が好ましい。そ
して、光ファイバー2の射出端3からダイクロイックミ
ラー7に至る照明光路中には、フィルターホイール11
が配置され(図1の場合は、コレクターレンズ4と視野
絞り5の間)、また、ダイクロイックミラー又はハーフ
ミラー8から撮像素子10、10’に至る観察光路中に
は、フィルターホイール12、12’が配置されている
(図1の場合は、結像レンズ9、9’の入射側)。フィ
ルターホイール11、12、12’中に配置され選択的
に光路中に挿入可能なフィルターについては、後記す
る。以上において、撮像素子10、撮像素子10’の制
御はパソコン30に接続されたコントローラー31によ
り行われる。また、光ファイバー2の射出端3の位置調
節、フィルターホイール11、12、12’のフィルタ
ー選択、ダイクロイックミラー7とハーフミラー7’の
交換、AOTF27の制御は、パソコン30に接続され
たコントローラー32により行われるようになってい
る。すなわち、コントローラー32を介して調節ネジ1
8を不図示のモータ等で回すことにより、光ファイバー
2の射出端3の位置を、照明光がペトリディッシュ50
の底に設けたカバーガラスの標本S側界面で全反射する
位置(以下、全反射照明位置とする。)と照明光が標本
Sを透過する位置(以下、透過照明位置とする。)との
間で連続的に移動させることができる。また、コントロ
ーラー32を介してあるいは手動で、ダイクロイックミ
ラー7とハーフミラー7’を交換する。また、同様にコ
ントローラー32を介して、AOTF27を制御するこ
とにより、照明に用いるレーザ光の波長を選択すること
ができる。さらに、コントローラー32を介してあるい
は手動で、フィルターホイール12、12’を回転して
観察に用いるバンドパスフィルターを選択することがで
きる。また、コントローラー32を介してあるいは手動
で、フィルターホイール11を回転してディフューザー
(フロスト)やシャッターを照明光路中に挿入すること
ができる。このような構成において、全反射顕微鏡、蛍
光顕微鏡、反射干渉顕微鏡としての動作及び切り替えは
次のようになる。全反射顕微鏡像を観察する場合は、ま
ず、AOTF27を制御して照明に用いるレーザ光の波
長を選択する。そして、光ファイバー2の射出端3の位
置を、全反射照明位置に移動する。照明光を観察光路中
に導入するために、ダイクロイックミラー7を挿入す
る。また、フィルターホイール12、12’を回転させ
て観察光路中に挿入するバンドパスフィルターを蛍光波
長を透過するものに選択する。ここで、撮像素子10と
撮像素子10’で観察する蛍光像の波長が異なる場合に
は、フィルターホイール12で選択するバンドパスフィ
ルターとフィルターホイール12’で選択するバンドパ
スフィルターとは、透過する波長のバンドが異なる。以
上のように光ファイバー2の射出端3の位置を全反射照
明位置に調整すると、射出端3から出た光束は、コレク
ターレンズ4、視野絞り5、照明レンズ6、ダイクロイ
ックミラー7を経て、対物レンズ1の瞳の最周辺のNA
1.38以上の位置(ガラス板42の位置44より外
側)近傍に結像する。そして、ガラス板42の透過部を
通過して顕微鏡対物レンズ40により略平行光束化さ
れ、ペトリディッシュ50の底に設けたカバーガラスの
標本S側界面で全反射する角度で対物レンズ1から射出
する。この全反射光は再び対物レンズ1に入射し、顕微
鏡対物レンズ40によりガラス板42の遮光膜43上に
再結像して遮断される。よって、この全反射光は蛍光像
観察のコントラストを低下させるノイズ光にはならな
い。一方、全反射により発生したエバネッセント波は標
本Sの表面を薄く照明する。これにより、標本Sのエバ
ネッセント波照明領域から蛍光が生じる。この蛍光はガ
ラス板42の遮光膜43により遮断されずに対物レンズ
1から射出し、ダイクロイックミラー7を透過して、ダ
イクロイックミラー8により2つに分けられる。フィル
ターホイール12、12’中のバンドパスフィルターを
透過し、それぞれ撮像素子10、撮像素子10’上に全
反射蛍光顕微鏡像を形成する。この像はコントローラー
31の制御により撮像・記録される。また、反射干渉顕
微鏡像を得たい場合は、AOTF27を制御してその照
明に用いるレーザ光の波長を選択する。そして、光ファ
イバー2の射出端3の位置を、透過照明位置、すなわ
