JP2003095223A - 封緘機のフラップ折り込み装置 - Google Patents

封緘機のフラップ折り込み装置

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JP2003095223A
JP2003095223A JP2001291911A JP2001291911A JP2003095223A JP 2003095223 A JP2003095223 A JP 2003095223A JP 2001291911 A JP2001291911 A JP 2001291911A JP 2001291911 A JP2001291911 A JP 2001291911A JP 2003095223 A JP2003095223 A JP 2003095223A
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JP
Japan
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flap
folding
folded
cardboard case
inner flap
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JP2001291911A
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Inventor
Yukito Takada
幸登 高田
Yuzo Kawada
祐三 川田
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】商品が箱体の高さを若干越えて箱詰めされてい
るような場合であっても、確実に内外フラップを順に折
り込んで、外フラップを突き合わせる。 【解決手段】 搬送装置によってダンボールケースCを
搬送する際、ダンボールケースCの前方内フラップF1
を折り込みプレート12によって折り込むとともに、折
り込まれた前方内フラップF1 を複数個のローラー13
で押さえ込み、次いで、折り込み機構14を作動させて
後方内フラップF1 を折り込む。さらに、ガイドバー1
5によってダンボールケースCの左右の外フラップF2
を折り込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダンボールケース
などの箱体の内外フラップを順に折り込んだ後、折り込
まれた外フラップの突き合わせ部を封緘テープで封緘す
る封緘機におけるのフラップ折り込み装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、図9に示すように、組み立て
られた箱体、例えば、ダンボールケースCに商品を箱詰
めした後、その前後側面の上端縁にそれぞれ連設された
内フラップF1 およびその左右側面の上端縁にそれぞれ
連設された外フラップF2 を順に折り込み、上下の外フ
ラップF2 の突き合わせ部をOPPテープやクラフトテ
ープなどの封緘テープTを用いて封緘する封緘機が知ら
れている。
【0003】この封緘機1は、図3に示すように、基台
2と、基台2に設けられ、ダンボールケースCを前方に
搬送する搬送装置3と、この搬送装置3を介して送り込
まれたダンボールケースCの内フラップF1 、外フラッ
プF2 を順に折り込むフラップ折り込み装置4と、フラ
ップ折り込み装置4を介して折り込まれた外フラップF
2 の突き合わせ部を封緘テープTで封緘する貼付装置5
と、から構成されている。
【0004】基台2は、昇降自在な支持脚21を備える
とともに、略中央に門形フレーム22を設けて構成され
ており、前述の支持脚21には、転動自在なキャスター
23が取り付けられている。
【0005】搬送装置3は、ダンボールケースCを後方
から前方(図3の左側から右側)へ搬送するように、基
台2に回転自在に軸支された複数本のローラーコンベア
31と、基台2の左右方向(図3の紙面に直交する方
向)の両側に配設され、それぞれ電動モーター32を介
して回転駆動される一対の無端状ベルトコンベア33
と、からなり、一対のベルトコンベア33は、詳細には
図示しないが、ダンボールケースCの幅に適合するよう
