JPH09208483A - 皮膚外用剤組成物及び浴用剤組成物 - Google Patents

皮膚外用剤組成物及び浴用剤組成物

Info

Publication number
JPH09208483A
JPH09208483A JP8013914A JP1391496A JPH09208483A JP H09208483 A JPH09208483 A JP H09208483A JP 8013914 A JP8013914 A JP 8013914A JP 1391496 A JP1391496 A JP 1391496A JP H09208483 A JPH09208483 A JP H09208483A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cirsium
thistle
skin
plants
agent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8013914A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinobu Mori
忍 森
Yuji Ichii
雄二 一井
Hidenori Yorozu
秀憲 萬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP8013914A priority Critical patent/JPH09208483A/ja
Publication of JPH09208483A publication Critical patent/JPH09208483A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 コショウ科植物、アレチアザミ属植物及
びアザミ属植物からなる群から選ばれる植物及び収斂剤
を含有する皮膚外用剤組成物、並びに、該植物及び収斂
剤を含有する浴用剤組成物。 【効果】 肌のひきしめ感及びすべすべ感に優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、肌のひきしめ感及
びすべすべ感に優れた皮膚外用剤組成物及び浴用剤組成
物に関する。
【0002】
【従来の技術】皮膚外用剤は、目的とした部位に皮膚に
塗布、あるいは塗布後にマッサージを施すことで、その
部位の血行を促進させたり、皮膚の保湿や新陳代謝を高
める作用を有するものである。近年はマッサージの効果
を増強したり、皮膚の清浄効果を高めるために種々のス
クラブ剤を配合したものも開発されている。一方、入浴
は、身体を清潔にする、身体の芯まで温める、精神的に
もリラックスさせるといった効果があり、日常生活上欠
くことのできない行為である。疲労回復、温まり感を向
上させる目的で種々温泉成分を配合した浴用剤、入浴後
の肌のかさつきを抑える目的で保湿剤を配合した浴用剤
なども開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、保湿剤
等を配合した従来の皮膚外用剤及び浴用剤は使用直後に
ある程度のすべすべ感を肌にもたらすものの、べたつき
感、油性感を与えるものが多く、また連日使用した後に
おいて肌にさっぱりとしたひきしめ感を与えるものでは
なかった。従って本発明の目的は、肌のすべすべ感のみ
ならず、ひきしめ感を付与する皮膚外用剤組成物及び浴
用剤組成物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】斯かる実情において、本
発明者らは鋭意研究を行った結果、コショウ科植物、ア
ザミ属植物等の植物及び収斂剤を配合した皮膚外用剤組
成物及び浴用剤組成物が、肌のひきしめ感及びすべすべ
感の双方に優れていることを見出し本発明を完成した。
【0005】すなわち、本発明は、コショウ科植物、ア
レチアザミ属植物及びアザミ属植物からなる群から選ば
れる1種又は2種以上の植物並びに収斂剤を含有する皮
膚外用剤組成物の第一の発明、更に該植物と収斂剤を含
有する浴用剤組成物の第二の発明を提供するものであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に用いられるコショウ科植
物としては、コショウ(Piper nigrum
L.)、ヒハツ(Piper longum L.)、
サダソウ(Peperomia japonica
akino)、シマゴショウ(Peperomia
uninsimensis Makino)、チジミバ
シマアオイソウ(Peperomia caperat
R.et P.)、ワタゲアオイソウ(Peper
