JP2003074758A - ホース - Google Patents

ホース

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JP2003074758A
JP2003074758A JP2001267703A JP2001267703A JP2003074758A JP 2003074758 A JP2003074758 A JP 2003074758A JP 2001267703 A JP2001267703 A JP 2001267703A JP 2001267703 A JP2001267703 A JP 2001267703A JP 2003074758 A JP2003074758 A JP 2003074758A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】接着剤を使用することなく、ゴム層とラミネー
ト層とを良好に接着することができ、しかもガスバリア
性に優れたホースを提供する。 【解決手段】下記の(A)〜(D)を必須成分とするゴ
ム組成物からなるゴム層1と、アルミニウム箔と樹脂と
からなるラミネート層2との積層構造を有するホースで
ある。 (A)エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体およ
びエチレン−プロピレン共重合体の少なくとも一方から
なるゴム。 (B)過酸化物加硫剤。 (C)レゾルシノール系化合物。 (D)メラミン樹脂。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はホースに関するもの
であり、詳しくは二酸化炭素(CO2 )冷媒用エアコン
ホース等の自動車用ホースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、CO2 冷媒用エアコンホース
としては、超臨界CO2 性の観点から、内層にエチレン
−プロピレン−ジエン三元共重合体(以下「EPDM」
と略す)からなるゴム層を形成し、その外周面にアルミ
ニウム箔を芯材とするラミネート層が形成され、さらに
その外周面にEPDMからなるゴム層を形成したホース
が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のCO2 冷媒用エアコンホースは、通常、ゴム層とラ
ミネート層とを接着剤を用いて接着しているため、接着
剤の塗布むら等により、ゴム層とラミネート層との接着
力が不充分で、ラミネート層の耐久性が低下し、ガスバ
リア性に劣るという問題がある。また、接着剤の塗布工
程が必要であるため、製造工程が複雑でコストも高くな
るとともに、接着剤のポットライフの心配や濃度管理等
が必要になり、安定生産性に劣るという問題もある。さ
らには、接着剤の希釈溶媒としてトルエン等の有機溶媒
を使用するため、環境汚染等の問題もある。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、接着剤を使用することなく、ゴム層とラミネー
ト層とを良好に接着することができ、しかもガスバリア
性に優れたホースの提供をその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のホースは、下記の(A)〜(D)を必須
成分とするゴム組成物からなるゴム層と、アルミニウム
箔と樹脂とからなるラミネート層との積層構造を有する
という構成をとる。 (A)エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体およ
びエチレン−プロピレン共重合体の少なくとも一方から
なるゴム。 (B)過酸化物加硫剤。 (C)レゾルシノール系化合物。 (D)メラミン樹脂。
【0006】すなわち、本発明者らは、接着剤を使用す
ることなく、ゴム層とラミネート層とを良好に接着する
ことができ、しかもガスバリア性に優れたホースを得る
べく鋭意研究を重ねた。そして、ゴム層用材料であるゴ
