JP2003082149A - 発泡性スチレン系樹脂粒子、及び発泡成形体 - Google Patents

発泡性スチレン系樹脂粒子、及び発泡成形体

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JP2003082149A JP2001272397A JP2001272397A JP2003082149A JP 2003082149 A JP2003082149 A JP 2003082149A JP 2001272397 A JP2001272397 A JP 2001272397A JP 2001272397 A JP2001272397 A JP 2001272397A JP 2003082149 A JP2003082149 A JP 2003082149A
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龍哉 逸見
Hiroyuki Suzuki
広行 鈴木
Takamasa Imai
貴正 今井
Hidekazu Ohara
英一 大原
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】表面外観、及び洩れ特性を犠牲にすることな
く、改善した強度を有するカップ等に適した発泡成形体
を得ることができる発泡性スチレン系樹脂粒子を提供す
る。 【解決手段】発泡剤成分として発泡性スチレン系樹脂粒
子100重量%に対して、ペンタンを3〜6重量%、お
よび発泡性スチレン系樹脂粒子100重量%に対して、
プロパンを0.01〜1重量%含有していることを特徴
とする発泡性スチレン系樹脂粒子を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発泡性スチレン系
樹脂粒子に関する。更に詳しくは、発泡性スチレン系樹
脂粒子から得られたカップ等の発泡成形体の強度が良好
で、内容物の洩れに対する耐性の良好な発泡性スチレン
系樹脂粒子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、発泡性スチレン系樹脂粒子から
造られた発泡成形体は、経済性、軽量性、断熱性、強
度、衛生性に優れ、食品容器、緩衝剤、断熱材等に利用
されている。本発明の発泡性スチレン系樹脂粒子は、例
えば、即席麺、フライドチキン、カレー,コーヒー等の
食品容器であるカップ類や、界面活性剤水溶液の容器、
エアコンに用いられるドレンパンの発泡成形材料として
好適である。
【0003】発泡性スチレン系樹脂粒子は、水蒸気や熱
風等により加熱すると、粒子内に多数の気泡が生成し、
予備発泡粒子となる。この予備発泡粒子を所望の形状を
有する金型内に充填し蒸気により加熱すると、上記予備
発泡粒子が互いに融着し発泡成形体を得ることができ
る。しかし、得られる発泡成形体中の粒子は完全に一体
化していないため、発泡成形体を容器に使用する場合、
収容される内容物の種類によっては、内容物が発泡成形
体外壁、発泡成形体底部、あるいは発泡成形体内部に浸
透してくる恐れや、輸送中段積みにされた成形体につい
て特に下部にある発泡成形体が上からの荷重により破損
するという恐れがある。
【0004】前者の問題に対しては、例えば特公平4−
53890号公報における含フッ素ビニル型単量体と親
水性ビニル型単量体との共重合体による表面被覆、ある
いは特開平11−322995号公報における含フッ素
ビニル型単量体と親油性ビニル型単量体とのブロック共
重合体による表面被覆など数多くの方法が提題されてい
るが、後者の問題に対しては有効な手段が提題されてい
ない。このような発泡成形体の破損を防止するために、
成形時の加熱時間を長くし、予備発泡粒子間の融着を強
めるという方法を取ることができるが、この方法は工業
的には生産性を著しく低下させるため好ましくない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は発泡性
スチレン系樹脂粒子を予備発泡、及び成形することによ
