JP4909485B2 - エアゾール - Google Patents
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Description
(技術分野)
本発明は、ジアルキルカーボネートおよび推進剤を含有する脱臭組成物、並びにエアゾールとしてのその使用に関する。
【0002】
(背景技術)
エアゾールまたはスプレーは、その容易な取扱性、便利な「投与可能性」および衛生的な使用だけでなく、外気から密封された内容物の一様な有効性によっても特徴づけられる。この理由によりエアゾールは、数年で、化粧品、日常品および工業製品の用途として、スプレーとして適用できない活性物質の群はほとんど考えられないほど、広く行き渡っている (Aerosol Spray Report 36, No. 3, 第10頁以降 (1997年), Aerosol Spray Report 36, No. 9, 第80頁以降. (1997年), Aerosol Spray Report 36, No. 6, 第34頁以降 (1997年)、一般: Kirk-Othmer (4) 1, 第670〜685頁; 22, 第670〜691頁, Ullmann (4) 2, 第254〜259頁; 7, 第114〜118頁; (5) A 12, 第581〜583頁、また Aerosole. - Zeitschriften u. Organisationen siehe Aerosole [刊行物および組織のためのエアゾール、エアゾール参照] も参照)。しかし、例えばミリスチン酸イソプロピルおよびシクロメチコンのような数種のオイル成分だけが、これまでに知られているエアゾール配合物中に組み込むことができる。
【0003】
(発明の開示)
(発明が解決しようとする技術的課題)
従って本発明が取り組む課題は、既知の推進剤、好ましくはブタンおよび/またはプロパンおよびこれらの誘導体と混合することができ、それゆえエアゾールとして使用し得る新規オイル成分を提供することであった。さらに、そのようなエアゾール混合物は、活性物質、例えば香料、ビタミン、脱臭剤などの組み込みも可能にする。
【0004】
(その解決方法)
本発明は、
(a)ジ−n−オクチルカーボネートおよびジヘキシルカーボネートからなる群から選択される少なくとも1種のジアルキルカーボネート、および
(b)推進剤
を含有する化粧用および/または医薬用エアゾール組成物に関する。
【0005】
驚くべきことに、ジアルキルカーボネートの組込みを可能にし、既知の推進剤との混合を完了させるエアゾール組成物を、製造できることを見出した。それゆえ本発明に従い、推進剤対ジアルキルカーボネートのモル比が1:1であるエアゾールも、得ることができる。さらに、予定する用途に従い添加し得る香油、UVフィルター、脱臭剤および他の添加剤を、ジアルキルカーボネート含有エアゾール中に特に良好におよび均一に溶解または可溶化することができる。別の有利な効果は、ジアルキルカーボネート、とりわけジオクチルおよびジヘキシルカーボネートを含有するエアゾールは、特に乾燥した肌触りを有することである。
【0006】
(発明を実施するための形態)
エアゾール
エアゾールまたはスプレーは、推進剤または推進ガスの圧力下にある液状、ペースト状、粉末形態物質の充填物を有する噴霧装置であると知られている。その容器は、広範に異なるデザインのバルブを備えており、その中身をミスト、霧、フォーム、パウダー、ペーストまたは液体ジェットとして取り出すことができる。本発明の場合ではジアルキルカーボネートおよび任意に他の活性成分を含有する活性物質溶液、即ちスプレーする製品を、液状推進剤と混合する。この混合物の上に、液状活性物質/推進剤混合物の表面を含む全ての面に均一な圧力を加えるガス状推進剤が存在する。圧力を押しボタンに加えたとき、バルブが開く。活性物質/推進剤混合物は、推進ガスによりライザーを通って上方へ押しやられ、バルブを通って缶から出る。活性物質溶液と混合されている推進剤は、直ちに気化し、活性物質溶液は、非常に微細なミストに転換されるか(霧化)、または微細セルのフォームを形成する。スプレー製造などの技術情報は、関連する先行文献中で見出すことができる。粒度(スプレーの最も重要なパラメーターの1つ)は、特別に開発された装置により、またはホログラフィー、光散乱、放射性マーキングなどにより測定される。スプレー缶の製造、試験および貯蔵は、一定のルールおよび規制に従わなければならない(Technische Regeln Druckgase und Druckbehaelter (加圧ガスおよび加圧容器の技術規制))。
【0007】
使用する加圧ガス容器は、とりわけ金属(アルミニウム、ブリキ板<1,000ml)、保護若しくは飛散防止ガラス若しくはプラスチック(<220ml)、または破砕性ガラス若しくはプラスチック(<150ml)の円筒形容器であり、選択パラメーターは、圧縮強度および耐破壊性、耐食性、易充填性、所望により滅菌適性など、およびまた美的外観、扱いやすさ、印刷適性などを含む(Roempp Lexikon Chemie 第2.0版, シュトゥットガルト/ニューヨーク ; Georg Thieme Verlag 1999年参照)。
【0008】
ジアルキルカーボネート
成分(a)を形成するジアルキルカーボネートは、請求項に記載の化合物のいくつかは、本明細書において初めて記載されたとしても、基本的に既知の化合物である。基本的にジアルキルカーボネートは、ジメチルまたはジエチルカーボネートと言及されているヒドロキシ化合物との、既知の方法を使用するエステル交換により製造することができる。これらの方法のレビューは、例えば Chem. Rev. 96, 951 (1996年) で見出すことができる。上記課題を解決するために特に適している式(I)に相当するジアルキルカーボネートは、以下の要件の1つを満たす:
(A)R1は、6〜18個、好ましくは6〜16個、とりわけ8〜10個の炭素原子を有する直鎖アルキル基または2-エチルへキシル基であり、R2は、R1と同じ意味を有するか、またはメチル基である、
(B)R1は、12〜18個の炭素原子を有する直鎖アルキル基であり、R2は、R1と同じ意味を有するか、またはメチル基であり、nおよびmは、1〜10の数を表す、
(C)R1は、グリセロール、アルキレングリコール、工業用オリゴグリセロール混合物、メチロール化合物、低級アルキルグルコシド、糖アルコール、糖およびアミノ糖からなる群から選択されるポリオール残基であり、R2は、R1と同じ意味を有するか、または8〜12個の炭素原子を有する直鎖若しくは分枝アルキル基、またはメチル基である。
【0009】
2つの群(A)および(B)に属するジアルキルカーボネートの典型例は、ジメチルおよび/またはジエチルカーボネートと、カプロンアルコール、カプリルアルコール、2-エチルヘキシルアルコール、カプリンアルコール、ラウリルアルコール、イソトリデシルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、パルミトレイルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、エライジルアルコール、ペトロセリニルアルコール、リノリルアルコール、リノレニルアルコール、エレオステアリルアルコール、アラキルアルコール、ガドレイルアルコール、ベヘニルアルコール、エルシルアルコールおよびブラシジルアルコール並びにこれらの工業用混合物(例えば、油脂またはレーレンオキソ合成からのアルデヒドに基づく工業用メチルエステルの高圧水素化において形成される、および不飽和脂肪アルコールの二量化におけるモノマー画分として形成される)との完全または部分エステル交換生成物である。1〜100モル、好ましくは2〜50モル、より好ましくは5〜20モルのエチレンオキシドとの付加物の形態の、低級カーボネートと上記アルコールとのエステル交換生成物も適当である。ジ-n-オクチルカーボネートが好ましい。ジオクチルまたはジヘキシルカーボネートを、好ましくは使用する。
【0010】
(C)群のカーボネートは、本明細書において初めて記載される。それらは、ジメチルおよび/またはジエチルカーボネートとポリオールとの完全または部分エステル交換により得られる化合物である。本発明の目的のために適当なポリオールは、好ましくは2〜15個の炭素原子および少なくとも2個のヒドロキシル基を有する。その典型例は、以下のものである:
