JP2006072420A - スケジュール表示装置およびスケジュール表示プログラム - Google Patents

スケジュール表示装置およびスケジュール表示プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2006072420A
JP2006072420A JP2004251408A JP2004251408A JP2006072420A JP 2006072420 A JP2006072420 A JP 2006072420A JP 2004251408 A JP2004251408 A JP 2004251408A JP 2004251408 A JP2004251408 A JP 2004251408A JP 2006072420 A JP2006072420 A JP 2006072420A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
schedule
nurse
information
patient
treatment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004251408A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Hirakawa
正人 平川
Touji Kiyama
東児 木山
Masao Hasegawa
昌雄 長谷川
Takashi Shimoyama
隆 下山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2004251408A priority Critical patent/JP2006072420A/ja
Publication of JP2006072420A publication Critical patent/JP2006072420A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 患者と看護師と療事内容と療事を施す時間との一体的な把握を容易とするスケジュール表示装置およびスケジュール表示プログラムを提供すること。
【解決手段】 スケジュール表示装置100は、患者のIDと療事の表題情報と当該療事を施す時間情報と、当該療事を施す看護師のIDとを入力する情報入力部301と、情報入力部301により入力された情報を互いに対応づけて記憶する情報記憶部302と、患者に対する療事を所定の識別子に割り当てて表現する割当部304と、特定の看護師のスケジュールであって当該看護師に対応づけられている療事を割当部304により割り当てられた識別子により線形な時間軸上に配列したスケジュールを作成するスケジュール作成部305と、これにより作成されたスケジュールを表示する表示部306と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、スケジュール表示装置およびスケジュール表示プログラムに関し、特に、患者に施す看護業務ないし医療行為である療事に関するスケジュールを視覚的に簡便に把握可能とするスケジュール表示装置およびスケジュール表示プログラムに関する。
従来、入院施設を備えた病院では、複数の看護師がそれぞれ複数の患者に対して注射、点滴その他の看護業務ないし医療行為(以降において便宜的に療事と称することとする)をおこなうのが常である。また、患者の側からみても、いつも一人の看護師が対応してくれるわけでなく、複数の看護師が療事を施すのが常である。すなわち、看護師と患者と療事とは、それぞれが多対多の関係にあった。
このような状況の下、各病棟や各科では、看護師とその受け持ちの患者と療事の内容とをスケジュール表にして管理していた。図19は、従来のスケジュール表の例を示した図である。例示したように、スケジュール表には、看護師が横マス(看護師A,看護師B、看護師C、、、)に、療事の表題情報が縦マス(療事α、療事β、療事γ)に記入され、各マスには、その患者に対していつ療事を施すべきかが記入されている。このような表により、従来では、各看護師が自分のやるべき仕事を把握し、看護師長は、看護師に与える仕事内容(療事内容)を割り振っていた。
特開平09−251488公報 特開2004−103001公報
しかしながら、従来の技術では以下の問題点があった。
すなわち、多対多の関係では、図19に示すようなスケジュール表があったとしても、患者と看護師と療事内容と時間との一体的な把握が困難であるという問題点があった。図19に示した例では、看護師Aは、患者甲に対し10時00分に療事α(例えば採血)を施した後、患者乙に対して10時10分から療事γ(例えば点滴)を施し、そして10時15分に再び患者甲に対して療事β(注射)を施すというスケジュールが組まれている。
このように療事毎のスケジュール表であると、「どの患者に何時療事を施すか」ということが飛び飛びになってしまい、患者をとり違えてしまったり、時間を間違えてしまったりする可能性があるという問題点があった。また、この例では説明の便宜上、表題を少なくしているが、実際には表題と患者数はもっと多いので、把握すべき情報が多すぎ、確認ミス、実施漏れ、業務ミスにもつながる可能性が高くなってしまうという問題点があった。この問題点は、例えば、表を看護師と患者によって縦マス横マスを形成しても同様であり、今度は療事と時間の見通しが悪くなる、という問題点が発生する。換言すれば、従来の技術では、療事の時系列を連続的ないし直感的に認識しづらいという問題点があった。
また、看護師に療事を割り振る担当医や看護師長にとっても、図19にあげたスケジュール表では、看護師Aに対してある時刻に療事αを依頼しようとしても、その時刻に看護師Aが対応できるかどうかは他のマスを見てからでないと決められないという問題点があった。また、療事によっては、例えば、終了時刻も考慮せねばならない場合もあり、依頼自体に多大な時間がかかってしまうという問題点があった。また、表を見過ごしてしまった場合などには、同じ時間に複数の予定が競合してしまう場合があるという致命的な問題点があった。
また、医療の現場においては、患者の様態に応じてまたは新たな患者の到来によって、予定が変更されるのが常態であるため、即時的な予定把握の要請が潜在的に内在する。また、点滴といった、有限回数で終わる定期的な療事もあるので、開始時期を指定するときに、将来的にも予定の競合が発生しないか否かの把握が必要となる。この点に関しても、従来のスケジュール表では、対応できないなど問題点があった。
また、看護師長などの管理責任者は、効率的な病院運営も任せられる立場にあるため、業務の効率化を図る必要がある。しかしながら、従来のスケジュール管理では、どこに業務の無駄があるのか把握しづらいという問題点があった。
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、患者と看護師と療事内容と療事を施す時間との一体的な把握が容易にできるスケジュール表示装置およびスケジュール表示プログラムを提供することを目的とする。また、療事の時系列を連続的ないし直感的に認識可能なスケジュール表示装置およびスケジュール表示プログラムを提供することを目的とする。
また、スケジュールの競合を防止可能なスケジュール表示装置およびスケジュール表示プログラムを提供することを目的とする。
また、業務の効率化を図ることが可能なスケジュール表示装置およびスケジュール表示プログラムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載のスケジュール表示装置は、患者の識別情報と、当該患者に施す看護業務ないし医療行為である療事の表題情報と、当該療事を施す時間情報と、当該療事を施す看護師の識別情報と、を入力する情報入力手段と、前記情報入力手段により入力された情報を互いに対応づけて記憶する情報記憶手段と、複数の看護師の中から特定の看護師を指定する看護師指定手段と、ある患者に対するある療事を、当該患者に対する他の療事および他の患者に対する同一もしくは他の療事と比較して外観上一意に特定可能となるように、形、色、大きさ、その他の視覚上類別される属性のうちの一つを患者の識別用として他の一つを療事の識別用として割り当てて一つの識別子により表現する割当手段と、前記看護師指定手段により指定された看護師のスケジュールであって、前記情報記憶手段により当該看護師に対応づけられている療事を前記割当手段により割り当てられた識別子により線形な時間軸上に配列したスケジュールを作成するスケジュール作成手段と、前記スケジュール作成手段により作成されたスケジュールを表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする。
すなわち、請求項1にかかる発明は、看護師毎に、スケジュールの粗密およびスケジュールの時間間隔(リズム)を識別子により視覚的に表現する。これにより、患者と看護師と療事内容と療事を施す時間との一体的な把握が容易にできるスケジュール表示装置を提供可能となる。なお、本願では、療事とは、看護業務ないし医療行為を意味することとし、患者の治療に必要な行為ないし事象を意味するものとする。具体的には、療事とは、療養上の世話といった看護業務や、診療上の介助といった医療行為をあげることができる。
また、患者の識別情報とは、患者の氏名やIDその他患者を一意に特定できる情報を意味する。また、表題情報とは、点滴、注射、与薬、清拭くなどの療事名を意味する。また、時間情報とは、療事を施す時刻をいい、ある程度の時間が必要なもの(例えば点滴)に関しては必要時間(または終了時刻)も含むものとする。また、看護師の識別情報とは、看護師の氏名やIDその他看護師を一意に特定できる情報を意味する。
なお、看護師とは、患者に対して療事を施す者を意味し、狭義の看護師の他、医師を含んでいてもよいものとする。この意味において、看護師は療事実施者ということができる。
なお、識別子は、例えば、患者を特定する属性として形(○:患者甲、□:患者乙、△:患者丙、▽:患者丁、☆:患者戊)をもちい、療事を特定する属性として色(注射α:黄、与薬β:ライトグリーン、点滴γ:濃紺、検温κ:ピンク、採血δ:ダークグリーン手術ω:赤)をもちい、形と色を特定して、識別子一つによって患者と療事の二つの情報を埋め込んだものをいう。上の例では、識別子として黄色いい○が表現されている場合は、患者甲に対して注射αをすることを意味する。なお、二つの属性を表すことができない組合せ、例えば、「大きさ」と輪郭がもともと概念できない「色」とは識別子を構成するものではないことは言うまでもない。
また、線形な時間軸とは、療事を施す時間に対応させて識別子をスケジュール表に割り振ったときに、識別子間の長さが、時間長さと比例関係にある時間軸をいう。
なお、ここにいうスケジュールの表現は、特に限定されるものではないが、例えば、長細い帯を描画し、この上に識別子を表記する態様をあげることができる。これにより線形の時間軸が帯の長手方向に対応するので時間間隔を認識し易くなる。
また、請求項2に記載のスケジュール表示装置は、患者の識別情報と、当該患者に施す看護業務ないし医療行為である療事の表題情報と、当該療事を施す時間情報と、当該療事を施す看護師の識別情報と、を入力する情報入力手段と、前記情報入力手段により入力された情報を互いに対応づけて記憶する情報記憶手段と、複数の看護師の中から特定の看護師を指定する看護師指定手段と、ある患者に対するある療事を、当該患者に対する他の療事および他の患者に対する同一もしくは他の療事と比較して外観上一意に特定可能となるように、形、色、大きさ、その他の視覚上類別される属性のうちの一つを患者の識別用として他の一つを療事の識別用として割り当てて一つの識別子により表現する割当手段と、前記看護師指定手段により指定された看護師のスケジュールであって、前記情報記憶手段により当該看護師に対応づけられている療事を前記割当手段により割り当てられた識別子により線形な第一の時間軸上に配列したスケジュールを作成するスケジュール作成手段と、前記スケジュール作成手段により作成されたスケジュールの配列を、直線の第二の軸を中心として等径等ピッチの螺旋状に巻き付けて表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする。
すなわち、請求項2にかかる発明は、螺旋をもちいた三次元表現により限られた表示面積を有効活用すると共に、一周分の時間間隔が等しくなり次の一周(単位時間)までにどのような予定が入っているのかを視覚的に表現する。これにより、療事の時系列を連続的ないし直感的に認識可能なスケジュール表示装置を提供可能となる。なお、配列の順序が明瞭に区別できるように、第一の時間軸を線ないし帯状に表現し当該線ないし帯上に識別子を配置するのが好ましい。
