JP3818910B2 - 磁石可動型電磁アクチュエータ - Google Patents

磁石可動型電磁アクチュエータ Download PDF

Info

Publication number
JP3818910B2
JP3818910B2 JP2001381903A JP2001381903A JP3818910B2 JP 3818910 B2 JP3818910 B2 JP 3818910B2 JP 2001381903 A JP2001381903 A JP 2001381903A JP 2001381903 A JP2001381903 A JP 2001381903A JP 3818910 B2 JP3818910 B2 JP 3818910B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yoke
magnet
electromagnetic actuator
permanent magnet
yoke portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2001381903A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003189578A (ja
Inventor
島 久 志 矢
原 伸 広 藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SMC Corp
Original Assignee
SMC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SMC Corp filed Critical SMC Corp
Priority to JP2001381903A priority Critical patent/JP3818910B2/ja
Publication of JP2003189578A publication Critical patent/JP2003189578A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3818910B2 publication Critical patent/JP3818910B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electromagnets (AREA)
  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁石可動型の電磁アクチュエータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、電磁的に目的物を移動させる往復運動装置として、励磁コイルに電圧を印加し、その磁気力によって、出力軸に連結された可動鉄心に直線的な運動を与える電磁ソレノイド(電磁アクチュエータ)は知られている。この電磁ソレノイドは、構造は簡単であるが、鉄心を励磁コイルの内部に含んでいるため、電気的な応答を良くするのが難しいという問題があり、これを解消するためには、起動時に励磁コイルに大電圧を印可する必要がある。
【0003】
この問題を解消するため、本発明者は、上記可動鉄心に代えて永久磁石を使用することにより電気的応答性を高めた電磁アクチュエータを提案している(特願2000−217304号)。この電磁アクチュエータにおいては、上記電磁ソレノイドのように起動時に大電圧を印加しなくても、永久磁石の磁気と通電時に励磁コイルから発生する電磁気とを利用して応答性を高めている。
このような電磁アクチュエータにおいて、高い電気的応答性を確保した状態でより強力な推力を確保する必要がある場合には、励磁コイルの巻数を大きくするか、又は永久磁石を大きくして磁力を大きくする必要があると考えられるが、アクチュエータ全体が太くなってしまう場合があり、一層の小形化が求められるこの種のものにおいては、この点が大きな障害となる可能性がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、十分な推力を確保しながらも、全体としての太さの増大を抑え、小形化を図ることができる電磁アクチュエータを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の磁石可動型電磁アクチュエータは、内側極歯を形成する柱状のインナーヨーク部と、このインナーヨーク部の外側に該インナーヨーク部の外周の少なくとも一部を取囲むように位置して外側極歯を形成するアウターヨーク部と、これら両ヨーク部の間の筒状の空間部とを有する少なくとも一つのヨーク;上記ヨークの空間部内に収容されて上記インナーヨーク部の周りを取囲む環状の励磁コイル;上記空間部においてインナーヨークとアウターヨークとの間に配設可能な形状及び大きさを有すると共に、N極とS極とがラジアル方向に着磁され、上記外側極歯と内側極歯との間の空間部に上記励磁コイルと同心状かつ該ヨークの軸線方向に変位自在なるように配設された永久磁石;を備えたことを特徴とするものである。
