JP2003081881A - 塗擦型皮膚外用剤組成物 - Google Patents

塗擦型皮膚外用剤組成物

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JP2003081881A
JP2003081881A JP2001313274A JP2001313274A JP2003081881A JP 2003081881 A JP2003081881 A JP 2003081881A JP 2001313274 A JP2001313274 A JP 2001313274A JP 2001313274 A JP2001313274 A JP 2001313274A JP 2003081881 A JP2003081881 A JP 2003081881A
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oil
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Naoji Umezawa
直司 梅澤
Asano Kimura
麻乃 木村
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Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、使用感と生理活性成分の有効性
に優れた塗擦型皮膚外用剤を提供する。 【解決手段】(A)生理活性成分 (B)多価アルコール (C)多価アルコール相溶性高分子化合物 (D)平均粒径10〜3000μmの固体粒子 を含有し、多価アルコールの含有量が組成物中に30〜
90質量%である塗擦型皮膚外用剤組成物とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮膚に塗擦して生
理活性成分を経皮吸収させ各種症状を改善するための塗
擦型皮膚外用剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、皮膚外用剤には、有効成分として
含有する生理活性成分の皮膚への経皮吸収を高めるた
め、親油性の経皮吸収促進剤などを配合していたが、効
果に乏しくまた水性製剤、乳化製剤での安定化が課題だ
った。また、油性製剤とした場合には、油性成分による
べたつきなど、使用感が悪いという問題があった。ま
た、従来のゲル軟膏剤は、皮膚に塗る際に粘度が急激に
減少するため、患部からの液ダレが問題となっていた。
そこで、使用感に優れ高い生理活性成分の有効性を発揮
する塗擦型の皮膚外用剤が望まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、使用感と生
理活性成分の有効性に優れた塗擦型皮膚外用剤を提供す
る。
【0004】
【課題を解決する手段】本発明者は、多価アルコールを
主基剤とし、多価アルコールに可溶な高分子化合物と固
形粒子とを組み合わせて皮膚に塗擦することにより、組
成物中の生理活性成分の皮膚吸収が向上し、皮膚柔軟性
や消炎鎮痛効果などに優れた薬効が発現することを見出
した。しかも、塗擦時の急激な粘度低下による液ダレが
なく、塗擦性や使用感が良好な皮膚外用剤が得られるこ
とを知見し、本発明を完成するに至った。
【0005】即ち本発明は (A)生理活性成分 (B)多価アルコール (C)多価アルコール相溶性高分子化合物 (D)平均粒径10〜3000μmの固体粒子 を含有し、多価アルコールの含有量が組成物中に30〜
90質量%であることを特徴とする、塗擦型皮膚外用剤
組成物を提供する。
【0006】さらに、本発明は、上記構成の経皮吸収製
剤、例えば消炎鎮痛剤、角質除去剤、痩身剤、保湿・荒
れ肌改善組成物をも提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の(A)生理活性成分とし
ては、以下のものがあげられる。(A)成分の量は、使
用する生理活性成分の適切な有効量とする。
【0008】創傷治癒剤、抗炎症剤:アラントイン、
アズレン、βグリチルレチン酸、グリチルリチン酸誘導
体、インドメタシン、ケトプロフェン、フルルビプロフ
