JP3447809B2 - 浴用剤 - Google Patents
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Description
に優れた浴用剤に関する。
ン作用興奮薬、α2 アドレナリン作用抑制薬及びビピリ
ジン誘導体は、痩身作用や抗蜂巣織炎作用がある外用薬
として、マッサージ剤等に配合されて用いられてきた。
サンチン誘導体、βアドレナリン作用興奮薬、α2 アド
レナリン作用抑制薬及びビピリジン誘導体は、痩身作用
や抗蜂巣織炎作用はあるものの、これを含有する外用剤
を皮膚に塗布したとき、肌のかさつき感の改善効果が十
分ではなく、使用感が悪いという問題があった。このた
め肌のかさつき改善効果に優れた皮膚外用剤組成物が望
まれていた。
て、本発明者らは鋭意検討を行った結果、キサンチン誘
導体、βアドレナリン作用興奮薬、α2アドレナリン作
用抑制薬、及びビピリジン誘導体から選ばれる1種又は
2種以上の化合物とポリオール及びアミノ酸を併用した
浴用剤が、使用後の肌のかさつき感の改善効果に優れる
ことを見出し、本発明を完成した。
βアドレナリン作用興奮薬、α2アドレナリン作用抑制
薬、及びビピリジン誘導体から選ばれる1種又は2種以
上の化合物とポリオール及びアミノ酸を含む浴用剤を提
供するものである。
は、特に限定されるものではないが、例えば次の一般式
(1):
し、R2 は水素原子又は1〜2個のヒドロキシ基若しく
は炭素数2〜10のアルカノイル基が置換していてもよ
い炭素数1〜12のアルキル基を示す。〕で表される化
合物又はその塩が挙げられる。
チン、アミノフィリン、テオフィリン、コリンテオフィ
リン、カフェイン、テオブロミン、オクストリフィリ
ン、ジプロフィリン及びプロキシフィリン等が挙げられ
る。これらは1種を単独で又は2種以上を組み合わせて
用いることができる。本発明においては、アミノフィリ
ン、テオフィリン及びカフェインからなる群から選ばれ
る1種又は2種以上を用いることが好ましい。
0.005重量%(以下、単に「%」で示す)以上であ
ることが好ましく、特に0.01〜10%とすることが
望ましい。また、これらのキサンチン誘導体は、合成又
は茶葉等の植物から実質的に純粋に単離されたものを使
用することができる。
としては、特に限定されるものではないが、イソプロテ
レノール、エピネフリン、ノルエピネフリン、ドブタミ
ン、ドパミン、ブトパミン、サルブタモール、テルブタ
リン、イソエタリン、プロトキロール、フェノテロー
ル、メタプロテレノール、クロルプレナリン、ヘキソプ
レナリン、トリメトキノール、塩酸プロカテロール、プ
レナルテロール、フォルスコリン、ジソジウム(R,
R)−5−[2−[[2−(3−クロロフェニル)−2
−ヒドロキシエチル]−アミノ]プロピル]−1,3−
ベンゾジオキソール−2,2−ジカルボキシレート、
(R*,R*)−4−[2−({2−[(3−クロロフェ
ニル)−2−ヒドロキシエチル]アミノ}プロピル)フ
ェニル]フェノキシ酢酸、{2−ヒドロキシ−5−[2
−({2−ヒドロキシ−3−[4−(1−メチル−4−
トリフルオロメチル)−1H−イミダゾール−2−イ
ル]フェノキシ}プロピル)アミノ]エトキシ}−ベン
ズアミドモノメタンスルフォネート、エリスロ−DL−
1−(7−メチルインダン−4−イロキシ)−3−イソ
プロピルアミノブタン−2−オール、及びこれらの薬理
的に許容される塩等が挙げられる。薬理的に許容される
塩としては、薬理的に許容される酸付加塩、金属塩、ア
ンモニウム塩、有機アミン付加塩、アミノ酸付加塩等が
挙げられる。本発明においては、イソプロテレノール、
ドブタミン、サルブタモール、及びこれらの薬理的に許
容される塩からなる群から選ばれる1種又は2種以上を
用いることが好ましく、この場合、塩としては塩酸塩や
硫酸塩が好ましい。
成物全量中0.005%以上であることが好ましく、特
に0.01〜20%とすることが望ましい。
薬としては、特に限定されるものではないが、ヨヒンビ
ン、フェントラミン、フェノキシベンザミン、トラゾリ
ン、エルゴタミン、エルゴトキシン、ジヒドロエルゴタ
ミン、エルゴメトリン、メチルエルゴメトリン、ジヒド
ロエルゴトキシン、ラウオルシン、ピペロキサン、及び
これらの薬理的に許容される塩等が挙げられる。薬理的
