JP2003095002A - 物品収容装置 - Google Patents

物品収容装置

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JP2003095002A JP2001284463A JP2001284463A JP2003095002A JP 2003095002 A JP2003095002 A JP 2003095002A JP 2001284463 A JP2001284463 A JP 2001284463A JP 2001284463 A JP2001284463 A JP 2001284463A JP 2003095002 A JP2003095002 A JP 2003095002A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 物品の出し入れ性や安定保持性を良好にで
き、又、用途的な汎用性つまり収容部を小物入用とした
り、ボトル等の如く比較的長いものを保持する保持用と
しても優れるようにする。 【解決手段】 乗物の室内に設けられて、物品を入れる
収容部2及び該収容部2の開口を開閉する扉を備えた物
品収容装置1において、収容部2は、両側面と背面及び
内底面とで内部をほぼ区画し、かつ両側の突出縁部5a
に沿って設けられたガイド溝6を有し、ガイド溝6に対
し、前記扉として摺動方向に屈曲可能なシャッター10
を摺動可能に組み付けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品収容装置のう
ち、特に乗物室内にあって、コンソール,座席,ドア内
張等に付設されて、小物類や飲料容器又は携帯電話等
(以下、これを総称して「物品」と言う)を入れたり保
持するに好適な物品収容装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の物品収容装置のうち、特に
ドア内張に付設された3例を示している。同(a)の装
置(実開平62−33335号)は、アームレスト部5
0の上面角部に設けられた上開口した断面略L形の収容
部51と、収容部51に対応した断面逆L形の扉52と
からなる。扉52は、収容部51の室内側の下縁に枢軸
53を介し回転可能に組み付けられ、収容部51に容器
K等を出し入れする場合に枢軸53を支点として、収容
部51を覆った閉位置と、室内側に回転されて使用状態
となる開位置とに切り換えられる。また、同(b)及び
(c)の装置は、収容部54,57がアームレスト部5
0の上面に凹状に設けられ、容器K等が該収容部54,
57の真上から凹状内に入れられる点で共通している。
同(b)では、扉55が収容部54の上開口縁部に枢軸
56を介し回転可能に組み付けられ、該枢軸56を支点
として、収容部54の上開口を塞いだ閉位置と、外へ回
転される開位置とに切り換えられる。 同(c)では、
扉58が収容部54の上開口縁部に枢軸59及び付勢ば
ね60を介し回転可能に組み付けられ、該枢軸59を支
点として、収容部57の上開口を塞いだ閉位置から、付
勢ばね60のばね力に抗し内側へ回転されて開位置に切
り換えられる。なお、収容部51,54,57は容器以
外の物品用の格納部として使用可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構造は、物品
を出し入れしたり容器Kを保持する点で何れもが簡易か
つ簡明である。図9(b)及び(c)の構造は図9
(a)に対し扉55や58が室内側に張り出さない点で
優れ、図9(c)の構造は(b)の様に開位置にある扉
55が物品や容器Kを取り出す際に邪魔にならない点で
優れている。しかし、従来構造では、物品収納性や容器
保持性等を確保するため収容部内の深さをある程度深く
しなくてはならず、収容部内の深さが増大するほど、例
えば、物品の出し入れ性が悪くなったり、扉の開閉操作
も悪くなる。また、収容部51,54,57の設置個所
が9(c)に模式的に示した如くドア内張61の起立壁
61aの場合には、物品や容器Kを収容部57に出し入
れするとき、起立壁61aに当たって汚したり、室内側
