JP2003085287A - ヘルパー派遣スケジューリング方法、システム、サーバ及びプログラム - Google Patents

ヘルパー派遣スケジューリング方法、システム、サーバ及びプログラム

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JP2003085287A
JP2003085287A JP2001280211A JP2001280211A JP2003085287A JP 2003085287 A JP2003085287 A JP 2003085287A JP 2001280211 A JP2001280211 A JP 2001280211A JP 2001280211 A JP2001280211 A JP 2001280211A JP 2003085287 A JP2003085287 A JP 2003085287A
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Japan
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care
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dispatch
condition
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Application number
JP2001280211A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Shoji
弘之 庄司
Koji Morita
幸治 森田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘルパー及び要介護サービス利用者双方の多
種多様な要望を反映させ、公正、かつ合理的なヘルパー
派遣スケジュールを自動生成するシステムを構築する。 【解決手段】 情報ネットワーク30を通じて事業者端末
20からスケジューリング期間を指定したヘルパー派遣ス
ケジューリング指令を受信すると、サーバ10側におい
て、利用者データ登録部101に登録されている複数の介
護サービス利用者の介護日時を含めた介護条件と、ヘル
パーデータ登録部102に登録されている複数のヘルパー
の介護資格等級及びスケジュール条件とを照合し、複数
の介護サービス利用者各々の介護条件に適合するように
複数のヘルパー各々の該当期間の派遣スケジュールを作
成し、端末20に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘルパー派遣スケ
ジューリング方法、システム、サーバ及びプログラムに
関する。
【0002】
【従来の技術】高齢化社会の到来により要介護者人口が
増加し、介護サービス事業者も増加し、しかも多忙を極
めている。そのような中で、介護サービス事業者のヘル
パー派遣管理担当者には、多数の介護サービス利用者の
必要と要望に対して、所属している複数のヘルパー個々
の介護資格等級や出勤可能な日時(稼働日時)のような
スケジュール条件を考慮し、両者の条件がマッチするヘ
ルパーを多数の介護サービス利用者それぞれの介護申込
日時毎に割当てて派遣するというヘルパー派遣スケジュ
ーリングを行うことが求められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したヘ
ルパー派遣スケジューリングを人手に頼るのでは、柔軟
な対応は可能であっても、スケジュール決定までに時間
がかかり、またスケジュールを速く決定しようとすれば
多数の人手を要する問題点があった。また、条件の見落
としもあり、ミスマッチングがしばしば起こる問題点も
あった。
【0004】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、ヘルパー及び要介護サービス利用者
双方の多種多様な要望を反映させ、公正、かつ合理的な
ヘルパー派遣スケジュールが速く決定でき、担当者のス
ケジュール作成に要する労力負担を軽減できるヘルパー
派遣スケジューリング技術を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のヘルパ
ー派遣スケジューリング方法は、スケジューリング期間
を指定したスケジュール作成指令の入力に対して、利用
者データ登録部に登録されている複数の介護サービス利
用者の希望介護日時を含めた介護条件と、ヘルパーデー
タ登録部に登録されている複数のヘルパーの介護資格等
級及びスケジュール条件とを照合し、前記複数の介護サ
ービス利用者各々の介護条件に適合するように前記複数
のヘルパー各々の該当期間の派遣スケジュールを作成す
るものである。
【0006】請求項2の発明は、請求項1のヘルパー派
遣スケジューリング方法おいて、介護サービス利用者の
介護条件とヘルパーの介護資格等級及びスケジュール条
件の優先指標の入力を受け付け、前記優先指標に基づ
き、優先順位の高い条件から順次照合することを特徴と
するものである。
【0007】請求項3の発明は、請求項2のヘルパー派
遣スケジューリング方法において、前記介護サービス利
用者の介護条件の優先指標には、要介護度の高い順を含
むことを特徴とするものである。
【0008】請求項4の発明は、請求項2のヘルパー派
遣スケジューリング方法において、前記ヘルパーの介護
資格等級及びスケジュール条件の優先指標には、稼働率
の低い順を含むことを特徴とするものである。
【0009】請求項5の発明は、請求項2のヘルパー派
遣スケジューリング方法において、前記ヘルパーの介護
資格等級及びスケジュール条件の優先指標には、前記介
護サービス利用者とヘルパーとの居住地の地理的条件を
優先させる指標を含むことを特徴とするものである。
【0010】請求項6の発明は、請求項1〜5のヘルパ
ー派遣スケジューリング方法において、派遣条件に反す
るミススケジュールを検索し、前記複数の介護サービス
利用者各々の介護条件に適合するように前記複数のヘル
パー各々の該当期間の派遣スケジュールを一覧表にして
ディスプレイに表示すると共に、前記ミススケジュール
の該当箇所に識別表示を行うことを特徴とするものであ
る。
【0011】請求項7の発明は、請求項6のヘルパー派
遣スケジューリング方法において、前記ミススケジュー
ルの識別表示が行われている箇所に対する再スケジュー
