JP2007191408A - 乳化剤形の化粧料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 1)ポリエチレングリコール(100〜200)ジ脂肪酸エステルと、2)テトラオクタン酸ペンタエリスリットとを乳化剤形の化粧料に含有させる。前記ポリエチレングリコール(100〜200)ジ脂肪酸エステルの含有量は、0.01〜0.5質量%が好ましく、前記テトラオクタン酸ペンタエリスリットの含有量は、1〜20質量%が好ましく、更に、ジグリセリンテトラオレートを含有することが好ましく、マッサージ用の化粧料であることが好ましい。
【選択図】 なし
Description
(1)1)ポリエチレングリコール(100〜200)ジ脂肪酸エステルと、2)テトラオクタン酸ペンタエリスリットとを含有する乳化剤形の化粧料。
(2)前記ポリエチレングリコール(100〜200)ジ脂肪酸エステルの含有量が、0.01〜0.5質量%であることを特徴とする、(1)に記載の化粧料。
(3)前記テトラオクタン酸ペンタエリスリットの含有量が、1〜20質量%であることを特徴とする、(1)又は(2)に記載の化粧料。
(4)更に、ジグリセリンテトラオレートを含有することを特徴とする、(1)〜(3)何れか1項に記載の化粧料。
(5)マッサージ用の化粧料であることを特徴とする、(1)〜(4)何れか1項に記載の化粧料。
(6)前記マッサージがエステティック施術におけるマッサージであることを特徴とする、(5)に記載の化粧料。
(7)蒸しタオルの拭き取りによって除去できる性質のものであることを特徴とする、(1)〜(6)何れか1項に記載の化粧料。
本発明の化粧料は、ポリエチレングリコール(100〜200)ジ脂肪酸エステルを必須成分として含有することを特徴とする。かかる成分を構成するポリエチレングリコール部分としては、ポリオキシエチレンの重合度に換算して100〜200が好ましく、120〜180がより好ましい。又、脂肪酸残基としては、特段の限定はないが、炭素数10〜30の飽和又は不飽和のものが好ましく、分岐を有することもできる。具体的には、ラウリン酸残基、ミリスチン酸残基、パルミチン酸残基、ステアリン酸残基、ベヘン酸残基、オレイン酸残基、リノール酸残基、リノレイン酸残基、イソステアリン酸残基、オクチルドデカン酸残基などが好適に例示できる。特に好ましいものはステアリン酸残基である。特に好ましい化合物としては、ポリエチレングリコール(150)ジステアリン酸エステルが例示できる。これらの成分に関しては既に市販されているものが存し、かかる市販品を購入して利用できる。
本発明の化粧料は、テトラオクタン酸ペンタエリスリットを必須成分として含有する。かかる成分はペンタエリスリトールをアルカリの存在下オクタン酸クロリド(2−エチルヘキサロイルクロリド)と反応させ、これを精製することによって得ることができるが、既に、化粧料原料として使用されており、化粧料原料としての市販品も存するので、かかる市販品を購入して利用することもできる。この様な市販品としては、例えば、コグニスジャパン株式会社製の「セチオールPEEH−4」が好ましく例示できる。かかる成分は、化粧料においては、擦過塗布の初期の摩擦係数を非常に低くさせて、のびを軽やかにする作用を有すると同時に、前記エチレングリコールのジ脂肪酸エステルとともに働いて、擦過時の反転をなだらかにさせ、反転に伴って摩擦係数が急激に上昇するのを抑制するとともに、適度な心地よい刺激を皮膚に感じさせる効果を奏する。この様な効果を発揮するためには、テトラオクタン酸ペンタエリスリットは化粧料全量に対して、1〜20質量%含有させることが好ましく、より好ましくは、5〜15質量%含有させることである。
本発明の化粧料は、前記必須成分を含有し、乳化剤形であることを特徴とする。乳化剤形としては、水中油乳化剤形であることが好ましい。本発明の化粧料は、通常化粧料で適用されている品目であれば特段の限定なく適用することができ、例えば、乳液、栄養クリーム、クレンジングクリーム、マッサージクリームなどの基礎化粧料、アンダーメークアップ、ファンデーションなどのメークアップ化粧料などが好適に例示できる。特に好ましい品目は基礎化粧料であり、中でもマッサージ料がより好ましく、マッサージ料においては、エステティックのマッサージ施術用の化粧料が特に好ましい。これは、反転がなだらかであり、摩擦係数の変化が少なく、以てマッサージ施術によってもたらされる心地よさが大きくなるためである。又、副次的効果として、かかる組み合わせの含有により、水性担体で容易に除去できる性質を有し、濡れタオルでの拭き取り程度の化粧動作でマッサージ後の化粧料を除去できる性質も存する。