JP2002351976A - 移動体通信携帯端末、看護業務支援システム、これを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、看護業務支援装置および看護業務支援設備 - Google Patents

移動体通信携帯端末、看護業務支援システム、これを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、看護業務支援装置および看護業務支援設備

Info

Publication number
JP2002351976A
JP2002351976A JP2001156253A JP2001156253A JP2002351976A JP 2002351976 A JP2002351976 A JP 2002351976A JP 2001156253 A JP2001156253 A JP 2001156253A JP 2001156253 A JP2001156253 A JP 2001156253A JP 2002351976 A JP2002351976 A JP 2002351976A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nursing
information
patient
nursing work
database
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001156253A
Other languages
English (en)
Inventor
Touji Kiyama
東児 木山
Junko Kaji
順子 加治
Masao Hasegawa
昌雄 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2001156253A priority Critical patent/JP2002351976A/ja
Publication of JP2002351976A publication Critical patent/JP2002351976A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】看護業務者全員が同一情報を共有することがで
き、患者誤認等による医療過誤を防止でき、看護業務の
実施忘れや遅延の発生を防止することができる看護業務
支援技術、看護業務支援システムを提供する。 【解決手段】看護業務者U毎にスケジューリングされた
看護業務データが格納され管理される看護業務データベ
ースDB1〜DB6と、看護業務データベースDB1〜DB6を検索
するための検索手段11と、検索手段12によって検索
された検索結果を、移動体通信携帯端末2に送信するた
めの送信手段13と、看護業務実施完了データを無線で
受信する受信手段13と、受信した看護業務データを看
護業務データベースDB1〜DB6に格納するためのデータ格
納手段14とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、看護業務支援技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より看護業務においては、看護婦等
の看護業務従事者は、事前に作成した看護業務スケジュ
ール表に従い看護業務を行っている。看護業務スケジュ
ール表には、看護されるべき患者、看護する看護業務
者、看護業務内容および時間帯等の看護業務情報が書か
れている。この看護業務スケジュール表により、いつ、
誰がどの患者に対してどのような看護を行うべきかを示
すことができる。看護業務が完了すると、完了報告を筆
記用具により看護経過記録として保管している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、看護業務ス
ケジュール表に実施完了報告を記録するだけでは正確性
に欠けるとともに、看護業務従事者の個人差によって、
記録として書かれる完了報告に優劣が発生する。このた
め、完了報告の記載モレや不明確な記載、不明瞭な記載
等により、看護業務のうまく引き継ぎができず看護業務
の実施忘れや遅延の発生を招いているという問題があ
る。また、看護業務スケジュール表だけでは、看護すべ
き患者個人を識別する決定的な情報がないため、患者誤
認等による医療過誤の発生の原因ともなっているという
問題がある。
【0004】本発明はかかる事情に鑑み、看護業務者全
員が同一情報を共有することができ、患者誤認等による
医療過誤を防止でき、看護業務の実施忘れや遅延の発生
を防止することができる看護業務支援技術を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の移動体通信携
帯端末は、看護業務データを無線で受信するための受信
部と、前記看護業務データを表示するための表示部と、
看護業務実施完了データを入力するための入力部と、前
記看護業務実施完了データを無線で送信するための送信
部とからなり、前記表示部に表示エリアが設けられ、該
表示エリアに同心で複数の時間円が表示されており、前
記スケジューリングされた看護業務データが各時間円上
で点として点灯するようにしたことを特徴とする。請求
項2の看護業務支援システムは、看護業務者毎にスケジ
ューリングされた看護業務データが格納され管理される
