JP6335754B2 - アクチュエータ - Google Patents

アクチュエータ Download PDF

Info

Publication number
JP6335754B2
JP6335754B2 JP2014219525A JP2014219525A JP6335754B2 JP 6335754 B2 JP6335754 B2 JP 6335754B2 JP 2014219525 A JP2014219525 A JP 2014219525A JP 2014219525 A JP2014219525 A JP 2014219525A JP 6335754 B2 JP6335754 B2 JP 6335754B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yoke
coil
actuator
actuator according
outer yoke
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014219525A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016086596A (ja
Inventor
茂 川瀬
茂 川瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Azbil Corp
Original Assignee
Azbil Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Azbil Corp filed Critical Azbil Corp
Priority to JP2014219525A priority Critical patent/JP6335754B2/ja
Priority to CN201580058218.5A priority patent/CN107112861B/zh
Priority to US15/522,663 priority patent/US10594199B2/en
Priority to PCT/JP2015/078782 priority patent/WO2016067902A1/ja
Publication of JP2016086596A publication Critical patent/JP2016086596A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6335754B2 publication Critical patent/JP6335754B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K41/00Propulsion systems in which a rigid body is moved along a path due to dynamo-electric interaction between the body and a magnetic field travelling along the path
    • H02K41/02Linear motors; Sectional motors
    • H02K41/03Synchronous motors; Motors moving step by step; Reluctance motors
    • H02K41/031Synchronous motors; Motors moving step by step; Reluctance motors of the permanent magnet type
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K41/00Propulsion systems in which a rigid body is moved along a path due to dynamo-electric interaction between the body and a magnetic field travelling along the path
    • H02K41/02Linear motors; Sectional motors
    • H02K41/035DC motors; Unipolar motors
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/04Windings characterised by the conductor shape, form or construction, e.g. with bar conductors
    • H02K3/28Layout of windings or of connections between windings
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K5/00Casings; Enclosures; Supports
    • H02K5/04Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof
    • H02K5/18Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof with ribs or fins for improving heat transfer
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K7/00Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
    • H02K7/10Structural association with clutches, brakes, gears, pulleys or mechanical starters
    • H02K7/106Structural association with clutches, brakes, gears, pulleys or mechanical starters with dynamo-electric brakes
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K9/00Arrangements for cooling or ventilating
    • H02K9/22Arrangements for cooling or ventilating by solid heat conducting material embedded in, or arranged in contact with, the stator or rotor, e.g. heat bridges
    • H02K9/227Heat sinks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Linear Motors (AREA)
  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)
  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)