ム組成物中に接着剤成分を練り込むことを想起し、接着
性に優れたゴムと接着剤成分との組み合わせについて研
究開発を続けた結果、ゴム材料の中でも比較的コストが
安く、超臨界CO2 でも発泡することがないEPDMお
よびエチレン−プロピレン共重合体(以下「EPM」と
略す)に着目し、これに特定の接着剤成分(レゾルシノ
ール系化合物とメラミン樹脂)を練り込み、これを過酸
化物加硫剤を用いて加硫すると、ラミネート層との優れ
た接着力が得られることを見いだし、本発明に到達し
た。なお、特殊なゴム組成物からなるゴム層が、ラミネ
ート層との優れた接着力を有する理由は、以下のように
推測される。上記レゾルシノール系化合物は主に接着剤
として作用するとともに、上記メラミン樹脂は主に接着
助剤として作用し、上記レゾルシノール系化合物がメラ
ミン樹脂からCH2 Oを供与され、これがラミネート層
中のポリアミド樹脂等の樹脂と共有結合することによ
り、接着力が向上するものと思われる。例えば、下記の
一般式(C)で表されるレゾルシノール系化合物が、メ
ラミン樹脂からCH2 Oを供与され、下記の一般式
(C′)で表される構造となり、これが下記の反応式に
示すように、ラミネート層中のポリアミド樹脂のポリア
ミド結合(−CONH−)と共有結合して強固に接着す
るものと思われる。なお、上記レゾルシノール系化合物
の水酸基の一部は、ポリアミド樹脂のポリアミド結合と
水素結合しており、この水素結合も接着効果の向上に関
与しているものと思われる。
【0007】
【化1】
【0008】
【化2】
【0009】
【化3】
【0010】また、上記レゾルシノール系化合物(C)
とメラミン樹脂(D)との配合比を、所定の範囲に設定
すると、ゴム層とラミネート層との接着力が向上する。
【0011】さらに、レゾルシノール系化合物(C)の
エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体(A)に対
する配合割合を所定の範囲に設定すると、ゴム層とラミ
ネート層との接着力が向上する。
【0012】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。
【0013】本発明のホースは、例えば、図1に示すよ
うに、特殊なゴム組成物からなるゴム層1の外周面にラ
ミネート層2が形成され、さらにその外周面に特殊なゴ
ム組成物からなるゴム層1が形成されて構成されてい
る。
【0014】上記ゴム層1用材料である特殊なゴム組成
物は、特定のゴム(A成分)と、過酸化物加硫剤(B成
分)と、レゾルシノール系化合物(C成分)と、メラミ
ン樹脂(D成分)とを用いて得ることができる。
【0015】上記特定のゴム(A成分)としては、エチ
レン−プロピレン−ジエン三元共重合体(EPDM)お
よびエチレン−プロピレン共重合体(EPM)の少なく
とも一方が用いられる。上記EPDMは、ゴム組成物の
基材として用いられるものであれば特に限定するもので
はないが、ヨウ素価が6〜30の範囲、エチレン比率が
48〜70重量%の範囲のものが好ましく、特に好まし
くはヨウ素価が10〜24の範囲、エチレン比率が50
〜60重量%の範囲のものである。
【0016】上記EPDMに含まれるジエン系モノマー
(第3成分)としては、特に限定はないが、炭素数5〜
20のジエン系モノマーが好ましく、具体的には、1,
4−ペンタジエン、1,4−ヘキサジエン、1,5−ヘ
キサジエン、2,5−ジメチル−1,5−ヘキサジエ
ン、1,4−オクタジエン、1,4−シクロヘキサジエ
ン、シクロオクタジエン、ジシクロペンタジエン(DC
P)、5−エチリデン−2−ノルボルネン(ENB)、
5−ブチリデン−2−ノルボルネン、2−メタリル−5
−ノルボルネン、2−イソプロペニル−5−ノルボルネ
ン等があげられる。これらジエン系モノマー(第3成
分)のなかでも、ジシクロペンタジエン(DCP)、5
−エチリデン−2−ノルボルネン(ENB)が好まし
い。
【0017】上記特定のゴム(A成分)とともに用いら
れる過酸化物加硫剤(B成分)としては、例えば、2,
