JP2003088082A - リニアモータ - Google Patents

リニアモータ

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JP2003088082A
JP2003088082A JP2001305893A JP2001305893A JP2003088082A JP 2003088082 A JP2003088082 A JP 2003088082A JP 2001305893 A JP2001305893 A JP 2001305893A JP 2001305893 A JP2001305893 A JP 2001305893A JP 2003088082 A JP2003088082 A JP 2003088082A
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linear motor
magnet
coil
yokes
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好一 木梨
Shinya Tamura
真也 田村
Tsugumitsu Suehiro
継光 末広
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K41/00Propulsion systems in which a rigid body is moved along a path due to dynamo-electric interaction between the body and a magnetic field travelling along the path
    • H02K41/02Linear motors; Sectional motors
    • H02K41/035DC motors; Unipolar motors
    • H02K41/0352Unipolar motors
    • H02K41/0354Lorentz force motors, e.g. voice coil motors
    • H02K41/0356Lorentz force motors, e.g. voice coil motors moving along a straight path
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボイスコイル型リニアモータであっても産業
用リニアモータとして使用できる比較的出力の大きく、
小型で軽量、高推力、高効率を達成するリニアモータを
提供することを目的とする。 【解決手段】 内ヨーク5a,5bの端部を補助ヨーク
7a,7bで連結し、外ヨーク3a,3bはマグネット
4a,4bの内周面を異磁極に構成し、内ヨーク5a,
5bと補助ヨーク7a,7bと外ヨーク3a,3bとマ
グネット4a,4bとで閉磁路φを形成し、コイル6
a,6bに通電して、閉磁路φから発生する磁界とコイ
ル6a,6bとの磁気作用で外ヨーク3a,3bと内ヨ
ーク5a,5bが相対移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リニアモータの中
でも出力が比較的大きい産業用リニアモータに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】リニアアクチュエータは、情報記憶装置
の磁気ヘッドや光ピックなどの移動用としてボイスコイ
ル型リニアモータが用いられており、これらの多くは可
動コイルタイプである。
【0003】このボイスコイル型リニアモータの一例を
図10に示す。一方の側端が解放された円筒形状の外ヨ
ーク101を固定側とし、この外ヨーク101の内側に
ラジアル着磁したマグネット102を設け、外ヨーク1
01に対して同軸上に矢印J方向にスライド自在に支持
された円筒形状の内ヨーク103を設ける。内ヨーク1
03は、マグネット102とコイル104とのギャップ
を均一に保持するようにガイド105に対してガイドロ
ーラ106によって支持されている。
【0004】コイル104に通電すると、コイル104
の電流方向と鎖交するマグネット102の磁束方向によ
り、フレミングの左手の法則に従って内ヨーク103が
外ヨーク101に対して矢印J方向に移動する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成は、情報記憶装置などの推力の小さな用途とし
ては好適でも、産業用の高推力を必要とする用途に用い
ると、体積効率が悪かったり、磁気効率の面で課題があ
る。
【0006】具体的には、磁気回路の構成上、内ヨーク
103に対して外ヨーク101を全体的に同軸で覆う必
要があるため、体積当りの推力が小さく、また、重量的
にも重くなる。
【0007】また、コイルが自由に移動できるように、
外ヨークの側端部を解放するか、あるいは外ヨークにス
リットを設ける必要がある。本発明は、ボイスコイル型
リニアモータであっても産業用リニアモータとして使用
できる比較的出力の大きく、小型で軽量、高推力、高効
率を達成するリニアモータを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
リニアモータは、複数のボイスコイル型リニアモータユ
ニットを並列配置して構成したリニアモータであって、
各ボイスコイル型リニアモータユニットを、筒状の中空
部を有する外ヨークと、前記外ヨークの中空部を貫通す
る内ヨークと、内ヨークにその軸芯方向に沿って巻回さ
れたコイルと、前記外ヨークの中空部の内側に取り付け
られ前記コイルとの対向面が単一極に着磁されたマグネ
ットとで構成し、前記内ヨークの端部を隣接する別の前
記ボイスコイル型リニアモータユニットと補助ヨークで
連結し、互いに隣接する前記ボイスコイル型リニアモー
タユニットの外ヨークは、前記マグネットの内周面を異
磁極に構成し、互いに隣接する前記内ヨークと前記補助
ヨークと前記外ヨークと前記マグネットとで閉磁路を形
成し、互いに隣接する前記ボイスコイル型リニアモータ
ユニットの前記コイルに通電することによって、前記閉
磁路から発生する磁界と前記コイルとの磁気作用で前記
外ヨークと前記内ヨークが相対移動することを特徴とす
る。
【0009】本発明の請求項2記載のリニアモータは、
複数のボイスコイル型リニアモータユニットを並列配置
して構成したリニアモータであって、各ボイスコイル型
リニアモータユニットを、筒状の中空部を有する外ヨー
クと、前記外ヨークの中空部を貫通する内ヨークと、前
記外ヨークの中空部の内側に取り付けられ前記内ヨーク
の軸芯方向に沿って巻回されたコイルと、前記内ヨーク
に取り付けられ前記コイルとの対向面が単一極に着磁さ
れたマグネットとで構成し、前記内ヨークの端部を隣接
する別の前記ボイスコイル型リニアモータユニットと補
助ヨークで連結し、互いに隣接する前記ボイスコイル型
リニアモータユニットの内ヨークは、前記マグネットの
外周面を異磁極に構成し、互いに隣接する前記内ヨーク
と前記補助ヨークと前記外ヨークと前記マグネットとで
