JPH01284310A - 複合ゲルを用いる流体からの蛋白質の吸着 - Google Patents

複合ゲルを用いる流体からの蛋白質の吸着

Info

Publication number
JPH01284310A
JPH01284310A JP63111719A JP11171988A JPH01284310A JP H01284310 A JPH01284310 A JP H01284310A JP 63111719 A JP63111719 A JP 63111719A JP 11171988 A JP11171988 A JP 11171988A JP H01284310 A JPH01284310 A JP H01284310A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composite gel
protein
adsorbent
fluid
clay
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63111719A
Other languages
English (en)
Inventor
A Welsh William
ウイリアム・エイ・ウエルシユ
O Palan Yves
イブ・オー・パラン
A Marts Stanley Jr
スタンレイ・エイ・マーツ・ジユニア
Richard F Wormsbecher
リチヤード・エフ・ウオームスベチヤー
Paul Harrison Roger
ロジヤー・ポール・ハリソン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
WR Grace and Co
Original Assignee
WR Grace and Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by WR Grace and Co filed Critical WR Grace and Co
Priority to JP63111719A priority Critical patent/JPH01284310A/ja
Publication of JPH01284310A publication Critical patent/JPH01284310A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Distillation Of Fermentation Liquor, Processing Of Alcohols, Vinegar And Beer (AREA)
  • Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は種々の流体からの蛋白質の吸着のための方法に
関する。さらに詳細には、粘土分及びシリカゲル分から
成る複合ゲル材料上への吸着によって流体から蛋白質を
除去できることが見いだされた。
この方法が有効である蛋白質含有流体の例は、フルーツ
ジュース、ワイン、ビール及び蛋白質含有廃水流である
。蛋白質は、ぶどうから搾られたジュース中に、特に、
処理中にそれらの蛋白質の沈澱を引き起こすのに十分な
タンニンを欠く白またはロゼフィン中に存在する。可溶
の蛋白質は熱で変化しやすく、そしてワインまたはジュ
ースの輸送及び貯蔵中に典型的に経験される熱/冷すイ
クルによって沈澱し得る。この結果は、ワインまたはジ
ュース中の濁りの生成である。
多くのワイン製造所によって現在用いられている安定化
方法は、モンモリロナイトまたはベントナイト粘土での
ワインの処理を含む。典を的なベントナイト精製方法に
おいては、粘土を予備膨潤させるために粘土が水または
ワイン中に分散され、スラリか形成される。スラリはワ
インに添加され、そこでそれは蛋白質及び種々のその他
の成分を吸着し、そして沈降及び/または濾過によって
除去される。小さな粒子サイズ及び膨潤する性質のため
に、粘土は十分に脱水できずまた濾過もできない。これ
は数多くの処理上の困難をもたらし、そしてベントナイ
トの沈澱の付加的な処理の後でさえワインの損失をもた
らす。さらにまた、ベントナイトスラリの調製及びワイ
ンへの添加には、時間、労働、エネルギー及び装置のか
なりの消費を必要とする。現存の粘土材料を充填層まt
;は流動層のような流通法に使用することは、非常に細
かな粒子サイズ及び濾過の困難性のために、不可能また
は非現実的であろう。
吸着のまたはそれ以外のその他の方法も提案されてきた
が、それらの実際の使用は、ベントナイト精製と比べて
重要でない。米国特許第4,027,046号(ボーム
(B ohm)ら)は、蛋白質の除去及び綿状凝固のた
めに二酸化ケイ素の水中のコロイド状溶液を改変される
アルミニウム化合物及び飲み物と混合する精製方法を開
示している。数多くのその他の精製剤(例えばタンニン
、アイシングラス、卵白)が、熱安定化に限定されない
種々の理由で用いられる。二酸化ケイ素のような担体上
の中国産五倍子タンニン及びタンニン酸の上への吸着に
よる蛋白質の除去、並びに限外濾過による蛋白質の物理
的な分離が使用されてきた。産業上の信頼がこれらのそ
の他の方法よりもベントナイト精製に置かれた代表的な
理由は、コスト、有効性及び精製されたワインの感覚上
の性質である。
発明の要約 本発明の方法によって、本明細書中で述べられる複合ゲ
ルを蛋白質の吸着剤として利用することによって、ワイ
ンのような流体から蛋白質が有効にかつ効率的に除去さ
れる。好ましい複合ゲルは、ワイン蛋白質分子の拡散と
吸着を許すのに十分に多孔性である。
本発明の目的は、種々の流体から蛋白質を吸着する方法
を提供することである。本発明の関連した目的は、蛋白
質含有流体との接触に際して、吸着剤が膨潤に抗しそし
て粒子の元の形を維持する吸着方法を提供することであ
る。付加的な目的は、消費された吸着剤が再生できリサ
イクルできる方法を提供することである。さらにまた、
この提供される再生方法は、吸着剤が流体の新しいバッ
チと接触する前に吸着剤を殺菌する付加的な目的を果た
す。
本発明のより明確な目的は、熱で変化するあるいは濁り
を形成する蛋白質をワインから除去する速くかつ効率的
な方法を提供することである。良好な濾過特性を有しそ
して連続処理でも使用することができる形の、かつ蛋白
質吸着能力が犠牲にされない形の粘土吸着剤を提供する
ことを意図している。本発明の複合ゲルの使用は、ベン
トナイト精製に必要な困難なスラリ調製、沈降及び濾過
処理工程を完全に除去しつつ、吸着効率を最大にする。
複合ゲルは容易にかつ急速に処理されたワインから分離
され、そしてこの新しい方法に関連したワインの損失は
ほとんどない。この精製方法で連続的な工程操作を用い
ることができること及び蛋白質含量の連続的なオンライ
ン監視を備えることができることはかなり商業的に重要
である。
さらに別の目的は、ワインの本来の感覚的な特性をあま
り変えずに保持しつつ、熱で変化する蛋白質を選択的に
吸着するワイン精製媒体を提供することである。
発明の詳細な説明 粘土分及びシリカゲル分から形成された複合ゲルが流体
からの蛋白質の吸着に関して特別な親和性を有すること
が見いだされた。これらの複合ゲルを用いて蛋白質を吸
着する方法は、本明細書中で詳細に述べられるように、
複合ゲルと蛋白質含有流体を接触させること、蛋白質を
その上に吸着せしめること、そして蛋白質が減少した流
体から吸着剤を分離すること、の工程から、本質的に、
