JP2003084670A - プラスチックラベル及びプラスチック容器 - Google Patents

プラスチックラベル及びプラスチック容器

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JP2003084670A JP2001273993A JP2001273993A JP2003084670A JP 2003084670 A JP2003084670 A JP 2003084670A JP 2001273993 A JP2001273993 A JP 2001273993A JP 2001273993 A JP2001273993 A JP 2001273993A JP 2003084670 A JP2003084670 A JP 2003084670A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インキ層のアルカリ脱離性が優れ、印刷適
性、密着性やインキ割れ防止性、耐アルカリ性、耐熱水
性が良好なプラスチックラベルを提供する。 【解決手段】 プラスチックラベルは、表示印刷インキ
層がアルカリ水溶液に可溶性のコート層を介して基材フ
ィルム上に形成されているプラスチックラベルであっ
て、前記アルカリ水溶液に可溶性のコート層が、酸価が
200〜300(mg−KOH/g)のスチレン−無水
マレイン酸系樹脂、酸価が40〜150(mg−KOH
/g)のロジン−マレイン酸系樹脂及び酸価が40〜1
50(mg−KOH/g)のアクリル酸共重合系樹脂か
ら選択された少なくとも一種のアルカリ可溶性樹脂を樹
脂成分全量に対して50〜95重量%の割合で含有して
いることを特徴とする。他の樹脂成分として酸価が10
(mg−KOH/g)以下で且つガラス転移温度が30
〜100℃のアクリル系樹脂を含有していてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチックラベ
ル及びプラスチック容器に関し、より詳しくは、表示印
刷インキ層のアルカリ脱離性、印刷適正、密着性、耐ア
ルカリ性、耐熱水性、インキ割れ防止性がすべて優れて
いるプラスチックラベル及び該プラスチックラベルが装
着されたプラスチック容器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プラスチック製品が広く利用され
ており、例えば、ポリエチレンテレフタレート製ボトル
(PETボトル)が飲料用容器等として広く利用されて
いる。省資源的な観点や環境的な観点などから、PET
ボトル等のプラスチック製品のリサイクルが強く求めら
れている。例えば、PETボトルでは、商品の表示のた
めに印刷加工が施されたプラスチックラベルが装着され
ている場合があり、該プラスチックラベルとしてはシュ
リンクラベルが広く用いられている。このようなPET
ボトルに装着されるシュリンクラベルとしては、PET
ボトルと同じ種類の樹脂であるポリエチレンテレフタレ
ートから形成されたフィルム(PETフィルム)が基材
フィルムとして用いられている場合がある。この場合、
シュリンクラベルのPETフィルムもPETボトルと同
様にリサイクルすることが省資源的な観点から好まし
い。しかるに、シュリンクラベルには文字や図柄等を表
示する表示印刷インキ層を有しているため、該シュリン
クラベルが装着されたPETボトルをそのまま再生処理
に供して加工すると、シュリンクラベルの表示印刷イン
キ層の表示印刷インキが再生樹脂に混入することによ
り、再生加工された製品全体が着色されてしまい、不透
明化、物性の劣化、品質の低下などが問題となってい
る。そのため、PETボトルを再生加工する際には、P
ETボトルからシュリンクラベルを分離・除去させてい
る。しかしながら、再生樹脂の品質を確保し得る程に表
示印刷インキを十分に除去することは困難であり、ま
た、その処理には多大なコスト負担が余儀なくされる。
【0003】そこで、例えば、実公平7−34448号
公報では、表示印刷インキ層が、アルカリ水溶液に可溶
性のコート層を介して基材フィルムに形成されているプ
ラスチックラベルが提案されている。該プラスチックラ
ベルでは、アルカリ水溶液を利用して、再生樹脂の汚染
の原因となる表示印刷インキ層をラベルや容器から除去
することが可能となっている。しかし、該プラスチック
ラベルでは、印刷適性、表示印刷インキ層の密着性、耐
アルカリ性や耐熱水性が低かったり、インキ割れが生じ
たりする場合がある。例えば、印刷適性が低いと、意匠
性に優れた文字や図柄等を表示する表示印刷インキ層の
形成が困難となり、印刷の美粧性が低下する。また、表
示印刷インキ層の密着性が低いと、表示印刷インキ層が
剥がれやすくなる。さらに、耐アルカリ性が低いと、界
面活性剤が塗布されたコンベア上でプラスチックラベル
を移動させる際に、表示印刷インキ層が剥がれてしま
う。さらにまた、耐熱水性が低いと、ラベルの装着時や
シュリンク加工時等で良好な性能を発揮させることが困
難となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、表示印刷インキ層のアルカリ脱離性が優れていると
ともに、印刷適性、密着性やインキ割れ防止性、耐アル
カリ性、耐熱水性がすべて良好なプラスチックラベル及
び該プラスチックラベルが装着されたプラスチック容器
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するため鋭意検討した結果、アルカリ水溶液に可
溶性のコート層を形成する樹脂組成物として特定の酸価
を有する樹脂を含有している樹脂組成物を用いると、表
示印刷インキ層のアルカリ脱離性が優れているととも
に、印刷適性、密着性、インキ割れ防止性、耐アルカリ
性や耐熱水性もすべて優れていることを見出し、本発明
を完成させた。
【0006】すなわち、本発明は、表示印刷インキ層が
アルカリ水溶液に可溶性のコート層を介して基材フィル
ム上に形成されているプラスチックラベルであって、前
記アルカリ水溶液に可溶性のコート層が、酸価が200
〜300(mg−KOH/g)のスチレン−無水マレイ
ン酸系樹脂、酸価が40〜150(mg−KOH/g)
のロジン−マレイン酸系樹脂、および酸価が40〜15
