JP2002191163A - リニアモータ及びこれを駆動源とする駆動装置 - Google Patents

リニアモータ及びこれを駆動源とする駆動装置

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JP2002191163A JP2000388444A JP2000388444A JP2002191163A JP 2002191163 A JP2002191163 A JP 2002191163A JP 2000388444 A JP2000388444 A JP 2000388444A JP 2000388444 A JP2000388444 A JP 2000388444A JP 2002191163 A JP2002191163 A JP 2002191163A
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linear
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Akihiro Teramachi
彰博 寺町
Takeki Shirai
武樹 白井
Kaoru Hoshiide
薫 星出
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    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C29/00Bearings for parts moving only linearly
    • F16C29/04Ball or roller bearings
    • F16C29/06Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K41/00Propulsion systems in which a rigid body is moved along a path due to dynamo-electric interaction between the body and a magnetic field travelling along the path
    • H02K41/02Linear motors; Sectional motors
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 厚みを薄くしたまま、推力を大きくすること
ができる、リニアモータを駆動源とする駆動装置を提供
する。 【解決手段】駆動装置は、相対的に移動可能なインナレ
ール8及びアウタレール7と、インナレール7及びアウ
タレール8に駆動力を付与する第1及び第2のリニアモ
ータ1,2を備える。アウタレール8には、第1のリニ
アモータ1の一次側移動子iが装着され、該一次側移動
子iに連なるように相対移動方向に延在する第2のリニ
アモータ2の二次側固定子o′が装着される。インナレ
ール7には、第2のリニアモータ2の一次側移動子i′
が装着され、該第2のリニアモータ2の一次側i′に連
なるように相対移動方向に延在する第1のリニアモータ
1の二次側固定子oが装着される。第2のリニアモータ
2は、第1のリニアモータ1に対して反転させた状態で
組み合わされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リニアモータ及び
駆動源としてリニアモータを用いた駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テーブルの直線運動を案内して位
置決めする位置決めテーブルが、工作機械、産業用ロボ
ット等に多く使用されている。テーブルを高速に作動さ
せる要求に伴ない、駆動源としてボールねじに代わりリ
ニアモータを使用することも多くなってきている。一般
にリニアモータは、一次側移動子と平板状の二次側固定
子とを有する。磁場の変化によって一次側移動子に推力
が与えられ、一次側移動子が二次側固定子上を直線的に
動く。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】テーブルを高速に移動
させるためにはリニアモータの大きな推力が望まれる。
推力を大きくしたリニアモータとして、単一の二次側固
定子を挟むように、二次側固定子の両側に一対の一次側
移動子を設けた両側式のリニアモータが知られている。
【0004】しかし、この両側式のリニアモータにあっ
ては、二次側固定子の両側に一次側移動子が設けられる
ので、リニアモータの厚みが厚くなってしまうという問
題がある。
【0005】そこで、本発明は、その厚みを薄くしたま
ま、推力を大きくすることができるリニアモータ及びこ
れを駆動源とする駆動装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】以下、本発明について説
明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図
面の参照番号を括弧書きにて付記するが、それにより本
発明が図示の形態に限定されるものでない。
