JP2003093086A - アレルゲン低減リゾリン脂質の製造方法 - Google Patents

アレルゲン低減リゾリン脂質の製造方法

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JP2003093086A JP2001288610A JP2001288610A JP2003093086A JP 2003093086 A JP2003093086 A JP 2003093086A JP 2001288610 A JP2001288610 A JP 2001288610A JP 2001288610 A JP2001288610 A JP 2001288610A JP 2003093086 A JP2003093086 A JP 2003093086A
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Satoru Komada
哲 駒田
Hideya Adachi
秀哉 足立
Naoteru Honda
直輝 本田
Takeshi Nakamura
武嗣 中村
Masatsugu Yamashita
政続 山下
Tomoji Kato
友治 加藤
Nagahiro Yamazaki
長宏 山崎
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Taiyo Kagaku KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リン脂質は食品、化粧品用の乳化剤として利
用されている天然由来の界面活性剤である。リン脂質の
構造中に有する2個のアシル基の一つを酵素的に分解す
ることにより親水性を高め、より機能的に優れたリゾリ
ン脂質が食品や化粧品の分野で汎用されている。本発明
では、リン脂質を含有する原料に含まれるタンパク質や
ペプチド及びリゾリン脂質製造に用いられる酵素のアレ
ルゲンを低減した、安全性の高いリゾリン脂質の製造方
法を提供することを目的とする。 【解決手段】 リン脂質を含有する原料をホスホリパー
ゼにて処理する工程、次いでプロテアーゼにて処理する
工程、及びタンパク質、ペプチド、酵素を除去する工程
を経ることを特徴とするアレルゲン低減リゾリン脂質の
製造方法により上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アレルギーの原因
となるタンパク質やペプチド、酵素等のアレルゲンを低
減したリゾリン脂質の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】リン脂質は食品、化粧品用の乳化剤とし
て利用されている天然由来の界面活性剤である。リン脂
質の構造中に有する2個のアシル基の一つを酵素的に分
解することにより親水性を高め、より機能的に優れたリ
ゾリン脂質が食品や化粧品の分野で汎用されている。リ
ン脂質は大豆、ナタネ等の種子類、または鶏卵等に多く
含まれ、これらを起源として抽出・精製して製造され
る。例えば、大豆リン脂質は、大豆油の製造において、
精製工程でガム質として分離され、これを目的に応じて
精製して製造される。しかし、これらを起源とする材料
はタンパク質を多く含んでおり、製造されたリン脂質中
に混入する。これらのタンパク質はアレルギーを引き起
こすことから、近年特に注目されており、感受性のある
者が摂取した場合、重篤な症状を引き起こす可能性があ
る。リン脂質中のアレルゲンについては、例えばZ.L
ebenzen Unters Forsch.A.2
07巻 5号 341ページ(1998年)に市販の大
豆レシチン中のアレルゲンについての報告がある。 さらにリン脂質をリゾリン脂質へと誘導する酵素もまた
タンパク質の一種であるため、アレルゲンとなり、人に
害を及ぼす危険性がある。加えてホスホリパーゼは耐熱
性に優れており、通常の酵素を失活させるための加熱処
理条件では失活しない。したがって製品であるリゾリン
脂質中に活性ホスホリパーゼが残存することになり、例
えばリゾリン脂質を食品に添加した場合、食品中で酵素