ェンなど 角質溶解剤:尿素、サリチル酸、イオウ、レゾルシ
ン、α−ヒドロキシ酸など 鎮痒剤:クロタミトン、塩酸ジフェンヒドラミン、マ
レイン酸クロルフェニラミン、メントール、カンファー
など
【0009】抗ヒスタミン剤:ジフェンヒドラミンお
よびその塩、クロルフェニラミンおよびその塩、グリチ
ルリチン酸誘導体など 局所麻酔剤:アミノ安息香酸エチル、リドカインおよ
びその塩、ジブカインおよびその塩など 血行促進剤:カプサイシン、トウガラシ、酢酸トフェ
ロール、γオリザノールなど
【0010】温感、冷感刺激剤:カプサイシン、ノニ
ル酸バニリルアミド、ニコチン酸ベンジルなどの温感刺
激剤、l−メントール、カンフルなどの冷感刺激剤 殺菌剤:アクリノール、イソプロピルメチルフェノー
ル、塩酸クロルヘキシジン、グルコン酸クロルヘキシジ
ン、フェノール、レゾルシン、イオウ、塩化ベンザルコ
ニウム、ヒノキチオール、ジンクピリチオン、ピロクト
ンオラミンなど 抗菌剤:スルファジアジン、スルフイソミジン、ホモ
スルファミン等のサルファ剤など
【0011】▲10▼抗真菌剤:硝酸ミコナゾール、硝
酸エコナゾール、シクロピロックス、オラミン、クロト
リマゾール、ピロルニトリンなど ▲11▼鎮痛剤:サリチル酸メチル、サリチル酸グリコ
ール、アスピリン、アミノピリン、アセトアミノフェ
ン、エテンザミド、など ▲12▼ビタミン類:アスコルビン酸、塩酸ピリドキシ
ン等の水溶性ビタミン類、トコフェロール、酢酸トコフ
ェロール、パルミチン酸、レチノール、ビタミンA油等
の油溶性ビタミン類など
【0012】▲13▼ムコ多糖類:ヘパリン類似物質や
コンドロイチン硫酸ナトリムなど ▲14▼酸性アミノ酸:グリシン、アラニン等の中性ア
ミノ酸、トリプトファン、フェニルアラニン等の芳香性
アミノ酸、ヒスチジン、アルギニン等の塩基性アミノ
酸、アスパラギン酸、グルタミン酸など ▲15▼油性成分(皮膚バリア機能):スクワラン、流
動パラフィン、コレステロール、ワセリン、トリ2−エ
チルヘキサン酸グリセリル、ひまし油、アジピン酸ジイ
ソプロピル、オリーブ油、ホホバ油、高級アルコール、
高級脂肪酸など
【0013】▲16▼植物抽出物(組成物中0.005
質量%以上):ローズマリー、マリーゴールド、ラベン
ダー、ハマメリス、オドリコ草、白樺、ダイオウ、甘
草、黄連、シコン、アロエ、カミツレ、ユーカリ、ヒノ
キチオール、ニンジン、リリー、へちま、マロニエ、オ
オバク、ベニハナ、センブリ、セファランチンなど ▲17▼海藻抽出物:ダービリアなど
【0014】本発明の(B)多価アルコールとしては、
グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリンなどのグリ
セリン類、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、
ブチレングリコール、ジブチレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール、ヘキシレングリコール、イソプレン
グリコールなどのグリコール類、単糖類、ニ糖類などの
糖類または糖アルコールがあげられる。多価アルコール
のなかでも常温(25℃)で液体である多価アルコール
が好ましく使用される。好ましい多価アルコールはグリ
セリン、ジグリセリン、ポリグリセリンなどのグリセリ
ン類、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ブチレングリコールであり、特に
プロピレングリコール、ブチレングリコール、グリセリ
ン類が好ましい。
【0015】(B)成分の含有量は、組成物中30〜9
0質量%、好ましくは50〜70質量%である。この範
囲で、生理活性成分の吸収性や展延性に優れ、かつ製剤
の塗擦時にぬるつきがない良好な使用感の塗擦型皮膚外
用剤組成物が得られる。
【0016】本発明の(C)成分は、(B)の多価アル
コールに相溶する高分子化合物である。具体的には、ア
クリル酸メタクリル酸アルキル共重合体、カルボキシビ
ニルポリマー、アルギン酸、ポリアクリル酸、カルボキ
シメチルセルロース、ヒドロキシビニルポリマー、ヒド
ロキシプロピルセルロースなどがあげられる。好ましく
