JPH07304647A - マッサージ用組成物 - Google Patents

マッサージ用組成物

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JPH07304647A
JPH07304647A JP9507394A JP9507394A JPH07304647A JP H07304647 A JPH07304647 A JP H07304647A JP 9507394 A JP9507394 A JP 9507394A JP 9507394 A JP9507394 A JP 9507394A JP H07304647 A JPH07304647 A JP H07304647A
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massage
oil
skin
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JP9507394A
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Norihiro Tanaka
規弘 田中
Hidenori Yorozu
秀憲 萬
Shinobu Mori
忍 森
Yuji Ichii
雄二 一井
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 キサンチン誘導体、βアドレナリン作用興奮
薬、α2アドレナリン作用抑制薬、及びビピリジン誘導
体から選ばれる1種又は2種以上の化合物とスクラブ剤
を含むマッサージ用組成物。 【効果】 本発明のマッサージ用組成物は、十分な肌の
しっとり感を与えるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、肌のしっとり感に優れ
たマッサージ用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】マッサージ剤は、皮膚に塗布した後にマ
ッサージを行うことによりその部位の血行を促進させ、
皮膚の新陳代謝を高める作用を有するものである。この
ようなマッサージ剤として、近年、マッサージ効果の増
強、及び皮膚の洗浄効果を高めるために種々のスクラブ
剤を配合したマッサージ剤が開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スクラブ剤を配合したマッサージ剤を用いてマッサージ
を行った場合、ある程度の血行促進効果及び皮膚の洗浄
効果が得られるが、スクラブ剤が皮膚に与える物理的刺
激のために使用後の肌のしっとり感が十分ではなく、こ
のため肌のしっとり感の持続に優れたマッサージ剤が望
まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような実情におい
て、本発明者らは鋭意検討を行った結果、キサンチン誘
導体、βアドレナリン作用興奮薬、α2アドレナリン作
用抑制薬、及びビピリジン誘導体から選ばれる1種又は
2種以上の化合物とスクラブ剤を含むマッサージ用組成
物が、マッサージ後の肌のしっとり感の持続性に優れて
いることを見出し、本発明を完成した。
【0005】すなわち、本発明は、キサンチン誘導体、
βアドレナリン作用興奮薬、α2アドレナリン作用抑制
薬、及びビピリジン誘導体から選ばれる1種又は2種以
上の化合物とスクラブ剤を含むマッサージ用組成物を提
供するものである。
【0006】本発明に用いるキサンチン誘導体として
は、特に限定されるものではないが、例えば次の一般式
(1):
【0007】
【化1】
【0008】〔式中、R1 はメチル基又は水素原子を示
し、R2 は水素原子又は1〜2個のヒドロキシ基若しく
は炭素数2〜10のアルカノイル基が置換していてもよ
い炭素数1〜12のアルキル基を示す。〕で表される化
合物又はその塩が挙げられる。
【0009】かかるキサンチン誘導体としては、キサン
チン、アミノフィリン、テオフィリン、コリンテオフィ
リン、カフェイン、テオブロミン、オクストリフィリ
ン、ジプロフィリン及びプロキシフィリン等が挙げられ
る。これらは1種を単独で又は2種以上を組み合わせて
用いることができる。本発明においては、アミノフィリ
ン、テオフィリン及びカフェインからなる群から選ばれ
る1種又は2種以上を用いることが好ましい。キサンチ
ン誘導体の配合量は、組成物中に0.005重量%(以
下、単に「%」で示す)以上であることが好ましく、特
に0.01〜10%とすることが望ましい。また、これ
らのキサンチン誘導体は、合成又は茶葉等の植物から実
