JPH1160460A - 皮膚化粧料 - Google Patents
皮膚化粧料Info
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- JPH1160460A JPH1160460A JP9229350A JP22935097A JPH1160460A JP H1160460 A JPH1160460 A JP H1160460A JP 9229350 A JP9229350 A JP 9229350A JP 22935097 A JP22935097 A JP 22935097A JP H1160460 A JPH1160460 A JP H1160460A
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 発熱剤及び温感剤を含有する皮膚化粧
料。 【効果】 温感の初期の立ち上がりが良好で、十分な温
感持続効果が得られるなど、温感性能に優れたものであ
る。
料。 【効果】 温感の初期の立ち上がりが良好で、十分な温
感持続効果が得られるなど、温感性能に優れたものであ
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、温感性能に優れた
皮膚化粧料に関する。
皮膚化粧料に関する。
【０００２】
【従来の技術】冬季の化粧料使用時の冷え、寒さの防止
のみでなく、血行促進作用により、血行障害によるこり
や痛み等の緩和、皮膚活性（賦活）化（新陳代謝促
進）、更に毛穴の拡張による表皮汚れの除去性向上等を
期待して、温感を付与した化粧料が開発されている。化
粧料に温感を付与する方法としては、主に血行促進剤を
配合する方法、温感剤を配合する方法、発熱剤を配合し
て皮膚上で発熱させる方法がある。
のみでなく、血行促進作用により、血行障害によるこり
や痛み等の緩和、皮膚活性（賦活）化（新陳代謝促
進）、更に毛穴の拡張による表皮汚れの除去性向上等を
期待して、温感を付与した化粧料が開発されている。化
粧料に温感を付与する方法としては、主に血行促進剤を
配合する方法、温感剤を配合する方法、発熱剤を配合し
て皮膚上で発熱させる方法がある。
【０００３】しかしながら、血行促進剤を配合した化粧
料では、効果発現が遅く、使用時の実感が不足するとい
う欠点があった。また、温感剤を配合した化粧料は、温
感効果は得られるものの、温感の初期の立ち上がりが悪
く、効果の持続性等の点でも充分満足できるものではな
かった。更に、発熱剤を配合した化粧料は、発熱反応が
短時間で終了するため、温感が持続しないという問題が
あった。
料では、効果発現が遅く、使用時の実感が不足するとい
う欠点があった。また、温感剤を配合した化粧料は、温
感効果は得られるものの、温感の初期の立ち上がりが悪
く、効果の持続性等の点でも充分満足できるものではな
かった。更に、発熱剤を配合した化粧料は、発熱反応が
短時間で終了するため、温感が持続しないという問題が
あった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、温感の初期の立ち上がりが良好で、十分な温感持続
効果が得られるなど、温感性能に優れた皮膚化粧料を提
供することにある。
は、温感の初期の立ち上がりが良好で、十分な温感持続
効果が得られるなど、温感性能に優れた皮膚化粧料を提
供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは鋭意研究を行った結果、発熱剤及び温感剤を
組合わせて用いれば、発熱剤による即効的な温まり効果
と、温感剤による持続的温まり効果のみならず、温感性
能、特に初期の温感の立ち上がりや、持続効果が相乗的
に高められた皮膚化粧料が得られることを見出し、本発
明を完成した。
発明者らは鋭意研究を行った結果、発熱剤及び温感剤を
組合わせて用いれば、発熱剤による即効的な温まり効果
と、温感剤による持続的温まり効果のみならず、温感性
能、特に初期の温感の立ち上がりや、持続効果が相乗的
に高められた皮膚化粧料が得られることを見出し、本発
明を完成した。
【０００６】すなわち、本発明は、発熱剤及び温感剤を
含有する皮膚化粧料を提供するものである。