看護業務データベースと、該看護業務データベースを検
索するための検索手段と、該検索手段によって検索され
た検索結果を、前記移動体通信携帯端末に送信するため
の送信手段と、看護業務実施完了データを無線で受信す
る受信手段と、受信した看護業務データを前記看護業務
データベースに格納するためのデータ格納手段とを備え
たことを特徴とする。請求項3の看護業務支援システム
は、請求項2記載の発明において、前記看護業務データ
ベースが、患者番号毎に、患者基本情報を格納して管理
する患者基本データベースと、患者番号毎、診察科毎
に、診察科情報を格納して管理する診察科データベース
と、診察科毎、担当医毎、病名毎に、診療情報を格納し
て管理する診療データベースと、担当医毎に、担当患者
情報を格納して管理する担当患者データベースと、患者
番号毎に、医師指示情報を格納して管理する医師指示デ
ータベースと、患者番号毎に、看護計画情報、看護実績
情報および看護管理情報を格納して管理する看護データ
ベースとをからなることを特徴とする。請求項4のコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体は、請求項3記載の看
護業務支援システムが格納されたことを特徴とする。請
求項5の看護業務支援装置は、コンピュータであって、
請求項4記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体を
備えたことを特徴とする。請求項6の看護業務支援設備
は、請求項5記載の看護業務支援装置と、請求項1記載
の移動体通信携帯端末とからなる
【0006】請求項1の発明によれば、スケジューリン
グされた看護業務データが同心で複数の時間円上に点と
して点灯するので、看護業務者は自分が行うべき看護業
務をいつ行うのかを一目で確認することができる。請求
項2の発明によれば、看護業務者が行うべきスケジュー
リングされた看護業務データが、看護業務者毎に、看護
業務データベースに一元的に管理されている。このた
め、各看護業務者が自分の遂行すべき看護業務データを
問い合わせると、看護業務支援システムでは検索手段に
よって看護支援データベースから看護業務データが検索
される。このため、看護業務者は、当日行うべき看護業
務データを知ることができ、医療ミスを防止することが
できる。また、各看護業務者が看護業務完了毎に看護業
務完了データを送信すると、看護業務支援システムでは
データ格納手段によって看護業務完了データが看護業務
データベースに格納される。よって、看護業務データベ
ースを利用することによって、全ての看護業務者が同一
情報を共有することができ、この結果、患者誤認を防止
でき、看護業務の経過を時系列に表示して、看護業務の
実施忘れや遅延の発生を防止することができる。請求項
3の発明によれば、看護業務情報が、患者基本情報、診
察科情報、診療情報、担当患者情報、医師指示情報およ
び看護情報としてそれぞれ別々のデータベースで管理さ
れている。このため、これらの看護業務情報を管理しや
すく便利である。請求項4の発明によれば、看護業務支
援システムをコンピュータで読み取ることができる。請
求項5の発明によれば、看護業務支援システムを動作さ
せることができる。請求項6の発明によれば、看護業務
者が行うべきスケジューリングされた看護業務データ
が、看護業務者毎に、看護業務データベースに一元的に
管理されている。このため、各看護業務者が移動体通信
携帯端末から当該看護業務者が遂行すべき看護業務デー
タを問い合わせると、看護業務支援システムでは検索手
段によって看護支援データベースから看護業務データが
検索され、この看護業務データは送信手段によって前記
移動体通信携帯端末に送信される。このため、看護業務
者は、当日行うべき看護業務データを知ることができ、
医療ミスを防止することができる。また、各看護業務者
が看護業務実施完了毎に看護業務完了データを移動体通
信携帯端末から送信すると、看護業務支援システムでは
データ格納手段によって看護業務完了データが看護業務
データベースに格納される。よって、看護業務データベ
ースを利用することによって、全ての看護業務者が同一
情報を共有することができ、この結果、患者誤認を防止
でき、看護業務の経過を時系列に表示して、看護業務の
実施忘れや遅延の発生を防止することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施形態を図面
に基づき説明する。図1は本実施形態の看護業務支援設
備Aのネットワーク図である。同図に示すように、本実
施形態の看護業務支援設備Aは、看護業務支援装置1と
複数の移動体通信携帯端末2から構成されたものであ
る。
【0008】まず、看護業務支援装置1を説明する。看
護業務支援装置1はコンピュータであって、そのハード
ディスクやDVD ディスク、CD-ROM等のコンピュータ読み
取り可能な記録媒体に、看護業務支援システム10が記
録され動作可能にインストールされたものである。看護
業務支援システム10およびこれが記録されたコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体はいずれも、看護業務支援
装置1と同様に本発明の一実施形態である。なお、看護
業務支援システム10を動作させるOSは、LINUX やU
NIX(登録商標)、windows(登録商標)Me