反応が進行した結果、異臭が発生するといった問題が発
生している。これに対し、特開昭63−233750で
はホスホリパーゼをプロテアーゼで分解することによ
り、その活性を消失させる技術が公開されているが、分
解の結果生成するペプチドとプロテアーゼはそのまま残
存することになり、アレルギー的な観点から、感受性の
ある者が摂取した場合、安全性に問題があることは明ら
かである。アレルゲンとして問題となるタンパク質の除
去を考える場合、塩析による沈殿除去や透析や膜を利用
した分離技術が挙げられる。しかし、これらの方法は水
中に分散しているタンパク質を対象としており、リン脂
質中に分散しているタンパク質への適用は困難である。
さらにタンパク質が電荷を有するのと同様にリン脂質も
電荷を有しており、電気的な性質を利用してタンパク質
の除去を試みても同時にリン脂質まで除去されてしま
い、目的を達成することができない。酵素分解処理を施
したリン脂質中に含まれるタンパク質やペプチドだけを
効率よく除去できる方法が望まれている。近年、食品や
化粧品の安全性に対する意識が高まりつつある中、この
分野で好適に利用されるリゾリン脂質にも、従来からあ
る有害な不純物を含まないという要望に加えて、アレル
ギーの観点からも安全性の高いものが必要とされてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように本発明は、
リン脂質を含有する原料に含まれるタンパク質やペプチ
ド及びリゾリン脂質製造に用いられる酵素のアレルゲン
を低減した、安全性の高いリゾリン脂質の製造方法を提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成するために鋭意研究した結果、本発明を完成し
た。すなわち、本発明は、リン脂質をリゾリン脂質へと
変換する酵素すなわちホスホリパーゼでリン脂質を処理
した後、タンパク質分解酵素であるプロテアーゼで処理
し、加熱減圧濃縮により水分の徐去と酵素の失活を行
い、さらに吸着剤処理、吸着剤除去を行うことにより、
リン脂質に含まれるタンパク質及び酵素を除去したアレ
ルゲン性の低いリゾリン脂質を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に用いられるリン脂質と
は、その起源および含量は問わず、大豆から得られる大
豆リン脂質や鶏卵の卵黄油から得られる卵黄リン脂質ま
たは他の動物由来のリン脂質(にわとり、豚、牛、羊
等)が挙げられ、これらは精製した精製大豆リン脂質や
精製卵黄リン脂質などでもよく、またその形態は固形
状、粉末状、液状でも良い。界面活性剤的な効果を期待
するのであればリン脂質含量が高いものが望ましく、リ
ン脂質含量が50%以上、好ましくは60%以上のもの
がよい。このリン脂質含量はリン脂質に特有の化学的発
色に基づく吸光度を測定する方法、高速液体クロマトグ
ラフィーまたは定量装置を備えた薄層クロマトグラフィ
ー等の分析機器を用いる方法で分析できるほか、共存物
が油脂等である場合にはアセトン不溶分を求めることに
より、簡便に求めることもできる。
【0006】本発明に用いられるホスホリパーゼは、リ
ン脂質を加水分解する酵素であり特に限定するものでは
ない。例えばグリセリン基の端位のアシル基を加水分解
するホスホリパーゼA、グリセリン基の2位のアシル
基を加水分解するホスホリパーゼA,グリセリン基の
端位のアシル基または2位のアシル基を加水分解するホ
スホリパーゼB、グリセリン基の端位にあるリン酸基の
エステル結合を加水分解するホスホリパーゼC、グリセ
リン基の端位にあるリン酸とその末端アルコール基のエ
ステル結合を加水分解するホスホリパーゼDなどが挙げ
られる。界面活性剤としての機能を期待するならアシル
基を分解する酵素すなわちホスホリパーゼAおよびA
が望ましい。このホスホリパーゼによるリン脂質の処
理は、様々な条件下で行われ、特に限定するものではな
い。例えば、原料リン脂質に対し5〜90%、好ましく
は5〜50%の水を加え水溶液としたものにホスホリパ
ーゼを原料リン脂質に対し1〜50U/g、好ましくは