含有する皮膚化粧料を提供するものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明で用いられる発熱剤として
は、特に制限されないが、無機塩の無水物及び水和物な
どが挙げられ、具体的には、塩化カルシウム、塩化マグ
ネシウム、塩化アルミニウム、塩化第二鉄、塩化亜鉛等
の塩化物；硫酸マグネシウム、硫酸亜鉛、硫酸第一鉄、
硫酸アルミニウム、硫酸カルシウム等の硫酸塩；その他
乾燥ミョウバン、酸化カルシウム、炭酸ナトリウム、リ
ン酸水素ナトリウム、活性化ゼオライト、炭酸カリウム
等や、これらの含水塩などが挙げられる。これらのう
ち、特に塩化カルシウム、硫酸マグネシウム、活性化ゼ
オライト、炭酸カリウムが好ましい。
は、特に制限されないが、無機塩の無水物及び水和物な
どが挙げられ、具体的には、塩化カルシウム、塩化マグ
ネシウム、塩化アルミニウム、塩化第二鉄、塩化亜鉛等
の塩化物；硫酸マグネシウム、硫酸亜鉛、硫酸第一鉄、
硫酸アルミニウム、硫酸カルシウム等の硫酸塩；その他
乾燥ミョウバン、酸化カルシウム、炭酸ナトリウム、リ
ン酸水素ナトリウム、活性化ゼオライト、炭酸カリウム
等や、これらの含水塩などが挙げられる。これらのう
ち、特に塩化カルシウム、硫酸マグネシウム、活性化ゼ
オライト、炭酸カリウムが好ましい。
【０００８】これらの発熱剤は、１種又は２種以上を組
合わせて用いることができ、その配合量は、特に制限さ
れないが、全組成中に０．１〜６０重量％配合するのが
好ましく、特に５〜５０重量％、更に２０〜４０重量％
配合すると、十分な温かさが得られるので好ましい。
合わせて用いることができ、その配合量は、特に制限さ
れないが、全組成中に０．１〜６０重量％配合するのが
好ましく、特に５〜５０重量％、更に２０〜４０重量％
配合すると、十分な温かさが得られるので好ましい。
【０００９】本発明で用いられる温感剤としては、通常
化粧料に配合されるものであれば特に制限されず、例え
ば唐辛子末、唐辛子チンキ、唐辛子エキス、カンタリス
チンキ、ショウキョウ（生姜）エキス、ショウキョウチ
ンキ、イチョウエキス、チンピエキス、トウヒエキス、
センキュウエキス、トウキエキス等；ノニル酸バニリル
アミド（合成カプサイシン）；ニコチン酸ベンジル、ニ
コチン酸メチル、ニコチン酸アミド等のニコチン酸類；
ｄｌ−α−トコフェロール類、酢酸ｄｌ−α−トコフェ
ロール、ニコチン酸ｄｌ−α−トコフェロール等のトコ
フェロール類；サリチル酸メチル等のサリチル酸類；４
−（ブトキシメチル）−２−エトキシフェノール、ブチ
ル−〔（３，４−ジメトキシ）ベンジル〕エーテル、ブ
チル−〔（３，４−メチレンジオキシ）ベンジル〕エー
テル、５−（ブトキシメチル）−２−メトキシフェノー
ル、４−〔（２−エチルヘキシルオキシ）メチル〕−２
−メトキシフェノール、２−メトキシ−４−〔（２−メ
トキシエトキシ）メチル〕フェノール等のイソバニリン
誘導体；カプサイシン、ショウガオール、ピペリン、カ
ンフル、メントール、下記一般式（１）で表わされるバ
ニリルアルコールアルキルエーテル等が挙げられる。
化粧料に配合されるものであれば特に制限されず、例え
ば唐辛子末、唐辛子チンキ、唐辛子エキス、カンタリス
チンキ、ショウキョウ（生姜）エキス、ショウキョウチ
ンキ、イチョウエキス、チンピエキス、トウヒエキス、
センキュウエキス、トウキエキス等；ノニル酸バニリル
アミド（合成カプサイシン）；ニコチン酸ベンジル、ニ
コチン酸メチル、ニコチン酸アミド等のニコチン酸類；
ｄｌ−α−トコフェロール類、酢酸ｄｌ−α−トコフェ
ロール、ニコチン酸ｄｌ−α−トコフェロール等のトコ
フェロール類；サリチル酸メチル等のサリチル酸類；４
−（ブトキシメチル）−２−エトキシフェノール、ブチ
ル−〔（３，４−ジメトキシ）ベンジル〕エーテル、ブ
チル−〔（３，４−メチレンジオキシ）ベンジル〕エー
テル、５−（ブトキシメチル）−２−メトキシフェノー
ル、４−〔（２−エチルヘキシルオキシ）メチル〕−２
−メトキシフェノール、２−メトキシ−４−〔（２−メ
トキシエトキシ）メチル〕フェノール等のイソバニリン
誘導体；カプサイシン、ショウガオール、ピペリン、カ
ンフル、メントール、下記一般式（１）で表わされるバ
ニリルアルコールアルキルエーテル等が挙げられる。
【００１０】
【化２】
【００１１】〔式中、Ｒ1 は炭素数１〜６のアルキル基
を示す〕。
