JP2003077978A - 処理システムおよび処理方法 - Google Patents

処理システムおよび処理方法

Info

Publication number
JP2003077978A
JP2003077978A JP2001269211A JP2001269211A JP2003077978A JP 2003077978 A JP2003077978 A JP 2003077978A JP 2001269211 A JP2001269211 A JP 2001269211A JP 2001269211 A JP2001269211 A JP 2001269211A JP 2003077978 A JP2003077978 A JP 2003077978A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processing
processed
wafer
processing apparatus
transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001269211A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4657528B2 (ja
Inventor
Sunao Muraoka
直 村岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2001269211A priority Critical patent/JP4657528B2/ja
Publication of JP2003077978A publication Critical patent/JP2003077978A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4657528B2 publication Critical patent/JP4657528B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理装置での被処理体の待機を生じさせずに
被処理体に対して処理を行うことができる処理システム
および処理方法を提供すること。 【解決手段】 第1の処理装置TF1,TF2,TF3のいずれか
で処理を行った後、連続して第2の処理装置CL1,CL2の
いずれかで処理を行う一連の処理を、複数の被処理体W
について連続的に行う処理システム100において、制御
機構20は、第2の処理装置をn個とし、かつ第1の処理
装置に搬送しようとする被処理体W3のn枚前の被処理体
W1が第1の処理装置での処理が終了した時点から、第2
の処理を終了し、当該第2の処理装置から搬出され搬送
機構10が空くまでの時間をXとした場合に、そのXを予
め決定し、被処理体W1を第1の処理装置に搬入するため
の搬送が開始されてからX経過後に被処理体W3の第1の
処理装置への搬入を許可する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1の処理を行う
1個以上の第1の処理装置と、第2の処理を行う1個以
上の第2の処理装置と、共通の搬送装置とを備えた処理
システムおよび処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工程においては、例えば、メ
タル配線やキャパシタ等の絶縁膜を形成するための成膜
処理を行うシステムとして、複数の処理装置を備えたい
わゆるクラスターツール型のものが知られている。この
クラスターツール型の成膜システムにおいては、搬送機
構を有する多角形の搬送室の周囲にゲートバルブを介し
て、例えば、半導体ウエハ(以下、単にウエハと記す)
を収容するカセットが配置された搬入用および搬出用の
2つのカセット室、3つの成膜処理装置、および2つの
冷却処理装置が接続されており、ウエハは搬送室内の搬
送機構により搬入用カセット室→成膜処理装置→冷却処
理装置→搬出用カセット室の順で搬送され、ウエハに対
して連続して成膜処理および冷却処理が行われる。そし
て、このような処理はカセットに収容された例えば25
枚のウエハについて連続的に行われる。
【0003】このような複数の処理装置を備えたクラス
ターツール型の成膜システムにおいては、搬送室に設け
られた共通の搬送機構により各処理装置に対する搬入出