5〜10U/g添加し35〜80℃、好ましくは50〜
55℃の温度で6〜72時間、好ましくは24〜48時
間の条件で行われる。条件を変えることによりリン脂質
のアシル基の分解程度を変化させることができるので目
的に応じて適宜調整すればよい。
【0007】本発明に用いられる、プロテアーゼとはタ
ンパク質やペプチドなどのペプチド結合を加水分解する
酵素をいい特に限定されるものではない。例えばパイナ
ップルやパパイヤ等の植物、豚脾臓等の動物、または菌
・カビ由来のプロテアーゼが挙げられ、市販品としては
天野エンザイムのプロテアーゼA、プロテアーゼM、ペ
プチタ―ゼR、ウマミザイムなどが挙げられ、これらは
単独または混合して使用できる。なかでもリゾリン脂質
の製造効率上、水分含量が少ない反応系内でも問題とな
るタンパク質を効率よく分解できるアスペルギルス属由
来のプロテアーゼ(商品名:ウマミザイム、天野エンザ
イム)またはリゾプス属由来のプロテアーゼ(商品名:
ペプチダーゼR、天野エンザイム)が好ましく、これら
は単独または混合して使用することができる。
【0008】このようなプロテアーゼによる処理は、様
々な条件下で行われ、特に限定するものではないが、例
えば、先に挙げたようにリン脂質をホスホリパーゼで処
理した後にプロテアーゼを1〜10U/g、好ましくは
5〜10U/g添加しpH5.0〜9.0、好ましくは
pH6.0〜8.0、30〜60℃、好ましくは40〜
50℃にて、1〜18時間、好ましくは4〜18時間保
持することにより達成する事ができる。本発明の加熱減
圧濃縮処理については特に限定するものではないが好ま
しくは70℃以上0.5torr以下、特に好ましくは
80℃以上0.1torr以下で1時間以上行う事によ
り脱水と酵素の失活を達成する事ができる。本発明のタ
ンパク質及び酵素の除去方法については特に限定するも
のではないが、好ましくは濾過助剤を使用した濾過によ
る除去、特に好ましくは吸着剤処理を行った後、濾過す
ることによって達成する事ができる。本発明の吸着処理
に用いられる吸着剤は、イオン交換作用や吸着能力を利
用して食用油や石油などの中に含まれる不純物を取り除
くために使われているものをいい、特に限定するもので
はないが、好ましくは活性炭、酸性白土又は活性白土、
ゼオライト、アルミナゲル、シリカアルミナ、微粉末ケ
イ酸、シリカゲルで、特に好ましくは、リン脂質やリゾ
リン脂質を吸着することなしに、タンパク質やペプチド
を吸着除去できる活性白土処理が本出願の目的には最も
望ましい。市販されているものとして例えば、ガレオン
アース(水澤薬品工業)、NKゼオライト(近藤鉱
業)、キョーワード(協和化学)などが挙げられる。
【0009】この吸着剤処理による処理は、様々な条件
下で行われ、特に限定するものではない、例えば、ホス
ホリパーゼ、プロテアーゼにて処理した処理液に対し
0.01〜5.0%、好ましくは0.1〜2.0%の吸
着剤を加え50〜70℃にて30分〜3時間、好ましく
は1〜2時間攪拌することにより行う事が出来る。これ
によりタンパク質が分解されて生成したペプチドやアミ
ノ酸を吸着させ、次いで吸着剤を除去することにより、
リゾリン脂質からアレルゲン性物質を取り除くことが出
来る。吸着剤の除去に関しては遠心分離や濾過といった
手法が挙げられ、特に限定するものではないが好ましく
は濾過による方法、特に好ましくは濾過助剤を用いた濾
過による方法で吸着剤の除去を達成することができる。
このような工程で調製されたアレルゲン低減リゾリン脂
質はアレルゲンとなるタンパク質やペプチドが除去され
ており、リン脂質の影響を受けないタンパク質やペプチ
ドの分析法、例えば抗原抗体反応を利用した方法や試料
を加水分解して生成するアミノ酸を液体クロマトグラフ
または自動アミノ酸分析計で定量する方法等では検出で
きない。
【0010】本発明ではこのようにリン脂質を含有する
原料をホスホリパーゼで分解し、さらにプロテアーゼで
処理して原料リン脂質中のタンパク質やホスホリパーゼ
を分解する。次いでプロテアーゼを加熱失活させた後反
応系内に含まれるタンパク質やその分解物を、リゾリン
脂質を吸着しない吸着剤に吸着させ、これを除去する事