ち、照明のNAが1.2程度又はそれ以下になるような
位置に調整する。照明光を観察光路中に導入するため
に、この場合は、ハーフミラー7’を挿入する。また、
フィルターホイール12、12’を回転させて、観察光
路中に挿入するバンドパスフィルターを照明光を透過す
るものに選択する。以上のように光ファイバー2の射出
端3の位置を透過照明位置に調整すると、射出端3から
出た光束は、コレクターレンズ4、視野絞り5、照明レ
ンズ6、ハーフミラー7’を経て、対物レンズ1の瞳の
NA1.2程度以下の位置に結像する。そして、ガラス
板42の中心の透過部を通過して顕微鏡対物レンズ40
により略平行光束化される。この光束は、ペトリディッ
シュ50の底に設けたカバーガラスの標本S側界面で一
部がフレネル反射され、残りは透過して標本Sの表面で
反射される。両反射光は再び対物レンズ1に入射して遮
光膜43で遮断されることなく対物レンズ1から射出
し、ハーフミラー7’を透過して、ハーフミラー8によ
り2つに分けられる。フィルターホイール12、12’
中のバンドパスフィルターを透過し、それぞれ撮像素子
10、撮像素子10’上に反射干渉顕微鏡像を形成す
る。この像はコントローラー31の制御により撮像・記
録される。なお、ハーフミラー8を取り除けば、明るい
反射干渉像が得られる。また、蛍光顕微鏡像を得たい場
合は、AOTF27を制御してその照明に用いるレーザ
光の波長を選択する。そして、光ファイバー2の射出端
3の位置を透過照明位置に調整する。ただし、反射干渉
のときとは異なり、全反射を起こさないような角度であ
るNA1.38未満で照明光が標本Sに直接達するよう
な位置に調整する。照明光を観察光路中に導入するため
に、ダイクロイックミラー7を挿入する。また、フィル
ターホイール12、12’を回転させて観察光路中に挿
入するバンドパスフィルターを蛍光波長を透過するもの
に選択する。ここで、撮像素子10と撮像素子10’で
観察する蛍光像の波長が異なる場合には、フィルターホ
イール12で選択するバンドパスフィルターとフィルタ
ーホイール12’で選択するバンドパスフィルターと
は、透過する波長のバンドが異なる。以上のように光フ
ァイバー2の射出端3の位置を透過照明位置に調整する
と、射出端3から出た光束は、コレクターレンズ4、視
野絞り5、照明レンズ6、ダイクロイックミラー7を経
て、対物レンズ1の瞳のNA1.38未満の位置に結像
する。そして、ガラス板42の中心の透過部を通過して
顕微鏡対物レンズ40により略平行光束化され、標本S
を透過し、標本Sの照明領域から蛍光が生じる。その蛍
光はガラス板42の遮光膜43により遮断されずに対物
レンズ1を射出し、ダイクロイックミラー7を透過し
て、ダイクロイックミラー8により2つに分けられる。
フィルターホイール12、12’中のバンドパスフィル
ターを透過し、それぞれ撮像素子10、撮像素子10’
上に蛍光顕微鏡像が形成されう。この像はコントローラ
ー31の制御により撮像・記録される。なお、この蛍光
顕微鏡像を得る場合で、特に標本Sの表面をエバネセン
ト波の場合より厚く、かつ、通常の蛍光像より薄い範囲
を観察するには、照明光のNAを1.38近くの限られ
た輪帯状の範囲内に限定すればよい。このようにすれ
ば、ペトリディッシュ50の底のカバーガラスから標本
S側に出る照明光が、光軸に対して90°に近い角度に
することができる。以上において、蛍光顕微鏡像と全反
射顕微鏡像あるいは反射干渉顕微鏡像を簡単に切り替え
る別の方法としては、フィルターホイール11中にディ
フューザー(フロスト)を配置しておき、全反射顕微鏡
像あるいは反射干渉顕微鏡像を得る照明状態でフロスト
を照明光路中に挿入することで、蛍光顕微鏡像を観察で
きるようにすることもできる。すなわち、フロストは光
ファイバー2の射出端3から射出されたレーザ光を拡散
する。そのため、全反射顕微鏡像あるいは反射干渉顕微
鏡像を得るときの照明光路にフロストを入れると、レー
ザ光はフロストによって拡散され対物レンズ1の瞳全域
を通過して蛍光照明になる。フロストを光路から外す
と、全反射のための照明や反射干渉のための照明とする
ことができる。このようなフロストは、フィルターホイ
ール11中に配置する代わりに、ダイクロイックミラー
7近傍にそれと共に切り替わるようにマウントしても同