4−ジクロロベンゾイルペルオキシド、ベンゾイルペル
オキシド、1,1−ジ−t−ブチルペルオキシ−3,
3,5−トリメチルシクロヘキサン、2,5−ジメチル
−2,5−ジベンゾイルペルオキシヘキサン、n−ブチ
ル−4,4′−ジ−t−ブチルペルオキシバレレート、
ジクミルパーオキサイド、t−ブチルペルオキシベンゾ
エート、ジ−t−ブチルペルオキシ−ジイソプロピルベ
ンゼン、t−ブチルクミルパーオキサイド、2,5−ジ
メチル−2,5−ジ−t−ブチルペルオキシヘキサン、
ジ−t−ブチルパーオキサイド、2,5−ジメチル−
2,5−ジ−t−ブチルペルオキシヘキシン−3等があ
げられる。これらは単独でもしくは2種以上併せて用い
られる。これらのなかでも、臭気が問題ない点で、ジ−
t−ブチルペルオキシ−ジイソプロピルベンゼンが好適
に用いられる。
【0018】上記過酸化物加硫剤(B成分)の配合割合
は、上記特定のゴム(A成分)100重量部(以下
「部」と略す)に対して、1.5〜20部の範囲が好ま
しい。すなわち、B成分が1.5部未満であると、架橋
が不充分で、ホースの強度に劣り、逆にB成分が20部
を超えると、硬くなりすぎ、ホースの柔軟性に劣る傾向
がみられるからである。
【0019】上記A成分およびB成分とともに用いられ
るレゾルシノール系化合物(C成分)としては、主に接
着剤として作用するものであれば特に限定はなく、例え
ば、変性レゾルシン・ホルムアルデヒド樹脂、レゾルシ
ン、レゾルシン・ホルムアルデヒド(RF)樹脂等があ
げられる。これらは単独でもしくは2種以上併せて用い
られる。これらのなかでも、蒸散性、吸湿性、ゴムとの
相溶性の点で、変性レゾルシン・ホルムアルデヒド樹脂
が好適に用いられる。
【0020】上記変性レゾルシン・ホルムアルデヒド樹
脂としては、例えば、下記の一般式(1)〜(3)で表
されるものがあげられる。このなかでも、下記の一般式
(1)で表されるものが特に好ましい。
【0021】
【化4】
【0022】
【化5】
【0023】
【化6】
【0024】上記レゾルシノール系化合物(C成分)の
配合割合は、上記特定のゴム(A成分)100部に対し
て、0.1〜10部の範囲が好ましく、特に好ましくは
0.5〜5部である。すなわち、C成分が0.1部未満
であると、ラミネート層との接着性に劣り、逆にC成分
が10部を超えると、コストアップにつながるからであ
る。
【0025】上記A〜C成分とともに用いられるメラミ
ン樹脂(D成分)としては、主に接着助剤として作用す
るものであれば特に限定はなく、例えば、ホルムアルデ
ヒド・メラミン重合物のメチル化物、ヘキサメチレンテ
トラミン等があげられる。これらは単独でもしくは2種
以上併せて用いられる。これらのなかでも、蒸散性、吸
湿性、ゴムとの相溶性の点で、ホルムアルデヒド・メラ
ミン重合物のメチル化物が好適に用いられる。
【0026】上記ホルムアルデヒド・メラミン重合物の
メチル化物としては、例えば、下記の一般式(4)で表
されるものが好適に用いられる。
【0027】
【化7】
【0028】そして、上記メラミン樹脂(D成分)のな
かでも、上記一般式(4)で表される化合物の混合物が
好ましく、n=1の化合物が43〜44重量%、n=2
の化合物が27〜30重量%、n=3の化合物が26〜
30重量%の混合物が特に好ましい。
【0029】また、上記レゾルシノール系化合物(C成
分)と、メラミン樹脂(D成分)との配合比は、重量比
で、C成分/D成分=1/0.5〜1/2の範囲が好ま
しく、特に好ましくはC成分/D成分=1/0.77〜
1/1.5である。すなわち、D成分の重量比が0.5
未満であると、ゴム層の引張強さ(TB)や伸び(E
B)等の常態物性が若干悪くなる傾向がみられ、逆にD
成分の重量比が2を超えると、接着性が飽和し接着力が
安定するため、それ以上D成分の重量比を高くしても、
コストアップにつながるのみで、それ以上の効果は期待
できないからである。
【0030】なお、上記特殊なゴム組成物には、上記A
〜D成分に加えて、カーボンブラック、プロセスオイル
等を配合することが好ましい。
