JP2009535369A - 増粘剤 - Google Patents

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Abstract

式(I):
Figure 2009535369

〔式中、Gは、全てのアルコール性ヒドロキシ基を多価アルコールから除去することにより得られる基であり、Aは、2〜4個の炭素原子を有するアルキレン基であり、ここで全ての同一または異なるアルキレン基は、ランダム分布で存在していても、ブロックで存在していてもよく、nは、101〜200の数であり、m + pの合計は、多価アルコール中のアルコール性ヒドロキシ基の総数であり、およびRCOは、6〜22個の炭素原子を有する飽和または不飽和、直鎖状または分枝状脂肪酸のアシル基である。〕で示される少なくとも一つの多価アルコールエステルを含んでなる増粘剤を提供する。

Description

本発明は、特定のアルコキシル化多価アルコールエステルを含んでなる化粧品調製物の分野のものである。
化粧品において、増粘剤またはコンディショナーとしての高分子量水溶性化合物の使用は、長い間知られてきた。天然物、例えばデンプンおよびアルギン酸塩、または変性天然物、例えばカルボキシメチルセルロース、または合成高分子は、増粘剤として既知である。非常に多くの化学的に異なる物質クラスがコンディショナーとして適当であり、これらは、所望の効果にしたがって選択される。
同じ目的に使用される合成高分子、例えば、アクリル酸およびメタクリル酸に基づくポリマーおよびコポリマーのアルカリ金属塩は、強酸または多価カチオンの添加を通じてそれらの水溶液から沈澱する。それらの水溶液の粘度が高度にpH依存性であることは、これまでの大部分の通例の増粘剤に共通する。このことは、かくして、それらがいずれの場合にも、所定のおよび比較的狭い酸性またはアルカリ性範囲における工業的に利用可能な増粘効果のみを有することを意味する。
アルコキシル化アルコールに基づく他の増粘剤は、しばしば、それらが所望の粘度を有する増粘困難な(difficult-to-thicken)調製物を安定的に増粘することができないという不利な点を有する。増粘困難な調製物としては、アルキル-および/またはアルケニルオリゴグリコシド含有調製物、並びに、エーテルスルフェート非含有調製物が挙げられ、これらは、しばしば特に柔らかいと認識されている。
驚くべきことに、今回、特定のアルコキシル化多価アルコールエステルが、これらの増粘困難な調製物を安定的に増粘し得ることが見い出された。さらに、特定のアルコキシル化多価アルコールエステルが、優れたコンディショニング特性を有すること、すなわち、それらが、例えば、毛髪の湿潤櫛通り性(wet combability)を顕著に改善することが見い出された。
驚くべきことに、特定のアルコキシル化多価アルコールエステルが、増粘困難な調製物を安定的に増粘し得ること、および/または優れたコンディショニング特性を有し得ることが見い出された。したがって、本特許出願は、式(I):
Figure 2009535369
〔式中、Gは、全てのアルコール性ヒドロキシ基を多価アルコールから除去することにより得られる基であり、
Aは、2〜4個の炭素原子を有するアルキレン基であり、ここで全ての同一または異なるアルキレン基は、ランダム分布で存在していても、ブロックで存在していてもよく、
nは、101〜200の数であり、
m + pの合計は、多価アルコール中のアルコール性ヒドロキシ基の総数であり、および
RCOは、6〜22個の炭素原子を有する飽和または不飽和、直鎖状または分枝状脂肪酸のアシル基である。〕
で示される少なくとも一つのアルコキシル化多価アルコールエステルを含んでなる、化粧品調製物を提供する。
(アルコキシル化多価アルコールエステル)
式(I):
Figure 2009535369
で示されるアルコキシル化多価アルコールエステルは、通例の化学的製造法により得ることができる。ここで、アルコール基Gは、トリメチロールプロパン、グリセロール、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、エチレングリコール、メチルグルコシド、ソルビトールおよびアルキル基中に1〜18個の炭素原子を有するアルキルグリコシドから形成されるアルコールの群から選択される。ここでトリメチロールプロパンが好ましい。該アルキレン基Aは、2〜4個の炭素原子を有し、およびしたがって、エチレン、プロピレン、イソプロピレンおよび/またはブチレン基を有する。ここで全ての同一または異なるアルキレン基は、総数n個のアルキレン基を与えるために、ランダム分布で存在していても、ブロックで存在していてもよい。
驚くべきことに、アルコキシル化多価アルコールエステルの増粘力およびコンディショニング力は、アルコキシ単位の量比に依存することが見い出された。一方で、式中のAが専ら2〜4個の炭素原子を有するアルキレン基である式(I)の化合物は、良好な増粘特性を有するが、しかしながら、その増粘力は、特に化合物が、全てのアルキレン基の少なくとも5個が3個の炭素原子を有する場合に顕著に増大する。好ましい一実施態様において、該多価アルコールエステルは、1:1〜12:1、特に好ましくは3:1〜12:1の、2個の炭素原子を有するアルキレン基と3個の炭素原子を有するアルキレン基との数的比率を有する。これらのアルキレン基の数的比率を有するアルコキシル化多価アルコールエステルは、特に良好なコンディショニング特性および/または増粘特性を有する。これに関して、数的比率は、平均アルコキシル化度を意味する。
化粧品調製物にアルコキシル化多価アルコールエステルをより良好に組み込むために、それらは、好ましくは可溶化剤を含んでなる水溶液の形態であり得る。この実施態様において、特に好ましくは、非イオン性可溶化剤が挙げられる。ここで、特に、アルコキシル化グリセロール脂肪酸エステル(例えば、PEG-6カプリル/カプリングリセリド、PEG-7グリセロールココエートなど)、多価アルコール、例えばプロピレングリコール、ブチレングリコールまたはグリセロールなど、およびアルコキシル化脂肪アルコール(例えば、デセス、ラウレス-2、コセス-7、PPG-1-PPG-9ラウリルグリコールエーテル、PEG-40水素化ヒマシ油など)が挙げられる。これらの可溶化剤をアルコキシル化多価アルコールエステルに添加する場合、含水量は低く維持できる。このことは、わずかな水を含んでなるべき処方物における使用に有利である。驚くべきことに、これらの可溶化剤の組合せ(これは、幾分、ミセル増粘剤と考えることができる)を通じて、増粘力が相乗的に増大し得ることが見い出された。ここで、可溶化剤は、80:20〜20:80、好ましくは60:40〜40:60および特に好ましくは50:50の重量比で、アルコキシル化多価アルコールエステルと共に使用される。
本発明のアルコキシル化多価アルコールエステルは、化粧品、医薬品または洗浄調製物を増粘するために、または化粧品調製物中のコンディショナーとして使用することができる。これに関して、本発明のアルコキシル化多価アルコールエステルは、化粧品調製物中に0.1〜10重量%の量で使用される。ここで、化粧品調製物としては、シャンプー、コンディショナー、シャワーバス、フェイスクレンザー、シャワーオイル、フォームバス、ローション、クリーム、ジェル、アルコール性および水性/アルコール性溶液またはエマルジョンが挙げられる。さらなる洗浄調製物としては、硬質面用洗浄剤、食器洗い用組成物、研磨用組成物などが挙げられる。
