JP3526985B2 - 浴用剤組成物 - Google Patents
浴用剤組成物Info
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Description
よび身体の温まり感に優れた浴用剤組成物に関する。
身体を芯まで温め、精神的にもリラックスさせる等の種
々の効果があり、日常生活上欠くことのできない行為で
ある。入浴の際に種々の効果を得ることを目的として、
従来から浴用剤が用いられており、特に冬期における入
浴後の肌のかさつきを抑制する目的で保湿剤を配合した
浴用剤や、疲労回復、温まり感の向上などを目的とし、
種々の温泉成分を配合した浴用剤が開発されてきた。
湿剤や温泉成分を配合した浴用剤では、身体の温まり感
は必ずしも十分とはいえず、また肌のさっぱり感を十分
に与えうるものでないため、更に肌のさっぱり感および
温まり感に優れた浴用剤組成物が望まれていた。
て、本発明者らは鋭意検討を行った結果、アレチアザミ
および/またはノアザミを配合した浴用剤組成物が、肌
のさっぱり感および身体の温まり感に優れていることを
見出し、本発明を完成した。
/またはノアザミの根もしくは茎の、生のまま、乾燥粉
末または熱水、低級アルコールもしくはこれらの混合溶
媒による抽出物を含有する浴用剤組成物を提供するもの
である。
よび/またはノアザミは、これらの根もしくは茎を原料
として用いる。
ミは、生のまま、乾燥粉末または溶剤抽出物として使用
される。
くはこれらの混合溶媒で抽出したものであって、これは
適宜濃縮、精製、滅菌、乾燥等を施して使用される。
合量は、溶媒抽出乾燥物換算で組成物中0.005重量
%(以下、単に「%」で示す)以上であることが好まし
く、特に0.01〜20%とすることが望ましい。
レチアザミ属植物および/またはアザミ属植物に無機塩
類を併用することにより、肌のさっぱり感および身体の
温まり感を与える効果がより高まる。
ム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、ホウ砂、硫
酸ナトリウム、硫化ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウ
ム、硝酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、ポリリン酸
ナトリウム、リン酸ナトリウム、酸化カルシウム、酸化
マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、塩
化カリウムおよび硫化カリウムの群より選ばれる。本発
明においては、このうち塩化ナトリウム、炭酸水素ナト
リウム、炭酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、セスキ炭酸
ナトリウム、酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸
マグネシウムを使用することが好ましい。
上、特に10%以上とすることが好ましく、かつ上記ア
レチアザミ属植物および/またはアザミ属植物に対する
量が重量比で0.25〜20,000倍、特に0.5〜
10,000倍となる量とすることが好ましい。
上記アレチアザミ属植物および/またはアザミ属植物に
有機酸と炭酸塩とを併用することにより、肌のさっぱり
感および身体の温まり感を与える効果がより高まる。
ル酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸および安息香酸の群
より選ばれる。これらは単独または二種以上を組合わせ
て使用することができる。
ウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸カルシ
ウム、炭酸マグネシウムおよびセスキ炭酸ナトリウムの
群より選ばれる。これらは単独または二種以上を組合わ
せて使用することができる。本発明においては、炭酸塩
として、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸マ
グネシウム、セスキ炭酸ナトリウム、有機酸としてコハ
ク酸、フマル酸を使用することが好ましい。
%、特に10〜50%とすることが好ましい。有機酸の
配合量は、当該炭酸塩の10〜300%、特に30〜1
50%とすることが好ましい。また、炭酸塩とアレチア
ザミ属植物および/またはアザミ属植物の配合比は、当
該植物に対する炭酸塩の重量比が0.25〜16,00
0倍、特に0.5〜5,000倍とすることが好まし
い。
酸塩を併用した場合には、浴湯中で発生する二酸化炭素
を浴湯中に溶解せしめ、当該溶存二酸化炭素による血行
促進効果を得るために、浴用剤組成物中に浴湯を弱酸性
(好ましくはpH5〜7)にするための酸成分を配合する