Description

本発明は、アクチュエータに関するものであり、特に部品組み立て用のロボットなどに取り付けられるリニアアクチュエータに関する。
従来より、ロボットの先端部に、エンドエフェクタを取付けて部品組み立てなどの各種作業が行なわれているが、エンドエフェクタを駆動するアクチュエータとして固定部に対して可動部が直動自在なリニアアクチュエータが用いられる場合もある。
このリニアアクチュエータには、減速器を持たずに可動部を直接駆動する、いわゆる「ダイレクトドライブアクチュエータ」が用いられている。
ダイレクトドライブアクチュエータは、高速かつ高精度な動作制御が可能であり、ロボットと連動することにより作業範囲を拡大することができる反面、小型化や高出力化が難しい課題がある。また、ロボットの先端部に取り付けることができる重量は限られているため、小型かつ高出力で、発熱の少ないアクチュエータが求められている。
ダイレクトドライブアクチュエータの1つに、ネオジム磁石などの永久磁石が作る強力な磁界の中をコイルのみが往復運動するボイスコイルモータ(Voice Coil Motor,VCM)がある。ボイスコイルモータは、可動部を軽量に設計できる反面、ダイレクトドライブモータであるため体積当たりの出力が低く発熱しやすい課題がある。また、可動部に取り付けたハンドなどのエンドエフェクタに熱が直接伝わり、エンドエフェクタが高温になる課題がある。
これに対し、特許文献1のボイスコイルモータは、固定子にエアー注入機構を配置している。電機子コイルをエアー冷却することで、モータ体格を変更せずに特性を向上させている。
また、特許文献2のリニアモータは、複数のボイスコイル型リニアモータユニットを並設している。この構造により、体積増加を抑えつつ高出力化を図るとともに、可動部と固定部を熱的に分離している。
特開2004−328889号公報 特許第3683199号明細書
特許文献1のボイスコイルモータは、電機子コイルを冷却する構造を有しているものの、発生した熱を放熱する構造については開示されていない。
また可動部に設置された電機子コイルを直接エアーで冷却しているため、可動部の推力に影響を及ぼす。
また、特許文献2のリニアモータは、2本の内ヨークを並設して、互いに隣接する外ヨークを用いて主磁路を形成しているため、1本の内ヨークを用いたリニアモータに対して幅が2倍になる。さらに、2本の内ヨークを有底箱状の固定台に収容し、固定台の開口部に設けたスライダによって外ヨークを直動自在に支持する構造(いわゆる「外軸受構造」)を採用している。この構造では、リニアモータを十分に小型化することができない課題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、小型かつ高効率で、温度上昇を抑えたアクチュエータを提供することを目的とする。
本発明のアクチュエータは、筒状の外ヨークに挿通された棒状の内ヨークと、外ヨークを内ヨークの軸方向に沿って直動自在に支持する支持部材と、内ヨークに巻回されたコイルと、外ヨークの内周部にコイルと対向するように設けた磁石と、内ヨークの端部に設けた板状のベースプレートと、ベースプレートに当接した放熱部材と、内ヨークの軸心に沿う中空の軸受部と、を具備し、支持部材は、軸受部に挿通され、内ヨークに対して直動自在に支持されたシャフトと、シャフトの一端部に嵌合され、かつ外ヨークの一端部に当接した第1ブリッジ部と、シャフトの他端部に嵌合され、かつ外ヨークの他端部に当接した第2ブリッジ部と、を具備するものである。
本発明によれば、小型かつ高効率で、温度上昇を抑えたアクチュエータを得ることができる。
本発明の実施の形態1のアクチュエータの分解斜視図である。 本発明の実施の形態1のアクチュエータの斜視図である。 図2に示すアクチュエータのA−B−C−D面に沿う断面図である。 本発明の実施の形態1の固定部の斜視図である。 本発明の実施の形態1の可動部の斜視図である。 本発明の実施の形態1のアクチュエータの保護カバーを含む斜視図である。 本発明の実施の形態1のアクチュエータの保護カバーを含む斜視図である。 図8(a)は、本発明の実施の形態1のアクチュエータの軸方向の位置座標に対する磁束密度の大きさを示す特性図である。図8(b)は、本発明の実施の形態1のアクチュエータの磁束密度の分布を示す説明図である。 本発明の実施の形態1のアクチュエータの放熱経路を示す説明図である。 本発明の実施の形態1のアクチュエータのマグネットクランプの動作を示す説明図である。 本発明の実施の形態2のアクチュエータの斜視図である。 図11に示すアクチュエータのA−B−C−D面に沿う断面図である。 本発明の実施の形態2のアクチュエータの放熱経路及び冷却動作を示す説明図である。
実施の形態1.
図1〜図7を参照して、本発明の実施の形態1のアクチュエータについて説明する。
図中、1はセンターヨーク(内ヨーク)である。センターヨーク1は、略棒状の磁性体により構成されている。
センターヨーク1には、互いの間に間隙を設けて第1コイル2及び第2コイル3が巻回されている。第1コイル2及び第2コイル3は、図示しない電流源に対して直列又は並列に接続されており、互いに逆向きの電流が流れるようになっている。