0(mg−KOH/g)のアクリル酸共重合系樹脂から
選択された少なくとも一種のアルカリ可溶性樹脂を樹脂
成分全量に対して50〜95重量%の割合で含有してい
ることを特徴とするプラスチックラベルである。
【0007】本発明では、前記アルカリ水溶液に可溶性
のコート層が、他の樹脂成分として、酸価が10(mg
−KOH/g)以下で且つガラス転移温度が30〜10
0℃のアクリル系樹脂を含有していることが好ましい。
また、前記アルカリ水溶液に可溶性のコート層が、他の
樹脂成分として、アクリル系樹脂およびセルロース誘導
体を含有していることが好ましい。
【0008】本発明では、アルカリ可溶性樹脂がロジン
−マレイン酸系樹脂又はアクリル酸共重合系樹脂であ
り、且つアルカリ水溶液に可溶性のコート層を形成する
樹脂組成物の見掛けの酸価が10〜100(mg−KO
H/g)であることが好適であり、また、アルカリ可溶
性樹脂がスチレン−無水マレイン酸系樹脂であり、且つ
アルカリ水溶液に可溶性のコート層を形成する樹脂組成
物の見掛けの酸価が140〜250(mg−KOH/
g)であることが好適である。
【0009】本発明には、前記プラスチックラベルが装
着されたプラスチック容器であって、プラスチックラベ
ルの基材フィルムとプラスチック容器とが同じ種類の樹
脂から形成されていることを特徴とするプラスチック容
器も含まれる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、必要に応じて図
面を参照しつつ詳細に説明する。図1は本発明のプラス
チックラベルの一例を部分的に示す概略断面図である。
図1において、1はプラスチックラベルとしてのシュリ
ンクラベル、2は基材フィルム、3はアルカリ水溶液に
可溶性のコート層(以下、「アルカリ可溶性コート層」
と称する場合がある)、4は表示印刷インキ層である。
シュリンクラベル1は、基材フィルム2の一方の面にア
ルカリ可溶性コート層3、表示印刷インキ層4がこの順
で形成されており、表示印刷インキ層4側を内側とした
筒状の形態で使用することができる。
【0011】[アルカリ可溶性コート層]アルカリ可溶
性コート層3は、酸価が200〜300(mg−KOH
/g)のスチレン−無水マレイン酸系樹脂、酸価が40
〜150(mg−KOH/g)のロジン−マレイン酸系
樹脂、および酸価が40〜150(mg−KOH/g)
のアクリル酸共重合系樹脂から選択された少なくとも一
種のアルカリ可溶性樹脂を含有する樹脂組成物により形
成されている。該アルカリ可溶性樹脂は樹脂成分全量に
対して50〜95重量%の割合で含まれていることが好
ましく、さらに好ましい含有割合は樹脂成分全量に対し
て60〜85重量%である。アルカリ可溶性樹脂の含有
割合が多くなると(例えば、樹脂成分全量に対して95
重量%を越えると)、表示印刷インキ層4に係る印刷適
性が低下し、得られる表示印刷インキ層4の美粧性が損
なわれやすくなり、また、ラベル装着時に容器をコンベ
アーで移送する際に用いられる界面活性剤を含有したス
ライダー液による損傷を受けやすくなり、さらにまた、
シュリンクラベルをシュリンクさせる(特に、スチーム
トンネルによって加熱収縮する場合)時に表示印刷イン
キ層4が汚損されやすくなるので、好ましくない。一
方、アルカリ可溶性樹脂の含有割合が少ないと(例え
ば、樹脂成分全量に対して50重量%未満であると)、
アルカリ可溶性コート層3のアルカリに対する溶解性
(以下、「アルカリ溶解性」と称する場合がある」が低
下し、表示印刷インキ層のアルカリ脱離性が低下するの
で好ましくない。
【0012】(スチレン−無水マレイン酸系樹脂)アル
カリ可溶性樹脂において、スチレン−無水マレイン酸系
樹脂としては、酸価が200〜300(mg−KOH/
g)であることが重要である。スチレン−無水マレイン
酸系樹脂の酸価としては、好ましくは220〜295
(mg−KOH/g)、さらに好ましくは245〜29
0(mg−KOH/g)であり、特に255〜285
(mg−KOH/g)であることが最適である。スチレ
ン−無水マレイン酸系樹脂の酸価が200(mg−KO
H/g)未満であると、表示印刷インキ層4の密着性ま
たはテープ剥離性が低下して、表示印刷インキ層4が剥
がれやすくなり、さらにアルカリ可溶性コート層3のア
ルカリ溶解性が低下して、表示印刷インキ層4のアルカ
リ脱離性が低下する。一方、スチレン−無水マレイン酸
系樹脂の酸価が300(mg−KOH/g)を越える
と、表示印刷インキ層4の印刷適性やインキ割れ防止
性、アルカリ可溶性コート層3の耐アルカリ性や耐熱水
性などが低下する。
【0013】スチレン−無水マレイン酸系樹脂として
は、前記範囲の酸価を有していれば、公知のスチレン−
無水マレイン酸共重合体を用いることができ、例えば、
スチレンと無水マレイン酸との共重合体であるスチレン
−無水マレイン酸共重合体や、該スチレン−無水マレイ
ン酸共重合体の変性体(例えば、部分的にエステル化さ
れた部分的エステル化物など)などが挙げられる。前記
スチレン−無水マレイン酸共重合体において、スチレン
としては、スチレンの他、α−メチルスチレン等のスチ
レン系化合物を用いることができる。また、スチレン−
無水マレイン酸共重合体をエステル化する際には、メタ
ノール、エタノール、プロピルアルコール等のアルコー
ル類が用いられる。なお、本発明の作用及び効果を阻害
しない範囲で、スチレン又は無水マレイン酸と共重合可
能なモノマーが用いられていてもよい。
【0014】スチレン−無水マレイン酸系樹脂におい
て、スチレンと無水マレイン酸との割合や、エステル化
度は、酸価が200〜300(mg−KOH/g)とな
るような範囲であれば特に制限されない。なお、スチレ
ン−無水マレイン酸系樹脂の酸価は、スチレンと無水マ
レイン酸との割合や、エステル化度などによりコントロ
ールすることができる。
【0015】スチレン−無水マレイン酸系樹脂として
は、例えば、商品名「SMA17352」[酸価:25
5〜285(mg−KOH/g)]、同「SMA262
5」[酸価:200〜240(mg−KOH/g)]
(以上、川原油化社製)などを用いることができる。
【0016】(ロジン−マレイン酸系樹脂)また、ロジ