を示す〕。
【００１２】上記一般式（１）中、Ｒ1 で示される炭素
数１〜６のアルキル基としては、直鎖又は分岐鎖いずれ
のアルキル基も挙げられ、例えばメチル基、エチル基、
ｎ−プロピル基、イソプロピル基、ｎ−ブチル基、イソ
ブチル基、ｓｅｃ−ブチル基、ｔｅｒｔ−ブチル基、ｎ
−アミル基、イソアミル基、ｎ−ヘキシル基等が挙げら
れる。このうち、エチル基、ｎ−プロピル基、ｎ−ブチ
ル基、ｎ−アミル基、イソアミル基又はｎ−ヘキシル基
が特に好ましく、ｎ−ブチル基がことさら好ましい。
数１〜６のアルキル基としては、直鎖又は分岐鎖いずれ
のアルキル基も挙げられ、例えばメチル基、エチル基、
ｎ−プロピル基、イソプロピル基、ｎ−ブチル基、イソ
ブチル基、ｓｅｃ−ブチル基、ｔｅｒｔ−ブチル基、ｎ
−アミル基、イソアミル基、ｎ−ヘキシル基等が挙げら
れる。このうち、エチル基、ｎ−プロピル基、ｎ−ブチ
ル基、ｎ−アミル基、イソアミル基又はｎ−ヘキシル基
が特に好ましく、ｎ−ブチル基がことさら好ましい。
【００１３】温感剤としては、このうち、唐辛子末、唐
辛子チンキ、唐辛子エキス、ショウキョウエキス、ショ
ウキョウチンキ、ノニル酸バニリルアミド、４−（ブト
キシメチル）−２−エトキシフェノール、ブチル−
〔（３，４−ジメトキシ）ベンジル〕エーテル、ブチル
−〔（３，４−メチレンジオキシ）ベンジル〕エーテ
ル、５−（ブトキシメチル）−２−メトキシフェノー
ル、４−〔（２−エチルヘキシルオキシ）メチル〕−２
−メトキシフェノール、２−メトキシ−４−〔（２−メ
トキシエトキシ）メチル〕フェノール、カプサイシン、
ショウガオール、バニリルアルコールアルキルエーテル
（１）が特に好ましい。
辛子チンキ、唐辛子エキス、ショウキョウエキス、ショ
ウキョウチンキ、ノニル酸バニリルアミド、４−（ブト
キシメチル）−２−エトキシフェノール、ブチル−
〔（３，４−ジメトキシ）ベンジル〕エーテル、ブチル
−〔（３，４−メチレンジオキシ）ベンジル〕エーテ
ル、５−（ブトキシメチル）−２−メトキシフェノー
ル、４−〔（２−エチルヘキシルオキシ）メチル〕−２
−メトキシフェノール、２−メトキシ−４−〔（２−メ
トキシエトキシ）メチル〕フェノール、カプサイシン、
ショウガオール、バニリルアルコールアルキルエーテル
（１）が特に好ましい。
【００１４】これらの温感剤は、１種又は２種以上を組
合わせて用いることができ、その配合量は、温感剤の種
類によって異なり、特に制限されないが、全組成中に
０．００１〜２０重量％配合するのが好ましく、特に
０．０１〜１０重量％、更に０．０５〜５重量％配合す
るのが好ましい。
合わせて用いることができ、その配合量は、温感剤の種
類によって異なり、特に制限されないが、全組成中に
０．００１〜２０重量％配合するのが好ましく、特に
０．０１〜１０重量％、更に０．０５〜５重量％配合す
るのが好ましい。
【００１５】本発明の皮膚化粧料には、更に粉体を配合
することができる。かかる粉体としては、通常化粧料に
配合されるものであれば特に限定されるものではなく、
例えばタルク、セリサイト、マイカ、カオリン、ベンガ
ラ、クレー、ベントナイト、ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ
酸マグネシウム、雲母、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、
酸化チタン、酸化アルミニウム、硫酸アルミニウム、ミ
ョウバン、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸マグネ
シウム等の無機粉体、ポリアミド、ポリエステル、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、エチレン・
アクリル酸共重合体、スチレン・アクリル酸共重合体、
ポリウレタン、ビニル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ナ
イロン、シルク、セルロース樹脂、シリコーン樹脂、ポ
リアクリル酸等の有機粉体などが挙げられる。これらの
中でタルク、セリサイト、マイカ、カオリン、シリコー
ン樹脂が肌での感触が良好であることから、本発明の皮
膚化粧料には特に好ましい。
することができる。かかる粉体としては、通常化粧料に
