JP2006524652A - α−ヒドロキシカルボン酸エステルによってエトキシル化されたアルコールの使用 - Google Patents

α−ヒドロキシカルボン酸エステルによってエトキシル化されたアルコールの使用 Download PDF

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Abstract

本発明は、ヒドロキシカルボン酸エステルによってエトキシル化されたアルコールの美容製剤、特に界面活性剤を含有する製剤における皮膚保湿剤としての使用に関する。

Description

本発明は、エトキシル化アルコールのヒドロキシカルボン酸エステルの美容製剤、特には、界面活性剤含有美容製剤における皮膚保湿剤としての使用に関する。
界面活性剤含有美容製剤、特に陰イオン性界面活性剤を含有するものは、しばしば、典型的にシャワーおよびヘアシャンプーに関する場合のように、強い脱脂効果を有する。これに対抗するため、保湿添加剤、例えば、低分子量のα-ヒドロキシカルボン酸が、美容製剤に添加される。これらの低分子量のα-ヒドロキシカルボン酸、例えば、グリコール酸または乳酸は、皮膚保湿剤として極めて効果的であるけれども、皮膚の刺激をもたらし、それら自身は界面活性剤特性を有しない。
エトキシル化アルコールのヒドロキシカルボン酸エステルは、モノ、ジ-および/またはトリエステルの形態で、美容製剤にさえも使用される周知の化合物である。例えば、欧州特許EP 0 852 944 B1は、油含有美容用組成物の洗浄による除去性を改善するためのクエン酸エステルの使用を記載する。
欧州特許公開EP 0 199 131 A2によれば、クエン酸エステルは、美容製剤(例えば、ヘアシャンプー)に使用され得る界面活性剤である。
油と陰イオン性界面活性剤としてのアルキルエーテルシトレートとのナノエマルジョンは、米国特許US6,413,527から美容製剤において既知である。
最後に、R. Diezらによる文献(Proceedings、4th World Surfactant Congress、Barcelona (1996)、Vol. 2、129頁以下参照)によれば、アルキルエーテルシトレートは、美容製剤用途に適した陰イオン性界面活性剤である。モノ、ジおよび/またはトリエステルとして存在し得る、種々のエトキシル化度(3、6および9)を有するラウリルアルコールのクエン酸エステルが、研究されている。
本発明によって解決される課題は、いかなる皮膚の刺激をもたらさない保湿剤として作用するであろう美容製剤(特には界面活性剤含有美容製剤)用の化合物を提供することである。同時に、該化合物は、それら自身、界面活性剤特性を有し、さらに、皮膚についての他の利点(例えば、皮膚の安定化および皺の低減化)を有するであろう。
驚くべきことに、α-ヒドロキシカルボン酸とエトキシル化アルコールのエステルは、いかなる皮膚の刺激をもたらさない皮膚保湿剤として作用し、皮膚の安定化効果を有し、皺を低減することが見出された。同時に、それらは、陰イオン性界面活性剤である。さらに、この化合物が、陰イオン性界面活性剤、特にはエーテルスルフェートと組み合わさって、泡立ちの相乗効果を有することは特に有利である。
本発明は、式(I):
O(CHCHO)H (I)
〔式中、Rは、6〜22個の炭素原子を含む直鎖または分岐鎖のアルキルおよび/またはアルケニル基であり、nは、1〜50の数値である。〕
に対応するエトキシル化アルコールのα-ヒドロキシカルボン酸エステルの美容製剤における皮膚保湿剤としての使用に関する。
〔α-ヒドロキシカルボン酸エステル〕
α-ヒドロキシカルボン酸は、分子中に少なくとも一つのCOOH基に加えて少なくとも一つのOH基を含有する有機酸である。それらは、一つのOH基に関してモノヒドロキシカルボン酸として、二つのOH基に関してジヒドロキシカルボン酸として、二つより多くのOH基に関してポリヒドロキシカルボン酸として存在し得る。ヒドロキシカルボン酸は、COOH基に対するOH基の位置にしたがってα-、β-およびγ-ヒドロキシカルボン酸に分けられる。
本発明の目的に好適なα-ヒドロキシカルボン酸は、酒石酸、マンデル酸、乳酸、リンゴ酸、クエン酸およびそれらの塩ならびにそれらの自己縮合生成物である。クエン酸は、本発明の目的に特に好適である。
α-ヒドロキシカルボン酸エステルは、一般式(I):
O(CHCHO)H (I)
〔式中、Rは、6〜22個の炭素原子を含む直鎖または分岐鎖のアルキルおよび/またはアルケニル基であり、nは、1〜50の数値である。〕
に対応するエトキシル化C6〜22アルコールから誘導される。式(I)において、エトキシル化度nは、1〜20、好適には1〜10および特には3〜8の数値である。式(I)中、Rが直鎖アルキル基であるエトキシル化アルコールに由来するヒドロキシカルボン酸エステルが特に適当である。
典型例は、平均1〜20、好適には1〜10および特には3〜8モルのエチレンオキシドと、下記アルコールの付加物である:カプロンアルコール、カプリルアルコール、2-エチルヘキシルアルコール、カプリンアルコール、ラウリルアルコール、イソトリデシルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、パルミトレイルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、エライジルアルコール、ペトロセリニルアルコール、アラキルアルコール、ガドレイルアルコール、ベヘニルアルコール、エルシルアルコール、ブラシジルアルコールおよびそれらの工業用混合物(例えば、脂肪および油由来の工業用メチルエステル、またはRoelenのオキソ合成由来のアルデヒドを高圧水素化することによって、および、不飽和脂肪アルコールの二量化においてモノマー画分として得られる)。1〜10、特には3〜8モルのエチレンオキシドと、工業用C12〜18脂肪アルコール(例えばヤシ油、パーム油、パーム核油または獣脂の脂肪アルコールなど)の付加物が好適である。
本発明の一実施態様において、式(I)中のROは、65〜75重量%のC12アルコール、20〜30重量%のC14アルコール、0〜5重量%のC16アルコールおよび0〜5重量%のC18アルコールを含有する脂肪アルコール混合物から誘導される。このアルコール混合物は、例えば、Dehydol LS(商標)として、Cognis Deutschland GmbH & Co. KGから市販されている。この脂肪アルコール混合物に基づくヒドロキシカルボン酸エステルは、平均して4のエトキシル化度nを有する。
本発明の別の実施態様において、式(I)中のROは、45〜60重量%のC12アルコール、15〜30重量%のC14アルコール、5〜15重量%のC16アルコールおよび8〜20重量%のC18アルコールを含有する脂肪アルコール混合物から誘導される。このアルコール混合物も、例えば、Dehydol LT(商標)として、Cognis Deutschland GmbH & Co. KGから市販されている。この選択された脂肪アルコール混合物に基づくヒドロキシカルボン酸エステルは、好適には平均して7モルのエチレンオキシド(n=7)によってエトキシル化されている。
本発明によれば、α-ヒドロキシカルボン酸は、完全に、または、特には部分的に、エステル化される。部分エステル化の場合、該化合物は、なお少なくとも一つの遊離カルボキシル基を含有する。したがって、それらは、それらのエステルまたは中和生成物であり得る。該部分エステルは、好適にはアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アルキルアンモニウム、アルカノールアンモニウムおよび/またはグルクアンモニウムの塩の形態で存在する。
最も特に好適なクエン酸エステルは、好適には一般式(II):
Figure 2006524652
〔式中、R'、R''およびR'''は、Xおよび/または式(I)で定義された意義を有するエトキシル化アルキル基Rを意味し、置換基R'、R''およびR'''の分布は、ジエステルに対するモノエステルの重量比が3:1〜10:1の範囲になるようなものである。〕
に対応する異性体化合物の混合物である。好適な実施態様において、ジエステルに対するモノエステルの重量比は、5:1〜8:1の範囲である。
したがって、本発明の好適なクエン酸エステル混合物は、モノおよびジエステルを、好適には、モノおよびジエステルとして、混合物に基づいて50〜90重量%の量で、特には60〜80重量%の量で必須に含有する。また、混合物は、100重量%になるようにバランスとしてトリエステルおよび遊離クエン酸を含有し得る。しかしながら、該混合物は、好適には、ほんの少しの遊離クエン酸(好適には混合物に基づいて10重量%未満)を含有する。
