JP2003083442A - 自動変速機の車速センサ異常時変速制御装置 - Google Patents

自動変速機の車速センサ異常時変速制御装置

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JP2003083442A
JP2003083442A JP2001271532A JP2001271532A JP2003083442A JP 2003083442 A JP2003083442 A JP 2003083442A JP 2001271532 A JP2001271532 A JP 2001271532A JP 2001271532 A JP2001271532 A JP 2001271532A JP 2003083442 A JP2003083442 A JP 2003083442A
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speed sensor
shift control
abnormal
automatic transmission
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Hiroyasu Tanaka
寛康 田中
Shigeki Shimanaka
茂樹 島中
Satoru Takizawa
哲 瀧沢
Masatoshi Akanuma
正俊 赤沼
Takayuki Suzuki
孝之 鈴木
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JATCO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 車速センサの異常時も車両の運転意図に沿っ
た変速制御が行われて、ハイ発進状態になったり、高速
走行なのに低速側変速比が選択されることのないように
する。 【解決手段】 通常は、車速センサで検出した車速とス
ロットル開度とにもとづき変速マップから求めた目標入
力回転数(目標変速比)となるよう変速用ステップモー
タの目標駆動ステップ数を決定する。車速センサの異常
時は図示のマップをもとに、入力回転数Niと、ブレー
キスイッチ5のON,OFFおよびアイドルスイッチ6のO
N,OFFにもとづく加減速判定とから、車両の運転意図を
判定してアップシフト(UP)要求か、ダウンシフト(DO
WN)要求か、変速比保持(HOLD)要求かを判断して、目
標変速比を順次当該要求方向に補正しつつこれが達成さ
れるよう変速を進行させる。よって運転意図に符合した
変速制御が実行されて、ハイ発進状態になったり、高速
走行で低速側変速比が選択されるのを防止し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機の変速
制御に不可欠な車速センサが故障などにより異常を生じ
た時における変速制御を適切に行うための装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】無段変速機を含む自動変速機は通常、車
速およびエンジン負荷から目標とすべき変速比や変速段
(以下、全て変速比と記載する)を決定され、これへの
変速が行われるよう変速制御されるよう構成するのが普
通である。
【0003】従って、上記の車速を検出する車速センサ
が故障などにより異常を生ずると、車速検出値が実際と
異なって、これを制御因子の1つとする一方で変速制御
が適正に行えなくなる可能性がある。そこで一般的に
は、車速センサの異常時は車速検出値を一般路定常走行
において差し障りのない中間的な例えば50km/hに
固定して上記の変速制御に資するといったような対策が
考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし当該対策では、
停車状態においても車速検出値を50km/hとするも
のであるため、そしてこの車速検出値のもとでは目標変
速比が、停車状態で要求される発進用の最低速変速比で
はなく、これよりも高速側の変速比に設定されることか
ら、所謂ハイ発進となってトルク不足により発進加速性
の低下を招くという問題が懸念される。
【0005】また、例えば100km/hのような高速
走行時も車速検出値を50km/hとするものであるた
め、そしてこの車速検出値のもとでは目標変速比が、高
速走行時に要求される高速側の変速比ではなく、これよ
りも低速側の変速比に設定されることから、トルク過多
もあってエンジン回転が吹け上がるという問題が懸念さ
れる。
【0006】請求項1に記載の第1発明は、車速センサ
が異常を生じたら車速をもとに目標変速比を求める変速
制御方式を止めて、変速機入力回転数から運転者の運転
意図を判断し、これを変速制御に資するようにすること
で上記の懸念を解消し得るようにした自動変速機の車速
