JP4397722B2 - ラベル付き容器 - Google Patents

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Description

本発明は、ラベル付き容器、特に、ラベルを剥離した際に容器表面に糊残りしにくいラベル付き容器に関する。
従来、清涼飲料水や調味料を充填する容器として、ポリエチレンテレフタレート(PET)製ボトル等のプラスチック製容器本体の側面に、商品名やデザイン、内容物に関する説明等の表示が印刷されたプラスチックラベルが装着されている容器が使用されている。近年、省資源的な観点や環境的な観点などから、PETボトル等のプラスチック製品のリサイクル(回収及び再利用)が強く求められている。しかしながら、印刷加工を施したプラスチックラベルが混入したまま再生加工すると、再生製品が全体的に或いは部分的に着色したり、不透明化、物性の劣化、品質低下などの問題が発生し、商品価値が著しく低下する場合があり、再使用できないことが多い。このため、現状では、PETボトルを再生加工する際、該プラスチックラベルを物理的に剥離、除去している。
しかし、プラスチックラベルが接着剤によりPETボトルに接着固定されている場合には、ラベルが外されたPETボトルの表面に接着剤が残存しやすく、このようなボトルをそのまま再生加工すると、接着剤の混入により再生品の品質が低下するという問題があった。ボトル表面に接着剤が残存しないようにするために、使用する接着剤の接着強度を小さくすることが考えられるが、例えば、ラベルの一端を容器表面に接着固定し、該ラベルを容器に巻き付けてラベル両端部を相互に重ね合わせて接着固定して得られたラベル付き容器において、ラベルと容器の接着及びラベル相互の接着に同じ接着剤を用いた場合には、ラベルを容器表面に接着固定できても、ラベル相互の接着強度が不十分となるため、使用中にラベルが容易に剥離してしまうという問題があった。
このような問題を解決する方法として、実開昭59−149173号公報及び実開平1−11271号公報には、熱水又はアルカリ可溶性の接着剤を使用し、容器回収後の精製処理では、熱水又はアルカリ性水溶液を処理液として接着剤を溶解することにより、容器とラベルを分離する方法が提案されている。しかし、これらの接着剤によってもラベル剥離後のボトル表面に対する糊残りを完全に防ぐことはできなかった。また、ラベルをボトルに巻き付けて接着剤で固定する場合には、ラベルをボトルに巻き付けるときの初期タック性、巻き付け後の保持力、熱水又はアルカリに対する溶解性、ロール状にするための塗工性、耐ブロッキング性、ラベラー適正をバランスよく有することが求められるが、接着剤の成分調整のみでこれらの要件を満たすことは困難であった。
実開昭59−149173号公報 実開平1−11271号公報
本発明の目的は、ラベル装着時は接着剤により容器表面にラベルを十分な接着強度で固定することができ、ラベル剥離時には容器表面に糊残りすることがないラベル付き容器を提供することにある。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、ラベルが、容器表面に対して、アルカリ又は熱水可溶性のコート層及び接着層を介して装着している場合には、ラベル装着時には接着層により十分な接着強度で容器表面に固定でき、使用後にはアルカリ又は熱水に接触することにより、容器表面に糊残りすることなく容易にラベルを脱離することができ、ラベルの接着剤成分が混入することによる再生製品の品質低下を防ぐことができることを見いだし、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、容器表面にラベルが装着されているラベル付き容器であって、前記ラベルが、内面側の両端部に接着層を有しており、該ラベルの一方の端部が接着層により容器表面に接着固定され、前記接着固定された一方の端部を起点として容器を周回しており、該ラベルの他方の端部が前記接着固定されたラベルの一端部の背面側に接着固定されており、容器表面の少なくとも前記接着層が接触する部位に熱水可溶性コート層が塗布されているラベル付き容器であって、前記接着層が感熱接着剤より形成され、且つ前記熱水可溶性コート層が70〜100℃の熱水に可溶なコート層であるラベル付き容器を提供する。前記ラベルは、背面側の一端部にアルカリ又は熱水可溶性コート層を有しており、該ラベルが、接着固定された一方の端部を起点として容器を周回し、他方の端部が前記接着固定されている一方の端部の背面側のアルカリ又は熱水可溶性コート層上に接着していることが好ましい。