を行うため、処理レシピが処理時間を考慮したものであ
っても、ロット開始時にウエハを3つの成膜処理装置へ
順次搬送していくと、あるウエハを成膜処理装置から冷
却処理装置に搬送しようとする際に搬送機構が空いてい
ない場合があったり、2つしかない冷却処理装置が空い
ていない場合があり、その場合にはそのウエハを成膜処
理装置内に待機させる必要がある。特に、このように最
初の成膜処理を行う成膜処理装置の数よりも次の冷却処
理を行う冷却処理装置の数が少ない場合には、このよう
な成膜装置内での待機が多くならざるを得ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近時、
デバイスの微細化が益々進み、各工程における処理につ
いて一層厳密な管理が要求されるようになっており、上
述のように被処理体を処理装置内で待機させると、従来
は問題にされなかったような歩留まりのばらつき等の不
都合が生じるおそれがある。
【0005】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、処理装置での被処理体の待機を生じさせずに
被処理体に対して処理を行うことができる処理システム
および処理方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、被処理体に対して第1の処理を行う1個
以上の第1の処理装置と、被処理体に対して第2の処理
を行う1個以上の第2の処理装置と、これら第1の処理
装置および第2の処理装置に対して被処理体の搬入出を
行う共通の搬送装置と、前記搬送装置を制御する制御機
構とを具備し、前記第1の処理装置のいずれかで前記第
1の処理を行った後、連続して前記第2の処理装置のい
ずれかで前記第2の処理を行う一連の処理を、複数の被
処理体について連続的に行う処理システムであって、前
記制御機構は、前記第2の処理装置をn個とし、かつ前
記第1の処理装置に搬送しようとする被処理体のn枚前
の被処理体が第1の処理装置での処理が終了した時点か
ら、そのn枚前の被処理体が第2の処理装置へ搬送され
第2の処理を終了し、当該第2の処理装置から搬出され
前記搬送機構が空くまでの時間をXとした場合に、その
Xを予め決定し、前記n枚前の被処理体を前記第1の処
理装置へ搬入するための搬送が開始されてからX経過後
に当該被処理体の前記第1の処理装置への搬入を許可す
ることを特徴とする処理システムを提供する。
【0007】上記処理システムにおいて、前記第1の処
理装置の数が前記第2の処理装置の数よりも多く構成す
ることができる。また、被処理体を搬入出する搬入出部
をさらに具備し、前記Xは、前記第1の処理装置に搬送
しようとする被処理体のn枚前の被処理体が第1の処理
装置での処理が終了した時点から、そのn枚前の被処理
体が第2の処理装置へ搬送され第2の処理を終了し、当
該第2の処理装置から搬出され前記搬入出部へ搬送され
て前記搬送機構が空くまでの時間とすることができる。
さらに、前記搬送装置が収容された搬送室をさらに具備
し、前記第1の処理装置および第2の処理装置は、前記
搬送室に接続されている構成とすることができる。
【0008】また、本発明は、被処理体に対して第1の
処理を行う1個以上の第1の処理装置と、被処理体に対
して第2の処理を行う1個以上の第2の処理装置と、こ
れら第1の処理装置および第2の処理装置に対して被処
理体の搬入出を行う共通の搬送装置とを具備する処理シ
ステムを用いて、前記第1の処理装置のいずれかで前記
第1の処理を行った後、連続して前記第2の処理装置の
いずれかで前記第2の処理を行う一連の処理を、複数の
被処理体について連続的に行う処理方法であって、前記
第2の処理装置をn個とし、かつ前記第1の処理装置に
搬送しようとする被処理体のn枚前の被処理体が第1の
処理装置での処理が終了した時点から、そのn枚前の被
処理体が第2の処理装置へ搬送され第2の処理を終了
し、当該第2の処理装置から搬出され前記搬送機構が空
くまでの時間をXとした場合に、そのXを予め決定し、
前記n枚前の被処理体を前記第1の処理装置へ搬入する
ための搬送が開始されてから少なくともX経過後に当該
被処理体を前記第1の処理装置へ搬入することを特徴と
する処理方法を提供する。
【0009】本発明によれば、前記第2の処理装置をn
個とし、前記第1の処理装置に搬送しようとする被処理
体のn枚前の被処理体が第1の処理装置での処理が終了