のが好ましい。このような酸成分としては、特に制限さ
れないが、前記有機酸を過剰に配合するのが好ましい。
上記アレチアザミおよび/またはノアザミに油性成分を
併用することにより、肌のさっぱり感および身体の温ま
り感を与える効果がより高まる。
類、ロウ類、炭化水素類、高級脂肪酸類、高級アルコー
ル類、エステル類、精油類、シリコーン油類などを挙げ
ることができる。油脂類としては、例えば大豆油、ヌカ
油、ホボバ油、アボガド油、アーモンド油、オリーブ
油、カカオ油、ゴマ油、パーシック油、ヒマシ油、ヤシ
油、ミンク油、牛脂、豚脂等の天然油脂、これらの天然
油脂を水素添加して得られる硬化油およびミリスチン酸
グリセリド、2−エチルヘキサン酸トリグリセリド等の
合成トリグリセリド等が挙げられる。ロウ類としてはカ
ルナバロウ、鯨ロウ、ミツロウ、ラノリン等が挙げられ
る。炭化水素類としては流動パラフィン、ワセリン、パ
ラフィンマイクロクリスタリンワックス、セレシン、ス
クワラン、ブリスタン等が挙げられる。高級脂肪酸類と
してはラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステ
アリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、リノール酸、リノ
レン酸、ラノリン酸、イソステアリン酸等の炭素数12
〜24の高級脂肪酸が挙げられる。高級アルコール類と
してはラウリルアルコール、セチルアルコール、ステア
リルアルコール、オレイルアルコール、ラノリンアルコ
ール、コレステロール、2−ヘキシルデカノール等が挙
げられる。エステル類としてはオクタン酸セチル、オク
タン酸トリグリセライド、乳酸ミリスチル、乳酸セチ
ル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチ
ル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソ
プロピル、アジピン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチ
ル、オレイン酸デシル、イソステアリン酸コレステロー
ル、POEソルビット脂肪酸エステル等が挙げられる。
精油類としてはハッカ油、ジャスミン油、ショウ脳油、
ヒノキ油、トウヒ油、リュウ油、テレピン油、ケイ皮
油、ベルガモット油、ミカン油、ショウブ油、パイン
油、ラベンダー油、ベイ油、クローブ油、ヒバ油、バラ
油、ユーカリ油、レモン油、タイム油、ペパーミント
油、ローズ油、セージ油、メントール、シネオール、オ
イゲノール、シトラール、シトロネラール、ボルネオー
ル、リナロール、ゲラニオール、カンファー、チモー
ル、スピラントール、ピネン、リモネン、テルペン系化
合物等が挙げられる。シリコーン油類としてはジメチル
ポリシロキサン等が挙げられる。これら上述の油性成分
は一種または二種以上を組合わせて使用することができ
る。本発明においては、このうち特にミリスチン酸グリ
セリド、2−エチルヘキサン酸トリグリセリド、ラノリ
ン、流動パラフィン、ワセリン、パラフィンマイクロク
リスタリンワックス、スクワラン、ラウリン酸、ミリス
チン酸、パルミチン酸、リノール酸、リノレン酸、イソ
ステアリン酸、セチルアルコール、ステアリルアルコー
ル、オレイルアルコール、コレステロール、オクタン酸
セチル、オクタン酸トリグリセライド、ミリスチン酸オ
クチルドデシル、ミリスチン酸イソプロピル、イソステ
アリン酸コレステロール、POEソルビット脂肪酸エス
テル、ハッカ油、トウヒ油、ケイ皮油、ローズ油、メン
トール、シネオール、オイゲノール、シトラール、シト
ロネラール、ゲラニオール、ピネン、リモネン、ジメチ
ルポリシロキサンを使用することが好ましい。油性成分
の浴用剤組成物中における含有量は浴用剤の剤型(形
態)に応じて適宜選定することができ、通常、組成物全
量中0.1〜95%とすることができる。また、油性成
分とアレチアザミ属植物および/またはアザミ属植物の
配合比は、当該植物に対する油性成分の配合量が重量比
で0.005〜19,000倍、特に0.005〜9,
500倍となる量とすることが好ましい。
応じて油性成分の分散・乳化剤を加えることができる。
分散・乳化剤は浴用剤を浴湯に溶解した時、浴用剤中の
油性成分が水面に浮かないようにする働きをし、かつ浴
湯を白濁させ、0.01%の水溶液の透明度が40cm以
下、好ましくは20cm以下とし、牛乳風呂のごとく高級
なイメージを醸し出すこともできる。このような分散・
乳化剤としては水溶性高分子化合物、界面活性剤などが
挙げられる。このうち水溶性高分子としてはアルギン酸
ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステ
ル、アラビアガム、キサンタンガム、ペクチン、トラガ