なお、本明細書では、上記発明のほか、容器表面にラベルが装着されているラベル付き容器であって、前記ラベルが、内面側の両端部に接着層を有しており、該ラベルの一方の端部が接着層により容器表面に接着固定され、前記接着固定された一方の端部を起点として容器を周回しており、該ラベルの他方の端部が前記接着固定されたラベルの一端部の背面側に接着固定されており、容器表面の少なくとも前記接着層が接触する部位にアルカリ可溶性コート層が塗布されているラベル付き容器であって、前記接着層が感熱接着剤より形成され、且つ前記アルカリ可溶性コート層が85℃の1.5重量%水酸化ナトリウム水溶液に可溶なコート層であるラベル付き容器についても説明する。
本発明のラベル付き容器によれば、ラベル装着時にはラベルを容器本体に強固に接着でき、使用後はアルカリ又は熱水に浸漬することにより、容器表面に接着剤が残存することなくラベルを容易に剥離することができる。このため、ラベルの接着剤成分が混入することによる再生製品の品質低下を防ぐことができる。特に、ラベルを容器に巻き付けたラベル付き容器においては、ラベルと容器の接着、及び巻き付けたラベル両端部の相互の接着に同じ接着剤を用いた場合にも、ラベル同士を強固に接着することができ、しかも、接着層の構成成分を適宜調整することができるため、ラベルをボトルに巻き付けるときの初期タック性、巻き付け後の保持力、熱水又はアルカリに対する溶解性、ロール状にするための塗工性、耐ブロッキング性、ラベラー適正をバランスよく有することができる。
以下、本発明の実施の形態を必要に応じて図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は、本発明のラベル付き容器の一製造例を示す概略工程図であり、より詳細には、両端部に接着層を設けた帯状のラベル及びボトル状の容器本体を用い(A1)(A2)、該ラベルの一端側を該容器本体の胴部に接着固定した後(B1)(B2)、ラベルを容器本体の胴部に巻き付け、接着層が形成されたラベルの他端側を、容器本体の胴部に接着固定されたラベルの一端側に重ね合わせ(C1)(C2)、ラベルの両端部同士を相互に接着固定することによって製造されるラベル付き容器の製造工程を示している。
図1(A1)は、プラスチックラベル2と容器本体1の装着前の状態を示す正面図であり、(A2)は(A1)のX−X線断面図を示す。図1(A1)に示されるように、ボトル状の容器本体1の外周面には、縦方向に帯状のアルカリ又は熱水可溶性コート層3aが設けられている。プラスチックラベル2は、図1(A2)に示されるように、ラベル基材4の片面の一端部に接着層5a、他の端部に接着層5b、他の面の一端部にアルカリ又は熱水可溶性コート層3bがそれぞれ設けられた構成を有している。なお、コート層3aは、容器本体1の外周面のうち、ラベル2を容器本体1に巻き付けたときにラベル一端部の接着層5aが接触する部位を少なくとも含む部位に設けられている。
図1(B1)は、プラスチックラベル2の一端部が容器本体1の表面に固定された状態を示す正面図であり、(B2)は(B1)のX−X線断面図を示す。図1(B1)に示されるように、ラベル2を容器本体1の胴部に巻き付け、ラベル2の一端部の接着層5aを容器本体1のアルカリ又は熱水可溶性コート層3aに接触させて容器本体1に接着固定する。ラベルの一端部は、接着層5aによりアルカリ又は熱水可溶性コート層3を介して容器本体1の外周面に接着固定されている。
次いで、ラベル2の他の端部を容器本体2の外周に巻き付けて、接着層5bをラベル2の一端部の背面に設けられたアルカリ又は熱水可溶性コート層3bに接触させて、容器本体1の表面に接着固定することにより、容器本体1にラベル2が装着される。
図1(C1)は、容器本体1の外周に巻き付けたプラスチックラベル2の両端部が相互に重なり合って接着固定された本発明のラベル付き容器の一例を示す正面図であり、(C2)は(C1)のX−X線断面図と重なり合う部分7の構成を示す図を示す。図1(C1)に示されるように、容器本体1の外周面に、アルカリ又は熱水可溶性コート層3aを介して接着層5aによりプラスチックラベル2の一端部が接着固定されており、容器本体1を周回したラベルの両端部が相互に重なり合う部分7において、ラベル一端部の背面に、アルカリ又は熱水可溶性コート層3bを介して接着層5bによりラベルの他端が接着固定されている。なお、図1(C1)及び(C2)に示されるラベル付き容器には、ラベルの一端部の接着層5a付近に、縦方向にミシン目6が施されている。