に、スクリュネジを介して相互に接近、離隔できるよう
になっている。
【0006】フラップ折り込み装置4は、門形フレーム
22にスクリュネジなどを介して昇降自在に設けられた
機枠41と、搬送装置3による搬送方向に向かって左右
方向略中間部に位置して機枠41に垂設された前方内フ
ラップF1 の折り込みプレート42と、機枠41に回動
自在に軸支された後方内フラップF1 の折り込み機構4
3と、機枠41に左右対称に連結され、左右の外フラッ
プF2 を折り込む一対のガイドバー44と、から構成さ
れている。
【0007】そして、折り込み機構43は、機枠41に
基端部が回転自在に軸支された略く字状の第1アーム4
31と、第1アーム431の先端部に回転自在に軸支さ
れた第2アーム432と、機枠41と第1アーム431
間に配設された第1シリンダ433と、第1アーム43
1と第2アーム432間に配設された第2シリンダ43
4と、からなり、第1シリンダ433を伸縮作動させる
ことにより、機枠41に対して第1アーム431を回動
させ、また、第2シリンダ434を伸縮作動させること
により、第1アーム431に対して第2アーム432を
回動させることができる。また、一対のガイドバー44
は、搬送装置3の上方から見て搬送方向の前方から後方
に向かって左右方向に広がるハ字状に形成され、かつ、
搬送装置3の側方から見て搬送方向の後方から前方に向
かって上方から下方に高さが漸減するように形成されて
いる。
【0008】貼付装置5は、前述した折り込み装置4の
折り込みプレート42の下端と略同一水平面上に下面が
位置するように、フラップ折り込み装置4の機枠41に
一体に連結されたハウジング51と、ハウジング51に
固定され、封緘テープロールRを軸支する支持アーム5
2と、ハウジング51の後方に位置して回動自在に軸支
されたテープ貼着板53と、封緘テープTを切断するカ
ッター54と、ハウジング51の前方に位置して回動自
在に軸支され、ダンボールケースCの外フラップF2
突き合わせ部に貼着された封緘テープTを押圧する押圧
ローラー55と、からなり、封緘テープロールRから繰
り出された封緘テープTは、粘着面を後方に向けてテー
プ貼着板53の後方に導かれ、その下端を越えて垂下さ
れている。
【0009】なお、詳細には図示ないが、テープ貼着板
53が搬送装置3によって搬送されたダンボールケース
Cと当接して前方に回動された際、押圧ローラー55は
後方に回動されるようになっている。また、カッター5
4は、図示しないカッター刃を備え、常時、カッター刃
が封緘テープTを切断する方向に付勢されている。
【0010】次に、このような封緘機1の作動について
説明する。
【0011】まず、フラップ折り込み装置4の折り込み
プレート42および貼付装置5のハウジング51がダン
ボールケースCの高さに適合するように、門型フレーム
22に対して機枠41を昇降させるとともに、一対のベ
ルトコンベア33の間隔をダンボールケースCの左右側
面間隔に略一致するように調整する。
【0012】その後、図示しない操作スイッチを操作す
れば、フラップ折り込み装置4を構成する折り込み機構
43の第1シリンダ433が伸長作動するとともに、第
2シリンダ434が縮小作動し、機枠41に対して第1
アーム431が上方に回動するとともに、第1アーム4
31に接近するように第2アーム432が回動し、ダン
ボールケースCと干渉しないように退避した後、搬送装
置3が作動する。
【0013】この状態で、商品を箱詰めしたダンボール
ケースCを搬入すると、ダンボールケースCは、搬送装
置3を構成するローラーコンベア31およびベルトコン
ベア33を介して前方に向けて搬送される(図4参
照)。
【0014】ダンボールケースCが搬送されると、図5
に示すように、ダンボールケースCの前方内フラップF
1 の左右幅方向の略中間部が折り込みプレート42に当
接し、前方内フラップF1 が折り込まれる。さらに、ダ
ンボールケースCが搬送され、設定位置に到達すると、
図示しない検出機構によってダンボールケースCが検出
され、搬送装置3の作動を停止させた後、折り込み機構
43の第1シリンダ433を縮小作動させるとともに、
第2シリンダ434を伸長作動させ、機枠41に対して