また、請求項3に記載のスケジュール表示装置は、患者の識別情報と、当該患者に施す看護業務ないし医療行為である療事の表題情報と、当該療事を施す時間情報と、当該療事を施す看護師の識別情報と、を入力する情報入力手段と、前記情報入力手段により入力された情報を互いに対応づけて記憶する情報記憶手段と、複数の看護師の中から特定の看護師を指定する看護師指定手段と、ある患者に対するある療事を、当該患者に対する他の療事および他の患者に対する同一もしくは他の療事と比較して外観上一意に特定可能となるように、形、色、大きさ、その他の視覚上類別される属性のうちの一つを患者の識別用として他の一つを療事の識別用として割り当てて一つの識別子により表現する割当手段と、前記看護師指定手段により指定された看護師のスケジュールであって、前記情報記憶手段により当該看護師に対応づけられている療事を前記割当手段により割り当てられた識別子により線形な第一の時間軸上に配列したスケジュールを作成するスケジュール作成手段と、前記スケジュール作成手段により作成されたスケジュールの配列を、直線の第二の軸を中心として等径等ピッチの螺旋状に巻き付けて当該第二の軸方向側から眺めた遠近法により表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする。
すなわち、請求項3にかかる発明は、渦巻き表現により次の一周(単位時間)までにどのような予定が入っているのかを直近の予定ほど大きく見えるようにして描画する。これにより、療事の時系列を連続的ないし直感的に認識可能なスケジュール表示装置を提供可能となる。なお、配列の順序が明瞭に区別できるように、第一の時間軸を線ないし帯状に表現し当該線ないし帯上に識別子を配置するのが好ましい。
また、請求項4に記載のスケジュール表示装置は、請求項1、2または3に記載のスケジュール表示装置において、前記看護師指定手段により指定された看護師が施す総ての療事のスケジュールを表示すると共に、患者毎のスケジュールをあわせて表示する並列表示制御手段を備えたことを特徴とする。
すなわち請求項4にかかる発明は、複数の患者を抱える看護師が、全体的なスケジュールと個々の患者に対するスケジュールとを相互に対比可能に表現する。
また、請求項5に記載のスケジュール表示装置は、患者の識別情報と、当該患者に施す看護業務ないし医療行為である療事の表題情報と、当該療事を施す時間情報と、当該療事を施す看護師の識別情報と、を入力する情報入力手段と、前記情報入力手段により入力された情報を互いに対応づけて記憶する情報記憶手段と、複数の看護師の中から特定の看護師を指定する看護師指定手段と、ある患者に対するある療事を、当該患者に対する他の療事および他の患者に対する同一もしくは他の療事と比較して外観上一意に特定可能となるように、形、色、大きさ、その他の視覚上類別される属性のうちの一つを患者の識別用として他の一つを療事の識別用として割り当てて一つの識別子により表現する割当手段と、前記看護師指定手段により指定された看護師のスケジュールであって、前記情報記憶手段により当該看護師に対応づけられている療事を前記割当手段により割り当てられた識別子により線形な第一の時間軸上に配列したスケジュールを作成するスケジュール作成手段と、複数の患者の中の特定の患者または複数の療事の中の特定の療事のいずれかを指定する患者療事指定手段と、前記患者療事指定手段により指定された特定の患者または特定の療事が一直線上にならぶように、前記スケジュール作成手段により作成されたスケジュールの配列を、直線の第二の軸を中心として螺旋状に巻き付けて表示する表示手段と、
を備えたことを特徴とする。
すなわち、請求項5にかかる発明は、ある患者に対して療事を施す時間間隔(ただし療事内容は問わない)の粗密、または、ある療事自体の時間間隔(ただし患者を問わない)の粗密を、螺旋の径により視覚的に表現する(間隔があく場合には径が広くなり、間隔が詰まっている場合には径が狭くなる)。これにより、患者と看護師と療事内容と療事を施す時間との一体的な把握を容易とし、かつ、療事の時系列を連続的ないし直感的に認識可能なスケジュール表示装置を提供可能となる。
また、請求項6に記載のスケジュール表示装置は、請求項1〜5のいずれか一つに記載のスケジュール表示装置において、時間軸の単位時間当たりの表示長さを調節する表示長変更手段を備えたことを特徴とする。
すなわち、請求項6にかかる発明は、スケジュールの表示間隔を変更可能とする。換言すれば、スケジュールの配列を遠目で見て、ロングスパンの予定も把握可能にし、反対に、識別子が重なるような場合には、近づいて見て、予定を詳細にかつ確実に把握可能にもする。
また、請求項7に記載のスケジュール表示装置は、請求項1〜6のいずれか一つに記載のスケジュール表示装置において、前記情報入力手段により新たに入力された情報のうちの看護師の識別情報および療事を施す時間情報、並びに、前記情報記憶手段に既に記憶されている情報のうちの看護師の識別情報および療事を施す時間情報に基づいて、当該看護師のスケジュールに重複があるかないかを判定する重複判定手段と、前記重複判定手段により重複があると判定された場合に、重複がある旨の警告をおこなう警告手段と、を備えたことを特徴とする。
すなわち、請求項7にかかる発明は、スケジュールの競合を防止可能なスケジュール表示装置を提供する。従って、本発明によれば、医療過誤防止の確実性を向上し、過剰医療の抑制も実現でき、また、他の看護師への療事の割り振りを促すことも可能となる。
また、請求項8に記載のスケジュール表示装置は、患者に施す看護業務ないし医療行為である療事の表題情報と、当該療事を施す時間情報と、当該療事を施す看護師の識別情報と、を入力する情報入力手段と、前記情報入力手段により入力された情報を互いに対応づけて記憶する情報記憶手段と、前記情報記憶手段により記憶された情報に基づいて、所定の一定時間間隔中に存在する療事の所要時間または療事の出現回数を療事毎に合計する療事合計手段と、前記療事合計手段により合計された所要時間または出現回数を分布割合としたパイチャートを作成するパイチャート作成手段と、前記パイチャート作成手段により作成されたパイチャートを、線形な時間軸上において前記時間間隔毎に表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする。
すなわち、請求項8にかかる発明は、看護師毎に、所定時間内に施すべき療事の内容およびそれに割かれる時間割合ないし頻度を一見して把握可能に表現する。従って、業務の効率化を図ることが可能なスケジュール表示装置を提供することが可能となる。
また、請求項9に記載のスケジュール表示装置は、請求項8に記載のスケジュール表示装置において、前記パイチャート作成手段を制御して、個々のパイチャート中の所要時間の総和または出現回数の総和に応じてパイチャートの直径または厚みを変更する容積変更制御手段を備えたことを特徴とする。
すなわち、請求項9にかかる発明は、療事の時間または頻度の粗密(看護師の忙しさ)もあわせて簡便に把握可能に表現する。
また、請求項10に記載のスケジュール表示装置は、請求項8または9に記載のスケジュール表示装置において、看護師毎のパイチャートを並べて表示する並列表示制御手段を備えたことを特徴とする。
すなわち、請求項10にかかる発明は、看護師長その他の病棟責任者が、全体的な業務(療事)の分布割合と共に、個々の看護師のスケジュールも相互に対比可能に表現する。これにより、スキルに応じた看護師の割り振りや均等な仕事の割り振りが可能となり看護師全体で見た場合の無駄な時間をなくすことができる。
また、請求項11に記載のスケジュール表示装置は、患者の識別情報と、当該患者に施す看護業務ないし医療行為である療事の表題情報と、当該療事を施す時間情報と、を入力する情報入力手段と、前記情報入力手段により入力された情報を互いに対応づけて記憶する情報記憶手段と、前記情報記憶手段により記憶された情報に基づいて、所定の一定時間間隔中に存在する療事の所要時間または療事の出現回数を療事毎に合計する療事合計手段と、前記療事合計手段により合計された所要時間または出現回数を分布割合としたパイチャートを作成するパイチャート作成手段と、前記パイチャート作成手段により作成されたパイチャートを、線形な時間軸上において前記時間間隔毎に表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする。
すなわち、請求項11にかかる発明は、ある患者に対して特定の療事の頻度ないし時間が突出しているかいないかを判定可能に表現する。従って、医療ミス防止に資するスケジュール表示装置を提供可能となる。
また、請求項12に記載のスケジュール表示装置は、請求項11に記載のスケジュール表示装置において、前記パイチャート作成手段を制御して、個々のパイチャート中の所要時間の総和または出現回数の総和に応じてパイチャートの直径または厚みを変更する容積変更制御手段を備えたことを特徴とする。
すなわち、請求項12にかかる発明は、療事の時間または頻度の粗密(患者への負担の大きさ)もあわせて簡便に把握可能に表現する。
また、請求項13に記載のスケジュール表示装置は、請求項11または12に記載のスケジュール表示装置において、患者毎のパイチャートを並べて表示する並列表示制御手段を備えたことを特徴とする。
すなわち、請求項13にかかる発明は、同じ病気で入院した患者同士を比較して、同様のパイチャートパターンが得られているかを把握して、医療ミス防止の多面的チェックが可能となるように表現する。
また、請求項14に記載のスケジュール表示プログラムは、患者の識別情報と、当該患者に施す看護業務ないし医療行為である療事の表題情報と、当該療事を施す時間情報と、当該療事を施す看護師の識別情報と、を互いに対応づけて記憶させたデータベースを備えるコンピュータを、複数の看護師の中から特定の看護師を指定する看護師指定手段、ある患者に対するある療事を、当該患者に対する他の療事および他の患者に対する同一もしくは他の療事と比較して外観上一意に特定可能となるように、形、色、大きさ、その他の視覚上類別される属性のうちの一つを患者の識別用として他の一つを療事の識別用として割り当てて一つの識別子により表現する割当手段、前記看護師指定手段により指定された看護師のスケジュールであって、前記データベースにより当該看護師に対応づけられている療事を前記割当手段により割り当てられた識別子により線形な時間軸上に配列したスケジュールを作成するスケジュール作成手段、および、前記スケジュール作成手段により作成されたスケジュールを表示する表示手段、として機能させることを特徴とする。
すなわち、請求項14にかかる発明は、看護師毎に、スケジュールの粗密およびスケジュールの時間間隔(リズム)を識別子により視覚的に表現する。これにより、患者と看護師と療事内容と療事を施す時間との一体的な把握が容易にできるスケジュール表示プログラムを提供可能となる。
また、請求項15に記載のスケジュール表示プログラムは、患者の識別情報と、当該患者に施す看護業務ないし医療行為である療事の表題情報と、当該療事を施す時間情報と、当該療事を施す看護師の識別情報と、を互いに対応づけて記憶させたデータベースを備えるコンピュータを、複数の看護師の中から特定の看護師を指定する看護師指定手段、ある患者に対するある療事を、当該患者に対する他の療事および他の患者に対する同一もしくは他の療事と比較して外観上一意に特定可能となるように、形、色、大きさ、その他の視覚上類別される属性のうちの一つを患者の識別用として他の一つを療事の識別用として割り当てて一つの識別子により表現する割当手段、前記看護師指定手段により指定された看護師のスケジュールであって、前記データベースにより当該看護師に対応づけられている療事を前記割当手段により割り当てられた識別子により線形な第一の時間軸上に配列したスケジュールを作成するスケジュール作成手段、および、前記スケジュール作成手段により作成されたスケジュールの配列を、直線の第二の軸を中心として等径等ピッチの螺旋状に巻き付けて表示する表示手段、として機能させることを特徴とする。
すなわち、請求項15にかかる発明は、螺旋をもちいた三次元表現により限られた表示面積を有効活用すると共に、一周分の時間間隔が等しくなり次の一周(単位時間)までにどのような予定が入っているのかを視覚的に表現する。これにより、療事の時系列を連続的ないし直感的に認識可能なスケジュール表示プログラムを提供可能となる。なお、配列の順序が明瞭に区別できるように、第一の時間軸を線ないし帯状に表現し当該線ないし帯上に識別子を配置するのが好ましい。
また、請求項16に記載のスケジュール表示プログラムは、患者の識別情報と、当該患者に施す看護業務ないし医療行為である療事の表題情報と、当該療事を施す時間情報と、当該療事を施す看護師の識別情報と、を互いに対応づけて記憶させたデータベースを備えるコンピュータを、複数の看護師の中から特定の看護師を指定する看護師指定手段、ある患者に対するある療事を、当該患者に対する他の療事および他の患者に対する同一もしくは他の療事と比較して外観上一意に特定可能となるように、形、色、大きさ、その他の視覚上類別される属性のうちの一つを患者の識別用として他の一つを療事の識別用として割り当てて一つの識別子により表現する割当手段、前記看護師指定手段により指定された看護師のスケジュールであって、前記データベースにより当該看護師に対応づけられている療事を前記割当手段により割り当てられた識別子により線形な第一の時間軸上に配列したスケジュールを作成するスケジュール作成手段、および、前記スケジュール作成手段により作成されたスケジュールの配列を、直線の第二の軸を中心として等径等ピッチの螺旋状に巻き付けて当該第二の軸方向側から眺めた遠近法により表示する表示手段、として機能させることを特徴とする。
すなわち、請求項16にかかる発明は、渦巻き表現により次の一周(単位時間)までにどのような予定が入っているのかを直近の予定ほど大きく見えるようにして描画する。これにより、療事の時系列を連続的ないし直感的に認識可能なスケジュール表示プログラムを提供可能となる。なお、配列の順序が明瞭に区別できるように、第一の時間軸を線ないし帯状に表現し当該線ないし帯上に識別子を配置するのが好ましい。