【0007】本発明者は、推力を2倍にし、且つリニア
モータを薄くするために、リニアモータを第1のリニア
モータと第2のリニアモータとで構成し、第2のリニア
モータを第1のリニアモータに対して反転させて組合わ
せた。具体的には、請求項1の発明は、相対的に移動可
能な第1及び第2の相対移動体(7,8)のうちいずれ
か一方(7)に装着される第1のリニアモータ(1)の
一次側(i)と、該一次側(i)に連なるように相対移
動方向に延在し、前記一方(7)に装着される第2のリ
ニアモータ(2)の二次側(o′)と、前記第1及び第
2の相対移動体(7,8)の他方(8)に装着される第
2のリニアモータ(2)の一次側(i′)と、該第2の
リニアモータ(2)の一次側(i′)に連なるように相
対移動方向に延在し、前記他方(8)に装着される第1
のリニアモータ(1)の二次側(o)と、を備えている
ことを特徴とするリニアモータにより、上述した課題を
解決した。
【0008】この発明によれば、リニアモータを2組内
蔵することで、推力を2倍にすることができ、また、励
磁が平均化され、その動きがスムーズになる。さらに、
第2のリニアモータを第1のリニアモータに対して反転
させて組合わせているので、リニアモータ全体の厚さを
第1のリニアモータまたは第2のリニアモータ単体を設
けた場合の厚さまで薄くすることができる。
【0009】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
のリニアモータにおいて、前記第1のリニアモータ
(1)及び前記第2のリニアモータ(2)は、リニア誘
導モータ又はリニアパルスモータからなり、各々の二次
側(o,o′)は互いに対向して配置されていることを
特徴とする。
【0010】前記第1のリニアモータ及び前記第2のリ
ニアモータとして、例えばリニア直流モータを使用する
場合、二次側のマグネット同士の間隔が短いとき、マグ
ネット間に交番磁界が生じて作動不良になるおそれがあ
る。本発明によれば、二次側としてマグネットを使用し
ないリニア誘導モータ及びリニアパルスモータ使用する
ので、交番磁界を生じさせるおそれがない。ただし、二
次側の距離をある程度大きくとることができるならば、
互いに影響を及ばさない故、リニア直流モータも使用可
能である。
【0011】さらに、請求項3の発明は、相対的に移動
可能な第1及び第2の相対移動体(7,8)と、前記第
1及び第2の相対移動体(7,8)に駆動力を付与する
駆動力付与手段とを備えた駆動装置であって、前記駆動
力付与手段は、第1及び第2の相対移動体(7,8)の
うちいずれか一方(7)に装着される第1のリニアモー
タ(1)の一次側(i)と、該一次側(i)に連なるよ
うに相対移動方向に延在し、前記一方(7)に装着され
る第2のリニアモータ(2)の二次側(o′)と、前記
第1及び第2の相対移動体(7,8)の他方(8)に装
着される第2のリニアモータ(2)の一次側(i′)
と、該第2のリニアモータ(2)の一次側(i′)に連
なるように相対移動方向に延在し、前記他方(8)に装
着される第1のリニアモータ(1)の二次側(o)と、
を備えていることを特徴とする駆動装置により、上述し
た課題を解決した。
【0012】この発明によれば、リニアモータを2組内
蔵することで、推力を2倍にすることができ、また、励
磁が平均化され、相対移動体の動きをスムーズにするこ
とがっできる。さらに、上述の理由でリニアモータの厚
さも薄くすることができるので、駆動装置も薄くコンパ
クトにすることができる。
【0013】さらに、請求項4の発明は、請求項3に記
載の駆動装置において、前記第1の相対移動体(7)に
対して前記第2の相対移動体(8)が前記相対移動方向
に移動するのを案内する第1及び第2の案内手段(3,
4)が、前記相対移動方向に設けられ、前記第1の案内
手段(3)は前記第1の相対移動体(7)に設けられ、
前記第2の案内手段(4)は前記第2の相対移動体
(8)に設けられ、前記第1のリニアモータ(1)は、
前記相対移動方向における、前記第1の案内手段(3)
の位置と略同位置で推力を発生させ、前記第2のリニア
モータ(2)は、前記相対移動方向における、前記第2
の案内手段(4)の位置と略同位置で推力を発生させる
ことを特徴とする。
【0014】この発明によれば、第2の相対移動体に対
する第1の相対移動体の位置に係わらず、前記案内手段
の位置と同位置で推力を発生させることができる。この
ため、各リニアモータが前記相対移動方向以外の方向へ
の推力の成分を生じても、推力点に位置する案内手段が
この相対移動方向以外の方向への推力の成分を確実に負
荷する。したがって、第2の相対移動体に対して第1の
相対移動体がスムーズに移動する。なお、案内手段と同
位置で推力を発生させないと、各リニアモータの、前記
相対移動方向以外の方向への推力の成分によって、各移
動体にモーメントが生じる。このモーメントは第2の相
対移動体に対して第1の相対移動体のスムーズな移動を
妨げる。
【0015】また、第1の案内手段は前記第1の相対移
動体に設けられ、第2の案内手段は前記第2の相対移動