・グリセロール、
・アルキレングリコール、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、およびまた100〜1,000ダルトンの平均分子量を有するポリエチレングリコール、
・自己縮合度1.5〜10を有する工業用オリゴグリセロール混合物、例えばジグリセロール含有量40〜50質量%を有する工業用ジグリセロール混合物、
・メチロール化合物、例えば特にトリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、トリメチロールブタン、ペンタエリトリトールおよびジペンタエリトリトール、
・低級アルキルグルコシド、とりわけアルキル基中に1〜8個の炭素原子を有するアルキルグルコシド、例えばメチルグルコシドおよびブチルグルコシド、
・5〜12個の炭素原子を有する糖アルコール、例えばソルビトールまたはマンニトール、
・5〜12個の炭素原子を有する糖、例えばグルコースまたはスクロース、および
・アミノ糖、例えばグルカミン。
【0011】
反応の結果として、当然、ポリオール残基によるメチルまたはエチル基の置き換えが起こり得るだけでなく、ポリオールのいくつかのヒドロキシル基または全てのヒドロキシル基が、オリゴマーまたはポリマー網目構造でさえ得られるようにカーボネート基と結合している混合物も、該反応は与える。本発明においてこの種の化合物も、一般式(I)の範囲内に属することを意味する。
本発明の組成物は、ジアルキルカーボネート、好ましくはジオクチルおよび/またはジヘキシルカーボネート、とりわけジ-n-オクチルカーボネートを、最終組成物を基準に1〜50質量%、好ましくは3〜25質量%、とりわけ5〜15質量%の量で含有し得る。
【0012】
推進剤
適当な推進剤は、専門家に既知のあらゆる推進剤であり、液化または圧縮ガス、例えばジメチルエーテル、二酸化炭素、クロロフルオロカーボン(CFC)、窒素酸化物、並びにペンタン、ブタンおよびプロパンおよび/またはこれらの異性体である。この場合の選択も、スプレーする製品または予定する用途に左右される。一般にスプレーの液状内容物に不溶性である圧縮ガス、例えば窒素、二酸化炭素または一酸化二窒素を使用する場合、作業圧力は、バルブを動かすごとに、低下する。これらのような推進剤は、とりわけ水系製品、および特に微細霧化を必要としない製品、例えば練り歯磨き、ハンドクリーム、太陽光保護製品、濃縮果汁および濃縮調味料、ホイップクリーム(任意にCO2と組み合せたN2Oのみが可能である)、医薬スプレー(N2Oは、知覚麻痺の危険性の故に、不適当である)、スプレークリーナー、滑剤および艶出剤のために適当である。活性物質自体に溶解する、またはそれ自体溶媒として機能する液化ガスは、均一な作業圧力および均一分布の推進剤としての利点を提供する。なぜなら該推進剤は、空気中で即座に気化し、その際に数百倍の体積を占め、そうして(固体または液状の)活性物質が、非常により微細に分散されるからである。液化ガスを使用する化粧スプレーにとってしばしば望ましくない冷却効果は、適当な混合比を選択することにより幾分回避し得る。
【0013】
推進剤として特に適当なCFCは、オゾン層に対する有害な影響が発見されたので、現在非常に大規模に取りかえられている。従って、場合によりジメチルエーテルを含む、プロパンおよびブタンの混合物を好ましくは使用する(Roempp Lexikon Chemie 第2.0版, シュトゥットガルト/ニューヨーク ; Georg Thieme Verlag 1999年)。
本発明の組成物は、最終組成物を基準に3〜95質量%、好ましくは5〜75質量%、より好ましくは20〜65質量%、最も好ましくは30〜50質量%の量で推進剤を含有し得る。
【0014】
産業用途
本発明は、エアゾール、とりわけ化粧用エアゾールとしての本発明の組成物の使用にも関する。しかしながら本発明の組成物は、好ましくは家庭(例えば掃除用など)における、また施設および工業分野におけるエアゾールに対して専門家に知られているあらゆる用途のために適当である。
【0015】
本発明の好ましい実施態様において組成物は、成分(a)および(b)を、好ましくは最終組成物を基準に以下の量で含有し得る:
(a)ジアルキルカーボネート1〜50質量%、好ましくは3〜25質量%、とりわけ5〜15質量%、
(b)推進剤3〜95質量%、好ましくは5〜75質量%、より好ましくは20〜65質量%、最も好ましくは30〜50質量%、および任意に
(c)0〜30質量%、好ましくは1〜20質量%、とりわけ4〜12質量%、
但し、上記量は水を用いて合計100質量%であり、最終組成物を基準にすることを条件とする。
【0016】
本発明の好ましい実施態様において、ジアルキルカーボネート対推進剤のモル比は、1:5〜1:1、とりわけ1:3〜1:1.5である。本発明の別の好ましい実施態様において、他の助剤および添加剤(以下参照)も使用することができ、これらは、例えばポリマー、シリコーン化合物、レシチン、リン脂質、生物起源薬剤、UV保護要素、酸化防止剤、脱臭剤、制汗剤、フケ防止剤、膜形成剤、駆虫剤、自己日焼け剤、チロシン阻害剤、ヒドロトロープ、可溶化剤、保存料、香油および染料など、好ましくはUV保護要素、自己日焼け剤、脱臭剤、フケ防止剤、生物起源薬剤、駆虫剤、染料および香油を含む。本発明の好ましい実施態様において、ジアルキルカーボネート対上記添加剤のモル比は、10:1〜1:10、好ましくは5:1〜1:5、とりわけ3:1〜1:3である。対応混合物は、本発明の推進剤との良好な混和性を示す。
【0017】
助剤および添加剤
これらの組成物は、穏やかな界面活性剤、オイル成分、乳化剤、粘稠要素、増粘剤、過脂肪剤、安定剤、ポリマー、シリコーン化合物、脂肪、ワックス、レシチン、リン脂質、生物起源薬剤、UV保護要素、酸化防止剤、脱臭剤、制汗剤、フケ防止剤、膜形成剤、膨潤剤、駆虫剤、自己日焼け剤、チロシン阻害剤(脱色素剤)、ヒドロトロープ、可溶化剤、保存料、香油、染料なども、さらなる助剤および添加剤として含有し得る。
【0018】
界面活性剤
適当な界面活性剤は、アニオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、カチオン界面活性剤および/または両性若しくは両性イオン界面活性剤である。アニオン界面活性剤の典型例は、石鹸、アルキルベンゼンスルホネート、アルカンスルホネート、オレフィンスルホネート、アルキルエーテルスルホネート、グリセロールエーテルスルホネート、α-メチルエステルスルホネート、スルホ脂肪酸、アルキルスルフェート、脂肪アルコールエーテルスルフェート、グリセロールエーテルスルフェート、脂肪酸エーテルスルフェート、ヒドロキシ混合エーテルスルフェート、モノグリセリド(エーテル)スルフェート、脂肪酸アミド(エーテル)スルフェート、モノ-およびジアルキルスルホスクシネート、モノ-およびジアルキルスルホスクシナメート、スルホトリグリセリド、アミド石鹸、エーテルカルボン酸およびその塩、脂肪酸イセチオネート、脂肪酸サルコシネート、脂肪酸タウリド、N-アシルアミノ酸、例えばアシルラクチレート、アシルタートレート、アシルグルタメートおよびアシルアスパルテート、アルキルオリゴグルコシドスルフェート、タンパク質脂肪酸縮合物(特に小麦系植物性生産物)およびアルキル(エーテル)ホスフェートである。アニオン界面活性剤がポリグリコールエーテル鎖を有する場合、そのポリグリコールエーテル鎖は通常の同族体分布を有し得るが、それらは好ましくは狭い同族体分布を有する。
【0019】
非イオン界面活性剤の典型例は、脂肪アルコールポリグリコールエーテル、アルキルフェノールポリグリコールエーテル、脂肪酸ポリグリコールエステル、脂肪酸アミドポリグリコールエーテル、脂肪アミンポリグリコールエーテル、アルコキシル化トリグリセリド、混合エーテルおよび混合ホルマール、任意に部分酸化されているアルキル(アルケニル)オリゴグリコシドまたはグルクロン酸誘導体、脂肪酸-N-アルキルグルカミド、タンパク質水解物(特に小麦系植物性生産物)、ポリオール脂肪酸エステル、糖エステル、ソルビタンエステル、ポリソルベートおよびアミンオキシドである。非イオン界面活性剤がポリグリコールエーテル鎖を含有する場合、そのポリグリコールエーテル鎖は通常の同族体分布を有し得るが、それらは好ましくは狭い同族体分布を有する。カチオン界面活性剤の典型例は、第4級アンモニウム化合物、例えばジメチルジステアリルアンモニウムクロリド、およびエステルクアット(Esterquats)、とりわけ4級化脂肪酸トリアルカノールアミンエステル塩である。