ン−マレイン酸系樹脂としては、酸価が40〜150
(mg−KOH/g)であることが重要である。ロジン
−マレイン酸系樹脂の酸価としては、好ましくは45〜
120(mg−KOH/g)であり、特に90〜110
(mg−KOH/g)であることが最適である。ロジン
−マレイン酸系樹脂の酸価が40(mg−KOH/g)
未満であると、表示印刷インキ層4の密着性またはテー
プ剥離性が低下して、表示印刷インキ層4が剥がれやす
くなり、さらにアルカリ可溶性コート層3のアルカリ溶
解性が低下して、表示印刷インキ層4のアルカリ脱離性
が低下する。一方、ロジン−マレイン酸系樹脂の酸価が
150(mg−KOH/g)を越えると、表示印刷イン
キ層4の印刷適性、アルカリ可溶性コート層3の耐アル
カリ性や耐熱水性などが低下する。
【0017】ロジン−マレイン酸系樹脂としては、前記
範囲の酸価を有していれば、公知のロジン−マレイン酸
系樹脂を用いることができ、例えば、ロジンと、無水マ
レイン酸との付加反応物(例えば、三塩基酸の付加物)
を、多価アルコール(グリセリンなど)と縮合させたエ
ステル化物などが挙げられる。なお、本発明の作用及び
効果を阻害しない範囲で、ロジン又は無水マレイン酸と
付加反応可能な成分が用いられていてもよい。
【0018】ロジン−マレイン酸系樹脂において、ロジ
ンと無水マレイン酸との割合や、エステル化度は、酸価
が40〜150(mg−KOH/g)となるような範囲
であれば特に制限されない。なお、ロジン−マレイン酸
系樹脂の酸価は、ロジンと無水マレイン酸との割合や、
エステル化度などによりコントロールすることができ
る。
【0019】ロジン−マレイン酸系樹脂としては、例え
ば、商品名「ラスポール1161」[酸価:104(m
g−KOH/g)](日立化成ポリマー社製)、商品名
「マルキード3002」[酸価:90〜110(mg−
KOH/g)](荒川化学社製)などを用いることがで
きる。
【0020】(アクリル酸共重合系樹脂)アクリル酸共
重合系樹脂としては、酸価が40〜150(mg−KO
H/g)であることが重要である。アクリル酸共重合系
樹脂の酸価としては、好ましくは45〜120(mg−
KOH/g)であり、特に45〜75(mg−KOH/
g)であることが最適である。アクリル酸共重合系樹脂
の酸価が40(mg−KOH/g)未満であると、アル
カリ可溶性コート層3のアルカリ可溶性が低下して、表
示印刷インキ層4のアルカリ脱離性が低下する。一方、
アクリル酸共重合系樹脂の酸価が150(mg−KOH
/g)を越えると、表示印刷インキ層4の印刷適性、ア
ルカリ可溶性コート層3の耐アルカリ性や耐熱水性等が
低下するとともに、表示印刷インキ層4の密着性または
テープ剥離性が低下して、表示印刷インキ層4が剥がれ
やすくなる。
【0021】アクリル酸共重合系樹脂としては、前記範
囲の酸価を有していれば、公知のアクリル酸共重合系樹
脂を用いることができ、例えば、アクリル酸及び/又は
メタクリル酸と、該アクリル酸又はメタクリル酸と共重
合可能なモノマー(共重合性モノマー)との共重合体な
どが挙げられる。該共重合性モノマーとしては、例え
ば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アク
リレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、イソプ
ロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アク
リレート、t−ブチル(メタ)アクリレート等の(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル[好ましくは(メタ)
アクリル酸の低級アルキルエステル];ヒドロキシエチ
ル(メタ)アクリレート等のヒドロキシル基含有(メ
タ)アクリレート;グリシジル(メタ)アクリレート等
のグリシジル基含有(メタ)アクリレート;N,N´−
ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N´−ジエチル
(メタ)アクリルアミド等の(メタ)アクリルアミド;
ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート等のアミノ
基含有(メタ)アクリレート;スチレン、ビニルトルエ
ン、α−メチルスチレン等のスチレン類;酢酸ビニル、
プロピオン酸ビニル等のビニルエステル類;塩化ビニル
等のハロゲン化ビニル;メチルビニルエーテル等のビニ
ルエーテル類;イタコン酸、無水マレイン酸等のカルボ
キシル基含有ビニル類[(メタ)アクリル酸を除く];
アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のシアノ基含
有ビニル類;エチレン、プロピレン等のオレフィン類や
ジエン類などが挙げられる。共重合性モノマーは単独で
又は2種以上組み合わせて使用することができる。
【0022】アクリル酸共重合系樹脂において、(メ
タ)アクリル酸と、共重合性モノマーとの割合は、酸価
が40〜150(mg−KOH/g)となるような範囲
であれば特に制限されない。なお、アクリル酸共重合系
樹脂の酸価は、(メタ)アクリル酸と共重合性モノマー
との割合などによりコントロールすることができる。
【0023】アクリル酸共重合系樹脂としては、例え
ば、商品名「ダイヤナールPB−204」[酸価:55
(mg−KOH/g)](三菱レイヨン社製)などを用
いることができる。
【0024】(併用樹脂)本発明では、アルカリ可溶性
コート層3を形成する樹脂組成物において、表示印刷イ
ンキ層4の印刷適性の向上やインキ割れ防止性の改良な
どのために、樹脂成分として、前記アルカリ可溶性樹脂
とともに、他の樹脂を用いることができる。このような
他の樹脂(以下「併用樹脂」と称する場合がある)とし
ては、アクリル系樹脂やセルロース誘導体が好適であ
る。併用樹脂は、樹脂成分全量に対して50重量%以下
の範囲で使用することが好ましい。併用樹脂は単独で又
は2種以上組み合わせて使用することができる。併用樹
脂としては、少なくともアクリル系樹脂が含まれている
ことが好ましく、さらに好ましくはアクリル系樹脂及び
セルロース誘導体の組み合わせである。