り得られるカップ等の成形体の強度を改善することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる実状に鑑み鋭意研
究した結果、本発明の発明者等は、発泡剤成分としてペ
ンタンに加えてプロパンを使用することにより、カップ
等の発泡成形体の強度、特に、カップの如き形状の発泡
成形体に上から荷重を掛けたときの耐破損性(本発明で
は天地圧縮強度と称する)が増し、かつ内容物の洩れに
対する耐性の良好であることを見出し,本発明を完成し
た。
【0007】かくして、本発明によれば、発泡剤の必須
成分として発泡性スチレン系樹脂粒子100重量%に対
しペンタンを3〜6重量%、プロパンを0.01〜1重
量%含有していることを特徴とする発泡性スチレン系樹
脂粒子(請求項1)、ペンタンの組成が重量比でイソペ
ンタン:ノルマルペンタン=30:70〜70:30で
ある請求項1に記載の発泡性スチレン系樹脂粒子(請求
項2)、予備発泡粒子のセル径が40μm以下である事
を特徴とする請求項1,又は2記載の発泡性スチレン系
樹脂粒子(請求項3)、請求項1,2または3記載の発
泡性スチレン系樹脂を予備発泡して得られる予備発泡粒
子(請求項4)、請求項4に記載の予備発泡粒子を発泡
成形して得られる発泡成形体(請求項5)、発泡成形体
が食品用カップである請求項5に記載の発泡成形体(請
求項6)を得る事ができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態をより
詳細に説明する。
【0009】本発明におけるスチレン系樹脂粒子とは、
一般に知られているスチレン系樹脂の粒状物である。こ
のような粒子として特に制限はないが、例えばスチレン
の単独重合体粒子、または、スチレンとα―メチルスチ
レン、パラメチルスチレン、t-ブチルスチレン、クロル
スチレンなどのスチレン系誘導体を共重合することによ
り得られる共重合体粒子、さらにスチレンと共重合が可
能な成分、例えばメチルアクリレート、ブチルアクリレ
ート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、
セチルメタクリレートなどのアクリル酸及びメタクリル
酸のエステル、あるいはアクリロニトリル、ジメチルフ
マレート、エチルフマレートなどの各種単量体との1種
又は2種以上の共重合体粒子などが挙げられる。また、
ジビニルベンゼン、アルキレングリコールジメタクリレ
ートなどの2官能性単量体を併用してもよい。
【0010】本発明におけるスチレン系樹脂粒子は、通
常の懸濁重合法、もしくは水性懸濁液中に分散したスチ
レン系樹脂種粒子にスチレン系単量体を添加して該種粒
子に含浸させながら重合せしめるいわゆる懸濁シード重
合法によって製造されたものを使用することができる。
懸濁シード重合法に用いる樹脂種粒子は、(1)通常の
懸濁重合法、(2)重合性単量体を規則的な振動下にノ
ズルを通すことにより液滴群として水性媒体中に分散さ
せ、合着及び付加的な分散を生じさせることなく重合さ
せる方法、等によって得ることができる。
【0011】本発明は上記のスチレン系樹脂粒子の製造
中、もしくは製造後に下記のペンタン、プロパンを発泡
剤として含浸、あるいはその他の方法により含有させた
発泡性スチレン系樹脂粒子とする。
【0012】本発明に用いるペンタンの使用量について
は3〜6重量%であり、好ましくは3.4〜5重量%で
ある。下限について3重量%を下回った場合、成形段階
で十分な融着を得ることができず強度が低下するため好
ましくない。上限について特に定めるものではないが、
6重量%を上回った場合、発泡成形体の表面外観が悪く
なるため実使用上好ましくない。
【0013】また、ペンタンの組成について、重量比率
でイソペンタン:ノルマルペンタン=30:70〜7
0:30であり、特に35:65〜65:35であるこ
とが好ましい。イソペンタンの比率が低い場合には、界
面活性剤試験で洩れが生じ易い傾向が見られ、特に30
%を下回った場合には、その現象が大きくなり易い。逆
に70%を超えると発泡成形体の表面外観が悪くなり易
い傾向を有する。
【0014】本発明におけるプロパンの使用量は、0.