成る。消費された吸着剤は再生されかつ循環されてよい
。この方法はバッチまたは連続的な条件下のどちらでも
よいが、連続的な様式の方が、本発明の複合ゲル吸着剤
の使用に伴う利点を一層良く利用している。
吸着剤 この方法で使用される吸着剤は、粘土分及びシリカゲル
分から成る複合ゲルである。この複合物は本明細書中で
“吸着剤”または“複合ゲル”なといろいろに呼ばれる
であろう。以下の説明から明らかとなるであろうように
、本発明の吸着剤は、シリカゲルと粘土の単純な混合物
というよりはむしろ複合材料である。
本発明において使用される複合ゲル吸着剤材料は、天然
粘土分及び合成シリカゲル分から構成されている。“天
然粘土“とは、ワイン及びその他の蛋白質含有流体を処
理するために有用であることが見いだされた、あるいは
蛋白質除去能力を示す、すべての粘土を意味する。最も
代表的には、これらはモントモリロナイトまたはベント
ナイト粘土であろう。本発明においては、粘土は、その
まま、あるいは、酸処理またはその他の通常用いられる
予備的な処理の後で使用されてよい。シリカゲル分はす
べての通常のまたは所望のシリカゲルでよい。
本発明の複合ゲルを生成するためには、粘土分が、シリ
カゲル前駆体、即ち、それからシリカゲルが生成される
予定のシリケート溶液に添加される。単一の粘土または
粘土の混合物を吸着剤材料の粘土分を形成するために使
用することができることが認められるであろう。その中
に分散された粘土分を有するシリケート溶液は、以下に
述べるようにしてゲル化及び処理され、本発明の複合ゲ
ル材料が生成される。複合ゲルを調製するための基礎的
な手順がここで述べられる。しかしながら、当該技術に
おいて普通の技能を有する人にとって、個々の工程のや
り方及び順序にある程度の改変をしてよいことは明らか
であろう。例えば複合ゲルは乾燥され次いで酸性化され
てもよいし、あるいは酸性化が乾燥工程に先行してもよ
い。この柔軟性は後の実施例中で示される。
粘土は、乾燥してまt;はスラリの形でシリケート溶液
に添加してよい。シリケート溶液中に粘土粒子を懸濁し
ておくために、ゆるやかな撹拌が用いられる。約当量の
粘土及びシリケート溶液を使用することが好ましいが、
この比率は、シリケート溶液中の粘土対シリカの約10
%−90%ないし約90%:10%、好ましくは約20
%:80%ないし約80%=20%、最も好ましくは約
25%ニア5%ないし約75%=25%の範囲でよい。
この比は実際的な考慮によって限定される。
粘土の比率が高すぎると、結果として不十分なバインダ
ー含量を有する非常に柔らかくそして壊れやすい材料と
なるであろう。このような材料は、本明細書中で述べる
優れた濾過性を示さず、むしろ粘土単独の取り扱い特性
を示しがちであろう。
最終生成物中のシリカゲルの比率が高すぎると、特定の
蛋白質吸着能力が劣った結果となり、最終生成物は、適
切な蛋白質除去のためには高い吸着剤充填量を必要とす
るあまり望ましくない吸着剤となるであろう。
粘土/シリケートスラリは、約1O90μm。
好ましくは約5.0μmより小さい平均粘土粒子サイズ
を達成するために粉砕される。次に、粉砕されたスラリ
は、適切な酸溶液流(例えば希硫酸)で(約3ないし約
lOのpHまで)酸性化される。
酸性化された混合物は、ゲル化せしめられ、そして随時
熟成せしめられる。熟成工程は、もし含まれるならば、
緩やかな撹拌をしつつ、約2時間まで、典型的には約3
0秒ないし約30分、最も典型的には約1ないし2分で
よい。複合物の粒子の性質は、熟成によっていくらかの
変化を受け、細孔容積が増加し、そして密度及び表面積
の両方が減少する。
次に、生成する複合ゲル材料は、通常のゲル処理手順に
従って脱水され、リンスされ、そして水中に再スラリ化
される。次に、複合ゲルスラリは、乾燥される。好まし
い具体例においては、複合ゲルスラリは、スプレー乾燥
されるが、その他の乾燥手段を用いることもできる。ス
ラリは、吸着剤が使用されるであろうプロセスの方式ま
たは構成に依存して、目標とされる平均粒子サイズ(A
PS)範囲に乾燥される。例えば、流動層プロセスのた
めには、細かい物を除いた比較的大きい粒子、約60−
90マイクロメータAPSが望ましく;その他の適用に
おいては、比較的小さな粒子が受は入れられるであろう
乾燥手順は、所望のAPSを有する粒子を製造するため
に調節されてよい。例えば、スラリかスプレー乾燥され
る場合には、ガス入り口及び出口温度並びにノズルの型
及び操作が、この目的のために調節される。これらの調
節は、この技術において通常の技能を有する人の技能及
び知識の範囲内にある。典型的な調節では、約800°
F(425℃)の入り口温度、約350’F(175℃
)の出口温度、そして約6.OOOrpmでの翼車輪(
vane wheel)の運転である。二流体ノズルま
たは回転ディスク(spinning disk)ノズ
ルの使用もまた受は入れられる。乾燥された生成物は、
任意の通常の手段によって乾燥ガスから分離される。
スプレー乾燥された複合ゲルは、好ましくは、吸着剤の
蛋白質吸着能力を増加させるために洗浄される。洗浄は
、吸着剤の結合場所(bindingsites)の、
流体中に存在する蛋白質への近付きやすさを増加させる
のに役にたつと信じられる。
交互する一連の洗浄及び濾過工程が、吸着剤のpHを約
4.5ないし約8.5、好ましくは約5゜0ないし約7
.0の範囲に減少させるために、そして可溶性の残存塩
を減少または排除するために、使用される。洗浄は、塩
を除去しかつ最終製品の吸着剤能力に干渉しない任意の
液体、例えば水または酸(例えばクエン酸)で行ってよ
い。
次に濾塊を乾燥する。乾燥された濾塊は、約2ないし約
175マイクロメータAPS、好ましくは約40ないし
約175マイクロメータの範囲の粒子を生成するであろ
う。乾燥された材料は、特に特定のサイズの複合ゲル粒
子を望む場合には、ふるいにかけられてよい。約60な
いし約90μm A P Sの範囲が最も好ましいが、
上で述べたように、目標のAPSは、複合ゲル吸着剤が
使用されるべきプロセスに依存するであろう。
本発明の複合ゲル吸着剤においては、主要な蛋白質吸着
能力は、複合物の粘土分に見いだされる。
複合吸着剤は複合物の粘土含量に(重量基準で)比例し
た蛋白質除去の能力または効率を示し、この能力は粘土
分から期待される能力と同等か大きいことが観察されI
;。シリカゲル分は、粘土分のための結合剤として作用
し、蛋白質除去のために要求される多孔性及び蛋白質吸
着特性を有しかつまた連続的な処理での使用のために要
求される物理的な完全性、サイズ分布及び密度を有する
粒子状複合材料の製造を可能にしている。シリカゲル分
はまた、吸着剤の蛋白質への結合効果を増進するのにも
役立っている。
本明細書中で述べられる複合ゲル吸着剤は、好ましくは
酸の形で使用されるが、これは必ずしも必要ではない。
酸の形において、本複合物は蛋白質吸着のためのより大
きい能力を有する。さらに、複合ゲル吸着剤がワイン中
で使用される具体例においては、ワインの酸性度(約3
.0−4.0のpH)に匹敵する酸性度を有する吸着剤
の使用は、ワイン成分との望ましくない酸/塩基反応の
可能性を最小にし、かくして処理されたワイン製品の感
覚上の特性の変化の可能性を最小にする。
吸着剤材料は、蛋白質分子の拡散及び吸着を許すのに十
分な径の細孔の多孔性を有するように設計される。本発
明の好ましい具体例においては、蛋白質含有流体はワイ
ンである。典型的なワイン蛋白質の大体の径は約30.