はアクリル酸メタクリル酸アルキル共重合体、カルボキ
シビニルポリマー、アルギン酸、ポリアクリル酸、カル
ボキシメチルセルロースなどのカルボキシル基を有する
高分子化合物が好ましく、その中でもアクリル酸メタク
リル酸アルキル共重合体が好ましい。
【0017】(C)成分の含有量は、好ましくは0.0
5〜5質量%であり、より好ましくは0.3〜3質量
%、特に好ましくは0.5〜2質量%である。この範囲
で、塗擦しやすい流動性を有し、かつ塗擦時の液ダレ
(急激な粘度低下)がない、良好な使用感の塗擦型皮膚
外用剤組成物が得られる。
【0018】本発明の(D)成分は、平均粒径10〜3
000μmの固体粒子である。平均粒径が10μmより
小さいと生理活性成分の効果が上がらず、3000μm
より大きいと皮膚刺激が強くなる。好ましい固体粒子の
平均粒径は、50〜750μm、より好ましくは100
〜500μmである。
【0019】固体粒子の種類としては、二酸化ケイ素、
塩化ナトリウム、塩化カリウム、ゼオライト、などの無
機化合物、ポリスチレン、ポリエチレンなどの合成高分
子、植物種子粉砕物(くるみ、アプリコット、トーモロ
コシ等)、結晶セルロースなどの天然有機化合物または
それらの誘導体があげられ、これらの1種または2種以
上を使用することができる。2種類以上を組み合わせる
と、マッサージする場合の使用感が向上するため好まし
い。特に好ましい固体粒子は、二酸化珪素、塩化ナトリ
ウム、植物種子粉砕物、結晶セルロースである。
【0020】(D)成分の含有量は、好ましくは組成物
中0.1〜50質量%、より好ましくは1〜20質量%
である。この範囲で、製剤中の生理活性成分の吸収性が
よく優れた効果が得られ、また製剤の皮膚上でののびも
良好である。
【0021】本発明の塗擦型皮膚外用剤組成物には、上
記必須成分の他、下記の各成分を配合することができ
る。
【0022】(E)水 本発明の塗擦型皮膚外用剤組成物は、さらに水を含有す
ると、使用性と有効性が向上するため好ましい。水/多
価アルコール=1/2〜1/100、好ましくは1/5
〜1/50とすると、さらに有効性、使用感が優れた外
用剤を得ることができる。水の上限は、マッサージ中の
液ダレ抑制(粘度変化防止)の点で、30%未満とする
ことが好ましい。好ましい組成物中の水分の量は、0.
5〜30質量%であり、より好ましくは1〜30質量
%、特に好ましくは3〜25質量%、最も好ましくは5
〜25質量%である。
【0023】(F)親油性界面活性剤(溶解、分散補助
剤) グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エス
テル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルエーテルな
どがあげられる。好ましくはHLB7未満の親油性ノニ
オン界面活性剤であり、具体的にはペンタオレイン酸ポ
リグリセリル、デカグリセリンデカグリセリル、モノオ
レイン酸ソルビタン等があげられる。含有量は0.1〜
15質量%、好ましくは0.5〜3質量%である。
【0024】(G)pH調整剤 アルカリとしては水酸化ナトリウム、水酸化カリウムな
どの水酸化物、ジイソプロパノールアミン、トリイソプ
ロパノールアミン、トリエタノールアミン、トロメタミ
ンなどのアミンがあげられる。好ましいアルカリ剤は、
アミンである。酸としては、塩酸などの無機酸、クエン
酸、乳酸、ギ酸などの有機酸があげられる。好ましい酸
は、有機酸である。pH調整剤により、組成物のpHを
3〜11、好ましくは5〜9、より好ましくは6〜8に
調整する。
【0025】(H)香料 香料としては、皮膚外用剤に使用可能な合成香料及び動
物、植物からの天然香料、天然香料及び/又は合成香料
を含む調合香料の1種又は、2種以上を混合し使用する
ことができる。例えば、合成香料としては、1996年
化学工業日報社刊印藤元一著「合成香料 化学と商品知
識」、1969年MONTCLAIR,N.J.刊ステ
ファン・アークタンダー(STEFFEN ARCTA
NDER)著「パヒューム アンド フレーバー ケミ
カルズ(Perfume andFlavor Che
micals)」等に記載の香料が使用でき、適宜目的