01〜1重量%であり、好ましくは0.02〜0.5重
量%、更に好ましくは0.02〜0.3重量%である。
0.01重量%を下回った場合、十分な強度改善効果が
見られなくなる。また、上限に関しては特に定めるもの
ではないが、1重量%を超えると、強度改善効果に対し
コストがかかるので工業生産上好ましくない。
【0015】また、プロパン、ペンタン以外の発泡剤と
しては、エタン、ブタン,ヘキサンなどの脂肪族炭化水
素、シクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキサンな
どの脂環族炭化水素、ジフルオロエタン、テトラフルオ
ロエタンなどのオゾン破壊係数がゼロであるフッ化炭化
水素などが挙げられる。これらは単独もしくは2種類以
上を併せて用いることができ、重合工程中に添加しても
よいし、重合工程終了後に添加してもよい。
【0016】本発明においては、被覆剤として従来公知
の被覆剤を使用することができる。例えば、ステアリン
酸亜鉛、ステアリン酸カルシウムなどの高級脂肪酸金属
塩が挙げられ、これら高級脂肪酸金属塩を発泡性スチレ
ン系樹脂粒子100重量部に対して0.10〜0.6重
量部、好ましくは0.25〜0.45重量部の間で使用
することにより予備発泡時の集塊化防止、金型からの離
型促進、食品容器での内容物の浸透防止効果を示す。
【0017】内容物の浸透防止効果という点で、特にフ
ッ素系の化合物を使用することもできる。 このような
物質としてはパーフルオロアルキル(メタ)アクリレー
トの単独重合体、もしくはパーフルオロアルキル(メ
タ)アクリレートとアルキルアクリレートとの共重合
体、またはフッ素系の界面活性剤などが上げられる。
【0018】成形時に融着促進効果のある添加剤も使用
可能で、例えば、ステアリン酸アミド等の高級脂肪酸ア
ミド、硬化ひまし油、硬化大豆油などの高級脂肪酸グリ
セライドなどが挙げられる。さらに、必要に応じて帯電
防止剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤などを添加しても良
い。
【0019】本発明における発泡性スチレン系樹脂粒子
の予備発泡方法は、従来公知の方法を用いる事ができ
る。例えば、回転攪拌式予備発泡装置で、水蒸気を用い
て加熱する事により、予備発泡粒子を得る事ができる。
【0020】本発明により得られた発泡性スチレン系樹
脂粒子の予備発泡粒子のセル径は40μm以下になって
いる事が好ましい。40μmを超えると天地圧縮強度が
低下するため好ましくない。
【0021】また、得られた予備発泡粒子を所望の形状
の金型内に充填し、水蒸気等を用いて加熱する事により
発泡成形体とする事ができる。
【0022】以下、実施例により更に詳細に説明する
が、本発明はこれらにより限定されるものではない。
【0023】
【実施例】<ペンタン、プロパンの含有量の測定法>ペ
ンタン、プロパンの含有量、及びペンタンの組成比は島
津製GC−14BPFガスクロマトグラフィーを用いて
FIDで測定した。カラムはGLサイエンス製DNP2
5を用いた。ヘリウムをキャリアーガスとし、50ml
/min.で流し、カラム温度40℃、インジェクショ
ン、及びディテクター温度は140℃で用いた。 試料
である発泡性スチレン系樹脂粒子の約0.2gをテトラ
ヒドロフラン15mlに溶解させ、さらに内部標準液を
5ml加え、測定サンプルとした。内部標準液は約0.
