JP2007191406A5 - - Google Patents

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マッサージ用の化粧料は、マッサージ施術の擦過処置時に、該擦過処置に際しての手指と被擦過部位との摩擦により、被擦過部位が刺激を感じるのを防ぐ目的で、摩擦係数を低下すべく介在させる化粧料であり、その剤形としては、オイル剤形、高内相水中油乳化剤形、水性ゲル剤形、非水ゲル剤形等が知られている。オイル剤形は摩擦低下機能が長時間安定している利点が存する反面、液だれしたり、マッサージ後の感触が油っぽい等の欠点が存し、乳化剤形では、水性の添加成分、油性の添加成分を加えた剤形とすることができ、マッサージしながらスキンケアができる利点を有する反面、擦過処置の途中で乳化系が反転し、該反転時に摩擦係数が大きく変わり、擦過処置の心地よさに好ましくない影響を与えることが存する欠点が存する。水性ゲル剤形では、擦過時に油っぽさを感じず、反転による摩擦係数の変化もなく、マッサージ後に簡便に化粧料を除去できる利点を有する変わりに、水分散逸に伴い摩擦数が急激に上昇する、エモリエント効果が少ない、マッサージ開始時に冷感を感じ、心地よさのレベルが高くならないなどの欠点が存する。非水ゲル剤形では温感付与ができる利点があるものの、摩擦係数の低下効果が低く、心地よさの向上レベルに課題がある等、それぞれの剤形に一長一短が存するのが現状であった。エステティックにおけるマッサージ施術では、第一の目的が心地よさの付与であり、第二の目的が毛穴などに蓄積した油性汚れとタンパク汚れの複合汚れの除去であり、この意味で、エステティック施術用のマッサージ料としては、擦過時の摩擦係数に変化が少なく、且つ、油性汚れ、タンパクなどの水性汚れの両者の除去できるマッサージ製剤が好適である。この様な観点から、乳化剤形のマッサージ料において、反転をなだらかに改良することが、心地よさの持続時間の向上につながり、エステティック施術用としても好適に使用できると言える。
一方、(アジピン酸・2−エチルヘキサン酸・ステアリン酸)グリセリルオリゴエステルは化粧料用の非イオン界面活性剤として知られている(例えば、特許文献1を参照)が、マッサージ料への応用は全く知られていない。ポリエチレングリコール(150)ジス
テアレートのようなポリエチレングリコール(100〜200)ジ脂肪酸エステルも化粧料用の原料として知られている(例えば、特許文献2を参照)が、マッサージ料への応用は全く知られていない。従って、かかる2者を組み合わせてマッサージ用の化粧料に含有させることも、この様な構成を取ることにより、反転がならかになり、心地よさを持続させるのに好適なマッサージ料とすることができることも全く知られていなかった。
本発明の化粧料においては、この様な成分以外に、通常化粧料で使用される任意成分を含有することができる。本発明の皮膚外用剤においては、かかる成分以外に、通常皮膚外用剤で使用される任意成分を含有することが出来る。この様な任意成分としては、例えば、マカデミアナッツ油、アボガド油、トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、サフラワー油、綿実油、ホホバ油、ヤシ油、パーム油、液状ラノリン、硬化ヤシ油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、イボタロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、ホホバロウ等のオイル、ワックス類;流動パラフィン、スクワラン、プリスタン、オゾケライト、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類;オレイン酸、イソステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸等の高級脂肪酸類;セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、ミリスチルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール等;イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタンエリトリット等の合成エステル油類;ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン;オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサンシロキサン等の環状ポリシロキサン;アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等の変性ポリシロキサン等のシリコーン油等の油剤類;脂肪酸セッケン(ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等)、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル等のアニオン界面活性剤類;塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤類;イミダゾリン系両性界面活性剤(2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等)、ベタイン系界面活性剤(アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)、アシルメチルタウリン等の両性界面活性剤類;ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタンモノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン等)、グリセリン脂肪酸類(モノステアリン酸グリセリン等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコール等)、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、POEソルビタン脂肪酸エステル類(POEソルビタンモノオレエート、モノステアリン酸ポリオキエチレンソルビタン等)、POEソルビット脂肪酸エステル類(POE−ソルビットモノラウレート等)、POEグリセリン脂肪酸エステル類(POE−グリセリンモノイソステアレート等)、POE脂肪酸エステル類(ポリエチレングリコールモノオレート等)、POEアルキルエーテル類(POE2−オクチルドデ
