JPH0116385Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0116385Y2 JPH0116385Y2 JP1983074947U JP7494783U JPH0116385Y2 JP H0116385 Y2 JPH0116385 Y2 JP H0116385Y2 JP 1983074947 U JP1983074947 U JP 1983074947U JP 7494783 U JP7494783 U JP 7494783U JP H0116385 Y2 JPH0116385 Y2 JP H0116385Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- moving
- movable
- coil assembly
- coils
- Prior art date
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- Expired
Links
- 230000004907 flux Effects 0.000 claims description 20
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 20
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000000712 assembly Effects 0.000 description 1
- 238000000429 assembly Methods 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 1
- 230000005415 magnetization Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Linear Motors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、物品を移動搬送させるための可動コ
イル型リニアモータに関するものである。
イル型リニアモータに関するものである。
従来の可動コイル型リニアモータには、特開昭
55−83454号公報に示されるごとく、第1にはモ
ータストロークの全域にわたつて一様な磁束を発
生させその中を可動コイルを移動させるもの、第
2には比較的に狭い範囲に磁束を発生させておき
その中に比較的に長い可動コイルを設けて可動コ
イルが移動してもコイルの一部に必ず一定量の磁
束を作用させることによつてストローク範囲内で
一様な発生力を得るもの、第3には上記2つの発
展型であつて、平板状で厚み方向に着磁されかつ
各々着磁方向が異なるように交互に長手方向に配
置された永久磁石片を片面に有するヨークを2
組、永久磁石面を向かい合わせ、互いに向かい合
う極性が異なるように対向して配置し、その両端
をサイドヨークで固定し、対向する永久磁石の間
の空隙に一様な磁束密度を生じる様に磁気回路を
改良し、その空隙内を磁束と直角方向に運動で
き、かつその巻線部の巻線方向が磁束と直角であ
る扁平な複数個の可動コイルを積層状に構成し
て、長いストロークが可能なようにしたものなど
がある。
55−83454号公報に示されるごとく、第1にはモ
ータストロークの全域にわたつて一様な磁束を発
生させその中を可動コイルを移動させるもの、第
2には比較的に狭い範囲に磁束を発生させておき
その中に比較的に長い可動コイルを設けて可動コ
イルが移動してもコイルの一部に必ず一定量の磁
束を作用させることによつてストローク範囲内で
一様な発生力を得るもの、第3には上記2つの発
展型であつて、平板状で厚み方向に着磁されかつ
各々着磁方向が異なるように交互に長手方向に配
置された永久磁石片を片面に有するヨークを2
組、永久磁石面を向かい合わせ、互いに向かい合
う極性が異なるように対向して配置し、その両端
をサイドヨークで固定し、対向する永久磁石の間
の空隙に一様な磁束密度を生じる様に磁気回路を
改良し、その空隙内を磁束と直角方向に運動で
き、かつその巻線部の巻線方向が磁束と直角であ
る扁平な複数個の可動コイルを積層状に構成し
て、長いストロークが可能なようにしたものなど
がある。
しかしながら、第1、第2の形式とも全磁束を
一つ又は二つの磁路に集めて永久磁石に帰還させ