また、請求項17に記載のスケジュール表示プログラムは、請求項14、15または16に記載のスケジュール表示プログラムにおいて、コンピュータを、更に、前記患者の識別情報、療事の表題情報、療事を施す時間情報、および、療事を施す看護師の識別情報を入力する情報入力手段、および、前記情報入力手段により入力された情報を互いに対応づけて前記データベースに記憶する情報記憶手段、として機能させることを特徴とする。
すなわち、請求項17にかかる発明によれば、利便性の高いスケジュール表示プログラムを提供可能となる。
また、請求項18に記載のスケジュール表示プログラムは、請求項14〜17のいずれか一つに記載のスケジュール表示プログラムにおいて、コンピュータを、更に、前記看護師指定手段により指定された看護師が施す総ての療事のスケジュールを表示すると共に、患者毎のスケジュールをあわせて表示する並列表示制御手段として機能させることを特徴とする。
すなわち、請求項18にかかる発明は、複数の患者を抱える看護師が、全体的なスケジュールと個々の患者に対するスケジュールとを相互に対比可能に表現する。
また、請求項19に記載のスケジュール表示プログラムは、患者の識別情報と、当該患者に施す看護業務ないし医療行為である療事の表題情報と、当該療事を施す時間情報と、当該療事を施す看護師の識別情報と、を互いに対応づけて記憶させたデータベースを備えるコンピュータを、複数の看護師の中から特定の看護師を指定する看護師指定手段、ある患者に対するある療事を、当該患者に対する他の療事および他の患者に対する同一もしくは他の療事と比較して外観上一意に特定可能となるように、形、色、大きさ、その他の視覚上類別される属性のうちの一つを患者の識別用として他の一つを療事の識別用として割り当てて一つの識別子により表現する割当手段、前記看護師指定手段により指定された看護師のスケジュールであって、前記データベースにより当該看護師に対応づけられている療事を前記割当手段により割り当てられた識別子により線形な第一の時間軸上に配列したスケジュールを作成するスケジュール作成手段、複数の患者の中の特定の患者または複数の療事の中の特定の療事のいずれかを指定する患者療事指定手段、および、前記患者療事指定手段により指定された特定の患者または特定の療事が一直線上にならぶように、前記スケジュール作成手段により作成されたスケジュールの配列を、直線の第二の軸を中心として螺旋状に巻き付けて表示する表示手段、として機能させることを特徴とする。
すなわち、請求項19にかかる発明は、ある患者に対して療事を施す時間間隔(ただし療事内容は問わない)の粗密、または、ある療事自体の時間間隔(ただし患者を問わない)の粗密を螺旋の径により視覚的に表現する(間隔があく場合には径が広くなり、間隔が詰まっている場合には径が狭くなる)。これにより、患者と看護師と療事内容と療事を施す時間との一体的な把握を容易とし、かつ、療事の時系列を連続的ないし直感的に認識可能なスケジュール表示プログラムを提供可能となる。
また、請求項20に記載のスケジュール表示プログラムは、請求項19に記載のスケジュール表示プログラムにおいて、コンピュータを、更に、前記患者の識別情報、療事の表題情報、療事を施す時間情報、および、療事を施す看護師の識別情報を入力する情報入力手段、および、前記情報入力手段により入力された情報を互いに対応づけて前記データベースに記憶する情報記憶手段、として機能させることを特徴とする。
すなわち、請求項20にかかる発明によれば、利便性の高いスケジュール表示プログラムを提供可能となる。
また、請求項21に記載のスケジュール表示プログラムは、請求項14〜20のいずれか一つに記載のスケジュール表示プログラムにおいて、コンピュータを、更に、
時間軸の単位時間当たりの表示長さを調節する表示長変更手段として機能させることを特徴とする。
すなわち、請求項21にかかる発明は、スケジュールの表示間隔を変更可能とする。換言すれば、スケジュールの配列を遠目で見て、ロングスパンの予定も把握可能にし、反対に、識別子が重なるような場合には、近づいて見て、予定を詳細にかつ確実に把握可能にもする。
また、請求項22に記載のスケジュール表示プログラムは、請求項14〜21のいずれか一つに記載のスケジュール表示プログラムにおいて、コンピュータを、更に、前記情報入力手段により新たに入力された情報のうちの看護師の識別情報および療事を施す時間情報、並びに、前記データベースに既に記憶されている情報のうちの看護師の識別情報および療事を施す時間情報に基づいて、当該看護師のスケジュールに重複があるかないかを判定する重複判定手段、および、前記重複判定手段により重複があると判定された場合に、重複がある旨の警告をおこなう警告手段、として機能させることを特徴とする。
すなわち、請求項22にかかる発明は、スケジュールの競合を防止可能なスケジュール表示プログラムを提供する。従って、本発明によれば、医療ミス防止の確実性を向上し、過剰医療の抑制も実現でき、また、他の看護師への療事の割り振りを促すことも可能となる。
また、請求項23に記載のスケジュール表示プログラムは、患者に施す看護業務ないし医療行為である療事の表題情報と、当該療事を施す時間情報と、当該療事を施す看護師の識別情報と、を互いに対応づけて記憶させたデータベースを備えるコンピュータを、前記データベースに記憶された情報に基づいて、所定の一定時間間隔中に存在する療事の所要時間または療事の出現回数を療事毎に合計する療事合計手段、前記療事合計手段により合計された所要時間または出現回数を分布割合としたパイチャートを作成するパイチャート作成手段、および、前記パイチャート作成手段により作成されたパイチャートを、線形な時間軸上において前記時間間隔毎に表示する表示手段、として機能させることを特徴とする。
すなわち、請求項23にかかる発明は、看護師毎に、所定時間内に施すべき療事の内容およびそれに割かれる時間割合ないし頻度を一見して把握可能に表現する。従って、業務の効率化を図ることが可能なスケジュール表示プログラムを提供することが可能となる。
また、請求項24に記載のスケジュール表示プログラムは、請求項23に記載のスケジュール表示プログラムにおいて、コンピュータを、更に、前記療事の表題情報、療事を施す時間情報、および、療事を施す看護師の識別情報を入力する情報入力手段、および、前記情報入力手段により入力された情報を互いに対応づけて前記データベースに記憶する情報記憶手段、として機能させることを特徴とする。
すなわち、請求項24にかかる発明によれば、利便性の高いスケジュール表示プログラムを提供可能となる。
また、請求項25に記載のスケジュール表示プログラムは、請求項23または24に記載のスケジュール表示プログラムにおいて、コンピュータを、更に、前記パイチャート作成手段を制御して、個々のパイチャート中の所要時間の総和または出現回数の総和に応じてパイチャートの直径または厚みを変更する容積変更制御手段として機能させることを特徴とする。
すなわち、請求項25にかかる発明は、療事の時間または頻度の粗密(看護師の忙しさ)もあわせて簡便に把握可能に表現する。
また、請求項26に記載のスケジュール表示プログラムは、請求項23、24または25に記載のスケジュール表示プログラムにおいて、コンピュータを、更に、看護師毎のパイチャートを並べて表示する並列表示制御手段として機能させることを特徴とする。
すなわち、請求項26にかかる発明は、看護師長その他の病棟責任者が、全体的な業務(療事)の分布割合と共に、個々の看護師のスケジュールも相互に対比可能に表現する。これにより、スキルに応じた看護師の割り振りや均等な仕事の割り振りが可能となり看護師全体で見た場合の無駄な時間をなくすことができる。
また、請求項27に記載のスケジュール表示プログラムは、患者の識別情報と、当該患者に施す看護業務ないし医療行為である療事の表題情報と、当該療事を施す時間情報と、を互いに対応づけて記憶させたデータベースを備えるコンピュータを、前記データベースに記憶された情報に基づいて、所定の一定時間間隔中に存在する療事の所要時間または療事の出現回数を療事毎に合計する療事合計手段、前記療事合計手段により合計された所要時間または出現回数を分布割合としたパイチャートを作成するパイチャート作成手段、および、前記パイチャート作成手段により作成されたパイチャートを、線形な時間軸上において前記時間間隔毎に表示する表示手段、として機能させることを特徴とする。
すなわち、請求項27にかかる発明は、ある患者に対して特定の療事の頻度ないし時間が突出しているかいないかを判定可能に表現する。従って、医療ミス防止に資するスケジュール表示プログラムを提供可能となる。
また、請求項28に記載のスケジュール表示プログラムは、請求項27に記載のスケジュール表示プログラムにおいて、コンピュータを、更に、前記患者の識別情報、療事の表題情報、および、療事を施す時間情報を入力する情報入力手段、および、前記情報入力手段により入力された情報を互いに対応づけて前記データベースに記憶する情報記憶手段、として機能させることを特徴とする。
すなわち、請求項28にかかる発明によれば、利便性の高いスケジュール表示プログラムを提供可能となる。
また、請求項29に記載のスケジュール表示プログラムは、請求項27または28に記載のスケジュール表示プログラムにおいて、コンピュータを、更に、前記パイチャート作成手段を制御して、個々のパイチャート中の所要時間の総和または出現回数の総和に応じてパイチャートの直径または厚みを変更する容積変更制御手段として機能させることを特徴とする。
すなわち、請求項28にかかる発明は、療事の時間または頻度の粗密(患者への負担の大きさ)もあわせて簡便に把握可能に表現する。
また、請求項30に記載のスケジュール表示プログラムは、請求項27、28または29に記載のスケジュール表示プログラムにおいて、コンピュータを、更に、患者毎のパイチャートを並べて表示する並列表示制御手段として機能させることを特徴とする。
すなわち、請求項30にかかる発明は、同じ病気で入院した患者同士を比較して、同様のパイチャートパターンが得られているかを把握して、医療ミス防止の多面的チェックが可能となるように表現する。
以上説明したように、本発明によれば、患者と看護師と療事内容と療事を施す時間との一体的な把握を容易とするスケジュール表示装置およびスケジュール表示プログラムを提供可能となる。
また、療事の時系列を連続的ないし直感的に認識可能なスケジュール表示装置およびスケジュール表示プログラムを提供可能となる。
また、スケジュールの競合を防止可能なスケジュール表示装置およびスケジュール表示プログラムを提供可能となる。
また、業務の効率化を図ることが可能なスケジュール表示装置およびスケジュール表示プログラムを提供可能となる。
また、患者への負担の大きさも簡便にはあく可能なスケジュール表示装置およびスケジュール表示プログラムを提供可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施の形態では、本発明のスケジュール表示プログラムをコンピュータにインストールし、コンピュータの表示画面を介して情報の授受ないし表示をおこなうスケジュール表示装置について説明する。ここでは、まず、装置の外観を簡単に説明し、ついで、ハードウェア構成、機能的構成などについて順次説明していく。
(スケジュール表示装置の外観構成)
図1は、スケジュール表示装置の外観構成の一例を示した図である。図示したように、スケジュール表示装置100は、いわゆるコンピュータと同様な構成を採用し、各種の情報を入力するキーボード101およびマウス102と、入力された情報を基に、スケジュールの作成その他の処理をおこなう本体部103と、スケジュールなどを表示するモニタ104と、モニタ104の枠部に設けられたスピーカ105と、を有する。なお、図示した例は、デスクトップタイプコンピュータであるが、これに限ることなく、ノートブックタイプコンピュータであってもよい。
(スケジュール表示装置のハードウェア構成)
図2−1は、スケジュール表示装置100のハードウェア構成の一例を示した説明図である。スケジュール表示装置100は、そのハードウェア構成として、CPU201と、ROM202と、RAM203と、ハードディスク(HD)204と、グラフィックスカード205と、モニタ206と、キーボード(K/B)207と、マウス(MOUSE)208と、ネットワークインターフェースカード(NIC)209と、サウンドカード210と、スピーカ211と、を有する。なお説明の便宜上、キーボード101、マウス102、モニタ104、およびスピーカ105を図2ではそれぞれキーボード207、マウス208、モニタ206、スピーカ211と表記している。
CPU201は、OSと共にスケジュール表示装置100全体を制御し、また、スケジュールの作成処理や表示処理、更には、予定の競合警告など各種のプログラムの処理制御をおこなう。具体的には、例えば、CPU201は、ハードディスク204に格納されているプログラムにしたがって、患者と看護師と療事内容と療事を施す時間(開始時間、終了時間)とを対応づけ、後述する識別子を割り当てて帯状のスケジュール表を可視化する。この他CPU201は、ハードディスク204に格納されている作業データをRAM203に一時保存する制御等もおこなう。