の香に調香する。天然香料としては、「香りの百科」日
本香料協会編に記載の香料が使用できる。
【0026】天然香料の具体例としては、アニス油、ベ
イ油、ボアドローズ油、カナンガ油、カルダモン油、カ
シア油、シダーウッド油、オレンジ油、マンダリン油、
タンジェリン油、バジル油、ナツメグ油、シトロネラ
油、クローブ油、コリアンダー油、エレミ油、ユーカリ
油、フェンネル油、ガルバナム油、ゼラニウム油、ヒバ
油、桧油、ジャスミン油、ラバンジン油、ラベンダー
油、レモン油、レモングラス油、ライム油、ネロリ油、
オークモス油、オコチア油、パチュリ油、ペパーミント
油、ペリラ油、プチグレン油、パイン油、ローズ油、ロ
ーズマリー油、樟脳油、芳油、クラリーセージ油、サン
ダルウッド油、スペアミント油、スパイクラベンダー
油、スターアニス油、タイム油、トンカ豆チンキ、テレ
ピン油、ワニラ豆チンキ、ベチバー油、イランイラン
油、グレープフルーツ油、ゆず油、ベンゾイン、ペルー
バルサム、トルーバルサム、チュベローズ油、アブソリ
ュートオークモス、ファーバルサム、ムスクチンキ、カ
ストリウムチンキ、シベットチンキ、アンバーグリスチ
ンキ等があげられ、これらの1種または2種以上を組み
合わせて使用することができる。
【0027】精油類には生理活性作用を有するものが含
まれるが、本発明の(A)成分の効果を発現しない範囲
の量では、香料として配合することができる。また、香
料の溶剤又は保留剤としてジエチルフタレート、ジプロ
ピレングリコール、ベンジルベンゾエート、イソプロピ
ルミリステート、ハーコリン、イソペンタン、オレンジ
テルペン等を含有することができる。その他、通常香料
に配合される酸化防止剤などの各種成分を含む香料を、
そのまま使用することができる。
【0028】(I)色素 法定色素である各種染料(赤色102号、赤色104
号、赤色105号、褐色201号、青色203号、青色
204号など)、有機顔料(赤色202号、赤色203
号、赤色204号、赤色404号、黄色401号、青色
404号など)や、無機顔料(酸化チタン、酸化亜鉛、
グンジョウ、雲母チタン、ベンガラなど)、天然色素
(カロチン、リコピン、カプサンチン、リボフラビン、
クロロフィル、クルクミン、ベタニン、ハイビスカスな
ど)を含有することができる。顔料を使用する場合は、
平均粒径0.05〜30μm、特に0.1〜20μmの
ものを用いることが、分散性と発色が良好で好ましい。
含有量は、組成物中、好ましくは0.00001〜5質
量%、より好ましくは0.00005〜2質量%であ
る。
【0029】(J)防腐剤 メチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベンな
どのフェノール系防腐剤、塩化ベンザルコニウムなどの
四級アンモニウム類、ソルビン酸、安息香酸などの酸
類、クロロブタノール、トロメタミンなどがあげられ
る。含有量は、各防腐剤の有効量を適宜調整し使用す
る。たとえば、パラベン類は0.01〜3質量%程度、
塩化ベンザルコニウムでは0.001〜3質量%程度、
ソルビン酸の場合は0.01〜3質量%程度、クロロブ
タノール、トロメタミンの場合は0.1〜10質量%程
度である。
【0030】(K)粘度調整剤 本発明の塗擦型皮膚外用剤組成物は、好ましくは粘度
(25℃)2000〜500000mPa・s、好まし
くは5000〜100000mPa・sに調整する。粘
度は、(B)(C)(D)の量により調整できるが、補
助的に、他の粘度調整剤を適宜使用することができる。
それらの例としては低級アルコール(エタノール、イソ
プロピルアルコール)、無機電解質などの減粘剤、膨潤
性層状珪酸塩などの増粘剤があげられる。
【0031】本発明の塗擦型皮膚外用剤組成物には、そ
の他、本発明の効果を損なわない範囲で、従来から皮膚
外用剤に使用されている各種成分を添加することができ
る。
【0032】本発明の塗擦型皮膚外用剤は、組成物を皮
膚にのせ、指や手で、あるいは布、軽石、タワシ、ブラ
シなどを用いて塗擦する。あるいは、不織布やスポンジ
等の多孔性の支持体にに予め含浸あるいは充填した剤と
して、皮膚に塗擦することもできる。塗擦後皮膚に残っ