閉磁路を形成し、互いに隣接する前記ボイスコイル型リ
ニアモータユニットの前記コイルに通電することによっ
て、前記閉磁路から発生する磁界と前記コイルとの磁気
作用で前記外ヨークと前記内ヨークが相対移動すること
を特徴とする。
【0010】本発明の請求項3記載のリニアモータは、
複数のボイスコイル型リニアモータユニットを並列配置
して構成したリニアモータであって、並行して配置され
た内ヨークと、前記内ヨークにそれぞれ軸芯方向に沿っ
て複数区間に分けて巻回されたコイルと、前記内ヨーク
が挿通される筒状の中空部を有しこの中空部の内側に前
記複数区間に分けて巻回された前記コイルに対応してマ
グネットが設けられた外ヨークとで構成し、前記マグネ
ットは、前記コイルとの対向面が単一極に着磁され、互
いに隣接する前記ボイスコイル型リニアモータユニット
の外ヨークは前記マグネットの内周面を異磁極に構成
し、複数の前記外ヨークと前記内ヨークと前記マグネッ
トとで閉磁路を形成し、前記コイルに通電することによ
って、連結した前記外ヨークと前記内ヨークが、前記閉
磁路から発生する磁界と前記コイルから発生する磁界と
の磁気作用で相対移動することを特徴とする。
【0011】本発明の請求項4記載のリニアモータは、
複数のボイスコイル型リニアモータユニットを並列配置
して構成したリニアモータであって、並行して配置され
た内ヨークと、前記内ヨークにそれぞれ軸芯方向に沿っ
て複数区間に分けて設けられたマグネットと、前記内ヨ
ークが挿通される筒状の中空部を有しこの中空部の内側
に前記複数区間に分けて設けられた前記マグネットに対
応して巻回されたコイルを有する外ヨークとで構成し、
前記マグネットは、前記コイルとの対向面が単一極に着
磁され、互いに隣接する前記ボイスコイル型リニアモー
タユニットの前記マグネット同士を異磁極に構成し、前
記外ヨークと前記内ヨークと前記マグネットとで閉磁路
を形成し、前記コイルに通電することによって、連結し
た前記外ヨークと前記内ヨークが、前記閉磁路から発生
する磁界と前記コイルから発生する磁界との磁気作用で
相対移動することを特徴とする。
【0012】本発明の請求項5記載のリニアモータは筒
状の中空部を有する外ヨークとその中空部内周面のほぼ
全面を覆うように固着した環状のマグネットとからなる
可動ユニットと、柱状の内ヨークとその外周部に巻回し
たコイルとからなる固定ユニットとを備え、前記可動ユ
ニットと固定ユニットとをそれぞれ複数対を並行に配置
し、複数の固定ユニットの両端部を別々の補助ヨークで
連結し、互いに隣り合う可動ユニットのマグネット内周
面が異磁極になるように外ヨークを面接合し、前記補助
ヨークの側と前記外ヨークとの間に、前記コイルの外周
部とマグネットの内周面とのギャップをほぼ均等に保持
するガイド機構を設けたことを特徴とする。
【0013】本発明の請求項6記載のリニアモータは、
筒状の中空部を有する外ヨークとその中空部内周面のほ
ぼ全面を覆うように固着した環状のマグネットとからな
る可動ユニットと、柱状の内ヨークとその外周部に2区
間に分けて巻回したコイルとからなる固定ユニットとを
備え、前記固定ユニットを並行に配置し、4区間のコイ
ルに対向させて互いに隣り合うマグネット内周面が異磁
極になるように4つの可動ユニットを装着し、固定ユニ
ットの両端部を連結ブロックで連結し、2組の並行配置
させた可動ユニットの外ヨーク同士を面接合し、面接合
した2つの可動ユニット間を連結して可動ストローク分
の一定間隔に保つ保持手段と、前記連結ブロックの側と
前記外ヨークとの間には、前記コイルの外周部とマグネ
ットの内周面とのギャップをほぼ均等に保持するガイド
機構を設けたことを特徴とする。
【0014】本発明の請求項7記載のリニアモータは、
筒状の中空部を有する外ヨークとその中空部内周面のほ
ぼ全面を覆うように固着した環状のマグネットとからな
る固定ユニットと、柱状の内ヨークとその外周部に巻回
したコイルとからなる可動ユニットとを備え、前記可動
ユニットと固定ユニットとをそれぞれ複数対を並行に配
置し、複数の可動ユニットの両端部を別々の補助ヨーク
で連結し、互いに隣り合う固定ユニットのマグネット内
周面が異磁極になるように外ヨークを面接合し、前記補
助ヨークの側と前記外ヨークとの間には、前記コイルの
外周部とマグネットの内周面とのギャップをほぼ均等に
保持するガイド機構を設けたことを特徴とする。
【0015】本発明の請求項8記載のリニアモータは、
筒状の中空部を有する外ヨークとその中空部内周面のほ
ぼ全面を覆うように固着した環状のマグネットとからな
る固定ユニットと、柱状の内ヨークとその外周部に2区
間に分けて巻回したコイルとからなる可動ユニットとを
備え、前記可動ユニットを並行に配置し、4区間のコイ
ルに対向させて互いに隣り合うマグネット内周面が異磁
極になるように4つの固定ユニットを装着し、可動ユニ
ットの両端部を連結ブロックで連結し、2組の並行配置
させた固定ユニットの外ヨーク同士を面接合し、面接合
した2つの固定ユニット間を連結して可動ストローク分
の一定間隔に保つ保持手段と、前記連結ブロックの側と
前記外ヨークとの間には、前記コイルの外周部とマグネ
ットの内周面とのギャップをほぼ均等に保持するガイド
機構を設けたことを特徴とする。
【0016】本発明の請求項9記載のリニアモータは、
請求項5から請求項8のいずれかにおいて、マグネット
を複数個に分割して中空部内周面に固着したことを特徴
とする。
【0017】本発明の請求項10記載のリニアモータ
は、請求項5から請求項9のいずれかにおいて、マグネ
ットが平板状、内ヨークが六角または八角の柱状である
ことを特徴とする。
【0018】本発明の請求項11記載のリニアモータ
は、請求項5から請求項10のいずれかにおいて、外ヨ
ークは電気鉄板を積層して構成したことを特徴とする。
本発明の請求項12記載のリニアモータは、請求項5か
ら請求項11のいずれかにおいて、外ヨークを半径方向
に2分割したことを特徴とする。
【0019】本発明の請求項13記載のリニアモータ
は、互いに並行して延びる複数の筒状の中空部を有する
外ヨークと、前記外ヨークの中空部を貫通する柱状の複
数の内ヨークと、内ヨークにその軸芯方向に沿って巻回
されたコイルと、前記外ヨークの中空部の内側に取り付
けられ前記コイルとの対向面が単一極に着磁されたマグ
ネットとで構成し、前記内ヨークの端部を補助ヨークで
連結し、互いに隣り合う前記中空部に設けられた前記マ
グネットは、内周面が異磁極になるように配設して前記
内ヨークと前記補助ヨークと前記外ヨークと前記マグネ
ットとで閉磁路を形成し、前記コイルに通電することに
よって、前記閉磁路から発生する磁界と前記コイルとの
磁気作用で前記外ヨークと前記内ヨークが相対移動する
ことを特徴とする。
【0020】本発明の請求項14記載のリニアモータ
は、互いに並行して延びる複数の筒状の中空部を有する
外ヨークと、前記外ヨークの中空部を貫通する内ヨーク
と、前記外ヨークの中空部の内側に取り付けられ前記内
ヨークの軸芯方向に沿って巻回されたコイルと、前記内
ヨークに取り付けられ前記コイルとの対向面が単一極に
着磁されたマグネットとで構成し、前記内ヨークの端部