配合されるものであれば特に限定されるものではなく、
例えばタルク、セリサイト、マイカ、カオリン、ベンガ
ラ、クレー、ベントナイト、ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ
酸マグネシウム、雲母、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、
酸化チタン、酸化アルミニウム、硫酸アルミニウム、ミ
ョウバン、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸マグネ
シウム等の無機粉体、ポリアミド、ポリエステル、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、エチレン・
アクリル酸共重合体、スチレン・アクリル酸共重合体、
ポリウレタン、ビニル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ナ
イロン、シルク、セルロース樹脂、シリコーン樹脂、ポ
リアクリル酸等の有機粉体などが挙げられる。これらの
中でタルク、セリサイト、マイカ、カオリン、シリコー
ン樹脂が肌での感触が良好であることから、本発明の皮
膚化粧料には特に好ましい。
【００１６】かかる粉体の形状は特に限定されず、平板
状、塊状、鱗片状、球状等のいずれであってもよいが、
平板状、鱗片状、球状等の粉体が皮膚感触を高める上で
特に好ましい。
状、塊状、鱗片状、球状等のいずれであってもよいが、
平板状、鱗片状、球状等の粉体が皮膚感触を高める上で
特に好ましい。
【００１７】これらの粉体は、使用感を高める上から、
平均粒径が０．１〜１５μｍのものを用いるのが好まし
く、平均粒径が１〜１０μｍのものが特に好ましい。平
均粒径が小さすぎると皮膚のさらさら感が得られないこ
とがあり、一方大きすぎるとざらざら感が生じることが
ある。
平均粒径が０．１〜１５μｍのものを用いるのが好まし
く、平均粒径が１〜１０μｍのものが特に好ましい。平
均粒径が小さすぎると皮膚のさらさら感が得られないこ
とがあり、一方大きすぎるとざらざら感が生じることが
ある。
【００１８】これらの粉体の配合量は、本発明の化粧料
中１〜６０重量％が好ましく、５〜２５重量％が使用感
の点から特に好ましい。
中１〜６０重量％が好ましく、５〜２５重量％が使用感
の点から特に好ましい。
【００１９】本発明の皮膚化粧料には、更に油性物質を
配合することができる。かかる油性物質としては特に限
定されるものではないが、使用感を高める上から、アボ
カド油、ツバキ油、タートル油、トウモロコシ油、オリ
ーブ油、小麦胚芽油、大豆油、ホホバ油、落花生油、カ
カオ脂、ラノリン、流動パラフィン、スクワラン、スク
ワレン、ワセリン、コレステリルエステル類、シリコー
ン油などが好ましい例として挙げられる。
配合することができる。かかる油性物質としては特に限
定されるものではないが、使用感を高める上から、アボ
カド油、ツバキ油、タートル油、トウモロコシ油、オリ
ーブ油、小麦胚芽油、大豆油、ホホバ油、落花生油、カ
カオ脂、ラノリン、流動パラフィン、スクワラン、スク
ワレン、ワセリン、コレステリルエステル類、シリコー
ン油などが好ましい例として挙げられる。
【００２０】これらの油性物質のうち、特に使用感を高
める上から、２５℃における表面張力が３０dyn／cm以
下の油性物質の１種又は２種以上を配合することが好ま
しい。このような油性物質としては、シリコーン油が挙
げられ、具体的にはメチルポリシロキサン、ジメチルポ
リシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、ジエチル
ポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、脂肪
酸変性ポリシロキサン、高級アルコール変性ポリシロキ
サン、アミノ変性ポリシロキサンが挙げられる。これら
の中で、メチルポリシロキサン、ジメチルポリシロキサ
ンが特に好ましく、２５℃における粘度が２００センチ
ストークス（cs）以下のものが使用感をより高める点か
ら特に好ましい。
める上から、２５℃における表面張力が３０dyn／cm以
下の油性物質の１種又は２種以上を配合することが好ま