ているので磁気飽和が起き易く、長いストローク
がとれないか、又はヨークの寸法が大きくなり装
置が非常に大型かつ重量の大きいものとなる。ま
た、第3の形式は、前記のような欠点はないもの
の、巻枠上に巻線された2個の可動コイルを積層
状に組合わせて可動コイル組立体を構成している
ので、可動コイル組立体が厚さが大きくなり、こ
のため磁石間空隙が大きく必要であり、磁束密度
が小さくなる。また、この可動コイル組立体を前
記空隙に沿つて移動可能に支持する支持装置を特
別に要するなどの問題がある。
一つ又は二つの磁路に集めて永久磁石に帰還させ
ているので磁気飽和が起き易く、長いストローク
がとれないか、又はヨークの寸法が大きくなり装
置が非常に大型かつ重量の大きいものとなる。ま
た、第3の形式は、前記のような欠点はないもの
の、巻枠上に巻線された2個の可動コイルを積層
状に組合わせて可動コイル組立体を構成している
ので、可動コイル組立体が厚さが大きくなり、こ
のため磁石間空隙が大きく必要であり、磁束密度
が小さくなる。また、この可動コイル組立体を前
記空隙に沿つて移動可能に支持する支持装置を特
別に要するなどの問題がある。
本考案は、上記の問題を解決するためになされ
たものであり、長いストロークが可能であると共
に比較的に推力が大きく、かつ特別な支持装置を
必要とせず小型で安価な可動コイル型リニアモー
タを提供することを目的とする。
たものであり、長いストロークが可能であると共
に比較的に推力が大きく、かつ特別な支持装置を
必要とせず小型で安価な可動コイル型リニアモー
タを提供することを目的とする。
しかして、その構成は、相対向するヨークと、
平板状で厚み方向に着磁され、互いに向かい合う
極性が異なる様にまた隣り合う極性が異なるよう
に、前記ヨークの相対向する内面に長手方向に配
置された永久磁石片と、相対向する前記磁石片の
空隙内を磁束と直角方向に運動でき、かつその巻
線部の巻線方向が磁束と直角である複数個の可動
コイルを組合わせた可動コイル組立体とを備える
可動コイル型リニアモータにおいて、前記可動コ
イル組立体は、巻線部及び空心部の幅が同一であ
るとともに上下に折曲部を有する可動コイル2個
をコイル全幅の1/3だけずらして、一方の可動コ
イルの空心部に他方の可動コイルの巻線部が納ま
るように背中合わせに組合わせ、かつこの可動コ
イル組立体の両側において外力に突出する各可動
コイルの上下折曲部により可動コイル組立体を前
記磁石片に支持せしめて、可動コイル組立体が前
記磁石片に案内されて移動するように構成したこ
とを特徴とする。
平板状で厚み方向に着磁され、互いに向かい合う
極性が異なる様にまた隣り合う極性が異なるよう
に、前記ヨークの相対向する内面に長手方向に配
置された永久磁石片と、相対向する前記磁石片の
空隙内を磁束と直角方向に運動でき、かつその巻
線部の巻線方向が磁束と直角である複数個の可動
コイルを組合わせた可動コイル組立体とを備える
可動コイル型リニアモータにおいて、前記可動コ
イル組立体は、巻線部及び空心部の幅が同一であ
るとともに上下に折曲部を有する可動コイル2個
をコイル全幅の1/3だけずらして、一方の可動コ
イルの空心部に他方の可動コイルの巻線部が納ま
るように背中合わせに組合わせ、かつこの可動コ
イル組立体の両側において外力に突出する各可動
コイルの上下折曲部により可動コイル組立体を前
記磁石片に支持せしめて、可動コイル組立体が前
記磁石片に案内されて移動するように構成したこ
とを特徴とする。
以下、本考案を図面に表わされた実施例につい
て説明する。
て説明する。
第1図は一実施例の正面図、第2図はそのA−
A断面図、第3図は扁平可動コイルの斜視図、第
4図はそれを2個組合わせた可動コイル組立体の
斜視図、第5図は第1図のB−B断面図である。
A断面図、第3図は扁平可動コイルの斜視図、第
4図はそれを2個組合わせた可動コイル組立体の
斜視図、第5図は第1図のB−B断面図である。
本実施例は、U字型断面を有するヨーク1と、
平板状で厚し方向に着磁され、互いに向かい合う
極性が異なる様に、また隣り合う極性が異なるよ
うに、この磁石片2A,2B(第1図では互いに
向かい合う磁石片2A,2Bが重なるため、符号
2A,2Bを単に2と表示している)の幅lと同
寸法だけ間隔をあけて前記ヨーク1の相対向する
内面1A,1Bに長手方向に配置された永久磁石
片2A,2Bと、相対向する磁石片2A,2Bの
