JP2005047578A - 封緘機 - Google Patents
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Abstract
【課題】商品が箱体の高さを若干越えて箱詰めされている場合であっても、商品を損傷させることなく、山盛り状に折り込まれた外フラップの突き合わせ部を確実に封緘する。
【解決手段】封緘器1に、内外フラップF1 ,F2 を順に折り込むフラップ折り込み機構4と、フラップ折り込み機構4の昇降自在な機枠41に、折り込まれた外フラップF2 の突き合わせ部を封緘テープで封緘する貼付装置5が設けられる。そして、貼付装置5は、機枠41に設けられた4個の懸吊機構6を介してそれぞれ昇降自在に、かつ、常時外フラップF2 を押圧する方向に付勢されて懸吊されている。このため、箱体Cを搬送して外フラップF2 の突き合わせ部を封緘テープを介して貼着する際、フラップ折り込み機構4を介して折り込まれた内外フラップF1 ,F2 による箱体Cの上面形状に貼付装置5が追従して昇降する。
【選択図】図2
【解決手段】封緘器1に、内外フラップF1 ,F2 を順に折り込むフラップ折り込み機構4と、フラップ折り込み機構4の昇降自在な機枠41に、折り込まれた外フラップF2 の突き合わせ部を封緘テープで封緘する貼付装置5が設けられる。そして、貼付装置5は、機枠41に設けられた4個の懸吊機構6を介してそれぞれ昇降自在に、かつ、常時外フラップF2 を押圧する方向に付勢されて懸吊されている。このため、箱体Cを搬送して外フラップF2 の突き合わせ部を封緘テープを介して貼着する際、フラップ折り込み機構4を介して折り込まれた内外フラップF1 ,F2 による箱体Cの上面形状に貼付装置5が追従して昇降する。
【選択図】図2
Description
本発明は、ダンボールケースなどの箱体の内外フラップを順に折り込んだ後、折り込まれた外フラップの突き合わせ部を封緘テープで封緘する封緘機に関するものである。
従来より、図11に示すように、組み立てられた箱体、例えば、ダンボールケースCに商品を箱詰めした後、その前後側面の上端縁にそれぞれ連設された内フラップF1 およびその左右側面の上端縁にそれぞれ連設された外フラップF2 を順に折り込み、外フラップF2 の突き合わせ部をOPPテープやクラフトテープなどの封緘テープTを用いて封緘する封緘機が知られている。
この封緘機10は、図6に示すように、基台11と、基台11に設けられ、ダンボールケースCを前方に搬送する搬送装置12と、搬送装置12を介して送り込まれたダンボールケースCの内フラップF1 、外フラップF2 を順に折り込むフラップ折り込み装置13と、フラップ折り込み装置13を介して折り込まれた外フラップF2 の突き合わせ部を封緘テープTで封緘する貼付装置14と、から構成されている。
基台11は、4本の昇降自在な支持脚111を備えるとともに、略中央部左右に支柱112を固定して構成されており、前述の支持脚111には、転動自在なキャスター113が設けられている。
搬送装置12は、ダンボールケースCを後方から前方(図6の右側から左側)へ搬送するように、基台11に回転自在に軸支された複数本のローラーコンベア121と、基台11の左右方向(図6の紙面に直交する方向)の両側に配設され、それぞれ電動モーター122を介して周回移動可能な一対の無端状ベルトコンベア123と、からなり、一対のベルトコンベア123は、詳細には図示しないが、ダンボールケースCの幅に適合するように、スクリュネジを介して相互に接近、離隔できるようになっている。
フラップ折り込み装置13は、支柱112にスクリュネジなどを介して昇降自在に設けられた機枠131と、機枠131の左右方向略中間部に位置して機枠131に垂設された前方内フラップF1 の折り込みプレート132と、機枠131に回動自在に軸支された後方内フラップF1 の折り込み機構133と、機枠131に左右対称に連結され、左右の外フラップF2 を折り込む一対のガイドバー134と、から構成されている。
そして、折り込み機構133は、機枠131に基端部が回転自在に軸支された略く字状の第1アーム135と、第1アーム135の先端部に回転自在に軸支された第2アーム136と、機枠131と第1アーム135間に配設された第1シリンダ137と、第1アーム135と第2アーム136間に配設された第2シリンダ138と、からなり、第1シリンダ137を伸縮作動させることにより、機枠131に対して第1アーム135を回動させ、また、第2シリンダ138を伸縮作動させることにより、第1アーム135に対して第2アーム136を回動させることができる。また、一対のガイドバー134は、搬送装置12の上方から見て搬送方向の前方から後方に向かって左右方向に広がるハ字状に形成され、かつ、搬送装置12の側方から見て搬送方向の後方から前方に向かって上方から下方に高さが漸減するように形成されている。