omia incana A.Dietr)、シロシマ
アオイソウ(Peperomia magnolifo
lia A.Dietr.var variegata
R.et P.)、ササバアオイソウ(Pepero
mia puteolata Trel.)、シマアオ
イソウ(Peperomia sandersii
C.DC.var.argyreia Baile
y)、キンマ(Piper betele L.)、ク
ベバ(Pipercubeba L.)、カバ(Pip
er methysticum Forst)、ジャワ
ナガゴショウ(Piper retrofractum
Vahl)、ナントウゴショウ(Piper aur
antiacum Wall.var hupehen
se C.DC.)、フウトウカズラ(Piper
adzura Ohwi)、ピパー ベーメリエフォリ
ウム ウォール(Piperboehmeriaefo
lium Wall)、ピパー ハイナネーゼ ヘムル
Piper hainanense Hemsl)、
ピパー ハウセイマキシム.(Piper hauce
Maxim.)、ピパー サーメントサム ロクス
Piper sarmentosum Roxb)、
マテイコ(Piper angustifolium
R.et P.)等が挙げられる。これらの中でも特
に、コショウ、ヒハツ、マテイコが好ましい。
【0007】かかるコショウ科植物は、果実、果皮、種
子、葉、葉柄、枝、根、花等が原料として用いられる
が、その中でも果実、果皮、葉が好ましい。但し、上記
コショウ科植物のうち、コショウ(Piper nig
rum L.)は香辛料として広く用いられ、発汗や健
胃作用を有することが知られているが、食用と供される
ものは、未成熟果実を乾燥させた黒胡椒、成熟果実の外
果皮を除去して乾燥させた白胡椒と呼ばれるものであ
る。このうち、本発明において用いる場合は、未成熟果
実を黒化しないよう乾燥又は凍結させた緑色の果実を用
いることが最も好ましい。
【0008】本発明に用いられるアレチアザミ属植物と
しては、アレチアザミ(Cephalonoplos
segetum(Bieb.)Kitam.)、エゾノ
キツネアザミ(Cephalonoplos seto
sum(Bieb.)Kitam.)等が挙げられる。
アザミ属植物としては、フジアザミ(Cirsiump
urpuratum(Maxim.)Matsu
m.)、タカアザミ(Cirsium pendulu
Fischer)、ウゴアザミ(Cirsium
ugoense Nakai)、アルバヒレアザミ(
irsium grayanum(Maxim.)Na
kai)、チシマアザミ(Cirsiumkamtsc
haticum Ledeb.)、キセルアザミ(Ci
rsiumsieboldii Miq.)、テリハア
ザミ(Cirsium lucens Kita
m.)、サワアザミ(Cirsium yezoens
(Maxim.)Makino)、サンベサワアザミ
Cirsium tenuisquamatum
itam.)、ワタムキアザミ(Cirsium ta
shiroi Kitam.)、ヒダアザミ(Cirs
ium hidaenseKitam.)、オイランア
ザミ(Cirsium spinosum Kita
m.)、ハマアザミ(Cirsium maritim
um Makino)、シマアザミ(Cirsium
brevicaule A.Gray)、オガサワラア
ザミ(Cirsium boninense Koid
z.)、ノアザミ(Cirsium japonicu
DC.)、タカサゴアザミ(Cirsium ja
ponicum DC.var australe
itam.)、シロバナタカサゴアザミ(Cirsiu
japonicum DC.var.takaoe
nse Kitam.)、ノハラアザミ(Cirsiu
oligophyllum(Franch.et
Savat.)Matsum.)、チョウカイアザミ
Cirsium chokaiense Kita
m.)、オニアザミ(Cirsium boreali
nipponenseKitam.)、ジョウシュウオ
ニアザミ(Cirsium okamotoi Kit
am.)、ムラクモアザミ(Cirsium maru
yamanum Kitam.)、オニオオノアザミ
Cirsium diabolicum Kita
m.)、イナベアザミ(Cirsium magofu
kui Kitam.)、ヤナギアザミ(Cirsiu
lineare(Thunb.)Sch Bi
p.)、モリアザミ(Cirsium dipsaco
lepis(Maxim.)Matsum.)、カガノ
アザミ(Cirsium kagamontanum