リング指令と再検索条件の入力を受け付け、他のヘルパ
ーを検索し、該当日時の介護に割当てる再スケジューリ
ングを行うことを特徴とするものである。
【0012】請求項8の発明のヘルパー派遣スケジュー
リングシステムは、複数の介護サービス利用者の介護日
時を含めた介護条件を登録する利用者データ登録部と、
複数のヘルパーの介護資格等級及びスケジュール条件を
登録するヘルパーデータ登録部と、スケジューリング期
間を指定したスケジュール作成指令の入力に対して、該
当期間における前記介護サービス利用者各々の介護条件
と前記ヘルパー各々の介護資格等級及びスケジュール条
件とを照合し、ヘルパー各々の当該期間の派遣スケジュ
ールを作成して出力するスケジューリング処理部とを備
えものである。
【0013】請求項9の発明は、請求項8のヘルパー派
遣スケジューリングシステムにおいて、前記スケジュー
リング処理部は、介護サービス利用者の介護条件とヘル
パーの介護資格等級及びスケジュール条件の優先指標を
受け付け、前記優先指標に基づき、優先順位の高い条件
から順次照合することを特徴とするものである。
【0014】請求項10の発明は、請求項9のヘルパー
派遣スケジューリングシステムにおいて、派遣条件に反
するミススケジュールをチェックし、前記複数の介護サ
ービス利用者各々の介護条件に適合するように前記複数
のヘルパー各々の該当期間の派遣スケジュールを一覧表
にしてディスプレイに表示すると共に、前記ミススケジ
ュールの該当箇所に識別表示を行うミススケジュールチ
ェック部と、前記ミススケジュールの識別表示が行われ
ている箇所に対する再スケジューリング指令と再検索条
件とを受け付け、他のヘルパーを検索し、該当日時の介
護に割当てる再スケジューリングを行う再スケジューリ
ング処理部とを備えたものである。
【0015】請求項11の発明のサーバは、複数の介護
サービス利用者の介護日時を含めた介護条件を登録する
利用者データ登録部と、複数のヘルパーの介護資格等級
及びスケジュール条件を登録するヘルパーデータ登録部
と、介護サービス利用者の介護条件データの入力を受け
付け、前記利用者データ登録部に登録する利用者データ
受付処理部と、ヘルパーの介護資格等級及びスケジュー
ル条件データの入力を受け付け、前記ヘルパーデータ登
録部に登録するヘルパーデータ受付処理部と、スケジュ
ーリング期間を指定したヘルパー派遣スケジュール作成
指示を受け付け、該当期間における前記介護サービス利
用者各々の介護条件と前記ヘルパー各々の介護資格等級
及びスケジュール条件とを照合し、ヘルパー各々の当該
期間の派遣スケジュールを作成するスケジューリング処
理部とを備えたものである。
【0016】請求項12の発明は、請求項11のサーバ
において、前記スケジューリング処理部は、介護サービ
ス利用者の介護条件とヘルパーの介護資格等級及びスケ
ジュール条件の優先指標の入力を受け付け、前記優先指
標に基づき、優先順位の高い条件から順次照合すること
を特徴とするものである。
【0017】請求項13の発明は、請求項12のサーバ
において、派遣条件に反するミススケジュールのチェッ
ク指示を受け付け、該当期間のヘルパー派遣スケジュー
ルにおけるミススケジュールの該当箇所にチェックする
ミススケジュールチェック部と、前記ミススケジュール
の該当箇所に対する再スケジューリング指令と再検索条
件との入力を受け付け、他のヘルパーを検索し、該当日
時の介護に割当てる再スケジューリングを行う再スケジ
ューリング処理部とを備えたものである。
【0018】請求項14の発明のヘルパー派遣スケジュ
ーリングプログラムは、介護サービス利用者の介護条件
データの入力を受け付け、利用者データ登録部に登録す
る処理と、ヘルパーの介護資格等級及びスケジュール条
件データの入力を受け付け、ヘルパーデータ登録部に登
録する処理と、スケジューリング期間を指定したヘルパ
ー派遣スケジューリング指示を受け付け、該当期間にお
ける前記介護サービス利用者各々の介護条件と前記ヘル
パー各々の介護資格等級及びスケジュール条件とを照合
し、ヘルパー各々の当該期間の派遣スケジュールを作成
する処理とをコンピュータに実行させるものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳説する。図1は本発明の第1の実施の形態の
ヘルパー派遣スケジューリングシステムのシステム構成
を示している。本実施の形態のヘルパー派遣スケジュー
リングシステムは、居宅介護サービス支援サイトあるい
は一般的なデータセンタに設置されるサーバ10と、ヘ
ルパー派遣サービス事業所に設置される端末20、そし
てこれらの間のデータ通信の仲立ちをするLAN、イン
ターネット等の情報ネットワーク30から構成される。
サーバ10には、介護サービス利用者に関連する諸デー
タを登録する利用者データベース101、契約ヘルパー
に関連する諸データを登録するヘルパーデータベース1
02、本システムで作成されたり編集されたヘルパー派
遣スケジュールデータを登録するスケジューリングデー
タベース103が接続されている。
【0020】サーバ10は1台あるいは複数台のコンピ
ュータから構成され、ヘルパー派遣スケジューリングプ
ログラムにより必要な諸演算処理を実行するものであ
る。このサーバ10の実行する諸演算処理を機能ごとに
分けて示すと、図2に示す構成である。すなわち、サー
バ10は、情報ネットワーク30を介して端末20各々
とデータ通信する通信処理部11、検索処理部12、優
先条件設定部13、スケジュールチェック部14、スケ
ジュール編集部15、データ管理部16、出力処理部1
7を備えている。
【0021】通信処理部11は、情報ネットワーク30
を通じて端末20各々から送られてくるデータを受信し
て一時的に保持し、各部からのデータ読出しを許容し、
また逆に各部からの出力データを一時的に保持し、情報
ネットワーク30を通じて該当端末20に送信する。
【0022】検索処理部12は、通信処理部11を経て
受け取った検索要求と検索条件(優先条件設定部13に
よる優先条件を含む)に基づき、データ管理部16に指
示して利用者データベース101、ヘルパーデータベー
ス102を検索させ、検索条件に合致するデータを抽出
し、所定の様式のヘルパー派遣スケジュールを生成す
る。このスケジュールデータはスケジュールデータベー
ス103に保存する。
【0023】優先条件設定部13は、検索処理部12に
よるスケジュール作成処理の際にいずれの条件を優先的