を補助ヨークで連結し、互いに隣接する前記内ヨーク
は、前記マグネットの外周面を異磁極に構成し、互いに
隣接する前記内ヨークと前記補助ヨークと前記外ヨーク
と前記マグネットとで閉磁路を形成して、前記コイルに
通電することによって、前記閉磁路から発生する磁界と
前記コイルとの磁気作用で前記外ヨークと前記内ヨーク
が相対移動することを特徴とする。
【0021】本発明の請求項15記載のリニアモータ
は、並行して配置された内ヨークと、前記内ヨークにそ
れぞれ軸芯方向に沿って複数区間に分けて巻回されたコ
イルと、互いに並行に延び前記内ヨークが挿通される複
数の筒状の中空部を有しこの中空部の内側に前記複数区
間に分けて巻回された前記コイルに対応してマグネット
が設けられた外ヨークとで構成し、前記マグネットは、
前記コイルとの対向面が単一極に着磁され、互いに隣接
する前記ボイスコイル型リニアモータユニットの外ヨー
クは前記マグネットの内周面を異磁極に構成し、複数の
前記外ヨークと前記内ヨークと前記マグネットとで閉磁
路を形成し、前記コイルに通電することによって、連結
した前記外ヨークと前記内ヨークが、前記閉磁路から発
生する磁界と前記コイルから発生する磁界との磁気作用
で相対移動することを特徴とする。
【0022】本発明の請求項16記載のリニアモータ
は、並行して配置された内ヨークと、前記内ヨークにそ
れぞれ軸芯方向に沿って複数区間に分けて設けられたマ
グネットと、前記内ヨークが挿通される筒状の中空部を
有しこの中空部の内側に前記複数区間に分けて設けられ
た前記マグネットに対応して巻回されたコイルを有する
外ヨークとで構成し、前記マグネットは、前記コイルと
の対向面が単一極に着磁され、互いに隣接する前記ボイ
スコイル型リニアモータユニットの前記マグネット同士
を異磁極に構成し、前記外ヨークと前記内ヨークと前記
マグネットとで閉磁路を形成し、前記コイルに通電する
ことによって、連結した前記外ヨークと前記内ヨーク
が、前記閉磁路から発生する磁界と前記コイルから発生
する磁界との磁気作用で相対移動することを特徴とす
る。
【0023】本発明の請求項17記載のX−Yテーブル
は、請求項1から請求項16のいずれかに記載のリニア
モータを搭載したことを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態を図
1〜図15に基づいて説明する。 (実施の形態1)図1〜図4は本発明の(実施の形態
1)を示す。
【0025】図1に示す(実施の形態1)のリニアモー
タは、複数のボイスコイル型リニアモータユニットを並
列配置して構成したリニアモータであって、可動ユニッ
ト1aと固定ユニット2aとで構成されるボイスコイル
型リニアモータユニットと、可動ユニット1bと固定ユ
ニット2bとで構成されるもう一つのボイスコイル型リ
ニアモータユニットとを結合して構成されている。
【0026】可動ユニット1を形成する可動ユニット1
a,1bのうちの可動ユニット1aは、直方体の磁性体
からなる外ヨーク3aの中央部に円筒の中空部3cを備
えており、図2に示すように中空部3cの内周面のほぼ
全面を同極で覆うようにラジアル方向に着磁したマグネ
ット4aを接着固定している。
【0027】可動ユニット1bも同様で、直方体の磁性
体からなる外ヨーク3bの中央部に円筒の中空部3cを
備えており、図2に示すように中空部3cの内周面のほ
ぼ全面を同極で覆うようにラジアル方向に着磁したマグ
ネット4bを接着固定している。
【0028】固定ユニット2を形成する固定ユニット2
a,2bのうちの固定ユニット2aは、外ヨーク3aの
中空部3cを貫通する内ヨーク5aを有し、固定ユニッ
ト2bは、外ヨーク3bの中空部3cを貫通する内ヨー
ク5bを有している。
【0029】円柱で磁性体からなる内ヨーク5a,5b
には、外周部を絶縁処理し、その上に軸芯方向に沿って
それぞれ単一のコイル6a,6bが整列巻回されてい
る。外ヨーク3a,3bの前記マグネット4a,4b
は、コイル6a,6bとの対向面が単一極に着磁されて
いる。
【0030】内ヨーク5a,5bの端部の相互間は磁性
体からなる補助ヨーク7a,7bで磁気連結されて固定
台9に固定されている。隣接する外ヨーク3a,3bは
磁気抵抗が小さくなるように外ヨーク3aの側面3aa
と外ヨーク3bの側面3bbとが面接合するように連結
板10で連結されている。
【0031】なお、外ヨーク3aのマグネット4aは、
コイル6aとの対向面がS極になるように着磁されてお
り、外ヨーク3bの前記マグネット4bは、コイル6b
との対向面がN極になるように着磁されている。
【0032】連結板10の両端に取り付けられたスライ
ダー10a,10bは、固定台9に前記内ヨーク5a,
5bと並行に、より具体的には平行に配設されたガイド
レール8a,8bに係合して、外ヨーク3a,3bのマ
グネット4a,4bの内周面とコイル6a,6bの外周
部とのギャップをほぼ均等に保持した状態で外ヨーク3
a,3bが内ヨーク5a,5bの軸心方向(矢印J方
向)にスライド自在に支持されており、この実施の形態
では、スライダー10a,10bとガイドレール8a,
8bとでガイド機構が構成されている。
【0033】つぎに、磁気回路についてさらに詳しく説
明する。外ヨーク3bのマグネット4bのN極面から出
た磁束は、内ヨーク5bから補助ヨーク7a、補助ヨー
ク7aから隣の内ヨーク5a、内ヨーク5aから外ヨー
ク3aのマグネット4aのS極からN極面、そして外ヨ
ーク3aのマグネット4aのN極面から外ヨーク3a、
外ヨーク3aから元の外ヨーク3b、そして外ヨーク3
bのマグネット4bのS極面へと還流して閉磁路φを形
成する。
【0034】内ヨーク5a,5bのコイル6a,6b
は、外ヨーク3a,3bのマグネット4a,4bと内ヨ
ーク5a,5bの間にあり、前記マグネット4a,4b
の磁束と直交しており、この状態で前記コイル6a,6
bに通電すると、スライダー10a,10bとガイドレ
ール8a,8bで支持されている可動ユニット1は、フ
レミングの左手の法則に従い、軸線方向に移動する。コ
イル6a,6bの電流の向きを反転させれば、逆方向に
移動する。当然のことながら、隣り合うコイル6a,6
bに流す電流の向きを反対にして推力方向を同じにして
いる。
【0035】このように、可動ユニットと固定ユニット
を上述したように構成すれば、特に外ヨークを軽量化し
ながらマグネットとコイルは全周にわたり推力に寄与す
るので、体積効率のよい外ヨーク可動型のリニアモータ
となる。
【0036】なお、コイル6a,6bの巻始めと巻終り
を補助ヨーク7の端部から少し離しているのは、コイル
6a,6bへの通電により外ヨーク3a,3bが必要以
上に補助ヨーク7に接近し、マグネット4a,4bの磁
束が補助ヨーク7に直接に漏洩するのを防止するためで
ある。
【0037】また、従来のように可動コイルのためのス
リット部など構造上必要とせず、磁気回路上の損失を小
さくできる。コイル結線や配線が容易で、安価に実現で
きる。
【0038】この(実施の形態1)では2つのユニット
の組み合わせで説明したが、図3(a)に示すように横
方向に3以上のユニットを並べても、図3(b)に示す
