JPH02103462A - 液体クロマト用分離剤 - Google Patents

液体クロマト用分離剤

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JPH02103462A
JPH02103462A JP63249080A JP24908088A JPH02103462A JP H02103462 A JPH02103462 A JP H02103462A JP 63249080 A JP63249080 A JP 63249080A JP 24908088 A JP24908088 A JP 24908088A JP H02103462 A JPH02103462 A JP H02103462A
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JP
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porous
liquid chromatography
spherical particles
pmlg
proteins
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JP63249080A
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Chuichi Hirayama
平山 忠一
Hirotaka Ihara
博隆 伊原
Yoshiaki Itou
伊藤 僖章
Kiyoshi Hitatsu
日達 清
Naohiro Murata
尚洋 村田
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分軒〕 本発明は液体クロマト用分離剤に関する。
本発明の分離剤を充填したカラムに各種アミノ酸、ペプ
チッド、タンパク質等の混合溶液を通液することにより
、アミノ酸やそのアミノ酸誘導体自身あるいはこれらよ
り構成されるベプチッドやタンパク質を含有する混合溶
液から混合物溶液中に含まれる各種のアミノ酸をそれぞ
れのアミノ酸の成分に、又各種ペプチッドをそれぞれの
ベプチッドの成分に、又各種タンパク質をそれぞれのタ
ンパク質成分に、成分ごとに分離精製することができる
(従来の技術) 従来、アミノ酸、ペプチッドおよびタンパク質物質を分
離する分離剤としては、活性炭、ベントナイト、アルミ
ナ、酸性白土、リン酸力ルシュウムゲル、ヒドロキシア
パタイト、セルローズ系天然ポリマー、アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル等のニトリル含有モノビニルモ
ノマーの単独または共重合体等の公知技術が知られてい
る。
例えば、特公昭60−32497にはニトリル含有モノ
ビニル単量体のみ又は共重合体を用いた蛋白質吸着@I
3質について、特公昭60〜45937には含シアノ単
量体の架橋構造物を用いた蛋白質吸着物質について、特
公昭61−28448にはニトロ基を含存する多孔質の
架橋した合成樹脂からなる吸着剤を用いたアミノ酸の分
離精製方法について開示されている。
(発明が解決しようとする問題点〕 従来技術には蛋白質を含んだ液の清澄化、微量の混入蛋
白質の除去、蛋白質の分離精製等の目的やアミノ酸の分
離精製の目的に実用化されているものがあるが、これら
の物質には蛋白質に対する非特異的吸着を起こしたり、
ρ11等の溶液条件に制限があったり、移動相に用いる
溶媒に対して制限があったり、機械的強度が不十分な事
がある等の理由から、個りの吸着剤を液体クロマト分離
剤として用いるには応用範囲が狭く、又各種のアミノ酸
、ペプチッド、蛋白質に対して十分な分離能が得られず
、かならずしも満足し得るものではなかった。
