JP5070434B2 - ガガイモ科植物の抽出物の使用 - Google Patents

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Description

本発明は、薬剤として使用するための、ガガイモ(Asclepiadaceae)科に属する植物の抽出物に関する。本発明の1つの態様は、薬剤として使用するための、植物ギムネマ・シルベストレ(Gymnema sylvestre)の抽出物である。これらの薬剤は、特に、体毛成長異常を有する哺乳動物皮膚(好ましくはヒト皮膚)の処置に有用である。さらに本発明は、体毛成長の阻害、抑制または遅延を含むヒト皮膚の化粧処置のための、ガガイモ科に属する植物(特にギムネマ・シルベストレ)の抽出物の使用に関する。
体毛の主要機能の1つは、環境由来の負の影響から身体を保護することである。これは動物に言えることである。ヒト体毛の場合、この機能はほぼ完全に廃退している。ヒト体毛は、化粧的理由によりヒト身体から除去されることが多い。ヒト頭皮において、体毛は密であるのが望ましい。しかし、身体の他の部分はそうではない。非常に多い体毛は、身体の他の部分において、特に、脚、腋下および顔面においては望ましくない。体毛の機械的除去は、皮膚に対して外傷性である。従って、機械的除去の頻度を少なくするために、体毛成長の速度を低下させるのが望ましい。
さらに、医学的処置を必要とする病的な体毛成長異常[例えば、多毛症、毛包炎、偽性毛包炎バルベア(pseudofolliculitis barbea)]も存在する。
米国特許US-A 5753612は、アクチビンまたはアクチビン作用薬の投与によって体毛成長を阻害する方法を開示している。アクチビンAまたはアクチビンAの誘導体を含有する混合物ならびにそれを毛包細胞増殖の抑制のために使用することが開示されている。
国際特許出願公開WO01/74317は、体毛成長を調節する方法を開示している。この方法は、体毛成長および体毛密集を調節するために、VEGF(血管上皮成長因子)活性を調節すること、例えば、VEGF遺伝子発現を調節することおよび/またはVEGFタンパク質産生および/または活性を調節することを包含する。この方法を用いて、体毛成長または体毛密集を促進または阻害することができる。
欧州特許出願公開EP-A 0700282は、哺乳動物の体毛成長を低下させる化粧方法であって、体毛成長の低下が望ましい皮膚領域を選択し、該皮膚領域に、体毛成長を低下させるに有効な量で5-リポキシゲナーゼの阻害剤を含む組成物を適用することを含んでなる方法を開示している。
米国特許US-A 6121269によれば、タンパク質チロシンキナーゼの阻害剤を皮膚に適用することによって、哺乳動物の体毛成長を低下させる。
国際特許出願公開WO96/09806によれば、プロテインキナーゼCの阻害剤を含む組成物を皮膚に適用することによって、哺乳動物の体毛成長を低下させる。
国際特許出願公開WO92/00069によれば、酵素γ-グルタミルトランスペプチダーゼの阻害剤を含む組成物を皮膚に局所適用することによって、哺乳動物の体毛成長の速度および性質を変化させる。
仏国特許出願公開FR-A 2753375は、スルホトランスフェラーゼ阻害剤が体毛の再生を低下および防止することを開示している。
米国特許US-A 5468476によれば、一酸化窒素合成酵素の阻害剤を皮膚に適用することによって、哺乳動物の体毛成長を低下させる。
国際特許出願公開WO98/02134は、セリンプロテアーゼおよび毛包乳頭においてプログラム細胞死およびアポトーシスを誘発する該酵素の能力を利用して、哺乳動物の体毛成長を変化させることを開示している。
米国特許US-A 6299865によれば、クロモグリケートまたはその塩以外のアルカリ性ホスファターゼの阻害剤を皮膚に適用することによって、哺乳動物の体毛成長を低下させる。
欧州特許出願公開EP-A 0943311は、体毛成長を阻害する方法であって、エラスターゼ様酵素の阻害剤または中性エンドペプチダーゼ阻害剤を投与することを含む方法を開示している。また、欧州特許出願公開EP-A 0943311は、エラスターゼ様酵素の阻害剤または中性エンドペプチダーゼ阻害剤を、体毛成長阻害剤の製造のために使用することを開示している。
国際特許出願公開WO99/62365によれば、皮膚におけるマトリックス・メタロプロテイナーゼの活性を阻害することによって、体毛成長を低下させる。
欧州特許出願公開EP-A 0754024は、オルニチンアミノトランスフェラーゼ阻害剤の組成物を、体毛再生を低下させるに十分な量で皮膚領域に適用することを開示している。
欧州特許出願公開EP-A 1074240は、体毛成長、毛包および毛幹サイズならびに体毛色素沈着を減少させるための方法を開示している。この方法は、植物のマメ科、ナス科、graminacae科およびcurcubitacae科から得られる1つまたはそれ以上の物質を使用することを含んでなる。これらの物質は、1つまたはそれ以上のセリンプロテアーゼ阻害性化合物および抗アンドロゲン性イソフラボンを含有する。
欧州特許出願公開EP-A 0750489は、システイン経路酵素の阻害剤を適用することによる体毛成長の阻害を開示している。
欧州特許出願公開EP-A 0700288は、哺乳動物の体毛成長を阻害する化粧方法であって、シクロオキシゲナーゼの阻害剤を含む組成物を皮膚に適用することを含んでなる方法を開示している。
米国特許US-A 6248751は、哺乳動物の体毛成長を阻害するための方法であって、シクロオキシゲナーゼ阻害剤を含む組成物を適用することを含んでなる方法を開示している。
国際特許出願公開WO20005002(米国特許US-A 6121269)は、体毛成長を低下させる方法であって、タンパク質チロシンキナーゼ阻害剤を含む組成物を適用することを含んでなる方法を開示している。
国際特許出願公開WO01/72266は、余分な体毛の再生に対して遅延作用を有する化粧品組成物を開示している。これらの組成物は、セレノア(Serenoa repens)由来および/またはウリ種子(Cucurbita pepo)由来の脂肪酸および抗アンドロゲン性ステロールを含有する。
欧州特許出願公開EP-A 0711541は、哺乳動物における体毛成長を阻害するための組成物(例えば溶液)であって、毛包細胞の膜を横切るグルコース移動を遮断する化合物を活性成分として含有する組成物を開示している。欧州特許出願公開EP-A 0711541によれば、好ましい態様は、グルコース遮断化合物としてフロレチンを使用することである。他の態様は、ステビオール、サイトカラシンB、3,3'-ジアリルスチルベステロールおよび3,3'-ジ-(2-クロラリル)-スチルベステロールを使用することである。
国際特許出願公開WO96/26712は、体毛成長を阻害する方法であって、血管形成の非ステロイド性抑制剤を含む皮膚学的に許容しうる組成物を適用することを含んでなる方法を開示している。
米国特許US-A 5674477によれば、カテキン化合物を含む皮膚学的に許容しうる組成物を皮膚に適用することによって、哺乳動物の体毛成長を低下させる。
米国特許US-A 6235737によれば、細胞セラミドレベルを増大させる組成物を皮膚に適用することによって、哺乳動物の体毛成長を低下させる。
米国特許US-A 6379673は、全般的な皮膚異常の処置のために治療および化粧適用するための、ギムネマ・シルベストレの水性抽出物を含むハーブ配合物を開示している。
日本特許出願公開JP-A 2001-226274は、グアバ葉(Psidium guajava)、ホップ(Humulus lupulus)、Apocynum venetumの葉、Gymnemaの葉(Gymnema sylvestre)、および/またはクチナシ(Gardenia jasminoides var. grandiflora)などの粗製の薬物またはその抽出物を含んでなるリパーゼ阻害剤を開示している。日本特許出願公開JP-A 2001-226274のリパーゼ阻害剤は、以下の機能を有する:食欲抑制、抗糖尿病、抗高脂血症および血圧低下。
国際特許出願公開WO01/17486は、皮膚の機能障害および無毛症を化粧処置するための方法であって、デアノールまたはその誘導体(デアノールはジメチルアミノエタノールである)を適用することによる方法を開示している。