体に設けられている。第2の相対移動体に対する第1の
相対移動体の任意の姿勢において、2つの案内手段の間
には相応の距離をとることができ、モーメント荷重をも
負荷できる駆動装置が得られる。
【0016】また、請求項5の発明は、請求項4に記載
の駆動装置において、前記第1の相対移動体(7)に前
記第1のリニアモータ(1)の一次側(i)が装着さ
れ、前記第1の案内手段(3)は、前記相対移動方向に
おける、前記第1のリニアモータ(1)の一次側(i)
近傍で前記第1の相対移動体(7)に固定され、前記第
2の移動体(8)に前記第2のリニアモータ(2)の一
次側(i′)が固定され、前記第2の案内手段(4)
は、前記相対移動方向における、前記第2のリニアモー
タ(2)の一次側(i′)近傍で前記第2の相対移動体
(8)に固定されていることを特徴とする。
【0017】この発明によれば、第1及び第2のリニア
モータが、前記相対移動方向における、第1及び第2の
案内手段の位置と同位置で推力を発生させる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1ないし図3は、本発明の第1
の実施形態における駆動装置を示す。駆動装置は、第1
の相対移動体としてのアウタレール7と、アウタレール
7の長手方向(相対移動方向)にスライド自在に支持さ
れた第2の相対移動体としてのインナレール8と、アウ
タレール7とインナレール8との間に介在される駆動手
段としての第1のリニアモータ1及び第2のリニアモー
タ2とを備える。アウタレール7に対してインナレール
8は、相対的に移動可能になっている。
【0019】第1及び第2のリニアモータ1,2は、本
実施形態においては例えばリニア誘導モータからなり、
移動子i,i′と固定子o,o′との組合わせにより構
成されている。例えば移動子i,i′の一次巻線に多相
交流電流を流すことによって作動するようになってい
る。
【0020】アウタレール7上面の長手方向の一端(先
端)側には、第1のリニアモータ1の一次側移動子i
(以下単に移動子iという)が装着される。また、アウ
タレール7上面には、移動子iに連なるように長手方向
に延在する第2のリニアモータ2の固定子o′(以下単
に固定子o′という)が装着される。一方、インナレー
ル8下面の長手方向の一端(後端)側には、第2のリニ
アモータ52の移動子i′(以下単に移動子i′とい
う)が装着される。また、インナレール8下面には、移
動子i′に連なるように長手方向に延在する第1のリニ
アモータ1の固定子o(以下単に固定子oという)が装
着される。励磁することにより、移動子iと固定子oと
の間、及び移動子i′と固定子o′との間に吸引力が作
用する。ここで、第2のリニアモータ2は第1のリニア
モータ1に対して反転させて組み合わされている。
【0021】アウタレール7は、上面に開口する凹所7
aを有する断面コ字形に形成される。アウタレール7に
は、開口する凹所7aを挟んで左右に互いに平行に延び
る突堤7b,7bが形成されている。突堤7b,7bの
内側面7c,7cのそれぞれには、長手方向に沿って転
動体転走面としての一条づつのボール転走溝11,11
が形成される。
【0022】アウタレール7の一端(先端)側には、イ
ンナレール8がアウタレール7に対して長手方向に移動
するのを案内する第1の案内手段としてのアウタレール
側案内手段3が設けられる。このアウタレール側案内手
段3は、インナレール8とアウタレール7との間を転が
り運動する転動体としての複数のボール13…と、この
ボール13…を循環させるアウタレール側ボール循環路
14を有する。アウタレール側ボール循環路14の構成
については後述する。
【0023】インナレール8は、アウタレール7の凹所
7aに嵌挿され、アウタレール側案内手段3及びインナ
レール側案内手段4を介してアウタレール7の突堤7
b,7b間に挟まれるように支持される。インナレール
8は、下面に開口する凹所8aを有する断面コ字形に形
成されている。アウタレール7の突堤7b,7bの内側
面7c,7cに対向するインナレール8の外側面8c,
8cそれぞれには、ボール転走溝11に対応する負荷転
走体転走面としての負荷ボール転走溝15が形成され
る。
【0024】アウタレール側ボール循環路14とは反対
側における、インナレール8の一端(後端)側には、イ
ンナレール8がアウタレール7に対して長手方向に移動
するのを案内する第2の案内手段としてのインナレール
側案内手段4が設けられる。インナレール側案内手段4
とアウタレール側案内手段3とはインナレール8又はア
ウタレール7の長手方向に並べられている。このインナ
レール側案内手段4は、インナレール8とアウタレール
7との間を転がり運動するボール12…と、ボール12
…を循環させるインナレール側ボール循環路16とを有
する。なお、アウタレール7の一端にアウタレール側案
内手段3が形成され、インナレール8の一端にインナレ
ール側案内手段16が形成され、互いの案内手段が干渉
しない方向からインナレール8とアウタレール7とは組
み合わされている。
【0025】図2に示すように、アウタレール側ボール
循環路14は、ボール転走溝11に対向する負荷転走溝