容器本体1としては、例えば、ポリエステル系樹脂(ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)など)、ポリスチレン系樹脂(ポリスチレンなど)、ポリオレフィン系樹脂(ポリエチレン、ポリプロピレンなど)、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、アリレート樹脂などのブロー成形可能な熱可塑性樹脂等を素材とするプラスチック製ボトルなどが挙げられる。これらの素材は単独で又は2種以上組み合わせて使用できる。なかでも、PETボトル等のポリエステル系樹脂製ボトルなどが好ましい。
容器本体1の表面には、アルカリ又は熱水可溶性コート層3aが設けられている。アルカリ又は熱水可溶性コート層3(3a,3b)は、アルカリ可溶性樹脂又は熱水可溶性樹脂で構成することができる。前記アルカリ可溶性樹脂としては、常温のアルカリ性水溶液で溶解するもの、又は適当な温度(例えば50〜90℃)に加熱されたアルカリ性水溶液で溶解するもの等を用いることができる。このようなアルカリ可溶性樹脂としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸などの不飽和カルボン酸の1種又は2種以上と、アクリル酸アルキルエステル(例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシルなど)、メタクリル酸アルキルエステル(例えば、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチルなど)、ヒドロキシル基含有重合性不飽和化合物(例えば、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレートなど)、シアノ基含有重合性不飽和化合物(例えば、アクリロニトリル、メタクリロニトリルなど)、アミド基含有重合性不飽和化合物(例えば、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−アルコキシアクリルアミド、N−アルコキシメタクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミドなど)、スチレン系化合物(例えば、スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、ジビニルベンゼンなど)、オレフィン(例えば、エチレンなど)、アリル基含有化合物(例えば、ジアリルフタレート、アリルグリシジルエーテル、トリアリルイソシアヌレートなど)、ビニルエステル類(例えば、酢酸ビニルなど)、N−ビニルピロリドン等の重合性不飽和基を有する化合物との共重合体などが挙げられる。これらは単独で又は2種以上組み合わせて使用することができる。なかでも、酸価が50〜300mg−KOH/gのスチレン−無水マレイン酸系樹脂、ロジン−マレイン酸系樹脂、アクリル酸共重合体系樹脂を主成分として(50重量%以上)含有したものが好ましく用いられる。
前記熱水可溶性樹脂としては、熱水(例えば70〜100℃程度の熱水)に溶解する接着剤であれば特に限定されないが、常温(例えば15℃)の水には溶解しにくいものが好ましく、例えば、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリエチレンオキサイドなどが挙げられる。また、親水性を向上させるため、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル等のノニオン系界面活性剤を併用してもよい。
アルカリ又は熱水可溶性コート層3は、容器本体の表面状態、ラベル基材の種類によって、例えば、ロールコーター(グラビヤロール、リバースロール、スクイズロール、キスロール、ディップロールなど)、バーコーター、ナイフコーター、スプレーコーターなどのコーターを用いた慣用のコーティング法(印刷法)によって施され、その厚みは、特に制限されず、例えば、0.5〜10μm、好ましくは1〜5μm程度の範囲から選択することができる。
コート層3が上記樹脂により構成されている場合には、コート層3を設けた後の容器本体1を水に浸漬しても容易には剥がれないので、ラベル貼着後でも内容物の充填等のため水道水などの通常の水によりボトル内部などを洗浄できるとともに、所定の目的を達した後には、アルカリ水溶液又は熱水により容易に剥離、除去することができる。