日本特許出願公開JP-A 90292208は、ギムネマ・シルベストレ(Gymnema sylvestre)の葉、Zizyphus jujuba、Malus pumilaの樹皮および剥離物から得られる物質ならびにさらなる物質を含有する化粧品調製物を開示している。
日本特許出願公開JP-A 02-292208は、ギムネマ・シルベストレの葉から得られる物質を含有する化粧品調製物を開示している。これらの物質は抽出によって得られる。抽出に使用する溶媒は、水、アルコール、または水とアルコールの混合物である。日本特許出願公開JP-A 02-292208の化粧品調製物は、しみ、そばかすの処置に使用することができる。
日本特許出願公開JP-A 01-258623は、体毛成長および血液循環を刺激し、無毛症を防止する組成物を開示している。この組成物は、キチンおよびキトサンと組合せて、加水分解酵素、有機酸、ならびに、ギムネマ・シルベストレおよびIsagol(Plantagのヘミセルロース)の物質を含有する。
Gymnema sylvestre (Retz.) R.Br.ex Schult (ガガイモ科に属する)は、インド中部および南部の熱帯林において生育する木質つる性植物である。その葉は、ハーブ医療調製物において使用される。これは、アユルベーダ(インド伝統医学)ハーブであり、「糖の破壊者」として使用しうることが知られている。これは、古代にアユルベーダ医師により、ギムネマ・シルベストレの数枚の葉を噛むと、糖の味覚が抑制されることが観察されていたためである。現在、これは血糖を制御するためにインド全土で使用されている[Baskaran K.、Kizar Ahamath B.、Radha Shanmugasundaram K.、Shanmugasundaram E.R.、「非インスリン依存性糖尿病患者における、ギムネマ・シルベストレ由来の葉抽出物の抗糖尿病作用」、J Ethnopharmacol、Vol.30、p.295-300、1990]。
植物ギムネマ・シルベストレは、2種類の樹脂(その1つはアルコールに可溶性である)、ギムネマ酸、サポニン、スチグマステロール、ケルセトール(quercetol)、ならびに、アミノ酸誘導体ベタイン、コリンおよびトリメチルアミンを含有する。
ギムネマ・シルベストレは、健胃性、利尿性、解熱性、収斂性、および強壮性である。動物およびヒトにおける研究により、尿の産出を増加させ、高血糖症を軽減することがわかった。
ギムネマ・シルベストレは、インドにおいて2,000年以上にわたり、糖尿病の治療に使用されている。主な適用は、成人発症糖尿病に対してであった。現在、インドにおいてはこの症状に対して推奨され続けている。また、植物ギムネマ・シルベストレの葉は、胃の不快、便秘、保水および肝疾患に対しても使用されていた[Baskaran K.、Kizar Ahamath B.、Radha Shanmugasundaram K.、Shanmugasundaram E.R.、「非インスリン依存性糖尿病患者における、ギムネマ・シルベストレ由来の葉抽出物の抗糖尿病作用」、J Ethnopharmacol、Vol.30、p.295-300、1990]。
植物ギムネマ・シルベストレの抽出物は、ギムネマ酸、フラボノイドおよびフェノール酸を含有する。フェノール酸は、その構造中にヒドロキシベンゼン部分を含む酸、例えば、p-ヒドロキシ安息香酸、プロトカテキュ酸、バニリン酸、没食子酸、カフェ酸、p-クマル酸、フェルラ酸である。
ギムネマ酸のホスホジエステラーゼ阻害活性(ウシ味覚乳頭における)(従ってcAMPの増加)が知られている[Kurihara K.、「苦味刺激によるウシ味覚乳頭におけるサイクリック3',5'-ヌクレオチドホスホジエステラーゼの阻害」、FEBS Letters、Vol.27、p.279-281、1972]。酵素ホスホジエステラーゼはcAMP含量を増加させ、この経路によって体毛成長の阻害を調節することができるという仮説が存在する[次の文献をも参照:Hoffmann R.ら、「インビトロでの体毛成長のインターロイキン-1β-誘発の阻害は、サイクリックAMPによって媒介される」、J.Invest.Dermatol.、Vol.108、p.40-42、1997]。
毛包の成長に影響を与える因子は、完全にはわかっていない。多くの成長因子(サイトカイン、受容体およびホルモン)がその成長に重要であることが知られている[Rusting R.L.、Scientific American、Vol.284、p.55-63、2001、および、Sawaya、Curr.Probl.Dermatol.、Vol.13、p.206-210、2001]。
体毛成長の機序が広範に研究されている。毛周期の調節、無毛症の問題および体毛成長を制御しうる分子の探索が、医薬上の理由および化粧上の理由から重要である。
「毛周期」とは、3期での体毛成長であり、これらは体毛の成長(発育期)、体毛の弱化(中間期)および体毛の抜け落ち(休止期)である。無毛症は、短い発育期および早すぎる中間期への移行(ここで、プロモーターが中間期への移行に影響を与える)を含む毛周期の異常によるのかもしれない。
インターロイキン1(IL-1)は、インビトロで毛包の成長を阻害することができる[Harmon C.S.、Nevis T.D.、Lymphokine, Cytokine Res.、Vol.12、p.197-203、1993]。
基底角化細胞においてIL-1αを過発現するトランスジェニックマウスは、斑状の体毛損失を示す[Groves R.W.ら、「トランスジェニックマウスモデルを用いるインビボでの表皮IL-1ファミリー構成員の分析」、J.Invest.Dermatol.、Vol.102、p.556、1994]。
IL-1βは、活動的な円形脱毛症において異常に発現されることがわかった。これは、無毛症の処置が、毛包の弱化および最終的に体毛損失を導くIL-1β媒介される毛包内経路の拮抗薬に基づくときにわかった[Hoffmann R.、Happle R.、「インターロイキン-1はインビボにおいて体毛損失を誘発するか?」、Dermatology、Vol.191、p.273-275、1995]。
IL-1β誘発される体毛成長抑制のシグナル経路は未知である。ある種の薬理データは、IL-1β誘発される体毛成長阻害が、cAMP(cAMPまたはサイクリックAMPは、サイクリックアデノシン一リン酸である)によって媒介されることを示唆する[Hoffmann R.ら、「インビトロにおけるインターロイキン-1β誘発の体毛成長阻害は、サイクリックAMPによって媒介される」、J.Invest.Dermatol.、Vol.108、p.40-42、1997、ならびに、Shirakawa F.ら、「サイクリックAMP−インターロイキン-1のための細胞内第2メッセンジャー」、Proc.Natl.Acad.Sci USA、Vol.85、p.8201-8205、1988]。
IL-1は異なるシグナル経路を利用し、その1つは、cAMP活性化されるプロテインキナーゼ経路である。
毛包細胞におけるcAMPの役割は未知である。それはマトリックス細胞の分化を阻害し、細胞増殖を阻害すると考えられている。
本発明が解決しようとする課題は、医療上または化粧上の理由から体毛成長を抑制、遅延または阻害するために使用しうるさらなる物質の必要性である。
この課題の1つの側面は、体毛成長異常(例えば、多毛症、毛包炎、偽性毛包炎バルベア)を有する哺乳動物皮膚(好ましくはヒト皮膚)の処置のための薬剤の製造のために、ガガイモ科に属する植物(植物ギムネマ・シルベストレが好ましい)の抽出物を使用することによって解決される。この使用が本発明の1つの対象である。
薬剤として使用するためのガガイモ科に属する植物(植物ギムネマ・シルベストレが好ましい)の抽出物は、当分野において全般的に知られていないので、これが、さらなるより全般的な本発明の対象である。
この課題の別の側面は、体毛成長の阻害、抑制または遅延を含むヒト皮膚の化粧処置のために、ガガイモ科に属する植物(植物ギムネマ・シルベストレが好ましい)の抽出物、ならびに、ガガイモ科に属する植物(植物ギムネマ・シルベストレが好ましい)の抽出物および化粧品目的に一般的な助剤および/または添加剤を含んでなる組成物からなる群から選択される物質を使用することによって解決される。この使用が本発明の別の対象である。