空隙4内を磁束と直角方向に運動でき、かつその
巻線部3aと巻線方向が磁束Bと直角方向で、そ
の巻線部3a及び空心部3bの幅lが、磁石片2
A,2Bの幅lと同一であるような扁平な2個の
可動コイル3A,3Bを長手方向に磁石片2A,
2Bの幅lすなわちコイル全幅の1/3だけずらし
て組合わせた可動コイル組立体3によつて構成さ
れる。可動コイル3A,3Bは、巻枠を使用しな
いところの、いわゆる型巻きコイルであり、左右
両端に巻線部3aを有し、中央が空心部3bをな
し、上下に折曲部3cを備えるコ字型をなしてい
る。可動コイル組立体3は、同一形状をなす2個
の可動コイル3A,3Bを背中合わせにして、永
久磁石片2A,2Bの幅(巻線部3a及び空心部
3bの幅)l(コイル全幅の1/3)だけずらして、
一方の可動コイル3A(又は3B)の空心部3b
に他方の可動コイル3B(又は3A)の巻線部3
aが納まるように組合わせて構成したものであ
り、各可動コイル3A,3Bの上下の折曲部3c
がそれぞれ外方に突出するため、側面形状が第2
図図示の如くI字型をなしている。そして、可動
コイル組立体3は第2図図示の如く永久磁石片2
A,2Bの間(空隙4)に挿入され、上下の折曲
部3cによつて、これら磁石片2A,2Bに支持
されている。5,5A,5Bは可動コイル組立体
3が磁石片2A,2Bに沿つて滑らかに動くよう
にするための非磁性体からなるガイドであり、永
久磁石片2の間(第1図図示)及び永久磁石片2
A,2Bの上下(第2図図示)に設けられてい
る。このガイド5,5A,5Bは、第5図では図
示が省略されている。
平板状で厚し方向に着磁され、互いに向かい合う
極性が異なる様に、また隣り合う極性が異なるよ
うに、この磁石片2A,2B(第1図では互いに
向かい合う磁石片2A,2Bが重なるため、符号
2A,2Bを単に2と表示している)の幅lと同
寸法だけ間隔をあけて前記ヨーク1の相対向する
内面1A,1Bに長手方向に配置された永久磁石
片2A,2Bと、相対向する磁石片2A,2Bの
空隙4内を磁束と直角方向に運動でき、かつその
巻線部3aと巻線方向が磁束Bと直角方向で、そ
の巻線部3a及び空心部3bの幅lが、磁石片2
A,2Bの幅lと同一であるような扁平な2個の
可動コイル3A,3Bを長手方向に磁石片2A,
2Bの幅lすなわちコイル全幅の1/3だけずらし
て組合わせた可動コイル組立体3によつて構成さ
れる。可動コイル3A,3Bは、巻枠を使用しな
いところの、いわゆる型巻きコイルであり、左右
両端に巻線部3aを有し、中央が空心部3bをな
し、上下に折曲部3cを備えるコ字型をなしてい
る。可動コイル組立体3は、同一形状をなす2個
の可動コイル3A,3Bを背中合わせにして、永
久磁石片2A,2Bの幅(巻線部3a及び空心部
3bの幅)l(コイル全幅の1/3)だけずらして、
一方の可動コイル3A(又は3B)の空心部3b
に他方の可動コイル3B(又は3A)の巻線部3
aが納まるように組合わせて構成したものであ
り、各可動コイル3A,3Bの上下の折曲部3c
がそれぞれ外方に突出するため、側面形状が第2
図図示の如くI字型をなしている。そして、可動
コイル組立体3は第2図図示の如く永久磁石片2
A,2Bの間(空隙4)に挿入され、上下の折曲
部3cによつて、これら磁石片2A,2Bに支持
されている。5,5A,5Bは可動コイル組立体
3が磁石片2A,2Bに沿つて滑らかに動くよう
にするための非磁性体からなるガイドであり、永
久磁石片2の間(第1図図示)及び永久磁石片2
A,2Bの上下(第2図図示)に設けられてい
る。このガイド5,5A,5Bは、第5図では図
示が省略されている。
次に、作用について説明する。第5図は、可動
コイル組立体3が右方向に移動するように駆動す
る場合を説明するものである。可動コイル組立体
3が第5図aに示す位置にあるとき、可動コイル
3Aに通電し、続いてコイル3Bにも通電する。
コイル3Aの左側の巻線部3aを手前から紙面に
向かう電流、及びこれとは逆に右側の巻線部3a
を紙面から手前に向かう電流が、それぞれ磁石片
2B,2AのN極からS極に向かう磁束によつ
て、フレミングの左手の法則に従い、右側に向か
う力を受け可動コイル組立体3が第5図b図示の
如く右側に移動する。第5図bに示すごとく、コ
イル3Aおよび3Bが磁石片2A,2Bに共に対
面する状態においては、両コイル3A,3Bに電
流が流され、コイル組立体3が移動している。コ
イル3Bが、同図c図示の如く隣り合う磁石片2