Nakai)、スズキアザミ(Cirsium suz
ukii Kitam.)、ギョウジャアザミ(Cir
sium gyojanum Kitam.)、コイブ
キアザミ(Cirsium confertissim
um Nakai)、ビッチュウアザミ(Cirsiu
bitchuense Nakai)、アイズヒメ
アザミ(Cirsium aidzuense Nak
ai)、ヒメアザミ(Cirsium buevger
Miq.)、ナガエノアザミ(Cirsium
ongepedunculatumKitam.)、エ
ゾヤマアザミ(Cirsium heiianum
oidz.)、スズカアザミ(Cirsium suz
ukaense Kitam.)、ウラジロカガノアザ
ミ(Cirsium furusei Kita
m.)、ホソエノアザミ(Cirsium effus
um(Maxim.)Matsum.)、ヒッツキアザ
ミ(Cirsium congestissimum
itam.)、ヤマアザミ(Cirsium spic
atum(Maxim.)Matsum.)、ウスバア
ザミ(Cirsium tenue Kitam.)、
アズマヤマアザミ(Cirsium microspi
catumNakai)、タチアザミ(Cirsium
inundatum Makino)、ノリクラアザ
ミ(Cirsium norikurense Nak
ai)、ダキバヒメアザミ(Cirsium ampl
exifolium Kitam.)、ハクサンアザミ
Cirsium matsumurae Naka
i)、ガンジュアザミ(Cirsium ganjue
nse Kitam.)、タテヤマアザミ(Cirsi
um babanum Koidz.var otay
ae(Kitam.))、ツクシアザミ(Cirsiu
suffultum(Maxim.)Matsu
m.)、ナンブアザミ(Cirsium nippon
icum(Maxim.)Makino)、ヤクシマア
ザミ(Cirsium yakushimense
asam.)、ノマアザミ(Cirsium chik
ushiense Koidz.)、ハナマキアザミ
Cirsium hanamakiense Kit
am.)等が挙げられる。これらの中でもアレチアザ
ミ、エゾノキツネアザミ、オニアザミ、ヤマアザミ、ノ
アザミ、ノハラアザミ、ハマアザミ、タカサゴアザミが
好ましい。
【0009】かかるアレチアザミ属植物及びアザミ属植
物は、葉、頭花、種子、茎、根及び全草を原料として用
いることができ、その中でも特に根及び茎を用いるのが
好ましい。
【0010】本発明におけるコショウ科植物、アレチア
ザミ属植物及びアザミ属植物は、生のまま、絞り汁、乾
燥粉末又は溶剤抽出物等として使用される。
【0011】溶剤抽出物としては、水又は低級アルコー
ル、ポリオール等の有機溶媒あるいはこれらの混合溶媒
で抽出したものを挙げることができ、これは適宜濃縮、
精製、滅菌、乾燥等を施して使用される。
【0012】コショウ科植物、アレチアザミ属植物及び
/又はアザミ属植物の皮膚外用剤組成物及び浴用剤組成
物中の配合量は、溶媒抽出乾燥物換算で組成物中0.0
05重量%(以下、単に「%」で示す)以上であること
が好ましく、特に0.01〜20%とすることが望まし
い。浴湯に分散又は溶解させて用いる場合では、溶媒抽
出乾燥物換算で浴湯中濃度が0.01ppm 以上であるこ
とが好ましく、特に0.1〜100ppm とすることが望
ましい。
【0013】本発明に用いられる収斂剤としては、陽イ
オン型収斂剤であるパラフェノールスルホン酸亜鉛、硫
酸亜鉛、塩化亜鉛、ミョウバン、焼ミョウバン、硫酸ア
ルミニウム、塩化アルミニウム、ヒドロキシ塩化アルミ
ニウム、乳酸アルミニウム、アラントインクロルヒドロ
キシアルミニウム;陰イオン型収斂剤であるタンニン
酸、クエン酸、乳酸、酒石酸、コハク酸、没食子酸;非
イオン型であるエタノール等が挙げられ、その中でもパ
ラフェノールスルホン酸亜鉛やミョウバン等の亜鉛若し
くはアルミニウムの塩類が好ましい。
【0014】この収斂剤の配合量は、皮膚外用剤組成物
又は浴用剤組成物中0.005%以上であることが好ま
しく、特に0.01〜20%とすることが望ましい。ま
た、当該植物に対する収斂剤の重量比を0.1〜16,
000倍、特に0.5〜5,000倍とすることが好ま
しい。浴湯に分散又は溶解させて用いる場合では、浴湯
中濃度が0.01ppm 以上であることが好ましく、特に
0.1〜100ppm とすることが望ましい。
【0015】本発明の皮膚外用剤組成物及び浴用剤組成
物においては、上記植物及び収斂剤にスクラブ剤を併用
することにより、肌のひきしめ感及びすべすべ感を更に