【0006】
上記構成を有する電磁アクチュエータは、ヨークを、内側極歯を形成する円柱状のインナーヨーク部と、このインナーヨーク部のまわりに同心状に位置して外側極歯を形成する円筒状のアウターヨーク部と、これら両ヨーク部の間に位置する筒状の空間部とを有する構成とし、該空間部内に励磁コイルを配設すると共に、ラジアル方向に着磁した永久磁石を上記ヨークにおける外側極歯と内側極歯との間の空間部に上記励磁コイルと同心状かつ該ヨークの軸線方向に変位自在なるように配設したので、コイルへの通電方向を変えることにより永久磁石をその軸線方向に効率的に駆動することができ、しかも、励磁コイルが永久磁石の移動方向に位置することとなるため、励磁コイルをその巻数を増やして外径を大きくしたり、あるいは永久磁石の外径をある程度大きくしても、励磁コイルが永久磁石の外周面と対向する位置に配設されている従来のものに比べて、アクチュエータ全体の太さが大きくなることを抑えることができ、これにより、十分な推力を確保しながらも、電磁アクチュエータ全体の小形化を図ることが可能である。
【0007】
本発明においては、上記アウターヨーク部と永久磁石とがそれぞれ、円形または多角形断面の筒状をしているものとすることができ、この場合、この電磁アクチュエータが、上記アウターヨーク部の先端に取付けられて、上記ヨークと共にケーシングを構成するカバーと、該ケーシング内に形成された磁石室と、該磁石室内に移動自在に配設されて上記永久磁石を保持する磁石ホルダーと、上記磁石室の中央部にケーシングの軸線方向に前後動自在なるように配設され、基端側が該磁石ホルダーと結合されていると共に、先端側が上記カバーを貫通してケーシング外に導出された出力用のシャフトとを有しているものとすることができる。また、上記ヨークの一対と、これらのヨークをそれらの内側及び外側極歯同士が対向する向きで連結してケーシングを構成する筒状のスリーブと、該ケーシングの内部に形成された磁石室と、該磁石室内に移動自在に配設されて上記永久磁石を保持する磁石ホルダーと、上記磁石室の中央部にケーシングの軸線方向に前後動自在なるように配設され、上記磁石ホルダーと結合されていると共に、上記一対のヨークを貫通してケーシング外に導出された出力用のシャフトとを有しているものとすることもできる。
【0008】
さらに、本発明においては、上記アウターヨーク部と永久磁石とがそれぞれ、側面の一部が開放する不完全筒状をしているものとすることができ、この場合、上記アウターヨーク部の側面の開放部に、レールとこのレール上を移動するスライド部材とからなるリニアガイド機構を設置し、上記スライド部材に上記永久磁石を取付けたものとすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係る第1の磁石可動型電磁アクチュエータの構成を原理的に示すものである。この第1の電磁アクチュエータ1Aは、内側極歯11を形成する円柱状のインナーヨーク部10aと、このインナーヨーク部10aと一体的に連結され、そのまわりに同心状に位置して外側極歯12を形成する円筒状のアウターヨーク部10bと、これらの両ヨーク部10a,10bの間に位置する筒状の空間部13とを有する一つのヨーク10と、該ヨーク10の空間部13内に収容された、上記インナーヨーク部10aを取囲む環状の励磁コイル14と、上記ヨーク10における外側極歯12と内側極歯11との間の空間部13に上記励磁コイル14と同心状かつ該ヨーク10の軸線方向に変位自在なるように配設され、N極とS極とがラジアル方向に着磁された円筒状の永久磁石15とを有している。
【0010】
上記インナーヨーク部10a及びアウターヨーク部10bは、上記励磁コイル14の軸線方向の長さ(幅)よりも長く、励磁コイル14を空間部13内に収容した状態でも先端方向に突出している。そして、その突出した部分がそれぞれ内側極歯11及び外側極歯12を構成している。これら内側及び外側極歯11,12間の隙間は、上記永久磁石15の肉厚より大きく形成されている。したがって、上記永久磁石15が励磁コイル14側の移動端付近に近接すると、該永久磁石15が上記ヨーク10の空間部13における内側及び外側極歯11の先端側の空間内に収容されることになり、これにより、内側極歯11の外周面と永久磁石15の内周面とが、また外側極歯12の内周面と永久磁石の外周面とがそれぞれ対向することとなる。
【0011】
上記第1の電磁アクチュエータ1Aにおいては、図1に示すように、永久磁石15が、その外周面側がS極、内周面側がN極になるようにラジアル方向に着磁されている。この状態で、上記励磁コイル14に、図1中に記号で示す方向に通電すると、その電流の向きによりヨーク10の内側極歯11がN極に、外側極歯12がS極になる。このため、上記内側極歯11に発生したN極とそれに対面する永久磁石15の内周面側のN極、及び外側極歯12に発生したS極とそれに対面する永久磁石15の外周面側のS極との間にそれぞれ反発力が作用する。そして、永久磁石15には内側及び外側極歯11,12の間の空間から脱出させる方向(図1中の矢印方向)に大きな推力が発生し、それによって永久磁石15が駆動される。