様の機能が得られる。また、観察に必要なダイクロイッ
クミラー7やハーフミラー7’、フィルターホイール1
2、12’により観察光路に挿入されるバンドパスフィ
ルターは、蛍光顕微鏡像と全反射顕微鏡像と反射干渉顕
微鏡像では異なる。そのため、ダイクロイックミラー7
やハーフミラー7’を電動で移動可能にしたり、フィル
ターホイール12、12’を電動で回転可能にしておけ
ば、非常に容易に各種観察法を切り替えることができ
る。また、図1の配置において、パソコン30中には、
予め顕微鏡像の観察手順、切り替え手順を入力しておく
ことにより、コントローラー31、32を介して自動的
に観察法を切り替えて各種顕微鏡像を観察・記録するこ
とができる。なお、対物レンズ1に設ける遮光膜43に
ついては、前記のようにガラス板42のNA1.38以
上の半周以上の領域にコーティングによって形成しても
よいが、その代わりに、同様の形状の絞り部材を金属の
板で作製することもできる。また、この遮光膜43ある
いは絞り部材としては、全反射光の戻り光を完全にカッ
トできなくても、透過率で約70%以上をカットできれ
ば、全反射した光はかなり減衰するので、コントラスト
の良い像が得られる。また、この遮光膜43あるいは絞
り部材は、図3(a)に示したような回転調整機構を有
すると、照明光の入射する方向に合わせて遮光部の位置
を調整できるので使いやすくできる。図4は実施例2の
顕微鏡システムの構成を示す図であり、この実施例2は
実施例1の変形例である。図1の場合と異なるのは、フ
ィルターホイール11、視野絞り5が省かれ、視野絞り
5の位置(標本Sの面と共役で照明レンズ6の前側焦点
位置近傍)にAOTF又はAOM(Acousto−O
ptic Modulator:音響光学素子)13が
配置されており、このAOTF又はAOM13はコント
ローラー32により動作制御されるようになっている点
であり、その他は図1〜図3の場合と同様である。この
実施例においては、対物レンズ1の瞳面における照明光
の結像位置の制御を、AOTF又はAOM13による照
明光偏向角θを電気的に変えることによって行う。もち
ろん、光ファイバー2の射出端3の照明系光軸に対する
位置の調節と併用してもよい。AOTF又はAOM13
より射出する光束の偏向角θを制御することで、射出端
3から射出した照明光の結像位置のNAを1.38以上
あるいはそれ未満に調節して、蛍光照明、全反射照明、
反射干渉照明の何れかに選択できる。この場合に、AO
TF又はAOM13をシャッターとして使うこともでき
る。ただし、この実施例では、全反射顕微鏡像あるいは
反射干渉顕微鏡像観察を得る照明状態で蛍光顕微鏡像を
観察するようにするには、AOTF又はAOM13の射
出側にフロストを挿入可能に構成すればよい。以上、レ
ーザ光を照明光として用いる場合の照明光のNAを制御
する実施例を説明したが、次に、高圧水銀灯、高圧キセ
ノンランプ、キセノン水銀ランプ、ハロゲンランプ、メ
タルハロイドランプ等のレーザ以外の光源、通称白色光
源を用いた実施例について説明する。このような光源を
用いる場合でも照明光のNAを制御することができる。
図5は実施例3の顕微鏡システムの構成を示す図であ
り、この実施例3は、照明系を除くと、図1の実施例1
と同様である。上記のような白色光源20から射出した
白色照明光は、コレクターレンズ4により集光される。
その集光位置には、照明系光軸に対して垂直な方向に位
置調節可能な絞り板28が配置されている。その絞り板
28の開口29を通った照明光は、投影レンズ14、視
野絞り5、照明レンズ6を経て、ダイクロイックミラー
7で反射され、対物レンズ1に入射する。そして、対物
レンズ1の上方に配置されたペトリディッシュ50中に
配置された標本Sを下方から照明する。標本Sで発生さ
れた蛍光は対物レンズ1に入射し、ダイクロイックミラ
ー7を透過して、ダイクロイックミラー8を経て結像レ
ンズ9に入射する。そして、撮像素子10上に標本Sの
蛍光像を形成する。ダイクロイックミラー8で分けられ
た別の光は、別の結像レンズ9’に入射し、別の撮像素
子10’上に標本Sの蛍光像を形成する。なお、ハーフ
ミラー7’を用い、8をハーフミラーにすれば、標本S
の表面から散乱された光による像の観察が行える。ま
た、干渉像も得ることができる。上記の構成において、
絞り板28は投影レンズ14の略前側焦点面上に配置さ