第1アーム431を下方に回動させるとともに、第1ア
ーム431から離隔するように第2アーム432を回動
させ、ダンボールケースCの後方内フラップF1 の左右
幅方向の略中間部を第2アーム432が押し込み、後方
内フラップF1 を折り込む(図6参照)。
【0015】後方内フラップF1 の折り込みが完了すれ
ば、搬送装置3を作動させ、ダンボールケースCの搬送
を再開する。ダンボールケースCが搬送されると、その
左右の外フラップF2 の前端縁が一対のガイドバー44
に当接し、折り込みプレート42および折り込み機構4
3によって折り込まれた前後の内フラップF1 の上方に
外フラップF2 がその前端縁側から徐々に折り込まれる
(図7参照)。この際、折り込みプレート42は、搬送
方向に向かって一対のガイドバー44間の略中間に位置
しており、ガイドバー44によって折り込まれた外フラ
ップF2 と干渉することはない。
【0016】さらに、左右の外フラップF2 が一対のガ
イドバー44によって折り込まれた状態に保持されてダ
ンボールケースCが搬送されると、テープ貼着板53に
沿って垂れ下がり、粘着面を後方に向けた封緘テープT
がダンボールケースCの前側面に当接し、ダンボールケ
ースCの前側面に封緘テープTが粘着すると一方、テー
プ貼着板53を前方に向けて回動させるとともに、押圧
ローラー55を後方に向けて回動させる。
【0017】なおも、ダンボールケースCが前方に搬送
されると、封緘テープロールRが回転して封緘テープT
を繰り出すとともに、ダンボールケースCの前側面がカ
ッター54に当接し、カッター54を前方に向けて回動
させて押し上げる。一方、後方に押し上げられ押圧ロー
ラー55は、ダンボールケースCの外フラップF2 の突
き合わせ部に貼着された封緘テープTを押圧し、封緘テ
ープTをダンボールケースCの搬送に追従して回転しな
がら貼り付ける。
【0018】このようにしてダンボールケースCの外フ
ラップF2 の突き合わせ部がダンボールケースCの搬送
に追従して封緘テープTによって貼り付けられる。さら
に、ダンボールケースCが搬送されて外フラップF2
突き合わせ部の後端がカッター54から離脱すると、カ
ッター54のカッター刃が封緘テープTを切断する。そ
して、封緘テープTが切断された状態でダンボールケー
スCがさらに搬送され、その後端が押圧ローラー55か
ら離脱すると、押圧ローラー55は図示しないスプリン
グの付勢力により前方に向けて回動し、ダンボールケー
スCの後側面に封緘テープTの端部を押圧し、貼り付け
る。
【0019】この場合、押圧ローラー55の前方への回
動によってテープ貼着板53が後方に押し出されること
になり、切断された封緘テープTは、その先端がテープ
貼着板53の下端を越えて垂れ下がり、次のダンボール
ケースCの搬入に備えるものである。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところで、空気が混入
しているような商品、例えば、プラスチックフィルム製
袋を多数枚積層して袋詰めしたような商品をダンボール
ケースCに箱詰めする場合、ダンボールケースCの高さ
を若干越えるまで箱詰めし、内外フラップF1 ,F2
順に折り込むとともに、押し込んで商品中の空気を押し
出し、外フラップF2 の突き合わせ部を封緘テープTで
封緘するようにしている。
【0021】しかしながら、このような商品を箱詰め
し、前述した封緘機1によって封緘しようとした場合、
図8に示すように、前方内フラップF1 が折り込みプレ
ート42に当接しても、折り込みプレート42によって
前方内フラップF1 の左右方向の略中間部およびダンボ
ールケースCの高さを越えて箱詰めされた商品の左右方
向の略中間部を凹ませるにすぎず、前方内フラップF1
の左右端縁部は、ダンボールケースCの高さを越えて箱
詰めされた商品に阻止されて折り込まれず、むしろ上方
にはね上げられたままとなってしまう。この状態で、折
り込み機構43を作動させて後方内フラップF1 を折り
込んだ後、外フラップF2 がガイドバー44に当接した
場合、外フラップF2 は、左右端縁部が折り込まれずに
はね上げられている前方内フラップF1 に干渉して折り
込むことができず、外フラップF2の前方縁を突き合わ
