JP2003077835A - Iii族窒化物素子及びiii族窒化物エピタキシャル基板 - Google Patents

Iii族窒化物素子及びiii族窒化物エピタキシャル基板

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JP2003077835A
JP2003077835A JP2001270758A JP2001270758A JP2003077835A JP 2003077835 A JP2003077835 A JP 2003077835A JP 2001270758 A JP2001270758 A JP 2001270758A JP 2001270758 A JP2001270758 A JP 2001270758A JP 2003077835 A JP2003077835 A JP 2003077835A
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iii nitride
group iii
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superlattice structure
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JP2001270758A
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Tomohiko Shibata
智彦 柴田
Mitsuhiro Tanaka
光浩 田中
Osamu Oda
小田  修
Kazumasa Hiramatsu
和政 平松
Hideto Miyake
秀人 三宅
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NGK Insulators Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】特にAlを含むIII族窒化物膜から構成される
素子の転位量を低減させてその結晶性を向上させるとも
に、前記素子を構成するに際して好適に用いることので
きるエピタキシャル基板を提供する。 【解決手段】所定の基材1上にIII族窒化物下地層2、
超格子構造3、及びIII族窒化物層群5をこの順に形成
する。基材1、III族窒化物下地層2、及び超格子構造
3はエピタキシャル基板4を構成する。超格子構造3
は、複数のIII族窒化物膜が積層されるとともに、隣接
する前記III族窒化物膜のAl組成差が10原子%以上
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、III族窒化物素子
及びIII族窒化物エピタキシャル基板に関し、詳しく
は、フォトニックデバイス及び電子デバイスなどの半導
体素子、並びにフィールドエミッタなどの素子として好
適に用いることのできるIII族窒化物素子、及び前記素
子を構成する基板として好適に用いることのできるIII
族窒化物エピタキシャル基板に関する。
【0002】
【従来の技術】III族窒化物膜は、フォトニックデバイ
ス及び電子デバイスなどの半導体素子を構成する半導体
膜として用いられており、近年においては、携帯電話な
どに用いられる高速ICチップなどを構成する半導体膜
としても注目を浴びている。また、特にAlを含むIII
族窒化物膜は、フィールドエミッタへの応用材料として
注目されている。
【0003】そして、近年においては、このようなIII
族窒化物膜を形成する基板として、所定の基材上にエピ
タキシャル成長により形成した下地膜を具える、いわゆ
るエピタキシャル基板が頻繁に用いられている。そし
て、このエピタキシャル基板上に、単層のIII族窒化物
膜あるいは複数のIII族窒化物膜が積層されてなる所定
のIII族窒化物層群をMOCVD法などを用いて形成す
ることにより、目的とする素子を得ている。
【0004】前記下地膜は、特にAlを含有したIII族
窒化物膜のエピタキシャル成長を容易にすべく、Alを
含有したIII族窒化物から構成することが好ましい。さ
らに、Al含有窒化物は大きなバンドギャップを有する
ため、このようなバンドギャップの大きな材料からなる
下地膜をIII族窒化物膜と基材との間に挿入することに
より、半導体素子などの効率を向上させることもでき
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにして作製した素子においては、エピタキシャル基板