ROM202は、ブートプログラム等を記憶する。使用の態様によっては、ROM202は、スケジュール表示装置100の制御プログラムを格納しておいてもよい。RAM203は、CPU201のワークエリアとして使用する。具体的には、ハードディスク204から読み出されたデータベースの内容やプログラム内容などを一時的に格納する。また、後述する帯状のスケジュールとなるべきデータ群を一時的に格納する処理もおこなう。
ハードディスク204は、オペレーティング装置(OS)、アプリケーションプログラム、各種のデータを記憶する。ハードディスクの構成については後述する。
グラフィックスカード205は、モニタ206へ出力すべき画像信号を送出する。グラフィックスカード205は、出力すべき画像信号を格納するVRAMと、処理された画像信号をモニタ206へ出力する画像出力インターフェース(画像出力I/F)を備える。画像出力I/Fは、VRAMに展開されたRGB画像データをモニタ206へ出力する。
この他、スケジュール表示装置100は、コンピュータをネットワークへ接続するNIC209を有する。また、フレキシブルディスクドライブ装置、CD−ROMドライブ装置、MOドライブ装置等を搭載することも可能である。
図2−2は、ハードディスクの機能的構成例を示した説明図である。ハードディスク204は、アプリケーション部220とデータベース部(DB部)230とにより構成される。アプリケーション部220は、スケジュール表示装置100全体を制御するOS221と、各種の情報の入力補助をつかさどったり対応関係を保持したりしてDB部230を構築するDB構築プログラム222と、要求に応じて必要なデータをDB部230から抽出してスケジュールを構築するスケジュール構築プログラム223と、構築されたもしくは構築されるべきスケジュールを、要求に応じて二次加工し、直感的な把握が可能となるように表示をおこなうスケジュール加工プログラム224と、DB部230の格納情報そのもの、すなわち、患者や看護師のID、療事の表題や時間などを管理するDB管理プログラム225と、これらの実データに代えて高速な演算処理を実現するためのテーブル(対応テーブル)を管理するテーブル管理プログラム226と、を有する。
なお、以上のアプリケーション部220は、スケジュール表示装置100が果たす各種の情報の入力と、DB部230を介した情報の抽出、加工、および表示という観点から集約されたプログラム集合を説明したに過ぎず、実際のプログラムは多数のコンポーネントやDLLなどにより構成される。後述する機能的構成は、これらのプログラムが単体もしくは複数で、場合によってはDB部230と協働して各種実現されるものである。
次に、DB部230について説明する。DB部230は、看護師の氏名や所属などを格納する看護師情報格納部231と、患者の氏名や性別、年齢、既往歴、入院日数、これまでの療事内容などを格納する患者情報格納部232と、療事の表題をはじめ、療事の詳細内容など(点滴であればその種類、中身、繰り出し量など)を格納する療事情報格納部233と、療事の開始時間および終了時間もしくは療事の開始時間と所要時間などを格納する時間情報格納部234と、これらの情報のうち、少なくとも、看護師のID、患者のID、療事のタイトル、療事を施す時間と、を対応づけたテーブルである対応テーブルTを格納するテーブル格納部235と、を有する。
対応テーブルTを介在させることにより、入力された情報そのものを加工・編集する必要がなく処理速度を向上させることができる。対応テーブルTは、例えば、管理番号その他ポインタ情報やアドレス情報によっても構築ないし管理することができる。対応テーブルTの構成については、後に例示する。
(スケジュール表示装置の機能的構成)
次に、スケジュール表示装置100の機能的構成について説明する。図3は、スケジュール表示装置100の機能的構成例を示した説明図である。図示したように、スケジュール表示装置100は、情報入力部301と、情報記憶部302と、看護師指定部303と、割当部304と、スケジュール作成部305と、表示部306と、表示形態指定部307と、表示長変更部308と、並列表示制御部309と、重複判定部310と、警告部311と、療事合計部312と、パイチャート作成部313と、容積変更制御部314と、を備える。
情報入力部301は、患者の識別情報と、その患者に施す療事の表題情報と、その療事を施す時間情報と、その療事を施す看護師の識別情報と、を入力する。これらの情報は、例えば、主治医や主治医から命ぜられた看護師長が装置を介して入力する。図4は、入力画面の構成例を示した図である。入力画面401は、操作者の氏名を表示する操作者表示部402と、患者名をプルダウンメニューにより指定する患者名指定部403と、療事内容をプルダウンメニューにより指定する療事内容指定部404と、プルダウンメニューにない療事を具体的に入力する療事内容入力部405と、療事の開始時刻をプルダウンメニューにより指定する開始時刻指定部406と、療事の終了時刻をプルダウンメニューにより指定する終了時刻指定部407と、看護師名をプルダウンメニューにより指定する看護師名指定部408と、これら指定された情報をDB部230へ送信する送信ボタン409と、により構成される。
図に示したように、療事内容指定部404では、プルダウンメニューが更に展開でき、この例では、注射αの量が指定できるようになっている。但し、汎用的でない療事内容については、別途療事内容入力部405で入力することとし、最終的なメニュー決定まで冗長なポインタ移動を生じさせないようアクセス性を確保している。終了時刻指定部407は、点滴のように長時間にわたる療事に関して入力するボックスである。このとき、例えば、療事内容指定部404で点滴の種類と量とを指定したときに自動的に終了時刻が算出されるようにしてもよい。これにより、点滴総量だけでなく、療事を施す時間の両方によるダブルチェックが可能となり、適量であるか否かのより直感的な把握が可能となる。反対に、例えば、採血のようにほとんど時間がかからない場合には、選択不必要であるように初めからグレー表示する態様であってもよい。
情報入力部301は、例えば、キーボード207、マウス208、OS220、DB構築プログラム222などによりその機能を実現することができる。なお、図4では、患者の名前、療事内容、療事を施す時間、看護師名だけを入力したが、それ以外の情報、例えば、患者の性別、既往歴などもあわせて入力するようにしてもよい。
情報記憶部302は、情報入力部301で入力された情報を、対応関係を保持してDB230へ記憶する。具体的には、看護師の氏名を看護師情報格納部231に記憶させ、患者の氏名を患者情報格納部232に記憶させ、患者に施す療事の表題を療事情報格納部233に記憶させ、療事を施すべき時間についての情報を時間情報格納部234に記憶させる。
また、対応関係は入力されたデータそのものとしてではなく、情報の加工・編集や入出力などを高速に処理するため、対応テーブルTに管理番号を割り振り、この管理番号と情報入力部301から入力した各種情報を対応づけて、看護師情報格納部231、患者情報格納部232、療事情報格納部233、および、時間情報格納部234へ、それぞれ格納する。
図5は、対応テーブルTと各格納部における格納関係を概念的に説明するための対応例を示した説明図である。このうち、図5−1は、情報記憶部302により対応づけられた対応テーブルTの構成例を示した図である。図示したように、管理番号によって、各入力情報が一意に対応づけられている。また、図5−2は、看護師と管理番号との対応関係を、図5−3は、患者と管理番号との対応関係を、図5−4は、療事の表題と管理番号との対応関係を、図5−5は、時間と管理番号との対応関係を示している。従って、各情報と管理番号とが対応しているので、例えば、時刻を中心として療事の開始時間をソートしたりすることが容易かつ高速にできることとなる。なお、ここでは説明の便宜上、時間情報については開始情報のみ表した。
情報記憶部302は、例えば、DB構築プログラム222と、テーブル管理プログラム226と、DB管理プログラム225と、DB部230などによりその機能を実現することができる。なお、情報入力部301と情報記憶部302によりDB部230が構築され、後段で必要なスケジュールの編集および表示が可能となる。
続いて、DB部230に格納された情報に基づいて、スケジュールを表示させる機能部群について説明する。
看護師指定部303は、スケジュールを表示させたい看護師名を入力する。入力の態様は特に限定されないが、例えば、図4に示したように、画面上のプルダウンメニューにより表示させ指定するようにしてもよい。また、看護師が自分のIDとパスワードを入力して、スケジュール表示装置100にログインする方式が採用されている場合には、このログインセッションにより看護師が特定されるので、その情報をもちいてもよい。看護師指定部303は、例えば、キーボード207と、マウス208と、OS221などによりその機能を実現することができる。
割当部304は、一つの識別子によって患者と療事の表題の二つの情報を表現するように、患者を形状によって、療事の表題を色によって表現する。例えば、丸が患者甲を、青色が注射αを意味するとすると、青色の丸は、患者甲に対し注射αをおこなうことを意味する。なお、色は単色でなく、複数色の組合せであってもよいものとする。これにより、多数の療事もしくは詳細な療事の対応づけが可能となる。例えば、形状の輪郭線を第一色、輪郭内側を第二色と配色すれば、例えば、8色(黒、白、赤、青、水、橙、黄、緑)の基本色をもちいて、64通りの療事の表現が可能となる。
また、ミスの発生確率を低減するために、療事の性質により寒色系と暖色系を使い分けてもよい。例えば、採血や注射など時間のかからない療事は寒色系により表現し、点滴や手術のように時間のかかるものは暖色により表現するという方法をあげることができる。割当部304は、例えば、スケジュール構築プログラム223と、テーブル管理プログラム226と、テーブル格納部235と、RAM203などによりその機能を実現することができる。
スケジュール作成部305は、看護師指定部303により指定された看護師のスケジュールであって、割当部304により割り当てられた識別子をもちいて、情報記憶部302により当該看護師に対応づけられている療事を線形な時間軸上に配列したところのスケジュールを作成する。概念的に表現すると、スケジュールとは、帯状に形成され、帯の長手方向が時間の進行方向を意味し、時間間隔とスケジュールの目盛り間隔とが正比例したものである。そして、スケジュール作成部305は、看護師それぞれに対応させて用意してある帯状のスケジュール帯に対し、患者と療事の表題とを同時に表現した識別子を、対応する時間目盛り上に配置する作業をおこなう。後述するように、このスケジュールをそのまま表示したり、別の軸上に巻き付けて表示することにより、直感的なスケジュール把握が可能となる。
スケジュール作成部305は、例えば、スケジュール構築プログラム223と、テーブル管理プログラム226と、DB管理プログラムと、DB部230と、RAM203等によりその機能を実現することができる。
表示部306は、スケジュール作成部305により作成されたスケジュールを表示する。また、表示形態指定部307は、スケジュールを、ベルト表示、平面スパイラル表示、立体スパイラル表示、絞込立体スパイラル表示、パイチャート表示のいずれとするかを指定する。
図6は、ベルト表示の例を、図7は、立体スパイラル表示の例を、図8は、平面スパイラル表示の例を、図9は、絞込立体スパイラル表示の例それぞれ示している。なお、パイチャート表示の例については後述する。図6〜図9は、ある看護師のスケジュールであって、その看護師の抱える総ての患者の療事について、観点を変えて表示した例である。
このうち、図6に示したように、ベルト表示とは、時間の長さが長手方向の長さに正比例する帯へ識別子を配列したスケジュールの表示態様をいう。換言すれば、ベルト表示とは、スケジュール作成部305により作成され、何ら変更をしていない、いわば「素」のスケジュールということができる。なお、時間間隔が狭い場合には、複数の識別子が重なってしまうので、視認性をよくするために帯の巾方向に識別子を展開表示してもよい。図では、後の説明のため、便宜的に時間軸を併記している。
図7に示したように、立体スパイラル表示とは、図6に示したベルト表示を、直線の第二の軸を中心として等径等ピッチで螺旋状に巻き付けて表示したものをいう。図には、第一の線形時間軸に加え第二の軸も概念的に表記してある。等径等ピッチで巻き付けるので、帯の一周が常に一定時間間隔を刻むこととなる。なお、ベルト表示の一周が1時間となるように標準表示させれば、時間の把握がより容易となる。なお、この一周の時間間隔も変更可能であるものとする。
この立体スパイラル表示によれば、次の一周(次の1時間)になすべきことが視覚的に直感的に把握可能となる。また、実質的に第一の時間軸が引き延ばされるので、各識別子の視認性が向上し、ベルト表示のように巾方向への展開が少なくて済むという利点を有する。なお、奧のスパイラル部分に描画される識別子が手前のスパイラル部分に隠れてしまわないように、適宜半透明表示を採用するなどしてもよい。