【0012】
また、上記励磁コイル14に逆方向に通電すると、ヨーク10の内側及び外側極歯11,12に生じるN及びSの磁極が上述した場合とは逆の関係になり、そのため、永久磁石15に発生する推力の方向も逆方向(図1において右方)になり、永久磁石15は内側及び外側極歯11,12の間の空間に入る方向に移動することになる。
【0013】
なお、励磁コイル14の非通電時における上記永久磁石15は、該永久磁石15のN極から、ヨーク10における内側極歯11から外側極歯12に至る磁路を通ってS極に達する磁束の作用により、基本的にヨーク10側に引きつけられて、ヨーク10側の移動端に停止することとなる。
【0014】
上記構成を有する第1の電磁アクチュエータ1Aは、ヨーク10におけるインナーヨーク部10aとアウターヨーク部10bとの間に位置する筒状の空間部13内に励磁コイル14を配設すると共に、永久磁石15を上記ヨーク10における外側極歯12と内側極歯11との間の空間部13に上記励磁コイル14と同心状かつ該ヨーク10の軸線方向に変位自在なるように配設したことにより、励磁コイル14が永久磁石の移動方向上に位置することとなるため、励磁コイル14をその巻数を増やして外径を大きくしたり、あるいは永久磁石15の外径をある程度大きくしても、励磁コイルが永久磁石の外周面と対向する位置に配設されている従来のものに比べて、アクチュエータ全体の太さが大きくなることを抑えることができ、これにより、十分な推力を確保しながらも、電磁アクチュエータ全体の小形化を図ることが可能である。
また、内側及び外側極歯11,12を形成するインナーヨーク部10aとアウターヨーク部10bとをヨーク10として一体に形成したことにより、全体としての部品数を少なくすることができる。
【0015】
上記第1の電磁アクチュエータ1Aにおいては、上記内側及び外側極歯11,12間には、ヨーク10全体としての磁路が形成されるので、両極歯11,12の長さや肉厚、あるいはヨーク10自体の磁気特性等を調整して上記永久磁石15の推力や磁気吸着力を調整してもよい。
【0016】
また、上記第1の電磁アクチュエータ1Aは、ヨーク10のインナーヨーク部10a及びアウターヨーク部10bをそれぞれ円柱状及び円筒状とし、磁石15を円筒状のものとしているが、図2に示すように、上記ヨーク10Aは、インナーヨーク部10Aaを四角柱状とすると共に、アウターヨーク部10Abを四角形断面の筒状とし、磁石15Aを四角形断面の筒状のものとしてもよい。
なお、上記インナーヨーク部10Aaは必ずしも四角柱状でなくてもよく、任意の多角柱状であってもよく、さらに、円筒状のアウターヨーク部10Abに対して角柱状のものを用いてもよく、一方、上記アウターヨーク部10Aaも四角形断面の筒状でなくても、他の多角形断面の筒状であってもよく、さらに、円柱状のインナーヨーク部10Aaに対して種々の多角形断面の筒状のものを用いてもよい。この場合、磁石15の形状はいずれかのヨーク部10Aa,10Abの形状に適応させることになる。
【0017】
図3は本発明に係る第2の磁石可動型電磁アクチュエータの構成を原理的に示すものである。この第2の電磁アクチュエータ1Bは、内側極歯21を形成するインナーヨーク部20a、それと一体的に連結されて外側極歯22を形成するアウターヨーク部20b、及び両ヨーク部20a,20bの間の空間部23とを有する一つのヨーク20と、上記空間部23内に収容された励磁コイル24と、永久磁石25とを有しているもので、上述した第1の電磁アクチュエータ1Aと、内側極歯21の構成が異なっている。
【0018】
即ち、上記インナーヨーク部20aは、上記励磁コイル24の軸線方向の長さとほぼ同じ長さに形成されていて、空間部23内に該励磁コイル24を収容した場合には、外側極歯22のように励磁コイル24より突出せず、インナーヨーク部20aの先端が内側極歯21を構成するようになっている。
したがって、永久磁石25が励磁コイル24側の移動端付近に近接すると、該永久磁石25の一部が、アウターヨーク部20bにおける外側極歯22が形成する中空内に収容された状態となって、該外側極歯22の内周面と永久磁石25の外周面の一部が対向することになる。
なお、この第2の電磁アクチュエータ1Bは、上記インナーヨーク部20a及び内側極歯21以外の構成は、上述の第1の電磁アクチュエータ1Aと実質的に同じであるため説明を省略する。
【0019】
上記構成を有する第2の電磁アクチュエータ1Bは、基本的に第1の電磁アクチュエータ1Aと同等の作用、効果を得ることができる。この場合、上記内側極歯21は励磁コイル24より突出しないため、第1のアクチュエータ1Aに比べて推力が小さいが、ヨーク20の構成が比較的簡単で成形も容易であり、しかも、永久磁石25の支持構造の自由度を高めることができる。
【0020】