Cと、ボール転走溝11と略平行な転動体戻し通路とし
てのボール戻し通路Aと、負荷転走溝Cおよびボール戻
し通路Aを連通する一対の方向転換路Bとで構成され
る。ボール転走溝11と負荷転走溝Cとの間には複数の
ボール13…が介在されている。インナレール8はアウ
タレール7にこの複数のボール13…を介して支持され
ている。そして、アウタレール側ボール循環路14をボ
ール13…が循環することによって、インナレール8が
アウタレール7の長手方向にスライドする。ここで、ア
ウタレール側案内手段3は、負荷転走溝Cの長手方向の
長さL1の間でインナレール8を支持する。支持の中心
は、負荷転走溝Cの長手方向の中心線C1上に位置す
る。
【0026】インナレール側ボール循環路16も、負荷
ボール転走溝15に対向する負荷転走溝Cと、負荷ボー
ル転走溝15と略平行な転動体戻し通路としてのボール
戻し通路Aと、負荷ボール転走溝15およびボール戻し
通路Aを連通する一対の方向転換路Bとで構成される。
負荷ボール転走溝15と負荷転走溝Cとの間には複数の
ボール12…が介在されている。インナレール8はアウ
タレール7にこの複数のボール12…を介して支持され
ている。そして、インナレール側ボール循環路16をボ
ール12…が循環することによって、インナレール8が
アウタレール7の長手方向にスライドする。ここで、イ
ンナレール側案内手段4は、負荷転走溝Cの長手方向の
長さL2の間でインナレール8を支持する。支持の中心
は、負荷転走溝Cの長手方向の中心線C2上に位置す
る。
【0027】負荷ボール戻し通路Aは、アウタレール本
体7dおよびインナレール本体8dの端から長手方向に
穴あけ加工して形成される。アウタレール側ボール循環
路14の方向転換路Bおよびインナレール側ボール循環
路16の方向転換路Bは、インナレール本体8dおよび
アウタレール本体7dに別体として装着されるデフレク
タ19に形成される。
【0028】図3は、デフレクタ19を示す。インナレ
ール側ボール循環路16およびアウタレール側ボール循
環路14には、共通のデフレクタ19が使用されてい
る。デフレクタ19には半円状の方向転換路26が形成
される。デフレクタ19は、この方向転換路26を形成
しやすいように、方向転換路26に沿って別れた分割体
19a,19bを結合してなる。この分割体19a,1
9bは、方向転換路26の中心線を含む平面で上下に2
分割されている。各分割体19a,19bは、ダボ27
と穴28とで互いに位置決めできるようになっている。
また、デフレクタ19には、インナレール側ボール循環
路16およびアウタレール側ボール循環路14に取り付
けるときに位置決めできるように、段差を付けた突き当
て部29が形成される。デフレクタ19は、例えば合成
樹脂を射出成形等して製造される。
【0029】図2に示すように、アウタレール本体7d
には側方からエンドミル等で穴33が開けられ、デフレ
クタ19がこの穴33内に嵌入される。挿入されたデフ
レクタ19は、接着材等の結合手段32でアウタレール
本体7dに結合される。この穴33は、ボール戻し通路
Aを貫通してボール転走溝11または負荷ボール転走溝
15まで延び、その内部にデフレクタ19の突き当て部
29に当接する段差33aを有する。デフレクタ19の
外周が穴33に嵌合し、デフレクタ19の突き当て部2
9が穴の段差33aと当接することによって、デフレク
タ19がアウタレール本体7dまたはインナレール本体
8dに対して位置決めされる。デフレクタ19を位置決
めすることで、ボール転走溝11または負荷ボール転走
溝15から確実にボール12,13を掬い上げ、またボ
ール戻し通路Aに確実にボール12,13を戻すことが
できる。インナレール本体8dにも側方からエンドミル
等で穴33が開けられ、デフレクタ19がこの穴33内
に嵌入される。なお、本実施例では、アウタレール本体
7dには外側面から穴33を開け、インナレール本体8
dには内側面から穴33を開けているが、勿論アウタレ
ール本体7dに内側面から穴を開け、インナレール本体
8dに外側面から穴を開けてもよい。
【0030】図4に示すように、第1のリニアモータ1
の移動子iは、第1のリニアモータ1の固定子oに対向
している。また、図5に示すように、第2のリニアモー
タ2の移動子i′は、第2のリニアモータ2の固定子
o′に対向している。そして、図6に示すように、第2
のリニアモータ2は第1のリニアモータ1に対して反転
された状態で第1のリニアモータ1に組み合わされてい
る。
【0031】図7は、リニアモータ1,2の一例として
のリニア誘導モータ53を示す。リニア誘導モータ53
は、移動子iと固定子oを有する。固定子oは、非磁性
導体板54と磁性導体板55とを上下に積層して構成さ
れる。リニア誘導モータ53の作動原理は基本的にはか
ご形誘導モータ(回転形)と同様で、レンツの法則とフ
レミングの左手則で説明される。多相一次巻線56に多
相交流電流を流すと時間的空間的に移動する進行磁界が
発生する。この進行磁界は二次側である非磁性導体板5
4上にうず電流を誘導する。このうず電流が進行磁界と
ともに推力発生源になる。