しい。このような油性物質としては、シリコーン油が挙
げられ、具体的にはメチルポリシロキサン、ジメチルポ
リシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、ジエチル
ポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、脂肪
酸変性ポリシロキサン、高級アルコール変性ポリシロキ
サン、アミノ変性ポリシロキサンが挙げられる。これら
の中で、メチルポリシロキサン、ジメチルポリシロキサ
ンが特に好ましく、２５℃における粘度が２００センチ
ストークス（cs）以下のものが使用感をより高める点か
ら特に好ましい。
【００２１】表面張力が３０dyn／cm以下の油性物質
は、全組成中に０．１〜２０重量％配合するのが好まし
く、１〜１０重量％配合することが特に好ましい。
は、全組成中に０．１〜２０重量％配合するのが好まし
く、１〜１０重量％配合することが特に好ましい。
【００２２】これらの油性物質と前記粉体との配合比
は、粉体の皮膚上への残存率を高める点から、重量比で
１：２０〜２０：１、特に１：１〜１：１０が好まし
い。
は、粉体の皮膚上への残存率を高める点から、重量比で
１：２０〜２０：１、特に１：１〜１：１０が好まし
い。
【００２３】本発明の皮膚化粧料にはアルコール類を配
合することができる。アルコール類としては、エチルア
ルコール、プロピレングリコール、１，３−ブチレング
リコール、グリセリン、ソルビトールなどが好ましい例
として挙げられ、これらは１種を単独で用いても２種以
上を混合して用いてもよい。これらのアルコール類の配
合量は、使用感の点から０．１〜３０重量％が好まし
く、１〜２０重量％が特に好ましい。
合することができる。アルコール類としては、エチルア
ルコール、プロピレングリコール、１，３−ブチレング
リコール、グリセリン、ソルビトールなどが好ましい例
として挙げられ、これらは１種を単独で用いても２種以
上を混合して用いてもよい。これらのアルコール類の配
合量は、使用感の点から０．１〜３０重量％が好まし
く、１〜２０重量％が特に好ましい。
【００２４】更に本発明の皮膚化粧料には、生理的に有
効な保湿成分、抗炎症剤、美白剤、ＵＶケア剤、殺菌
剤、制汗剤、香料等を配合することもできる。保湿成分
としては、グリセリン、乳酸、セラミド、コレステリル
エステルなどが挙げられる。保湿剤の配合量は本発明化
粧料中０．１〜４０重量％が好ましく、１〜１０重量％
が使用感の点から好ましい。
効な保湿成分、抗炎症剤、美白剤、ＵＶケア剤、殺菌
剤、制汗剤、香料等を配合することもできる。保湿成分
としては、グリセリン、乳酸、セラミド、コレステリル
エステルなどが挙げられる。保湿剤の配合量は本発明化
粧料中０．１〜４０重量％が好ましく、１〜１０重量％
が使用感の点から好ましい。
【００２５】抗炎症剤としては、グリチルリチン酸塩、
β−グリチルレチン酸、アラントイン、インドメタシ
ン、グアイアズレン、グアイアズレンスルホン酸塩、生
薬抽出液、薬草エキスなどが挙げられる。配合量は本発
明化粧料中０．０１〜１０重量％が好ましく、特に０．
１〜２重量％が効果の点から好ましい。
β−グリチルレチン酸、アラントイン、インドメタシ
ン、グアイアズレン、グアイアズレンスルホン酸塩、生
薬抽出液、薬草エキスなどが挙げられる。配合量は本発
明化粧料中０．０１〜１０重量％が好ましく、特に０．
１〜２重量％が効果の点から好ましい。
【００２６】美白剤、ＵＶケア剤としてはビタミンＣ誘
導体（アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウムな
ど）、アルブチン、コウジ酸、カミツレエキス、パーソ
ールＭＣＸ、エスカロール５０７、オキシベンゾン、ユ
ビナール、などが挙げられる。配合量は本発明化粧料中
０．０１〜１０重量％が好ましく、特に０．１〜５重量
％が効果の点から好ましい。
導体（アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウムな
ど）、アルブチン、コウジ酸、カミツレエキス、パーソ
ールＭＣＸ、エスカロール５０７、オキシベンゾン、ユ
ビナール、などが挙げられる。配合量は本発明化粧料中
０．０１〜１０重量％が好ましく、特に０．１〜５重量