本発明の1つの態様において、化粧品目的に一般的な助剤および/または添加剤は、油成分、界面活性剤、乳化剤、油脂、ワックス、真珠色化ワックス、増粘剤、濃厚剤、過脂肪剤、安定剤、ポリマー、シリコーン化合物、レシチン、リン脂質、生物起源の活性成分、脱臭剤、抗微生物剤、発汗防止剤、皮膜形成剤、ふけ防止剤、膨潤剤、防虫剤、ヒドロトロープ剤、可溶化剤、防腐剤、芳香油および染料からなる群から選択される。
本発明の1つの態様において、化粧品目的に一般的な助剤および添加剤は、界面活性剤、乳化剤、油脂、ワックス、安定剤、脱臭剤、発汗防止剤、ふけ防止剤および芳香油からなる群から選択される。
化粧適用または医療適用のための組成物における植物抽出物の濃度は、広範囲に変化することができる。本発明の1つの態様において、この濃度は、0.001重量%、好ましくは0.01重量%、より好ましくは0.1重量%から、50重量%まで、好ましくは10重量%まで、より好ましくは1重量%までである。
植物ギムネマ・シルベストレはガガイモ科に属する。ギムネマ・シルベストレの抽出物および化粧目的のための該抽出物の使用は一般的に知られている。
本発明に係るガガイモ科に属する植物(好ましくはギムネマ・シルベストレ)の抽出物の製造方法の1つは、以下の工程を含んでなる:
(a)該植物または該植物の部分を、水、1〜6個の炭素原子を含むアルコール(好ましくはメタノール)、1,2-アルカンジオール(好ましくは1,2-ブタンジオールまたは1,2-ペンタンジオール)およびこれらの混合物からなる群から選択される溶媒で抽出して、溶媒と抽出物を含有する混合物を得る工程;
(b)該混合物から該溶媒を除去して、該抽出物を得る工程。
本発明の1つの態様において、植物ギムネマ・シルベストレの抽出物を、ガガイモ科に属する別の植物の抽出物と共に使用する。
本発明の1つの態様において、植物ギムネマ・シルベストレの葉の抽出物を使用する。
本発明の1つの態様において、植物ギムネマ・シルベストレの抽出物または植物ギムネマ・シルベストレの抽出物の組合せ物を、以下に挙げるさらなる物質と組合せて使用する:
・例えば、抗炎症特性を有する物質[例えば、Anasensyl LS 9322;コグニス社(Cognis Deutschland GmbH und Co KG、D-40551 デュッセルドルフ、独国)から入手可能;INCI名称:マンニトールおよびグリシルリジン酸アンモニウムおよびカフェインおよびグルコン酸亜鉛およびaesculus hippocastanum(トチノキ)抽出物;または、例えば、Cytokinol LS 9028;コグニス社(Cognis Deutschland GmbH und Co KG、D-40551 デュッセルドルフ、独国)から入手可能;INCI名称:加水分解カゼインおよび加水分解酵母タンパク質およびリジン塩酸塩]と組合せて;
・例えば、角質溶解特性を有する物質[例えば、Pilinhib VEG LS 9109;コグニス社(Cognis Deutschland GmbH und Co KG、D-40551 デュッセルドルフ、独国)から入手可能;INCI名称:プロピレングリコールおよび加水分解ダイズタンパク質およびhypericum perforatum(セイヨウオトギリソウ)抽出物およびhamamelis virginiana(マンサク)抽出物およびarnica montana(アルニカ・モンタナ)花抽出物および尿素およびsalix alba(ヤナギ)樹皮抽出物およびメントールおよびサリチル酸]と組合せて。
本発明の1つの態様において、植物ギムネマ・シルベストレの抽出物または植物ギムネマ・シルベストレの抽出物の組合せ物を、糖エステルと組合せて使用する。糖エステルは有利な特性を有する。例えば、フルクトースカプレートは、抗体毛成長活性を有し、ある種の糖エステルは、抗微生物活性を有しており、脱毛組成物または脱毛後組成物において有利である。
糖エステルを含有する化粧品および医薬品組成物は、国際特許出願公開WO03/074013に開示されている。
体毛成長の低下は、腋下領域においても望ましい。ここでは、脱臭剤および発汗防止剤が使用され、糖エステルの抗微生物活性を本発明に係る抽出物と組合せて使用することができる。
化粧品目的に一般的な助剤および添加剤は、油成分、界面活性剤、乳化剤、油脂、ワックス、真珠色化ワックス、増粘剤、濃厚剤、過脂肪剤、安定剤、ポリマー、シリコーン化合物、レシチン、リン脂質、生物起源の活性成分、脱臭剤、抗微生物剤、発汗防止剤、皮膜形成剤、ふけ防止剤、膨潤剤、防虫剤、ヒドロトロープ剤、可溶化剤、防腐剤、芳香油および染料からなる群から選択することができる。
本発明の1つの態様において、化粧品目的に一般的な助剤および添加剤は、界面活性剤、乳化剤、油脂、ワックス、安定剤、脱臭剤、発汗防止剤、ふけ防止剤および芳香油からなる群から選択される。
助剤および添加剤の合計含量は、化粧品および/または医薬品調製物または組成物を基準に、1〜50重量%、好ましくは5〜40重量%であってよい。これら調製物は、通常の冷間法または熱間法によって製造することができる。相反転温度法を使用するのが好ましい。
適用は、錠剤、糖衣錠、カプセル、ジュース、溶液および顆粒の形態で、局所または経口であることができる。
存在していてよい界面活性剤(または界面活性物質)は、陰イオン性、非イオン性、陽イオン性および/または両性または双性イオン性界面活性剤である。組成物中のこれらの含量は、通常は約1〜70重量%、好ましくは5〜50重量%、特に10〜30重量%である。
陰イオン性界面活性剤の代表例は、石鹸、アルキルベンゼンスルホネート、アルカンスルホネート、オレフィンスルホネート、アルキルエーテルスルホネート、グリセロールエーテルスルホネート、α-メチルエステルスルホネート、スルホ脂肪酸、アルキルスルフェート、脂肪アルコールエーテルスルフェート、グリセロールエーテルスルフェート、脂肪酸エーテルスルフェート、ヒドロキシ混合エーテルスルフェート、モノグリセリド(エーテル)スルフェート、脂肪酸アミド(エーテル)スルフェート、モノおよびジアルキルスルホスクシネート、モノおよびジアルキルスルホスクシナメート、スルホトリグリセリド、アミド石鹸、エーテルカルボン酸およびその塩、脂肪酸イセチオネート、脂肪酸サルコシネート、脂肪酸タウリド、N-アシルアミノ酸(例えば、アシルラクチレート、アシルタルトレート、アシルグルタメートおよびアシルアスパルテート)、アルキルオリゴグルコシドスルフェート、タンパク質脂肪酸縮合物(特に、コムギに基づく植物生成物)、および、アルキル(エーテル)ホスフェートである。陰イオン性界面活性剤がポリグリコールエーテル鎖を含有しているときには、これらは通常の同族体分布を有していてよいが、好ましくは狭い同族体分布を有する。
非イオン性界面活性剤の代表例は、脂肪アルコールポリグリコールエーテル、アルキルフェノールポリグリコールエーテル、脂肪酸ポリグリコールエーテル、脂肪酸アミドポリグリコールエーテル、脂肪アミンポリグリコールエーテル、アルコキシル化トリグリセリド、混合エーテルおよび混合ホルマール、所望により部分的に酸化したアルキル(アルケニル)オリゴグリコシドまたはグルクロン酸誘導体、脂肪酸N-アルキルグルカミド、タンパク質加水分解物(特に、コムギに基づく植物生成物)、ポリオール脂肪酸エステル、糖エステル、ソルビタンエステル、ポリソルベートおよびアミンオキシドである。非イオン性界面活性剤がポリグリコールエーテル鎖を含有しているときには、これらは通常の同族体分布を有していてよいが、好ましくは狭い同族体分布を有する。
陽イオン性界面活性剤の代表例は、第四アンモニウム化合物、例えばジメチルジステアリルアンモニウムクロリド、およびエステルクォート(ester quat)、特に第四級化した脂肪酸トリアルカノールアミンエステル塩である。
両性または双性イオン性界面活性剤の代表例は、アルキルベタイン、アルキルアミドベタイン、アミノプロピオネート、アミノグリシネート、イミダゾリニウムベタインおよびスルホベタインである。
上記した界面活性剤は既知化合物である。これら物質の構造および製造については、関連の概説文献を参照することができる。