高めることができる。
【0016】本発明で用いるスクラブ剤は、皮膚外用剤
組成物及び浴用剤組成物を皮膚に塗布あるいは浴湯に分
散又は溶解させて使用した際に皮膚上に付着し、これに
摩擦を加える動作によって、皮膚に機械的刺激を与える
効果、及び肌に付着した汚れを脱離促進させるための剥
離作用を有する固形状物をいう。スクラブ剤は、粒径2
0μm 以下の粒子が全粒子量の10%以下であり、粒径
5,000μm 以上の粒子が全粒子量の10%以下であ
る粒度分布を有するものが好ましい。
【0017】本発明で用いるスクラブ剤の材質は特に限
定されるものではないが、塩化ナトリウム、炭酸水素ナ
トリウム、炭酸ナトリウム、リン酸カルシウム、硫酸ナ
トリウム、セスキ炭酸ナトリウム、塩化マグネシウム、
酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム
等の無機塩;ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチ
レン等の炭化水素系高分子化合物;ナイロン等のポリア
ミド系高分子化合物、ポリエステル系高分子化合物、ポ
リウレタン系高分子化合物、アルミニウム等の軽金属、
酸化チタン、カオリン、タルク等の無機顔料、キチン、
キトサン、コラーゲン、フィブロイン、植物の葉、根、
果実、茎由来物、及びこれらを組合わせて造粒したもの
が挙げられる。
【0018】このスクラブ剤の配合量は、皮膚外用剤組
成物及び浴用剤組成物中0.1〜60%、特に1〜40
%とすることが、肌のひきしめ感、すべすべ感の点から
好ましい。また、当該植物に対するスクラブ剤の重量比
が0.25〜16,000倍、特に0.5〜5,000
倍とすることが好ましい。浴湯に分散又は溶解させて用
いる場合では、浴湯中濃度が0.01ppm 以上であるこ
とが好ましく、特に0.1〜100ppm とすることが望
ましい。
【0019】本発明の皮膚外用剤組成物及び浴用剤組成
物においては、更に冷感剤又は温感剤を併用することに
より、肌のひきしめ感及びすべすべ感を高めることがで
きる。本発明で用いる冷感剤としては、例えば次のもの
が挙げられる。 (1)l−メントール、カンファー、チモール (2)次の一般式で表わされるメントール誘導体
【0020】
【化1】
【0021】(式中、Aは単結合又は炭素数1〜8のア
ルキレン基を示し、R2 は炭素数1〜8のアルキル基を
示す)又はHOOC-(CH2)m-CO-(式中、mは0〜6の数を
示す)を示す〕 (3)次の一般式で表わされる化合物
【0022】
【化2】
【0023】(式中、R3 及びR4 はそれぞれ水素原子
又は炭素数1〜8のアルキル基若しくはヒドロキシアル
キル基を示す) (4)単環式化合物
【0024】
【化3】
【0025】(R3 及びR4 は前記と同じ意味を示す)
を示し、R5 は水素原子又は炭素数1〜8のアルキル基
を示し、nは0〜5の整数を示す〕 (5)二環式化合物
【0026】
【化4】
【0027】(式中、Yは-OH、-COOH又は-COOR2(R2
は前記と同じ意味を示す)を示し、R 6 は水素原子又は
炭素数1〜8のアルキル基を示し、lは1又は2を示
す) (6)三環式アルコール
【0028】
【化5】
【0029】(式中、R7 は炭素数1〜8の炭化水素基
を示し、点線は単結合であるか又は二重結合であること
を示す)
【0030】
【化6】
【0031】(式中、R8 及びR9 は、何れか一方が水
素原子で他方が炭素数1〜8の炭化水素基を示すか、共
に炭素数1〜8の炭化水素基を示すか、又はR8 とR9
が一緒になって炭素数2〜6の環を形成する。R10は水
素原子又は炭素数1〜8の炭化水素基を示す) (7)三環式アミド
【0032】
【化7】
【0033】(式中、R11及びR12は、同一又は異なっ
て水素原子、又はヒドロキシ基、低級アルコキシ基若し
くは低級アルコキシカルボニル基で置換されていてもよ
い炭化水素基、又はヒドロキシ基若しくは低級アルコキ
シ基で置換されたフェニル基を示すか、R11とR12が一
緒になって隣接する窒素原子とともに、更に酸素原子を
含んでいてもよい炭素数2〜6の環を形成する)
【0034】これらの冷感剤は、本皮膚外用剤組成物及
び浴用剤組成物中に0.03〜5%、特に0.1〜2%
配合するのが好ましい。浴湯に分散又は溶解させて用い
る場合では、浴湯中濃度が0.05ppm 以上であること
が好ましく、特に0.1〜50ppm とすることが望まし
い。
【0035】また、温感剤としては、トウガラシチン
キ、トウガラシエキス、ノナン酸バニリルアミド、カプ
サイシン、オランダガラシエキス、サンショウエキス、
