JPS626863Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS626863Y2 JPS626863Y2 JP9630281U JP9630281U JPS626863Y2 JP S626863 Y2 JPS626863 Y2 JP S626863Y2 JP 9630281 U JP9630281 U JP 9630281U JP 9630281 U JP9630281 U JP 9630281U JP S626863 Y2 JPS626863 Y2 JP S626863Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- permanent magnet
- width
- coil
- yoke
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 45
- 230000004907 flux Effects 0.000 claims description 7
- 230000005415 magnetization Effects 0.000 claims description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 2
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
- Linear Motors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、物体を予め設定された範囲内の任意
の位置に移動させるための、可動コイル型リニア
モータの構造に関するものである。
の位置に移動させるための、可動コイル型リニア
モータの構造に関するものである。
従来長いモータストロークを得るリニアモータ
として特開昭55−83453号公報、特開昭55−
106074号公報に開示されているリニアモータがあ
り、第1図Aにその構成を示し、同図Bに同図A
のX−X断面を示す。
として特開昭55−83453号公報、特開昭55−
106074号公報に開示されているリニアモータがあ
り、第1図Aにその構成を示し、同図Bに同図A
のX−X断面を示す。
同図において、可動コイル型リニアモータは平
板状で厚み方向に着磁されかつ着磁方向が互いに
反対方向になる様に交互に(図に示す様に長手方
向に)複数個並べられた永久磁石片1A,1B、
前記永久磁石片1A,1Bを片面に接着により保
持している2組の互いに平行な平板状のヨーク
2、上記永久磁石片1A,1Bと対向して置かれ
た平板状のセンターヨーク3およびヨーク2とセ
ンターヨーク3を両端で固定しているサイドヨー
ク4から構成され、上記永久磁石片1A,1Bと
センターヨーク3の間の空隙5に一様な磁束密度
を生ずる様にした磁気回路Mと、上記空隙5内を
磁束と直角方向に運動でき、かつ1つのコイルボ
ビン6上に上記永久磁石片1A,1Bのほぼ半分
の巻線巾を有する2つの巻線部分7A,7Bを有
する可動コイル8、可動コイル8を保持し、ガイ
ドローラ9でヨーク2上に設けられている溝を案
内に水平方向に滑動可能なスライダ10によつて
構成されている。
板状で厚み方向に着磁されかつ着磁方向が互いに
反対方向になる様に交互に(図に示す様に長手方
向に)複数個並べられた永久磁石片1A,1B、
前記永久磁石片1A,1Bを片面に接着により保
持している2組の互いに平行な平板状のヨーク
2、上記永久磁石片1A,1Bと対向して置かれ
た平板状のセンターヨーク3およびヨーク2とセ
ンターヨーク3を両端で固定しているサイドヨー
ク4から構成され、上記永久磁石片1A,1Bと
センターヨーク3の間の空隙5に一様な磁束密度
を生ずる様にした磁気回路Mと、上記空隙5内を
磁束と直角方向に運動でき、かつ1つのコイルボ
ビン6上に上記永久磁石片1A,1Bのほぼ半分
の巻線巾を有する2つの巻線部分7A,7Bを有
する可動コイル8、可動コイル8を保持し、ガイ
ドローラ9でヨーク2上に設けられている溝を案
内に水平方向に滑動可能なスライダ10によつて