特に適する穏やかな(即ち、特に皮膚に適合する)界面活性剤の代表例は、脂肪アルコールポリグリコールエーテルスルフェート、モノグリセリドスルフェート、モノおよび/またはジアルキルスルホスクシネート、脂肪酸イセチオネート、脂肪酸サルコシネート、脂肪酸タウリド、脂肪酸グルタメート、α-オレフィンスルホネート、エーテルカルボン酸、アルキルオリゴグルコシド、脂肪酸グルカミド、アルキルアミドベタイン、アンホアセタールおよび/またはタンパク質脂肪酸縮合物(好ましくは、コムギタンパク質に基づく)である。
適する油成分は、例えば、6〜18個、好ましくは8〜10個の炭素原子を含む脂肪アルコールに基づくゲルベアルコール、直鎖C6-22脂肪酸と直鎖または分岐鎖C6-22脂肪アルコールとのエステル、分岐鎖C6-13カルボン酸と直鎖または分岐鎖C6-22脂肪アルコールとのエステル、例えば、ミリスチルミリステート、ミリスチルパルミテート、ミリスチルステアレート、ミリスチルイソステアレート、ミリスチルオレエート、ミリスチルベヘネート、ミリスチルエルケート、セチルミリステート、セチルパルミテート、セチルステアレート、セチルイソステアレート、セチルオレエート、セチルベヘネート、セチルエルケート、ステアリルミリステート、ステアリルパルミテート、ステアリルステアレート、ステアリルイソステアレート、ステアリルオレエート、ステアリルベヘネート、ステアリルエルケート、イソステアリルミリステート、イソステアリルパルミテート、イソステアリルステアレート、イソステアリルイソステアレート、イソステアリルオレエート、イソステアリルベヘネート、イソステアリルエルケート、オレイルミリステート、オレイルパルミテート、オレイルステアレート、オレイルイソステアレート、オレイルオレエート、オレイルベヘネート、オレイルエルケート、ベヘニルミリステート、ベヘニルパルミテート、ベヘニルステアレート、ベヘニルイソステアレート、ベヘニルオレエート、ベヘニルベヘネート、ベヘニルエルケート、エルシルミリステート、エルシルパルミテート、エルシルステアレート、エルシルイソステアレート、エルシルオレエート、エルシルベヘネートおよびエルシルエルケートなどである。
また適するのは、直鎖C6-22脂肪酸と分岐鎖アルコール(特に2-エチルヘキサノール)とのエステル、C18-38アルキルヒドロキシカルボン酸と直鎖または分岐鎖C6-22脂肪アルコールとのエステル(特にジオクチルマレエート)、直鎖および/または分岐鎖脂肪酸と多価アルコール(例えば、プロピレングリコール、ダイマージオールまたはトリマートリオール)および/またはゲルベアルコールとのエステル、C6-10脂肪酸に基づくトリグリセリド、C6-18脂肪酸に基づく液体のモノ/ジ/トリグリセリド混合物、C6-22脂肪アルコールおよび/またはゲルベアルコールと芳香族カルボン酸(特に安息香酸)とのエステル、C2-12ジカルボン酸と1〜22個の炭素原子を含む直鎖または分岐鎖アルコールまたは2〜10個の炭素原子および2〜6個のヒドロキシル基を含むポリオールとのエステル、植物油、分岐鎖の第一アルコール、置換シクロヘキサン、直鎖および分岐鎖のC6-22脂肪アルコールカーボネート(例えば、ジカプリリルカーボネート;Cetiol CC)、C6-18、好ましくはC8-10脂肪アルコールに基づくゲルベカーボネート、安息香酸と直鎖および/または分岐鎖C6-22アルコールとのエステル(例えば、Finsolv TN)、アルキル基あたりに6〜22個の炭素原子を含む直鎖または分岐鎖の対称または非対称のジアルキルエーテル(例えば、ジカプリリルエーテル;Cetiol OE)、エポキシ化脂肪酸エステルのポリオールによる開環生成物、シリコーン油(特に、シクロメチコーン、ケイ素メチコーン型)および/または脂肪族またはナフテン系炭化水素(例えば、スクアラン、スクアレンまたはジアルキルシクロヘキサン)である。
適する乳化剤は、例えば、下記の群の少なくとも1つに由来する非イオン性界面活性剤である:
・直鎖C8-22脂肪アルコールへの、C12-22脂肪酸への、アルキル基に8〜15個の炭素原子を含むアルキルフェノールへの、および、アルキル基に8〜22個の炭素原子を含むアルキルアミンへの、エチレンオキシド2〜30モルおよび/またはプロピレンオキシド0〜5モルの付加生成物;
・アルキル(アルケニル)基に8〜22個の炭素原子を含むアルキルおよび/またはアルケニルオリゴグリコシド、ならびに、そのエトキシル化類似体;
・ヒマシ油および/または水素化ヒマシ油へのエチレンオキシド1〜15モルの付加生成物;
・ヒマシ油および/または水素化ヒマシ油へのエチレンオキシド15〜60モルの付加生成物;
・グリセロールおよび/またはソルビタンと、12〜22個の炭素原子を含む不飽和、直鎖または飽和、分岐鎖の脂肪酸および/または3〜18個の炭素原子を含むヒドロキシカルボン酸との部分エステル、ならびに、エチレンオキシド1〜30モルを含むその付加生成物;
・ポリグリセロール(平均の自己縮合度2〜8)、ポリエチレングリコール(分子量400〜5000)、トリメチロールプロパン、ペンタエリトリトール、糖アルコール(例えばソルビトール)、アルキルグルコシド(例えば、メチルグルコシド、ブチルグルコシド、ラウリルグルコシド)およびポリグルコシド(例えばセルロース)と、12〜22個の炭素原子を含む飽和および/または不飽和の直鎖もしくは分岐鎖の脂肪酸および/または3〜18個の炭素原子を含むヒドロキシカルボン酸との部分エステル、ならびに、エチレンオキシド1〜30モルを含むその付加生成物;
・ペンタエリトリトール、脂肪酸、クエン酸および脂肪アルコールの混合エステルおよび/または6〜22個の炭素原子を含む脂肪酸、メチルグルコースおよびポリオール(好ましくは、グリセロールまたはポリグリセロール)の混合エステル;
・モノ、ジおよびトリアルキルホスフェートならびにモノ、ジおよび/またはトリ-PEG-アルキルホスフェートおよびその塩;
・羊毛ワックスアルコール;
・ポリシロキサン/ポリアルキル/ポリエーテルコポリマーおよび対応する誘導体;
・ブロックコポリマー、例えば、ポリエチレングリコール-30 ジポリヒドロキシステアレート;
・ポリマー乳化剤、例えば、GoodrichのPemulenグレード(TR-1、TR-2);
・ポリアルキレングリコール;および
・グリセロールカーボネート。
脂肪アルコール、脂肪酸、アルキルフェノールへの、またはヒマシ油への、エチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドの付加生成物は、既知の市販生成物である。これらは同族体混合物であり、その平均のアルコキシル化度は、付加反応を行う基質とエチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドとの量比に対応する。グリセロールへのエチレンオキシドの付加生成物のC12/18脂肪酸モノエステルおよびジエステルは、化粧品調製物のための再脂肪化剤として知られている。
アルキルおよび/またはアルケニルオリゴグリコシド、その製造およびその使用は、従来技術から既知である。これらは、特に、グルコースまたはオリゴ糖と8〜18個の炭素原子を含む第一アルコールとを反応させることによって製造される。グリコシド単位に関する限り、モノグリコシド(環状糖単位がグリコシド結合によって脂肪アルコールに結合している)ならびにオリゴマーグリコシド(好ましくは約8までのオリゴマー化度を有する)の両方が適している。このオリゴマー化度は、統計学的平均値であり、この値は、上記のような工業用グレード製品に一般的な同族体分布に基づいている。
適する部分グリセリドの代表例は、ヒドロキシステアリン酸モノグリセリド、ヒドロキシステアリン酸ジグリセリド、イソステアリン酸モノグリセリド、イソステアリン酸ジグリセリド、オレイン酸モノグリセリド、オレイン酸ジグリセリド、リシノール酸モノグリセリド、リシノール酸ジグリセリド、リノール酸モノグリセリド、リノール酸ジグリセリド、リノレン酸モノグリセリド、リノレン酸ジグリセリド、エルカ酸モノグリセリド、エルカ酸ジグリセリド、酒石酸モノグリセリド、酒石酸ジグリセリド、クエン酸モノグリセリド、クエン酸ジグリセリド、リンゴ酸モノグリセリド、リンゴ酸ジグリセリド、ならびに、これらの工業用グレード混合物(これらは、製造方法に由来する副生成物として少量のトリグリセリドを含んでいることもある)である。また、これらの部分グリセリドへのエチレンオキシド1〜30モル、好ましくは5〜10モルの付加生成物も適している。