上記第2の電磁アクチュエータ1Bにおいては、ヨーク20のインナーヨーク部20a及びアウターヨーク部20bをそれぞれ円柱状及び円筒状とすると共に、磁石25を円筒状としているが、インナーヨーク部20aを四角柱その他の角柱状としたり、アウターヨーク部20bを各種多角形断面の筒状とし、磁石25をいずれかのヨーク部20a,20bの形状に適応させることは、上記第1の電磁アクチュエータ1Aの場合と同じである。
【0021】
図4及び図5は、本発明に係る第3の磁石可動型電磁アクチュエータの構成を原理的に示すものである。この第3の電磁アクチュエータ1Cは、内側極歯31を形成する四角柱状のインナーヨーク部30a、外側極歯32を形成するアウターヨーク部30b、及び両ヨーク部30a,30bの間の空間部33とを有する一つのヨーク30と、上記空間部33内に収容されて上記インナーヨーク部30aを取囲む励磁コイル34と、ラジアル方向に着磁された永久磁石35とを有している。
【0022】
上記アウターヨーク部30bは、側面の一部が開放する不完全な四角形断面(断面コ字形)の筒状に形成されている。そして、その開放部に、レール36と該レール36上を移動するスライド部材37とを有するリニアガイド機構が設置されている。
この第3の電磁アクチュエータ1Cでは、上記リニアガイド機構は、上記スライド部材37の下面側中央部に上記レール36に摺動自在に跨乗する凹溝部37aを設けて、レール36の両側面とスライド部材37の凹溝部37aの両溝壁との対向面にそれぞれ溝38,38を形成し、各溝38,38内に鋼球39を回転自在に配設することにより構成されている。
【0023】
上記磁石35は、上記アウターヨーク部と同様に、側面の一部が開放する不完全な四角形断面(断面コ字形)の筒状に形成されていて、その開放部が上記スライド部材37の上面側に固定されている。
【0024】
上記構成を有する第3の電磁アクチュエータ1Cは、基本的に第1の電磁アクチュエータ1Aと同等の作用、効果を得ることができるが、磁石35がリニアガイド機構によりガイドされるため、上記励磁コイル34に通電した場合には、よりスムーズな移動が可能である。
【0025】
上記第3の電磁アクチュエータ1Cにおいては、インナーヨーク部30aを四角柱状とし、アウターヨーク部30b及び磁石35を、側面の一部が開放する不完全な四角形断面の筒状としているが、インナーヨーク部は円柱状やその他の角柱状としてもよく、アウターヨーク部30b及び磁石35は、側面の一部が開放するものであれば、不完全な各種多角形断面あるいは円形断面の筒状としてもよい。
【0026】
図6は、図1に示す第1の電磁アクチュエータ1Aを具体化した実施例のうちの一つを示すものである。
この第4の電磁アクチュエータ1Dは、1つのヨーク40と、ボビン44aに巻線44bを捲回することにより構成した励磁コイル44と、上記ヨーク40の一端側に取付けられて該ヨーク40と共にケーシングを構成する非磁性材料からなるカバー46と、該ケーシング内に配設され、N極とS極とがラジアル方向に着磁された円筒状の永久磁石45と、該永久磁石45が取付けられた磁石ホルダー47と、先端側がケーシングの外部に導出された出力用のシャフト48とを備えている。
【0027】
上記ヨーク40は、内側極歯41を形成する円柱状のインナーヨーク部40aと、このインナーヨーク部40aのまわりに同心状に位置して外側極歯42を形成するアウターヨーク部40bと、これら両ヨーク部40a,40bをそれぞれの基端側で連結する、ケーシングのエンドカバーの機能を有する基部40cとを一体に有している。上記両ヨーク部40a,40bの間の位置には、環状の空間部43が形成されていて、この空間部43に上記励磁コイル44が収容されている。そして、インナーヨーク部40a及びアウターヨーク部40bのうち、上記空間部43に上記励磁コイル44より突出した部分をそれぞれ内側極歯41及び外側極歯42としている。
【0028】
上記カバー46は、その一端側に、後述する磁石室49を構成する中空部を有しており、その中空部の開口端側が上記外側極歯42の外周面の先端側に嵌合している。したがって、ケーシングは、このカバー46と、上記ヨーク40のアウターヨーク部40b及び基部40cとで構成されることとなる。
また、このカバー46は、上記シャフト48の先端側を上記中空部側からケーシングの外部に導出するための貫通孔46aを備えている。
【0029】
上記ケーシング内には、上記永久磁石45が取付けられた磁石ホルダー47を移動自在に収容する磁石室49が形成されていて、該磁石室49の中央部には、上記シャフト48が、ケーシングの軸線方向に前後動自在に配設されている。
上記磁石ホルダーは47は、上記永久磁石45から生じる推力を上記シャフト48に伝達して駆動させるもので、該シャフト48の基端側に、一緒に変位できるように固定されている。
また、この磁石ホルダー47は、上記インナーヨーク部40aの先端側を覆うような断面凹状に形成されていて、永久磁石45がヨーク40側の移動端に近接した場合には、インナーヨーク部40aの外周面に接触しないように構成されている。なお、上記永久磁石45は、この磁石ホルダー47の外周面側に嵌着されている。
