JPH0638503A - リニアモータ - Google Patents

リニアモータ

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JPH0638503A
JPH0638503A JP19064592A JP19064592A JPH0638503A JP H0638503 A JPH0638503 A JP H0638503A JP 19064592 A JP19064592 A JP 19064592A JP 19064592 A JP19064592 A JP 19064592A JP H0638503 A JPH0638503 A JP H0638503A
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permanent magnet
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yoke
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型化、軽量化および低コスト化が可能であ
るリニアモータを提供する。 【構成】 複数個の永久磁石を長手方向に交互に異極が
現われるように配設し、これらの永久磁石の表面に形成
される磁気空隙内に多相コイルおよびこれらの多相コイ
ルへの通電方向を制御する界磁検出器を備えた可動子を
前記長手方向に移動可能に設けてなるリニアモータにお
いて、前記永久磁石を間隔を置いて配設すると共に、隣
接する永久磁石間に前記長手方向に着磁してなる他の永
久磁石を各々表面において同極が近接するように周期的
に嵌装固着し、連続する永久磁石列を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばXYプロッタ等
における描画用のペンユニットを所定の位置に移動させ
る際の駆動用に使用されるリニアモータに関するもので
あり、特に磁気回路を改良することにより、小型化、軽
量化が可能であると共に、製造コストの低減が可能であ
るリニアモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来コンピュータグラフィックやCAD
などの端末装置には、例えばマルチペン方式のXYプロ
ッタが一般に使用されている。この種のプロッタにおい
ては、ペンユニットを所定位置まで移動させて描画を行
なうのであるが、このペンユニットの移動機構として
は、ステッピングモータやブラシレスDCモータなどの
回転モータにより、ワイヤーやタイミングベルトを駆動
する移動機構が採用されている。
【0003】しかしながら、上記のような移動機構で
は、作図速度若しくは描画速度が遅く、またX軸および
Y軸における各動作の協調性が低いため、図形が歪み易
い等の問題点がある。また高速かつ高精度の描画が要求
される印刷用XYプロッタには適用できないという問題
点もある。
【0004】上記のような問題点を解決するために、例
えば特公昭58−49100号および実開昭63−93
783号公報等に開示されているような、可動コイル型
のリニアモータが使用されている。このようなリニアモ
ータにおいては、厚さ方向に着磁した複数個の永久磁石
を、着磁方向が異なるように、すなわち異極を対向さ
せ、かつ長手方向に交互に異極が現われるように配設
し、これらの永久磁石の表面に形成される磁気空隙内
に、磁束と直角方向に運動する可動コイル組立体を設け
た構成としてある。
【0005】図9は従来のリニアモータの例を示す要部
横断面図、図10は図9におけるコイルフレームを示す
要部斜視図である。図9および図10において、11は
ベースであり、軟鉄のような強磁性材料により平板状に
形成する。12はセンターヨーク、13はサイドヨーク
であり、各々前記ベース11と同様の材料によって平板
状に形成すると共に、ベース11上に間隔を介して固着
する。
【0006】14は永久磁石であり、厚さ方向に着磁
し、センターヨーク12およびサイドヨーク13の夫々
の対向面に、相隣る磁極の極性が異なるように複数個
を、空隙15を介して異極が対向するように配設する。
図9において永久磁石14の配設方向は、紙面と直交す
る方向である。
【0007】次に16は可動子であり、キャリッジ17
の下方にコイルフレーム18を固着し、コイルフレーム
18が前記空隙15内において紙面と直交する方向に移