0ないし約50.0オングストロームであるので、この
具体例での使用のためには、適切な活性化の後で、好ま
しくは約60オングストロームより大きい径を有する細
孔中に含まれる実質的な多孔性を有する複合ゲルを選択
すべきである。
多孔性を記述する一つのやり方は平均細孔径(“APD
”)であり、これは、典を的には、表面積または細孔容
積の50%が述べられたAPDよりも大きい径を有する
細孔中に含まれ、そして50%が述べられたAPDより
も小さな径を有する細孔中に含まれるような細孔径とし
て定義される。かくして、本発明の方法での使用に適し
た複合ゲルにおいては、少なくとも50%の細孔容積は
少なくとも60Aの径の細孔中に存在するであろう。A
PDが約10OAであることが好ましい。
60Aより大きい径を有する細孔の比率が一層高い複合
ゲルが好ましいであろう。何故ならば、これらは、−層
多数の可能な吸着場所を含むであろうし、そして濁りを
生成する蛋白質への一層容易な近付きやすさを提供する
であろうからである。
実際的なAPDの上限は約500OAである。
APD値(オングストロームでの)は、数種の方法によ
って測定することができ、あるいは円筒形のモデル細孔
を仮定する以下の式によって近似することができる: (1)  APDCA)= 40,000x PV(c
c/gm)/SA(m”/gm)、式中、PVは細孔容
積(グラムあたり立方センチメータで測定された)であ
り、そしてSAは表面積(グラムあたり平方メータで測
定された)である。
細孔容積は、プルナラエルらにより、ジャーナル・オブ
・アメリカン・ケミカル・ソサエティー(J 、 Am
、 Cheap、 Soc、 ) 、60巻、309頁
(1938)に述べられた窒素プルナウエルーエメット
ーテラ−(B runauer−E ++unett−
T eller)(“B−E−T”)法によって測定し
てよい。この方法は窒素の細孔中への凝縮に因っていて
、そして約60OAまでの径を有する細孔を測定するの
に有用である。もしサンプルが約60OAより大きい径
を有する細孔を含むならば、少なくとも比較的大きい細
孔の細孔サイズ分布は、リッター(R1tter)ら、
インダストリアル、エンジニアリング、ケミストリー分
析板(I nd、 E ng。
Chem、Anal、Ed、)17.787 (194
5)で述べられたようにして水銀気孔測定法(poro
s imetry)によって測定される。この方法はサ
ンプルの細孔中へ水銀を押し込むのに必要とされる圧力
の測定に基づいている。約30ないし約10゜000A
において有用である水銀気孔測定法は、600A以上及
び以下の両方の径の細孔を有する材料中の細孔容積を測
定するために単独で使用されてよい。あるいは、窒素気
孔測定法を水銀気孔測定法と一緒に使用することもでき
る。600A以下のAPDの測定では、両方の方法によ
って得られた結果を比較することが望ましいであろう。
測定されたPVは式(I)において使用される。
APDの式中の表面積の測定値は、プルナラエルらの上
記の論文中に述べられた窒素B −E−T表面積法によ
って測定される。すべての型の適切に活性化された材料
の表面積がこの方法によって測定できる。測定されたS
Aは測定されたPVとともに式(I)において使用され
、材料のAPDが計算される。
吸着剤粒子は微多孔性であり、蛋白質を受は入れるのに
十分に広い溝または細孔を有する。多数の溝または細孔
のために、広大な表面積が蛋白質吸着のために利用でき
る。本方法において有用な代表的な吸着剤は、1グラム
の材料あたり少なくとも約75平方メータの表面積、好
ましくは1グラムあたり少なくとも約150平方メータ
の表面積を有してよい。約60ないし約90マイクロメ
ータの平均粒子サイズが好ましいが、この範囲の外の粒
子サイズもまた受容できるであろう。
1生 本明細書中に開示された方法によって種々の流体から蛋
白質を除去できると予期される。本方法は流体から望ま
しくない蛋白質を除くために使用されるべきである。こ
の吸着方法は、発酵されたまたは発酵されていないぶど
うのジュースから濁りを生成する蛋白質を除去するのに
特に有用である。本発明の好ましい具体例においては、
蛋白質含有流体はワインであり、そして本方法はこの具
体例に関連して説明される。この精製方法を発酵された
ワインに使用することが好ましい。本方法は、瓶詰の前
のワイン処理全体の都合の良いどの工程で導入してもよ
い。発酵されていないフルーツジュースを精製すること
もまた可能であろう。
しかしながら、その他の流体、例えばビールまたは蛋白
質含有廃水流に置き換えられてもよいことを忘れてはな
らない。
本発明の方法は、種々の気候で成育された全領域のワイ
ン品種に使用されてよい。しかしながら、本発明は、瓶
詰の前に蛋白質の自動的な沈澱を引き起こすのに十分な
タンニンを欠く白またはロゼワインの処理にその最大の
価値を見いだすであろう。本発明の方法に従ってこれら
のワインを処理することによって、貯蔵及び取り扱いの
間の濁りの生成に対してワインを安定化することができ
る。
ワインの蛋白質は不均質な群であり、それらの全部が熱
不安定性及び濁りの原因となるのではない。さらに、蛋
白質のプロフィール及□び含量は、異なった型及び種類
のワインの間で変動する。典型的なワイン蛋白質は、約
8,000ないし約150.000の分子量及び約30
.0ないし50゜0オングストロームの平均径を有する
。未精製ワイン中の蛋白質の典型的な濃度は、lリッタ
ーあたり約20.0ないし約60.0ミリグラムと分析
された。
精製方法が、ワイン中の濁りを生成する蛋白質の量を、
熱ショックの後で受容できる濁り生成しか許さない水準
まで減少させることが望ましい。
全蛋白質含量が直接濁り生成に対応するわけではないの
で、本発明の精製方法の目的は、濁りを生成する蛋白質
濃度をほとんどゼロに減少させることである。本発明の
複合ゲルは、濁りを生成する、あるいは熱で変化する蛋