〔問題点を解決するための手段] 本発明者らはこれらの点を解決し、アミノ酸および/ま
たはアミノ酸誘導体自身あるいはこれらより構成される
ベプチッドやタンパク質の混合物を液体クロマト分離法
により分離する液体クロマト用分離剤について鋭意検討
した結果、本発明に到達した。
すなわち本発明は、多孔質ポリアミノ酸球状粒子よりな
る液体クロマト用分離剤である。
多孔質ポリアミノ酸球状粒子を分離剤に用いることによ
り、各種のアミノ酸が効率よく容易に分離出来る上に、
アミノ酸とペプチノドとタンパク質の混合溶液について
も効率よく容易に分離が出来る。すなわち、ポリアミノ
酸のもつ両親媒性、β構造を有する耐機械強度の増大、
多孔質化による比表面積の増大と細孔容積の増大と細孔
径の調節により、アミノ酸および/またはアミノ酸誘導
体自身あるいはこれらより構成されるペブチンドやタン
パク質を効率よく分離することができる。
本発明の多孔質ポリアミノ酸におけるポリアミノ酸とし
ては疎水性ポリアミノ酸であり、ポリアラニン、ポリロ
イシン、ポリイソロイシン、ポリノルマルロイシン等の
本来的に疎水性のポリアミノ酸のみならず、親水性ポリ
アミノ酸を疎水性化したもの(疎水性基を導入した親水
性アミノ酸ポリマー)も包含する。そのような変性ポリ
アミノ酸としては、ポリグルタミン酸、アスパラギン酸
等の酸性ポリアミノ酸を疎水性エステル化したもの、例
えば、それらのアミノ酸のアルキルエステル、ベンジル
エステル、シクロヘキサンメチルエステル等を挙げるこ
とができ、また、リジンのような塩基性アミノ酸を疎水
性カルボキシ化したもの、例えば、そのようなアミノ酸
のカルボヘンジキシ化物、カルボエトキシ化物を挙げる
ことができる。これらの変性ポリアミノ酸を用いる場合
、得られる変性ポリアミノ酸の球状粒子をそのまま使用
してもよいが、必要に応じて、疎水性基を脱離し親水性
ポリアミノ酸球状粒子にすることもできる0以上の様な
疎水性のα−アミノ酸の重合物があげられる。
多孔質ポリアミノ酸球状粒子とは、上記の如きα−アミ
ノ酸の重合物を不活性溶媒、例えばパラフィン、トルエ
ン、キンレン、n−ヘキサノール、ジエチルベンゼン、
デカヒドロナフタリン、ジオクチルフタレート、ドデカ
ン酸メチルなどと共存させ、有a溶媒に溶かした溶液を
水性媒体中に分散することにより平均径が3〜100μ
m、好ましくは3〜30μm1さらに好ましくは3〜■
0μmの細粒子にした後、これら不活性な溶媒を抽出等
により除去して得られる、細孔径がデキストラン分子量
にして600より100万である多孔質よりなるポリア
ミノ酸球状粒子である。
さらに多孔質ポリアミノ酸球状粒子がアルキルエステル
やベンジルエステル等の官能性の側鎖を有しているとき
は多官能性試薬、たとえばアルキルエステルやベンジル
エステル側鎖とエステル交喚反応するエチレングリコー
ル、プロピレングリコール等のグリコール類や該側鎖と
アミツリシス反応するメチレンジアミン、エチレンジア
ミン、プロピレンジアミン、ブチレンジアミン、ヘキサ
メチレンジアミン、ジエチレントリアミンやポリアミン
等を作用させて架橋反応を行うことができる。かかる架
橋反応をおこなった多孔質ポリアミノ酸球状粒子は、架
橋構造による耐機械強度向上とポリアミノ酸のβ構造に
もとすく本来の耐機械強度が一層高くなり、アミノ酸、
ペプチッドおよびタンパク質の高速液体クロマト分離に
一層良い効果を奏するので好ましい。
また本発明の多孔質ポリアミノ酸球状粒子は、疎水性の
置換基を導入させた構造を有する場合は各種のアミノ酸
および/またはアミノ酸誘導体や各種のベブチッドや各
種の蛋白質を効率よく分離することが出来好ましい。疎
水性の置換基としては、例えば炭素数1以上30以下、
好ましくは炭素数1以上20以下の直鎮あるいは分岐状
アルキル基と芳香族置換基であり、メチル基、エチル基