動可能に設ける。19はコイルであり、前記空隙15に
おける磁束と巻線方向が直交するような偏平の多相コイ
ルによって形成し、コイルフレーム18に固着する。す
なわち複数個のコイルを永久磁石14の配設方向に若干
量ずらせて配設し、磁極の方向を磁界検出素子等の手段
(図示せず)を介して検出し、電流を流すべきコイルお
よびその方向を切り換え得るように形成する。
【0008】以上の構成により、コイル19に電流を流
すと、コイル19の巻線方向が永久磁石14による磁束
と直交しているので、コイル19はフレミングの左手の
法則により、センターヨーク12およびサイドヨーク1
3の長手方向の駆動力を受けるから、コイル19をコイ
ルフレーム18を介して一体に支持してなる可動子16
は、センターヨーク12およびサイドヨーク13の長手
方向に移動する。次にコイル19に前記と逆方向の電流
を流すと、コイル19には前記と逆方向の駆動力が作用
するから、可動子16は前記と逆方向に移動する。従っ
てコイル19への通電およびその電流の方向を選択する
ことにより、可動子16を所定位置に移動させることが
できるのである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のリニアモー
タにおいては、永久磁石14からの磁束の殆どはセンタ
ーヨーク12およびサイドヨーク13を介して閉磁路を
形成する。一方リニアモータのモータ特性、例えば推
力、移動速度等を向上させるためには、例えばR−Fe
−B(R:Nd,Pr等の希土類元素の1種以上)系磁
石のような高性能永久磁石を使用することにより、磁束
量を増大させることが必要になる。
【0010】この場合、前記閉磁路を形成するセンター
ヨーク12およびサイドヨーク13における磁気飽和を
防止し、永久磁石14の具有する磁束を最大限に活用す
るためには、前記センターヨーク12およびサイドヨー
ク13の断面積を大にする必要がある。従って磁気回路
が大型化すると共に、リニアモータ全体の重量が増大す
るという問題点がある。
【0011】また磁気回路を構成するセンターヨーク1
2およびサイドヨーク13の加工および組立に要するコ
ストも増大し、これらを一体化する場合においては、煩
雑な加工が必要となるという問題点もある。一方近年に
おけるこの種の装置に対する小型化、軽量化および低コ
スト化の要求は益々厳しくなってきており、上記従来の
構成のものでは、これらの要求に応じ得ないという問題
点がある。
【0012】本発明は、上記従来技術に存在する問題点
を解決し、小型化、軽量化および低コスト化が可能であ
るリニアモータを提供することを目的とするものであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明においては、複数個の永久磁石を長手方
向に交互に異極が現われるように配設し、これらの永久
磁石の表面に形成される磁気空隙内に多相コイルおよび
これらの多相コイルへの通電方向を制御する界磁検出器
を備えた可動子を前記長手方向に移動可能に設けてなる
リニアモータにおいて、前記永久磁石を間隔を置いて配
設すると共に、隣接する永久磁石間に前記長手方向に着
磁してなる他の永久磁石を各々表面において同極が近接
するように周期的に嵌装固着し、連続する永久磁石列を
形成する、という技術的手段を採用した。
【0014】上記の発明において、夫々の永久磁石の異
極が対向するように2連の永久磁石列を設けることがで
きる。また上記の発明において、夫々の永久磁石の裏面
に磁性材料からなり厚さ3mm以下に形成したバックプレ
ートを固着した構成とすることができる。
【0015】次に第2の発明においては、前記第1の発
明における技術的手段に、夫々の永久磁石の裏面に磁性
材料からなり厚さ3mm以下に形成したバックプレートを
固着し、これらの永久磁石と対向して磁性材料からなる
ヨークプレートを間隙を介して設け、界磁検出器が前記
間隙を等分する平面と前記ヨークプレートとの間の領域
に存在するように構成する、という技術的手段を付加し
た。
【0016】更に第3の発明においては、上記第1の発
明若しくは第2の発明における技術的手段に、バックプ
レートに永久磁石を等間隔に配置固着した後に、これら
の永久磁石間に他の永久磁石を嵌装固着する、という技
術的手段を付加した。
【0017】
【作用】上記の構成により、長手方向に交互に異極が現