この様な形態の拭き取りで化粧料が除去できることは、化粧料の除去動作で、それ以前に構築した施術の心地よさを中断することなく維持できるため、エステティックのコース全体で獲得できる心地よさの総量が増大するメリットが存する。この様な効果を更に高めるためには、ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルを0.5〜2質量%含有させることが好ましい。この様なポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルとしては、POE(7)ヤシ油脂肪酸グリセリル(例えば、コグニスジャパン株式会社製「セチオールHE」)、POE(7)(カプリル酸・カプリン酸)グリセリル(例えば、コグニスジャパン株式会社製「セチオール810HE」)、POE(20)イソステアリン酸モノグリセリド(例えば、日本エマルション株式会社製「エマレックスGWIS−120」)、POE(20)イソステアリン酸トリグリセリド(例えば、日本エマルション株式会社製「エマレックスGWIS−320」)等が好適に例示できる。
マッサージ料1とともに、マッサージ料1のPOE(150)ジステアリン酸エステルを水に置換した比較例1、「セチオールPEEH」を水に置換した比較例2とをマッサージ料1と同様の手技で作成し、これらを実際のマッサージ施術で使用し施術前後に唾液を採取し、唾液中のデヒドロエピアンドロステロン(DHEA)の濃度を測定した。(施術後のDHEAの濃度−施術前のDHEAの濃度)/(施術前のDHEAの濃度)×100の式に従ってDHEAの増加率を算出した。DHEAの濃度は、抗DHEAマウス抗体と抗マウスウサギ標識抗体を用いた、サンドウィッチ抗原抗体法により求めた。マッサージ料は濡れタオルでの拭き取りによって除去した。結果を表2に示す。これより、本発明の化粧料は心地よさの付与効果に優れることがわかる。尚、例数は1群3名を用いた。
試験例1の濡れタオルでの拭き取り操作の後に、10分おいて、各パネラーの小鼻の部分に1cm×1cmのあぶらとり紙を質量を秤量した後に5分間貼付し、しかる後に再度質量を秤量し、貼付による質量増加率を求めた。結果を表3に示す。これより、マッサージ料1では質量はあまり増加しないが、比較例1、比較例2では、マッサージ料1に比して顕著に増加していることがわかる。これは、比較例1、2において複合汚れの除去が十分でなかったことと、濡れタオルでの拭き取りで化粧料や汚れの除去が十分でなかったことに起因すると思われる。
Claims (7)
- 1)ポリエチレングリコール(100〜200)ジ脂肪酸エステルと、2)テトラオクタン酸ペンタエリスリットとを含有する乳化剤形の化粧料。
- 前記ポリエチレングリコール(100〜200)ジ脂肪酸エステルの含有量が、0.01〜0.5質量%であることを特徴とする、請求項1に記載の化粧料。
- 前記テトラオクタン酸ペンタエリスリットの含有量が、1〜20質量%であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の化粧料。
- 更に、ジグリセリンテトラオレートを含有することを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載の化粧料。
- マッサージ用の化粧料であることを特徴とする、請求項1〜4何れか1項に記載の化粧料。
- 前記マッサージがエステティック施術におけるマッサージであることを特徴とする、請求項5に記載の化粧料。
- 蒸しタオルの拭き取りによって除去できる性質のものであることを特徴とする、請求項1〜6何れか1項に記載の化粧料。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011162492A (ja) * | 2010-02-10 | 2011-08-25 | Naris Cosmetics Co Ltd | 白濁化粧料 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2000015085A (ja) * | 1998-06-30 | 2000-01-18 | Pola Chem Ind Inc | 乳化化粧料 |
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2006
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Patent Citations (2)
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