貼付装置14は、前述した折り込み装置13の折り込みプレート132の下端縁と略同一水平面上に下面が位置するように、フラップ折り込み装置13の機枠131に一体に連
結されたハウジング141と、ハウジング141に固定され、封緘テープロールRを軸支する支持アーム142と、ハウジング141の後方に位置して回動自在に軸支されたテープ貼着板143と、封緘テープTを切断するカッター144と、ハウジング141の前方に位置して回動自在に軸支され、ダンボールケースCの外フラップF2 の突き合わせ部に貼着された封緘テープTを押圧する押圧ローラー145と、からなり、封緘テープロールRから繰り出された封緘テープTは、粘着面を後方に向けてテープ貼着板143の後方に導かれ、その下端を越えて垂下されている。
結されたハウジング141と、ハウジング141に固定され、封緘テープロールRを軸支する支持アーム142と、ハウジング141の後方に位置して回動自在に軸支されたテープ貼着板143と、封緘テープTを切断するカッター144と、ハウジング141の前方に位置して回動自在に軸支され、ダンボールケースCの外フラップF2 の突き合わせ部に貼着された封緘テープTを押圧する押圧ローラー145と、からなり、封緘テープロールRから繰り出された封緘テープTは、粘着面を後方に向けてテープ貼着板143の後方に導かれ、その下端を越えて垂下されている。
なお、詳細には図示ないが、テープ貼着板143が搬送装置12によって搬送されたダンボールケースCと当接して前方に回動された際、押圧ローラー145は後方に回動されるようになっている。また、カッター144は、図示しないカッター刃を備え、常時カッター刃が封緘テープTを切断する方向に付勢されている。
次に、このような封緘機10の作動について説明する。
まず、フラップ折り込み装置13の折り込みプレート132および貼付装置14のハウジング141がダンボールケースCの高さに適合するように、支柱112に対して機枠131を昇降させるとともに、一対のベルトコンベア123の間隔をダンボールケースCの左右側面間隔に略一致するように調整する。
その後、図示しない操作スイッチを操作すれば、フラップ折り込み装置13を構成する折り込み機構133の第1シリンダ137が伸長作動するとともに、第2シリンダ138が縮小作動し、機枠131に対して第1アーム135が上方に回動するとともに、第1アーム135に接近するように第2アーム136が回動し、ダンボールケースCと干渉しないように退避した後、搬送装置12が作動する。
この状態で、商品を箱詰めしたダンボールケースCを搬入すると、ダンボールケースCは、搬送装置12を構成するローラーコンベア121およびベルトコンベア123を介して前方に向けて搬送される(図7参照)。
ダンボールケースCが搬送されると、図8に示すように、ダンボールケースCの前方内フラップF1 の左右幅方向の略中間部が折り込みプレート132に当接し、前方内フラップF1 が折り込まれる。さらに、ダンボールケースCが搬送され、設定位置に到達すると、図示しない検出機構によってダンボールケースCが検出され、搬送装置12の作動を停止させた後、折り込み機構133の第1シリンダ137を縮小作動させるとともに、第2シリンダ138を伸長作動させ、機枠131に対して第1アーム135を下方に回動させるとともに、第1アーム135から離隔するように第2アーム136を回動させ、ダンボールケースCの後方内フラップF1 の左右幅方向の略中間部を第2アーム136が押し込み、後方内フラップF1 を折り込む(図9参照)。
後方内フラップF1 の折り込みが完了すれば、搬送装置12が作動し、ダンボールケースCの搬送を再開する。ダンボールケースCが搬送されると、その左右の外フラップF2 の前端縁が一対のガイドバー134に当接し、折り込みプレート132および折り込み機構133によって折り込まれた前後の内フラップF1 の上方に外フラップF2 がその前端縁側から徐々に折り込まれる(図10参照)。この際、折り込みプレート132は、搬送方向に向かって一対のガイドバー134間の略中間に位置しており、ガイドバー134によって折り込まれた外フラップF2 と干渉することはない。