15mgのシクロヘキサンをテトラヒドロフランで10
0mlに希釈し調整した。 <発泡性スチレン系樹脂粒子の製造法> (実施例1)攪拌機を備えた5L反応器に、純水1.5
L、第三リン酸カルシウム9.7g、α―オレフィンス
ルフォン酸ソーダ1重量%水溶液15cc、塩化ナトリ
ウム1.7g、粒子径が0.2〜0.3mmのスチレン
系樹脂種粒子427gを入れ、攪拌下に反応器中の分散
液を90℃に昇温した。次いで、ベンゾイルパーオキサ
イド3.6g、1,1−ビス−t−ブチルパーオキシ−
3,3,5−トリメチルシクロヘキサン3.0gをスチ
レン系単量体1280gに溶解した溶液を5時間かけて
反応器中に仕込みながら重合した。単量体溶液の仕込が
終了した後、直ちに120℃に昇温して3時間重合を行
った。
【0024】その後得られたスチレン系樹脂粒子に対し
て3.7重量%のペンタン(イソペンタン:ノルマルペ
ンタン=59:41)と、0.10重量%のプロパンを
系内に仕込み、更に3時間120℃で保持した後、冷却
した。懸濁液を取り出し、脱水、乾燥したところ、粒子
径が0.3〜0.5mm、重量平均分子量が30万の発
泡性スチレン系樹脂粒子が得られた。得られた発泡性ス
チレン系樹脂粒子1000gに対して、分子量400の
ポリエチレングリコール1.0g、ステアリン酸亜鉛
3.5gを順次加え、均一に添加した。
【0025】これを回転攪拌式予備発泡装置に投入し、
約90℃の水蒸気中で嵩密度が98g/Lになるまで約
5分間発泡し、予備発泡粒子を得た。得られた予備発泡
粒子を室温で約20時間養生乾燥した後、内容積500
ml、肉厚2mmのカップ状金型内に充填し、2.4k
g/cm2の水蒸気で4〜6秒加熱し、冷却後金型より
カップ状発泡成形体を得た。
【0026】このカップ状発泡成形体について、以下の
ような評価を行なった。
【0027】(1)融着率:カップ状発泡成形体の側壁
を手で割り、破断面に存在する全ての粒子のうち、発泡
粒子そのものが破断している粒子の割合を百分率で示し
た。80以上を合格とする。
【0028】(2)表面外観:発泡成形体表面の粒間が
印刷時に不良がおこるほど多いものについて×、良好と
はいえないが使用に耐えうるものについて△、問題なく
印刷ができる程度の粒間であるものについて〇の評価を
した。
【0029】(3)セル径:ランダムにサンプリングし
た5個の予備発泡粒子のそれぞれについてカミソリで2
等分し、SEMで断面を観察した。予備発泡粒子の直径
部分にスケールをおき、スケールが横切ったセルの数を
すべて数え、区間距離をセル数で割ることでセル径を算
出した。
【0030】(4)界面活性剤水溶液浸透試験:カップ
状成形体の浸透防止性能を評価するために、成形された
カップに界面活性剤水溶液(花王製スコアロール700
コンク/0.1重量%、エリオクロムブラックT/0.
005重量%)を入れ、30分常温で放置して、カップ
表面への界面活性剤水溶液の洩れについて有(×)無
(〇)を評価した。 △は洩れない訳ではないが、30
分付近で洩れが生じる事を意味し、事実上問題ないこと
を表している。
【0031】(5)天地圧縮強度試験:天地圧縮強度
は、島津製オートグラフAGS−Gで測定を行なった。
上下の平板冶具の内、カップの開口部側に接する上平板
には、成形体の空気抜き用に穴があけてあり、この平板
を垂直下向けに100mm/min.で力を加えた時の
降伏時の最大強度を天地圧縮強度としている。評価結果
を、表1に示す。
【0032】(実施例2)発泡性スチレン系樹脂粒子に
対して4.3重量%のペンタン(イソペンタン:ノルマ
ルペンタン=38:62)と、0.10重量%のプロパ
ンを含有する発泡性スチレン系樹脂粒子を用いて、実施
例1にしたがって発泡成形体を得た。評価結果を表1に
示す。 (実施例3)プロパンを0.012重量%含有している
こと以外は全て実施例1と同様にして発泡成形体を得
た。評価結果を表1に示す。 (実施例4)プロパンを0.9重量%含有しているこ
と、およびペンタンの組成比がイソペンタン:ノルマル
ペンタン=60:40であること以外は全て実施例1と
同様にして発泡成形体を得た。評価結果を表1に示す。 (実施例5)ペンタンの含有量が3.1重量%であるこ
と、およびペンタンの組成比がイソペンタン:ノルマル
ペンタン=62:38であること以外は全て実施例1と
同様にして発泡成形体を得た。評価結果を表1に示す。