構成されている。
この方式のモータは移動中常に一定磁束密度中
にある巻線部分のみに電流が印加され、可動コイ
ル8はモータストローク中常に一定な力を受ける
様に駆動される。
にある巻線部分のみに電流が印加され、可動コイ
ル8はモータストローク中常に一定な力を受ける
様に駆動される。
しかしこの様なモータにおいて一方向にモータ
を駆動しようとした場合、移動中推力を発生する
コイルが交互に切換えられ、推力点が駆動方向に
対し前後に変化し、モータの可動部に対し重心の
回りに回転運動を生じさせる様な外力として作用
する。第2図にリニアモータ可動部を簡単なモデ
ルで表わし、上記現象を説明する。図において2
1はモータ可動部、22は可動コイル、23はコ
イル巻線部A、24はコイル巻線部B、25A,
25Bは余圧ローラ、26は固定ローラー、27
A,27Bは余圧バネである。又図中Gはモータ
可動部重心、Aはコイル巻線部Aの推力点、Bは
コイル巻線部Bの推力点、Fはモータ推力、Mは
モータ可動部質量、αは加速度である。
を駆動しようとした場合、移動中推力を発生する
コイルが交互に切換えられ、推力点が駆動方向に
対し前後に変化し、モータの可動部に対し重心の
回りに回転運動を生じさせる様な外力として作用
する。第2図にリニアモータ可動部を簡単なモデ
ルで表わし、上記現象を説明する。図において2
1はモータ可動部、22は可動コイル、23はコ
イル巻線部A、24はコイル巻線部B、25A,
25Bは余圧ローラ、26は固定ローラー、27
A,27Bは余圧バネである。又図中Gはモータ
可動部重心、Aはコイル巻線部Aの推力点、Bは
コイル巻線部Bの推力点、Fはモータ推力、Mは
モータ可動部質量、αは加速度である。
A点に推力(F)が発生するとGに働く慣性力
(Mα)とによつて、2点G,Aに偶力が働き、
余圧バネ27A,27Bを変位させ1つの安定状
態に達する。又B点に推力が切り変ると、2点
GBに偶力が働き、先の安定状態とは異なる安定
状態に達する。その結果一方向にのみ駆動した場
合においても、2つの安定状態を交互に行き来
し、モータ可動部は振動する。特に高速で高精度
な位置決め制御を実行しようとした場合には、こ
れが発振現象を引き起す原因の1つとなる。
(Mα)とによつて、2点G,Aに偶力が働き、
余圧バネ27A,27Bを変位させ1つの安定状
態に達する。又B点に推力が切り変ると、2点
GBに偶力が働き、先の安定状態とは異なる安定
状態に達する。その結果一方向にのみ駆動した場
合においても、2つの安定状態を交互に行き来
し、モータ可動部は振動する。特に高速で高精度
な位置決め制御を実行しようとした場合には、こ
れが発振現象を引き起す原因の1つとなる。
上記の欠点を除くことは、スライド系のローラ
25A,25Bに加える余圧を高くする事によつ
て可能であるが、ローラの寿命、スライドの硬度
等製造上、信頼性上種々の問題が生じる。
25A,25Bに加える余圧を高くする事によつ
て可能であるが、ローラの寿命、スライドの硬度
等製造上、信頼性上種々の問題が生じる。
本考案は可動コイル型リニアモータの可動コイ
ル部の構造を改善することにより、上述した様な
欠点を除くことを目的としている。
ル部の構造を改善することにより、上述した様な
欠点を除くことを目的としている。
第3図は本考案の一実施例を示す。磁気回路部
構成は従来例と同じであるが、可動コイル11は
1つのコイルボビン13上に3つのコイル巻線部
分12A,12B,12Cを有する。コイル巻線
部12Aは永久磁石片(第1図)1A,1Bの巾
のほぼ半分の巻線巾を有しかつコイルボビン13
の中央に配置されている。コイル巻線部12B,
12Cはそれぞれコイル巻線巾12Aの半分(永
久磁石片1A,1Bの幅のほぼ1/4)の巻線巾を
有し、かつコイル巻線部12Aを真中にその両端
に巻線部12Aに隣接して配置され、更にコイル
巻線部12B,12Cはそれぞれ巻線方向が反対
方向になる様に電気的に直列に結線されている。
構成は従来例と同じであるが、可動コイル11は
1つのコイルボビン13上に3つのコイル巻線部
分12A,12B,12Cを有する。コイル巻線