【0020】
両性または両性イオン界面活性剤の典型例は、アルキルベタイン、アルキルアミドベタイン、アミノプロピオネート、アミノグリシネート、イミダゾリニウムベタインおよびスルホベタインである。記載した界面活性剤は、全て既知の化合物である。それらの構造および製造についての情報は、関連する総観的著作で見出すことができる。例えば J. Falbe (編), "Surfactants in Consumer Products", Springer Verlag, ベルリン, 1987年, 第54〜124頁 または J. Falbe (編), "Katalysatoren, Tenside und Mineraloeladditive", Thieme Verlag, シュトゥットガルト, 1978年, 第123〜217頁を参照されたい。穏やかな、即ち、皮膚適合性である特に適当な界面活性剤の典型例は、脂肪アルコールポリグリコールエーテルスルフェート、モノグリセリドスルフェート、モノ-および/またはジアルキルスルホスクシネート、脂肪酸イセチオネート、脂肪酸サルコシネート、脂肪酸タウリド、脂肪酸グルタメート、α-オレフィンスルホネート、エーテルカルボン酸、アルキルオリゴグルコシド、脂肪酸グルカミド、アルキルアミドベタイン、アンホアセタール(Amphoacetale)および/またはタンパク質脂肪酸縮合物、好ましくは小麦タンパク質をベースとするものである。
【0021】
オイル成分
適当な他のオイル成分は、例えば、6〜18個、好ましくは8〜10個の炭素原子を有する脂肪アルコールをベースとするゲルべアルコール、直鎖C6 〜 22脂肪酸と直鎖または分枝C6 〜 22脂肪アルコールとのエステル、分枝C6 〜 13カルボン酸と直鎖または分枝C6 〜 22脂肪アルコールとのエステル、例えばミリスチン酸ミリスチル、パルミチン酸ミリスチル、ステアリン酸ミリスチル、イソステアリン酸ミリスチル、オレイン酸ミリスチル、ベヘン酸ミリスチル、エルカ酸ミリスチル、ミリスチン酸セチル、パルミチン酸セチル、ステアリン酸セチル、イソステアリン酸セチル、オレイン酸セチル、ベヘン酸セチル、エルカ酸セチル、ミリスチン酸ステアリル、パルミチン酸ステアリル、ステアリン酸ステアリル、イソステアリン酸ステアリル、オレイン酸ステアリル、ベヘン酸ステアリル、エルカ酸ステアリル、ミリスチン酸イソステアリル、パルミチン酸イソステアリル、ステアリン酸イソステアリル、イソステアリン酸イソステアリル、オレイン酸イソステアリル、ベヘン酸イソステアリル、オレイン酸イソステアリル、ミリスチン酸オレイル、パルミチン酸オレイル、ステアリン酸オレイル、イソステアリン酸オレイル、オレイン酸オレイル、ベヘン酸オレイル、エルカ酸オレイル、ミリスチン酸ベヘニル、パルミチン酸ベヘニル、ステアリン酸ベヘニル、イソステアリン酸ベヘニル、オレイン酸ベヘニル、ベヘン酸ベヘニル、エルカ酸ベヘニル、ミリスチン酸エルシル、パルミチン酸エルシル、ステアリン酸エルシル、イソステアリン酸エルシル、オレイン酸エルシル、ベヘン酸エルシルおよびエルカ酸エルシルである。
【0022】
また適当なものは、直鎖C6 〜 22脂肪酸と分枝アルコール、とりわけ2-エチルヘキサノールとのエステル、C18 〜 38アルキルヒドロキシカルボン酸と直鎖または分枝C6 〜 22脂肪アルコールとのエステル(DE 19756377 A1 参照)、とりわけリンゴ酸ジオクチル、直鎖および/または分枝脂肪酸と多価アルコール(例えばプロピレングリコール、ダイマージオールまたはトリマートリオール)および/またはゲルベアルコールとのエステル、C6 〜 10脂肪酸をベースとするトリグリセリド、C6 〜 18脂肪酸をベースとする液状モノ-、ジ-およびトリグリセリド混合物(EP 97/00434 参照)、C6 〜 22脂肪アルコールおよび/またはゲルベアルコールと芳香族カルボン酸、とりわけ安息香酸とのエステル、C2 〜 12ジカルボン酸と、1〜22個の炭素原子を有する直鎖または分枝アルコール、または2〜10個の炭素原子および2〜6個のヒドロキシル基を有するポリオールとのエステル、植物油、分枝第1級アルコール、置換シクロヘキサン、ゲルべカーボネート、安息香酸と直鎖および/または分枝C6 〜 22アルコールとのエステル(例えば Finsolv(商標) TN)、アルキル基1個あたり6〜22個の炭素原子を有する直鎖または分枝の対称または非対称ジアルキルエーテル、例えばジカプリリルエーテル(Cetiol(商標) OE)、エポキシド化脂肪酸エステルとポリオールとの開環生成物、シリコーンオイル(シクロメチコン、シリコンメチコンタイプなど)および/または脂肪族またはナフタレン系炭化水素、例えばスクアラン、スクアレンまたはジアルキルシクロヘキサンである。
【0023】
乳化剤
適当な乳化剤は、例えば以下の群の少なくとも1種からの非イオン界面活性剤である:
・エチレンオキシド2〜30モルおよび/またはプロピレンオキシド0〜5モルと、直鎖C8 〜 22脂肪アルコール、C12 〜 22脂肪酸、アルキル基中に8〜15個の炭素原子を有するアルキルフェノールおよびアルキル基中に8〜22個の炭素原子を有するアルキルアミンとの付加生成物、
・アルキル(アルケニル)基中に8〜22個の炭素原子を有するアルキルおよび/またはアルケニルオリゴグリコシド、およびそのエトキシル化類似体、
・エチレンオキシド1〜15モルとヒマシ油および/または水素化ヒマシ油との付加生成物、
・エチレンオキシド15〜60モルとヒマシ油および/または水素化ヒマシ油との付加生成物
【0024】
・グリセロールおよび/またはソルビタンと、12〜22個の炭素原子を有する不飽和、直鎖または飽和、分枝の脂肪酸、および/または3〜18個の炭素原子を有するヒドロキシカルボン酸との部分エステル、およびエチレンオキシド1〜30モルとのその付加物、
・ポリグリセロール(平均自己縮合度2〜8)、ポリエチレングリコール(分子量400〜5,000)、トリメチロールプロパン、ペンタエリトリトール、糖アルコール(例えばソルビトール)、アルキルグルコシド(例えばメチルグルコシド、ブチルグルコシド、ラウリルグルコシド)およびポリグルコシド(例えばセルロース)と、12〜22個の炭素原子を有する飽和および/または不飽和、直鎖または分枝の脂肪酸、および/または3〜18個の炭素原子を有するヒドロキシカルボン酸との部分エステル、およびエチレンオキシド1〜30モルとのその付加物、
・DE 1165574 PS によるペンタエリトリトール、脂肪酸、クエン酸および脂肪アルコールの混合エステル、および/または6〜22個の炭素原子を有する脂肪酸、メチルグルコースおよびポリオール、好ましくはグリセロールまたはポリグリセロールの混合エステル
【0025】
・モノ-、ジ-およびトリアルキルホスフェート、およびモノ-、ジ-および/またはトリPEGアルキルホスフェート、およびその塩、
・羊毛ろうアルコール、
・ポリシロキサン/ポリアルキル/ポリエーテルコポリマー、および対応誘導体、
・ブロックコポリマー、例えばポリエチレングリコール-30 ジプロピルヒドロキシステアレート、
・ポリマー乳化剤、例えば Goodrich の Pemulen タイプ (TR-1, TR-2)、
・ポリアルキレングリコール、および
・グリセロールカーボネート。
【0026】
エチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドと、脂肪アルコール、脂肪酸、アルキルフェノール、またはヒマシ油との付加生成物は、既知の市販製品である。それらは、同族体混合物であり、その平均アルコキシル化度は、エチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシド量およびそれらと付加反応を行う基質量の間の比に対応する。エチレンオキシドとグリセロールとの付加物のC12/18脂肪酸モノエステルおよびジエステルは、化粧用配合物のための再脂肪剤として DE 2024051 PS から知られている。
【0027】