センサ異常時変速制御装置を提案することを目的とす
る。
【0007】請求項2に記載の第2発明は、車速センサ
が異常を生じたら車速をもとに目標変速比を求める変速
制御方式を止めて、運転者の加減速操作から運転者の運
転意図を判断し、これを変速制御に資するようにするこ
とで上記の懸念を解消し得るようにした自動変速機の車
速センサ異常時変速制御装置を提案することを目的とす
る。
【0008】請求項3に記載の第3発明は、車速センサ
が異常を生じたら車速をもとに目標変速比を求める変速
制御方式を止めて、変速機入力回転数および運転者の加
減速操作から運転者の運転意図を判断し、これを変速制
御に資するようにすることで上記の懸念を解消し得るよ
うにした自動変速機の車速センサ異常時変速制御装置を
提案することを目的とする。
【0009】請求項4に記載の第4発明は、変速機入力
回転数の変化によっても不必要に目標変速比が変化する
ことのないようにし、これにより、運転者による加速意
図に対する高回転と、減速意図に対する低回転とを実現
し得るようになすと共に、変速のハンチングを防止し得
るようにした自動変速機の車速センサ異常時変速制御装
置を提案することを目的とする。
【0010】請求項5に記載の第5発明は、第2発明ま
たは第3発明における運転者の加減速操作を直接的に検
出し得るようにした自動変速機の車速センサ異常時変速
制御装置を提案することを目的とする。
【0011】請求項6に記載の第6発明は、第2発明ま
たは第3発明における運転者の加減速操作を、第5発明
とは異なる因子から直接的に検出し得るようにした自動
変速機の車速センサ異常時変速制御装置を提案すること
を目的とする。
【0012】請求項7に記載の第7発明は、加減速操作
の変化によっても不必要に変速比が変化することのない
ようにし、これにより変速のハンチングを防止して運転
性の向上を図り得るようにした自動変速機の車速センサ
異常時変速制御装置を提案することを目的とする。
【0013】請求項8に記載の第8発明は、変速機作動
油温が高温である時、変速機の回転数を抑制して油温の
低下を実現し得るようにした自動変速機の車速センサ異
常時変速制御装置を提案することを目的とする。
【0014】請求項9に記載の第9発明は、第5発明ま
たは第7発明におけるブレーキ操作の有無を検出するブ
レーキスイッチの故障時に制御を安全サイドにすること
で、車速センサの異常とブレーキスイッチの故障とが重
なった時における不安を解消し得るようにした自動変速
機の車速センサ異常時変速制御装置を提案することを目
的とする。
【0015】請求項10に記載の第10発明は、第1発
明または第3発明における変速機入力回転数を検出する
変速機入力回転センサの故障時に制御を安全サイドにす
ることで、車速センサの異常と変速機入力回転センサの
故障とが重なった時における不安を解消し得るようにし
た自動変速機の車速センサ異常時変速制御装置を提案す
ることを目的とする。
【0016】請求項11に記載の第11発明は、車速セ
ンサの異常時に変速速度をも抑制して不安を解消し得る
ようにした自動変速機の車速センサ異常時変速制御装置
を提案することを目的とする。
【0017】請求項12に記載の第12発明は、車速セ
ンサの異常時における上記の変速制御では目標変速比と
実変速比との間における偏差をフィードバックしないた
めにトルクシフト等に起因した変速比の行き過ぎを生ず
る懸念があり、この懸念をも払拭し得るようにした自動
変速機の車速センサ異常時変速制御装置を提案すること
を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的のため、先ず
第1発明による自動変速機の車速センサ異常時変速制御
装置は、少なくとも車速センサで検出した車速をもとに
求められる目標変速比を実現するよう変速制御される自
動変速機において、前記車速センサの異常時は、変速機
入力回転数に基づき変速比の増加または減少を指示して
変速を行うよう構成したことを特徴とするものである。
【0019】第2発明による自動変速機の車速センサ異
常時変速制御装置は、少なくとも車速センサで検出した
車速をもとに求められる目標変速比を実現するよう変速
制御される自動変速機において、前記車速センサの異常
時は、運転者の加減速操作に基づき変速比の増加または
減少を指示して変速を行うよう構成したことを特徴とす
るものである。
【0020】第3発明による自動変速機の車速センサ異
常時変速制御装置は、少なくとも車速センサで検出した
車速をもとに求められる目標変速比を実現するよう変速
制御される自動変速機において、前記車速センサの異常
時は、変速機入力回転数および運転者の加減速操作に基
づき変速比の増加または減少を指示して変速を行うよう
構成したことを特徴とするものである。
【0021】第4発明による自動変速機の車速センサ異