、ヘキシル基、オクチル基、ドデシル基、オクタデシル
基、フェニル基、ヘンシル基等を挙げることができる。
疎水性の置換基を導入させるにはエステル基を有するポ
リアミノ酸の球状粒子に、長鎖アルキル基を有する1価
アルコールまたはモノアミンとを有機溶媒中で反応させ
るか、またはアルキレンジアミン等の化学反応処理後、
有機溶媒中、各種酸クロライド化合物を反応させればよ
い、たとえばポリーγ−メチルーL−グルタメート(以
下PMLGと言う)の場合は側鎖のメチルエステル部分
をアミツリシス反応によりn−オクタデシルアミンを反
応させ、長鎖アルキル基を導入させたり、エチレンジア
ミンによる化学反応処理後、Nアシル化反応によりステ
アロイルクロリドを反応させ長鎖アルキル基を導入させ
たり、上記と同様にしてベンジルクロライドを反応させ
ベンジル基を導入させることにより、疎水性の置換基を
導入できる。このような疎水性の置換基を導入したPM
LGは各種のアミノ酸および/またはアミノ酸誘導体や
各種のベプチッドや各種の蛋白質を効率よく分離するこ
とが出来る。
本発明の分離剤を用いて分離できるアミノ酸として好適
なものとしては、グリシン、アラニン、バリン、ロイシ
ン、イソロイシン、セリン、トレオニン、プロリン、メ
チオニン、シスチン、フェニルアラニン、チロシン、ト
リプトファン、オキシプロリン、アスパラギン酸、グル
タミン酸、アルギニン、ヒスチヂン、リジニ/、オルニ
チン等ヲ挙げることができる。またアミノ酸誘導体とし
ては、上記アミノ酸のカルボキシル基、アミノ基、ヒド
ロキシル基等を利用してこれらに導入可能な各種の置換
基を導入したものであり、γ−メチルグルタメート、γ
−ヘンシルグルタメート、βメチルアスパルテート、β
−ベンジルアスパルテート、ε−カルボエトキシリジン
、ε−カルボベンゾキシリジン、δ−カルボエトキシオ
ルニチン、ε−カルボベンゾキシオルニチン、0−アセ
チルチロシン、0−ベンジルセリン等をその例として挙
げることが出来る。アミノ酸および/またはアミノ酸誘
導体自身より構成されるベブチッドやタンパク質として
は線状ジペプチッド、トリペプチ・ンド、テトラベラブ
チ・ンド、ボリペブチンド、環状ベプチνド等の分子量
にして1万以下のもの及びその末端化学修飾物の分子量
にして1万以上のタンパク質及びその化学修飾品のこと
をさす。タンパク質としては単純タンパク質である加水
分解でα−アミノ酸だけを生ずるもの、例えばアルブミ
ン、グロブリン、プロラミン、グルテリン、ヒストン、
プロタミン、硬タンパク質や複合タンパク質に属する単
純タンパク質と他の有機原子団との結合物、例えば核タ
ンパク質、糖タンパク質、色素タンパク質、リンタンパ
ク質や誘導タンパク質、すなわち天然タンパク質の軽い
処理で誘導生成された非天然タンパク質、たとえばゼラ
チン、プロテオース、ペプトンなどである。
〔作用〕
従来技術の分離剤は親水性の溶媒と疎水性の溶媒の両方
の溶媒を用いたアミノ酸、ペブチンドおよびタンパク質
の液体クロマト分離、あるいはpl+領域の広範囲、例
えばpH−3より11等の条件にてアミノ酸、ペプチッ
ドおよびタンパク質の液体クロマト分離にはかならずし
も満足すべき液体クロマト用分離剤ではなかった。
本発明の分離剤はポリアミノ酸本来の持つ両親媒性と耐
薬品性及びβ構造の形成のため、耐機械安定性の理由で
同類のアミノ酸、ペブチッドおよびタンパク質の液体ク
ロマト分離には非常に良好な分離剤になる。これらの詳
細な機構については明瞭ではないが、化学構造が類似の
分離剤を液体クロマト充填剤に用いるためだと推定させ
る。
〔発明の効果〕
本発明のアミノ酸、ペブチッドおよび/またはタンパク
質の液体クロマト分離剤によれば、従来技術ではかなら
ずしも満足ではなかった耐薬品性、広範囲pH6U域の
使用、耐機械安定性、アミノ酸、ペプチッドおよび/ま