アルキルおよび/またはアルケニルオリゴグリコシド、それらの製造および使用は、先行技術から知られている。それらは、特にグルコースまたはオリゴ糖類と8〜18個の炭素原子を有する第1級アルコールとを反応させることにより製造される。グルコシド単位に関して、環式糖単位がグリコシド結合により脂肪アルコールに結合しているモノグリコシド、および好ましくは約8までのオリゴマー化度を有するオリゴマーグリコシドの両方が適当である。オリゴマー化度は、そのような工業生成物に典型的な同族体分布を基礎とする統計平均値である。
【0028】
適当な部分グリセリドの典型例は、ヒドロキシステアリン酸モノグリセリド、ヒドロキシステアリン酸ジグリセリド、イソステアリン酸モノグリセリド、イソステアリン酸ジグリセリド、オレイン酸モノグリセリド、オレイン酸ジグリセリド、リシノール酸モノグリセリド、リシノール酸ジグリセリド、リノール酸モノグリセリド、リノール酸ジグリセリド、リノレン酸モノグリセリド、リノレン酸ジグリセリド、エルカ酸モノグリセリド、エルカ酸ジグリセリド、酒石酸モノグリセリド、酒石酸ジグリセリド、クエン酸モノグリセリド、クエン酸ジグリセリド、リンゴ酸モノグリセリド、リンゴ酸ジグリセリド、および製造プロセスからの少量のトリグリセリドをなお含有し得るそれらの工業用混合物である。エチレンオキシド1〜30モル、好ましくは5〜10モルと記載した部分グリセリドとの付加生成物も適当である。
【0029】
適当なソルビタンエステルは、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンセスキイソステアレート、ソルビタンジイソステアレート、ソルビタントリイソステアレート、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタンジオレエート、ソルビタントリオレエート、ソルビタンモノエルケート、ソルビタンセスキエルケート、ソルビタンジエルケート、ソルビタントリエルケート、ソルビタンモノリシノレエート、ソルビタンセスキリシノレエート、ソルビタンジリシノレエート、ソルビタントリリシノレエート、ソルビタンモノヒドロキシステアレート、ソルビタンセスキヒドロキシステアレート、ソルビタンジヒドロキシステアレート、ソルビタントリヒドロキシステアレート、ソルビタンモノタルトレート、ソルビタンセスキタルトレート、ソルビタンジタルトレート、ソルビタントリタルトレート、ソルビタンモノシトレート、ソルビタンセスキシトレート、ソルビタンジシトレート、ソルビタントリシトレート、ソルビタンモノマレエート、ソルビタンセスキマレエート、ソルビタンジマレエート、ソルビタントリマレエートおよびそれらの工業用混合物である。エチレンオキシド1〜30モル、好ましくは5〜10モルと記載したソルビタンエステルとの付加生成物も適当である。
【0030】
適当なポリグリセロールエステルの典型例は、ポリグリセリル-2 ジプロピルヒドロキシステアレート(Dehymuls(商標) PGPH)、ポリグリセリン-3 ジイソステアレート(Lameform(商標) TGI)、ポリグリセリル-4 イソステアレート(Isolan(商標) GI 34)、ポリグリセリル-3 オレエート、ジイソステアロイルポリグリセリル-3 ジイソステアレート(Isolan(商標) PDI)、ポリグリセリル-3 メチルグルコースジステアレート(Tego Care(商標) 450)、ポリグリセリル-3 ビーズワックス(Beeswax)(Cera Bellina(商標))、ポリグリセリル-4 カプレート(Polyglycerol Caprate T2010/90)、ポリグリセリル-3 セチルエーテル(Chimexane(商標) NL)、ポリグリセリル-3 ジステアレート(Cremophor(商標) GS 32)およびポリグリセリルポリリシノレエート(Admul(商標) WOL 1403)、ポリグリセリルジメレート(Dimerate)イソステアレートおよびこれらの混合物である。他の適当なポリオールエステルの例は、場合によりエチレンオキシド1〜30モルと反応した、トリメチロールプロパンまたはペンタエリトリトールとラウリン酸、ココ脂肪酸、獣脂脂肪酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘン酸などとのモノ-、ジ-およびトリエステルである。
【0031】
他の適当な乳化剤は、両性イオン界面活性剤である。両性イオン界面活性剤は、少なくとも1個の第4級アンモニウム基、並びに少なくとも1個のカルボキシレートおよび少なくとも1個のスルホネート基を分子中に有する界面活性化合物である。特に適当な両性イオン界面活性剤はいわゆるベタインであり、例えばアルキルまたはアシル基中に8〜18個の炭素原子を有するN-アルキル-N,N-ジメチルアンモニウムグリシネート、例えばココアルキルジメチルアンモニウムグリシネート、N-アシルアミノプロピル-N,N-ジメチルアンモニウムグリシネート、例えばココアシルアミノプロピルジメチルアンモニウムグリシネートおよび2-アルキル-3-カルボキシメチル-3-ヒドロキシエチルイミダゾリン、並びにココアシルアミノエチルヒドロキシエチルカルボキシメチルグリシネートである。コカミドプロピルベタイン(Cocamidopropyl Betaine)のCTFA名で知られている脂肪酸アミド誘導体が特に好ましい。
【0032】
両性界面活性剤も、適当な乳化剤である。両性界面活性剤は、C8/18アルキルまたはアシル基に加えて、少なくとも1個の遊離アミノ基および少なくとも1個の-COOHまたは-SO3H基を分子中に有し、分子内塩を形成することができる界面活性化合物である。適当な両性界面活性剤の例は、アルキル基中に約8〜18個の炭素原子を有するN-アルキルグリシン、N-アルキルプロピオン酸、N-アルキルアミノ酪酸、N-アルキルイミノジプロピオン酸、N-ヒドロキシエチル-N-アルキルアミドプロピルグリシン、N-アルキルタウリン、N-アルキルサルコシン、2-アルキルアミノプロピオン酸およびアルキルアミノ酢酸である。特に好ましい両性界面活性剤は、N-ココアルキルアミノプロピオネート、ココアシルアミノエチルアミノプロピオネートおよびC12/18アシルサルコシンである。最後に、カチオン界面活性剤も適当な乳化剤である。エステルクアット型のカチオン界面活性剤、好ましくはメチル4級化二脂肪酸トリエタノールアミンエステル塩が、特に好ましい。
【0033】
脂肪およびワックス
脂肪の典型例は、グリセリド、即ち、固体または液状の植物性または動物性の生産物であり、本質的に高級脂肪酸の混合グリセロールエステルからなる。適当なワックスは、とりわけ天然ワックス、例えばカンデリラろう、カルナウバろう、木ろう、アフリカハネガヤろう、コルクろう、グアルマろう、ライスオイルろう、サトウキビろう、オウリカリろう、モンタンろう、蜜ろう、セラックろう、鯨ろう、ラノリン(羊毛ろう)、尾羽脂、セレシン、オゾセライト(地ろう)、ペトロラタム、パラフィンワックスおよびマイクロワックス、化学変性ワックス(硬ろう)、例えばモンタンエステルろう、サソールろうおよび水素化ホホバろう、並びに合成ワックス、例えばポリアルキレンワックスおよびポリエチレングリコールワックスである。
【0034】
脂肪以外の適当な添加剤は、脂肪様物質、例えばレシチンおよびリン脂質である。レシチンは、脂肪酸、グリセロール、リン酸およびコリンからエステル化により形成されるグリセロリン脂質として、専門家の間で知られている。従ってレシチンは、しばしば専門家によりホスファチジルコリン(PC)とも称され、以下の一般式:
【化3】
〔式中、Rは、典型的に15〜17個の炭素原子および4個までのシス二重結合を有する直鎖脂肪族炭化水素基を表す。〕
に相当する。天然レシチンの例は、1,2-ジアシル-sn-グリセロール-3-リン酸の誘導体であり、ホスファチジン酸としても知られているケファリンである。対照的にリン脂質は、通常脂肪として分類される、一般にリン酸とグリセロールとのモノエステル、好ましくはジエステル(グリセロホスフェート)であると理解される。スフィンゴシンおよびスフィンゴ脂質も適当である。
【0035】
粘稠要素および増粘剤