したがって、本発明の好適なクエン酸エステルは、主として、なお少なくとも一つの遊離カルボキシル基を含有するクエン酸の部分エステルである。したがって、該エステルは、その酸性エステルまたは中和生成物であり得る。式(II)中のXは、水素または陽イオンであり得る。そして、該部分エステルは、好適にはアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アルキルアンモニウム、アルカノールアンモニウムおよび/またはグルクアンモニウムの塩(すなわち、X=アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アルキルアンモニウム、アルカノールアンモニウムおよび/またはグルクアンモニウムイオン)の形態で存在し得る。
本発明の目的に好適なクエン酸エステルを製造するため、クエン酸は、式(I)で示されるアルコールエトキシレートによって、0.9:1〜1.1:1および特には1:1のモル比でエステル化されなければならない。
このようなプロセス条件は、先行技術に対応する。窒素雰囲気中で反応させることが不可欠であり得る。さらに、反応温度を150〜170℃、好適には160℃に調整することが有利であり得る。本発明の目的に好適なクエン酸エステル混合物は、最終生成物として得られる。該エステルは、遊離形態か、塩として存在し得る。一般に、少量のクエン酸(好適には10重量%未満)は、プロセスに関連した理由によって未エステル化のまま残留する。最大で8%、特には最大で5%の未エステル化クエン酸を含有する反応生成物が、特に好適である。
〔美容製剤〕
本発明によれば、式(I)に対応するエトキシル化アルコールのα-ヒドロキシカルボン酸エステルを、美容製剤、特には界面活性剤含有美容製剤における皮膚保湿剤として使用する。本発明において、用語「保湿剤」は、これらの化合物が、乾燥に対して皮膚を保護し、同時に、皮膚がその天然の水分量を保持するのを確保することを意味する。
界面活性剤処理後の天然保湿成分(NMF)の溶出および天然皮膚脂質の洗い流しを通じて、皮膚は、測定可能な一時的な乾燥反応を被る。穏やかな界面活性剤および界面活性剤の組合せは、通常、この効果を低減するために使用される。この場合、エトキシル化アルコールのα-ヒドロキシカルボン酸エステルは、特に穏やかなだけでなく、活性な皮膚保湿剤である。この非界面活性剤様の生物学的作用モデルは、通常の機能を超えるばかりでなく、処方物における種々の新たな潜在的用途または機能拡張のために提供される。
したがって、本発明にしたがって使用される化合物は、例えば、ヘアシャンプー、ヘアローション、泡浴用剤、シャワー浴用剤、クリーム、ゲル、ローション、アルコール溶液および水性/アルコール溶液、エマルジョン、ワックス/脂肪コンパウンド、スティック製剤、散剤または軟膏などの美容製剤に使用され得る。また、それらは、水非含有および水含有処方物において、納得がいく効果を示す。
本発明にしたがって使用されるα-ヒドロキシカルボン酸エステルは、好適には、美容製剤に基づいて、0.01〜20重量%の量で、特には0.1〜10重量%の量で使用される。
本発明の一実施態様において、美容製剤は、非イオン性、陰イオン性、陽イオン性および/または両性または双性イオン性界面活性剤を含有する。
「陰イオン性界面活性剤」の典型例は、石鹸、アルキルベンゼンスルホネート、アルカンスルホネート、オレフィンスルホネート、アルキルエーテルスルホネート、グリセロールエーテルスルホネート、α-メチルエステルスルホネート、スルホ脂肪酸、アルキルスルフェート、脂肪アルコールエーテルスルフェート、グリセロールエーテルスルフェート、脂肪酸エーテルスルフェート、ヒドロキシ混合エーテルスルフェート、モノグリセリド(エーテル)スルフェート、脂肪酸アミド(エーテル)スルフェート、モノおよびジアルキルスルホスクシネート、モノおよびジアルキルスルホスクシナメート、スルホトリグリセリド、アミド石鹸、エーテルカルボン酸およびその塩、脂肪酸イセチオネート、脂肪酸サルコシネート、脂肪酸タウリド、N-アシルアミノ酸(例えば、アシルラクチレート、アシルタルトレート、アシルグルタメートおよびアシルアスパルテートなど)、アルキルオリゴグルコシドスルフェート、アルキルグルコースカルボキシレート、タンパク質脂肪酸縮合物(特に、コムギに基づく植物生成物)、および、アルキル(エーテル)ホスフェートである。陰イオン性界面活性剤がポリグリコールエーテル鎖を含有しているときには、これらは通常の同族体分布を有していてよいが、好適には狭範囲の同族体分布を有する。
「非イオン性界面活性剤」の典型例は、脂肪アルコールポリグリコールエーテル、アルキルフェノールポリグリコールエーテル、脂肪酸ポリグリコールエステル、脂肪酸アミドポリグリコールエーテル、脂肪アミンポリグリコールエーテル、アルコキシル化トリグリセリド、混合エーテルおよび混合ホルマール、所望により部分的に酸化したアルキル(アルケニル)オリゴグリコシドまたはグルクロン酸誘導体、脂肪酸-N-アルキルグルカミド、タンパク質加水分解物(特に、コムギに基づく植物生成物)、ポリオール脂肪酸エステル、糖エステル、ソルビタンエステル、ポリソルベートおよびアミンオキシドである。非イオン性界面活性剤がポリグリコールエーテル鎖を含有しているときには、これらは通常の同族体分布を有していてよいが、好適には狭範囲の同族体分布を有する。
「陽イオン性界面活性剤」の典型例は、第四級アンモニウム化合物およびエステルクォート、より具体的には第四級化した脂肪酸トリアルカノールアミンエステル塩である。
「両性または双性イオン性界面活性剤」の典型例は、アルキルベタイン、アルキルアミドベタイン、アミノプロピオネート、アミノグリシネート、イミダゾリニウムベタインおよびスルホベタインである。
特に好適な非イオン性界面活性剤は、とりわけ、アルキルポリグリコシドである。
本発明によれば、ヒドロキシカルボン酸エステルを、好適には陰イオン性界面活性剤、特にはアルキルおよび/またはアルケニルスルフェートおよび/またはアルキルエーテルスルフェートを含有する、美容製剤に使用する。
しばしば脂肪アルコールスルフェートとも呼ばれるアルキルおよび/またはアルケニルスルフェートは、式(III):
O-SOM (III)
〔式中、Rは、6〜22個の炭素原子、好適には12〜18個の炭素原子を含む、直鎖または分岐鎖の、脂肪族アルキルおよび/またはアルケニル基であり、Mは、アルカリ金属および/またはアルカリ土類金属、アンモニウム、アルキルアンモニウム、アルカノールアンモニウムまたはグルクアンモニウムである。〕
に対応する第一級アルコールの硫酸化生成物であると理解される。
本発明にしたがって使用され得るアルキルスルフェートの典型例は、以下のアルコールの硫酸化生成物である:カプロンアルコール、カプリルアルコール、カプリンアルコール、2-エチルヘキシルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、パルミトレイルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、エライジルアルコール、ペトロセリニルアルコール、アラキルアルコール、ガドレイルアルコール、ベヘニルアルコール、エルシルアルコールおよびそれらの工業用混合物(例えば、工業用メチルエステル画分、またはRoelenのオキソ合成由来のアルデヒドを高圧水素化することによって得られる)。硫酸化生成物は、それらのアルカリ金属塩および特にそれらのナトリウム塩の形態で有利に使用され得る。ナトリウム塩の形態の、C16/18の獣脂の脂肪アルコールまたは匹敵するC鎖分布の植物の脂肪アルコールに基づくアルキルスルフェートが、特に好適である。
アルキルエーテルスルフェート(「エーテル スルフェート」)は、工業規模で、脂肪アルコールまたはオキソアルコールポリグリコールエーテルのSOまたはクロロスルホン酸(CSA)硫酸化、およびその後の中和によって製造される、既知の陰イオン性界面活性剤である。本発明にしたがう使用に適したエーテルスルフェートは、式(IV):
O-(CHCHO)SOZ (IV)
〔式中、Rは、6〜22個の炭素原子を含む直鎖または分岐鎖のアルキルおよび/またはアルケニル基であり、mは、1〜10の数値であり、Zは、アルカリ金属および/またはアルカリ土類金属、アンモニウム、アルキルアンモニウム、アルカノールアンモニウムまたはグルクアンモニウムである。〕
に相当する。