によりアレルゲン性の低減された安全なリゾリン脂質を
製造することが可能となる。本発明におけるアレルゲン
とはリン脂質の影響を受けないタンパク質やペプチドの
分析法、例えば抗原抗体反応を利用した方法や試料を加
水分解して生成するアミノ酸を液体クロマトグラフまた
は自動アミノ酸分析計で定量する方法等で検出されるも
のをいう。以下に本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明がこれらによって限定されるものではな
い。
【0011】
【実施例】実施例1 大豆油製造工程中の精製工程で発生するリン脂質を含有
するガム質(以下 リン脂質含有ガム質)450gにホ
スホリパーゼA4,500IU(ノボ社製商品名 レ
シターゼ10L)を上水50gに溶解した液を加え、ホ
モミキサーで均一化し、50℃で48時間静置反応し
た。この処理液にプロテアーゼ 〔ぺプチターゼR 4
2U(天野エンザイム)+ウマミザイム 35U(天野
エンザイム)〕を80gの上水に溶解し大豆リン脂質処
理液に加え、50℃で16時間攪拌反応した。この処理
液をエバポレーターを使用して、80℃にて1時間以
上、減圧濃縮を行い処理液中の水分を除去し、同時にホ
スホリパーゼ及びプロテアーゼを失活させた。次にこの
処理液に吸着剤(水澤薬品工業製 商品名 ガレオンア
ース)を1%加え、60℃にて2時間攪拌を行った。さ
らに反応液をセライトでろ過することにより、吸着剤処
理で吸着させた失活酵素、残存未分解タンパク質、生成
したアミノ酸を除去した。ろ過した処理液をアセトン
3.5Lで2回処理しアセトン可溶分を除去、乾燥し、
本発明品であるリゾリン脂質220gを得た。
【0012】比較例1 プロテアーゼ処理、及び吸着剤処理を行わない以外は、
実施例1で調製したサンプルと同様の処理、すなわち、
リン脂質含有ガム質450gにホスホリパーゼA4,
500IU(ノボ社製 商品名 レシターゼ10L)を
上水50gに溶解した液を加え、ホモミキサーで均一化
し、50℃で48時間静置反応した。この処理液をエバ
ポレーターを使用して、80℃にて1時間以上、減圧濃
縮を行い処理液中の水分を除去し、同時にホスホリパー
ゼを失活させた。処理液をアセトン3.5Lで2回処理
しアセトン可溶分を除去、乾燥し、リゾリン脂質230
gを得た。
【0013】比較例2 プロテアーゼ処理を行わない以外は、実施例1で調製し
たサンプルと同様の処理、すなわち、リン脂質含有ガム
質450gにホスホリパーゼA4,500IU(ノボ
社製 商品名 レシターゼ10L)を上水50gに溶解
した液を加え、ホモミキサーで均一化し、50℃で48
時間静置反応した。この処理液をエバポレーターを使用
して、80℃にて1時間以上、減圧濃縮を行い処理液中
の水分を除去し、同時にホスホリパーゼを失活させた。
次にこの処理液に吸着剤(水澤薬品工業製 商品名 ガ
レオンアース)を1%加え、60℃にて2時間攪拌を行
った。さらに反応液をセライトでろ過、アセトン3.5
Lで2回処理しアセトン可溶分を除去、乾燥し、リゾリ
ン脂質225gを得た。
【0014】比較例3 吸着剤処理を行わない以外は、実施例1で調製したサン
プルと同様の処理、すなわち、リン脂質含有ガム質45
0gにホスホリパーゼA4,500IU(ノボ社製
商品名 レシターゼ10L)を上水50gに溶解した液
を加え、ホモミキサーで均一化し、50℃で48時間静
置反応した。この処理液にプロテアーゼ〔ぺプチターゼ
R 42U(天野エンザイム)+ウマミザイム 35U
(天野エンザイム)〕を80gの上水に溶解し大豆リン
脂質処理液に加え、50℃で16時間攪拌反応した。こ
の処理液をエバポレーターを使用して、80℃にて1時
間以上、減圧濃縮を行い処理液中の水分を除去し、同時
にホスホリパーゼ及びプロテアーゼを失活させた。さら
に反応液をセライトでろ過し、処理液をアセトン3.5
Lで2回処理しアセトン可溶分を除去、乾燥し、リゾリ
ン脂質223gを得た。
【0015】試験例1 実施例1、比較例1、比較例2および比較例3で得られ
たリゾリン脂質に含まれる大豆由来タンパク質の検出