【0030】
上記構成を有する第4の電磁アクチュエータ1Dは、上記シャフト48の先端側を目的物に連結して該目的物の搬送等に使用される。
図3に示すようにシャフト48が右側端にある状態において、励磁コイル44に通電して、内側及び外側極歯41,42に上記永久磁石45の内周側及び外周側の磁極と相反する磁極が発生する方向に電流を流すと、両極歯41,42に発生した磁極と永久磁石45の磁極との間に反発力が発生し、永久磁石45に両極歯41,42間の空間から脱出する方向の推力が発生するため、シャフト48は左側端まで前進する。
【0031】
また、上記永久磁石45が前進端にある状態で上記励磁コイルに逆方向の電流を流すと、両極歯41,42には上述した場合と逆の磁極が発生するため、永久磁石45は両極歯41,42との相互の磁気吸着力によって、ヨーク40側に吸引され、これによりシャフト48及び永久磁石45は復帰端(右側端)に速やかに後退する。なお、シャフト48や永久磁石45、磁石ホルダー47の重量や、永久磁石45の磁力等によっては、励磁コイル44の通電を解除しても、永久磁石45の磁力のみによりシャフト48の復帰動作を行う場合がある。
【0032】
なお、上記第4の電磁アクチュエータ1Dにおいては、磁極をラジアル方向に着磁した永久磁石45を用いているため、シャフト48、磁石ホルダー47及び永久磁石45を含む可動部分に働く横荷重が小さく、そのため、カバー46の貫通孔46aに設けられた、シャフト48を支持する軸受46bも簡単な構成のものでよく、コストの低減、小さい横荷重に起因する耐久性の向上を期待することができる。
【0033】
図7は、図1に示す第1の電磁アクチュエータ1Aを具体化した、上述の第4の電磁アクチュエータとは異なる実施例を示すものである。
上記第4のアクチュエータ1Dはヨークを1つ備えた構成のものであったが、以下に述べる第5の電磁アクチュエータ1Eは、ヨークを2つ備えたものである。
【0034】
即ち、この第5の電磁アクチュエータ1Eは、一対のヨーク50A,50Bを備え、ボビン63A,63Bに巻線64A,64Bを捲回することにより構成した励磁コイル54A,54Bと、上記一対のヨーク50A,50Bをそれらの内側及び外側極歯51A,51B,52A,52B同士が対向する向きで連結する、ケーシングの一部を構成する筒状のスリーブ56と、該ケーシング内に配設され、N極とS極とがラジアル方向に着磁された円筒状の永久磁石55と、該永久磁石55を保持する磁石ホルダー57と、ケーシングの軸線方向に前後動自在なるように配設された、上記一対のヨーク50A,50Bを貫通する出力用のシャフト58とを有している。
【0035】
上記一対のヨーク50A,50Bは、基本的に相互に同形のもので、いずれも、内側極歯51A,51Bを形成する円柱状のインナーヨーク部50Aa,50Baと、各インナーヨーク部50Aa,50Baのまわりに同心状に位置して外側極歯52A,52Bを形成するアウターヨーク部50Ab,50Bbと、アウター部50Aa,50Baとインナーヨーク部50Ab,50Bbとを基端側で連結する、ケーシングのカバーの機能を有する基部50Ac,50Bcとを一体に有している。上記各ヨーク50A,50Bはそれぞれの両ヨーク部の間の位置に、環状の空間部53A,53Bが形成され、これらの各空間部53A,53Bに、上記励磁コイル54A,54Bがそれぞれ収容されている。
そして、アウター部50Aa,50Ba及びインナーヨーク部50Ab,50Bbのうち、上記空間部53A,53Bに上記励磁コイル54A,54Bから突出した部分をそれぞれ内側極歯51A,51B及び外側極歯52A,52Bとしている。
また、上記各ヨーク50A,50Bの軸線方向の中央には、インナーヨーク部50Aa,50Ba及び基部50Ac,50Bcを貫通する貫通孔61A,61Bが設けられていて、上記シャフト58を挿通させている。さらに、これら貫通孔61A,61Bにおける基部60A,60B側には、シャフト58を前後動摺動自在に支持する軸受62A,62Bが取付けられている。
【0036】
上記スリーブ56は、その左右両端側の開口が、上記ヨーク50A,50Bの各50Ab,50Bbの先端側に嵌合している。したがって、ケーシングは、このスリーブ56と、一対のヨーク50A,50Bのアウターヨーク部50Ab,50Bb及び基部50Ac,50Bcとで構成されることとなる。
【0037】
上記ケーシング内には、上記永久磁石55が取付けられた磁石ホルダー57を移動自在に収容する磁石室59が形成されていて、該磁石室59の中央部には、上記シャフト58が、ケーシングの軸線方向に前後動自在に配設されている。
上記磁石ホルダー57は、上記インナーヨーク部50Aa,50Baの両方の先端側を覆うよう形状に形成されたもので、シャフト58の中間付近に該シャフト58と一体に変位できるように固定され、永久磁石55が各ヨーク50A,50B側の移動端に近接した場合には、その移動端側のインナーヨーク部50Aa,50Baの先端側外周面に接触しない状態で覆うように構成されている。