その典型例は、ナトリウムおよび/またはマグネシウム塩の形態の、以下のアルコールへの平均1〜10、特には1〜5モルのエチレンオキシドの付加生成物である:カプロンアルコール、カプリルアルコール、2-エチルヘキシルアルコール、カプリンアルコール、ラウリルアルコール、イソトリデシルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、パルミトレイルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、エライジルアルコール、ペトロセリニルアルコール、アラキルアルコール、ガドレイルアルコール、ベヘニルアルコール、エルシルアルコール、ブラシジルアルコールおよびそれらの工業用混合物。該エーテルスルフェートは、通常の同族体分布および狭範囲の同族体分布の両方を有し得る。ナトリウムおよび/またはマグネシウム塩の形態の、平均して1.5〜2.5モルのエチレンオキシドと、工業用C12/14またはC12/18ヤシ脂肪アルコール画分の付加物に基づく、エーテルスルフェートを使用することが特に好適である。
本発明にしたがって使用されるヒドロキシカルボン酸および界面活性剤、特にはアルキルおよび/またはアルケニルスルフェートおよび/またはアルキルエーテルスルフェートは、好適には、1:20〜10:1、特には1:20〜1:1の重量比で使用される。
最も特に好適な実施態様において、本発明にしたがって使用されるヒドロキシカルボン酸エステルは、陰イオン性界面活性剤としてアルキルエーテルスルフェートを含有する美容製剤に使用される。水分調節、泡立ち挙動および皮膚科学的適合性に関する良好な相乗効果は、このような製剤について観察される。
上記美容製剤は、さらなる助剤および添加剤として、油成分、乳化剤、過脂化剤、真珠光沢ワックス、コンシステンシー調整剤、増粘剤、ポリマー、シリコーン化合物、脂肪、ワックス、レシチン、リン脂質、安定剤、生体由来物質、脱臭剤、発汗防止剤、ふけ防止剤、皮膜形成剤、膨潤剤、UV保護剤、酸化防止剤、ヒドロトロープ、防腐剤、防虫剤、日焼け剤、チロシン阻害剤(脱色剤)、可溶化剤、香油、染料などをさらに含有することができる。
適当な油成分は、例えば、6〜18個、好適には8〜10個の炭素原子を含む脂肪アルコールに基づくゲルベアルコール、直鎖C6〜22脂肪酸と直鎖または分岐鎖C6〜22脂肪アルコールとのエステル、分岐鎖C6〜13カルボン酸と直鎖C6〜22脂肪アルコールとのエステル、例えば、ミリスチルミリステート、ミリスチルパルミテート、ミリスチルステアレート、ミリスチルイソステアレート、ミリスチルオレエート、ミリスチルベヘネート、ミリスチルエルケート、セチルミリステート、セチルパルミテート、セチルステアレート、セチルイソステアレート、セチルオレエート、セチルベヘネート、セチルエルケート、ステアリルミリステート、ステアリルパルミテート、ステアリルステアレート、ステアリルイソステアレート、ステアリルオレエート、ステアリルベヘネート、ステアリルエルケート、イソステアリルミリステート、イソステアリルパルミテート、イソステアリルステアレート、イソステアリルイソステアレート、イソステアリルオレエート、イソステアリルベヘネート、イソステアリルオレエート、オレイルミリステート、オレイルパルミテート、オレイルステアレート、オレイルイソステアレート、オレイルオレエート、オレイルベヘネート、オレイルエルケート、ベヘニルミリステート、ベヘニルパルミテート、ベヘニルステアレート、ベヘニルイソステアレート、ベヘニルオレエート、ベヘニルベヘネート、ベヘニルエルケート、エルシルミリステート、エルシルパルミテート、エルシルステアレート、エルシルイソステアレート、エルシルオレエート、エルシルベヘネートおよびエルシルエルケートなどである。また適するのは、直鎖C6〜22脂肪酸と分岐鎖アルコール(特に2-エチルヘキサノール)とのエステル、ヒドロキシカルボン酸と直鎖または分岐鎖C6〜22脂肪アルコールとのエステル(特にジオクチルマレエート)、直鎖および/または分岐鎖脂肪酸と多価アルコール(例えば、プロピレングリコール、ダイマージオールまたはトリマートリオール)および/またはゲルベアルコールとのエステル、C6〜10脂肪酸に基づくトリグリセリド、C6〜18脂肪酸に基づく液体のモノ、ジおよびトリグリセリド混合物、C6〜22脂肪アルコールおよび/またはゲルベアルコールと芳香族カルボン酸(特に安息香酸)とのエステル、C2〜12ジカルボン酸と1〜22個の炭素原子を含む直鎖または分岐鎖アルコールまたは2〜10個の炭素原子および2〜6個のヒドロキシル基を含むポリオールとのエステル、植物油、分岐鎖の第一級アルコール、置換シクロヘキサン、直鎖および分岐鎖のC6〜22脂肪アルコールカーボネート、ゲルベカーボネート、安息香酸と直鎖および/または分岐鎖C6〜22アルコールとのエステル(例えば、Finsolv(登録商標) TN)、アルキル基あたりに6〜22個の炭素原子を含む直鎖または分岐鎖の対称または非対称のジアルキルエーテル、エポキシ化脂肪酸エステルのポリオールによる開環生成物、シリコーン油および/または脂肪族またはナフテン系炭化水素(例えば、スクアラン、スクアレンまたはジアルキルシクロヘキサン)である。
適当な乳化剤は、例えば、以下の群の少なくとも一つに由来する非イオン性界面活性剤である:
・直鎖C8〜22脂肪アルコールへの、C12〜22脂肪酸への、アルキル基に8〜15個の炭素原子を含むアルキルフェノールへの、および、アルキル基に8〜22個の炭素原子を含むアルキルアミンへの、エチレンオキシド2〜30モルおよび/またはプロピレンオキシド0〜5モルの付加生成物;
・ヒマシ油および/または水素化ヒマシ油へのエチレンオキシド1〜15モルの付加生成物;
・ヒマシ油および/または水素化ヒマシ油へのエチレンオキシド15〜60モルの付加生成物;
・グリセロールおよび/またはソルビタンと、12〜22個の炭素原子を含む不飽和、直鎖または飽和、分岐鎖の脂肪酸および/または3〜18個の炭素原子を含むヒドロキシカルボン酸との部分エステル、ならびに、エチレンオキシド1〜30モルへのその付加生成物;
・ポリグリセロール(平均の自己縮合度2〜8)、ポリエチレングリコール(分子量400〜5000)、トリメチロールプロパン、ペンタエリトリトール、糖アルコール(例えば、ソルビトール)、アルキルグルコシド(例えば、メチルグルコシド、ブチルグルコシド、ラウリルグルコシド)およびポリグルコシド(例えば、セルロース)と、12〜22個の炭素原子を含む飽和および/または不飽和の直鎖もしくは分岐鎖の脂肪酸および/または3〜18個の炭素原子を含むヒドロキシカルボン酸との部分エステル、ならびに、エチレンオキシド1〜30モルを含むその付加生成物;
・独国出願公開DE 11 65 574 PSによるペンタエリトリトール、脂肪酸、クエン酸および脂肪アルコールの混合エステルおよび/または6〜22個の炭素原子を含む脂肪酸、メチルグルコースおよびポリオール(好適には、グリセロールまたはポリグリセロール)の混合エステル;
・モノ、ジおよびトリアルキルホスフェートならびにモノ、ジおよび/またはトリ-PEG-アルキルホスフェートおよびその塩;
・羊毛ワックスアルコール;
・ポリシロキサン/ポリアルキル/ポリエーテルコポリマーおよび対応する誘導体;
・ポリアルキレングリコール;および
・グリセロールカーボネート。
脂肪アルコール、脂肪酸、アルキルフェノールへの、またはヒマシ油への、「エチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドの付加生成物」は、既知の市販生成物である。これらは同族体混合物であり、その平均のアルコキシル化度は、付加反応を行う基質とエチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドの量比に対応する。グリセロールへのエチレンオキシドの付加生成物のC12/18脂肪酸モノエステルおよびジエステルは、美容用処方物のための脂質層増強剤として知られている(独国出願公開DE 20 24 051 PS)。
適当な「部分グリセリド」の典型例は、ヒドロキシステアリン酸モノグリセリド、ヒドロキシステアリン酸ジグリセリド、イソステアリン酸モノグリセリド、イソステアリン酸ジグリセリド、オレイン酸モノグリセリド、オレイン酸ジグリセリド、リシノール酸モノグリセリド、リシノール酸ジグリセリド、リノール酸モノグリセリド、リノール酸ジグリセリド、リノレン酸モノグリセリド、リノレン酸ジグリセリド、エルカ酸モノグリセリド、エルカ酸ジグリセリド、酒石酸モノグリセリド、酒石酸ジグリセリド、クエン酸モノグリセリド、クエン酸ジグリセリド、リンゴ酸モノグリセリド、リンゴ酸ジグリセリド、ならびに、これらの工業用混合物(これらは、製造方法に由来して少量のトリグリセリドをなお含んでいることもある)である。また、これらの部分グリセリドへのエチレンオキシド1〜30モル、好適には5〜10モルの付加生成物も適している。