これらの組成物は、穏やかな界面活性剤、オイル成分、乳化剤、パール化ワックス、過脂肪剤、安定剤、ポリマー、シリコーン化合物、脂肪、ワックス、レシチン、リン脂質、生物起源薬剤、UV保護要素、酸化防止剤、脱臭剤、制汗剤、フケ防止剤、膜形成剤、膨潤剤、駆虫剤、日焼け剤、チロシン阻害剤(脱色素剤)、ヒドロトロープ、可溶化剤、防腐剤、香油、染料なども、更なる助剤および添加剤として含有し得る。
(界面活性剤)
存在し得る界面活性剤は、組成物中に通常約1〜70重量%、好ましくは5〜50重量%、特には10〜30重量%の量で存在する、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤および/または両性界面活性剤または双性イオン性界面活性剤である。
アニオン性界面活性剤の典型例は、石鹸、アルキルベンゼンスルホネート、アルカンスルホネート、オレフィンスルホネート、アルキルエーテルスルホネート、グリセロールエーテルスルホネート、α-メチルエステルスルホネート、硫化脂肪酸、アルキルスルフェート、脂肪アルコールエーテルスルフェート、グリセロールエーテルスルフェート、脂肪酸エーテルスルフェート、水酸基混合エーテルスルフェート、モノグリセリド(エーテル)スルフェート、脂肪酸アミド(エーテル)スルフェート、モノ-およびアルコキシル化および非アルコキシル化ジ-アルキルスルホスクシネート、モノ-およびジ-アルキルスルホスクシナメート、スルホトリグリセリド、アミド石鹸、エーテルカルボン酸およびその塩、脂肪酸イセチオネート、脂肪酸サルコシネート、脂肪酸タウリド、N-アシルアミノ酸(例えばアルキルエーテルシトレート、アシルラクチレート、アシルタルトレート、アシルグルタメートおよびアシルアスパルテート)、アルキルオリゴグルコシドスルフェート、アルキルオリゴグルコシドカルボキシレート、蛋白質脂肪酸縮合物(特に小麦系植物性生産物)およびアルキル(エーテル)ホスフェートである。もしアニオン性界面活性剤がポリグリコールエーテル鎖を含有していれば、それらは従来の同族体分布を有し得るが、好ましくは狭い同族体分布を有する。
非イオン性界面活性剤の典型例は、脂肪アルコールポリグリコールエーテル、アルキルフェノールポリグリコールエーテル、脂肪酸ポリグリコールエーテル、脂肪酸アミドポリグリコールエーテル、脂肪アミンポリグリコールエーテル、アルコキシル化トリグリセリド、混合エーテルおよび混合ホルマール、随意の部分酸化アルキル(アルケニル)オリゴグリコシドまたはグルクロン酸誘導体、脂肪酸-N-アルキルグルカミド、蛋白質加水分解物(特に小麦系植物性生産物)、ポリオール脂肪酸エステル、糖エステル、ソルビタンエステル、ポリソルベートおよびアミン酸化物である。もし非イオン性界面活性剤がポリグリコールエーテル鎖を含有していれば、それらは従来の同族体分布を有し得るが、好ましくは狭い同族体分布を有する。
カチオン性界面活性剤の典型例は、第四級アンモニウム化合物、例えばジメチルジステアリルアンモニウムクロライドおよびエステルクォート(esterquat)、特に第四級化脂肪酸トリアルカノールアミンエステル塩である。
両性または双性イオン性界面活性剤の典型例は、アルキルベタイン、アルキルアミドベタイン、アミノプロピオネート、アミノグリシネート、イミダゾリニウムベタインおよびスルホベタインである。上記界面活性剤は、専ら知られた化合物である。
特に適当な穏やかな、即ち、特に皮膚科学的に適合性の界面活性剤の典型例は、脂肪アルコールポリグリコールエーテルスルフェート、モノグリセリドスルフェート、モノ-および/またはジ-アルキルスルホスチネート、脂肪酸イセチオネート、脂肪酸サルコシネート、脂肪酸タウリド、脂肪酸グルタメート、α-オレフィンスルホネート、エーテルカルボン酸、アルキルオリゴグルコシド、脂肪酸グルカミド、アルキルアミドベタイン、好ましくは小麦系蛋白質ベースのアンフォアセタールおよび/または蛋白質脂肪酸縮合物である。
(オイル成分)
適当なオイル成分は、例えば、6〜18個、好ましくは8〜10個の炭素原子を有する脂肪アルコールをベースとするゲルべアルコール、直鎖 C6〜22 脂肪酸と直鎖または分枝C6〜22脂肪アルコールとのエステル、および/または分枝C6〜13カルボン酸と直鎖または分枝C6〜22脂肪アルコールとのエステル、例えばミリスチン酸ミリスチル、パルミチン酸ミリスチル、ステアリン酸ミリスチル、イソステアリン酸ミリスチル、オレイン酸ミリスチル、ベヘン酸ミリスチル、エルカ酸ミリスチル、ミリスチン酸セチル、パルミチン酸セチル、ステアリン酸セチル、イソステアリン酸セチル、オレイン酸セチル、ベヘン酸セチル、エルカ酸セチル、ミリスチン酸ステアリル、パルミチン酸ステアリル、ステアリン酸ステアリル、イソステアリン酸ステアリル、オレイン酸ステアリル、ベヘン酸ステアリル、エルカ酸ステアリル、ミリスチン酸イソステアリル、パルミチン酸イソステアリル、ステアリン酸イソステアリル、イソステアリン酸イソステアリル、オレイン酸イソステアリル、ベヘン酸イソステアリル、オレイン酸イソステアリル、ミリスチン酸オレイル、パルミチン酸オレイル、ステアリン酸オレイル、イソステアリン酸オレイル、オレイン酸オレイル、ベヘン酸オレイル、エルカ酸オレイル、ミリスチン酸ベヘニル、パルミチン酸ベヘニル、ステアリン酸ベヘニル、イソステアリン酸ベヘニル、オレイン酸ベヘニル、ベヘン酸ベヘニル、エルカ酸ベヘニル、ミリスチン酸エルシル、パルミチン酸エルシル、ステアリン酸エルシル、イソステアリン酸エルシル、オレイン酸エルシル、ベヘン酸エルシルおよびエルカ酸エルシルなどである。
また適当なものは、直鎖C6〜22脂肪酸と分枝アルコール、とりわけ2-エチルヘキサノールとのエステル、C18〜38アルキルヒドロキシカルボン酸と直鎖または分枝C6〜22脂肪アルコール、とりわけリンゴ酸ジオクチルとのエステル、直鎖および/または分枝脂肪酸と多価アルコール(例えばプロピレングリコール、ダイマージオールまたはトリマートリオールなど)および/またはゲルベアルコールとのエステル、C6〜10脂肪酸をベースとするトリグリセリド、C6〜18脂肪酸をベースとする液状モノ-/ジ-/トリ-グリセリド混合物、C6〜22脂肪アルコールおよび/またはゲルベアルコールと芳香族カルボン酸、とりわけ安息香酸とのエステル、C2〜12ジカルボン酸と、1〜22個の炭素原子を有する直鎖または分枝アルコール、または2〜10個の炭素原子および2〜6個のヒドロキシル基を有するポリオールとのエステル、植物油、分枝第一級アルコール、置換シクロヘキサン、直鎖および分枝C6〜22脂肪アルコールカーボネート(例えばジカプリリルカーボネート(Cetiol(登録商標)CC))、6〜18個、好ましくは8〜10個の炭素原子を有する脂肪アルコールをベースとするゲルべカーボネート、安息香酸と直鎖および/または分枝C6〜22アルコールとのエステル(例えばFinsolv(登録商標)TN)、アルキル基1個あたり6〜22個の炭素原子を有する直鎖または分枝の対称または非対称ジアルキルエーテル(例えばジカプリリルエーテル(Cetiol(登録商標)OE))、エポキシド化脂肪酸エステルとポリオールとの開環生成物、シリコーンオイル(シクロメチコン、シリコンメチコンなど)および/または脂肪族またはナフテン系炭化水素(例えばスクアラン、スクアレンまたはジアルキルシクロヘキサンなど)である。
(乳化剤)
適当な乳化剤は、例えば以下の群の少なくとも1種からの非イオン性界面活性剤である:
・エチレンオキシド2〜30 molおよび/またはプロピレンオキシド0〜5 molと、8〜22個の炭素原子を有する直鎖脂肪アルコール、12〜22個の炭素原子を有する脂肪酸、アルキル基中に8〜15個の炭素原子を有するアルキルフェノール、およびアルキル基中に8〜22個の炭素原子を有するアルキルアミンとの付加生成物、