たはタンパク質の液体クロマト分離効率の点で高い性能
を発揮する。
この液体クロマト分離効率を更によく発揮させるために
は、多孔質ポリアミノ酸球状粒子の細孔径のコントロー
ル、粒子径の最適化、アミノ酸やペプチッドやタンパク
質との吸着性、耐機械安定性が重要であり、また多孔質
ポリアミノ酸球状粒子の架橋処理、置換基導入等により
一層高い液体クロマト分離性を発揮することが認められ
た。
〔実施例〕
以下に実施例で本発明の詳細な説明するが、これらの実
施例は本発明を限定するものと解されるべきではない。
実施例1 重合度約2000のPMLG 15gを不活性溶媒であ
るジオクチルフタレート15dを含む1,2−ジクロロ
エタン600gに溶解し、P?lLG 2.55重量%
溶液とした。水中に鹸化度88%、重合度1200のポ
リビニルアルコールを2重量%溶解した粘度45c、p
、の水性媒体7部に上記PMLI液1部を徐々に加えな
からN2雰囲気下、高速撹拌機にて撹拌した。
フラスコ内にN、ガスを吹込ながら45〜50゛Cの温
度にて12時間激しく撹拌した後、生成した球状粒子を
濾過し、水洗し、メタノールにてソンクスレー抽出を行
い、さらに水洗を十分に行った後、水に懸濁させて標準
篩200メソシユと400メノンユで粒子サイズ別に分
別した。主生成物の粒子径は37〜74μmで、90%
以上が10〜748mであった。
この37〜74μmの球状粒子の細孔径及び空孔率を推
定するため水系で通常のゲルクロマトグラフ1桑作を行
った。
すなわち、球状粒子を内径4.6111m、長さ150
mmのカラムに充填し、デキストラン(分子it 9,
000〜2000.000 )およびマルトースの同族
体、重水を標準試料とし、溶出時間と試料との関係をカ
ラム間隙容積まで外挿し、そのときの分子量を排除限界
分子it(最大孔径と見なすことが出来る)とした、ま
た空孔率は重水の溶出位置から算出した。この結果、得
られたPMLGの多孔質球状粒子は、デキストラン分子
量において50,000に相当する孔径を有し、また7
0%の空孔率を有していた。
この37〜74μm径の多孔質PMLG球状粒子を、内
径4.61!I11.長さ150m−のカラムに充填し
た液体クロマトカラム、MTC−Columm に−5
0を用いて高速fi体クロマトグラフィーを行い、セリ
ン、フェニルアラニン、トリプトファンよりなるアミノ
酸混合物、及びB、S、A、(Bovine 5eru
−^1bumin)、トリプトファン、チトクロムC、
リゾチームよりなる蛋白質混合物の液体クロマト分離を
行った。その結果は第1図および第2図に示す様に、ア
ミノ酸混合物および蛋白質の混合物のいずれの場合にお
いても高い分離効率に示すことが判明した。アミノ酸に
ついてはほぼ同じ等電点5.7±0.2のものを高い分
離効率にて液体クロマト分離出来、また蛋白質に関して
は分子量に関係なく等電点の低い順序に液体クロマト分
離される結果を得た。
尚、第1.2図の液体クロマトの条件は以下のとおりで
ある。
第1図 カラム; MTC−Column G−50,4,6I
φd50mmL 。
粒径37−74μm 装置 :日本分光 LC−800システム検出 ;R■ 移動相;蒸留水(pl+=5.6 > 流速 ; 0.5ml/sin 温度 ;室温 試料 i10μi  アミノ酸混合物 1、セリン      (1’l・5.7)2、フェニ
ルアラニン(PI・5.5)3、トリプトファン  (
PI・5.9)第2図 カラム; MTC−Column G−50,4,61
mm150meL、粒径37−74μm 装置 ;日本分光 LC−800システム検出 ; L
IV”−280nm 移動相;リン酸カリウム緩衝液(pH・6.8) 10
mM→350mM (20分間)リニアグラジェント流