れている。絞り板28の開口29から射出された光は、
照明レンズ6によって対物レンズ1の瞳面に集光(結
像)する。また、視野絞り5が標本Sの面に結像するよ
うに、投影レンズ14、照明レンズ6の焦点距離、コレ
クターレンズ4、照明レンズ6、視野絞り5、対物レン
ズ1の位置が決められている。そして、絞り板28は透
明移動片16’に取り付けらている。この透明移動片1
6’は断面がコの字の底が透明あるいは開口を有した固
定枠15’内に配置されている。また、透明移動片1
6’は固定枠15’内で拡張性のバネ17の一端と調節
ネジ18の先端の間に挟持されている。したがって、調
節ネジ18を回転させると、調節ネジ18自体が照明系
光軸に垂直な方向に移動し、それに伴って透明移動片1
6’が移動する。この結果、照明系光軸に垂直な方向に
おける絞り板28の開口29の位置が調節可能になる。
絞り板28に設けられた開口29は、図6に示したよう
に円環の180°より小さい弧部分を切り取った形状を
しており、その外周の半径はこの照明系の照明領域の外
周Lの半径に略等しく設定されている。したがって、コ
ントローラー32を介して調節ネジ18を回し、絞り板
28の位置を照明系光軸に対して垂直な方向に調節する
ことにより、対物レンズ1の瞳面に結像したときの位置
を、図6(a)、(b)に示すように異ならせることが
できる。図6(a)は、その瞳の最周辺のNA1.38
以上の位置(ガラス板42の位置44より外側)近傍に
結像した状態で、図6(b)は、NA1.38以下の位
置(ガラス板42の位置44より内側)近傍に結像した
状態である。このように、瞳面に結像する位置を選択的
に調節可能にすることができる。そして、この実施例に
おいては、照明光源として白色光源20を用いているの
で、蛍光像、干渉像何れを観察する場合も、照明光の波
長を選択する波長選択フィルター(バンドパスフィルタ
ー)を照明光路中に配置する必要がある。具体的には、
絞り板28からダイクロイックミラー7又はハーフミラ
ー7’に至る照明光路中に、そのような波長選択フィル
ターを光路中に選択して挿入するフィルターホイール1
1が配置されている(図5の場合は、投影レンズ14と
視野絞り5の間)。このような構成において、全反射顕
微鏡、蛍光顕微鏡、反射干渉顕微鏡としての動作及び切
り替えは次のようになる。全反射顕微鏡像を観察する場
合は、まず、フィルターホイール11を制御して照明に
用いる照明光の波長を選択する。そして、絞り板28の
開口29の位置を、照明光がペトリディッシュ50の底
に設けたカバーガラスの標本S側界面で全反射する位置
に移動調整する。照明光を観察光路中に導入するため
に、照明光波長(励起光)を反射し標本Sで発生した蛍
光波長を透過するダイクロイックミラー7を挿入する。
また、フィルターホイール12、12’により観察光路
中に挿入するバンドパスフィルターを蛍光波長を透過す
るものに選択する。ここで、撮像素子10と撮像素子1
0’で観察する蛍光像の波長が異なる場合には、フィル
ターホイール12で挿入するバンドパスフィルターとフ
ィルターホイール12’で挿入するバンドパスフィルタ
ーとではその波長に応じて透過する波長のバンドが異な
るように選ばれる。以上のように絞り板28の開口29
の位置を全反射顕微鏡像の位置に移動調整すると、絞り
板28の開口29から出た光束は、投影レンズ14、視
野絞り5、フィルターホイール11中の波長選択フィル
ター、照明レンズ6、ダイクロイックミラー7を経て、
対物レンズ1の瞳の最周辺のNA1.38以上の位置
(ガラス板42の位置44より外側)近傍に結像し、ガ
ラス板42の透過部を通過して顕微鏡対物レンズ40に
より略平行光束化され、ペトリディッシュ50の底に設
けたカバーガラスの標本S側界面で全反射する角度で対
物レンズ1から射出し、その全反射光は再び対物レンズ
1に入射し、顕微鏡対物レンズ40によりガラス板42
の遮光膜43上に再結像して遮断されるので、この全反
射光は蛍光像観察のコントラストを低下させるノイズ光
にはならない。ここで、ペトリディッシュ50の底のカ
バーガラスの標本S側界面での全反射により発生したエ
バネッセント波は標本Sの表面を薄く照明し、標本Sの
エバネッセント波照明領域から蛍光が生じる。その蛍光
はガラス板42の遮光膜43により遮断されずに対物レ