適当な「ソルビタンエステル」は、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンセスキイソステアレート、ソルビタンジイソステアレート、ソルビタントリイソステアレート、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタンジオレエート、ソルビタントリオレエート、ソルビタンモノエルケート、ソルビタンセスキエルケート、ソルビタンジエルケート、ソルビタントリエルケート、ソルビタンモノリシノレエート、ソルビタンセスキリシノレエート、ソルビタンジリシノレエート、ソルビタントリリシノレエート、ソルビタンモノヒドロキシステアレート、ソルビタンセスキヒドロキシステアレート、ソルビタンジヒドロキシステアレート、ソルビタントリヒドロキシステアレート、ソルビタンモノタルトレート、ソルビタンセスキタルトレート、ソルビタンジタルトレート、ソルビタントリタルトレート、ソルビタンモノシトレート、ソルビタンセスキシトレート、ソルビタンジシトレート、ソルビタントリシトレート、ソルビタンモノマレエート、ソルビタンセスキマレエート、ソルビタンジマレエート、ソルビタントリマレエートならびにこれらの工業用混合物である。また、これらのソルビタンエステルへのエチレンオキシド1〜30モル、好適には5〜10モルの付加生成物も適している。
適当な「ポリグリセロールエステル」の典型例は、ポリグリセリル-2 ジポリヒドロキシステアレート(Dehymuls(登録商標) PGPH)、ポリグリセリン-3 ジイソステアレート(Lameform(登録商標) TGI)、ポリグリセリル-4 イソステアレート(Isolan(登録商標) GI 34)、ポリグリセリル-3 オレエート、ジイソステアロイル ポリグリセリル-3 ジイソステアレート(Isolan(登録商標) PDI)、ポリグリセリル-3 メチルグルコース ジステアレート(Tego Care(登録商標) 450)、ポリグリセリル-3 蜜蝋(Cera Bellina(登録商標))、ポリグリセリル-4 カプレート(Polyglycerol Caprate T2010/90)、ポリグリセリル-3 セチルエーテル(Chimexane(登録商標) NL)、ポリグリセリル-3 ジステアレート(Cremophor(登録商標) GS 32)、ポリグリセリル ポリリシノレエート(Admul(登録商標) WOL 1403)、ポリグリセリル ジメレート イソステアレートおよびこれらの混合物である。
他の適当な「ポリオールエステル」の例は、トリメチロールプロパンまたはペンタエリトリトールと、ラウリン酸、ヤシ油脂肪酸、獣脂脂肪酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘン酸などとの、モノ、ジおよびトリエステルである(これらを、所望によりエチレンオキシド1〜30モルと反応させてもよい)。
他の適当な乳化剤は、「双性イオン性界面活性剤」である。双性イオン性界面活性剤は、分子中に少なくとも一つの第四級アンモニウム基および少なくとも一つのカルボキシレート基および一つのスルホネート基を含む界面活性化合物である。特に適する双性イオン性界面活性剤は、いわゆるベタインであり、例えばN-アルキル-N,N-ジメチルアンモニウムグリシネート、例えばヤシ油アルキルジメチルアンモニウムグリシネート、N-アシルアミノプロピル-N,N-ジメチルアンモニウムグリシネート、例えばヤシ油アシルアミノプロピルジメチルアンモニウムグリシネート、および2-アルキル-3-カルボキシメチル-3-ヒドロキシエチルイミダゾリン(アルキル基またはアシル基に8〜18個の炭素原子を含む)、およびヤシ油アシルアミノエチルヒドロキシエチルカルボキシメチルグリシネートである。コカミドプロピルベタイン(Cocamidopropyl Betaine)のCTFA名称のもとで既知である脂肪酸アミド誘導体が特に好ましい。
両性界面活性剤も適当な乳化剤である。両性界面活性剤は、分子中にC8/18アルキル基またはアシル基に加えて、少なくとも一つの遊離アミノ基および少なくとも一つの−COOH基または−SOH基を含有し、内部塩を形成することができる界面活性化合物である。適当な両性界面活性剤の例は、N-アルキルグリシン、N-アルキルプロピオン酸、N-アルキルアミノ酪酸、N-アルキルイミノジプロピオン酸、N-ヒドロキシエチル-N-アルキルアミドプロピルグリシン、N-アルキルタウリン、N-アルキルサルコシン、2-アルキルアミノプロピオン酸およびアルキルアミノ酢酸(アルキル基に約8〜18個の炭素原子を含む)である。特に好ましい両性界面活性剤は、N-ヤシ油アルキルアミノプロピオネート、ヤシ油アシルアミノエチルアミノプロピオネートおよびC12/18アシルサルコシンである。
最後に、「陽イオン性界面活性剤」も適当な乳化剤であり、エステルクォート型の乳化剤、好適にはメチルで第四級化したジ脂肪酸トリエタノールアミンエステル塩が特に好ましい。
「過脂化剤」は、例えば、ラノリンおよびレシチン、さらにポリエトキシル化またはアシル化したラノリンおよびレシチン誘導体、ポリオール脂肪酸エステル、モノグリセリドおよび脂肪酸アルカノールアミドなどの物質から選択することができる。脂肪酸アルカノールアミドは、発泡安定剤としても働く。
適当な「真珠光沢ワックス」は、例えば、アルキレングリコールエステル、特にエチレングリコールジステアレート;脂肪酸アルカノールアミド、特にヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド;部分グリセリド、特にステアリン酸モノグリセリド;多塩基性の所望によりヒドロキシ置換されたカルボン酸と、6〜22個の炭素原子を含む脂肪アルコールとのエステル、特に酒石酸の長鎖エステル;合計して少なくとも24個の炭素原子を含む脂肪化合物、例えば、脂肪アルコール、脂肪ケトン、脂肪アルデヒド、脂肪エーテルおよび脂肪カーボネート、特にラウロンおよびジステアリルエーテル;脂肪酸、例えばステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸またはベヘン酸;12〜22個の炭素原子を含むオレフィンエポキシドの、12〜22個の炭素原子を含む脂肪アルコールおよび/または2〜15個の炭素原子および2〜10個のヒドロキシル基を含むポリオールによる開環生成物;およびこれらの混合物である。
主に使用される「コンシステンシー調整剤」は、12〜22個、好適には16〜18個の炭素原子を含む脂肪アルコールまたはヒドロキシ脂肪アルコール、さらに部分グリセリド、脂肪酸またはヒドロキシ脂肪酸である。これらの物質と、アルキルオリゴグルコシドおよび/または脂肪酸N-メチルグルカミド(同じ鎖長)および/またはポリグリセロール ポリ-12-ヒドロキシステアレートとの組合せを使用するのが好ましい。
適当な「増粘剤」は、例えば、Aerosil(登録商標)型(親水性シリカ)、多糖、特にキサンタンゴム、グアール、寒天、アルギネートおよびチロース(tylose)、カルボキシメチルセルロースおよびヒドロキシエチルセルロース、さらに比較的高分子量の脂肪酸ポリエチレングリコールモノエステルおよびジエステル、ポリアクリレート[例えば、Carbopol(登録商標)(Goodrich)またはSynthalen(登録商標)(Sigma)]、ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコールおよびポリビニルピロリドン、界面活性剤(例えば、エトキシル化脂肪酸グリセリド)、脂肪酸とポリオール(例えば、ペンタエリトリトールまたはトリメチロールプロパン)とのエステル、狭範囲の脂肪アルコールエトキシレートまたはアルキルオリゴグルコシド、ならびに、電解質(例えば、塩化ナトリウムおよび塩化アンモニウム)である。