に設定するかを端末20側のユーザに選択させるため、
その優先条件群を保持している。
【0024】スケジュールチェック部14は、検索処理
部12又はスケジュール編集部15の作成したヘルパー
派遣スケジュールに対して、例えば、同じ日時に同一の
ヘルパーを2カ所に派遣するというようなミススケジュ
ールが発生していないかチェックし、作成したスケジュ
ールの該当箇所にミススケジュールの識別指標を付し、
端末20に送信させる。
【0025】スケジュール編集部15は、端末20から
編集指示を受け付けたときや、スケジュールチェック部
14がミススケジュールを発見し、それに対して端末2
0から再検索条件を指定して再検索要求を受けたとき
に、データ管理部16を通じてデータベース101,1
02を再検索し、編集結果を端末20に送信する。
【0026】データ管理部16は利用者データベース1
01、ヘルパーデータベース102、スケジュールデー
タベース103のデータ管理を行い、検索処理部12、
スケジュール編集部15による検索指令に対して検索条
件に該当するデータをこれらのデータベース101,1
02から抽出したり、検索処理部12やスケジュール編
集部15で作成されたスケジュール案、仮確定スケジュ
ール、確定スケジュール等のスケジュールデータをスケ
ジュールデータベース103に保存したり、またスケジ
ュールチェック部14やスケジュール編集部15の指示
によって該当スケジュールデータを呼び出したりする。
【0027】出力処理部17は、検索処理結果及びスケ
ジュールチェック結果により端末20側のディスプレイ
に表示させる表示出力様式を設定する。
【0028】次に、上記の構成のヘルパー派遣スケジュ
ーリングシステムの動作について、フローチャートを用
いて説明する。
【0029】<データ登録処理>本実施の形態のヘルパ
ー派遣スケジューリングシステムでは、図3に示すよう
に、最初に支援サイトからアプリケーションをダウンロ
ードし、ユーザ登録することにより、あるいはCD−R
OMその他の媒体からアプリケーションをインストール
することにより、ヘルパー派遣サービス事業者側の端末
20において諸データ登録画面を起動し、情報ネットワ
ーク30を介してヘルパー派遣スケジューリングサーバ
10にアクセスする。そして、ユーザログイン手続を行
う(ステップS1)。サーバ10の認証が得られると
(ステップS2)、メニュー画面がサーバ10からダウ
ンロードされ、端末20の画面に表示されるので、介護
サービス利用者データ登録を選択する。これに続いて、
介護サービス利用者データ登録画面がサーバ10からダ
ウンロードされて表示されるので、介護サービス利用者
に関連する諸データを登録する(ステップS3)。サー
バ10は送信されてきた介護サービス利用者データをサ
ービス利用者データベース101に登録する(ステップ
S4)。なお、介護サービス利用者に関連するデータの
登録は、端末−サーバ間、サーバ−データベース間のい
ずれでも一括登録でも逐次登録であってもよい。
【0030】すべての介護サービス利用申込者に関連す
る諸データの登録が完了すれば、続いて、当該事業者に
所属するヘルパーに関連する諸データを同様の手順で登
録する(ステップS5,S6)。登録完了後にはログオ
フする(ステップS7)。
【0031】介護サービス利用者に関連するデータ、ヘ
ルパーに関連するデータは、表1、表2に示すような内
容のものである。そしてこれらのデータは、事業者が介
護サービス利用申込書の記載事項に基づき、またヘルパ
ー登録申込書の記載事項に基づき端末20から情報ネッ
トワーク30を介して入力するものである。
【0032】
【表1】
【表2】 データベース101,102にいったん登録されたデー
タに対して、上記と同様の手順でデータ更新や削除も可
能である。このデータ登録、更新、削除に関連する諸手
続は、情報ネットワーク30を利用した一般的なデータ
登録手続に準ずる。
【0033】<スケジュール案作成> 図4のフローチ
ャートに示すように、サーバ10においてある指定月の
ヘルパー派遣スケジュールを作成する場合、最初にスケ
ジュール案を作成する(ステップS11)。この場合、
ユーザであるヘルパー派遣サービス事業者の端末20か
らヘルパーが未確定なある月1ヶ月間のヘルパー派遣ス
ケジューリングの依頼を受ければ、サーバ10は、デー
タベース101,102に登録されているデータを検索
し、介護サービス利用者個々の要介護度とヘルパー資格
等級を考慮し、自動的にヘルパー割当てを行う。この割
当てに際して、端末20側で指定してきた優先度条件の
選択に基づき最尤スケジュールを作成し、スケジュール
案として依頼元の端末20に送信する。
【0034】このスケジュール案作成は、端末20から
サーバ10に対するログオン手続の後、図5に示す起動
画面において、ユーザがスケジュール対象月を指定し、
「スケジュール案生成」ボタンを選択操作することによ
って開始する。なお、この図5の起動画面の意味は、次
の表3に示すものである。
【0035】
【表3】 サーバ10は、端末20から指定月とスケジュール案生
成指示の入力を受け付けると、図6又は図7に示すスケ
ジュール案生成画面を端末20の画面に展開する。
【0036】本実施の形態では、スケジュール案作成に
おいて、複雑な要素が絡み合うため、必ずしも介護サー
ビス利用者の要望とヘルパーの要望とが完全にマッチす
る組合わせのスケジュールを自動的に作成することは現
実的ではない。そのため、検索条件に介護サービス利用
者の希望を主体にするか、ヘルパーの希望を主体にする
かを設定させる。さらに、いずれを主体にするとして
も、検索、照合条件を選定させると共にそれらの条件の
中でもいずれを優先させるかの優先度を設定させる。
【0037】図6に示す画面は、利用者主体のスケジュ
ーリングを行う場合における、利用者優先度及び照合条
件設定画面を示し、図7は同じく利用者主体のスケジュ
ーリングを行う場合における、ヘルパー優先度及び照合
条件設定画面を示している。そして、これらの優先度及
び照合条件設定画面で優先度設定できる項目は、表4、
表5に示すようなものである。
【0038】
【表4】
【表5】 この設定画面について説明すると、次の通りである。
【0039】スケジューリングしようとする介護サー
ビスのサービス利用者、利用日時、サービス内容を設定
する。
【0040】以下、、、、、の優先度項
目、条件項目を設定する。
【0041】「主体区分の設定」として、サービス利
用者主体、又は、ヘルパー主体のいずれかを設定する。