ンズ1を透過し、ダイクロイックミラー7を透過して、
ダイクロイックミラー又はハーフミラー8により2つに
分けられ、フィルターホイール12、12’中の観察し
ようとする蛍光波長に応じたバンドパスフィルターを透
過し、それぞれ撮像素子10、撮像素子10’上に全反
射蛍光顕微鏡像が結像され、コントローラー31の制御
により撮像・記録される。また、反射干渉顕微鏡像を得
たい場合は、フィルターホイール11を制御して照明に
用いる照明光の波長を選択する。そして、絞り板28の
開口29の位置を、照明光が標本Sを通り抜けるような
位置に、すなわち、NA1.2程度又はそれ以下になる
ような位置に絞り板28の開口29の位置を調整する。
照明光を観察光路中に導入するために、この場合は、ハ
ーフミラー7’を挿入する。また、フィルターホイール
12、12’により観察光路中に挿入するバンドパスフ
ィルターを照明光を透過するものに選択する。以上のよ
うに絞り板28の開口29の位置を反射干渉顕微鏡像の
位置に移動調整すると、絞り板28の開口29から出た
光束は、投影レンズ14、視野絞り5、フィルターホイ
ール11中の波長選択フィルター、照明レンズ6、ハー
フミラー7’を経て、対物レンズ1の瞳のNA1.2程
度以下の位置に結像し、ガラス板42の中心の透過部を
通過して顕微鏡対物レンズ40により略平行光束化さ
れ、ペトリディッシュ50の底に設けたカバーガラスの
標本S側界面で一部がフレネル反射され、残りは透過し
て標本Sの表面で反射され、両反射光は再び対物レンズ
1に入射して遮光膜43で遮断されることなく対物レン
ズ1を透過し、ハーフミラー7’を透過して、ダイクロ
イックミラー又はハーフミラー8により2つに分けら
れ、フィルターホイール12、12’中のその反射光の
みを通過させるバンドパスフィルターを透過し、それぞ
れ撮像素子10、撮像素子10’上に反射干渉顕微鏡像
が結像され、コントローラー31の制御により撮像・記
録される。また、蛍光照明にしたい場合は、フィルター
ホイール11を制御して照明に用いる照明光の波長を選
択する。そして、絞り板28の開口29の位置を、全反
射を起こさないような角度であるNA1.38以下で照
明光が標本Sに直接達するような位置に調整する。照明
光を観察光路中に導入するために、照明光波長(励起
光)を反射し標本Sで発生した蛍光波長を透過するダイ
クロイックミラー7を挿入する。また、フィルターホイ
ール12、12’により観察光路中に挿入するバンドパ
スフィルターを蛍光波長を透過するものに選択する。こ
こで、撮像素子10と撮像素子10’で観察する蛍光像
の波長が異なる場合には、フィルターホイール12で挿
入するバンドパスフィルターとフィルターホイール1
2’で挿入するバンドパスフィルターとではその波長に
応じて透過する波長のバンドが異なるように選ばれる。
以上のように絞り板28の開口29の位置を蛍光顕微鏡
像の位置に移動調整すると、絞り板28の開口29から
出た光束は、投影レンズ14、視野絞り5、フィルター
ホイール11中の波長選択フィルター、照明レンズ6、
ダイクロイックミラー7を経て、対物レンズ1の瞳のN
A1.38以下の位置に結像し、ガラス板42の中心の
透過部を通過して顕微鏡対物レンズ40により略平行光
束化され、標本Sを透過し、標本Sの照明領域から蛍光
が生じる。その蛍光はガラス板42の遮光膜43により
遮断されずに対物レンズ1を透過し、ダイクロイックミ
ラー7を透過して、ダイクロイックミラー又はハーフミ
ラー8により2つに分けられ、フィルターホイール1
2、12’中の観察しようとする蛍光波長に応じたバン
ドパスフィルターを透過し、それぞれ撮像素子10、撮
像素子10’上に蛍光顕微鏡像が結像され、コントロー
ラー31の制御により撮像・記録される。なお、この蛍
光照明の場合、標本Sの表面をエバネセント波の場合よ
り厚く、かつ、通常の蛍光像より薄い範囲を観察する場
合、照明光のNAを1.38近くまで持っていってペト
リディッシュ50の底のカバーガラスから標本S側に出
る照明光が光軸に対して90°に近い角度になるように
照明角を簡単に切り替えることで対応することができ
る。以上において、別の方法で蛍光顕微鏡像と全反射顕
微鏡像あるいは反射干渉顕微鏡像を簡単に切り替える方
法としては、フィルターホイール11中に同じ波長選択