を、テプネル社のSOYA PROTEIN ASSA
Y KITにて行った。本方法により、検出されたタン
パク質濃度は、実施例1のサンプルで0ppm、比較例
1のサンプルで145ppm、比較例2のサンプルで2
0ppm、比較例3のサンプルで30ppmであった。
【0016】試験例2 実施例1、比較例1、比較例2および比較例3で得られ
たリゾリン脂質に含まれる大豆由来タンパク質の検出
を、ELISA法にて行った。本方法により検出された
タンパク質濃度は、実施例1のサンプルで0ppm、比
較例1のサンプルで155ppm、比較例2のサンプル
で30ppm、比較例3のサンプルで40ppmであっ
た。
【0017】試験例3 実施例1、比較例1、比較例2および比較例3で得られ
たリゾリン脂質に含まれる大豆由来、酵素由来のタンパ
ク質を5.7M塩酸により加水分解し、加水分解物のア
ミノ酸の検出を日立 835型アミノ酸分析計(カラム
2.6mm×150mm 日立樹脂#2619、測定温
度53℃、アンモニアフィルターカラム4mm×50m
m 日立樹脂#2650)にて行った。得られたアミノ
酸の含量より元の試料中に含まれるタンパク質を算出し
たところ、実施例1のサンプルで0ppm、比較例1の
サンプルで310ppm、比較例2のサンプルで90p
pm、比較例3のサンプルで410ppmであった。
【0018】試験例4 実施例1、比較例1、比較例2および比較例3で得られ
たリゾリン脂質の能動全身性アナフィラキシー反応試験
をモルモット(四週齢、雄)を使用して行った。実施例
1、比較例1、比較例2および比較例3で得られたリゾ
リン脂質50mg/5ml/kgを1日に1回、2週間
連続して経口投与し、抗体を産生後、50mg/5ml
/kgの被験物質を静脈注射し状態を観察した。結果を
表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】表1の結果より明らかなように、実施例1
の本発明品は陰性でアレルギー症状の発現は認められな
かった。すなわち、リゾリン脂質中のアレルゲンとなる
タンパク質は、ホスホリパーゼに続くプロテアーゼ処
理、吸着剤による吸着処理、さらに吸着剤の除去という
一連の工程によって低減することができた。
【0021】本発明の実施態様をあげれば以下の通りで
ある。 (1)リン脂質を含有する原料をホスホリパーゼとプロ
テアーゼにて処理し、次いでこれらの酵素を除去するこ
とを特徴とする、アレルゲン低減リゾリン脂質の製造方
法。 (2)リン脂質を含有する原料をホスホリパーゼとプロ
テアーゼにて処理し、次いで吸着剤処理することを特徴
とする、アレルゲン低減リゾリン脂質の製造方法。 (3)リン脂質を含有する原料をホスホリパーゼとアス
ペルギルス属またはリゾプス属由来のプロテアーゼにて
処理し、次いでこれらの酵素を除去することを特徴とす
る、アレルゲン低減リゾリン脂質の製造方法。 (4)リン脂質を含有する原料をホスホリパーゼA
アスペルギルス属またはリゾプス属由来のプロテアーゼ
にて処理し、次いでこれらの酵素を除去することを特徴
とする、アレルゲン低減リゾリン脂質の製造方法。 (5)リン脂質を含有する原料をホスホリパーゼとアス
ペルギルス属またはリゾプス属由来のプロテアーゼにて
処理し、次いで吸着剤処理することを特徴とする、アレ
ルゲン低減リゾリン脂質の製造方法。 (6)リン脂質を含有する原料をホスホリパーゼA
アスペルギルス属またはリゾプス属由来のプロテアーゼ
にて処理し、次いで吸着剤処理することを特徴とする、
アレルゲン低減リゾリン脂質の製造方法。 (7)鶏卵由来のリン脂質を含有する原料をホスホリパ
ーゼAとプロテアーゼにて処理し、次いでこれらの酵
素を除去することを特徴とする、アレルゲン低減リゾリ
ン脂質の製造方法。 (8)鶏卵由来のリン脂質を含有する原料をホスホリパ
ーゼAとプロテアーゼにて処理し、次いで吸着剤処理
することを特徴とする、アレルゲン低減リゾリン脂質の
製造方法。 (9)鶏卵由来のリン脂質を含有する原料をホスホリパ
ーゼとアスペルギルス属またはリゾプス属由来のプロテ
アーゼにて処理し、次いでこれらの酵素を除去すること