白質を選択的に吸着する。
その他の化学的成分、例えばワインの芳香、複雑さ及び
色の基になる成分は残るので、ワインの感覚上の特性は
、この処理によって実質的に変わらない。濁りを生成す
る蛋白質のための主な吸着場所は吸着剤の粘土分上にあ
ると信じられる。それ故、本発明の複合ゲルで精製され
たワインの感覚上の特性は、通常の方法によってベント
ナイト粘土で精製されたワインのもの近似しているであ
ろうと認識される。加えて、本明細書中で述べられる吸
着剤は、連邦登録(Register)  (1984
年9月24日)、アルコール、たばこ及び火器局によっ
て述べられているワイン精製剤としてのすべての基準に
合致する。
ワインの熱安定性(濁り生成傾向)は、典型的には、ワ
インサンプルを、貯蔵及び取り扱いの間に遭遇するであ
ろうような熟ショックにさらすことによって測定される
。ワインを高められた温度(即ち、約40ないし100
℃)にし、次に室温に冷却し、そして普通の冷却貯蔵の
温度(即ち、約0ないし15℃)に近い温度に一定の時
間冷却する。任意の選ばれた加熱/冷却手順の後で生成
された濁りは、標準との比較によって視覚的に、あるい
は濁り測定によって定量的に評価することができる。熱
サイクルの後で、1.5曇り濁り単位(Nephalo
 turbidity units) (N T U 
s )より小さい濁り値は、一般に熱安定性を示すもの
として受は入れられる。本発明の安定化方法による処理
によれば、1.0NTUより小さい、好ましくはQ、5
NTUより小さい濁り値を有するワインを製造すること
ができる。実施例7におけるような、蛋白質の化学的な
沈澱を含むその他の手続きを濁り評価と関連して使用す
ることもできるが、加熱/冷却手順が実際には最も広く
使用されている。
吸着方法 本発明の吸着方法のこの説明では、必要に応じて、ワイ
ンを精製する好ましい具体例に言及する。
本吸着方法は、吸着が起きるのに十分な接触が吸着剤と
ワイン、またはその他の流体との間で起きることだけを
要求する。それ故、複合ゲルを、−定量の蛋白質含有流
体に、多分接触を増すために撹拌しながら添加し、そし
て次に濾過またはその他の適切な手段で流体から除去す
る単純なバッチシステムを用いてよいのは明らかであろ
う。分離の容易さが、バッチ方法システムにおいてさえ
、この吸着剤の使用をワイン精製のためのベントナイト
の魅力的な代替物にする。加えて、廃棄しなければなら
ないベントナイトと比較して、本複合ゲルは再生可能で
あり、そして再使用してよい。
複合ゲルの使用量または充填量は数個の要因に依存する
であろう。複合ゲルそれ自身の特性は充填量に影響する
であろうし、そしてこれらは、粘土分に使用される粘土
の型、並びに複合ゲル吸着剤中の粘土とシリカゲルの比
率によって変化するであろう。処理される蛋白質含有流
体は、適切な吸着剤使用量を決定する別の重要な要因で
ある。
ある型の蛋白質含有流体(即ち、ワイン)を処理するた
めの適用においてさえ、蛋白質の含量及び処理性におお
きな変動がある。最後に、流体処理に用いられる方法の
梨が、要求される吸着剤充填量に影響を与えるであろう
。例えば、以下に述べられる連続方法は、匹敵する量の
流体のためのバッチ方法より少ない複合ゲル吸着剤を使
用するであろう。
この変動は、この産業においてよく知られていて、そし
て受は入れられている。それ故、安定性の明細に合致す
るために吸着剤の使用量を調節することは常套手段であ
る。この手段では、試験量の流体が異なった充填量の吸
着剤で処理され、標準の安定性試験において所望の結果
を与えるであろう充填量が決定される。
本複合ゲルの吸着潜在力及び濾過しやすさを最大限に利
用するためには、例えば化学技術者ハンドブック、16
節(第5版、1973)中に述べられているような、連
続的な、段階的な操作が好ましい。このような連続流シ
ステムにおいては、処理される流体(即ち、ワイン)は
固体含有容器を通って流れ、一方固体相は動かないかま
たは流体相及び/まt;は含有容器に対して相対的に動
いてよい。種々の連続処理方式が本発明の方法にとって
適当であろうし、その中には上流(upf low)ま
たは下流(downf low)固定吸着剤層システム
及び上流膨張層システムが含まれる。連続スラリ反応器
のデザインもまた適用できる。単一のまたは多重の層ま
たは容器構成、直列でのまたは並列での操作は、この方
法の範囲内にある。
固体及び液体相を分離できる容易さが、連続的なワイン
精製の方法を初めて可能にする。本吸着剤材料のより効
率的な使用は連続的な処理によって達成され、全体の処
理時間はベントナイト精製方法と比べて大幅に短縮され
、そして流体の損失は実質的に無くなる。本発明の精製
方法は、ワイン製造におけるその他の流体取り扱い工程
と容易に統合することができる。
下流固定層を用いる具体例においては、−またはそれ以
上のカラムが置かれ、そして通常の方法で複合ゲル吸着
剤が充填される。吸着剤層は、水、または適当な水溶液
、例えばクエン酸の0.5%水溶液、または一定量の蛋
白質含有流体それ自身で予備的に湿らせてよい。通常の
カラム吸着におけるように、処理流はカラムを通して流
される。
流体がカラムを通過するときに、蛋白質が固体吸着剤上
に吸着され、一定の出口蛋白質濃度が観察される。ワイ
ン精製の具体例においては、出口蛋白質濃度はベントナ
イトで精製されたワインで観察される濃度に匹敵する。
本方法によって処理された後で観察される低い水準の蛋
白質を有するワインは熱不安定性の問題を課すほど濁り
を生成する蛋白質を含まないであろうということは一般
に事実である。
増加する出口蛋白質濃度によって代表される破過は、吸
着剤が消費されたことを示す。これは、インライン監視
システムで、最も好都合に測定されてよい。処理された
流体流が蛋白質の検出のために連続的にかつ自動的にサ
ンプリングされることが好ましい。再びワイン精製の具