/NT/2000/98等、特に限定されない。また、
看護業務支援システム10を記述するプログラミング言
語は、HTML、XML 、Perl、C、HDML、MML 、JAVA
(登録商標)等、特に限定されない。
【0009】つぎに、看護業務支援システム10を詳細
に説明する。図2は看護業務支援システム10のシステ
ム構成図である。同図に示すように、看護業務支援シス
テム10には、看護業務情報を格納して管理する看護業
務データベースを有している。この看護業務データベー
スとして、患者基本DB1 、連絡引継DB11、最適クリティ
カルパスDB12、バイタルサインDB13、診療科DB2 、診療
DB3 、標準クリティカルパスDB31、担当患者DB4 、医師
指示DB5 および看護DB6 を備えている。
【0010】患者基本DB1 は、患者番号毎に、患者基本
情報を格納して管理するデータベースである。患者基本
情報としては、患者番号、氏名、ふり仮名、性別、生年
月日、年齢、住所、保険種別、障害情報等を格納してお
けばよい。また、患者基本DB1 の患者番号毎に、各患者
の顔写真を格納するための格納領域が設けられている。
看護業務者Uが看護すべき患者を間違えないようにする
ためである。
【0011】連絡引継DB11は、患者番号毎に、連絡引継
情報を格納して管理するデータベースである。連絡引継
情報としては、連絡引継事項等を格納しておけばよい。
連絡引継DB11の患者番号と患者基本DB1 の患者番号との
間には、リレーションが張られている。このため、連絡
引継DB11の患者番号から患者基本DB1 の患者基本情報を
問い合わせることができる。
【0012】最適クリティカルパスDB12は、患者番号毎
に、最適クリティカルパス情報を格納して管理するデー
タベースである。最適クリティカルパス情報とは、理想
的な入院から退院までの予測されたスケジュール管理情
報である。この最適クリティカルパスDB12の患者番号と
患者基本DB1 の患者番号との間には、リレーションが張
られている。このため、最適クリティカルパスDB12の患
者番号から患者基本DB1 の患者基本情報を問い合わせる
ことができる。
【0013】バイタルサインDB13は、患者番号毎に、バ
イタルサイン情報を格納して管理するデータベースであ
る。バイタルサイン情報とは、一般的には測定日、体
温、血圧、脈拍、呼吸の測定値情報である。バイタルサ
イン情報としては、測定日、体温、血圧、脈拍、呼吸を
格納しておけばよい。このバイタルサインDB13の患者番
号と患者基本DB1 の患者番号との間には、リレーション
が張られている。このため、バイタルサインDB13の患者
番号から患者基本DB1 の患者基本情報を問い合わせるこ
とができる。
【0014】診療科DB2 は、患者番号毎、診療科毎に、
診療科名等の診療科情報を格納して管理するデータベー
スである。この診療科DB2 の患者番号と患者基本DB1 の
患者番号との間には、リレーションが張られている。こ
のため、診療科DB2 の患者番号から患者基本DB1 の患者
基本情報を問い合わせることができる。
【0015】担当患者DB4 は、担当医名毎に、担当患者
番号等の担当患者情報を格納して管理するデータベース
である。この担当患者DB4の担当患者番号と前記患者基
本DB1 の患者番号との間には、リレーションが張られて
いる。このため、担当患者DB4の担当患者番号から患者
基本DB1 の患者基本情報を問い合わせることができる。
【0016】また、標準クリティカルパスDB31は、病名
毎に、標準クリティカルパス情報を格納して管理するデ
ータベースである。標準クリティカルパス情報とは、一
般的な入院から退院までの予測するスケジュール情報で
ある。
【0017】診療DB3 は、診療科毎、担当医名毎に、病
名・診断や問診情報等の診療情報を格納して管理するデ
ータベースである。この診療DB3 の診療科と診療科DB2
の診療科との間には、リレーションが張られている。こ
のため、診療DB3 の診療科から診療科DB2 の診療科情報
を問い合わせることができる。また、診療DB3 の担当医
名と担当患者DB4 の担当医名との間には、リレーション
が張られている。このため、診療DB3 の診療科から担当
患者DB4 の担当患者情報を問い合わせることができる。
そして、診療DB3 の病名と標準クリティカルパスDB31の
病名との間には、リレーションが張られている。このた
め、診療DB3 の診療科から診療科DB2 の診療科情報を問
い合わせることができる。
【0018】医師指示DB5 は、患者番号毎に、医師指示
情報を格納して管理するデータベースである。医師指示
情報としては、注射指示、処方指示、検査指示、処置指
示、手術指示、リハビリ指示、入退院指示、画像指示等
を格納しておけばよい。この医師指示DB5 の患者番号と
担当患者DB4 の担当患者番号との間には、リレーション
が張られている。このため、医師指示DB5 の患者番号か
ら担当患者DB4の担当患者情報を問い合わせることがで
きる。
【0019】看護DB6 は、患者番号毎に、患者のあらゆ
る得た看護情報を格納して管理するデータベースであ
る。看護情報としては、看護計画、看護実績、看護管理
等を格納しておけばよい。この看護DB6 の患者番号と医
師指示DB5 の患者番号との間にはリレーションが張られ
ている。このため、看護DB6 の患者番号から医師指示DB