を特徴とする、アレルゲン低減リゾリン脂質の製造方
法。 (10)鶏卵由来のリン脂質を含有する原料をホスホリ
パーゼAとアスペルギルス属またはリゾプス属由来の
プロテアーゼにて処理し、次いでこれらの酵素を除去す
ることを特徴とする、アレルゲン低減リゾリン脂質の製
造方法。 (11)鶏卵由来のリン脂質を含有する原料をホスホリ
パーゼとアスペルギルス属またはリゾプス属由来のプロ
テアーゼにて処理し、次いで吸着剤処理することを特徴
とする、アレルゲン低減リゾリン脂質の製造方法。 (12)鶏卵由来のリン脂質を含有する原料をホスホリ
パーゼAとアスペルギルス属またはリゾプス属由来の
プロテアーゼにて処理し、次いで吸着剤処理することを
特徴とする、アレルゲン低減リゾリン脂質の製造方法。 (13)大豆由来のリン脂質を含有する原料をホスホリ
パーゼAとプロテアーゼにて処理し、次いでこれらの
酵素を除去することを特徴とする、アレルゲン低減リゾ
リン脂質の製造方法。 (14)大豆由来のリン脂質を含有する原料をホスホリ
パーゼAとプロテアーゼにて処理し、次いで吸着剤処
理することを特徴とする、アレルゲン低減リゾリン脂質
の製造方法。 (15)大豆由来のリン脂質を含有する原料をホスホリ
パーゼとアスペルギルス属またはリゾプス属由来のプロ
テアーゼにて処理し、次いでこれらの酵素を除去するこ
とを特徴とする、アレルゲン低減リゾリン脂質の製造方
法。 (16)大豆由来のリン脂質を含有する原料をホスホリ
パーゼAとアスペルギルス属またはリゾプス属由来の
プロテアーゼにて処理し、次いでこれらの酵素を除去す
ることを特徴とする、アレルゲン低減リゾリン脂質の製
造方法。 (17)大豆由来のリン脂質を含有する原料をホスホリ
パーゼとアスペルギルス属またはリゾプス属由来のプロ
テアーゼにて処理し、次いで吸着剤処理することを特徴
とする、アレルゲン低減リゾリン脂質の製造方法。 (18)大豆由来のリン脂質を含有する原料をホスホリ
パーゼAとアスペルギルス属またはリゾプス属由来の
プロテアーゼにて処理し、次いで吸着剤処理することを
特徴とする、アレルゲン低減リゾリン脂質の製造方法。 (19)リン脂質を50%以上含有する原料をホスホリ
パーゼAとプロテアーゼにて処理し、次いでこれらの
酵素を除去することを特徴とする、アレルゲン低減リゾ
リン脂質の製造方法。 (20)リン脂質を50%以上含有する原料をホスホリ
パーゼAとプロテアーゼにて処理し、次いで吸着剤処
理することを特徴とする、アレルゲン低減リゾリン脂質
の製造方法。 (21)リン脂質を50%以上含有する原料をホスホリ
パーゼとアスペルギルス属またはリゾプス属由来のプロ
テアーゼにて処理し、次いでこれらの酵素を除去するこ
とを特徴とする、アレルゲン低減リゾリン脂質の製造方
法。 (22)リン脂質を50%以上含有する原料をホスホリ
パーゼAとアスペルギルス属またはリゾプス属由来の
プロテアーゼにて処理し、次いでこれらの酵素を除去す
ることを特徴とする、アレルゲン低減リゾリン脂質の製
造方法。 (23)リン脂質を50%以上含有する原料をホスホリ
パーゼとアスペルギルス属またはリゾプス属由来のプロ
テアーゼにて処理し、次いで吸着剤処理することを特徴
とする、アレルゲン低減リゾリン脂質の製造方法。 (24)リン脂質を50%以上含有する原料をホスホリ
パーゼAとアスペルギルス属またはリゾプス属由来の
プロテアーゼにて処理し、次いで吸着剤処理することを
特徴とする、アレルゲン低減リゾリン脂質の製造方法。 (25)鶏卵由来のリン脂質を50%以上含有する原料
をホスホリパーゼAとプロテアーゼにて処理し、次い
でこれらの酵素を除去することを特徴とする、アレルゲ
ン低減リゾリン脂質の製造方法。 (26)鶏卵由来のリン脂質を50%以上含有する原料
をホスホリパーゼAとプロテアーゼにて処理し、次い
で吸着剤処理することを特徴とする、アレルゲン低減リ
ゾリン脂質の製造方法。 (27)鶏卵由来のリン脂質を50%以上含有する原料
をホスホリパーゼとアスペルギルス属またはリゾプス属
由来のプロテアーゼにて処理し、次いでこれらの酵素を
除去することを特徴とする、アレルゲン低減リゾリン脂