ント、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチル
セルロース、カルボキシビニルポリマー、ポリエチレン
グリコール、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリ
ドン、乳タンパク質、大豆タンパク質、ゼラチン、卵タ
ンパク質、カゼインナトリウム、ホエータンパク質等が
挙げられるが、このうちアラビアガム、キサンタンガム
等のガムおよびカゼインナトリウム、ホエータンパク質
等の水溶性タンパク質が好ましい。
性、カチオン性、非イオン性、天然、合成のいずれの界
面活性剤も使用できるが、皮膚に対する刺激性を考慮す
ると非イオン性のものを使用することが好ましい。非イ
オン性界面活性剤としては、例えばグリセリン脂肪酸エ
ステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ソルビ
タン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂
肪酸エステル、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソ
ルビット、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリ
オキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ポリ
オキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテ
ル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ
油、ポリグリセリン脂肪酸エステル等が挙げられる。こ
れらの分散・乳化剤は一種または二種以上を組合わせて
用いることができ、その配合量は前記油性成分に対して
5〜100%とすることが好ましい。
ン誘導体、βアドレナリン作用興奮薬、α2アドレナリ
ン作用抑制薬およびビピリジン誘導体から選ばれる一種
または二種以上を配合することができ、これらを併用す
ることにより、肌のさっぱり感および身体の温まり感を
与える効果が増強される。
一般式(1)
示し、R2は水素原子または1〜2個のヒドロキシ基も
しくは炭素数2〜10のアルカノイル基が置換していて
もよい炭素数1〜12のアルキル基を示す]で表される
化合物またはその塩である。
チン、アミノフィリン、テオフィリン、コリンテオフィ
リン、カフェイン、テオブロミン、オクストリフィリ
ン、ジプロフィリンおよびプロキシフィリン等が挙げら
れる。これらは一種を単独、または二種以上を組合わせ
て用いることができる。本発明においては、アミノフィ
リン、テオフィリンおよびカフェインからなる群から選
ばれる一種または二種以上を組合わせて用いることが好
ましい。キサンチン誘導体の配合量は組成物中に0.0
5%以上、特に0.1〜20%とすることが好ましい。
また、これらのキサンチン誘導体は、合成または茶葉等
の植物から実質的に純粋に単離されたものを使用するこ
とができる。
は特に限定されず、例えばイソプロテレノール、エピネ
フリン、ノルエピネフリン、ドブタミン、ドパミン、ブ
トパミン、サルブタモール、テルブタリン、イソエタリ
ン、プロトキロール、フェノテロール、メタプロテレノ
ール、クロルプレナリン、ヘキソプレナリン、トリメト
キノール、塩酸プロカテロール、プレナルテロール、フ
ォルスコリン、ジソジウム(R,R)−5−〔2−
〔〔2−(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチ
ル〕−アミノ〕プロピル〕−1,3−ベンゾジオキソー
ル−2,2−ジカルボキシレート、(R*,R*)−4−
〔2−({2−〔(3−クロロフェニル)−2−ヒドロ
キシエチル〕アミノ}プロピル)フェニル〕フェノキシ
酢酸、{2−ヒドロキシ−5−〔2−({2−ヒドロキ
シ−3−〔4−(1−メチル−4−トリフルオロメチ
ル)−1H−イミダゾール−2−イル〕フェノキシ}プ
ロピル)アミノ〕エトキシ}−ベンズアミドモノメタン
スルフォネート、エリスロ−DL−1−(7−メチルイ
ンダン−4−イロキシ)−3−イソプロピルアミノブタ
ン−2−オールおよびこれらの薬理的に許容される塩等
が挙げられる。薬理的に許容される塩としては、薬理的
に許容される酸付加塩、金属塩、アンモニウム塩、有機
アミン付加塩、アミノ酸付加塩等が挙げられる。本発明
においては、イソプロテレノール、ドブタミン、サルブ
タモールおよびこれらの薬理的に許容される塩からなる
群から選ばれる一種または二種以上を用いることが好ま
しく、この場合の塩としては塩酸塩や硫酸塩が好まし
い。βアドレナリン作用興奮薬の配合量は組成物中0.