なお、上記永久磁石55は、この磁石ホルダー57の外周面側の中央に位置不動に固定されている。
【0038】
上記構成を有する第5の電磁アクチュエータ1Eは、上記シャフト58の先端側(この実施例においては左側端)を目的物に連結して該目的物の搬送等に使用される。
図7に示すように永久磁石55が右側に位置するヨーク50B側の移動端にありシャフト58が復帰端側にある状態において、左側の位置するヨーク50Aに取付けられた励磁コイル54Aに通電して、その内側及び外側極歯51A,52Aに上記永久磁石55の内周側及び外周側の磁極と引き合う磁極が発生する方向に電流を流すと、両極歯51A,52Aに発生した磁極と永久磁石55の磁極との間に吸引力が発生する、一方、右側の位置するヨーク50Bに取付けられた励磁コイル54Bに通電して、その内側及び外側極歯51B,52Bに上記永久磁石55の内周側及び外周側の磁極と相反する磁極が発生する方向に電流を流すと、両極歯51B,52Bに発生した磁極と永久磁石55の磁極との間に反発力が発生する。
これにより、永久磁石55が、右側のヨーク50B側から左側のヨーク50A側に移動する方向の推力が発生し、シャフト58は左側端まで前進する。
【0039】
また、上記永久磁石55が前進端にある状態で各励磁コイル54A,54Bのそれぞれに上述の場合と逆方向の電流を流すと、各ヨークの極歯には、上述した場合と逆の磁極が発生するため、永久磁石55は右側のヨーク50B側に吸引され、これによりシャフト58及び永久磁石55は復帰端(右側端)に速やかに後退する。
なお、シャフト58や永久磁石55、磁石ホルダー57の重量や、永久磁石の磁力等によっては、各励磁コイル54A,54Bの通電を解除すると、永久磁石55の磁力により、現在の位置において最も近い方のヨーク側に向かってシャフト58を移動させる場合がある。
【0040】
上記構成を有する第5の電磁アクチュエータ1Eにおいては、上述した第3の電磁アクチュエータ1Eのような、ヨーク及び励磁コイルをケーシングの片方だけに有するタイプのものに比べて、特別に励磁コイルの巻数を増やしたり永久磁石の磁力を強くしなくても、大きな推力を得ることが容易であり、また電気的な応答性も良い。
【0041】
上述した第5の電磁アクチュエータ1Eにおいては、一対のヨーク50A,50Bを同形のものを用いているが、内側及び外側極歯の長さや肉厚等を相違させて、一対のヨークの間で永久磁石55との磁気吸着力や反発力を調整するようにしてもよい。
【0042】
なお、上述した上記第4及び第5の電磁アクチュエータ1D,1Eにおいては、インナーヨーク部を四角柱その他の角柱状としたり、アウターヨーク部を各種多角形断面の筒状とし、磁石をいずれかのヨーク部の形状に適応させることが望ましいことは、上記第1の電磁アクチュエータ1Aの場合と同じである。
【0043】
【発明の効果】
以上に詳述した本発明の電磁アクチュエータによれば、ヨークを、内側極歯を形成する円柱状のインナーヨーク部と、該インナーヨーク部のまわりに同心状に位置して外側極歯を形成するアウターヨーク部と、これら両ヨーク部の間に位置する環状の空間部とを有する構成とし、該空間部内に励磁コイルを配設すると共に、永久磁石を上記ヨークにおける外側極歯と内側極歯との間の位置に同心状かつ該ヨークの軸線方向に変位自在なるように配設したことにより、励磁コイルが永久磁石の移動方向上に位置することとなるため、励磁コイルをその巻数を増やして外径を大きくしたり、あるいは永久磁石の外径をある程度大きくしても、アクチュエータ全体の太さが大きくなることを抑えることができ、これにより、十分な推力を確保しながらも、電磁アクチュエータ全体の小形化を図ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の磁石可動型電磁アクチュエータの構成を原理的に示す断面図である。
【図2】図1とは異なる実施例を示す横断面図である。
【図3】本発明に係る第2の磁石可動型電磁アクチュエータの構成を原理的に示す断面図である。
【図4】本発明に係る第3の磁石可動型電磁アクチュエータの構成を原理的に示す横断面図である。
【図5】図4のA−A断面図である。
【図6】図1の電磁アクチュエータを具体化した実施例である第4の電磁アクチュエータを示す断面図である。
【図7】図6とは異なる実施例である第5の電磁アクチュエータのを示す断面図である。
【符号の説明】
1A,1B,1C,1D,1E 電磁アクチュエータ
10,20,30,40,50A,50B ヨーク
10a,20a,30a,40a,50Aa,50Ba インナーヨーク部
10b,20b,30b,40a,50Ab,50Bb アウターヨーク部
11,21,31,41,51A,51B 内側極歯
12,22,32,42,52A,52B 外側極歯
13,23,33,43,53A,53B 空間部
14,24,34,44,54A,54B 励磁コイル
15,25,35,45,55 磁石
36 レール
37 スライド部材
46 ケース
47,57 磁石ホルダー
48,58 シャフト
49,59 磁石室
56 スリーブ