A,2Bに対面する位置まで来ると、コイル3B
はそのまま通電状態であり、コイル3Aは通電方
向が逆向きに切替えられる瞬間である。同図d
は、コイル3Aの電流が逆向きに切替わつた後、
さらに右方向へ移動した状態を表わしている。こ
のような通電方向の切替えを繰返すことによつ
て、コイル組立体3をさらに右方向へ移動させる
ことができる。コイル3A,3Bへの通電方向の
切替えは、公知のごとく永久磁石片2A,2Bと
可動コイル3A,3Bとの相対位置を磁気検出素
子などによつて検出して、コイル3A,3Bの巻
線部端に加える電流の方向を切替える制御装置に
よることができる。また、本考案者が別途に提案
する給電方法により、ブラシと印刷配線板を用い
ることもできる。
コイル組立体3が右方向に移動するように駆動す
る場合を説明するものである。可動コイル組立体
3が第5図aに示す位置にあるとき、可動コイル
3Aに通電し、続いてコイル3Bにも通電する。
コイル3Aの左側の巻線部3aを手前から紙面に
向かう電流、及びこれとは逆に右側の巻線部3a
を紙面から手前に向かう電流が、それぞれ磁石片
2B,2AのN極からS極に向かう磁束によつ
て、フレミングの左手の法則に従い、右側に向か
う力を受け可動コイル組立体3が第5図b図示の
如く右側に移動する。第5図bに示すごとく、コ
イル3Aおよび3Bが磁石片2A,2Bに共に対
面する状態においては、両コイル3A,3Bに電
流が流され、コイル組立体3が移動している。コ
イル3Bが、同図c図示の如く隣り合う磁石片2
A,2Bに対面する位置まで来ると、コイル3B
はそのまま通電状態であり、コイル3Aは通電方
向が逆向きに切替えられる瞬間である。同図d
は、コイル3Aの電流が逆向きに切替わつた後、
さらに右方向へ移動した状態を表わしている。こ
のような通電方向の切替えを繰返すことによつ
て、コイル組立体3をさらに右方向へ移動させる
ことができる。コイル3A,3Bへの通電方向の
切替えは、公知のごとく永久磁石片2A,2Bと
可動コイル3A,3Bとの相対位置を磁気検出素
子などによつて検出して、コイル3A,3Bの巻
線部端に加える電流の方向を切替える制御装置に
よることができる。また、本考案者が別途に提案
する給電方法により、ブラシと印刷配線板を用い
ることもできる。
なお、可動コイル組立体3を左方向に移動させ
るには、コイル3A,3Bの電流をすべての位置
で上記の右方向移動の時とは逆向きにすればよ
い。
るには、コイル3A,3Bの電流をすべての位置
で上記の右方向移動の時とは逆向きにすればよ
い。
しかして、第5図a図示において磁束が作用す
るコイル3Aの幅の総和は(l+l)=2lであり、
同図b図示において磁束の作用するコイル3A,
3Bの幅の総和Lは次式のように2l(磁石片の幅
の2倍)となり、一定である。
るコイル3Aの幅の総和は(l+l)=2lであり、
同図b図示において磁束の作用するコイル3A,
3Bの幅の総和Lは次式のように2l(磁石片の幅
の2倍)となり、一定である。
L=(x+l+y)=(x+y)+l=2l
(ここで、l:磁石片2A,2Bの幅)
すなわち、本考案により磁石の使用量を従来の
二分の一にしても、可動コイル組立体3が受ける
推力(F=BI)は変わらない(ちなみに、特開
昭55−83454号公報に示される従来技術において
は、磁束の作用するコイルの幅は1個の磁石の幅
lであつた)。
二分の一にしても、可動コイル組立体3が受ける
推力(F=BI)は変わらない(ちなみに、特開
昭55−83454号公報に示される従来技術において
は、磁束の作用するコイルの幅は1個の磁石の幅
lであつた)。
本考案の上記実施例においては、ヨーク1断面
形状をU字型にしたことにより、磁気回路が第2
図に矢印φ1で示すごとく、ヨーク1の結合部
(U字型断面を有するヨーク1の底部)を通るも
のと、第5図dに矢印φ2で示すごとく、ヨーク
1の長手方向を通るものとの2通りがあり、磁気
抵抗が小さく空隙4における磁束密度Bが大とな
る。また、可動コイル3A,3Bは、それぞれ第
3図図示の様に同一幅の巻線部3aと空心部3b
を有するように巻かれ、しかも上下に折曲部3c
を形成して、第4図に示すように相互に一方の巻
線部3aが空心部3bに嵌り合うようにコイル全
幅の1/3だけずらして組合わされる。こうするこ
とにより、可動コイル組立体3は磁石片2A,2
B間の空隙4に入る部分が1つのコイル3A又は