を構成する基材とAl含有III族窒化物下地膜との格子
定数差に起因してミスフィット転位が発生してしまい、
このミスフィット転位が貫通転位として前記III族窒化
物下地膜中を貫通し、その表面、すなわちエピタキシャ
ル基板の表面に到達してしまう。このため、前記III族
窒化物下地膜上、すなわち前記エピタキシャル基板上に
形成される前記III族窒化物層群にも、前記ミスフィッ
ト転位に起因した多量の転位が生成されてしまう。
【0006】すなわち、従来の特にAlを含むIII族窒
化物膜から構成される素子においては、転位を多量に含
むことに起因する低結晶性のものしか得ることができ
ず、例えば半導体発光素子などにおいては、その発光効
率が劣化していまい、所望の特性を有する半導体発光素
子を得ることができないでいた。
【0007】本発明は、特にAlを含むIII族窒化物膜
から構成される素子の転位量を低減させてその結晶性を
向上させるともに、前記素子を構成するに際して好適に
用いることのできるエピタキシャル基板を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は、所定の基材と、III族窒化物下地層と、超格
子構造と、III族窒化物層群とを含み、前記III族窒化物
下地層は少なくともAlを含むとともに、前記超格子構
造は、複数のIII族窒化物膜が積層されてなり、隣接す
る前記III族窒化物膜のAl組成差が10原子%以上で
あることを特徴とする、III族窒化物素子に関する。
【0009】また、本発明は、所定の基材と、III族窒
化物下地層と、超格子構造とを含み、前記III族窒化物
下地層は少なくともAlを含むとともに、前記超格子構
造は、複数のIII族窒化物膜が積層されてなり、隣接す
る前記III族窒化物膜のAl組成差が10原子%以上で
あることを特徴とする、III族窒化物エピタキシャル基
板に関する。
【0010】本発明者らは、主としてAl系のIII族窒
化物膜から構成される素子中の転位量を低減させて結晶
性を向上させるべく鋭意検討を行なった。その結果、上
述したAl組成差を有する複数のIII族窒化物膜からな
る超格子構造を含ませることにより、前記目的を達成で
きることを見出した。
【0011】すなわち、前記基板から発生した貫通転位
は前記超格子構造に至ると、その進行方向を変化させる
ため、前記超格子構造を超えて上方に伝播しなくなる。
したがって、前記超格子構造より上方においては前記貫
通転位量が大幅に低減され、良好な結晶性を実現でき
る。
【0012】なお、前記III族窒化物素子において、前
記超格子構造は、必要に応じて前記基材と前記III族窒
化物下地層との間、前記下地層内、前記III族窒化物下
地層と前記III族窒化物層群との間、及び前記III族窒化
物層群を構成するIII族窒化物膜間の少なくとも1つに
設けることができる。いずれの場合においても、前記超
格子構造の上方においては貫通転位の低減に伴って結晶
性が改善される。したがって、目的とする素子の効率な
どの諸特性を向上させることができる。
【0013】同様に、前記III族窒化物エピタキシャル
基板においては、前記基材と前記III族窒化物下地層と
の間、及び前記III族窒化物下地層上の少なくとも1つ
に設けることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面と関連させ
ながら発明の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明のIII族窒化物素子の一例
を概略的に示す構成図であり、図2及び図3は、前記II
I族窒化物素子を構成する超格子構造の具体例を示す構
成図である。
【0016】図1に示すIII族窒化物素子10において
は、所定の基材1上にIII族窒化物下地層2、超格子構
造3、及びIII族窒化物層群5がこの順に形成されてい
る。なお、基材1、III族窒化物下地層2、及び超格子
構造3はエピタキシャル基板4を構成する。超格子構造
3は、本発明に従って複数のIII族窒化物膜が積層され
るとともに、隣接する前記III族窒化物膜のAl組成差
が10原子%以上であることが必要である。
【0017】したがって、例えば、図2に示すように、
GaN膜とAlN膜とが交互に積層された構成を採るこ
とにより、上記要件を満足することができる。なお、G
aN膜とAlN膜との積層順序は、図2に示す場合と逆
であっても良い。