【0032】図6に示すように、移動子i,i′には、
長手方向の長さL3,L4の全長にわたって略均等に推
力が働く。このため、移動子iの推力点P1は長さL3
の略中心線C1上に位置し、移動子i′の推力点P2は
長さL4の中心線C2上に位置する。そして、推力点P
1はアウタレール側案内手段3の支持の中心線C1上に
略位置し(図2参照)、推力点P2はインナレール側案
内手段4の支持の中心線C2上に略位置する。
【0033】図8は、リニアモータの他の例としてのリ
ニアパルスモータ57を示す。移動子iは、たとえば永
久磁石58を中心に介在させてその左右に2つの磁気コ
ア59,60を対向配置して構成されている。一方の磁
気コア59には永久磁石58によりN極に磁化された第
1の磁極61及び第2の磁極62が形成され、他方の磁
気コア60には永久磁石58によりS極に磁化された第
3の磁極63及び第4の磁極64が形成されている。
【0034】固定子oには、長手方向と直交する方向に
延びる断面コ字形状の固定歯65が長手方向に全長にわ
たって、同一ピッチで等間隔に設けられている。各磁極
61〜64にも固定子oと同一ピッチの磁極歯61a〜
64aがそれぞれ形成されている。
【0035】N極側の第1の磁極61及び第2の磁極6
2には、第1のコイル66及び第2のコイル67が巻か
れており、電流が流れた際に互いに逆向きの磁束が発生
するように直列に結線されている。第1のコイル66及
び第2のコイル67は、図示しないパルス発生源に電気
的に接続されている。一方S極側の第3の磁極63及び
第4の磁極64にも、同様に直列に結線された第3のコ
イル68及び第4のコイル69が巻かれており、パルス
発生源に接続されている。
【0036】ここで、例えば第1の磁極61に対して第
2の磁極62は、磁極歯61a,62aの位相が1/2
ピッチだけずれており、また第3の磁極63に対して第
4の磁極64も同様に磁極歯63a,64aの位相が1
/2ピッチだけずれているものとする。さらにN極側の
第1の磁極61及び第2の磁極62の磁極歯61a,6
2aに対して、S極側の第3の磁極63及び第4の磁極
64の磁極歯63a,64aは1/4ピッチだけ位相が
ずれているものとする。
【0037】リニアパルスモータの動作原理について説
明する。図9(a)〜(d)は、リニアパルスモータの
動作原理を示す概略図を示す。第1のコイル66と第2
のコイル67には端子aから、第3のコイル68と第4
のコイル69には端子bからパルスが入力されるように
なっている。図中(a)では端子aに第1の磁極61を
励磁する方向に、図中(b)では端子bに第4の磁極6
4を励磁する方向に、図中(c)では端子aに第2の磁
極62を励磁する方向に、図中(d)では端子bに第3
の磁極63を励磁する方向に、それぞれパルスが入力さ
れた状態を示している。
【0038】図中(a)で端子aに第1の磁極61を励
磁する方向にパルスを入力すると、第1の磁極61は永
久磁石58の磁束と第1のコイル66の磁束が加わって
安定状態を維持する。次に同図(b)でも同様に、端子
bに第4の磁極64を励磁する方向にパルスを入力する
と、第4の磁極64は安定を保とうとする方向、すなわ
ち紙面に向って右方向に1/4ピッチだけ移動する。こ
のように交互にパルス電流を流すことによって、移動子
は同図(c),(d)と連続動作をする。
【0039】図10は、リニアモータのさらに他の例と
してのリニア直流モータ70を示す。移動子iは、励磁
コイル71…とヨーク、固定子oはマグネット72…と
ヨークから構成されている。移動子iを構成する励磁コ
イル71…は、長手方向に沿って複数並べられている。
固定子oを構成するマグネット72…は、長手方向に沿
ってN極及びS極が交互に並ぶように配列されている。
移動子iの位置は、センサで検出され、検出された場所
の励磁コイル71の電流が逆向きに流れるように順次切
り換えられる。励磁コイル71は、マグネット72との
相互作用によってフレミングの左手の法則にしたがう推
力を発生する。このようなリニア直流モータを使用する
場合、2組のリニアモータ51,52を背面合わせに配
置し、二次側のマグネット72,72同士の間隔が短い
とき、マグネット72,72間に交番磁界が生じて作動
不良になるおそれがある。したがって、2組のリニアモ
ータ51,52を背面合わせに配置する場合は、二次側
としてマグネット72…を使用しないリニア誘導モータ
53及びリニアパルスモータ57を好適に用いることが
できる。ただし、二次側の距離をある程度大きくとるこ
とができるならば、互いに影響を及ばさない故、リニア
直流モータ70も使用可能である。
【0040】このように構成されるリニアモータ1,2
を組み込んだ駆動装置は、次のように駆動される。図1
に示すように、第1及び第2のリニアモータ51,52
の移動子i,i′に電流が入力されると、移動子i,
i′と固定子o,o′間に吸引力が働き、アウタレール
7に対してインナレール8がその長手方向に所定量移動
する。この場合、第1のリニアモータ1の移動子iは固
定子oに対して前進するが、第2のリニアモータ2につ
いては固定子o′を移動させるため、移動子i′には固