【0031】また、上記特殊なゴム組成物には、上記各
成分に加えて、老化防止剤、加工助剤、架橋促進剤、白
色充填剤、反応性モノマー、発泡剤等を必要に応じて適
宜配合しても差し支えない。
【0032】上記特殊なゴム組成物は、上記A〜D成分
および必要に応じてその他の成分を配合し、これをロー
ル、ニーダー、バンバリーミキサー等の混練機を用いて
混練することにより調製することができる。
【0033】上記ラミネート層2に用いる樹脂として
は、特に限定はないが、ポリアミド樹脂、エチレン−ビ
ニルアルコール共重合体(EVOH)等があげられる。
これらは単独でもしくは2種以上併せて用いられる。
【0034】上記ポリアミド樹脂は、ポリアミド結合
(−CONH−)を繰り返し単位にもつ高分子化合物で
あれば特に限定はなく、例えば、重合形式により、以下
のものがあげられる。
【0035】(1)ジアミンと二塩基酸との重縮合によ
るもの、例えば、ヘキサメチレンジアミン、デカメチレ
ンジアミン、ドデカメチレンジアミン、2,2,4−ま
たは2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジアミン、
1,3−または1,4−ビス(アミノメチル)シクロヘ
キサン、ビス(p−アミノシクロヘキシルメタン)、m
−またはp−キシリレンジアミンのような脂肪族、脂環
族または芳香族のジアミンと、アジピン酸、スベリン
酸、セバシン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、テレフ
タル酸、イソフタル酸のような脂肪族、脂環族または芳
香族のジカルボン酸とから製造されるポリアミド樹脂。
【0036】(2)アミノカルボン酸の重縮合によるも
の、例えば、6−アミノカプロン酸、11−アミノウン
デカン酸、12−アミノドデカン酸のようなアミノカル
ボン酸から製造される結晶性または非結晶性のポリアミ
ド樹脂。
【0037】(3)ラクタムの開環重合によるもの、例
えば、ε−カプロラクタム、ω−ドデカラクタムのよう
なラクタムから製造されるポリアミド樹脂。
【0038】本発明で用いるポリアミド樹脂としては、
上記ポリアミド樹脂の他、共重合ポリアミド樹脂、ポリ
アミド樹脂の混合物等が使用できる。上記ポリアミド樹
脂の具体例としては、ナイロン6、ナイロン66、ナイ
ロン610、ナイロン612、ナイロン11、ナイロン
12、芳香族ナイロン、非晶質ナイロン等があげられ
る。これらのなかでも、剛性および耐熱性が特に良好な
点で、ナイロン6、ナイロン66が好ましい。
【0039】上記EVOHとしては、特に限定はない
が、通常、ASTM D 1238、190℃、2.1
6kgにおけるメルトフローレート〔MFR〕(日本名
称:メルトインデックス)が1〜10g/10分、好ま
しくは1〜6g/10分の範囲のものが用いられる。
【0040】また、上記ラミネート層2に用いるアルミ
ニウム箔は、アルミニウム単体のみならず、アルミニウ
ム合金からなる箔であっても差し支えない。
【0041】上記ラミネート層2は、アルミニウム箔と
樹脂フィルムとを接着剤等を用いて積層したものあれば
特に限定はなく、例えば、アルミニウム箔と樹脂フィル
ムとの2層構造(アルミニウム箔/樹脂フィルム)、ア
ルミニウム箔を芯材としその両面を樹脂フィルムでサン
ドイッチした3層構造(樹脂フィルム/アルミニウム箔
/樹脂フィルム)等があげられる。なお、上記接着剤と
しては、通常のラミネート工法に用いられるものであれ
ば、特に限定はない。
【0042】上記ラミネート層2の具体例としては、ア
ルミニウム箔を芯材としその両面をポリアミド(PA)
樹脂フィルムでサンドイッチした3層構造(PA樹脂フ
ィルム/アルミニウム箔/PA樹脂フィルム)、アルミ
ニウム箔を芯材としその両面をEVOHフィルムでサン
ドイッチした3層構造(EVOHフィルム/アルミニウ
ム箔/EVOHフィルム)、アルミニウム箔を芯材とし
その両面をEVOHフィルムでサンドイッチし、さらに
その両面をPA樹脂フィルムでサンドイッチした5層構
造(PA樹脂フィルム/EVOHフィルム/アルミニウ