【0018】さらに、図2に示すような態様の他に、基
材1、III族窒化物下地層2、及びIII族窒化物層群5の
種類や、目的とする素子の種類などに応じて上記Al組
成差の要件を満足する限り、超格子構造を構成するIII
族窒化物膜は如何なる組成をも有することができる。
【0019】なお、超格子構造3を構成するIII族窒化
物膜それぞれの厚さは5Å〜1000Åであることが好
ましく、III族窒化物膜の積層数は2〜20であること
が好ましい。
【0020】また、図2に示すような、異なる2種類の
組成のIII族窒化物膜が交互に積層されてなる2層周期
の超格子構造3の代わりに、上記Al組成差の要件を満
足する限り、異なる3種類以上の組成のIII族窒化物膜
が交互に積層されてなる3層周期以上の超格子構造を作
製することもできる。
【0021】図1に示すIII族窒化物素子10のIII族窒
化物層群5などは、一般にMOCVD法によって形成す
るため、超格子構造3についても同じくMOCVD法を
用いて形成し、素子10全体の作製工程を簡略化するこ
とが好ましい。
【0022】具体的には、図2に示すような2層周期の
超格子構造3を作製する場合、予め必要量が設定された
Al原料供給ライン及びGa原料供給ラインを設け、A
lN膜を作製する場合は、前記Al原料供給ラインを開
にし、前記Ga原料供給ラインを閉にする。GaN膜を
作製する場合は、前記Al原料供給ラインを閉にし、前
記Ga原料供給ラインを開にする。そして、前記Al原
料供給ライン及び前記Ga原料供給ラインの開閉を交互
にスイッチングすることにより、図2に示すような超格
子構造3を簡易に作製することができる。
【0023】なお、組成の異なるAlGaN膜の超格子
構造を作製する場合は、第1のAl原料供給ライン及び
第2のAl原料供給ラインを設けると共に、第1のGa
原料供給ライン及び第2のGa原料供給ラインを設け
る。そして、第1のAl原料供給ライン及び第1のGa
原料供給ラインから、超格子構造を構成する第1のIII
族窒化物膜を形成するためのAl原料及びGa原料の必
要量を供給し、第2のAl原料供給ライン及び第2のG
a原料供給ラインから、同じく超格子構造を構成する第
2のIII族窒化物膜を形成するためのAl原料及びGa
原料の必要量を供給する。
【0024】そして、前記第1のIII族窒化物膜を形成
する際には、前記第2のAl原料供給ライン及び前記第
2のGa原料供給ラインを閉状態にし、前記第2のIII
族窒化物膜を形成する際には、前記第1のAl原料供給
ライン及び前記第1のGa原料供給ラインを閉状態にす
る。
【0025】すなわち、前記第1のIII族窒化物膜及び
前記第2のIII族窒化物膜毎に、予め必要量が設定され
たAl原料供給ラインとGa原料供給ラインとを設け、
各III族窒化物膜を形成する際に対応するラインの切り
替えを行なうことによって、迅速に原料供給量を調節す
ることができ、2層周期超格子構造を簡易に形成するこ
とができる。
【0026】3層周期以上の超格子構造を作製する場合
は、原料供給を行なっていない一方の側の原料供給ライ
ンにおける原料供給量を随時変更し、原料供給ラインの
切り替えと、原料供給量の変更とを並行して用いること
により行なう。あるいは、異なるIII族窒化物膜毎に異
なる原料供給ラインを設け、各窒化物膜を形成する際
に、これら原料供給ラインを切り替えることによって実
施する。
【0027】また、超格子構造を構成する異なる組成の
III族窒化物膜毎に原料供給ラインを設ける代わりに、
単一の原料供給ラインを設け、各窒化物膜を形成する際
の原料の供給量を適宜調節することによっても実施する
ことができる。しかしながら、界面において急峻に組成
が変化し、明瞭なAl組成差を有する界面を有する超格
子構造を形成するためには、上述したように、超格子構
造を構成するIII族窒化物毎に原料供給ラインを設け、
この原料供給ラインの切り替えを行なうのが好ましい。
【0028】図1に示すIII族窒化物素子10におい
て、III族窒化物下地層2は、本発明に従って、少なく
ともAlを含むことが必要である。これは、高結晶性の
特にAlを含むIII族窒化物層群5を形成するに際して
要求されるものである。
【0029】III族窒化物下地層2は、基材1とIII族窒
化物層群5との間に位置し、いわばバッファ層的な役割
をも果たすものである。従来、Ga系窒化物膜を作製す
るに際しては、この窒化物膜と基材との格子定数差を緩
和してミスフィット転位の発生を抑制すべき低結晶性、