5 の医師指示情報を問い合わせることができる。
【0020】つぎに、看護業務支援システム10におけ
るプログラムを説明する。看護業務支援システム10に
は、プログラムとして、検索手段11、送信手段12、
受信手段13およびデータ格納手段14を備えている。
検索手段11は、移動体通信携帯端末2から送信される
検索要求に応じてデータベースを検索するためのプログ
ラムである。送信手段12は、前記検索手段11によっ
て検索された検索結果を、移動体通信携帯端末2に送信
するためのプログラムである。受信手段13は、移動体
通信携帯端末2から送信される看護業務データを受信す
るためのプログラムである。データ格納手段14は、移
動体通信携帯端末2から送信されるデータ格納要求に応
じて該当するデータベースの該当するレコードにデータ
を格納するためのプログラムである。
【0021】つぎに、移動体通信携帯端末2を説明す
る。図3は移動体通信携帯端末2の説明図である。同図
に示すように、移動体通信携帯端末2は、移動体通信が
可能な携帯端末であり、通信カードを備えているので、
リアルタイムで通信ができ、どこでも利用が可能であ
る。この移動体通信携帯端末2は、表示部21および入
力部22を備えている。なお、この移動体通信携帯端末
2は、200 グラムくらいで重量は軽く、大きさは葉書く
らいで、モバイル・ナースコール機能やPHS機能・デ
ジカメラ機能を有し、発生源入力情報を一元的に表示で
き、バイタルサイン入力情報を備えているものが好まし
い。
【0022】つぎに、表示部21を説明する。図4は表
示部21の拡大図である。同図に示すように、この表示
部21は、液晶ないしはプラズマディスプレイ等の文字
・図形の可変表示が可能な部品により構成されており、
この表示部21は、使用者の要求に応じた機能に対応し
て、その表示内容が変わるものである。この表示部21
は、サーバ用看護業務支援システム10から送信された
データに応じて、対応する場所が点灯するようになって
いる。表示部21には、同心の4重円が表示されてい
る。各円の上部、右部、下部、左部は、3時、9時、1
5時および21時をそれぞれ示している。
【0023】つぎに、表示エリア31を説明する。図5
は表示エリア31の説明図である。同図に示すように、
表示エリア31において、最外側の円は、看護サークル
41の時間軸円であり、この円上には看護実施記録情
報、バイタルサイン測定およびパスの時間情報等が液晶
の点灯部分51として色や形状等を変えて表示される。
最外から2番目の円は、コメディカルサークル42の時
間軸円であり、この円上には検査結果情報、画像情報お
よび薬剤情報等が液晶の点灯部分51として色や形状等
を変えて表示される。最外から3番目の円は、ドクター
サークル43の時間軸円であり、この円上には電子カル
テ情報、指示情報および診察・所見情報等が液晶の点灯
部分51として色や形状等を変えて表示される。最内側
の円は、患者サークル44の時間軸円であり、この円上
には患者基本情報、医事情報および問診情報が液晶の点
灯部分51として色や形状等を変えて表示される。
【0024】また、いずれかのサークル41〜44上に
は申し送り(夜勤―日勤)、ナースから医師に指示伺・
患者の状態報告、ドクター指示(臨時処方、画像、検査
等)、実施・予定表示(リハビリ、X線、MRI等)、
臨時処方、医師のオーダ情報、薬局・病棟情報伝送、定
時業務表示(バイタルサイン、与薬、処置、点滴等)、
定時業務表示などが液晶の点灯部分51として表示され
る。
【0025】さらに、最内側の患者サークル44の内部
領域は、患者の顔写真が表示される患者顔写真表示エリ
ア45である。この患者顔写真表示エリア45には、患
者番号、氏名、性別、年齢、電話番号、血液型、禁忌、
入院形態、病室番号、病名、担当医師、担当看護婦、特
記事項、入院年月日、保険種別、退院予定年月日、連絡
メモ、趣味、アレルギーなどが表示されるようになって
いる。
【0026】表示エリア31は、サークル表示されてお
り、イベント(アクション)の発生した(処置の必要
な)時間的な情報とその処置(アクション)が完了した
か未完了であるかを、処置の種別毎のサークル上で表示
を行うことができる。ここで表示されたアクション毎の
点表示では、その具体的詳細内容は判らない。そこで、
この点表示の部分をクリックして選択(キーボードによ
るカーソル移動、又はペンによる選択)することで、具
体的な内容がサークル表示に変わって画面上に文字や画
像表示が行われる。例えば検査の必要な時刻の点滅表示
は、その点滅部分を選択することで何の検査を行うかの
文字表示が現れるのである。この表示部21は小型のパ
ソコン画面であるから、常にサークル表示が出ている訳
ではなく、文字入力時には入力文字の表示を行うことが
できる。サークル上には、表示出来るエリアが狭いた
め、必要に応じて詳細画面に切り替えて使用することが
できる。
【0027】つぎに、表示部21の入力エリア32を説
明する。入力エリア32には、つぎの機能の指示領域が
設けられている。すなわち、患者指定、データ受信、デ
ータ送信、患者情報、クリティカルパス、看護計画、看
護記録、バイタルサイン入力、医師指示、日時指定、書
記、引継事項、写真、数字0〜9の領域が設けられてい
る。
【0028】患者指定の指示領域は、これをペン等で指
定することによって、入力エリア32を図6の表示に変
えるためのものである。同図に示すように、入力エリア