これは、サービス利用者条件の側面からスケジュール案
を作成するのか、ヘルパー条件の側面からスケジュール
案を作成するのか、区分を指定する。
【0042】「サービス利用者優先度設定」の項目は
以下の項目であるが、この中で必要なものだけを任意に
選出する。選出した各優先度設定項目に対しては、その
中で何を優先するのか、任意に順位付けする。
【0043】・要介護度の高い順 ・サービス開始日の早い順 ・サービス内容 ・性別 ・年齢の高い順 「ヘルパー優先度設定」の項目は以下の項目である
が、この中で必要なものだけを任意に選出する。選出し
た各優先度設定項目に対しては、その中で何を優先する
のか、任意に順位付けする。
【0044】・稼働率の低い順 ・契約区分 ・介護資格 ・介護力 ・経験の有る順 ・クレーム回数の少ない順 「サービス利用者照合条件」は以下の項目であるが、
この中で必要なものだけを任意に選出する。選出した各
照合条件に対しては、その中で何を優先するのか、任意
に順位付けする。
【0045】・同一ヘルパーの希望区分を考慮する ・地区 ・最寄駅 ・最寄サービスステーション なお、次ののヘルパー照合条件を、でサービス利用
者主体としていた場合にも考慮するか否かの設定をす
る。
【0046】「ヘルパー照合条件」は以下の項目であ
るが、この中で必要なものだけを任意に選出する。選出
した各照合条件に対しては、その中で何を優先するの
か、任意に順位付けする。
【0047】・ヘルパー自身の希望:サービス対応区
分、要介護度、新規担当、複数担当、収入上限、就業地
域、感染症、たばこ、対象性別、苦手な動物等 ・最寄駅 ・所属サービスステーション また、のサービス利用者照合条件を、でヘルパー主
体としていた場合にも考慮するか否かの設定をする。
【0048】これらの設定の後、ユーザが端末20から
「案生成」ボタンをマウスクリックあるいはそれに相当
する操作をすれば、図8に示すような実行確認画面が端
末20に表示される。
【0049】そこで、ユーザが実行確認ボタンを操作す
れば、サーバ10側でスケジュール案生成処理を開始
し、設定された検索・照合条件をもとにして利用者デー
タベース101とヘルパーデータベース102を検索
し、利用者主体の場合には、優先度設定に基づいて選定
された最初の介護サービス利用者について、介護サービ
スを希望している第1日目から、派遣可能なヘルパーを
検索して該当するヘルパーをその希望の第1日目に割当
てる。この検索、照合処理は、一般的なデータベースア
プリケーションが行う検索処理である。逆に、ヘルパー
主体の場合には、優先度設定に基づいて選定された最初
のヘルパーに対して、その稼働日の第1日目から、派遣
先の介護サービス利用者の割当処理を行うことになる。
【0050】この介護サービスに対するヘルパー派遣ス
ケジューリングを、利用者主体で実行する場合、図9に
示すフローチャートの手順となる。
【0051】スケジューリングでは、介護サービスの
サービスコードに基づき、以下の条件を最優先条件とす
る。
【0052】・ヘルパー人数 ・ヘルパー介護資格 ・対応区分 ・職員区分 スケジューリングの最初に、上記の利用者主体の主体
区分の設定に基づき、及びの優先順にデータベース
101,102に登録されている介護サービス利用者レ
コード、ヘルパーレコードをソートし、スケジューリン
グ操作を開始する(ステップS21)。
【0053】このソートは、図10のフローチャートの
手順による。すなわち、利用者/ヘルパーを判定し(ス
テップS101)、利用者ソートの場合には、指定月に
介護サービスを希望しているサービス利用者を抽出する
(ステップS102)。そして、該当サービス利用者に
ついて、第1順位の優先度項目から順に、各優先度項目
に基づきソートする(ステップS103,S104)。
【0054】例えば、要介護度の高い利用者から順にソ
ートするのであれば、要介護度V、要介護度IV、要介
護度III、要介護度II、要介護度I、その他の順に
それぞれのランクに属するサービス利用希望者を分類す
る。
【0055】続いて、要介護度Vにランクされたサービ
ス利用者群に対して、第2の優先度項目に基づいてソー
トする。例えば、サービス開始日の早い利用者から順に
ソートするのである。
【0056】こうして第1の優先度が「要介護度の高い
順」という項目であり、第2の優先度が「サービス開始
日の早い順」という2つ優先度だけが設定されているの
であれば、要介護度の高い順に各ランクに分類された利
用者群を、サービス開始日の早い順にさらにソートする
ことなる。
【0057】考慮する優先度の項目がなくなれば、最終
的なソート結果を利用者データベース101に仮保存す
る(ステップS105)。
【0058】他方、ステップS101でヘルパー側に分
岐する場合、例えば、指定月に稼働登録しているヘルパ
ーをピックアップし(ステップS106)、抽出したヘ
ルパー群に対して、ヘルパー優先度項目に基づき、介護
資格等級ごとに第1の優先度項目から順次、ソートする
(ステップS107,S108)。
【0059】この場合も、例えば、第1の優先度が稼働
率の低い順であれば、介護資格等級ごとにピックアップ
されたヘルパー群から稼働率の低い順にソートする。続
いて、第2の優先度が経験の長い順であれば、各稼働率
のランク毎に、同じ稼働率にランクされているヘルパー
群に対して、経験の長いヘルパーから順にソートする。
【0060】そして考慮する優先度の項目がなくなれ
ば、最終的なソート結果をヘルパーデータベース102
に仮保存する(ステップS109)。
【0061】利用者、ヘルパーレコードのソート処理の
後、本格的なスケジューリング処理を開始する。
【0062】でサービス利用者主体の場合、スケジュ
ーリングの順位が第1番目の介護サービス利用者から検
索、照合処理を実施する(図9におけるステップS22
〜S28)。ステップS26,S27の処理では、上記
、の優先順に操作し、上記の最優先条件を満た
し、かつ、のサービス利用者照合条件を満たすサービ
ススケジュールとヘルパーの組合せを抽出する。
【0063】ここで、ある介護サービス利用者のある日
時の介護サービスのために派遣する適当なヘルパーが抽
出できなければ、ステップS22に戻って次の利用者に
移る(ステップS28)。そして、ステップS24にお
いてヘルパーの割当てができなかったサービス利用者が
残されていれば、照合条件を緩和し、該当サービス利用
者について再度スケジューリング処理を実行する(ステ
ップS25)。