例えば、MOCVD法を用い、前記基材を500〜60
0℃に加熱して、GaN又はAlNバッファ層などを形
成することが試みられていた。しかしながら、上記のよ
うな低い形成温度に起因して、形成されるGa系窒化物
膜の結晶性は、X線ロッキングカーブの半値幅で200
秒程度と低くかった。
【0030】しかしながら、少なくともAlを含む結晶
性の高い窒化物膜を下地層として用い、隣接するAl組
成差が10原子%以上の超格子を挿入することにより、
X線ロッキングカーブ半値幅が200秒以下の高い結晶
性を有するのみならず、転位密度を大幅に低減したGa
系窒化物膜を作製できることを確認した。下地層2の結
晶性は高いほど好ましく、具体的には、下地層2の(0
02)面におけるX線ロッキングカーブの半値幅で10
0秒以下の高結晶性を呈することが好ましい。
【0031】なお、このような効果は、Ga系窒化物膜
のみならず、Al系窒化物膜に対しても同様の効果を示
すことも確認した。
【0032】このような高結晶性のIII族窒化物下地層
2は、例えば、MOCVD法により基材1を1100℃
以上、好ましくは1250℃以下に加熱して形成する。
【0033】また、上述したような傾向はIII族窒化物
下地層2中のAl含有量が多くなるほど顕著になり、特
にIII族元素中のAl含有量が50原子%以上、さらに
はIII族窒化物下地層2がAlN膜(III族元素中のAl
含有量が100原子%)から構成されることが好まし
い。
【0034】なお、III族窒化物下地層2の厚さは0.
5μm以上であることが好ましく、さらには1μm〜3
μmであることが好ましい。
【0035】なお、III族窒化物層群5、超格子構造
3、及びIII族窒化物下地層2は、Alの他にGa及び
InなどのIII族元素を含有することができ、必要に応
じてGe、Si、Mg、Ca、Zn、Be、P、As及
びBなどの元素を含有することもできる。超格子構造3
においては、各層毎に不純物種類及び不純物濃度を変化
させることもできる。さらに、意識的に添加した元素に
限らず、成膜条件等に依存して必然的に含まれる不純
物、並びに原料、反応管材質に含まれる微量不純物を含
む。
【0036】また、基材1は、サファイア単結晶、Zn
O単結晶、LiAlO単結晶、LiGaO単結晶、
MgAl単結晶、MgO単結晶などの酸化物単結
晶、Si単結晶、SiC単結晶などのIV族あるいはIV−
IV族単結晶、GaAs単結晶、AlN単結晶、GaN単
結晶及びAlGaN単結晶などのIII−V族単結晶、Z
rBなどのホウ化物単結晶などの、公知の基板材料か
ら構成することができる。
【0037】なお、必要に応じて、基材1の、III族窒
化物下地層2を形成すべき主面に対して窒化処理を行な
い、表面窒化層を形成することもできる。これによっ
て、III族窒化物下地層2、さらにはIII族窒化物層群5
の結晶性をさらに向上させることができる。
【0038】上述した態様を採ることにより、図1に示
すIII族窒化物素子10の、超格子構造3上に位置するI
II族窒化物層群5中の転位密度を、例えば、Ga系窒化
物膜を主として含む場合は、10/cm以下、さら
には10/cm以下にまで低減させることができ
る。また、Al系窒化物膜を主として含む場合は、10
10/cm以下、さらには10/cm以下にまで
低減させることができる。
【0039】また、図1に示すIII族窒化物素子10に
おいては、エピタキシャル基板4を構成するIII族窒化
物下地層2とIII族窒化物層群5との間に超格子構造3
を設けているが、エピタキシャル基板4を構成する基材
1とIII族窒化物下地層2との間、又はIII族窒化物層群
5を構成するIII族窒化物膜間に設けることができる。
さらには、III族窒化物下地層2を上下に分割し、この
間に形成することもできる。また、単独の超格子構造3
のみならず、複数の超格子構造を上述した複数の位置に
設けることもできる。
【0040】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。 (実施例)本実施例においては、図4に示すようなPI
N型の半導体発光素子11を作製した。図4に示す半導
体発光素子11においては、基材1、III族窒化物下地
層2、及び超格子構造3から構成されるエピタキシャル
基板4上において、III族窒化物層群5が形成されてい
る。III族窒化物層群5は、第1の導電層5−1、第1
のクラッド層5−2、発光層5−3、第2のクラッド層
5−4、及び第2の導電層5−5が積層されて構成され