【0025】より具体的には、併用樹脂としてのアクリ
ル系樹脂としては、例えば、公知のアクリル系樹脂を用
いることができる。より具体的には、モノマー成分とし
て、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エ
チル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル
酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メ
タ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸t−ブ
チル、(メタ)アクリル酸ペンチル、(メタ)アクリル
酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)ア
クリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸イソ
オクチル、(メタ)アクリル酸ノニル、(メタ)アクリ
ル酸イソノニル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)
アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸テトラデシ
ル、(メタ)アクリル酸ヘキサデシル、(メタ)アクリ
ル酸オクタデシル等のアクリル系単量体;スチレン、ビ
ニルトルエン、α−メチルスチレン等のスチレン系単量
体;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステ
ル系単量体;塩化ビニル等のハロゲン化ビニル系単量
体;メチルビニルエーテル等のビニルエーテル系単量
体;(メタ)アクリル酸、イタコン酸、無水マレイン酸
等のカルボキシル基含有ビニル系単量体;アクリロニト
リル、メタクリロニトリル等のシアノ基含有ビニル系単
量体;(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル等のヒドロ
キシル基含有ビニル系単量体;(メタ)アクリル酸グリ
シジル等のエポキシ基含有ビニル系単量体;N−メチロ
ール(メタ)アクリルアミド等のアミド基含有ビニル系
単量体;(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチル等の
アミノ基含有ビニル系単量体;エチレン、プロピレン等
のオレフィン系単量体やジエン系単量体などが挙げられ
る。これらのモノマーは単独で又は2種以上組み合わせ
て使用することにより、アクリル系樹脂を調製すること
ができる。
【0026】アクリル系樹脂の酸価としては、10(m
g−KOH/g)以下であることが好ましく、さらに好
ましくは8(mg−KOH/g)以下である。酸価が1
0(mg−KOH/g)を越えると、印刷適性の向上や
インキ割れ防止性の改良効果が低下するので好ましくな
い。
【0027】また、該アクリル系樹脂のガラス転移温度
(Tg)としては、例えば、30〜100℃(好ましく
は40〜80℃)程度の範囲から好適に選択することが
できる。アクリル系樹脂のTgが低くなると耐熱水性が
低下し、一方、高くなるとアルカリ脱離性が低下するの
で、好ましくない。
【0028】前記アクリル系樹脂の使用量は、例えば、
樹脂成分全量に対して0〜50重量%(好ましくは15
〜45重量%)程度から選択することができる。該アク
リル系樹脂の割合が多すぎるとアルカリ脱離性が低下す
るので好ましくない。
【0029】また、セルロース誘導体としては、例え
ば、ニトロセルロース、アセチルセルロース、カルボキ
シメチルセルロース又はその塩、メチルセルロース、ヒ
ドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチル
セルロース、ヒドロキシプロピルセルロースなどが挙げ
られる。セルロース誘導体としては、ニトロセルロース
が好適である。セルロース誘導体は単独で又は2種以上
組み合わせて使用することができる。
【0030】セルロース誘導体の使用量は、例えば、樹
脂成分全量に対して0〜20重量%(好ましくは0〜1
0重量%)程度の範囲から選択することができる。該セ
ルロース誘導体の割合が多すぎると、印刷適性や表示印
刷インキ層の密着性が低下するので好ましくない。
【0031】アルカリ可溶性コート層3は、グラビア印
刷等の公知のコーティング法によって施され、その厚み
は、特に制限されず、例えば、0.5〜5μm、好まし
くは1〜3μm程度の範囲から選択することができる。
【0032】本発明では、併用樹脂の使用量は、樹脂成
分全量に対して5〜50重量%(好ましくは15〜40
重量%)程度の範囲から選択することができる。併用樹
脂として、例えば、アクリル系樹脂とセルロース誘導体
とを組み合わせて用いる場合、両者の混合割合は特に制
限されない。より具体的には、併用樹脂の使用量は、例
えば、アルカリ可溶性樹脂がロジン−マレイン酸系樹脂
又はアクリル酸共重合系樹脂である場合、アルカリ可溶
性コート層3を形成する樹脂組成物の見掛けの酸価が1
0〜100(mg−KOH/g)となるような範囲であ
ることが好ましく、また、アルカリ可溶性樹脂がスチレ
ン−無水マレイン酸系樹脂である場合、アルカリ水溶液
に可溶性のコート層を形成する樹脂組成物の見掛けの酸
価が140〜250(mg−KOH/g)となるような
範囲であることが好ましい。なお、アルカリ可溶性樹脂
が、ロジン−マレイン酸系樹脂、スチレン−無水マレイ
ン酸系樹脂及びアクリル酸共重合系樹脂のうち2種以上
からなる混合系である場合は、その混合比率に応じて、
アルカリ水溶液に可溶性のコート層を形成する樹脂組成
物の見掛けの酸価を適宜選択することができる。
【0033】[基材フィルム]基材フィルム2は熱収縮
性フィルムにより形成されている。熱収縮性フィルムの
素材としては、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリエチレンナフタレートなど)、スチレン系樹
脂(ポリスチレン、スチレン−ブタジエン共重合体な
ど)、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン
など)、ポリ塩化ビニルなどの熱可塑性樹脂を用いるこ
とができる。熱収縮性フィルムの素材は、単独で又は2
種以上混合して使用することができる
【0034】本発明では、基材フィルム2としては、シ
ュリンクラベル1を装着するプラスチック容器の素材と
同じ種類の樹脂から形成されているものが好ましい。従
って、PETボトルのシュリンクラベルとしての基材フ
ィルム2としては、ポリエステル、なかでもポリエチレ
ンテレフタレート(PET)が好ましい。なお、前記同
じ種類の樹脂とは、主たる繰り返し単位が同じである樹
脂のことを意味しており、実質的に相溶性を有している
樹脂である。
【0035】ポリエチレンテレフタレートは、ジカルボ
ン酸成分の主成分としてテレフタル酸が用いられ、ジオ
ール成分の主成分としてエチレングリコールが用いられ
ているポリエステルである。なお、共重合成分として、
イソフタル酸、フタル酸、アジピン酸、セバシン酸、ナ
フタレンジカルボン酸等のジカルボン酸、ジエチレング
リコール、ネオペンチルグリコール、ポリアルキレング
リコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール等のジ
オール成分が用いられていてもよい。
【0036】基材フィルム2は単層フィルム及び多層フ
ィルムの何れで構成されていてもよい。基材フィルム2
の厚みは、特に制限されず、例えば、20〜80μm、
好ましくは30〜60μm程度の範囲から選択すること
ができる。
【0037】なお、基材フィルム2のうちアルカリ可溶
性コート層を形成する表面には、コロナ放電処理、プラ
ズマ処理、火炎処理、酸処理などの慣用の表面処理が施
されていてもよい。
【0038】[表示印刷インキ層]表示印刷インキ層4
は、インキを用いて、グラビア印刷やフレキソ印刷等の
慣用の印刷方法により印刷して形成することができる。
インキとしては、特に制限されず、適宜、適当なインキ
を選択して、単独で又は2種以上組み合わせて使用する
ことができる。表示印刷インキ層4の厚みは、特に制限
されず、例えば、0.5〜20μm、好ましくは1〜1
0μmの程度の範囲から選択することができる。
【0039】また、本発明のプラスチックラベルは、図
2に示されるようなシュリンクラベル11であってもよ
い。図2は、本発明のプラスチックラベルの他の例を部
分的に示す概略断面図である。図2において、11はシ
ュリンクラベル、21は基材フィルム、31はアルカリ
可溶性コート層、41は表示印刷インキ層、51はオー
バーコート層である。シュリンクラベル11は、基材フ
ィルム21の一方の面にアルカリ可溶性コート層31、
表示印刷インキ層41、オーバーコート層51がこの順
で形成されており、オーバーコート層51を外側にした
筒状の形態で使用することができる。なお、基材フィル
ム21、アルカリ可溶性コート層31、表示印刷インキ
層41は、それぞれ、前記基材フィルム2、アルカリ可
溶性コート層3、表示印刷インキ層4と同様のものを使
用することができる。オーバーコート層51は、オーバ
ーコート剤により形成することができる。オーバーコー
ト剤としては、樹脂と滑剤とにより調製することができ
る。オーバーコート剤の樹脂としては、特に制限され
ず、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、セルロ
ース系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂などの熱
可塑性樹脂を好適に用いることができる。滑剤として
は、特に制限されず、有機系滑剤、無機系滑剤のいずれ
でも用いることができる。滑剤としては、無機粒子、有
機粒子などの粒子状固体物質、ワックス(ポリエチレン
ワックスなどの合成ワックスの他、鉱物系ワックス、天
然ワックスなど)、シリコーンオイルなどを好適に用い
ることができる。なお、オーバーコート層51は無くて
もよい。オーバーコート層51の厚みとしては、例え
ば、0.5〜5μm(好ましくは1〜3μm)程度の範
囲から選択することができる。
【0040】図1や2で示されるシュリンクラベル
(1,11)は、公知の方法を利用して作製することが
できる。例えば、押出法やカレンダー法等の公知の方法
によってフィルムを成形した後、延伸処理し、得られた
基材フィルムの内面側の表面に、アルカリ可溶性樹脂を
含有する樹脂組成物、インキを塗布や印刷等により塗布
して、それぞれの層を形成した後、所望の幅の長尺帯状
に切断し、表示印刷インキ層側の面を内側にして、前記
主延伸方向が周方向となるように筒状に丸め、両端辺を
接着剤などで接着した後、必要に応じて所望の長さに切
断し、筒状のシュリンクラベル1を作製することができ
る。
【0041】なお、本発明のプラスチックラベルとして
は、図1や2に示されるような熱収縮性を利用したシュ
リンクラベルが好適であるが、自己伸縮性を利用したス
トレッチラベルであってもよい。また、粘着剤層や接着
剤層を有するタックラベルや感熱ラベルであってもよい
が、該タックラベルや感熱ラベルでは、リサイクルする
際には、さらに粘着剤や接着剤を除去することが好まし
い。
【0042】このように、本発明のプラスチックラベル
は、表示印刷インキ層が、特定の酸価を有しているアル
カリ可溶性樹脂を含有する樹脂組成物により形成された
アルカリ可溶性コート層を介して、基材フィルム上に形
成されている形態を有している。そのため、該プラスチ
ックラベル(特にシュリンクラベル)を装着したプラス
チック容器を再生処理に供する際に、アルカリ性水溶液
と接触させる処理(以下、「アルカリ処理」と称する場
合がある)を施すことにより、アルカリ可溶性コート層
を溶解させて、表示印刷インキ層をプラスチックラベル
の基材フィルムから分離させることができる。従って、
本発明のプラスチックラベルを用いると、プラスチック
容器を再生処理する際に、プラスチックラベルを装着し
た状態のプラスチック容器又は該容器の破砕物をアルカ
リ処理することにより、再生樹脂の汚染の原因となる表
示印刷インキ層又はインキを、プラスチック容器やプラ
スチックラベルの樹脂(すなわち、再生樹脂の原料とな
る樹脂)から分離除去することができ、アルカリ脱離性
が優れている。