せることができない。この結果、ダンボールケースC
は、外フラップF2 が折り込まれないまま貼付装置5に
搬送されることから、外フラップF2 の突き合わせ部を
封緘テープTによって封緘することができないという問
題があった。
【0022】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、商品が箱体の高さを若干越えて箱詰めされ
ているような場合であっても、確実に内外フラップを順
に折り込んで、外フラップを確実に突き合わせることの
できる封緘機のフラップ折り込み装置を提供するもので
ある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、基台と、この
基台に設けられ、箱体を搬送する搬送装置と、基台に昇
降自在に設けられ、搬送装置を介して搬送される箱体の
内外フラップを折り込むフラップ折り込み装置と、基台
に昇降自在に設けられ、折り込まれた外フラップの突き
合わせ部を封緘テープで封緘する貼付装置と、を備えた
封緘機において、前記フラップ折り込み装置は、機枠
と、機枠に懸吊された前方内フラップの折り込みプレー
トと、折り込みプレートの後部に回転自在に軸支された
複数個のローラーと、機枠に回動自在に軸支された後方
内フラップの折り込み機構と、機枠に固定されて左右の
外フラップを折り込む一対のガイドバーと、からなり、
搬送装置によって箱体を搬送する際、箱体の前方内フラ
ップを折り込みプレートによって折り込むとともに、折
り込まれた前方内フラップを複数個のローラーで押さえ
込み、次いで、折り込み機構を作動させて後方内フラッ
プを折り込み、さらに、ガイドバーによって箱体の左右
の外フラップを折り込むことを特徴とするものである。
【0024】本発明によれば、搬入された箱体が搬送装
置によって前方に向けて搬送されると、箱体の前方内フ
ラップがフラップ折り込み装置の折り込みプレートに当
接し、前側面の上端縁で折り込まれるとともに、折り込
まれた前方内フラップの中間部近傍の上面に複数個のロ
ーラーが順に乗り上げて押さえ込む。次いで、折り込み
機構が作動して後方内フラップを折り込んだ後、箱体を
搬送させることにより、ガイドバーに外フラップを当接
させ、その前端縁側から徐々に折り込む。
【0025】この結果、商品がダンボールケースの高さ
を若干越えて過剰に箱詰めされているとしても、前方内
フラップの左右端縁をはね上げることなく、ダンボール
ケースの前側面の上端縁で前方内フラップを折り込むこ
とができるとともに、前方内フラップに干渉することな
く外フラップを折り込んで確実に突き合わせることがで
きる。
【0026】本発明において、前記折り込みプレート
が、機枠に対して揺動自在に軸支されていると、ダンボ
ールケースにその高さを若干越えて商品が箱詰めされて
いるような場合であっても、折り込まれた前方内フラッ
プ上にローラーが乗り上げて、前方内フラップを確実に
押さえ込むことができる。
【0027】本発明において、箱体の左右側面間隔と略
一致する間隔で前記搬送装置の左右にそれぞれ1個もし
くは複数個のガイドローラーが配設され、その外周面が
搬送されてくる箱体側面と接する位置に配置されてなる
と、ダンボールケースCの左右側面が、過剰に箱詰めさ
れた商品によって外方に膨出するように変形していたと
しても、その左右側面をガイドローラーによって底面に
対してほぼ垂直状態に立設するように矯正することが可
能となり、外フラップを折り込んだ際、その自由端を確
実に突き合わせることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0029】なお、封緘機1の基台2および貼付装置5
は、図3に示したものと同一であり、それらの詳細な説
明は省略する。
【0030】図1および図2には、本発明の封緘機1の
フラップ折り込み装置10が示されている。
【0031】このフラップ折り込み装置10は、門形フ
レーム22にスクリュネジなどを介して昇降自在に設け
られた機枠11と、搬送装置3による搬送方向に向かっ
て左右方向略中間部に位置して機枠11に揺動自在に軸
支された前方内フラップF1の折り込みプレート12