質的に純粋に単離されたものを使用することができる。
【0010】本発明に用いるβアドレナリン作用興奮薬
としては、特に限定されるものではないが、イソプロテ
レノール、エピネフリン、ノルエピネフリン、ドブタミ
ン、ドパミン、ブトパミン、サルブタモール、テルブタ
リン、イソエタリン、プロトキロール、フェノテロー
ル、メタプロテレノール、クロルプレナリン、ヘキソプ
レナリン、トリメトキノール、塩酸プロカテロール、プ
レナルテロール、フォルスコリン、ジソジウム(R,
R)−5−[2−[[2−(3−クロロフェニル)−2
−ヒドロキシエチル]−アミノ]プロピル]−1,3−
ベンゾジオキソール−2,2−ジカルボキシレート、
(R*,R*)−4−[2−({2−[(3−クロロフェ
ニル)−2−ヒドロキシエチル]アミノ}プロピル)フ
ェニル]フェノキシ酢酸、{2−ヒドロキシ−5−[2
−({2−ヒドロキシ−3−[4−(1−メチル−4−
トリフルオロメチル)−1H−イミダゾール−2−イ
ル]フェノキシ}プロピル)アミノ]エトキシ}−ベン
ズアミドモノメタンスルフォネート、エリスロ−DL−
1−(7−メチルインダン−4−イロキシ)−3−イソ
プロピルアミノブタン−2−オール、及びこれらの薬理
的に許容される塩等が挙げられる。薬理的に許容される
塩としては、薬理的に許容される酸付加塩、金属塩、ア
ンモニウム塩、有機アミン付加塩、アミノ酸付加塩等が
挙げられる。本発明においては、イソプロテレノール、
ドブタミン、サルブタモール、及びこれらの薬理的に許
容される塩からなる群から選ばれる1種又は2種以上を
用いることが好ましく、この場合、塩としては塩酸塩や
硫酸塩が好ましい。βアドレナリン作用興奮薬の配合量
は、組成物全量中0.005%以上であることが好まし
く、特に0.01〜20%とすることが望ましい。
【0011】本発明に用いるα2アドレナリン作用抑制
薬としては、特に限定されるものではないが、ヨヒンビ
ン、フェントラミン、フェノキシベンザミン、トラゾリ
ン、エルゴタミン、エルゴトキシン、ジヒドロエルゴタ
ミン、エルゴメトリン、メチルエルゴメトリン、ジヒド
ロエルゴトキシン、ラウオルシン、ピペロキサン、及び
これらの薬理的に許容される塩等が挙げられる。薬理的
に許容される塩としては、上記と同様のものが挙げられ
る。本発明においては、ヨヒンビン、フェントラミン、
エルゴタミン、及びこれらの薬理的に許容される塩から
なる群から選ばれる1種又は2種以上を用いることが好
ましく、この場合、塩としてはメシル酸塩や酒石酸塩が
好ましい。α2アドレナリン作用抑制薬の配合量は、組
成物全量中0.005%以上であることが好ましく、特
に0.01〜20%とすることが望ましい。
【0012】本発明に用いるビピリジン誘導体として
は、特に限定されるものではないが、例えば次の一般式
(2)で表される化合物、及びこれらの薬理的に許容さ
れる塩等が挙げられる。
【0013】
【化2】
【0014】(式中、Rは水素原子又はメチル基、エチ
ル基等のアルキル基を示し、QはNH 2、NC、H2NC
O等を示す。) このようなビピリジン誘導体としては、アムリノン、ミ
ルリノン、5−シアノ−[3,4’−ビピリジン]−6
(1H)−オン、5−カルバミル−[3,4’−ビピリ
ジン]−6(1H)−オン、及びこれらの薬理的に許容
される塩等が挙げられる。薬理的に許容される塩として
は、前記と同様のものが挙げられる。本発明において
は、アムリノン、ミルリノン、及びこれらの薬理的に許
容される塩からなる群から選ばれる1種又は2種以上を
用いることが好ましい。ビピリジン誘導体の配合量は、
組成物全量中0.005%以上であることが好ましく、
特に0.01〜20%とすることが望ましい。
【0015】本発明のマッサージ用組成物は、上記化合
物とスクラブ剤とを含有するものであるが、ここで、ス
クラブ剤とは、摩擦を加える動作によって、皮膚に機械
的刺激を与える効果、及び肌に沈着した汚れを離脱促進
させるための剥離作用を有する固形状物をいう。
【0016】本発明において用いるスクラブ剤の材質は
特に限定されるものではないが、塩化ナトリウム、炭酸
水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、リン酸カルシウム、
硫酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、塩化マグネシ
ウム、酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、炭酸カル
シウム等の無機塩;ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リスチレン等の炭化水素系高分子化合物;ナイロン等の