プラスチックラベル2は、ラベル基材4、アルカリ又は熱水可溶性コート層3b、及び接着層5(5a,5b)で構成されている。前記プラスチックラベル2は、さらに、アルカリ又は熱水可溶性コート層3b及び接着層5(5a,5b)が形成されていないラベル基材4上、若しくはラベル基材4とアルカリ又は熱水可溶性コート層3bの層間、又はラベル基材4と接着層5(5a,5b)の層間に印刷層などの他の層が設けられていてもよい。なお、プラスチックラベル2としては、図1に示されているラベル、すなわち、容器へ巻き付けて装着する感熱接着ラベルや接着剤を塗布しながら装着するロールラベルに限定されず、熱収縮性を有するラベル基材を用い、巻き付け後に加熱収縮して装着するシュリンクラベル、伸縮性フィルムを用いるストレッチラベル、ストレッチシュリンクラベルなどであってもよい。
前記ラベル基材4としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)などのポリエステル系樹脂;ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂;ポリスチレンなどのポリスチレン系樹脂;ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂等を単独で又は2種以上を混合して素材とする無延伸、一軸又は二軸延伸プラスチックフィルム;コート紙等の耐水性を有する紙、和紙、合成紙等の紙;アルミニウム箔等の金属箔;又はこれらの積層体等が挙げられる。ラベル基材4は、単層又は2層以上の積層体であってもよい。なかでも、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂等を素材とするフィルムが好ましい。特に、PETボトルなどの比重1以上の容器に装着するラベルのラベル基材は、比重1未満の素材、例えばポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂等で構成されていることが好ましい。このような場合には、ラベルを装着した容器の使用後、比重差を利用することにより該容器本体(又はその粉砕物)と簡単に分離でき、ラベル及び容器本体のリサイクルが容易となる。
例えば、容器に巻き付けて装着するラベルのラベル基材には、無延伸フィルム又は二軸延伸フィルム、特に二軸延伸されたポリプロピレンフィルム(OPP)及びPETフィルム等が用いられる。また、シュリンクラベル等の熱収縮性を有するラベルのラベル基材(熱収縮性フィルム)には、少なくとも一方向に延伸処理が施されたフィルムが用いられる。これらの素材は単独で又は2種以上混合して使用できる。ラベル基材2は、単層又は2層以上の積層体であってもよい。
ラベル基材4の厚みは、機械的強度、ラベルの取扱性などを損なわない範囲で適宜選択できるが、一般には5〜50μm程度、好ましくは8〜40μm程度である。
接着層5(5a,5b)としては、例えば、熱を加えることにより接着性が生じる感熱接着剤などが利用できる。感熱接着剤は、水が付着しても接着性が発現しないため、容器本体1へラベルを装着する際の取扱性が良好である。感熱接着剤としては、ラベルの分野で慣用の感熱接着剤を使用できる。感熱接着剤は単独で又は2種以上混合して使用することができる。感熱接着剤は、通常、熱可塑性樹脂(ベースポリマー)、粘着付与剤、ワックスなどから構成される。また、感熱接着剤として、塗布、乾燥後の接着剤面が、常温では粘着性を示さないが、加熱によって粘着性が発現し、且つその粘着性が冷却後も一定の期間(数分〜数日間)持続するディレードタックタイプの接着剤も使用可能である。
感熱接着剤としては、ホットメルト型感熱接着剤や溶剤型感熱接着剤を用いてもよい。ホットメルト型感熱接着剤は、熱溶融性と粘着性とを備えた感熱接着剤であり、通常、ベースポリマー、粘着付与剤、ワックスおよび安定剤などから構成される。溶剤型感熱接着剤は、通常、ポリマー成分(ベースポリマー)、粘着付与剤、架橋剤、改質剤、有機溶媒などから構成される。
前記熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリ(メタ)アクリル酸エステル、スチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、酢酸ビニル−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、エチレン−塩化ビニル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、ポリブタジエン、ポリウレタン、スチレン−イソプレンブロック共重合体などが挙げられる。これらの中でも、(メタ)アクリル酸エステルをモノマー成分として含むアクリル系重合体、酢酸ビニルをモノマー成分として含む酢酸ビニル系重合体、スチレンをモノマー成分として含むスチレン系重合体などが好ましく、特に、エチレン−酢酸ビニル共重合体などの酢酸ビニル系重合体が好ましい。これらの熱可塑性樹脂は単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