【0043】前記アルカリ処理は、例えば、アルカリ性
水溶液の浴中に浸漬する方法や、アルカリ性水溶液のシ
ャワー内を通過させる方法等により、アルカリ性水溶液
と接触させることによって行うことができる。従って、
大量の回収容器の処理も容易に行うことが可能である。
なお、前記アルカリ水溶液としては、例えば、70〜9
5℃の1〜2重量%の水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)
水溶液等の強アルカリ性水溶液を好適に用いることがで
きる。
【0044】また、本発明では、アルカリ可溶性コート
層を形成する樹脂組成物として、樹脂の種類に応じた特
定の酸価を有する樹脂を含有している樹脂組成物を用い
ているので、アルカリ可溶性コート層上に印刷して形成
される表示印刷インキ層の印刷適性が優れており、意匠
性に優れた文字や模様等を有している表示印刷インキ層
をグラビア印刷やフレキソ印刷等の慣用乃至公知の印刷
方法により形成することができる。また、インキとして
耐水性が優れている通常のインキを用いることができる
ため、印刷適性も良く、多種のインキを使用することが
できる。しかも、表示印刷インキ層の密着性が良好で、
テープ剥離防止性が高い。さらに、表示印刷インキ層の
インキ割れが防止されている。
【0045】特に、アルカリ可溶性コート層は、酸価が
アルカリ可溶性樹脂に応じて調整されているので、アル
カリ溶解性と耐アルカリ性とのバランスが良好であり、
強アルカリに対する良好なアルカリ溶解性を有するとと
もに、弱アルカリ等に対する耐アルカリ性を有してい
る。従って、表示印刷インキ層を分離除去する際に用い
られるアルカリ水溶液に対しては溶解性が高く、一方、
コンベア上に塗布されている界面活性剤等による弱アル
カリに対しては溶解性が低いという特色を有している。
【0046】さらにまた、アルカリ可溶性コート層は、
耐熱水性も有しており、例えば、プラスチックラベルが
シュリンクラベルである場合、熱収縮させる際のスチー
ムおよび湯気による溶解や破損が防止されている。さら
に、ラベルを装着した容器をコンベアでスムーズに移送
するために用いられるスライダー液による損傷も防止さ
れており、耐スライダー液性も良好である。
【0047】本発明のプラスチックラベルは、各種容器
(特に、プラスチック容器)に装着して用いることがで
きる。プラスチック容器としては、例えば、ポリエステ
ル(ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタ
レートなど)、スチレン系樹脂(ポリスチレンなど)、
ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレンな
ど)、ポリ塩化ビニルなどの熱可塑性樹脂を素材とする
ことができる。プラスチック容器としては、ポリエステ
ル製容器、なかでもPETボトルが好適である。PET
ボトルは、再生処理して再利用することが可能であり、
また、非常に多数使用されており、回収・再生処理する
割合が増加する傾向にある。従って、本発明のプラスチ
ックラベル、特に基材フィルムがPETフィルムである
シュリンクラベルを用いると、回収されたPETボトル
にプラスチックラベルが装着されたままであっても、ア
ルカリ処理を施すことにより、ラベルや容器に付着して
いる表示印刷インキを十分に分離除去することができ、
該再生処理によって、プラスチックラベルの表示印刷イ
ンキの混入に起因する樹脂の着色や不透明、物性の変化
など発生を防止して、再生樹脂の原料となる樹脂を高い
品質で得ることができる。しかも、前記インキの分離除
去は、複雑な機械装置を必要とせず、アルカリ性水溶液
を処理液とする浸漬や散布処理操作により行うことがで
きるので、大量の容器を効率よく処理することができ
る。
【0048】なお、アルカリ処理時の温度は、通常85
〜95℃であるが、特に制限されず、低温(50〜85
℃)であってもよく、例えば、50〜95℃程度の範囲
から選択することができる。
【0049】
【発明の効果】本発明のプラスチックラベルによれば、
前記構成を有しているので、表示印刷インキ層のアルカ
リ脱離性が優れているとともに、表示印刷インキ層の印
刷適性、密着性やインキ割れ防止性、アルカリ可溶性コ
ート層の耐アルカリ性や耐熱水性が良好である。
【0050】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいてより詳細に
説明するが、本発明はこれらの実施例により限定される
ものではない。
【0051】(実施例1)商品名「SMA17352
P」(スチレン−無水マレイン酸系樹脂;酸価:270
mg−KOH/g;川原油化社製):15重量部、商品
名「UH2011」(アクリル系樹脂;酸価:4mg−
KOH/g;ガラス転移温度:47℃;東亞合成社
製):4重量部、および商品名「CAB−381−0.
5」(セルロース誘導体;イーストマンケミカル社
製):1重量部を、酢酸エチル:50重量部、及びイソ
プロピルアルコール(IPA):30重量部に溶解し
て、均一な樹脂溶液(コート剤)を得た。このコート剤
を、厚さ55μmのポリエチレンテレフタレート製フィ
ルム(PETフィルム)上に、グラビア校正機を用いて
塗布し、厚さ2μmのコート層を形成させた。さらに、
このコート層上に、インキ(商品名「ファインラップS
BL」大日本インキ社製)をグラビア校正機によって5
色印刷し、乾燥時の厚みが5μmとなるように塗布して
表示印刷インキ層(印刷物)を形成して、実施例1に係
るシュリンクラベルを作製した。
【0052】(比較例1〜6)表1に示す組成としたこ
と以外は、実施例1と同様にして、それぞれ、比較例1
〜6係るコート剤を調製し、さらに、実施例1と同様に
して、それぞれ、比較例1〜6に係るシュリンクラベル
を作製した。なお、比較例6では、スチレン−無水マレ
イン酸系樹脂(商品名「SMA1000F」川原油化社
製)は溶剤難溶性のため、樹脂成分が溶剤に溶解した樹
脂溶液(コート剤)ではなく、樹脂成分が溶剤中に分散
した樹脂分散液(コート剤)を得た。
【0053】
【表1】
【0054】なお、表1において、「St−Ml樹脂
(A)」は商品名「SMA17352P」(スチレン−