適するソルビタンエステルは、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンセスキイソステアレート、ソルビタンジイソステアレート、ソルビタントリイソステアレート、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタンジオレエート、ソルビタントリオレエート、ソルビタンモノエルケート、ソルビタンセスキエルケート、ソルビタンジエルケート、ソルビタントリエルケート、ソルビタンモノリシノレエート、ソルビタンセスキリシノレエート、ソルビタンジリシノレエート、ソルビタントリリシノレエート、ソルビタンモノヒドロキシステアレート、ソルビタンセスキヒドロキシステアレート、ソルビタンジヒドロキシステアレート、ソルビタントリヒドロキシステアレート、ソルビタンモノタルトレート、ソルビタンセスキタルトレート、ソルビタンジタルトレート、ソルビタントリタルトレート、ソルビタンモノシトレート、ソルビタンセスキシトレート、ソルビタンジシトレート、ソルビタントリシトレート、ソルビタンモノマレエート、ソルビタンセスキマレエート、ソルビタンジマレエート、ソルビタントリマレエートならびにこれらの工業用グレード混合物である。また、これらのソルビタンエステルへのエチレンオキシド1〜30モル、好ましくは5〜10モルの付加生成物も適している。
適するポリグリセロールエステルの代表例は、ポリグリセリル-2 ジポリヒドロキシステアレート(Dehymuls PGPH)、ポリグリセリン-3 ジイソステアレート(Lameform TGI)、ポリグリセリル-4 イソステアレート(Isolan GI 34)、ポリグリセリル-3 オレエート、ジイソステアロイル ポリグリセリル-3 ジイソステアレート(Isolan PDI)、ポリグリセリル-3 メチルグルコース ジステアレート(Tego Care 450)、ポリグリセリル-3 蜜蝋(Cera Bellina)、ポリグリセリル-4 カプレート(Polyglycerol Caprate T2010/90)、ポリグリセリル-3 セチルエーテル(Chimexane NL)、ポリグリセリル-3 ジステアレート(Cremophor GS 32)、ポリグリセリル ポリリシノレエート(Admul WOL 1403)、ポリグリセリル ジメレート イソステアレートおよびこれらの混合物である。他の適するポリオールエステルの例は、トリメチロールプロパンまたはペンタエリトリトールと、ラウリン酸、ヤシ油脂肪酸、獣脂脂肪酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘン酸などとの、モノ、ジおよびトリエステルである(これらを、所望によりエチレンオキシド1〜30モルと反応させてもよい)。
さらに、双性イオン性界面活性剤を、乳化剤として使用することができる。用語「双性イオン性界面活性剤」は、分子中に少なくとも1つの第四アンモニウム基および少なくとも1つのカルボキシレート基および1つのスルホネート基を含む界面活性化合物を指す。特に適する双性イオン性界面活性剤は、ベタインであり、例えばN-アルキル-N,N-ジメチルアンモニウムグリシネート、例えばヤシ油アルキルジメチルアンモニウムグリシネート、N-アシルアミノプロピル-N,N-ジメチルアンモニウムグリシネート、例えばヤシ油アシルアミノプロピルジメチルアンモニウムグリシネート、および2-アルキル-3-カルボキシメチル-3-ヒドロキシエチルイミダゾリン(アルキル基またはアシル基にそれぞれ8〜18個の炭素原子を含む)、およびヤシ油アシルアミノエチルヒドロキシエチルカルボキシメチルグリシネートである。特に好ましいのは、コカミドプロピルベタイン(Cocamidopropyl Betaine)のCTFA名称のもとで既知である脂肪酸アミド誘導体である。
両性界面活性剤も適する乳化剤である。用語「両性界面活性剤」は、分子中にC8/18アルキル基またはアシル基に加えて、少なくとも1つの遊離アミノ基および少なくとも1つの−COOH基または−SOH基を含有し、内部塩を形成することができる界面活性化合物を指す。適する両性界面活性剤の例は、N-アルキルグリシン、N-アルキルプロピオン酸、N-アルキルアミノ酪酸、N-アルキルイミノジプロピオン酸、N-ヒドロキシエチル-N-アルキルアミドプロピルグリシン、N-アルキルタウリン、N-アルキルサルコシン、2-アルキルアミノプロピオン酸およびアルキルアミノ酢酸(アルキル基にそれぞれ約8〜18個の炭素原子を含む)である。特に好ましい両性界面活性剤は、N-ヤシ油アルキルアミノプロピオネート、ヤシ油アシルアミノエチルアミノプロピオネートおよびC12/18アシルサルコシンである。
最後に、陽イオン性界面活性剤も適する乳化剤であり、エステルクォート(ester quat)型の乳化剤、好ましくはメチルで第四級化したジ脂肪酸トリエタノールアミンエステル塩が特に好ましい。
使用しうる油脂およびワックスを以下に記載する。
油脂の代表例は、グリセリド、即ち、高級脂肪酸の混合グリセロールエステルから本質的になる固体または液体の植物または動物産物である。
適するワックスは、特に天然ワックス、例えばカンデリラワックス、カルナバワックス、木蝋、アフリカハネガヤワックス、コルクワックス、グアルマ(guaruma)ワックス、コメ胚油ワックス、サトウキビワックス、オウリキュリー(ouricury)ワックス、モンタンワックス、蜜蝋、セラックワックス、鯨蝋、ラノリン(羊毛ワックス)、尾羽脂、セレシン、オゾケライト(地蝋)、ペトロラタム、パラフィンワックス、微結晶ワックス;化学修飾したワックス(硬ワックス)、例えばモンタンエステルワックス、サゾール(sasol)ワックス、水素化ジョジョバワックス、ならびに、合成ワックス、例えばポリアルキレンワックスおよびポリエチレングリコールワックスである。
油脂に加えて、他の適する添加剤は、油脂様の物質、例えばレシチンおよびリン脂質である。レシチンは、脂肪酸、グリセロール、リン酸およびコリンからエステル化によって生成するグリセロリン脂質であると当業者に知られている。従って、レシチンは、ホスファチジルコリン(PC)と称されることも多い。挙げることができる天然レシチンの例はケファリンである。これは、ホスファチジン酸とも称され、1,2-ジアシル-sn-グリセロール-3-リン酸の誘導体である。対照的に、リン脂質は、リン酸とグリセロールとのモノエステル、好ましくはジエステル(グリセロホスフェート)であると通常は理解されており、これは、一般に油脂と考えられている。さらに、スフィンゴシンおよびスフィンゴ脂質も適している。
適する真珠色化ワックスの例は、アルキレングリコールエステル、特にエチレングリコールジステアレート;脂肪酸アルカノールアミド、特にヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド;部分グリセリド、特にステアリン酸モノグリセリド;多塩基性の所望によりヒドロキシ置換されたカルボン酸と、6〜22個の炭素原子を含む脂肪アルコールとのエステル、特に酒石酸の長鎖エステル;合計して少なくとも24個の炭素原子を含む脂肪化合物、例えば、脂肪アルコール、脂肪ケトン、脂肪アルデヒド、脂肪エーテルおよび脂肪カーボネート、特にラウロンおよびジステアリルエーテル;脂肪酸、例えばステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸またはベヘン酸;12〜22個の炭素原子を含むオレフィンエポキシドの、12〜22個の炭素原子を含む脂肪アルコールおよび/または2〜15個の炭素原子および2〜10個のヒドロキシル基を含むポリオールによる開環生成物;およびこれらの混合物である。
使用しうる増粘剤および濃厚剤を以下に記載する。
適する増粘剤は、主に、12〜22個、好ましくは16〜18個の炭素原子を含む脂肪アルコールまたはヒドロキシ脂肪アルコール、さらに部分グリセリド、脂肪酸またはヒドロキシ脂肪酸である。これらの物質と、アルキルオリゴグルコシドおよび/または脂肪酸N-メチルグルカミド(同じ鎖長)および/またはポリグリセロール ポリ-12-ヒドロキシステアレートとの組合せが好ましい。