われるように配設した永久磁石間に介装させた他の永久
磁石により閉磁気回路が形成され、センターヨークおよ
び/またはサイドヨークにおける磁気飽和を防止するこ
とができる。従って推力に寄与すべき磁束量を確保若し
くは増大させることができるのである。一方上記磁束量
確保のために従来採用されていた前記ヨークの断面積を
増大させる手段は不要となり、小型化、軽量化に大きく
貢献し得るのである。
【0018】
【実施例】図1は本発明の実施例を示す要部横断面図で
あり、同一部分は前記図9および図10と同一の参照符
号で示す。図1において、1はベースであり、例えばア
ルミニウム合金のような低比重の非磁性材料によって形
成し、底板部2上に2条の突起部3と、支持部4とを一
体に設ける。5はサイドヨークであり、例えば軟鉄のよ
うな強磁性材料により平板状に形成し、突起部3の内壁
に対向させて設ける。次に6はセンターヨークであり、
サイドヨーク5と同様な材料によって横断面形状を略U
字形に形成し、前記サイドヨーク5,5間に支持部4を
介して配設する。なお可動子16は突起部3上に固着し
たガイドレール7上に移動可能に載置する。
【0019】図2は本発明の他の実施例を示す要部横断
面図であり、同一部分は前記図1と同一の参照符号で示
す。図2において、ベース1は前記実施例におけると同
様に、例えばアルミニウム合金のような低比重の非磁性
材料によって形成され、底板部2上に2条の突起部3を
一体に設けた構成とする。次に8はサイドヨークであ
り、例えば軟鉄のような強磁性材料によって横断面形状
を略U字形に形成し、突起部3,3の内壁に固着する。
【0020】上記図1に示す構成のリニアモータの可動
子16上に、図2に示す構成のリニアモータのベース1
を、各ベース1,1が直交するように載置し、図2に示
すものの可動子16に例えばペンユニットを設ければ、
XYプロッタとして作動することができるのである。
【0021】図3は本発明の実施例および比較例におけ
る磁気回路を示す要部側面図であり、(a),(b)は
各々実施例のもの、(c)は比較例のものを示す。まず
図3(a)において、永久磁石14は、厚さ方向に着磁
してなる永久磁石14aと長手方向に着磁してなる他の
永久磁石14bとを交互に設けて構成される。すなわち
永久磁石14aを長手方向に交互に異極が現われるよう
に間隔を置いて配設すると共に、永久磁石14a,14
a間に他の永久磁石14bを、表面において同極が近接
するように周期的に嵌装固着し、連続する永久磁石列と
するのである。
【0022】そして上記永久磁石列を2連を夫々の永久
磁石14a,14bの異極が対向するように設けるので
ある。9はバックプレートであり、例えば軟鉄のような
強磁性材料によって形成し、前記永久磁石14a,14
bの裏面に固着する。なお図3(a)におけるバックプ
レート9は、前記図1および図2におけるサイドヨーク
5およびセンターヨーク6と同一の機能を有するもので
ある。
【0023】図3(b)に示すものは、前記図3(a)
に示すものにおいて、バックプレート9を省略したもの
であり、図3(c)に示すものは、図3(a)に示すも
のにおいて、他の永久磁石14bを省略したものであ
る。また図4は図3(b)に示す磁気回路の要部斜視図
であり、同図中の寸法単位はmmである。すなわち永久磁
石14aは18mm×30mm×8mmに形成し、他の永久磁
石14bは12mm×30mm×8mmに形成して、前記図3
のように配設し、空隙15を8mmに設定して対向させた
ものである。従って永久磁石14a,14bの配設の周
期は60mmである。なお本実施例および比較例におい
て、永久磁石14a、他の永久磁石14bは各々Nd−
Fe−B系磁石(日立金属製 HS−37BH)によっ
て製作し、図3(a)(c)におけるバックプレート
は、厚さ3mmの軟鉄板によって形成した。
【0024】図5は図3(a)(b)(c)における磁
気回路の空隙15の長手方向位置の磁束密度分布を示す
図である。図5において長手方向の位置は、図4におけ
る周期60mmの半周期に相当するものを示しており、曲
線a,b,cは夫々図3における(a)(b)(c)に
対応している。図5から明らかなように、長手方向の位
置における空隙の磁束密度は、比較例に対応する曲線c
より、本発明の実施例に対応する曲線a,bの方が大で
ある。
【0025】また空隙内に設ける可動子に付与される推
力は、磁束量、すなわち曲線下の積分値(面積)に比例