ように縦横方向に2列以上のユニットを並べても同様に
実施できる。この場合も、隣り合うマグネットの内周面
は異なる磁極に設定し、コイル電流の向きについても考
慮する必要があるが、取り付ける機器のスペースや推力
に応じ、ユニットを縦横自由に組み合わせて対応できる
メリットがある。
【0039】また、外ヨークの中空孔部3cは円筒で説
明したが、六角孔(または八角孔)に変更しても同様に
実施できる。この場合、内ヨークは円柱よりも六角柱
(または八角柱)にした方がよい。図4に内ヨーク5
a,5bが六角柱の場合を示す。
【0040】さらに、マグネットの着磁はラジアル着磁
がベストであるが、円弧状または板状に複数個に分割し
て着磁してもよい。特に、内外ヨークを六角または八角
形状で構成し、マグネットも同様に6枚(または8枚)
の板状に分割して着磁をすれば、マグネットを安価に作
ることができる。また、磁気回路に関係しない構造部品
には非磁性材料を用いる方がよい。
【0041】特に、高速往復移動、高推力を必要とする
場合、表面を絶縁処理した電気鉄板を積層プレス加工し
て外ヨークを構成してもよく、さらに、図4に分割線3
3で示すように半径方向に2分割すれば、渦電流損を低
減でき、強力なマグネットの固着が容易となり、内ヨー
クとの組み付け作業も容易化できる。
【0042】また、複数対の可動ユニットと固定ユニッ
トとを基本ユニットとしており、用途によって決まるス
ペースや特性に応じて自在にユニットの組み合わせがで
き、小型軽量に構成でき、しかも高推力で体積効率のよ
いリニアモータが得られる。
【0043】(実施の形態2)図5と図6は本発明の
(実施の形態2)のリニアモータを示す。(実施の形態
1)では内ヨーク5aに対して1個の外ヨーク3a、内
ヨーク5bに対して1個の外ヨーク3bが設けられ、内
ヨーク5a,5bにはそれぞれ1つのコイル6a,6b
が設けられていたが、この(実施の形態2)では、内ヨ
ーク45aに対して2個の外ヨーク43a,43c、内
ヨーク45bに対して2個の外ヨーク43b,43dが
設けられ、内ヨーク45aには2つのコイル46a,4
6cが設けられ、内ヨーク45bには2つのコイル46
b,46dが設けられている点が異なっている。
【0044】また、固定ブロック42は2つの内ヨーク
45a,45bを有しており、可動ブロック41は4つ
の外ヨーク43a,43b,43c,43dを有してい
る。外ヨーク43a〜43dは中央部に円筒の中空部を
備えており、(実施の形態1)の場合と同様に、中空部
の内周面のほぼ全面を同極で覆うようにラジアル方向に
着磁したマグネット44a〜44dをそれぞれ接着固定
している。
【0045】互いに並行に、より具体的には平行に配置
された内ヨーク45a,45bの端部は、非磁性体の連
結ブロック47a,47bで連結されて固定台49に固
定されている。
【0046】隣接する外ヨーク43a,43bは(実施
の形態1)の場合と同様に、磁気抵抗が小さくなるよう
に面接合するように連結板40Aで連結され、外ヨーク
43c,43dも、磁気抵抗が小さくなるように面接合
するように連結板40Bで連結されている。
【0047】連結板40Aの両端に取り付けられたスラ
イダー40a,40bは、固定台49に前記内ヨーク4
5a,45bと並行に、より具体的には平行に配設され
たガイドレール48a,48bに係合して、外ヨーク4
3a,43bのマグネット44a,44bの内周面とコ
イル46a,46bの外周部とのギャップをほぼ均等に
保持した状態で外ヨーク43a,43bが内ヨーク45
a,45bの軸心方向(矢印J方向)にスライド自在に
支持されている。
【0048】連結板40Bの両端に取り付けられたスラ
イダー40c,40dは、固定台49に前記内ヨーク4
5a,45bと配設されたガイドレール48a,48b
に係合して、外ヨーク43c,43dのマグネット44
c,44dの内周面とコイル46c,46dの外周部と
のギャップをほぼ均等に保持した状態で外ヨーク43
c,43dが前記軸心方向(矢印J方向)にスライド自
在に支持されている。連結板40Aと連結板40Bは、
保持板50で連結されている。
【0049】互いに隣接する前記ボイスコイル型リニア
モータユニットの外ヨーク43aと外ヨーク43b,外
ヨーク43cと外ヨーク43dは、マグネット44a〜
44dと対向する内周面を異磁極に構成し、4個の外ヨ
ーク43a〜43dと2本の内ヨーク45a,45bと
マグネット44a〜44dとで閉磁路φを形成してい
る。
【0050】このように構成したため、前記コイル46
a〜46dに通電することによって、前記閉磁路φから
発生する磁界と互いに隣接して面接合された前記外ヨー
ク43a〜43dのマグネット44a〜44dとの磁気
作用で、前記連結板40Aと連結板40Bと保持板50
とで一体に連結された4個の外ヨーク43a〜43dと
2本の前記内ヨーク45a,45bが相対移動する。こ
こでは内ヨーク45a,45bが固定側であって、外ヨ
ーク43a〜43dがスライド移動する。
【0051】この実施の形態では、スライダー40a〜
40dとガイドレール48a,48bとでガイド機構が
構成されている。 さらに詳しく説明する。固定ユニッ
ト42のコイル46aと46c,46bと46dは、内
ヨーク45a,45bの外周部を絶縁処理し、その上
に、互いの巻方向を逆にして整列巻回している。
【0052】そして、2組の可動ユニット41aと41
b,可動ユニット41cと41dを、互いに隣り合うマ
グネット44aと44b,44cと44dの内周面がN
極とS極の異磁極になるように組み合わせ、隣り合う外
ヨーク43同士の外周面を連結する。
【0053】また、固定ユニット42の隣り合うコイル
44aと44b,44cと44dは、その巻方向が逆に
巻回され、連結した可動ユニット41a−41bと可動
ユニット41c−41dとは、可動ストローク分(1区
間のコイル長と、1つの外ヨーク軸方向長の差分)の長
さだけ離して保持手段としての保持板50で保持されて
いる。これにより、可動ユニットが2区間にまたがって
駆動されることはない。
【0054】連結した2組の可動ユニットで構成される
磁気回路について説明する。図6に示すように、外ヨー
ク43bのマグネット44bのN極面から出た磁束は、
内ヨーク45bから外ヨーク43dのマグネット44d
のS極面、マグネット44dのS極面を経てN極面から
出た磁束は外ヨーク43dと外ヨーク43cを経て外ヨ
ーク43cのマグネット44cのS極面を経てN極面か
ら内ヨーク45aに流れ、内ヨーク45aから外ヨーク
43aのマグネット44aのS極面、マグネット44a
のN極面から出た磁束は外ヨーク43bのS極面に流れ
て閉磁路φを形成して環流する。
【0055】そして、全てのコイル46a〜46dはマ
グネット44a〜44dと内ヨーク45a,45bの間
にあり、マグネット44a〜44dの磁束と直交してお
り、この状態でコイル46a〜46dに通電すると、保
持板50で連結された可動ユニット41a〜41dは、
ガイドレール48a,48bに案内されて軸線方向(矢
印J方向)に移動する。コイル46a〜46dの電流の
向きを反転させれば、逆方向に移動する。