定子o′に対して後退させる方向に電流が入力される。
その反作用として固定子o′が前進する。そして、イン
ナレール8がアウタレール7に対してスライドし、駆動
装置の全体長(インナレール8の先端からアウタレール
7の後端までの距離)が伸縮する。
【0041】インナレール8とアウタレール7との間に
リニアモータ1,2を2組内蔵することで、推力を2倍
にすることができ、また各リニアモータ1,2の励磁が
平均化され、インナレール8の動きをスムーズにするこ
とができる。さらに、第2のリニアモータ2を第1のリ
ニアモータ1に対して反転させて組合わせているので、
リニアモータ全体の厚さを第1のリニアモータ1または
第2のリニアモータ2を単独で設けた場合の厚さまで薄
くすることができる。
【0042】また、第1及び前記第2のリニアモータ
1,2は、アウタレール7に対するインナレール8の位
置に係わらず、長手方向における、インナレール側及び
アウタレール側案内手段3,4の位置と同位置で推力を
発生させる。このため、各リニアモータ1,2が長手方
向(例えば水平方向)以外の方向への推力の成分(例え
ば垂直方向)を生じても、推力点P1,P2に位置する
インナレール側及びアウタレール側案内手段3,4が長
手方向以外への推力の成分を確実に負荷する。したがっ
て、アウタレール7に対してインナレール8がスムーズ
に移動する。
【0043】図11は、この駆動装置のインナレール8
の先端に荷重Pがかかった状態を示す。任意の伸縮姿勢
において、アウタレール側案内手段3とインナレール側
案内手段4との間には相応の距離lがあるため、モーメ
ント荷重をも負荷できる駆動装置が得られる。例えば、
先端に荷重Pがかかったときは、アウタレール側案内手
段3に反力R0が働き、インナレール側案内手段4に反
力Riが働き、Ri×lのモーメント荷重を負荷する。
インナレール8がスライドし、インナレールのストロー
クが大きくなると、この距離lが徐々に短くなり、モー
メント荷重を負荷できる能力も減少する。しかし、イン
ナレール8がスライドしても、ボール12…,13…が
循環し、インナレール8またはアウタレール7からボー
ル12…,13…から外れることがないので、モーメン
ト荷重を負荷できる能力が著しく減少することがない。
また、任意の伸縮姿勢において負荷できるボール12
…,13…の数が変化しないので、一定のラジアル荷重
およびスラスト荷重を負荷できる駆動装置が得られる。
【0044】また、上述のように、アウタレール7は開
口する凹所7aを有する断面コ字形に形成され、アウタ
レール7の内側面7cそれぞれにボール転走溝11を形
成し、インナレール8は、アウタレール7の前記凹所7
aに嵌挿され、アウタレール7の内側面7cに対向する
インナレール8の外側面8cそれぞれに負荷ボール転走
溝15を形成しているので、ラジアル荷重、スラスト荷
重、モーメント荷重をバランス良く負荷できる転がり案
内装置が得られる。
【0045】図12は、本発明の第3の実施形態の駆動
装置を示す。上記駆動装置は、図中(a)に示すよう
に、インナレール8およびアウタレール7の2つの部材
を備え、インナレール8のみがスライドするシングルス
トロークである。これに対し、図中(b)に示すように
駆動装置をアウタレール7と、アウタレール7に嵌挿さ
れる第1のインナレール41と、第1のインナレール4
1に嵌挿される第2のインナレール42との3つの部材
で構成してもよい。この場合、アウタレール7に対して
第1のインナレール41がスライドし、第1のインナレ
ール41に対して第2のインナレール42がスライドす
る。第1のインナレール42は、アウタレール7に対し
ては上述のインナレール8と同様な構成を有し、第2の
インナレール42に対しては上述のアウタレール7と同
様な構成を有する。第2のインナレール42は上述のイ
ンナレール8と同様な構成を有する。アウタレール7と
第1のインナレール41との間には、上記第1及び第2
のリニアモータが介在される。また、第2のインナレー
ルと第2のインナレールとの間にも、第3及び第4のリ
ニアモータが介在される。第3のリニアモータは、第4
のリニアモータに対して反転させて第4のリニアモータ
に組み合わされる。この駆動装置によれば、第2のイン
ナレール42がダブルでストロークするので、より伸縮
ストロークを大きくとることができる。このように、複
数の部材で駆動装置を構成すると伸縮ストロークが複数
段組み合わされ、よりストロークの大きい駆動装置が得
られる。
【0046】図13は、本発明の第3の実施形態の駆動
装置を示す。この実施形態の駆動装置は、リニアモータ
1,2として2組のロッド型リニアモータを組み込んで
いる。この駆動装置も上記実施形態の駆動装置と同様
に、アウタレール7と、アウタレール7の長手方向にス
ライド自在に支持されたインナレール8と、アウタレー
ル7とインナレール8との間に介在される第1のリニア
モータ1及び第2のリニアモータ2を備える。アウタレ
ール7及びインナレール8は断面コ字形状に形成され、
アウタレール7内にインナレール8が嵌め込まれてい
る。
【0047】第1及び第2のロッド型リニアモータは、