部12Aは永久磁石片(第1図)1A,1Bの巾
のほぼ半分の巻線巾を有しかつコイルボビン13
の中央に配置されている。コイル巻線部12B,
12Cはそれぞれコイル巻線巾12Aの半分(永
久磁石片1A,1Bの幅のほぼ1/4)の巻線巾を
有し、かつコイル巻線部12Aを真中にその両端
に巻線部12Aに隣接して配置され、更にコイル
巻線部12B,12Cはそれぞれ巻線方向が反対
方向になる様に電気的に直列に結線されている。
第4図A,B,Cは可動コイル13が右方向に
移動する様に駆動する場合について説明する図で
ある。第4図Aに示す位置から第4図Bに示す位
置まで永久磁石片1A,1Bの巾の半分の距離を
移動する間は巻線部12Aに、次の第4図Bから
第4図Cの位置まで永久磁石片1A,1Bの巾の
半分の距離を移動する間は巻線部12B(巻線部
12Cと直列に結合)に電流を流す。この時コイ
ル巻線部12Bと12Cは異なる磁極(異なる極
性の永久磁石片1A,1B)の磁束中にある。し
かし巻線方向が互いに反対方向であるため、発生
力は同一方向で2つのコイル巻線部の発生力の和
となり、コイル巻線部12Aの発生力と同一にな
る。この後の移動についても同様に巻線部12A
と巻線部12Bに交互に電流を流してモータを駆
動する。又巻線部12Aと12Bに流す電流の向
きは永久磁石片1A,1Bの磁束によつて可動コ
イル13が右方向に力を受けるべく図示してない
がコイル巻線部12Aと同12Bとの間、および
同12Aと同12Cとの間に位置する処に磁気検
出素子等を配置し、特開昭55−106074号公報に示
された例のように適切に切換えられる。
移動する様に駆動する場合について説明する図で
ある。第4図Aに示す位置から第4図Bに示す位
置まで永久磁石片1A,1Bの巾の半分の距離を
移動する間は巻線部12Aに、次の第4図Bから
第4図Cの位置まで永久磁石片1A,1Bの巾の
半分の距離を移動する間は巻線部12B(巻線部
12Cと直列に結合)に電流を流す。この時コイ
ル巻線部12Bと12Cは異なる磁極(異なる極
性の永久磁石片1A,1B)の磁束中にある。し
かし巻線方向が互いに反対方向であるため、発生
力は同一方向で2つのコイル巻線部の発生力の和
となり、コイル巻線部12Aの発生力と同一にな
る。この後の移動についても同様に巻線部12A
と巻線部12Bに交互に電流を流してモータを駆
動する。又巻線部12Aと12Bに流す電流の向
きは永久磁石片1A,1Bの磁束によつて可動コ
イル13が右方向に力を受けるべく図示してない
がコイル巻線部12Aと同12Bとの間、および
同12Aと同12Cとの間に位置する処に磁気検
出素子等を配置し、特開昭55−106074号公報に示
された例のように適切に切換えられる。
コイル巻線部12Aによつて駆動される時の推
力点はコイル巻線部12Aの中心(コイルボビン
13の中心)、コイル巻線部12B,12Cによ
つて駆動される時の推力点は2つのコイル巻線部
間の中央(コイルボビン13の中心)となり、共
に同一の位置即ち可動コイル11の中心となる。
力点はコイル巻線部12Aの中心(コイルボビン
13の中心)、コイル巻線部12B,12Cによ
つて駆動される時の推力点は2つのコイル巻線部
間の中央(コイルボビン13の中心)となり、共
に同一の位置即ち可動コイル11の中心となる。
従つてモータストローク中どの位置にあつて
も、モータの推力点は常に可動コイルの中心にあ
り、制御回路と結合し位置決め動作を行わせた場
合にも、常に安定な動作を行うことが出来る。
も、モータの推力点は常に可動コイルの中心にあ
り、制御回路と結合し位置決め動作を行わせた場
合にも、常に安定な動作を行うことが出来る。
以上本考案の趣旨を逸脱しない範囲においての
変形は可能であり、以上の記述が本発明の範囲を
限定するものではない。
変形は可能であり、以上の記述が本発明の範囲を
限定するものではない。
第1図Aは従来方式の可動コイル型リニアモー
タの構成を示す図面、第1図Bは第1図AのX−
X断面図、第2図はリニアモータ可動部を簡単な
モデルで示した図、第3図は本考案による可動コ