た製剤は、布で軽く拭き取ったり水で洗い流すことがで
きる。
【0033】本発明の塗擦型皮膚外用剤は、各種の皮膚
外用剤として使用でき、例えば ・鎮痛剤を必須有効成分として含有する消炎鎮痛剤、 ・角質溶解剤、血行促進剤から選ばれる成分を必須有効
成分として含有する角質除去剤、 ・創傷治癒剤や抗炎症剤、ムコ多糖類、植物抽出物から
選ばれる成分を必須成分とする荒れ肌改善剤 ・血行促進剤、温感刺激剤を必須成分とする痩身剤 などに応用することができる。
【0034】
【実施例】以下、本発明を、実施例に基づいて説明する
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
表1〜7の塗擦型皮膚外用剤を調製し、下記評価を行っ
た。
【0035】<使用感(べたつき感)評価方法>10名
の被験者が以下に示す評価基準で評点し、その平均値を
べたつき感の指標とした。平均点4点以上を○、3点以
上を△、3点未満を×とした。なお試験は、試験試料3
gを目的塗布部位に1分間塗擦し行った。
【0036】評点 判断基準 5点:べたつきを全く感じない 4点:べたつきをほとんど感じない 3点:べたつきをあまり感じない 2点:べたつきをやや感じる 1点:べたつきを感じる
【0037】<塗擦性の評価方法>10名の被験者が以
下に示す評価基準で評点し、その平均値を塗擦性の指標
とした。平均点4点以上を○、3点以上を△、3点未満
を×とした。なお試験は、試験試料3gを目的塗布部位
に1分間塗擦し行った。
【0038】評点 判断基準 5点:塗擦時、試料が塗擦部に非常に良く保持された 4点:塗擦時、試料が塗擦部にかなり良く保持された 3点:塗擦時、試料が塗擦部にやや保持された 2点:塗擦時、試料が塗擦部にあまり保持されなかった 1点:塗擦時、試料が塗擦部に全く保持されなかった
【0039】<角質除去効果の評価方法>10名の被験
者が以下に示す評価基準で評点し、その合算値を角質除
去効果の指標とした。平均2点以上を○、1点以上を
△、1点未満を×とした。なお試験は、全身を左右に分
け、片方の目的部位に試験試料3gを、もう片方の目的
部位に標準試料(水3g)を塗擦し、その後水で軽く洗
い流し行った。(連続3日間/1分間1回/1日)。な
お、足裏の角質除去効果を評価する際は、片足の足裏に
試験試料3gを、もう片方の足裏に標準試料(水3g)
を施し行った。
【0040】 評点 判断基準 +3点:標準試料塗布部に比較し、古い角質が非常に少ない +2点:標準試料塗布部に比較し、古い角質がかなり少ない +1点:標準試料塗布部に比較し、古い角質がやや少ない 0点:標準試料塗布部に比較し、同等 −1点:標準試料塗布部に比較し、古い角質がやや多い −2点:標準試料塗布部に比較し、古い角質がかなり多い −3点:標準試料塗布部に比較し、古い角質が非常に多い
【0041】<皮膚柔軟効果の評価方法>10名の被験
者が以下に示す評価基準で評点し、その合算値を皮膚柔
軟性効果の指標とした。平均2点以上を○、1点以上を
△、1点未満を×とした。 塗擦条件:試験試料3g、連続3日間使用(1日1回1
分間、塗擦後水で洗い流す)
【0042】 評点 判断基準 +3点:皮膚の状態が使用前と比較し、非常にやわらかくなったと感じる +2点:皮膚の状態が使用前と比較し、かなりやわらかくなったと感じる +1点:皮膚の状態が使用前と比較し、やややわらかくなったと感じる 0点:皮膚の状態が使用前と比較し、同等 −1点:皮膚の状態が使用前と比較し、ややかたくなったと感じる −2点:皮膚の状態が使用前と比較し、かなりかたくなったと感じる −3点:皮膚の状態が使用前と比較し、非常にかたくなったと感じる
【0043】<消炎鎮痛効果の評価方法>10名の慢性
的に肩こりを訴えている被験者が以下に示す評価基準で
評点し、その平均値を消炎鎮痛効果の指標とした。なお
評価は、試験試料3gを目的塗布部位に1分間塗擦し、
その後柔らかい布で軽く拭き取った。平均点4点以上を
○、3点以上を△、3点未満を×とした。
【0044】 評点 判断基準 5点:塗擦後、肩こりが非常に良く解消された 4点:塗擦時、肩こりがかなり解消された 3点:塗擦時、肩こりがやや解消された 2点:塗擦時、肩こりがあまり解消されなかった 1点:塗擦時、肩こりが全く解消されなかった