に大きく張り出しているため安全性や外観を損ない易い
等の問題もある。
【0004】本発明は、上記したような課題を解消する
ことを目的としている。具体的には、物品の出し入れ性
や安定保持性を良好にでき、同時に、用途的な汎用性つ
まり収容部を小物入用としたり、ペットボトル等の如く
比較的長いものを保持する保持用としても優れるように
し、それにより商品価値を向上することにある。他の目
的は以下に説明する内容の中で順次明らかにして行く。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、図面に例示される如く、乗物の室内に設けら
れて、物品を入れる収容部2及び該収容部2の開口を開
閉する扉を備えた物品収容装置1において、前記収容部
2は、両側面(3b,4b又は5の何れでもよい)と背
面(3a,4a)及び内底面(21)とで内部をほぼ区
画し、かつ両側の突出縁部5aに沿って設けられたガイ
ド溝6を有し、前記ガイド溝6に対し、前記扉として摺
動方向に屈曲可能なシャッター10を摺動可能に組み付
けていることを特徴としている。
【0006】以上の装置構造では、まず、収容部2が両
側面と背面及び内底面とで内部をほぼ区画され上及び前
側(室内側)を開口していること、該開口が両側の突出
縁部5aに設けられたガイド溝6に沿って摺動されるシ
ャッター10により開閉される。これは、例えば、室内
壁に設置された状態を想定すると、収容部2が上及び前
側を開口していることから、従来の上開口した構造に対
し鉤類等の小物類であっても横や水平方向から出し入れ
できるため出し入れ性が良好となり、又、形態例の如く
大小の容器、缶やボトル類であっても保持機能を具備し
易い。また、シャッター10は、両側の突出縁部5aに
設けられたガイド溝6に沿って摺動されるため、最大開
位置にしても車室内に突出せず安全性と外観を維持し易
い。
【0007】以上の物品収容装置は請求項2から6の如
く具体化されることがより好ましい。・第1に、前記シ
ャッター10が前記ガイド溝6に任意の位置で保持可能
なっている構成である。この場合には、上記利点に加
え、収納する物品の大きさ又は長さに応じシャッター1
0の開位置を調整、つまり閉位置から摺動して最大開位
置に達する前の任意の位置で止めることで、収容部2と
して物品に適した開口状態も得られる。・第2に、前記
収容部2の内底面21に設けられ、前記物品として飲料
容器を挿入して保持する有底筒状の保持部7を有してい
る構成である。これは、本発明品に付加価値を付ける一
例である。構造特徴は、前記した収容部2が両側面と背
面及び内底面とで上及び前側を開口し、該開口をシャッ
ター10で開閉するため、形態例の如く内底面21の位
置を上下の概略中間に設定するだけで有底筒状の保持部
7を付設しても、シャッター10で目視不能にして外観
を維持し易く、又、前記した如くシャッター10の開位
置を調整することで背丈の異なる飲料容器をより安定保
持できるようにした点にある。・第3に、前記保持部7
は、有底筒状の内下面側に設けられた略水平状の第1底
受け部25と、該第1底受け部25より径大でかつ前記
背面側から前記シャッター側である前側に向けて下向き
となるよう傾斜した第2底受け部26とを有している構
成である。これは、本発明品を室内壁やドア内張に付設
された態様を想定すると、図7の例の如く紙カップK1
や小型缶類K2を第1底受け部25に対し垂直状態で保
持し、大型缶類K3やボトルK4を第2底受け部26に対
し車室側へ傾斜した状態で保持することで、保持性及び
出し入れ性等を良好にする。・第4に、前記シャッター
10は、先端が前記背面の対応部に当接した閉位置か
ら、内面に設けたストッパー11cを前記内底面21に
当接して規制される最大開位置まで摺動される構成であ
る。これは、シャッター10の摺動範囲を確認的に特定
したものであり、また、シャッター10を開位置で規制
する構成としてストッパー11cを追加するだけでよく
簡易化も図られる。・第5に、前記シャッター10は、
複数の薄肉部12を介し屈曲される本体11と、該本体
の両側に設けられた多数の突起13と、前記突起に設け
られた空洞又は欠肉した弾性部15とを有し、前記ガイ