％が効果の点から好ましい。
【００２７】殺菌剤としては、塩化ベンザルコニウム、
塩化ベンゼトニウム、トリクロロカルバミド、塩化セチ
ルピリジニウム、イソプロピルメチルフェノールなどが
挙げられる。配合量は本発明化粧料中０．０１〜５重量
％が好ましく、特に０．１〜１重量％が効果の点から好
ましい。
塩化ベンゼトニウム、トリクロロカルバミド、塩化セチ
ルピリジニウム、イソプロピルメチルフェノールなどが
挙げられる。配合量は本発明化粧料中０．０１〜５重量
％が好ましく、特に０．１〜１重量％が効果の点から好
ましい。
【００２８】制汗剤の例としては、塩化アルミニウム、
クロロヒドロキシアルミニウム、乳酸アルミニウム、ア
ラントインアルミニウム誘導体、ｐ−フェノールスルホ
ン酸亜鉛などが挙げられる。配合量は本発明化粧料中
０．０１〜１０重量％が好ましく、特に０．０５〜５重
量％が効果の点から好ましい。
クロロヒドロキシアルミニウム、乳酸アルミニウム、ア
ラントインアルミニウム誘導体、ｐ−フェノールスルホ
ン酸亜鉛などが挙げられる。配合量は本発明化粧料中
０．０１〜１０重量％が好ましく、特に０．０５〜５重
量％が効果の点から好ましい。
【００２９】更に、本発明の皮膚化粧料には、温感剤の
刺激を緩和する目的で清涼剤を配合してもよい。清涼剤
の例としては、ｌ−メントール、薄荷油、カンフルなど
が挙げられる。配合量は本発明化粧料中０．０１〜５重
量％が好ましく、特に０．０１〜１重量％が効果の点か
ら好ましい。
刺激を緩和する目的で清涼剤を配合してもよい。清涼剤
の例としては、ｌ−メントール、薄荷油、カンフルなど
が挙げられる。配合量は本発明化粧料中０．０１〜５重
量％が好ましく、特に０．０１〜１重量％が効果の点か
ら好ましい。
【００３０】本発明の皮膚化粧料は全身に塗布しやすく
するため、製剤の粘度は、常温で１００〜３０００セン
チストークスであることが好ましい。
するため、製剤の粘度は、常温で１００〜３０００セン
チストークスであることが好ましい。
【００３１】本発明の皮膚化粧料は、常法に従って上記
成分を混合することにより製造することができる。な
お、本発明の皮膚化粧料は、発熱剤が水和反応により発
熱するため、実質的に水を含有しない非水系の剤型とし
て、使用時に水と混合して使用することができ、また発
熱剤を含有する非水系のものを使用時に水を含む系と混
合して用いる２剤式の形態とすることもできる。２剤式
の場合には、温感剤はいずれの系にも配合することがで
きる。
成分を混合することにより製造することができる。な
お、本発明の皮膚化粧料は、発熱剤が水和反応により発
熱するため、実質的に水を含有しない非水系の剤型とし
て、使用時に水と混合して使用することができ、また発
熱剤を含有する非水系のものを使用時に水を含む系と混
合して用いる２剤式の形態とすることもできる。２剤式
の場合には、温感剤はいずれの系にも配合することがで
きる。
【００３２】本発明の皮膚化粧料は、例えば化粧水、乳
液、クリーム、パウダー、ハップ剤、パック剤、マッサ
ージ剤、ペースト剤等のあらゆる化粧品形態をとること
ができ、使用部位や使用場面にあわせて種々の使用形態
とすることができる。
液、クリーム、パウダー、ハップ剤、パック剤、マッサ
ージ剤、ペースト剤等のあらゆる化粧品形態をとること
ができ、使用部位や使用場面にあわせて種々の使用形態
とすることができる。
【００３３】本発明の皮膚化粧料は、乾いた肌に直接塗
布して使用することも、また濡れた肌に塗布して使用す
ることもできる。特に非水系の剤型のものを水で濡れた
肌に塗布して使用すると、発熱剤が皮膚上の水と反応し
て発熱するため、簡便に使用することができ好ましい。
本発明の皮膚化粧料を濡れ肌用として使用する方法とし
ては、入浴やシャワー後の濡れた肌に塗布後、そのまま
乾燥させる方法、濡れた肌に塗布後、タオルドライする
方法、塗布後、浴水やシャワー水で洗い流し、タオルド
ライする方法などが好ましい。
布して使用することも、また濡れた肌に塗布して使用す
ることもできる。特に非水系の剤型のものを水で濡れた
肌に塗布して使用すると、発熱剤が皮膚上の水と反応し
て発熱するため、簡便に使用することができ好ましい。
本発明の皮膚化粧料を濡れ肌用として使用する方法とし
ては、入浴やシャワー後の濡れた肌に塗布後、そのまま