Claims (6)

  1. 内側極歯を形成する柱状のインナーヨーク部と、このインナーヨーク部の外側に該インナーヨーク部の外周の少なくとも一部を取囲むように位置して外側極歯を形成するアウターヨーク部と、これら両ヨーク部の間の筒状の空間部とを有する少なくとも一つのヨーク;
    上記ヨークの空間部内に収容されて上記インナーヨーク部の周りを取囲む環状の励磁コイル;
    上記空間部においてインナーヨークとアウターヨークとの間に配設可能な形状及び大きさを有すると共に、N極とS極とがラジアル方向に着磁され、上記外側極歯と内側極歯との間の空間部に上記励磁コイルと同心状かつ該ヨークの軸線方向に変位自在なるように配設された永久磁石;
    を備えたことを特徴とする磁石可動型電磁アクチュエータ。
  2. 請求項1に記載の電磁アクチュエータにおいて、上記アウターヨーク部と永久磁石とがそれぞれ、円形または多角形断面の筒状をしているもの。
  3. 請求項1に記載の電磁アクチュエータにおいて、上記アウターヨーク部と永久磁石とがそれぞれ、側面の一部が開放する不完全筒状をしているもの。
  4. 請求項2に記載の電磁アクチュエータにおいて、この電磁アクチュエータが、上記アウターヨーク部の先端に取付けられて、上記ヨークと共にケーシングを構成するカバーと、該ケーシング内に形成された磁石室と、該磁石室内に移動自在に配設されて上記永久磁石を保持する磁石ホルダーと、上記磁石室の中央部にケーシングの軸線方向に前後動自在なるように配設され、基端側が該磁石ホルダーと結合されていると共に、先端側が上記カバーを貫通してケーシング外に導出された出力用のシャフトとを有しているもの。
  5. 請求項2に記載の電磁アクチュエータにおいて、上記ヨークの一対と、これらのヨークをそれらの内側及び外側極歯同士が対向する向きで連結してケーシングを構成する筒状のスリーブと、該ケーシングの内部に形成された磁石室と、該磁石室内に移動自在に配設されて上記永久磁石を保持する磁石ホルダーと、上記磁石室の中央部にケーシングの軸線方向に前後動自在なるように配設され、上記磁石ホルダーと結合されていると共に、上記一対のヨークを貫通してケーシング外に導出された出力用のシャフトとを有しているもの。
  6. 請求項3に記載の電磁アクチュエータにおいて、上記アウターヨーク部の側面の開放部に、レールとこのレール上を移動するスライド部材とからなるリニアガイド機構を設置し、上記スライド部材に上記永久磁石を取付けているもの。
JP2001381903A 2001-12-14 2001-12-14 磁石可動型電磁アクチュエータ Expired - Lifetime JP3818910B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001381903A JP3818910B2 (ja) 2001-12-14 2001-12-14 磁石可動型電磁アクチュエータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001381903A JP3818910B2 (ja) 2001-12-14 2001-12-14 磁石可動型電磁アクチュエータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003189578A JP2003189578A (ja) 2003-07-04
JP3818910B2 true JP3818910B2 (ja) 2006-09-06