主に用いる粘稠要素は、12〜22個、好ましくは16〜18個の炭素原子を有する脂肪アルコールまたはヒドロキシ脂肪アルコール、およびまた部分グリセリド、脂肪酸またはヒドロキシ脂肪酸である。これら物質とアルキルオリゴグリコシドおよび/または同じ鎖長の脂肪酸N-メチルグリカミドおよび/またはポリグリセロールポリ-12-ヒドロキシステアレートとの組合せを、好ましくは使用する。適当な増粘剤は、例えば、Aerosil(商標) タイプ(親水性シリカ)、多糖類、とりわけキサンタンガム、グアール、寒天、アルギナートおよびチロース、カルボキシメチルセルロースおよびヒドロキシエチルセルロース、また比較的高分子量のポリエチレングリコール脂肪酸モノエステルおよびジエステル、ポリアクリレート(例えば Carbopols(商標) および Pemulen タイプ[Goodrich]、Synthalens(商標) [Sigma]、Keltrol タイプ [Kelco]、Sepigel タイプ [Seppic]、Salcare タイプ [Allied Colloids])、ポリアクリルアミド、ポリマー、ポリビニルアルコールおよびポリビニルピロリドン、界面活性剤、例えばエトキシル化脂肪酸グリセリド、脂肪酸と、ポリオール、例えばペンタエリトリトールまたはトリメチロールプロパンとのエステル、狭範囲の脂肪アルコールエトキシレートまたはアルキルオリゴグルコシド、および電解質、例えば塩化ナトリウムおよび塩化アンモニウムである。
【0036】
過脂肪剤
過脂肪剤を、例えばラノリンおよびレシチン、およびまたポリエトキシル化またはアシル化ラノリンおよびレシチン誘導体、ポリオール脂肪酸エステル、モノグリセリドおよび脂肪酸アルカノールアミドのような物質から選択し得る。脂肪酸アルカノールアミドは、気泡安定剤としても機能する。
安定剤
脂肪酸の金属塩、例えば、ステアリン酸またはリシノール酸のマグネシウム、アルミニウムおよび/または亜鉛塩を、安定剤として使用し得る。
【0037】
ポリマー
適当なカチオン性ポリマーは、例えば、カチオン性セルロース誘導体、例えば Amerchol から Polymer JR 400(商標) の名前で入手できる4級化ヒドロキシエチルセルロース、カチオン性デンプン、ジアリルアンモニウム塩およびアクリルアミドのコポリマー、4級化ビニルピロリドン/ビニルイミダゾールポリマー、例えば Luviquat(商標)(BASF)、ポリグリコールおよびアミンの縮合生成物、4級化コラーゲンポリペプチド、例えばラウリルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解コラーゲン(Lamequat(商標) L、Gruenau)、4級化小麦ポリペプチド、ポリエチレンイミン、カチオン性シリコーンポリマー、例えばアモジメチコーン、アジピン酸およびジメチルアミノヒドロキシプロピルジエチレントリアミンのコポリマー(Cartaretine(商標)、Sandoz)、アクリル酸とジメチルジアリルアンモニウムクロリドとのコポリマー(Merquat(商標) 550、Chemviron)、例えば FR 2252840 A に記載されているようなポリアミノポリアミドおよびその架橋化水溶性ポリマー、カチオン性キチン誘導体、例えば場合により微結晶分布の4級化キトサン、ジハロアルキル(例えばジブロモブタン)とビスジアルキルアミン(例えばビスジメチルアミノ-1,3-プロパン)との縮合生成物、カチオン性グアールゴム、例えば Celanese の Jaguar(商標) CBS、Jaguar(商標) C-17、Jaguar(商標) C16、4級化アンモニウム塩ポリマー、例えば Miranol の Miranol(商標) A-15、Miranol(商標) AD-1、Miranol(商標) AZ-1 である。
【0038】
適当なアニオン性、両性イオン性、両性および非イオン性ポリマーは、例えば、ビニルアセテート/クロトン酸コポリマー、ビニルピロリドン/ビニルアクリレートコポリマー、ビニルアセテート/ブチルマレエート/イソボルニルアクリレートコポリマー、メチルビニルエーテル/無水マレイン酸コポリマーおよびそのエステル、未架橋およびポリオール架橋化ポリアクリル酸、アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド/アクリレートコポリマー、オクチルアクリルアミド/メチルメタクリレート/tert-ブチルアミノエチルメタクリレート/2-ヒドロキシプロピルメタクリレートコポリマー、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドン/ビニルアセテートコポリマー、ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレート/ビニルカプロラクタムターポリマー、および任意に誘導化されているセルロースエーテルおよびシリコーンである。他の適当なポリマーおよび増粘剤は、Cosmetics & Toiletries, 第108巻, 1993年5月, 第95頁以降で見出すことができる。
【0039】
シリコーン化合物
適当なシリコーン化合物は、例えばジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、環式シリコーン、並びにアミノ変性、脂肪酸変性、アルコール変性、ポリエーテル変性、エポキシ変性、フッ素変性、グリコシド変性および/またはアルキル変性シリコーン化合物であり、これらは、室温で液状および樹脂状の両方であり得る。他の適当なシリコーン化合物は、平均鎖長200〜300のジメチルシロキサン単位を有するジメチコーン混合物であるシメチコン、および水素化シリケートである。適当な揮発性シリコーンの詳細な全体像は、Todd らの、Cosm. Toil. 91, 27 (1976年) で見出すことができる。
【0040】
UV保護要素および酸化防止剤
本発明におけるUV保護要素は、例えば、室温で液体または結晶であり、紫外線を吸収することができ、吸収したエネルギーを長波長放射、例えば熱の形態で放出することができる有機物質(光フィルター)である。UV-Bフィルターは、油溶性または水溶性であり得る。
【0041】
以下のものは、油溶性物質の例である:
・EP 0693471 B1 に記載されているような3-ベンジリデンカンファーまたは3-ベンジリデンノルカンファーおよびそれらの誘導体、例えば3-(4-メチルベンジリデン)-カンファー、
・4-アミノ安息香酸誘導体、好ましくは4-(ジメチルアミノ)-安息香酸-2-エチルヘキシルエステル、4-(ジメチルアミノ)-安息香酸-2-オクチルエステルおよび4-(ジメチルアミノ)-安息香酸アミルエステル、
・ケイ皮酸エステル、好ましくは4-メトキシケイ皮酸-2-エチルヘキシルエステル、4-メトキシケイ皮酸プロピルエステル、4-メトキシケイ皮酸イソアミルエステル、2-シアノ-3,3-フェニルケイ皮酸-2-エチルヘキシルエステル(オクトクリレン)、
・サリチル酸エステル、好ましくはサリチル酸-2-エチルヘキシルエステル、サリチル酸-4-イソプロピルベンジルエステル、サリチル酸ホモメンチルエステル、
・ベンゾフェノン誘導体、好ましくは2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシ-4'-メチルベンゾフェノン、2,2'-ジヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン、
・ベンザルマロン酸エステル、好ましくは4-メトキシベンザルマロン酸-ジ-2-エチルヘキシルエステル、
・EP 0818450 A1 に記載されているようなトリアジン誘導体、例えば2,4,6-トリアニリノ-(p-カルボ-2'-エチル-1'-ヘキシロキシ)-1,3,5-トリアジンおよびオクチルトリアゾン、またはジオクチルブタミドトリアゾン(Uvasorb(商標) HEB)、
・プロパン-1,3-ジオン、例えば1-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(4'-メトキシフェニル)-プロパン-1,3-ジオン、
・EP 0694521 B1 に記載されているようなケトトリシクロ[5.2.1.0]デカン誘導体。
【0042】
適当な水溶性物質は、以下のものである:
・2-フェニルベンズイミダゾール-5-スルホン酸、およびそのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、アルキルアンモニウム塩、アルカノールアンモニウム塩およびグルクアンモニウム塩、
・ベンゾフェノンのスルホン酸誘導体、好ましくは2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸およびその塩、
・3-ベンジリデンカンファーのスルホン酸誘導体、例えば4-(2-オキソ-3-ボルニリデンメチル)-ベンゼンスルホン酸および2-メチル-5-(2-オキソ-3-ボルニリデン)スルホン酸およびこれらの塩。
【0043】
典型的なUV-Aフィルターは、特にベンゾイルメタン誘導体、例えば1-(4'-tert-ブチルフェニル)-3-(4'-メトキシフェニル)-プロパン-1,3-ジオン、4-tert-ブチル-4'-メトキシジベンゾイルメタン(Parsol 1789)または1-フェニル-3-(4'-イソプロピルフェニル)-プロパン-1,3-ジオンおよび DE 19712033 A1(BASF)に記載されているエナミン化合物である。UV-AおよびUV-Bフィルターを、当然混合物の形態でも使用し得る。特に望ましい組合せは、ケイ皮酸エステル、好ましくは4-メトキシケイ皮酸-2-エチルへキシルエステルおよび/または4-メトキシケイ皮酸プロピルエステルおよび/または4-メトキシケイ皮酸イソアミルエステルと組み合せた、ベンゾイルメタン誘導体、例えば4-tert-ブチル-4'-メトキシジベンゾイルメタン(Parsol 1789)、および2-シアノ-3,3-フェニルケイ皮酸-2-エチルヘキシルエステル(オクトクリレン)からなる。このような混合物を、有利には、水溶性フィルター、例えば2-フェニルベンズイミダゾール-5-スルホン酸およびそのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、アルキルアンモニウム塩、アルカノールアンモニウム塩およびグルクアンモニウム塩と組み合せる。
【0044】
記載した溶解性物質の他に、不溶性UV保護顔料、即ち微分散金属酸化物または塩も、この目的のために使用し得る。適当な金属酸化物の例は、特に酸化亜鉛および二酸化チタン、およびまた鉄、ジルコニウム、ケイ素、マンガン、アルミニウムおよびセリウムの酸化物、並びにこれらの混合物である。シリケート(タルク)、硫酸バリウムおよびステアリン酸亜鉛も、塩として使用し得る。酸化物および塩を、スキンケアおよびスキン保護用乳液並びに化粧品のための顔料の形態で使用する。粒子は、100nm未満の平均径を有すべきであり、好ましくは5〜50nm、より好ましくは15〜30nmの平均径を有する。それらは球形であり得るが、楕円形粒子および他の非球形粒子も使用し得る。顔料をまた、表面処理、即ち親水化または疎水化し得る。その典型例は、被覆二酸化チタン、例えば Titandioxid T 805(Degussa)および Eusolex(商標) T2000(Merck)である。適当な疎水性被覆用物質は、特にシリコーン、その中でとりわけトリアルコキシオクチルシランまたはシメチコンである。いわゆるマイクロ顔料またはナノ顔料を、好ましくは太陽光保護製品中で使用する。マイクロ化酸化亜鉛を好ましくは使用する。他の適当なUVフィルターは、SOEFW-Journal 122, 543(1996年)中の P. Finkel のレヴューおよび Parfuemerie und Kosmetik 3 (1999年), 第11頁以降で見出すことができる。
【0045】
一次太陽光保護要素の上記2つの群の他に、酸化防止剤型の二次太陽光保護要素も使用し得る。酸化防止剤型の二次太陽光保護要素は、UV線が皮膚に浸透した時に開始する光化学反応連鎖を中断する。
【0046】
その典型例は、アミノ酸(例えばグリシン、ヒスチジン、チロシン、トリプトファン)およびその誘導体、イミダゾール類(例えばウロカニン酸)およびその誘導体、ペプチド、例えば D,L-カルノシン、D-カルノシン、L-カルノシンおよびそれらの誘導体(例えばアンセリン)、カロチノイド、カロテン(例えばα-カロテン、β-カロテン、リコペン)およびその誘導体、クロロゲン酸およびその誘導体、リポン酸およびその誘導体(例えばジヒドロリポン酸)、アウロチオグルコース、プロピルチオウラシルおよび他のチオール(例えばチオレドキシン、グルタチオン、システイン、シスチン、シスタミンおよびそれらのグリコシル、N-アセチル、メチル、エチル、プロピル、アミル、ブチルおよびラウリル、パリミトイル、オレイル、γ-リノレイル、コレステリルおよびグリセリルエステル)およびそれらの塩、ジラウリルチオジプロピオネート、ジステアリルチオジプロピオネート、チオジプロピオン酸およびその誘導体(エステル、エーテル、ペプチド、脂質、ヌクレオチド、ヌクレオシドおよび塩)およびスルホキシミン化合物(例えばブチオニンスルホキシミン、ホモシステインスルホキシミン、ブチオニンスルホン、ペンタ-、ヘキサ-およびヘプタチオニンスルホキシミン)を非常に少量の混和可能な適用量(例えばp mol〜μ mol/kg)で、およびまた(金属)キレート化剤(例えばα-ヒドロキシ脂肪酸、パルミチン酸、フィチン酸、ラクトフェリン)、α-ヒドロキシ酸(例えばクエン酸、乳酸、リンゴ酸)、フミン酸、胆汁酸、胆汁抽出物、ビリルビン、ビルベルジン、EDTA、EGTAおよびそれらの誘導体、不飽和脂肪酸およびその誘導体(例えばγ-リノレイン酸、リノール酸、オレイン酸)、葉酸およびその誘導体、ユビキノンおよびユビキノールおよびそれらの誘導体、ビタミンCおよびその誘導体(例えばアスコルビルパルミテート、Mgアスコルビルホスフェート、アスコルビルアセテート)、トコフェロールおよび誘導体(例えばビタミンEアセテート)、ビタミンAおよび誘導体(ビタミンAパルミテート)およびベンゾイン樹脂のコニフェリルベンゾエート、ルチン酸およびその誘導体、α-グリコシルルチン、フェルラ酸、フルフリリデングルシトール、カルノシン、ブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、ノルジヒドログアヤック樹脂酸、ノルジヒドログアイアレチン酸、トリヒドロキシブチロフェノン、尿酸およびその誘導体、マンノースおよびその誘導体、スーパーオキシド-ジスムターゼ、亜鉛およびその誘導体(例えばZnO、ZnSO4)、セレンおよびその誘導体(例えばセレンメチオニン)、スチルベンおよびその誘導体(例えばスチルベンオキシド、トランススチルベンオキシド)および本発明の目的のために適当なこれら活性物質の誘導体(塩、エステル、エーテル、糖、ヌクレオチド、ヌクレオシド、ペプチドおよび脂質)である。
【0047】
生物起源薬剤
本発明における生物起源薬剤は、例えばトコフェロール、トコフェロールアセテート、トコフェロールパルミテート、アスコルビン酸、デオキシリボ核酸、レチノール、ビサボロール、アラントイン、フィタントリオール、パンテノール、AHA酸、アミノ酸、セラミド、プサイドセラミド、精油、植物抽出物およびビタミン錯体である。
【0048】
脱臭剤および微生物阻害剤
化粧用脱臭剤は、体臭を中和し、隠し、または除去する。体臭は、アポクリン腺発汗で皮膚細菌が作用する結果、不快臭の分解生成物が形成されることにより形成される。従って脱臭剤は、微生物阻害剤、酵素阻害剤、臭気吸収剤または臭気マスキング剤として作用する活性要素を含有する。
【0049】
基本的に適当な微生物阻害剤は、グラム陽性細菌に対して作用するあらゆる物質であり、例えば4-ヒドロキシ安息香酸、その塩およびエステル、N-(4-クロロフェニル)-N'-(3,4-ジクロロフェニル)-尿素、2,4,4'-トリクロロ-2'-ヒドロキシジフェニルエーテル(トリクロサン)、4-クロロ-3,5-ジメチルフェノール、2,2'-メチレン-ビス-(6-ブロモ-4-クロロフェノール)、3-メチル-4-(1-メチルエチル)-フェノール、2-ベンジル-4-クロロフェノール、3-(4-クロロフェノキシ)-プロパン-1,2-ジオール、3-ヨード-2-プロピルブチルカーバメート、クロルへキシジン、3,4,4'-トリクロロカーバニリド(TTC)、抗細菌性香料、チモール、サイム油、オイゲノール、チョウジ油、メントール、ハッカ油、ファルネソール、フェノキシエタノール、グリセロールモノカプレート、グリセロールモノカプリレート、グリセロールモノラウレート(GML)、ジグリセロールモノカプレート(DMC)、サリチル酸-N-アルキルアミド、例えばサリチル酸-n-オクチルアミドまたはサリチル酸-n-デシルアミドである。
【0050】