フィルターにディフューザー(フロスト)を設けたフィ
ルターを配置しておき、全反射顕微鏡像あるいは反射干
渉顕微鏡像観察位置でフィルターホイール11を操作し
てそのフロスト付き波長選択フィルターに切り替えるこ
とで蛍光顕微鏡像を観察できるようにすることもでき
る。すなわち、フロストは全反射顕微鏡像あるいは反射
干渉顕微鏡像観察位置の照明光を拡散するため、照明光
路にフロストを入れると、照明光は拡散し対物レンズ1
の瞳全域を照明して蛍光照明になる。フロストを持たな
い波長選択フィルターに切り替えると、全反射のための
照明や反射干渉のための照明とすることができる。この
ようなフロストは、フィルターホイール11中に配置す
る代わりに、ダイクロイックミラー7近傍にそれと共に
切り替わるようにマウントしても同様の機能が得られ
る。以上のように、観察に必要なダイクロイックミラー
7やハーフミラー7’、フィルターホイール12、1
2’により観察光路に挿入される蛍光像を通すバンドパ
スフィルターが、蛍光顕微鏡像と全反射顕微鏡像と反射
干渉顕微鏡像では異なるため、電動で移動可能なダイク
ロイックミラー7やハーフミラー7’、また、フィルタ
ーホイール12、12’により電動で切り替え可能にバ
ンドパスフィルターが装着でき、非常に容易に各種観察
法を切り替えることができる。次に、本発明の実施例4
について説明する。この実施例は、上記のような各種観
察法で標本Sの経時変化を観察する場合に、外気の温度
変化等によってピントズレが発生しない実施例である。
標本Sの経時変化を観察する場合、培養液とガス、温度
をコントロールすることで細胞が過ごしやすい環境を作
ることが非常に重要である。そこで、各種観察法で標本
Sの経時変化を観察する場合は、標本を保持する機械部
品に対物レンズ1を取り付けるようにする。図7はこの
実施例の顕微鏡システムの構成を示す図であり、図7の
場合、顕微鏡の照明系、観察系は図5の白色光源20を
用いる場合の構成を用いているが、図1又は図4の構成
を用いても同様である。そして、この実施例において
は、片側に底を持つ円筒状の機械部品61の底内部に同
軸に対物レンズ1がその後端の装着部において一体に取
り付けられる。図示はされていないが、この機械部品6
1は顕微鏡本体に一体に取り付けて構成される。この機
械部品61の長さbは対物レンズ1の全長の30%から
160%の大きさに構成され、その直径aは対物レンズ
1の直径の1.2倍から6倍以内に構成されている。こ
のようなコンパクトな寸法とすることで、顕微鏡に取り
付けやすい構造となっている。この機械部品61の底と
は反対の開口部上に標本を保持する載置部62が一体に
取り付けられており、また、機械部品61の中間にはネ
ジ調整部63が設けられ、載置部62上に載せられた標
本Sのピント調節を可能にしている。そして、円筒状の
機械部品61内部には、ヒーター64と温度検知器65
が設けられ、対物レンズ1を保持している機械部品61
内部の温度を一定に保つことができるようになってい
る。また、標本Sを保持したペトリディッシュ50が載
置された載置部62上に、ペトリディッシュ50を気密
に覆うようにお碗状のインキュベータ70が載置可能に
なっており、インキュベータ70内部には、ヒーター7
3と温度検知器74が設けられ、標本Sが外気によって
温度変化を受けないように20℃前後から40℃前後ま
で温度制御可能になっている。なお、標本Sの環境のC
2 や各種ガスの濃度をコントロールできるように、イ
ンキュベータ70にはガス導入パイプ72とガス排出パ
イプ73が設けられ、細胞を活かし続けるために必要な
ガスを導入したり、細胞をガスで刺激したりできるよう
になっている。また、細胞を活かし続けるために必要な
培養液や細胞を刺激するための液体をロードしたりサン
クションを行う液用パイプ71も設けられている。この
ような構成であるので、対物レンズ1と機械部品61の
温度を経時変化観察の間中一定に保つことができる。特
に、全反射顕微鏡像の観察が可能なNAの高い(NA
1.4以上)対物レンズ1程焦点深度が小さくなるた
め、厳密に温度コントロールを行わないと、温度変化に
よってピントズレが発生するので、このような厳密な標
本S及び対物レンズ1周辺の温度管理は、光学的にも標
本Sのためにも重要になる。さらに、細胞の経時変化を