適する濃厚剤は、例えば、Aerosilグレード(親水性シリカ)、多糖、特にキサンタンゴム、グアール、寒天、アルギネートおよびチロース(tylose)、カルボキシメチルセルロースおよびヒドロキシエチルセルロース、さらに比較的高分子量の脂肪酸ポリエチレングリコールモノエステルおよびジエステル、ポリアクリレート[例えば、CarbopolおよびPemulenグレード(Goodrich);Synthalen(Sigma);Keltrolグレード(Kelco);Sepigelグレード(Seppic);Salcareグレード(Allied Colloids)]、ポリアクリルアミド、ポリマー、ポリビニルアルコールおよびポリビニルピロリドン、界面活性剤(例えば、エトキシル化脂肪酸グリセリド)、脂肪酸とポリオール(例えば、ペンタエリトリトールまたはトリメチロールプロパン)とのエステル、狭い同族体分布を有する脂肪アルコールエトキシレートまたはアルキルオリゴグルコシド、ならびに、電解質(例えば、塩化ナトリウムおよび塩化アンモニウム)である。
使用しうる過脂肪剤は、例えば、ラノリンおよびレシチン、さらにポリエトキシル化またはアシル化したラノリンおよびレシチン誘導体、ポリオール脂肪酸エステル、モノグリセリドおよび脂肪酸アルカノールアミドなどの物質である。脂肪酸アルカノールアミドは、発泡安定剤としても働く。
使用しうる安定剤は、脂肪酸の金属塩、例えばステアリン酸またはリシノール酸のマグネシウム、アルミニウムおよび/または亜鉛塩である。
使用しうるポリマーを以下に記載する。
適する陽イオン性ポリマーは、例えば、陽イオン性セルロース誘導体、例えば第四級化したヒドロキシエチルセルロース(AmercholからPolymer JR 400の名称で入手できる)、陽イオン性デンプン、ジアリルアンモニウム塩とアクリルアミドのコポリマー、第四級化したビニルピロリドン/ビニルイミダゾールポリマー、例えばLuviquat(BASF)、ポリグリコールとアミンの縮合生成物、第四級化したコラーゲンポリペプチド、例えばラウリルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解コラーゲン(Lamequat L、Gruenau)、第四級化したコムギポリペプチド、ポリエチレンイミン、陽イオン性シリコーンポリマー、例えばアミドメチコーン、アジピン酸とジメチルアミノヒドロキシプロピルジエチレントリアミンのコポリマー(Cartaretine、Sandoz)、アクリル酸とジメチルジアリルアンモニウムクロリドのコポリマー(Merquat 550、Chemviron)、ポリアミノポリアミドおよびその架橋した水溶性ポリマー、陽イオン性キチン誘導体、例えば第四級化したキトサン(所望により微結晶分散している)、ジハロアルキル(例えばジブロモブタン)とビス-ジアルキルアミン(例えばビス-ジメチルアミノ-1,3-プロパン)との縮合生成物、陽イオン性グアールゴム(例えば、CelaneseからのJaguar CBS、Jaguar C-17、Jaguar C-16)、第四級化したアンモニウム塩ポリマー(例えば、MiranolからのMirapol A-15、Mirapol AD-1、Mirapol AZ-1)である。
適する陰イオン性、双性イオン性、両性および非イオン性ポリマーは、例えば、酢酸ビニル/クロトン酸コポリマー、ビニルピロリドン/アクリル酸ビニルコポリマー、酢酸ビニル/マレイン酸ブチル/アクリル酸イソボルニルコポリマー、メチルビニルエーテル/無水マレイン酸コポリマーおよびそのエステル、未架橋のポリアクリル酸およびポリオール架橋したポリアクリル酸、アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド/アクリレートコポリマー、オクチルアクリルアミド/メタクリル酸メチル/tert-ブチルアミノエチルメタクリレート/2-ヒドロキシプロピルメタクリレートコポリマー、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドン/酢酸ビニルコポリマー、ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレート/ビニルカプロラクタムターポリマーおよび所望により誘導体化したセルロースエーテルおよびシリコーンである。
適するシリコーン化合物は、例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、環式シリコーン、ならびに、アミノ-、脂肪酸-、アルコール-、ポリエーテル-、エポキシ-、フッ素-、グリコシド-および/またはアルキル-修飾したシリコーン化合物である(これらは、室温で液体または樹脂形態のいずれかであることができる)。また適するのは、水素化シリケートおよび200〜300のジメチルシロキサン単位の平均鎖長を有するジメチコーンの混合物であるシメチコーンである。
使用しうる脱臭剤および抗微生物剤を以下に記載する。
化粧品用脱臭剤は、体臭を相殺するか、遮蔽するか、または除去する。体臭は、アポクリン発汗における皮膚細菌の作用によって生じ、これにより不快臭を有する分解生成物が生成することになる。従って、脱臭剤は、抗微生物剤、酵素阻害剤、臭気吸収剤または臭気遮蔽剤として作用する活性成分を含有する。
適する抗微生物剤は、基本的に、グラム陽性細菌に対して効果的な全ての物質であり、例えば、4-ヒドロキシ安息香酸およびその塩およびエステル、N-(4-クロロフェニル)-N'-(3,4-ジクロロフェニル)尿素、2,4,4'-トリクロロ-2'-ヒドロキシジフェニルエーテル(トリクロサン)、4-クロロ-3,5-ジメチルフェノール、2,2'-メチレン-ビス-(6-ブロモ-4-クロロフェノール)、3-メチル-4-(1-メチルエチル)フェノール、2-ベンジル-4-クロロフェノール、3-(4-クロロフェノキシ)-1,2-プロパンジオール、3-ヨード-2-プロピニルブチルカルバメート、クロロヘキシジン、3,4,4'-トリクロロカルバニリド(TTC)、抗細菌芳香物質、チモール、タイム油、オイゲノール、チョウジ油、メントール、ミント油、ファルネソール、フェノキシエタノール、グリセロールモノカプレート、グリセロールモノカプリレート、グリセロールモノラウレート(GML)、ジグリセロールモノカプレート(DMC)、サリチル酸N-アルキルアミド(例えば、サリチル酸n-オクチルアミドまたはサリチル酸n-デシルアミド)などである。
適する酵素阻害剤は、例えばエステラーゼ阻害剤である。これらは、好ましくはクエン酸トリアルキル、例えばクエン酸トリメチル、クエン酸トリプロピル、クエン酸トリイソプロピル、クエン酸トリブチル、特にクエン酸トリエチル(Hydagen CAT)である。これらの物質は、酵素活性を阻害し、これによって臭気の生成を減少させる。適するエステラーゼ阻害剤である他の物質は、ステロールのスルフェートまたはホスフェート、例えばラノステロール、コレステロール、カンペステロール、スチグマステロールおよびシトステロールのスルフェートまたはホスフェート、ジカルボン酸およびそのエステル、例えばグルタル酸、グルタル酸モノエチル、グルタル酸ジエチル、アジピン酸、アジピン酸モノエチル、アジピン酸ジエチル、マロン酸およびマロン酸ジエチル、ヒドロキシカルボン酸およびそのエステル、例えばクエン酸、リンゴ酸、酒石酸または酒石酸ジエチル、およびグリシン酸亜鉛である。
適する臭気吸収剤は、臭気生成化合物を吸収することができ、その大部分を保持することができる物質である。これらは、個々の成分の分圧を低下させ、こうしてその拡散速度を低下させる。この過程において、芳香物質が損なわれないまま保持されることが重要である。臭気吸収剤は、細菌に対して効果的ではない。これらは、例えば主成分として、ラブダナムもしくはエゴノキの抽出物またはある種のアビエチン酸誘導体などの「保留剤」として当業者に知られている特定のほぼ臭気中性の芳香物質またはリシノール酸の錯亜鉛塩を含有する。