ポリアミド系高分子化合物;ポリエステル系高分子化合
物、ポリウレタン系高分子化合物;アルミニウム等の軽
金属;酸化チタン、カオリン、タルク等の無機顔料;キ
チン、キトサン、コラーゲン、フィブロイン;植物の
葉、根、果実、茎由来物;及びこれらを組み合わせて造
粒したものが挙げられる。このスクラブ剤は、粒径20
μm以下の粒子が全粒子量の10%以下、粒径5000
μm以上の粒子が全粒子量の10%以下である粒度分布
を有することが、肌のしっとり感及びマッサージ効果の
点から好ましい。スクラブ剤の配合量は、マッサージ用
組成物中0.1〜60%、特に1〜40%とすること
が、肌のしっとり感及びマッサージ効果の点から好まし
い。
【0017】本発明のマッサージ用組成物においては、
油性成分を併用することにより、肌のしっとり感がより
高まる。本発明で用いる油性成分としては、油脂類、ロ
ウ類、炭化水素類、高級脂肪酸類、高級アルコール類、
エステル類、精油類、シリコーン油類などを挙げること
ができる。油脂類としては、例えば大豆油、ヌカ油、ホ
ホバ油、アボガド油、アーモンド油、オリーブ油、カカ
オ油、ゴマ油、パーシック油、ヒマシ油、ヤシ油、ミン
ク油、牛脂、豚脂等の天然油脂、これらの天然油脂を水
素添加して得られる硬化油及びミリスチン酸グリセリ
ド、2−エチルヘキサン酸トリグリセリド等の合成トリ
グリセリド等が挙げられる。ロウ類としてはカルナバロ
ウ、鯨ロウ、ミツロウ、ラノリン等が挙げられる。炭化
水素類としては流動パラフィン、ワセリン、パラフィン
マイクロクリスタリンワックス、セレシン、スクワラ
ン、ブリスタン等が挙げられる。高級脂肪酸類としては
ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、ベヘニン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン
酸、ラノリン酸、イソステアリン酸等が挙げられる。高
級アルコール類としてはラウリルアルコール、セチルア
ルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコー
ル、ラノリンアルコール、コレステロール、2−ヘキシ
ルデカノール等が挙げられる。エステル類としてはオク
タン酸セチル、オクタン酸トリグリセライド、乳酸ミリ
スチル、乳酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリ
スチン酸ミリスチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、
パルミチン酸イソプロピル、アジピン酸イソプロピル、
ステアリン酸ブチル、オレイン酸デシル、イソステアリ
ン酸コレステロール、POEソルビット脂肪酸エステル
等が挙げられる。精油類としてはハッカ油、ジャスミン
油、ショウ脳油、ヒノキ油、トウヒ油、リュウ油、テレ
ピン油、ケイ皮油、ベルガモット油、ミカン油、ショウ
ブ油、パイン油、ラベンダー油、ベイ油、クローブ油、
ヒバ油、バラ油、ユーカリ油、レモン油、タイム油、ペ
パーミント油、ローズ油、セージ油、メントール、シネ
オール、オイゲノール、シトラール、シトロネラール、
ボルネオール、リナロール、ゲラニオール、カンファ
ー、チモール、スピラントール、ピネン、リモネン、テ
ルペン系化合物等が挙げられる。シリコーン油類として
はジメチルポリシロキサン等が挙げられる。これら上述
の油性成分は1種又は2種以上を組み合わせて使用する
ことができる。本発明においては、このうち特にミリス
チン酸グリセリド、2−エチルヘキサン酸トリグリセリ
ド、ラノリン、流動パラフィン、ワセリン、パラフィン
マイクロクリスタリンワックス、スクワラン、ラウリン
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、リノール酸、リノレ
ン酸、イソステアリン酸、セチルアルコール、ステアリ
ルアルコール、オレイルアルコール、コレステロール、
オクタン酸セチル、オクタン酸トリグリセライド、ミリ
スチレン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシ
ル、イソステアリン酸コレステロール、POEソルビッ
ト脂肪酸エステル、ハッカ油、トウヒ油、ケイ皮油、ロ
ーズ油、メントール、シネオール、オイゲノール、シト
ラール、シトロネラール、ゲラニオール、ピネン、リモ
ネン、ジメチルポリシロキサンを使用することが好まし
い。油性成分のマッサージ用組成物中における含有量は