第1コイル2と第2コイル3間の間隙には、第3コイル4が巻回されている。第3コイル4は、図示しない切替制御部を介して電流源に接続されており、第1コイル2及び第2コイル3とは独立して、流れる電流の向きを切替自在になっている。
センターヨーク1の軸心に沿って、中空の軸受部5が形成されている。軸受部5の両端部には、軸受部材6a,6bがそれぞれ挿通されている。軸受部材6a,6bの中空部には、センターヨーク1よりも細長いシャフト7が挿通されている。シャフト7は、センターヨーク1に対して軸方向に直動自在に、かつ軸を中心に回動自在もしくは回動しない様に支持されている。
ここで、軸受部材6a,6bは、回動自在とする場合はボールブッシュなどで構成し、回動しない様にするためにはスプラインナットなどで構成する。センターヨーク1とシャフト7間は、軸受部材6a,6bが有するベアリングによって熱的に分離されている。
シャフト7の一端部には、トップブリッジ(第1ブリッジ部)8が嵌合され、かつ固定されている。シャフト7の他端部には、ボトムブリッジ(第2ブリッジ部)9が嵌合され、かつ固定されている。トップブリッジ8及びボトムブリッジ9は、略十字状の本体部81,91の先端部から、互いの対向方向に延伸された4本の腕部82,92を有している。シャフト7、トップブリッジ8及びボトムブリッジ9によって、いわゆる「中軸受構造」の支持部材が構成されている。
トップブリッジ8の腕部82の先端部とボトムブリッジ9の腕部92の先端部との間に、アウターヨーク(外ヨーク)10が固定されている。すなわち、アウターヨーク10は、センターヨーク1に対して直動自在、かつ回動自在もしくは回動しない様に支持されている。アウターヨーク10は、略筒状の磁性体により構成されている。
なお、本体部81,91の形状は十字状に限定されるものではなく、腕部82,92の本数は4本に限定されるものではない。トップブリッジ8及びボトムブリッジ9は、アウターヨーク10を少なくとも直動自在に支持するものであれば、任意の形状のものを用いて良い。
アウターヨーク10の一端部の内周部には、全周に亘って第1マグネットアレイ(磁石)11が設けられている。第1マグネットアレイ11は、複数個の永久磁石により構成されている。第1マグネットアレイ11は、間隙を設けて第1コイル2と対向している。また、第1マグネットアレイ11は、アウターヨーク10の直動位置に応じて第3コイル4とも対向するようになっている。
アウターヨーク10の他端部の内周部には、全周に亘って第2マグネットアレイ(磁石)12が設けられている。第2マグネットアレイ12は、複数個の永久磁石により構成されている。第2マグネットアレイ12は、間隙を設けて第2コイル3と対向している。また、第2マグネットアレイ12は、アウターヨーク10の直動位置に応じて第3コイル4とも対向するようになっている。
ここで、第1マグネットアレイ11と第2マグネットアレイ12とは、互いに逆向きの磁極を有している。例えば、第1マグネットアレイ11は、アウターヨーク10との当接面側にN極があり、第1コイル2及び第3コイル4との対向面側にS極がある。一方、第2マグネットアレイ12は、アウターヨーク10との当接面側にS極があり、第2コイル3及び第3コイル4との対向面側にN極がある。
センターヨーク1の一端部には、鍔状のベースプレート13が固定されている。ベースプレート13には4つの貫通孔131が設けられており、ボトムブリッジ9の腕部92のそれぞれが摺動自在に挿通している。
ベースプレート13には、ボトムブリッジ9を覆うように、有底筒状の取付冶具14が固定されている。取付冶具14の底部141は、部品組み立て用のロボットの先端部などの外部装置に対して取付自在に形成されている。
ベースプレート13には、センターヨーク1及びアウターヨーク10の側周部を覆うように、略円筒状の保護カバー15が取り付けられている。保護カバー15の内周部と、センターヨーク1、アウターヨーク10、トップブリッジ8及びボトムブリッジ9との間には間隙が設けられている。保護カバー15の外周部には、複数の放熱フィン151が形成されている。取付冶具14及び保護カバー15によって、放熱部材が構成されている。
ベースプレート13には、リング状の磁性体板16が設けられている。磁性体板16は、第2マグネットアレイ12と対向配置されている。磁性体板16は、アウターヨーク10の直動によりベースプレート13に当接した第2マグネットアレイ12を磁力(引力)によって保持する、いわゆる「マグネットクランプ」の機能を果たすものである。
センターヨーク1、第1コイル2、第2コイル3、第3コイル4、軸受部材6a,6b、ベースプレート13、取付冶具14、保護カバー15及び磁性体板16によって、固定部200が構成されている。シャフト7、トップブリッジ8、ボトムブリッジ9、アウターヨーク10、第1マグネットアレイ11及び第2マグネットアレイ12によって、可動部201が構成されている。固定部200及び可動部201によって、アクチュエータ202が構成されている。
次に、図8を参照して、アクチュエータ202の磁束密度の分布について説明する。