乾燥させる方法、濡れた肌に塗布後、タオルドライする
方法、塗布後、浴水やシャワー水で洗い流し、タオルド
ライする方法などが好ましい。
【００３４】
【発明の効果】本発明の皮膚化粧料は、発熱剤による即
効的な温まり効果と、温感剤による持続的温まり効果の
みならず、温感の初期の立ち上がりや、持続効果などの
温感性能が相乗的に高められたものである。
効的な温まり効果と、温感剤による持続的温まり効果の
みならず、温感の初期の立ち上がりや、持続効果などの
温感性能が相乗的に高められたものである。
【００３５】
【実施例】以下、本発明を詳細に説明するが、本発明は
これらの実施例に限定されるものではない。
これらの実施例に限定されるものではない。
【００３６】実施例１〜４及び比較例１〜３ 表１に示す組成の皮膚化粧料を常法により製造し、その
温感性能を評価した。結果を表２に示す。
温感性能を評価した。結果を表２に示す。
【００３７】（評価方法）各皮膚化粧料５０ｇを浴後の
濡れた肌に塗布し、塗布直後、５分後、１０分後及び３
０分後の温感を以下の基準で官能評価した。 ＜評価基準＞ ○；十分な暖かさを感じる。 △；やや暖かさを感じる。 ×；暖かさを感じない。
濡れた肌に塗布し、塗布直後、５分後、１０分後及び３
０分後の温感を以下の基準で官能評価した。 ＜評価基準＞ ○；十分な暖かさを感じる。 △；やや暖かさを感じる。 ×；暖かさを感じない。
【００３８】
【表１】
【００３９】
【表２】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神谷 哲朗 東京都墨田区文花２−１−３ 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 土屋 秀一 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内
Claims (4)
- 【請求項１】 発熱剤及び温感剤を含有する皮膚化粧
料。 - 【請求項２】 発熱剤が、塩化カルシウム、塩化マグネ
シウム、塩化アルミニウム、塩化第二鉄、塩化亜鉛、硫
酸マグネシウム、硫酸亜鉛、硫酸第一鉄、硫酸アルミニ
ウム、硫酸カルシウム、乾燥ミョウバン、酸化カルシウ
ム、炭酸ナトリウム、リン酸水素ナトリウム、活性化ゼ
オライト及び炭酸カリウムから選ばれるものである請求
項１記載の皮膚化粧料。 - 【請求項３】 温感剤が、唐辛子末、唐辛子チンキ、唐
辛子エキス、ショウキョウエキス、ショウキョウチン
キ、ノニル酸バニリルアミド、４−（ブトキシメチル）
−２−エトキシフェノール、ブチル−〔（３，４−ジメ
トキシ）ベンジル〕エーテル、ブチル−〔（３，４−メ
チレンジオキシ）ベンジル〕エーテル、５−（ブトキシ
メチル）−２−メトキシフェノール、４−〔（２−エチ
ルヘキシルオキシ）メチル〕−２−メトキシフェノー
ル、２−メトキシ−４−〔（２−メトキシエトキシ）メ
チル〕フェノール、カプサイシン、ショウガオール及び
次の一般式（１）： 【化１】 〔式中、Ｒ1 は炭素数１〜６のアルキル基を示す〕で表
わされるバニリルアルコールアルキルエーテルから選ば
れるものである請求項１又は２記載の皮膚化粧料。 - 【請求項４】 水で濡れた肌に塗布して使用する請求項
１〜３のいずれか１項記載の皮膚化粧料。
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| JP3667503B2 JP3667503B2 (ja) | 2005-07-06 |
Family
ID=16890794
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|---|---|---|---|
| JP22935097A Expired - Lifetime JP3667503B2 (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | 皮膚化粧料 |
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| JP (1) | JP3667503B2 (ja) |
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