さらに、左右の外フラップF2 が一対のガイドバー134によって折り込まれた状態に保持されてダンボールケースCが搬送され、貼付装置14に到達すれば、テープ貼着板1
43に沿って垂れ下がり、粘着面を後方に向けた封緘テープTがダンボールケースCの前側面に当接し、ダンボールケースCの前側面に封緘テープTが粘着する一方、テープ貼着板143を前方に向けて回動させるとともに、押圧ローラー145を後方に向けて回動させる。
43に沿って垂れ下がり、粘着面を後方に向けた封緘テープTがダンボールケースCの前側面に当接し、ダンボールケースCの前側面に封緘テープTが粘着する一方、テープ貼着板143を前方に向けて回動させるとともに、押圧ローラー145を後方に向けて回動させる。
なおも、ダンボールケースCが前方に搬送されると、封緘テープロールRが回転して封緘テープTを繰り出すとともに、ダンボールケースCの前側面がカッター144に当接し、カッター144を前方に向けて回動させて押し上げる。一方、後方に押し上げられ押圧ローラー145は、ダンボールケースCの外フラップF2 の突き合わせ部に貼着された封緘テープTを押圧し、封緘テープTをダンボールケースCの搬送に合わせて回転しながら貼り付ける。
このようにしてダンボールケースCの外フラップF2 の突き合わせ部がダンボールケースCの搬送に合わせて封緘テープTによって貼り付けられる。さらに、ダンボールケースCが搬送されて外フラップF2 の突き合わせ部の後端がカッター144から離脱すると、カッター144のカッター刃が封緘テープTを切断する。そして、封緘テープTが切断された状態でダンボールケースCがさらに搬送され、その後端が押圧ローラー145から離脱すると、押圧ローラー145は図示しないスプリングの付勢力により前方に向けて回動し、ダンボールケースCの後側面に封緘テープTの端部を押圧し、貼り付ける。
この場合、押圧ローラー145の前方への回動によってテープ貼着板143が後方に押し出されることになり、切断された封緘テープTは、その先端がテープ貼着板143の下端を越えて垂れ下がり、次のダンボールケースCの搬入に備えるものである。
このような封緘機10において、出願人は、空気が混入しているような商品、例えば、プラスチックフィルム製袋を多数枚積層して袋詰めしたような商品を、ダンボールケースCにその高さを若干越えるまで箱詰めし、内外フラップF1 ,F2 を順に折り込むとともに、押し込んで商品中の空気を押し出した後、左右の外フラップF2 の突き合わせ部を封緘テープで封緘できるように改良した封緘機を提案している(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−95223号公報
ところで、前述した封緘機においては、内外フラップを強制的に押し込んで商品中の空気を押し出した後、左右の外フラップの突き合わせ部を封緘テープで封緘することから、内外フラップを強制的に押し込むことによって商品が損傷するような場合には採用することができない。例えば、大根などの根菜類をダンボールケースに箱詰めする場合、その大きさは、工業製品のように必ずしも一定しないため、一定規格の根菜類を設定本数箱詰めすると、ダンボールケースの高さを若干越えることがあるが、そのような状態で前述した封緘機に供給して封緘しようとした場合、根菜類が圧迫されて損傷し、もはや商品として売買できないものとなる。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、商品が箱体の高さを若干越えて箱詰めされているような場合であっても、商品を損傷させることなく、山盛り状に傾斜して折り込まれた外フラップの突き合わせ部を確実に封緘テープで封緘することのできる封緘機を提供するものである。
本発明は、基台と、箱体を搬送する搬送装置と、基台に昇降自在に設けられた機枠と、
機枠に固定された取付ブラケットに設けられ、搬送装置を介して搬送される箱体の前方内フラップを折り込む折り込みプレートおよび箱体の左右の外フラップを折り込む一対のガイドバーを備えたフラップ折り込み機構と、機枠に設けられ、折り込まれた外フラップの突き合わせ部を封緘テープで封緘する貼付装置と、を備えた封緘機において、前記貼付装置は、該貼付装置の略四隅に対応して機枠に設けられた4個の懸吊機構を介してそれぞれ常時外フラップを押圧する方向に付勢されて昇降自在に懸吊され、箱体を搬送して外フラップの突き合わせ部を封緘テープを介して貼着する際、フラップ折り込み機構を介して折り込まれた内外フラップによる箱体の上面形状に貼付装置が追従することを特徴とするものである。