と、折り込みプレート12の後部左右側面にそれぞれ回
転自在に軸支された複数個のローラー13と、機枠11
に回動自在に軸支された後方内フラップF1 の折り込み
機構14と、機枠11に左右対称に連結された一対のガ
イドバー15と、から構成されている。
【0032】折り込みプレート12は、前端部が機枠1
1に水平軸回りに回動自在に軸支されるとともに、後端
部に形成された長穴12aを通して機枠11にネジ止め
されている。したがって、折り込みプレート12は、前
端部を回動中心として長穴12aの範囲内で上下方向に
揺動することができる。
【0033】複数個のローラー13は、折り込みプレー
ト12の後端部の左右側面にそれぞれ回転自在に設けら
れた1個の大径ローラー131と、該大径ローラー13
1に続いて前方に向けて折り込みプレート12の左右側
面にそれぞれ回転自在に設けられた4個の小径ローラー
132と、からなり、これらの大径ローラー131およ
び小径ローラー132は、それらの外周面がダンボール
ケースCの高さに対応する同一水平面上にほぼ位置する
ように、折り込みプレート12の下端面から突出されて
いる。また、4個の小径ローラー132のうち、後方よ
りの2個の小径ローラー132の外側面は、大径ローラ
ー131の外側面と略同一垂直面上に位置しているのに
対し、前方よりの2個の小径ローラー132の幅は、後
方よりの2個の小径ローラー132の幅よりも小さく設
定されて、その外側面が後方よりの小径ローラー132
の外側面よりも内方に位置している。
【0034】折り込み機構14は、機枠11に基端部が
回転自在に軸支された略く字状の第1アーム141と、
第1アーム141の先端部に回転自在に軸支された第2
アーム142と、第2アーム142の左右側面に設けら
れたガイドプレート143と、機枠11と第1アーム1
41間に配設された第1シリンダ(図示せず)と、第1
アーム141と第2アーム142間に配設された第2シ
リンダ(図示せず)と、からなり、第1シリンダを伸縮
作動させることにより、機枠11に対して第1アーム1
41を回動させ、また、第2シリンダを伸縮作動させる
ことにより、第1アーム141に対してガイドバー14
3を備えた第2アーム142を回動させることができ
る。
【0035】一対のガイドバー15は、上方から見ると
搬送方向の前方から後方に向かって左右方向に広がるハ
字状に形成されており、かつ、搬送装置3の側面から見
ると搬送方向の後方から前方に向かって上方から下方に
高さが漸減するように形成されている。
【0036】なお、搬送装置3を構成するベルコンベア
33のフレーム34(図2参照)には、それぞれ前後方
向に間隔をおいて複数本のシャフト35が立設されてお
り、これらの各シャフト35には、1個もしくは複数個
のガイドローラー36を配設することができる。そし
て、シャフト35にガイドローラー36が配設された
際、その外周面がベルトコンベア33の搬送面とほぼ同
一垂直面上に位置するように、その外径が設定されてい
る。
【0037】この結果、搬送装置3を介してダンボール
ケースCが搬送される際、ダンボールケースCの左右側
面が一対のベルトコンベア33およびガイドローラー3
6によって挟み込まれることから、ダンボールケースC
が過剰に箱詰めされた商品によって左右方向に膨出する
ように変形したとしても、ガイドローラー36によって
変形を矯正して、左右側面を底面に対してほぼ垂直状態
に立設させることができる。したがって、ダンボールケ
ースCの左右側面が外方に膨出するように変形すること
により、外フラップF2 を突き合わせることができなく
なることを確実に防止することができる。
【0038】次に、こうように構成された封緘機1のフ
ラップ折り込み装置10の作動について説明する。
【0039】まず、ダンボールケースCの高さに合わせ
てローラー13の外周面および貼付装置5のハウジング
51の下面が位置するように、基台2の門型フレーム2
2に対して機枠11を昇降させるとともに、一対のベル
トコンベア33の間隔をダンボールケースCの左右側面
間隔に略一致するように調整する。
【0040】次いで、図示しない操作スイッチを操作す
れば、折り込み機構14の第1シリンダを伸長作動させ
るとともに、第2シリンダを縮小作動させ、機枠11に