【0064】ヘルパーが抽出された段階で、上記でヘ
ルパー照合条件を考慮する設定となっていた場合は、
のヘルパー照合条件も加味する(ステップS29〜S2
12)。ここで、(及び)の条件を満たさない場合
でも、(及び)の条件を満たしている項目がより多
い順にサービススケジュールとヘルパーの組合せを抽出
する。
【0065】1件の介護サービス利用者に対して該当月
の全希望日についてヘルパー割当てが完了すれば、当該
利用者についてスケジュール完成フラグをセットし、次
の順位以下の介護サービス利用者について順に、ステッ
プS22からの処理を繰り返す(ステップS213,S
214)。
【0066】他方、でヘルパー主体の場合、図11に
示すフローチャートの手順によりスケジューリング処理
を実行する。ここでも、スケジューリングの最初に、上
記の主体区分の設定に基づき、データベース101,
102に登録されている介護利用者レコード、ヘルパー
レコードを図10のフローチャートに示す手順によりソ
ートし、スケジューリング操作を開始する(ステップS
31)。
【0067】続いて、スケジューリングの順位が第1番
目のヘルパーから検索、照合処理を実施し、上記の、
の優先順に操作し、の最優先条件を満たし、かつ、
のヘルパー照合条件を満たすサービススケジュールと
ヘルパーの組合せを抽出する(ステップS31〜S3
8)。ここで、適当な利用者が抽出できなければ、ステ
ップS32に戻って次のヘルパーに移る(ステップS3
8)。そして、ステップS34において派遣先が決定で
きなかったヘルパーが残されていれば、照合条件を緩和
し、該当ヘルパーについて再度スケジューリング処理を
実行する(ステップS35)。
【0068】利用者を抽出した段階で、でサービス利
用者照合条件を考慮する設定となっていた場合は、の
サービス利用者照合条件も加味する(ステップS39〜
S312)。ここで、(及び)の条件を満たさない
場合でも、(及び)の条件を満たしている項目がよ
り多い順にサービススケジュールとヘルパーの組合せを
抽出する。
【0069】1件のヘルパーに対して該当月の稼働全希
望日について利用者割当てが完了すれば、当該ヘルパー
についてスケジュール完成フラグをセットし、次の順位
以下のヘルパーについて順に、ステップS32からの処
理を繰り返す(ステップS313,S314)。
【0070】こうして、完成したスケジュール案は、サ
ーバ10において当該事業者のスケジュールデータベー
ス103に保存すると共に、端末20に送信する。
【0071】図12は、端末20に表示されたスケジュ
ール案の画面を例示している。新たに作成されたスケジ
ュール案は仮確定分として登録される。ここでは、利用
者「12345」に対して該当月の11:00〜12:
00の訪問入浴のために、ヘルパー「東芝太郎」、「東
芝花子」、「東芝次郎」がそれぞれ○印の付された日時
に割当てられている。
【0072】<スケジュール案編集> 図4のフローチ
ャートにおけるステップS12に示すように、作成され
たスケジュール案等に対して編集作業をすることができ
る。これは、ユーザが必要に応じて恣意的に行うもので
ある。端末20においていったんスケジューリング作業
を終了し、その後に起動画面からスケジュール案あるい
は確定スケジュールに対して編集する場合には、図5に
示す起動画面から「スケジュール案編集」ボタンを選択
し、サーバ10側でスケジュール案あるいは確定スケジ
ュールをスケジュールデータベース103から読み出さ
せて端末20に送信させ、図13に示すような画面を表
示させてから、また、スケジュール案生成作業に続いて
行う場合には、図12に示すスケジュール案の画面から
直接に行う編集作業に移行する。この編集作業は、図1
2の画面において、「編集」ボタンを操作することによ
り、図13に示すようなスケジュール案編集画面を表示
させて行う。
【0073】編集を行う場合は、先ずスケジュール状態
を確認し必要ならば編集を行う。スケジュール状態に
は、次の場合がある。
【0074】・条件を全て満たしている。
【0075】・条件を一部満たしていない。
【0076】・条件を全て満たしていない。
【0077】・ヘルパーがいない。
【0078】利用者別編集入力:選択した利用者のス
ケジュール案を編集する。この編集機能としては、ヘル
パーの追加、削除、検索、カレンダー等があり、編集内
容をスケジュール案に反映させる。
【0079】スケジュール案編集画面表示:利用者を
指定して、スケジュール案生成後の利用者の内容照合結
果を表示する。スケジュール仮確定/スケジュール確定
されたヘルパーの稼働状況(月間)の内容を確認したい
場合にも、同様の操作でヘルパーを指定してそのスケジ
ュール案を表示する。
【0080】スケジュール仮確定処理:図4のフロー
チャートにおけるステップS13に示すスケジュール仮
確定処理は、利用者を選択し、スケジュール案を仮確定
する場合に使用する。この場合、図14に示すように、
利用者を選択し仮確定を選択実行する。
【0081】スケジュールチェック処理:図4のフロ
ーチャートにおけるステップS14に示すスケジュール
チェックを実行すると、例えば、図15に示すように、
ヘルパーの稼働状況、稼働予定状況を一覧表示し、同時
に重複スケジュール等をチェックし、ミススケジュール
箇所を識別表示する。これにより、ミススケジュールを
容易に発見し、再スケジューリングが可能となる。
【0082】スケジュール確定処理:図4のフローチ
ャートにおけるステップS15に示すスケジュール確定
処理は、仮確定スケジュール案を確定スケジュールにす
る場合に実行する。その場合、図1に示すように利用者
を選択し、「確定」ボタンを押し、実行確認することに
より行う。この時、必要に応じて次の項目を入力するこ
とができる。計画日付、計画担当者(計画状況)、実施
期間(受付状況)、支払い単価(派遣、委託の場合)/
単価名称等である。また、必要に応じて、単価の追加、
挿入、削除を行うこともできる。
【0083】仮確定差戻処理:図4のフローチャート
におけるステップS16に示す仮確定差戻処理を行うこ
とにより、仮確定したスケジュール案を未確定スケジュ
ールにすることができる。この場合、スケジュール確定
処理のために示した図16の画面において、利用者を選
択し、「差戻し」ボタンを押し、実行確認することによ
って行う。
【0084】本実施の形態のヘルパー派遣スケジューリ
ングシステムは、さらに、次の機能を備えている。
【0085】<確定スケジュール変更>図5の起動画面