感熱接着剤の接着特性は、粘着付与剤やワックスの種類や量を適宜選択することにより調整することができる。前記粘着付与剤は、粒子間のバインダーとして造膜性を向上し、さらに感熱接着剤の活性化温度を低下する作用を有し、例えば、ロジン系樹脂(ロジン、重合ロジン、水添ロジン及びそれらの誘導体、樹脂酸ダイマーなど)、テルペン系樹脂(テルペン樹脂、芳香族変性テルペン樹脂、水添テルペン樹脂、テルペン−フェノール樹脂など)、石油樹脂(脂肪族系、芳香族系、脂環族系)、クマロン−インデン樹脂、スチレン系樹脂、フェノール樹脂などが用いられる。粘着付与剤は単独で又は2種以上を組み合わせて使用できる。粘着付与剤の使用量は、感熱接着剤のベースポリマーに対して、例えば0〜30重量%、好ましくは5〜25重量%程度である。
前記ワックスは、粒子間のバインダーとして造膜性を向上する他、接着剤の低融点化を促進することができ、例えば、ポリエチレンワックスなどの合成ワックスの他、鉱物系ワックス、天然ワックスなどが用いられる。ワックスは単独で又は2種以上を組み合わせて使用できる。該ワックスは、感熱接着剤のベースポリマーに対して、例えば10重量%以下(0〜10重量%)、好ましくは6重量%以下(0〜6重量%)使用される。前記使用量が少なすぎると上記効果が得られにくく、多すぎるとラベル剥離時に容器本体にのり残りしやすくなる。
感熱接着剤には、必要に応じて、安定剤、改質剤等の添加剤が添加されていてもよい。
感熱接着剤が接着性(粘着性)を生じる温度(活性化温度)は、好ましくは60℃以上(例えば、60〜100℃程度)、さらに好ましくは65℃以上(例えば、65〜80℃程度)である。活性化温度が60℃未満の感熱接着剤を用いた場合は、室温時(ラベルを容器本体に巻き付ける際など)にブロッキングが生じやすく、活性化温度が高すぎると容器本体1が損傷しやすく、いずれも作業性に劣る。上記範囲の活性化温度を有する感熱接着剤を用いれば、常温では接着性(粘着性)が生じないため取扱が容易であり、プラスチックラベル2を容器本体1に容易に装着できる。該活性化温度は、ベースポリマーの種類、粘着付与剤やワックスの種類や量、その他の添加物等を適宜選択することにより調整できる。
接着層5の厚みは、特に制限されず、例えば0.01〜20μm、好ましくは0.5〜10μm、より好ましくは、1〜6μm程度である。該接着層5の厚みが厚すぎると凝集破壊を生じやすく、薄すぎると十分な接着性が得られにくくなる。
接着層5は、図1に示されるようにラベル基材4の両端部に部分的に設けてもよいが、端部以外の部分にも設けてもよい。前記接着層5は、プラスチックラベル2が前記容器本体1と接触する側の面に設けられ、ラベル2を容器本体1に巻き付けて固定する場合には、例えば、図1(A2)における接着層5a及び5bに示されるように、少なくともラベル2の両端部に設けられている。このように両端部のみに接着層を設けることにより、剥離しやすく好ましい。
特に、容器本体1の外周にラベル2を巻き付けて装着する場合には、ラベル2が容器本体1へ最初に固定される接着層(図1における接着層5a)は、必ずしも端部の全体に設けられていなくてもよく、所定の箇所に部分的に設けられていてもよい。
図2(イ)は、本発明のラベル付き容器の他の例を示す正面図、より詳細には、ラベル2と容器本体1の装着前の状態を示す正面図であり、(ロ)は(イ)のY−Y断面図である。図2(イ)には、接着層5aがラベル基材4の端部の2箇所に設けられている。この場合、アルカリ又は熱水可溶性コート層3aは、容器本体1の外周面の、少なくとも前記接着層5aが接触する部位、すなわち少なくとも2箇所に塗布されていればよいが、ラベラー使用時に容器表面に接着するラベルの位置決めを容易とするため、好ましくは、図2(イ)に示すように、容器本体1の表面の2箇所に周方向に連続した帯状に塗布される。