した時点から、そのn枚前の被処理体が第2の処理装置
へ搬送され第2の処理を終了し、当該第2の処理装置か
ら搬出され前記搬送機構が空くまでの時間をXとした場
合に、そのXを予め決定し、前記n枚前の被処理体を前
記第1の処理装置へ搬入するための搬送が開始されてか
ら少なくともX経過後に当該被処理体を前記第1の処理
装置へ搬入するようにしたので、n枚前の被処理体と同
じ第2の処理装置を使用することとなる当該被処理体が
第1の処理を終了して第2の処理装置へ搬入する際に
は、n枚前の被処理体の搬送動作は終了しており、当該
第2の処理装置は確実に空いていることとなる。したが
って、当該被処理体を第2の処理装置に搬送する際に第
1の処理装置での待機時間を実質的になくすことができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施形態について具体的に説明する。図1は本発明の
一実施形態に係る処理システムを概略的に示す水平断面
図である。この処理システムは、クラスターツール型の
成膜処理システムであり、所定の真空下で被処理体とし
てのウエハに対して成膜処理、例えばチタン(Ti)や
タングステン(W)のようなメタルや、酸化タンタル
(T)のような絶縁膜を例えば化学蒸着(CV
D)により成膜するものである。
【0011】図1に示すように、この成膜処理システム
100は、同じ成膜処理を行う3つの成膜処理装置TF
1,TF2,TF3を有しており、これら成膜処理装置
TF1,TF2,TF3は、七角形をなすウエハ搬送室
1の隣接する3つの辺にそれぞれ対応して設けられてい
る。また、ウエハ搬送室1の成膜処理装置TF1,TF
3にそれぞれ隣接する2つの辺には成膜処理後のウエハ
を冷却する2つの冷却処理装置CL1,CL2が設けら
れている。ウエハ搬送室1の他の2つの辺には、ウエハ
Wを収容するカセットCが配置される2つのカセット室
2,3が設けられており、例えばカセット室2が搬入用
に用いられ、カセット室3が搬出用に用いられる。
【0012】上記成膜処理装置TF1,TF2,TF
3、冷却処理装置CL1,CL2、およびカセット室
2,3は、同図に示すように、ウエハ搬送室1の各辺に
それぞれゲートバルブGを介して接続され、これらは各
ゲートバルブGを開放することによりウエハ搬送室1と
連通され、各ゲートバルブを閉じることによりウエハ搬
送室1から遮断される。
【0013】上記成膜処理装置TF1,TF2,TF3
には、図示しない排気機構が接続されており、その中が
所定の圧力まで真空排気されるとともに、その中に図示
しないガス供給系から成膜ガスが供給されて、真空雰囲
気でウエハWに対して所定の成膜処理が施されるように
なっている。
【0014】ウエハ搬送室1内には、カセット室2から
のウエハWの取り出し、成膜処理装置TF1,TF2,
TF3および冷却処理装置CL1,CL2に対するウエ
ハWの搬入出、カセット室3へのウエハの搬出を行うウ
エハ搬送装置10が設けられている。このウエハ搬送装
置10は、ウエハ搬送室1の略中央に配設され、多関節
アーム構造を有するアーム部11と、ウエハ搬送室1の
下方に設けられアーム部11を駆動する駆動部12とを
有している。そして、アーム部11は、その先端にウエ
ハWを保持するウエハハンド13を有し、このウエハハ
ンド13にウエハWを載せてその搬送を行う。なお、ウ
エハ搬送室1内は所定の真空度に保持される。
【0015】前記ウエハ搬送装置10の駆動部12に
は、搬送コントローラ20が接続されており、この搬送
コントローラ20には、レシピ情報や設定情報等が記憶
されるメモリ21が接続されている。また、搬送コント
ローラ20との間で信号の授受を行う上位コントローラ
22が設けられており、搬送コントローラ20は、上位
コントローラ22からの指令により所定のレシピおよび
設定情報等に基づいて、ウエハ搬送装置10を制御する
ようになっている。
【0016】次に、このように構成された成膜処理シス
テムのウエハWの搬送動作シーケンスの一実施形態につ
いて図2のフローチャートに基づいて説明する。この際
の搬送動作は、1枚のウエハに着目すると、ウエハWが
カセット室2から取り出された後、成膜処理装置TF
1,TF2,TF3のいずれかに搬入されて成膜処理が
施され、連続して冷却処理装置CL1,CL2のいずれ
かに搬入されて冷却処理が施され、カセット室3に収容
されるが、実際には複数のウエハが同時に処理されるた