Family

ID=27592438

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001381903A Expired - Lifetime JP3818910B2 (ja) 2001-12-14 2001-12-14 磁石可動型電磁アクチュエータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3818910B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7128032B2 (en) * 2004-03-26 2006-10-31 Bose Corporation Electromagnetic actuator and control
KR101699849B1 (ko) * 2015-01-15 2017-01-25 주식회사 맥솔 동력전달용 마그넷 커플러
CN112881206A (zh) * 2021-01-14 2021-06-01 西北工业大学 一种产生大位移的电磁加载装置及其试验方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003189578A (ja) 2003-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100442676B1 (ko) 자석가동형 전자액츄에이터
JP5604097B2 (ja) リニアモータアクチュエータ
JP3553598B2 (ja) 良好な電力/力比を有する、短ストローク単相電磁アクチュエータ
US20050104456A1 (en) Electromagnetic actuator
US20020153982A1 (en) Electromagnetic actuator
JP3818910B2 (ja) 磁石可動型電磁アクチュエータ
JP2003088082A (ja) リニアモータ
JPH0239847B2 (ja)
JP5792847B2 (ja) リニアモータアクチュエータ
JP2005245047A (ja) リニアアクチュエータ
JP2002057026A (ja) ベーシックファクタを用いたリニアアクチュエータ
JPS61274304A (ja) 直動式電磁駆動装置
KR100939801B1 (ko) 솔레노이드
JP3669393B2 (ja) ディスク装置用リニアアクチュエータ
JP3383339B2 (ja) 有極リニヤアクチュエーター
JP3296890B2 (ja) 有極リニヤアクチュエータ
JPH10285898A (ja) リニアアクチュエータ
JPH041698Y2 (ja)
JP2005522176A (ja) 電磁力による制御可能な圧縮スプリングとしてのリニアボイスコイルアクチュエータ
JP3669389B2 (ja) 可動コイル型リニアアクチュエータ
KR100865765B1 (ko) 솔레노이드
JP2771780B2 (ja) 電磁石
JP2023028684A (ja) 自己保持型プランジャを有する電磁弁装置
JP3138236B2 (ja) 電磁石
JPH0644385U (ja) 可動磁石式アクチュエータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040716

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060307

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060502

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060530

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060613

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3818910

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100623

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110623

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120623

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130623

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term