体例に帰ると、小容量のワインを間欠的にあるいは連続
的に工程流から取り出してよい。化学的なあるいは物理
的な(即ち、熱サイクル)標準の濁り生成試験が実施さ
れ、そして濁りが濁り計によって測定される。
試験手続きの人工的に導かれた濁りの値と処理されたワ
インの熱で変化する蛋白質の濃度との間に相関関係を作
ることができる。吸着剤が消費されたと決定されると、
流れは止められるか新しい吸着剤を有する別のカラムに
向けられてよい。あるいは、吸着剤を連続的にまたは間
欠的に抜き出し、そして新しい吸着剤で置き換えてもよ
い。
あるいは、上流、膨張層システムを使用してもよい。こ
れは、本発明の好ましい具体例である。
上流の構成が、本複合ゲル吸着剤の吸着場所の有効な使
用をもたらす。さらに、膨張層の構成は、固体相の半連
続的なまたは連続的な取り扱いにより一層適している。
物質移動の速度は、小さな粒子サイズを使用することに
よって、充填層の構成において遭遇するであろう層を横
切る増加した圧力降下の負の効果なしで、高い水準に保
持することができる。液体の上流速度は、複合ゲル粒子
が流動または沸騰するように、即ち粒子が流れの中で懸
濁するようにはなるがカラムから運び出されないように
調節される。
スラリ反応器システムもまた使用されてよい。
この具体例においては、複合ゲル吸着剤は反応容器中の
蛋白質含有流体中に懸濁される。懸濁は混合によって維
持される。吸着剤及び蛋白質含有流体の連続的な添加が
なされ、そして多量の懸濁液が反応器から連続的に引き
出される。分離に統いて、複合ゲル吸着剤は上述のよう
にリサイクルされてよい。
処分されねばならないベントナイトとは違って、消費さ
れた複合ゲルは再生されそしてリサイクルされてよい。
消費された材料は、吸着された炭素種を燃焼させるのに
十分な温度、即ち、約370ないし550℃に空気中で
加熱されてよい。この処理は吸着場所を再生すると同時
に吸着剤を殺菌する。次に、再生された複合ゲル吸着剤
は追加の量の蛋白質含有流体を精製するためにリサイク
ルされてよい。
本発明の方法によって精製されたワインは、ワインの化
学的なまたは感覚上の特性に認められるような変化を受
けることなしに濁り生成に抵抗するようになる。複合ゲ
ル吸着剤との接触で本質的に影響を受けずに留どまる性
質のいくつかは、pH1アルコール含量、全酸、全フェ
ノール、色、並びに亜硫酸ガス、ナトリウム、カリウム
及びカルシウム含量である。複合ゲルで精製されたワイ
ンの風味及び芳香特性は吸着剤との接触によって影響さ
れず、そして原料のまたはベントナイトで精製されたワ
インと実質的に区別できない。加えて、連続的な流れ処
理を用いることができ、そして精製剤からワインを分離
するのが容易なので実質的にすべてのワインを精製操作
から回収することができる。要約すれば、本発明は熱に
安定化されているワインのための急速かつ効率的な方法
を提供する。
以下の実施例は説明を目的としたものであり、本明細書
中に述べられた発明を限定することを意図するものでは
ない。実施例は、ワインから濁りを生成する蛋白質を除
去するのに関して利用されてよい、本発明の蛋白質吸着
方法の種々の具体例に向けられる。以下の略語が本発明
の説明においていたるところで使用された: A −オングストローム単位 APD  −平均細孔径 B −E −T  −ブルナウエルーエメットーテラー
CC−立方センチメータ cm  −センチメータ ℃ −摂氏度 gal  −ガロン gm  −グラム kg  −キログラム L −リッター 1b −ポンド m −メータ m1n−分 ml  −ミリリッター μ −マイクロ− NTU  −曇り濁り単位 ppm  −百万分の− psi  −平方インチあたりのポンド% −パーセン
ト pv  −細孔容積 SA  −表面積 wt  −重量 実施例 l (複合ゲルTの製造) 複合ゲルTが以下の出発材料から製造された:ナトリウ
ムシリケート溶液(S i 02/ N a 20wt
比−3,25)からの4.Qwt%のシリカ、10.0
wt%の硫酸溶液、lo、0wt%の硫酸アンモニウム
溶液、そして表Iに表示されt;性質を有する酸で活性
化されたモントモリロナイト(カルシウムベントナイト
)粘土(粘土A)。複合ゲルは4002.0gmの粘土
Aを75.0kgのナトリウムシリケート溶液中に混合
することによって製造された。次に、生成する粘土/シ
リケートスラリをサンドミルして粘土粒子の平均サイズ
を10.0μmより小さく、典型的には4.0ないし5
.0μmに減少させた。次に、2.OL/minの流速
で、粉砕された粘土/シリケートスラリが、流速が約8
.0分のゲル化時間及び9.0のゲルpHとなるように
調節された硫酸溶液の流れに対して、混合ポンプに供給
された。30分間ゲルを集めた。次に、この分量のゲル
を、撹拌されたタンク中で温度を75°Cに上げそして
この温度に1時間維持することによって高温熟成した。
次に、高温のゲルを、ベルトフィルター上で脱水し、約
13.0wt%固体となるように水中に再スラリ化し、
そしてスプレー乾燥した。
スプレー乾燥のために、このスラリを、25゜Qpsi
(7)霧化圧力で二流体ノズル混合流乾燥機(a tw
o−fluid nozzle m1xed flow
 drier)に通した。ガス入り口温度は315℃で
あり、そして出口温度は163℃であった。スプレー乾
燥された粒子を、大体50%をチャンバー収集でそして
45%を二次的なサイクロン収集で、収集し:5%のバ
グハウス(baghouse)の細粒子は廃棄した。
次に、スプレー乾燥された材料を、3000gmのスプ
レー乾燥された材料を70℃でIOLの水中にスラリ化
し次に濾過することによって、洗浄した。次に、濾塊を
70°Cで3Lの水で3回リンスした。洗浄された濾塊
を、70°Cで1000wt%の硫酸アンモニウム溶液
(pH,4,5−5,0)としての等重量の硫酸アンモ
ニウムで再スラリ化し、次に濾過し、そして70°Cで