機枠に固定された取付ブラケットに設けられ、搬送装置を介して搬送される箱体の前方内フラップを折り込む折り込みプレートおよび箱体の左右の外フラップを折り込む一対のガイドバーを備えたフラップ折り込み機構と、機枠に設けられ、折り込まれた外フラップの突き合わせ部を封緘テープで封緘する貼付装置と、を備えた封緘機において、前記貼付装置は、該貼付装置の略四隅に対応して機枠に設けられた4個の懸吊機構を介してそれぞれ常時外フラップを押圧する方向に付勢されて昇降自在に懸吊され、箱体を搬送して外フラップの突き合わせ部を封緘テープを介して貼着する際、フラップ折り込み機構を介して折り込まれた内外フラップによる箱体の上面形状に貼付装置が追従することを特徴とするものである。
本発明によれば、搬入された箱体が搬送装置によって前方に向けて搬送されると、箱体の前方内フラップがフラップ折り込み機構の折り込みプレートに当接し、折り込まれる。なお、後方内フラップは、封緘機に付き添う作業者によって折り込むようにしてもよく、また、後方内フラップ折り込み装置を付設して折り込むようにしてもよい。次いで、ガイドバーに外フラップが当接し、その前端縁側から徐々に内フラップの上面にかぶさるように折り込まれる。なおも箱体が搬送装置によって搬送されて貼付装置に到達すれば、折り込まれた外フラップの突き合わせ部に封緘テープが貼り付けられて封緘され、搬出される。
ここで、箱体の高さを若干越えて商品が箱詰めされていると、順に折り込まれた内外フラップは、商品に沿って傾斜した状態で折り込まれることから、箱体の上面は山盛り状になっている。このような状態で箱体が搬送されて貼付装置に到達した場合、貼付装置は懸吊機構によって山盛り状に傾斜された上面形状に追従して昇降しつつ封緘テープを外フラップの突き合わせ部に貼り付ける。
この結果、商品が箱体の高さを若干越えて箱詰めされているとしても、商品に沿って傾斜して折り込まれた外フラップの突き合わせ部を確実に封緘テープで封緘することができるとともに、商品の損傷を確実に防止することができる。
本発明において、前記折り込みプレートが、取付ブラケットに平行リンク機構を介して揺動自在に、かつ、常時前方内フラップを折り込む方向に付勢されて懸吊されていると、箱体の高さを若干越えて商品が箱詰めされているような場合、折り込みプレートは、該折り込みプレートに当接された前方内フラップを商品に沿って傾斜状態に折り込むとともに、傾斜して折り込まれた前方内フラップに沿いながら前方に向けて回動し、上方に退避することができる。このため、商品を損傷させることなく前方内フラップを確実に折り込むことができる。
本発明によれば、商品が箱体の高さを若干越えて箱詰めされているような場合であっても、商品を損傷させることなく、山盛り状に傾斜して折り込まれた外フラップの突き合わせ部を確実に封緘テープで封緘することことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1には、本発明の封緘機1が示されている。
この封緘機1は、基台2と、ダンボールケースCを前方に搬送する搬送装置3と、搬送装置3を介して送り込まれたダンボールケースCの前方内フラップF1 、左右の外フラップF2 を順に折り込むフラップ折り込み機構4と、フラップ折り込み機構4を介して折り
込まれた外フラップF2 の突き合わせ部を封緘テープTで封緘する貼付装置5と、貼付装置5を昇降自在に懸吊する懸吊機構6(図5参照)と、から構成されている。
込まれた外フラップF2 の突き合わせ部を封緘テープTで封緘する貼付装置5と、貼付装置5を昇降自在に懸吊する懸吊機構6(図5参照)と、から構成されている。
基台2は、4本の昇降自在な支持脚21を備えるとともに、前方側左右に支柱22を固定して構成されており、前述の支持脚21には、転動自在なキャスター23が取り付けられている。
搬送装置3は、ダンボールケースCを後方から前方(図1の右側から左側)へ搬送するように、基台2に回転自在に軸支された複数本のローラーコンベア31と、後述する機枠41の左右(図1の紙面に直交する方向)に設けられ、それぞれ機枠41に配設された電動モーター32を介して周回移動可能な一対の無端状ベルトコンベア33と、からなり、一対のベルトコンベア33は、詳細には図示しないが、ダンボールケースCの幅に適合するように、機枠41に設けられたスクリュネジを介して相互に接近、離隔できるようになっている。