・アルキル(アルケニル)基中に8〜22個の炭素原子を有するアルキルおよび/またはアルケニルオリゴグリコシド、およびそのエトキシル化類似体、
・エチレンオキシド1〜15 molとヒマシ油および/または水素化ヒマシ油との付加生成物、
・エチレンオキシド15〜60 molとヒマシ油および/または水素化ヒマシ油との付加生成物、
・グリセロールおよび/またはソルビタンと、12〜22個の炭素原子を有する不飽和、直鎖または飽和、分枝の脂肪酸、および/または3〜18個の炭素原子を有するヒドロキシカルボン酸との部分エステル、およびエチレンオキシド1〜30 mol とのその付加物、
・ポリグリセロール(平均自己縮合度2〜8)、ポリエチレングリコール(分子量400〜5,000)、トリメチロールプロパン、ペンタエリトリトール、糖アルコール(例えばソルビトール)、アルキルグルコシド(例えばメチルグルコシド、ブチルグルコシド、ラウリルグルコシド)およびポリグルコシド(例えばセルロース)と、12〜22個の炭素原子を有する飽和および/または不飽和、直鎖または分枝の脂肪酸、および/または3〜18個の炭素原子を有するヒドロキシカルボン酸との部分エステル、およびエチレンオキシド1〜30 mol とのその付加物、
・ペンタエリトリトール、脂肪酸、クエン酸および脂肪アルコールの混合エステル、および/または6〜22個の炭素原子を有する脂肪酸、メチルグルコースおよびポリオール、好ましくはグリセロールまたはポリグリセロールの混合エステル、
・モノ-、ジ-およびトリ-アルキルホスフェート、およびモノ-、ジ-および/またはトリ-PEG アルキルホスフェート、およびその塩、
・羊毛ろうアルコール、
・ポリシロキサン/ポリアルキル/ポリエーテルコポリマー、および対応誘導体、
・ブロックコポリマー、例えばポリエチレングリコール-30ジポリヒドロキシステアレート、
・ポリマー乳化剤、例えばGoodrich からの Pemulen タイプ(TR-1、TR-2)、
・ポリアルキレングリコール、および
・グリセロールカーボネート。
(エチレンオキシド付加生成物)
エチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドと、脂肪アルコール、脂肪酸、アルキルフェノール、またはヒマシ油との付加生成物は、既知の市販製品である。それらは、同族体混合物であり、その平均アルコキシル化度は、エチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドの物質量およびそれらと付加反応を行う基質量の間の比に対応する。エチレンオキシドとグリセロールとの付加生成物のC12/18脂肪酸モノエステルおよびジエステルは、化粧品調製物のための再脂肪化剤として知られている。
(アルキルおよび/またはアルケニルオリゴグリコシド)
アルキルおよび/またはアルケニルオリゴグリコシド、それらの製造および使用は、従来技術から知られている。それらは、特にグルコースまたはオリゴ糖類と8〜18個の炭素原子を有する第一級アルコールとを反応させることにより製造される。グリコシド基に関して、環式糖基がグリコシド結合により脂肪アルコールに結合しているモノグリコシド、および好ましくは約8までのオリゴマー化度を有するオリゴマーグリコシドの両方が適当である。オリゴマー化度は、そのような工業生成物に典型的な同族体分布に基づく統計平均値である。
(部分グリセリド)
適当な部分グリセリドの典型例は、ヒドロキシステアリン酸モノグリセリド、ヒドロキシステアリン酸ジグリセリド、イソステアリン酸モノグリセリド、イソステアリン酸ジグリセリド、オレイン酸モノグリセリド、オレイン酸ジグリセリド、リシノール酸モノグリセリド、リシノール酸ジグリセリド、リノール酸モノグリセリド、リノール酸ジグリセリド、リノレン酸モノグリセリド、リノレン酸ジグリセリド、エルカ酸モノグリセリド、エルカ酸ジグリセリド、酒石酸モノグリセリド、酒石酸ジグリセリド、クエン酸モノグリセリド、クエン酸ジグリセリド、リンゴ酸モノグリセリド、リンゴ酸ジグリセリド、および製造プロセスの副産物としての少量のトリグリセリドをなお含有し得るそれらの工業用混合物である。エチレンオキシド1〜30 mol、好ましくは5〜10 mol と前記部分グリセリドとの付加生成物も適当である。
(ソルビタンエステル)
適当なソルビタンエステルは、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンセスキイソステアレート、ソルビタンジイソステアレート、ソルビタントリイソステアレート、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタンジオレエート、ソルビタントリオレエート、ソルビタンモノエルケート、ソルビタンセスキエルケート、ソルビタンジエルケート、ソルビタントリエルケート、ソルビタンモノリシノレエート、ソルビタンセスキリシノレエート、ソルビタンジリシノレエート、ソルビタントリリシノレエート、ソルビタンモノヒドロキシステアレート、ソルビタンセスキヒドロキシステアレート、ソルビタンジヒドロキシステアレート、ソルビタントリヒドロキシステアレート、ソルビタンモノタルトレート、ソルビタンセスキタルトレート、ソルビタンジタルトレート、ソルビタントリタルトレート、ソルビタンモノシトレート、ソルビタンセスキシトレート、ソルビタンジシトレート、ソルビタントリシトレート、ソルビタンモノマレエート、ソルビタンセスキマレエート、ソルビタンジマレエート、ソルビタントリマレエートおよびそれらの工業用混合物である。エチレンオキシド1〜30 mol、好ましくは5〜10 mol と前記ソルビタンエステルとの付加生成物も適当である。
(ポリグリセロールエステル)
適当なポリグリセロールエステルの典型例は、ポリグリセリル-2ジポリヒドロキシステアレート(Dehymuls(登録商標)PGPH)、ポリグリセリン-3-ジイソステアレート(Lameform(登録商標)TGI)、ポリグリセリル-4イソステアレート(Isolan(登録商標)GI 34)、ポリグリセリル-3オレエート、ジイソステアロイルポリグリセリル-3ジイソステアレート(Isolan(登録商標)PDI)、ポリグリセリル-3メチルグルコースジステアレート(Tego Care(登録商標)450)、ポリグリセリル-3ビーズワックス(Beeswax)(Cera Bellina(登録商標))、ポリグリセリル-4カプレート(Polyglycerol Caprate T2010/90)、ポリグリセリル-3セチルエーテル(Chimexane(登録商標)NL)、ポリグリセリル-3ジステアレート(Cremophor(登録商標)GS 32)およびポリグリセリルポリリシノレエート(Admul(登録商標)WOL 1403)、ポリグリセリルジメレート(Dimerate)イソステアレートおよびこれらの混合物である。他の適当なポリオールエステルの例は、場合によりエチレンオキシド1〜30 mol と反応した、トリメチロールプロパンまたはペンタエリトリトールとラウリン酸、ココ脂肪酸、獣脂脂肪酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘン酸などとのモノ-、ジ-およびトリ-エステルである。
(アニオン性乳化剤)
典型的なアニオン性乳化剤は、12〜22個の炭素原子を有する脂肪族脂肪酸、例えばパルミチン酸、ステアリン酸またはベヘン酸、および12〜22個の炭素原子を有するジカルボン酸、例えばアゼラン酸またはセバシン酸などである。