図8に示したように、平面スパイラル表示とは、図7に示した立体スパイラル表示を、第二の軸から眺め、遠近法により表示したものである。この表示の利点は、立体スパイラル表示と同様に周期性があるので、例えば、スパイラルの一周を1時間とすれば、今後1時間以内に施すべき療事を時計の長針の位置に見立てて簡便に把握できる点にある。また、次の1時間、その次の1時間、その後の療事タイミングも感覚的に理解できる。例えば、3周後に沢山の識別子が表示されている場合には、3時間後に忙しくなることが事前に直感的に把握できる。また、遠近法により表示しているので、直近の療事ほど認識し易くなっている。なお、療事が長時間にわたるものは、その識別子を引き延ばして描画し、例えば、1/4周占めている場合には、15分間必要な療事であることを認識させるようにしてもよい。
図9に示したように、絞込立体スパイラル表示とは、図7に示した立体スパイラル表示を更に加工したものであって、複数の患者の中の特定の患者または複数の療事の中の特定の療事のいずれかが指定された場合に、当該患者または療事が一直線上にならぶように、スケジュールの配列を、直線の第二の軸を中心として螺旋状に巻き付けて表示したものである。この表示方法によれば、着目する療事と療事との間の時間間隔が長い場合には螺旋の径が大きくなり、療事と療事との間の時間間隔が短い場合には螺旋の径が狭くなる。従って、図示したように、径の大小により、療事のタイミングをパタンとしてより直感的把握可能となる。
看護師は、複数の患者に対して複数の療事を施すので、時には、特定の患者毎にスケジュールを把握する必要があり、また、療事自体のタイミングを把握する必要もある。例えば、看護師が出勤したときに、当日の患者毎のスケジュールの螺旋を把握し、続いて、療事毎のスケジュールの螺旋を把握すれば、結果として、視覚的かつ直感的に螺旋が把握可能となり、集中力を高めて療事にあたることが可能となる。
なお、表示形態指定部307による表示の指定は、例えば、画面上に適宜表示形態を指定するプルダウンメニューを用意しておこなうことができる。特に、絞込立体スパイラル表示に関しては、複数の患者の中の特定の患者または複数の療事の中の特定の療事のいずれかを指定することによっておこなう。
表示部306は、例えば、モニタ206と、グラフィックスカード205と、RAM203と、スケジュール加工プログラム224などによりその機能を実現することができる。また、表示形態指定部307は、例えば、マウス208と、スケジュール加工プログラム224と、RAM203と、モニタ206などによりその機能を実現することができる。
表示長変更部308は、時間軸の単位時間当たりのモニタ206上における表示長さを変更する。単位時間当たりの表示長さを長くすれば、識別子と識別子との間隔があくことになり、反対に、単位時間当たりの表示長さを短くすれば、表示がされていなかった過去や未来の事象(療事)にかかる識別子も表示されることとなる。すなわち、表示長変更部308は、いわば、縮尺変更部であり、遠目にスケジュール表を見て、全体的ないし大局的なスケジュール把握も可能にし、反対に、近づいてみて、短期的なスケジュール把握も可能にするといえる。
また、平面スパイラル表示や立体スパイラル表示の場合は、第一の線形時間軸(すなわちベルト表示自体)の長さを長くすると、一周の経過時間が変更されることとなる。換言すれば、表示長を変更するとは周期を調整することにもなる。
この他、表示長変更部308によりもしくは他の機能部を設けて、VRML技術のように、近づいたりひねったりするような、視点を3時限的に移動または変更するようにしてもよい。なお、近づいてみているのか遠目で見ているのかということ自体を認識しやすくするため、ベルトの巾も表示長さの大小によって調整してもよい。表示長変更部308は、例えば、スケジュール加工プログラム224と、RAM203などによりその機能を実現することができる。
並列表示制御部309は、個々のスケジュールと全体のスケジュールとを並べて表示する。図10は、ある看護師のその日の全体のベルト表示のスケジュールを左に、その看護師がその日に担当する患者毎のベルト表示を右側に表した図である。図11は、ある看護師のその日の全体の平面スパイラル表示のスケジュールを左に、その看護師がその日に担当する患者毎の平面スパイラル表示を右側に表した図である。図12は、ある看護師のその日の全体の立体スパイラル表示のスケジュールを左に、その看護師がその日に担当する患者毎の立体スパイラル表示を右側に表した図である。図13は、ある看護師のその日の全体の立体スパイラル表示のスケジュールを左に、その看護師がその日に担当する患者毎の絞込立体スパイラル表示を右側に表した図である。図14は、ある看護師のその日の全体の立体スパイラル表示のスケジュールを左に、その看護師がその日に担当する療事毎の絞込立体スパイラル表示を右側に表した図である。図示したように、多面的な表示により、スケジュールを視覚的かつ直感的に把握可能となる。
また、表示形態を複数織り交ぜたスケジュールとしてもよい。例えば、全体のスケジュールを平面スパイラル表示とし、個々のスケジュールを絞込立体スパイラル表示とすれば、直近の療事を平面スパイラル表示により認識しつつ、個々の絞込立体スパイラル表示を見渡して、全体的なスケジュールも感覚的に把握可能となる。なお、任意の複数人のスケジュールを表示可能であり、表示人数も調整できるものとする。並列表示制御部309は、例えば、スケジュール加工プログラム224と、テーブル格納部235と、CPU201と、RAM203などによりその機能を実現することができる。
なお、図10に示したベルト表示は、第一の時間軸のみをもちいるだけで、第二の軸に巻き付けないので、いわば時間間隔が狭く、識別子が同じような時間帯に多数描画されてしまい視認性が悪くなる場合がある。従って、ベルト表示に水平線を表示したりスポットライトをあてたような描画方法を採用して、どの時刻かを認識できるようにすればスケジュールの把握が容易となる。図15は、図10に示した並列的なベルト表示に水平線(同一時刻を表示する線)を表示させた例である。また、図16は、図10に示した並列的なベルト表示にスポットライトをあてた表示例である。図15に表示した例では、微妙な時間の前後の把握が容易となる。また、図16に示した例では、注目している時刻前後のスケジュールの視認性が高くなる。
重複判定部310は、情報入力部301により新たに入力された情報のうちの看護師のIDおよび療事を施す時間情報、並びに、DB部230に既に記憶されている情報のうちの看護師のIDおよび療事を施す時間情報に基づいて、その看護師のスケジュールに重複があるかないかを判定する。また、警告部311は、重複判定部310により重複があると判定された場合に、その旨の警告をおこなう。
これにより、主治医または看護師長などが、その看護師に仕事を割り振る場合に、予定が重なっていないかどうかを判定可能となる。なお、主治医または看護師長の決定が優先されるので、その都度その都度、既に組まれている予定が優先されるべきか、これから繰り入れようとしている療事が優先されるべきかが決定される。従って、警告部311により警告が発せられた場合には、状況に応じて、既に組まれている予定の時刻をずらしたり、他の看護師に頼んだり(実際にはその看護師のその療事予定を削除して、新たに別の看護師に割り振る)して、最適な療事を割り振ることが可能となる。
なお、警告の態様は、音声、画像の点滅、モニタ206上でのポップアップ表示等、注意を喚起する態様であれば限定はなく種々採用できる。また、予定を他の看護師に割り振る場合には、例えば、並列表示制御部309により、他の看護師の予定を複数並列的に表示し、ドラッグ&ドロップで予定を移動できるようにしてもよい。このようにすれば、移動先で再び警告表示がなされた場合でも、予定編成作業を容易におこなうことができ、競合の解決に資することが可能となる。
重複判定部310は、例えば、OS221と、テーブル管理プログラム226と、DB管理プログラム225と、DB230と、RAM203などによりその機能を実現することができる。また、警告部311は、スケジュール構築プログラム223と、スピーカ211と、サウンドカード210と、OS221等によりその機能を実現することができる。
次に、パイチャートによるスケジュール表示について説明する。これまでのスケジュール表示は、総て、時間の連続性を維持した表示であり(ベルト表示)、場合によっては周期的表現も採用したものであった(平面スパイラル表示または立体スパイラル表示)。ここでは、パイチャートによって時間間隔毎の総和としてスケジュールを把握する機能部について説明する。これにより、細部を気にしない大局的な把握が可能となる。
まず、「どの患者に対する」という情報をあえて考慮せず、看護師が抱える療事という観点のみを見たパイチャートについて説明する。療事合計部312は、DB部230により記憶された情報に基づいて、所定の一定時間間隔中(例えば一日または一週間)に存在する療事の所要時間または療事の出現回数を療事毎に合計する。また、パイチャート作成部313は、療事合計部312により合計された所要時間または出現回数を分布割合(%)として、当該所要時間または出現回数を要する療事を、色分けしたパイチャートとして作成する。すなわち、この二つの機能部により、ある時間間隔中に、どのような療事にどれだけ時間が割かれたか、または、どれだけの療事頻度があったかを把握できる。
並列表示制御部309は、看護師全体として一つのパイチャートを表示すると共に、看護師毎の療事をこれと対比可能に並べて表示する。図17は、パイチャートの並列表示例を示した図である。図示したように、所定の時間間隔毎にパイチャートが表示されると共に、看護師毎の療事回数の比較が可能となっている。例えば、看護師長が、看護師Aと看護師Bを見比べた場合、同じような仕事の割り振りをしていると思っていても、看護師Aの注射の頻度が高いということが容易に把握可能となる。従って、忙しいあまり、ミスが生じてしまう可能性を看護師長が認識可能となり、適切な采配が可能となる。換言すると、パイチャート表示によれば、看護師長その他の責任者が、看護師の療事パタンの相関性を認識でき、仕事の采配や、あき時間の認識など、効率的な病院運営に資することが可能となる。
この例は、前述の通り、「どの患者に対する」という情報をあえて考慮せず、看護師が抱える療事という観点のみを見たパイチャートである。従って、使用する情報は、患者に施す療事の表題情報と、その療事を施す時間情報と、その療事を施す看護師の識別情報である。一方、患者の識別情報と、その患者に施す療事の表題情報と、その療事を施す時間情報とをもちいて、「どの看護師が施す」という情報をあえて考慮せず、患者が施される療事という観点のみを見たパイチャートも構築可能である。このようなパイチャートを見ることにより、点滴の頻度が高く患者の負担が大きいといったことが把握可能となる。また、同じ病気で同時期に入院した複数の患者を対比して、同じような療事が施されているかの大局的な対比も可能となる。
なお、容積変更制御部314は、パイチャート作成部313を制御して、個々のパイチャート中の療事を施す時間または療事回数の総和に応じてパイチャートの直径または厚みを変更する。これにより、看護師に関するパイチャート表示であって、ボリュームのあるパイチャートである場合には、それだけ看護師が忙しいまたは忙しくなることを意味し、仕事のメリハリをより感覚的に認識しやすくなる。同様に、患者に関するパイチャート表示であって、ボリュームのあるパイチャートである場合には、それだけ患者の負担が大きいまたは大きくなることを意味し、負担の分散の検討など、患者本位の療事を提供するための参考資料とすることができる。
パイチャート表示により、以下のように、効率的な病院運営も可能となる。例えば、看護記録の作成も療事の表題としてスケジュールの表示項目に設定するとする。看護師長が、ある看護師のパイチャートをみて、他の看護師より看護記録に割く時間が特に長かったことを確認した場合、その看護師長がその看護師へ指導および助言をおこなって作業の効率化を図らせ、浮いた時間を患者に接するために割り振ることができたとする。そうした結果、患者とのコミュニケーションの高まりにより、互いの信頼感が向上し、例えば、看護の不足に伴う患者の不安の高まりから生じる不必要な看護師呼び出しなども少なくなる。これはひいては、不必要な対応に割かれる看護師負担を軽減し、あわせて看護サービスの改善に貢献する好循環を生むこととなる。このように、本発明によれば、良い意味での業務内容改善の連鎖が起こり、病院全体での看護サービスの向上が実現される。
療事合計部312は、例えば、DB管理プログラム225と、DB部230と、OS221と、RAM203と、スケジュール構築プログラム223などによりその機能を実現することができる。また、パイチャート作成部313は、スケジュール構築プログラム223とスケジュール加工プログラム224とRAM203などによりその機能を実現することができる。また、容積変更制御部314は、スケジュール加工プログラム224とRAM203などによりその機能を実現することができる。
なお、以上説明した例では、療事のスケジュールを中心に説明したが、使用の態様によっては、療事以外の予定、例えばカンファレンスなど、勤務中、看護師の時間が割かれる業務予定も組み込めるようにしてもよい。
また、以上の例では、図1のように単独のコンピュータにシステムが構築される態様について説明したが、これに限定することなく、例えば、クライアントサーバシステムのように、DB部の構築と、スケジュール構築・加工と、を主におこなうサーバ装置と、情報の入力、出力(表示)を主におこなう複数のクライアント装置とによるシステムであることを妨げない。このように分散化することにより、例えば、大病院で、各病棟を行き来する看護師の労力軽減や患者のケアに資することが可能となる。