速 ; 1.Oml/sin 温度 ;室温 試料 :10ul   タンパク譬混合物1、B、S、
A (6,0mg#り  (PI=4.7)(MW・6
6.000)2、トリプトファンン(0,042mg/
 R)  (PI・5.9)(MW・204) 3、チトクローム(1,2mg/ e )  (PI=
lO,6)(?Ilt、12000) 4、リゾチーム (1,6B/ E )   (PI・
11.1)(h匈・14.400) 実施例2 分散高速)立件速度を1.2倍にした以外は実施例1と
全く同様にして多孔質P?lLG球状粒子を得た。
水に懸濁させて目の開きが10μmと30μ−のナイロ
ン網目(筒井理化学機械■製)を用いて粒子サイズ別に
分別した。主生成物の粒子径は20〜30μmで90%
以上が10〜30μIであった。
この20〜30μ輌の球状粒子の細孔径及び空孔率は実
施例1と同様に評価した結果、デキストラン分子量にお
いて30,000に相当する孔径を有し、また60%の
空孔率を有していた。
この20〜30μmの多孔[PMLG球状粒子10gを
デカリン300dとエチレンジアミン30m1の混合ン
容液中に懸濁させ、還流温度で24時間撹拌した。生成
物を分離後、水、エタノール及びエーテルで洗浄し、乾
燥してエチレンジアミンによって置換及び架橋されたI
IILG多孔質球状粒子をえた。このPMLGの架+′
3球状粒子の元素分析値よりP M L Gの9モル%
がアミノエチル基含有、7モル%が架橋反応、84モル
%が未反応状態のPMLGてあった。すなわち、このも
ののアミノ基含有量は1.0重量%(アミノ51度は0
.62n−mol/g)である。
得られた多孔質架橋P M L G球状粒子担体3g(
アミド基1.86m−mol含有)をテトラヒドロフラ
ン+00−とステアロイルクロリド5dの混合液中に懸
濁させて、還流温度で24時間撹拌した。生成物を分離
後、TIIF、エタノール及び水の順序で十分に洗浄を
行い、多孔質架橋PMLG球状粒子に長鎖を含有させた
+R造よりなる20〜30μmの粒子を得た0元素分析
値よりPMLGの約5モル%がCIl+よりなる長鎖ア
ルキル基を含有する置換基が導入された構造からなって
いることが分かった。
この20〜30μmの粒子を内径4.61、長さ150
mm0カラムに充填した液体クロマトカラム、MTCC
olumn GES−12を用いて高速液体クロマトグ
ラフィーヲ行い、D、1.−フェニルグリシン、L−チ
ロシン、γ−ベンジルーし一アスパラギン#r−ベンジ
ルーし一グルタミン酸、L−トリプトファンよりなる各
種フェニル基含有アミン基混合物の液体クロマト分離を
行った。
その結果は第3図に示す様に疎水性の異なる各種アミノ
酸および/またはアミノ酸誘導体を高い分離効率にて分
離されることが判明した。
第3図の液体クロマトの条件は以下のとおりである。
カラム; MTC−Column GES−12,4,
6■φ祠50mff1L粒径20−30μ麹 装置 ;日本分光 LC−800システムi UV= 
270nm 移動相;  1(1wM リン酸カリウム緩衝液(pl
l・6,9)350mM (20分間)リニアグラジェ
ント; 1.OInff1/min ;室温 :lOμ!  各種フェニル基含有アミン基混合物 1、D、L−フェニルグリシン 2、L−チロシン 3.1−ベンジル−し−アスパラギン酸4.7−ヘンシ
ル−し−グルタミン酸 5、L−1−リブトファン 検出 温度 流速 試料 実施例3 ポリベンジル−し−グルタメート(PBLG)15gを
不活性溶媒であるデカリン(多孔化用添加剤)30dを
含む1.2−ジクロロエタン600 gに溶解し、分散
高速撹拌速度を1.2倍にした以外は実施例1と全く同
様にして多孔6pnLc球状粒子を得た。
水に懸濁させて、目開きが1OuIIと30μ曙のナイ
ロン網目を用いて粒子サイズ別に分別し、平均粒径が2