図8(a)は、可動部201の軸方向の位置座標に対する、第1マグネットアレイ11及び第2マグネットアレイ12による磁束密度の大きさを示す特性図である。図8(b)は、図2のA−B−C−D面に沿うアクチュエータ202の断面において、第1マグネットアレイ11及び第2マグネットアレイ12が形成する磁束φを示している。
図8(b)に示す如く、第1マグネットアレイ11及び第2マグネットアレイ12が形成する磁束φは、アウターヨーク10の全周と、センターヨーク1の内部とを通るループ状の磁束となる。
一般的なボイスコイルモータは、ループ状の磁束を形成するために、磁束を折返すためのヨーク(いわゆる「リターンヨーク」)をセンターヨーク1及びアウターヨーク10とは別に設けている。実施の形態1のアクチュエータ202は、2つのモータを直列に接続した構造でありながら、センターヨーク1及びアウターヨーク10で磁束を折返しているためリターンヨークを不要とすることができる。この構造により、アクチュエータ202を小型にすることができる。
また、アウターヨーク10の両端部の全周に亘って第1マグネットアレイ11及び第2マグネットアレイ12を設けることで、アウターヨーク10の全周を磁気回路に使用できるようになり、磁気抵抗が低くなる。このため、アウターヨーク10の肉厚を薄くすることができ、アクチュエータ202を軽量にすることができる。
さらに、センターヨーク1の中心部は磁束密度が低いため、磁気回路の形成に寄与する割合が少ない。したがって、センターヨーク1の軸心に中空の軸受部5を設けても、アクチュエータ202の効率があまり低下しない。このため、シャフト7、トップブリッジ8及びボトムブリッジ9による中軸受構造を採用することで、固定台及びスライダによる外軸受構造を採用していた従来のリニアモータよりも、効率を落とすことなく小型にすることができる。
次に、図9を参照して、アクチュエータ202の放熱動作について説明する。
図示しない電流源が、第1コイル2、第2コイル3及び第3コイル4に電流を供給することで、固定部200に対して可動部201が直動する。流れた電流に応じて、銅損により第1コイル2、第2コイル3及び第3コイル4が発熱する。
また交番磁界が発生するように第1コイル2、第2コイル3及び第3コイル4に電流を流すと鉄損でヨーク材自体も発熱する。
尚、リニアモータで加減速を頻繁に繰り返さない用途では鉄損に対し銅損が支配的であり、発生した熱は、センターヨーク1に伝わる。
このとき、センターヨーク1とシャフト7間は、軸受部材6a,6bのベアリングによって熱的に分離されている。すなわち、第1コイル2、第2コイル3及び第3コイル4を巻回した固定部200と、図示しないエンドエフェクタを設けた可動部201とが熱的に分離されている。これにより、アクチュエータ可動部に設置されたエンドエフェクタなどが高温になるのを防ぐことができる。
また、センターヨーク1の熱容量は、第1コイル2、第2コイル3及び第3コイル4の発熱に対して十分に大きく設定されているため、特許文献1のように可動部である熱容量の小さいボビンにコイルを設置するアクチュエータと比較して、センターヨーク1の温度が短時間に急激に上昇することはない。
また特許文献1のアクチュエータは可動部に発熱源であるコイルが直接設置されているため、エアーによる強制空冷機構を使用しない限り放熱経路もエンドエフェクタを介しての自然空冷しかない。
一方、本願のアクチュエータにおいては第1コイル2、第2コイル3及び第3コイル4からセンターヨーク1に伝わった熱は、ベースプレート13を介してさらに熱抵抗の低い取付冶具14及び保護カバー15に放熱される。これにより、大幅にアクチュエータ202の温度上昇上限値を抑制し、上限に達する時間、つまり熱時定数を長くすることができる。
次に、図10を参照して、磁性体板16によるマグネットクランプ動作について説明する。
図10に示す如く、可動部201の直動により第2マグネットアレイ12がベースプレート13に対向配置されたリング状の磁性体板16に近づくと、第2マグネットアレイ12の側部から漏れた磁束によって、第2マグネットアレイ12が磁性体板16に引き寄せられる。第2マグネットアレイ12が磁性体板16に当接すると、磁性体板16は磁力によって第2マグネットアレイ12が当接した状態を保持する。
磁性体板16を有しない従来のアクチュエータは、コイルに電流を流し続けることで、アウターヨーク10がベースプレート13に当接した状態(すなわち、可動部201がベースプレート13側の端部まで移動した状態)を保持していた。このため、アクチュエータが下向きの状態においてエンドエフェクタで重量の大きいワークを把持する場合などコイルの発熱が大きくなっていた。
これに対し、実施の形態1のアクチュエータ202は、磁性体板16と第2マグネットアレイ12間の磁力(引力)によって、アウターヨーク10がベースプレート13に当接した状態を保持している。これにより、第1コイル2、第2コイル3及び第3コイル4に流す電流を低減もしくはゼロパワー化でき、第1コイル2、第2コイル3及び第3コイル4の発熱を抑制することができる。