適当な酵素阻害剤は、例えばエステラーゼ阻害剤である。エステラーゼ阻害剤は、好ましくはトリアルキルシトレート、例えばトリメチルシトレート、トリプロピルシトレート、トリイソプロピルシトレート、トリブチルシトレート、特にトリエチルシトレート(Hydagen(商標) CAT, Henkel KGaA, ドイツ連邦共和国、デュッセルドルフ)である。エステラーゼ阻害剤は酵素活性を阻害し、それにより臭気形成を減少させる。他のエステラーゼ阻害剤は、ステロールスルフェートまたはホスフェート、例えばラノステロール、コレステロール、カンペステロール、スチグマステロールおよびシトステロールスルフェートまたはホスフェート、ジカルボン酸およびそのエステル、例えばグルタル酸、グルタル酸モノエチルエステル、グルタル酸ジエチルエステル、アジピン酸、アジピン酸モノエチルエステル、アジピン酸ジエチルエステル、マロン酸およびマロン酸ジエチルエステル、ヒドロキシカルボン酸およびそのエステル、例えばクエン酸、リンゴ酸、酒石酸または酒石酸ジエチルエステル、および亜鉛グリシネートである。
【0051】
適当な臭気吸収剤は、臭気形成化合物を吸収し、充分に保持することができる物質である。それらは各成分の分圧を減少させ、それによりそれらの拡散速度も減少させる。これに関して重要な要件は、香料が損なわれないことである。臭気吸収剤は、細菌に対して活性ではない。それらは、例えばリシノール酸亜鉛錯体塩、または専門家に「フィクサトイレ(Fixateure)」として知られている主として中性臭気物の特別な香料、例えばラダナムまたはエゴノキ属低木の抽出物、またはそれらの基本成分としての或る種のアビエチン酸誘導体を含有する。臭気マスキング剤は、臭気マスキング機能の他に、特定の香りの特徴を脱臭剤に加える香料または香油である。
【0052】
適当な香油は、例えば天然および合成芳香物の混合物である。天然香料は、花、茎および葉、果物、果皮、根、木、ハーブおよび草、針状葉および枝、樹脂およびバルサムの抽出物を含む。動物原料、例えばジャコウネコおよびビーバー原料も使用し得る。典型的な合成香料化合物は、エステル、エーテル、アルデヒド、ケトン、アルコールおよび炭化水素型の生成物である。
【0053】
エステル型の香料化合物の例は、ベンジルアセテート、p-tert-ブチルシクロヘキシルアセテート、リナリルアセテート、フェニルエチルアセテート、リナリルベンゾエート、ベンジルホルメート、アリルシクロヘキシルプロピオネート、スチラリルプロピオネートおよびベンジルサリチラートである。エーテル類は、例えばベンジルエチルエーテルを含み、一方アルデヒド類は、例えば8〜18個の炭素原子を有する直鎖アルカナール、シトラール、シトロネラール、シトロネリルオキシアセトアルデヒド、シクラメンアルデヒド、ヒドロキシシトロネラール、リリアールおよびボルゲオナールを含む。
【0054】
適当なケトン類の例は、イオノンおよびメチルセドリルケトンである。適当なアルコール類は、アネトール、シトロネロール、オイゲノール、イソオイゲノール、ゲラニオール、リナロール、フェニルエチルアルコールおよびテルピネオールである。炭化水素類は、主としてテルペンおよびバルサムを含む。しかしながら、調和した芳香を一緒に生み出す異なる香料化合物の混合物を使用することが好ましい。他の適当な香油は、比較的低揮発性の精油であり、それらはたいていアロマ成分として使用される。その例は、セージ油、カミツレ油、チョウジ油、メリッサ油、ハッカ油、シナモンリーフ油、ライム花油、杜松子油、ベチベル油、オリバナム油、ガルバヌム油、ラブダナム油およびラバンジン油である。
【0055】
以下のものを、個々または混合物の形態のいずれかで好ましくは使用する:ベルガモット油、ジヒドロミルセノール、リリアール、リラール(Lyral)、シトロネロール、フェニルエチルアルコール、α-ヘキシルシンナムアルデヒド、ゲラニオール、ベンジルアセトン、シクラメンアルデヒド、リナロール、ボイサムブレンフォルテ(Boisambrene Forte)、アムブロキサン(Ambroxan)、インドール、ヘジオン、サンデライス(Sandelice)、シトラス油、マンダリン油、オレンジ油、アリルアミルグリコラート、シクロベルタール、ラバンジン油、サルビア油、β-ダマスコン、ゼラニウム油バーボン、シクロヘキシルサリチラート、バートフィックスコオイル(Vertofix Coeur)、イソイースーパー(Iso-E-Super)、フィキソリドNP(Fixolide NP)、エバーニル(Evernyl)、イラルダインガンマ(Iraldein gamma)、フェニル酢酸、ゲラニルアセテート、ベンジルアセテート、ローズオキシド、ロミラート(Romilat)、イロチル(Irotyl)およびフローラマット(Floramat)。
【0056】
制汗剤は発汗を減少させ、エクリン汗腺の活動に影響することにより、わきの下の湿りおよび体臭を打ち消す。水性または無水制汗配合物は、典型的に以下の成分を含有する:
・収斂活性要素、
・オイル成分、
・非イオン性乳化剤、
・共乳化剤、
・粘稠要素
・例えば増粘剤または錯生成剤の形態の助剤、および/または
・非水溶媒、例えばエタノール、プロピレングリコールおよび/またはグリセロール。
【0057】
制汗剤の適当な収斂活性要素は、とりわけアルミニウム、ジルコニウムまたは亜鉛の塩である。この種の適当な抗ハイドロティック(antihydrotisch)剤は、例えばアルミニウムクロリド、アルミニウムクロロヒドレート、アルミニウムジクロロヒドレート、アルミニウムセスキクロロヒドレート、およびそれらと例えば1,2-プロピレングリコールとの錯体化合物、アルミニウムヒドロキシアラントイネート、アルミニウムクロリドタートレート、アルミニウムジルコニウムトリクロロヒドレート、アルミニウムジルコニウムテトラクロロヒドレート、アルミニウムジルコニウムペンタクロロヒドレート、およびそれらと例えばグリシンのようなアミノ酸との錯体化合物である。
【0058】
制汗剤中に典型的に存在する油溶性および水溶性助剤も、比較的少量で存在し得る。このような油溶性助剤は、例えば
・抗炎症性、皮膚保護または心地よい香りの精油、
・合成皮膚保護剤、および/または
・油溶性香油
を含む。
典型的な水溶性添加剤は、例えば保存料、水溶性香料、pH調整剤、例えば緩衝混合物、水溶性増粘剤、例えば水溶性の天然または合成ポリマー、例えばキサンタンガム、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルピロリドンまたは高分子量ポリエチレンオキシドである。
【0059】
膜形成剤
標準的な膜形成剤は、例えばキトサン、微結晶キトサン、4級化キトサン、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドン/ビニルアセテートコポリマー、アクリル酸系ポリマー、第4級セルロース誘導体、コラーゲン、ヒアルロン酸およびその塩、並びに類似化合物である。
【0060】
フケ防止剤
適当なフケ防止剤は、ピロクトンオラミン(Piroctone Olamine)(1-ヒドロキシ-4-メチル-6-(2,4,4-トリメチルフェニル)-2-(1H)-ピリジノンモノエタノールアミン塩)、Baypival(商標)(クリムバゾール)、Ketoconazole(商標)(4-アセチル-1-{4-[2-(2,4-ジクロロフェニル)r-2-(1H-イミダゾール-1-イルメチル)-1,3-ジオキシラン-c-4-イルメトキシフェニル}-ピペラジン)、二硫化セレン、コロイド状硫黄、硫黄ポリエチレングリコールソルビタンモノオレエート、硫黄リシノールポリエトキシレート、硫黄タール留分、サリチル酸(またはヘキサクロロフェンとの組合せ)、ウンデシレン酸、モノエタノールアミドスルホコハク酸Na塩、Lamepon(商標) UD(タンパク質/ウンデシレン酸縮合物)、亜鉛ピリチオン、アルミニウムピリチオンおよびマグネシウムピリチオン/ジピリチオンマグネシウムスルフェートである。
【0061】
膨潤剤
水相のために適当な膨潤剤は、モンモリロナイト、粘土鉱物、Pemulen およびアルキル変性の Carbopol タイプ(Goodrich)である。他の適当なポリマーおよび膨潤剤は、Cosm. Toil. 108, 95 (1993年) 中の R. Lochhead のレヴューで見出すことができる。
駆虫剤
適当な駆虫剤は、N,N-ジエチル-m-トルアミド、ペンタン-1,2-ジオールまたはエチルブチルアセチルアミノプロピオネートである。
自己日焼け剤および脱色素剤
適当な自己日焼け剤はジヒドロキシアセトンである。メラニンの形成を妨げ、脱色素剤中で使用される適当なチロシン阻害剤は、例えばアルブチン、コウジ酸、クマリン酸およびアスコルビン酸(ビタミンC)である。