常時変速制御装置は、第1発明または第3発明におい
て、前記変速機入力回転数に変速比を変化させないでお
くヒステリシス領域を設定したことを特徴とするもので
ある。
【0022】第5発明による自動変速機の車速センサ異
常時変速制御装置は、第2発明または第3発明におい
て、前記運転者の加減速操作をアクセル操作の有無およ
びブレーキ操作の有無から検出するよう構成したことを
特徴とするものである。
【0023】第6発明による自動変速機の車速センサ異
常時変速制御装置は、第2発明または第3発明におい
て、前記運転者の加減速操作をアクセルペダル踏み込み
量から検出するよう構成したことを特徴とするものであ
る。
【0024】第7発明による自動変速機の車速センサ異
常時変速制御装置は、第2発明、第3発明、第5発明、
または第6発明において、前記加減速操作に変速比を変
化させないでおくヒステリシス領域を設定したことを特
徴とするものである。
【0025】第8発明による自動変速機の車速センサ異
常時変速制御装置は、第6発明または第7発明におい
て、変速機作動油温が設定油温以上である時は前記アク
セルペダル踏み込み量を小さなアクセルペダル踏み込み
量と判定してアップシフト傾向により回転数を抑制し得
るよう構成したことを特徴とするものである。
【0026】第9発明による自動変速機の車速センサ異
常時変速制御装置は、第5発明または第7発明におい
て、前記ブレーキ操作の有無を検出するブレーキスイッ
チの故障時はブレーキ操作が無いと判定するよう構成し
たことを特徴とするものである。
【0027】第10発明による自動変速機の車速センサ
異常時変速制御装置は、第1発明または第3発明におい
て、前記変速機入力回転数を検出する変速機入力回転セ
ンサの故障時は、前記車速センサ異常時の変速制御を禁
止すると共に、車速検出値を固定値として変速制御に資
するよう構成したことを特徴とするものである。
【0028】第11発明による自動変速機の車速センサ
異常時変速制御装置は、第1発明乃至第9発明のいずれ
かにおいて、前記車速センサの異常時は変速速度を規制
するよう構成したことを特徴とするものである。
【0029】第12発明による自動変速機の車速センサ
異常時変速制御装置は、第1発明乃至第11発明のいず
れかにおいて、ステップモータを用いて変速制御装置を
構成し、前記車速センサの異常時における目標ステップ
数に上限値および下限値を設定したことを特徴とするも
のである。
【0030】
【発明の効果】第1発明において自動変速機は、少なく
とも車速センサで検出した車速をもとに求められる目標
変速比を実現するよう変速制御されるが、上記車速セン
サの異常時は、変速機入力回転数に基づき変速比の増加
または減少を指示して、つまり変速機入力回転数をもと
に変速制御を実行する。
【0031】従って第1発明においては、車速センサが
異常を生じたら車速をもとに目標変速比を求める変速制
御方式を止めて、変速機入力回転数から運転者の運転意
図を判断し、これを変速制御に資することとなる。これ
がため、車速センサの故障で車速検出値が正確でなくな
っても、運転者の運転意図に符合した変速制御が実行さ
れ、大きな違和感とはならない。そして、車速検出値を
固定する前記対策の場合における懸念、つまり、停車状
態においてハイ発進を生じ、発進加速性能の低下を招く
という懸念や、高速走行時に低速側の変速比に設定され
てエンジン回転が吹け上がるという懸念を払拭すること
ができる。
【0032】第2発明において自動変速機は、少なくと
も車速センサで検出した車速をもとに求められる目標変
速比を実現するよう変速制御されるが、上記車速センサ
の異常時は、運転者の加減速操作に基づき変速比の増加
または減少を指示して、つまり運転者の加減速操作にも
とづき変速制御を実行する。
【0033】従って第2発明においては、車速センサが
異常を生じたら車速をもとに目標変速比を求める変速制
御方式を止めて、運転者の加減速操作から運転者の運転
意図を判断し、これを変速制御に資することとなる。こ
れがため、車速センサの故障で車速検出値が正確でなく
なっても、運転者の運転意図に符合した変速制御が実行
され、第1発明によると同様な上記の作用効果を達成す
ることができる。
【0034】第3発明において自動変速機は、少なくと
も車速センサで検出した車速をもとに求められる目標変
速比を実現するよう変速制御されるが、上記車速センサ
の異常時は、変速機入力回転数および運転者の加減速操
作に基づき変速比の増加または減少を指示して、つまり
変速機入力回転数および運転者の加減速操作にもとづき
変速制御を実行する。
【0035】従って第3発明においては、車速センサが
異常を生じたら車速をもとに目標変速比を求める変速制
御方式を止めて、変速機入力回転数および運転者の加減
速操作から運転者の運転意図を判断し、これを変速制御