ド溝6に対し前記突起13及び弾性部15を嵌合し、か
つ前記弾性部15を介し任意の位置で保持される構成で
ある。これは、ガイド溝6と突起13等との嵌合度を強
くして任意の位置で保持可能にすると摺動特性が悪くな
るため工夫されたものであり、空洞又は欠肉した弾性部
15の存在により摺動特性を維持しながら実現容易にす
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。図1は本発明を適用した物品収
容装置を最大開位置で示す概略外観図である。図2〜図
4は前記装置の細部を示し、図2(a)はシャッターの
最大開位置での正面図、図2(b)はシャッターを省い
た正面図、図3(a)はシャッターの閉位置での正面
図、図3(b)は背面図、図4(a)は側面図、図4
(b)は図2(b)のH−H線断面図である。図5と図
6はシャッターの細部を示し、図5(a)はシャッター
の半上面図、図5(b)は側面図、同(c)は半裏面
図、図6(a)は図5(a)のF部をガイド溝と共に拡
大した要部拡大図、図6(b)は(a)の状態を裏側か
ら見た図である。図7は装置作動例を示し、図7(a)
は図2(a)のG−G線に沿って断面した模式図、図7
(b)は(a)の状態からシャッターを少し上に摺動し
た模式図である。図8は前記物品収納装置の変形例であ
り、図8(a)は図4(a)に対応させて示す側面図、
図8(b)は図4(b)に対応させて示す断面図であ
る。
【0009】(装置形態)この物品収容装置(以下、装
置と省略する)1は、図1の如く上及び前側を開口した
収容部2を有し、該収容部2の開口をシャッター10に
より開閉する構造であり、車室内のうち、室内壁、ドア
内張やコンソール等の起立壁に取り付けられる。構成部
材は、収容部2を形成している上下半体3,4と、両側
板部5と、シャッター10とからなり、何れもが樹脂成
形品からなっている。なお、この構造では、図3(b)
の如く上半体3の一部に取り付けられるランプ8を有
し、又、図示を省略したがオプション品としての灰皿が
着脱可能に組み付けられるよう設計されている。
【0010】ここで、収容部2は、上下半体3,4で背
面及び内側面を形成していると共に、上下半体3,4と
両側板部5で所定大の収容空間を区画し、前側及び上を
開口した状態となっており、両側板部5の突出縁部5a
(板幅方向の前及び下側縁部)に沿って設けられガイド
溝6を有している。即ち、上半体3は、図2の如く収容
部2の上背面部分3aと、両側板部5の上内側に重ねら
れる上側面部分3bとを形成している。上背面部分3a
には、下側中間部に前後貫通した横溝状の透孔3cが2
つ設けられている。そして、裏面側には、透孔3cの両
側に位置決め用リブ及び取付用リブが設けられ、図3
(b)の如くユニット化されたランプ8が位置決めさ
れ、ねじ9aを介して装着されている。なお、ランプ8
は、装置1を取り付ける前記した起立壁側に設けられる
スイッチによりオン・オフされる。上側面部分3bの裏
面側には、図面上表れていないが、側板部5に対する位
置決め用リブ及び取付用リブとが設けられている。ま
た、上半体3(上背面部分3a及び上側面部分3b)の
下側には接続用フランジ部3dが設けられている。
【0011】下半体4は、図2(b)の如く上背面部分
3aの下側に配置される下背面部分4aと、上側面部分
3bの下側に配置される下側面部分4bと、上背面部分
4a及び下側面部分4bの下側に設けられた保持部7と
を一体に形成している。保持部7は、収容部2の内底面
を形成している平坦壁21と、平坦壁21に開口した状
態に設けられた2個の有底筒状の筒部22と、平坦壁2
1の両側に下設された側壁23等からなる。平坦壁21
は、前側が背面側よりも若干下に変位した状態に設けら
れている。各筒部22は円筒状をなし、深さが5から8
cm程度に設定されている。両筒部22の間は切欠部を
介し連通されている。筒部22の内周には、平坦壁21
から下側へ向けて延びた3本の取付溝24が設けられて
おり、該取付溝24又は取付溝24と前記切欠部を利用
して前記オプション品が必要に応じて後付可能になって