対して第1アーム141を上方に回動させるとともに、
第1アーム141に接近するように第2アーム142を
回動させ、ダンボールケースCと干渉しないように上方
に退避させた後、搬送装置3を駆動させる。
【0041】この後、商品を箱詰めしたダンボールケー
スCを搬入すると、ダンボールケースCは、搬送装置3
を構成するローラーコンベア31およびベルトコンベア
33を介して前方に向けて搬送される。ダンボールケー
スCが前方に向けて搬送されることにより、前方内フラ
ップF1 の左右方向の略中間部が折り込みプレート12
に当接し、前方内フラップF1 が折り込まれるととも
に、折り込まれた前方内フラップF1 の中間部近傍の上
面に左右の大径ローラー131および左右の小径ローラ
ー群132が順に乗り上げて押さえ込む。このように、
前方内フラップF 1 の略中間部近傍が左右の大径ローラ
ー131および小径ローラー群132の幅にわたって押
さえ込まれることにより、たとえ、空気が混入している
ような商品がダンボールケースCの高さを若干越えて過
剰に箱詰めされているとしても、商品の空気を押し出し
ながら前方内フラップF1 を押さえ込むので、前方内フ
ラップF1 の左右端縁をはね上げることなく、ダンボー
ルケースCの前側面の上端縁で前方内フラップF1 を折
り込むことができる。
【0042】ここで、ローラー13がダンボールケース
Cの高さを若干越えた状態で箱詰めされている商品の上
に折り込まれた前方内フラップF1 に乗り上げる際、折
り込みプレート12の後端が長穴12aに沿って上方に
揺動する。
【0043】ダンボールケースCが設定位置まで搬送さ
れると、図示しない検出機構がダンボールケースCの到
着を検出し、搬送装置3の作動を停止させる一方、折り
込み機構14の第1シリンダ14を縮小作動させるとと
もに、第2シリンダを伸長作動させ、機枠11に対して
第1アーム141を下方に回動させるとともに、第1ア
ーム141から離隔するように第2アーム142を回動
させる。このため、ダンボールケースCの後方内フラッ
プF1 の左右方向の略中間部近傍を第2アーム142お
よびガイドプレート143が押し込み、後方内フラップ
1 を折り込む。
【0044】この場合も、後方内フラップF1 の略中間
部近傍が第2アーム142および左右のガイドプレート
143の幅にわたって押し込まれることにより、商品が
ダンボールケースCの高さを若干越えた状態で箱詰めさ
れているとしても、後方内フラップF1 の左右端縁をは
ね上げることなく、ダンボールケースCの後側面の上端
縁で後方内フラップF1 を折り込むことができる。
【0045】折り込み機構14による後方内フラップF
1 の折り込みが完了すれば、搬送装置3が駆動し、ダン
ボールケースCの搬送を再開する。
【0046】この際、ダンボールケースCの左右側面
は、搬送装置3に設けたガイドローラー36に接触して
おり、たとえ箱詰めされた商品によって左右側面が外方
に膨出するように変形していたとしても、左右側面は、
底面に対してほぼ垂直状態に立設するように矯正され
る。
【0047】ダンボールケースCが搬送されると、ダン
ボールケースCの左右の外フラップF2 の前端縁が一対
のガイドバー15に当接し、ローラー13によって押さ
え込まれた前方内フラップF1 の上方および第2アーム
142とガイドプレート143によって押さえ込まれた
後方内フラップF1 の上方に外フラップF2 がその前端
縁側から徐々に折り込まれる。この際、前後の内フラッ
プF1 は、その左右端縁がはね上げられることなく前後
の側面の上端縁で折り込まれていることにより、外フラ
ップF2 を内フラップF1 に干渉することなく折り込む
ことができる。また、ガイドローラー36によってダン
ボールケースCの左右側面が底面に対して垂直状態に立
設されていることにより、折り込まれた外フラップF2
の自由端を確実に突き合わせることができる。
【0048】このように、左右の外フラップF2 が折り
込まれた状態に保持されてダンボールケースCが貼付装
置5に搬送され、前述したように、外フラップF2 の突
き合わせ部にその前面から後面にわたって封緘テープT