005%以上、特に0.01〜20%とすることが好ま
しい。
薬は特に限定されず、例えばヨヒンビン、フェントラミ
ン、フェノキシベンザミン、トラゾリン、エルゴタミ
ン、エルゴトキシン、ジヒドロエルゴタミン、エルゴメ
トリン、メチルエルゴメトリン、ジヒドロエルゴトキシ
ン、ラウオルシン、ピペロキサンおよびこれらの薬理的
に許容される塩等が挙げられる。薬理的に許容される塩
としては、上記と同様のものが挙げられる。本発明にお
いては、ヨヒンビン、フェントラミン、エルゴタミンお
よびこれらの薬理的に許容される塩からなる群から選ば
れる一種または二種以上を用いることが好ましく、この
場合の塩としてはメシル酸塩や酒石酸塩、塩酸塩が好ま
しい。α2アドレナリン作用抑制薬の配合量は組成物全
量中0.005%以上、特に0.01〜20%とするこ
とが好ましい。
一般式(2)で表される化合物およびこれらの薬理学的
に許容される塩である。
エチル基を示し、QはNH2、NCまたはH2NCOを示
す]
ムリノン、ミルリノン、5−シアノ−〔3,4′−ビピ
リジン〕−6(1H)−オン、5−カルバミン−〔3,
4′−ビピリジン〕−6(1H)−オンおよびこれらの
薬理的に許容される塩等が挙げられる。薬理的に許容さ
れる塩としては、前記と同様のものが挙げられる。本発
明においては、アムリノン、ミルリノンおよびこれらの
薬理的に許容される塩からなる群から選ばれる一種また
は二種以上を用いることが好ましい。ビピリジン誘導体
の配合量は組成物全量中0.005%以上、特に0.0
1〜20%とすることが好ましい。
剤に用いられている公知の下記浴用剤原料を配合するこ
とができるが、配合できる浴用剤原料は例示されたもの
に限定されることはない。
水ケイ酸等。 (b)生薬類;ウイキョウ、カミツレ、イチョウ、オウ
バク、桂皮、紅花、芍薬、ショウキョウ、菖蒲、センキ
ュウ、トウキ、チンピ、ソウジュツ、カノコソウ、ビャ
クシ、トウヒ、ハッカ、ブクリョウ、人参等。 (c)色素類;黄色4号、青色1号、黄色202号の
(1)等の厚生省令に定められたタール色素別表Iおよ
びIIの色素、クロロフィル、リボフラビン、クロシン、
紅花、アントラキノン等の食品添加物として認められて
いる天然色素等。 (d)ビタミン類;ビタミンA、ビタミンC、ビタミン
D、ビタミンE等。 (e)香料類。 (f)その他;硫黄、湯の花、鉱砂、雲母末、中性白
土、いり糠、殺菌剤、防腐剤、金属封鎖剤、蛋白質分解
酵素、抗炎症剤その他製剤上必要な成分等。
必要に応じて前記任意成分を加えて製造することができ
る。これらの任意成分の配合量は製剤中に0〜99%の
範囲で配合される。また、上記のようにして調製された
本発明の浴用剤組成物に0.01〜90%の範囲で適当
量の水を加えて製剤の安定性を増したり、製剤を乳化さ
せた形態とすることもできる。なお、本発明の浴用剤組
成物は、公知の浴用剤と同様に粉末、顆粒、錠剤、液体
等様々な剤型にできることはいうまでもない。
リーム、ローション、パック、パップ、シート等の身体
に塗布または貼布して入浴するための形態とすることも
できる。このような形態とする場合には、前記成分の外
に水溶性高分子増粘剤、架橋剤、ポリオール、界面活性
剤、冷感剤、温感剤等の成分を配合することもできる。
に投入して使用する場合の1回の使用量はアレチアザミ
属および/またはアザミ属植物の溶媒抽出乾燥物換算
で、浴湯中濃度が、0.01〜200ppm となる量とす
ることが好ましい。この濃度が0.01ppm 未満では、
肌のさっぱり感および身体の温まり感を与えることがで
きず、また200ppm を超えても肌のさっぱり感および
身体の温まり感を与える効果がより向上するものでもな
い。
の場合には、入浴直前に身体全体に適量を塗布した後入
浴すればよい。身体に貼布して入浴するための形態の場
合には、入浴直前に身体の局所に貼布した後入浴すれば
よい。
っぱり感および身体の温まり感を与えるものである。
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。実施例中で使用したアレチアザミ属植物およびアザ
ミ属植物は次のとおりである。
tum(Bieb.)Kitam.)の乾燥した根10
0gを常法により熱水で抽出し、濾過後減圧濃縮し、次
いで凍結乾燥した。これをアレチアザミ熱水抽出物
(根)とした。
tum(Bieb.)Kitam.)の乾燥した茎10
0gを常法により30%エタノールで抽出し、濾過後減
圧濃縮し、次いで凍結乾燥した。これをアレチアザミ抽
出物(茎)とした。
C.)の乾燥した根100gを常法により熱水で抽出
し、濾過後減圧濃縮し、次いで凍結乾燥した。これをノ
アザミ熱水抽出物(根)とした。
し、下記試験法により、肌のさっぱり感および身体の温
まり感を調べた。結果を表1に示す。
の使用量の浴用剤組成物を40℃、150Lの湯で満た
された浴槽に投入する。投入10分後、湯を十分攪拌し
た後、各被験者(n=5)を5分間入浴させ、肌のさっ