次に、より具体的なシナリオ(使用例)をもちいてスケジュール表示装置を説明する。
(使用例1)
患者甲、患者乙、・・・、患者丙、を受け持っている看護師Aは、夜勤の看護師Bから引継ぎを済ませ、本日の予定をベルト形式にしたがって確認した。一方、先日の検査結果より患者丁の病状が思いの他悪いことを知った担当医師H1から、急遽、同患者に検査並びに点滴の療事をおこなうように指示が出された。看護師Aはこの指示に対応すべくスケジュール表示装置100に入力したところ、他にも同時間帯に対応すべき業務があることが判明した。また、点滴終了時には他の患者の検査に忙殺されていることが予想された。看護師Aは、この事情を担当医師H1に報告した。
担当医師H1は、患者丁は初めての入院で少々神経質になっており、突然の検査を見知らぬ看護師が対応することによって生じるストレスを抑えるためにも、入院時から世話を続けてきた看護師Aが対応すべきと判断した。そこで担当医師H1は他の看護師の本日の業務予定をベルト表示で確認したところ、看護師Cがちょうど業務負担的に余裕があることが分かったので、本来看護師Aが担当する予定であった業務を看護師Cへ移管することとした。看護師長は医師H1の指示を受け、モニタ206上でベルト表示の所定領域(所定療事)を選択→ドラッグ&ドロップしてスケジュールを変更し、また看護師Cへも連絡した。なお、この業務移管の様子を概念的に図18に例示した。
このようにすれば、口頭あるいは電話での依頼では、依頼する側、依頼される側双方にうっかり忘れも生じる危険性があるところ、スケジュール表示装置100経由で変更登録が可能であるので、確実性が向上する。万が一にも適切に療事が行なわれなかった場合には責任の所在も明らかになる。なお、そのような実施漏れが発生しないためにも、予定時刻を過ぎても療事完了の確認がなされていない業務については、対応する識別子が点滅するなど、視覚的に注意を促すようにしてもよい。また、ログをとるようにすれば、必要な業務を「実施したか、実施しなかったか」という結果のみならず、業務(変更)の指示がだれからいつ出されたかということまで管理可能となり、トラブルが発生したときの検証が容易になり、今後の発生ミス防止に役立てることも可能となる。
(使用例2)
とある病院では、クリニカルパスの導入を決定した。クリニカルパスとは、個々の病気毎に標準的な治療内容やスケジュールを規定するものである。これにより、入院費を予め算定可能となるもので、入院費用の増加に歯止めをかけるものとして期待されている。他方、その範囲に収まらない治療は各病院の負担となるため、病院経営者側からは医療・看護の管理を徹底する必要がある。従ってこの病院ではスケジュール表示装置100を導入することとした。
ある日、患者甲が白内障手術のため入院することになった。看護師長は担当看護師の割り振りを決めるにあたって、スケジュール表示装置100を介して、看護師Aの現在の予定業務の上に、白内障手術にかかる標準的業務内容(療事群)を追加してみた。その結果、他の患者の看護業務と重なること警告された。従って、そのまま看護師Aに担当を任せたのでは忙しさからミスを誘発するおそれがあると判断した。そこで標準では8時30分から開始することになっている最初の治療を30分遅らせ、9時から実施するようにして再度、看護師Aのスケジュールを確認した。今度は警告が出ず、無理のない範囲に業務が分散されることが分かったので、看護師長はそのスケジュールで患者甲の担当を看護師Aに任せることにした。
(使用例3)
看護部長は先日、看護師長から、ある看護師が多忙を極めているという現状の報告を受けた。どこに原因があるのかを見極めることが重要と判断した師長は、スケジュール表示装置100によって、ここ1年間の月別のその看護師の業務内容をパイチャートで可視化してみた。すると保清に割かれた時間が多くなっていることに気がついた。これが時間的に他の看護業務を圧迫しており、このままでは入院患者へのトータル的な意味でのサービスの質が低下することを懸念した看護師長は新たな看護師の増員を決めた。
(使用例4)
また、看護師長は過去の看護実績データを基にスケジュール表示装置100をもちいて、標準看護業務を算定し、勤務時間全体の中での個々の業務内容の割合をパイチャート表示した。この結果と、各看護師が実際に実施した業務内容と比較してみた。すると看護師Aは説明・指導に多くの時間がとられていることが分かった。療事件数自体は他の看護師と比べてさほど多くないため、1件あたりの所要時間が長いことが分かった。看護師Aに事情の説明を求めたところ、入院時の説明毎に患者とのトラブルが発生していることが分かった。従って看護師Aは、看護師長とも相談の上、問題の解決に取り組むこととした。しばらくして、他の看護師と同等の時間でスムーズに説明・指導することができるようになり、病院の業務改善につながった。
なお、本発明はスケジュール管理全般に適用可能であり、特に、始期と終期が不確定ではあるが定期的な事象と、不定期な単発事象とが混在し、そのスケジュールをこなす者が複数の者に管理されるもしくはそのスケジュールをこなす者が複数の者を相手にするような場合に特に有効である。例えば、食品製造工場の品質管理部門にも適用可能である。
スケジュール表示装置の外観構成の一例を示した図である。 スケジュール表示装置のハードウェア構成の一例を示した説明図である。 ハードディスクの機能的構成例を示した説明図である。 スケジュール表示装置の機能的構成例を示した説明図である。 スケジュール表示装置の入力画面の構成例である。 情報記憶部により対応づけられた対応テーブルTの構成例を示した図である。 看護師と管理番号との対応関係を示した図である。 患者と管理番号との対応関係を示した図である。 療事と管理番号との対応関係を示した図である。 時間と管理番号との対応関係を示した図である。 ベルト表示の例を示した図である。 立体スパイラル表示の例を示した図である。 平面スパイラル表示の例を示した図である。 絞込立体スパイラル表示の例を示した図である。 ある看護師のその日の全体のベルト表示のスケジュールを左に、その看護師がその日に担当する患者毎のベルト表示を右側に表した図である。 ある看護師のその日の全体の平面スパイラル表示のスケジュールを左に、その看護師がその日に担当する患者毎の平面スパイラル表示を右側に表した図である。 ある看護師のその日の全体の立体スパイラル表示のスケジュールを左に、その看護師がその日に担当する患者毎の立体スパイラル表示を右側に表した図である。 ある看護師のその日の全体の立体スパイラル表示のスケジュールを左に、その看護師がその日に担当する患者毎の絞込立体スパイラル表示を右側に表した図である。 ある看護師のその日の全体の立体スパイラル表示のスケジュールを左に、その看護師がその日に担当する療事毎の絞込立体スパイラル表示を右側に表した図である。 図10に示した並列的なベルト表示に水平線を表示させた例である。 図10に示した並列的なベルト表示にスポットライトをあてた表示例である。 パイチャートの並列表示例を示した図である。 業務移管の様子を概念的に示した図である。 従来のスケジュール表の例を示した図である。
符号の説明
100 スケジュール表示装置
101(207) キーボード
102(208) マウス
104(206) モニタ
105(211) スピーカ
201 CPU
203 RAM
204 ハードディスク
220 アプリケーション部
222 DB構築プログラム
223 スケジュール構築プログラム
224 スケジュール加工プログラム
225 DB管理プログラム
226 テーブル管理プログラム
230 DB部
231 看護師情報格納部
232 患者情報格納部
233 療事情報格納部
234 時間情報格納部
235 テーブル格納部
301 情報入力部
302 情報記憶部
303 看護師指定部
304 割当部
305 スケジュール作成部
306 表示部
307 表示形態指定部
308 表示長変更部
309 並列表示制御部
310 重複判定部
311 警告部
312 療事合計部
313 パイチャート作成部
314 容積変更制御部

Claims (30)

  1. 患者の識別情報と、当該患者に施す看護業務ないし医療行為である療事の表題情報と、当該療事を施す時間情報と、当該療事を施す看護師の識別情報と、を入力する情報入力手段と、
    前記情報入力手段により入力された情報を互いに対応づけて記憶する情報記憶手段と、
    複数の看護師の中から特定の看護師を指定する看護師指定手段と、
    ある患者に対するある療事を、当該患者に対する他の療事および他の患者に対する同一もしくは他の療事と比較して外観上一意に特定可能となるように、形、色、大きさ、その他の視覚上類別される属性のうちの一つを患者の識別用として他の一つを療事の識別用として割り当てて一つの識別子により表現する割当手段と、
    前記看護師指定手段により指定された看護師のスケジュールであって、前記情報記憶手段により当該看護師に対応づけられている療事を前記割当手段により割り当てられた識別子により線形な時間軸上に配列したスケジュールを作成するスケジュール作成手段と、
    前記スケジュール作成手段により作成されたスケジュールを表示する表示手段と、
    を備えたことを特徴とするスケジュール表示装置。
  2. 患者の識別情報と、当該患者に施す看護業務ないし医療行為である療事の表題情報と、当該療事を施す時間情報と、当該療事を施す看護師の識別情報と、を入力する情報入力手段と、
    前記情報入力手段により入力された情報を互いに対応づけて記憶する情報記憶手段と、
    複数の看護師の中から特定の看護師を指定する看護師指定手段と、
    ある患者に対するある療事を、当該患者に対する他の療事および他の患者に対する同一もしくは他の療事と比較して外観上一意に特定可能となるように、形、色、大きさ、その他の視覚上類別される属性のうちの一つを患者の識別用として他の一つを療事の識別用として割り当てて一つの識別子により表現する割当手段と、
    前記看護師指定手段により指定された看護師のスケジュールであって、前記情報記憶手段により当該看護師に対応づけられている療事を前記割当手段により割り当てられた識別子により線形な第一の時間軸上に配列したスケジュールを作成するスケジュール作成手段と、
    前記スケジュール作成手段により作成されたスケジュールの配列を、直線の第二の軸を中心として等径等ピッチの螺旋状に巻き付けて表示する表示手段と、
    を備えたことを特徴とするスケジュール表示装置。
  3. 患者の識別情報と、当該患者に施す看護業務ないし医療行為である療事の表題情報と、当該療事を施す時間情報と、当該療事を施す看護師の識別情報と、を入力する情報入力手段と、
    前記情報入力手段により入力された情報を互いに対応づけて記憶する情報記憶手段と、
    複数の看護師の中から特定の看護師を指定する看護師指定手段と、
    ある患者に対するある療事を、当該患者に対する他の療事および他の患者に対する同一もしくは他の療事と比較して外観上一意に特定可能となるように、形、色、大きさ、その他の視覚上類別される属性のうちの一つを患者の識別用として他の一つを療事の識別用として割り当てて一つの識別子により表現する割当手段と、
    前記看護師指定手段により指定された看護師のスケジュールであって、前記情報記憶手段により当該看護師に対応づけられている療事を前記割当手段により割り当てられた識別子により線形な第一の時間軸上に配列したスケジュールを作成するスケジュール作成手段と、
    前記スケジュール作成手段により作成されたスケジュールの配列を、直線の第二の軸を中心として等径等ピッチの螺旋状に巻き付けて当該第二の軸方向側から眺めた遠近法により表示する表示手段と、
    を備えたことを特徴とするスケジュール表示装置。
  4. 前記看護師指定手段により指定された看護師が施す総ての療事のスケジュールを表示すると共に、患者毎のスケジュールをあわせて表示する並列表示制御手段を備えたことを特徴とする請求項1、2または3に記載のスケジュール表示装置。
  5. 患者の識別情報と、当該患者に施す看護業務ないし医療行為である療事の表題情報と、当該療事を施す時間情報と、当該療事を施す看護師の識別情報と、を入力する情報入力手段と、
    前記情報入力手段により入力された情報を互いに対応づけて記憶する情報記憶手段と、
    複数の看護師の中から特定の看護師を指定する看護師指定手段と、
    ある患者に対するある療事を、当該患者に対する他の療事および他の患者に対する同一もしくは他の療事と比較して外観上一意に特定可能となるように、形、色、大きさ、その他の視覚上類別される属性のうちの一つを患者の識別用として他の一つを療事の識別用として割り当てて一つの識別子により表現する割当手段と、
    前記看護師指定手段により指定された看護師のスケジュールであって、前記情報記憶手段により当該看護師に対応づけられている療事を前記割当手段により割り当てられた識別子により線形な第一の時間軸上に配列したスケジュールを作成するスケジュール作成手段と、
    複数の患者の中の特定の患者または複数の療事の中の特定の療事のいずれかを指定する患者療事指定手段と、
    前記患者療事指定手段により指定された特定の患者または特定の療事が一直線上にならぶように、前記スケジュール作成手段により作成されたスケジュールの配列を、直線の第二の軸を中心として螺旋状に巻き付けて表示する表示手段と、