ム箔/EVOHフィルム/PA樹脂フィルム)等があげ
られる。
【0043】そして、前記図1に示したホースは、例え
ば、つぎのようにして作製することができる。すなわ
ち、まず、マンドレル上に上記特殊なゴム組成物を押し
出し成形した後、その表面に上記金属箔等を巻き付けて
ラミネート層2を形成した。ついで、上記ラミネート層
2の表面に上記特殊なゴム組成物を押し出し成形し、こ
れら全体を加硫した後、マンドレルを抜き取った。この
ようにして、ゴム層1の外周面にラミネート層2が形成
され、さらにその外周面にゴム層1が形成されてなるホ
ース(図1参照)を作製することができる。
【0044】このようにして得られるホース各層の厚み
は、ホースの用途にもより異なるが、ゴム層1の厚み
は、通常、0.5〜4mmであり、好ましくは1〜3m
mである。また、ラミネート層2の総厚みは、通常、8
μm〜0.4mmであり、柔軟性とガスバリア性のバラ
ンスを考慮すると、15μm〜0.3mmの範囲が好ま
しい。さらに、ホースの内径は、用途によって異なる
が、通常、2〜40mmであり、好ましくは4〜35m
mである。
【0045】本発明のホースは、前記図1に示した構造
に限定されるものではなく、ゴム層とラミネート層との
積層構造を有するものであれば、ゴム層とラミネート層
との2層構造であってもよく、またゴム層とラミネート
層のいずれが内層であってもよい。
【0046】また、本発明においては、ゴム層1(外
層)の外周面に補強層を形成し、さらにその外周面に汎
用ゴム層を形成しても差し支えない。
【0047】上記補強層用材料としては、例えば、ビニ
ロン糸、ポリアミド糸(ナイロン)糸、アラミド糸、ポ
リエチレンテレフタレート(PET)糸、ワイヤー等が
あげられる。
【0048】上記汎用ゴム層用材料としては、例えば、
EPDM、ブチルゴム(IIR)、ハロゲン化ブチルゴ
ム(Cl−IIR,Br−IIR)、イソプレンゴム
(IR)、ウレタンゴム、クロロプレンゴム(CR)、
エピクロロヒドリンゴム(ECO)、フッ素ゴム等の汎
用ゴムがあげられる。これらのなかでも、比較的安価で
ある点で、EPDMが好適に用いられる。
【0049】本発明のホースは、各層の構成を適宜選択
することにより、CO2 冷媒用エアコンホース、燃料電
池車用ホース(メタノール燃料ホース、水素燃料ホー
ス)、自動車等の車両におけるエンジンとラジエーター
との接続に用いられるラジエーターホースやエンジンと
ヒーターコアとの接続に用いられるヒーターホース等の
エンジン冷却系ホース、ガソリン燃料ホース等の自動車
用ホースとして好適に用いることできる。なお、EPD
Mは耐ガソリン性に劣るため、ガソリン燃料ホースとし
て使用する場合は、特殊なゴム組成物からなるゴム層は
内層以外の層(例えば、外層)として用いることが望ま
しい。
【0050】つぎに、実施例について比較例と併せて説
明する。
【0051】まず、実施例および比較例に先立ち、下記
に示す材料を調製した。
【0052】〔ゴム(A成分)〕EPDM(住友化学
工業社製、エスプレン501A)〔ヨウ素価:12、エ
チレン比率:50重量%、ムーニー粘度(ML1+4
100℃):43〕
【0053】〔ゴム(A成分)〕EPM(住友化学工
業社製、エスプレン201)
【0054】〔過酸化物加硫剤(B成分)〕ジ−t−ブ
チルペルオキシ−ジイソプロピルベンゼン(日本油脂社
製、ペロキシモンF−40)
【0055】〔レゾルシノール系化合物(C成分)〕前
記一般式(1)で表される変性レゾルシン・ホルムアル
デヒド樹脂(住友化学工業社製、スミカノール620)
【0056】〔メラミン樹脂(D成分)〕ホルムアルデ
ヒド・メラミン重合物のメチル化物(住友化学工業社
製、スミカノール507A)
【0057】〔カーボンブラック〕東海カーボン社製、
シーストSO
【0058】〔プロセスオイル〕出光興産社製、ダイア
ナプロセスPW−380
【0059】〔加硫促進剤〕テトラメチルチウラムジ
スルフィド(三新化学社製、サンセラーTT)
【0060】〔加硫促進剤〕ジメチルジチオカルバミ