質の製造方法。 (28)鶏卵由来のリン脂質を50%以上含有する原料
をホスホリパーゼAとアスペルギルス属またはリゾプ
ス属由来のプロテアーゼにて処理し、次いでこれらの酵
素を除去することを特徴とする、アレルゲン低減リゾリ
ン脂質の製造方法。 (29)鶏卵由来のリン脂質を50%以上含有する原料
をホスホリパーゼとアスペルギルス属またはリゾプス属
由来のプロテアーゼにて処理し、次いで吸着剤処理する
ことを特徴とする、アレルゲン低減リゾリン脂質の製造
方法。 (30)鶏卵由来のリン脂質を50%以上含有する原料
をホスホリパーゼAとアスペルギルス属またはリゾプ
ス属由来のプロテアーゼにて処理し、次いで吸着剤処理
することを特徴とする、アレルゲン低減リゾリン脂質の
製造方法。 (31)大豆由来のリン脂質を50%以上含有する原料
をホスホリパーゼAとプロテアーゼにて処理し、次い
でこれらの酵素を除去することを特徴とする、アレルゲ
ン低減リゾリン脂質の製造方法。 (32)大豆由来のリン脂質を50%以上含有する原料
をホスホリパーゼAとプロテアーゼにて処理し、次い
で吸着剤処理することを特徴とする、アレルゲン低減リ
ゾリン脂質の製造方法。 (33)大豆由来のリン脂質を50%以上含有する原料
をホスホリパーゼとアスペルギルス属またはリゾプス属
由来のプロテアーゼにて処理し、次いでこれらの酵素を
除去することを特徴とする、アレルゲン低減リゾリン脂
質の製造方法。 (34)大豆由来のリン脂質を50%以上含有する原料
をホスホリパーゼAとアスペルギルス属またはリゾプ
ス属由来のプロテアーゼにて処理し、次いでこれらの酵
素を除去することを特徴とする、アレルゲン低減リゾリ
ン脂質の製造方法。 (35)大豆由来のリン脂質を50%以上含有する原料
をホスホリパーゼとアスペルギルス属またはリゾプス属
由来のプロテアーゼにて処理し、次いで吸着剤処理する
ことを特徴とする、アレルゲン低減リゾリン脂質の製造
方法。 (36)大豆由来のリン脂質を50%以上含有する原料
をホスホリパーゼAとアスペルギルス属またはリゾプ
ス属由来のプロテアーゼにて処理し、次いで吸着剤処理
することを特徴とする、アレルゲン低減リゾリン脂質の
製造方法。 (37)リン脂質を60%以上含有する原料をホスホリ
パーゼAとプロテアーゼにて処理し、次いでこれらの
酵素を除去することを特徴とする、アレルゲン低減リゾ
リン脂質の製造方法。 (38)リン脂質を60%以上含有する原料をホスホリ
パーゼAとプロテアーゼにて処理し、次いで吸着剤処
理することを特徴とする、アレルゲン低減リゾリン脂質
の製造方法。 (39)リン脂質を60%以上含有する原料をホスホリ
パーゼとアスペルギルス属またはリゾプス属由来のプロ
テアーゼにて処理し、次いでこれらの酵素を除去するこ
とを特徴とする、アレルゲン低減リゾリン脂質の製造方
法。 (40)リン脂質を60%以上含有する原料をホスホリ
パーゼAとアスペルギルス属またはリゾプス属由来の
プロテアーゼにて処理し、次いでこれらの酵素を除去す
ることを特徴とする、アレルゲン低減リゾリン脂質の製
造方法。 (41)リン脂質を60%以上含有する原料をホスホリ
パーゼとアスペルギルス属またはリゾプス属由来のプロ
テアーゼにて処理し、次いで吸着剤処理することを特徴
とする、アレルゲン低減リゾリン脂質の製造方法。 (42)リン脂質を60%以上含有する原料をホスホリ
パーゼAとアスペルギルス属またはリゾプス属由来の
プロテアーゼにて処理し、次いで吸着剤処理することを
特徴とする、アレルゲン低減リゾリン脂質の製造方法。 (43)鶏卵由来のリン脂質を60%以上含有する原料
をホスホリパーゼAとプロテアーゼにて処理し、次い
でこれらの酵素を除去することを特徴とする、アレルゲ
ン低減リゾリン脂質の製造方法。 (44)鶏卵由来のリン脂質を60%以上含有する原料
をホスホリパーゼAとプロテアーゼにて処理し、次い
で吸着剤処理することを特徴とする、アレルゲン低減リ
ゾリン脂質の製造方法。 (45)鶏卵由来のリン脂質を60%以上含有する原料
をホスホリパーゼとアスペルギルス属またはリゾプス属
由来のプロテアーゼにて処理し、次いでこれらの酵素を