無水マレイン酸系樹脂;酸価:270mg−KOH/
g;川原油化社製)を示し、「St−Ml樹脂(B)」
は商品名「SMA1440F」(スチレン−無水マレイ
ン酸系樹脂;酸価:185mg−KOH/g;川原油化
社製)を示し、「St−Ml樹脂(C)」は商品名「S
MA3840F」(スチレン−無水マレイン酸系樹脂;
酸価:107.5mg−KOH/g;川原油化社製)を
示し、「St−Ml樹脂(D)」は商品名「SMA10
00F」(スチレン−無水マレイン酸系樹脂;酸価:4
80mg−KOH/g;川原油化社製)を示す。また、
「アクリル系樹脂(A)」は商品名「UH2011」
(東亞合成社製;酸価:4mg−KOH/g;ガラス転
移温度:47℃)を示し、「セルロース(A)」は商品
名「CAB−381−0.5」(イーストマンケミカル
社製)を示す。また、「IPA」はイソプロピルアルコ
ールを示す。
【0055】(実施例2)商品名「ラスポール116
1」(ロジン−マレイン酸樹脂;酸価:104mg−K
OH/g;日立化成ポリマー社製):24重量部、商品
名「NKポリマー234S」(アクリル系樹脂;酸価:
0mg−KOH/g;ガラス転移温度:45℃;新中村
化学社製;固形分:40%;溶剤:イソプロピルアルコ
ール):25重量部、および硝化綿(ニトロセルロー
ス;商品名「LIG1/8」旭化成社製):2重量部
を、酢酸エチル:24重量部、及びイソプロピルアルコ
ール(IPA):25部に溶解して、均一な樹脂溶液
(コート剤)を得た。このコート剤を、厚さ55μmの
PETフィルム上に、グラビア校正機を用いて塗布し、
厚さ2μmのコート層を形成させた。さらに、このコー
ト層上に、インキ(商品名「ファインラップSBL」大
日本インキ社製)をグラビア校正機によって5色印刷
し、乾燥時の厚みが5μmとなるように塗布して表示印
刷インキ層(印刷物)を形成して、実施例2に係るシュ
リンクラベルを作製した。
【0056】(実施例3)表2示す組成としたこと以外
は、実施例2と同様にして、実施例3に係るコート剤を
調製し、さらに、実施例2と同様にして、実施例3に係
るシュリンクラベルを作製した。
【0057】(比較例7〜11)表2示す組成としたこ
と以外は、実施例2と同様にして、それぞれ、比較例7
〜11に係るコート剤を調製し、さらに、実施例2と同
様にして、それぞれ、比較例7〜11に係るシュリンク
ラベルを作製した。
【0058】
【表2】
【0059】なお、表2において、「Ro−Ml樹脂
(A)」は商品名「ラスポール1161」(ロジン−マ
レイン酸樹脂;酸価:104mg−KOH/g;日立化
成ポリマー社製)を示し、「Ro−Ml樹脂(B)」は
商品名「マルキード3002」(ロジン−マレイン酸樹
脂;酸価:100mg−KOH/g;荒川化学社製)を
示し、「Ro−Ml樹脂(C)」は商品名「マルキード
No.33」(ロジン−マレイン酸樹脂;酸価:305
mg−KOH/g;荒川化学社製)を示し、「Ro−M
l樹脂(D)」は商品名「マルキードNo.6」(ロジ
ン−マレイン酸樹脂;酸価:39mg−KOH/g;荒
川化学社製)を示し、「Ro−Ml樹脂(E)」は商品
名「ハリマックT−80」(ロジン−マレイン酸樹脂;
酸価:185mg−KOH/g;ハリマ化成社製)を示
す。また、「アクリル系樹脂(B)」は商品名「NKポ
リマー234S」(新中村化学社製;酸価:0mg−K
OH/g;ガラス転移温度:45℃;固形分:40%;
溶剤:イソプロピルアルコール)を示し、「セルロース
(B)」は硝化綿(ニトロセルロース;商品名「LIG
1/8」旭化成社製)を示す。「アクリル系樹脂
(A)」、「IPA」は表1と同様である。
【0060】(実施例4)商品名「ダイヤナールPB−
204」(アクリル酸共重合系樹脂;酸価:55mg−
KOH/g;三菱レイヨン社製;固形樹脂;Tg93
℃):20重量部、および商品名「UH2011」(ア
クリル系樹脂;酸価:4mg−KOH/g;ガラス転移
温度:47℃;東亞合成社製):10重量部を、酢酸エ
チル:35重量部、及びイソプロピルアルコール(IP
A):35部に溶解して、均一な樹脂溶液(コート剤)
を得た。このコート剤を、厚さ55μmのポリエチレン
テレフタレート製フィルム(PETフィルム)上に、グ
ラビア校正機を用いて塗布し、厚さ2μmのコート層を
形成させた。さらに、このコート層上に、インキ(商品
名「ファインラップSBL」大日本インキ社製)をグラ
ビア校正機によって5色印刷し、乾燥時の厚みが5μm
となるように塗布して表示印刷インキ層(印刷物)を形
成して、実施例1に係るシュリンクラベルを作製した。
【0061】(比較例12〜13)表3に示す組成とし
たこと以外は、実施例4と同様にして、それぞれ、比較
例12〜13係るコート剤を調製し、さらに、実施例4
と同様にして、それぞれ、比較例12〜13に係るシュ
リンクラベルを作製した。
【0062】
【表3】
【0063】なお、表3において、「Acryl樹脂
(A)」は商品名「ダイヤナールPB−204」(アク
リル酸共重合系樹脂;酸価:55mg−KOH/g;三
菱レイヨン社製;固形樹脂;Tg93℃)を示し、「A
cryl樹脂(B)」は商品名「ダイヤナールPB−6
05」(アクリル酸共重合系樹脂;酸価:228mg−
KOH/g;三菱レイヨン社製;固形樹脂;Tg60
℃)を示し、「Acryl樹脂(C)」は商品名「OH
−29S−26−1」(アクリル酸共重合系樹脂;酸
価:16mg−KOH/g;ガラス転移温度:40℃;
新中村化学社製;固形分:35%;溶剤:イソプロピル
アルコール)を示す。また、「アクリル系樹脂
(A)」、「IPA」は、表1と同様である。
【0064】なお、表1〜3では、実施例及び比較例に
係るコート剤の見掛けの酸価(mg−KOH/g)も併
記している。
【0065】(評価)実施例1〜4、比較例1〜13に
より得られたシュリンクラベルについて、下記の試験を
行い、アルカリ脱離性、印刷適性、密着性、耐アルカリ
性、耐熱水性およびインキ割れ防止性を評価した。な
お、これらの評価結果は、表1〜3に併記した。
【0066】(アルカリ脱離性評価方法)実施例1〜
4、比較例1〜13により得られたシュリンクラベル
を、85℃の1.5重量%水酸化ナトリウム水溶液に浸