ン酸亜鉛(三新化学社製、サンセラーPZ)
【0061】〔加硫促進剤〕メルカプトベンゾチアゾ
ール(三新化学社製、サンセラーM)
【0062】〔加硫剤〕硫黄
【0063】
【実施例1】〔ゴム組成物の調製〕EPDM100部
と、過酸化物加硫剤4.2部と、レゾルシノール系化合
物1部と、メラミン樹脂0.77部と、カーボンブラッ
ク100部と、プロセスオイル60部とを配合し、これ
らをロールを用いて混練してゴム組成物を調製した。
【0064】〔ホースの作製〕まず、マンドレル上に上
記ゴム組成物を押し出し成形した後、その表面に総厚み
70μmのラミネート箔(PA6フィルム/アルミニウ
ム箔/PA6フィルム)を巻き付けラミネート層を形成
した。ついで、上記ラミネート層の表面に上記ゴム組成
物を押し出し成形し、これら全体を160℃で45分間
加硫した後、マンドレルを抜き取った。このようにし
て、ゴム層(厚み2mm)の外周面にラミネート層(厚
み70μm)が形成され、さらにその外周面にゴム層
(厚み2mm)が形成されてなるホース(図1参照)を
作製した。
【0065】
【実施例2〜9、比較例1〜4】ゴム層用材料あるいは
ラミネート層用材料を後記の表1〜表3に示す材料に変
更する以外は、実施例1と同様にしてホースを製造し
た。
【0066】このようにして得られた実施例品および比
較例品のホースを用いて、下記の基準に従い、各特性の
評価を行った。これらの結果を、後記の表1〜表3に併
せて示した。
【0067】〔引張強さ(TB)、伸び(EB)〕上記
ゴム組成物を160℃で45分間プレス加硫して、厚み
2mmの加硫ゴムシートを作製した。ついで、JIS
5号ダンベルを打ち抜き、JIS K 6251に準じ
て、引張強さ(TB)および伸び(EB)を評価した。
【0068】〔接着性〕上記ホースから接着評価用試料
(幅20mm、長さ100mm)を切り出し、これを引
張試験機(JIS B 7721)に取り付けて、ゴム
層側を固定してラミネート層側を毎分50mmの速度で
引張り、接着力(kg/25mm)を評価した。また、
その際にゴム層とラミネート層の剥離状態も目視により
観察し、ゴム層が破壊したものを○、界面が剥離したも
のを×として評価した。
【0069】〔ガスバリア性〕上記ホースを用いてホイ
ップ試験を行った。すなわち、図2に示すように、試験
長(ホース長)300mmのホース11の一端12を固
定し、振り幅±5mm、圧力3.5MPa、試験温度1
30℃の条件で、100時間ホイップ試験を行った。そ
して、ホイップ試験後のホースに二酸化炭素を封入し、
これを120℃雰囲気で72時間放置した後のホース重
量を測定し、これをホイップ試験前のホースに二酸化炭
素を封入した時の初期状態の重量と比較した。評価は、
重量が変わらないものを○、ホイップ試験後の重量が軽
くなったもの(二酸化炭素の透過の多いもの)を×とし
た。
【0070】
【表1】
【0071】
【表2】
【0072】
【表3】
【0073】上記結果から、全実施例品のホースは、レ
ゾルシノール系化合物とメラミン樹脂とを併用してなる
特殊なゴム組成物を用いてゴム層を形成しているため、
ゴム層とラミネート層との接着力が極めて高いことがわ
かる。また、ガスバリア性に優れていることもわかる。
【0074】これに対して、比較例1品のホースは、レ
ゾルシノール系化合物およびメラミン樹脂のいずれも配
合していないゴム組成物を用いてゴム層を形成している
ため、ゴム層とラミネート層の接着力が極めて小さく、
界面剥離が生じ、ガスバリア性に劣ることがわかる。比
較例2品のホースは、レゾルシノール系化合物のみを配
合し、メラミン樹脂を配合していないゴム組成物を用い
てゴム層を形成しているため、ゴム層とラミネート層の
接着力が極めて小さく、界面剥離が生じ、ガスバリア性
に劣ることがわかる。比較例3品のホースは、メラミン
樹脂のみを配合し、レゾルシノール系化合物を配合して
いないゴム組成物を用いてゴム層を形成しているため、
ゴム層とラミネート層の接着力が極めて小さく、界面剥
離が生じ、ガスバリア性に劣ることがわかる。比較例4