め、以下に示すようになる。
【0017】まず、カセット室2から1枚目のウエハW
1をウエハ搬送装置10により取り出し、成膜処理装置
TF1へ搬入する(STEP1)。続いて、カセット室
2から2枚目のウエハW2をウエハ搬送装置10により
取り出し、成膜処理装置TF2へ搬入する(STEP
2)。
【0018】その後、3枚目のウエハW3をカセット室
2から取り出して成膜処理装置TF3へ搬入するのであ
るが、3枚目のウエハWの成膜処理後の冷却処理は、冷
却処理装置が2個であることから、1枚目のウエハW1
と同様の冷却処理装置CL1で行われることとなる。こ
こで、3枚目のウエハW3を冷却処理装置CL1に搬入
する際に1枚目のウエハW1の処理の全てが終了してい
ない場合には、搬送装置10が空いていなかったり、冷
却処理装置CL1が空いていないことがあるため、3枚
目のウエハWを成膜処理装置TF3で待機させることと
なってしまう。これに対して、本実施形態では、1枚目
のウエハW1、すなわち今搬入しようとしているウエハ
W3よりも冷却装置の個数である2つ前のウエハについ
て成膜処理装置TF1での処理が終了した時点から、1
枚目のウエハW1が冷却処理装置CL1へ搬送され冷却
処理を終了し、冷却処理装置CL1からカセット室3へ
搬送されウエハ搬送装置10が空くまでの時間をXse
cとした場合に、このXsecを予め決定し、搬送コン
トローラ20が、1枚目のウエハWを成膜処理装置TF
1に搬入するための搬送が開始されてからXsec経過
したか否かを判断し(STEP3)、Xsec経過した
と判断した際に3枚目のウエハWの成膜処理装置TF3
への搬入を許可し、ウエハ搬送装置10により3枚目の
ウエハを成膜処理装置TF3へ搬入する(STEP
4)。ここで、このように成膜処理装置TF3への搬入
を許可してからウエハWを実際に搬入するためには、例
えば、搬入しようとする成膜処理装置TF3が空いてい
るか等、他の条件も判断しなければならない。これら他
の条件が満足されていれば、搬入を許可されたウエハW
はすぐに成膜処理装置TF3に搬入される。しかし、こ
れら条件が満足されていない場合は、これら条件が満足
されるまで、搬入許可されたウエハWは成膜処理装置T
F3への搬入を待つこととなる。
【0019】このように、今搬入しようとしている3枚
目のウエハW3よりも冷却装置の個数である2つ前のウ
エハW1が成膜処理装置TF1に搬入されてから少なく
ともXsec経過してから3枚目のウエハW3を成膜処
理装置TF3に搬入するようにすれば、3枚目のウエハ
W3を冷却処理装置CL1に搬入しようとしたときに
は、確実にウエハW3を冷却処理装置CL1へ搬入し得
る状態とすることができる。したがって、3枚目のウエ
ハW3を成膜処理装置TF3に待機させる必要がない。
【0020】その後、4枚目のウエハW4、5枚目のウ
エハW5……というように順次、所定の成膜処理装置に
搬入していくが、その度毎に、同じ冷却処理装置に搬入
されることとなる2つ前のウエハが所定の成膜処理装置
に搬入されるための搬送を開始してから少なくとも上記
Xsecに相当する時間経過後にウエハを搬入するよう
に搬送コントローラ20によりウエハ搬送装置10を制
御する。これにより、いずれのウエハも成膜処理装置で
待機することなく冷却処理装置へ搬送されることが可能
となり、成膜処理を終了した後のウエハを成膜処理装置
に待機させることによる不都合を解消することができ
る。
【0021】このようにして各ウエハWに対して成膜処
理および冷却処理を連続的に行い、これらの処理が終了
したウエハWは搬出用のカセット室3のカセットCに順
次収容される。そして、このような処理が例えば1カセ
ット分の25枚のウエハについて終了した時点で1回の
処理が終了する。
【0022】なお、各ウエハに上記Xsecに相当する
時間が存在するが、Xsecはウエハ毎に固定的な値で
はなく、各処理装置への搬送時間や各処理装置の処理時
間等に応じて変化する値であってよい。すなわち、例え
ば、冷却処理装置CL1とCL2とは処理時間が必ずし
も同じではなく、また成膜処理装置TF1から冷却処理
装置CL1への搬送時間と成膜処理装置TF3から冷却
処理装置CL1への搬送時間も異なるため、Xsecは
処理しようとするウエハの処理ルート毎に適宜決定され
る。ここで、処理ルートとは、第1の処理装置である3
つの成膜処理装置TF1,TF2,TF3のいずれかか