マッサージ用組成物の剤型(形態)に応じて適宜選定す
ることができ、通常、組成物全量中0.1〜95%とす
ることができる。
【0018】また、本発明のマッサージ用組成物には、
上記油性成分の他に外用する医薬品や化粧品の各種製剤
において使用されている界面活性剤、保湿剤、高分子化
合物、紫外線吸収剤、抗炎症剤、殺菌剤、酸化防止剤、
金属イオン封鎖剤、防腐剤、ビタミン類、色素、香料等
を配合することができる。
【0019】上記界面活性剤としては、アニオン性、カ
チオン性、非イオン性、天然、合成のいずれの界面活性
剤も使用できるが、皮膚に対する刺激性を考慮すると非
イオン性のものを使用することが好ましい。非イオン性
界面活性剤としては、例えばグリセリン脂肪酸エステ
ル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸
エステル、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビ
ット、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキ
シエチレンポリオキシプロピレングリコール、ポリオキ
シエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポ
リエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリ
グリセリン脂肪酸エステル、アルキルグリコシド等が挙
げられる。
【0020】本発明のマッサージ用組成物に配合される
他の成分としては、下記のものを挙げることができる
が、配合できる成分は例示されたものに限定されること
はない。 (a)色素類;黄色4号、青色1号、黄色202号等の
厚生省令に定められたタール色素別表I及びIIの色
素、クロロフィル、リボフラビン、クロシン、紅花、ア
ントラキノン等の食品添加物として認められている天然
色素等。 (b)ビタミン類;ビタミンA、ビタミンC、ビタミン
D、ビタミンE等。 (c)その他;殺菌剤、防腐剤、その他製剤上必要な成
分等。
【0021】本発明のマッサージ用組成物は、前記必須
成分に必要に応じて前記任意成分を加えて製造すること
ができる。これらの任意成分の配合量は製剤中に0〜9
9%の範囲で配合される。また、上記のようにして調製
された本発明のマッサージ用組成物に0.01〜90%
の範囲で適当量の水を加えて製剤の安定性を増したり、
製剤を乳化させた形態とすることもできる。なお、本発
明のマッサージ用組成物の剤型は特に限定されるもので
はなく、クリーム剤、ゲル剤、軟膏剤、液剤、ペースト
剤、パップ剤、プラスター剤等様々な剤型にできること
はいうまでもない。また、本発明のマッサージ用組成物
は、マッサージ用のみならず皮膚外用剤として使用して
も肌にしっとり感を与える効果が得られるものである。
【0022】
【発明の効果】本発明のマッサージ用組成物は、十分な
肌のしっとり感を与えるものである。
【0023】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。 実施例1〜4及び比較例1〜2 表1に示す組成の油性ジェル状のマッサージ用組成物を
常法により調製し、下記試験法により、肌のしっとり感
の持続性について調べた。結果を表1に示す。
【0024】・肌のしっとり感:表1に示すマッサージ
用組成物約4gを各被験者(n=5)の大腿部周囲に塗
布し、塗布部位を約2分間通常の方法によりマッサージ
を行う。マッサージ終了後、塗布部位を水で洗い流し、
1時間後の塗布のしっとり感を以下の基準により判定
し、その平均点で示した。 5点:非常にしっとりする。 4点:よくしっとりする。 3点:しっとりする。 2点:ややしっとりする。 1点:しっとりしない。
【0025】
【表1】
【0026】表1から、キサンチン誘導体と塩化ナトリ
ウム粒子(スクラブ剤)を配合した実施例1〜4のマッ
サージ用組成物は、キサンチン誘導体又は塩化ナトリウ
ム粒子を配合しない比較例1〜2のマッサージ用組成物
と比べて、肌のしっとり感が優れていることがわかる。
【0027】実施例5〜8及び比較例3〜4 表2に示す組成のW/Oクリーム状のマッサージ用組成
物を常法により調製し、実施例1と同様の試験方法によ
り、肌のしっとり感を調べた。結果を表2に示す。
【0028】
【表2】
【0029】表2から、キサンチン誘導体とクルミ粒子
(スクラブ剤)を配合した実施例5〜8のマッサージ用
組成物は、キサンチン誘導体又はクルミ粒子を配合しな
い比較例3〜4のマッサージ用組成物と比べて、肌のし
っとり感が優れていることがわかる。