に許容される塩としては、上記と同様のものが挙げられ
る。本発明においては、ヨヒンビン、フェントラミン、
エルゴタミン、及びこれらの薬理的に許容される塩から
なる群から選ばれる1種又は2種以上を用いることが好
ましく、この場合、塩としてはメシル酸塩や酒石酸塩が
好ましい。
組成物全量中0.005%以上であることが好ましく、
特に0.01〜20%とすることが望ましい。
は、特に限定されるものではないが、例えば次の一般式
(2)で表される化合物、及びこれらの薬理的に許容さ
れる塩等が挙げられる。
ル基等のアルキル基を示し、QはNH 2、NC、H2NC
O等を示す。) このようなビピリジン誘導体としては、アムリノン、ミ
ルリノン、5−シアノ−[3,4’−ビピリジン]−6
(1H)−オン、5−カルバミル−[3,4’−ビピリ
ジン]−6(1H)−オン、及びこれらの薬理的に許容
される塩等が挙げられる。薬理的に許容される塩として
は、前記と同様のものが挙げられる。本発明において
は、アムリノン、ミルリノン、及びこれらの薬理的に許
容される塩からなる群から選ばれる1種又は2種以上を
用いることが好ましい。
中0.005%以上であることが好ましく、特に0.0
1〜20%とすることが望ましい。
特に限定されるものではないが、グリセリン、1,3−
ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピ
レングリコール、エチレングリコール、ジエチレングリ
コール、ポリエチレングリコール、イソプレングリコー
ル、ソルビトール、ジエチレングリコールモノエチルエ
ーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、イ
ソプロピルアルコール、エチルアルコール、ベンジルア
ルコール、ベンジルオキシエタノールなどが挙げられ、
これらは1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用い
ることができる。本発明においては、このうちグリセリ
ン、プロピレングリコール、ジエチレングリコールモノ
エチルエーテルが特に好ましい。
1〜90%、特に0.5〜50%とすることが、肌のか
さつき改善効果の点から好ましい。
に限定されれるものではなく、塩基性アミノ酸、中性ア
ミノ酸、酸性アミノ酸のいずれのアミノ酸も用いること
ができる。具体的にはグリシン、アラニン、バリン、ロ
イシン、イシロイシン、フェニルアラニン、チロシン、
トレオニン、セリン、プロリン、ヒドロキシプロリン、
トリプロファン、メチオニン、シスチン、アスパラギン
酸、アスパラギン、グルタミン酸、グルタミン、リジ
ン、アルギニン、ヒスチジンなどが挙げられ、また、変
性アミノ酸等のアミノ酸誘導体も用いることができる。
これらは1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用い
ることができる。本発明においては、このうちアラニ
ン、ロイシン、アルギニンが特に好ましい。
〜90%、特に0.5〜50%とすることが、肌のかさ
つき改善効果の点から好ましい。
品や化粧品の各種製剤において使用されている油性成
分、界面活性剤、保湿剤、高分子化合物、紫外線吸収
剤、酸化防止剤、金属イオン封鎖剤、薬剤、防腐剤、ビ
タミン類、色素、香料等の各種原料を配合することがで
きる。
水素類、高級脂肪酸類、高級アルコール類、エステル
類、精油類、シリコーン油類などを挙げることができ
る。
ホホバ油、アボガド油、アーモンド油、オリーブ油、カ
カオ油、ゴマ油、パーシック油、ヒマシ油、ヤシ油、ミ
ンク油、牛脂、豚脂等の天然油脂、これらの天然油脂を
水素添加して得られる硬化油及びミリスチン酸グリセリ
ド、2−エチルヘキサン酸トリグリセリド等の合成トリ
グリセリド等が挙げられる。ロウ類としてはカルナバロ
ウ、鯨ロウ、ミツロウ、ラノリン等が挙げられる。炭化
水素類としては流動パラフィン、ワセリン、パラフィン
マイクロクリスタリンワックス、セレシン、スクワラ
ン、ブリスタン等が挙げられる。高級脂肪酸類としては
ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、ベヘニン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン
酸、ラノリン酸、イソステアリン酸等が挙げられる。高
級アルコール類としてはラウリルアルコール、セチルア
ルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコー
ル、ラノリンアルコール、コレステロール、2−ヘキシ
ルデカノール等が挙げられる。エステル類としてはオク
タン酸セチル、オクタン酸トリグリセライド、乳酸ミリ
スチル、乳酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリ
スチン酸ミリスチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、
パルミチン酸イソプロピル、アジピン酸イソプロピル、
ステアリン酸ブチル、オレイン酸デシル、イソステアリ
ン酸コレステロール、POEソルビット脂肪酸エステル
等が挙げられる。精油類としてはハッカ油、ジャスミン
油、ショウ脳油、ヒノキ油、トウヒ油、リュウ油、テレ
ピン油、ケイ皮油、ベルガモット油、ミカン油、ショウ
ブ油、パイン油、ラベンダー油、ベイ油、クローブ油、
ヒバ油、バラ油、ユーカリ油、レモン油、タイム油、ペ
パーミント油、ローズ油、セージ油、メントール、シネ
オール、オイゲノール、シトラール、シトロネラール、
ボルネオール、リナロール、ゲラニオール、カンファ
ー、チモール、スピラントール、ピネン、リモネン、テ
ルペン系化合物等が挙げられる。シリコーン油類として
はジメチルポリシロキサン等が挙げられる。これら上述
の油性成分は1種又は2種以上を組み合わせて使用する
ことができる。本発明においては、このうち特にミリス
チン酸グリセリド、2−エチルヘキサン酸トリグリセリ
ド、ラノリン、流動パラフィン、ワセリン、パラフィン
マイクロクリスタリンワックス、スクワラン、ラウリン
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、リノール酸、リノレ
ン酸、イソステアリン酸、セチルアルコール、ステアリ
ルアルコール、オレイルアルコール、コレステロール、
オクタン酸セチル、オクタン酸トリグリセライド、ミリ
スチレン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシ
ル、イソステアリン酸コレステロール、POEソルビッ
ト脂肪酸エステル、ハッカ油、トウヒ油、ケイ皮油、ロ
ーズ油、メントール、シネオール、オイゲノール、シト
ラール、シトロネラール、ゲラニオール、ピネン、リモ
ネン、ジメチルポリシロキサンを使用することが好まし
い。
剤の剤型(形態)に応じて適宜選定することができ、通
常、組成物全量中0.1〜95%とすることができる。
ン性、両性、非イオン性、天然、合成のいずれの界面活
性剤も使用できるが、皮膚に対する刺激性を考慮すると
非イオン性のものを使用することが好ましい。
リセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸
エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レンソルビタン脂肪酸エステル、テトラオレイン酸ポリ
オキシエチレンソルビット、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン
グリコール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン
アルキルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレ
ン硬化ヒマシ油、ポリグリセリン脂肪酸エステル、アル
キルグリコシド等が挙げられる。
トリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム等の炭酸
塩;コハク酸、グルタル酸、フマル酸等の有機酸類;ホ
ウ酸、メタケイ酸、無水ケイ酸等の無機酸類;ウイキョ
ウ、カミツレ、イチョウ、オウバク、桂皮、紅花、芍
薬、ショウキョウ、菖蒲、センキュウ、トウキ、チン
ピ、ソウジュツ、カノコソウ、ビャクシ、トウヒ、ハッ
カ、ブクリョウ、人参等の生薬類;黄色4号、青色1
号、黄色202号等の厚生省令に定められたタール色素