32には患者番号を入力できるフィールドが表示され
る。そこで、看護業務者は患者番号を入力して指定する
ことができる。なお、図7のように患者番号以外にも患
者名を入力するようにしてもよい。
【0029】データ受信の指示領域は、これをペン等で
指定すると、看護業務支援装置1から移動体通信携帯端
末2に看護業務データを受信することができるものであ
る。データ送信の指示領域は、これをペン等で指定する
と、移動体通信携帯端末2から看護業務支援装置1へ看
護業務完了データを送信することができるものである。
【0030】患者情報の指示領域は、これをペン等で指
定すると、入力エリア32を図8の表示に変えるための
ものである。同図に示すように、入力エリア32には患
者番号を入力できるフィールドが表示される。そこで、
看護業務者は患者の患者番号、患者氏名、測定年月日、
体温、血圧、脈拍、呼吸、身長、体重を入力することが
できる。
【0031】クリティカルパスの指示領域は、これをペ
ン等で指定すると、看護業務支援装置1から移動体通信
携帯端末2にクリティカルパス情報を受信することがで
きるものである。看護計画の指示領域は、これをペン等
で指定すると、看護業務支援装置1から看護計画情報を
受信することができるものである。バイタルサイン入力
の指示領域は、これをペン等で指定すると、看護業務支
援装置1から移動体通信携帯端末2にバイタルサイン情
報を受信することができるものである。看護記録の指示
領域は、これをペン等で指定すると、看護業務支援装置
1から移動体通信携帯端末2に看護記録情報を受信する
ことができるものである。医師指示の指示領域は、これ
をペン等で指定すると、看護業務支援装置1から移動体
通信携帯端末2に医師指示情報を受信することができる
ものである。
【0032】前記日時指定の指示領域は、これをペンや
指先で指定することによって、入力エリア32を図9の
表示に変えるためのものである。同図に示すように、入
力エリア32には看護業務データを入力できるフィール
ドが表示される。そこで、ユーザは(1)12時間,
(2)24時間,(3)3日,(4)7日,(5)14
日,(6)21日,ユーザ指定から選択できるのであ
る。メモの指示領域は、これをペン等で指定すると、看
護業務支援装置1から移動体通信携帯端末2にメモ情報
を受信することができるものである。引継事項の指示領
域は、これをペン等で指定すると、看護業務支援装置1
から移動体通信携帯端末2に引継事項を受信することが
できるものである。写真の指示領域は、これをペン等で
指定すると、看護業務支援装置1から移動体通信携帯端
末2に写真データを受信することができるものである。
【0033】つぎに、本実施形態の看護業務支援装置1
の作用・効果を説明する。図10は看護業務確認処理の
フローチャートである。図4および図10に示すよう
に、看護業務者Uが移動体通信携帯端末2の表示部21
における入力エリア32の看護計画ボタンをクリックす
ると、看護業務情報の確認要求が移動体通信携帯端末2
から看護業務支援装置1に送信される。看護業務支援装
置1では検索手段11によって、当該看護業務者Uが遂
行すべき看護業務情報がデータベースDB1 〜DB6 から検
索される。検索された看護業務情報は、送信手段12に
よって前記移動体通信携帯端末2に送信され、表示部2
1に入力部22として表示される。この看護業務情報の
うち、看護情報、コメディカル情報、ドクター情報およ
び患者情報は看護サークル41,コメディカルサークル
42,ドクターサークル43および患者サークル44上
における対応する時刻上で点灯部分51としてそれぞれ
点灯する。したがって、看護業務者Uは移動体通信携帯
端末2の表示部21上の点灯部分51を見ることによっ
て、自分が遂行すべき看護業務情報を確認することがで
きるのである。よって、看護業務者全員が同一情報を共
有することができ、患者誤認を防止でき、看護業務の経
過を時系列に表示して、看護業務の実施忘れや遅延の発
生を防止することができるという効果を奏する。
【0034】図11は看護業務実施完了登録処理のフロ
ーチャートである。同図に示すように、看護業務者Uが
各看護業務を完了するたびに、移動体通信携帯端末2の
入力エリア32の日時指定ボタンや患者指定ボタン等を
クリックして、看護業務の実施完了情報を入力すると、
この看護業務の実施完了情報は看護業務支援装置1に送
信される。看護業務支援装置1では、データ格納手段1
4によって当該看護業務の実施完了情報がデータベース
に格納される。
【0035】本実施形態の看護業務支援設備によれば、
以下の(1)〜(3)の効果を奏する。 (1) 看護業務者Uが行うべきスケジューリングされた看
護業務データが、看護業務者毎に、看護業務データベー
スDB1 〜DB6 に一元的に管理されている。このため、各
看護業務者Uが移動体通信携帯端末2から当該看護業務
者Uが遂行すべき看護業務データを問い合わせると、看
護支援システム10では検索手段11によって看護支援
データベースDB1 〜DB6 から看護業務データが検索さ
れ、この看護業務データは送信手段12によって前記移
動体通信携帯端末2に送信される。このため、看護業務
者Uは、当日行うべき看護業務データを知ることがで
き、医療ミスを防止することができる。また、各看護業
務者Uが看護業務実施完了毎に看護業務完了データを移
動体通信携帯端末2から送信すると、看護業務支援シス