において「確定スケジュール変更」ボタンを操作するこ
とにより、確定スケジュールの他のヘルパーへのスケジ
ュール移行や入換の操作ができる。その手順は、図17
に示すものである。
【0086】スケジュール移行:ヘルパー番号を指定
し選択したヘルパー間で確定スケジュールを移行する。
この場合、「変更元」ウィンドウで移行元のヘルパー番
号を入力し、利用者番号を選択する。そして、「変更
先」ウィンドウで移行先のヘルパー番号を入力し、「ス
ケジュール移行」ボタンを選択し実行することによって
行う。
【0087】スケジュール入換:ヘルパー番号を指定
し選択したヘルパー間で確定スケジュールを入換する。
この場合、「変更元」ウィンドウでヘルパー番号を入力
し、利用者番号を選択する。そして、「変更先」ウィン
ドウで、入換したいヘルパー番号を入力し、「スケジュ
ール入換」ボタンを選択し実行することによって行う。
【0088】以上のようにして、本実施の形態のヘルパ
ー派遣スケジューリングシステムによれば、サーバ10
とヘルパー派遣サービス事業者の端末20とをネットワ
ーク30によって接続し、端末20の画面に必要なデー
タを入力することにより、サーバ10側のヘルパー派遣
スケジューリングプログラムが実行してヘルパー派遣ス
ケジュール案を作成して端末20に送信する。端末20
側では、事業者は作成されたスケジュール案に対して編
集操作ができ、ミススケジュールを確認して、再スケジ
ューリングの依頼もできる。
【0089】しかも、サービス利用者主体にしたスケジ
ューリング、ヘルパー主体にしたスケジューリングのい
ずれも可能であり、ヘルパー派遣サービス事業者の事情
に即したヘルパー派遣スケジュールが得られる。そし
て、なによりも、多数に上る介護サービス利用者個々の
事情と多数の契約ヘルパー個々の事情を考慮した適切な
ヘルパー派遣スケジューリングが可能である利点があ
る。
【0090】なお、上記の実施の形態のシステムは、い
わば、端末20側ではブラウザ画面から必要なデータを
入力し、マウスあるいはそれと同等のポインティングデ
バイスによる簡単な操作だけで、情報ネットワーク30
を介して接続されているサーバ10側に搭載されている
ヘルパー派遣スケジューリングプログラムによってヘル
パー派遣スケジュールが得られる構成にしたが、システ
ム構成はこれに限られるものではない。例えば、契約事
業者に対してオンラインで、あるいはCD−ROMその
他の記録媒体によって上記の演算処理を実施するヘルパ
ー派遣スケジューリングプログラムを配布し、データベ
ース101〜103も端末20側の大容量記憶装置上に
構築し、端末20毎にプログラムを動作させることによ
ってスタンドアローン形のシステムにすることも可能で
ある。
【0091】また、サーバ10のシステム構成は1台の
大型コンピュータにより全機能を実行させる構成であっ
ても、複数台のコンピュータにより分散処理させるシス
テム構成であってもよい。
【0092】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明のヘルパー
派遣スケジューリング方法によれば、スケジューリング
期間を指定したヘルパー派遣スケジューリング指令に対
して、利用者データ登録部に登録されている複数の介護
サービス利用者の介護日時を含めた介護条件と、ヘルパ
ーデータ登録部に登録されている複数のヘルパーの介護
資格等級及びスケジュール条件とを照合し、複数の介護
サービス利用者各々の介護条件に適合するように複数の
ヘルパー各々の該当期間の派遣スケジュールを作成する
ことができ、多数に上る介護サービス利用者個々の事情
と多数の契約ヘルパー個々の事情を考慮した適切なヘル
パー派遣スケジューリングが自動的に行え、ヘルパー派
遣サービス事業者のスケジュール作成に必要とされる労
力負担を格段に軽減できる。
【0093】請求項2の発明のヘルパー派遣スケジュー
リング方法によれば、介護サービス利用者の介護条件と
ヘルパーの介護資格等級及びスケジュール条件の優先指
標を受け付け、優先順位の高い条件から順次照合するこ
とができ、柔軟にスケジューリングできる。
【0094】請求項3の発明のヘルパー派遣スケジュー
リング方法によれば、介護サービス利用者の介護条件の
優先指標に、要介護度の高い順を含むので、特に介護の
必要のあるサービス利用者へヘルパーを優先的な割当て
るスケジューリングが可能である。
【0095】請求項4の発明のヘルパー派遣スケジュー
リング方法によれば、ヘルパーの介護資格等級及びスケ
ジュール条件の優先指標に、稼働率の低い順を含むの
で、各ヘルパーに公平なスケジューリングが可能であ
る。
【0096】請求項5の発明のヘルパー派遣スケジュー
リング方法によれば、介護サービス利用者とヘルパーと
の居住地の地理的条件を優先させる優先指標を含むの
で、ヘルパーは居住地に近い介護サービス利用者に対し
て派遣割当てを受けることができる。
【0097】請求項6の発明のヘルパー派遣スケジュー
リング方法によれば、派遣条件に反するミススケジュー
ルを検索し、複数の介護サービス利用者各々の介護条件
に適合するように複数のヘルパー各々の該当期間の派遣
スケジュールを一覧表にしてディスプレイに表示すると
共に、ミススケジュールの該当箇所に識別表示を行うの
で、ユーザがミススケジューリングを容易に認識するこ
とができる。
【0098】請求項7の発明のヘルパー派遣スケジュー
リング方法によれば、ミススケジュールの識別表示が行
われている箇所に対する再スケジューリング指令と再検
索条件とを受け付け、他のヘルパーを検索し、該当日時
の介護に割当てる再スケジューリングを行うことができ
る。
【0099】請求項8の発明のヘルパー派遣スケジュー
リングシステムによれば、スケジューリング期間を指定
したヘルパー派遣スケジューリング指令に対して、利用
者データ登録部に登録されている複数の介護サービス利
用者の介護日時を含めた介護条件と、ヘルパーデータ登
録部に登録されている複数のヘルパーの介護資格等級及
びスケジュール条件とを照合し、複数の介護サービス利
用者各々の介護条件に適合するように複数のヘルパー各
々の該当期間の派遣スケジュールを作成して出力するこ
とができ、多数に上る介護サービス利用者個々の事情と
多数の契約ヘルパー個々の事情を考慮した適切なヘルパ
ー派遣スケジューリングが自動的に行え、ヘルパー派遣
サービス事業者のスケジュール作成に必要される労力負
担を格段に軽減できる。