【0033】(実施例6)発泡性スチレン系樹脂100
重量部に対して、添加剤としてパーフルオロアルキルア
クリレートとステアリルアクリレートの共重合体0.0
24重量部をポリエチレングリコールの次に添加したこ
と、およびペンタンの組成比がイソペンタン:ノルマル
ペンタン=40:60であること以外は実施例2と同様
にして発泡成形体を得た。評価結果を1に示す。 (実施例7)ペンタンの含有量が5.7重量%であるこ
と、およびペンタンの組成比がイソペンタン:ノルマル
ペンタン=39:61であること以外は全て実施例2と
同様にして発泡成形体を得た。評価結果を表1に示す。 (実施例8)ペンタンの揮発分が3.8%、および組成
比が(イソペンタン:ノルマルペンタン=75:25)
である以外は全て実施例1と同様にして発泡成形体を得
た。評価結果を表1に示す。
【0034】(実施例9)ペンタンの揮発分が3.8
%、および組成比が(イソペンタン:ノルマルペンタン
=24:76)である以外は実施例2と同様にして発泡
成形体を得た。 評価結果を表1に示す。 (比較例1)プロパンを含有していないこと以外は全て
実施例1と同様にして発泡成形体を得た。評価結果を表
1に示す。
【0035】(比較例2)プロパンを含有していないこ
と以外は全て実施例2と同様にして発泡成形体を得た。
評価結果を表1に示す。 (比較例3)プロパンを0.005重量%含有している
こと、およびペンタンの組成比がイソペンタン:ノルマ
ルペンタン=40:60であること以外は全て実施例2
と同様にして発泡成形体を得た。評価結果を表1に示
す。 (比較例4)ペンタンの含有量が2.9重量%であるこ
と、およびペンタンの組成比がイソペンタン:ノルマル
ペンタン=63:37であること以外は全て実施例1と
同様にして発泡成形体を得た。評価結果を表1に示す。 (比較例5)ペンタンの含有量が6.2重量%である以
外は全て実施例2と同様にして発泡成形体を得た。評価
結果を表1に示す。
【0036】
【表1】
【0037】
【発明の効果】本発明の発泡性スチレン系樹脂粒子は、
発泡剤としてペンタンとプロパンを併用することによ
り、高強度の発泡成形体、特にカップ等の発泡成形体を
上下に圧縮する際の強度を得ることができ、食品用途に
使用されることの多いカップ等の発泡成形体に適した強
度と内容物の洩れ特性等のバランスの優れた発泡成形体
を製造しうる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29K 25:00 B65D 81/16 B B29L 31:00 1/00 A C08L 25:04 B29C 67/22 Fターム(参考) 3E033 AA08 BA22 CA19 FA10 3E066 BA01 CA01 DA01 EA03 JA01 KA20 LA16 MA03 NA51 4F074 AA32 BA36 BA39 BA95 CA34 CA38 CA48 CC10X DA08 DA32 DA34 4F212 AA13 AG20 AH55 UA01 UB01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡剤の必須成分として発泡性スチレン
    系樹脂粒子100重量%に対しペンタンを3〜6重量
    %、プロパンを0.01〜1重量%含有していることを
    特徴とする発泡性スチレン系樹脂粒子
  2. 【請求項2】 ペンタンの組成が重量比でイソペンタ
    ン:ノルマルペンタン=30:70〜70:30である
    請求項1に記載の発泡性スチレン系樹脂粒子
  3. 【請求項3】 予備発泡粒子のセル径が40μm以下で
    ある事を特徴とする請求項1,又は2記載の発泡性スチ
    レン系樹脂粒子
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3記載の発泡性スチ
    レン系樹脂粒子を予備発泡して得られる予備発泡粒子
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の予備発泡粒子を発泡成
    形して得られる発泡成形体
  6. 【請求項6】 発泡成形体が食品用カップである請求項
    5に記載の発泡成形体
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