テム10ではデータ格納手段14によって看護業務実施
完了データが看護業務データベースDB1 〜DB6 に格納さ
れる。よって、看護業務データベースDB1 〜DB6 を利用
することによって、全ての看護業務者Uが同一情報を共
有することができ、この結果、患者誤認を防止でき、看
護業務の経過を時系列に表示して、看護業務の実施忘れ
や遅延の発生を防止することができる。 (2) スケジューリングされた看護業務データが同心で複
数の時間円、すなわち看護サークル41、コメディカル
サークル42、ドクターサークル43および患者サーク
ル44の上に点として点灯するので、看護業務者は自分
が行うべき看護業務をいつ行うのかを一目で確認するこ
とができる。 (3) 看護業務情報が、患者基本情報、診察科情報、診療
情報、担当患者情報、医師指示情報および看護情報とし
てそれぞれ別々のデータベースDB1 〜DB6 で管理されて
いる。このため、これらの看護業務情報を管理しやすく
便利である。
【0036】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、スケジューリ
ングされた看護業務データが同心で複数の時間円上に点
として点灯するので、看護業務者は自分が行うべき看護
業務をいつ行うのかを一目で確認することができる。請
求項2の発明によれば、看護業務者が行うべきスケジュ
ーリングされた看護業務データが、看護業務者毎に、看
護業務データベースに一元的に管理されている。このた
め、各看護業務者が自分の遂行すべき看護業務データを
問い合わせると、看護業務支援システムでは検索手段に
よって看護支援データベースから看護業務データが検索
される。このため、看護業務者は、当日行うべき看護業
務データを知ることができ、医療ミスを防止することが
できる。また、各看護業務者が看護業務実施完了毎に看
護業務完了データを送信すると、看護業務支援システム
ではデータ格納手段によって看護業務実施完了データが
看護業務データベースに格納される。よって、看護業務
データベースを利用することによって、全ての看護業務
者が同一情報を共有することができ、この結果、患者誤
認を防止でき、看護業務の経過を時系列に表示して、看
護業務の実施忘れや遅延の発生を防止することができ
る。請求項3の発明によれば、看護業務情報が、患者基
本情報、診察科情報、診療情報、担当患者情報、医師指
示情報および看護情報としてそれぞれ別々のデータベー
スで管理されている。このため、これらの看護業務情報
を管理しやすく便利である。請求項4の発明によれば、
看護業務支援システムをコンピュータで読み取ることが
できる。請求項5の発明によれば、看護業務支援システ
ムを動作させることができる。請求項6の発明によれ
ば、看護業務者が行うべきスケジューリングされた看護
業務データが、看護業務者毎に、看護業務データベース
に一元的に管理されている。このため、各看護業務者が
移動体通信携帯端末から当該看護業務者が遂行すべき看
護業務データを問い合わせると、看護業務支援システム
では検索手段によって看護支援データベースから看護業
務データが検索され、この看護業務データは送信手段に
よって前記移動体通信携帯端末に送信される。このた
め、看護業務者は、当日行うべき看護業務データを知る
ことができ、医療ミスを防止することができる。また、
各看護業務者が看護業務実施完了毎に看護業務実施完了
データを移動体通信携帯端末から送信すると、看護業務
支援システムではデータ格納手段によって看護業務完了
データが看護業務データベースに格納される。よって、
看護業務データベースを利用することによって、全ての
看護業務者が同一情報を共有することができ、この結
果、患者誤認を防止でき、看護業務の経過を時系列に表
示して、看護業務の実施忘れや遅延の発生を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の看護業務支援設備Aのネットワー
ク構成図である。
【図2】本実施形態の看護業務支援装置1のシステム構
成図である。
【図3】移動体通信携帯端末2の説明図である。
【図4】表示部21の拡大図である。
【図5】表示エリア31の説明図である。
【図6】患者指定時の表示部21の説明図である。
【図7】患者指定時の他の表示部21の説明図である。
【図8】患者情報入力時の表示部21の説明図である。
【図9】時間・日選択時の表示部21の説明図である。
【図10】看護業務確認処理のフローチャートである。
【図11】看護業務完了登録処理のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
A 看護業務支援設備 1 看護業務支援装置 2 移動体通信携帯端末 10 看護業務支援システム 11 検索手段 12 送信手段 13 受信手段 14 データ格納手段 21 表示部 22 入力部 31 表示エリア 32 入力エリア DB1 患者基本データベース DB2 診察科データベース DB3 診療データベース DB4 担当患者データベース DB5 医師指示データベース DB6 看護データベース U 看護業務者
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加治 順子 香川県高松市木太町4区2094 (72)発明者 長谷川 昌雄 神奈川県横浜市旭区鶴ケ峰1丁目57番地43 Fターム(参考) 4C341 LL30