【0100】請求項9の発明のヘルパー派遣スケジュー
リングシステムによれば、介護サービス利用者の介護条
件とヘルパーの介護資格等級及びスケジュール条件の優
先指標を受け付け、優先順位の高い条件から順次照合す
ることができ、柔軟にスケジューリングできる。
【0101】請求項10の発明のヘルパー派遣スケジュ
ーリングシステムによれば、派遣条件に反するミススケ
ジュールを検索し、複数の介護サービス利用者各々の介
護条件に適合するように複数のヘルパー各々の該当期間
の派遣スケジュールを一覧表にしてディスプレイに表示
すると共に、ミススケジュールの該当箇所に識別表示を
行うので、ユーザがミススケジューリングを容易に認識
することができる。また、ミススケジュールの識別表示
が行われている箇所に対する再スケジューリング指令と
再検索条件とを受け付け、他のヘルパーを検索し、該当
日時の介護に割当てる再スケジューリングを行うことが
できる。
【0102】請求項11の発明のサーバによれば、端末
からのスケジューリング期間を指定したヘルパー派遣ス
ケジューリング指示を、情報ネットワークを通じて受け
付け、該当期間における介護サービス利用者各々の介護
条件とヘルパー各々の介護資格等級及びスケジュール条
件とを照合し、ヘルパー各々の当該期間の派遣スケジュ
ールを作成して端末に送信することができ、ヘルパー派
遣サービス事業者には、その端末から簡単な操作によっ
てヘルパー派遣スケジュールを取得させることができ
る。
【0103】請求項12の発明のサーバによれば、介護
サービス利用者の介護条件とヘルパーの介護資格等級及
びスケジュール条件の優先指標を受け付け、優先順位の
高い条件から順次照合することができ、柔軟にスケジュ
ーリングして端末に送信できる。
【0104】請求項13の発明のサーバによれば、端末
からの指令を受けて、派遣条件に反するミススケジュー
ルを検索し、ミススケジュールの該当箇所をチェック
し、端末に全体のスケジュールと共にミススケジュール
該当箇所を識別表示させることができ、ユーザにミスス
ケジューリングを容易に認識させることができる。ま
た、端末からミススケジュールの識別表示が行われてい
る箇所に対する再スケジューリング指令と再検索条件と
の入力を受け付け、他のヘルパーを検索し、該当日時の
介護に割当てる再スケジューリングを行い、端末に送信
することができる。
【0105】請求項14の発明のヘルパー派遣スケジュ
ーリングプログラムによれば、これをサーバで動作させ
ることにより、端末からのスケジューリング期間を指定
したヘルパー派遣スケジューリング指令に対して、利用
者データ登録部に登録されている複数の介護サービス利
用者の介護日時を含めた介護条件と、ヘルパーデータ登
録部に登録されている複数のヘルパーの介護資格等級及
びスケジュール条件とを照合し、複数の介護サービス利
用者各々の介護条件に適合するように複数のヘルパー各
々の該当期間の派遣スケジュールを作成し、端末に送信
することができ、多数に上る介護サービス利用者個々の
事情と多数の契約ヘルパー個々の事情を考慮した適切な
ヘルパー派遣スケジューリングが自動的に行って端末に
送信することができ、端末を使用するヘルパー派遣サー
ビス事業者のスケジュール作成に求められる労力負担を
格段に軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施の形態のヘルパー派遣スケ
ジューリングシステムの構成図。
【図2】上記の実施の形態におけるサーバの機能構成を
示すブロック図。
【図3】上記の実施の形態における端末からのデータ登
録手順を示すデータの流れ図。
【図4】上記の実施の形態によるヘルパー派遣スケジュ
ーリング処理の全体のフローチャート。
【図5】上記の実施の形態によるヘルパー派遣スケジュ
ーリング処理における端末の起動画面の説明図。
【図6】上記の実施の形態によるヘルパー派遣スケジュ
ーリング処理におけるスケジュール案生成処理のための
入力画面の説明図(1)。
【図7】上記の実施の形態によるヘルパー派遣スケジュ
ーリング処理におけるスケジュール案生成処理のための
入力画面の説明図(2)。
【図8】上記の実施の形態によるヘルパー派遣スケジュ
ーリング処理におけるスケジュール案生成処理の実行操
作画面の説明図。
【図9】上記の実施の形態においてサーバが実行する利
用者主体のヘルパー派遣スケジューリング処理のフロー
チャート。
【図10】上記の実施の形態においてサーバが実行する
ヘルパー派遣スケジューリング処理における利用者、ヘ
ルパーそれぞれのソート処理のフローチャート。
【図11】上記の実施の形態においてサーバが実行する
ヘルパー主体のヘルパー派遣スケジューリング処理のフ
ローチャート。
【図12】上記の実施の形態において生成されたヘルパ
ー派遣スケジュール案の表示画面の説明図。
【図13】上記の実施の形態において生成されたヘルパ
ー派遣スケジュール案に対する編集操作画面の説明図。
【図14】上記の実施の形態において生成されたヘルパ
ー派遣スケジュール案に対する仮確定操作画面の説明
図。
【図15】上記の実施の形態において生成されたヘルパ
ー派遣スケジュール案のミススケジューリングを示す画
面の説明図。
【図16】上記の実施の形態において生成されたヘルパ
ー派遣スケジュール案の確定操作画面の説明図。
【図17】上記の実施の形態において生成された確定ス
ケジュールに対する変更操作画面の説明図。
【符号の説明】
10 サーバ 11 通信処理部 12 検索処理部 13 優先条件設定部 14 スケジュールチェック部 15 スケジュール編集部 16 データ管理部 17 出力処理部 20 端末 30 情報ネットワーク 101 利用者データベース 102 ヘルパーデータベース 103 スケジュールデータベース

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スケジューリング期間を指定したスケジ
    ュール作成指令の入力に対して、利用者データ登録部に
    登録されている複数の介護サービス利用者の希望介護日
    時を含めた介護条件と、ヘルパーデータ登録部に登録さ
    れている複数のヘルパーの介護資格等級及びスケジュー
    ル条件とを照合し、前記複数の介護サービス利用者各々
    の介護条件に適合するように前記複数のヘルパー各々の
    該当期間の派遣スケジュールを作成することを特徴とす
    るヘルパー派遣スケジューリング方法。