適当な「陽イオン性ポリマー」は、例えば、陽イオン性セルロース誘導体、例えば第四級化したヒドロキシエチルセルロース(AmercholからPolymer JR 400(登録商標)の名称で入手できる)、陽イオン性デンプン、ジアリルアンモニウム塩とアクリルアミドのコポリマー、第四級化したビニルピロリドン/ビニルイミダゾールポリマー、例えばLuviquat(登録商標)(BASF)、ポリグリコールとアミンの縮合生成物、第四級化したコラーゲンポリペプチド、例えばラウリルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解コラーゲン(Lamequat(登録商標) L、Gruenau)、第四級化したコムギポリペプチド、ポリエチレンイミン、陽イオン性シリコーンポリマー、例えばアミドメチコーン、アジピン酸とジメチルアミノヒドロキシプロピルジエチレントリアミンのコポリマー(Cartaretine(登録商標)、Sandoz)、アクリル酸とジメチルジアリルアンモニウムクロリドのコポリマー(Merquat(登録商標) 550、Chemviron)、ポリアミノポリアミド(例えば、仏国特許公開FR 2252840 Aに記載される)およびその架橋した水溶性ポリマー、陽イオン性キチン誘導体、例えば第四級化したキトサン(所望により、微結晶分散している)、ジハロアルキル(例えばジブロモブタン)とビス-ジアルキルアミン(例えばビス-ジメチルアミノ-1,3-プロパン)との縮合生成物、陽イオン性グアールゴム(例えば、CelaneseからのJaguar(登録商標) CBS、Jaguar(登録商標) C-17、Jaguar(登録商標) C-16)、第四級化したアンモニウム塩ポリマー(例えば、MiranolからのMirapol(登録商標) A-15、Mirapol(登録商標) AD-1、Mirapol(登録商標) AZ-1)である。
適当な「陰イオン性、双性イオン性、両性および非イオン性ポリマー」は、例えば、酢酸ビニル/クロトン酸コポリマー、ビニルピロリドン/アクリル酸ビニルコポリマー、酢酸ビニル/マレイン酸ブチル/アクリル酸イソボルニルコポリマー、メチルビニルエーテル/無水マレイン酸コポリマーおよびそのエステル、未架橋のポリアクリル酸およびポリオール架橋したポリアクリル酸、アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド/アクリレートコポリマー、オクチルアクリルアミド/メタクリル酸メチル/tert-ブチルアミノエチルメタクリレート/2-ヒドロキシプロピルメタクリレートコポリマー、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドン/酢酸ビニルコポリマー、ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレート/ビニルカプロラクタムターポリマーおよび所望により誘導体化したセルロースエーテルおよびシリコーンである。
適当な「シリコーン化合物」は、例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、環式シリコーン、ならびに、アミノ-、脂肪酸-、アルコール-、ポリエーテル-、エポキシ-、フッ素-、グリコシド-および/またはアルキル-修飾したシリコーン化合物である(これらは、室温で液体および樹脂様の両方であることができる)。他の適当なシリコーン化合物は、200〜300のジメチルシロキサン単位の平均鎖長を有するジメチコーンおよび水素化シリケートの混合物であるシメチコーンである。
「脂肪」の典型例は、グリセリドである。
適当な「ワックス」は、特に天然ワックス、例えばカンデリラワックス、カルナバワックス、木蝋、アフリカハネガヤワックス、コルクワックス、グアルマ(guaruma)ワックス、コメ胚油ワックス、サトウキビワックス、オウリキュリー(ouricury)ワックス、モンタンワックス、蜜蝋、セラックワックス、鯨蝋、ラノリン(羊毛ワックス)、尾羽脂、セレシン、オゾケライト(地蝋)、ペトロラタム、パラフィンワックス、微結晶ワックス;化学修飾したワックス(硬ワックス)、例えばモンタンエステルワックス、サゾール(sasol)ワックス、水素化ジョジョバワックス、ならびに、合成ワックス、例えばポリアルキレンワックスおよびポリエチレングリコールワックスである。
脂肪に加えて、他の適当な添加剤は、脂肪様の物質、例えば「レシチン」および「リン脂質」である。レシチンは、脂肪酸、グリセロール、リン酸およびコリンからエステル化によって生成するグリセロリン脂質であると当業者に知られている。従って、レシチンは、ホスファチジルコリン(PC)と称されることも多い。天然レシチンの例はケファリンである。これは、ホスファチジン酸としても知られ、1,2-ジアシル-sn-グリセロール-3-リン酸の誘導体である。対照的に、リン脂質は、リン酸とグリセロールとのモノエステル、好適にはジエステル(グリセロホスフェート)であると通常は理解されており、これは、一般に脂肪と分類されている。さらに、スフィンゴシンおよびスフィンゴ脂質も適している。
「安定剤」として、脂肪酸の金属塩、例えばステアリン酸またはリシノール酸のマグネシウム、アルミニウムおよび/または亜鉛塩を使用することができる。
本発明における「生体由来物質」とは、例えば、トコフェロール、トコフェロールアセテート、トコフェロールパルミテート、アスコルビン酸、デオキシリボ核酸、レチノール、ビサボロール、アラントイン、ピタントリオール、パンテノール、AHA酸、アミノ酸、セラミド、偽セラミド、精油、植物抽出物ならびにビタミン複合体である。
美容用「脱臭剤」は、体臭を相殺するか、遮蔽するか、または除去する。体臭は、アポクリン発汗における皮膚細菌の作用によって生じ、これにより不快臭を有する分解生成物が生成することになる。従って、脱臭剤は、微生物抑制剤、酵素阻害剤、臭気吸収剤または臭気遮蔽剤として作用する活性成分を含有する。
基本的に、適当な「微生物抑制剤」は、グラム陽性細菌に対して作用するあらゆる物質であり、例えば、4-ヒドロキシ安息香酸およびその塩およびエステル、N-(4-クロロフェニル)-N'-(3,4-ジクロロフェニル)尿素、2,4,4'-トリクロロ-2'-ヒドロキシジフェニルエーテル(トリクロサン)、4-クロロ-3,5-ジメチルフェノール、2,2'-メチレン-ビス-(6-ブロモ-4-クロロフェノール)、3-メチル-4-(1-メチルエチル)フェノール、2-ベンジル-4-クロロフェノール、3-(4-クロロフェノキシ)プロパン-1,2-ジオール、3-ヨード-2-プロピニルブチルカルバメート、クロロヘキシジン、3,4,4'-トリクロロカルバニリド(TTC)、抗細菌芳香物質、チモール、タイム油、オイゲノール、チョウジ油、メントール、ミント油、ファルネソール、フェノキシエタノール、グリセロールモノラウレート(GML)、ジグリセロールモノカプレート(DMC)、サリチル酸-N-アルキルアミド(例えば、サリチル酸n-オクチルアミドまたはサリチル酸n-デシルアミド)などである。
適当な「酵素阻害剤」は、例えばエステラーゼ阻害剤である。エステラーゼ阻害剤は、好適にはクエン酸トリアルキル、例えばクエン酸トリメチル、クエン酸トリプロピル、クエン酸トリイソプロピル、クエン酸トリブチル、および特に、クエン酸トリエチル(Hydagen(登録商標) CAT、Henkel KGaA、デュセルドルフ、独国)である。エステラーゼ阻害剤は、酵素活性を阻害し、こうして臭気の生成を減少させる。他のエステラーゼ阻害剤は、ステロールスルフェートまたはホスフェート(例えば、ラノステロール、コレステロール、カンペステロール、スチグマステロールおよびシトステロールスルフェートまたはホスフェートなど)、ジカルボン酸およびそのエステル(例えば、グルタル酸、グルタル酸モノエチルエステル、グルタル酸ジエチルエステル、アジピン酸、アジピン酸モノエチルエステル、アジピン酸ジエチルエステル、マロン酸およびマロン酸ジエチルエステルなど)、ヒドロキシカルボン酸およびそのエステル(例えば、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸または酒石酸ジエチルエステルなど)、ならびに亜鉛グリシネートである。
適当な「臭気吸収剤」は、臭気生成化合物を吸収することができ、その大部分を保持することができる物質である。これらは、個々の成分の分圧を低下させ、こうしてその拡散速度を低下させる。この点で重要な要件は、芳香物質が損なわれないまま保持されることである。臭気吸収剤は、細菌に対して活性ではない。これらは、例えば主成分として、ラブダナムもしくはエゴノキの抽出物またはある種のアビエチン酸誘導体などの「保留剤」として当業者に知られている特定のほぼ中性臭気の芳香物質またはリシノール酸の錯亜鉛塩を含有する。