に資することとなる。これがため、車速センサの故障で
車速検出値が正確でなくなっても、運転者の運転意図に
符合した変速制御が実行され、第1発明および第2発明
によると同様な上記の作用効果を達成することができ
る。
【0036】第4発明においては、第1発明または第3
発明における変速機入力回転数に変速比を変化させない
でおくヒステリシス領域を設定したため、変速機入力回
転数の変化によっても不必要に目標変速比が変化するこ
とがなくなり、これにより、運転者による加速意図があ
る時に要求される高回転と、減速意図がある時に要求さ
れる低回転とを実現し得ると共に、変速のハンチングを
防止することができる。
【0037】第5発明においては、第2発明または第3
発明における運転者の加減速操作をアクセル操作の有無
およびブレーキ操作の有無から検出するよう構成したた
め、運転者の加減速操作を直接的に検出し得ることとな
って有利である。
【0038】第6発明においては、第2発明または第3
発明における運転者の加減速操作をアクセルペダル踏み
込み量から検出するよう構成したため、運転者の加減速
操作を、第5発明とは異なる因子から直接的に検出し得
ることとなって有利である。
【0039】第7発明においては、第2発明、第3発
明、第5発明、または第6発明における加減速操作に変
速比を変化させないでおくヒステリシス領域を設定した
ため、加減速操作の変化によっても不必要に変速比が変
化することがなくなり、これにより変速のハンチングを
防止して運転性の向上を図ることができる。
【0040】第8発明においては、第6発明または第7
発明のごとく加減速操作をアクセルペダル踏み込み量か
ら検出する場合に、変速機作動油温が設定油温以上であ
る時はアクセルペダル踏み込み量を小さなアクセルペダ
ル踏み込み量と判定してアップシフト傾向により回転数
を抑制し得るよう構成したため、変速機作動油温が高温
である時、変速機の回転数を抑制して油温の低下を実現
することができる。
【0041】第9発明においては、第5発明または第7
発明のように加減速操作をブレーキ操作の有無から検出
する場合において、ブレーキ操作の有無を検出するブレ
ーキスイッチの故障時はブレーキ操作が無いと判定する
よう構成したため、ブレーキスイッチの故障時に変速制
御を変速比保持の安全サイドにすることができ、車速セ
ンサの異常とブレーキスイッチの故障とが重なった時に
おける不安を解消し得る。
【0042】第10発明においては、第1発明または第
3発明における変速機入力回転数を検出する変速機入力
回転センサの故障時は、前記車速センサ異常時の変速制
御を禁止すると共に、車速検出値を固定値として変速制
御に資するよう構成したため、変速機入力回転センサの
故障時に前記の懸念は発生するものの、制御が安全サイ
ドになることで、車速センサの異常と変速機入力回転セ
ンサの故障とが重なった時における不安を解消すること
ができる。
【0043】第11発明においては、車速センサの異常
時に変速速度を規制するよう構成したため、車速センサ
の異常時に変速速度がゆっくりとしたものにされること
で、前記の車速センサ異常時の変速制御と相まって不安
を解消することができる。
【0044】第12発明においては、車速センサの異常
時におけるステップモータのステップ数に上限値および
下限値を設定したため、車速センサ異常時の前記した変
速制御では目標変速比と実変速比との間における偏差を
フィードバックしないためにトルクシフト等に起因した
変速比の行き過ぎを生ずる懸念があるところながら、こ
の懸念をも払拭することができる。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。図1は、本発明の一実施の形
態になる車速センサ異常時変速制御装置を具えた自動変
速機の変速制御システムを示し、1はエンジン、2は自
動変速機としてのトロイダル型無段変速機である。
【0046】エンジン1はスロットル開度を、基本的に
はアクセルペダル3の踏み込み量に応じた開度とされ、
このスロットル開度に応じてエンジン出力を加減される
ものとする。
【0047】トロイダル型無段変速機2は図示しなかっ
たが、エンジン1の回転を入力される入力ディスクと、
これに同軸配置されて駆動車輪に駆動結合した出力ディ
スクと、これら入出力ディスク間で摩擦係合により動力
伝達を行うパワーローラとよりなる周知のもので、パワ
ーローラがその回転軸線と直交する首振り軸線周りに傾
転することにより入出力ディスクとの接触軌跡円半径を
変化させて変速を行うものとする。
【0048】かかるトロイダル型無段変速機2の変速制
御は、エンジン1のスロットル開度TVOを検出するス
ロットル開度センサ4からの信号と、ブレーキ作動時に
ONとなるブレーキスイッチ5およびアクセルペダル3
を釈放時にONとなるアイドルスイッチ6のON,OF