尚、磁力によって第2マグネットアレイ12が磁性体板16に当接して保持されている状態を解除するためには最大電流を短い時間加えてやれば良い。
このことにより第2マグネットアレイ12は最短時間で磁性体板16から離脱する。
このとき第2マグネットアレイ12と磁性体板16の吸引力はその距離に応じて反比例し加速度的に減衰するので、図示していない位置センサにより移動距離を監視し吸引力の影響が無視できる位置(1mm程度)まで離れたら制御モードに切り換えれば良い。
以上のように、実施の形態1のアクチュエータ202は、筒状のアウターヨーク10に挿通された棒状のセンターヨーク1と、アウターヨーク10をセンターヨーク1の軸方向に沿って直動自在に支持する支持部材と、センターヨーク1に巻回された第1コイル2、第2コイル3及び第3コイル4と、アウターヨーク10の内周部に第1コイル2、第2コイル3及び第3コイル4と対向するように設けた第1マグネットアレイ11及び第2マグネットアレイ12と、センターヨーク1の一端部に設けた板状のベースプレート13と、ベースプレート13に当接した放熱部材とを有している。これにより、中軸受構造を採用することで、小型かつ高効率なアクチュエータ202を実現しつつ、アクチュエータ202の温度上昇を抑制することができる。
また、アクチュエータ202は、軸受部5とシャフト7間に軸受部材6a,6bを介在させている。軸受部材6a,6bのベアリングにより軸受部5とシャフト7間を熱的に分離することで、エンドエフェクタが高温になるのを防ぐことができる。
また、アクチュエータ202は、放熱部材にセンターヨーク1及びアウターヨーク10の側周部を覆う保護カバー15を用いている。保護カバー15の外周部に、複数の放熱フィン151を設けている。これにより、センターヨーク1からベースプレート13に放熱された熱が、取付冶具14を介してロボットなどの外部装置に伝わるのを低減することができる。
また、ベースプレート13は、第2マグネットアレイ12と対向配置された磁性体板16を有している。磁性体板16がマグネットクランプの機能を果たすことで、第1コイル2、第2コイル3及び第3コイル4に流す電流を低減して、第1コイル2、第2コイル3及び第3コイル4の発熱を抑制することができる。
また、支持部材は、アウターヨーク10をセンターヨーク1の軸心に対して回動自在に支持している。これにより、小型かつ2自由度のアクチュエータ202を得ることができる。
実施の形態2.
図11〜図13を参照して、空冷用又は冷媒用の穴部を設けたアクチュエータについて説明する。なお、図1〜図7に示す実施の形態1のアクチュエータ202と同様の構成部材には同一符号を付して説明を省略する。
ベースプレート13は、シャフト7の近傍に複数の貫通孔17a,17bを有している。センターヨーク1は、貫通孔17a,17bと連通する穴部18を有している。穴部18は、軸受部5の近傍に沿うように貫通孔17a,17b間を繋いでおり、空気又は冷媒が流れるようになっている。このようにして、アクチュエータ203が構成されている。
次に、図13を参照して、アクチュエータ203の冷却動作について説明する。
まず、ベースプレート13の貫通孔17aに空気又は冷媒を注入する。空気又は冷媒は、センターヨーク1の穴部18を通過して、貫通孔17bから排出される。これにより、センターヨーク1を強制的に冷却する。
ここで、実施の形態1で説明したように、センターヨーク1の中心部は磁束密度が低いため、磁気回路の形成にあまり寄与しない。したがって、センターヨーク1の軸心の近傍に沿って穴部18を設けても、アクチュエータ202の動作効率が大きく低下することはない。
また、センターヨーク1で冷却しきれなかった第1コイル2、第2コイル3及び第3コイル4の発熱は、ベースプレート13を介して取付冶具14及び保護カバー15に放熱される。これにより、アクチュエータ202の温度上昇を抑制するとともに、エンドエフェクタが高温なるのを防ぐことができる。
以上のように、実施の形態2のアクチュエータ202は、センターヨーク1に、軸受部5の近傍に沿うように空冷用又は冷媒用の穴部18を設けている。ベースプレート13の貫通孔17a,17bから空気又は冷媒を注入及び排出することで、アクチュエータ202の動作効率を低下させずに温度上昇をさらに抑制して、エンドエフェクタが高温になるのを防ぐことができる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 センターヨーク(内ヨーク)
2 第1コイル
3 第2コイル
4 第3コイル
5 軸受部
6a,6b 軸受部材
7 シャフト
8 トップブリッジ(第1ブリッジ部)
9 ボトムブリッジ(第2ブリッジ部)
10 アウターヨーク(外ヨーク)
11 第1マグネットアレイ(磁石)
12 第2マグネットアレイ(磁石)
13 ベースプレート
14 取付冶具
15 保護カバー
16 磁性体板
17a,17b 貫通孔
18 穴部
81 本体部
82 腕部
91 本体部
92 腕部
131 貫通孔
141 底部
151 放熱フィン
200 固定部
201 可動部
202,203 アクチュエータ