(両性およびカチオン性乳化剤)
さらに、双性イオン性界面活性剤も乳化剤として使用することができる。用語「双性イオン性界面活性剤」は、少なくとも1個の第四級アンモニウム基、並びに少なくとも1個のカルボキシレートおよび少なくとも1個のスルホネート基を分子中に有する界面活性化合物である。特に適当な双性イオン性界面活性剤はいわゆるベタインであり、例えばアルキルまたはアシル基中に8〜18個の炭素原子を有するN-アルキル-N,N-ジメチルアンモニウムグリシネート、例えばココアルキルジメチルアンモニウムグリシネート、N-アシルアミノプロピル-N,N-ジメチルアンモニウムグリシネート、例えばココアシルアミノプロピルジメチルアンモニウムグリシネートおよび2-アルキル-3-カルボキシメチル-3-ヒドロキシエチルイミダゾリン、並びにココアシルアミノエチルヒドロキシエチルカルボキシメチルグリシネートである。コカミドプロピルベタイン(Cocamidopropyl Betaine)の CTFA 名で知られている脂肪酸アミド誘導体が特に好ましい。
両性界面活性剤も、適当な乳化剤である。用語「両性界面活性剤」は、C8/18アルキルまたはアシル基に加えて、少なくとも1個の遊離アミノ基および少なくとも1個の-COOHまたは-SO3H基を分子中に有し、分子内塩を形成することができる界面活性化合物である。適当な両性界面活性剤の例は、アルキル基中に約8〜18個の炭素原子を有する N-アルキルグリシン、N-アルキルプロピオン酸、N-アルキルアミノ酪酸、N-アルキルイミノジプロピオン酸、N-ヒドロキシエチル-N-アルキルアミドプロピルグリシン、N-アルキルタウリン、N-アルキルスルコシン、2-アルキルアミノプロピオン酸およびアルキルアミノ酢酸である。特に好ましい両性界面活性剤は、N-ココアルキルアミノプロピオネート、ココアシルアミノエチルアミノプロピオネートおよびC12/18アシルサルコシンである。最後に、カチオン性界面活性剤も適当な乳化剤である。エステルクォート型のカチオン性界面活性剤、好ましくはメチル四級化二脂肪酸トリエタノールアミンエステル塩が、特に好ましい。
(脂肪およびワックス)
脂肪の典型例は、グリセリド、即ち、固体または液体の植物性または動物性の生産物であり、本質的に高級脂肪酸の混合グリセロールエステルからなる。適当なワックスは、とりわけ天然ワックス、例えばカンデリラろう、カルナウバろう、木ろう、アフリカハネガヤろう、コルクろう、グアルマろう、ライスジャームオイルろう、サトウキビろう、オウリカリろう、モンタンろう、蜜ろう、セラックろう、鯨ろう、ラノリン(羊毛ろう)、尾羽脂、セレシン、オゾセライト(地ろう)、ペトロラタム、パラフィンワックスおよび微結晶ワックス、化学変性ワックス(硬ろう)、例えばモンタンエステルろう、サソールろうおよび水素化ホホバろう、並びに合成ワックス、例えばポリアルキレンワックスおよびポリエチレングリコールワックスなどである。
脂肪以外の適当な添加剤は、脂肪様物質、例えばレシチンおよびリン脂質である。用語「レシチン」は、脂肪酸、グリセロール、リン酸およびコリンからエステル化により形成されるグリセロリン脂質として、当業者の間で知られている。従ってレシチンは、しばしば当業者によりホスファチジルコリン(PC)とも称される。天然レシチンの例は、1,2-ジアシル-sn-グリセロール-3-リン酸の誘導体であり、ホスファチジン酸としても知られているケファリンである。対照的にリン脂質は、通常脂肪として分類される、一般にリン酸とグリセロールとのモノエステル、好ましくはジエステル(グリセロホスフェート)であると理解される。スフィンゴシンおよびスフィンゴ脂質も適当である。
(パール化ワックス)
適当なパール化ワックスは、例えばアルキレングリコールエステル、特にエチレングリコールジステアレート、脂肪酸アルカノールアミド、特にココ脂肪酸ジエタノールアミド、部分グリセリド、特にステアリン酸モノグリセリド、多塩基、場合によりヒドロキシ置換のカルボン酸と6〜22個の炭素原子を有する脂肪アルコールとのエステル、特に酒石酸の長鎖エステル、脂肪化合物、例えば合計で少なくとも24個の炭素原子を有する脂肪アルコール、脂肪ケトン、脂肪アルデヒド、脂肪エーテルおよび脂肪カーボネート、特にラウロンおよびジステアリルエーテル、脂肪酸、例えばステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸またはベヘン酸、12〜22個の炭素原子を有するオレフィンエポキシドと、12〜22個の炭素原子を有する脂肪アルコールおよび/または2〜15個の炭素原子および2〜10個のヒドロキシル基を有するポリオールとの開環生成物、およびこれらの混合物である。
(過脂肪剤)
使用され得る過脂肪剤は、例えばラノリンおよびレシチン、およびポリエトキシル化またはアシル化ラノリンおよびレシチン誘導体、ポリオール脂肪酸エステル、モノグリセリドおよび脂肪酸アルカノールアミドのような物質である。脂肪酸アルカノールアミドは、気泡安定剤としても機能する。
(安定剤)
使用され得る安定剤は、例えば、ステアリン酸またはリシノール酸のマグネシウム、アルミニウムおよび/または亜鉛塩のような脂肪酸の金属塩である。
(ポリマー)
適当なカチオン性ポリマーは、例えば、カチオン性セルロース誘導体、例えばAmercholからPolymer JR 400(登録商標)の商品名で入手できる四級化ヒドロキシエチルセルロース、カチオン性デンプン、ジアリルアンモニウム塩およびアクリルアミドのコポリマー、四級化ビニルピロリドン/ビニルイミダゾールポリマー、例えばLuviquat(登録商標)(BASF)、ポリグリコールおよびアミンの縮合生成物、四級化コラーゲンポリペプチド、例えばラウリルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解コラーゲン(Lamequat(登録商標)L、Gruenau)、四級化小麦ポリペプチド、ポリエチレンイミン、カチオン性シリコーンポリマー、例えばアモジメチコーン、アジピン酸およびジメチルアミノヒドロキシプロピルジエチレントリアミンのコポリマー(Cartaretine(登録商標)、Sandoz)、アクリル酸とジメチルジアリルアンモニウムクロリドとのコポリマー(Merquat(登録商標)550、Chemviron)、ポリアミノポリアミドおよびその架橋化水溶性ポリマー、カチオン性キチン誘導体、例えば場合により微結晶分布の四級化キトサン、ジハロアルキル(例えばジブロモブタンなど)とビスジアルキルアミン(例えばビスジメチルアミノ-1,3-プロパンなど)との縮合生成物、カチオン性グアールゴム、例えばRhodiaからのJaguar(登録商標)CBS、Jaguar(登録商標)C-17、Jaguar(登録商標)C-16、四級化アンモニウム塩ポリマー、例えばMirapol(登録商標)A-15、Mirapol(登録商標)AD-1、Mirapol(登録商標)AZ-1などである。
適当なアニオン性、双性イオン性、両性および非イオン性ポリマーは、例えば、ビニルアセテート/クロトン酸コポリマー、ビニルピロリドン/ビニルアクリレートコポリマー、ビニルアセテート/ブチルマレエート/イソボルニルアクリレートコポリマー、メチルビニルエーテル/無水マレイン酸コポリマーおよびそのエステル、未架橋ポリアクリル酸およびポリオール架橋化ポリアクリル酸、アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド/アクリレートコポリマー、オクチルアクリルアミド/メチルメタクリレート/tert.-ブチルアミノエチルメタクリレート/2-ヒドロキシプロピルメタクリレートコポリマー、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドン/ビニルアセテートコポリマー、ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレート/ビニルカプロラクタムターポリマー、および任意に誘導化されているセルロースエーテルおよびシリコーンである。