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】看護業務データを無線で受信するための受
    信部と、前記看護業務データを表示するための表示部
    と、看護業務実施完了データを入力するための入力部
    と、前記看護業務実施完了データを無線で送信するため
    の送信部とからなり、前記表示部に表示エリアが設けら
    れ、該表示エリアに同心で複数の時間円が表示されてお
    り、前記スケジューリングされた看護業務データが各時
    間円上で点として点灯するようにしたことを特徴とする
    移動体通信携帯端末。
  2. 【請求項2】看護業務者毎にスケジューリングされた看
    護業務データが格納され管理される看護業務データベー
    スと、該看護業務データベースを検索するための検索手
    段と、該検索手段によって検索された検索結果を、前記
    移動体通信携帯端末に送信するための送信手段と、看護
    業務実施完了データを無線で受信する受信手段と、受信
    した看護業務データを前記看護業務データベースに格納
    するためのデータ格納手段とを備えたことを特徴とする
    看護業務支援システム。
  3. 【請求項3】前記看護業務データベースが、患者番号毎
    に、患者基本情報を格納して管理する患者基本データベ
    ースと、患者番号毎、診察科毎に、診察科情報を格納し
    て管理する診察科データベースと、診察科毎、担当医
    毎、病名毎に、診療情報を格納して管理する診療データ
    ベースと、担当医毎に、担当患者情報を格納して管理す
    る担当患者データベースと、患者番号毎に、医師指示情
    報を格納して管理する医師指示データベースと、患者番
    号毎に、看護計画情報、看護実績情報および看護管理情
    報を格納して管理する看護データベースとをからなるこ
    とを特徴とする請求項2記載の看護業務支援システム。
  4. 【請求項4】請求項3記載の看護業務支援システムが格
    納されたことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な
    記録媒体。
  5. 【請求項5】コンピュータであって、請求項4記載のコ
    ンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えたことを特徴
    とする看護業務支援装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の看護業務支援装置と、請求
    項1記載の移動体通信携帯端末とからなることを特徴と
    する看護業務支援設備。
JP2001156253A 2001-05-25 2001-05-25 移動体通信携帯端末、看護業務支援システム、これを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、看護業務支援装置および看護業務支援設備 Pending JP2002351976A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001156253A JP2002351976A (ja) 2001-05-25 2001-05-25 移動体通信携帯端末、看護業務支援システム、これを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、看護業務支援装置および看護業務支援設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001156253A JP2002351976A (ja) 2001-05-25 2001-05-25 移動体通信携帯端末、看護業務支援システム、これを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、看護業務支援装置および看護業務支援設備

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002351976A true JP2002351976A (ja) 2002-12-06

Family

ID=19000283

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001156253A Pending JP2002351976A (ja) 2001-05-25 2001-05-25 移動体通信携帯端末、看護業務支援システム、これを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、看護業務支援装置および看護業務支援設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002351976A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004348717A (ja) * 2003-04-28 2004-12-09 Olympus Corp 病院情報システム
JP2006072420A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Masato Hirakawa スケジュール表示装置およびスケジュール表示プログラム