観察する場合に重要なことは、観察光学系の切り替えを
自動でできることである。仮に、経時観察を手動の顕微
鏡で行おうとすると、例えば、照明系のシャッターを手
で開け、照明角又は照明のNAを最適化し、全反射顕微
鏡像を結像させ、カメラで撮影し、次に、手動で蛍光用
のダイクロイックミラーに切り替え、照明光の最適化を
行い、カメラの露光時間を調節し、撮影を行い、さらに
照明光の角度又はNAを切り替え、カメラの露光時間を
調節し、撮影を行う。これらの作業を人手を用いて行わ
なければならず、非常に操作がわずらわしく、また、間
違いも起こしやすい。そこで、以上の本発明の顕微鏡シ
ステムを用いて、照明光の標本Sへの照射、未照射の切
り替え、照明角度の切り替え、照明用フィルターの切り
替え(例えば、励起フィルターやフロスト等を切り替え
ること)、観察用フィルターの切り替え(例えば、ダイ
クロイックミラー、バンドパスフィルター等を切り替え
ること)等をコンピューター30を経由してプログラム
に基づき自動で行えることが非常に重要である。自動で
これらの切り替えを行えることで、長時間の観察が簡単
に間違いなく行うことができる。以上、本発明の観察切
り替え可能な顕微鏡をいくつかの実施例に基づいて説明
してきたが、本発明はこれら実施例に限定されず種々の
変形が可能である。本発明の観察切り替え可能な顕微鏡
は例えば次のように構成することができる。 〔1〕 対物光学系と、前記対物光学系を経た標本から
の光を撮像素子上に結像する結像光学系とを備え、前記
対物光学系から前記結像光学系に至る観察光路中に、照
明光学系からの照明光を反射して前記対物光学系に入射
させ、前記対物光学系を経た標本からの光を前記結像光
学系に透過させる光学部材を備えた顕微鏡において、照
明光学系中には、前記対物光学系の瞳面上の照明光集光
位置を光軸に垂直な方向で調整する機構が設けられ、か
つ、前記観察光路中には、前記対物光学系の瞳面上での
照明光集光位置に応じて観察波長を選択する波長選択手
段が設けられていることを特徴とする観察切り替え可能
な顕微鏡。 〔2〕 前記対物光学系の瞳面近傍に全反射顕微鏡観察
の際の全反射戻り光を遮断する全反射戻り光遮断手段が
配置されていることを特徴とする上記1記載の観察切り
替え可能な顕微鏡。 〔3〕 前記照明光の光源がレーザからなり、光ファイ
バーを介して前記レーザからのレーザ光が前記照明光学
系に導かれ、前記光ファイバーの射出端が前記対物光学
系の瞳面と共役に配置され、前記光ファイバーの射出端
を前記照明光学系の光軸に垂直な方向に位置調整するこ
とで、前記対物光学系の瞳面上の照明光集光位置を光軸
に垂直な方向で調整するように構成されていることを特
徴とする上記1又は2記載の観察切り替え可能な顕微
鏡。 〔4〕 前記照明光の光源がレーザからなり、光ファイ
バーを介して前記レーザからのレーザ光が前記照明光学
系に導かれ、前記光ファイバーの射出端が前記対物光学
系の瞳面と共役に配置され、前記光ファイバーの射出端
から前記光学部材の間に前記レーザ光を偏向させる光偏
向手段が配置され、前記レーザ光の偏向角を調整するこ
とで、前記対物光学系の瞳面上の照明光集光位置を光軸
に垂直な方向で調整するように構成されていることを特
徴とする上記1又は2記載の観察切り替え可能な顕微
鏡。 〔5〕 前記照明光の光源が白色光源からなり、前記白
色光源からの照明光で絞り板の開口が照明されることに
より前記白色光源からの照明光が前記照明光学系に導か
れ、前記絞り板が前記対物光学系の瞳面と共役に配置さ
れ、前記絞り板を前記照明光学系の光軸に垂直な方向に
位置調整することで、前記対物光学系の瞳面上の照明光
集光位置を光軸に垂直な方向で調整するように構成され
ていることを特徴とする上記1又は2記載の観察切り替
え可能な顕微鏡。 〔6〕 前記光ファイバーの入射端側に複数のレーザか
らの波長の異なるレーザ光を合成する手段と、合成され
たレーザ光から前記光ファイバーに導入するレーザ光の
波長を選択する手段とが設けられていることを特徴とす
る上記3又は4記載の観察切り替え可能な顕微鏡。 〔7〕 前記白色光源から前記光学部材の間に前記対物
光学系に入射させ照明光の波長を選択する照明光波長選
択手段が設けられていることを特徴とする上記5記載の
観察切り替え可能な顕微鏡。 〔8〕 前記対物光学系の取り付け端に一体に前記対物