(シリコーン化合物)
適当なシリコーン化合物は、例えばジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、環式シリコーン、並びにアミノ変性、脂肪酸変性、アルコール変性、ポリエーテル変性、エポキシ変性、フッ素変性、グリコシド変性および/またはアルキル変性シリコーン化合物であり、これらは、室温で液状および樹脂状の両方であり得る。他の適当なシリコーン化合物は、平均鎖長200〜300のジメチルシロキサン単位を有するジメチコーン混合物であるシメチコン、および水素化シリケートである。
(UV保護要素および酸化防止剤)
UV保護要素は、例えば、室温で液体または結晶であり、紫外線を吸収することができ、吸収したエネルギーを長波長放射、例えば熱の形態で放出することができる有機物質(光保護フィルター)を意味すると理解されるべきである。UV-Bフィルターは、油溶性または水溶性であり得る。
以下のものは、油溶性物質の例である:
・3-ベンジリデンカンファーまたは3-ベンジリデンノルカンファーおよびそれらの誘導体、例えば3-(4-メチルベンジリデン)-カンファー、
・4-アミノ安息香酸誘導体、好ましくは4-(ジメチルアミノ)-安息香酸-2-エチルヘキシルエステル、4-(ジメチルアミノ)-安息香酸-2-オクチルエステルおよび4-(ジメチルアミノ)-安息香酸アミルエステル、
・ケイ皮酸エステル、好ましくは4-メトキシケイ皮酸-2-エチルヘキシルエステル、4-メトキシケイ皮酸プロピルエステル、4-メトキシケイ皮酸イソアミルエステル、2-シアノ-3,3-フェニルケイ皮酸-2-エチルヘキシルエステル(オクトクリレン)、
・サリチル酸エステル、好ましくはサリチル酸-2-エチルヘキシルエステル、サリチル酸-4-イソプロピルベンジルエステル、サリチル酸ホモメンチルエステル、
・ベンゾフェノン誘導体、好ましくは2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシ-4'-メチルベンゾフェノン、2,2'-ジヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン、
・ベンザルマロン酸エステル、好ましくは4-メトキシベンザルマロン酸-ジ-2-エチルヘキシルエステル、
・トリアジン誘導体、例えば2,4,6-トリアニリノ-(p-カルボ-2'-エチル-1'-ヘキシロキシ)-1,3,5-トリアジンおよびオクチルトリアゾン、またはジオクチルブタミドトリアゾン(Uvasorb(登録商標)HEB)など、
・プロパン-1,3-ジオン、例えば1-(4-tert.-ブチルフェニル)-3-(4'-メトキシフェニル)プロパン-1,3-ジオンなど、
・ケトトリシクロ(5.2.1.0)デカン誘導体。
適当な水溶性物質は、以下のものである:
・2-フェニルベンズイミダゾール-5-スルホン酸、およびそのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、アルキルアンモニウム塩、アルカノールアンモニウム塩およびグルクアンモニウム塩、
・ベンゾフェノンのスルホン酸誘導体、好ましくは2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸およびその塩、
・3-ベンジリデンカンファーのスルホン酸誘導体、例えば4-(2-オキソ-3-ボルニリデンメチル)-ベンゼンスルホン酸および2-メチル-5-(2-オキソ-3-ボルニリデン)スルホン酸およびこれらの塩など。
典型的な適当なUV-Aフィルターは、特にベンゾイルメタン誘導体、例えば1-(4'-tert.-ブチルフェニル)-3-(4'-メトキシフェニル)プロパン-1,3-ジオン、4-tert.-ブチル-4'-メトキシジベンゾイルメタン(Parsol(登録商標)1789)または1-フェニル-3-(4'-イソプロピルフェニル)-プロパン-1,3-ジオンおよびエナミン化合物などである。UV-AおよびUV-B フィルターを、当然混合物の形態でも使用し得る。特に望ましい組合せは、ケイ皮酸エステル、好ましくは4-メトキシケイ皮酸-2-エチルへキシルエステルおよび/または4-メトキシケイ皮酸プロピルエステルおよび/または4-メトキシケイ皮酸イソアミルエステルと組み合せた、ベンゾイルメタン誘導体、例えば4-tert.-ブチル-4'-メトキシジベンゾイルメタン(Parsol(登録商標)1789)、および2-シアノ-3,3-フェニルケイ皮酸-2-エチルヘキシルエステル(オクトクリレン)からなる。これらの組合せを、有利には、水溶性フィルター、例えば2-フェニルベンズイミダゾール-5-スルホン酸およびそのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、アルキルアンモニウム塩、アルカノールアンモニウム塩およびグルクアンモニウム塩などと組み合せる。
前記溶解性物質の他に、不溶性光保護顔料、即ち微分散金属酸化物または塩も、この目的のために使用し得る。適当な金属酸化物の例は、特に酸化亜鉛および二酸化チタン、およびまた鉄、ジルコニウム、ケイ素、マンガン、アルミニウムおよびセリウムの酸化物、並びにこれらの混合物である。シリケート(タルク)、硫酸バリウムおよびステアリン酸亜鉛も、塩として使用し得る。酸化物および塩を、スキンケアおよびスキン保護用乳液並びに化粧品のための顔料の形態で使用する。粒子は、100 nm 未満の平均径を有すべきであり、好ましくは5〜50 nm、更に好ましくは15〜30 nm の平均径を有する。それらは球形であり得るが、楕円形粒子および他の非球形粒子も使用し得る。顔料をまた、表面処理、即ち親水化または疎水化し得る。その典型例は、被覆二酸化チタン、例えば二酸化チタンT 805(Degussa)および Eusolex(登録商標)T2000(Merck)である。適当な疎水性被覆剤は、主としてシリコーン、この場合特にトリアルコキシオクチルシランまたはシメチコンである。いわゆるマイクロ顔料またはナノ顔料を、好ましくは日焼け止め剤中で使用する。マイクロ化酸化亜鉛を好ましくは使用する。
主光保護要素の上記2つの群の他に、酸化防止剤型の副光保護要素も使用し得る。酸化防止剤型の副光保護要素は、UV 線が皮膚に浸透した時に開始する光化学反応連鎖を中断する。