ら、第2の処理装置である2つの冷却処理装置CL1,
CL2のいずれかを経て搬出用のカセット室3に搬送さ
れるまでの各ウエハの流れる経路を意味し、本実施形態
の場合では、処理ルートは6あることとなる。
【0023】また、Xsecは、ウエハに応じて変化せ
ず、固定的な値であってもよい。この場合、固定値は例
えば6ルートそれぞれに存在するXsecのうちの最大
値に設定される。
【0024】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
ることなく種々変形可能である。例えば、上記実施の形
態では成膜処理装置と冷却処理装置が搭載された成膜シ
ステムについて示したが、成膜処理装置および冷却処理
装置の組み合わせに限定されるものではなく、少なくと
も2種類の処理装置が搭載された処理システムであれば
適用可能である。また、上記実施形態では、搬入用カセ
ット、搬出用カセットが別々に設けられていたが、搬出
入を兼ねるカセットがカセット室2,3に設置されてい
てもよい。
【0025】さらに、上記実施の形態では、最初に処理
を行う成膜処理装置が3個、次に処理を行う冷却処理装
置を2個設けており、最初に処理を行う第1の処理装置
の数が次に処理を行う第2の処理装置の数よりも多い例
を示したが、第1の処理装置の数が第2の処理装置の数
と同じでも少なくてもよい。つまり、処理装置内でウエ
ハ等の被処理体の待機が生じるという問題は、典型的に
は第1の処理装置の数よりも第2の処理装置の数のほう
が少ない場合に生じるが、第2の処理装置での処理時間
が長い場合等には第1の処理装置の数が第2の処理装置
の数と同じ場合や少ない場合でも本発明が有効である。
処理装置の数についても特に限定されず、最初に処理を
行う第1の処理装置および次に処理を行う第2の処理装
置のいずれも1個以上であればよい。そして、上記実施
形態では第2の処理装置である冷却処理装置が2個であ
ったから、2枚前のウエハを第1の処理装置である成膜
装置に搬入してからXsec後にそのウエハを搬入する
ように制御したが、第2の処理装置が3個の場合には3
枚前のウエハ、4個の場合には4枚前のウエハというよ
うに第2の処理装置の個数前のウエハを第1の処理装置
に搬入してから少なくともXsec後にそのウエハを搬
入するようにすればよい。
【0026】さらにまた、上記実施形態では被処理体と
して半導体ウエハを用いた場合について示したが、これ
に限らず、LCD基板等、他の被処理体であってもよい
ことはいうまでもない。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第2の処理装置をn個とし、かつ第1の処理装置に搬送
しようとする被処理体のn枚前の被処理体が第1の処理
装置での処理が終了した時点から、そのn枚前の被処理
体が第2の処理装置へ搬送され第2の処理を終了し、当
該第2の処理装置から搬出され前記搬送機構が空くまで
の時間をXとした場合に、そのXを予め決定し、n枚前
の被処理体を第1の処理装置に搬入するための搬送が開
始されてから少なくともX経過後に当該被処理体を第1
の処理装置へ搬入するようにしたので、n枚前の被処理
体と同じ第2の処理装置を使用することとなる当該被処
理体が第1の処理を終了して第2の処理装置へ搬入する
際に、当該第2の処理装置は確実に空いていることとな
り、当該被処理体の第1の処理装置での待機時間を実質
的になくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る処理システムを概略
的に示す水平断面図。
【図2】図1の処理システムにおけるウエハの搬送動作
の一実施形態のシーケンスの一部を示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
TF1,TF2,TF3……成膜処理装置(第1の処理
装置) CL1,CL2……冷却処理装置(第2の処理装置) 1……ウエハ搬送室 2,3……カセット室 10……ウエハ搬送装置(搬送装置) 20……搬送コントローラ(制御機構) 100……成膜処理システム(処理システム) W……半導体ウエハ(基板)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理体に対して第1の処理を行う1個
    以上の第1の処理装置と、 被処理体に対して第2の処理を行う1個以上の第2の処