    を備えたことを特徴とするスケジュール表示装置。
  6. 時間軸の単位時間当たりの表示長さを調節する表示長変更手段を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のスケジュール表示装置。
  7. 前記情報入力手段により新たに入力された情報のうちの看護師の識別情報および療事を施す時間情報、並びに、前記情報記憶手段に既に記憶されている情報のうちの看護師の識別情報および療事を施す時間情報に基づいて、当該看護師のスケジュールに重複があるかないかを判定する重複判定手段と、
    前記重複判定手段により重複があると判定された場合に、重複がある旨の警告をおこなう警告手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載のスケジュール表示装置。
  8. 患者に施す看護業務ないし医療行為である療事の表題情報と、当該療事を施す時間情報と、当該療事を施す看護師の識別情報と、を入力する情報入力手段と、
    前記情報入力手段により入力された情報を互いに対応づけて記憶する情報記憶手段と、
    前記情報記憶手段により記憶された情報に基づいて、所定の一定時間間隔中に存在する療事の所要時間または療事の出現回数を療事毎に合計する療事合計手段と、
    前記療事合計手段により合計された所要時間または出現回数を分布割合としたパイチャートを作成するパイチャート作成手段と、
    前記パイチャート作成手段により作成されたパイチャートを、線形な時間軸上において前記時間間隔毎に表示する表示手段と、
    を備えたことを特徴とするスケジュール表示装置。
  9. 前記パイチャート作成手段を制御して、個々のパイチャート中の所要時間の総和または出現回数の総和に応じてパイチャートの直径または厚みを変更する容積変更制御手段を備えたことを特徴とする請求項8に記載のスケジュール表示装置。
  10. 看護師毎のパイチャートを並べて表示する並列表示制御手段を備えたことを特徴とする請求項8または9に記載のスケジュール表示装置。
  11. 患者の識別情報と、当該患者に施す看護業務ないし医療行為である療事の表題情報と、当該療事を施す時間情報と、を入力する情報入力手段と、
    前記情報入力手段により入力された情報を互いに対応づけて記憶する情報記憶手段と、
    前記情報記憶手段により記憶された情報に基づいて、所定の一定時間間隔中に存在する療事の所要時間または療事の出現回数を療事毎に合計する療事合計手段と、
    前記療事合計手段により合計された所要時間または出現回数を分布割合としたパイチャートを作成するパイチャート作成手段と、
    前記パイチャート作成手段により作成されたパイチャートを、線形な時間軸上において前記時間間隔毎に表示する表示手段と、
    を備えたことを特徴とするスケジュール表示装置。
  12. 前記パイチャート作成手段を制御して、個々のパイチャート中の所要時間の総和または出現回数の総和に応じてパイチャートの直径または厚みを変更する容積変更制御手段を備えたことを特徴とする請求項11に記載のスケジュール表示装置。
  13. 患者毎のパイチャートを並べて表示する並列表示制御手段を備えたことを特徴とする請求項11または12に記載のスケジュール表示装置。
  14. 患者の識別情報と、当該患者に施す看護業務ないし医療行為である療事の表題情報と、当該療事を施す時間情報と、当該療事を施す看護師の識別情報と、を互いに対応づけて記憶させたデータベースを備えるコンピュータを、
    複数の看護師の中から特定の看護師を指定する看護師指定手段、
    ある患者に対するある療事を、当該患者に対する他の療事および他の患者に対する同一もしくは他の療事と比較して外観上一意に特定可能となるように、形、色、大きさ、その他の視覚上類別される属性のうちの一つを患者の識別用として他の一つを療事の識別用として割り当てて一つの識別子により表現する割当手段、
    前記看護師指定手段により指定された看護師のスケジュールであって、前記データベースにより当該看護師に対応づけられている療事を前記割当手段により割り当てられた識別子により線形な時間軸上に配列したスケジュールを作成するスケジュール作成手段、
    および、
    前記スケジュール作成手段により作成されたスケジュールを表示する表示手段、
    として機能させることを特徴とするスケジュール表示プログラム。
  15. 患者の識別情報と、当該患者に施す看護業務ないし医療行為である療事の表題情報と、当該療事を施す時間情報と、当該療事を施す看護師の識別情報と、を互いに対応づけて記憶させたデータベースを備えるコンピュータを、
    複数の看護師の中から特定の看護師を指定する看護師指定手段、
    ある患者に対するある療事を、当該患者に対する他の療事および他の患者に対する同一もしくは他の療事と比較して外観上一意に特定可能となるように、形、色、大きさ、その他の視覚上類別される属性のうちの一つを患者の識別用として他の一つを療事の識別用として割り当てて一つの識別子により表現する割当手段、
    前記看護師指定手段により指定された看護師のスケジュールであって、前記データベースにより当該看護師に対応づけられている療事を前記割当手段により割り当てられた識別子により線形な第一の時間軸上に配列したスケジュールを作成するスケジュール作成手段、
    および、
    前記スケジュール作成手段により作成されたスケジュールの配列を、直線の第二の軸を中心として等径等ピッチの螺旋状に巻き付けて表示する表示手段、
    として機能させることを特徴とするスケジュール表示プログラム。
  16. 患者の識別情報と、当該患者に施す看護業務ないし医療行為である療事の表題情報と、当該療事を施す時間情報と、当該療事を施す看護師の識別情報と、を互いに対応づけて記憶させたデータベースを備えるコンピュータを、
    複数の看護師の中から特定の看護師を指定する看護師指定手段、
    ある患者に対するある療事を、当該患者に対する他の療事および他の患者に対する同一もしくは他の療事と比較して外観上一意に特定可能となるように、形、色、大きさ、その他の視覚上類別される属性のうちの一つを患者の識別用として他の一つを療事の識別用として割り当てて一つの識別子により表現する割当手段、
    前記看護師指定手段により指定された看護師のスケジュールであって、前記データベースにより当該看護師に対応づけられている療事を前記割当手段により割り当てられた識別子により線形な第一の時間軸上に配列したスケジュールを作成するスケジュール作成手段、
    および、
    前記スケジュール作成手段により作成されたスケジュールの配列を、直線の第二の軸を中心として等径等ピッチの螺旋状に巻き付けて当該第二の軸方向側から眺めた遠近法により表示する表示手段、
    として機能させることを特徴とするスケジュール表示プログラム。
  17. コンピュータを、更に、
    前記患者の識別情報、療事の表題情報、療事を施す時間情報、および、療事を施す看護師の識別情報を入力する情報入力手段、
    および、
    前記情報入力手段により入力された情報を互いに対応づけて前記データベースに記憶する情報記憶手段、
    として機能させることを特徴とする請求項14、15または16に記載のスケジュール表示プログラム。
  18. コンピュータを、更に、
    前記看護師指定手段により指定された看護師が施す総ての療事のスケジュールを表示すると共に、患者毎のスケジュールをあわせて表示する並列表示制御手段として機能させることを特徴とする請求項14〜17のいずれか一つに記載のスケジュール表示プログラム。
  19. 患者の識別情報と、当該患者に施す看護業務ないし医療行為である療事の表題情報と、当該療事を施す時間情報と、当該療事を施す看護師の識別情報と、を互いに対応づけて記憶させたデータベースを備えるコンピュータを、
    複数の看護師の中から特定の看護師を指定する看護師指定手段、
    ある患者に対するある療事を、当該患者に対する他の療事および他の患者に対する同一もしくは他の療事と比較して外観上一意に特定可能となるように、形、色、大きさ、その他の視覚上類別される属性のうちの一つを患者の識別用として他の一つを療事の識別用として割り当てて一つの識別子により表現する割当手段、
    前記看護師指定手段により指定された看護師のスケジュールであって、前記データベースにより当該看護師に対応づけられている療事を前記割当手段により割り当てられた識別子により線形な第一の時間軸上に配列したスケジュールを作成するスケジュール作成手段、
    複数の患者の中の特定の患者または複数の療事の中の特定の療事のいずれかを指定する患者療事指定手段、
    および、
    前記患者療事指定手段により指定された特定の患者または特定の療事が一直線上にならぶように、前記スケジュール作成手段により作成されたスケジュールの配列を、直線の第二の軸を中心として螺旋状に巻き付けて表示する表示手段、
    として機能させることを特徴とするスケジュール表示プログラム。
  20. コンピュータを、更に、
    前記患者の識別情報、療事の表題情報、療事を施す時間情報、および、療事を施す看護師の識別情報を入力する情報入力手段、
    および、
    前記情報入力手段により入力された情報を互いに対応づけて前記データベースに記憶する情報記憶手段、
    として機能させることを特徴とする請求項19に記載のスケジュール表示プログラム。
  21. コンピュータを、更に、
    時間軸の単位時間当たりの表示長さを調節する表示長変更手段として機能させることを特徴とする請求項14〜20のいずれか一つに記載のスケジュール表示プログラム。
  22. コンピュータを、更に、
    前記情報入力手段により新たに入力された情報のうちの看護師の識別情報および療事を施す時間情報、並びに、前記データベースに既に記憶されている情報のうちの看護師の識別情報および療事を施す時間情報に基づいて、当該看護師のスケジュールに重複があるかないかを判定する重複判定手段、
    および、
    前記重複判定手段により重複があると判定された場合に、重複がある旨の警告をおこなう警告手段、
    として機能させることを特徴とする請求項14〜21のいずれか一つに記載のスケジュール表示プログラム。
  23. 患者に施す看護業務ないし医療行為である療事の表題情報と、当該療事を施す時間情報と、当該療事を施す看護師の識別情報と、を互いに対応づけて記憶させたデータベースを備えるコンピュータを、
    前記データベースに記憶された情報に基づいて、所定の一定時間間隔中に存在する療事の所要時間または療事の出現回数を療事毎に合計する療事合計手段、
    前記療事合計手段により合計された所要時間または出現回数を分布割合としたパイチャートを作成するパイチャート作成手段、
    および、
    前記パイチャート作成手段により作成されたパイチャートを、線形な時間軸上において前記時間間隔毎に表示する表示手段、
    として機能させることを特徴とするスケジュール表示プログラム。
  24. コンピュータを、更に、
    前記療事の表題情報、療事を施す時間情報、および、療事を施す看護師の識別情報を入力する情報入力手段、
    および、
    前記情報入力手段により入力された情報を互いに対応づけて前記データベースに記憶する情報記憶手段、
    として機能させることを特徴とする請求項23に記載のスケジュール表示プログラム。
  25. コンピュータを、更に、
    前記パイチャート作成手段を制御して、個々のパイチャート中の所要時間の総和または出現回数の総和に応じてパイチャートの直径または厚みを変更する容積変更制御手段として機能させることを特徴とする請求項23または24に記載のスケジュール表示プログラム。
  26. コンピュータを、更に、
    看護師毎のパイチャートを並べて表示する並列表示制御手段として機能させることを特徴とする請求項23、24または25に記載のスケジュール表示プログラム。
  27. 患者の識別情報と、当該患者に施す看護業務ないし医療行為である療事の表題情報と、当該療事を施す時間情報と、を互いに対応づけて記憶させたデータベースを備えるコンピュータを、
    前記データベースに記憶された情報に基づいて、所定の一定時間間隔中に存在する療事の所要時間または療事の出現回数を療事毎に合計する療事合計手段、
    前記療事合計手段により合計された所要時間または出現回数を分布割合としたパイチャートを作成するパイチャート作成手段、
    および、
    前記パイチャート作成手段により作成されたパイチャートを、線形な時間軸上において前記時間間隔毎に表示する表示手段、
    として機能させることを特徴とするスケジュール表示プログラム。
  28. コンピュータを、更に、
    前記患者の識別情報、療事の表題情報、および、療事を施す時間情報を入力する情報入力手段、
    および、
    前記情報入力手段により入力された情報を互いに対応づけて前記データベースに記憶する情報記憶手段、
    として機能させることを特徴とする請求項27に記載のスケジュール表示プログラム。
  29. コンピュータを、更に、
    前記パイチャート作成手段を制御して、個々のパイチャート中の所要時間の総和または出現回数の総和に応じてパイチャートの直径または厚みを変更する容積変更制御手段として機能させることを特徴とする請求項27または28に記載のスケジュール表示プログラム。