その典型例は、アミノ酸(例えばグリシン、ヒスチジン、チロシン、トリプトファン)およびその誘導体、イミダゾール類(例えばウロカニン酸)およびその誘導体、ペプチド、例えばD,L-カルノシン、D-カルノシン、L-カルノシンおよびそれらの誘導体(例えばアンセリン)、カロチノイド、カロテン(例えばα-カロテン、β-カロテン、リコペン)およびその誘導体、クロロゲン酸およびその誘導体、リポン酸およびその誘導体(例えばジヒドロリポン酸)、アウロチオグルコース、プロピルチオウラシルおよび他のチオール(例えばチオレドキシン、グルタチオン、システイン、シスチン、シスタミンおよびそれらのグリコシル、N-アセチル、メチル、エチル、プロピル、アミル、ブチルおよびラウリル、パリミトイル、オレイル、γ-リノレイル、コレステリルおよびグリセリルエステル)およびそれらの塩、ジラウリルチオジプロピオネート、ジステアリルチオジプロピオネート、チオジプロピオン酸およびその誘導体(エステル、エーテル、ペプチド、脂質、ヌクレオチド、ヌクレオシドおよび塩)およびスルホキシミン化合物(例えばブチオニンスルホキシミン、ホモシステインスルホキシミン、ブチオニンスルホン、ペンタ-、ヘキサ-およびヘプタ-チオニンスルホキシミン)を非常に少量の許容用量(例えばpmol〜μmol/kg)で、および(金属)キレート化剤(例えばα-ヒドロキシ脂肪酸、パルミチン酸、フィチン酸、ラクトフェリン)、α-ヒドロキシ酸(例えばクエン酸、乳酸、リンゴ酸)、フミン酸、胆汁酸、胆汁抽出物、ビリルビン、ビルベルジン、EDTA、EGTA およびそれらの誘導体、不飽和脂肪酸およびその誘導体(例えばγ-リノレイン酸、リノール酸、オレイン酸)、葉酸およびその誘導体、ユビキノンおよびユビキノールおよびそれらの誘導体、ビタミン C およびその誘導体(例えばアスコルビルパルミテート、Mg アスコルビルホスフェート、アスコルビルアセテート)、トコフェロールおよび誘導体(例えばビタミン E アセテート)、ビタミン A および誘導体(ビタミン A パルミテート)およびベンゾイン樹脂のコニフェリルベンゾエート、ルチン酸およびその誘導体、α-グリコシルルチン、フェルラ酸、フルフリリデングルシトール、カルノシン、ブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、ノルジヒドログアヤック樹脂酸、ノルジヒドログアイアレチン酸、トリヒドロキシブチロフェノン、尿酸およびその誘導体、マンノースおよびその誘導体、スーパーオキシド-ジスムターゼ、亜鉛およびその誘導体(例えばZnO、ZnSO4)、セレンおよびその誘導体(例えばセレンメチオニン)、スチルベンおよびその誘導体(例えばスチルベンオキシド、トランススチルベンオキシド)および本発明に適当なこれら活性物質の誘導体(塩、エステル、エーテル、糖、ヌクレオチド、ヌクレオシド、ペプチドおよび脂質)である。
(生物起源薬剤)
生物起源薬剤は、例えばトコフェロール、トコフェロールアセテート、トコフェロールパルミテート、アスコルビン酸、(デオキシ)リボノクレイン酸およびその分解生成物、β-グルカン、レチノール、ビサボロール、アラントイン、フィタントリオール、パンテノール、AHA 酸、アミノ酸、セラミド、プサイドセラミド、精油、植物抽出物、例えばスモモ抽出物、バンバラナッツ抽出物およびビタミン錯体などである。
(脱臭剤および微生物阻害剤)
化粧用脱臭剤は、体臭を中和し、隠し、または除去する。体臭は、アポクリン腺発汗で皮膚細菌が作用する結果、不快臭の分解生成物が形成されることにより形成される。従って脱臭剤は、微生物阻害剤、酵素阻害剤、臭気吸収剤または臭気マスキング剤として作用する活性成分を含有する。
(微生物阻害剤)
基本的に適当な微生物阻害剤は、グラム陽性細菌に対して作用するあらゆる物質であり、例えば4-ヒドロキシ安息香酸、その塩およびエステル、N-(4-クロロフェニル)-N'-(3,4-ジクロロフェニル)-尿素、2,4,4'-トリクロロ-2'-ヒドロキシジフェニルエーテル(トリクロサン)、4-クロロ-3,5-ジメチルフェノール、2,2'-メチレン-ビス-(6-ブロモ-4-クロロフェノール)、3-メチル-4-(1-メチルエチル)-フェノール、2-ベンジル-4-クロロフェノール、3-(4-クロロフェノキシ)-プロパン-1,2-ジオール、3-ヨード-2-プロピルブチルカーバメート、クロルへキシジン、3,4,4'-トリクロロカーバニリド(TTC)、抗細菌性香料、チモール、サイム油、オイゲノール、チョウジ油、メントール、ハッカ油、ファルネソール、フェノキシエタノール、グリセロールモノカプレート、グリセロールモノカプリレート、グリセロールモノラウレート(GML)、ジグリセロールモノカプレート(DMC)、サリチル酸-N-アルキルアミド、例えばサリチル酸-n-オクチルアミドまたはサリチル酸-n-デシルアミドである。
(酵素阻害剤)
適当な酵素阻害剤は、例えばエステラーゼ阻害剤である。エステラーゼ阻害剤は、好ましくはトリアルキルシトレート、例えばトリメチルシトレート、トリプロピルシトレート、トリイソプロピルシトレート、トリブチルシトレート、特にトリエチルシトレート(Hydagen(登録商標)CAT)である。エステラーゼ阻害剤は酵素活性を阻害し、それにより臭気形成を減少させる。他の適当なエステラーゼ阻害剤は、ステロールスルフェートまたはホスフェート、例えばラノステロール、コレステロール、カンペステロール、スチグマステロールおよびシトステロールスルフェートまたはホスフェートなど、ジカルボン酸およびそのエステル、例えばグルタル酸、グルタル酸モノエチルエステル、グルタル酸ジエチルエステル、アジピン酸、アジピン酸モノエチルエステル、アジピン酸ジエチルエステル、マロン酸およびマロン酸ジエチルエステル、ヒドロキシカルボン酸およびそのエステル、例えばクエン酸、リンゴ酸、酒石酸または酒石酸ジエチルエステルなど、および亜鉛グリシネートである。
(臭気吸収剤)
適当な臭気吸収剤は、臭気形成化合物を吸収し、充分に保持することができる物質である。それらは各成分の分圧を減少させ、それによりそれらの拡散速度も減少させる。これに関して重要な要件は、香料が損なわれないことである。臭気吸収剤は、細菌に対して活性ではない。それらは、例えばリシノール酸亜鉛錯体塩、または当業者に「固定剤(fixateur)」として知られている、特別な、主として臭気中和性香料、例えばラダナムまたはエゴノキ属低木の抽出物、またはそれらの基本成分としての或る種のアビエチン酸誘導体を含有する。臭気マスキング剤は、臭気マスキング機能の他に、特定の香りの特徴を脱臭剤に加える香料または香油である。
適当な香油は、例えば天然および合成芳香物の混合物である。天然芳香物は、花、茎および葉、果物、果皮、根、木、ハーブおよび草、針状葉および枝、樹脂およびバルサムの抽出物を含む。動物原料、例えばジャコウネコおよびビーバー原料も使用し得る。典型的な合成香料化合物は、エステル、エーテル、アルデヒド、ケトン、アルコールおよび炭化水素型の生成物である。
エステル型の香料化合物の例は、ベンジルアセテート、p-tert.-ブチルシクロヘキシルアセテート、リナリルアセテート、フェニルエチルアセテート、リナリルベンゾエート、ベンジルホルメート、アリルシクロヘキシルプロピオネート、スチラリルプロピオネートおよびベンジルサリチラートである。エーテル類は、例えばベンジルエチルエーテルを含み、一方アルデヒド類は、例えば8〜18個の炭素原子を有する直鎖アルカナール、シトラール、シトロネラール、シトロネリルオキシアセトアルデヒド、シクラメンアルデヒド、ヒドロキシシトロネラール、リリアールおよびボルゲオナールを含む。
適当なケトン類の例は、イオノンおよびメチルセドリルケトンである。適当なアルコール類は、アネトール、シトロネロール、オイゲノール、イソオイゲノール、ゲラニオール、リナロール、フェニルエチルアルコールおよびテルピネオールである。炭化水素類は、主としてテルペンおよびバルサムを含む。しかしながら、調和した芳香を一緒に生み出す異なる香料化合物の混合物を使用することが好ましい。他の適当な香油は、比較的低揮発性の精油であり、それらはたいていアロマ成分として使用される。その例は、セージ油、カモミール油、チョウジ油、メリッサ油、ハッカ油、シナモンリーフ油、ライム花油、ジュニパーベリー油、ベチベル油、オリバナム油、ガルバヌム油、ラブダナム油およびラバンジン油である。