フラップ折り込み機構4は、図2および図3に詳細に示すように、支柱22にスクリュネジなどを介して昇降自在に設けられた機枠41と、機枠41の後面側の左右方向略中間部に固定され、搬送装置3による搬送方向の後方に向かって延設された左右一対の取付ブラケット42と、取付ブラケット42に平行リンク機構43を介して懸吊された前方内フラップF1 の折り込みプレート44と、各取付ブラケット42に対して左右方向および上下方向に移動自在に、かつ、垂直軸心回りに回転自在に支持された左右の外フラップF2 を折り込む一対のガイドバー45と、から構成されている。
ここで、平行リンク機構43は、軸心が平行四辺形の頂点に位置するように、取付ブラケット42および折り込みプレート44に固定されたシャフトホルダー431と、各シャフトホルダー431にそれぞれ挿通された4本の回転軸432と、前方側の回転軸432および後方側の回転軸432の両端にそれぞれ図示しない軸受を介して軸支された左右各一対計4本の揺動アーム433と、後方の各揺動アーム433に固定されたストッパ434を有するストッパブラケット435と、からなり、後方の揺動アーム433と取付ブラケット42に設けたテンションボルト46間には、引張バネ47が配設されている。
したがって、揺動アーム433は、図2において、ストッパ434が取付ブラケット42に当接してそれ以上の揺動が阻止されるまで、引張バネ47の付勢力により、回転軸432について反時計回り方向に揺動するように付勢されている。
この際、揺動アーム433に連結された折り込みプレート44の下端縁が、後述する貼付装置5の下面に一致するように、調整されている。
また、各取付ブラケット42には、左右各外方に向けてガイド48がそれぞれ延設されており、各ガイド48には、ハンドル491を設けたホルダー49が摺動自在に嵌挿されている。そして、各ホルダー49には、それぞれガイドバー45が保持されている。したがって、ガイド48に沿ってホルダー49を摺動させ、ハンドル491を締め付けることにより、ホルダー49、すなわち、ガイドバー45を左右方向に位置決めすることができる。また、詳細には図示しないが、ホルダー49を弛めて、ホルダー49に対してガイドバー44を回転させ、あるいは、昇降させることにより、ガイドバー44を上下方向および垂直軸心回りに位置決めすることができる。
貼付装置5は、先に説明した貼付装置と同一構造であり、詳細な説明を省略する。
懸吊機構6は、図4および図5に詳細に示すように、左右の側板611および左右の側
板611の前後に架設された取付プレート612からなる取付ボックス61と、機枠41を構成する前後のフレーム411にそれぞれ左右方向に設定間隔をおいて固定されたライナー62と、各ライナー62に取付板621を介して固定されたガイドロッド63と、ブッシュ64を保持したケーシング65と、からなり、取付ボックス61を構成する前後の取付プレート612に形成されたガイドロッド63の外径よりも大きな穴径の取付穴612aが各ガイドロッド63に挿通されるとともに、ケーシング65がブッシュ64を保持した状態で各ガイドロッド63を通して取付プレート612の取付穴612aに嵌合され、各ケーシング65が取付プレート612に対してブッシュ押え66によって固定されている。そして、ガイドロッド63の下端には、ガイドロッド63からブッシュ押え66、すなわち、取付プレート612が脱落するのを防止するため、エンドピース631が固定されている。また、ガイドロッド63の上部には、バネ座632が固定されるとともに、バネ座633が取付プレート612の上方に位置して嵌挿されており、両バネ座632,633間には圧縮スプリング67が配設されている。
板611の前後に架設された取付プレート612からなる取付ボックス61と、機枠41を構成する前後のフレーム411にそれぞれ左右方向に設定間隔をおいて固定されたライナー62と、各ライナー62に取付板621を介して固定されたガイドロッド63と、ブッシュ64を保持したケーシング65と、からなり、取付ボックス61を構成する前後の取付プレート612に形成されたガイドロッド63の外径よりも大きな穴径の取付穴612aが各ガイドロッド63に挿通されるとともに、ケーシング65がブッシュ64を保持した状態で各ガイドロッド63を通して取付プレート612の取付穴612aに嵌合され、各ケーシング65が取付プレート612に対してブッシュ押え66によって固定されている。そして、ガイドロッド63の下端には、ガイドロッド63からブッシュ押え66、すなわち、取付プレート612が脱落するのを防止するため、エンドピース631が固定されている。また、ガイドロッド63の上部には、バネ座632が固定されるとともに、バネ座633が取付プレート612の上方に位置して嵌挿されており、両バネ座632,633間には圧縮スプリング67が配設されている。