Fに基づいて、またはアクセル開度センサ7により検出
したアクセルペダル踏み込み量APSに基づいて車両の
加減速を検出する加減速検出部8からの信号と、入力デ
ィスクへの変速機入力回転数Niを検出する変速機入力
回転センサ9からの信号と、変速機出力回転数から車速
VSPを検出する車速センサ10からの信号と、変速機
作動油温TMPを検出する油温センサ11からの信号と
に基づいて、目標変速比決定部12、および変速アクチ
ュエータ(ステップモータ)目標位置決定部兼変速アク
チュエータ(ステップモータ)駆動速度決定部13、並
びに変速指令部14が以下のごとくに行うものとする。
【0049】通常の変速制御に当たっては、目標変速比
決定部12が先ず図5に例示する変速マップをもとにス
ロットル開度TVOおよび車速VSPから最終的に目標
とすべき定常目標目標入力回転数Ni(0)を求め、こ
れを変速機出力回転数(車速VSPの関数)で除算する
ことにより定常目標変速比を演算し、次いでこれをどの
程度の応答で実現するかを決定するためのフィルタに通
したり、トロイダル型無段変速機に発生するトルクシフ
トの影響を除外するよう補償して時々刻々の過渡目標変
速比を求める。
【0050】変速アクチュエータ(ステップモータ)目
標位置決定部兼変速アクチュエータ(ステップモータ)
駆動速度決定部13は、センサ11で検出した油温TM
Pを勘案しながら上記の過渡目標変速比を実現するため
の変速アクチュエータ(ステップモータ)の目標位置
(目標ステップ数)を求めると共に、当該目標位置(目
標ステップ数)へのステップモータの駆動速度(変速速
度)を求める。変速指令部14は、これら目標位置(目
標ステップ数)および駆動速度(変速速度)をトロイダ
ル型無段変速機2における変速アクチュエータ(ステッ
プモータ)に指令し、所定通りの変速を行わせる。
【0051】ところで本実施の形態においては、変速機
入力回転センサ9および車速センサ10の異常を判定す
るセンサ異常判定部15を設け、ここで車速センサ10
の異常、または車速センサ10および変速機入力回転セ
ンサ9の双方の異常を判定する時、判定結果を目標変速
比決定部12および変速アクチュエータ(ステップモー
タ)目標位置決定部兼変速アクチュエータ(ステップモ
ータ)駆動速度決定部13に供給して上記通常の変速制
御とは異なる変速制御を実行させる。
【0052】かかるセンサ異常時変速制御を図2および
図3により詳述する。図2は前記した通常の変速制御お
よびセンサ異常時変速制御の双方を含む変速制御の全体
を示し、先ずステップ21で車速センサ10が異常であ
るか否かをチェックし、ステップ22では変速機入力回
転センサ9が異常であるか否かをチェックする。ステッ
プ21で車速センサ10が正常であると判定する時は、
変速機入力回転センサ9がたとえ異常であっても前記か
ら明らかな通り通常の変速制御に影響しないから、ステ
ップ23において前記した通常の変速制御を実行する。
【0053】ステップ21で車速センサ10が異常であ
ると判定し、ステップ22で変速機入力回転センサ9が
正常であると判定する時は、車速VSPに代えセンサ9
で検出した変速機入力回転数Niをもとに、そして加減
速検出部8からの信号に基づき、本発明が狙いとする以
下のごときセンサ異常時変速制御を実行する。ステップ
24,25では、変速アクチュエータ(ステップモー
タ)の実ステップ数(実変速比に相当する)が、問題と
なる変速比の行き過ぎを防止するために設定した上下限
値間の許容ステップ数であるのか、下限値未満のステッ
プ数であるのか、上限値を超えたステップ数であるのか
を判定する。
【0054】ステップ24で変速アクチュエータ(ステ
ップモータ)の実ステップ数が下限値未満であると判定
するときは、ステップ26で目標ステップ数を当該下限
値にして最低速変速比の設定を行い、ステップ25で変
速アクチュエータ(ステップモータ)の実ステップ数が
上限値を超えていると判定するときは、ステップ27で
目標ステップ数を当該上限値にして最高速変速比の設定
を行う。本発明が狙いとする車速センサ異常時の変速制
御では後述するところから明らかなように、目標変速比
と実変速比との間における偏差をフィードバックしない
ためトルクシフト等に起因した変速比の行き過ぎを生ず
る懸念があるところながら、上記のように目標ステップ
数(変速比)に上下限を設定することで当該変速比の行
き過ぎに関する懸念を払拭することができる。
【0055】ステップ24,25で変速アクチュエータ
(ステップモータ)の実ステップ数が上下限値間の許容
ステップ数であると判定するときは、本発明が狙いとす
る車速センサ異常時の変速制御を以下のごとくに行う。
先ずステップ28で、図3に例示したマップをもとに、
変速機入力回転数Niと、ブレーキスイッチ5のON,
OFFおよびアイドルスイッチ6のON,OFFにもと