3B分の厚さと同じになるため、空隙4が小さく
でき、磁束密度Bが大となり、高推力が得られ
る。また、可動コイル組立体3の両側において外
方に突出する各可動コイル3A,3Bの推力発生
には有効でない上下折曲部3cを利用して可動コ
イル組立体3を磁石片2A,2Bに支持せしめる
ことにより、従来のような可動コイル組立体3を
空隙4に沿つて移動可能に支持する特別の支持装
置を廃止でき、高推力を維持しながら構成を簡略
化し得る。
形状をU字型にしたことにより、磁気回路が第2
図に矢印φ1で示すごとく、ヨーク1の結合部
(U字型断面を有するヨーク1の底部)を通るも
のと、第5図dに矢印φ2で示すごとく、ヨーク
1の長手方向を通るものとの2通りがあり、磁気
抵抗が小さく空隙4における磁束密度Bが大とな
る。また、可動コイル3A,3Bは、それぞれ第
3図図示の様に同一幅の巻線部3aと空心部3b
を有するように巻かれ、しかも上下に折曲部3c
を形成して、第4図に示すように相互に一方の巻
線部3aが空心部3bに嵌り合うようにコイル全
幅の1/3だけずらして組合わされる。こうするこ
とにより、可動コイル組立体3は磁石片2A,2
B間の空隙4に入る部分が1つのコイル3A又は
3B分の厚さと同じになるため、空隙4が小さく
でき、磁束密度Bが大となり、高推力が得られ
る。また、可動コイル組立体3の両側において外
方に突出する各可動コイル3A,3Bの推力発生
には有効でない上下折曲部3cを利用して可動コ
イル組立体3を磁石片2A,2Bに支持せしめる
ことにより、従来のような可動コイル組立体3を
空隙4に沿つて移動可能に支持する特別の支持装
置を廃止でき、高推力を維持しながら構成を簡略
化し得る。
以上のように、本考案によれば、長い無限スト
ロークが可能であると共に、比較的に推力が大き
く、かつ小型で安価な可動コイル型リニアモータ
を提供することができるという優れた効果があ
る。即ち、本考案によれば、可動コイル組立体を
相対向する磁石片の空隙に沿つて移動可能に支持
するから長い無限のストロークが可能であり、上
下に折曲部を有する可動コイルを背中合わせに組
合わせた可動コイル組立体は相対向する磁石片の
空隙に入る部分の厚さが1つの可動コイルの厚さ
と同じになるとともに、各可動コイルの推力発生
には有効でない上下折曲部を利用して可動コイル
組立体が磁石片に支持されるから、特別な支持装
置を必要とせず、構造を簡略化でき、小型で安価
なリニアモータを提供でき、しかも高推力を維持
可能であるなどの以上述べたごとき数々の優れた
効果がある。
ロークが可能であると共に、比較的に推力が大き
く、かつ小型で安価な可動コイル型リニアモータ
を提供することができるという優れた効果があ
る。即ち、本考案によれば、可動コイル組立体を
相対向する磁石片の空隙に沿つて移動可能に支持
するから長い無限のストロークが可能であり、上
下に折曲部を有する可動コイルを背中合わせに組
合わせた可動コイル組立体は相対向する磁石片の
空隙に入る部分の厚さが1つの可動コイルの厚さ
と同じになるとともに、各可動コイルの推力発生
には有効でない上下折曲部を利用して可動コイル
組立体が磁石片に支持されるから、特別な支持装
置を必要とせず、構造を簡略化でき、小型で安価
なリニアモータを提供でき、しかも高推力を維持
可能であるなどの以上述べたごとき数々の優れた
効果がある。
第1図は本考案の一実施例を示す正面図、第2
図は第1図のA−A断面図、第3図は可動コイル
の斜視図、第4図はこの可動コイルを2個組合わ
せた可動コイル組立体の斜視図、第5図は第1図
のB−B断面図である。 1……ヨーク、2,2A,2B……永久磁石
片、3……可動コイル組立体、3A,3B……可
動コイル、4……空隙、5……ガイド。
図は第1図のA−A断面図、第3図は可動コイル
の斜視図、第4図はこの可動コイルを2個組合わ
せた可動コイル組立体の斜視図、第5図は第1図
のB−B断面図である。 1……ヨーク、2,2A,2B……永久磁石
片、3……可動コイル組立体、3A,3B……可
動コイル、4……空隙、5……ガイド。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 相対向するヨークと、平板状で厚み方向に着磁
され、互いに向かい合う極性が異なる様にまた隣
り合う極性が異なるように、前記ヨークの相対向
する内面に長手方向に配置された永久磁石片と、