品のホースは、接着剤成分を含有しているが、過酸化物
加硫剤ではなく硫黄系加硫剤を含有するゴム組成物を用
いてゴム層を形成しているため、ゴム層とラミネート層
の接着力が極めて小さく、界面剥離が生じ、ガスバリア
性に劣ることがわかる。この理由は、硫黄系加硫剤は過
酸化物加硫剤に比べて加硫速度が速く、ラミネート層と
接着する前にゴム層自身が加硫するため、接着力に劣る
ものと推測される。
【0075】
【発明の効果】以上のように、本発明のホースは、特殊
なゴム組成物からなるゴム層と、アルミニウム箔と樹脂
とからなるラミネート層との積層構造を有し、ゴム層自
身が接着性を備えるため、接着剤を使用することなく、
ゴム層とラミネート層とを良好に接着することができ、
しかもガスバリア性に優れている。また、接着剤の塗布
工程が不要(いわゆる接着剤レス)であるため、接着剤
のポットライフの心配や濃度管理等も不要で、安定生産
性に優れるとともに、接着剤の希釈溶媒である有機溶媒
を使用することもないため、環境汚染等の問題もない。
【0076】また、上記レゾルシノール系化合物(C)
とメラミン樹脂(D)との配合比を、所定の範囲に設定
すると、ゴム層とラミネート層との接着力が向上する。
【0077】さらに、レゾルシノール系化合物(C)の
エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体(A)に対
する配合割合を所定の範囲に設定すると、ゴム層とラミ
ネート層との接着力が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のホースの一例を示す断面斜視図であ
る。
【図2】ガスバリア性の評価に用いるホイップ試験の説
明図である。
【符号の説明】 1 ゴム層 2 ラミネート層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) //(C08L 23/16 C08L 61:12 61:12 61:28 61:28) Fターム(参考) 3H111 AA02 BA13 BA25 BA29 BA31 BA34 CA52 CB04 CB14 CB24 CC18 DB09 DB11 DB19 4F100 AA37H AB10B AB33B AH02H AK01C AK32A AK32H AK36A AK46C AK64A AK69C AK75A AL05A AN02A BA03 BA05 BA10A BA10C CA03A CA23 GB32 JD02 JK06 JL00 YY00A 4J002 BB151 CC062 CC183 EK006 FD146

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の(A)〜(D)を必須成分とする
    ゴム組成物からなるゴム層と、アルミニウム箔と樹脂と
    からなるラミネート層との積層構造を有することを特徴
    とするホース。 (A)エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体およ
    びエチレン−プロピレン共重合体の少なくとも一方から
    なるゴム。 (B)過酸化物加硫剤。 (C)レゾルシノール系化合物。 (D)メラミン樹脂。
  2. 【請求項2】 上記ラミネート層が、ポリアミド樹脂お
    よびエチレン−ビニルアルコール共重合体の少なくとも
    一方と、アルミニウム箔とからなるものである請求項1
    記載のホース。
  3. 【請求項3】 上記(C)と(D)との重量混合比が、
    (C)/(D)=1/0.5〜1/2の範囲に設定され
    ている請求項1または2記載のホース。
  4. 【請求項4】 上記(C)の配合割合が、上記(A)1
    00重量部に対して、0.1〜10重量部の範囲に設定
    されている請求項1〜3のいずれか一項に記載のホー
    ス。
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