するから、本発明の実施例の曲線a,bの方が、比較例
の曲線cより大であることがわかる。なお曲線aで示さ
れる磁束量は、曲線bで示される磁束量より約20%大
であることが明らかである。これは前記図3(b)に示
すように、永久磁石14a,14a間に、長手方向に着
磁してなる他の永久磁石14bを嵌装固着したことによ
る効果であると認められる。すなわち永久磁石14a,
14a間に設けた他の永久磁石14bにより閉磁気回路
が形成される結果、漏洩磁束量を大幅に減少することが
でき、永久磁石14aから発生する磁束を有効に可動子
に作用させることができると考えられる。なお図3
(a)に示すように永久磁石14a,14bの裏面にバ
ックプレート9を固着することにより、上記作用が更に
向上されるのである。
【0026】次に図3(a)(b)に示す構成の永久磁
石14の組立作業について記述する。まず図3(b)に
示す構成のものにおいては、隣接する永久磁石14a,
14b間に反発力が発生するため、永久磁石列を形成す
る場合には夫々の永久磁石14a,14bの移動を抑止
し、位置決めを確保する手段が必要である。従って量産
作業においては所定の組立治具を使用することが有効で
ある。
【0027】一方図3(a)に示す構成のものにおいて
は、まずバックプレート9上に厚さ方向に着磁してなる
永久磁石14aを所定間隔で配設する。この場合永久磁
石14aとバックプレート9とは、永久磁石14aに固
有の吸着力によって強固に固着されるが、必要に応じて
接着剤を併用してもよい。次に長手方向に着磁してなる
他の永久磁石14bを、前記永久磁石14a,14a間
に嵌装固着すればよい。従って移動防止手段、組立治具
等を特別に準備しなくてもよく、永久磁石列の組立を容
易かつ確実に遂行することができるのである。
【0028】図6は本発明の更に他の実施例における磁
気回路を示す要部側面図であり、同一部分は前記図3と
同一の参照符号で示す。図6において、10はヨークプ
レートであり、軟鉄板のような強磁性材料によって、平
板状に形成し、永久磁石14a,14bの表面と空隙1
5を介して設ける。Pmは永久磁石14a,14a間、
および他の永久磁石14b,14bの配設ピッチであ
る。また15cは空隙15の間隙gを等分する平面であ
る。
【0029】次に図7は図6の空隙15内に介装される
コイルフレーム18の例を示す要部平面図であり、同一
部分は前記図10と同一の参照符号で示す。図7におい
てコイル19は、3個のコイル19a,19b,19c
を長手方向のピッチPcで配設して構成される。この場
合ピッチPcは前記図6における永久磁石14a、他の
永久磁石14bの配設ピッチPmと等しく定める。なお
夫々のコイル19a,19b,19cは、夫々ピッチP
c=Pmの1/6の幅で紙面に平行な面内で巻かれてい
る3個の偏平コイルを、その偏平コイルの幅だけずらせ
て配置して形成される。20は界磁検出器であり、例え
ばホール素子その他のものから形成され、3個をピッチ
Phの間隔で設ける。この場合Ph=1/6(Pc=P
m)とする。
【0030】上記構成のコイルフレーム18は、前記図
6に示す空隙15内に長手方向移動可能に介装される
が、界磁検出器20がヨークプレート10と平面15c
との間の領域15aに存在するように形成することが望
ましい。この理由は次に記述するように、界磁検出器2
0の検出精度を向上させ、かつコイルフレーム18を装
着した可動子(図示せず)を円滑かつ確実に移動させる
ためである。
【0031】図8は図6に示す磁気回路の長手方向の位
置と磁束密度との関係を示す図である。図8において曲
線a,bは各々図6に示す領域15a,15bにおける
磁束密度に対応する。図8から明らかなように、図6に
おける永久磁石14a,14b側の領域15bにおいて
は、曲線bで示されるように磁束密度の最大値は大であ
るが、正から負に反転する近傍における磁束密度の変化
が緩慢である。これに対して曲線aにおいては、上記正
負反転時における磁束密度の変化が急峻である。
【0032】一方図7に示す界磁検出器20は、3個の
コイル19a,19b,19cへの通電方向の切り換え
を、例えばホール素子の正(負)から負(正)に反転す
る、所謂ゼロクロスタイミングによっているため、反転
時期が明瞭であることが望ましい。従って図8における
曲線aのように磁束密度の正負反転が明瞭であるものが
よく、図7に示す界磁検出器20は、図6における平面