臭気遮蔽剤は、その臭気遮蔽剤としての機能に加えて、その特定の芳香を脱臭剤に与える芳香物質または芳香油である。挙げることができる芳香油は、例えば、天然および合成の芳香物質の混合物である。天然の芳香物質は、花、茎および葉、果実、果皮、根、木、ハーブおよび草、針状葉および枝、樹脂およびバルサムの抽出物である。また適するのは、動物原料、例えばジャコウおよびビーバーである。通常の合成芳香化合物は、エステル、エーテル、アルデヒド、ケトン、アルコールおよび炭化水素型の生成物である。エステル型の芳香化合物は、例えば、酢酸ベンジル、酢酸p-tert-ブチルシクロヘキシル、酢酸リナリル、酢酸フェニルエチル、安息香酸リナリル、ギ酸ベンジル、シクロヘキシルプロピオン酸アリル、プロピオン酸スチラリルおよびサリチル酸ベンジルである。エーテルには、例えばベンジルエチルエーテルが含まれ、アルデヒドには、例えば8〜18個の炭素原子を含む直鎖アルカナール、シトラール、シトロネラール、シトロネリルオキシアセトアルデヒド、シクラメンアルデヒド、ヒドロキシシトロネラール、リリアルおよびボルゲオナールが含まれる。ケトンには、例えばイオノンおよびメチルセドリルケトンが含まれ、アルコールには、アネトール、シトロネロール、オイゲノール、イソオイゲノール、ゲラニオール、リナロール、フェニルエチルアルコールおよびテルピネオールが含まれ、炭化水素には、主にテルペンおよびバルサムが含まれる。しかし、異なる芳香物質の混合物(これらは一緒になって快い芳香を生じる)を使用するのが好ましい。また、比較的低揮発性の精油(これらのほとんどは芳香成分として使用される)も芳香油として適している。その例は、例えば、セージ油、カミツレ油、チョウジ油、メリッサ油、ミント油、シナモン葉油、シナノキ花油、ビャクシン果実油、ベチベルソウ油、オリバヌム油、ガルバヌム油、ラブダナム油およびラベンジン油である。以下のものを、個々にまたは混合物として使用するのが好ましい:即ち、ベルガモット油、ジヒドロミルセノール、リリアル、ライラール(lyral)、シトロネロール、フェニルエチルアルコール、α-ヘキシルシンナムアルデヒド、ゲラニオール、ベンジルアセトン、シクラメンアルデヒド、リナロール、ボイサムブレン・フォルテ(boisambrene forte)、アムブロキサン(ambroxan)、インドール、ヘジオン(hedione)、サンデリス(sandelice)、レモン油、マンダリン油、オレンジ油、アリルアミルグリコレート、シクロベルタール(cyclovertal)、ラベンジン油、サルビア油、β-ダマスコーン、ゼラニウム油バーボン、サリチル酸シクロヘキシル、ベルトフィックス・ケウアー(Vertofix coeur)、イソ-E-スーパー(iso-E-super)、フィクソリド(Fixolide)NP、エベルニル(evernyl)、イラルデイン(iraldein)ガンマ、フェニル酢酸、酢酸ゲラニル、酢酸ベンジル、ローズオキシド、ロミラット(romilat)、イロチル(irotyl)およびフロラマット(floramat)。
発汗防止剤は、エクリン汗腺の活性に影響を及ぼすことによって発汗を減少させ、こうして腋下の湿気および体臭を中和する。通常、水性または無水の発汗防止配合物は、1つまたはそれ以上の以下の成分を含有する:収斂性の活性成分、油成分、非イオン性乳化剤、共乳化剤、増粘剤、助剤、例えば濃厚剤または錯生成剤、および/または非水性溶媒(例えば、エタノール、プロピレングリコールおよび/またはグリセロール)。
適する収斂性の発汗防止活性成分は、主に、アルミニウム、ジルコニウムまたは亜鉛の塩である。このような適する抗ヒドロ(antihydrotic)活性成分は、例えば、アルミニウムクロリド、アルミニウムクロロヒドレート、アルミニウムジクロロヒドレート、アルミニウムセスキクロロヒドレート、および、これらと例えば1,2-プロピレングリコールとの複合化合物、アルミニウムヒドロキシアラントイネート、アルミニウムクロリドタルトレート、アルミニウムジルコニウムトリクロロヒドレート、アルミニウムジルコニウムテトラクロロヒドレート、アルミニウムジルコニウムペンタクロロヒドレート、および、これらと例えばアミノ酸(グリシンなど)との複合化合物である。
さらに、通常の油溶性および水溶性の助剤が、発汗防止剤に比較的少量で存在していてもよい。
このような油溶性の助剤は、例えば、抗炎症性、皮膚保護性または芳香性のエーテル油、合成の皮膚保護活性成分、および/または油溶性の芳香油であってよい。
通常の水溶性の添加剤は、例えば、防腐剤、水溶性芳香物質、pH調節剤、例えば緩衝混合物、水溶性濃厚剤、例えば水溶性の天然または合成ポリマー、例えばキサンタンゴム、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルピロリドンまたは高分子量ポリエチレンオキシドである。
使用しうる皮膜形成剤を以下に記載する。
通常の皮膜形成剤は、例えば、キトサン、微結晶キトサン、第四級化キトサン、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドン/酢酸ビニルコポリマー、アクリル酸系列のポリマー、第四セルロース誘導体、コラーゲン、ヒアルロン酸およびその塩および同様の化合物である。
適するふけ防止活性成分は、ピロクトン オラミン(pirocton olamine)[1-ヒドロキシ-4-メチル-6-(2,4,4-トリメチルペンチル)-2-(1H)-ピリジノン モノエタノールアミン塩]、Baypival(クリムバゾール;climbazole)、Ketoconazole(4-アセチル-1-{4-[2-(2,4-ジクロロフェニル) r-2-(1H-イミダゾール-1-イルメチル)-1,3-ジオキシラン-c-4-イルメトキシフェニル}ピペラジン、ケトコナゾール、エルビオール、セレンジスルフィド、コロイド状イオウ、イオウポリエチレングリコールソルビタンモノオレエート、イオウリシノールポリエトキシレート、イオウタールジスチレート、サリチル酸(または、ヘキサクロロフェンと組合せて)、ウンデシレン酸 モノエタノールアミド スルホスクシネートNa塩、Lamepon UD(タンパク質/ウンデシレン酸縮合物)、亜鉛ピリチオン、アルミニウムピリチオンおよびマグネシウムピリチオン/ジピリチオンマグネシウムスルフェートである。
水相のための膨潤剤は、モンモリロナイト、粘土無機物質、ペムレン(Pemulen)およびアルキル修飾したカルボポール(Carbopol)グレード(Goodrich)であってよい。
適する防虫剤は、N,N-ジエチル-m-トルアミド、1,2-ペンタンジオールまたはブチルアセチルアミノプロピオン酸エチルである。
流れ挙動を改善するために、ヒドロトロープ剤、例えばエタノール、イソプロピルアルコールまたはポリオールを使用することができる。ここで適するポリオールは、好ましくは2〜15個の炭素原子および少なくとも2個のヒドロキシル基を含有する。これらポリオールは、他の官能基、特にアミノ基を含有することもでき、また、窒素で修飾することもできる。その代表例は、以下の通りである:
・グリセロール;
・アルキレングリコール、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、および、ポリエチレングリコール(100〜1000ダルトンの平均分子量を有する);
・1.5〜10の自己縮合度を有する工業用グレードのオリゴグリセロール混合物、例えば40〜50重量%のジグリセロール含量を有する工業用グレードのジグリセロール混合物;
・メチロール化合物、例えばトリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、トリメチロールブタン、ペンタエリトリトールおよびジペンタエリトリトール;
・低級アルキルグルコシド、特にアルキル基に1〜8個の炭素原子を含むもの、例えばメチルおよびブチルグルコシド;
・5〜12個の炭素原子を含む糖アルコール、例えばソルビトールまたはマンニトール;
・5〜12個の炭素原子を含む糖、例えばグルコースまたはスクロース;
・アミノ糖、例えばグルカミン;
・ジアルコールアミン、例えばジエタノールアミンまたは2-アミノ-1,3-プロパンジオール。
適する防腐剤は、例えば、フェノキシエタノール、ホルムアルデヒド溶液、パラベン、ペンタンジオールまたはソルビン酸、および化粧品指針(Cosmetics Directive)の付属書6のパートAおよびBに挙げられている他の群の物質である。