【0056】このとき、2つの2区間のコイルと4つの
可動ユニットとで同一方向に合成した推力が生じる。し
かしながら、2区間のコイルが通電により発生する起磁
力の方向は逆になるので内ヨークが磁気飽和することは
ない。
【0057】したがって、(実施の形態1)と比べて、
磁気飽和がないので高推力領域まで電流と推力の直線性
を確保したリニアモータとなる。なお、外ヨークの中空
孔部や内ヨークの形状、マグネットの形状や着磁、外ヨ
ークの構成などについても単独または組み合せても(実
施の形態1)と同様に実施できる。
【0058】また、図5は内ヨーク45a,45bを固
定側として外ヨーク43a,43bを可動側とした外ヨ
ーク(マグネット)可動型リニアモータであったが、内
ヨーク45a,45bを可動側とし外ヨーク43a,4
3bを固定側とした、4つの固定ユニットと2つの可動
ユニットとを組み合せた内ヨーク(コイル)可動型リニ
アモータが得られる。より具体的には、図1の可動側と
固定側とを反転させた実施の形態が後述の(実施の形態
3)を示す図7であるように、可動側と固定側とを反転
させて同様に実施できることは明らかである。
【0059】(実施の形態3)図7は本発明の(実施の
形態3)のリニアモータを示す。(実施の形態1)では
内ヨーク5a,5bが固定側ユニット2であり、外ヨー
ク3a,3bが可動側ユニット1であったが、この(実
施の形態3)では内ヨーク55a,55bが可動ユニッ
ト52、外ヨーク53a,53bが固定ユニット51と
なっている。その他は(実施の形態1)と同様である。
【0060】外ヨーク53a,53bは、(実施の形態
1)の外ヨーク3a,3bと同じように中空部の内側に
マグネット54a,54bを接着固定して構成されてお
り、面接合した状態の外ヨーク53a,53bは、取り
付けブロック60で固定台59に固定されている。
【0061】コイル56aが整列巻きされた内ヨーク5
5aとコイル56bが整列巻きされた55bとは、互い
に並行な状態、より具体的には平行な状態でその両端を
補助ヨーク57a,57bで連結され、補助ヨーク57
aは両端に取り付けられたスライダー61a,61bを
介して、固定台59に前記内ヨーク55a,55bと並
行に、より具体的には平行に配設されたガイドレール5
8a,58bに係合している。補助ヨーク57bは両端
に取り付けられたスライダー61c,61dを介して、
ガイドレール58a,58bに係合している。
【0062】マグネット54a,54bの着磁状態を含
む磁気回路構成などは(実施の形態1)と同様であるた
め、その説明を省略する。このように構成したため、コ
イル(内ヨーク)可動型でありながら、内ヨーク全体を
外ヨークが覆っていないので、従来のようにスリットな
ど機構的な配慮が不要であり、磁気回路上の損失がなく
安価に構成できる。
【0063】(実施の形態4)図8は本発明の(実施の
形態4)のリニアモータを示す。図1に示す(実施の形
態1)の外ヨーク可動型リニアモータでは、内ヨーク5
a,5bにコイル6a,6bが巻回され、外ヨーク3
a,3bにはマグネット4a,4bが設けられていた
が、この(実施の形態4)に示す外ヨーク可動型では、
内ヨーク5a,5bにマグネット76a,76bが接着
固定されている。また、外ヨーク3a,3bの中空部7
3cにはコイル77a,77bが設けられている。
【0064】図8ではコイル77bを見せるように連結
板10の片側を切り欠いて図示されているが、(実施の
形態1)を示す図1と同じようにスライダー10a,1
0bを介してガイドレール8a,8bに係合している。
【0065】内ヨーク5aの周面を覆うマグネット76
aはコイル77aとの対向面がN極面になるように着磁
されており、内ヨーク5bの周面を覆うマグネット76
bはコイル77bとの対向面がS極面になるように着磁
されている。
【0066】磁気回路は、内ヨーク5aの周面を覆うマ
グネット76aのN極面から出た磁束が、外ヨーク3a
から外ヨーク3bを経て内ヨーク5bの周面を覆うマグ
ネット76bのS極面、マグネット76bのN極面から
出た磁束は内ヨーク5bと補助ヨーク7aを介して内ヨ
ーク5aからマグネット76aのS極面に流れて閉磁路
φを形成して環流する。
【0067】このように構成したため、コイル77a,
77bに通電すると、可動ユニット1が軸線方向(矢印
J方向)に移動する。コイル77a,77bの電流の向
きを反転させれば、逆方向に移動する。
【0068】なお、図1の可動側と固定側とを反転させ
た実施の形態が図7であったように、この図8に示した
(実施の形態4)の場合も同様に可動側と固定側とを反
転させても同様に実施できることは明らかである。
【0069】(実施の形態5)図9は本発明の(実施の
形態5)のリニアモータを示す。図5に示す(実施の形
態2)の外ヨーク可動型リニアモータでは、内ヨーク4
5a,45bにコイル46a〜46dが巻回され、外ヨ
ーク43a〜43dにはマグネット44a〜44dが設
けられていたが、この(実施の形態5)に示す外ヨーク
可動型では、筒状の中空部を有する複数、ここでは2個
の外ヨーク43a,43bと、外ヨーク43a,43b
の中空部を貫通する2本の内ヨーク45a,45bと、
外ヨーク43a,43bの中空部の内側に取り付けられ
前記内ヨーク45a,45bの軸芯方向に沿ってそれぞ
れ2区間に分けて巻回されたコイル94aと94c,9
4bと94dと、内ヨーク45a,45bの周面を覆う
ように取り付けられたマグネット96a〜96dとで構
成されている。
【0070】前記マグネット96a,96cは、2区間
に分けて周面を覆うように内ヨーク45aに接着固定さ
れ、前記マグネット96b,96dは、2区間に分けて
周面を覆うように内ヨーク45bに接着固定されてい
る。
【0071】図9ではコイル94b,94dを見せるよ
うに連結板40A,40Bの片側を切り欠いて図示され
ているが、(実施の形態2)を示す図5と同じように連
結板40Aはスライダー40a,40bを介してガイド
レール48a,48bに係合し、連結板40Bはスライ
ダー40c,40dを介してガイドレール48a,48
bに係合している。
【0072】内ヨーク45aの周面を覆うマグネット9
6aはコイル94aとの対向面がN極面になるように着
磁されており、マグネット96cはコイル94cとの対
向面がS極面になるように着磁されている。
【0073】内ヨーク45bの周面を覆うマグネット9
6bはコイル94bとの対向面がS極面になるように着
磁されており、マグネット96dはコイル94aとの対
向面がN極面になるように着磁されている。
【0074】磁気回路は、内ヨーク5aの周面を覆うマ
グネット96aのN極面から出た磁束が、外ヨーク43
aから外ヨーク43bを経て内ヨーク45bの周面を覆
うマグネット96bのS極面に流れ、マグネット96b
のN極面から出た磁束は内ヨーク45bからマグネット
96dのS極面に流れ、マグネット96dのN極面から
外ヨーク43bと外ヨーク43aを経てマグネット96
cのS極面に流れ、マグネット96cのN極面から出た
磁束は内ヨーク45aからマグネット76aのS極面に
流れて閉磁路φを形成して環流する。
【0075】このように構成したため、コイル94a〜