【0062】
ヒドロトロープ
さらにヒドロトロープ、例えばエタノール、イソプロピルアルコールまたはポリオールを、流れ挙動を向上させるために使用し得る。適当なポリオールは、好ましくは2〜15個の炭素原子および少なくとも2個のヒドロキシル基を有する。ポリオールは、他の官能基、とりわけアミノ基を有することができ、あるいはポリオールを、窒素を用いて変性し得る。典型例は、以下のものである:
・グリセロール、
・アルキレングリコール、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコールおよび100〜1,000ダルトンの平均分子量を有するポリエチレングリコール、
・自己縮合度1.5〜10を有する工業用オリゴグリセロール混合物、例えばジグリセロール含有量40〜50質量%を有する工業用ジグリセロール混合物、
・メチロール化合物、例えば特にトリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、トリメチロールブタン、ペンタエリトリトールおよびジペンタエリトリトール、
・低級アルキルグルコシド、特にアルキル基中に1〜8個の炭素原子を有するアルキルグルコシド、例えばメチルグルコシドおよびブチルグルコシド、
・5〜12個の炭素原子を有する糖アルコール、例えばソルビトールまたはマンニトール、
・5〜12個の炭素原子を有する糖、例えばグルコースまたはスクロース、
・アミノ糖、例えばグルカミン、
・ジアルコールアミン、例えばジエタノールアミンまたは2-アミノプロパン-1,3-ジオール。
【0063】
保存料
適当な保存料は、例えばフェノキシエタノール、ホルムアルデヒド溶液、パラベン、ペンタンジオールまたはソルビン酸、および Kosmetikverordnung の付録6, パートAおよびBに掲げられている他の群の化合物である。
【0064】
香油
適当な香油は、天然および合成香料の混合物である。天然香料は、花(ユリ、ラベンダー、バラ、ジャスミン、ネロリ、イランイランノキ)、茎および葉(フクロウソウ、パチョリ、プチグレン)、果物(アニス、コエンドロ、ヒメウイキョウ、ビャクシン)、果皮(ベルガモット、レモン、オレンジ)、根(ナツメグ、アンゼリカ、セロリ、カルダモン、コスツス(Costus)、アイリス、カルムス(Calmus))、木(松材、ビャクダン、ユソウボク、シーダー材、シタン)、ハーブおよび草(タラゴン、レモングラス、セージ、タイム)、針状葉および枝(トウヒ、モミ、松、低松(Latschen))、樹脂およびバルサム(ガルバヌム、エレミ、ベンゾイン、ミルラ、乳香、オポパナックス)の抽出物を含む。動物原料、例えばジャコウネコおよびビーバー原料も使用し得る。典型的な合成香料化合物は、エステル、エーテル、アルデヒド、ケトン、アルコールおよび炭化水素型の生成物である。
【0065】
エステル型の香料化合物の例は、ベンジルアセテート、フェノキシエチルイソブチレート、p-tert-ブチルシクロヘキシルアセテート、リナリルアセテート、ジメチルベンジルカルビニルアセテート、フェニルエチルアセテート、リナリルベンゾエート、ベンジルホルメート、エチルメチルフェニルグリシネート、アリルシクロヘキシルプロピオネート、スチラリルプロピオネートおよびベンジルサリチラートである。エーテル類は、例えばベンジルエチルエーテルを含み、一方アルデヒド類は、例えば8〜18個の炭素原子を有する直鎖アルカナール、シトラール、シトロネラール、シトロネリルオキシアセトアルデヒド、シクラメンアルデヒド、ヒドロキシシトロネラール、リリアールおよびボルゲオナールを含む。
【0066】
適当なケトン類の例は、イオノン、α-イソメチリオノンおよびメチルセドリルケトンである。適当なアルコール類は、アネトール、シトロネロール、オイゲノール、イソオイゲノール、ゲラニオール、リナロール、フェニルエチルアルコールおよびテルピネオールである。炭化水素類は、主としてテルペンおよびバルサムを含む。しかしながら、調和した芳香を一緒に生み出す異なる香料化合物の混合物を使用することが好ましい。他の適当な香油は、比較的低揮発性の精油であり、それらはたいていアロマ成分として使用される。その例は、セージ油、カミツレ油、チョウジ油、メリッサ油、ハッカ油、シナモンリーフ油、ライム花油、杜松子油、ベチベル油、オリバナム油、ガルバヌム油、ラブダナム油およびラバンジン油である。
【0067】
以下のものを、個々または混合物の形態のいずれかで好ましくは使用する:ベルガモット油、ジヒドロミルセノール、リリアール、リラール(Lyral)、シトロネロール、フェニルエチルアルコール、α-ヘキシルシンナムアルデヒド、ゲラニオール、ベンジルアセトン、シクラメンアルデヒド、リナロール、ボイサムブレンフォルテ(Boisambrene Forte)、アムブロキサン(Ambroxan)、インドール、ヘジオン、サンデライス(Sandelice)、シトラス油、マンダリン油、オレンジ油、アリルアミルグリコラート、シクロベルタール、ラバンジン油、サルビア油、β-ダマスコン、ゼラニウム油バーボン、シクロヘキシルサリチラート、バートフィックスコオイル(Vertofix Coeur)、イソイースーパー(Iso-E-Super)、フィキソリドNP(Fixolide NP)、エバーニル(Evernyl)、イラルダインガンマ(Iraldein gamma)、フェニル酢酸、ゲラニルアセテート、ベンジルアセテート、ローズオキシド、ロミラート(Romilat)、イロチル(Irotyl)およびフローラマット(Floramat)。
【0068】
染料
適当な染料は、例えば Farbstoffkommission der Deutschen Forschungsgemeinschaft の刊行物 Kosmetishce Faerbemittel(Verlag Chemie, Weinheim 1984年, 第81〜106頁)に列挙されているような化粧目的のために定評があり適当なあらゆる物質である。これらの染料を、混合物全体を基準に通常0.001〜0.1質量%の濃度で使用する。
【0069】
助剤および添加剤の全含有率(%)は、最終組成物を基準に0〜30質量%であり得、好ましくは1〜20質量%、とりわけ4〜12質量%である。組成物を、標準的なホットプロセスまたはコールドプロセスにより製造することができ、好ましくは転相温度法により製造する。
【0070】
(実施例)
本発明のオイル成分(表1の実施例1〜6)および推進剤ブタンの可溶性(可溶化)(+=完全に混合、−=分離)を、比較用オイル成分(C1〜C3)と対照させて、以下の表に示す。さらに、主観的な肌触りを、5人の検査官のパネルにより評価した(tt=非常に乾燥、t=乾燥)。その結果を、表1および2に示す。
【0071】
【表1】
【0072】
【表2】
Claims (5)
- (a)ジ−n−オクチルカーボネートおよびジヘキシルカーボネートからなる群から選ばれる少なくとも1種のジアルキルカーボネート、および
(b)推進剤
を含有する化粧用および/または医薬用エアゾール組成物。 - ジメチルエーテル、二酸化炭素、クロロフルオロカーボン、窒素酸化物、並びにペンタン、ブタンおよびプロパンおよび/またはこれらの異性体からなる群から選ばれる推進剤を含有することを特徴とする、請求項1に記載のエアゾール組成物。
- さらにポリマー、シリコーン化合物、レシチン、リン脂質、生物起源薬剤、UV保護要素、酸化防止剤、脱臭剤、制汗剤、フケ防止剤、膜形成剤、駆虫剤、自己日焼け剤、チロシン阻害剤、ヒドロトロープ、可溶化剤、保存料、香油および染料などを含有することを特徴とする、請求項1または2に記載のエアゾール組成物。
- さらにUV保護要素、自己日焼け剤、脱臭剤、フケ防止剤、生物起源薬剤、駆虫剤、染料および香油を含有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のエアゾール組成物。
- 最終組成物を基準に、
(a)ジアルキルカーボネート1〜50質量%、
(b)推進剤3〜95質量%、および任意に
(c)助剤および添加剤0〜30質量%
を、これらの量が水を用いて合計100質量%となることを条件として、含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のエアゾール組成物。
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