づく加減速判定とから、車両の運転意図を判定して無段
変速機のアップシフト(UP)が要求されているのか、
ダウンシフト(DOWN)が要求されているのか、変速
比保持(HOLD)が要求されているのかを判定する。
【0056】ステップ29,30では当該判定結果がア
ップシフト(UP)要求か、ダウンシフト(DOWN)
要求か、変速比保持(HOLD)要求かをチェックし、
アップシフト(UP)要求である場合、ステップ31に
おいて目標ステップ数が上限値に達したと判定するよう
になるまでの間、ステップ32で前回の目標ステップ数
に1ステップを加算して目標ステップ数を1ステップず
つ増大させることによりアップシフトを進行させ、ステ
ップ31で目標ステップ数が上限値に達したと判定する
とき以後は、ステップ27で目標ステップ数を上限値に
保持する。
【0057】ダウンシフト(DOWN)要求である場
合、ステップ33において目標ステップ数が下限値未満
になったと判定するようになるまでの間、ステップ34
で前回の目標ステップ数から1ステップを減算して目標
ステップ数を1ステップずつ減少させることによりダウ
ンシフトを進行させ、ステップ33で目標ステップ数が
上限値未満になったに達したと判定するとき以後は、ス
テップ26で目標ステップ数を下限値に保持する。変速
比保持(HOLD)要求である場合、ステップ35にお
いて目標ステップ数を実ステップ数に保ち、これにより
変速比を保持する。
【0058】本実施の形態においては上記したごとく、
車速センサ10に異常が生じた場合、変速機入力回転数
Niと、ブレーキスイッチ5のON,OFFおよびアイ
ドルスイッチ6のON,OFFから判定した運転者の加
減速操作とを基に運転意図を判断し、この運転意図から
要求変速方向を判断して目標変速比を順次当該要求方向
に補正しつつこれが達成されるよう変速を進行させるた
め、車速センサ10が異常を生じたら車速VSPをもと
に目標変速比を求める変速制御方式を止めて、変速機入
力回転数Niおよび運転者の加減速操作から判断した運
転意図に符合するよう目標変速比を修正しつつ、これを
変速制御に資することとなる。
【0059】これがため、車速センサ10の故障で車速
検出値VSPが正確でなくなっても、運転者の運転意図
に符合した変速制御が実行され、大きな違和感とはなら
ない。そして、車速センサの異常時に車速検出値VSP
を固定する前記した一般的な対策の場合における懸念、
つまり、停車状態においてハイ発進になって発進加速性
能の低下を招くという懸念や、高速走行時に低速側の変
速比に設定されてエンジン回転が吹け上がるという懸念
を払拭することができる。
【0060】なお本実施の形態においては、図3に示す
ごとく変速機入力回転数Niの下側設定値Ni(LO
W)と上側設定値Ni(HI)との間に、変速比を変化
させないでおくヒステリシス領域を設定したため、変速
機入力回転数Niの変化によっても不必要に目標変速比
が変化することがなくなり、これにより、運転者による
加速意図がある時に要求される高回転と、減速意図があ
る時に要求される低回転とを実現し得ると共に、変速の
ハンチングを防止することができる。また同じく図3に
示すごとく、ブレーキスイッチのONおよびアイドルス
イッチ6のOFFの組み合わせに、変速比を変化させな
いでおくヒステリシス領域を設定したため、加減速操作
に変化によっても変速のハンチングが発生せず、運転性
を向上させることができる。
【0061】また本実施の形態においては、運転者の加
減速操作をアイドルスイッチ6のOFF,ON(アクセ
ル操作の有無)およびブレーキスイッチ5のON,OF
F(ブレーキ操作の有無)から検出するため、運転者の
加減速操作を直接的に検出することができて有利であ
る。ここでブレーキスイッチ5の故障時は、このスイッ
チがOFF信号を発している(ブレーキ操作が無い)と
判定するようになし、これにより図3から明らかなごと
くブレーキスイッチの故障時は変速制御を変速比保持の
安全サイドにすることとし、車速センサ10の異常とブ
レーキスイッチ5の故障とが重なった時における不安を
解消する。
【0062】そして図2のステップ22で変速機入力回
転センサ9も故障していると判定する場合、前記したス
テップ24以後の車速センサ異常時変速制御を禁止し、
ステップ36で車速検出値VSPを例えば前記した50
km/hのような固定値とし、これとスロットル開度T
VOとを用いて図5に示す変速マップに基づく変速制御
を行うこととする。これがため変速機入力回転センサ9
の故障時に、車速検出値VSPを固定した場合の前記懸
念は発生するものの、制御が安全サイドになることで、
車速センサ10の異常と変速機入力回転センサ9の故障
とが重なった時における不安を解消することができる。
【0063】なお上記した実施の形態においては、図2
のステップ28における加減速判定に際しブレーキスイ