ぱり感を以下の基準により判定し、その平均点で示し
た。
の温まり感を以下の基準により判定し、その平均点で示
した。
アザミを配合した実施例1〜4の浴用剤組成物は、当該
植物を配合しない比較例1の浴用剤組成物と比べて、肌
のさっぱり感および身体の温まり感が優れ、キサンチン
誘導体により本効果が増強されていることがわかる。
製し、実施例1と同様の試験方法により、肌のしっとり
感および身体の温まり感を調べた。結果を表2に示す。
物において、アレチアザミおよび/またはノアザミを配
合した実施例5〜9の浴用剤組成物は、当該植物を配合
しない比較例2,3の浴用剤組成物よりも肌のさっぱり
感および身体の温まり感が優れ、βアドレナリン作用興
奮薬により本効果が増強されていることがわかる。
製し、実施例1と同様の試験方法により、肌のさっぱり
感および身体の温まり感を調べた。結果を表3に示す。
用剤組成物において、アレチアザミおよび/またはノア
ザミを配合した実施例10〜13の浴用剤組成物は、当
該植物を配合しない比較例4の浴用剤組成物よりも肌の
さっぱり感および身体の温まり感が優れ、α2アドレナ
リン作用抑制薬により効果が増強されていることがわか
る。
し、実施例1と同様の試験方法により、肌のさっぱり感
および身体の温まり感を調べた。結果を表4に示す。
物において、アレチアザミおよび/またはノアザミを配
合した実施例14〜17の浴用剤組成物は、当該植物を
配合しない比較例5の浴用剤組成物よりも肌のさっぱり
感および身体の温まり感が優れ、ビピリジン誘導体によ
り効果が増強されていることがわかる。
用剤 常法により、下記組成の浴用剤を調製した。
Claims (10)
- 【請求項1】アレチアザミおよび/またはノアザミの根
もしくは茎の、生のまま、乾燥粉末または熱水、低級ア
ルコールもしくはこれらの混合溶媒による抽出物を含有
する浴用剤組成物。 - 【請求項2】更に塩化ナトリウム、炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸ナトリウム、ホウ砂、硫酸ナトリウム、硫化ナ
トリウム、セスキ炭酸ナトリウム、硝酸ナトリウム、チ
オ硫酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、リン酸ナト
リウム、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、炭酸カル
シウム、炭酸マグネシウム、塩化カリウムおよび硫化カ
リウムの群より選ばれる無機塩類を含有する請求項1記
載の浴用剤組成物。 - 【請求項3】更にコハク酸、フマル酸、リンゴ酸、酒石
酸、クエン酸および安息香酸の群より選ばれる有機酸と
炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウ
ム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムおよびセスキ炭
酸ナトリウムの群より選ばれる炭酸塩とを含有する請求
項1または2記載の浴用剤組成物。 - 【請求項4】 更に油性成分を含有する請求項1〜3の
いずれか1項記載の浴用剤組成物。 - 【請求項5】更に次の一般式(1) 【化1】 〔式中、R1 はメチル基または水素原子を示し、R2 は
水素原子または1〜2個のヒドロキシ基もしくは炭素数
2〜10のアルカノイル基が置換していてもよい炭素数
1〜12のアルキル基を示す〕で表わされるキサンチン
誘導体およびその塩、βアドレナリン作用興奮薬、α2
アドレナリン作用抑制薬、次の一般式(2) 【化2】 〔式中、R3 は水素原子、メチル基またはエチル基を示
し、QはNH2、NCまたはH2NCOを示す〕で表され
るビピリジン誘導体およびその塩の群より選ばれる一種
または二種以上を含有する請求項1〜4のいずれか1項
に記載の浴用剤組成物。 - 【請求項6】一般式(1)で表されるキサンチン誘導体
およびその塩が、アミノフィリン、テオフィリン、カフ
ェインおよびこれらの塩からなる群より選ばれるもので
ある請求項5記載の浴用剤組成物。 - 【請求項7】βアドレナリン作用興奮薬が、イソプロテ
レノール、ドブタミン 、サルブタモールおよびこれら
の塩からなる群より選ばれるものである請求項5記載の
浴用剤組成物。 - 【請求項8】α2アドレナリン作用抑制薬が、ヨヒンビ
ン、フェントラミン、エルゴタミンおよびこれらの塩か
らなる群より選ばれるものである請求項5記載の浴用剤
組成物。 - 【請求項9】一般式(2)で表されるビピリジン誘導体
およびその塩が、アムリノン、ミルリノンおよびこれら
の塩からなる群より選ばれるものである請求項5記載の
浴用剤組成物。 - 【請求項10】 身体に塗布または貼布して入浴するた
めのものである請求項1〜9のいずれか1項に記載の浴
用剤組成物。
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