したがって、取付ボックス61は、四隅が各ガイドロッド63に沿って各別に昇降自在に嵌挿され、通常ブッシュ押え66がエンドピース631に当接してそれ以上の下降が阻止されるまで、圧縮スプリング67の付勢力により下方に向けて付勢されている。
この際、取付ボックス61に固定された貼付装置5の下面が、前述した折り込みプレート44の下端縁と同一高さ位置にあるように設定されている。
次に、このように構成された封緘機1の作動について説明する。
まず、ダンボールケースCの高さに合わせて、折り込みプレート44の下端縁および貼付装置5の下面が位置するように、基台2の支柱22に対して機枠41を昇降させるとともに、一対のベルトコンベア33の間隔をダンボールケースCの左右側面間隔に略一致するように調整する。この際、機枠41に設けられた一対のベルトコンベア33は、ダンボールケースCの上端縁に対向する位置にある。
次いで、図示しない操作スイッチを操作すれば、搬送装置3が駆動し、商品が箱詰めされたダンボールケースCをローラーコンベア31およびベルトコンベア33を介して前方に向けて搬送する。ダンボールケースCが前方に搬送されると、前方内フラップF1 の左右方向の略中間部が折り込みプレート44に当接し、前方内フラップF1 が折り込まれる。
ここで、ダンボールケースCの高さを若干越えて商品が箱詰めされたダンボールケースCが搬入された場合、前方内フラップF1 は、折り込みプレート44に当接して折り込まれる。この際、内フラップF1 は、商品に沿って傾斜状態で折り込まれる。そして、折り込みプレート44は、傾斜状態で折り込まれた前方内フラップF1 に乗り上げることから、引張バネ47の付勢力に抗して平行リンク機構43を介して前方に向けて回動され、上方に退避する。このため、前方内フラップF1 が傾斜した状態のまま前方に搬送されることから、前方内フラップF1 の折り込みに際して商品を傷つけることはない。
なお、後方内フラップF1 については、封緘機1に付き添う作業者によって折り込まれる。
なおも、ダンボールケースCが搬送されると、ダンボールケースCの左右の外フラップF2 の前端縁が一対のガイドバー45に当接し、外フラップF2 は、その前端縁側から徐々に折り込みプレート44によって折り込まれた前方内フラップF1 および作業者によって折り込まれた後方内フラップF1 の上方にかぶさるように、折り込まれる。この際、前
後の内フラップF1 は、商品に沿って傾斜状態で折り込まれることにより、外フラップF2 も、左右の側面の上端縁から傾斜状態で折り込まれることになる。
後の内フラップF1 は、商品に沿って傾斜状態で折り込まれることにより、外フラップF2 も、左右の側面の上端縁から傾斜状態で折り込まれることになる。
この場合、前後の内フラップF1 が若干傾斜した状態で折り込まれることを想定して、外フラップF2 を折り込んだ際に、外フラップF2 が傾斜した状態でそれらの自由端が突き合わされるように、予め外フラップF2 の幅をダンボールケースCの幅の1/2よりも若干大きく設定しておくことが好ましい。
このように、左右の外フラップF2 が傾斜状態に折り込まれてダンボールケースCが貼付装置5に搬送されると、前述したように、外フラップF2 の突き合わせ部にその前面から後面にわたって封緘テープTを貼着して封緘することができる。
この際、ダンボールケースCの上面は、傾斜した外フラップF2 が突き合わされて山盛り状となっている。したがって、ダンボールケースCの上面高さ位置に下面が一致するように調整された貼付装置5は、傾斜した外フラップF2 によって形成されたダンボールケースCの上面に乗り上げながら、外フラップF2 の突き合わせ部に封緘テープTを貼着することになる。すなわち、貼付装置5を収納する取付ボックス61の四隅は、それぞれ各別にガイドロッド63に摺動自在に嵌挿されていることから、ダンボールケースCが搬送装置3によって搬送される際に、ダンボールケースCの上面形状に追従するように、貼付装置5、すなわち、取付ボックス61の各隅部がガイドロッド63に沿って昇降しつつ、封緘テープTを貼着して封緘するものである。