ショウキョウエキス等が挙げられる。これらの温感剤
は、本皮膚外用剤組成物及び浴用剤組成物中に0.00
01〜10%、特に0.0005〜5%配合するのが好
ましい。浴湯に分散又は溶解させて用いる場合では、浴
湯中濃度が0.0001ppm 以上であることが好まし
く、特に0.0005〜100ppm とすることが望まし
い。
【0036】本発明の皮膚外用剤組成物及び浴用剤組成
物には、更に化粧品、医薬部外品、医薬品等に用いられ
る下記原料を配合することができるが、配合できる原料
は例示されたものに限定されることはない。
【0037】(a)無機化合物類;ホウ酸、メタケイ
酸、無水ケイ酸、ホウ砂、雲母末等。 (b)有機酸、エステル類及びその塩類;アジピン酸、
安息香酸、フマル酸、コハク酸等。
【0038】(c)生薬類、ハーブ類;カイソウ、ウイ
キョウ、カミツレ、イチョウ、オウバク、桂皮、紅花、
芍薬、菖蒲、センキュウ、トウキ、チンピ、ソウジュ
ツ、カノコソウ、ビャクシ、トウヒ、ハッカ、ブクリョ
ウ、人参、モモの葉、ローズマリー、メリッサ、マロニ
エ、アルニカ、セージ等。
【0039】(d)精油、香料類;ハッカ油、ジャスミ
ン油、樟脳油、ヒノキ油、トウヒ油、リュウ油、ミカン
油、オレンジ油、ユズ油、ショウブ油、ラベンダー油、
ベイ油、クローブ油、ヒバ油、バラ油、ユーカリ油、レ
モン油、タイム油、ペパーミント油、セージ油、ベルガ
モット油、菖蒲油、パイン油、メントール、dl−メント
ール、l−メントール、シネオール、オイゲノール、シ
トラール、シトロネロール、シトロネラール、ボルネオ
ール、リナロール、ゲラニオール、フェニルエチルアル
コール、ベンジルアセテート、カンファー、チモール、
スピラントール、ピネン、テルペン系化合物等。
【0040】(e)油脂、ロウ類;ヌカ油、米ヌカエキ
ス、オリーブ油、大豆油、ホホバ油、アボガド油、アー
モンド油、ゴマ油、ヤシ油、ヒマワリ油、ヒマシ油、カ
カオ油、ミンク油、牛脂、豚脂、魚脂、月見草油、ロー
ズヒップ油等の天然油脂及びこれらを水素添加して得ら
れる硬化油やグリセライド誘導体。カルナバロウ、ミツ
ロウ、ラノリン等のワックス類。流動パラフィン、パラ
フィン、ワセリン、スクワラン等の炭化水素類。ラウリ
ン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ベヘニン酸、オレ
イン酸、リノール酸、リノレン酸、ラノリン酸、イソス
テアリン酸等の高級脂肪酸。ラウリルアルコール、セチ
ルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコ
ール、コレステロール、2−ヘキシルアルカノール等の
高級アルコール及びそのエステル誘導体。
【0041】(f)シリコーン類; (g)色素類;黄色4号、青色1号、黄色202号の
(1)等の厚生省令に定められたタール色素別表I及び
IIの色素、クロロフィル、リボフラビン、クロシン、紅
花、アントラキノン等の食品添加物として認められてい
る天然色素等。
【0042】(h)ビタミン類;ビタミンA、ビタミン
C、ビタミンD、ビタミンE等。 (i)微粉体;一般に化粧用粉体と称されるもので、ア
クリル樹脂、スチレン樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン
樹脂、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
塩化ビニル、PET、ポリテトラフルオロエタン等の高
分子、この高分子コポリマー、ゼオライト、酸化チタ
ン、タルク、カオリン、マイカ、ベントナイト等。
【0043】(j)界面活性剤;界面活性剤としてはア
ニオン性、カチオン性、ノニオン性、天然、合成のいず
れの界面活性剤も使用できる。 (k)その他;キサンチン誘導体、βアドレナリン作用
興奮薬、α2アドレナリン作用抑制薬及びビピリジン誘
導体、サリチル酸ナトリウム、アミノ酸、脱脂粉乳、デ
キストリン、硫黄、湯の花、鉱砂、雲母末、中性白土、
いり糠、殺菌剤、防腐剤、金属封鎖剤、蛋白分解酵素、
抗炎症剤、その他製剤上必要な成分等。
【0044】また、本発明皮膚外用剤組成物及び浴用剤
組成物は、身体に塗布あるいは浴湯に投入することがで
きれば、形態は特に限定されず常法により、液体、ジェ
ル、クリーム、ムース、パック、シート、粉末、顆粒、
固形錠剤等とすることができる。これらは皮膚に塗布、
あるいは貼付して用いる、あるいは浴湯に分散又は溶解
させて用い、更にマッサージを施して用いることもでき
る。
【0045】
【発明の効果】本発明の皮膚外用剤組成物及び浴用剤組
成物は、十分な肌のひきしめ感及びすべすべ感を与える
ものである。