3Lの水で3回リンスした。次に、この生成物を160
00で6.0wt%のTVにオーブン乾燥した。この材
料を複合ゲルTと名付けた。この吸着剤の性質を表Iに
示す。
実施例 2 (複合ゲルUの製造) 複合ゲルUが以下の出発材料から製造された:ナトリウ
ムシリケート溶液(実施例1におけるような)からの4
.Qwt%のシリカ、10.0wt%の硫酸溶液、lo
、0wt%の硫酸アンモニウム溶液、5.Qwt%の炭
酸アンモニウム溶液、そして表Iに表示された性質を有
する酸で活性化されたモントモリロナイト(カルシウム
ベントナイト)粘土(粘土A)。複合ゲルは、以下の違
いを除いて、実施例1の手順に従って製造された。
6403.0gmの量の粘土Aを30.0kgのナトリ
ウムシリケート溶液に添加した。高温複合ゲルのベルト
脱水に続いて、ゲルを約30.0wt%固体になるよう
に水中に再スラリ化し、そしてスプレー乾燥した。濾過
された材料を、硫酸アンモニウム交換に続いて、実施例
1におけるような濾過及び水でのリンスに先立って、7
0℃で炭酸アンモニウム溶液中にIO,owt%固体に
なるように再スラリ化した。この吸着剤を実施例1にお
けるようにして乾燥し、そして複合ゲルUと名付けた。
その性質を表1に示す。
実施例 3 (複合ゲルVの製造) 複合ゲルVが以下の出発材料から製造された:ナトリウ
ムシリケート溶液(実施例1におけるような)からの4
.Qwt%のシリカ、20.0wt%の硫酸溶液、10
 、Ow t%の硫酸アンモニウム溶液、そして表Iに
表示された性質を有する酸で活性化されたモントモリロ
ナイト(カルシウムベントナイト)粘土(粘土A)。複
合ゲルは1ガロンのナトリウムシリケート溶液あたり0
.4612bの粘土Aを混合することによって製造され
た。
次に、生成する粘土/シリケートスラリをサンドミルし
て10μmより小さい粘土の平均粒子サイズを達成した
。次に、粉砕されたスラリを、混合ポンプ中で硫酸溶液
と混合した。この混合ポンプは生成物を保持タンクに輸
送した。混合ポンプへの酸の流速は、lと2分の間のゲ
ル化時間、9゜0と9.5の間のpH及び26℃と32
°Cの間の温度となるように調節された。その結果の大
体の流速は1.Og a 1/m i nの粘土/シリ
ケートスラリあたり約Q、3gal/minの硫酸溶液
であった。次に、保持タンク中のゲルを、ゆっくりと撹
拌しなから75°Cで1時間、高温熟成した。
熟成されたゲルをベルトフィルター上で脱水した。
濾塊を約10.0wt%固体となるように水中に再スラ
リ化し、そしてスプレー乾燥した。
収集された生成物を、1ポンドのスプレー乾燥された生
成物あたり1ガロンの硫酸アンモニウム溶液を使用して
この溶液中にスラリ化することによって、リンスした。
このスラリを濾過し、モして濾塊を、1ポンドの固体あ
たり1ガロンの水を使用して65℃で水中に再スラリ化
し、そして次に再び濾過した。ベルトフィルターへの1
ガロンのスラリ供給あたり1ガロンの水(65°C)を
添加することによって濾塊をベルト上でリンスした。
生成する濾塊を、水分含量が4.0ないし6.0wt%
に低下するまでオーブン中で約75°Cと1■0℃の間
の温度で乾燥しl;。この生成物を複合ゲルVと名付け
た。その性質を表Iに示す。
実施例 4 (複合ゲルWの製造) 12.0wt%の硫酸溶液を使用し、そしてスプレー乾
燥された生成物を、水中に再スラリ化し次に濾過するの
に先立って硫酸アンモニウム溶液でリンスしなかったこ
とを際いては実施例3の方法に従って複合ゲル吸着剤を
製造した。この生成物を複合ゲルWと名付けた。その性
質を表Iに示す。
実施例 5 (複合ゲルXの製造) 以下の改変以外は実施例3の方法に従って複合ゲル吸着
剤を製造した。使用されt;粘土は、表■に表示された
性質を有するモントモリロナイト(ナトリウムベントナ
イト)粘土(粘土B)であった。
12.0wt%の硫酸溶液を使用した。ゲルは脱水に先
立って高温熟成しなかった。さらに、硫酸アンモニウム
溶液を使用しなかったし、冷(15℃)水を(65°C
の替わりに)、1ポンドのスプレー乾燥された生成物あ
I;す1ガロンの水の比で、スプレー乾燥された生成物
を再スラリ化するために使用した。ベルトフィルター上
での濾過の間、濾塊を、0.1wt%のクエン酸溶液(
15°C)で、ベルトフィルターへの1ガロンの供給ス
ラリあたりl/3ガロンのクエン酸溶液の比で、リンス
しt;。クエン酸リンスに続いて、乾燥に先立って、ベ
ルト上で冷(15°C)水リンスした。この生成物を複
合ゲルXと名付けた。その性質を表Iに示す。
実施例 6 (複合ゲルYの製造) 以下の改変以外は実施例3の方法に従って複合ゲル吸着
剤を製造した。使用された粘土は、表Iに表示された性
質を有する酸で活性化されていないモントモリロナイト
(カルシウムベントナイト)粘土(粘土C)であった。
12.0wt%の硫酸溶液を使用した。ゲルは脱水に先
立って高温熟成しなかった。さらに、スプレー乾燥され
た生成物の水での洗浄に先立って、硫酸アンモニウム溶
液を使用しなかった。洗浄濾過及びリンスは、IN硫酸
溶液(15°C)中にスラリ化し、濾過し、そして冷水
(15°C)中でリンスすることによってなされた。酸
洗浄、濾過及び水リンスは、脱イオン水中の5.Qwt
%固体のスラリが7.0のpHとなるまで、繰り返され
た。この生成物を複合ゲルYと名付けた。その性質を表
1に示す。
実施例 7 (バッチ法精製)          1粘土〉料及び
実施例1−6の複合ゲル吸着剤を、  ・表■に示され
たような以下のバッチ試験をすることによって、ワイン
精製潜在能力について比較した。この実験で使用された
ワインは、ソーヴイニ  ョヨン プラン、1985;
 ドライ白ワイン、19   385ニドライマスカツ
ト、1985;及びライト・  。
スィート・マスカット、1986であった。0.  2
5gm(乾燥基準)の吸着剤サンプルを400.   