いる。各筒部22の筒内下側には、図4(b)の如く第
1と第2底受け部25,26が設けられている。第1底
受け部25は、筒部22の内径よりも小さな円形で筒内
の最下面、つまり水平状受け面を形成している。第2底
受け部26は、筒部22の内径とほぼ同じ円形でかつ背
面側から前側に向けて下向きとなるよう傾斜した状態で
設けられている。即ち、第2底受け部26は、背面側が
高く、前側が第1底受け部25に接近するよう低くした
傾斜端面として形成されている。両側壁23の外面に
は、2個の取付孔と位置決めリブ27が設けられてい
る。
【0012】両側板部5は、左右対称形状であり、図4
の如く上下方向に細長くなっていると共に前及び下側が
湾曲形状となっていると共に、突出縁部5aにガイド溝
6を一体に形成している。突出縁部5aは、略上下中間
の箇所が最も前側に張り出している。各側壁部5の上下
寸法は、前記上下に接続される上下半体3,4の対応部
より下側に延設される長さに設定されている。各側板部
5の外面には、上記した上半体3の位置決め用リブ及び
取付用リブに対応した位置決め孔5b及び貫通孔5c
と、下半体4の位置決めリブ27及び取付孔に対応した
位置決め孔5d及び貫通孔5eと、3個の取付片5fと
が設けられている。ガイド溝6は、断面略コ形状をな
し、突出縁部5aに応じて湾曲され、又、上端側が背面
側へ延びかつ上溝端が規制壁6aで閉じられ、下端側が
背面側へ延びかつ下溝端が開放されている。ガイド溝6
のうち、規制壁6aの少し手前には規制凸部6bが溝内
へ突出した状態に設けられている。
【0013】(組立)以上の各部材は、例えば、下半体
4を上半体3に対し下背面部分4a及び下側面部分4b
の上縁部を前記フランジ部3dに当接した後、各側板部
5を上記した位置決め用リブ27等と位置決め孔5d等
の係合を介し位置決め配置し、その状態でねじ9bを各
貫通孔5c,5eから前記した取付リブや取付孔に係止
する。組立状態では、上下半体3,4及び側壁部5が形
状的に連続し、上及び前側を開口した収容部2が形成さ
れる。又、この組立ではシャッター10が組み付けられ
る。
【0014】シャッター10は、図5及び図6の如く薄
肉部12を介し摺動方向に屈曲される本体11と、該本
体11の両側に設けられた多数の突起13と、突起13
の表裏に設けられた弾性部15及び円弧部16と、突起
端面に設けられた小凸部17とを一体に形成している。
本体11は、板幅方向に設けられた複数の薄肉部12を
介し屈曲可能になっていて、図3(a)の如く両側板部
5の上側から前記筒部22をほぼ覆う長さ寸法であり、
又、板幅が両ガイド溝16の間の寸法よりも少し小さめ
に設定されている。本体11には、先端側にあって外面
側に一段突出した摘み部11aと、内面側にあって両側
の突起13と対応する位置に突出した補強リブ11b
と、摘み部11aと反対側に一段突出したストッパー1
1c等が設けられている。突起13は、本体11の両側
にあって、薄肉部12同士の間にそれぞれ設けられてい
る。各突起13は、本体11の内面に連結された略L形
をなし、L形の垂直部15に相当する分だけ本体11に
対し下側に位置している。L形の水平部15bには、溝
14が設けられ、該溝14よりも先端側がガイド溝6と
嵌合する部分となっている。この部分には、内部空洞の
弾性部15が外面(図6の上面)に設けられ、円弧部1
6が内面(図6の下面)に設けられ、更に小凸部17が
端面に設けられている。そして、各突起13は、半円状
弾性部15及び円弧部16を介しガイド溝16のコ形溝
内に嵌合配置されると、小凸部17がガイド溝16のコ
形の中間内面に点接するようになっている。なお、突起
13は、図5の左側の突起13を除いて、ほぼ等間隔で
設けられているが、2箇所のものが突起13に代えて舌
状の立壁部18となっている。立壁部18には取付孔が
設けられている。両側の立壁部18には、補強用シャフ
ト19が装着されている。但し、立壁部18及びシャフ
ト19は省略されることもある。
【0015】以上のシャッター10は、例えば、掴み部
11a側の先端側を前記した両側のガイド溝6のうち、
前記開放された下溝端に配置し、先端側の突起13を対