除去することを特徴とする、アレルゲン低減リゾリン脂
質の製造方法。(46)鶏卵由来のリン脂質を60%以
上含有する原料をホスホリパーゼAとアスペルギルス
属またはリゾプス属由来のプロテアーゼにて処理し、次
いでこれらの酵素を除去することを特徴とする、アレル
ゲン低減リゾリン脂質の製造方法。 (47)鶏卵由来のリン脂質を60%以上含有する原料
をホスホリパーゼとアスペルギルス属またはリゾプス属
由来のプロテアーゼにて処理し、次いで吸着剤処理する
ことを特徴とする、アレルゲン低減リゾリン脂質の製造
方法。 (48)鶏卵由来のリン脂質を60%以上含有する原料
をホスホリパーゼAとアスペルギルス属またはリゾプ
ス属由来のプロテアーゼにて処理し、次いで吸着剤処理
することを特徴とする、アレルゲン低減リゾリン脂質の
製造方法。 (49)大豆由来のリン脂質を60%以上含有する原料
をホスホリパーゼAとプロテアーゼにて処理し、次い
でこれらの酵素を除去することを特徴とする、アレルゲ
ン低減リゾリン脂質の製造方法。 (50)大豆由来のリン脂質を60%以上含有する原料
をホスホリパーゼAとプロテアーゼにて処理し、次い
で吸着剤処理することを特徴とする、アレルゲン低減リ
ゾリン脂質の製造方法。 (51)大豆由来のリン脂質を60%以上含有する原料
をホスホリパーゼとアスペルギルス属またはリゾプス属
由来のプロテアーゼにて処理し、次いでこれらの酵素を
除去することを特徴とする、アレルゲン低減リゾリン脂
質の製造方法。 (52)大豆由来のリン脂質を60%以上含有する原料
をホスホリパーゼAとアスペルギルス属またはリゾプ
ス属由来のプロテアーゼにて処理し、次いでこれらの酵
素を除去することを特徴とする、アレルゲン低減リゾリ
ン脂質の製造方法。 (53)大豆由来のリン脂質を60%以上含有する原料
をホスホリパーゼとアスペルギルス属またはリゾプス属
由来のプロテアーゼにて処理し、次いで吸着剤処理する
ことを特徴とする、アレルゲン低減リゾリン脂質の製造
方法。 (54)大豆由来のリン脂質を60%以上含有する原料
をホスホリパーゼAとアスペルギルス属またはリゾプ
ス属由来のプロテアーゼにて処理し、次いで吸着剤処理
することを特徴とする、アレルゲン低減リゾリン脂質の
製造方法。 (55)吸着剤が活性白土である前記(1)〜(54)
いずれか記載のアレルゲン低減リゾリン脂質の製造方
法。
【0022】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれば
リン脂質を含有する原料をホスホリパーゼおよびプロテ
アーゼにより処理し、次いで吸着剤により酵素を除去す
ることによってアレルゲン物質を含まないリゾリン脂質
を提供することができ、食品産業に大いに貢献できるも
のである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 武嗣 三重県四日市市赤堀新町9番5号 太陽化 学株式会社内 (72)発明者 山下 政続 三重県四日市市赤堀新町9番5号 太陽化 学株式会社内 (72)発明者 加藤 友治 三重県四日市市赤堀新町9番5号 太陽化 学株式会社内 (72)発明者 山崎 長宏 三重県四日市市赤堀新町9番5号 太陽化 学株式会社内 Fターム(参考) 4B064 AE63 CA21 CB03 CB04 CE09 DA10 DA20

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リン脂質を含有する原料をホスホリパー
    ゼにて処理する工程、次いでプロテアーゼにて処理する
    工程、及びタンパク質、ペプチド、酵素を除去する工程
    を経ることを特徴とするアレルゲン低減リゾリン脂質の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 リン脂質を含有する原料をホスホリパー
    ゼとプロテアーゼにて処理し、次いで吸着剤処理するこ
    とを特徴とする、アレルゲン低減リゾリン脂質の製造方
    法。
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