イル型リニアモータの可動コイルの構成を示す図
面、第4図A,B,Cは本考案の可動コイル型リ
ニアモータの駆動方法を示す図面である。 図において1A,1Bは永久磁石、2はヨー
ク、3はセンターヨーク、4はサイドヨーク、5
は空隙、6はコイルボビン、7A,7Bはコイル
巻線部、8は可動コイル、9はガイドローラ、1
0はスライダ、11は可動コイル、12A,12
B,12Cはコイル巻線部、13はコイルボビ
ン、21はモータ可動部、22は可動コイル、2
3,24はコイル巻線部、25A,25Bは余圧
ローラー、26は固定ローラー、27A,27B
は余圧バネである。
タの構成を示す図面、第1図Bは第1図AのX−
X断面図、第2図はリニアモータ可動部を簡単な
モデルで示した図、第3図は本考案による可動コ
イル型リニアモータの可動コイルの構成を示す図
面、第4図A,B,Cは本考案の可動コイル型リ
ニアモータの駆動方法を示す図面である。 図において1A,1Bは永久磁石、2はヨー
ク、3はセンターヨーク、4はサイドヨーク、5
は空隙、6はコイルボビン、7A,7Bはコイル
巻線部、8は可動コイル、9はガイドローラ、1
0はスライダ、11は可動コイル、12A,12
B,12Cはコイル巻線部、13はコイルボビ
ン、21はモータ可動部、22は可動コイル、2
3,24はコイル巻線部、25A,25Bは余圧
ローラー、26は固定ローラー、27A,27B
は余圧バネである。
Claims (1)
- 厚み方向に着磁され、かつ各々着磁方向が異な
る様に交互に長手方向に配置された永久磁石片を
片面に有するヨーク、上記永久磁石片と対向して
配置されたセンターヨークおよび前記ヨークとセ
ンターヨークを保持するサイドヨークから構成さ
れ、前記永久磁石片とセンターヨークの間の空隙
に一様な磁束密度を生ずるようにした磁気回路
と、上記空隙内を磁束と直角方向に運動でき、か
つ、コイルボビン上に前記永久磁石片の幅のほぼ
半分を巻線幅とする1つの巻線部と前記永久磁石
片の幅のほぼ1/4を巻線幅とする2つの巻線部を
有し、前記永久磁石片の幅のほぼ半分の巻線幅を
持つ巻線部の両端に前記永久磁石片の幅のほぼ1/
4の巻線巾を持つ巻線部を隣接して配置し、かつ
前記永久磁石片のほぼ1/4を巻線幅とする2つの
巻線部を互いに巻線方向が逆になる様に直列に結
線した可動コイルによつて構成された可動コイル
型リニアモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9630281U JPS583777U (ja) | 1981-06-29 | 1981-06-29 | 可動コイル型リニアモ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9630281U JPS583777U (ja) | 1981-06-29 | 1981-06-29 | 可動コイル型リニアモ−タ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS583777U JPS583777U (ja) | 1983-01-11 |
JPS626863Y2 true JPS626863Y2 (ja) | 1987-02-17 |
Family
ID=29891174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9630281U Granted JPS583777U (ja) | 1981-06-29 | 1981-06-29 | 可動コイル型リニアモ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS583777U (ja) |
-
1981
- 1981-06-29 JP JP9630281U patent/JPS583777U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS583777U (ja) | 1983-01-11 |
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