ッチ5のON,OFFとアイドルスイッチ6のON,O
FFとで当該加減速判定を行うこととしたが、この代わ
りに図1のアクセル開度センサ7が検出したアクセルペ
ダル踏み込み量APSをもとに加減速判定を行ってもよ
い。
【0064】この場合、図2のステップ28において
は、図4に例示したマップをもとに、変速機入力回転数
Niと、アクセルペダル踏み込み量APSにもとづく加
減速判定とから、車両の運転意図を判定して無段変速機
のアップシフト(UP)が要求されているのか、ダウン
シフト(DOWN)が要求されているのか、変速比保持
(HOLD)が要求されているのかを判定し、判定結果
に応じて車速センサ異常時変速制御を前記したと同様に
遂行することで、前記した実施の形態におけると同様の
作用効果を奏することができる。
【0065】なお本実施の形態においても、図4に示す
ごとく変速機入力回転数Niの下側設定値Ni(LO
W)と上側設定値Ni(HI)との間に、変速比を変化
させないでおくヒステリシス領域を設定したため、変速
機入力回転数Niの変化によっても不必要に目標変速比
が変化することがなくなり、これにより、運転者による
加速意図がある時に要求される高回転と、減速意図があ
る時に要求される低回転とを実現し得ると共に、変速の
ハンチングを防止することができる。
【0066】また同じく図4に示すごとく、加減速判定
のためのアクセルペダル踏み込み量APSにも下側設定
値APS(LOW)と上側設定値APS(HI)との間
に、変速比を変化させないでおくヒステリシス領域を設
定したため、アクセルペダル踏み込み量APSの変化に
よっても不必要に目標変速比が変化することがなくな
り、これにより変速のハンチングを防止して運転性の向
上を図ることができる。
【0067】更に、本実施の形態におけるごとく加減速
操作をアクセルペダル踏み込み量APSから検出する場
合は特に、変速機作動油温TMPが設定油温以上の過熱
気味である時はアクセルペダル踏み込み量APSを検出
値とは関係なしに下側設定値APS(LOW)未満の小
さなアクセルペダル踏み込み量と判定してアップ(U
P)シフト傾向により回転数を抑制し、これにより過熱
気味の油温の低下を実現することとする。
【0068】なお、いずれの実施の形態においても車速
センサ10の異常時は前記した異常時変速制御を行うの
に加えて、変速速度(図1の手段13で決定するステッ
プモータ駆動速度)を通常の変速制御における変速速度
よりも遅くなるよう規制する。 かくして車速センサ1
0の異常時に変速速度がゆっくりであることにより、当
該異常時の変速制御と相まって不安を解消することがで
きる。
【0069】またいずれの実施の形態においても、車速
センサ10の異常時に行われる変速制御中は、変速機入
力回転数Niが設定値未満となる停車直前に目標ステッ
プ数を若干増大させて、停車直前に自動変速機を高速側
変速比へアップシフトさせておくのが良い。この場合、
自動変速機が特にVベルト式無段変速機であるとき、油
圧バランス不良によるVベルトのスリップを防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態になる車速センサ異常
時変速制御装置を具えた自動変速機の変速制御システム
を示す機能別ブロック線図である。
【図2】 同実施の形態による車速センサ異常時変速制
御を含む変速制御プログラムを示すフローチャートであ
る。
【図3】 同実施の形態における車速センサ異常時変速
制御装置が車速センサの異常時に行う変速のための変速
マップ図である。
【図4】 本発明の他の実施の形態になる車速センサ異
常時変速装置が車速センサの異常時に行う変速のための
変速制御マップ図である。
【図5】 車速センサが正常である時に実行する通常の
変速制御で用いる無段変速機の変速マップを示す線図で
ある。
【符号の説明】
1 エンジン 2 トロイダル型無段変速機(自動変速機) 3 アクセルペダル 4 スロットル開度センサ 5 ブレーキスイッチ 6 アイドルスイッチ 7 アクセル開度センサ 8 加減速検出部 9 変速機入力回転センサ 10 車速センサ 11 油温センサ 12 目標変速比決定部 13 変速アクチュエータ目標位置決定兼駆動速度決定部 14 変速指令部 15 センサ異常判定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16H 63:06 F16H 63:06 (72)発明者 瀧沢 哲 静岡県富士市吉原宝町1番1号 ジヤト コ・トランステクノロジー株式会社内 (72)発明者 赤沼 正俊 静岡県富士市吉原宝町1番1号 ジヤト コ・トランステクノロジー株式会社内 (72)発明者 鈴木 孝之 静岡県富士市吉原宝町1番1号 ジヤト コ・トランステクノロジー株式会社内 Fターム(参考) 3J552 MA09 NA01 NB01 PB03 QB07 RA00 RB00 SA47 VA32W VA48Z VB01W VC03Z VD02W VD11W