【0046】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。実施例中で使用した各種植物の抽出物は次の製造例
により得た。
【0047】製造例1 コショウ(Piper nigrum L.)の乾燥未
成熟果実100gを常法により熱水で抽出し、濾過後減
圧濃縮し、次いで凍結乾燥した。これをコショウ抽出物
とした。
【0048】製造例2 ヒハツ(Piper longum L.)の乾燥果実
100gを常法により30%エタノールで抽出し、濾過
後減圧濃縮し、次いで凍結乾燥した。これをヒハツ抽出
物とした。
【0049】製造例3 マテイコ(Piper angustifolium
Ruiz et Pavon)の乾燥葉100gを常法
により熱水で抽出し、濾過後減圧濃縮し、次いで凍結乾
燥した。これをマテイコ熱水抽出物とした。
【0050】製造例4 アレチアザミ(Cephalonoplos sege
tum(Bieb.)Kitam.)の乾燥した根10
0gを常法により熱水で抽出し、濾過後減圧濃縮し、次
いで凍結乾燥した。これをアレチアザミ抽出物(根)と
した。
【0051】製造例5 ノアザミ(Cirsium japonicum D
C.)の乾燥した根100gを常法により熱水で抽出
し、濾過後減圧濃縮し、次いで凍結乾燥した。これをノ
アザミ抽出物とした。
【0052】実施例1〜9及び比較例1〜9 表1〜表3に示す組成のジェル状皮膚外用剤組成物を常
法により調製し、下記評価方法により、肌のひきしめ感
及びすべすべ感を調べた。結果を表1〜表3に示す。 評価方法 ・肌のひきしめ感:表1に示す皮膚外用剤組成物1gを
左右いずれかの大腿部皮膚に塗布、他方は何も塗布しな
いこととし、1日1回の塗布を1週間継続した。1週間
経過時点において、各被験者(n=5)は肌のひきしめ
感を以下の基準により判定し、その平均点で示した。
【0053】5点:未塗布部位と比べ塗布部位は非常に
ひきしめ感がある。 4点:未塗布部位と比べ塗布部位は良くひきしめ感があ
る。 3点:未塗布部位と比べ塗布部位はひきしめ感がある。 2点:未塗布部位と比べ塗布部位はややひきしめ感があ
る。 1点:未塗布部位と比べ塗布部位は同等である。
【0054】・肌のすべすべ感:上記と同時に各被験者
の肌のすべすべ感を以下の基準により判定し、その平均
点で示した。 5点:未塗布部位と比べ塗布部位は非常にすべすべ感が
ある。 4点:未塗布部位と比べ塗布部位は良くすべすべ感があ
る。 3点:未塗布部位と比べ塗布部位はすべすべ感がある。 2点:未塗布部位と比べ塗布部位はややすべすべ感があ
る。 1点:未塗布部位と比べ塗布部位は同等である。
【0055】
【表1】
【0056】
【表2】
【0057】
【表3】
【0058】表1から、コショウ科植物、アレチアザミ
属植物、アザミ属植物からなる群より選ばれる1種又は
2種以上の植物及び収斂剤を配合した実施例1〜9の皮
膚外用剤組成物は、当該植物及び収斂剤を配合しない比
較例1〜9の皮膚外用剤組成物と比べて、1週間使用後
の肌においてひきしめ感及びすべすべ感が優れているこ
とがわかる。更に、スクラブ剤、冷感剤、温感剤を併用
することで、上記肌のひきしめ感及びすべすべ感が増強
されていることがわかる。
【0059】実施例10 W/Oクリーム状皮膚外用剤
【0060】
【表4】 (成分) (%) コショウ抽出物(製造例1) 4 クルミ粒子* 5 スクワラン 28 ヘキサデシルアジピン酸エステル 8 マイクロクリスタリンワックス 10 ワセリン 4 固形パラフィン 3 ミツロウ 4 ラノリン 4 モノオレイン酸グリセリン 3 ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレイン酸エステル 5 プロピレングリコール 4 精製水 バランス d−トコフェロール 1 安息香酸メチル 0.2 香料 微量 色素 微量 *:粒径20μm 以下3%、粒径5,000μm 以上2%
【0061】実施例11 液体状浴用剤
【0062】
【表5】 (成分) (%) ヒハツ抽出物(製造例2) 10 パラフェノールスルホン酸亜鉛 2 モモ核粒** 1 カンファー 1 オクタン酸トリグリセライド 30 ミリスチン酸オクチルドデシル 30 流動パラフィン バランス ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレイン酸エステル 12 香料 微量 **:粒径20μm 以下0%、粒径5,000μm 以上0%
【0063】実施例12 液体状浴用剤
【0064】