臭気遮蔽剤は、その臭気遮蔽機能に加えて、その特定の芳香を脱臭剤に与える芳香物質または香油である。適当な香油は、例えば、天然および合成の芳香物質の混合物である。天然の芳香物質には、花、茎および葉、果実、果皮、根、木、ハーブおよび草、針状葉および枝、樹脂およびバルサムの抽出物が含まれる。また、動物原料、例えばジャコウおよびビーバーを使用することもできる。典型的な合成芳香化合物は、エステル、エーテル、アルデヒド、ケトン、アルコールおよび炭化水素型の生成物である。エステル型の芳香化合物の例は、酢酸ベンジル、シクロヘキシル酢酸p-tert-ブチル、酢酸リナリル、酢酸フェニルエチル、安息香酸リナリル、ギ酸ベンジル、シクロヘキシルプロピオン酸アリル、プロピオン酸スチラリルおよびサリチル酸ベンジルである。エーテルには、例えばベンジルエチルエーテルが含まれ、アルデヒドには、例えば8〜18個の炭素原子を含む直鎖アルカナール、シトラール、シトロネラール、シトロネリルオキシアセトアルデヒド、シクラメンアルデヒド、ヒドロキシシトロネラール、リリアルおよびボルゲオナールが含まれる。適当なケトンの例は、イオノンおよびメチルセドリルケトンである。適当なアルコールは、アネトール、シトロネロール、オイゲノール、イソオイゲノール、ゲラニオール、リナロール、フェニルエチルアルコールおよびテルピネオールである。炭化水素には、主にテルペンおよびバルサムが含まれる。しかし、異なる芳香化合物の混合物(これらは一緒になって快い芳香を生じる)を使用するのが好ましい。他の適当な香油は、比較的低揮発性の精油(これらのほとんどは芳香成分として使用される)である。その例は、セージ油、カミツレ油、チョウジ油、メリッサ油、ミント油、シナモン葉油、シナノキ花油、ビャクシン果実油、ベチベルソウ油、オリバヌム油、ガルバヌム油、ラブダナム油およびラベンジン油である。以下のものを、個々にまたは混合物の形態で使用するのが好ましい:即ち、ベルガモット油、ジヒドロミルセノール、リリアル、ライラール(lyral)、シトロネロール、フェニルエチルアルコール、α-ヘキシルシンナムアルデヒド、ゲラニオール、ベンジルアセトン、シクラメンアルデヒド、リナロール、ボイサムブレン・フォルテ(Boisambrene Forte)、アンブロキサン、インドール、ヘジオン(hedione)、サンデリス(sandelice)、柑橘油、マンダリン油、オレンジ油、アリルアミルグリコレート、シクロベルタール(cyclovertal)、ラベンジン油、サルビア油、β-ダマスコーン、ゼラニウム油バーボン、サリチル酸シクロヘキシル、ベルトフィックス・ケウアー(Vertofix Coeur)、イソ-E-スーパー(Iso-E-Super)、フィクソリド(Fixolide)NP、エバニール、イラルデイン(iraldein)ガンマ、フェニル酢酸、酢酸ゲラニル、酢酸ベンジル、ローズオキシド、ロミラット(romilat)、イロチル(irotyl)およびフロラマット(floramat)。
「発汗防止剤」は、エクリン汗腺の活性に影響を及ぼすことによって発汗を減少させ、こうして腋下の湿気および体臭を中和する。通常、水性または無水の発汗防止処方物は、以下の成分を含有する:
・収斂活性の成分;
・油成分;
・非イオン性乳化剤;
・共乳化剤;
・コンシステンシー調整剤;
・助剤(例えば、増粘剤または錯生成剤の形態にある);および/または
・非水性溶媒(例えば、エタノール、プロピレングリコールおよび/またはグリセロールなど)。
発汗防止剤の適当な収斂性の活性成分は、特に、アルミニウム、ジルコニウムまたは亜鉛の塩である。この種の適当な抗ヒドロ(antihydrotic)剤は、例えば、アルミニウムクロリド、アルミニウムクロロヒドレート、アルミニウムジクロロヒドレート、アルミニウムセスキクロロヒドレート、および、これらと例えば1,2-プロピレングリコールとの錯化合物、アルミニウムヒドロキシアラントイネート、アルミニウムクロリドタルトレート、アルミニウムジルコニウムトリクロロヒドレート、アルミニウムジルコニウムテトラクロロヒドレート、アルミニウムジルコニウムペンタクロロヒドレート、および、これらと例えばアミノ酸(グリシンなど)との錯化合物である。
さらに、発汗防止剤において普通に使用される油溶性および水溶性の助剤が、比較的少量で存在していてもよい。このような油溶性の助剤には、例えば、以下のものが含まれる:
・炎症抑制性、皮膚保護性または芳香性の精油;
・合成の皮膚保護剤;および/または
・油溶性の香油。
通常の水溶性の添加剤は、例えば、防腐剤、水溶性芳香物質、pH調節剤、例えば緩衝混合物、水溶性増粘剤、例えば水溶性の天然または合成ポリマー、例えばキサンタンゴム、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルピロリドンまたは高分子量ポリエチレンオキシドである。
適当な「ふけ防止剤」は、Octopirox(登録商標) [1-ヒドロキシ-4-メチル-6-(2,4,4-トリメチルペンチル)-2-(1H)-ピリジノン モノエタノールアミン塩]、Baypival、Ketoconazol(登録商標)(4-アセチル-1-{4-[2-(2,4-ジクロロフェニル) r-2-(1H-イミダゾール-1-イルメチル)-1,3-ジオキシラン-c-4-イルメトキシフェニル}ピペラジン、セレンジスルフィド、コロイド状イオウ、イオウポリエチレングリコールソルビタンモノオレエート、イオウリシノールポリエトキシレート、イオウタールジスチレート、サリチル酸(または、ヘキサクロロフェンと組合せて)、ウンデシレン酸 モノエタノールアミド スルホスクシネートNa塩、Lamepon(登録商標) UD(タンパク質/ウンデシレン酸縮合物)、亜鉛ピリチオン、アルミニウムピリチオンおよびマグネシウムピリチオン/ジピリチオンマグネシウムスルフェートである。
通常の「皮膜形成剤」は、例えば、キトサン、微結晶キトサン、第四級化キトサン、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドン/酢酸ビニルコポリマー、アクリル酸系列のポリマー、第四級セルロース誘導体、コラーゲン、ヒアルロン酸およびその塩および同様の化合物である。
水相のための適当な「膨潤剤」は、モンモリロナイト、粘土無機物質、ペムレン(Pemulen)およびアルキル修飾したカルボポール(Carbopol)型(Goodrich)である。他の適当なポリマーおよび膨潤剤は、R. Lochheadの概説[Cosm. Toil.、108、95 (1993)]中に見ることができる。
本発明における「UV保護剤」とは、例えば、室温で液体または結晶性であり、かつ、紫外線または赤外線放射を吸収することができ、吸収したエネルギーをより長波長の放射(例えば熱)の形態で放出することができる有機物質(光フィルター)である。UV-Bフィルターは、油溶性または水溶性であることができる。油溶性物質の例を以下に挙げる:
・3-ベンジリデンカンファーまたは3-ベンジリデンノルカンファーおよびその誘導体、例えば3-(4-メチルベンジリデン)カンファー;
・4-アミノ安息香酸誘導体、好適には4-(ジメチルアミノ)安息香酸2-エチルヘキシルエステル、4-(ジメチルアミノ)安息香酸2-オクチルエステルおよび4-(ジメチルアミノ)安息香酸アミルエステル;
・ケイ皮酸のエステル、好適には4-メトキシケイ皮酸2-エチルヘキシルエステル、4-メトキシケイ皮酸プロピルエステル、4-メトキシケイ皮酸イソアミルエステル、2-シアノ-3,3-フェニルケイ皮酸2-エチルヘキシルエステル(Octocrylene);
・サリチル酸のエステル、好適にはサリチル酸2-エチルヘキシルエステル、サリチル酸4-イソプロピルベンジルエステル、サリチル酸ホモメンチルエステル;
・ベンゾフェノンの誘導体、好適には2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシ-4'-メチルベンゾフェノン、2,2'-ジヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン;
・ベンザルマロン酸のエステル、好適には4-メトキシベンザルマロン酸ジ-2-エチルヘキシルエステル;
・トリアジンの誘導体、例えば2,4,6-トリアニリノ-(p-カルボ-2'-エチル-1'-ヘキシルオキシ)-1,3,5-トリアジンおよびオクチルトリアゾンまたはジオクチルブタアミドトリアゾン(Uvasorb(登録商標) HEB);
・プロパン-1,3-ジオン、例えば1-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(4'-メトキシフェニル)-プロパン-1,3-ジオン;
・ケトトリシクロ(5.2.1.0)デカン誘導体。
適当な水溶性物質は、以下の通りである:
・2-フェニルベンズイミダゾール-5-スルホン酸、ならびに、そのアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アルキルアンモニウム、アルカノールアンモニウムおよびグルクアンモニウム塩;
・ベンゾフェノンのスルホン酸誘導体、好適には2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸およびその塩;
・3-ベンジリデンカンファーのスルホン酸誘導体、例えば4-(2-オキソ-3-ボルニリデンメチル)-ベンゼンスルホン酸および2-メチル-5-(2-オキソ-3-ボルニリデン)スルホン酸およびその塩。