  30. コンピュータを、更に、
    患者毎のパイチャートを並べて表示する並列表示制御手段として機能させることを特徴とする請求項27、28または29に記載のスケジュール表示プログラム。

JP2004251408A 2004-08-31 2004-08-31 スケジュール表示装置およびスケジュール表示プログラム Pending JP2006072420A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004251408A JP2006072420A (ja) 2004-08-31 2004-08-31 スケジュール表示装置およびスケジュール表示プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004251408A JP2006072420A (ja) 2004-08-31 2004-08-31 スケジュール表示装置およびスケジュール表示プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006072420A true JP2006072420A (ja) 2006-03-16

Family

ID=36153029

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004251408A Pending JP2006072420A (ja) 2004-08-31 2004-08-31 スケジュール表示装置およびスケジュール表示プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006072420A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009134713A (ja) * 2007-11-06 2009-06-18 Wise Solutions Co Ltd プロジェクト管理情報生成装置、プロジェクト管理情報生成方法、プロジェクト管理情報生成プログラム、および電子カルテ情報生成装置
JP2010172553A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Carecom Co Ltd 看護支援システム
WO2014147927A1 (ja) * 2013-03-21 2014-09-25 Necソリューションイノベータ株式会社 スケジュール表示装置、スケジュール表示方法およびスケジュール表示プログラム
JP2015197885A (ja) * 2014-04-03 2015-11-09 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ 傷病者受入状況表示装置、救急医療情報システム、傷病者受入状況表示方法およびプログラム
JP2018060449A (ja) * 2016-10-07 2018-04-12 清水建設株式会社 看護業務改善装置、看護業務改善システム、看護業務改善方法及びプログラム
JP2020091929A (ja) * 2020-03-13 2020-06-11 清水建設株式会社 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
JP7071769B1 (ja) 2021-04-05 2022-05-19 株式会社アイム 点滴管理システム
JP7296684B1 (ja) * 2022-07-26 2023-06-23 株式会社ゼスト 予定調整システム、予定調整方法及びプログラム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002074322A (ja) * 2000-08-31 2002-03-15 Sony Corp 情報処理装置及び情報処理方法並びにデータ記録媒体
JP2002269238A (ja) * 2001-03-07 2002-09-20 Hitachi Ltd 介護支援方法及び介護支援システム
JP2002351976A (ja) * 2001-05-25 2002-12-06 Touji Kiyama 移動体通信携帯端末、看護業務支援システム、これを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、看護業務支援装置および看護業務支援設備
JP2003085287A (ja) * 2001-09-14 2003-03-20 Toshiba Corp ヘルパー派遣スケジューリング方法、システム、サーバ及びプログラム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002074322A (ja) * 2000-08-31 2002-03-15 Sony Corp 情報処理装置及び情報処理方法並びにデータ記録媒体
JP2002269238A (ja) * 2001-03-07 2002-09-20 Hitachi Ltd 介護支援方法及び介護支援システム
JP2002351976A (ja) * 2001-05-25 2002-12-06 Touji Kiyama 移動体通信携帯端末、看護業務支援システム、これを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、看護業務支援装置および看護業務支援設備
JP2003085287A (ja) * 2001-09-14 2003-03-20 Toshiba Corp ヘルパー派遣スケジューリング方法、システム、サーバ及びプログラム

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009134713A (ja) * 2007-11-06 2009-06-18 Wise Solutions Co Ltd プロジェクト管理情報生成装置、プロジェクト管理情報生成方法、プロジェクト管理情報生成プログラム、および電子カルテ情報生成装置
JP2010172553A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Carecom Co Ltd 看護支援システム
WO2014147927A1 (ja) * 2013-03-21 2014-09-25 Necソリューションイノベータ株式会社 スケジュール表示装置、スケジュール表示方法およびスケジュール表示プログラム
JPWO2014147927A1 (ja) * 2013-03-21 2017-02-16 Necソリューションイノベータ株式会社 スケジュール表示装置、スケジュール表示方法およびスケジュール表示プログラム
JP2015197885A (ja) * 2014-04-03 2015-11-09 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ 傷病者受入状況表示装置、救急医療情報システム、傷病者受入状況表示方法およびプログラム
JP2018060449A (ja) * 2016-10-07 2018-04-12 清水建設株式会社 看護業務改善装置、看護業務改善システム、看護業務改善方法及びプログラム
JP2020091929A (ja) * 2020-03-13 2020-06-11 清水建設株式会社 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
JP7071769B1 (ja) 2021-04-05 2022-05-19 株式会社アイム 点滴管理システム
JP2022159972A (ja) * 2021-04-05 2022-10-18 株式会社アイム 点滴管理システム
JP7296684B1 (ja) * 2022-07-26 2023-06-23 株式会社ゼスト 予定調整システム、予定調整方法及びプログラム
WO2024023904A1 (ja) * 2022-07-26 2024-02-01 株式会社ゼスト 予定調整システム、予定調整方法及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Reddy et al. Temporality in medical work: Time also matters
US10762170B2 (en) Systems and methods for visualizing patient and telepresence device statistics in a healthcare network
EP3123371A1 (en) Device and method for visualizing tasks
US6047259A (en) Interactive method and system for managing physical exams, diagnosis and treatment protocols in a health care practice
US10032236B2 (en) Electronic health record timeline and the human figure
JP6132801B2 (ja) データ出力装置、方法及びプログラム
US8015034B2 (en) Care plan update management
US20060053034A1 (en) System and method for providing a real-time status for managing encounters in health care settings
JP2019071084A (ja) 輸液計画システム
Flohr et al. Clinician-driven design of vitalpad–an intelligent monitoring and communication device to improve patient safety in the intensive care unit
US20100262435A1 (en) Targeted health care content delivery system
JP2015197737A (ja) データ出力装置、方法及びプログラム
Glantz et al. “How do we use the time?”–an observational study measuring the task time distribution of nurses in psychiatric care
US11837334B2 (en) Whole-life, medication management, and ordering display system
JP2020021517A (ja) 臨床決定支援を有する点滴プランニングシステム
US20110264463A1 (en) Activity notification system and method
Hertzum et al. Visual overview, oral detail: The use of an emergency-department whiteboard
EP2782055A1 (en) Personalised medicine system displaying a timeline of clinical patient information
Soares et al. A model for drug dispensing service based on the care process in the Brazilian health system
JP2006072420A (ja) スケジュール表示装置およびスケジュール表示プログラム
US20120310694A1 (en) Enhancements To Executable Guideline Engines
Huber et al. Digital transformations in healthcare professionals’ work: Dynamics of autonomy, control and accountability
Rajabiyazdi et al. Exploring the design of patient-generated data visualizations
US20170329919A1 (en) Personalized user interfaces presenting care tasks
Geörges et al. Mobile patient monitoring for the pediatric intensive care unit work domain analysis and rapid prototyping results

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070820

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100413

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100810