【0030】実施例9〜12及び比較例5〜6 表3に示す組成の油性ジェル状のマッサージ用組成物を
常法により調製し、実施例1と同様の試験方法により、
肌のしっとり感を調べた。結果を表3に示す。
【0031】
【表3】
【0032】表3から、キサンチン誘導体とポリエチレ
ンビーズ(スクラブ剤)を配合した実施例9〜12のマ
ッサージ用組成物は、キサンチン誘導体又はポリエチレ
ンビーズを配合しない比較例5〜6のマッサージ用組成
物と比べて、肌のしっとり感が優れていることがわか
る。
【0033】実施例13〜16及び比較例7〜8 表4に示す組成の油性ジェル状のマッサージ用組成物を
常法により調製し、実施例1と同様の試験方法により、
肌のしっとり感を調べた。結果を表4に示す。
【0034】
【表4】
【0035】表4から、βアドレナリン作用興奮薬と塩
化ナトリウム粒子(スクラブ剤)を配合した実施例13
〜16のマッサージ用組成物は、βアドレナリン作用興
奮薬又は塩化ナトリウム粒子を配合しない比較例7〜8
のマッサージ用組成物と比べて、肌のしっとり感が優れ
ていることがわかる。
【0036】実施例17〜20及び比較例9〜10 表5に示す組成のW/Oクリーム状のマッサージ用組成
物を常法により調製し、実施例1と同様の試験方法によ
り、肌のしっとり感を調べた。結果を表5に示す。
【0037】
【表5】
【0038】表5から、α2アドレナリン作用抑制薬と
クルミ粒子(スクラブ剤)を配合した実施例17〜20
のマッサージ用組成物は、α2アドレナリン作用抑制薬
又はクルミ粒子を配合しない比較例9〜10のマッサー
ジ用組成物と比べて、肌のしっとり感が優れていること
がわかる。
【0039】実施例21〜23及び比較例11〜12 表6に示す組成の油性ジェル状のマッサージ用組成物を
常法により調製し、実施例1と同様の試験方法により、
肌のしっとり感を調べた。結果を表6に示す。
【0040】
【表6】
【0041】表6から、ビピリジン誘導体とポリエチレ
ンビーズ(スクラブ剤)を配合した実施例21〜23の
マッサージ用組成物は、ビピリジン誘導体又はポリエチ
レンビーズを配合しない比較例11〜12のマッサージ
用組成物と比べて、肌のしっとり感が優れていることが
わかる。
【0042】実施例24〜27及び比較例13 表7に示す組成の油性ジェル状のマッサージ用組成物を
常法により調製し、実施例1と同様の試験方法により、
肌のしっとり感を調べた。結果を表7に示す。
【0043】
【表7】
【0044】表7から、キサンチン誘導体、βアドレナ
リン作用興奮薬、α2アドレナリン作用抑制薬、及びビ
ピリジン誘導体から選ばれる2種以上とポリエチレンビ
ーズ(スクラブ剤)を配合した実施例24〜27のマッ
サージ用組成物は、ポリエチレンビーズを配合しない比
較例13のマッサージ用組成物と比べて、肌のしっとり
感が優れていることがわかる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 7/50

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キサンチン誘導体、βアドレナリン作用
    興奮薬、α2アドレナリン作用抑制薬、及びビピリジン
    誘導体から選ばれる1種又は2種以上の化合物とスクラ
    ブ剤を含むマッサージ用組成物。
  2. 【請求項2】 キサンチン誘導体がアミノフィリン、テ
    オフィリン及びカフェインからなる群から選ばれる請求
    項1記載のマッサージ用組成物。
  3. 【請求項3】 βアドレナリン作用興奮薬がイソプロテ
    レノール、ドブタミン、サルブタモール、及びこれらの
    薬理的に許容される塩からなる群から選ばれる請求項1
    記載のマッサージ用組成物。
  4. 【請求項4】 α2アドレナリン作用抑制薬がヨヒンビ
    ン、フェントラミン、エルゴタミン、及びこれらの薬理
    的に許容される塩からなる群から選ばれる請求項1記載
    のマッサージ用組成物。
  5. 【請求項5】 ビピリジン誘導体がアムリノン、ミルリ
    ノン、及びこれらの薬理的に許容される塩からなる群か
    ら選ばれる請求項1記載のマッサージ用組成物。
  6. 【請求項6】 スクラブ剤が、粒径20μm以下の粒子
    が全粒子量の10重量%以下、粒径5000μm以上の
    粒子が全粒子量の10重量%以下である粒度分布を有す
    る請求項1〜5のいずれかに記載のマッサージ用組成
    物。
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