10m0.のワインサンプルに添加し、そして連続的な
混合によって懸濁液に維持した。混合物を30分間lO
°Cの一定温度に維持した。20.0m(2のサンプル
を取り出し、0.45μm膜フィルターを通して濾過し
、そして室温(二20°C)に暖めた。2.0 mQ容
量のベントテスト(B entotest) R試薬(
7リツツ メルケル社(F ritz Merkel 
Co、) ) 20 mQの濾過されたワインサンプル
に添加し、そしてよく混合した。もし蛋白質がワインサ
ンプル中に存在すると、この混合物は濁っrこコロイド
状の懸濁液を形成した。この濁り(零用細書中では化学
的に導かれた濁りと呼ぶ)は、ワインの実際の蛋白質含
量ど関係づけることができ、あるいは相対的な測定値と
して使用することつ(できる。濁り測定によって濁り(
haze)値を定l化すると、試験液体から蛋白質を途
去する吸着刊の相対的な効率を測定及び比較することが
できる。ベントテストゝ試薬の添加によって試験され一
二各々のサンプルについて得られた濁り(turbid
ity)値をNTUで表し、そして表■に示す。
実施例 8 (上昇膨張床カラム) 実施例3の複合ゲルVを、以下の条件下で上流膨張床カ
ラムで辛口の白、1985ワインを処理するのに使用し
た: 層の径:             9.0cm層の高
さ(沈降時):        2.3cm層の高さ(
膨張時):         6.0cm層の重さ、 
           75.7gm流速:     
         95.0m+2/min見かけの速
度:           1.5cm層min膨張床
滞留時間:          4.0m1n精製され
たワインの累積容量の蛋白質含量を実施例7で述べたよ
うにして(化学的に導かれた濁りとして)測定した。実
施例7で述べたようにして分析すると、未処理のワイン
の化学的に導かれた濁り値は145NTUであった。結
果を表■に示す。
表■ 処理された累積容量  化学的に導かれた濁り(m(2
)          (NTU)2.000    
     1 4.850         1 7.700         1 10.550         2 13.400         6 16.250        14 19.100        20 21.950        28 24.800        34 27.650        43 実施例 9 (複合ゲル吸着剤の再生) 実施例6の複合ゲルYを未処理の辛口の白、1985ワ
インにさらし、そして次に表■に示された条件で焼成し
た。焼成した複合ゲルYのサンプルを、実施例7の手順
に従ってこの辛口の白、1985ワインを処理するため
に使用した。その結果を表■に示す。
表■ 肛後 12.0650”F(343°O) 81511.57
507−(398°O) 95591.5850’F(
454℃)95593.01000″F(537°Cり
 81.61本発明の原理、好ましい具体例及び操作の
様式がこれまでの明細書中に述べられた。しかしながら
、本明細書中で保護されることを意図している発明は、
開示された特定の形式に限定されると解釈されてはなら
ない。何故ならば、これらは、限定的というよりむしろ
説明的と見なされるべきであるからである。本発明の精
神から逸脱することなしに、当業者によって変更及び変
化がなされてよい。
本発明の要旨及び実施態様をまとめて以下に記載する。
1、(a)  天然粘土分及び合成シリカゲル分から成
る複合ゲル吸着剤と蛋白質含有流体 を接触させること、 (b)  蛋白質を該複合ゲル吸着剤上に吸着せしめる
こと、そして (c)  蛋白質が減少した流体から該複合ゲル吸着剤
を分離すること、 から成る、流体から蛋白質を除去する方法。
2、該粘土分がモンモリロナイトまたはベントナイト粘
土から成るl記載の精製方法 。
3、該複合ゲル吸着剤が、約60オングストロームより
大きい径を有する細孔(pares)中に含まれる実質
的な多孔性を有する1記載の精製方法。
4、該複合ゲル吸着剤が水溶液で予備的に湿らされるl
記載の精製方法。
5、該複合ゲルが、吸着された炭素種を燃焼させるのに
十分な温度に加熱されることによって再生されたl記載
の方法。
6、該蛋白質含有流体がワインまたはジュースであるl
記載の方法。
7、該複合ゲル吸着剤の表面が酸の形である6記載の方
法。
8、熱ショックにさらされたとき、処理されたワインが
濁り生成に耐えるようにするために十分な蛋白質を除去
する6記載の方法。
9、処理されたワインの濁り値(haze value
s)が、熱ショックにさらされた後で1.5NTU(曇
り濁り単位(Nephelo Lurbidity u
nit))より小さい8記載の方法。
10、蛋白質含有流体を複合ゲル吸着剤で連続的に処理
することから成る、流体から蛋白質針徐去する連続方法
であって、該複合ゲルが天然粘土分及び合成シリカゲル
分から成り、その上に蛋白質が吸着される、方法。
11、該粘土分がモンモリロナイトまたはベントナイト
粘土から成るIO記載の方法。
12、該複合ゲル吸着剤が、吸着された炭素種を燃焼さ
せるのに十分な温度に加熱されることによって再生され
た10記載の方法。
13、該蛋白質含有流体が、該流体を該複合ゲル吸着剤
で充填された固定層を通過させることによって地理され
る10記載の方法。
14、該蛋白質含有流体が、該流体を該複合ゲル吸着剤
の懸濁粒子を有する上昇膨張層(upf lowexp
anded bed)を通過させることによって処理さ
れるIO記載の方法。
15、該懸濁粒子を連続的にまたは間欠的に取り出すこ
と及び新しい複合ゲル吸着剤を連続的にまたは間欠的に
添加することからさらに成る14記載の方法。
16、該蛋白質含有流体が、該流体中の複合ゲル吸着剤
粒子の懸濁液をスラリ反応器を通過させることによって
処理されるIO記載の方法。
17、該蛋白質含有流体がワインまたはジュースである
10記載の方法。
18、該複合ゲルの表面が酸の形である17記載の方法
19、処理された流体を安定度のI;めに連続的にまた
は間欠的にサンプリングすること及び試験することから
さらに成る17記載の方法。
20、天然粘土分及び合成シリカ分から成る、流体から
蛋白質を除去するための複合ゲル吸着剤。
21、鉄分が、重量で約10:90ないし約90=lO
の比率で存在する20記載の方法。
22、該比率が重量で約25 : 75ないし約75:
25である21記載の複合ゲル吸着剤。
23、該吸着剤の平均細孔径が60オングストロームで
ある21記載の複合ゲル吸着剤。
24、該平均細孔径が10オングストロームである23
記載の複合ゲル吸着剤。
25、約60ないし約90マイクロメータの平均粒子サ
イズを有する20記載の複合ゲル吸着剤。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 (a)天然粘土分及び合成シリカゲル分から成る複合ゲ
    ル吸着剤と蛋白質含有流体を接 触させること、 (b)蛋白質を該複合ゲル吸着剤上に吸着せしめること
    、そして (c)蛋白質が減少した流体から該複合ゲル吸着剤を分
    離すること、 から成る、流体から蛋白質を除去する方法。 2、該粘土分がモントモリロナイトまたはベントナイト
    粘土から成る特許請求の範囲第1項記載の精製方法。 3、該複合ゲル吸着剤が、約60オングストロームより
    大きい径を有する細孔(pores)中に含まれる実質
    的な多孔性を有する特許請求の範囲第1項記載の精製方
    法。 4、蛋白質含有流体を複合ゲル吸着剤で連続的に処理す
    ることから成る、流体から蛋白質を除去する連続方法で
    あって、該複合ゲルが天然粘土分及び合成シリカゲル分
    から成り、その上に蛋白質が吸着される、方法。 5、該蛋白質含有流体が、該流体を該複合ゲル吸着剤で