【表6】 (成分) (%) コショウ抽出物(製造例1) 7 ノアザミ抽出物(製造例5) 5 パラフェノールスルホン酸亜鉛 3 モモ核粒** 1 カンファー 2 オクタン酸トリグリセライド 28 ミリスチン酸オクチルドデシル 32 流動パラフィン バランス ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレイン酸エステル 10 香料 微量 **:粒径20μm 以下0%、粒径5,000μm 以上0%

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コショウ科植物、アレチアザミ属植物及
    びアザミ属植物からなる群から選ばれる1種又は2種以
    上の植物並びに収斂剤を含有する皮膚外用剤組成物。
  2. 【請求項2】 コショウ科植物、アレチアザミ属植物及
    びアザミ属植物からなる群から選ばれる1種又は2種以
    上の植物並びに収斂剤を含有する浴用剤組成物。
  3. 【請求項3】 更にスクラブ剤を含有する請求項1又は
    2記載の組成物。
  4. 【請求項4】 スクラブ剤が、粒径20μm 以下の粒子
    が全粒子量の10重量%以下であり、粒径5000μm
    以上の粒子が全粒子量の10重量%以下である粒度分布
    を有するものである請求項3記載の組成物。
  5. 【請求項5】 更に冷感剤又は温感剤を含有する請求項
    1〜4のいずれか1項記載の組成物。
JP8013914A 1996-01-30 1996-01-30 皮膚外用剤組成物及び浴用剤組成物 Pending JPH09208483A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8013914A JPH09208483A (ja) 1996-01-30 1996-01-30 皮膚外用剤組成物及び浴用剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8013914A JPH09208483A (ja) 1996-01-30 1996-01-30 皮膚外用剤組成物及び浴用剤組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09208483A true JPH09208483A (ja) 1997-08-12

Family

ID=11846446

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8013914A Pending JPH09208483A (ja) 1996-01-30 1996-01-30 皮膚外用剤組成物及び浴用剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09208483A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1160460A (ja) * 1997-08-26 1999-03-02 Kao Corp 皮膚化粧料
JP2000204033A (ja) * 1999-01-12 2000-07-25 Kao Corp 浴用剤組成物
JP2003135037A (ja) * 2001-11-02 2003-05-13 Maruzen Pharmaceut Co Ltd ヒハツ果穂抽出物組成物及びヒハツ果穂抽出物含有飲食物並びにヒハツ果穂抽出物の呈味改善方法
JP2003155246A (ja) * 2001-11-20 2003-05-27 Fancl Corp 刺激緩和組成物
WO2004026323A1 (en) * 2002-09-18 2004-04-01 Fundação De Amparo À Pesquisa Do Estado De São Paulo - Fapesp Use of pothomorphe umbellata extract, composition on basis of pothomorphe umbellata extract and method of application of the pothomorphe umbellata extract
WO2004103264A3 (en) * 2003-05-22 2005-02-17 Johnson & Johnson Ltd Hemostatic antibacterial composition and products incorporating the same
KR100728813B1 (ko) * 2005-08-18 2007-06-19 한불화장품주식회사 고려엉겅퀴 추출물을 주요 활성성분으로 함유하는피부외용제 조성물