この結果、ダンボールケースCに商品が若干過剰に箱詰めされて、その上面が山盛り状になったとしても、過剰に箱詰めされた商品に沿うように、内フラップF1 および外フラップF2 を順に傾斜状態で折り込むことができるとともに、傾斜された外フラップF2 の突き合わせ部に封緘テープTを貼着することができ、結局、商品を損傷させることなく山盛り状に傾斜されたダンボールケースCの上面、すなわち、外フラップF2 の突き合わせ部を封緘することが可能となる。
以上説明したように、本発明の封緘機によれば、大根などが箱体の高さを若干越えて山盛り状に箱詰めされていたとしても、大根などを傷付けることなく外フラップの突き合わせ部を封緘テープで封緘することが可能となり、生産現場における箱詰め作業を円滑に行うことができて有益である。
1 封緘機
2 基台
3 搬送装置
4 フラップ折り込み機構
41 機枠
42 取付ブラケット
43 平行リンク機構
44 折り込みプレート
45 ガイドバー
47 引張バネ
5 貼付装置
6 懸吊機構
61 取付ボックス
63 ガイドロッド
67 圧縮バネ
C ダンボールケース
F1 内フラップ
F2 外フラップ
2 基台
3 搬送装置
4 フラップ折り込み機構
41 機枠
42 取付ブラケット
43 平行リンク機構
44 折り込みプレート
45 ガイドバー
47 引張バネ
5 貼付装置
6 懸吊機構
61 取付ボックス
63 ガイドロッド
67 圧縮バネ
C ダンボールケース
F1 内フラップ
F2 外フラップ
Claims (2)
- 基台と、箱体を搬送する搬送装置と、基台に昇降自在に設けられた機枠と、機枠に固定された取付ブラケットに設けられ、搬送装置を介して搬送される箱体の前方内フラップを折り込む折り込みプレートおよび箱体の左右の外フラップを折り込む一対のガイドバーを備えたフラップ折り込み機構と、機枠に設けられ、折り込まれた外フラップの突き合わせ部を封緘テープで封緘する貼付装置と、を備えた封緘機において、前記貼付装置は、該貼付装置の略四隅に対応して機枠に設けられた4個の懸吊機構を介してそれぞれ常時外フラップを押圧する方向に付勢されて昇降自在に懸吊され、箱体を搬送して外フラップの突き合わせ部を封緘テープを介して貼着する際、フラップ折り込み機構を介して折り込まれた内外フラップによる箱体の上面形状に貼付装置が追従することを特徴とする封緘機。
- 前記折り込みプレートが、取付ブラケットに平行リンク機構を介して揺動自在に、かつ、常時前方内フラップを折り込む方向に付勢されて懸吊されていることを特徴とする請求項1記載の封緘機。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003283018A JP2005047578A (ja) | 2003-07-30 | 2003-07-30 | 封緘機 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP2005047578A true JP2005047578A (ja) | 2005-02-24 |
Family
ID=34268037
Family Applications (1)
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JP2003283018A Withdrawn JP2005047578A (ja) | 2003-07-30 | 2003-07-30 | 封緘機 |
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JP (1) | JP2005047578A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2003
- 2003-07-30 JP JP2003283018A patent/JP2005047578A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20060517 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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A761 | Written withdrawal of application |
Effective date: 20080125 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 |