本発明においては、接着層5が、アルカリ又は熱水可溶性コート層3を介して容器本体1に接着しているため、使用後にラベル2を剥離した際にも、接着層5を構成する接着剤成分が容器本体1に残存することがなく、容器本体1とラベル2を容易に分離することができる。特に好ましい態様としては、アルカリ又は熱水可溶性コート層3が、接着層5に対する親和性(接着力)より容器本体1に対する親和性(接着力)が小さいという特性を有している。このようなアルカリ又は熱水可溶性コート層3(3a)と接着層5とを構成する樹脂の代表的な組み合わせとしては、例えば、[コート層3,接着層5]について、[スチレン−無水マレイン酸系樹脂,アクリル系樹脂]、[ロジン−マレイン酸系樹脂,アクリル系樹脂]、[スチレン−無水マレイン酸系樹脂,エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)]、[ロジン−マレイン酸系樹脂,エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)]などが挙げられる。
印刷層(図示せず)は、前記ラベル基材2の少なくとも一方の面に、グラビア印刷等の慣用の印刷法により所望の画像、文字を印刷することにより形成できる。
アルカリ又は熱水可溶性コート層3bは、前記アルカリ又は熱水可溶性コート層3(3a)と同様の構成を用いることができる。本発明におけるプラスチックラベル2としては、アルカリ又は熱水可溶性コート層3bは必ずしも設けなくてもよい。なお、好ましいラベル2の態様は、図1に示されるように、内面側の両端部に接着層5a及び5bを有し、背面側の一端部にアルカリ又は熱水可溶性コート層3aを有している。この場合は、容器本体1の外周に巻き付けられたラベル2の終端部の接着層5bが、先に固定されている他の端部の背面に設けられたアルカリ又は熱水可溶性コート層3bを介してラベル2と接着固定されるため、アルカリ水溶液又は熱水に接触させた際に、ラベルの両端部における接着を解離しやすく、容器本体1からラベルを容易に脱離することができる。
ミシン目(切れ目)6は、必須ではないが、ボトルの回収・再利用の際に剥離しやすいようにラベルに予め形成しておくのが好ましい。特に本発明のラベル付き容器は、ミシン目を設けておくと消費者が剥がしやすいだけでなく、消費者が剥がし忘れた場合にも、ラベルの脱離時に容器に接触させたアルカリや熱水が、ミシン目を通ってラベルと容器のすき間に浸入することができ、容器表面のコート層を速やかに溶解してラベルの脱離を容易とすることができる点で有利である。ミシン目6は、ラベルの任意の位置に設けることができるが、例えば、ラベルが容器本体に巻き付けて装着されている場合には、図1(C1)及び(C2)に示されるように、ラベルの一端部の接着層5a付近、すなわち、ラベルが容器表面に最初に接着する一端部の近傍に設けられていることが好ましい。
本発明のラベル付き容器は、プラスチック容器を再生処理に供する際に、アルカリ水溶液と接触させる処理(アルカリ処理)又は熱水と接触させる処理(熱水処理)を施すことにより、アルカリ又は熱水可溶性コート層を溶解させて、プラスチックラベルを容器表面から脱離させることができる。このように、コート層3(3a,3b)が溶解するため、接着層が容器表面に残存することなく完全に除去されて、リサイクル時に接着剤成分の混入による再生樹脂の汚染を回避することができる。
前記アルカリ処理は、例えば、アルカリ水溶液の浴中に浸漬する方法や、アルカリ水溶液のシャワー内を通過させる方法等により、アルカリ水溶液と接触させることによって行うことができる。従って、大量の回収容器の処理も容易に行うことが可能である。なお、前記アルカリ水溶液としては、例えば、70〜90℃の1〜2重量%の水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)水溶液等の強アルカリ性水溶液を好適に用いることができる。なお、熱水処理は、アルカリ水溶液に代えて熱水を用い、上記アルカリ処理と同様の方法で行うことができる。使用する熱水の温度は、例えば70〜100℃程度である。
以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。
実施例1
ロジン−マレイン酸系樹脂(商品名「マルキード3002」、酸価100mg−KOH/g、荒川化学社製)72重量部、アクリル系樹脂(商品名「UH2011」、酸価4mg−KOH/g、ガラス転移温度47℃、東亞合成社製)23重量部、およびセルロース誘導体(商品名「LIG1/8」、旭化成社製)5重量部を、酢酸エチル等の有機溶媒に溶解して、均一なアルカリ可溶性樹脂溶液(コート剤)を得た。