を貼着して封緘することができる。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、搬送装置
によって箱体を搬送する際、箱体の前方内フラップを折
り込みプレートによって折り込むとともに、折り込まれ
た前方内フラップを複数個のローラーで押さえ込み、次
いで、折り込み機構を作動させて後方内フラップを折り
込み、さらに、ガイドバーによって箱体の左右の外フラ
ップを折り込むことにより、商品がダンボールケースの
高さを若干越えた状態で箱詰めされているとしても、前
方内フラップをその左右端縁をはね上げることなくダン
ボールケースの前側面の上端縁で折り込むことができる
とともに、前方内フラップに干渉することなく外フラッ
プを折り込んで確実に突き合わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の封緘機のフラップ折り込み装置を示す
斜視図である。
【図2】本発明の封緘機のフラップ折り込み装置を一部
省略して示す正面図である。
【図3】従来の封緘機を示す側面図である。
【図4】従来の封緘機によるダンボールケースのフラッ
プの折り込み工程を示す説明図である。
【図5】従来の封緘機によるダンボールケースのフラッ
プの折り込み工程を示す説明図である。
【図6】従来の封緘機によるダンボールケースのフラッ
プの折り込み工程を示す説明図である。
【図7】従来の封緘機によるダンボールケースのフラッ
プの折り込み工程を示す説明図である。
【図8】従来の封緘機によって商品が過剰に箱詰めされ
たダンボールケースのフラップを折り込む工程を説明す
る斜視図である。
【図9】箱体の封緘要領を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 封緘機 2 基台 3 搬送装置 36 ガイドローラー 5 貼付装置 10 フラップ折り込み装置 11 機枠 12 折り込みプレート 13 ローラー 14 折り込み機構 141 第1アーム 142 第2アーム 143 ガイドプレート 15 ガイドバー C ダンボールケース F1 内フラップ F2 外フラップ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台と、この基台に設けられ、箱体を搬
    送する搬送装置と、基台に昇降自在に設けられ、搬送装
    置を介して搬送される箱体の内外フラップを折り込むフ
    ラップ折り込み装置と、基台に昇降自在に設けられ、折
    り込まれた外フラップの突き合わせ部を封緘テープで封
    緘する貼付装置と、を備えた封緘機において、前記フラ
    ップ折り込み装置は、機枠と、機枠に懸吊された前方内
    フラップの折り込みプレートと、折り込みプレートの後
    部に回転自在に軸支された複数個のローラーと、機枠に
    回動自在に軸支された後方内フラップの折り込み機構
    と、機枠に固定されて左右の外フラップを折り込む一対
    のガイドバーと、からなり、搬送装置によって箱体を搬
    送する際、箱体の前方内フラップを折り込みプレートに
    よって折り込むとともに、折り込まれた前方内フラップ
    を複数個のローラーで押さえ込み、次いで、折り込み機
    構を作動させて後方内フラップを折り込み、さらに、ガ
    イドバーによって箱体の左右の外フラップを折り込むこ
    とを特徴とする封緘機のフラップ折り込み装置。
  2. 【請求項2】 前記折り込みプレートが、機枠に対して
    揺動自在に軸支されていることを特徴とする請求項1記
    載の封緘機のフラップ折り込み装置。
  3. 【請求項3】 箱体の左右側面間隔と略一致する間隔で
    前記搬送装置の左右にそれぞれ1個もしくは複数個のガ
    イドローラーが配設され、その外周面が搬送されてくる
    箱体側面と接する位置に配置されてなることを特徴とす
    る請求項1記載の封緘機のフラップ折り込み装置。
JP2001291911A 2001-09-25 2001-09-25 封緘機のフラップ折り込み装置 Withdrawn JP2003095223A (ja)

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