使用しうる芳香油は、好ましくは天然および合成の芳香物質の混合物である。天然の芳香物質は、花(ユリ、ラベンダー、バラ、ジャスミン、ネロリ、イランイラン)、茎および葉(ゼラニウム、パチョリ、プチグレイン)、果実(アニス、コエンドロ、ヒメウイキョウ、ビャクシン)、果皮(ベルガモット、レモン、オレンジ)、根(ニクズク、アンゼリカ、セロリ、カルダモン、コスタス、アイリス、カルムス)、木(マツ、ビャクダン、ユソウボク、シーダー材、シタン)、ハーブおよび草(タラゴン、レモングラス、セージ、タイム)、針状葉および枝(トウヒ、モミ、マツ、低マツ)、樹脂およびバルサム(ガルバヌム、エレミ、ベンゾイン、ミルラ、乳香、オポパナックス)の抽出物である。また適するのは、動物原料、例えばジャコウおよびビーバーである。通常の合成芳香化合物は、エステル、エーテル、アルデヒド、ケトン、アルコールおよび炭化水素型の生成物である。エステル型の芳香化合物は、例えば、酢酸ベンジル、イソ酪酸フェノキシエチル、酢酸p-tert-ブチルシクロヘキシル、酢酸リナリル、酢酸ジメチルベンジルカルビニル、酢酸フェニルエチル、安息香酸リナリル、ギ酸ベンジル、エチルメチルフェニルグリシネート、シクロヘキシルプロピオン酸アリル、プロピオン酸スチラリルおよびサリチル酸ベンジルである。エーテルには、例えばベンジルエチルエーテルが含まれ、アルデヒドには、例えば8〜18個の炭素原子を含む直鎖アルカナール、シトラール、シトロネラール、シトロネリルオキシアセトアルデヒド、シクラメンアルデヒド、ヒドロキシシトロネラール、リリアルおよびボルゲオナールが含まれる。ケトンには、例えば、イオノン、α-イソメチルイオノンおよびメチルセドリルケトンが含まれ、アルコールには、アネトール、シトロネロール、オイゲノール、イソオイゲノール、ゲラニオール、リナロール、フェニルエチルアルコールおよびテルピネオールが含まれ、炭化水素には、主にテルペンおよびバルサムが含まれる。しかし、異なる芳香物質の混合物(これらは一緒になって快い芳香を生じる)を使用するのが好ましい。比較的低揮発性のエーテル油(これらのほとんどは芳香成分として使用される)も芳香油として適している。これらは、例えば、セージ油、カミツレ油、チョウジ油、メリッサ油、ミント油、シナモン葉油、シナノキ花油、ビャクシン果実油、ベチベルソウ油、オリバヌム油、ガルバヌム油、ラブダナム油およびラベンジン油である。以下のものを、個々にまたは混合物として使用するのが好ましい:即ち、ベルガモット油、ジヒドロミルセノール、リリアル、ライラール(lyral)、シトロネロール、フェニルエチルアルコール、α-ヘキシルシンナムアルデヒド、ゲラニオール、ベンジルアセトン、シクラメンアルデヒド、リナロール、ボイサムブレン・フォルテ(boisambrene forte)、アムブロキサン(ambroxan)、インドール、ヘジオン(hedione)、サンデリス(sandelice)、レモン油、マンダリン油、オレンジ油、アリルアミルグリコレート、シクロベルタール(cyclovertal)、ラベンジン油、サルビア油、β-ダマスコーン、ゼラニウム油バーボン、サリチル酸シクロヘキシル、ベルトフィックス・ケウアー(Vertofix coeur)、イソ-E-スーパー(iso-E-super)、フィクソリド(Fixolide)NP、エベルニル(evernyl)、イラルデイン(iraldein)ガンマ、フェニル酢酸、酢酸ゲラニル、酢酸ベンジル、ローズオキシド、ロミラット(romilat)、イロチル(irotyl)およびフロラマット(floramat)。
使用しうる染料は、化粧品目的に認められかつ適している物質である。通常、これらの染料は、混合物全体を基準に、0.001〜0.1重量%の濃度で使用される。
毛包細胞におけるcAMPの役割はわかっていない。それがマトリックス細胞の分化を阻害し、細胞増殖を阻害するという仮定に基づくと、以下の実験の基礎をなすワーキングモデルは、増殖減少の実証および毛幹生成の阻害に基づいている。このモデルを、アデニル・シクラーゼの周知の活性化剤であるホルスコリンを用いて有効なものにした。ホルスコリンを用いて比較実験を行った。
実施例1:ギムネマ・シルベストレの抽出物
ギムネマ・シルベストレの標準化した乾燥抽出物(25%のギムネマ酸、サポニン、トリテルペン)は、供給元から直接供給された。これはフェノール酸およびフラボノイドをも含有する。供給元は、INDO WORLD TRADING CORPORATIONである。
この標準化された乾燥抽出物は、植物ギムネマ・シルベストレの葉を、水またはアルコールまたは水とアルコールの混合物で抽出することによって得られる。この抽出物を、そのギムネマ酸含量が25重量%になるように標準化する。この抽出物は、ケルセトールの誘導体、p-クマリンおよびフェノールから誘導される酸ならびにバニリン酸およびシナピン酸をさらに含有する。
実施例2:ヒト角化細胞の細胞培養物における抗増殖活性
この実験の目的は、体毛成長阻害のための適切なスクリーニング方法を見い出すことであった。このスクリーニングは、可能性ある抗体毛成長物質の存在下に上皮増殖因子(EGF)によって刺激した試験において、細胞増殖を測定することに基づいていた。
その効果は、試験物質の存在下に72時間、ヒト角化細胞をインキュベートした後に評価し、タンパク質レベルの阻害の割合(%)として表した。タンパク質レベルは、Bradfordの方法[Bradford、Anal.Biochem.、Vol.72、p.248-254 (1977)]に従って評価した。
Figure 0005070434
植物抽出物の存在下に、角化細胞A431の増殖活性は低下した。同じ結果(即ち、増殖の阻害)が、角化細胞をEGFの非存在下に生成物と共にインキュベートしたときに得られた。
実施例3:体毛成長の阻害
適当な増殖培地(WilliamのE培地)においてヒト毛包をインビトロ培養する方法を、望ましくない体毛成長に対する阻害効果を示すために使用した[Philpottら:J.Cell Sci.、Vol.97、p.463-471 (1990)]。毛包を、二酸化炭素(5容量%)に富む空気の雰囲気下に、37℃で7日間インキュベートした。毛包の長さを、培養前、培養3日後および培養7日後にモニターした。増殖培地は、IGF-1(インスリン様増殖因子)、即ち、毛包成長を刺激するサイトカインを含有するか、または含有していなかった。試験は、3〜5の異なるドナーからの毛包において行った。各ドナーについて、10個の毛包を各組の条件に対して培養した。
表2に示した結果は、全ての毛包の累積結果である。
Figure 0005070434
これらの結果は、明確な量のギムネマ酸を含み、さらに他の成分(例えば、フェノール酸およびフラボノイド)をも含むギムネマ・シルベストレ抽出物の体毛成長減少活性を明らかに示している。これら成分の全てが体毛成長阻害作用の原因かもしれない。
表3に示す同種の結果が、異なるギムネマ酸含量を有する異なる供給元からのギムネマ・シルベストレの滴定された抽出物に対して得られた。これらの結果を、以下の表にまとめる。
Figure 0005070434
Figure 0005070434

Claims (4)

  1. 植物ギムネマ・シルベストレの抽出物を含んでなる体毛成長阻害剤。
  2. さらに、化粧品目的に一般的な助剤および/または添加剤を含んでなる、請求項に記載の体毛成長阻害剤。
  3. 化粧品目的に一般的な助剤および/または添加剤が、油成分、界面活性剤、乳化剤、油脂、ワックス、真珠色化ワックス、増粘剤、濃厚剤、過脂肪剤、安定剤、ポリマー、シリコーン化合物、レシチン、リン脂質、生物起源の活性成分、脱臭剤、抗微生物剤、発汗防止剤、皮膜形成剤、ふけ防止剤、膨潤剤、防虫剤、ヒドロトロープ剤、可溶化剤、防腐剤、芳香油および染料からなる群から選択される請求項に記載の体毛成長阻害剤。
  4. 化粧品目的に一般的な助剤および/または添加剤が、界面活性剤、乳化剤、油脂、ワックス、安定剤、脱臭剤、発汗防止剤、ふけ防止剤および芳香油からなる群から選択される請求項に記載の体毛成長阻害剤。
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