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも車速センサで検出した車速を
    もとに求められる目標変速比を実現するよう変速制御さ
    れる自動変速機において、 前記車速センサの異常時は、変速機入力回転数に基づき
    変速比の増加または減少を指示して変速を行うよう構成
    したことを特徴とする自動変速機の車速センサ異常時変
    速制御装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも車速センサで検出した車速を
    もとに求められる目標変速比を実現するよう変速制御さ
    れる自動変速機において、 前記車速センサの異常時は、運転者の加減速操作に基づ
    き変速比の増加または減少を指示して変速を行うよう構
    成したことを特徴とする自動変速機の車速センサ異常時
    変速制御装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも車速センサで検出した車速を
    もとに求められる目標変速比を実現するよう変速制御さ
    れる自動変速機において、 前記車速センサの異常時は、変速機入力回転数および運
    転者の加減速操作に基づき変速比の増加または減少を指
    示して変速を行うよう構成したことを特徴とする自動変
    速機の車速センサ異常時変速制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または3において、前記変速機
    入力回転数に変速比を変化させないでおくヒステリシス
    領域を設定したことを特徴とする自動変速機の車速セン
    サ異常時変速制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項2または3において、前記運転者
    の加減速操作をアクセル操作の有無およびブレーキ操作
    の有無から検出するよう構成したことを特徴とする自動
    変速機の車速センサ異常時変速制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項2または3において、前記運転者
    の加減速操作をアクセルペダル踏み込み量から検出する
    よう構成したことを特徴とする自動変速機の車速センサ
    異常時変速制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項2,3,5,6のいずれか1項に
    おいて、前記加減速操作に変速比を変化させないでおく
    ヒステリシス領域を設定したことを特徴とする自動変速
    機の車速センサ異常時変速制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項6または7において、変速機作動
    油温が設定油温以上である時は前記アクセルペダル踏み
    込み量を小さなアクセルペダル踏み込み量と判定してア
    ップシフト傾向により回転数を抑制し得るよう構成した
    ことを特徴とする自動変速機の車速センサ異常時変速制
    御装置。
  9. 【請求項9】 請求項5または7において、前記ブレー
    キ操作の有無を検出するブレーキスイッチの故障時はブ
    レーキ操作が無いと判定するよう構成したことを特徴と
    する自動変速機の車速センサ異常時変速制御装置。
  10. 【請求項10】 請求項1または3において、前記変速
    機入力回転数を検出する変速機入力回転センサの故障時
    は、前記車速センサ異常時の変速制御を禁止すると共
    に、車速検出値を固定値として変速制御に資するよう構
    成したことを特徴とする自動変速機の車速センサ異常時
    変速制御装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至9のいずれか1項におい
    て、前記車速センサの異常時は変速速度を規制するよう
    構成したことを特徴とする自動変速機の車速センサ異常
    時変速制御装置。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至11のいずれか1項にお
    いて、ステップモータを用いて変速制御装置を構成し、
    前記車速センサの異常時における目標ステップ数に上限
    値および下限値を設定したことを特徴とする自動変速機
    の車速センサ異常時変速制御装置。
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