通常のUV-Aフィルターは、特に、ベンゾイルメタンの誘導体、例えば1-(4'-tert-ブチルフェニル)-3-(4'-メトキシフェニル)プロパン-1,3-ジオン、4-tert-ブチル-4'-メトキシジベンゾイルメタン(Parsol(登録商標) 1789)または1-フェニル-3-(4'-イソプロピルフェニル)プロパン-1,3-ジオン、およびエナミン化合物などである。勿論、これらUV-AおよびUV-Bフィルターを、混合物の形態で使用することもできる。
上記した可溶性物質に加えて、不溶性の光遮断性顔料(即ち、微細に分散させた金属酸化物または塩)も、この目的に使用することができる。適当な金属酸化物の例は、特に、酸化亜鉛および二酸化チタン、さらに、鉄、ジルコニウム、ケイ素、マンガン、アルミニウムおよびセリウムの酸化物、ならびにこれらの混合物である。ケイ酸塩(タルカム)、硫酸バリウムおよびステアリン酸亜鉛を、塩として使用することができる。これらの酸化物および塩を、皮膚ケアおよび皮膚保護エマルジョンおよび美飾化粧品のための顔料の形態で使用する。これら粒子は、100nm未満、好適には5〜50nm、より好適には15〜30nmの平均直径を有しているべきである。これらは球の形状であってよいが、楕円形の粒子または他の非球形の粒子を使用することもできる。また、顔料を、表面処理すること、即ち親水性化または疎水性化することもできる。その典型例は、被覆した二酸化チタン、例えば、Titandioxid T 805(Degussa)およびEusolex(登録商標) T2000(Merck)である。適当な疎水性被覆材料は、特にシリコーンであり、とりわけトリアルコキシオクチルシランまたはジメチコーンである。いわゆるミクロまたはナノ顔料を、日光保護製品において使用するのが好ましい。ミクロ化した酸化亜鉛を使用するのが好ましい。
上記した2つの群の一次日光保護因子に加えて、「酸化防止剤」型の二次日光保護因子を使用することもできる。酸化防止剤型の二次日光保護因子は、UV線が皮膚に貫通したときに開始される光化学反応連鎖を遮断する。その典型例は、アミノ酸(例えば、グリシン、ヒスチジン、チロシン、トリプトファン)およびその誘導体、イミダゾール(例えば、ウロカニン酸)およびその誘導体、ペプチド、例えばD,L-カルノシン、D-カルノシン、L-カルノシンおよびその誘導体(例えば、アンセリン)、カロチノイド、カロテン(例えば、α-カロテン、β-カロテン、リコペン)およびその誘導体、クロロゲニン酸およびその誘導体、リポン酸およびその誘導体(例えば、ジヒドロリポン酸)、オーロチオグルコース、プロピルチオウラシルおよび他のチオール(例えば、チオレドキシン、グルタチオン、システイン、シスチン、シスタミン、ならびに、そのグリコシル、N-アセチル、メチル、エチル、プロピル、アミル、ブチル、およびラウリル、パルミトイル、オレイル、γ-リノレイル、コレステリルおよびグリセリルエステル)およびその塩、ジラウリルチオジプロピオネート、ジステアリルチオジプロピオネート、チオジプロピオン酸およびその誘導体(エステル、エーテル、ペプチド、脂質、ヌクレオチド、ヌクレオシドおよび塩)、ならびに、スルホキシイミン化合物(例えば、ブチオニンスルホキシイミン、ホモシステインスルホキシイミン、ブチオニンスルホン、ペンタ-、ヘキサ-およびヘプタ-チオニンスルホキシイミン)[これらは、極めて少ない許容用量(例えば、pモル〜μモル/kg)で用いる]、さらに、(金属)キレート化剤(例えば、α-ヒドロキシ脂肪酸、パルミチン酸、フィチン酸、ラクトフェリン)、α-ヒドロキシ酸(例えば、クエン酸、乳酸、リンゴ酸)、フミン酸、胆汁酸、胆汁抽出物、ビリルビン、ビリベルジン、EDTA、EGTAおよびその誘導体、不飽和脂肪酸およびその誘導体(例えば、γ-リノレン酸、リノール酸、オレイン酸)、葉酸およびその誘導体、ユビキノンおよびユビキノールおよびその誘導体、ビタミンCおよびその誘導体(例えば、アスコルビルパルミテート、Mgアスコルビルホスフェート、アスコルビルアセテート)、トコフェロールおよび誘導体(例えば、ビタミンEアセテート)、ビタミンAおよび誘導体(ビタミンAパルミテート)およびベンゾイン樹脂のコニフェリルベンゾエート、ルチン酸およびその誘導体、α-グリコシルルチン、フェルラ酸、フルフリリデングルシトール、カルノシン、ブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、ノルジヒドログアヤク樹脂酸、ノルジヒドログアイアレチン酸、トリヒドロキシブチロフェノン、尿酸およびその誘導体、マンノースおよびその誘導体、スーパーオキシド ジスムターゼ、亜鉛およびその誘導体(例えば、ZnO、ZnSO)、セレンおよびその誘導体(例えば、セレンメチオニン)、スチルベンおよびその誘導体(例えば、スチルベンオキシド、トランス-スチルベンオキシド)、ならびに、本発明の目的に適するこれら活性物質の誘導体(塩、エステル、エーテル、糖、ヌクレオチド、ヌクレオシド、ペプチドおよび脂質)である。
さらに、流れ挙動を改善するために、「ヒドロトロープ」、例えばエタノール、イソプロピルアルコールまたはポリオールを使用することができる。適当なポリオールは、好適には2〜15個の炭素原子および少なくとも2個のヒドロキシル基を含有する。これらポリオールは、他の官能基、特にアミノ基を含有することができ、また、窒素で修飾することもできる。その典型例は、以下の通りである:
・グリセロール;
・アルキレングリコール、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、および、ポリエチレングリコール(100〜1000ダルトンの平均分子量を有する);
・1.5〜10の自己縮合度を有する工業用オリゴグリセロール混合物、例えば40〜50重量%のジグリセロール含量を有する工業用ジグリセロール混合物;
・メチロール化合物、例えば特にトリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、トリメチロールブタン、ペンタエリトリトールおよびジペンタエリトリトール;
・低級アルキルグルコシド、特にアルキル基に1〜8個の炭素原子を含むもの、例えばメチルおよびブチルグルコシド;
・5〜12個の炭素原子を含む糖アルコール、例えばソルビトールまたはマンニトール;
・5〜12個の炭素原子を含む糖、例えばグルコースまたはスクロース;
・アミノ糖、例えばグルカミン;
・ジアルコールアミン、例えばジエタノールアミンまたは2-アミノプロパン-1,3-ジオール。
適当な「防腐剤」は、例えば、フェノキシエタノール、ホルムアルデヒド溶液、パラベン、ペンタンジオールまたはソルビン酸およびKosmetikverordnung(化粧品指針)の付属書6のパートAおよびBに挙げられている他の群の化合物である。
適当な「防虫剤」は、N,N-ジエチル-m-トルアミド、ペンタン-1,2-ジオールまたはブチルアセチルアミノプロピオン酸エチルである。
適当な「日焼け剤」は、ジヒドロキシアセトンである。
適当な「チロシン阻害剤」(これは、メラニンの生成を妨げ、脱色剤において使用される)は、例えば、アルブチン、フェルラ酸、コウジ酸、クマル酸およびアスコルビン酸(ビタミンC)である。
適当な「香油」は、天然および合成の芳香物質の混合物である。天然の芳香物質には、花(ユリ、ラベンダー、バラ、ジャスミン、ネロリ、イランイラン)、茎および葉(ゼラニウム、パチョリ、プチグレイン)、果実(アニス、コエンドロ、ヒメウイキョウ、ビャクシン)、果皮(ベルガモット、レモン、オレンジ)、根(ニクズク、アンゼリカ、セロリ、カルダモン、コスタス、アイリス、カルムス)、木(マツ、ビャクダン、ユソウボク、シーダー材、シタン)、ハーブおよび草(タラゴン、レモングラス、セージ、タイム)、針状葉および枝(トウヒ、モミ、マツ、低マツ)、樹脂およびバルサム(ガルバヌム、エレミ、ベンゾイン、ミルラ、乳香、オポパナックス)の抽出物が含まれる。また、動物原料、例えばジャコウおよびビーバーを使用することもできる。通常の合成芳香化合物は、エステル、エーテル、アルデヒド、ケトン、アルコールおよび炭化水素型の生成物である。エステル型の芳香化合物の例は、酢酸ベンジル、イソ酪酸フェノキシエチル、シクロヘキシル酢酸p-tert-ブチル、酢酸リナリル、酢酸ジメチルベンジルカルビニル、エチル酢酸フェニル、安息香酸リナリル、ギ酸ベンジル、エチルメチルフェニルグリシネート、シクロヘキシルプロピオン酸アリル、プロピオン酸スチラリルおよびサリチル酸ベンジルである。