以下のものを、個々または混合物の形態のいずれかで好ましくは使用する:ベルガモット油、ジヒドロミルセノール、リリアール、リラール(lyral)、シトロネロール、フェニルエチルアルコール、α-ヘキシルシンナムアルデヒド、ゲラニオール、ベンジルアセトン、シクラメンアルデヒド、リナロール、ボイサムブレンフォルテ(Boisambrene Forte)、アムブロキサン(Ambroxan)、インドール、ヘジオン、サンデライス(sandelice)、レモン油、マンダリン油、オレンジ油、アリルアミルグリコラート、シクロベルタール、ラバンジン油、クラリーセージ油、β-ダマスコン、ゼラニウム油バーボン、シクロヘキシルサリチラート、バートフィックスコオイル(Vertofix Coeur)、イソイースーパー(Iso-E-Super)、フィキソリド NP(Fixolide NP)、エバーニル(evernyl)、イラルダインガンマ(iraldein gamma)、フェニル酢酸、ゲラニルアセテート、ベンジルアセテート、ローズオキシド、ロミラート(romilat)、イロチル(irotyl)およびフローラマット(floramat)。
(制汗剤)
制汗剤は発汗を減少させ、エクリン汗腺の活動に影響することにより、わきの下の湿りおよび体臭を打ち消す。水性または無水制汗処方物は、典型的に以下の成分を含有する:
・収斂活性要素、
・オイル成分、
・非イオン性乳化剤、
・共乳化剤、
・粘稠要素
・助剤、例えば増粘剤または錯生成剤など、および/または
・非水溶媒、例えばエタノール、プロピレングリコールおよび/またはグリセロールなど。
制汗剤の適当な収斂活性要素は、主としてアルミニウム、ジルコニウムまたは亜鉛の塩である。この種の適当な抗ハイドロティック(antihydrotic)剤は、例えばアルミニウムクロリド、アルミニウムクロロヒドレート、アルミニウムジクロロヒドレート、アルミニウムセスキクロロヒドレート、およびそれらと例えば1,2-プロピレングリコールとの錯体化合物、アルミニウムヒドロキシアラントイネート、アルミニウムクロリドタルトレート、アルミニウムジルコニウムトリクロロヒドレート、アルミニウムジルコニウムテトラクロロヒドレート、アルミニウムジルコニウムペンタクロロヒドレート、およびそれらと例えばグリシンのようなアミノ酸との錯体化合物である。
制汗剤中に典型的に存在する油溶性および水溶性助剤も、比較的少量で存在し得る。このような油溶性助剤は、例えば
・抗炎症性、皮膚保護または芳香精油、
・合成皮膚保護剤、および/または
・油溶性香油
であり得る。
典型的な水溶性添加剤は、例えば防腐剤、水溶性香料、pH 調整剤、例えば緩衝混合物、水溶性増粘剤、例えば水溶性の天然または合成ポリマー、例えばキサンタンガム、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルピロリドンまたは高分子量ポリエチレンオキシドである。
(膜形成剤)
標準的な膜形成剤は、例えばキトサン、微結晶キトサン、四級化キトサン、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドン/ビニルアセテートコポリマー、アクリル酸系ポリマー、第四級セルロース誘導体、コラーゲン、ヒアルロン酸およびその塩、並びに類似化合物である。
(フケ防止剤)
適当なフケ防止剤は、ピロクトンオラミン(1-ヒドロキシ-4-メチル-6-(2,4,4-トリメチルペンチル)-2-(1H)-ピリジノンモノエタノールアミン塩)、Baypival(登録商標)(クリムバゾール)、Ketoconazol(登録商標)(4-アセチル-1-{4-[2-(2,4-ジクロロフェニル)r-2-(1H-イミダゾール-1-イルメチル)-1,3-ジオキシラン-c-4-イルメトキシフェニル}-ピペラジン)、ケトコナゾール、エルビオール、二硫化セレン、コロイド状硫黄、硫黄ポリエチレングリコールソルビタンモノオレエート、硫黄リシノールポリエトキシレート、硫黄タール留分、サリチル酸(またはヘキサクロロフェンとの組合せ)、ウンデシレン酸、モノエタノールアミドスルホコハク酸 Na 塩、Lamepon(登録商標)UD(タンパク質/ウンデシレン酸縮合物)、亜鉛ピリチオン、アルミニウムピリチオンおよびマグネシウムピリチオン/ジピリチオンマグネシウムスルフェートである。
(膨潤剤)
水相のための膨潤剤は、モンモリロナイト、粘土鉱物、Pemulen およびアルキル変性の Carbopol 型(Goodrich)である。
(駆虫剤)
適当な駆虫剤は、N,N-ジエチル-m-トルアミド、1,2-ペンタンジオールまたはエチルブチルアセチルアミノプロピオネートである。
(日焼け剤および脱色素剤)
適当な日焼け剤はジヒドロキシアセトンである。メラニンの形成を妨げ、脱色素剤中で使用される適当なチロシン阻害剤は、例えばアルブチン、フェルラ酸、コウジ酸、クマリン酸およびアスコルビン酸(ビタミン C)である。
(ヒドロトロープ)
更にヒドロトロープ、例えばエタノール、イソプロピルアルコールまたはポリオールを、流れ挙動を向上させるために使用し得る。適当なポリオールは、好ましくは2〜15個の炭素原子および少なくとも2個のヒドロキシル基を有する。ポリオールは、他の官能基、とりわけアミノ基を有することができ、あるいはポリオールを、窒素を用いて変性し得る。典型例は、以下のものである:
・グリセロール、
・アルキレングリコール、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコールおよび100〜1,000ダルトンの平均分子量を有するポリエチレングリコールなど、
・自己縮合度1.5〜10を有する工業用オリゴグリセロール混合物、例えばジグリセロール含有量40〜50重量%を有する工業用ジグリセロール混合物、
・メチロール化合物、例えば特にトリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、トリメチロールブタン、ペンタエリトリトールおよびジペンタエリトリトール、
・低級アルキルグルコシド、特にアルキル基中に1〜8個の炭素原子を有するアルキルグルコシド、例えばメチルグルコシドおよびブチルグルコシドなど、
・5〜12個の炭素原子を有する糖アルコール、例えばソルビトールまたはマンニトールなど、
・5〜12個の炭素原子を有する糖、例えばグルコースまたはスクロースなど、
・アミノ糖、例えばグルカミンなど、
・ジアルコールアミン、例えばジエタノールアミンまたは2-アミノ-1,3-プロパンジオール。
(防腐剤)
適当な防腐剤は、例えばフェノキシエタノール、ホルムアルデヒド溶液、パラベン、ペンタンジオールまたはソルビン酸、Surfacine(登録商標)の商品名で知られている銀錯体、および Kosmetikverordnung("Cosmetics Directive")の付録6、パート AおよびB に掲げられている他の群の化合物である。
(香油およびアロマ)
適当な香油は、天然および合成香料の混合物である。天然香料は、花(ユリ、ラベンダー、バラ、ジャスミン、ネロリ、イランイランノキ)、茎および葉(ゼラニウム、パチョリ、プチグレン)、果物(アニス、コエンドロ、クミン、ジュニパー)、果皮(ベルガモット、レモン、オレンジ)、根(メース、アンゼリカ、セロリ、カルダモン、コスツス(costus)、アイリス、カルムス(calmus))、木材(松材、ビャクダン、ユソウボク、シーダー材、シタン)、ハーブおよび草(タラゴン、レモングラス、セージ、タイム)、針状葉および枝(トウヒ、モミ、松、低松(dwarf pine))、樹脂およびバルサム(ガルバナム、エレミ、ベンゾイン、ミルラ、乳香、オポパナックス)の抽出物を含む。動物原料、例えばジャコウネコおよびビーバー原料も使用し得る。典型的な合成香料化合物は、エステル、エーテル、アルデヒド、ケトン、アルコールおよび炭化水素型の生成物である。