漬し、簡単な攪拌を行いながら、表印刷インキ層(印刷
物)の脱離状態を観察した。具体的には、印刷物が自発
的に(浸漬後にフィルムを取り出し、水に曝したり、擦
る等の作用を与えずに、浸漬中に自然に)脱落する時間
(分)を測定し、下記の評価基準により、アルカリ脱離
性を評価した。 ○:ほぼ完全に脱落する時間が20分未満である。 ×:ほぼ完全に脱落する時間が20分以上である。
【0067】(印刷適性評価方法)実施例1〜4、比較
例1〜13により得られたシュリンクラベルについて、
目視により、かすれ、はじき、色ムラなどの異常の有無
を観察し、下記の評価基準により、印刷適性を評価し
た。 ○:異常なし。 ×:かすれ、はじき、色ムラの少なくとも1つ以上の異
常が認められる。
【0068】(密着性評価方法)実施例1〜4、比較例
1〜13により得られたシュリンクラベルの表示印刷イ
ンキ層(印刷物)に、セロハンテープを貼り付け急速に
剥離させたときの印刷面の状態を目視観察し、下記の評
価基準により、密着性を評価した。 ○:印刷塗膜が90%以上剥離せずにフィルムに残る。 ×:フィルムに残った印刷塗膜が90%未満である。
【0069】(耐アルカリ性評価方法)実施例1〜4、
比較例1〜13により得られたシュリンクラベルを、4
0℃の1.5重量%の水酸化ナトリウム水溶液に浸漬
し、20分間攪拌し、取り出してから流水中でもみ洗い
し、印刷面の剥離状態を観察し、下記の評価基準によ
り、耐アルカリ性を評価した。 ○:印刷塗膜が90%以上剥離せずにフィルムに残る。 ×:フィルムに残った印刷塗膜が90%未満である。
【0070】(耐熱水性評価方法)実施例1〜4、比較
例1〜13により得られたシュリンクラベルを、85℃
の脱イオン水に30分浸漬した後、表示印刷インキ層
(印刷物)の脱落の有無を調べ、下記の評価基準によ
り、耐熱水性を評価した。 ○:流水でも、印刷物は脱離しない。 ×:自発的または流水で、印刷物が脱離する。
【0071】(インキ割れ防止性評価方法)実施例1〜
4、比較例1〜13により得られたシュリンクラベルに
ついて、両端を重ね合わせて接着して筒状のラベルとし
て、500mlのPETボトルに印刷面を接触するよう
にして装着し、80℃の水に30秒浸漬する。取り出し
て冷却した後、目視観察し、下記の評価基準により、イ
ンキ割れ防止性を評価した。 ○:印刷面に割れ筋が認められない。 ×:印刷面に割れ筋が認められる。
【0072】表1〜3より、実施例に係るシュリンクラ
ベルでは、表示印刷インキ層のアルカリ脱離性が優れて
いる。しかも、表示印刷インキ層の印刷適性、密着性や
インキ割れ防止性、アルカリ可溶性コート層の耐アルカ
リ性や耐熱水性もすべて良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラスチックラベルの一例を部分的に
示す概略断面図である。
【図2】本発明のプラスチックラベルの他の例を部分的
に示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 シュリンクラベル 2 基材フィルム 3 アルカリ水溶液に可溶性のコート層 4 表示印刷インキ層 11 シュリンクラベル 21 基材フィルム 31 アルカリ水溶液に可溶性のコート層 41 表示印刷インキ層 51 オーバーコート層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新谷 彰 三重県名張市八幡字口入野1300番3 株式 会社フジシール名張工場内 Fターム(参考) 3E062 AC02 DA02 DA07 4F100 AJ02B AK12B AK24B AK25B AL01B AT00A BA03 BA07 BA10A BA10C EH46 GB90 HB31C JA05B JB01 JL11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示印刷インキ層がアルカリ水溶液に可
    溶性のコート層を介して基材フィルム上に形成されてい
    るプラスチックラベルであって、前記アルカリ水溶液に
    可溶性のコート層が、酸価が200〜300(mg−K
    OH/g)のスチレン−無水マレイン酸系樹脂、酸価が
    40〜150(mg−KOH/g)のロジン−マレイン
    酸系樹脂、および酸価が40〜150(mg−KOH/
    g)のアクリル酸共重合系樹脂から選択された少なくと
    も一種のアルカリ可溶性樹脂を樹脂成分全量に対して5
    0〜95重量%の割合で含有していることを特徴とする
    プラスチックラベル。
  2. 【請求項2】 前記アルカリ水溶液に可溶性のコート層
    が、他の樹脂成分として、酸価が10(mg−KOH/
    g)以下で且つガラス転移温度が30〜100℃のアク
    リル系樹脂を含有する請求項1記載のプラスチックラベ
    ル。
  3. 【請求項3】 前記アルカリ水溶液に可溶性のコート層
    が、他の樹脂成分として、アクリル系樹脂およびセルロ
    ース誘導体を含有する請求項1又は2記載のプラスチッ
    クラベル。
  4. 【請求項4】 アルカリ可溶性樹脂がロジン−マレイン
    酸系樹脂又はアクリル酸共重合系樹脂であり、且つアル
    カリ水溶液に可溶性のコート層を形成する樹脂組成物の
    見掛けの酸価が10〜100(mg−KOH/g)であ
    る請求項1〜3の何れかの項に記載のプラスチックラベ
    ル。
  5. 【請求項5】 アルカリ可溶性樹脂がスチレン−無水マ
    レイン酸系樹脂であり、且つアルカリ水溶液に可溶性の
    コート層を形成する樹脂組成物の見掛けの酸価が140
    〜250(mg−KOH/g)である請求項1〜3の何
    れかの項に記載のプラスチックラベル。
  6. 【請求項6】 前記請求項1〜5の何れかの項に記載の
    プラスチックラベルが装着されたプラスチック容器であ
    って、プラスチックラベルの基材フィルムとプラスチッ
    ク容器とが同じ種類の樹脂から形成されていることを特
    徴とするプラスチック容器。
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