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1160460A (ja) * 1997-08-26 1999-03-02 Kao Corp 皮膚化粧料
JP2000204033A (ja) * 1999-01-12 2000-07-25 Kao Corp 浴用剤組成物
JP2003135037A (ja) * 2001-11-02 2003-05-13 Maruzen Pharmaceut Co Ltd ヒハツ果穂抽出物組成物及びヒハツ果穂抽出物含有飲食物並びにヒハツ果穂抽出物の呈味改善方法
JP2003155246A (ja) * 2001-11-20 2003-05-27 Fancl Corp 刺激緩和組成物
JP4615796B2 (ja) * 2001-11-20 2011-01-19 株式会社ファンケル 刺激緩和組成物
WO2004026323A1 (en) * 2002-09-18 2004-04-01 Fundação De Amparo À Pesquisa Do Estado De São Paulo - Fapesp Use of pothomorphe umbellata extract, composition on basis of pothomorphe umbellata extract and method of application of the pothomorphe umbellata extract
WO2004103264A3 (en) * 2003-05-22 2005-02-17 Johnson & Johnson Ltd Hemostatic antibacterial composition and products incorporating the same
KR100728813B1 (ko) * 2005-08-18 2007-06-19 한불화장품주식회사 고려엉겅퀴 추출물을 주요 활성성분으로 함유하는피부외용제 조성물

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10485752B2 (en) Skin rejuvenation and defense systems and methods
KR101121949B1 (ko) 수분 함량을 높인 화장품 스팀 크림의 조성물 및 이의 제조방법
TW200413020A (en) Vesicle dispersion and cosmetic containing the same
US7615231B2 (en) Methods for enhancing the morphology, tone, texture and/or appearance of skin or hair using a meadowlactone
JP2021504390A (ja) 皮膚マイクロバイオームの改変のための方法及び局所用組成物
CN109966184B (zh) 一种悬浮油珠卸妆水及其制备方法
US20070092475A1 (en) Methods for enhancing the morphology, tone, texture and/or appearance of skin using a Meadowestolide
CN108852865A (zh) 一种富勒烯外用组合物
JPH09208483A (ja) 皮膚外用剤組成物及び浴用剤組成物
KR20080096132A (ko) 주름 완화 효능을 갖는 나문재 추출물을 함유하는 조성물
CN101695470B (zh) 化妆品用组合物、含有该组合物的化妆品及其制备方法
JP2009007307A (ja) 化粧料又は皮膚外用剤
JP6474227B2 (ja) 植物エキスを含有するトイレタリー製品用組成物
TW202239399A (zh) 天然防水眼線筆化妝品組合物及通過其製備化妝品的方法
JP2008169196A (ja) 皮膚外用剤
JPH09110673A (ja) 浴用剤組成物
JP2005194290A (ja) クレンジング用の化粧料
JP2020094000A (ja) 皮膚外用剤
JP2005041830A (ja) 皮膚外用剤
KR102577644B1 (ko) 천연 방수 아이라이너 화장품 조성물 및 이를 통한 천연 방수 아이라이너 화장품 제조방법
JPH0769862A (ja) 入浴剤組成物
JP3088938B2 (ja) 入浴剤組成物
JP7032117B2 (ja) 油性組成物
JP6197234B2 (ja) ビタミンb1含有ニンニクエキス配合石けん
JP3441217B2 (ja) 入浴剤組成物