Claims (10)

  1. 筒状の外ヨークに挿通された棒状の内ヨークと、
    前記外ヨークを前記内ヨークの軸方向に沿って直動自在に支持する支持部材と、
    前記内ヨークに巻回されたコイルと、
    前記外ヨークの内周部に前記コイルと対向するように設けた磁石と、
    前記内ヨークの一端部に設けた板状のベースプレートと、
    前記ベースプレートに当接した放熱部材と、
    前記内ヨークの軸心に沿う中空の軸受部と、を具備し、
    前記支持部材は、
    前記軸受部に挿通され、前記内ヨークに対して直動自在に支持されたシャフトと、
    前記シャフトの一端部に嵌合され、かつ前記外ヨークの一端部に当接した第1ブリッジ部と、
    前記シャフトの他端部に嵌合され、かつ前記外ヨークの他端部に当接した第2ブリッジ部と、を具備する
    ことを特徴とするアクチュエータ。
  2. 前記軸受部と前記シャフト間にベアリングを介在させたことを特徴とする請求項記載のアクチュエータ。
  3. 前記放熱部材は、前記内ヨーク及び前記外ヨークの側周部を覆う保護カバーであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のアクチュエータ。
  4. 前記保護カバーは円筒状であり、
    前記保護カバーの内周部と前記内ヨーク及び前記外ヨークとの間に間隙を設け、
    前記保護カバーの外周部に複数の放熱フィンを設けた
    ことを特徴とする請求項記載のアクチュエータ。
  5. 前記放熱部材は、前記ベースプレートから前記内ヨークと逆向きに延伸され、かつ外部装置に取付自在な取付冶具であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のアクチュエータ。
  6. 前記取付冶具は、部品組み立て用のロボットに取付自在に形成されていることを特徴とする請求項記載のアクチュエータ。
  7. 前記ベースプレートは、前記磁石と対向配置された磁性体板を具備することを特徴とする請求項1から請求項のうちのいずれか1項記載のアクチュエータ。
  8. 前記磁石は前記外ヨークの内周部の全周に亘って設けられており、
    前記磁性体板はリング状である
    ことを特徴とする請求項記載のアクチュエータ。
  9. 前記内ヨークは、前記軸受部の近傍に沿うように空冷用又は冷媒用の穴部を具備することを特徴とする請求項1から請求項のうちのいずれか1項記載のアクチュエータ。
  10. 前記支持部材は、前記外ヨークを前記内ヨークの軸心に対して回動自在に支持することを特徴とする請求項1から請求項のうちのいずれか1項記載のアクチュエータ。
JP2014219525A 2014-10-28 2014-10-28 アクチュエータ Active JP6335754B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014219525A JP6335754B2 (ja) 2014-10-28 2014-10-28 アクチュエータ
CN201580058218.5A CN107112861B (zh) 2014-10-28 2015-10-09 致动器
US15/522,663 US10594199B2 (en) 2014-10-28 2015-10-09 Actuator having heat radiation member
PCT/JP2015/078782 WO2016067902A1 (ja) 2014-10-28 2015-10-09 アクチュエータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014219525A JP6335754B2 (ja) 2014-10-28 2014-10-28 アクチュエータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016086596A JP2016086596A (ja) 2016-05-19
JP6335754B2 true JP6335754B2 (ja) 2018-05-30