固定子としてのロッドo,o′と、ロッドo,o′の周
囲を覆う移動子としての円筒状コイルi,i′とから構
成される。円筒状のコイルi,i′は、複数個の電磁石
を軸方向に積層してなる。ロッドo,o′は、複数個の
永久磁石を軸方向に積層してなる。コイルi,i′はロ
ッドo,o′に所定のギャップを介して軸方向に相対移
動可能に嵌合されている。なお、ロッドo,o′は、単
一の磁性材に対してN,Sの磁極を交互に多極着磁する
構成でもよい。
【0048】アウタレール7の先端には、第1のロッド
型リニアモータ1の円筒状コイルiが装着されると共
に、第2のロッド型リニアモータ2のロッドo′を軸線
方向にスライド可能に支持するアウタレール側受け台7
5が固定される。また、インナレール8の後端には、第
2のロッド型リニアモータ2の円筒状コイルiが装着さ
れると共に、第1のロッド型リニアモータ1のロッドo
を軸線方向にスライド可能に支持するインナレール側受
け台76が固定される。作動原理は上記実施形態の駆動
装置と同様で、第1及び第2のロッド型リニアモータ
1,2を作動することによって、アウタレール側受け台
75及びインナレール側受け台76間の距離が伸縮し、
アウタレール7に対してインナレール8がスライドす
る。このように、リニアモータとしてはロッド型リニア
モータを使用することも可能である。
【0049】図14は、本発明の第4の実施形態におけ
る駆動装置を示す。この駆動装置は、第1の相対移動体
として偏平で矩形状のベース81を有し、第2の相対移
動体として偏平で矩形状のテーブル82を有している。
【0050】ベース81の上面の両外側には、平行を保
つ一対のベース側レール82,82が取り付けられる。
一対のベース側レール82,82それぞれには移動側ブ
ロック83,83がスライド可能に取り付けられる。移
動側ブロック83,83には、図示しないボールを循環
させるボール循環路が形成されている。そして、ベース
側レール82,82と移動側ブロック83,83とで周
知のリニアガイドが構成される。移動側ブロック83,
83の上面はテーブル82の下面の一端(後端)に固定
されている。
【0051】また、テーブル82の下面には、ベース側
レール82,82の内側に平行を保つ一対のテーブル側
レール84,84が取り付けられる。この一対のテーブ
ル側レール84,84それぞれは、固定側ブロック8
5,85に対してスライド可能に取り付けられている。
固定側ブロック85,85には、図示しないボールを循
環させるボール循環路が形成されている。そして、テー
ブル側レール84,84と移動側ブロック85,85と
で周知のリニアガイドが構成される。固定側ブロック8
5,85の下面はベース81の一端(先端)に固定され
ている。この実施形態においては、インナレール側ボー
ル循環路16およびアウタレール側ボール循環路14
は、上記第1の実施形態と異なり、ベース81およびテ
ーブル82とは別体にしたブロック83,85に形成さ
れている。
【0052】ベース81とテーブル82との間には、第
1及び第2のリニアモータ1,2が介在される。この第
1及び第2のリニアモータ1,2は上記実施形態のリニ
アモータと同様な構成なので、同一の符号を附してその
説明を省略する。
【0053】この実施形態の駆動装置の作動原理は、上
記第1の実施形態の駆動装置と同様である。第1及び第
2のリニアモータ1,2の移動子i,i′に電流が入力
されると、移動子i,i′と固定子o,o′間に吸引力
が働き、ベース81に対してテーブル82がその長手方
向に所定量移動する。
【0054】なお、上記実施形態において、インナレー
ル8およびアウタレール7として直線状のレールが使用
されているが、曲線状のレールの使用ももちろん可能で
ある。また、転動体としてボール12…,13…が使用
されているが、ローラの適用ももちろん可能である。さ
らに、ボール12…,13…を回転摺動自在に保持する
帯状にして可撓性を有するリテーナを設けてもよいし、
各ボール12…,13…間にボール12…,13…を回
転摺動自在に保持するスペーサを設けてもよい。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
リニアモータが、相対的に移動可能な第1及び第2の相
対移動体のうちいずれか一方に装着される第1のリニア
モータの一次側と、該一次側に連なるように相対移動方
向に延在し、前記一方に装着される第2のリニアモータ
の二次側と、前記第1及び第2の相対移動体の他方に装
着される第2のリニアモータの一次側と、該第2のリニ
アモータの一次側に連なるように相対移動方向に延在
し、前記他方に装着される第1のリニアモータの二次側
と、を備えている。リニアモータを2組内蔵すること
で、推力を2倍にすることができ、また、励磁が平均化
され、その動きがスムーズになる。さらに、第2のリニ
アモータを第1のリニアモータに対して反転させて組合
わせているので、リニアモータ全体の厚さを第1のリニ
アモータまたは第2のリニアモータ単体を設けた場合の
厚さまで薄くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の駆動を示す斜視図。