0μ鋼の多孔質球状粒子を得た。
この約20μ傷の球状粒子の細孔径及び空孔率は実施例
1と同様に評価した結果、デキストラン分子量において
、100,000に相当する孔径を有し、また75%の
空孔率を有していた。
この20μ端径の多孔質PBLGFJi状粒子を、内種
粒子6 m、長さ150rmのカラムに充填した液体ク
ロマトカラム、MTC−Colua+m BG−2Dを
用いて高速液体クロマトグラフィーを行い、実施例1と
同じ、B。
S、^、(Bovine Seurm Albc+n1
n)、トリプトファン、チトクロムC、リゾチームより
なる蛋白質混合物の液体クロマト分離を実施例1と全く
同じ条件で行った。
その結果は、第2図とほぼ同様の保持時間と、留出順序
であったがピークはより一層シャープに分離された。
実施例4 ポリL−ロイシン(PLLeu) 15 gとジエチル
ベンゼン(多孔化用添加剤)30gをクロロホルム60
0dに溶解した以外は実施例1と全く同じ条件で多孔質
PLLeu球状粒子を得た。
水に懸濁させて、I単筒200メツシュと400メソシ
ユで粒子サイズ別に分別した。主成分の粒子径は37〜
74μ鋼よりなる多孔質球状粒子(最大孔径:デキスト
ランの分子1100.000に相当、空孔率70%)を
80%収率で得た。この37〜74μl径の多孔質PL
Leu球状粒子を、内径4.6閣、長さ150旭のカラ
ムに充填した液体クロマトカラム、MTCColumI
IL−20を用いて高速液体クロマトグラフィーを行い
、実施例1と同じ、B、S、A、(Bovine Se
ruIllAlbumin )、トリプトファン、チト
クロムC、リゾチームよりなる蛋白質混合物の液体クロ
マト分離を実施例1と全く同し条件で行った。
その結果は第2図とほぼ同様の保持時間と留出順序であ
った。しかし、ピークは実施例1より若干ブロードであ
ったが十分に分離はなされた。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本発明の分離剤を用いて液体クロマトにて
各種のアミノ酸等を分離したクロマトグラフィーのチャ
ートを表した図である。 特許出願人 三井東圧化学株式会社 第3図 保 持 時 間 (min) 第1図 保 持 時 間 (min) 第2図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)多孔質ポリアミノ酸球状粒子よりなる液体クロマ
    ト用分離剤。
  2. (2)アミノ酸および/またはアミノ酸誘導体自身ある
    いはこれらより構成されるペプチッドやタンパク質を含
    有する混合溶液の分離に使用する請求項1記載の液体ク
    ロマト用分離剤。
  3. (3)多孔質ポリアミノ酸球状粒子は多官能性試薬を作
    用させて架橋させた多孔質ポリアミノ酸球状粒子である
    請求項1または2記載の液体クロマト用分離剤。
  4. (4)多孔質ポリアミノ酸球状粒子は疎水性の置換基を
    導入させた構造からなる粒子である請求項1、2または
    3記載の液体クロマト分離剤。
JP63249080A 1987-10-08 1988-10-04 液体クロマト用分離剤 Pending JPH02103462A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003093086A (ja) * 2001-09-21 2003-04-02 Taiyo Kagaku Co Ltd アレルゲン低減リゾリン脂質の製造方法
JP2016044148A (ja) * 2014-08-25 2016-04-04 国立研究開発法人物質・材料研究機構 粒子形成方法及び粒子

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