【0045】
【表1】
【0046】
【表2】
【0047】
【表3】
【0048】
【表4】
【0049】
【表5】
【0050】
【表6】 香料A:主成分リモネン、シトラール、リナロール、シ
トロネラール、ブチルアセテート、ベンジルアルコー
ル、シンナミックアルデヒド、デカナール、イソアミル
アセテート、テルピネロール、ウンデセナール、γ−ウ
ンデカラクトン 香料B:主成分リナロール、リナリルアセテート、テル
ピネオール、アセトフェノン、シトロネロール、ゲラニ
オール、ゲラニルアセテート、α−ヘキサシンナミック
アルデヒド、ネロール、ボルネオール
【0051】
【表7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/48 A61K 7/48 47/02 47/02 47/10 47/10 47/30 47/30 47/38 47/38 A61P 17/12 A61P 17/12 17/16 17/16 29/00 29/00 Fターム(参考) 4C076 BB31 CC05 CC18 DD29N DD38 EE17 EE31N EE58N FF32 4C083 AA111 AA112 AA122 AB171 AB172 AC022 AC111 AC121 AC122 AC182 AC422 AC472 AC542 AC642 AC682 AC792 AC842 AC852 AD022 AD092 AD111 AD261 AD262 AD312 AD532 AD662 BB26 BB31 CC02 EE12 EE13

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)生理活性成分 (B)多価アルコール (C)多価アルコール相溶性高分子化合物 (D)平均粒径10〜3000μmの固体粒子 を含有し、多価アルコールの含有量が組成物中に30〜
    90質量%であることを特徴とする、塗擦型皮膚外用剤
    組成物。
  2. 【請求項2】(B)がグリセリン、ジグリセリン、ポリ
    グリセリン、エチレングリコール、ジエチレングリコー
    ル、プロピレングリコール、ブチレングリコールから選
    ばれる1種または2種以上であることを特徴とする、請
    求項1に記載の塗擦型皮膚外用剤組成物。
  3. 【請求項3】(C)が、カルボキシル基を有する多価ア
    ルコール相溶性高分子化合物であることを特徴とする、
    請求項1または2に記載の塗擦型皮膚外用剤組成物。
  4. 【請求項4】(D)が二酸化珪素、植物種子粉砕物、結
    晶セルロースから選ばれる1種または2種以上であるこ
    とを特徴とする、請求項1〜3に記載の塗擦型皮膚外用
    剤組成物。
  5. 【請求項5】25℃における粘度が2000mPa・s
    〜500000mPa・sであることを特徴とする、請
    求項1〜4に記載の塗擦型皮膚外用剤組成物。
  6. 【請求項6】さらに、水0.5〜30質量%を含有する
    ことを特徴とする、請求項1〜5に記載の塗擦型皮膚外
    用剤組成物。
  7. 【請求項7】(A)が角質軟化剤及び/または角質溶解
    剤及び/または角質除去剤であることを特徴とする、請
    求項1〜6に記載の皮膚外用剤組成物。
  8. 【請求項8】角質除去用組成物であることを特徴とす
    る、請求項1〜7に記載の塗擦型皮膚外用剤組成物。
  9. 【請求項9】肘、膝、踵から選ばれる部位へ適用するた
    めの組成物であることを特徴とする、請求項1〜6に記
    載の塗擦型皮膚外用剤組成物。
  10. 【請求項10】消炎鎮痛組成物であることを特徴とす
    る、請求項1〜6に記載の塗擦型皮膚外用剤組成物
  11. 【請求項11】荒れ肌改善用組成物であることを特徴と
    する、請求項1〜6に記載の塗擦型皮膚外用剤組成物
  12. 【請求項12】マッサージ剤であることを特徴とする、
    請求項1〜11に記載の塗擦型皮膚外用剤組成物
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