15cとヨークプレート10との間の領域15aに存在
するように構成することが好ましいことになる。
【0033】本実施例においては、XYプロッタの例に
ついて記述したが、これに限定されず、他の用途のもの
にも当然に適用可能である。また永久磁石列を支持する
ベースをアルミニウム合金で形成した例について記述し
たが、マグネシウム合金その他の軽合金若しくはFRP
等の所謂エンジニアリングプラスチック材料によって形
成してもよく、比重の小なる材料によって形成すればよ
い。
【0034】
【発明の効果】本発明は以上記述のような構成および作
用であるから、下記のような効果を奏することができ
る。 (1) 推力発生に寄与する永久磁石間に可動子の移動方向
に着磁してなる他の永久磁石を嵌装固着したものである
ため、閉磁気回路が形成され、推力を増大させることが
できる。 (2) 永久磁石の裏面にバックプレートを固着することに
より、推力を大幅に増大させ得る。 (3) バックプレートの厚さを従来のものより薄くして
も、磁気飽和が発生することなく、装置全体の小型化、
薄型化、軽量化が可能となる。 (4) バックプレートとして市販の鉄板を使用することが
でき、プレス加工等の併用により加工工数を低減するこ
とができ、製造コストの低減が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す要部横断面図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す要部横断面図であ
る。
【図3】本発明の実施例および比較例における磁気回路
を示す要部側面図であり、(a)(b)は各々実施例の
もの、(c)は比較例のものを示す。
【図4】図3(b)に示す磁気回路の要部斜視図であ
る。
【図5】図3における磁気回路の空隙の長手方向位置の
磁束密度分布を示す図である。
【図6】本発明の更に他の実施例における磁気回路を示
す要部側面図である。
【図7】図6の空隙内に介装されるコイルフレームの例
を示す要部平面図である。
【図8】図6に示す磁気回路の長手方向の位置と磁束密
度との関係を示す図である。
【図9】従来のリニアモータの例を示す要部横断面図で
ある。
【図10】図9におけるコイルフレームを示す要部斜視
図である。
【符号の説明】
5,8 サイドヨーク 6 センターヨーク 9 バックプレート 10 ヨークプレート 14,14a,14b 永久磁石 16 可動子 19 コイル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の永久磁石を長手方向に交互に異
    極が現われるように配設し、これらの永久磁石の表面に
    形成される磁気空隙内に多相コイルおよびこれらの多相
    コイルへの通電方向を制御する界磁検出器を備えた可動
    子を前記長手方向に移動可能に設けてなるリニアモータ
    において、 前記永久磁石を間隔を置いて配設すると共に、隣接する
    永久磁石間に前記長手方向に着磁してなる他の永久磁石
    を各々表面において同極が近接するように周期的に嵌装
    固着し、連続する永久磁石列を形成したことを特徴とす
    るリニアモータ。
  2. 【請求項2】 夫々の永久磁石の異極が対向するように
    2連の永久磁石列を設けたことを特徴とする請求項1記
    載のリニアモータ。
  3. 【請求項3】 夫々の永久磁石の裏面に磁性材料からな
    り厚さ3mm以下に形成したバックプレートを固着したこ
    とを特徴とする請求項1若しくは2記載のリニアモー
    タ。
  4. 【請求項4】 夫々の永久磁石の裏面に磁性材料からな
    り厚さ3mm以下に形成したバックプレートを固着し、こ
    れらの永久磁石と対向して磁性材料からなるヨークプレ
    ートを間隙を介して設け、界磁検出器が前記間隙を等分
    する平面と前記ヨークプレートとの間の領域に存在する
    ように構成したことを特徴とする請求項1記載のリニア
    モータ。
  5. 【請求項5】 バックプレートに永久磁石を等間隔に配
    置固着した後に、これらの永久磁石間に他の永久磁石を
    嵌装固着したことを特徴とする請求項3若しくは4記載
    のリニアモータ。
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