エーテルには、例えばベンジルエチルエーテルが含まれ、アルデヒドには、例えば8〜18個の炭素原子を含む直鎖アルカナール、シトラール、シトロネラール、シトロネリルオキシアセトアルデヒド、シクラメンアルデヒド、ヒドロキシシトロネラール、リリアルおよびボルゲオナールが含まれる。適当なケトンの例は、イオノン、α-イソメチルイオノンおよびメチルセドリルケトンである。適当なアルコールは、アネトール、シトロネロール、オイゲノール、イソオイゲノール、ゲラニオール、リナロール、フェニルエチルアルコールおよびテルピネオールである。炭化水素には、主にテルペンおよびバルサムが含まれる。しかし、異なる芳香化合物の混合物(これらは一緒になって快い芳香を生じる)を使用するのが好ましい。他の適当な香油は、比較的低揮発性の精油(これらのほとんどは芳香成分として使用される)である。その例は、セージ油、カミツレ油、チョウジ油、メリッサ油、ミント油、シナモン葉油、シナノキ花油、ビャクシン果実油、ベチベルソウ油、オリバヌム油、ガルバヌム油、ラブダナム油およびラベンジン油である。以下のものを、個々にまたは混合物の形態で使用するのが好ましい:即ち、ベルガモット油、ジヒドロミルセノール、リリアル、ライラール(lyral)、シトロネロール、フェニルエチルアルコール、α-ヘキシルシンナムアルデヒド、ゲラニオール、ベンジルアセトン、シクラメンアルデヒド、リナロール、ボイサムブレン・フォルテ(Boisambrene Forte)、アンブロキサン、インドール、ヘジオン(hedione)、サンデリス(sandelice)、柑橘油、マンダリン油、オレンジ油、アリルアミルグリコレート、シクロベルタール(cyclovertal)、ラベンジン油、サルビア油、β-ダマスコーン、ゼラニウム油バーボン、サリチル酸シクロヘキシル、ベルトフィックス・ケウアー(Vertofix Coeur)、イソ-E-スーパー(Iso-E-Super)、フィクソリド(Fixolide)NP、エバニール、イラルデイン(iraldein)ガンマ、フェニル酢酸、酢酸ゲラニル、酢酸ベンジル、ローズオキシド、ロミラット(romilat)、イロチル(irotyl)およびフロラマット(floramat)。
助剤および添加剤の総パーセンテージ含量は、美容製剤に基づいて、1〜50重量%、好適には5〜40重量%であり得る。該製剤は、標準のホットまたはコールドプロセスによって製造され得るが、好適には転相温度法によって製造される。
使用した物質
1. Dehydol LT 7(商標)(Cognis Deutschland GmbH & Co. KGの製品)は、平均して7モルのエチレンオキシドでエトキシル化された脂肪アルコール混合物である。該脂肪アルコール混合物は、以下の鎖分布を有する(重量%):<C12:0〜3%;C12:48〜58%;C14:18〜24%;C16:8〜12%;C18: 11〜15%;>C18:0〜1%。
〔実施例1〕
12〜18アルコール+7EOのクエン酸エステル;モノエステル:ジエステル 6:1
攪拌反応器中、28.05kg(0.146mol)の水非含有クエン酸および75.16kg(0.146Kmol)のDehydol LT 7(商標)を、窒素下で160℃に加熱し、理論量の水が放出されるまでその温度で攪拌した(5.5時間)。以下の特性を有する淡黄色の明瞭な液体生成物を得た:
実施例1のクエン酸エステルの特性
ケン化価:222
酸価:132
遊離クエン酸:2.8重量%
ジエステルに対するモノエステルの重量比:6:1
ケン化価(SV)を、DGF C-V3にしたがって決定した。
酸価(AV)を、DIN 53402にしたがって決定した。
〔RBC試験による刺激可能性の決定〕
RBC試験を、W. PapeおよびU. Hoppeの方法(Arzneim.-Forsch./Drug Res. 40(1)、No. 4 (1990);498頁以降参照)によって行った。
Figure 2006524652
〔性能試験:皮膚水分〕
(背景)
ヒト皮膚の表皮は、角質層(stratum corneum)を含む。角質層は、低電気伝導率の誘電体媒質である。その水分量は、誘電体伝導率の上昇を導くので、角質層の誘電体伝導率の決定は、ヒト皮膚の含水量の尺度として使用することができる。角質層の誘電体伝導率の任意の上昇は、ヒト皮膚の含水量の上昇を反映する。角質層の誘電体伝導率を、皮膚表面湿度計(SKICON 200、IBS CO.、浜松、日本)を用いて3.5MHzにて決定した。
(方法)
形成外科から得た通常の皮膚のサンプルを、この試験に使用した。これらの皮膚サンプルからの角質層を、所定の相対湿度(44%、飽和炭酸カリウム溶液)のチャンバー中に保存し、標準化した。角質層の各サンプルを、5つの条件下、比較試験した:
1. 非処理;
2. プラシーボ処理;
3. 1%(w/v)の上記保湿剤クエン酸エステルを含有するヒドロゲル(Laboratoire Serobiologique LSからのHydrogel LS)からなる製剤による処理;
4. 2%(w/v)の上記保湿剤クエン酸エステルを含有するヒドロゲル(Laboratoire Serobiologique LSからのHydrogel LS)からなる製剤による処理;
5. 5%(w/v)の上記保湿剤クエン酸エステルを含有するヒドロゲル(Laboratoire Serobiologique LSからのHydrogel LS)からなる製剤による処理;
プラシーボは、上記保湿剤クエン酸エステルを含有しないヒドロゲル(Laboratoire Serobiologique LSからのHydrogel LS)とした。
該製剤による処理を、30分間隔で3回行った。塗布量は、1mg/cmとした。伝導率の測定を、処理前と、次いで3回目の処理後24時間まで行った。下表2は、上記保湿剤クエン酸エステルの誘電体伝導率(μS)の測定によって決定された保湿効果を示す;10回の測定の平均値(標準偏差を括弧内に示す)。
用量依存性保湿調節活性は、該結果から明らかである。
Figure 2006524652
Figure 2006524652
水分量の測定は、試験したクエン酸エステルが、明らかに、非常に良好で顕著な効果を有することを示す。

Claims (11)

  1. 式(I):
    O(CHCHO)H (I)
    〔式中、Rは、6〜22個の炭素原子を含む直鎖または分岐鎖のアルキルおよび/またはアルケニル基であり、nは、1〜50の数値である。〕
    に対応するエトキシル化アルコールのα-ヒドロキシカルボン酸エステルの美容製剤における皮膚保湿剤としての使用。
  2. 式(II)において、nは、1〜10、好適には3〜8の数値であることを特徴とする、請求項1に記載の使用。
  3. 式(III)において、Rは、直鎖アルキル基であることを特徴とする、請求項1または2に記載の使用。
  4. 式(I)において、RCOは、65〜75重量%のC12アルコール、20〜30重量%のC14アルコール、0〜5重量%のC16アルコールおよび0〜5重量%のC18アルコールを含有する脂肪アルコール混合物に由来することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の使用。
  5. 式(I)において、nは、平均値4を有することを特徴とする、請求項4に記載の使用。
  6. 式(I)において、RCOは、45〜60重量%のC12アルコール、15〜30重量%のC14アルコール、5〜15重量%のC16アルコールおよび8〜20重量%のC18アルコールを含有する脂肪アルコール混合物に由来することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の使用。
  7. 式(I)において、nは、平均値7を有することを特徴とする、請求項6に記載の使用。
  8. α-ヒドロキシカルボン酸エステルを、界面活性剤含有美容製剤に使用することを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の使用。
  9. α-ヒドロキシカルボン酸エステルを、陰イオン性界面活性剤含有美容製剤に使用することを特徴とする、請求項8に記載の使用。
  10. α-ヒドロキシカルボン酸エステルを、アルキルおよび/またはアルケニルスルフェートおよび/またはアルキルエーテルスルフェート含有美容製剤に使用することを特徴とする、請求項8または9に記載の使用。
  11. α-ヒドロキシカルボン酸エステルおよび界面活性剤、特にはアルキルおよび/またはアルケニルスルフェートおよび/またはアルキルエーテルスルフェートを、1:20〜10:1の重量比で使用することを特徴とする、請求項8〜10のいずれかに記載の使用。
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