Family

ID=55857243

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014219525A Active JP6335754B2 (ja) 2014-10-28 2014-10-28 アクチュエータ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10594199B2 (ja)
JP (1) JP6335754B2 (ja)
CN (1) CN107112861B (ja)
WO (1) WO2016067902A1 (ja)

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3953735B2 (ja) * 1997-10-04 2007-08-08 ズィー・アンド・ディー・リミテッド リニアモーターコンプレッサー
JP2000023442A (ja) * 1998-07-03 2000-01-21 Foster Electric Co Ltd リニアアクチュエータ
JP3683199B2 (ja) 2001-03-16 2005-08-17 松下電器産業株式会社 リニアモータ
JP2004328889A (ja) 2003-04-24 2004-11-18 Yaskawa Electric Corp ボイスコイルモータ
US7242118B2 (en) * 2003-07-31 2007-07-10 Japan Servo Co., Ltd. Toroidal-coil linear stepping motor, toroidal-coil linear reciprocating motor, cylinder compressor and cylinder pump using these motors
US7032400B2 (en) * 2004-03-29 2006-04-25 Hussmann Corporation Refrigeration unit having a linear compressor
JP2009136118A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Hitachi Ltd 同期形リニアモータ
JP2009290991A (ja) * 2008-05-29 2009-12-10 Iai:Kk ボイスコイルモータとアクチュエータ
US8615976B1 (en) * 2010-06-21 2013-12-31 Hydro-Gear Limited Partnership Electric motor clutch/brake assembly
CN104901501A (zh) * 2010-06-30 2015-09-09 日本电产科宝株式会社 振动致动器
JP5603724B2 (ja) * 2010-09-21 2014-10-08 カヤバ工業株式会社 リニアアクチュエータ
CN102013783B (zh) * 2010-12-23 2012-07-25 天津职业技术师范大学 一种轻型直流直线电机
WO2013137578A1 (ko) * 2012-03-16 2013-09-19 크레신 주식회사 선형 진동자
CN103560639A (zh) * 2013-11-20 2014-02-05 东南大学 一种高功率因数直线往复振荡电机
CN104253520B (zh) * 2014-09-23 2017-01-25 中国北方车辆研究所 一种鼠笼式圆筒型直线电机
JP6289396B2 (ja) * 2014-10-28 2018-03-07 アズビル株式会社 アクチュエータ
CN109983677A (zh) * 2016-11-16 2019-07-05 松下知识产权经营株式会社 致动器和照相机装置

Also Published As

Publication number Publication date
US10594199B2 (en) 2020-03-17
US20170338727A1 (en) 2017-11-23
CN107112861A (zh) 2017-08-29
JP2016086596A (ja) 2016-05-19
CN107112861B (zh) 2019-03-22
WO2016067902A1 (ja) 2016-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5292707B2 (ja) 可動磁石型リニアモータ
JP6301463B2 (ja) 機械式共鳴システム及び空冷ボイスコイル式アクチュエータ
JP2004088992A (ja) ボイスコイル型リニアアクチュエータ及びこのアクチュエータを用いた装置、並びにこのアクチュエータの製造方法
JP2016537963A (ja) 平型ボイスコイルモータ
EP2621067B1 (en) Linear actuator
JP5072064B2 (ja) 円筒型リニアモータ
JP5135898B2 (ja) リニアアクチュエータ
JP6289396B2 (ja) アクチュエータ
JP2010158140A (ja) リニアモータ
JP5646476B2 (ja) アクチュエータ
JP6335754B2 (ja) アクチュエータ
JP6788664B2 (ja) リニアモータ、ボイスコイルモータ、ステージ装置
JP2008228545A (ja) 可動磁石型リニアモータ
JP2009222040A (ja) 形状記憶合金アクチュエータ
US9787169B2 (en) Electromagnetic actuators and component designs therefor
JP5447308B2 (ja) リニアモータ
JP2008220020A (ja) 可動磁石型リニアモータ
JP2009136118A (ja) 同期形リニアモータ
JP2002218727A (ja) 磁石式アクチュエータ
JP2005328592A (ja) 球面モータ
JP2013169110A (ja) リニアモータの冷却構造
JP2008278709A (ja) リニアアクチュエータ
JP2010063313A (ja) リニアモータ
JP2020054120A (ja) 可動コイル型ボイスコイルモータ
JP2004064874A (ja) 高加速度形リニアモータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170327

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180403

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180501

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6335754

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250