相対向する前記磁石片の空隙内を磁束と直角方向
に運動でき、かつその巻線部の巻線方向が磁束と
直角である複数個の可動コイルを組合わせた可動
コイル組立体とを備える可動コイル型リニアモー
タにおいて、 前記可動コイル組立体は、巻線部及び空心部の
幅が同一であるとともに上下に折曲部を有する可
動コイル2個をコイル全幅の1/3だけずらして、
一方の可動コイルの空心部に他方の可動コイルの
巻線部が納まるように背中合わせに組合わせ、か
つこの可動コイル組立体の両側において外方に突
出する各可動コイルの上下折曲部により可動コイ
ル組立体を前記磁石片に支持せしめて、可動コイ
ル組立体が前記磁石片に案内されて移動するよう
に構成したことを特徴とする可動コイル型リニア
モータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7494783U JPS59179481U (ja) | 1983-05-19 | 1983-05-19 | 可動コイル型リニアモ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7494783U JPS59179481U (ja) | 1983-05-19 | 1983-05-19 | 可動コイル型リニアモ−タ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59179481U JPS59179481U (ja) | 1984-11-30 |
JPH0116385Y2 true JPH0116385Y2 (ja) | 1989-05-15 |
Family
ID=30205030
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7494783U Granted JPS59179481U (ja) | 1983-05-19 | 1983-05-19 | 可動コイル型リニアモ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59179481U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0813184B2 (ja) * | 1985-07-25 | 1996-02-07 | 日立金属株式会社 | リニアモータ |
JP2555168B2 (ja) * | 1988-11-16 | 1996-11-20 | 株式会社日立製作所 | 電子部品搭載装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53147219A (en) * | 1977-05-27 | 1978-12-21 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Brushless direct current linear motor |
JPS5851689B2 (ja) * | 1976-12-08 | 1983-11-17 | セイコーインスツルメンツ株式会社 | 音叉型水晶振動子 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5851689U (ja) * | 1981-10-06 | 1983-04-07 | 日本電気株式会社 | リニアモ−タ |
-
1983
- 1983-05-19 JP JP7494783U patent/JPS59179481U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5851689B2 (ja) * | 1976-12-08 | 1983-11-17 | セイコーインスツルメンツ株式会社 | 音叉型水晶振動子 |
JPS53147219A (en) * | 1977-05-27 | 1978-12-21 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Brushless direct current linear motor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59179481U (ja) | 1984-11-30 |
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