    充填された固定層を通過させることによって処理される
    特許請求の範囲第4項記載の方法。 6、該蛋白質含有流体が、該流体を該複合ゲル吸着剤の
    懸濁粒子を有する上昇膨張床を通過させることによって
    処理される特許請求の範囲第4項記載の方法。 7、該蛋白質含有流体が、該流体中の複合ゲル吸着剤粒
    子の懸濁液をスラリ反応器を通過させることによって処
    理される特許請求の範囲第4項記載の方法。 8、処理された流体を操作の安定度のために連続的にま
    たは間欠的にサンプリングすること及び試験することか
    らさらに成る特許請求の範囲第4項記載の方法。 9、天然粘土分及び合成シリカ分から成る、流体から蛋
    白質を除去するための複合ゲル吸着剤。 10、該分が、重量で約10:90ないし約90:10
    の比率で存在する特許請求の範囲第9項記載の複合ゲル
    吸着剤。
JP63111719A 1988-05-10 1988-05-10 複合ゲルを用いる流体からの蛋白質の吸着 Pending JPH01284310A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63111719A JPH01284310A (ja) 1988-05-10 1988-05-10 複合ゲルを用いる流体からの蛋白質の吸着

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63111719A JPH01284310A (ja) 1988-05-10 1988-05-10 複合ゲルを用いる流体からの蛋白質の吸着

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01284310A true JPH01284310A (ja) 1989-11-15

Family

ID=14568431

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63111719A Pending JPH01284310A (ja) 1988-05-10 1988-05-10 複合ゲルを用いる流体からの蛋白質の吸着

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01284310A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003093086A (ja) * 2001-09-21 2003-04-02 Taiyo Kagaku Co Ltd アレルゲン低減リゾリン脂質の製造方法
WO2007073893A1 (de) * 2005-12-16 2007-07-05 Süd-Chemie AG Verfahren zur abrennung von proteinen aus flüssigen medien
JP2008259954A (ja) * 2007-04-11 2008-10-30 Yamagata Prefecture シリカゲルおよび清酒の処理方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003093086A (ja) * 2001-09-21 2003-04-02 Taiyo Kagaku Co Ltd アレルゲン低減リゾリン脂質の製造方法
WO2007073893A1 (de) * 2005-12-16 2007-07-05 Süd-Chemie AG Verfahren zur abrennung von proteinen aus flüssigen medien
US7897051B2 (en) 2005-12-16 2011-03-01 Sud-Chemie Ag Method for separating proteins from liquid media
JP2008259954A (ja) * 2007-04-11 2008-10-30 Yamagata Prefecture シリカゲルおよび清酒の処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4684530A (en) Adsorption of proteins from fluids
US3940498A (en) Chill-proofing with synthetic magnesium silicates
US6565905B1 (en) Silica gel for stabilization treatment of beer, a method of manufacturing the silica gel and a method of the stabilization treatment of beer
AU2014247007B2 (en) Improved process for reducing the alcohol and/or sugar content of a beverage
JP2008080332A (ja) 低い飲料可溶性鉄含有量の吸着剤を作製するための方法およびこれらを使用する方法、ならびにこれらによって作製された組成物
JP2003304812A (ja) 脱プリンアルカロイド機能付き飲料供給器
US5643624A (en) Amorphous silicas
US4797294A (en) Chillproofing with magnesium silicate/silica gel agents
JPS58880B2 (ja) シヨ糖液から着色物を除去する能力の高い粒状活性炭と骨炭との混合物
JPH01284310A (ja) 複合ゲルを用いる流体からの蛋白質の吸着
US4500554A (en) Wine stabilization using immobilized tannic acid
JPH11157827A (ja) 新規二酸化ケイ素
JPH0329385B2 (ja)
Ito et al. The adsorption of proteins in fermented aqueous food by silica gels
EP0625927B1 (en) Adsorbent material and the use thereof for the clarification of aqueous liquids
RU2330879C2 (ru) Применение коллоидного, анионного кремниевого золя в качестве осветлителя
RU2160777C1 (ru) Способ осветления пива
JP3220198B2 (ja) 濾過助剤
US3413120A (en) Process for removing colloidal proteinaceous substances causing turbidity from fermented beverages and especially from beer
US3163537A (en) Beer production with amine modified clays
USH89H (en) Apple juice clarification by using silica hydrogels
SU765355A1 (ru) Способ стабилизации вин
CN113526517B (zh) 用于葡萄酒和果汁澄清的膨润土、制备方法及其用途
RU2008086C1 (ru) Способ получения карбонизированного адсорбента
JPH0479876A (ja) ビール用安定化処理剤