94dに通電すると、可動ユニット1が軸線方向(矢印
J方向)に移動する。コイル94a,94bの電流の向
きを反転させれば、逆方向に移動する。
【0076】なお、この(実施の形態5)の可動ユニッ
ト41は、外ヨーク43aの両端にコイル94a,94
cを設け、外ヨーク43bの両端にコイル94b,94
dを設け、2つの外ヨークを有していたが、(実施の形
態2)のようにコイル94a〜94dを別々の外ヨーク
に設けて構成することもできる。
【0077】これはまた、(実施の形態2)の可動ユニ
ット41も(実施の形態5)と同様に2つの外ヨークで
構成できることを意味している。上記の各実施の形態の
図1,図5,図7では、外ヨークの中空部に設けたマグ
ネットは、短冊状のものを前記中空部の内周面に多数設
けて環状のマグネットを構成したが、目的の着磁パター
ンに着磁された単一の環状のマグネットをそれぞれ設け
て構成することもできる。
【0078】なお、図9は内ヨーク45a,45bを固
定側として外ヨーク43a,43bを可動側とした外ヨ
ーク(コイル)可動型リニアモータであったが、内ヨー
ク45a,45bを可動側とし外ヨーク43a,43b
を固定側とした、内ヨーク(マグネット)可動型リニア
モータが得られる。より具体的には、図1の可動側と固
定側とを反転させた実施の形態が図7であるように、可
動側と固定側とを反転させて同様に実施できることは明
らかである。
【0079】(実施の形態6)なお、図1では可動ユニ
ット1aと可動ユニット1bを面接合して可動側を構成
したが、この両者の可動ユニット1aと可動ユニット1
bを一体に構成して図11に示すようにも構成できる。
【0080】具体的には、図11に示すように、互いに
並行に延びる複数の筒状の中空部3c,3ccを有する
外ヨーク3abとその中空部内周面に固着した環状のマ
グネット4a,4bとから可動ユニット1を構成し、こ
の可動ユニット1の前記中空部3c,3ccを貫通する
柱状の複数の内ヨーク5a,5bとその各外周部に巻回
したコイル6a,6bとからなる固定ユニット2a,2
bを設け、固定ユニット2a,2bの前記内ヨークの端
部を補助ヨーク7a,7bで連結し、前記可動ユニット
1の互いに隣り合う前記中空部3c,3ccに設けられ
た前記マグネット4a,4bは、内周面が異磁極になる
ように配設し、前記内ヨーク5a,5bの端部と前記外
ヨーク3abとの間に、前記コイル6a,6bの外周部
とマグネット4a,4bの内周面とのギャップをほぼ均
等に保持するガイド機構となるガイドレール8a,8b
とスライダー10a,10bを設けて構成する。その他
は図1と同様である。
【0081】この図11では可動ユニット1に2つの中
空部3c,3ccを形成した場合を例に挙げて説明した
が、図3(a)または(b)に示した場合に相当するよ
うに、互いに並行に延びる3つまたは4つあるいはそれ
以上の筒状の中空部を設けて図11と同様に構成するこ
ともできる。さらに、ここでは可動ユニット1が固定ユ
ニット2a,2bに対して移動したが、図7の場合と同
様にして図13に示したように固定ユニット2a,2b
が可動ユニット1に対して移動する場合も同様である。
【0082】(実施の形態7)なお、図5では外ヨーク
43aと外ヨーク43bを面接合し、外ヨーク43cと
外ヨーク43dを面接合して可動側を構成したが、この
両者の外ヨーク43aと外ヨーク43bを一体に構成
し、外ヨーク43cと外ヨーク43dを一体に構成して
図12に示すようにも構成できる。
【0083】具体的には、図12に示すように、外ヨー
ク43abは、互いに並行に延びる複数の筒状の中空部
3c,3ccを有する。外ヨーク43cdは、互いに並
行に延びる複数の筒状の中空部3c,3ccを有する。
その他は図5と同様である。
【0084】この図12では外ヨーク43ab,43c
dに2つの中空部3c,3ccを形成した場合を例に挙
げて説明したが、図3(a)または(b)に示した場合
に相当するように、互いに並行に延びる3つまたは4つ
あるいはそれ以上の筒状の中空部を設けて図12と同様
に構成することもできる。さらに、ここでは外ヨーク4
3ab,43cdが内ヨーク45a,45bに対して移
動したが、図11を図13のように変更した場合と同様
に内ヨーク45a,45bが外ヨーク43ab,43c
dに対して移動する場合も同様である。
【0085】(実施の形態8)なお、図8では外ヨーク
3aと外ヨーク3bを面接合して可動側を構成したが、
この両者の外ヨーク3aと外ヨーク3bを一体に構成し
て図14に示すようにも構成できる。
【0086】具体的には、図14に示すように、外ヨー
ク3abは、互いに並行に延びる複数の筒状の中空部7
3c,73ccを有する。その他は図8と同様である。
この図14では外ヨーク3abに2つの中空部3c,3
ccを形成した場合を例に挙げて説明したが、図3
(a)または(b)に示した場合に相当するように、互
いに並行に延びる3つまたは4つあるいはそれ以上の筒
状の中空部を設けて図12と同様に構成することもでき
る。さらに、ここでは外ヨーク3abが内ヨーク5a,
5bに対して移動したが、図11を図13のように変更
した場合と同様に内ヨーク5a,5bが外ヨーク3ab
に対して移動する場合も同様である。
【0087】(実施の形態9)なお、図9では外ヨーク
43aと外ヨーク43bを面接合し、外ヨーク43cと
外ヨーク43dを面接合して可動側を構成したが、この
両者の外ヨーク43aと外ヨーク43bを一体に構成し
て図15に示すようにも構成できる。
【0088】具体的には、図15に示すように、外ヨー
ク43abは、互いに並行に延びる複数の筒状の中空部
3c,3ccを有する。その他は図5と同様である。こ
の図15では外ヨーク43abに2つの中空部3c,3
ccを形成した場合を例に挙げて説明したが、図3
(a)または(b)に示した場合に相当するように、互
いに並行に延びる3つまたは4つあるいはそれ以上の筒
状の中空部を設けて図15と同様に構成することもでき
る。さらに、ここでは外ヨーク43abが内ヨーク45
a,45bに対して移動したが、図11を図13のよう
に変更した場合と同様に内ヨーク45a,45bが外ヨ
ーク43abに対して移動する場合も同様である。
【0089】上記の各実施の形態ならびにその組み合わ
せで実現できる本発明のリニアモータは、具体的には、
各種産業機器に使用されるX−Yテーブルの駆動源とし
て採用することによって、装置全体の小型化、軽量化、
高効率などを実現することができる。
【0090】
【発明の効果】以上のように本発明によると、用途や特
性に応じてユニットの組み合せを変更してリニアモータ
を構成することができ、比較的出力が大きく、小型で軽
量、高推力、高効率といった産業用リニアモータとして
要求される性能を、ボイスコイル型リニアモータであっ
ても達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の(実施の形態1)のリニアモータの斜
視図
【図2】同実施の形態の外ヨークの分解斜視図
【図3】同実施の形態の変形例(横3列と縦横2列)を
説明する要部断面図