  2. 【請求項2】 介護サービス利用者の介護条件とヘルパ
    ーの介護資格等級及びスケジュール条件の優先指標の入
    力を受け付け、前記優先指標に基づき、優先順位の高い
    条件から順次照合することを特徴とする請求項1に記載
    のヘルパー派遣スケジューリング方法。
  3. 【請求項3】 前記介護サービス利用者の介護条件の優
    先指標には、要介護度の高い順を含むことを特徴とする
    請求項2に記載のヘルパー派遣スケジューリング方法。
  4. 【請求項4】 前記ヘルパーの介護資格等級及びスケジ
    ュール条件の優先指標には、稼働率の低い順を含むこと
    を特徴とする請求項2に記載のヘルパー派遣スケジュー
    リング方法。
  5. 【請求項5】 前記ヘルパーの介護資格等級及びスケジ
    ュール条件の優先指標には、前記介護サービス利用者と
    ヘルパーとの居住地の地理的条件を優先させる指標を含
    むことを特徴とする請求項2に記載のヘルパー派遣スケ
    ジューリング方法。
  6. 【請求項6】 派遣条件に反するミススケジュールを検
    索し、 前記複数の介護サービス利用者各々の介護条件に適合す
    るように前記複数のヘルパー各々の該当期間の派遣スケ
    ジュールを一覧表にしてディスプレイに表示すると共
    に、前記ミススケジュールの該当箇所に識別表示を行う
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のヘル
    パー派遣スケジューリング方法。
  7. 【請求項7】 前記ミススケジュールの識別表示が行わ
    れている箇所に対する再スケジューリング指令と再検索
    条件の入力を受け付け、他のヘルパーを検索し、該当日
    時の介護に割当てる再スケジューリングを行うことを特
    徴とする請求項6に記載のヘルパー派遣スケジューリン
    グ方法。
  8. 【請求項8】 複数の介護サービス利用者の介護日時を
    含めた介護条件を登録する利用者データ登録部と、 複数のヘルパーの介護資格等級及びスケジュール条件を
    登録するヘルパーデータ登録部と、 スケジューリング期間を指定したスケジュール作成指令
    の入力に対して、該当期間における前記介護サービス利
    用者各々の介護条件と前記ヘルパー各々の介護資格等級
    及びスケジュール条件とを照合し、ヘルパー各々の当該
    期間の派遣スケジュールを作成して出力するスケジュー
    リング処理部とを備えて成るヘルパー派遣スケジューリ
    ングシステム。
  9. 【請求項9】 前記スケジューリング処理部は、介護サ
    ービス利用者の介護条件とヘルパーの介護資格等級及び
    スケジュール条件の優先指標を受け付け、前記優先指標
    に基づき、優先順位の高い条件から順次照合することを
    特徴とする請求項8に記載のヘルパー派遣スケジューリ
    ングシステム。
  10. 【請求項10】 派遣条件に反するミススケジュールを
    チェックし、前記複数の介護サービス利用者各々の介護
    条件に適合するように前記複数のヘルパー各々の該当期
    間の派遣スケジュールを一覧表にしてディスプレイに表
    示すると共に、前記ミススケジュールの該当箇所に識別
    表示を行うミススケジュールチェック部と、 前記ミススケジュールの識別表示が行われている箇所に
    対する再スケジューリング指令と再検索条件とを受け付
    け、他のヘルパーを検索し、該当日時の介護に割当てる
    再スケジューリングを行う再スケジューリング処理部と
    を備えたことを特徴とする請求項9に記載のヘルパー派
    遣スケジューリングシステム。
  11. 【請求項11】 複数の介護サービス利用者の介護日時
    を含めた介護条件を登録する利用者データ登録部と、 複数のヘルパーの介護資格等級及びスケジュール条件を
    登録するヘルパーデータ登録部と、 介護サービス利用者の介護条件データの入力を受け付
    け、前記利用者データ登録部に登録する利用者データ受
    付処理部と、 ヘルパーの介護資格等級及びスケジュール条件データの
    入力を受け付け、前記ヘルパーデータ登録部に登録する
    ヘルパーデータ受付処理部と、 スケジューリング期間を指定したヘルパー派遣スケジュ
    ール作成指示を受け付け、該当期間における前記介護サ
    ービス利用者各々の介護条件と前記ヘルパー各々の介護
    資格等級及びスケジュール条件とを照合し、ヘルパー各
    々の当該期間の派遣スケジュールを作成するスケジュー
    リング処理部とを備えて成るサーバ。
  12. 【請求項12】 前記スケジューリング処理部は、介護
    サービス利用者の介護条件とヘルパーの介護資格等級及
    びスケジュール条件の優先指標の入力を受け付け、前記
    優先指標に基づき、優先順位の高い条件から順次照合す
    ることを特徴とする請求項11に記載のサーバ。
  13. 【請求項13】 派遣条件に反するミススケジュールの
    チェック指示を受け付け、該当期間のヘルパー派遣スケ
    ジュールにおけるミススケジュールの該当箇所にチェッ
    クするミススケジュールチェック部と、 前記ミススケジュールの該当箇所に対する再スケジュー
    リング指令と再検索条件との入力を受け付け、他のヘル
    パーを検索し、該当日時の介護に割当てる再スケジュー
    リングを行う再スケジューリング処理部とを備えたこと
    を特徴とする請求項12に記載のサーバ。
  14. 【請求項14】 介護サービス利用者の介護条件データ
    の入力を受け付け、利用者データ登録部に登録する処理
    と、 ヘルパーの介護資格等級及びスケジュール条件データの
    入力を受け付け、ヘルパーデータ登録部に登録する処理
    と、 スケジューリング期間を指定したヘルパー派遣スケジュ
    ーリング指示を受け付け、該当期間における前記介護サ
    ービス利用者各々の介護条件と前記ヘルパー各々の介護
    資格等級及びスケジュール条件とを照合し、ヘルパー各
    々の当該期間の派遣スケジュールを作成する処理とをコ
    ンピュータに実行させることを特徴とするヘルパー派遣
    スケジューリングプログラム。
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