応するガイド溝6に嵌合した後、ガイド溝6に沿って下
から上方向へ摺動させる。この摺動時には、ストッパー
11cが前記した平坦壁21(図7参照)の前側に下か
ら当たるので、側板部5の一方側をねじ9bを緩めて上
下半体3,4の対応部から若干離間させた状態にする
と、ストッパー11cが平坦壁21を乗り越え、シャッ
ター10が突起13を介しガイド溝6に沿って上方向へ
摺動可能となる。勿論、これは一例であり、製造ライン
ではシャッター10も上記各部材の組立時に組み付けら
れる。
【0016】(使用例及び作動)以上の装置1は、収容
部2がシャッター10の摺動操作により開閉される。シ
ャッター10は、図1と図2及び図7の各(a)の如く
最大開位置(全開した状態のこと)から図3(a)の閉
位置まで摺動され、又、図7(b)の如く最大開位置と
閉位置との間の任意な箇所(任意の位置)で保持可能と
なっている。即ち、最大開位置では、ストッパー11c
が平坦壁21に当接してシャッター10の下移動を規制
する。また、シャッター10は、ガイド溝6に対し各突
起23の弾性部15及び円弧部16でコ形の対向面にそ
れぞれ弾接し、かつ小凸部17でコ形の中間内面に点接
しているため、ガイド溝6が湾曲していても薄肉部12
の屈曲作動や弾性部15の変形作用等を伴ってスムース
に摺動され、かつ振動を受けてもがたつかない。この場
合、シャッター10は、乗員が掴み部11aを持って任
意の位置まで摺動操作した後、掴み部11aから手を離
しても、弾性部15及び円弧部16がコ形の対向面にそ
れぞれ弾接し、かつ弾性部15が内部空洞又は内部欠肉
に形成されて弾性変位に富んでいるため、ガイド溝6に
弾性的に保持される。シャッター10は、図7(b)よ
りも更に上方へ摺動されると、対応突起23(シャッタ
ー10の先端側にある突起23)がガイド溝6の規制凸
部6bを弾性変位しながら通過した後、規制壁6aに当
たって係止され、収容部2の開口を完全に閉じた閉位置
に保持される。この保持力は、規制凸部6bと共に弾性
部15の弾性力も作用しているため、過大な振動を受け
てもシャッター10の不用意な下移動を確実に阻止す
る。
【0017】従って、形態例の装置では次の様な使用態
様が実現される。第1に、収容部2に鉤類やカード類等
の小物類を収納しておく態様である。この態様では、乗
員がシャッター10を開閉することにより、小物類を横
又は水平方向から収容部2内に容易に出し入れできる。
この場合、小物類を保持部7を形成している筒部22に
入れ、比較的嵩張る物品を平坦壁21上に載せておくこ
とも可能となる。また、シャッター10を任意の位置又
は最大開位置にして、携帯電話等を筒部22に入れてお
くと何時でも楽に取り出せるという便利性もある。第2
に、各種飲料容器を筒部22に入れて保持する態様であ
る。この態様では、図7(a)の例の如く紙カップK1
や小型缶類K2等を第1底受け部25上に載せたり、図
7(b)の例の如く大型缶類K3やボトルK4等を第2底
受け部26上に載せる。この場合、前者では紙カップK
1や缶類K2が略垂直に保持され、後者では缶類K3やボ
トルK4が開口前側へ傾斜した状態、つまり乗員にとっ
て取り出し易い状態で保持される。また、シャッター1
0を図7(b)の例の如く少し上へ摺動しておくと、背
丈の高い缶類K3やボトルK4では、下側周囲が筒部22
の内周で支持されるだけでなく、上側周囲がシャッター
10の先端縁部により支持されてより安定した状態で保
持される。出し入れ性は、図9の上開口した従来装置よ
り容易であり使い勝手がよい。第3に、上記した灰皿等
のオプション品を取付溝24又は取付溝24と前記切欠
部に後付けして付加価値を付与する態様である。オプシ
ョン品としては灰皿に限らず、携帯電話等の物品専用ホ
ルダー、特願2001−237574号に記載の様な底
受け部材等であってもよい。
【0018】(変形例)図8は以上の装置1を変形した
一例を示している。同図の装置1Aは、上記形態に対し
側板部5Aの下側形状及び対応するガイド溝6Aの下側
形状が変更され、それ以外は同じくしている。このた
め、上記形態と同じ部材及び部位に同一符号を付し、変
更点だけを説明する。即ち、この構造は、側壁部5Aの