【図4】同実施の形態の変形例(内ヨークが六角柱)を
説明する要部断面図
【図5】本発明の(実施の形態2)のリニアモータの斜
視図
【図6】同実施の形態の磁路を説明する斜視図
【図7】本発明の(実施の形態3)のリニアモータの一
部切り欠き斜視図
【図8】本発明の(実施の形態4)のリニアモータの一
部切り欠き斜視図
【図9】本発明の(実施の形態5)のリニアモータの一
部切り欠き斜視図
【図10】従来のリニアモータの断面図
【図11】本発明の(実施の形態6)のリニアモータの
斜視図
【図12】本発明の(実施の形態7)のリニアモータの
斜視図
【図13】本発明の(実施の形態6)のリニアモータの
別の例を示す斜視図
【図14】本発明の(実施の形態8)のリニアモータの
一部切り欠き斜視図
【図15】本発明の(実施の形態9)のリニアモータの
一部切り欠き斜視図
【符号の説明】
1,41,52 可動ユニット 2,42,51 固定ユニット 3a,3b,43a〜43d,53a,53b 外ヨ
ーク 3c 外ヨークの中空部 33 分割線 4a,4b,44a〜44d,54a,54b,76
a,76b,96a〜96d マグネット 5a,5b,45a,45b,55a,55b,55
内ヨーク 6a,6b,46a〜46d,56a,56b,77
a,77b,94a〜94d コイル 7a,7b,57a,57b 補助ヨーク 47a,47b 連結ブロック 8a,8b,48a,48b,58a〜58d ガイ
ドレール 9,49,59 固定台 10a,10b,40a〜40d,61a〜61d
スライダー 10,40A,40B 連結板 50 保持板 60 取り付けブロック φ 閉磁路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 末広 継光 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5H633 BB03 GG02 GG06 GG09 GG13 HH02 HH03 HH06 HH08 HH13 HH25 5H641 BB03 BB06 BB11 BB19 GG02 GG05 GG08 GG12 GG20 HH02 HH03 HH17 JA09

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のボイスコイル型リニアモータユニッ
    トを並列配置して構成したリニアモータであって、 各ボイスコイル型リニアモータユニットを、 筒状の中空部を有する外ヨークと、 前記外ヨークの中空部を貫通する内ヨークと、 内ヨークにその軸芯方向に沿って巻回されたコイルと、 前記外ヨークの中空部の内側に取り付けられ前記コイル
    との対向面が単一極に着磁されたマグネットとで構成
    し、 前記内ヨークの端部を隣接する別の前記ボイスコイル型
    リニアモータユニットと補助ヨークで連結し、 互いに隣接する前記ボイスコイル型リニアモータユニッ
    トの外ヨークは、前記マグネットの内周面を異磁極に構
    成し、 互いに隣接する前記内ヨークと前記補助ヨークと前記外
    ヨークと前記マグネットとで閉磁路を形成し、 互いに隣接する前記ボイスコイル型リニアモータユニッ
    トの前記コイルに通電することによって、前記閉磁路か
    ら発生する磁界と前記コイルとの磁気作用で前記外ヨー
    クと前記内ヨークが相対移動するリニアモータ。
  2. 【請求項2】複数のボイスコイル型リニアモータユニッ
    トを並列配置して構成したリニアモータであって、 各ボイスコイル型リニアモータユニットを、 筒状の中空部を有する外ヨークと、 前記外ヨークの中空部を貫通する内ヨークと、 前記外ヨークの中空部の内側に取り付けられ前記内ヨー
    クの軸芯方向に沿って巻回されたコイルと、 前記内ヨークに取り付けられ前記コイルとの対向面が単
    一極に着磁されたマグネットとで構成し、 前記内ヨークの端部を隣接する別の前記ボイスコイル型
    リニアモータユニットと補助ヨークで連結し、 互いに隣接する前記ボイスコイル型リニアモータユニッ
    トの内ヨークは、前記マグネットの外周面を異磁極に構
    成し、 互いに隣接する前記内ヨークと前記補助ヨークと前記外
    ヨークと前記マグネットとで閉磁路を形成し、 互いに隣接する前記ボイスコイル型リニアモータユニッ
    トの前記コイルに通電することによって、前記閉磁路か
    ら発生する磁界と前記コイルとの磁気作用で前記外ヨー
    クと前記内ヨークが相対移動するリニアモータ。
  3. 【請求項3】複数のボイスコイル型リニアモータユニッ
    トを並列配置して構成したリニアモータであって、 並行して配置された内ヨークと、 前記内ヨークにそれぞれ軸芯方向に沿って複数区間に分
    けて巻回されたコイルと、 前記内ヨークが挿通される筒状の中空部を有しこの中空
    部の内側に前記複数区間に分けて巻回された前記コイル
    に対応してマグネットが設けられた外ヨークとで構成
    し、前記マグネットは、前記コイルとの対向面が単一極
    に着磁され、互いに隣接する前記ボイスコイル型リニア
    モータユニットの外ヨークは前記マグネットの内周面を
    異磁極に構成し、 複数の前記外ヨークと前記内ヨークと前記マグネットと
    で閉磁路を形成し、 前記コイルに通電することによって、連結した前記外ヨ
    ークと前記内ヨークが、前記閉磁路から発生する磁界と
    前記コイルから発生する磁界との磁気作用で相対移動す
    るリニアモータ。
  4. 【請求項4】複数のボイスコイル型リニアモータユニッ
    トを並列配置して構成したリニアモータであって、 並行して配置された内ヨークと、 前記内ヨークにそれぞれ軸芯方向に沿って複数区間に分
    けて設けられたマグネットと、 前記内ヨークが挿通される筒状の中空部を有しこの中空
    部の内側に前記複数区間に分けて設けられた前記マグネ
    ットに対応して巻回されたコイルを有する外ヨークとで
    構成し、前記マグネットは、前記コイルとの対向面が単
    一極に着磁され、互いに隣接する前記ボイスコイル型リ
    ニアモータユニットの前記マグネット同士を異磁極に構
    成し、 前記外ヨークと前記内ヨークと前記マグネットとで閉磁
    路を形成し、 前記コイルに通電することによって、連結した前記外ヨ
    ークと前記内ヨークが、前記閉磁路から発生する磁界と
    前記コイルから発生する磁界との磁気作用で相対移動す
    るリニアモータ。
  5. 【請求項5】筒状の中空部を有する外ヨークとその中空
    部内周面のほぼ全面を覆うように固着した環状のマグネ
    ットとからなる可動ユニットと、 柱状の内ヨークとその外周部に巻回したコイルとからな
    る固定ユニットとを備え、前記可動ユニットと固定ユニ
    ットとをそれぞれ複数対を並行に配置し、複数の固定ユ
    ニットの両端部を別々の補助ヨークで連結し、互いに隣
    り合う可動ユニットのマグネット内周面が異磁極になる
    ように外ヨークを面接合し、 前記補助ヨークの側と前記外ヨークとの間に、前記コイ