    理装置と、 これら第1の処理装置および第2の処理装置に対して被
    処理体の搬入出を行う共通の搬送装置と、 前記搬送装置を制御する制御機構とを具備し、 前記第1の処理装置のいずれかで前記第1の処理を行っ
    た後、連続して前記第2の処理装置のいずれかで前記第
    2の処理を行う一連の処理を、複数の被処理体について
    連続的に行う処理システムであって、 前記制御機構は、前記第2の処理装置をn個とし、かつ
    前記第1の処理装置に搬送しようとする被処理体のn枚
    前の被処理体が第1の処理装置での処理が終了した時点
    から、そのn枚前の被処理体が第2の処理装置へ搬送さ
    れ第2の処理を終了し、当該第2の処理装置から搬出さ
    れ前記搬送機構が空くまでの時間をXとした場合に、こ
    のXを予め決定し、前記n枚前の被処理体を前記第1の
    処理装置へ搬入するための搬送が開始されてからX経過
    後に当該被処理体の前記第1の処理装置への搬入を許可
    することを特徴とする処理システム。
  2. 【請求項2】 前記第1の処理装置の数が前記第2の処
    理装置の数よりも多いことを特徴とする請求項1に記載
    の処理システム。
  3. 【請求項3】 被処理体を搬入出する搬入出部をさらに
    具備し、前記Xは、前記第1の処理装置に搬送しようと
    する被処理体のn枚前の被処理体が第1の処理装置での
    処理が終了した時点から、そのn枚前の被処理体が第2
    の処理装置へ搬送され第2の処理を終了し、当該第2の
    処理装置から搬出され前記搬入出部へ搬送されて前記搬
    送機構が空くまでの時間であることを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載の処理システム。
  4. 【請求項4】 前記搬送装置が収容された搬送室をさら
    に具備し、前記第1の処理装置および第2の処理装置
    は、前記搬送室に接続されていることを特徴とする請求
    項1から請求項3のいずれか1項に記載の処理システ
    ム。
  5. 【請求項5】 被処理体に対して第1の処理を行う1個
    以上の第1の処理装置と、被処理体に対して第2の処理
    を行う1個以上の第2の処理装置と、これら第1の処理
    装置および第2の処理装置に対して被処理体の搬入出を
    行う共通の搬送装置とを具備する処理システムを用い
    て、前記第1の処理装置のいずれかで前記第1の処理を
    行った後、連続して前記第2の処理装置のいずれかで前
    記第2の処理を行う一連の処理を、複数の被処理体につ
    いて連続的に行う処理方法であって、 前記第2の処理装置をn個とし、かつ前記第1の処理装
    置に搬送しようとする被処理体のn枚前の被処理体が第
    1の処理装置での処理が終了した時点から、そのn枚前
    の被処理体が第2の処理装置へ搬送され第2の処理を終
    了し、当該第2の処理装置から搬出され前記搬送機構が
    空くまでの時間をXとした場合に、このXを予め決定
    し、前記n枚前の被処理体を前記第1の処理装置へ搬入
    するための搬送が開始されてから少なくともX経過後に
    当該被処理体を前記第1の処理装置へ搬入することを特
    徴とする処理方法。
JP2001269211A 2001-09-05 2001-09-05 処理システムおよび処理方法 Expired - Lifetime JP4657528B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001269211A JP4657528B2 (ja) 2001-09-05 2001-09-05 処理システムおよび処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001269211A JP4657528B2 (ja) 2001-09-05 2001-09-05 処理システムおよび処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003077978A true JP2003077978A (ja) 2003-03-14
JP4657528B2 JP4657528B2 (ja) 2011-03-23