【図2】本発明の第1の実施形態の駆動を示す水平方向
断面図。
【図3】上記転がり案内装置に組み込まれるデフレクタ
を示す斜視図。
【図4】上記図1のIV−IV線断面図。
【図5】上記図1のV−V線断面図。
【図6】2組のリニアモータを組合わせた例を示す側面
図。
【図7】リニア誘導モータを示す斜視図。
【図8】リニアパルスモータを示す長手方向垂直断面
図。
【図9】リニアパルスモータの作動原理を示す図。
【図10】リニア直流モータを示す斜視図。
【図11】上記駆動装置の先端に荷重が加わった状態を
示す図。
【図12】本発明の第2の実施形態の駆動装置を示す概
略斜視図(図中(a)は2段式の第1の実施形態の駆動
装置を示し、図中(b)は3段式の第2の実施形態の駆
動装置を示す)。
【図13】本発明の第3の実施形態の駆動装置を示す斜
視図。
【図14】本発明の第4の実施形態の駆動装置を示す斜
視図。
【符号の説明】
1…第1のリニアモータ 2…第2のリニアモータ 3…第1の案内手段 4…第2の案内手段 7…アウタレール(第1の相対移動体) 8…インナレール(第2の相対移動体) i,i′…一次側(移動子) o,o′…二次側(固定子)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 星出 薫 東京都品川区西五反田3丁目11番6号 テ イエチケー株式会社内 Fターム(参考) 5H641 BB03 BB07 BB10 BB14 BB18 BB19 GG02 GG03 GG04 GG05 GG08 GG12 GG16 GG20 GG26 HH02 HH03 HH05 HH06 HH08 HH10 HH12 JA03 JA09 JA19

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対的に移動可能な第1及び第2の相対
    移動体のうちいずれか一方に装着される第1のリニアモ
    ータの一次側と、 該一次側に連なるように相対移動方向に延在し、前記一
    方に装着される第2のリニアモータの二次側と、 前記第1及び第2の相対移動体の他方に装着される第2
    のリニアモータの一次側と、 該第2のリニアモータの一次側に連なるように相対移動
    方向に延在し、前記他方に装着される第1のリニアモー
    タの二次側と、を備えていることを特徴とするリニアモ
    ータ。
  2. 【請求項2】 前記第1のリニアモータ及び前記第2の
    リニアモータは、リニア誘導モータ又はリニアパルスモ
    ータからなり、各々の二次側は互いに対向して配置され
    ていることを特徴とする請求項1に記載のリニアモー
    タ。
  3. 【請求項3】 相対的に移動可能な第1及び第2の相対
    移動体と、前記第1及び第2の相対移動体に駆動力を付
    与する駆動力付与手段とを備えた駆動装置であって、 前記駆動力付与手段は、第1及び第2の相対移動体のう
    ちいずれか一方の一端側に装着された第1のリニアモー
    タの一次側と、該一次側に連なるように相対移動方向に
    延在して前記一方の相対移動体に装着された第2のリニ
    アモータの一次側と、前記第1のリニアモータの一次側
    とは反対側における、前記他方の相対移動体に装着され
    た第2のリニアモータの二次側と、該第2のリニアモー
    タの一次側に連なるように相対移動方向に延在して前記
    他方に装着された第1のリニアモータの二次側と、を備
    えていることを特徴とする駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の相対移動体に対して前記第2
    の相対移動体が前記相対移動方向に移動するのを案内す
    る第1及び第2の案内手段が、前記相対移動方向に設け
    られ、 前記第1の案内手段は前記第1の相対移動体に設けら
    れ、前記第2の案内手段は前記第2の相対移動体に設け
    られ、 前記第1のリニアモータは、前記相対移動方向におけ
    る、前記第1の案内手段の位置と略同位置で推力を発生
    させ、 前記第2のリニアモータは、前記相対移動方向におけ
    る、前記第2の案内手段の位置と略同位置で推力を発生
    させることを特徴とする請求項3に記載の駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の相対移動体に前記第1のリニ
    アモータの一次側が装着され、 前記第1の案内手段は、前記相対移動方向における、前
    記第1のリニアモータの一次側近傍で前記第1の相対移
    動体に固定され、 前記第2の移動体に前記第2のリニアモータの一次側が
    固定され、 前記第2の案内手段は、前記相対移動方向における、前
    記第2のリニアモータの一次側近傍で前記第2の相対移
    動体に固定されていることを特徴とする請求項4に記載
    の駆動装置。
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