このコート剤を、ポリエチレンテレフタレート製ボトル(PETボトル)の胴部表面の図1(A1)に示される部位に、スプレーにより塗布し、厚さ約2〜4μmのコート層を形成させた。
ラベル基材としての二軸延伸ポリプロピレンフィルム(厚み30μm)の一方の面に、各種表示デザインをグラビア印刷により印刷して印刷層(厚み3μm)を形成し、同面上の両端部に、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA;エチレン含量72重量%、融点62℃、MFR400g/10分)88重量部と、粘着付与剤(テルペン系樹脂(商品名「YSポリスター T115」、ヤスハラケミカル社製)12重量部からなる水系エマルジョン型感熱接着剤(活性化温度約65℃)をグラビア印刷により帯状に塗布して接着剤層(厚み4μm)を形成し、ラベル基材の他の面の一端部に、上記コート剤をグラビア印刷により帯状に塗布して、図1(A2)に示される構成を有するラベルを作製した。
得られたラベルの接着剤層に熱風(約150℃)を吹き付けて接着剤を活性化した後、その面を内面側として、背面にコート層が設けられている方の端部を容器表面のコート剤塗布部位に重ねて固定した。次いで、容器を回転させてラベルを容器本体の胴部に巻き付け、ラベル他端に設けられている接着剤層を、先に容器本体の胴部に接着固定されているラベル端部の背面のコート層に重ね、ラベル基材側から押圧することにより固定し、ラベル付き容器を得た。
実施例2
スチレン−無水マレイン酸系樹脂(商品名「SMA17352P」、酸価270mg−KOH/g、川原油化社製)75重量部、アクリル系樹脂(商品名「UH2011」、酸価4mg−KOH/g、ガラス転移温度47℃、東亞合成社製)20重量部、およびセルロース誘導体(商品名「LIG1/4」、旭化成社製)5重量部を、酢酸エチル等の有機溶媒に溶解して、均一なアルカリ可溶性樹脂溶液(コート剤)を得た。
このコート剤を実施例1と同様にPETボトルに塗布してコート層を形成させた。
次いで、実施例1と同様に作成したラベルを、実施例1と同様の方法でPETボトルに装着することによりラベル付き容器を得た。
評価試験
アルカリ脱離性
実施例及び比較例により得られたラベル付き容器を、85℃の1.5重量%水酸化ナトリウム水溶液に浸漬し、簡単な攪拌を行いながら、ラベルの脱離状態を観察した。具体的には、ラベルが自発的に(浸漬中に自然に)脱落する時間(分)を測定し、さらに、脱落後の容器本体表面の糊残りの状態を目視観察することにより、アルカリ脱離性を評価した。
その結果、各実施例で得たラベル付き容器は20分未満でラベルが脱落し、ラベル剥離後の容器表面には接着剤の付着が認められなかった。
本発明のラベル付き容器の一例を示す概略工程図であり、(A1)は、プラスチックラベルと容器本体の装着前の状態を示す正面図、(A2)は(A1)のX−X線断面図、(B1)は、プラスチックラベルの一端部が容器本体の表面に固定された状態を示す正面図、(B2)は(B1)のX−X線断面図、(C1)は、容器本体1の外周に巻き付けたプラスチックラベルの両端部が相互に重なり合って接着固定された本発明のラベル付き容器の一例を示す正面図、(C2)は(C1)のX−X線断面図と重なり合う部分7の構成を示す図である。 (イ)は、本発明のラベル付き容器の他の例を示す正面図であり、(ロ)は(イ)のZ−Z線断面図である。
符号の説明
1 容器本体
2、21 プラスチックラベル
3、3a、3b コート層
4 ラベル基材
5、5a、5b 接着層
6 ミシン目
7 重なり部分

Claims (2)

  1. 容器表面にラベルが装着されているラベル付き容器であって、前記ラベルが、内面側の両端部に接着層を有しており、該ラベルの一方の端部が接着層により容器表面に接着固定され、前記接着固定された一方の端部を起点として容器を周回しており、該ラベルの他方の端部が前記接着固定されたラベルの一端部の背面側に接着固定されており、容器表面の少なくとも前記接着層が接触する部位に熱水可溶性コート層が塗布されているラベル付き容器であって、前記接着層が感熱接着剤より形成され、且つ前記熱水可溶性コート層が70〜100℃の熱水に可溶なコート層であるラベル付き容器。
  2. ラベルが、背面側の一端部にアルカリ又は熱水可溶性コート層を有しており、該ラベルが、接着固定された一方の端部を起点として容器を周回し、他方の端部が前記接着固定されている一方の端部の背面側のアルカリ又は熱水可溶性コート層上に接着している請求項1記載のラベル付き容器。
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