JP2007128351A (ja) * 2005-11-04 2007-05-24 Yoshikatsu Iizuka 医療プロセスチャート作成支援装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004348717A (ja) * 2003-04-28 2004-12-09 Olympus Corp 病院情報システム
JP2006072420A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Masato Hirakawa スケジュール表示装置およびスケジュール表示プログラム
JP2007128351A (ja) * 2005-11-04 2007-05-24 Yoshikatsu Iizuka 医療プロセスチャート作成支援装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2656554C2 (ru) Ориентированная на лицо, ухаживающее за пациентом, и приспосабливающаяся к остроте болезни система для обслуживания одновременно нескольких пациентов
US5772585A (en) System and method for managing patient medical records
US8468030B2 (en) System and method for collecting, organizing, and presenting date-oriented medical information
US7512541B2 (en) System and method for collecting, organizing and presenting research-oriented medical information
JP3586183B2 (ja) 医療計画及び記録支援システム並びにプログラムを記録した機械読み取り可能な媒体
US6988075B1 (en) Patient-controlled medical information system and method
US11101026B2 (en) Schedule-based electronic medical record modules, applications, and uses thereof
JP3934997B2 (ja) 診療支援システム、診療支援方法および診療支援プログラム
US20050273363A1 (en) System and method for management of medical and encounter data
US20070016441A1 (en) System and method for collecting, organizing, and presenting visit-oriented medical information
US20070016442A1 (en) System and method for collecting, organizing, and presenting patient-oriented medical information
US20090259493A1 (en) Mobile health book
US20050283382A1 (en) System and method for managing and tracking the location of patients and health care facility resources in a health care facility
JP2003030323A (ja) 看護支援システム
JP5121158B2 (ja) 看護情報管理方法および看護情報管理装置
JP2004178406A (ja) 医療業務支援システム、医療業務支援、及びプログラム
US10922651B2 (en) Systems and methods for improving medical order entry for high volume situations
CN112334986A (zh) 问诊单制作辅助装置、方法及程序
JP4477994B2 (ja) 電子カルテシステムにおける情報表示方法及び電子カルテシステム
JP2003016182A (ja) 看護支援システムおよび看護支援プログラム
JP2002351976A (ja) 移動体通信携帯端末、看護業務支援システム、これを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、看護業務支援装置および看護業務支援設備
Gluck The computerized medical record system: meeting the challenge for nursing
JP2002041656A (ja) 医療情報管理システム
CN113126847A (zh) 药物信息智能处理设备
WO2003085577A1 (en) A method and system for providing healthcare information