光学系を取り囲む円筒状部材が取り付けられ、前記円筒
状部材の前記対物光学系先端側端部に標本載置部が取り
付けられ、前記円筒状部材内部に温度調整機構が設けら
れていることを特徴とする上記1から7の何れか1項記
載の観察切り替え可能な顕微鏡。
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の観察切り替え可能な顕微鏡においては、照明光学系中
には、対物光学系の瞳面上の照明光集光位置を光軸に垂
直な方向で調整する機構が設けられ、観察光路中には、
対物光学系の瞳面上での照明光集光位置に応じて観察波
長を選択する波長選択手段が設けられているので、同じ
対物レンズを用いて全反射顕微鏡観察、蛍光顕微鏡観
察、反射干渉顕微鏡観察間の切り替えが容易に可能な高
性能な顕微鏡を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の顕微鏡システムの構成を示
す図である。
【図2】実施例1のための光源部の構成を示す図であ
る。
【図3】実施例1の対物レンズの構成を示す断面図と全
反射戻り光遮断手段を示す平面図である。
【図4】本発明の実施例2の顕微鏡システムの構成を示
す図である。
【図5】本発明の実施例3の顕微鏡システムの構成を示
す図である。
【図6】実施例3の絞り板の形状と作用を説明するため
の図である。
【図7】本発明の実施例4の顕微鏡システムの構成を示
す図である。
【符号の説明】
S…標本 L…照明系の照明領域の外周 1…対物レンズ 2…シングルモード光ファイバー 3…シングルモード光ファイバー射出端 4…コレクターレンズ 5…視野絞り 6…照明レンズ 7…ダイクロイックミラー 7’…ハーフミラー 8…ダイクロイックミラー又はハーフミラー 9、9’…結像レンズ 10、10’…撮像素子 11、12、12’…フィルターホイール 13…AOTF又はAOM 14…投影レンズ 15、15’…固定枠 16…移動片 16’…透明移動片 17…拡張性のバネ 18…調節ネジ 20…白色光源 21…Arレーザ 22…He−Neレーザ 23…YAG−Ndレーザ 24、25…ダイクロイックミラー 26…ミラー 27…AOTF 28…絞り板 29…絞り板の開口 30…パソコン 31、32…コントローラー 40…顕微鏡対物レンズ 41…対物胴(鏡筒) 42…ガラス板 43…遮光膜 44…NAが1.38となる位置 45…回転リング 50…ペトリディッシュ(シャーレ) 61…円筒状の機械部品 62…載置部 63…ネジ調整部 64…ヒーター 65…温度検知器 70…インキュベータ 71…液用パイプ 72…ガス導入パイプ 73…ガス排出パイプ 74…ヒーター 75…温度検知器
フロントページの続き Fターム(参考) 2H041 AA21 AB10 AC01 AZ02 AZ05 2H052 AA04 AA09 AB06 AB24 AB25 AB26 AC04 AC06 AC14 AC17 AC25 AC26 AC27 AC30 AC34 AD03 AD10 AD31 AD32 AD34 AD35 AF21

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物光学系と、前記対物光学系を経た標
    本からの光を撮像素子上に結像する結像光学系とを備
    え、前記対物光学系から前記結像光学系に至る観察光路
    中に、照明光学系からの照明光を反射して前記対物光学
    系に入射させ、前記対物光学系を経た標本からの光を前
    記結像光学系に透過させる光学部材を備えた顕微鏡にお
    いて、 照明光学系中には、前記対物光学系の瞳面上の照明光集
    光位置を光軸に垂直な方向で調整する機構が設けられ、 かつ、前記観察光路中には、前記対物光学系の瞳面上で
    の照明光集光位置に応じて観察波長を選択する波長選択
    手段が設けられていることを特徴とする観察切り替え可
    能な顕微鏡。
  2. 【請求項2】 前記対物光学系の瞳面近傍に全反射顕微
    鏡観察の際の全反射戻り光を遮断する全反射戻り光遮断
    手段が配置されていることを特徴とする請求項1記載の
    観察切り替え可能な顕微鏡。
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