ている。また、第1の導電層5−1上には第1の電極6
が形成され、第2の導電層5−5上には第2の電極7が
形成されている。
【0041】基材1として、C面サファイア単結晶を用
い、これを石英製の反応管内に設置されたサセプタ上に
載置した。次いで、圧力を15Torrに設定して、水
素キャリアガスを流速3m/secとなるように供給し
た後、ヒータにより、基材1を1200℃まで加熱し
た。
【0042】次いでに、アンモニアガス(NH)を水
素キャリアガスとともに5分間流し、基材1の主面を窒
化させた。なお、ESCAによる分析の結果、この表面
窒化処理によって、前記主面には窒化層が形成されてお
り、前記主面から深さ1nmにおける窒素含有量が7原
子%であることが判明した。
【0043】次いで、Al供給原料としてトリメチルア
ルミニウム(TMA)を用いるとともに、窒素供給原料
としてアンモニアガス(NH)を用い、これら原料ガ
スを水素キャリアガスとともに、TMAとNHとのモ
ル比が1:450となるようにして前記反応管内に導入
するとともに、基材1上に供給した。そして、120分
間エピタキシャル成長させることによって、III族窒化
物下地層2としてのAlN膜を厚さ2μmに形成した。
【0044】このAlN下地膜の表面平坦性を評価した
ところ、5μmのRaで2Åの平坦な膜であることが判
明し、(002)のロッキングカーブ半値幅が50秒と
いう高結晶を呈することが判明した。
【0045】次いで、2種類の原料供給ラインより、T
MA及びNHのモル比が1:450に設定された原料
供給ガス、並びにGa原料供給ガスとしてのTMG及び
NHのモル比が1:450に設定された原料供給ガス
を交互の前記反応管内に導入して、図2に示すようなG
aN膜とAlN膜とが交互に積層された超格子構造3を
形成した。なお、GaN膜の厚さは15Åとし、AlN
膜の厚さは15Åとするとともに、積層数は4とした。
【0046】次いで、圧力を100Torrに設定し
て、基板温度を1050℃に変更し、第1の導電層5−
1としてSiをドープしたn−Al0.1Ga0.
層を厚さ2μm成長させた。さらに、このn−AlGa
N層上に、第1のクラッド層5−2としてSiをドープ
したn−Al0.2Ga0.8N層を厚さ1000Åに成長さ
せた。その後、この上に発光層5−3を構成するi−A
0.2Ga0.8N層を厚さ100Åで成長させた。
【0047】次いで、前記i−AlGaN層上に第2の
クラッド層5−4として、Mgをドープしたp−Al
0.2Ga0.8N層を厚さ100Åに成長させ、最後に第2
の導電層5−5としてMgをドープしたp−GaN層を
厚さ2000Åに成長させた。
【0048】成長終了後、上記のようにして形成した多
層膜の一部を第1の導電層5−1が露出するまで除去
し、第2の導電層5−5としてのp−GaN層上にAu
/Niからなるp−電極7を形成し、露出した第1の導
電層5−1としてのn−GaN層の表面上にAl/Ti
からなるn−電極6を形成した。
【0049】III族窒化物層群5を構成する第1の導電
層5−1から第2の導電層5−5の転位密度をTEM観
察により調べたところ、いずれの層においても5×10
/cm以下にまで低減されていることが判明した。
【0050】本例では、III族窒化物下地層2から、III
族窒化物層群5までの総てを同一のMOCVD装置を用
いて作製したが、異なるMOCVD装置を用いて作製す
ることも可能である。
【0051】(比較例)超格子構造3を設けない以外
は、実施例と同様にしてPIN型の半導体発光素子を作
製した。なお、このときのIII族窒化物層群を構成する
第1の導電層から第2の導電層の転位密度をTEM観察
により調べたところ、いずれの層においても8×10
/cm程度の転位密度を有することが判明した。
【0052】以上、実施例及び比較例から明らかなよう
に、本発明に従って超格子構造3を有する半導体発光素
子11においては、第1の導電層などから構成されるII
I族窒化物層群5中の転位密度が低減され、それに伴っ
て発光効率が大きく向上していることが分かる。
【0053】以上、具体例を挙げながら、本発明を発明
の実施の形態に基づいて詳細に説明したが、本発明は上
記発明の実施に形態に限定されるものではなく、本発明
の範疇を逸脱しない範囲であらゆる変更や変形が可能で
ある。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