下側が上記側板部5よりも幅寸法を小さ目に形成され、
それに対応してガイド溝6Aの下側が円弧により近い曲
率で湾曲されている。これは、装置1Aの下側をスリム
にした例であり、装置1Aを設置する車室内壁やドア内
張等の設置箇所との関係で変更したものである。これ以
外でも、本発明は設置個所、全体の大きさや経費等に応
じ、例えば、収容部2の構成として、樹脂成形により一
体に形成したり、背面部材と側面部材で構成したり、背
面形状を変形する等、適宜に変更可能なものである。
【0019】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明の物品収容
装置は、縦配置のタイプにおいて、収容部に対し各種の
物品や飲料容器等を共に横又は水平方向から出し入れで
きるため出し入れ性がよく、収容部内が大きく露出され
るため小さな鉤類等であっても収納でき、また、シャッ
ターがガイド溝に沿って摺動されるため安全性に優れ、
ボトル等を支える機能も有している。これにより、本発
明品は、従来装置に対し安全性、外観特性、汎用性、使
い勝手を共に改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 形態例の物品収容装置の概略外観図である。
【図2】 図1の装置細部を示す正面図である。
【図3】 図1の装置細部を示す正面図と背面図であ
る。
【図4】 図1の装置細部を示す側面図と断面図であ
る。
【図5】 図1のシャッターの細部を示す図である。
【図6】 上記シャッターの要部を示す拡大図である。
【図7】 図1の装置作動を説明するための図である。
【図8】 上記装置の変形例を示す図である。
【図9】 従来装置の3例を示す図である。
【符号の説明】 1,1A…物品収容装置 2…収容部(21は内底面に相当する平坦壁) 3,4…上下半体 5,5A…側板部(5aは突出縁部) 6,6A…ガイド溝 7…保持部(22は筒部、25は第1底受け部、26は
第2底受け部) 10…シャッター(11は本体、12は薄肉部、13は
突起) 11c…ストッパー 15…弾性部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗物の室内に設けられて、物品を入れる
    収容部及び該収容部の開口を開閉する扉を備えた物品収
    容装置において、 前記収容部は、両側面と背面及び内底面とで内部をほぼ
    区画し、かつ両側の突出縁部に沿って設けられたガイド
    溝を有し、 前記ガイド溝に対し、前記扉として摺動方向に屈曲可能
    なシャッターを摺動可能に組み付けている、ことを特徴
    とする物品収容装置。
  2. 【請求項2】 前記シャッターが前記ガイド溝に任意の
    位置で保持可能なっている請求項1に記載の物品収容装
    置。
  3. 【請求項3】 前記収容部の内底面に設けられ、前記物
    品として飲料容器を挿入して保持する有底筒状の保持部
    を有している請求項2に記載の物品収容装置。
  4. 【請求項4】 前記保持部は、有底筒状の内下面側に設
    けられた略水平状の第1底受け部と、該第1底受け部よ
    り径大でかつ前記背面側から前記シャッター側である前
    側に向けて下向きとなるよう傾斜した第2底受け部とを
    有している請求項2に記載の物品収容装置。
  5. 【請求項5】 前記シャッターは、先端が前記背面の対
    応部に当接した閉位置から、内面に設けたストッパーを
    前記内底面に当接して規制される最大開位置まで摺動さ
    れる請求項1から3の何れかに記載の物品収容装置。
  6. 【請求項6】 前記シャッターは、複数の薄肉部を介し
    屈曲される本体と、該本体の両側に設けられた多数の突
    起と、前記突起に設けられた空洞又は欠肉した弾性部と
    を有し、前記ガイド溝に対し前記突起及び弾性部を嵌合
    し、かつ前記弾性部を介し適位置で保持される請求項1
    から4の何れかに記載の物品収容装置。
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