Family

ID=19095070

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001269211A Expired - Lifetime JP4657528B2 (ja) 2001-09-05 2001-09-05 処理システムおよび処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4657528B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005082404A (ja) * 2003-09-05 2005-03-31 Samsung Electronics Co Ltd インライン搬送システム
JP2014078576A (ja) * 2012-10-10 2014-05-01 Hitachi High-Technologies Corp 真空処理装置及び真空処理方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09283589A (ja) * 1996-04-08 1997-10-31 Hitachi Ltd 基板の処理方法及び処理装置
JPH10335412A (ja) * 1997-05-29 1998-12-18 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置
JPH11102953A (ja) * 1997-08-01 1999-04-13 Kokusai Electric Co Ltd 基板搬送制御方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09283589A (ja) * 1996-04-08 1997-10-31 Hitachi Ltd 基板の処理方法及び処理装置
JPH10335412A (ja) * 1997-05-29 1998-12-18 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置
JPH11102953A (ja) * 1997-08-01 1999-04-13 Kokusai Electric Co Ltd 基板搬送制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005082404A (ja) * 2003-09-05 2005-03-31 Samsung Electronics Co Ltd インライン搬送システム
JP2014078576A (ja) * 2012-10-10 2014-05-01 Hitachi High-Technologies Corp 真空処理装置及び真空処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4657528B2 (ja) 2011-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6410889B2 (en) Method and apparatus for reducing contamination in a wafer loadlock of a semiconductor wafer processing system
JP3978393B2 (ja) 基板処理装置
JP5223778B2 (ja) 基板処理装置、基板処理方法及び記憶媒体
JP5384925B2 (ja) 基板処理装置及び半導体装置の製造方法
JP2007149948A (ja) 真空処理装置
JP4451076B2 (ja) 真空処理装置
WO2003098684A1 (fr) Dispositif de traitement de substrats et procede de traitement de substrat
JPH0799224A (ja) 多チャンバ型半導体製造装置
JP2006245312A (ja) 半導体装置の製造方法
US20050224102A1 (en) Apparatus and method of rinsing and drying semiconductor wafers
JP4477982B2 (ja) クラスタツールの処理システム及び滞在時間監視プログラム
JP6363929B2 (ja) 処理装置および処理方法
JP2003077978A (ja) 処理システムおよび処理方法
TWI408727B (zh) 基板處理裝置之排程作成方法及資訊記錄媒體
JPH1092900A (ja) 真空処理装置
JPH0252449A (ja) 基板のロード・アンロード方法
JP4258000B2 (ja) マルチチャンバシステムを用いた処理方法
JP2012209591A (ja) 基板処理装置、基板処理方法及び記憶媒体
JP2014120618A (ja) 真空処理装置及び真空処理方法
WO2022065077A1 (ja) 搬送方法及び処理システム
US11823932B2 (en) Substrate processing system and substrate processing apparatus
JP2005136021A (ja) 基板処理装置
JP2006222328A (ja) 基板処理装置
JPH09159981A (ja) 成膜装置
JPH10154741A (ja) 真空中製造複合装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080725

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100405

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100427

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100625

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101221

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101222

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140107

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4657528

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term