    ルの外周部とマグネットの内周面とのギャップをほぼ均
    等に保持するガイド機構を設けたリニアモータ。
  6. 【請求項6】筒状の中空部を有する外ヨークとその中空
    部内周面のほぼ全面を覆うように固着した環状のマグネ
    ットとからなる可動ユニットと、 柱状の内ヨークとその外周部に2区間に分けて巻回した
    コイルとからなる固定ユニットとを備え、前記固定ユニ
    ットを並行に配置し、4区間のコイルに対向させて互い
    に隣り合うマグネット内周面が異磁極になるように4つ
    の可動ユニットを装着し、固定ユニットの両端部を連結
    ブロックで連結し、2組の並行配置させた可動ユニット
    の外ヨーク同士を面接合し、 面接合した2つの可動ユニット間を連結して可動ストロ
    ーク分の一定間隔に保つ保持手段と、 前記連結ブロックの側と前記外ヨークとの間には、前記
    コイルの外周部とマグネットの内周面とのギャップをほ
    ぼ均等に保持するガイド機構を設けたリニアモータ。
  7. 【請求項7】筒状の中空部を有する外ヨークとその中空
    部内周面のほぼ全面を覆うように固着した環状のマグネ
    ットとからなる固定ユニットと、 柱状の内ヨークとその外周部に巻回したコイルとからな
    る可動ユニットとを備え、前記可動ユニットと固定ユニ
    ットとをそれぞれ複数対を並行に配置し、複数の可動ユ
    ニットの両端部を別々の補助ヨークで連結し、互いに隣
    り合う固定ユニットのマグネット内周面が異磁極になる
    ように外ヨークを面接合し、 前記補助ヨークの側と前記外ヨークとの間には、前記コ
    イルの外周部とマグネットの内周面とのギャップをほぼ
    均等に保持するガイド機構を設けたリニアモータ。
  8. 【請求項8】筒状の中空部を有する外ヨークとその中空
    部内周面のほぼ全面を覆うように固着した環状のマグネ
    ットとからなる固定ユニットと、 柱状の内ヨークとその外周部に2区間に分けて巻回した
    コイルとからなる可動ユニットとを備え、前記可動ユニ
    ットを並行に配置し、4区間のコイルに対向させて互い
    に隣り合うマグネット内周面が異磁極になるように4つ
    の固定ユニットを装着し、可動ユニットの両端部を連結
    ブロックで連結し、2組の並行配置させた固定ユニット
    の外ヨーク同士を面接合し、 面接合した2つの固定ユニット間を連結して可動ストロ
    ーク分の一定間隔に保つ保持手段と、前記連結ブロック
    の側と前記外ヨークとの間には、前記コイルの外周部と
    マグネットの内周面とのギャップをほぼ均等に保持する
    ガイド機構を設けたリニアモータ。
  9. 【請求項9】マグネットを複数個に分割して中空部内周
    面に固着した請求項5から請求項8のいずれかに記載の
    リニアモータ。
  10. 【請求項10】マグネットが平板状、内ヨークが六角ま
    たは八角の柱状である請求項5から請求項9のいずれか
    に記載のリニアモータ。
  11. 【請求項11】外ヨークは電気鉄板を積層して構成した
    請求項5から請求項10のいずれかに記載のリニアモー
    タ。
  12. 【請求項12】外ヨークを半径方向に2分割した請求項
    5から請求項11のいずれかに記載のリニアモータ。
  13. 【請求項13】互いに並行して延びる複数の筒状の中空
    部を有する外ヨークと、 前記外ヨークの中空部を貫通する柱状の複数の内ヨーク
    と、 内ヨークにその軸芯方向に沿って巻回されたコイルと、 前記外ヨークの中空部の内側に取り付けられ前記コイル
    との対向面が単一極に着磁されたマグネットとで構成
    し、 前記内ヨークの端部を補助ヨークで連結し、互いに隣り
    合う前記中空部に設けられた前記マグネットは、内周面
    が異磁極になるように配設して前記内ヨークと前記補助
    ヨークと前記外ヨークと前記マグネットとで閉磁路を形
    成し、 前記コイルに通電することによって、前記閉磁路から発
    生する磁界と前記コイルとの磁気作用で前記外ヨークと
    前記内ヨークが相対移動するリニアモータ。
  14. 【請求項14】互いに並行して延びる複数の筒状の中空
    部を有する外ヨークと、 前記外ヨークの中空部を貫通する内ヨークと、 前記外ヨークの中空部の内側に取り付けられ前記内ヨー
    クの軸芯方向に沿って巻回されたコイルと、 前記内ヨークに取り付けられ前記コイルとの対向面が単
    一極に着磁されたマグネットとで構成し、 前記内ヨークの端部を補助ヨークで連結し、 互いに隣接する前記内ヨークは、前記マグネットの外周
    面を異磁極に構成し、 互いに隣接する前記内ヨークと前記補助ヨークと前記外
    ヨークと前記マグネットとで閉磁路を形成して、前記コ
    イルに通電することによって、前記閉磁路から発生する
    磁界と前記コイルとの磁気作用で前記外ヨークと前記内
    ヨークが相対移動するリニアモータ。
  15. 【請求項15】並行して配置された内ヨークと、 前記内ヨークにそれぞれ軸芯方向に沿って複数区間に分
    けて巻回されたコイルと、 互いに並行に延び前記内ヨークが挿通される複数の筒状
    の中空部を有しこの中空部の内側に前記複数区間に分け
    て巻回された前記コイルに対応してマグネットが設けら
    れた外ヨークとで構成し、前記マグネットは、前記コイ
    ルとの対向面が単一極に着磁され、互いに隣接する前記
    ボイスコイル型リニアモータユニットの外ヨークは前記
    マグネットの内周面を異磁極に構成し、 複数の前記外ヨークと前記内ヨークと前記マグネットと
    で閉磁路を形成し、 前記コイルに通電することによって、連結した前記外ヨ
    ークと前記内ヨークが、前記閉磁路から発生する磁界と
    前記コイルから発生する磁界との磁気作用で相対移動す
    るリニアモータ。
  16. 【請求項16】並行して配置された内ヨークと、 前記内ヨークにそれぞれ軸芯方向に沿って複数区間に分
    けて設けられたマグネットと、 前記内ヨークが挿通される筒状の中空部を有しこの中空
    部の内側に前記複数区間に分けて設けられた前記マグネ
    ットに対応して巻回されたコイルを有する外ヨークとで
    構成し、前記マグネットは、前記コイルとの対向面が単
    一極に着磁され、互いに隣接する前記ボイスコイル型リ
    ニアモータユニットの前記マグネット同士を異磁極に構
    成し、 前記外ヨークと前記内ヨークと前記マグネットとで閉磁
    路を形成し、 前記コイルに通電することによって、連結した前記外ヨ
    ークと前記内ヨークが、前記閉磁路から発生する磁界と
    前記コイルから発生する磁界との磁気作用で相対移動す
    るリニアモータ。
  17. 【請求項17】請求項1から請求項16のいずれかに記
    載のリニアモータを搭載したX−Yテーブル。
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