特にAlを含むIII族窒化物膜から構成される素子の転
位量を低減させてその結晶性を向上させるともに、前記
素子を構成するに際して好適に用いることのできるエピ
タキシャル基板を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のIII族窒化物素子の一例を概略的に示
す構成図である。
【図2】III族窒化物素子を構成する超格子構造の具体
例を示す構成図である。
【図3】本発明に従った、PIN型の半導体発光素子の
一例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 基材、2 III族窒化物下地層、3 超格子構造、
4 エピタキシャル基板、5 III族窒化物層群、10
III族窒化物素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小田 修 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日 本碍子株式会社内 (72)発明者 平松 和政 三重県四日市市芝田1−4−22 (72)発明者 三宅 秀人 三重県久居市野村町372−303 Fターム(参考) 5F041 CA04 CA08 CA22 CA40 CA65 CA85 CA87 5F052 DA04 DB01 HA08 JA07 KA02 KA05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の基材と、III族窒化物下地層と、超
    格子構造と、III族窒化物層群とを含み、前記III族窒化
    物下地層は少なくともAlを含むとともに、前記超格子
    構造は複数のIII族窒化物膜が積層されてなり、前記超
    格子構造の、隣接する前記III族窒化物膜のAl組成差
    が10原子%以上であることを特徴とする、III族窒化
    物素子。
  2. 【請求項2】前記超格子構造は、前記基材と前記III族
    窒化物下地層との間、前期下地層内、前記III族窒化物
    下地層と前記III族窒化物層群との間、及び前記III族窒
    化物層群を構成するIII族窒化物膜間の少なくとも1つ
    に設けたことを特徴とする、請求項1に記載のIII族窒
    化物素子。
  3. 【請求項3】前記III族窒化物下地層の(002)面に
    おけるX線ロッキングカーブの半値幅が、100秒以下
    であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のIII
    族窒化物素子。
  4. 【請求項4】前記III族窒化物下地層の、III族元素中に
    おけるAl含有量が50原子%以上であることを特徴と
    する、請求項1〜3のいずれか一に記載のIII族窒化物
    素子。
  5. 【請求項5】前記III族窒化物下地層はAlN膜から構
    成することを特徴とする、請求項4に記載のIII族窒化
    物素子。
  6. 【請求項6】所定の基材と、III族窒化物下地層と、超
    格子構造とを含み、前記III族窒化物下地層は少なくと
    もAlを含むとともに、前記超格子構造は、複数のIII
    族窒化物膜が積層されてなり、隣接する前記III族窒化
    物膜のAl組成差が10原子%以上であることを特徴と
    する、III族窒化物エピタキシャル基板。
  7. 【請求項7】前記超格子構造は、前記基材と前記III族
    窒化物下地層との間、及び前記III族窒化物下地層上の
    少なくとも1つに設けたことを特徴とする、請求項6に
    記載のIII族窒化物エピタキシャル基板。
  8. 【請求項8】前記III族窒化物下地層の(002)面に
    おけるX線ロッキングカーブの半値幅が、100秒以下
    であることを特徴とする、請求項6又は7に記載のIII
    族窒化物エピタキシャル基板。
  9. 【請求項9】前記III族窒化物下地層の、III族元素中に
    おけるAl含有量が50原子%以上であることを特徴と
    する、請求項6〜8のいずれか一に記載のIII族窒化物
    エピタキシャル基板。
  10. 【請求項10】前記III族窒化物下地層はAlN膜から
    構成することを特徴とする、請求項9に記載のIII族窒
    化物エピタキシャル基板。
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