別表I及びIIの色素、クロロフィル、リボフラビン、
クロシン、紅花、アントラキノン等の食品添加物として
認められている天然色素等の色素類;ビタミンA、ビタ
ミンC、ビタミンD、ビタミンE等のビタミン類;硫
黄、湯の花、鉱砂、雲母末、中性白土、いり糠、殺菌
剤、防腐剤、その他製剤上必要な成分などが挙げられ
る。
応じて前記任意成分を加えて製造することができる。こ
れらの任意成分は製剤中に0〜99%の範囲で配合され
る。
の浴用剤に0.01〜90%の範囲で適当量の水を加え
て製剤の安定性を増したり、製剤を乳化させた形態とす
ることもできる。
粉末、顆粒、錠剤、液体等様々な剤型にできる。
て使用されるものであるが、1回の使用量は、キサンチ
ン誘導体、βアドレナリン作用興奮薬、α2 アドレナリ
ン作用抑制薬、及びビピリジン誘導体の浴湯中の濃度が
0.01〜200ppm となる量とすることが好ましい。
この濃度が0.01ppm 未満では、肌のかさつき改善効
果を与えることができず、また200ppm を越えても肌
のかさつき改善効果を与える効果がより向上するもので
もない。
改善効果を与えるものである。
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
製し、下記試験法により、肌のかさつき改善効果及び身
体の温まり感を調べた。結果を表1に示す。
調製し、液温を30℃に保ち、20分間腕を浸漬した
後、十分に水洗する。その後、表1に示す1回当たりの
使用量の浴用剤組成物を40℃、150lの湯で満たさ
れた浴槽に投入する。この浴用剤組成物が湯に溶解した
後、湯を十分攪拌し、各被験者(n=5)を5分間入浴
させる。この入浴を1日1回、連続4日間行い、、肌の
かさつき改善効果を以下の基準により判定し、その平均
点で示した。5日後に被験者の腕の状態を以下の基準に
より目視で判定し、その平均点で示した。
リン作用興奮薬、α2アドレナリン作用抑制薬、又はビ
ピリジン誘導体とポリオール及びアミノ酸を配合した実
施例1〜4の浴用剤組成物は、これらの化合物、ポリオ
ール及びアミノ酸のうちのいずれかを配合しない比較例
1〜3の浴用剤組成物と比べて、肌のかさつき改善効果
が優れていることがわかる。
Claims (5)
- 【請求項1】 キサンチン誘導体、βアドレナリン作用
興奮薬、α2アドレナリン作用抑制薬、及びビピリジン
誘導体から選ばれる1種又は2種以上の化合物とポリオ
ール及びアミノ酸を含む浴用剤。 - 【請求項2】 キサンチン誘導体がアミノフィリン、テ
オフィリン及びカフェインからなる群から選ばれる請求
項1記載の浴用剤。 - 【請求項3】 βアドレナリン作用興奮薬がイソプロテ
レノール、ドブタミン、サルブタモール、及びこれらの
薬理的に許容される塩からなる群から選ばれる請求項1
記載の浴用剤。 - 【請求項4】 α2アドレナリン作用抑制薬がヨヒンビ
ン、フェントラミン、エルゴタミン、及びこれらの薬理
的に許容される塩からなる群から選ばれる請求項1記載
の浴用剤。 - 【請求項5】 ビピリジン誘導体がアムリノン、ミルリ
ノン、及びこれらの薬理的に許容される塩からなる群か
ら選ばれる請求項1記載の浴用剤。
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AU5026800A (en) * | 1999-05-18 | 2000-12-05 | Procter & Gamble Company, The | Methods of regulating the condition of mammalian keratinous tissue |
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DE102006010870A1 (de) * | 2006-03-07 | 2007-09-13 | Henkel Kgaa | Kosmetische Mittel mit Purin und/oder Purinderivaten I |
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1994
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