エステル型の香料化合物の例は、ベンジルアセテート、フェノキシエチルイソブチレート、p-tert.-ブチルシクロヘキシルアセテート、リナリルアセテート、ジメチルベンジルカルビニルアセテート、フェニルエチルアセテート、リナリルベンゾエート、ベンジルホルメート、エチルメチルフェニルグリシネート、アリルシクロヘキシルプロピオネート、スチラリルプロピオネートおよびベンジルサリチラートである。エーテル類は、例えばベンジルエチルエーテルを含み、アルデヒド類は、例えば8〜18個の炭素原子を有する直鎖アルカナール、シトラール、シトロネラール、シトロネリルオキシアセトアルデヒド、シクラメンアルデヒド、ヒドロキシシトロネラール、リリアールおよびボルゲオナールを含む。
適当なケトン類の例は、イオノン、α-イソメチリオノンおよびメチルセドリルケトンである。適当なアルコール類は、アネトール、シトロネロール、オイゲノール、イソオイゲノール、ゲラニオール、リナロール、フェニルエチルアルコールおよびテルピネオールである。炭化水素類は、主としてテルペンおよびバルサムを含む。しかしながら、調和した芳香を一緒に生み出す異なる香料化合物の混合物を使用することが好ましい。他の適当な香油は、比較的低揮発性の精油であり、それらはたいていアロマ成分として使用される。その例は、セージ油、カモミール油、チョウジ油、メリッサ油、ハッカ油、シナモンリーフ油、ライム花油、ジュニパーベリー油、ベチベル油、オリバナム油、ガルバヌム油、ラブダナム油およびラバンジン油である。
以下のものを、個々または混合物の形態のいずれかで好ましくは使用する:ベルガモット油、ジヒドロミルセノール、リリアール、リラール(lyral)、シトロネロール、フェニルエチルアルコール、α-ヘキシルシンナムアルデヒド、ゲラニオール、ベンジルアセトン、シクラメンアルデヒド、リナロール、ボイサムブレンフォルテ(Boisambrene Forte)、アムブロキサン(Ambroxan)、インドール、ヘジオン、サンデライス(sandelice)、レモン油、マンダリン油、オレンジ油、アリルアミルグリコラート、シクロベルタール、ラバンジン油、クラリーセージ油、β-ダマスコン、ゼラニウム油バーボン、シクロヘキシルサリチラート、バートフィックスコオイル(Vertofix Coeur)、イソイースーパー(Iso-E-Super)、フィキソリド NP(Fixolide NP)、エバーニル(evernyl)、イラルダインガンマ(iraldein gamma)、フェニル酢酸、ゲラニルアセテート、ベンジルアセテート、ローズオキシド、ロミラート(romillat)、イロチル(irotyl)およびフローラマット(floramat)。
適当なアロマは、例えば、ペパーミント油、スペアミント油、アニス油、スターアニス油、カラウェー油、ユーカリ油、ウイキョウ油、レモン油、冬緑油、チョウジ油、メントールなどである。
(染料)
使用し得る染料は、化粧目的に承認され、かつ、適当である物質である。例えば、コチニールレッドA(C.I. 16255)、パテントブルーV(C.I. 42051)、インディゴティン(C.I. 73015)、クロロフィリン(C.I. 75810)、クイノリンイエロー(C.I. 47005)、チタニウムジオキシド(C.I. 77891)、インダンスレンブルーRS(C.I. 69800)およびマダーレイク(C.I. 58000)が含まれる。ルミノールはまた、発光性の染料として存在する。これらの染料を、混合物全体を基準に通常0.001〜0.1重量%の濃度で使用する。
〔実施例1〕
9%のラウレス-2スルフェート、ナトリウム塩(Texapon N)、1.5%のココアミドプロピルベタイン(Dehyton PK 45)および1.5%のデシルグリコシド(Plantacare 2000)の水溶液を調製し、そしてクエン酸を用いてpH5.8に調整した。その後、1% PEG-120-PPG-10-トリメチロールプロパントリオレートおよび1% NaClを撹拌しながら添加した。該処方物は、11000 mPas(ブルックフィールド;LV4/30U)の粘度を有した。
〔実施例2〕
10%のナトリウムラウリルグルコースカルボキシレート(および)ラウリルグリコシド(Plantapon LGC SORB)、1.5%のココアミドプロピルベタイン(Dehyton PK 45)および1.5%のココグリコシド(Plantacare 818)の水溶液を調製し、そしてクエン酸を用いてpH5.7に調整した。その後、3% PEG-120-PPG-20-トリメチロールプロパントリオレートを撹拌しながら添加した。該処方物は、34000 mPas(ブルックフィールド;LV4/6U)の粘度を有した。
〔実施例3〕
10%のナトリウムラウリルグルコースカルボキシレート(および)ラウリルグリコシド(Plantapon LGC SORB)、6%のココアミドプロピルベタイン(Dehyton PK 45)および2%のサリチル酸の水溶液を調製した。その後、2%のPEG-120-PPG-10-トリメチロールプロパントリオレートを撹拌しながら添加した。該処方物は、12400 mPas(ブルックフィールド;LV4/30U) の粘度を有した。

Claims (7)

  1. 式(I):
    Figure 2009535369
    〔式中、Gは、全てのアルコール性ヒドロキシ基を多価アルコールから除去することにより得られる基であり、
    Aは、2〜4個の炭素原子を有するアルキレン基であり、ここで全ての同一または異なるアルキレン基は、ランダム分布で存在していても、ブロックで存在していてもよく、
    nは、101〜200の数であり、
    m + pの合計は、多価アルコール中のアルコール性ヒドロキシ基の総数であり、および
    RCOは、6〜22個の炭素原子を有する飽和または不飽和、直鎖状または分枝状脂肪酸のアシル基である。〕
    で示されるアルコキシル化多価アルコールエステルを含んでなる、化粧品調製物。
  2. Gは、トリメチロールプロパン、グリセロール、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、エチレングリコール、メチルグルコシドおよびソルビトールから形成されるアルコールの群から選択されるアルコール基であることを特徴とする、請求項1に記載の化粧品調製物。
  3. アシル基RCOは、オレイン酸およびイソステアリン酸から選択されることを特徴とする、請求項1または2に記載の化粧品調製物。
  4. アルキレン基の少なくとも5個が、3個の炭素原子を有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の化粧品調製物。
  5. さらに可溶化剤を含んでなることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の化粧品調製物。
  6. 可溶化剤が非イオン性可溶化剤であることを特徴とする、請求項5に記載の化粧品調製物。
  7. 0.1〜10重量%のアルコキシル化多価アルコールエステルを含んでなることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の化粧品調製物。
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