シルエーテル等)、POEアルキルフェニルエーテル類(POEノニルフェニルエーテル等)、プルロニック型類、POE・POPアルキルエーテル類(POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル等)、テトロニック類、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤類;ポリエチレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、2,4−ヘキサンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール等の多価アルコール類;ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム等の保湿成分類;表面を処理されていても良い、マイカ、タルク、カオリン、合成雲母、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水ケイ酸(シリカ)、酸化アルミニウム、硫酸バリウム等の粉体類、;表面を処理されていても良い、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化コバルト、群青、紺青、酸化チタン、酸化亜鉛の無機顔料類;表面を処理されていても良い、雲母チタン、魚燐箔、オキシ塩化ビスマス等のパール剤類;レーキ化されていても良い赤色202号、赤色228号、赤色226号、黄色4号、青色404号、黄色5号、赤色505号、赤色230号、赤色223号、橙色201号、赤色213号、黄色204号、黄色203号、青色1号、緑色201号、紫色201号、赤色204号等の有機色素類;ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチル、ナイロン粉末、オルガノポリシロキサンエラストマー等の有機粉体類;パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤;アントラニル酸系紫外線吸収剤;サリチル酸系紫外線吸収剤;桂皮酸系紫外線吸収剤;ベンゾフェノン系紫外線吸収剤;糖系紫外線吸収剤;2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン等の紫外線吸収剤類;エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類;ビタミンA又はその誘導体、ビタミンB 6 塩酸塩、ビタミンB 6 トリパルミテート、ビタミンB 6 ジオクタノエート、ビタミンB 2 又はその誘導体、ビタミンB 12 、ビタミンB 15 又はその誘導体等のビタミンB類;α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、ビタミンEアセテート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン、ピロロキノリンキノン等のビタミン類等;フェノキシエタノール等の抗菌剤などが好ましく例示できる。
以下の表1に示す処方に従って、本発明の化粧料である、マッサージ料1を作した。即ち、イ、ロの成分を80℃に加温して、攪拌下イに徐々にロを添加し、攪拌冷却して、マッサージ料1を得た。
<試験例1>
マッサージ料1とともに、マッサージ料1のPOE(150)ジステアリン酸エステルを水に置換した比較例1、「ノムコートLAH」を水に置換した比較例2とをマッサージ料1と同様の手技で作し、これらを実際のマッサージ施術で使用し施術前後に唾液を採
取し、唾液中のデヒドロエピアンドロステロン(DHEA)の濃度を測定した。(施術後のDHEAの濃度−施術前のDHEAの濃度)/(施術前のDHEAの濃度)×100の式に従ってDHEAの増加率を算出した。DHEAの濃度は、抗DHEAマウス抗体と抗マウスウサギ標識抗体を用いた、サンドウィッチ抗原抗体法により求めた。マッサージ料は濡れタオルでの拭き取りによって除去した。結果を表2に示す。これより、本発明の化粧料は心地よさの付与効果に優れることがわかる。尚、例数は1群3名を用いた。
マッサージ料1と同様に、表4の処方に従って、本発明の化粧料であるマッサージ料2を作成した。このものを試験例1の方法で評価したところ、DHEA増加率は14.9±4.6%であり、試験例2の質量増加率は4.7±3.9でり、同様の効果が確認できた。
マッサージ料1と同様に、表5の処方に従って、本発明の化粧料であるマッサージ料3を作成した。このものを試験例1の方法で評価したところ、DHEA増加率は15.1±2.4%であり、試験例2の質量増加率は5.1±3.4でり、同様の効果が確認できた。
マッサージ料1と同様に、表6の処方に従って、本発明の化粧料であるマッサージ料4を作成した。このものを試験例1の方法で評価したところ、DHEA増加率は12.4±6.3%であり、試験例2の質量増加率は7.2±4.9でり、同様の効果が確認できたが、マッサージ料1に比すと効果は少なかった。これはジグリセリンテトラオレートを含有しないため、複合汚れの除去が十分ではなく、心地よさが減じているためと思われる。
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